(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-03
(45)【発行日】2025-03-11
(54)【発明の名称】メッセージ表示方法及び電子デバイス
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20250304BHJP
H04M 1/72436 20210101ALI20250304BHJP
H04M 1/72439 20210101ALI20250304BHJP
H04M 1/72469 20210101ALI20250304BHJP
H04L 51/10 20220101ALI20250304BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20250304BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20250304BHJP
【FI】
H04L51/04
H04M1/72436
H04M1/72439
H04M1/72469
H04L51/10
H04N21/431
G06F3/0484
(21)【出願番号】P 2023519481
(86)(22)【出願日】2021-09-22
(86)【国際出願番号】 CN2021119555
(87)【国際公開番号】W WO2022068642
(87)【国際公開日】2022-04-07
【審査請求日】2023-05-08
(31)【優先権主張番号】202011051557.X
(32)【優先日】2020-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ロン
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-175450(JP,A)
【文献】特表2017-521804(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0367484(US,A1)
【文献】GIFアニメ画像を停止して読み込ませ、クリックで再生させる2つの方法,2016年04月14日,インターネット <URL https://webtukuru.com/web/gif-anime-control/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
H04M 1/72436
H04M 1/72439
H04M 1/72469
H04L 51/10
H04N 21/431
G06F 3/0484
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子デバイスに適用されるメッセージ表示方法であって、前記電子デバイスにはインスタントメッセージアプリケーションがインストールされ、前記方法は、
前記電子デバイスによって、前記インスタントメッセージアプリケーションの第1ユーザチャットインタフェースを表示する段階、ここで、前記第1ユーザチャットインタフェースは第1映像メッセージを含み、前記第1映像メッセージは第1領域及び第2領域を含み、前記第1映像メッセージは第1映像に関連付けられ、前記第1映像は第1音声及び少なくとも1つのフレームの第1画像を含み、前記第1領域は前記第1音声に対応し、前記第2領域は前記少なくとも1つのフレームの第1画像に対応し;
前記第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第1方式で前記第1映像を再生する段階;及び、
前記電子デバイスによって、前記第2領域上で前記ユーザによって実行された操作に応答して、第2方式で前記第1映像を再生する段階
を備え、
前記第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第1方式で前記第1映像を再生する前記段階は、
前記第1領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第1音声のみを再生する段階
を含む方法。
【請求項2】
前記第2領域が、前記少なくとも1つのフレームの画像に対応することは、
前記第2領域が、ターゲット画像のサムネイルを表示するために使用され、前記ターゲット画像は、前記少なくとも1つのフレームの第1画像の1つであることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第2方式で前記第1映像を再生する前記段階は、
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生し、前記第1音声を再生する段階
を含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生する前記段階は、
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、
ウィンドウにおいて前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生する段階;又は
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、全画面モードで前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生する段階
を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は更に、
前記ユーザが前記
ウィンドウをタップすることに応答して、前記電子デバイスによって、前記第1映像を全画面モードで再生する段階
を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第2方式で前記第1映像を再生する前記段階は、
前記電子デバイスによって、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生するが、前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して前記第1音声を再生することをスキップする段階
を含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生するが、前記第1音声を再生することをスキップする前記段階は、
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を再生し、前記第1音声を、前記少なくとも1つのフレームの第1画像が表示されるときに表示するためのテキストに変換する段階
を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に第2映像メッセージを含み、前記第2映像メッセージは第2映像と関連付けられ、前記第2映像メッセージは第3領域及び第4領域を含み、前記第2映像は、第2音声、及び、少なくとも1つのフレームの第2画像を含み、前記第3領域は前記第2音声に対応し、前記第4領域は、前記少なくとも1つのフレームの第2画像に対応し、前記第1映像メッセージ及び前記第2映像メッセージの両方は未読状態にあり、前記第2映像メッセージは、前記第1映像メッセージの後に続き;
前記方法は更に、
前記第1領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記第1音声が完全に再生された後に、前記電子デバイスによって、前記第2音声を自動的に再生する段階
を備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に第1ボイスメッセージを含み、前記第1ボイスメッセージは、前記第1映像メッセージの後に続き、前記第1ボイスメッセージ及び前記第1映像メッセージの両方は未読状態にあり;前記方法は更に、
前記第1領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記第1音声が完全に再生された後に、前記電子デバイスによって、前記第1ボイスメッセージに関連付けられた人声を自動的に再生する段階
を備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に第2ボイスメッセージ及び第3映像メッセージを含み、前記第3映像メッセージは第3映像と関連付けられ、前記第3映像は、第3音声、及び、少なくとも1つのフレームの第3画像を含み、前記第3映像メッセージは、第5領域及び第6領域を含み、前記第5領域は前記第3音声に対応し、前記第6領域は前記少なくとも1つのフレームの第3画像に対応し、前記第2ボイスメッセージの後に前記第3映像メッセージが続き、前記第2ボイスメッセージ及び前記第3映像メッセージの両方は未読状態にあり;前記方法は更に、
前記第2ボイスメッセージ上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第2ボイスメッセージと関連付けられた人声を再生し、前記第2ボイスメッセージと関連付けられた前記人声が完全に再生された後に、前記第3音声を自動的に再生する段階
を備える、
請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は更に、前記電子デバイスによって、前記第1ユーザチャットインタフェースにおいて第1操作を受信する段階;及び
前記第1操作に応答して、前記電子デバイスによって、カメラを使用することによって撮影を実行し、撮影インタフェースを表示する段階、ここで、前記撮影インタフェースは、前記カメラによって撮像された画像を表示するために使用される、
を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1操作は、前記第1ユーザチャットインタフェースにおける、前記ユーザによる上向きのスライドである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、前記第1ユーザチャットインタフェースにおいて第2操作を受信する段階;及び
前記第2操作に応答して、前記電子デバイスによって、マイクを使用することによって人声を収集する段階
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に、第1コントロール、第7領域、及び第8領域を含み、前記第1コントロールはメッセージ入力に使用され、前記第7領域及び前記第8領域は重複せず;
前記第1操作は、前記ユーザが前記第1コントロールをホールドし、前記第7領域へスライドすることであり;
前記第2操作は、前記ユーザが、前記第1コントロールをホールドし、前記第8領域へスライドすることである、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第7領域は更に、前記カメラによって撮像された前記画像を表示するために使用される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、前記統合及び転送ボックスはM個のプロファイル写真を含み、前記M個のプロファイル写真は、前記N個のメッセージが転送されるユーザグループ又はユーザを示すために使用され、前記M個のプロファイル写真の各々は1つの削除アイコンを含む;及び、
前記ユーザが前記M個のプロファイル写真における第1プロファイル写真上の削除アイコンをタップすることに応答して、前記電子デバイスによって、前記統合及び転送ボックスにおける前記第1プロファイル写真を削除する段階、ここで、M及びNは正の整数である、
を含む、
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、前記統合及び転送ボックスは第2コントロール及び/又は第3コントロールを含む;
前記第2コントロール上の操作に応答して、前記電子デバイスによって、チャット選択インタフェースを表示する段階、ここで、前記チャット選択インタフェースは、メッセージが統合及び転送されるユーザグループ又はユーザを選択するために使用される;及び
前記第3コントロール上の操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記ユーザがメッセージを選択するために使用されるユーザチャットインタフェースを表示する段階、ここで、Nは正の整数である、
を備える、
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、前記統合及び転送ボックスは、メッセージ数プロンプト情報を含み、前記メッセージ数プロンプト情報は、前記ユーザによって転送されるメッセージの数を示すために使用され、Nは正の整数である、
を備える、
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスはK個のメッセージを含み、前記K個のメッセージは、第2ユーザチャットインタフェースにおけるN個の転送予定のメッセージを含み、KはNより大きい又はそれに等しく、K及びNは正の整数である;及び
前記N個の転送予定のメッセージにおける第2メッセージに対して前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスは、前記第2メッセージと関連付けられたファイルを開く段階、ここで、前記第2メッセージと関連付けられた前記ファイルは、人声、映像、音声及び映像、文書、写真、場所、及びリンクのうちの1つである、
を備える、
請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記K個のメッセージは各々、吹き出し形式で表示される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記N個の転送予定のメッセージの各々は、1つの選択コントロールに対応し、前記N個の転送予定のメッセージの各々に対応する前記選択コントロールは、選択された状態にあり;
前記N個の転送予定のメッセージにおける第3メッセージに対応する選択コントロール上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第3メッセージに対応する前記選択コントロールを前記選択された状態から未選択状態に切り替え、ここで、前記電子デバイスは、前記第3メッセージに対応する前記選択コントロールが前記未選択状態にあるとき、前記第3メッセージを転送することをスキップする、
請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、第3ユーザチャットインタフェースを表示する段階、ここで、前記第3ユーザチャットインタフェースは、第4メッセージを含み、前記第4メッセージは、統合及び転送されたチャット履歴と関連付けられ、前記統合及び転送されたチャット履歴は前記N個の転送予定のメッセージを含む;及び
前記第4メッセージに対して前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記チャット履歴の詳細なインタフェースを表示する段階、ここで、前記チャット履歴の前記詳細なインタフェースは、前記N個の転送予定のメッセージを含み、前記N個の転送予定のメッセージは吹き出し形式で表示される、
を備える、
請求項16から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
電子デバイスに適用されるメッセージ表示方法であって、前記電子デバイスにはインスタントメッセージアプリケーションがインストールされ、前記方法は、
前記電子デバイスによって、前記インスタントメッセージアプリケーションの第1ユーザチャットインタフェースを表示する段階、ここで、前記第1ユーザチャットインタフェースは第1映像メッセージを含み、前記第1映像メッセージは第1領域及び第2領域を含み、前記第1映像メッセージは第1映像に関連付けられ、前記第1映像は第1音声及び少なくとも1つのフレームの第1画像を含み、前記第1領域は前記第1音声に対応し、前記第2領域は前記少なくとも1つのフレームの第1画像に対応し;
前記第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第1方式で前記第1映像を再生する段階;及び、
前記電子デバイスによって、前記第2領域上で前記ユーザによって実行された操作に応答して、第2方式で前記第1映像を再生する段階
を備え、
前記第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第1方式で前記第1映像を再生する前記段階は、
前記第1領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第1音声を再生し、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を
ウィンドウにおいて再生する段階
を含み;
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、第2方式で前記第1映像を再生する前記段階は、
前記第2領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第1音声を再生し、前記少なくとも1つのフレームの第1画像を全画面モードで再生する段階
を含む、方法。
【請求項24】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に第2映像メッセージを含み、前記第2映像メッセージは第2映像と関連付けられ、前記第2映像メッセージは第3領域及び第4領域を含み、前記第2映像は、第2音声、及び、少なくとも1つのフレームの第2画像を含み、前記第3領域は前記第2音声に対応し、前記第4領域は、前記少なくとも1つのフレームの第2画像に対応し、前記第1映像メッセージ及び前記第2映像メッセージの両方は未読状態にあり、前記第2映像メッセージは、前記第1映像メッセージの後に続き;
前記方法は更に、
前記第1領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記第1音声が完全に再生された後に、前記電子デバイスによって、前記第2音声を自動的に再生する段階
を備える、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に第1ボイスメッセージを含み、前記第1ボイスメッセージは、前記第1映像メッセージの後に続き、前記第1ボイスメッセージ及び前記第1映像メッセージの両方は未読状態にあり;前記方法は更に、
前記第1領域上で前記ユーザによって実行される前記操作に応答して、前記第1音声が完全に再生された後に、前記電子デバイスによって、前記第1ボイスメッセージに関連付けられた人声を自動的に再生する段階
を備える、
請求項23又は24に記載の方法。
【請求項26】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に第2ボイスメッセージ及び第3映像メッセージを含み、前記第3映像メッセージは第3映像と関連付けられ、前記第3映像は、第3音声、及び、少なくとも1つのフレームの第3画像を含み、前記第3映像メッセージは、第5領域及び第6領域を含み、前記第5領域は前記第3音声に対応し、前記第6領域は前記少なくとも1つのフレームの第3画像に対応し、前記第2ボイスメッセージの後に前記第3映像メッセージが続き、前記第2ボイスメッセージ及び前記第3映像メッセージの両方は未読状態にあり;前記方法は更に、
前記第2ボイスメッセージ上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第2ボイスメッセージと関連付けられた人声を再生し、前記第2ボイスメッセージと関連付けられた前記人声が完全に再生された後に、前記第3音声を自動的に再生する段階
を備える、
請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記方法は更に、前記電子デバイスによって、前記第1ユーザチャットインタフェースにおいて第1操作を受信する段階;及び
前記第1操作に応答して、前記電子デバイスによって、カメラを使用することによって撮影を実行し、撮影インタフェースを表示する段階、ここで、前記撮影インタフェースは、前記カメラによって撮像された画像を表示するために使用される、
を備える、請求項23から26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記第1操作は、前記第1ユーザチャットインタフェースにおける、前記ユーザによる上向きのスライドである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、前記第1ユーザチャットインタフェースにおいて第2操作を受信する段階;及び
前記第2操作に応答して、前記電子デバイスによって、マイクを使用することによって人声を収集する段階
を備える、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記第1ユーザチャットインタフェースは更に、第1コントロール、第7領域、及び第8領域を含み、前記第1コントロールはメッセージ入力に使用され、前記第7領域及び前記第8領域は重複せず;
前記第1操作は、前記ユーザが前記第1コントロールをホールドし、前記第7領域へスライドすることであり;
前記第2操作は、前記ユーザが、前記第1コントロールをホールドし、前記第8領域へスライドすることである、
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第7領域は更に、前記カメラによって撮像された前記画像を表示するために使用される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、前記統合及び転送ボックスはM個のプロファイル写真を含み、前記M個のプロファイル写真は、前記N個のメッセージが転送されるユーザグループ又はユーザを示すために使用され、前記M個のプロファイル写真の各々は1つの削除アイコンを含む;及び、
前記ユーザが前記M個のプロファイル写真における第1プロファイル写真上の削除アイコンをタップすることに応答して、前記電子デバイスによって、前記統合及び転送ボックスにおける前記第1プロファイル写真を削除する段階、ここで、M及びNは正の整数である、
を含む、
請求項23から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、前記統合及び転送ボックスは第2コントロール及び/又は第3コントロールを含む;
前記第2コントロール上の操作に応答して、前記電子デバイスによって、チャット選択インタフェースを表示する段階、ここで、前記チャット選択インタフェースは、メッセージが統合及び転送されるユーザグループ又はユーザを選択するために使用される;及び
前記第3コントロール上の操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記ユーザがメッセージを選択するために使用されるユーザチャットインタフェースを表示する段階、ここで、Nは正の整数である、
を備える、
請求項23から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、前記統合及び転送ボックスは、メッセージ数プロンプト情報を含み、前記メッセージ数プロンプト情報は、前記ユーザによって転送されるメッセージの数を示すために使用され、Nは正の整数である、
を備える、
請求項23から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、統合及び転送ボックスを表示する段階、ここで、前記統合及び転送ボックスはK個のメッセージを含み、前記K個のメッセージは、第2ユーザチャットインタフェースにおけるN個の転送予定のメッセージを含み、KはNより大きい又はそれに等しく、K及びNは正の整数である;及び
前記N個の転送予定のメッセージにおける第2メッセージに対して前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスは、前記第2メッセージと関連付けられたファイルを開く段階、ここで、前記第2メッセージと関連付けられた前記ファイルは、人声、映像、音声及び映像、文書、写真、場所、及びリンクのうちの1つである、
を備える、
請求項23から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記K個のメッセージは各々、吹き出し形式で表示される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記N個の転送予定のメッセージの各々は、1つの選択コントロールに対応し、前記N個の転送予定のメッセージの各々に対応する前記選択コントロールは、選択された状態にあり;
前記N個の転送予定のメッセージにおける第3メッセージに対応する選択コントロール上で前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第3メッセージに対応する前記選択コントロールを前記選択された状態から未選択状態に切り替え、ここで、前記電子デバイスは、前記第3メッセージに対応する前記選択コントロールが前記未選択状態にあるとき、前記第3メッセージを転送することをスキップする、
請求項35又は36に記載の方法。
【請求項38】
前記方法は更に、
前記電子デバイスによって、第3ユーザチャットインタフェースを表示する段階、ここで、前記第3ユーザチャットインタフェースは、第4メッセージを含み、前記第4メッセージは、統合及び転送されたチャット履歴と関連付けられ、前記統合及び転送されたチャット履歴は前記N個の転送予定のメッセージを含む;及び
前記第4メッセージに対して前記ユーザによって実行される操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記チャット履歴の詳細なインタフェースを表示する段階、ここで、前記チャット履歴の前記詳細なインタフェースは、前記N個の転送予定のメッセージを含み、前記N個の転送予定のメッセージは吹き出し形式で表示される、
を備える、
請求項32から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを備える電子デバイスであって、
前記1又は複数のメモリは1又は複数のコンピュータプログラムを格納し、前記1又は複数のコンピュータプログラムは命令を含み、前記命令が前記1又は複数のプロセッサによって実行されるとき、前記電子デバイスは、請求項1から38のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、
電子デバイス。
【請求項40】
コンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムが電子デバイス上で実行されるとき、前記電子デバイスは、請求項1から38のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項41】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは命令を含み、前記命令がコンピュータ上で実行されるとき、前記コンピュータは、請求項1から38のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は、2020年9月29日に中国国家知識産権局に出願された、「メッセージ表示方法及び電子デバイス」と題する中国特許出願第202011051557.X号の優先権を主張し、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、端末技術の分野、特に、メッセージ表示方法及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
インスタントメッセージは、インターネットベースの通信方式であり、2以上の人々がインターネットを通じてテキスト、人声、映像、及び写真などのメッセージを送信することを可能にする。これにより、人々の通信方式が豊富になり、人々の生活及び仕事に対する大きな便宜が提供される。インスタントメッセージアプリケーションは、例えば、WeChat(登録商標)、QQ(登録商標)、DingTalk(登録商標)又はMeeTime(登録商標)などのインスタントメッセージを実装するためのツールであり、通信サービスをユーザに提供するために電子デバイス(例えば、携帯電話又はタブレットコンピュータ)にインストールされ得る。しかしながら、従来技術において、ユーザが使用する上でより便利にするために、インスタントメッセージアプリケーションのいくつかの機能が更に改善される必要がある。
【発明の概要】
【0004】
本願は、メッセージ表示方法及び電子デバイスを提供し、その結果、ユーザは、ユーザの要求に基づいて、映像メッセージの領域に対する操作を実行することを選択でき、電子デバイスは、当該領域に対応する映像再生方式で、映像メッセージに関連付けられた映像を再生できる。これにより、映像メッセージに関連付けられた映像を再生する柔軟性を改善することを助ける。
【0005】
第1態様によれば、本願の実施形態はメッセージ表示方法を提供する。本方法は、電子デバイスに適用される。インスタントメッセージアプリケーションは電子デバイスにインストールされる。方法は具体的には以下を含む。
【0006】
電子デバイスはインスタントメッセージアプリケーションの第1ユーザチャットインタフェースを表示し、ここで、第1ユーザチャットインタフェースは第1映像メッセージを含み、第1映像メッセージは、第1領域及び第2領域を含み、第1映像メッセージは第1映像と関連付けられ、第1映像は、第1音声及び少なくとも1つのフレームの第1画像を含み、第1領域は第1音声に対応し、第2領域は少なくとも1つのフレームの第1画像に対応し;電子デバイスは、第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、第1方式で第1映像を再生し;電子デバイスは、第2領域上でユーザによって実行される操作に応答して第2方式で第1映像を再生する。
【0007】
本願の本実施形態において、第1映像メッセージは第1領域及び第2領域を含み、その結果、電子デバイスは、第1領域上でユーザによって実行された操作に応答して、第1方式で第1映像を再生でき、第2領域上でユーザによって実行された操作に応答して、第2方式で第1映像を再生できる。これにより、第1映像を再生する柔軟性を改善することを助ける。
【0008】
第1映像メッセージに関連付けられた第1映像は、ユーザの操作に応答して電子デバイスによって送信され得るか、又は、電子デバイスによって受信され得ることに留意されたい。これについては、限定されない。
【0009】
可能な設計において、第2領域は、以下の方式で少なくとも1つのフレームの画像に対応し得る。
【0010】
第2領域は、ターゲット画像のサムネイルを表示するために使用され、ターゲット画像は、第1映像に関連付けられた画像である。これにより、第2領域上で鮮明な表示をユーザに提供することを助ける。
【0011】
例えば、第1映像に関連付けられた画像は、少なくとも1つのフレームの第1画像の1つである。別の例では、第1映像に関連付けられた画像は、予め定められた画像であり、予め定められた画像は少なくとも1つのフレームの第1画像と異なる。
【0012】
可能な設計において、電子デバイスが第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して第1方式で第1映像を再生することは以下の方式で実装され得る。
【0013】
電子デバイスは第1音声を再生するが、第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して少なくとも1つのフレームの第1画像を再生することをスキップする。
【0014】
電子デバイスが第2領域上でユーザによって実行された操作に応答して第2方式で第1映像を再生することは以下の方式で実装され得る。
【0015】
電子デバイスは、第2領域上でユーザによって実行される操作に応答して、少なくとも1つのフレームの第1画像を再生し、第1音声を再生する。
【0016】
上述の技術的解決手段によれば、ユーザは、第1映像における音声のみを再生できるが、ユーザの要求に基づいて少なくとも1つのフレームの画像を再生できない。
【0017】
可能な設計において、電子デバイスは、以下の方式で少なくとも1つのフレームの第1画像を再生し得る。
【0018】
電子デバイスは、小さいウィンドウにおいて少なくとも1つのフレームの第1画像を再生し、又は、電子デバイスは、全画面モードにおいて少なくとも1つのフレームの第1画像を再生する。
【0019】
可能な設計において、電子デバイスが第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して第1方式で第1映像を再生することは以下の方式で実装され得る。
【0020】
第1領域上でユーザによって実行された操作に応答して、電子デバイスは第1音声を再生し、小さいウィンドウにおいて、少なくとも1つのフレームの第1画像を再生する。
【0021】
電子デバイスが第2領域上でユーザによって実行された操作に応答して第2方式で第1映像を再生することは以下の方式で実装され得る。
【0022】
第2領域上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは第1音声を再生し、全画面モードにおいて少なくとも1つのフレームの第1画像を再生する。
【0023】
可能な設計において、電子デバイスは、ユーザが小さいウィンドウをタップすることに応答して、全画面モードで第1映像を再生する。このように、少なくとも1つのフレームの第1画像が小さいウィンドウにおいて再生されるとき、ユーザが全画面再生に切り替えるのに便利である。
【0024】
可能な設計において、電子デバイスが第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して第1方式で第1映像を再生することは以下の方式で実装され得る。
【0025】
電子デバイスは第1音声を再生するが、第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して少なくとも1つのフレームの第1画像を再生することをスキップする。
【0026】
電子デバイスが第2領域上でユーザによって実行された操作に応答して第2方式で第1映像を再生することは以下の方式で実装され得る。
【0027】
電子デバイスは、第2領域上でユーザによって実行される操作に応答して、少なくとも1つのフレームの第1画像を再生するが、第1音声を再生することをスキップする。
【0028】
可能な設計において、電子デバイスが、第2領域上でユーザによって実行される操作に応答して、少なくとも1つのフレームの第1画像を再生するが、第1音声の再生をスキップすることは、以下の方式で実装され得る。
【0029】
第2領域上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、少なくとも1つのフレームの第1画像を再生し、少なくとも1つのフレームの第1画像が表示されるとき、第1音声をテキストに変換して表示する。このように、ユーザが音声を再生しないとき、少なくとも1つのフレームの画像が見られるときに理解が影響を受けない。
【0030】
例えば、少なくとも1つのフレームの第1画像が再生されるとき、第1音声から変換されたテキストは字幕形式で表示され得る。
【0031】
可能な設計において、第1ユーザチャットインタフェースは更に第2映像メッセージを含み、第2映像メッセージは第2映像に関連付けられ、第2映像メッセージは第3領域及び第4領域を含み、第2映像は第2音声及び少なくとも1つのフレームの第2画像を含み、第3領域は第2音声に対応し、第4領域は、少なくとも1つのフレームの第2画像に対応し、第1映像メッセージ及び第2映像メッセージの両方は未読状態であり、第2映像メッセージは第1映像メッセージに続き;第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、第1音声が完全に再生された後に第2音声を自動的に再生する。これによりユーザの操作を低減することを助ける。
【0032】
第1映像メッセージ及び第2映像メッセージは各々、2つの領域に表示され、すなわち、第1映像メッセージの表示スタイルは、第2映像メッセージの表示スタイルと同一であることに留意されたい。
【0033】
可能な設計において、第1ユーザチャットインタフェースは更に第1ボイスメッセージを含み、第1ボイスメッセージは第1映像メッセージに続き、第1ボイスメッセージ及び第1映像メッセージの両方は未読状態であり;第1領域上でユーザによって実行される操作に応答して、第1音声が完全に再生された後に、電子デバイスは、第1ボイスメッセージに関連付けられた人声を自動的に再生する。これによりユーザの操作を低減することを助ける。
【0034】
可能な設計において、第1ユーザチャットインタフェースは更に第2ボイスメッセージ及び第3映像メッセージを含み、第3映像メッセージは第3映像に関連付けられ、第3映像は第3音声及び少なくとも1つのフレームの第3画像を含み、第3映像メッセージは第5領域及び第6領域を含み、第5領域は第3音声に対応し、第6領域は少なくとも1つのフレームの第3画像に対応し、第3映像メッセージは第2ボイスメッセージに続き、第2ボイスメッセージ及び第3映像メッセージの両方は未読状態であり;第2ボイスメッセージ上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、第2ボイスメッセージに関連付けられた人声を再生し、第2ボイスメッセージに関連付けられた人声が完全に再生された後に、第3音声を自動的に再生する。これによりユーザの操作を低減することを助ける。
【0035】
可能な設計において、電子デバイスは、第1ユーザチャットインタフェースにおいて第1操作を受信し;第1操作に応答して、電子デバイスは、カメラを使用することによって撮影を実行し、撮影インタフェースを表示し、撮影インタフェースは、カメラによって撮像される画像を表示するために使用される。上述の技術的解決手段によれば、ユーザは、1つの操作のみを実行することによって映像記録又は画像撮影を実行できる。これにより、カメラを使用することによって撮影を実行するように電子デバイスをトリガする方式を簡素化する。
【0036】
可能な設計において、第1操作は、第1ユーザチャットインタフェースにおいてユーザが上向きにスライドすることである。
【0037】
可能な設計において、電子デバイスは、第1ユーザチャットインタフェースにおいて第2操作を受信し;第2操作に応答して、電子デバイスは、マイクを使用することによって人声を収集する。このように、ユーザが人声を収集するのに便利である。
【0038】
可能な設計において、第1ユーザチャットインタフェースは更に、第1コントロール、第7領域、及び第8領域を含み、第1コントロールはメッセージ入力に使用され、第7領域及び第8領域は重複せず;第1操作は、ユーザが第1コントロールをホールドして第7領域へスライドすることであり;第2操作は、ユーザが第1コントロールをホールドして第8領域へスライドすることである。これにより、ユーザが音声及び映像ミキシングを実装することを助ける。
【0039】
可能な設計において、第7領域は更に、カメラによって撮像された画像を表示するために使用される。このように、ユーザが画像をプレビューするのに便利である。
【0040】
可能な設計において、電子デバイスは統合及び転送ボックスを表示し、統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、統合及び転送ボックスは、M個のプロファイル写真を含み、M個のプロファイル写真は、N個のメッセージが転送されるユーザグループ又はユーザを示すために使用され、M個のプロファイル写真の各々は1個の削除アイコンを含み;ユーザがM個のプロファイル写真における第1プロファイル写真上の削除アイコンをタップすることに応答して、電子デバイスは、統合及び転送ボックスにおける第1プロファイル写真を削除し、M及びNは正の整数である。このように、ユーザが、N個のメッセージが転送されるユーザグループ又はユーザを削除するのに便利である。
【0041】
可能な設計において、電子デバイスは統合及び転送ボックスを表示し、統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、統合及び転送ボックスは第2コントロール及び/又は第3コントロールを含み;第2コントロール上の操作に応答して、電子デバイスはチャット選択インタフェースを表示し、チャット選択インタフェースは、メッセージが統合及び転送されるユーザグループ又はユーザを選択するために使用され、第3コントロール上の操作に応答して、電子デバイスは、ユーザがメッセージを選択するために使用されるユーザチャットインタフェースを表示し、Nは正の整数である。このように、統合及び転送中にユーザがメッセージ、ユーザグループ、又はユーザを追加又は削除するのに便利である。
【0042】
可能な設計において、電子デバイスは、統合及び転送ボックスを表示し、統合及び転送ボックスは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個のメッセージを転送するために使用され、統合及び転送ボックスは、メッセージ数プロンプト情報を含み、メッセージ数プロンプト情報は、ユーザによって転送されるメッセージの数を示すために使用され、Nは正の整数である。このように、ユーザが、転送されるメッセージの数を見るのに便利である。
【0043】
可能な設計において、電子デバイスは、統合及び転送ボックスを表示し、統合及び転送ボックスはK個のメッセージを含み、K個のメッセージは、第2ユーザチャットインタフェースにおいてN個の転送予定のメッセージを含み、KはNより大きい又はそれに等しく、K及びNは正の整数であり;N個のメッセージにおける第2メッセージに対してユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、第2メッセージに関連付けられたファイルを開き、第2メッセージに関連付けられたファイルは、人声、映像、音声及び映像、文書、写真、場所、及びリンクの1つである。このように、ユーザは統合及び転送ボックスにおいて、メッセージに関連付けられたファイルをプレビューできる。
【0044】
可能な設計において、統合及び転送ボックスにおけるK個のメッセージは各々、吹き出し形式で表示される。このように、ユーザがK個のメッセージを見るのに便利である。
【0045】
可能な設計において、N個のメッセージの各々は1つの選択コントロールに対応し、N個のメッセージの各々に対応する選択コントロールは選択された状態にあり;N個のメッセージにおける第3メッセージに対応する選択コントロール上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、第3メッセージに対応する選択コントロールを、選択された状態から未選択状態に切り替え、電子デバイスは、第3メッセージに対応する選択コントロールが未選択状態にあるときに第3メッセージを転送することをスキップする。このように、統合及び転送中にユーザがメッセージを追加又は削除するのに便利である。
【0046】
いくつかの実施形態において、KがNより大きいとき、N個のメッセージ以外のK個のメッセージにおけるメッセージに対応する選択コントロールは、未選択状態にあることに留意されたい。他のメッセージにおける第4メッセージに対応する選択コントロール上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、第4メッセージに対応する選択コントロールを未選択状態から選択された状態に切り替える。電子デバイスは、第4メッセージに対応する選択コントロールが選択された状態にあるとき、第4メッセージを転送する。
【0047】
可能な設計において、電子デバイスは、第3ユーザチャットインタフェースを表示し、第3ユーザチャットインタフェースは第5メッセージを含み、第5メッセージは統合及び転送されたチャット履歴と関連付けられ、統合及び転送されたチャット履歴はN個のメッセージを含み;第5メッセージ上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、チャット履歴の詳細なインタフェースを表示し、チャット履歴の詳細なインタフェースはN個のメッセージを含み、N個のメッセージは吹き出し形式で表示される。このように、ユーザのチャット履歴を復元して見ることができる。
【0048】
第2態様によれば、本願の実施形態は電子デバイスを提供する。電子デバイスは、第1態様又は第1態様の可能な設計のいずれか1つにおける方法を実行するモジュール/ユニットを含む。これらのモジュール/ユニットは、ハードウェアによって実装されてもよく、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。
【0049】
第3態様によれば、本願の実施形態は、チップを提供する。チップは電子デバイスにおけるメモリに連結され、メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出し、本願の実施形態の第1態様、及び、本願の実施形態の第1態様の可能な設計のいずれか1つにおける技術的解決手段を実行するように構成されている。本願の実施形態における「連結」とは、2つのコンポーネントが直接的に、又は、間接的に互いに組み合わされることを示す。
【0050】
第4態様によれば、本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムが電子デバイス上で実行されるとき、電子デバイスは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つにおける技術的解決手段を実行することが可能となる。
【0051】
第5態様によれば、本願の実施形態は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは命令を含み、命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つにおける技術的解決手段を実行することが可能である。
【0052】
第6態様によれば、本願の実施形態は、電子デバイス上のグラフィカルユーザインタフェースを提供する。電子デバイスは、ディスプレイ、1又は複数のメモリ及び1又は複数のプロセッサを有する。1又は複数のプロセッサは、1又は複数のメモリに格納された1又は複数のコンピュータプログラムを実行するように構成される。グラフィカルユーザインタフェースは、第1態様及び第1態様の可能な設計のいずれか1つにおける技術的解決手段を電子デバイスが実行するときに表示されるグラフィカルユーザインタフェースを含む。
【0053】
第2態様から第6態様の有益な効果については、第1態様の有益な効果を参照されたい。詳細は再び説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【
図1】本願の実施形態による電子デバイスのハードウェア構造の概略図である。
【0055】
【
図2A-A】本願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【
図2A-B】本願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0056】
【
図2B-A】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図2B-B】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図2B-C】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図2B-D】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0057】
【
図3A】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図3B】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図3C】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0058】
【
図4】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0059】
【
図5】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0060】
【
図6】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0061】
【
図7A】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図7B】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図7C】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図7D】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0062】
【
図8】本願の実施形態による電子デバイスによって撮影された画像の概略図である。
【0063】
【
図9】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0064】
【
図10A】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図10B】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図10C】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図10D】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0065】
【
図11】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0066】
【
図12】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0067】
【
図13A】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図13B】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0068】
【
図14A】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図14B】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図14C】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図14D】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図14E】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図14F】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【
図14G】本願の実施形態による別のユーザインタフェースの概略図である。
【0069】
【
図15A】本願の実施形態による統合及び転送ボックスの概略図である。
【
図15B】本願の実施形態による統合及び転送ボックスの概略図である。
【0070】
【
図16A】本願の実施形態による別の統合及び転送ボックスの概略図である。
【
図16B】本願の実施形態による別の統合及び転送ボックスの概略図である。
【0071】
【
図17】本願の実施形態によるユーザインタフェースの概略図である。
【0072】
【
図18】本願の実施形態による別の統合及び転送ボックスの概略図である。
【0073】
【
図19】本願の実施形態による別の電子デバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0074】
まず、本願の実施形態において使用されるいくつかの用語を説明し、当業者の理解を助ける。
【0075】
インスタントメッセージアプリケーション:本願の実施形態におけるインスタントメッセージアプリケーションは、インスタントメッセージを実装するためのツールであり、2以上の人々がインターネットを通じてテキスト、人声、映像、文書、及び写真などのメッセージを送信することを可能にする。これにより、人々が互いに通信するのに大きな利便性を提供する。例えば、本願の実施形態におけるインスタントメッセージアプリケーションは、WeChat、MeeTime、又はQQであり得る。具体的には、インスタントメッセージアプリケーションは、電子デバイスにインストールされ、ユーザにサービスを提供し得る。ユーザがインスタントメッセージアプリケーションを開く操作に応答して、電子デバイスはユーザチャットインタフェースを表示し得る。例えば、ユーザチャットインタフェースは、グループチャットインタフェース(すなわち、少なくとも3人のユーザを含むチャットインタフェース、例えば、ユーザA、ユーザB、及びユーザCを含むチャットインタフェース)であり得、又は、別個のチャットインタフェース(すなわち、2人のユーザを含むチャットインタフェース、例えば、ユーザA及びユーザBを含むチャットインタフェース)であり得る。ユーザは、ユーザチャットインタフェースにおいて、当該ユーザ又は別のユーザによって送信された、人声、映像、及びテキストなどのメッセージを見ることができる。
【0076】
映像:本願の実施形態における映像は、音声及び複数のフレームの画像を含む。電子デバイスが、ユーザチャットインタフェースにおける映像メッセージについて、映像メッセージと関連付けられた映像を再生することは、映像について、電子デバイスは、音声を再生するときに複数のフレームの画像を再生するものと理解され得る。電子デバイスが、ユーザチャットインタフェースにおける映像メッセージについて、映像メッセージと関連付けられた映像における音声を再生することは、映像について、電子デバイスは、音声のみを再生するが、複数のフレームの画像を再生しないものと理解され得る。電子デバイスが、ユーザチャットインタフェースにおける映像メッセージについて、映像メッセージと関連付けられた映像における複数のフレームの画像を再生することは、映像について、電子デバイスが複数のフレームの画像のみを再生するが、音声を再生しないものと理解され得る。
【0077】
通常、インスタントメッセージアプリケーションは、チャットインタフェースにおいて第1スタイルで映像メッセージを表示する。この場合、第1スタイルで表示される映像メッセージに対してユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、映像メッセージと関連付けられた映像のみを再生できるが、映像メッセージと関連付けられた映像における音声又は複数のフレームの画像を独立に再生できない。
【0078】
これに鑑み、本願の実施形態はメッセージ表示方法を提供し、その結果、電子デバイスは、インスタントメッセージアプリケーションのユーザチャットインタフェースにおいて第2スタイルで映像メッセージを表示できる。映像メッセージが第2スタイルで表示されるとき、映像メッセージは第1領域及び第2領域を含む。第1領域に対応する映像再生方式は第1方式であり、第2領域に対応する映像再生方式は第2方式である。第1領域及び第2領域は異なる領域であり、第1方式は第2方式と異なり、映像メッセージは映像と関連付けられる。このように、ユーザは、ユーザの要求に基づいて、映像メッセージについて、対応する領域を選択して操作を実行し、領域に対応する映像再生方式で、映像メッセージと関連付けられた映像を再生できる。これにより映像再生の柔軟性を改善する。例えば、第1方式が、映像における音声を再生することである場合、ユーザは第1領域上で操作を実行し、その結果、電子デバイスは、映像メッセージと関連付けられた映像における音声を再生できる。別の例では、第2方式が映像における少なくとも1つのフレームの画像を再生することである場合、ユーザは第2領域上で操作を実行し、その結果、電子デバイスは、映像メッセージと関連付けられた映像における少なくとも1つのフレームの画像を再生できる。
【0079】
本願の実施形態における「少なくとも1つ」は、1又は複数を意味することが理解されるべきである。「複数の」は、2つ又は2つより多いことを意味する。「及び/又は」は、関連する対象間の対応関係を説明しており、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、A及びBの両方が存在する場合、及び、Bのみが存在する場合の3つの場合を示し得る。A及びBは単数又は複数であってよい。文字「/」は通常、関連付けられる対象の間の「又は」の関係を指示する。以下の少なくとも1個(項目)、又は、その同様の表現は、単一の項目(個)又は複数の項目(個)の任意の組み合わせを含む、それらの項目の任意の組み合わせを示す。例えば、a、b、又はcの少なくとも1つの項目(個)は、7つのケース、すなわち、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又は、a、b、及びcを示し得る。a、b、及びcの各々は、要素であり得、又は、1又は複数の要素を含むセットであり得る。
【0080】
本願において、「例えば」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」、及び同様のものは、例、例示、又は、説明を提供することを表すために使用される。本願において「例」として説明されたどの実施形態又は設計方式も、別の実施形態又は設計方式より好ましい、又はより多くの利点を有していると説明されるべきではない。厳密には、例などの単語は、具体的な方式における概念を提示するために使用される。
【0081】
本願の実施形態において、「第1」及び「第2」などの単語は単に、区別及び説明のために使用されるが、相対的な重要性を示す、又は示唆するものとして理解されるべきでなく、又は、順序を示す、又は示唆するものとして理解されるべきでないことに留意されたい。
【0082】
本願の実施形態における電子デバイスは、インスタントメッセージアプリケーションのインストールをサポートする。インスタントメッセージアプリケーションは、電子デバイスの納品前にインストールされ得、又は、ユーザの要求に基づいてユーザによってインストールされ得る。これについては、限定されない。例えば、本願の実施形態における電子デバイスは、ポータブル端末、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、又は、ウェアラブル電子デバイス(例えば、スマートウォッチ)であり得る。例えば、ポータブル端末は、IOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows(登録商標)、又は、別のオペレーティングシステムを含むがそれらに限定されることはないオペレーティングシステムを備える。加えて、本願の実施形態における電子デバイスは、ポータブル端末でないことがあり得、例えば、タッチ感応表面を有するデスクトップコンピュータであり得る。
【0083】
例えば、
図1は、本願の実施形態による電子デバイスの構造の概略図である。具体的には、図に示されるように、電子デバイスは、プロセッサ110、外部メモリインタフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus, USB)インタフェース130、充電管理モジュール140、電源管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、音声モジュール170、スピーカ170A、受話器170B、マイク170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、インジケータ192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identity module, SIM)カードインタフェース195、及び同様のものを含む。センサモジュール180は、圧力センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、磁気センサ、加速度センサ、距離センサ、光学式近接センサ、指紋センサ、温度センサ、タッチセンサ、環境光センサ、及び骨伝導センサなどを含んでよい。
【0084】
プロセッサ110は1又は複数の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデム(modem)、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、コントローラ、映像コーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ、及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは、独立コンポーネントであり得、又は、2以上の異なる処理ユニットは、1つのコンポーネントに一体化され得る。
【0085】
メモリは更にプロセッサ110に配置され得、コンピュータプログラム及び/又はデータを格納するように構成されている。いくつかの実施形態において、プロセッサ110におけるメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によって使用された、又は、周期的に使用されるコンピュータプログラム及び/又はデータを格納し得る。プロセッサ110がコンピュータプログラム及び/又はデータを再び使用する必要がある場合、プロセッサ110は、コンピュータプログラム及び/又はデータをメモリから直接呼び出し得る。これにより反復アクセスを回避し、プロセッサ110の待機時間を低減し、システム効率を改善する。
【0086】
いくつかの実施形態において、プロセッサ110は、1又は複数のインタフェースを含み得る。例えば、プロセッサ110は、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus, USB)インタフェース130及び加入者識別モジュール(subscriber identity module, SIM)インタフェース195を含む。別の例では、プロセッサ110は更に、集積回路間(inter-integrated circuit,I2C)インタフェース、集積回路間サウンド(inter-integrated circuit sound,I2S)インタフェース、パルス符号変調(pulse code modulation,PCM)インタフェース、汎用非同期送受信器(universal asynchronous receiver/transmitter,UART)インタフェース、モバイルインダストリプロセッサインタフェース(mobile industry processor interface,MIPI)、及び/又は、汎用入力/出力(general-purpose input/output,GPIO)インタフェースを含み得る。
【0087】
本願の本実施形態に示すモジュール間のインタフェース接続関係は単に説明のための例であり、電子デバイスの構造に対する制限にはならないことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイスは代替的に、上述の実施形態とは異なるインタフェース接続方式を使用し得、又は、複数のインタフェース接続方式の組み合わせを使用し得る。
【0088】
USBインタフェース130は、USB標準仕様に準拠するインタフェースであり、具体的には、ミニUSBインタフェース、マイクロUSBインタフェース、又はUSB Type-Cインタフェースなどであってよい。USBインタフェース130は、電子デバイスを充電するために充電器に接続するように構成され得、又は、電子デバイスとペリフェラルデバイスとの間でデータを伝送するように構成され得、又は、ヘッドセットに接続して、ヘッドセットを使用することによって音声を再生するように構成され得る。インタフェースは代替的に、ARデバイスなどの別の電子デバイスに接続するように構成され得る。
【0089】
SIMカードインタフェース195は、SIMカードに接続されるように構成される。SIMカードは、電子デバイスとの接触又は電子デバイスからの分離を実装すべく、SIMカードインタフェース195に挿入されてもよく、又は、SIMカードインタフェース195から除去されてもよい。電子デバイスは、2又はN個のSIMカードインタフェースをサポートし得、Nは2より大きい正の整数である。SIMカードインタフェース195は、ナノSIMカード、マイクロSIMカード、SIMカードなどをサポートし得る。複数のカードが同一のSIMカードインタフェース195に同時に挿入され得る。複数のカードは同一の種類又は異なる種類を有し得る。SIMカードインタフェース195はまた、異なる種類のSIMカードと互換性がある。SIMカードインタフェース195はまた、外部メモリカードと互換性がある。電子デバイスは、SIMカードを通じてネットワークとインタラクトして、通話及びデータ通信などの機能を実装する。いくつかの実施形態において、電子デバイスは、eSIM、すなわち、組み込みSIMカードを使用する。eSIMカードは、電子デバイスに組み込まれ得、電子デバイスから分離されることはできない。
【0090】
充電管理モジュール140は、充電器から充電入力を受信するように構成される。充電器は、無線充電器又は有線充電器であり得る。有線充電のいくつかの実施形態において、充電管理モジュール140は、USBインタフェース130を通じて充電入力を有線充電器から受信し得る。無線充電のいくつかの実施形態において、充電管理モジュール140は、電子デバイスの無線充電コイルを通じて無線充電入力を受信し得る。充電管理モジュール140はさらに、バッテリ142が充電される間に電源管理モジュール141を使用することによって電子デバイスに電力を供給し得る。
【0091】
電源管理モジュール141は、バッテリ142、充電管理モジュール140、及びプロセッサ110に接続するように構成される。電源管理モジュール141は、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール140の入力を受信し、プロセッサ110、内部メモリ121、外部メモリ、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160等に電力を供給する。電源管理モジュール141は更に、バッテリ容量、バッテリサイクル数、及び、バッテリ健康状態(電気漏洩又はインピーダンス)などのパラメータをモニタリングするように構成され得る。いくつかの他の実施形態において、電源管理モジュール141は代替的に、プロセッサ110に配置され得る。いくつかの他の実施形態において、電源管理モジュール141及び充電管理モジュール140は代替的に、同一コンポーネントに配置されてもよい。
【0092】
電子デバイスの無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデム、ベースバンドプロセッサ、及び同様のものを通じて実装され得る。
【0093】
アンテナ1及びアンテナ2は、電磁波信号を送信し且つ受信するように構成される。電子デバイスにおける各アンテナは、1又は複数の通信周波数バンドをカバーするように構成され得る。代替的に、アンテナ利用率を改善するために異なるアンテナが多重化され得る。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワーク内のダイバーシティアンテナとして多重化され得る。いくつかの他の実施形態において、アンテナは、チューニングスイッチと組み合わせて用いられ得る。
【0094】
モバイル通信モジュール150は、電子デバイスに適用され、かつ、2G/3G/4G/5Gなどの規格を含む無線通信の解決手段を提供し得る。モバイル通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、及び低雑音増幅器(low noise amplifier:LNA)などを含んでよい。
【0095】
無線通信モジュール160は、電子デバイスに適用され、かつ、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)(例えば、Wi-Fi(登録商標)ネットワーク)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標)、BT)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system, GNSS)、周波数変調(frequency modulation, FM)、近距離無線通信(near field communication, NFC)技術、赤外線(infrared, IR)技術、又は同様のものを含む無線通信の解決手段を提供し得る。
【0096】
いくつかの実施形態において、電子デバイスにおけるアンテナ1及びモバイル通信モジュール150は連結され、電子デバイスにおけるアンテナ2及び無線通信モジュール160は連結され、その結果、電子デバイスは、無線通信技術を使用することによってネットワーク及び別のデバイスと通信できる。無線通信技術は、グローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communications, GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(general packet radio service, GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA(登録商標))、時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access, TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術及び/又は同様のものを含み得る。GNSSは、グローバルポジショニングシステム(global positioning system、GPS)、全球測位衛星システム(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗衛星導航系統(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)、及び/又は静止衛星型衛星航法補強システム(satellite based augmentation system、SBAS)を含み得る。
【0097】
電子デバイスは、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ、及び同様のものを使用することによって、表示機能を実装し得る。ディスプレイ194は、画像、映像及び同様のものを表示するように構成される。ディスプレイ194は表示パネルを含む。表示パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)等であってよい。いくつかの実施形態において、電子デバイスは、1又はN個のディスプレイ194を含み得、Nは1より大きい正の整数である。
【0098】
電子デバイスは、ISP、カメラ193、映像コーデック、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサ及び同様のものを使用することによって撮影機能を実装し得る。ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するように構成されている。例えば、撮影中、シャッタが開かれ、光がレンズを通じてカメラの感光素子へ伝送される。光信号が電気信号に変換され、カメラの感光素子は、電気信号を可視画像に変換する処理のために、電気信号をISPに送信する。ISPは、さらに、画像のノイズ、輝度、及び、色に対するアルゴリズム最適化を実行し得る。ISPは更に、撮影の場面の露光及び色温度などのパラメータを最適化し得る。いくつかの実施形態において、ISPはカメラ193内に配置され得る。
【0099】
カメラ193は、静止画像又は映像を撮像するように構成されている。オブジェクトの光学画像は、レンズを通じて生成され、感光素子に投影される。感光素子は、電荷結合素子(charge coupled device, CCD)又は相補型金属酸化物半導体(complementary metal-oxide-semiconductor, CMOS)フォトトランジスタであり得る。感光素子は光信号を電気信号に変換し、その後、電気信号をデジタル画像信号に変換するために、電気信号をISPへ送信する。ISPは、処理のためにデジタル画像信号をDSPに出力する。DSPは、デジタル画像信号を標準フォーマットの画像信号、例えば、RGB又はYUVに変換する。いくつかの実施形態において、電子デバイスは、1つ又はN個のカメラ193を含んでよく、Nは、1より大きい正の整数である。
【0100】
外部メモリインタフェース120は、電子デバイスの記憶容量を拡張するために、外部メモリカード(例えば、micro SDカード)に接続するように構成されてよい。外部メモリカードは、外部メモリインタフェース120を介してプロセッサ110と通信し、データ記憶機能を実装する。例えば、音声及び映像などのファイルが外部メモリカードに格納される。
【0101】
内部メモリ121は、動作中のメモリ(memory)及び内蔵メモリを含む。動作中のメモリは、コンピュータプログラム及び/又はデータ及び同様のものを格納するように構成され得る。プロセッサ110は、動作中のメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することによって、電子デバイスの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。例えば、動作中のメモリは、高速ランダムアクセスメモリを含み得る。内蔵メモリはまた、内蔵外部メモリ又は同様のものと称され得、コンピュータプログラム及び/又はデータを格納するように構成され得る。例えば、内蔵メモリは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを格納し得る。電子デバイスは通常、内蔵メモリにおけるコンピュータプログラム及び/又はデータを動作中のメモリにロードし、プロセッサ110は、対応するコンピュータプログラム及び/又はデータを実行して、対応する機能を実装する。加えて、内部メモリ121は、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は、ユニバーサルフラッシュストレージ(universal flash storage, UFS)を含み得る。
【0102】
電子デバイスは、音声モジュール170、スピーカ170A、受話器170B、マイク170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサなどを使用して音楽再生及び録音などの音声機能を実装し得る。
【0103】
ボタン190は、電源ボタン、音量ボタン、及び同様のものを含む。ボタン190は、機械式ボタンであってもよく、タッチ感応ボタンであってもよい。電子デバイスは、ボタン入力を受信し、電子デバイスのユーザ設定及び機能制御に関するボタン信号入力を生成し得る。
【0104】
モータ191は、振動アラートを生成してよい。モータ191は、着信の振動アラートとして使用され得、また、タッチ振動フィードバックに使用され得る。例えば、異なるアプリケーション(例えば、撮影及び音声再生)で実行されるタッチ操作は、異なる振動フィードバック効果に対応し得る。ディスプレイ194の異なる領域上のタッチ操作のために、モータ191はまた、対応して異なる振動フィードバック効果を生成し得る。異なるアプリケーションシナリオ(例えば、時間リマインダ、情報受信、目覚まし時計、及びゲーム)が、異なる振動フィードバック効果に対応することもできる。タッチ振動フィードバック効果は、さらにカスタマイズされ得る。
【0105】
インジケータ192はインジケータライトであり得、充電ステータス及び電力変化を示すように構成され得る、又は、メッセージ、不在着信、通知などを示すように構成され得る。
【0106】
本願の本実施形態に示された構造が、電子デバイスに対する、何らかの特定の限定とはならないことが理解され得る。本願のいくつかの他の実施形態において、電子デバイスは、図に示されるものより多い、又は少ないコンポーネントを含み得、又は、いくつかのコンポーネントは組み合わされ得、又は、いくつかのコンポーネントは分割され得、又は、異なるコンポーネント配置が使用され得る。図に示されるコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又は、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実装され得る。
【0107】
本願の実施形態における方法は、例として、
図1に示される電子デバイスのハードウェア構造を有する携帯電話を使用することによって詳細に説明される。
【0108】
ユーザがインスタントメッセージアプリケーションを開く操作に応答して、電子デバイスは、インスタントメッセージアプリケーションのユーザチャットインタフェースを表示し得る。例えば、ユーザがインスタントメッセージアプリケーションを開く操作は、ユーザがインスタントメッセージアプリケーションのアイコンをタップする操作であり得、又は、インスタントメッセージアプリケーションを開くための人声命令であり得、又は、ショートカットジェスチャ操作であり得る。これについては、限定されない。例えば、
図2A-Aに示すように、インタフェース10は、インスタントメッセージアプリケーションのユーザチャットインタフェースの概略図である。図に示すように、インタフェース10は領域210及び領域220を含む。領域210は、ユーザのチャット履歴を表示するために使用される。領域220は、コントロール表示領域である。例えば、
図2A-Aに示すように、領域210は、ユーザ1とユーザ2との間のチャット履歴を含み、領域220は、コントロール201、コントロール202、コントロール203、及びコントロール204を含む。ユーザがコントロール201をタップすることに応答して、電子デバイスはコントロール202をコントロール202'に切り替え、その結果、ユーザは、コントロール202'上の操作を実行することによって人声を送信でき;電子デバイスはユーザチャットインタフェースにおいて、例えば、
図2A-Bに示されるように、人声に関連付けられたボイスメッセージを提示する。ユーザはユーザチャットインタフェースにおけるボイスメッセージをタップし、その結果、電子デバイスは、ユーザのために、ボイスメッセージに関連付けられた人声を再生できる。加えて、領域210がコントロール202'を含むとき、ユーザがコントロール201をタップする操作に応答して、電子デバイスは、コントロール202'をコントロール202に切り替え得、その結果、ユーザは、コントロール202上で操作を実行してテキストを送信でき;電子デバイスはユーザチャットインタフェースにおいてテキストを提示する。コントロール203はステッカーを入力するように構成されている。コントロール201は、例えば、撮影、人声通話、及び、映像通話など、より多くの機能を実装するように構成されている。これについては、限定されない。
【0109】
例えば、
図2B-Aに示されるように、ユーザはコントロール204をタップし、その結果、電子デバイスは領域230を表示する。領域230は、1又は複数のコントロール、例えばコントロール205を含む。ユーザはコントロール205をタップし、その結果、電子デバイスは撮影インタフェースを表示する。例えば、
図2B-Bに示されるように、撮影インタフェースは撮影プレビュー領域240及びコントロール206を含み得る。ユーザは、コントロール206を軽くタップして、写真を撮り、又は、コントロール206をホールドして映像を記録し得る。例えば、ユーザがコントロール206を解放することに応答して、電子デバイスは撮影完了インタフェースを表示する。例えば、
図2B-Cに示されるように、撮影完了インタフェースは撮影プレビュー領域250及びコントロール207を含み得る。ユーザは、撮影プレビュー領域250において、撮影された画像又は記録された映像をプレビューし得る。例えば、ユーザがコントロール208をタップすることに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ撮影インタフェースを終了し、記録された映像又は撮影された画像を削除し、ユーザチャットインタフェースを表示し得る。例えば、ユーザチャットインタフェースは
図2A-Bに示され得る。別の例では、例えば
図2B-Dに示されるように、撮影された内容が映像aであるとき、ユーザがコントロール207をタップすることに応答して、電子デバイスは映像aを送信し、映像メッセージaを第1スタイルでインタフェース10に表示し、映像メッセージaは、映像aと関連付けられる。インタフェース10において第1スタイルで表示されている映像メッセージaをタップする操作に応答して、電子デバイスは映像aを全画面モードで再生する。具体的には、電子デバイスが映像aを全画面モードで再生することは、電子デバイスが、全画面モードで映像aにおける複数のフレームの画像を順次に表示及び再生し、映像aにおいて音声を再生することとして理解され得る。したがって、映像メッセージが第1スタイルでユーザチャットインタフェースに表示されるとき、映像メッセージ上でユーザによって実行される操作に応答して、電子デバイスは、映像のみを再生できるが、映像における音声又は複数のフレームの画像を独立に再生できない。
【0110】
いくつかの実施形態において、
図2B-Cに示すような撮影完了インタフェースが例として使用される。電子デバイスが撮影完了インタフェースを表示するとき、ユーザがコントロール207をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像aを送信し、ユーザチャットインタフェースを表示する。例えば、
図3Aに示すように、ユーザチャットインタフェースは領域310を含み得る。領域310はユーザのチャット履歴を表示するために使用される。例えば、
図3Aに示されるように、領域310は映像メッセージaを含み、映像メッセージaは第2スタイルに表示されている。領域310は領域301及び領域302を含む。領域301に対応する再生方式は第1方式であり、領域302に対応する再生方式は第2方式であり、映像メッセージaは映像aと関連付けられている。例えば、第1方式において、映像における音声が主に再生され;第2方式において、映像における画像が主に再生される。領域301は音声に対応し、領域302は画像に対応する。例えば、領域301は、音声に関するグラフを表示するために使用され、映像aにおける音声と関連付けられ得、領域302は、映像aにおける画像と関連付けられている。例えば、領域302は、第1画像のサムネイルを表示するために使用される。第1画像のサムネイルは、第1画像の部分的な領域のサムネイルであり得、又は、第1画像の全体領域のサムネイルであり得る。具体的には、第1画像は、映像aにおける予め定められた場所に基づいて判定され得る。例えば、第1画像は、映像aにおける画像の第1フレームであり得、又は、映像aにおける画像の最後のフレームであり得、又は、映像aにおける中間の画像のフレームであり得る。これについては、限定されない。代替的に、第1画像は、アルゴリズム又はポリシーに基づいて電子デバイスによって判定され得る。例えば、第1画像は、映像aから電子デバイスによって選択される、予め設定された条件を満たす画像のフレームである。例えば、予め設定された条件とは、画像が比較的明確である、又は、文字の表現が自然であることであり得る。代替的に、いくつかの他の実施形態において、第1画像は、ユーザによって指定された画像であり得、映像aにおける画像とは関係なく、例えば、ユーザのプロファイル写真又は壁紙である。これについては、限定されない。
【0111】
映像メッセージaがユーザチャットインタフェースにおいて第2スタイルで表示されているとき、電子デバイスは、ユーザが操作を領域301上で実行するか、又は領域302上で実行するかに基づいて、映像aを再生する方式を判定し、具体的には、映像aを再生するか、映像aにおける音声を再生するか、又は、映像aにおける少なくとも1つのフレームの画像を再生するかを判定し得る。これにより、映像aを再生する柔軟性を改善することを助ける。加えて、第1スタイルで映像メッセージaを表示することと比較して、第2スタイルで映像メッセージaを表示することは、ボイスメッセージを表示する方式と類似する。これにより、ユーザチャットインタフェースにおいて映像メッセージaによって占有される面積を低減することを助ける。以下では、方式1、方式2、及び方式3を説明のための例として使用する。
【0112】
方式1
【0113】
ユーザが領域301をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像aにおける音声を再生する。この場合、電子デバイスは、映像aにおける少なくとも1つのフレームの画像を表示しない。ユーザが領域302をタップすることに応答して、電子デバイスは映像aを再生する。映像aは、小さいウィンドウにおいて再生され得、又は、全画面モードにおいて再生され得ることに留意されたい。
【0114】
例えば、映像aにおける音声の期間は、30秒である。本願のいくつかの他の実施形態において、ユーザが領域301をタップすることに応答して、電子デバイスが映像aにおける音声を再生し、映像aにおける音声が、ある期間にわたって再生されたが、映像aにおける音声は完全に再生されず、例えば、映像aにおける音声が、15秒まで再生されたとき、ユーザが領域302をタップすることに応答して、電子デバイスは、16秒目から開始するように、全画面モードで映像を再生し得る。具体的には、電子デバイスは、16秒目に位置する画像から開始するように、全画面モードで映像aにおける複数のフレームの画像を順次に再生し、映像aにおける音声を続けて再生する。
【0115】
代替的に、いくつかの実施形態において、ユーザが領域302をタップすることに応答して、電子デバイスは映像aを再生する。映像aがある期間にわたって再生されたが、映像aは完全に再生されず、ユーザが、
図3Cに示されるコントロール304をタップする場合、ユーザがコントロール304をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像aの再生を停止し、映像aにおける音声が完全に再生されるまで、映像aにおける音声の再生を続け得る。代替的に、ユーザがコントロール304をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像aの再生を停止し、映像aにおける音声の再生を続けない。
【0116】
方式2
【0117】
ユーザが領域301をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像aにおける音声を再生し、
図3Bに示される小さいウィンドウ303において、映像aにおける少なくとも1つのフレームの画像を再生する。ユーザが領域302をタップすることに応答して、電子デバイスは、全画面モードで映像aを再生する。具体的には、電子デバイスは、映像aにおける第1フレームの画像から開始するように、全画面表示を順次実行し、同時に、1秒目から開始するように、映像aにおける音声を再生する。
【0118】
いくつかの実施形態において、電子デバイスが小さいウィンドウ303において映像aにおける複数のフレームの画像を再生するとき、ユーザは、ユーザの要求に基づいて、小さいウィンドウ303の表示場所を動かし得ることに留意されたい。代替的に、小さいウィンドウ303の表示場所は、固定され得る、又は、移動しないことがあり得る。これは、本願の実施形態において限定されない。
【0119】
いくつかの他の実施形態において、例えば、映像aにおける音声の期間は、30秒である。ユーザが領域301をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像aにおける音声を再生し、小さいウィンドウ303において、映像における複数のフレームの画像を再生する。映像aがある期間にわたって再生されたが、映像aが完全に再生されていない、例えば、映像aが、15秒まで再生されたとき、ユーザが小さいウィンドウ303をタップすることに応答して、電子デバイスは、16秒目から開始するように全画面モードで映像を再生し得る。具体的には、電子デバイスは、16秒目に位置する画像から開始するように、全画面モードで映像aにおける複数のフレームの画像を順次に再生し、映像aにおける音声が完全に再生されるまで、映像aにおける音声を再生し続ける。
【0120】
方式3
【0121】
ユーザが領域301をタッチアンドホールドすることに応答して、電子デバイスはツールバー402を表示する。
図4に示すように、ツールバー402は、イヤホン再生、テキスト変換、削除、及びマルチセレクトなどのオプションを含む。ユーザがイヤホン再生のオプションを選択することに応答して、電子デバイスは、イヤホンを使用することによって、映像aにおける音声を再生する。代替的に、いくつかの実施形態において、電子デバイスが人間の耳に近づくとき、ユーザが領域301をタップすることに応答して、電子デバイスは、イヤホンを使用することによって、映像aにおける音声を再生する。いくつかの他の実施形態において、電子デバイスが人間の耳から遠く離れているとき、ユーザが領域302をタップすることに応答して、電子デバイスは、スピーカを使用することによって映像aにおける音声を再生する。
【0122】
ユーザが領域302をタッチアンドホールドすることに応答して、電子デバイスはツールバー401を表示する。
図4に示されるように、ツールバー401は、サウンド再生及びサイレント再生などのオプションを含む。ユーザがサウンド再生オプションを選択することに応答して、電子デバイスは映像aを再生する。ユーザがサイレント再生オプションを選択することに応答して、電子デバイスは、ミュート方式で映像aを再生する。電子デバイスが、ミュート方式で映像aを再生することは、電子デバイスが、映像aにおける複数のフレームの画像のみを再生するが、映像aにおける音声を再生しない、又は、電子デバイスが、映像aにおける複数のフレームの画像及び音声を再生するが、ボリュームが0に設定されていることであると理解され得る。更に、いくつかの実施形態において、電子デバイスは、映像aにおける複数のフレームの画像を再生するとき、映像aにおける音声をテキストに変換し、字幕形式でテキストを表示し得る。このようにして、ユーザが映像を見るのに便利である。例えば、ミュート方式で映像aを再生するとき、電子デバイスは、映像aにおける複数のフレームの画像を再生するとき、映像aにおける音声をテキストに変換し、テキストを字幕形式で表示する。このようにして、ユーザは、静かな環境において映像を見ることができる。
【0123】
映像aの全画面再生を終了又は停止する上述の操作は、単に説明のための例であることに留意されたい。これは、本願の実施形態において限定されない。例えば、本願の実施形態において、映像aの全画面再生を終了する操作は代替的に、下向きにスライドする、左向きにスライドするなどの操作、又は、人声命令であり得る。
【0124】
本願の本実施形態において、映像メッセージが第2スタイルでユーザに提示されるので、ユーザは、ユーザの要求に基づいて異なるシナリオにおいて、映像、映像における音声、又は、映像における複数のフレームの画像を再生することを自由に選択できる。これにより、映像を再生する柔軟性を改善する。加えて、受信側については、いくつかの実施形態において、ユーザがユーザチャットインタフェースにおいて映像における音声と関連付けられた領域のみをタップする場合、電子デバイスは、映像における音声のみをダウンロードできるが、映像におけるすべての画像をダウンロードせず、映像と関連付けられた領域又は小さいウィンドウをユーザがタップするときのみ、電子デバイスは映像における画像をダウンロードし得る。これにより、ユーザトラフィックを節約することを助ける。当然、本願の本実施形態において、受信側については、電子デバイスは代替的に、映像における音声と関連付けられた領域、又は、映像と関連付けられた領域をユーザがタップする前に、映像における音声をダウンロードし得る。いくつかの実施形態において、受信側については、電子デバイスは代替的に、映像における音声の領域、又は、映像の領域をユーザがタップする前に、映像における画像をダウンロードして、映像再生中のフレームのフリーズに起因してユーザエクスペリエンスが影響を受けるケースを回避し得る。
【0125】
本願のいくつかの他の実施形態において、映像aにおける音声を再生するとき、電子デバイスは更に、音声の再生進捗をユーザに提示し得る。例えば、
図5に示すように、ユーザが映像における音声の再生進捗を見るのに便利である。
【0126】
更に、いくつかの実施形態において、
図6に示されるように、ユーザチャットインタフェースが、映像メッセージ01、映像メッセージ02、ボイスメッセージ03、及び映像メッセージ04を含むとき、映像メッセージ01、映像メッセージ02、ボイスメッセージ03、及び映像メッセージ04は未読状態にあり、ユーザが領域500をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像メッセージ01と関連付けられた映像における音声を再生する。映像メッセージ01と関連付けられた映像における音声が完全に再生された後に、電子デバイスは、映像メッセージ04と関連付けられた映像における音声が完全に再生されるまで、映像メッセージ02と関連付けられた映像における音声、ボイスメッセージ03と関連付けられた人声、及び、映像メッセージ04と関連付けられた映像における音声を自動的に、順次に再生する。このように、未読状態の音声は、ユーザの操作無しで自動的に再生され得る。領域500は、映像01における音声と関連付けられ、映像01は、映像メッセージ01と関連付けられた映像である。
【0127】
加えて、本願の実施形態は更に、迅速に映像を記録する、又は画像を撮影する方式を提供する。
図7A~
図7Dは、例として使用される。
図7Aに示すユーザチャットインタフェースを表示するとき、電子デバイスは、ユーザによって実行される第1操作に応答して、撮影インタフェースを表示する。例えば、撮影インタフェースは
図7Cに示され得る。ユーザは、撮影インタフェースにおいて、リアルタイムでカメラによって撮像された画像を見得る。例えば、第1操作は、コントロール表示領域の上側の境界から開始して上向きにスライドされ得る。
【0128】
例えば、コントロール表示領域は、
図7Aに示あれる領域220であり得る。例えば、第1操作は、ユーザの指が、コントロール表示領域の上側の境界から開始して上向きにスライドすることである。ユーザの指が動くにつれて、電子デバイスは、撮影インタフェースを広げるプロセスをユーザに動的に提示し得る。例えば、
図7Bは、ユーザの指が動くプロセスにおいて、電子デバイスが撮影インタフェースを広げるときに取得されるインタフェースを示す。領域700は、カメラによって撮像された画像をリアルタイムで表示するために使用される。
【0129】
いくつかの実施形態において、
図7Cに示すように、撮影インタフェースは、コントロール701、コントロール702、及びコントロール703のうちの1又は複数を含む。例えば、
図7Dに示されるように、電子デバイスは、ユーザがコントロール701をタップすることに応答して、画像を撮影し;電子デバイスは、ユーザがコントロール701をホールドすることに応答して、映像を記録し;電子デバイスは、ユーザがコントロール701を解放することに応答して、記録された映像又は撮影された画像を送信する。コントロール701をホールドして映像を記録するプロセスにおいて、ユーザが上向きにスライドする場合、撮影がキャンセルされ、ユーザチャットインタフェースが表示される。いくつかの実施形態において、コントロール701は更に、撮影期間を表示するように構成されている。撮影期間が閾値に到達するとき、ユーザがコントロール701を解放しているかどうかにかかわらず、電子デバイスは記録された映像を送信し、又は、電子デバイスは映像を記録することを停止する。撮影期間が閾値に到達したとき、電子デバイスが映像の記録を停止した場合、電子デバイスは、ユーザがコントロール701を解放することに応答して、記録された映像を送信する。この場合、電子デバイスによって送信された映像の期間は、上述の閾値であり得る。閾値は、ユーザの要求に基づいてユーザによって指定され得るか、又は、電子デバイスの納品前にデバイス製造者によって予め構成され得ることに留意されたい。例えば、閾値は15秒、20秒、又は30秒であり得る。これについては、限定されない。
【0130】
コントロール702は、撮影された画像又は記録された映像を美化するように構成されている。例えば、ユーザがコントロール702をタップすることに応答して、電子デバイスは、映像美化ツールバー710を表示する。ユーザが映像美化ツールバー710におけるシーンオプションを選択するとき、電子デバイスは、映像美化ツールバー710において、複数の任意選択のバックグラウンドオプションを表示し得、その結果、ユーザは、ユーザの要求に基づいて、対応するバックグラウンドオプションを選択し、カメラによって撮影された画像のバックグラウンドとして、バックグラウンドオプションによって示されるシーンを使用できる。ユーザがバックグラウンドオプションを選択しないとき、カメラの実際の撮影シーンは、カメラによって撮影された画像のバックグラウンドである。例えば、カメラによって撮影されるフォアグラウンドは人である。
図7Cに示されるように、バックグラウンドは、カメラの実際の撮影シーンであり得るか、又は、ユーザの要求に基づいてユーザによって選択されたバックグラウンドオプションによって示されるシーンであり得る。例えば、カメラを使用することによって電子デバイスによって撮影された画像は
図8に示される。
図8に示される人はフォアグラウンドであり、他はバックグラウンドである。ユーザは、ユーザの要求に基づいて映像美化ツールバー710におけるバックグラウンドオプションを選択して、
図8におけるカメラによって撮影されたバックグラウンドと置き換え得る。
【0131】
コントロール703は、正面カメラと背面カメラとの間で切り替えるために構成されている。例えば、電子デバイスが現在、正面カメラを使用して撮影を実行しているとき、ユーザがコントロール703をタップすることに応答して、電子デバイスは、撮影を実行するように背面カメラを切り替える。別の例では、電子デバイスが現在、背面カメラを使用して撮影を実行しているとき、ユーザがコントロール703をタップすることに応答して、電子デバイスは、撮影を実行するように正面カメラを切り替える。代替的に、電子デバイスはデフォルトで、正面カメラを使用して撮影を実行し得る。すなわち、撮影インタフェースにおいてユーザに提示される画像は、正面カメラによってリアルタイムで撮像された画像である。
【0132】
いくつかの他の実施形態において、ユーザがコントロール701を解放することに応答して、電子デバイスはユーザチャットインタフェースを表示する。例えば、ユーザチャットインタフェースは
図9に示され得る。カメラによって記録された映像と関連付けられた映像メッセージは、第1スタイルで表示される。加えて、別の例では、
図9に示すように、領域220は更に複数のコントロールを含み得、その結果、ユーザは、テキスト又はボイスメッセージなどのメッセージを送信するのみでなく、場所、写真、又はステッカーを送信することもでき、ユーザの使用に便利である。
【0133】
本願の実施形態は更に、音声及び映像を迅速記録する方式を提供する。
図10A~
図10Dは、例として使用される。いくつかの実施形態において、電子デバイスが、
図10Aに示されるユーザチャットインタフェースを表示するとき、ユーザは、コントロール1001をホールドして、場所1020から上向きにスライドし得る。
図10Bに示すように、スライドが停止するとき、指は領域1002に位置する場合、電子デバイスは、マイクを使用することによって、ユーザの人声を収集し得る。同様に、
図10Bに示すように、ユーザはコントロール1001をホールドして、場所1010から上向きにスライドし得る。スライドが停止するとき、指が領域1003に位置する場合、電子デバイスは、カメラを使用することによって映像を記録し得る。任意選択で、ユーザは、領域1002において、リアルタイムでカメラによって撮像される画像をプレビューし得る。任意選択で、カメラを使用することによって映像を記録しているとき、電子デバイスは領域1002を拡大し得、その結果、ユーザは、リアルタイムでカメラによって撮像される画像をプレビューする。任意選択で、撮影期間が閾値に到達した後、電子デバイスは、撮影を停止するようにユーザに促し得る。閾値については、上述の閾値の関連する説明を参照されたい。詳細はここで再度説明されない。
【0134】
ユーザが指を解放することに応答して、電子デバイスは、収集された人声又は映像を送信し、ボイスメッセージ又は映像メッセージを含むユーザチャットインタフェースを表示する。例えば、映像メッセージは、第1スタイルで表示され得、又は、第2スタイルで表示され得る。これについては、限定されない。第1スタイル及び第2スタイルについては、関連する上述の説明を参照されたい。詳細はここで再度説明されない。
【0135】
任意選択で、音声及び映像記録中に、ユーザは領域1002及び領域1003において指を往復させるように動かし、音声及び映像ミキシングを実行し得る。
【0136】
例えば、ユーザは、コントロール1001をホールドして上向きにスライドする。スライドが停止するときに指が領域1003に位置することに応答して、電子デバイスは、マイクを使用することによってユーザの人声を収集する。マイクがユーザの人声を収集し、ユーザの指が領域1002にスライドするとき、
図10Cに示されるように、電子デバイスは、領域1002を拡大し、カメラを使用することによって映像を記録する。ユーザが指を解放することに応答して、電子デバイスは、収集された音声及び映像を送信し、ユーザチャットインタフェースを表示する。電子デバイスは、複数のメッセージを使用することによって、収集された映像及び音声を個別に送信し得るか、又は、1つのメッセージを使用することによって、収集された映像及び音声を送信し得る。例えば、1つのメッセージを使用することによって映像及び音声が送信されるとき、メッセージは音声及び映像メッセージと称され得る。具体的には、音声及び映像メッセージは、第1スタイルで表示され得、又は、第2スタイルで表示され得る。例えば、電子デバイスによって記録される音声及び映像は、音声及び映像aである。音声及び映像メッセージが第1スタイルにおいて表示される場合、音声及び映像メッセージは
図10Dに示されるようなものであり得る。
【0137】
例えば、人声は、音声及び映像メッセージと関連付けられた音声及び映像の最初の15秒間を占有し、映像は、音声及び映像メッセージと関連付けられた音声及び映像の最後の15秒間を占有する。例えば、音声及び映像メッセージに対してユーザによって実行される再生操作に応答して、電子デバイスは、最初の15秒間における人声を再生し、全画面モードで最後の15秒間における映像を再生する。最初の15秒間を占有する人声が再生されるとき、電子デバイスは、全画面モードで、最後の15秒間を占有する映像の第1フレームの画像を表示し得、又は、黒い画面、予め設定されたバックグラウンドの壁紙、人声再生インタフェース、又は同様のものを表示し得る。これについては、限定されない。別の例では、音声及び映像メッセージは第2スタイルで表示される。例えば、ユーザが第1領域をタップすることに応答して、電子デバイスは、音声及び映像における音声を再生する。ユーザが第2領域をタップすることに応答して、電子デバイスによって音声及び映像を再生する方式については、音声及び映像メッセージが第1スタイルで表示されるときに音声及び映像を再生する方式を参照されたい。第1領域は、音声及び映像における音声と関連付けられ、第2領域は、音声及び映像と関連付けられている。
【0138】
本願の本実施形態において、ユーザの指がスライドを停止し、電子デバイスのホールド場所が領域1002に位置するとき、領域1002のサイズは代替的に、変化しないままであり得、すなわち、領域1002は拡大されないことに留意されたい。領域1002が拡大されるかどうかは、本願の実施形態において限定されることはない。
【0139】
当然、上述の操作を通じて、いくつかの実施形態において、指が解放される前に、ユーザの指は、領域1002及び領域1003において往復するように動き、音声及び映像ミキシングを実行し得ることが理解されるべきである。例えば、電子デバイスはまず、撮影を実行し、次に、音声を収集し得る。このように、音声及び映像記録の柔軟性が改善される。
【0140】
図10A~
図10Dに示される操作は単に例であることに留意されたい。例えば、ユーザは代替的に、スタイラスを使用して、前述の方式で人声及び/又は映像を記録し得る。加えて、ユーザがコントロール1001をホールドしてスライドを開始する開始場所は、本願の実施形態において限定されることはないことが理解されるべきである。
【0141】
いくつかの他の実施形態において、
図11に示すように、電子デバイスが、
図10Aに示されるユーザチャットインタフェースを表示するとき、ユーザの指は、コントロール1101をホールドして上向きにスライドし得る。スライドが停止するときに指が領域1110に位置する場合、電子デバイスは、マイクを使用することによってユーザの人声を収集する。スライドが停止するときに指が領域1120に位置する場合、電子デバイスは、カメラを使用することによって映像を記録する。同様に、記録中に、ユーザは上向き又は下向きにスライドして音声及び映像ミキシングを実行し得る。例えば、ユーザの指は、領域1110から領域1120に上向きにスライドし得る。操作に応答して、電子デバイスは、カメラを使用することによって映像を記録し、領域1120において、リアルタイムでカメラによって撮像された画像を表示する。当然、電子デバイスが映像を記録するとき、ユーザの指は代替的に、領域1120から領域1110に下向きにスライドし得る。この場合、電子デバイスは、映像の記録を停止し、マイクを使用することによって人声を収集する。
【0142】
代替的に、本願の本実施形態において、音声及び映像を迅速に記録する以下の方式が使用され得、
図12が例として使用される。更にいくつかの他の実施形態において、電子デバイスが、
図10Aに示されるユーザチャットインタフェースを表示するとき、
図12におけるAに示されるように、電子デバイスは、ユーザの指がコントロール1201の左側境界からコントロール1201の右側境界にスライドすることに応答して、映像を記録し;又は、
図12におけるBに示されるように、電子デバイスは、ユーザの指がコントロール1201の右側境界からコントロール1201の左側境界にスライドすることに応答して人声を収集する。ユーザの指がコントロール1201を解放するとき、電子デバイスは、記録された音声及び映像を送信する。ユーザは、映像記録又は音声収集プロセスにおいてコントロール1201上で左向き又は右向きにスライドして、人声及び映像ミキシングを実装し得ることに留意されたい。ユーザが映像を記録するとき、ユーザの指がコントロール1201の右側境界からコントロール1201の左側境界にスライドするプロセスにおいて、電子デバイスは、映像の記録を続ける。ユーザの指がコントロール1201の左側境界にスライドした後に、電子デバイスは、映像の記録を停止し、人声を収集する。代替的に、ユーザが音声を収集するとき、ユーザの指がコントロール1201の左側境界からコントロール1201の右側境界にスライドするプロセスにおいて、電子デバイスは映像を記録し続ける。ユーザの指がコントロール1201の右側境界にスライドした後に、電子デバイスは人声の収集を停止し、映像を記録する。この場合、電子デバイスが映像を記録するとき、ユーザは、リアルタイムでカメラによって収集された画像を全画面モードでプレビューし得ることに留意されたい。
【0143】
図12に示される、音声及び映像を迅速に記録する方式が使用されるとき、電子デバイスは代替的に、ユーザの指がコントロール1201の左側境界からコントロール1201の右側境界にスライドすることに応答して人声を収集し、ユーザの指がコントロール1201の右側境界からコントロール1201の左側境界にスライドすることに応答して映像を記録し得ることが理解されるべきである。
【0144】
図11又は
図12において提供される、人声及び/又は映像を迅速に記録する前述の方式は、ユーザが指を使用することによって操作を実行する例を使用することによって説明されることに留意されたい。ユーザは代替的に、指ではなくスタイラスを使用することによって操作を実行し得ることが理解され得る。
【0145】
本願の本実施形態において、電子デバイスが音声及び映像メッセージミキシング機能を可能にするとき、ユーザは、上述の操作方式で音声及び映像ミキシングを実行し得る。例えば、ユーザは、インスタントメッセージアプリケーションの設定インタフェースにおいて音声及び映像メッセージミキシング機能を有効化し得る。例えば、
図13A及び
図13Bに示されるように、インタフェース1310は、アプリケーションの設定インタフェースの概略図であり、複数の設定コントロール、例えば、一般項目、アカウント切り替え、ログアウトを含む。ユーザが通信をタップするとき、電子デバイスはインタフェース1310を表示する。例えば、インタフェース1310は、音声及び映像メッセージミキシング機能の有効化又は無効化を制御するように構成されているコントロール1303を含む。コントロール1303が有効化されるとき、電子デバイスの音声及び映像メッセージミキシング機能が有効化される。コントロール1303が無効化されるとき、電子デバイスの音声及び映像メッセージミキシング機能が有効化される。すなわち、コントロール1303が無効化されるとき、電子デバイスは、音声及び映像メッセージミキシングを実行できない。例えば、ユーザがコントロール1303を有効化する操作に応答して、電子デバイスは、音声及び映像ミキシング機能を有効化する。別の例では、ユーザがコントロール1303を無効化する操作に応答して、電子デバイスは、音声及び映像ミキシング機能を無効化する。
【0146】
いくつかの他の実施形態において、ユーザインタフェース1310は更に、メッセージ入力ボタン設定コントロール、及び/又は、映像メッセージ表示スタイル設定コントロールを含み得る。例えば、ユーザが入力ボタン設定コントロールをタップするとき、電子デバイスは、ボタン設定リスト1301を表示し得る。ボタン設定リスト1301は、ボタン機能オプション、例えば、音声及び映像記録、又は、音声記録を含む。ユーザが音声及び映像記録を選択するとき、電子デバイスは、コントロール1001、コントロール1101、又はコントロール1201に対して操作を実行することによって、音声及び映像を記録し得る。ユーザが音声記録を選択するとき、電子デバイスは、コントロール1001、コントロール1101、又はコントロール1201に対して操作を実行することによって音声を記録し得る。詳細については、
図1に示されるコントロール202を使用することによってユーザが音声を記録する操作方式を参照されたい。別の例については、ユーザが映像メッセージ表示スタイルコントロールをタップするとき、電子デバイスは、映像メッセージ表示スタイルリスト1302を表示する。例えば、映像メッセージ表示スタイルリスト1302は、第1スタイル及び第2スタイルを含む。例えば、ユーザが第2スタイルを選択するとき、送信及び受信された映像と関連付けられた、ユーザチャットインタフェースにおける映像メッセージは、第2スタイルで表示され、ユーザは、ユーザの要求に基づいて、映像における音声を再生するか、又は、映像を再生するかを選択し得る。別の例では、ユーザが第1スタイルを選択するとき、送信及び受信された映像と関連付けられた、ユーザチャットインタフェースにおける映像メッセージは、第1スタイルで表示され、ユーザは、映像のみを再生でき、映像における音声を再生することを選択できない。前述の方式において、ユーザは、ユーザの要求に基づいて、映像メッセージ表示スタイル、メッセージ入力ボタン、及び音声及び映像ミキシングを設定できる。これにより、電子デバイスとユーザとの間のインタラクションを改善する。
【0147】
加えて、電子デバイスがユーザチャットインタフェース(例えば、2人より多いユーザを含むグループチャットインタフェース、又は、2人のユーザを含むチャットインタフェース)を表示するとき、ユーザは更に、チャット履歴を個別に転送し得るか、又は、ユーザの要求に基づいてチャット履歴を統合及び転送し得る。ユーザ1及びユーザ2を含むチャットインタフェースが例として使用される。例えば、
図14Aに示されるように、電子デバイスがユーザ1及びユーザ2を含むチャットインタフェースを表示するとき、ユーザは、メッセージ(例えばメッセージ06)をタッチアンドホールドし、電子デバイスはメッセージツールバー1401を表示する。例えば、メッセージツールバー1401は、コピー、転送、お気に入りに追加、削除、及びマルチセレクトのうちの1又は複数のオプションを含む。電子デバイスによって表示されるメッセージツールバー1401におけるオプションは、ユーザによってタッチアンドホールドされる異なるメッセージに基づいて、わずかに異なり得ることに留意されたい。例えば、ユーザによってタッチアンドホールドされるメッセージが、共有のミニプログラム又は場所(例えば、メッセージ07)であるとき、メッセージツールバー1401はコピーを含まないことがあり得る。いくつかの実施形態において、ユーザがメッセージツールバー1401におけるマルチセレクトを選択するとき、電子デバイスは、
図14Bに示されるように、ユーザチャットインタフェースにおいてメッセージ選択コントロールを提示する。ユーザがメッセージ02及びメッセージ05を選択するとき、ユーザは、転送をタップし、電子デバイスは、ユーザチャットインタフェースにおいて転送オプションボックス1402を表示する。例えば、
図14Cに示されるように、転送オプションボックス1402は、個別転送オプション、統合及び転送オプション、及びキャンセルオプションを含む。例えば、ユーザは、統合及び転送オプションを選択する。電子デバイスは、
図14Dに示されるように、チャット選択インタフェースを表示する。ユーザは、インタフェースにおいて、メッセージが送信されるユーザ(グループ又は1人のユーザであり得る)を選択し得る。例えば、ユーザが、私の家族と名付けられたユーザグループ及びEと名付けられたユーザを選択する場合、ユーザがOKをタップした後、
図14Eに示されるように、統合及び転送ボックス1403が表示される。統合及び転送ボックス1403は、ユーザ1のチャット履歴を、名前が選択されているユーザグループ又はユーザへ個別に送信し得る。しかしながら、統合及び転送ボックス1403において、ユーザは、ユーザによって転送されるメッセージの数を見ることができず、送信対象である、及び、転送される必要があるメッセージを修正することもできない。この結果、低い柔軟性がもたらされる。私の家族と名付けられたユーザグループへ転送することは、例として使用される。電子デバイスは、
図14Fに示されるように、ユーザグループ名が私の家族であるチャットインタフェースにおいて、ユーザ1のチャット履歴を表示する。ユーザはユーザ1のチャット履歴をタップし、ユーザによって選択される、ユーザ1のチャットインタフェースにおけるメッセージが、
図14Gに示されるように、リスト形式で表示される。例えば、メッセージ06が写真である場合、ユーザによって選択される、ユーザ1のチャットインタフェースにおけるメッセージをリスト形式で表示するとき、電子デバイスは、写真をユーザに提示できない。
【0148】
本願のいくつかの他の実施形態において、ユーザが
図14Dに示されるOKを選択するとき、電子デバイスは、統合及び転送ボックス1500を表示する。統合及び転送ボックス1500は、
図15Aに示され得、又は、
図15Bに示され得る。
図15Aに示される統合及び転送ボックス1500は、例として使用される。例えば、ユーザがメッセージ02及びメッセージ06を選択するとき、統合及び転送ボックス1500は更に、メッセージ02とメッセージ06との間に位置するメッセージ、例えば、メッセージ03、メッセージ04及びメッセージ05を表示し得る。当然、ユーザがメッセージ02及びメッセージ06を選択するとき、メッセージ02とメッセージ06との間に位置するメッセージ、例えば、メッセージ03、メッセージ04、及びメッセージ05は代替的に、統合及び転送ボックス1500において表示されないことがあり得る。
【0149】
例えば、ユーザは、メッセージ統合及び転送ボックス1500において、対応するメッセージをプレビューし得る。例えば、メッセージがテキストメッセージ又は写真であるとき、ユーザは、メッセージ統合及び転送ボックス1500において対応するテキスト又は対応する写真を見得る。別の例では、メッセージがボイスメッセージであるとき、ユーザは、メッセージをタップすることによって、メッセージ統合及び転送ボックス1500における対応する人声を再生し得る。別の例では、メッセージが映像メッセージであるとき、ユーザは、メッセージをタップすることによって、メッセージ統合及び転送ボックス1500における対応する映像を再生し得る。別の例では、メッセージが文書(例えば、Word文書、Text文書、Excel文書、PPT文書、又はPDF文書)メッセージであるとき、ユーザは、メッセージ統合及び転送ボックス1500における対応する文書を開いて見得る。別の例では、メッセージが場所、ステッカー、又は、共有のミニプログラムであるとき、ユーザはまた、メッセージ統合及び転送ボックス1500においてメッセージをプレビューし得る。メッセージ統合及び転送ボックス1500においてプレビューできるメッセージのフォーマットは、本願の実施形態において限定されることはないことに留意されたい。更に、メッセージ統合及び転送ボックス1500は、ユーザによって選択されるメッセージの数をユーザに提示し得る。
【0150】
別の例では、統合及び転送ボックス1500はコントロール1501を含み得る。ユーザはコントロール1501をタップし、その結果、ユーザ1のチャット履歴が転送されるユーザ名又はユーザグループ名を再選択するために、電子デバイスは、
図14Dに示されるインタフェースに戻り得る。別の例では、統合及び転送ボックス1500は更に、コントロール1502を含み得る。ユーザがコントロール1502をタップすることに応答して、電子デバイスは、
図14Bに示されるインタフェースを表示し、又は、
図15Bに示される統合及び転送ボックス1500を表示し得る。ユーザは、ユーザの要求に基づいて、選択されたメッセージを追加又は削除し得る。更に、いくつかの実施形態において、
図15Bに示される統合及び転送ボックス1500におけるメッセージをプレビューするための進捗バーが、
図16Aに示されるように上に位置し、ユーザが下向きにスライドするとき、電子デバイスは、メッセージ02が後に続く、ユーザ1及びユーザ2を含むチャットインタフェースにおける、N個のメッセージを統合及び転送ボックス1500に更新し得、Nは、1より大きい又はそれに等しい正の整数であり得、ユーザによって予め構成され得るか、又は、電子デバイス上で予め定められ得る。ユーザ1及びユーザ2を含むチャットインタフェースにおける最初のメッセージが更新されるまで、ユーザが下向きにスライドするたびに、電子デバイスは、更新を一回実行する。例えば、1つのメッセージのみ、例えば、メッセージ02が後に続くメッセージ01がある場合、ユーザが下向きにスライドするとき、電子デバイスは、統合及び転送ボックス1500のインタフェースにおいてメッセージ01を表示し得る。ユーザが下向きに再びスライドするとき、電子デバイスは、それ以上更新を実行しない。
【0151】
同様に、統合及び転送ボックス1500におけるメッセージをプレビューするための進捗バーが下に位置し、ユーザが上向きにスライドし続けるとき、電子デバイスは代替的に、メッセージ06が後に続く、ユーザ1及びユーザ2を含むチャットインタフェースにおけるMメッセージを統合及び転送ボックス1500に更新し得、mはNに等しい、又は、等しくないことがあり得ることが理解されるべきである。ユーザ1及びユーザ2を含むチャットインタフェースにおける最後のメッセージが更新されるまで、ユーザが上向きにスライドするたびに、電子デバイスは、更新を一回実行する。このように、統合及び転送ボックスが表示されるとき、転送される必要があるメッセージをユーザが再選択するのに便利である。
【0152】
加えて、別の例では、
図15A及び
図15Bに示されるように、統合及び転送ボックス1500は更に、ユーザ又はユーザグループのプロファイル写真を含み、その結果、ユーザは、チャット履歴が送信されるユーザ又はユーザグループを識別する。更に、いくつかの実施形態において、統合及び転送ボックス1500におけるユーザ又はユーザグループのプロファイル写真は削除アイコンを含む。
図16A及び
図16Bに示されるように、ユーザが、Eと名付けられたユーザのプロファイル写真上の削除アイコンをタップすることに応答して、電子デバイスは、Eと名付けられたユーザを直接削除し得、すなわち、電子デバイスは、ユーザ1のチャット履歴を、Eと名付けられたユーザへ送信する必要はない。このように、チャット履歴が転送されるユーザをユーザが削除するのに便利である。代替的に、統合及び転送ボックス1500におけるユーザ又はユーザグループのプロファイル写真は、ユーザ又はユーザグループの名前など、ユーザ又はユーザグループを識別するために使用され得る別の識別子と置き換えられ得る。これは、本願の実施形態において限定されない。
【0153】
図16A及び
図16Bは、例として使用される。ユーザが、Eと名付けられたユーザのプロファイル写真上の削除アイコンをタップした後に、統合及び転送ボックス1500は、1つのユーザグループのプロファイル写真のみを含む。統合及び転送ボックス1500が1つのプロファイル写真のみを含むとき、電子デバイスは、プロファイル写真上の削除アイコンを隠し得、又は、電子デバイスは、プロファイル写真上の削除画像を表示し得、ユーザが画像上の削除アイコンをタップすることに応答して、電子デバイスは、
図14Dに示されるようなチャット選択インタフェースを表示する。
【0154】
私の家族と名付けられたユーザグループへの転送は例として使用される。ユーザは、私の家族と名付けられたグループチャットインタフェースにおいてチャット履歴メッセージ1701を表示する。チャット履歴メッセージ1701は、
図17におけるAに示されるように、ユーザ2によって転送される、ユーザ1のチャット履歴と関連付けられる。ユーザがチャット履歴メッセージ1701をタップすることに応答して、電子デバイスは、
図17におけるBに示されるように、ユーザ2がユーザ1とのチャット履歴を転送する詳細なインタフェースを表示する。例えば、
図17におけるBに示されるインタフェースにおいて、ユーザ1のチャット履歴は、吹き出し形式におけるユーザに提示され、その結果、ユーザは、ユーザ1とユーザ2との間のチャット履歴の元の表示を復元できる。ユーザは更に、ユーザ1のチャット履歴の詳細なインタフェースにおいて異なるフォーマット、例えば、写真、テキスト、映像、音声、場所、ステッカー、文書、共有のリンク、又は、共有のミニプログラムでメッセージをプレビューし得る。
【0155】
代替的に、いくつかの実施形態において、ユーザが
図14Aに示されるメッセージ03及びメッセージ04を選択した後、電子デバイスは更に、統合及び転送ボックスにおいてメッセージ09を表示し得る。メッセージ09は、例えば、
図18に示されるように、メッセージ03及びメッセージ04の統合されたメッセージである。ユーザは、統合及び転送ボックスにおいてメッセージ09を一回タップすることによってメッセージ03及びメッセージ04を再生でき、その結果、ユーザは、複数の操作を実行する必要がない。更に、いくつかの実施形態において、ユーザがメッセージ09をタッチアンドホールドするとき、電子デバイスはツールバー1800を表示する。ツールバー1800は、複数のオプション、例えば、速度、削除、追加、及びその他を含み得る。例えば、ユーザが速度をタップするとき、ユーザは、メッセージ09における音声の再生速度を編集し得る。別の例では、ユーザが削除をタップするとき、ユーザは、メッセージ09における音声の内容を編集し得る。別の例では、ユーザが追加をタップするとき、ユーザは、メッセージ09における音声に内容を追加し得る。異なるメッセージでは、電子デバイスによって表示されるツールバー1800におけるオプションは異なり得ることに留意されたい。例えば、写真では、ツールバー1800は、Meitu及び美化を含み得る。別の例では、テキストメッセージについては、ツールバー1800は、フォント及びサイズを含み得る。
【0156】
本願の実施形態において、電子デバイスは、時間を参照して、1又は複数のユーザによって送信される同一の種類のメッセージに対して統合処理を実行し得ることに留意されたい。例えば、電子デバイスについては、第1スタイルの映像及び音声は、同一の種類のメッセージであり得る。
【0157】
例えば、電子デバイスが統合及び転送ボックスにおいて統合メッセージを表示し、ユーザがチャットインタフェースにおいて統合及び転送されたチャット履歴を見るとき、電子デバイスは、統合されたメッセージ形式で、統合及び転送されたチャット履歴をユーザに提示し得、又は、吹き出し形式で、統合及び転送されたチャット履歴を個別にユーザに提示し得る。これについては、限定されない。
【0158】
上述のメッセージ表示方式はまた、個別にメッセージを転送するシナリオに適用可能であり、詳細はここで再び説明しないことに留意されたい。
【0159】
上述の実施形態は個別に使用され得、又は、互いに組み合わせて使用され得、異なる技術的効果を達成する。これについては、限定されない。
【0160】
同一の概念に基づき、本願の実施形態は更に電子デバイスを提供する。
図19に示されるように、電子デバイスは、プロセッサ1901、メモリ1902、表示1903、及びカメラ1904を含む。更に、いくつかの実施形態において、電子デバイスは更に、センサ1905、例えばタッチセンサを含む。
【0161】
例えば、上述のコンポーネントは、1又は複数の通信バスを通じて接続され得る。1又は複数のコンピュータプログラムはメモリ1902に格納され、プロセッサ1901によって実行されるように構成される。1又は複数のコンピュータプログラムは命令を含み、命令は、電子デバイスが上述の実施形態における方法の段階を実行することを可能にするために使用され得る。
【0162】
例えば、プロセッサ1901は具体的には、
図1に示されるプロセッサ110であり得、メモリ1902は具体的には、
図1に示される内部メモリ121及び/又は電子デバイスに接続される外部メモリであり得、ディスプレイ1903は具体的には
図1に示されるディスプレイ194であり得、センサ1905は具体的には
図1に示されるセンサモジュール180における1又は複数のセンサであり得る。これは、本願の実施形態において限定されない。
【0163】
加えて、本願の実施形態は更に、電子デバイス上でグラフィカルユーザインタフェース(graphical user interface, GUI)を提供する。グラフィカルユーザインタフェースは具体的には、電子デバイスが上述の方法の実施形態を実行するときに表示されるグラフィカルユーザインタフェースを含む。
【0164】
文脈に応じて、前述の実施形態において用いられる「とき」又は「後」という用語は、「場合」もしくは「後」又は「判定に応答して」もしくは「検出に応答して」という意味として解釈され得る。同様に、文脈に応じて、「と判定されたとき」又は「(記載された条件又はイベントが)検出された場合」という表現は、「と判定された場合」もしくは「判定に応答して」又は「(記載された条件又はイベントが)検出されたとき」もしくは「(記載された条件又はイベントの)検出に応答して)」という意味として解釈され得る。
【0165】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせにより実装され得る。ソフトウェアが実施形態を実装するために用いられるとき、実施形態の全部又は一部がコンピュータプログラム製品の形式で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされ、コンピュータ上で実行されたとき、本発明の実施形態による手順又は機能は、全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る、又は、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタへ、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波又はマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体であっても、1又は複数の使用可能な媒体を統合するデータ記憶デバイス(例えば、サーバ又はデータセンタ)であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Drive(SSD))などであってよい。矛盾が無いとき、上述の実施形態における解決手段は、使用のために組み合わされ得る。
【0166】
本特許出願書類の一部は、著作権により保護される内容を含むことに留意されたい。著作権所有者は、特許庁の特許書類又は特許庁によって記録された特許書類の内容を複製することを除いて、著作権を留保する。