(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-03
(45)【発行日】2025-03-11
(54)【発明の名称】通信方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20250304BHJP
H04W 48/08 20090101ALI20250304BHJP
H04W 60/00 20090101ALI20250304BHJP
H04W 88/14 20090101ALI20250304BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20250304BHJP
H04W 92/14 20090101ALI20250304BHJP
【FI】
H04W48/18 111
H04W48/08
H04W60/00
H04W88/14
H04W92/24
H04W92/14
(21)【出願番号】P 2023548746
(86)(22)【出願日】2021-02-10
(86)【国際出願番号】 CN2021076583
(87)【国際公開番号】W WO2022170588
(87)【国際公開日】2022-08-18
【審査請求日】2023-09-20
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】崇 ▲衛▼▲微▼
(72)【発明者】
【氏名】辛 ▲陽▼
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲暁▼波
【審査官】伊藤 嘉彦
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-535692(JP,A)
【文献】国際公開第2019/217806(WO,A1)
【文献】特表2020-523807(JP,A)
【文献】特表2020-533876(JP,A)
【文献】Huawei, HiSilicon,TS 23.501: Procedures between PCF and AMF,3GPP TSG SA WG2 Meeting #120 S2-172857,2017年04月10日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_120_Busan/Docs/S2-172857.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第4世代(4G)ネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、
第5世代(5G)ネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信するステップであって、前記ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、前記ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む、ステップと、
前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、前記端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するステップと、
前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記端末デバイスによって使用される必要がある前記ワイヤレスアクセス情報を前記
4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信するステップと
を含
み、
第4世代(4G)ネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、第5世代(5G)ネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信する前記ステップは、
前記端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記5Gネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信された前記端末デバイスの前記ワイヤレスアクセス支援情報を受信するステップ
を含む、方法。
【請求項2】
前記ワイヤレスアクセス支援情報は、少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、前記マッチング条件は、前記少なくとも1つのワイヤレス
アクセス情報に対応する少なくとも1つのマッチング条件を含み、前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、前記端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する前記ステップは、
前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記端末デバイスの時間情報が前記少なくとも1つのマッチング条件のうちの第1のマッチング条件を満たすと決定するステップと、
前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記第1のマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が前記端末デバイスによって使用される必要がある前記ワイヤレスアクセス情報であると決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのマッチング条件は、前記
4Gネットワークに対応するマッチング条件を含み、前記端末デバイスによって使用される必要がある前記ワイヤレスアクセス情報は、前記
4Gネットワークに優先的にキャンプオンする際に前記端末デバイスを支援するために使用される、請求項
2に記載の方法。
【請求項4】
前記
4Gネットワークに対応する前記マッチング条件は、第1の時間条件を含み、前記端末デバイスによって使用される必要がある前記ワイヤレスアクセス情報は、前記第1の時間条件の下で前記
4Gネットワークに優先的にキャンプオンする際に前記端末デバイスを支援するために使用される、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
前記ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術(RAT)/周波数選択優先度インデックスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記マッチング条件は、
前記端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報
のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
通信方法であって、
第5世代(5G)ネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得するステップであって、前記ワイヤレスアクセス支援情報は、前記端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、前記ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む、ステップと、
前記第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記ワイヤレスアクセス支援情報を
第4世代(4G)ネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信するステップと
を含
み、
前記第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記ワイヤレスアクセス支援情報を第4世代(4G)ネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信する前記ステップは、
前記端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、前記第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、前記ワイヤレスアクセス支援情報を前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信するステップ
を含む、方法。
【請求項8】
第5世代(5G)ネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得する前記ステップは、
前記第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、ポリシー制御機能ネットワーク要素から前記ワイヤレスアクセス支援情報を取得するステップ、または
前記第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素により、統合データ管理センターネットワーク要素から前記ワイヤレスアクセス支援情報を取得するステップ
を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
通信装置であって、請求項1から
6のいずれか一項に記載の方
法のステップを実行する手段を備える、装置。
【請求項10】
通信装置であって
、請求項
7または8に記載の方
法のステップを実行する手段を備える、装置。
【請求項11】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から
6のいずれか一項に記載の方
法を実施可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは
、請求項
7または8に記載の方
法を実施可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
チップシステムであって、前記チップシステムが実装された通信デバイスが請求項1から
6のいずれか一項に記載の方
法を実施可能となるように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、前記コンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサを備える、チップシステム。
【請求項14】
チップシステムであって、前記チップシステムが実装された通信デバイス
が請求項
7または8に記載の方
法を実施可能となるように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、前記コンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサを備える、チップシステム。
【請求項15】
通信システムであって、
請求項1から
6のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素と、
前記第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信される、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を受信するように構成されたアクセスネットワークデバイスと
を備える、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信分野に関し、より具体的には、通信方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の通信ネットワークでは、第5世代(5th generation、5G)通信ネットワークおよび第4世代(4th generation、4G)ネットワークは同じカバレッジ内に配置されることができる。したがって、端末デバイスは、5Gにおける次世代無線アクセスネットワーク(next generation radio access network、NG-RAN)または4Gネットワークにおける無線アクセスネットワークを介してネットワークにアクセスすることができる。すなわち、端末デバイスは、様々な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を介してネットワークにアクセスすることができる。
【0003】
5Gネットワークでは、ネットワーク側は、端末デバイスが適切なターゲットRAT/周波数を選択することを支援することができる。しかしながら、端末デバイスが、ターゲットRAT/周波数情報に基づいて、端末デバイスが4Gネットワークにアクセスする必要があると決定した場合、端末デバイスは、時間内に4Gネットワークにアクセスすることに失敗する可能性があり、または4Gネットワークにアクセスした後に適切な条件下で5Gネットワークに戻ることに失敗する可能性がある。これは、ネットワークリソースの浪費につながり、ユーザエクスペリエンスを低下させる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願は、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを改善するための通信方法および通信装置を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、通信方法が提供され、方法は、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含み、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む。第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0006】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワークのモビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)であってよい。第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってもよい。第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスeNBであってもよい。
【0007】
本出願の解決策によれば、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信し、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定し、使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信し、その結果、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスが第1のネットワークにアクセスすることを可能にすることに失敗するという問題を回避し、端末デバイスが適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることを確実にし、それによって、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0008】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0009】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信された端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含む。
【0010】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含む。
【0011】
可能な実装形態では、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素であり得る。端末デバイスのモビリティ管理プロセスは、端末デバイスのトラッキングエリア更新(tracking area update、TAU)プロセスまたは端末デバイスのリダイレクションプロセスを含む。
【0012】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワーク内の第2のアクセス管理ネットワークによって送信されたワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信された端末デバイスのコンテキスト情報を受信することを含み、コンテキスト情報は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0013】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワーク内の第2のアクセス管理ネットワークによって送信されたワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、UEコンテキスト要求(UE context request)メッセージを第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することを含み、メッセージは、端末デバイスのコンテキスト情報を要求するために使用される。第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信されたUEコンテキスト応答(UE context response)メッセージを受信し、UEコンテキスト応答メッセージは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0014】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワーク内の第2のアクセス管理ネットワークによって送信されたワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信されたハンドオーバ要求(handover request)メッセージまたは転送再配置要求(forward relocation request)メッセージを受信することを含み、ハンドオーバ要求メッセージまたは転送再配置要求メッセージは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0015】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバ(home subscriber server、HSS)を介して、第2のネットワーク内の統合データ管理機能ネットワーク要素からワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含む。
【0016】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバを介して、第2のネットワーク内の統合データ管理機能ネットワーク要素からワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバHSSを介して、第2のネットワーク内の統合データ管理機能ネットワーク要素によって送信された端末デバイスのコンテキスト情報またはサブスクリプション情報を受信することを含み、コンテキスト情報またはサブスクリプション情報は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援ポリシーを含む。
【0017】
例えば、端末デバイスの登録プロセスまたはトラッキングエリア更新(Tracking Area Update、TAU)プロセスにおいて、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、UE位置要求(UE location request)メッセージをHSSに送信し、メッセージは、端末デバイスの位置および端末デバイスのサブスクリプションデータなどの情報を取得するために使用される。HSSは、UE位置応答(UE location response)メッセージを第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することができ、UE位置応答メッセージは、ワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0018】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスが少なくとも1つのマッチング条件のうちの1つ以上のマッチング条件を満たすと決定することを含む。第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、1つ以上のマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定する。
【0019】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。あるいは、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークの第1の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0020】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の時間条件の下で第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。あるいは、第1のネットワークの第1の周波数に対応するマッチング条件は、第1の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0021】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の位置条件、第1のサービスタイプ条件、第1のネットワーク負荷条件などをさらに含み得る。
【0022】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。あるいは、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークの第2の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0023】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第2のネットワークに対応するマッチング条件は、第2の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の時間条件の下で第2のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。あるいは、第2のネットワークの第2の周波数に対応するマッチング条件は、第2の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0024】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、第2のネットワークに対応するマッチング条件は、第2の位置条件、第2のサービスタイプ条件、第2のネットワーク負荷条件などをさらに含み得る。
【0025】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術(RAT)/周波数選択優先度インデックス(RFSP index)を含む。
【0026】
第1の態様に関連して、第1の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、サブスクライバプロファイルID(subscriber profile ID for RAT/frequency priority、SPID)を含む。
【0027】
第2の態様によれば、通信方法が提供され、方法は、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得することを含み、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む。第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定し、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信するために、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって使用される。
【0028】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワークのモビリティ管理エンティティMMEであってよく、第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスeNBであってよい。第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってもよい。第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のアクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFであり得る。
【0029】
本出願の解決策によれば、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、その結果、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報を介して、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定することができ、使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。これは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、それによって、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0030】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0031】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得することは、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素がポリシー制御機能ネットワーク要素から端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得すること、または第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が統合データ管理センターネットワーク要素から端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得することを含む。第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のアクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素であり得る。端末デバイスの登録プロセスにおいて、アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素は、要求メッセージをポリシー制御機能ネットワーク要素に送信して、端末デバイスに対応するアクセスおよびモビリティポリシー(AM policy)を取得する。ポリシー制御機能ネットワーク要素は、アクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素の要求時に、対応するアクセスおよびモビリティポリシーを送信し、アクセスおよびモビリティポリシーは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0032】
別の例では、端末デバイスの登録プロセスまたは位置更新プロセスにおいて、アクセスおよびモビリティ管理機能のネットワーク要素は、端末デバイスのコンテキスト登録要求(Nudm_UECM_Registration request)メッセージまたはコンテキスト取得要求(Nudm_UECM_Get request)を統合データ管理センターのネットワーク要素に送信する。統合データ管理センターネットワーク要素は、コンテキスト登録応答(Nudm_UECM_Registration response)メッセージまたはコンテキスト取得応答(Nudm_UECM_Get response)メッセージを介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を送信することができる。
【0033】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素がワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することは、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素がワイヤレスアクセス支援情報を第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することを含む。
【0034】
可能な実装形態では、端末デバイスのモビリティ管理プロセスは、端末デバイスのトラッキングエリア更新(tracking area update、TAU)プロセスまたは端末デバイスのリダイレクションプロセスを含む。
【0035】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素がワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することは、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に端末デバイスのコンテキスト情報を送信することを含み、コンテキスト情報は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。例えば、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、コンテキスト要求(UE context request)メッセージを第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、コンテキスト応答メッセージ(UE context response)を介して端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を送信することができる。
【0036】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得した後、方法は、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定することをさらに含む。第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信する。
【0037】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定することは、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスが少なくとも1つのマッチング条件のうちの1つ以上のマッチング条件を満たすと決定することを含む。第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、1つ以上のマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定する。
【0038】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。あるいは、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークの第1の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0039】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第1のネットワークまたは第1のネットワークの第1の周波数に対応するマッチング条件は、第1の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の時間条件の下で第1のネットワークまたは第1のネットワークの第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0040】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の位置条件、第1のサービスタイプ条件、第1のネットワーク負荷条件などをさらに含み得る。
【0041】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスが第2のネットワークに優先的にキャンプオンするのを支援するために使用される。あるいは、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークの第2の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0042】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第2のネットワークまたは第2のネットワークの第2の周波数に対応するマッチング条件は、第2の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の時間条件の下で第2のネットワークまたは第2のネットワークの第2の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0043】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の位置条件、第1のサービスタイプ条件、第1のネットワーク負荷条件などをさらに含み得る。
【0044】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術(RAT)/周波数選択優先度インデックスRFSP indexを含む。
【0045】
第2の態様に関連して、第2の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報はサブスクライバプロファイルID(SPID)を含む。
【0046】
第3の態様によれば、通信方法が提供され、方法は、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバが、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含み、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む。ホームサブスクライバサーバは、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定し、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信するために、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって使用される。
【0047】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバは、4Gネットワーク内のホームサブスクライバサーバ(home subscriber server、HSS)であってよい。第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワーク内のモビリティ管理エンティティMMEであってよく、第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってよい。第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスeNBであってもよい。
【0048】
本出願の解決策によれば、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に、第2のネットワークからのワイヤレスアクセス支援情報を送信し、その結果、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報を介して、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定することができ、使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。これは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0049】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。
【0050】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0051】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバが第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、ホームサブスクライバサーバが、第2のネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素によって送信されたワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含む。
【0052】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバが第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、ホームサブスクライバサーバが第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することを含む。
【0053】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバが第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、ホームサブスクライバサーバが、第2のネットワーク内のポリシー制御機能のネットワーク要素から端末デバイスのコンテキスト情報またはサブスクリプションデータを受信することを含み、コンテキスト情報またはサブスクリプションデータは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。例えば、ポリシー制御機能のネットワーク要素は、端末デバイスのコンテキスト管理登録(Nudm_UEContextManagement_registration)サービスを呼び出すことによって、または端末デバイスのコンテキスト管理更新(Nudm_UEContextManagement_update)サービスを呼び出すことによって、ワイヤレスアクセス支援情報をホームサブスクライバサーバに送信することができる。
【0054】
別の例では、ポリシー制御機能のネットワーク要素は、データ管理作成(Nudr_DataManagementCreate)サービスまたはデータ管理更新(Nudr_DataManagementUpdate)サービスを呼び出すことによって、統合データリポジトリ(unified data repository、UDR)に端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を送信し、ホームサブスクライバサーバは、データ管理クエリ(Nudr_DataManagementQuery)サービスまたはデータ管理サブスクリプション(Nudr_DataManagementSubscribe)サービスを呼び出すことによって、UDRから端末デバイスのサブスクリプションデータを取得してもよい。サブスクリプションデータは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含んでもよい。あるいは、ポリシー制御機能のネットワーク要素は、第2のネットワーク内の統合データ管理ネットワーク要素のサブスクリプションデータ管理(Nudm_Subscriber_DataManagement_Info)サービスを呼び出すことによって、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をホームサブスクライバサーバに送信してもよい。
【0055】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバがワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、UE位置要求(UE location request)メッセージをホームサブスクライバサーバに送信し、メッセージは、端末デバイスの位置を報告し、端末デバイスのサブスクリプションデータを取得するために使用されることと、ホームサブスクライバサーバによって、UE位置応答(UE location response)メッセージを第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することであって、応答メッセージは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含むこととを含む。
【0056】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックス(RFSP index)を含む。
【0057】
第3の態様に関連して、第3の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報はサブスクライバプロファイルID(SPID)を含む。
【0058】
第4の態様によれば、通信方法が提供され、方法は、第2のネットワーク内のポリシー制御機能のネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定することを含み、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む。ポリシー制御機能ネットワーク要素は、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素を介してワイヤレスアクセス支援情報を取得し、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するように、ワイヤレスアクセス支援情報を第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信する。あるいは、ポリシー制御機能ネットワーク要素は、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素がホームサブスクライバサーバを介してワイヤレスアクセス支援情報を取得し、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するように、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバに送信する。
【0059】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワーク内のモビリティ管理エンティティであってよく、第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってよい。第2のネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素PCFであってもよく、または4Gネットワーク内のポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function、PCRF)ネットワーク要素とPCFネットワーク要素との組み合わせであってもよい。
【0060】
本出願の解決策によれば、第2のネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定し、ワイヤレスアクセス支援情報を第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素または第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバに送信し、その結果、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素を介してワイヤレスアクセス支援情報を取得し、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。これは、第1のネットワークが、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0061】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。
【0062】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0063】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、第2のネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素が端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定することは、ポリシー制御機能ネットワーク要素が、データ解析ネットワーク要素によって送信されたデータ解析結果に基づいてワイヤレスアクセス支援情報を決定することを含む。データ解析ネットワーク要素は、ネットワークデータ解析機能(network data analytics function、NWDAF)ネットワーク要素であってもよく、データ解析結果は、以下の情報、すなわち、UEサービスインユース解析(UE service in use analytics)、RATごとおよび/または周波数ごとのサービスエクスペリエンス解析(service experience per RAT and/or per frequency analytics)、データ分散解析(data dispersion analytics)、ユーザデータ輻輳解析(user data congestion analytics)、およびRAT/周波数使用解析(RAT/frequency usage analytics)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0064】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、ポリシー制御機能ネットワーク要素がワイヤレスアクセス支援情報を第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信することは、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスに対応するアクセスおよびモビリティポリシー(AM policy)を取得するために、要求メッセージをポリシー制御機能ネットワーク要素に送信することを含む。ポリシー制御機能ネットワーク要素は、端末デバイスに対応するアクセスおよびモビリティポリシーを第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、アクセスおよびモビリティポリシーは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0065】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、ポリシー制御機能のネットワーク要素が第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバにワイヤレスアクセス支援情報を送信することは、ポリシー制御機能のネットワーク要素がホームサブスクライバサーバに端末デバイスのコンテキスト情報を送信することを含み、コンテキスト情報は、ワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0066】
例えば、ポリシー制御機能のネットワーク要素は、端末デバイスのコンテキスト管理登録(Nudm_UEContextManagement_registration)サービスを呼び出すことによって、または端末デバイスのコンテキスト管理更新(Nudm_UEContextManagement_update)サービスを呼び出すことによって、ワイヤレスアクセス支援情報をホームサブスクライバサーバに送信する。
【0067】
あるいは、ポリシー制御機能ネットワーク要素は、端末デバイスのサブスクリプションデータをホームサブスクライバサーバに送信し、サブスクリプションデータは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0068】
例えば、ポリシー制御機能のネットワーク要素は、データ管理作成(Nudr_DataManagementCreate)サービスまたはデータ管理更新サービス(Nudr_DataManagementUpdate)を呼び出すことによって、統合データリポジトリ(unified data repository、UDR)に端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を送信し、ホームサブスクライバサーバは、データ管理クエリ(Nudr_DataManagementQuery)サービスまたはデータ管理サブスクリプション(Nudr_DataManagementSubscribe)サービスを呼び出すことによって、UDRから端末デバイスのサブスクリプションデータを取得してよい。サブスクリプションデータは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含んでもよい。別の例では、ポリシー制御機能のネットワーク要素は、第2のネットワーク内の統合データ管理ネットワーク要素内のサブスクリプションデータ管理(Nudm_Subscriber_DataManagement_Info)サービスを呼び出すことによって、ワイヤレスアクセス支援情報をホームサブスクライバサーバに送信することができる。
【0069】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックス(RFSP index)を含む。
【0070】
第4の態様に関連して、第4の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報はサブスクライバプロファイルID(SPID)を含む。
【0071】
第5の態様によれば、通信方法が提供され、方法は、第2のネットワーク内のポリシー制御機能のネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定することを含み、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む。ポリシー制御機能ネットワーク要素は、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素がユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素またはセッションゲートウェイネットワーク要素を介してワイヤレスアクセス支援情報を取得し、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するように、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素またはセッションゲートウェイネットワーク要素に送信する。
【0072】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワークのモビリティ管理エンティティMMEであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワーク内のeNBであってよい。ユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素は、4Gネットワーク内のパケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway、PGW)であってよく、セッションゲートウェイネットワーク要素は、4Gネットワーク内のサービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)であってよい。
【0073】
第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってもよい。ポリシー制御機能ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素PCFであってもよく、または4Gネットワーク内のポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function、PCRF)ネットワーク要素とPCFネットワーク要素との組み合わせであってもよい。
【0074】
本出願の解決策によれば、第2のネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定し、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素またはセッションゲートウェイネットワーク要素に送信し、その結果、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素またはセッションゲートウェイネットワーク要素を介してワイヤレスアクセス支援情報を取得し、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用されるワイヤレスアクセス情報を決定する。これは、第1のネットワークが、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0075】
第5の態様に関連して、第5の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。
【0076】
第5の態様に関連して、第5の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0077】
第5の態様に関連して、第5の態様の一部の実装形態では、第2のネットワーク内のポリシー制御機能ネットワーク要素が端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定することは、ポリシー制御機能ネットワーク要素が、データ解析ネットワーク要素によって送信されたデータ解析結果に基づいてワイヤレスアクセス支援情報を決定することを含む。データ解析ネットワーク要素は、ネットワークデータ解析機能(network data analytics function、NWDAF)ネットワーク要素であってもよく、データ解析結果は、以下の情報、すなわち、UEサービスインユース解析(UE service in use analytics)、RATごとおよび/または周波数ごとのサービスエクスペリエンス解析(service experience per RAT and/or per frequency analytics)、データ分散解析(data dispersion analytics)、ユーザデータ輻輳解析(user data congestion analytics)、およびRAT/周波数使用解析(RAT/frequency usage analytics)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0078】
例えば、ポリシー制御ネットワーク要素は、IP-CANセッション変更メッセージを介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素に送信する。ユーザプレーンゲートウェイネットワーク要素は、ベアラ更新要求(update bearer request)メッセージを介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をセッションゲートウェイネットワーク要素に送信する。セッションゲートウェイネットワーク要素は、ベアラ更新要求(update bearer request)メッセージを介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を第1のアクセス管理ネットワークに送信する。
【0079】
第5の態様に関連して、第5の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックス(RFSP index)を含む。
【0080】
第5の態様に関連して、第5の態様の一部の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報はサブスクライバプロファイルID(SPID)を含む。
【0081】
第6の態様によれば、通信装置が提供され、装置は、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信するように構成されたトランシーバユニットであって、ワイヤレスアクセス支援情報が、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報およびワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件を含む、トランシーバユニットと、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するように構成された処理ユニットとを含み、トランシーバユニットは、第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信するようにさらに構成される。
【0082】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワーク内のモビリティ管理エンティティMMEであってよく、第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってよい。第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスeNBであってもよい。
【0083】
本出願において提供される通信装置によれば、トランシーバユニットは、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信し、処理ユニットは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定し、使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を、トランシーバユニットを通じて第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。これは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0084】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、マッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0085】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信された端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を受信するように特に構成される。
【0086】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信された端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を受信するように特に構成される。
【0087】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信された端末デバイスのコンテキスト情報を受信するように特に構成され、端末デバイスのコンテキスト情報は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0088】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバを介して、第2のネットワーク内の統合データ管理機能ネットワーク要素によって送信されたワイヤレスアクセス支援情報を受信するように特に構成される。
【0089】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、ホームサブスクライバサーバを介して、統合データ管理機能のネットワーク要素によって送信された端末デバイスのコンテキスト情報またはサブスクリプション情報を受信するように特に構成され、コンテキスト情報またはサブスクリプション情報は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0090】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。処理ユニットは、端末デバイスが少なくとも1つのマッチング条件のうちの1つ以上のマッチング条件を満たすと決定し、1つ以上のマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定するように特に構成される。
【0091】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0092】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の時間条件の下で第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の位置条件、第1のサービスタイプ条件、第1のネットワーク負荷条件などをさらに含み得る。
【0093】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークの第1の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0094】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスが第2のネットワークに優先的にキャンプオンするのを支援するために使用される。
【0095】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、第2のネットワークに対応するマッチング条件は、第2の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の時間条件の下で第2のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。第2のネットワークに対応するマッチング条件は、第2の位置条件、第2のサービスタイプ条件、第2のネットワーク負荷条件などをさらに含み得る。
【0096】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークの第2の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0097】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術(RAT)/周波数選択優先度インデックスを含む。
【0098】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報はサブスクライバプロファイルID(SPID)を含む。
【0099】
第6の態様に関連して、第6の態様の別の実装形態では、第1のネットワークは第4世代(4G)ネットワークを含み、第2のネットワークは第5世代(5G)ネットワークを含む。
【0100】
第7の態様によれば、通信装置が提供され、装置は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得するように構成されたトランシーバユニットであって、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む、トランシーバユニットを含み、トランシーバユニットは、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成され、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定し、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信するために、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって使用される。
【0101】
可能な実装形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワークのモビリティ管理エンティティMMEであってよく、第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスeNBであってよい。第2のネットワークは、4Gネットワークとは異なる規格のモバイルネットワーク、例えば、5Gネットワーク、またはより高い規格のモバイルネットワークであってもよい。第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のアクセスおよびモビリティ管理機能ネットワーク要素AMFであり得る。
【0102】
本出願において提供される通信装置によれば、トランシーバユニットは、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、その結果、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報を介して、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定することができ、使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。これは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0103】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、マッチング条件は、端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、時間情報、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、およびネットワーク負荷情報のうちの少なくとも1つのマッチング情報を含む。
【0104】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、ポリシー制御機能ネットワーク要素から端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得するか、または統合データ管理センターネットワーク要素から端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を取得するようにさらに構成される。
【0105】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、ワイヤレスアクセス支援情報を第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信するように特に構成される。
【0106】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、トランシーバユニットは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように特に構成され、コンテキスト情報は、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。
【0107】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、装置は、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するように構成された処理ユニットをさらに含み、トランシーバユニットは、第2のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信するようにさらに構成される。
【0108】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報を含み、マッチング条件は、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件を含む。処理ユニットは、端末デバイスが少なくとも1つのマッチング条件のうちの1つ以上のマッチング条件を満たすと決定し、1つ以上のマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定するように特に構成される。
【0109】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0110】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、第1のネットワークに対応するマッチング条件は、第1の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の時間条件の下で第1のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0111】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第1のネットワークの第1の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第1の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0112】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークに対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0113】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、第2のネットワークに対応するマッチング条件は、第2の時間条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の時間条件の下で第2のネットワークに優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0114】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、1つ以上のマッチング条件は、第2のネットワークの第2の周波数に対応するマッチング条件を含み、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、第2の周波数に優先的にキャンプオンする際に端末デバイスを支援するために使用される。
【0115】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報は、無線アクセス技術(RAT)/周波数選択優先度インデックスを含む。
【0116】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、ワイヤレスアクセス情報はサブスクライバプロファイルID(SPID)を含む。
【0117】
第7の態様に関連して、第7の態様の別の実装形態では、第1のネットワークは第4世代(4G)ネットワークを含み、第2のネットワークは第5世代(5G)ネットワークを含む。
【0118】
第8の態様によれば、通信装置が提供され、装置は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたメモリと、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサとを含み、その結果、通信装置は、第1の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第2の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第3の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第4の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第5の態様の任意の可能な実装形態における通信方法を実施する。
【0119】
第9の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、第2の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、第3の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、第4の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第5の態様の任意の可能な実装形態における通信方法を実施することが可能にされる。
【0120】
第10の態様によれば、チップシステムが提供され、チップシステムは、チップシステムが組み込まれた通信デバイスが、第1の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第2の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第3の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第4の態様の任意の可能な実装形態における通信方法、または第5の態様の任意の可能な実装形態における通信方法を実施するように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサを含む。
【図面の簡単な説明】
【0121】
【
図1】本出願の一実施形態による方法に適用可能な適用シナリオの概略図である。
【
図2】本出願による5Gと4Gとの間のインタラクションのためのネットワークアーキテクチャの概略図である。
【
図3】本出願による通信方法の概略フローチャートである。
【
図4A】本出願による通信方法の概略フローチャートである。
【
図4B】本出願による通信方法の概略フローチャートである。
【
図5A】本出願による通信方法の概略フローチャートである。
【
図5B】本出願による通信方法の概略フローチャートである。
【
図6】本出願による通信装置の一例の概略ブロック図である。
【
図7】本出願による通信装置の別の例の概略ブロック図である。
【
図8】本出願による通信装置の別の例の概略ブロック図である。
【
図9】本出願による通信装置の別の例の概略ブロック図である。
【
図10】本出願による通信装置の一例の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0122】
本出願における技術的解決策は、添付の図面を参照して以下で説明される。
【0123】
本出願の実施形態における技術的解決策は、種々の通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割二重方式(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割二重方式(time division duplex、TDD)、世界規模相互運用マイクロ波アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、第5世代(5th generation、5G)通信システムまたは将来の通信システム、例えば、第6世代(6th generation、6G)通信システム、車両対x(vehicle-to-x、V2X)に適用されてもよく、V2Xは、車両対ネットワーク(vehicle-to-network、V2N)、車両対車両(vehicle-to-vehicle、V2V)、車両対インフラストラクチャ(vehicle-to-infrastructure、V2I)、車両対歩行者(vehicle-to-pedestrian、V2P)、工場通信のためのロングタームエボリューション-車両(long term evolution-vehicle、LTE-V)、車両のインターネット、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)、モノのインターネット(internet of things、IoT)、ロングタームエボリューション-マシン(long term evolution-machine、LTE-M)、マシン対マシン(machine to machine、M2M)を含み得る。
【0124】
図1は、本出願の一実施形態による方法に適用可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワークアーキテクチャは、以下のネットワーク要素をさらに含み得る:
【0125】
1.ユーザ機器(user equipment、UE)110:ワイヤレス通信機能を有する種々のハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、および種々の形態の端末、移動局(mobile station、MS)、端末(terminal)、またはソフト端末などを含み得る。例えば、水道メータ、電気メータ、およびセンサである。
【0126】
例えば、本出願の実施形態におけるユーザ機器は、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、移動局、モバイルコンソール、中継局、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末(user terminal)、端末機器(terminal equipment)、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置であり得る。ユーザ機器はまた、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティングデバイスもしくは別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワーク内のユーザ機器、または将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)もしくは将来の乗り物のインターネット内のユーザ機器などであってもよく、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0127】
限定ではなく例として、本出願のこの実施形態では、ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスと称されることもあり、眼鏡、手袋、腕時計、衣類、および靴などのウェアラブル技術を通じて日常の着用品をインテリジェントに設計することによって開発されたウェアラブルデバイスの一般名である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着されるか、またはユーザの衣服もしくはアクセサリに組み込まれることが可能なポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データインタラクション、およびクラウドインタラクションを通じて強力な機能も実装する。広い意味では、ウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートフォンに依存せずに実装することができる完全な機能、大型、および完全なまたは部分的な機能を含み、例えば、スマートウォッチまたはスマートグラスであり、スマートフォンおよび他のデバイス、例えば、身体兆候モニタリングのための種々のスマートブレスレットおよびスマート宝石類とともに使用される必要がある特定のタイプのアプリケーション機能のみに焦点を当てる。
【0128】
加えて、本出願のこの実施形態では、ユーザ機器は、あるいは、モノのインターネット(internet of Things、IoT)システム内のユーザ機器であり得る。IoTは、情報技術の将来の発展の重要な部分である。その主な技術的特徴は、マン-マシン相互接続およびオブジェクト相互接続のインテリジェントネットワークを実現するために、通信技術を介してオブジェクトをネットワークに接続することである。本出願のこの実施形態では、IoT技術は、例えば、狭帯域(narrow band、NB)技術を通じて、大規模接続、ディープカバレッジ、および端末省電力を実装することができる。加えて、本出願のこの実施形態では、ユーザ機器は、インテリジェントプリンタ、在線検出器、およびガソリンスタンドなどのセンサをさらに含み得、その主な機能は、データ(一部のユーザ機器)を収集することと、アクセスネットワークデバイスの制御情報およびダウンリンクデータを受信することと、電磁波を送信することと、アクセスネットワークデバイスにアップリンクデータを伝送することとを含む。
【0129】
2.(無線)アクセスネットワーク(radio access network、(R)AN)120:特定のエリア内の認可されたユーザ機器のためのネットワークアクセス機能を提供するように構成され、ユーザ機器のレベル、サービス要件などに基づいて異なる品質の伝送トンネルを使用することができる。
【0130】
(R)ANは、無線リソースを管理し、ユーザ機器にアクセスサービスを提供し、ユーザ機器とコアネットワークとの間で制御信号およびユーザ機器データを転送することができる。(R)ANはまた、従来のネットワークにおける基地局として理解され得る。
【0131】
例えば、本出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークデバイスは、ユーザ機器と通信し、ワイヤレス受信および送信機能を有する任意の通信デバイスであってよい。アクセスネットワークデバイスは、発展型ノードB(evolved Node B、eNB)、ベースバンドユニット(baseBand unit、BBU)、およびワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、WIFI)システムにおけるアクセスポイント(access point、AP)、ワイヤレスリレーノード、ワイヤレスバックホールノード、伝送ポイント(transmission point、TP)、または送受信ポイント(transmission and reception point、TRP)などを含むが、これらに限定されず、5G、例えば、NR、システム内のgNB、もしくは伝送ポイント(TRPもしくはTP)、5Gシステム内の基地局のアンテナパネルの1つもしくはグループ(複数のアンテナパネルを含む)であってよく、または、gNBもしくは伝送ポイントを形成するネットワークノード、例えば、ベースバンドユニット(BBU)、分散ユニット(distributed unit、DU)であってよい。
【0132】
一部の展開では、gNBは、中央ユニット(centralized unit、CU)およびDUを含み得る。gNBは、アクティブアンテナユニット(active antenna unit、AAU)をさらに含み得る。CUはgNBの一部の機能を実装し、DUはgNBの一部の機能を実装する。例えば、CUは、非リアルタイムプロトコルおよびサービスを処理する役割を担い、無線リソース制御(radio resource control、RRC)の機能およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層の機能を実装する。DUは、物理層プロトコルおよびリアルタイムサービスを処理する役割を果たし、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、メディアアクセス制御(media access control、MAC)層、および物理(physical、PHY)層の機能を実装する。AAUは、一部の物理層処理機能、無線周波数処理、およびアクティブアンテナに関係する機能を実施する。RRC層における情報は、最終的にPHY層における情報に変換されるか、またはPHY層における情報から変換される。したがって、このアーキテクチャでは、RRC層シグナリングなどの上位層シグナリングは、DUによって送信され得るか、またはDUおよびAAUによって送信され得ると考えられる。アクセスネットワークデバイスは、CUノード、DUノード、およびAAUノードのうちの1つ以上を含むデバイスであり得ることが理解され得る。加えて、CUは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)内のアクセスネットワークデバイスに分割されてよく、または、CUは、コアネットワーク(core network、CN)内のアクセスネットワークデバイスに分割されてよい。これは、本出願において限定されない。
【0133】
3.ユーザプレーンネットワーク要素130:パケットルーティングおよび転送、ユーザプレーンデータのクオリティオブサービス(quality of service、QoS)の処理などに使用される。
【0134】
5G通信システムでは、ユーザプレーンネットワーク要素は、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムでは、ユーザプレーンネットワーク要素は、依然としてUPFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0135】
4.データネットワーク140:データ伝送を提供するために使用されるネットワークである。
【0136】
5G通信システムでは、データネットワークはデータネットワーク(data network、DN)であり得る。将来の通信システムでは、データネットワークは、依然としてDNであり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0137】
5.アクセスおよび管理ネットワーク要素150:モビリティ管理、アクセス管理などのために主に使用され、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)機能におけるセッション管理以外の他の機能、例えば、アクセス認可/認証および他の機能を実装するために使用され得る。
【0138】
5G通信システムにおいて、アクセスおよび管理ネットワーク要素は、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムでは、アクセスおよび管理ネットワーク要素は、依然としてAMFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0139】
6.セッション管理ネットワーク要素160:セッション管理、端末デバイスのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)アドレス割り当ておよび管理、管理可能なユーザプレーン機能の終端点の選択、ポリシー制御および課金機能インターフェース、ダウンリンクデータ通知などのために主に使用される。
【0140】
5G通信システムでは、セッション管理ネットワーク要素は、セッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムにおいて、セッション管理ネットワーク要素は、依然としてSMFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0141】
7.ポリシー制御ネットワーク要素170:ネットワーク挙動をガイドするために使用される統合ポリシーフレームワークであり、ネットワーク要素(例えば、AMFまたはSMFネットワーク要素)または端末デバイスのためのポリシールール情報などを提供する。
【0142】
4G通信システムでは、ポリシー制御ネットワーク要素は、ポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function、PCRF)ネットワーク要素であり得る。5G通信システムでは、ポリシー制御ネットワーク要素は、ポリシー制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムでは、ポリシー制御ネットワーク要素は、依然としてPCFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0143】
8.ネットワークエクスポージャネットワーク要素180:能力およびイベントのエクスポージャをサポートするために主に使用される。
【0144】
5G通信システムでは、ネットワークエクスポージャは、ネットワークエクスポージャ機能(network exposure function、NEF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムでは、ネットワークエクスポージャネットワーク要素は、依然としてNEFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0145】
9.ネットワークリポジトリネットワーク要素190:ネットワーク上の全てのネットワーク機能サービスに関する情報を維持するために使用される。
【0146】
5G通信システムでは、ネットワークリポジトリネットワーク要素は、ネットワークリポジトリ機能(network repository function、NRF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムでは、ネットワークリポジトリネットワーク要素は、依然としてNRFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0147】
10.データ管理ネットワーク要素1100:端末デバイス識別、アクセス認証、登録、モビリティ管理などのために使用される。
【0148】
5G通信システムでは、データ管理ネットワーク要素は、統合データ管理(unified data management、UDM)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、統合データ管理は、依然としてUDMネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0149】
11.アプリケーションネットワーク要素1110:アプリケーションによって影響されるデータをルーティングし、ネットワーク公開機能のネットワーク要素にアクセスし、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと相互作用するなどのために使用される。
【0150】
5G通信システムにおいて、アプリケーションネットワーク要素は、アプリケーション機能(application function、AF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムにおいて、アプリケーションネットワーク要素は、依然としてAFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0151】
12.データ解析ネットワーク要素1120:ネットワークデータ解析機能を実装するために使用される。
【0152】
データ解析ネットワーク要素は、独立したネットワーク要素、または複数のネットワーク要素の組み合わせであってもよく、または他のネットワーク要素と共展開してもよい。例えば、NWDAFネットワーク要素は、AMFまたはセッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素と共展開され得る。
【0153】
5G通信システムでは、データ解析ネットワーク要素は、ネットワークデータ解析機能(network data analytics function、NWDAF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムにおいて、データ解析ネットワーク要素は、依然としてNWDAFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0154】
13.ネットワークスライス選択ネットワーク要素1130:ユーザ機器にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスを選択するために使用される。
【0155】
5G通信システムでは、ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)ネットワーク要素であり得る。将来の通信システムでは、ネットワークスライス選択機能のネットワーク要素は、依然としてNSSFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。
【0156】
前述のネットワーク要素または機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素、または専用ハードウェア上で実行されるソフトウェア機能、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であり得ることが理解され得る。
【0157】
説明を容易にするために、本出願は、アクセス管理機能のネットワーク要素がAMFのネットワーク要素であり、データ解析のネットワーク要素がNWDAFのネットワーク要素であり、ネットワークストレージのネットワーク要素がNRFのネットワーク要素である例を使用することによって、その後説明される。
【0158】
さらに、AMFネットワーク要素はAMFと称され、NWDAFネットワーク要素はNWDAFと称され、NRFネットワーク要素はNRFと称される。換言すれば、本出願において後に説明される全てのAMFは、アクセス管理機能のネットワーク要素と置き換えられてもよく、全てのNWDAFは、ネットワークデータ解析機能のネットワーク要素と置き換えられてもよく、全てのNRFは、ネットワークリポジトリのネットワーク要素と置き換えられてもよい。
【0159】
説明を容易にするために、本出願では、装置がAMFエンティティ、NWDAFエンティティ、またはNRFエンティティである例が、データを取得するための方法を説明するために使用される。装置がAMFエンティティ内のチップ、NWDAFエンティティ内のチップ、またはNRFエンティティ内のチップである実装方法については、装置が別々にAMFエンティティ、NWDAFエンティティ、およびNRFエンティティである具体的な説明を参照されたい。詳細は再度説明されない。
【0160】
図1に示されるネットワークアーキテクチャでは、端末デバイスは、N1インターフェースを介してAMFに接続され、RANは、N2インターフェースを介してAMFに接続され、RANは、N3インターフェースを介してUPFに接続される。
【0161】
UPFは、N9インターフェースを介して互いに接続され、UPFは、N6インターフェースを介してデータネットワーク(data network、DN)に相互接続される。
【0162】
SMFは、N4インターフェースを介してUPFを制御する。
【0163】
NSSFは、Nnssfインターフェースを介してサービス指向アーキテクチャにアクセスして、対応するサービスを提供し、同様に、NRF、PCF、UDM、NWDAF、およびAFは、それらの対応するインターフェースを介してサービス指向アーキテクチャにアクセスして、対応するサービスを提供する。
【0164】
図1のNnef、Nnrf、Npcf、Nudm、Nnwdaf、Naf、Namf、Nsmf、Nnssf、N1、N2、N3、N4、N6は、インターフェースのシリアル番号である。これらのインターフェースシーケンス番号の意味については、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP(登録商標))規格プロトコルにおいて定義されている意味を参照されたい。これは、本明細書では限定されない。
【0165】
図1のネットワーク要素およびネットワーク要素間の通信インターフェースの名前は、現在のプロトコルで指定された例を使用することによって簡単に説明されることに留意されたい。しかしながら、これは、本出願の実施形態が現在知られている通信システムにのみ適用可能であることを意味するものではない。したがって、現在のプロトコルが説明のための例として使用されるときに現れる規格名は、機能説明である。ネットワーク要素、インターフェース、シグナリングなどの具体的な名称は、本出願では限定されず、ネットワーク要素、インターフェース、またはシグナリングの機能を示すだけであり、2G、3G、4G、または将来の通信システムなどの別のシステムに対応して拡張され得る。
【0166】
加えて、一部のネットワークアーキテクチャでは、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、BSFネットワーク要素、およびUDMネットワーク要素などのネットワーク機能ネットワーク要素エンティティは全て、ネットワーク機能(network function、NF)ネットワーク要素と称されることに留意されたい。あるいは、一部の他のネットワークアーキテクチャでは、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、BSFネットワーク要素、およびUDMネットワーク要素などのネットワーク要素のセットは、制御プレーン機能ネットワーク要素と称されることがある。
【0167】
図1は、サービスベースのインターフェースに基づく5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。本出願のこの実施形態では、
図1に示されるNWDAFネットワーク要素は、端末デバイスによって生成されたデータ解析結果、例えば、UEサービスインユース解析(UE service in use analytics)を取得することができ、これは、端末デバイスによるサービスを実行することに関する統計を収集するか、またはその規則を予測するために使用される。
【0168】
以下では、
図2を参照して、5Gと4Gとの間のインタラクションを簡単に説明する。
図2は、本出願による5Gと4Gとの間のインタラクションのネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0169】
図2から分かるように、5Gネットワークは、4Gネットワークと共展開され(
図2に示すように、SMFはPGW-Cと共展開され、UDMはHSSと共展開される)、かつ/またはインタラクティブインターフェースを有効にする(
図2に示すように、N26インターフェースはAMFとMMEとの間で有効にされる)ことにより、2つのネットワーク間のインタラクションを実現する。
【0170】
具体的には、
図2に示す発展型UMTS地上無線アクセスネットワーク(evolved UMTS terrestrial radio access network、E-UTRAN)は、4Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスであり、NG-RANは、5Gネットワーク内のアクセスネットワークデバイスであり、ホームサブスクライバサーバ(home subscriber server、HSS)は、ユーザサブスクリプション情報を記憶するように構成された、4Gネットワーク内のサーバであり、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)は、4Gネットワーク内のユーザプレーンアクセスサービングゲートウェイであり、パケットデータネットワークゲートウェイ制御(packet data network gateway control、PGW-C)およびパケットデータネットワークゲートウェイユーザ(packet data network gateway user、PGW-U)ネットワーク要素は、4Gネットワーク内にあり、ユーザ機器を外部ネットワークに接続することを担い、携帯電話のセッション管理およびベアラ制御、ならびにIPアドレス割り当て、課金サポート、および他の機能をさらに引き受けるネットワーク要素である。
【0171】
図2に示されている各インターフェースの名前(例えば、
図2に示されているS1-MME、S1-U、S11、N26、N3、N1、N2、N11、S11、S5-U、S5-C、N15、N8、N10、およびS6a)は例にすぎず、本出願の保護範囲に対するいかなる限定も構成しないことに留意されたい。
【0172】
NWDAFネットワーク要素は、データの収集、訓練、解析、および推論の機能を有し、ネットワーク要素、サードパーティサービスサーバ、端末デバイス、またはネットワーク管理システムから関係するデータを収集し、関係するデータに基づいてインテリジェント解析訓練を実施し、データ解析結果をネットワーク要素、サードパーティサービスサーバ、端末デバイス、またはネットワーク管理システムに提供するように構成され得る。解析結果は、ネットワークがサービスのサービス品質パラメータを選択するのを支援してもよく、またはネットワークがトラフィックルーティングを実行するのを支援してもよく、またはネットワークがバックグラウンドトラフィック伝送ポリシーを選択するのを支援することができる。この特徴は、ネットワーク保守および制御を容易にし、ネットワークリソース利用を改善し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
【0173】
PCFまたはPCRFは、ネットワーク挙動のための統合ポリシーフレームワークをガイドし、ネットワーク要素(AMFまたはSMFネットワーク要素など)または端末デバイスのためのポリシールール情報などを提供するために使用される。4Gネットワークと5Gネットワークとの間の相互運用を実装するために、PCFおよびPCRFはまた、共展開され得る。説明を容易にするために、本出願のこの実施形態では、共展開されるネットワーク要素は、PCF/PCRFとして表され得る。
【0174】
UDMとHSSとの共展開(UDM/HSS)は、3GPP(登録商標)AKA認証証明書の処理、ユーザ識別、アクセス許可、登録/モビリティ管理、サブスクリプション管理、ショートメッセージ管理などの機能のうちの少なくとも1つを端末デバイスに提供することができる。
【0175】
本出願のこの実施形態では、ユーザ機器またはアクセスネットワークデバイスは、ハードウェア層と、ハードウェア層の上で動作するオペレーティングシステム層と、オペレーティングシステム層の上で動作するアプリケーション層とを含む。ハードウェア層は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、メモリ(メインメモリとも称される)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)を使用することによってサービス処理を実装する任意の1つ以上のタイプのコンピュータオペレーティングシステム、例えば、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであってもよい。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセッシングソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。加えて、本出願の実施形態において提供される方法のコードを記録するプログラムが、本出願の実施形態において提供される方法に従って通信を実施するために実行されることができるならば、本出願の実施形態において提供される方法の実行体の具体的な構造は、本出願の実施形態において特に限定されない。例えば、本出願の実施形態において提供される方法の実行体は、ユーザ機器もしくはアクセスネットワークデバイス、またはユーザ機器もしくはアクセスネットワークデバイスにおいてプログラムを呼び出し、実行することができる機能モジュールであってもよい。
【0176】
以下では、
図3を参照して、本出願において提供される通信方法を詳細に説明する。方法は、
図1に示されるシナリオに適用されてもよく、当然ながら、別の通信シナリオに適用されてもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0177】
S210.第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0178】
本出願の実施形態では、第1のネットワークは、4Gネットワークであってよく、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、4Gネットワーク内のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)であってよい。第2のネットワークは5Gネットワークであってもよく、または第2のネットワークはさらに将来の通信システム(例えば、6Gネットワーク)であってもよい。
【0179】
ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含む。端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報は、RAT/周波数選択優先度(RAT/frequency selection priority、RFSP)インデックス(index)によって表されてよく、異なるRFSP indexは、異なるワイヤレスアクセス情報を表すことができる。あるいは、ワイヤレスアクセス情報は、サブスクライバプロファイルID(subscriber profile ID for RAT/frequency selection priority、SPID)によって表されてもよく、その機能は、RFSP indexの機能と同様である。あるいは、ワイヤレスアクセス情報は、クオリティオブサービスクラス識別子(quality of service class identifier、QCI)または5G QoS識別子(5G QoS identifier、5QI)によって表されてもよく、異なるQCIまたは5QI値が、異なるワイヤレスアクセス情報を表すために使用される。ワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスが異なるRAT/周波数にアクセスするのを支援するために使用される。
【0180】
ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件は、以下のマッチング情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0181】
端末デバイスに対応するユーザタイプ情報、例えば、異なるユーザレベル(ゴールド、シルバー、およびブロンズユーザ)ならびにユーザカテゴリ(成人および青少年)。
【0182】
端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報、例えば、AR/VRサービス、音声サービス、ビデオサービス、データサービス、およびURLLCサービスなどの異なるサービスタイプ。
【0183】
時刻情報、例えば、特定の時刻、または、昼(例えば、8:00~18:00)、夕方、繁忙期(時間帯)、もしくは、閑散期(時間帯)。
【0184】
端末デバイスの位置情報、例えば、トラッキングエリア(tracking area、TA)、トラッキングエリアリスト(TA list)、セル(cell)、またはセルリスト(cell list)などのネットワークエリアを識別するために使用される任意の位置情報。
【0185】
ネットワーク負荷情報、例えば、軽負荷、通常負荷、または重負荷であり、ここでのネットワーク負荷は、アクセスネットワーク負荷、コアネットワーク負荷、ネットワークスライス負荷などを含むことができる。
【0186】
ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する少なくとも1つのワイヤレスアクセス情報と、少なくとも1つのワイヤレス情報にそれぞれ対応する少なくとも1つのマッチング条件とを含むことを理解されたい。例えば、端末デバイス#1に対応するワイヤレスアクセス支援情報が、表1に示されている。ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイス#1に対応するワイヤレスアクセス情報RFSP index 1、RFSP index 2、およびRFSP index 3を含み、それらは、それぞれマッチング条件1、マッチング条件2、およびマッチング条件3に対応する。マッチング条件1に含まれる時間情報は時間帯1であり、例えば、この時間帯は正午(12:00~13:00)であってもよい。同様に、マッチング条件2に含まれる時間情報は、時間帯2であってもよく、マッチング条件3は、時間情報(時間帯3)と、端末デバイス#1によって使用されるサービスタイプ情報(サービスタイプ1、例えば、音声サービス)とを含む。
【0187】
【0188】
特に、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素からワイヤレスアクセス支援情報を受信することであってよく、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、5Gネットワーク内のアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素であってよく、または将来の通信システム内の同様の機能を有するネットワーク要素であってよい。将来の通信システム(例えば、6Gネットワーク)では、第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、依然としてAMFネットワーク要素であり得るか、または別の名前を有し得る。これは、本出願において限定されない。あるいは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバを介して、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0189】
第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することは、端末デバイスのモビリティ管理プロセス、例えば、端末デバイスのトラッキングエリア更新(tracking area update、TAU)プロセス、またはリダイレクションプロセスにおいて、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することであり得る。例えば、端末デバイスが接続状態にある場合、端末デバイスが5Gネットワークから4Gネットワークにハンドオーバされる手順において、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって送信されたハンドオーバ要求(handover request)メッセージまたは転送再配置要求(forward relocation request)メッセージを受信することによって、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を受信する。あるいは、端末デバイスがアイドル状態にある場合、端末デバイスが5Gネットワークから4Gネットワークに移動すると、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、コンテキスト要求(UE context request)メッセージを第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に送信し、コンテキスト応答メッセージ(UE context response)を介して端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0190】
S220.第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。
【0191】
使用されるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスによって使用される可能性が高いワイヤレスアクセス情報であることに留意されたい。その後、端末デバイスまたはアクセスネットワークデバイスのいずれかが、実際の状況に基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。例えば、アクセスネットワークデバイスは、ネットワーク負荷、ネットワーク信号カバレージなどに基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。別の例では、端末デバイスはまた、そのエネルギー消費使用、サービス使用などに基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。
【0192】
具体的には、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、端末デバイスが少なくとも1つのマッチング条件のうちの1つ以上のマッチング条件を満たすと決定することができ、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、1つ以上のマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定することができる。少なくとも1つのマッチング条件が1つのマッチング条件を含むとき、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、端末デバイスが1つのマッチング条件を満たすと決定し、1つのマッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報である。例えば、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイス#1の時間情報(時間帯1、第1の時間条件の一例)がマッチング条件1を満たすと決定した場合、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、マッチング条件1に対応するワイヤレスアクセス情報1が端末デバイス#1によって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定する。別の例では、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイス#1の時間情報(時間帯1)および使用されるサービス情報(音声サービス)がマッチング条件2を満たすと決定した場合、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、マッチング条件2に対応するワイヤレスアクセス情報2が、端末デバイス#1によって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定する。端末デバイスによって使用される必要がある1つ以上のワイヤレスアクセス情報が存在し得ることが理解され得る。これは、本出願において限定されない。
【0193】
端末デバイスがマッチング条件を満たすとき、端末デバイスがマッチング条件に含まれるマッチング情報を満たすこと、または端末デバイスがマッチング情報に対応するマッチング条件における時間条件(例えば、第1の時間条件)、位置条件などを満たすこととして理解されてもよいことに留意されたい。
【0194】
S230.第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。それに対応して、第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、使用されるワイヤレスアクセス情報を受信する。
【0195】
あるいは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信する前に、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、現在のアクセスネットワークデバイス内の端末デバイスのワイヤレスアクセス情報、または最後に送信された端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報とは異なることを最初に決定することができる。この場合、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、使用される必要があるワイヤレスアクセス情報をアクセスネットワークデバイスに送信する。このようにして、繰り返し送信は回避されることができ、シグナリングオーバーヘッドが低減されることができる。
【0196】
特に、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報をアクセスネットワークデバイスに送信することは、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスがアイドル状態にあるときに、端末デバイスのコンテキスト情報をアクセスネットワークデバイスに送信することであってもよい。コンテキスト情報は、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を含み得る。
【0197】
あるいは、本出願の実施形態では、S240がさらに含まれてもよい。第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報に基づいて、対応するRAT/周波数選択優先度を決定し、決定されたRAT/周波数選択優先度に基づいて、端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。
【0198】
具体的には、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報に基づいて、RAT/周波数選択優先度SPIDのための対応するサブスクライバプロファイルIDを決定することができる。例えば、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、RFSP index in use=1として表される場合、アクセスネットワークデバイスは、5Gの2.6 GHz周波数を最高優先度に設定する。別の例では、RFSP index in use=8である場合、アクセスネットワークデバイスは、4Gの800 MHz周波数を最高優先度に設定する。
【0199】
アクセスネットワークデバイスは、決定されたRAT/周波数選択優先度に基づいて、端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。端末デバイスのキャンピングポリシーは、端末デバイスが元のRAT/周波数にキャンプオンし続けること、または端末デバイスが別のRAT/周波数(ターゲットRAT/周波数)にアクセスすることであり得る。例えば、アクセスネットワークデバイスが、最も高い優先度を有するRAT/周波数が現在のRAT/周波数であると決定した場合、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスが現在のRAT/周波数にキャンプオンし続けると決定する。あるいは、アクセスネットワークデバイスが、ターゲットRAT/周波数の優先度が端末デバイスがキャンプオンするRAT/周波数よりも高いと決定した場合、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスがターゲットRAT/周波数に接続すると決定する。
【0200】
本出願の実施形態における解決策によれば、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、第2のネットワークからワイヤレスアクセス支援情報を受信することによって、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定し、使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスに送信する。これは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0201】
図4Aおよび
図4Bは、本出願の一実施形態による通信方法の別の例示的なフローチャートである。本出願において提供される通信方法は、
図4Aおよび
図4Bを参照して詳細に説明される。以下のプロセスのシーケンス番号は、実行シーケンスを意味しない。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装形態プロセスに対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。加えて、以下の方法の実施形態における全ての動作が実施される必要はないことが可能である。
【0202】
S310の前に、第2のネットワーク内のポリシー制御機能(policy control function、PCF)が、データ解析結果を受信し、データ解析結果は、データ解析ネットワーク要素によって生成され、端末デバイスのためのワイヤレスアクセス支援情報を設定する際にPCFを支援するために使用され得る。
【0203】
限定ではなく例として、データ解析結果は、以下の情報のうちの1つ以上を含むことができる:
【0204】
UEサービスインユース解析(UE service in use analytics):この情報は、端末デバイスのサービス実行ルールに関する統計を収集するか、またはサービス実行ルールを予測するために使用され得、少なくとも1つのサービスタイプと、各サービスの開始時間、ロケーション、サービスデータボリューム、開始確率、および持続時間などの情報とを含み得る。
【0205】
RATごとおよび/または周波数ごとのサービスエクスペリエンス解析(service experience per RAT and/or per frequency analytics):この情報は、異なるRATおよび/または周波数における各サービスのサービスエクスペリエンスについての統計を収集し、それを予測するために使用され得る。情報は、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ、RATおよび/または周波数、ならびにサービスエクスペリエンスを含み得る。
【0206】
データ分散解析(data dispersion analytics):この情報は、単一のユーザまたはユーザグループのデータトラフィック情報についての統計を収集するか、またはそれを予測するために使用される。情報は、端末デバイス識別子または端末デバイスグループ識別子、領域、トラフィックの量、データモビリティ分類などを含み得る。
【0207】
ユーザデータ輻輳解析(user data congestion analytics):この情報は、領域内のユーザデータの輻輳状態についての統計を収集するか、またはそれを予測するために使用される。この情報は、領域、データタイプ(制御プレーンまたはユーザプレーン)、および輻輳度(高、中、および低)を含み得る。
【0208】
RAT/周波数使用解析(RAT/frequency usage analytics):この情報は、各RAT/周波数の使用についての統計を収集するか、または各RAT/周波数の使用を予測するために使用され、この情報は、RATおよび/または周波数、ユーザの数、ならびにトラフィックなどの情報を含むことができる。
【0209】
前述のデータ解析結果は、端末デバイス粒度、サービス粒度、もしくはエリア粒度であってよく、またはネットワーク粒度であってよい。例えば、異なる端末デバイスが異なるデータ解析結果に対応してもよく、または、端末デバイスのビデオサービスおよび支払いサービスなどの異なるサービスが異なるデータ解析結果に対応してもよい。
【0210】
可能な実装形態では、PCFは、NWDAFによって能動的に送信されたデータ解析結果を受信することができる。例えば、ネットワークスライス負荷が特定の閾値に達したとき、NWDAFは、データ解析結果をPCFに能動的に送信することができる。あるいは、別の可能な実装形態では、PCFは、PCFの要求時にNWDAFによって送信されたデータ解析結果をさらに受信することができる。例えば、PCFは、解析サブスクリプション要求メッセージ(Nnwdaf_analyticsSubscripiton_subscribe)をNWDAFに送信することができ、メッセージは、端末デバイスまたは端末デバイスグループのデータ解析結果を要求するために使用される。NWDAFは、解析サブスクリプション通知メッセージ(Nnwdaf_analyticsSubscripiton_Notify)を送信し、メッセージは、端末デバイスのデータ解析結果を含む。別の例では、PCFは、解析サブスクリプション通知メッセージ(Nnwdaf_analyticsRequest)をNWDAFにさらに送信することができ、NWDAFは、解析応答メッセージ(Nnwdaf_analyticsResponse)を送信し、メッセージは、端末デバイスのデータ解析結果を含むことができる。
【0211】
PCFによってNWDAFに送信される前述の要求メッセージは、解析される端末デバイスのIDまたは端末デバイスのグループID(group ID)を示し得る。あるいは、PCFは、解析フィルタ(analytics filter)情報を要求メッセージにさらに追加することができる。例えば、要求メッセージにエリア情報が付加されて、エリア内の端末デバイスのデータ解析結果を要求し、または、時間帯などのフィルタ情報が付加されてもよい。
【0212】
S310.PCFは、データ解析ネットワーク要素によって送信されたデータ解析結果に基づいて、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定する。
【0213】
ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応するワイヤレスアクセス情報と、ワイヤレスアクセス情報に対応するマッチング条件とを含み得ることを理解されたい。ワイヤレスアクセス支援情報は、端末デバイスに対応する複数のワイヤレスアクセス情報を含んでもよく、マッチング条件は、複数のマッチング条件を含んでもよい。複数のワイヤレスアクセス情報の各々は、複数のマッチング条件のうちの1つに対応する。ワイヤレスアクセス支援情報の具体的な内容は、S210におけるものと同様であり、詳細はここでは再び説明されない。
【0214】
限定ではなく例として、本出願において、PCFは、NWDAFによって送信されたデータ解析結果に基づいてRAT/周波数選択優先度(RAT/Frequency Selection Priority、RFSP)インデックス(index)値を生成してよく、異なるマッチング条件下で端末デバイスのワイヤレスアクセス情報を示すために異なるRFSPインデックスを使用してよい。RFSPインデックスの値の範囲は、1~256であり得る。値は、コアネットワーク要素を介してアクセスネットワークデバイスに送信され、対応するサブスクライバプロファイルID(SPID)は、アクセスネットワークデバイスによってマッピングされる。例えば、あるシナリオでは、RFSPインデックスに対応する最も高いNR選択優先度がマッピングされ、端末デバイスがこの場合にキャンプオンするためにNRを優先的に選択し得ることを示す。別のシナリオでは、RFSPインデックスに対応する最も高いE-UTRAN選択優先度がマッピングされ、この場合、端末デバイスがキャンプオンすべきE-UTRANを優先的に選択し得ることを示す。別の例では、シナリオにおいて、RFSPインデックスから対応してマッピングされた端末デバイスのアクセス周波数は3.5 GHzであり、この場合、端末デバイスがキャンプオンするために3.5 GHzの周波数を優先的に選択し得ることを示す。別のシナリオでは、RFSPインデックスが端末デバイスのアクセス周波数を2.6 GHzに対応してマッピングする場合、それは、この場合、端末デバイスがキャンプオンするために2.5 GHzの周波数を優先的に選択し得ることを示す。
【0215】
具体的には、例えば、ステップS310においてPCFによって受信されたデータ解析結果は、UEサービスインユース解析(UE service in use analytics)と、RATごとおよび/または周波数ごとのサービスエクスペリエンス(service experience per RAT and/or per frequency analytics)とを含み、PCFは、2つのステップにおいて端末デバイスのRFSP indexを決定することができる。
【0216】
ステップ1:PCFが、端末デバイスによって使用されるサービスの解析結果に基づいて、異なるシナリオにおいて端末デバイスによって使用されるサービスタイプを決定する。例えば、端末デバイス#1は、セルIDが6010003であり、音声サービスの実施開始時刻が10:00であり、継続時間が30分である。端末デバイスが統計期間内の時点において音声サービスを実行する確率は0.8である。この場合、PCFは、利用サービス解析情報に基づいて、セル6010003において端末デバイス#1によって10:00に利用されるサービス種別が音声サービスであると決定する。同様に、PCFは、使用サービス解析情報に基づいて、別の位置または別の時点で端末デバイス#1によって使用されるサービスタイプを決定する。例えば、端末デバイスがある時間帯に仮想現実(virtual reality、VR)サービスを使用する確率が最も高い。あるいは、PCFは、異なるシナリオにおいて端末デバイスのグループによって使用されるサービスタイプを決定することができる。端末デバイスによって使用されるサービスタイプは、特定のサービスタイプであってよく、または、サービスタイプに対応する番号もしくは指示情報であってよい。
【0217】
ステップ2:ステップ1において取得されたサービスタイプに基づいて、PCFは、RATごとおよび/または周波数解析ごとのサービスエクスペリエンス(service experience per RAT and/or per frequency analytics)に基づいて最適ワイヤレスアクセス支援情報を決定する。換言すれば、NWDAFによって送信されたデータ解析結果に基づいてPCFによって選択されたワイヤレスアクセス情報は、サービスタイプのサービスエクスペリエンスを最適化することができる。例えば、統計期間において、端末デバイス#1は、10:00~11:00にセル6010003内にあり、音声サービスを使用する確率は最も高く、4Gネットワークにおけるそのサービスエクスペリエンスは3.0であり、5Gネットワークにおけるサービスエクスペリエンスは2.5である。この場合、PCFは、RFSP indexが4Gネットワークにアクセスするための最も高い優先度に対応すると決定する。別の例では、端末デバイス#1がVRサービスを使用する確率は、14:00~15:00の間に最も高く、5Gネットワークにおけるそのサービスエクスペリエンスは3.0であり、4Gネットワークにおけるサービスエクスペリエンスは2.0である。この場合、PCFは、端末デバイス#1が14:00~15:00の間にセル6010003内にあるとき、RFSP indexが5Gネットワークの最高優先度に対応すると決定する。
【0218】
前述の2つのタイプの情報に加えて、PCFは、他の情報をさらに考慮し得る。例えば、端末デバイスのサービス優先度、端末デバイスのユーザタイプ、ユーザ優先度、およびネットワーク輻輳状態などの情報である。例えば、PCFは、端末デバイス#1の端末デバイスによって使用されるサービスの解析結果に基づいて、端末デバイス#1上で発生するビデオサービスおよび音声サービスの確率が特定のシナリオにおいて同じであるが、ビデオサービスの優先度が音声サービスの優先度よりも高いと決定する。この場合、PCFは、ビデオサービスのサービスエクスペリエンス解析結果に基づいて、ビデオサービスの最良のエクスペリエンスを提供することができるRAT/周波数を選択し得る。別の例では、PCFは、前述の2つのデータ解析結果に基づいて、端末デバイス#1の無線アクセス技術はRAT#1(例えば、NR)であるが、RAT#1のネットワーク負荷は既に高く、端末デバイス#1のユーザ優先度は低いと決定する。この場合、PCFは、端末デバイス#1に対してRAT#2(例えば、E-UTRAN)を選択することを決定してもよい。
【0219】
すなわち、PCFによって決定されたワイヤレスアクセス支援情報は、複数のマッチング条件の下で端末デバイスに対応する複数のワイヤレスアクセス情報を含む。あるいは、端末デバイスに対応し、ワイヤレスアクセス支援情報に含まれるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスの時間情報および位置情報などの情報とともに変化することも理解され得る。その後、ワイヤレスアクセス支援情報は、実際の状況(時間情報、端末デバイスの位置情報など)に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定するAMFによって使用され得る。例えば、端末デバイスによって使用される異なるサービスタイプは、異なるワイヤレスアクセス情報に対応し、または、異なるネットワークエリア内の端末デバイスは、異なるネットワーク負荷ステータスに対応し、異なるローカルポリシーは、異なるワイヤレスアクセス情報に対応し得る。別の例では、5G高周波数の負荷が高いが、5Gコアネットワークの負荷が低い場合、PCFは、端末デバイスのワイヤレスアクセス情報が5G低周波数に対応すると決定することができる。あるいは、5Gネットワーク全体の負荷が比較的高い場合、PCFは、端末のワイヤレスアクセス情報が4Gネットワークに対応すると決定することができる。
【0220】
PCFによって生成されるワイヤレスアクセス支援情報は、単一の端末デバイスの粒度であってもよく、または端末デバイスグループの粒度であってもよいことを理解されたい。ワイヤレスアクセス支援情報が端末デバイスグループの粒度である場合、ワイヤレスアクセス支援情報は、グループ内の各端末デバイスに適用され、例えば、端末デバイスグループは、ゴールドユーザグループ、または関心エリア内の端末デバイスグループであってよい。
【0221】
S320.PCFは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をAMF(第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素の一例)に送信する。それに対応して、AMFはワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0222】
限定ではなく例として、可能な実装形態では、このステップは、端末デバイスの5G登録プロセスにおいて行われ得る。AMFは、端末デバイスの登録メッセージを受信し、要求メッセージをPCFに送信して、対応するアクセスおよびモビリティポリシー(AM policy)を取得する。PCFは、AMFの要求に応じて、対応するアクセスおよびモビリティポリシーを送信し、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報が含まれる。
【0223】
別の可能な実装形態では、このステップは、PCFがアクセスおよびモビリティポリシーをアクティブに更新し、PCFが、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む、更新されたアクセスおよびモビリティポリシーをAMFにアクティブに送信するプロセスにおいて行われ得る。例えば、PCFにおいて構成されたオペレータのローカルポリシーが変化したとき、PCFは、アクセスおよびモビリティポリシーを更新するようにトリガされ、アクセスおよびモビリティポリシーは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。別の例では、PCFが、端末デバイスのサブスクリプションデータが変化したことを検出したとき、またはNWDAFによって送信されたデータ解析結果が変化したとき、PCFは、アクセスおよびモビリティポリシーをアクティブに更新し、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をAMFに送信するようにトリガされ得る。
【0224】
あるいは、方法は、S330をさらに含み得る。AMFは、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。
【0225】
使用されるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスによって使用される可能性が高いワイヤレスアクセス情報であることを理解されたい。その後、端末デバイスまたはアクセスネットワークデバイスのいずれかが、実際の状況に基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。例えば、アクセスネットワークデバイスは、ネットワーク負荷、ネットワーク信号カバレージなどに基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。別の例では、端末デバイスはまた、そのエネルギー消費使用、サービス使用などに基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。
【0226】
可能な実装形態では、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスの使用中RFSP index(RFSP index in use)情報によって表され得る。理解および説明を容易にするために、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報は、RFSP index in use情報であり、説明のための一例として使用される。
【0227】
あるいは、AMFは、UDMから端末デバイスのサブスクライブされたRFSP index情報をさらに取得し、サブスクライブされたRFSP index情報、ローカルポリシーなどを参照して、端末デバイスのRFSP index in use情報を決定することができる。
【0228】
具体的には、AMFは、端末デバイスによって満たされるマッチング条件に基づいて、マッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報を、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報として決定してよい。例えば、AMFが、端末デバイス#1が位置されるネットワークロケーション、端末デバイスによって実行されているまたは実行されるサービスのタイプ、および現在のネットワークの負荷ステータスなどのマッチング情報が、ワイヤレスアクセス支援情報内のマッチング条件1を満たすと決定したとき、マッチング条件1に対応するワイヤレスアクセス情報は、RFSP indexが8に等しいことである。この場合、AMFは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、RFSP index in useが8に等しいことであると決定する。別の例では、AMFが、端末デバイス#1が位置されるネットワークロケーションまたは端末デバイスによって実行されているもしくは実行されるサービスのタイプが変化した、例えば、端末デバイスがセル#1からセル#1に移動した、または端末デバイスによって使用されるサービスタイプが音声サービスからビデオサービスに変化したと決定したとき、AMFは、端末デバイスがワイヤレスアクセス支援情報内のマッチング条件2を満たすと決定し、マッチング条件2に対応するワイヤレスアクセス情報は、RFSP indexが7に等しいことである。この場合、AMFは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、RFSP index in useが7に等しいことであると決定することができる。
【0229】
あるいは、方法は、S340をさらに含み得る。AMFは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセスネットワーク情報をgNB(第2のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスの一例)に送信する。それに対応して、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を受信する。
【0230】
AMFが端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信する前に、AMFは、端末デバイスによって現在満たされているマッチング条件を決定してよい。例えば、AMFが、端末デバイス#1が位置されるネットワークロケーション、実行されているサービスのタイプ、および5Gネットワークの負荷ステータスによって現在満たされているマッチング条件が、ワイヤレスアクセス情報RFSP indexが8に等しいことであると決定した場合、AMFは、端末デバイス#1によって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、RFSP index in useが8に等しいことであると決定し、使用されるワイヤレスアクセス情報(RFSP index in useは8に等しい)をアクセスネットワークデバイスに送信する。端末デバイス#1によって満たされるマッチング条件が変化すると、端末デバイス#1に対応するワイヤレスアクセス支援情報も変化し、AMFによってアクセスネットワークデバイスに送信され、端末デバイス#1によって使用されるワイヤレスアクセス情報もそれに応じて変化することを理解されたい。
【0231】
あるいは、AMFが情報を送信する前に、AMFは、RFSP index in use情報が端末デバイスのためのアクセスネットワークデバイス内に現在あるRFSP index in use情報と同じであるかどうかをさらに決定してよい。あるいは、AMFは、端末デバイスのRFSP index in use情報が、以前に送信された端末デバイスのRFSP index in use情報と同じであるかどうかを決定する。RFSP index in use情報が異なる場合、AMFは、RFSP index in use情報をアクセスネットワークデバイスに送信する。このようにして、AMFは同じRFSP index in use情報を繰り返し送信することを防がれることができ、シグナリングオーバーヘッドが低減される。
【0232】
具体的には、AMFが端末デバイスのRFSP index in use情報をアクセスネットワークデバイスに送信することは、AMFがアクセスネットワークデバイスとのシグナリングインターワーキングを実施するプロセス中であり得る。例えば、端末デバイスがアイドルモードから接続状態に入るとき、N2インターフェースのシグナリング接続がアクセスネットワークデバイスとAMFとの間に作成される。この場合、AMFは、端末デバイスの初期コンテキストセットアップ(NG-AP initial UE context setup)メッセージをアクセスネットワークデバイスに送信する。メッセージは、アクセスネットワークデバイス上で、端末デバイスに必要な全体的な初期コンテキストをセットアップするために使用され、AMFは、メッセージを介して、RFSP index in use情報をアクセスネットワークデバイスに送信し得る。別の例では、端末デバイスは接続状態にあり、N2インターフェース接続が確立されている。この場合、AMFがN2インターフェース接続を更新する必要がある場合、AMFは、端末デバイスコンテキスト変更(NG-AP UE context modification)メッセージをアクセスネットワークデバイスに送信してよい。AMFは、メッセージを介して、RFSP index in use情報をアクセスネットワークデバイスに送信する。
【0233】
あるいは、方法は、S350をさらに含み得る。アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報に基づいて、対応するRAT/周波数選択優先度を決定し、決定されたRAT/周波数選択優先度に基づいて端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。
【0234】
具体的には、アクセスネットワークデバイスは、RFSP index in use情報に基づいて、対応するRAT/周波数選択優先度サブスクライバプロファイルID(subscriber profile ID、SPID)を決定することができる。例えば、RFSP index in useが1に等しい場合、gNBは、5Gの2.6 GHz周波数を最高優先度に設定する。別の例では、RFSP index in useが8に等しい場合、アクセスネットワークデバイスは、4Gの800 MHz周波数を最高優先度に設定する。
【0235】
アクセスネットワークデバイスは、決定されたRAT/周波数選択優先度に基づいて、端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。具体的には、端末デバイスのキャンピングポリシーは、端末デバイスが元のRAT/周波数にキャンプオンし続けること、または端末デバイスが別のRAT/周波数(ターゲットRAT/周波数)にアクセスすることであってよい。例えば、アクセスネットワークデバイスが、AMFによって送信されたRFSP index in useに基づいて、最も高い優先度を有するRAT/周波数が現在のRAT/周波数であると決定した場合、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスが現在のRAT/周波数にキャンプオンし続けると決定する。あるいは、アクセスネットワークデバイスが、AMFによって送信されたRFSP index in use情報に基づいて、ターゲットRAT/周波数の優先度が端末デバイスが現在キャンプオンしているRAT/周波数よりも高いと決定した場合、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスがターゲットRAT/周波数にアクセスすると決定する。
【0236】
アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスがターゲットRAT/周波数にアクセスすることを可能にする。可能な実装形態では、端末デバイスは接続状態にあり、gNBは、ターゲットRAT/周波数の優先度が現在のRAT/周波数の優先度よりも高いと決定する。この場合、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスのハンドオーバ(Handover)手順をトリガする。ターゲットRAT/周波数情報は、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるハンドオーバ測定メッセージまたはハンドオーバコマンド内で搬送される。あるいは、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスのリダイレクション(Redirection)手順をトリガし、ターゲットRAT/周波数情報は、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスに送信される無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続解放(RRC connection release)メッセージで搬送される。アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスをターゲットRAT/周波数にハンドオーバまたはリダイレクトする。あるいは、アクセスネットワークデバイスは、別の理由に基づいて、端末デバイスによってトリガされる後続のハンドオーバまたはリダイレクション手順において、端末デバイスのターゲットRAT/周波数へのハンドオーバまたはリダイレクションに関する情報を追加することができる。
【0237】
別の可能な実装形態では、端末デバイスがアイドル状態にある場合、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスが接続状態に入るのを待ち、前述の同じ方法を実施することができる。あるいは、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスを接続モードにアクティブにページングし、接続モードにある前述の端末デバイスと同じ方法を実施する。
【0238】
S360.AMFは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMME(第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素の一例)に送信する。それに対応して、MMEは、ワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0239】
具体的には、AMFは、端末デバイスのモビリティ管理プロセスにおいて、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信してよい。端末デバイスが接続状態にある場合、AMFは、端末デバイスが5Gネットワークから4Gネットワークにハンドオーバされるプロセスにおいて、AMFとMMEとの間のシグナリングインターワーキングを介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信し得る。例えば、AMFは、ハンドオーバ要求(handover request)メッセージまたは転送再配置要求(forward relocation request)メッセージを介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信する。
【0240】
端末デバイスがアイドル状態にある場合、端末デバイスが5Gネットワークから4Gネットワークに移動するとき、MMEによって、コンテキスト要求(UE context request)メッセージをAMFに送信する。AMFは、コンテキスト応答メッセージ(UE context response)を介して端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信することができる。
【0241】
端末デバイスの前述のモビリティ管理プロセスは、端末デバイスがターゲットRAT/周波数にアクセスするようにトリガされるステップS340bによって引き起こされ得るか、または別の理由、例えば、5Gネットワークの弱い信号によって引き起こされるハンドオーバまたはリダイレクションによって引き起こされ得る。これは、本出願において限定されない。
【0242】
本出願の解決策によれば、AMFは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信し、MMEは、特定のシナリオおよび環境に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定することができ、それにより、ネットワークリソースを適切に使用し、ユーザエクスペリエンスを改善する。例えば、MMEが、取得されたワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスに対応する最高優先度を有する現在のRATが4Gネットワークであると決定した場合、従来技術ではMMEがデフォルトで5Gネットワークに優先的にアクセスするため、5G端末デバイスが4Gネットワークにハンドオーバされるときに発生する「ピンポン」問題が一時的に回避される。別の例では、その後、端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって使用されるサービスタイプ情報が変化するとき、MMEは、ユーザエクスペリエンスを最適にするために、端末デバイスが、RATが5Gであるというマッチング条件を満たすという条件で、4Gネットワークから5Gネットワークへの端末デバイスのモビリティ管理プロセスをさらにトリガすることができる。
【0243】
S370.MMEは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。
【0244】
S220の場合と同様に、使用されるワイヤレスアクセス情報は、端末デバイスによって使用され得るワイヤレスアクセス情報であることを理解されたい。その後、端末デバイスまたはアクセスネットワークデバイスは、実際の状況に基づいて、ワイヤレスアクセス情報を使用すべきかどうかを決定することができる。
【0245】
あるいは、MMEが、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定することは、AMFから取得されたワイヤレスアクセス支援情報と、4Gにおいて端末デバイスによってサブスクライブされ、HSSから取得されたワイヤレスアクセス情報と、ローカルポリシーとに基づいて、端末デバイスが使用すると決定したワイヤレスアクセス情報を決定することであり得る。
【0246】
限定ではなく例として、MMEは、端末デバイスが位置される4Gネットワークの位置情報、端末デバイスによって実行されているかまたは実行されるべきサービスのタイプ、および現在の4Gネットワーク負荷などのマッチング情報がマッチング条件を満たすと決定することができる。MMEは、マッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報が、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報であると決定する。例えば、MMEは、現在の瞬間、端末デバイスの現在の位置(TA)、または現在の4Gネットワーク負荷ステータスがワイヤレスアクセス支援情報内のマッチング条件を満たすと決定し、マッチング条件に対応するワイヤレスアクセス情報は、RFSP indexが8に等しい(4G RAT/周波数選択優先度に対応する)ことである。換言すれば、MMEは、端末デバイスの現在のRFSP index in useが8に等しいと決定する。その後、MMEは、RFSP index in use情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイス(例えば、eNB)に送信して、このシナリオにおいて端末デバイスが4Gネットワークにキャンプオンすることができることを確実にする。これは、5Gネットワーク内の端末デバイスが常に5Gネットワークに優先的にアクセスするため、端末デバイスが5Gネットワークと4Gネットワークとの間で実施する「ピンポン」問題を回避し、それによって、ユーザエクスペリエンスを改善し、ネットワークリソースを節約する。
【0247】
S380.MMEは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報をeNB(第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスの一例)に送信する。それに対応して、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を受信する。
【0248】
MMEが端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信する前に、MMEは、端末デバイスによって現在満たされているマッチング条件を決定してよい。例えば、端末デバイス#1が位置されるネットワークロケーション、実行されているサービスのタイプ、および4Gネットワークの負荷ステータスによって現在満たされているマッチング条件が、ワイヤレスアクセス情報RFSP indexが2に等しいことであると決定した場合、MMEは、端末デバイス#1によって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、RFSP index in useが2に等しいことであると決定し、使用されるワイヤレスアクセス情報(RFSP index in useは2に等しい)をアクセスネットワークデバイスに送信する。端末デバイス#1によって満たされるマッチング条件が変化すると、端末デバイス#1に対応するワイヤレスアクセス支援情報も変化し、MMEによってアクセスネットワークデバイスに送信され、端末デバイス#1によって使用されるワイヤレスアクセス情報もそれに応じて変化することを理解されたい。
【0249】
あるいは、MMEが端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を送信する前に、MMEは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報が、現在のアクセスネットワークデバイス内の端末デバイスのワイヤレスアクセス情報、または最後に送信された端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報と異なることを最初に決定することができる。この場合、MMEは、使用される必要があるワイヤレスアクセス情報をアクセスネットワークデバイスに送信する。このようにして、繰り返し送信は回避されることができ、シグナリングオーバーヘッドが低減されることができる。
【0250】
具体的には、MMEが端末デバイスのRFSP index in use情報をアクセスネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスがアイドル状態にあるとき、MMEが端末デバイスの初期コンテキストセットアップ(S1-AP initial UE context setup)メッセージをeNBに送信することであってよい。初期コンテキストセットアップメッセージは、RFSP index in use情報を含み得る。あるいは、端末デバイスが接続状態にあるとき、MMEによって、端末デバイスのコンテキスト変更(S1-AP UE context modification)メッセージをeNBに送信し、コンテキスト変更メッセージは、RFSP index in use情報を含み得る。
【0251】
本出願のこの実施形態の解決策では、第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素(例えば、AMF)を介して、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素(例えば、MME)に送信し、その結果、第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素は、ワイヤレスアクセス支援情報を通して、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス支援情報を決定し、使用されるワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワークのアクセスネットワークデバイスに送信することができる。これは、第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素が、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報がないときに、端末デバイスを第1のネットワークにアクセスすることに失敗するという問題を回避し、その結果、端末デバイスは、適切なモバイル通信ネットワークにキャンプオンすることができ、ネットワークリソースを節約し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0252】
あるいは、方法は、S390をさらに含み得る。第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスは、MMEによって送信され、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報に基づいて、RAT/周波数選択優先度を決定し、端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。具体的な方法および手順はS240におけるものと同様であり、詳細はここでは再び説明されない。
【0253】
図5Aおよび
図5Bは、本出願の一実施形態による通信方法の別の例示的なフローチャートである。本出願において提供される通信方法は、
図5Aおよび
図5Bを参照して詳細に説明される。以下のプロセスのシーケンス番号は、実行シーケンスを意味しない。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装形態プロセスに対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。加えて、以下の方法の実施形態における全ての動作が実施される必要はないことが可能である。
【0254】
S410の前に、第2のネットワーク内のポリシー制御機能(policy control function、PCF)は、データ解析結果を受信し、データ解析結果は、データ解析ネットワーク要素によって生成され、端末デバイスのためのワイヤレスアクセス支援情報を設定する際にPCFを支援するために使用され得る。
【0255】
データ解析結果に含まれる情報およびPCFがデータ解析結果を受信するシグナリングインターワーキングは、S310の前のステップと同様であり、詳細はここでは再び説明されない。
【0256】
S410.PCFは、データ解析結果に基づいて端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定する。このステップおよびワイヤレスアクセス支援情報に含まれる情報は、S310におけるものと同様である。
【0257】
あるいは、S410の前およびS410において、UDMは、NWDAFによって送信されたデータ解析結果をさらに受信し、データ解析結果に基づいて、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定してもよいことに留意されたい。換言すれば、S410の前およびS410において、UDMは、本出願の実施形態におけるPCFによって端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を決定するのと同じまたは同様の機能を代替的に実施することができる。あるいは、本出願の実施形態では、アクセス支援情報は、NWDAF自体によって決定され得る。これは、本出願において限定されない。
【0258】
S420.PCFは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバに送信する。それに対応して、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバは、ワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0259】
第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバは、4Gネットワーク内のHSSであり得ることが理解され得る。加えて、4Gネットワークおよび5Gネットワークの相互運用性を実装するために、HSSおよびUDMは、共展開され得る。説明を容易にするために、この値はHSS/UDMによって表される。すなわち、第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバHSSは、UDMを介して、PCFによって送信された端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0260】
可能な実装形態では、PCFは、端末デバイスのコンテキスト情報をUDM/HSSに送信してもよく、コンテキスト情報は、ワイヤレスアクセス支援情報を含む。例えば、PCFは、端末デバイスのコンテキスト管理登録(Nudm_UEContextManagement_registration)サービスを呼び出すことによって、または端末デバイスのコンテキスト管理更新(Nudm_UEContextManagement_update)サービスを呼び出すことによって、UDM/HSSに情報を送信することができる。
【0261】
別の可能な実装形態では、PCFは、端末デバイスのサブスクリプションデータをUDM/HSSに送信することができ、サブスクリプションデータは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含む。例えば、PCFは、データ管理作成(Nudr_DataManagementCreate)サービスまたはデータ管理更新(Nudr_DataManagementUpdate)サービスを呼び出すことによって、統合データリポジトリ(unified data repository、UDR)に端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を送信し得る。次いで、UDM/HSSは、UDRからワイヤレスアクセス支援情報を取得する。例えば、UDM/HSSは、データ管理クエリ(Nudr_DataManagementQuery)サービスまたはデータ管理サブスクリプション(Nudr_DataManagementSubscribe)サービスを呼び出すことによって、UDRから端末デバイスのサブスクリプションデータを取得してもよい。サブスクリプションデータは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を含んでもよい。PCFは、UDMのサブスクリプションデータ管理サービス(Nudm_Subscriber DataManagement_Info)を呼び出すことによって、ワイヤレスアクセス支援情報をUDM/HSSにさらに送信することができる。
【0262】
あるいは、方法は、S430をさらに含み得る。UDM/HSSは、ワイヤレスアクセス支援情報をAMF(第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素の例)に送信する。これに対応して、AMFは、ワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0263】
可能な実装形態では、端末デバイスが登録手順またはロケーション更新手順を開始するために5Gネットワークにアクセスするとき、AMFは、端末デバイスのコンテキスト登録要求メッセージ(Nudm_UECM_Registration request)または端末デバイスのコンテキスト取得要求メッセージ(Nudm_UECM_Get request)をUDMに送信する。UDMは、端末デバイスのコンテキスト登録応答(Nudm_UECM_Registration response)メッセージまたは端末デバイスのコンテキスト取得応答(Nudm_UECM_Get response)メッセージを介して、ワイヤレスアクセス支援情報をAMFに送信し得る。この場合、UDMが端末デバイスのサブスクライブされたワイヤレスアクセス情報をAMFに送信する手順は影響されないことがあることを理解されたい。換言すれば、UDMは、端末デバイスのサブスクライブされたワイヤレスアクセス情報と、PCFによって決定されたワイヤレスアクセス支援情報とをAMFに送信する。
【0264】
別の可能な実装形態では、AMFは、5Gネットワーク内の端末デバイスのサブスクリプションデータを取得するために使用されるサブスクリプションデータ要求(Nudm_SDM_get request)メッセージまたはサブスクリプション要求(Nudm_SDM_Subscribe request)メッセージをUDMに送信する。UDMは、サブスクリプションデータ応答メッセージ(Nudm_SDM_get response)またはサブスクリプション応答メッセージ(Nudm_SDM_Subscribe response)を介して、ワイヤレスアクセス支援情報をAMFに送信することができる。あるいは、このようにして、UDMは、端末デバイスの最初にサブスクライブしたワイヤレスアクセス情報を、PCFによって決定されたワイヤレスアクセス支援情報に更新することができる。
【0265】
あるいは、方法は、S440をさらに含み得る。AMFは、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。
【0266】
あるいは、方法は、S450をさらに含み得る。AMFは、使用されるワイヤレスアクセス情報をgNB(第2のネットワーク内のアクセスネットワークデバイスの一例)に送信する。それに対応して、アクセスネットワークデバイスは、使用されるワイヤレスアクセス情報を受信する。
【0267】
あるいは、方法は、S460およびS470をさらに含み得る。アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報に基づいて、RAT/周波数選択優先度を決定し、端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。
【0268】
前述のステップは、S330、S340、およびS350におけるものと同様であり、詳細はここでは再び説明されない。
【0269】
S480.UDM/HSSは、端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMME(第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素の一例)に送信する。それに対応して、MMEは、ワイヤレスアクセス支援情報を受信する。
【0270】
具体的には、端末デバイスが登録手順またはTAU手順を開始するために4Gネットワークにアクセスするとき、MMEは、UE位置要求(UE location request)メッセージをHSSに送信する。メッセージは、端末デバイスの位置を報告し、4Gネットワーク内の端末デバイスのサブスクリプションデータなどの情報を取得するために使用される。HSSは、UE位置応答(UE location response)メッセージを介してワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信することができる。
【0271】
S490.MMEは、ワイヤレスアクセス支援情報に基づいて、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を決定する。
【0272】
S4100:MMEは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を第1のネットワーク内のアクセスネットワークデバイス(例えば、eNB)に送信する。それに対応して、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報を受信する。
【0273】
あるいは、方法は、S4110をさらに含み得る。アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって使用される必要があるワイヤレスアクセス情報に基づいて、RAT/周波数選択優先度を決定し、端末デバイスのキャンピングポリシーを実行する。
【0274】
S490~S4110の具体的な実行プロセスは、S370~S390のものと同様であり、詳細はここでは再び説明されない。
【0275】
本出願では、PCFは、別の方式で端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報をMMEにあるいは送信し得ることを理解されたい。例えば、PCFおよびPCRFが共展開される場合、PCF/PCRFは、PGWおよびSGWを介して4Gネットワーク内のMMEに端末デバイスのワイヤレスアクセス支援情報を、あるいは送信してもよい。具体的な送信方式は、本出願では限定されない。例えば、PCF/PCRFは、IP-CANセッション変更メッセージを介して、UEのワイヤレスアクセス支援情報(RFSP indexおよび対応するマッチング条件など)をPGWに送信する。PGWは、ベアラ更新要求(update bearer request)メッセージを介してUEのワイヤレスアクセス支援情報をSGWに送信する。SGWは、ベアラ更新要求(update bearer request)メッセージを介してUEのワイヤレスアクセス支援情報をMMEに送信する。
【0276】
プロセスのシーケンス番号は、前述の実施形態における実行シーケンスを意味しないことを理解されたい。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装形態プロセスに対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。
【0277】
本出願の実施形態において提供される方法は、
図3、
図5A、および
図5Bを参照して上で詳細に説明されている。本出願の実施形態において提供される装置は、
図6から
図10を参照して以下で詳細に説明される。
【0278】
図6は、本出願の一実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
図6に示すように、通信装置10は、処理ユニット11およびトランシーバユニット12を含んでもよい。
【0279】
可能な設計では、通信装置10は、前述の方法の実施形態における第1のネットワーク内の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に対応し得る。例えば、それは、4Gネットワーク内のMME、または第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素内に構成されたチップであってもよい。
【0280】
通信装置10は、本出願の実施形態による方法200、300、および400における第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素に対応し得ることを理解されたい。通信装置10は、
図3の方法200、
図4Aおよび
図4Bの方法300、ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400における第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって実施される方法を実施するように構成されたユニットを含むことができる。加えて、通信装置1500内のユニットならびに前述の他の動作および/または機能は、
図3の方法200、
図4Aおよび
図4Bの方法300、ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400の対応する手順を実装するために、それぞれ使用される。
【0281】
通信装置10が
図3の方法200を実施するように構成されるとき、処理ユニット11は、方法200のS220を実施するように構成されてよく、トランシーバユニット12は、方法200のS210およびS230を実施するように構成されてよい。通信装置10が
図4Aおよび
図4Bの方法300を実施するように構成される場合、処理ユニット11は、方法300のS370を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット12は、方法300のS360および380を実施するように構成されてもよい。通信装置10が
図5Aおよび
図5Bの方法400を実施するように構成される場合、処理ユニット11は、方法400のS490を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット12は、方法400のS480およびS4110を実施するように構成されてもよい。ユニットが前述の対応するステップを実施する具体的なプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されており、簡潔にするために、詳細は本明細書では説明されないことをさらに理解されたい。
【0282】
図7は、本出願の一実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
図7に示すように、通信装置20は、処理ユニット21およびトランシーバユニット22を含んでもよい。
【0283】
可能な設計では、通信装置20は、前述の方法の実施形態における第2のネットワーク内の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に対応し得る。例えば、通信装置20は、5GネットワークにおけるAMF、または第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素において構成されたチップであってもよい。
【0284】
通信装置20は、本出願の実施形態による方法300および方法400における第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素に対応し得ることを理解されたい。通信装置20は、
図4Aおよび
図4Bの方法300ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400における第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって実施される方法を実施するように構成されたユニットを含むことができる。加えて、通信装置20内のユニットならびに前述の他の動作および/または機能は、それぞれ、
図4Aおよび
図4Bの方法300ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400の対応する手順を実装するために使用される。
【0285】
通信装置20が
図4Aおよび
図4Bの方法300を実施するように構成される場合、処理ユニット21は、方法300のS330を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット22は、方法300のS320、S340およびS360を実施するように構成されてもよい。通信装置20が
図5Aおよび
図5Bの方法400を実施するように構成される場合、処理ユニット21は方法400のS440を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット22は方法400のS430およびS450を実施するように構成されてもよい。ユニットが前述の対応するステップを実施する具体的なプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されており、簡潔にするために、詳細は本明細書では説明されないことをさらに理解されたい。
【0286】
図8は、本出願の一実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
図8に示すように、通信装置30は、処理ユニット31およびトランシーバユニット32を含んでもよい。
【0287】
可能な設計では、通信装置30は、前述の方法の実施形態における第2のネットワーク内のポリシー制御ネットワーク要素に対応し得る。例えば、通信装置30は、5Gネットワーク内のPCF、またはポリシー制御ネットワーク要素内に構成されたチップとすることができる。
【0288】
通信装置30は、本出願の実施形態による方法300および方法400におけるポリシー制御ネットワーク要素に対応し得ることを理解されたい。通信装置30は、
図4Aおよび
図4Bの方法300、ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400におけるポリシー制御ネットワーク要素によって実施される方法を実施するように構成されたユニットを含むことができる。加えて、通信装置30内のユニットならびに前述の他の動作および/または機能は、
図4Aおよび
図4Bの方法300ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400の対応する手順を実装するために、それぞれ使用される。
【0289】
通信装置30が
図4Aおよび
図4Bの方法300を実施するように構成される場合、処理ユニット31は方法300のS310を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット32は方法300のS320を実施するように構成されてもよい。通信装置30が
図5Aおよび
図5Bの方法400を実施するように構成される場合、処理ユニット31は方法400のS410を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット32は方法400のS420を実施するように構成されてもよい。ユニットが前述の対応するステップを実施する具体的なプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されており、簡潔にするために、詳細は本明細書では説明されないことをさらに理解されたい。
【0290】
図9は、本出願の一実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
図9に示されるように、通信装置40は、処理ユニット41およびトランシーバユニット42を含み得る。
【0291】
可能な設計では、通信装置40は、前述の方法の実施形態における第1のネットワーク内のホームサブスクライバサーバに対応してもよく、例えば、4Gネットワーク内のHSSであってもよく、またはホームサブスクライバサーバ内に構成されたチップであってもよい。
【0292】
通信装置40は、本出願の実施形態による方法400におけるホームサブスクライバサーバHSSに対応することができ、通信装置40は、
図5Aおよび
図5Bにおける方法400、ならびに
図5Aおよび
図5Bにおける方法400においてHSSによって実施される方法を実施するように構成されたユニットを含むことができることを理解されたい。加えて、通信装置40内のユニットならびに前述の他の動作および/または機能は、
図5Aおよび
図5Bの方法400の対応する手順を実装するために使用される。
【0293】
通信装置40は、
図5Aおよび
図5Bの方法400を実施するように構成されてもよく、処理ユニット41は、方法400のS470を実施するように構成されてもよく、トランシーバユニット42は、方法400のS420、S430、およびS480を実施するように構成されてもよい。ユニットが前述の対応するステップを実施する具体的なプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されており、簡潔にするために、詳細は本明細書では説明されないことをさらに理解されたい。
【0294】
図10は、本出願の一実施形態による通信装置50の構造ブロック図である。
図10に示される通信装置50は、プロセッサ51と、メモリ52と、トランシーバ53とを含む。プロセッサ51は、メモリに結合され、メモリに記憶された命令を実行して、信号を送信および/または信号を受信するようにトランシーバ53を制御するように構成される。
【0295】
プロセッサ51およびメモリ52は、1つの処理装置に統合されてもよく、プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムコードを実行して前述の機能を実装するように構成されることを理解されたい。特定の実装形態の間、メモリ52は、プロセッサ51にさらに統合されてもよく、またはプロセッサ51から独立していてもよい。プロセッサ51はまた、前述の通信装置における各処理ユニットに対応してもよく、トランシーバ53は、前述の通信装置における各受信ユニットおよび各送信ユニットに対応してもよいことを理解されたい。
【0296】
トランシーバ53は、受信機(または受信デバイスと称される)および伝送機(または伝送デバイスと称される)を含み得ることをさらに理解されたい。トランシーバは、1つ以上のアンテナをさらに含み得る。トランシーバ53はさらに、通信インターフェースまたはインターフェース回路であってもよい。
【0297】
具体的には、通信装置50は、本出願の実施形態による、方法200における第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素、方法300における第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素、方法400におけるポリシー制御機能ネットワーク要素PCF、または方法400におけるホームサブスクライバサーバHSSに対応し得る。通信装置50は、
図3の方法200の第1のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって実施される方法に使用されるユニットと、
図4Aおよび
図4Bの方法300の第2のアクセスおよび管理ネットワーク要素によって実施される方法に使用されるユニットと、
図5Aおよび
図5Bの方法400のポリシー制御機能ネットワーク要素によって実施される方法に使用されるユニットまたは方法と、方法400のホームサブスクライバサーバHSSによって実行される方法のユニットとを含むことができる。加えて、通信装置50内のユニットならびに前述の他の動作および/または機能は、
図3の方法200、
図4Aおよび
図4Bの方法300、ならびに
図5Aおよび
図5Bの方法400の対応する手順を実装するために、それぞれ使用される。ユニットが前述の対応するステップを実施する具体的なプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されており、簡潔にするために、詳細は本明細書では説明されないことをさらに理解されたい。
【0298】
通信装置50がチップであるとき、チップは、トランシーバユニットおよび処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入力/出力回路または通信インターフェースであってもよく、処理ユニットは、チップ上に集積されたプロセッサ、マイクロプロセッサ、または集積回路であってもよい。
【0299】
実装プロセスでは、前述の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装され得る。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実施されてもよく、またはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体内に配置されることができる。記憶媒体は、メモリ内に配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法におけるステップを完了する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再び説明されない。
【0300】
本出願の実施形態におけるプロセッサは、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有することに留意されたい。実装プロセスにおいて、前述の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路によって、またはソフトウェアの形態の命令によって実装され得る。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド プログラマブル ゲート アレイ(FPGA)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。それは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実施することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを介して直接実施されてもよく、または復号プロセッサ内のハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせを介して実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体内に配置されることができる。記憶媒体は、メモリ内に配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法におけるステップを完了する。
【0301】
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、
図3、
図4Aおよび
図4B、または
図5Aおよび
図5Bに示される実施形態のうちのいずれか1つにおける方法を実施することが可能にされる。
【0302】
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、コンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータ可読媒体は、プログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、
図3、
図4Aおよび
図4B、または
図5Aおよび
図5Bに示されるいずれかの実施形態における方法を実施する。
【0303】
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、システムをさらに提供する。システムは、前述の装置またはデバイスを含む。
【0304】
本明細書で使用される「コンポーネント」、「モジュール」、および「システム」などの用語は、コンピュータ関連のエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために使用される。例えば、コンポーネントは、限定はしないが、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。図に示されるように、コンピューティングデバイスとコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションの両方がコンポーネントであり得る。1つ以上のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッドにキャンプオンすることができ、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に配置され、かつ/または2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。加えて、これらのコンポーネントは、種々のデータ構造を記憶する種々のコンピュータ可読媒体から実行され得る。例えば、コンポーネントは、ローカルおよび/またはリモートプロセスを介して、例えば、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システム内の別のコンポーネントと相互作用する2つのコンポーネントからのデータ、および/または信号を使用することによって他のシステムと相互作用するインターネットなどのネットワークにわたるデータ)を有する信号に基づいて通信することができる。
【0305】
当業者は、本明細書で開示される実施形態で説明された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装され得ることを認識し得る。機能がハードウェアまたはソフトウェアによって実施されるかどうかは、技術的解決策の特定の適用例および設計制約条件に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定の適用例ごとに説明された機能を実装し得るが、その実装形態が本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0306】
便利で簡潔な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが、当業者によって明確に理解され得る。詳細はここでは再び説明されない。
【0307】
本出願で提供される一部の実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニットへの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実装形態では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに結合または統合されてもよく、または、一部の特徴は無視されてもよいし、実施されなくてもよい。加えて、表示または議論された相互結合または直接結合または通信接続は、一部のインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装されてもよい。
【0308】
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
【0309】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
【0310】
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。かかる理解に基づいて、本出願の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)に、本出願の実施形態において説明される方法のステップの全てまたは一部を実施するように命令するための一部の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0311】
前述の説明は、本出願の特定の実装形態にすぎず、本出願の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願において開示される技術的範囲内で当業者によって容易に考え出される任意の変形または置換は、本出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0312】
10 通信装置
11 トランシーバユニット
12 処理ユニット
20 通信装置
21 トランシーバユニット
22 処理ユニット
30 通信装置
31 トランシーバユニット
32 処理ユニット
40 通信装置
41 トランシーバユニット
42 処理ユニット
50 通信装置
51 プロセッサ
52 メモリ
53 トランシーバ
110 ユーザ機器
120 (無線)アクセスネットワーク
130 ユーザプレーンネットワーク要素
140 データネットワーク
150 アクセスおよび管理ネットワーク要素
160 セッション管理ネットワーク要素
170 ポリシー制御ネットワーク要素
180 ネットワークエクスポージャネットワーク要素
190 ネットワークリポジトリネットワーク要素
1100 データ管理ネットワーク要素
1110 アプリケーションネットワーク要素
1120 データ解析ネットワーク要素
1130 ネットワークスライス選択ネットワーク要素