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<図1>
  • 特許-連結部材 図1
  • 特許-連結部材 図2
  • 特許-連結部材 図3
  • 特許-連結部材 図4
  • 特許-連結部材 図5
  • 特許-連結部材 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-03
(45)【発行日】2025-03-11
(54)【発明の名称】連結部材
(51)【国際特許分類】
   B25H 3/04 20060101AFI20250304BHJP
【FI】
B25H3/04
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2023120152
(22)【出願日】2023-07-24
(65)【公開番号】P2025017195
(43)【公開日】2025-02-05
【審査請求日】2024-03-01
(73)【特許権者】
【識別番号】511028559
【氏名又は名称】有限会社松尾エンジニアリング
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【弁理士】
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】松尾 大輔
【審査官】マキロイ 寛済
(56)【参考文献】
【文献】特許第6154423(JP,B2)
【文献】実開昭61-025866(JP,U)
【文献】特開2004-187696(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25H 3/04
A47F 5/10
A47B 47/00
F16M 1/00 - 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の平坦なシート間を複数の中芯で接続した板状部材であり前記複数の中芯により仕切られて形成された中空長孔を有する板状部材の前記中空長孔の端部が開放されて形成された挿入孔を隣接させて連結する連結部材であって、
前記隣接する挿入孔のうち一方の挿入孔から前記中空長孔内に挿入され、嵌合される第1の柱状部と、
前記隣接する挿入孔のうち他方の挿入孔から前記中空長孔内に前記第1の柱状部よりも後に挿入され、嵌合される第2の柱状部であり、前記第1の柱状部よりも短い第2の柱状部と、
折り曲げ可能なように薄肉状とした薄肉部であり、前記第1の柱状部と前記第2の柱状部とを連結する薄肉部と
を有する連結部材。
【請求項2】
前記第1の柱状部の先端および前記第2の柱状部の先端のいずれか一方または両方が先細り形状である請求項1記載の連結部材。
【請求項3】
前記薄肉部は、前記第1の柱状部および前記第2の柱状部の一側面と同一面とした側面を有する請求項1または2に記載の連結部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板状部材の開放端に形成された挿入孔を隣接させて連結する連結部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば半導体製造装置は、箱体の内部に駆動部を配置したものが多く、箱体の壁面として使用されるパネル状資材が多く用いられる。また、液晶パネル製造装置等においても、パネル状資材が多用される。さらに、これらの装置の内部にも、例えばやや厚みを有する板状ブロック資材等が多用される等、板状資材は様々な製造現場で用いられる。
【0003】
このような製造装置を組み立てる組立現場においては、1台のみの製造に限らず複数の装置を一ヶ所で組み立てることが多い。このため、多くの数の板状資材が組立現場に持ち込まれて組立作業が行われるが、組立現場の床面積も限られることから、例えばパレット上に複数の板状資材を平積みして保管することが行われている。
【0004】
ところが、複数の板状資材を平積みすると表面に傷が入ることがあり、装置組立後、この傷による製品クレームとなることがある。そのため、例えばベース部材の上にコ字状のアングル部材を、板状資材の厚さよりある程度広い間隔で並列させ、隣り合うコ字状アングル部材の間に板状資材を保持させる公知のパネルスタンドが用いられる。しかしながら、これらのパネルスタンドには、分解組立可能なものはほとんどなく、複数のパネルスタンドを設置すると、組立作業のために必要なスペースを確保できなくなる等の問題がある。
【0005】
そこで、本発明者は、保持棚を低コストで製造できるとともに、保持棚組立前の準備作業や分解後の片付けを容易に行うことができる保持棚組立用部材を開発している(特許文献1参照。)。この保持棚組立用部材によれば、2枚の櫛板状部材を重ねて合わせて第1組立ユニットを形成するとともに、2枚の櫛板状部材を連結部材により連結して第2組立ユニットを形成し、第2組立ユニットと第1組立ユニットとを組み合わせることによって保持棚を形成する。
【0006】
連結部材により連結する2枚の櫛板状部材はプラスチックダンボールからなる。プラスチックダンボールは一対の平坦なプラスチックシート間をプラスチックの中芯で接続した中空構造を有し、櫛板状部材の中空構造の開放端には挿入孔が構成されている。連結部材は、この挿入孔に挿入可能な幅で、可撓性を有する合成樹脂製の帯体で形成された接続部材と、この挿入孔に内接する程度の直径を有する合成樹脂製の円筒体で形成された2つの筒状部材とで形成されている。
【0007】
連結部材は、接続部材の一端が2つの櫛板状部材のうち一方の櫛板状部材の先端の挿入孔の1つに挿入され、他端が他方の櫛板状部材の先端の挿入孔に嵌入される。そして、2つの筒状部材をそれぞれの挿入孔に嵌合し、それぞれの接続部材を挿入孔の内側に押圧して固定する。このようにして連結される2枚の櫛板状部材は回動可能に連結され、第2組立ユニットを形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特許第6154423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、上記連結部材を用いて連結する場合、接続部材の両端を2つの櫛板状部材の先端の挿入孔にそれぞれ適切な位置まで挿入した状態を維持しながら、2つの筒状部材をそれぞれの挿入孔に嵌合する必要があり、その作業に時間と手間を用する。また、連結部材が1つの接続部材と2つの筒状部材との合計3つの部材で構成されているため、部品点数が多くなり、コスト増の要因となっている。
【0010】
そこで、本発明は、板状部材の開放端に形成された挿入孔を隣接させて連結する連結部材において、部品点数を少なくして連結作業が容易な連結部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の連結部材は、板状部材の開放端に形成された挿入孔を隣接させて連結する連結部材であって、隣接する挿入孔のうち一方の挿入孔に挿入され、嵌合される第1の柱状部と、隣接する挿入孔のうち他方の挿入孔に第1の柱状部よりも後に挿入され、嵌合される第2の柱状部であり、第1の柱状部よりも短い第2の柱状部と、折り曲げ可能なように薄肉状とした薄肉部であり、第1の柱状部と第2の柱状部とを連結する薄肉部とを有するものである。
【0012】
本発明の連結部材によれば、隣接する挿入孔のうち一方の挿入孔に第2の柱状部よりも長い第1の柱状部を先に挿入し、第1の柱状部よりも短い第2の柱状部を後に挿入するので、第2の柱状部を挿入孔に挿入する際には先に挿入孔に挿入された第1の柱状部によって第2の柱状部が位置決めされており、第2の柱状部の挿入が容易である。
【0013】
本発明の連結部材は、第1の柱状部の先端および第2の柱状部の先端のいずれか一方または両方が先細り形状であることが望ましい。これにより、柱状部を挿入孔に挿入する際、その先端の先細り形状がガイドとなり、挿入孔へ容易に挿入することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の連結部材によれば、第1の柱状部を一方の挿入孔に先に挿入し、これによって位置決めされた第2の柱状部を他方の挿入孔に挿入するだけで隣接する挿入孔を容易に連結することが可能であり、部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施の形態における保持棚の斜視図である。
図2図1の第1組立ユニットを示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図である。
図3図1の第2組立ユニットを示す図であって、(A)は平面図、(B)は右側面図である。
図4】連結部材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は右側面図である。
図5図4の連結部材を折り曲げた状態を示す右側面図である。
図6図4の連結部材の使用方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は本発明の実施の形態における保持棚の斜視図、図2図1の第1組立ユニットを示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図、図3図1の第2組立ユニットを示す図であって、(A)は平面図、(B)は右側面図である。
【0017】
図1において、本発明の実施の形態における保持棚1は、例えば半導体装置や液晶パネル装置等の製造現場で用いられ、装置の組立に必要な板状資材等を立て掛け状に保持可能なものである。保持棚1は、第1組立ユニット10および第2組立ユニット20を含む保持棚組立用部材を用いて組み立て形成される。なお、保持棚1は、半導体装置等の製造現場に限らず、板状資材を扱う現場であれば、例えば建築現場、畳張替現場や木工作業場等の様々な現場で用いることができる。
【0018】
図2に示すように、第1組立ユニット10は、長方形板状の基板部11と、基板部11に直交する複数の櫛歯板部12とにより櫛板状に形成された一対の櫛板状部13A,13Bを2つ連結した、すなわち櫛板状部13A,13Bを二対含む形状である。基板部11は、保持する板状資材のサイズ等の必要に応じた長さL1の長辺を有する長方形板状の板部材で形成される。
【0019】
櫛歯板部12は、短辺が第1幅W1である長方形板状の板部材からなる。櫛歯板部12は、その長辺12A,12Bを基板部11の長辺11A,11Bと直交方向に向けた状態である。櫛歯板部12は、基板部11の一方の長辺11A側に、基板部11の長辺11Aに沿って第2幅W2の間隙15を設けて複数並列される。櫛歯板部12は、基板部11と一体形成される。
【0020】
また、本実施形態においては、櫛板状部13A,13Bは、それぞれ複数並列された櫛歯板部12のうち端に位置する端板部121と基板部11とでL字を形成する。さらに、基板部11の端であって、端板部121側と反対側の端は突出端111を形成する。具体的には、突出端111は、基板部11の長辺11Aに沿って複数並列された櫛歯板部12のうち端板部121と反対側の櫛歯板部122から、櫛歯板部12の間隙15の第2幅W2の長さで突出する。
【0021】
本実施形態においては、二対の櫛板状部13A,13Bの突出端111を同じ側へ向けて、それぞれの櫛歯板部12の先端面どうしが対向配置されてその一辺12Aが繋がった状態となっている。また、二対の櫛板状部13A,13Bの基板部11の長辺11Bの面、すなわち、櫛歯板部12側と反対側の端の一辺である長辺11Bの面どうしが対向配置されてその一辺(櫛歯板部12の繋がった先端面の一辺12Aと反対側の一辺)11Cが繋がった状態となっている。
【0022】
第1組立ユニット10は、プラスチックダンボールからなる。プラスチックダンボールとは、紙段ボールとほぼ同様に、例えば一対の平坦なプラスチックシート間をプラスチックの中芯12C(図1参照。)で接続した中空構造をしたものである。本実施形態における中芯12Cは、櫛歯板部12の第1幅W1方向、すなわち基板部11の長辺11Aに沿って多数連続する凹凸形状を有する。そのため、本実施形態における櫛歯板部12は、櫛歯板部12の長手方向に貫通する複数の中空長孔であって、両端が開放された中空長孔H(図1参照。)を複数有し、櫛板状部13A,13Bは側面視ハーモニカ状に見える。
【0023】
第1組立ユニット10は、上記プラスチックダンボールをカットすることにより上記二対の連結された櫛板状部13A,13Bを形成する。このとき、二対の櫛板状部13A,13Bの一辺12A,11Cが繋がった状態とするため、図2(B)に示すように、一辺12Aと一辺11Cについては互いに逆方向からプラスチックダンボールを完全にカットせず、一方のプラスチックシートがカットされないように、いわゆるハーフカットする。
【0024】
第1組立ユニット10は、上記二対の櫛板状部13A,13Bの繋がった一辺12A,11Cをすべて谷折りすることにより、図1に示すように、櫛歯板部12のそれぞれの繋がった部分が山頂の山部となる2組の山部14を形成する。この中空長孔Hの山部14の開放端近傍が、後述する連結部材30を挿入可能な挿入孔16A,16Bを構成する。本実施形態においては、挿入孔16A,16Bは長方形断面を有する。
【0025】
図3に示すように、第2組立ユニット20は、長方形板状の一対の枠板部21と、第1組立ユニット10の2組の山部14のそれぞれの山部14が間隙22Aに1つずつ挿入される格子板部22とを有する。
【0026】
一対の枠板部21は、前述の基板部11の長辺と同じ長さL1の長辺を有する一対の長方形板状の板部材で形成される。一対の枠板部21は、その長辺どうしが第3幅W3の間隙を設けて対向配置されている。
【0027】
格子板部22は、長方形板状の板部材であり短辺が櫛歯板部12の間隙15と同じ第2幅W2である板部材23が、その長辺を一対の枠板部21の長辺と直交方向に向けた状態で、一対の枠板部21間に、枠板部21の長辺に沿って前述の櫛歯板部12の短辺と同じ第1幅W1の間隙を設けて複数並列されている。また、格子板部22には、長方形板状の板部材24が、第1幅W1の間隙を枠板部21の長辺と直交方向にそれぞれ等しい長さで二分するように設けられている。
【0028】
また、本実施形態においては、一対の枠板部21の一方の端には板部材23が配置され、他方の端は板部材23から一対の枠板部21および板部材24が、前述の櫛歯板部12の短辺と同じ第1幅W1の長さで突出している。
【0029】
なお、櫛歯板部12の短辺と同じ第1幅W1とは、第1幅W1の間隙に櫛歯板部12の第1幅Wの短辺を嵌合可能な幅をいう。また、櫛歯板部12の間隙と同じ第2幅W2とは、櫛歯板部12の第2幅W2の間隙15に格子板部22の第2幅W2の板部材が嵌合可能な幅をいう。
【0030】
第2組立ユニット20は、第1組立ユニット10と同様、プラスチックダンボールからなる。第2組立ユニット20は、プラスチックダンボールをカットすることにより、枠板部21、格子板部22および板部材23が一体成形される。
【0031】
保持棚1は、上記第1組立ユニット10と第2組立ユニット20とを組み合わせることにより形成する。具体的には、図1に示すように、上記第1組立ユニット10の二対の櫛板状部13A,13Bの繋がった一辺12A,11Cをすべて谷折りして櫛歯板部12のそれぞれの繋がった部分が山頂の山部となる2組の山部14を形成する。
【0032】
そして、この第1組立ユニット10の2組の山部14のそれぞれの山部14を第2組立ユニット20の格子板部22の間隙22Aに1つずつ挿入するようにして、第2組立ユニット20を第1組立ユニット10の基板部11のエッジまで押進させるとともに、第1組立ユニット10の2組の山部14それぞれの櫛歯板部12をその繋がった一辺12Aを中心として回動させ、基板部11を広げることにより、保持棚1が組み立て形成される。
【0033】
こうして形成された保持棚1では、櫛歯板部12の第2幅W2の間隙15に様々な板状資材等を差し入れて立て掛け状に保持することができる。また、この保持棚1では、第2組立ユニット20の格子板部22の間隙22Aに第1組立ユニット10のそれぞれの山部14が1つずつ挿入されているため、板状資材の間隙15への出し入れによって二対の櫛板状部13A,13Bの連結部分である一辺11Cが片方に寄ることがない。したがって、保持棚1が不安定となることがなく、板状資材を安定保持することが可能である。
【0034】
また、本実施形態における保持棚1では、山部14の開放端近傍の隣接する挿入孔16A,16Bに図4図6に示す連結部材30を挿入し、これらの隣接する挿入孔16A,16Bを連結することで、ハーフカットされている櫛歯板部12の一辺12Aを補強している。
【0035】
図4は連結部材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は右側面図、図5図4の連結部材を折り曲げた状態を示す右側面図、図6図4の連結部材の使用方法を示す説明図である。
【0036】
連結部材30は、山部14の一辺12Aを挟んで両側に位置する挿入孔16A,16Bにそれぞれ挿入される2つの柱状部31A,31Bを有する。柱状部31A,31Bは、それぞれが挿入される挿入孔16A,16Bに挿入可能な断面を有する。本実施形態においては、柱状部31A,31Bは、挿入孔16A,16Bに対応する長方形断面となっている。また、柱状部31A,31Bの一方の柱状部31Aは他方の柱状部31Bよりも長く(本実施形態においては5mm程度長く)形成されている。
【0037】
柱状部31Aと柱状部31Bとは、連結部材30を図5に示すように折り曲げ可能なように薄肉状とした薄肉部32により連結されている。薄肉部32は、図4に示すように、連結部材30の折り曲げ前の状態において、その一側面32Aが柱状部31A,31Bの一側面34A,34Bと連続する同一面となっている。
【0038】
また、連結部材30の両端部、すなわち柱状部31A,31Bのそれぞれの先端部には、先細りとなるテーパー状のテーパー部33が設けられている。なお、テーパー部33は柱状部31A,31Bのいずれか一方に形成した構成とすることもできる。連結部材30は、合成樹脂により一体成形されている。
【0039】
上記構成の連結部材30は、図6(A)に示すように、まず長い方の柱状部31Aを山部14の一方の櫛歯板部12の挿入孔16Aに挿入する。このとき、柱状部31Aの先端部にはテーパー部33が設けられているため、このテーパー部33をガイドとして柱状部31Aを挿入孔16Aへ容易に挿入することができる。
【0040】
次に、同図(B)に示すように、長い方の柱状部31Aを押進させながら、短い方の柱状部31Bを他方の櫛歯板部12の挿入孔16Bに挿入する。このとき、連結部材30は、挿入しようとする挿入孔16Bに隣接する挿入孔16Aに長い方の柱状部31Aが挿入されているため、挿入孔16Bに挿入する短い方の柱状部31Bの位置が規制されており、挿入孔16Bに対して柱状部31Bが位置決めされ、挿入が容易である。
【0041】
そして、同図(C)に示すように、2つの柱状部31A,31Bを一番奥まで挿入すると、柱状部31A,31Bがそれぞれ挿入孔16A,16Bに嵌合され、山部14の両側の櫛歯板部12が強固に連結される。こうして連結部材30を山部14のそれぞれの櫛歯板部12に適宜数量取り付けた後、前述のように第1組立ユニット10と第2組立ユニット20とを組み合わせると、ハーフカットされている櫛歯板部12の一辺12Aが補強された保持棚1が形成される。
【0042】
なお、第1組立ユニット10および第2組立ユニット20は、本実施形態のようにプラスチックダンボールからなるものに限らず、紙製ダンボール部材、木製板材、合成樹脂製板材、あるいは金属製板材からなってもよい。例えば、木製板材、合成樹脂製板材あるいは金属板材の場合、これらの板部材から上述した形状のものを切りだす等の加工を行うとよい。そして、連結部材30をいる場合、櫛歯板部12の先端に挿入孔を穿設するとよい。あるいは、挿入孔を設けない場合、上述した連結部材30に替えて、蝶番を用い、櫛板状部13A,13Bどうしを回動自在に連結させてもよい。
【0043】
なお、上記実施形態においては、第1組立ユニット10が櫛板状部13A,13Bを二対含むものとし、第2組立ユニット20の格子板部22の間隙22Aに第1組立ユニット10のそれぞれの山部14が1つずつ挿入されるように、格子板部22に、長方形板状の板部材24が第1幅W1の間隙を枠板部21の長辺と直交方向にそれぞれ等しい長さで二分するように設けられている構成について説明したが、第1組立ユニットが三対以上の櫛板状部を含む構成とすることも可能である。
【0044】
すなわち、第1組立ユニットが、櫛板状部をN(N≧2(整数))対含み、N対の櫛板状部が、それぞれの櫛歯板部の先端面どうしが対向配置されてその一辺が繋がった状態であり、かつ、N対の櫛板状部の基板部の櫛歯板部側と反対側の端の一辺であって櫛歯板部の繋がった先端面の一辺と反対側の面の一辺どうしが対向配置されて繋がった状態であり、また、N対の櫛板状部の繋がった一辺をすべて谷折りして櫛歯板部のそれぞれの繋がった部分が山頂の山部となるN組の山部を有する構成とすることも可能である。
【0045】
この場合、第2組立ユニットの格子板部が、長方形板状の板部材が第1幅の間隙を枠板部の長辺と直交方向にそれぞれ等しい長さでN分するように設けられたものとする。これにより、第1組立ユニットのN組の山部のそれぞれの山部が格子板部の間隙に1つずつ挿入されることになり、板状資材の間隙への出し入れによってN対の櫛板状部の連結部分が片方に寄ることがなく、板状資材等の出し入れによって保持棚が不安定となることがなく、板状資材等を安定保持することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明の連結部材は、例えば半導体装置や液晶パネル装置等の製造現場で用いられ、装置の組立に必要な板状資材等を立て掛け状に保持可能な保持棚等を板状部材により組み立て形成するための保持棚組立用部材として有用である。
【符号の説明】
【0047】
1 保持棚
10 第1組立ユニット
11 基板部
12 櫛歯板部
12C 中芯
13A、13B 櫛板状部
14 山部
15 間隙
16A,16B 挿入孔
20 第2組立ユニット
21 枠板部
22 格子板部
23,24 板部材
30 連結部材
31A,31B 柱状部
32 薄肉部
33 テーパー部
111 突出端
121 端板部
122 櫛歯板部
図1
図2
図3
図4
図5
図6