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特許7644292情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-03
(45)【発行日】2025-03-11
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04815 20220101AFI20250304BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20250304BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20250304BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20250304BHJP
【FI】
G06F3/04815
G06F3/01 510
G09G5/14 A
G09G5/37 110
G09G5/37 300
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2024092936
(22)【出願日】2024-06-07
【審査請求日】2024-06-14
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000153203
【氏名又は名称】株式会社日本経済新聞社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】猪飼 大志
(72)【発明者】
【氏名】伊東 洋一郎
(72)【発明者】
【氏名】田中 龍亮
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 正和
【審査官】伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-085530(JP,A)
【文献】特開2008-293360(JP,A)
【文献】特許第6322102(JP,B2)
【文献】特許第7356827(JP,B2)
【文献】特開2009-059042(JP,A)
【文献】特開2014-149650(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048 - 3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得する取得部と、
前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を、前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域内に定められる第1の位置に表示する第2表示制御、を行う、表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記複数の記事を仮想空間に表示するものであり、前記仮想空間において、前記第2表示領域が前記第1表示領域よりもユーザ側に位置するように配置し、前記仮想空間において、前記第2表示領域に記事を表示しないときの前記ユーザから前記第1表示領域までの距離と、前記第2表示領域に記事が表示されているときの前記ユーザから前記第2表示領域までの距離とが、略等しくなるように制御する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記第2表示領域に表示されている記事を、前記第1表示領域において表示しないように制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記取得部で取得された前記複数の記事の記事数に基づいて、前記第1表示領域に表示される前記複数の記事それぞれのユーザに対する表示の角度を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記日時に関する情報は、記事が公表された時刻である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第1表示領域において、ユーザに対して左右方向に記事を整列して表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記ユーザが選択した第2記事に含まれる人又は組織に関連する複数の記事を表示する第3表示制御をさらに行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
一又は複数のコンピュータが、
第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得するステップと、
前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を、前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域内に定められる第1の位置に表示する第2表示制御、を行う表示制御ステップと、
を実行
前記表示制御ステップは、前記複数の記事を仮想空間に表示するものであり、前記仮想空間において、前記第2表示領域が前記第1表示領域よりもユーザ側に位置するように配置し、前記仮想空間において、前記第2表示領域に記事を表示しないときの前記ユーザから前記第1表示領域までの距離と、前記第2表示領域に記事が表示されているときの前記ユーザから前記第2表示領域までの距離とが、略等しくなるように制御する、
情報処理方法。
【請求項8】
一又は複数のコンピュータに、
第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得するステップと、
前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を、前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域内に定められる第1の位置に表示する第2表示制御、を行う表示制御ステップと、
を実行さ
前記表示制御ステップは、前記複数の記事を仮想空間に表示するものであり、前記仮想空間において、前記第2表示領域が前記第1表示領域よりもユーザ側に位置するように配置し、前記仮想空間において、前記第2表示領域に記事を表示しないときの前記ユーザから前記第1表示領域までの距離と、前記第2表示領域に記事が表示されているときの前記ユーザから前記第2表示領域までの距離とが、略等しくなるように制御する、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動的に作成したレイアウトにニュース記事等のコンテンツを表示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、紙面における記事の合理的なレイアウトを提案する情報処理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022-080169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、レイアウト内に配置する記事の構成要素である文字数や行数等のボリュームを基にレイアウトを提案しており、レイアウトの提案に際し、記事の内容や記事に関する日時が考慮されていないため、そのようなレイアウトで表示されるコンテンツは、ユーザにとって一覧性に欠ける等の問題が生じていた。
【0005】
そこで、本開示は、ユーザにとって一覧的に記事を表示する仕組みを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得する取得部と、前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する第2表示制御、を行う、表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ユーザにとって一覧的に記事を表示する仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の一態様に係る情報処理システムの概要を説明するための図である。
図2】本開示の一態様に係る情報処理システムの構成の例を説明するための図である。
図3】本開示の一態様に係るサーバ装置のハードウェア構成の例を説明するための図である。
図4】本開示の一態様に係るユーザ端末装置のハードウェア構成の例を説明するための図である。
図5】本開示の一態様に係るサーバ装置の機能構成の例を説明するための図である。
図6】本開示の一態様に係るユーザ端末装置の機能構成の例を説明するための図である。
図7】本開示の一態様に係る情報処理システムのプロセスの例を説明するための図である。
図8】本開示の一態様に係る情報処理システムによる表示制御の例を説明するための図である。
図9】本開示の一態様に係る情報処理システムによる表示制御の例を説明するための図である。
図10】本開示の一態様に係る情報処理システムによる表示制御の例を説明するための図である。
図11】本開示の一態様に係る情報処理システムによる表示制御の例を説明するための図である。
図12】本開示の一態様に係る情報処理システムによる表示制御の例を説明するための図である。
図13】本開示の一態様に係る情報処理システムによる表示制御の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0010】
<システム概要>
図1は、本開示の情報処理システム1の概要を説明するための図である。本開示の情報処理システム1は、空間ディスプレイ等のディスプレイに、記事を整列した画面を表示する。ユーザは、ユーザ端末装置30を使用して空間ディスプレイ等のディスプレイを見ながら、記事を画像で閲覧するサービスの提供を受ける。
【0011】
本開示において、「空間ディスプレイ」は、バーチャル・リアリティ(Virtual Reality:VR)空間、複合現実(Mixed Reality:MR)空間、拡張現実(Augmented Reality:AR)空間、又は拡張仮想(Augmented Virtuality:AV)空間等の空間に、ユーザに対して表示されるディスプレイである。
【0012】
ユーザが、ユーザ端末装置30を使用することにより空間ディスプレイ等のディスプレイを通して持つ視野(以下、「ユーザの視野」と表現する場合がある。)には、ユーザ端末装置30の入力装置34を使用して入力された当該ユーザの周辺の現実の世界のオブジェクトがリアルタイムで表示されることもある。ユーザの視野には、仮想の世界のオブジェクトが表示されることもある。
【0013】
本開示において、「記事」は、典型的には、文字や画像を含むニュースのコンテンツデータであるが、これに限定されるものではなく、エッセイ、コラム、レビュー、学術論文、ブログ、インタビュー、レシピ、取扱説明等のガイド、又は書籍等の内容を示す文章のコンテンツデータや、写真の内容を示す画像のコンテンツデータであってもよい。
【0014】
<システム構成>
図2は、本開示の情報処理システム1のシステムの構成の例を説明するための図である。情報処理システム1は、サーバ装置20と、1以上のユーザ端末装置30とを備える。サーバ装置20及びユーザ端末装置30は、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local area network)、WiFi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、企業内ネットワーク、移動体通信網、電話回線、その他の通信回線、又はこれらの組み合わせであり、有線であってもよく、無線であってもよい。
【0015】
サーバ装置20は、ユーザ端末装置30をクライアントとする情報処理装置である。サーバ装置20は、コンピュータ、又はWebサーバ装置等である。サーバ装置20は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されていてもよい。
【0016】
ユーザ端末装置30は、ユーザが使用する情報処理装置である。ユーザは、ユーザ端末装置30を使用して、記事を画像で閲覧したり、指示の入力を行ったりする。ユーザ端末装置30は、典型的には、ヘッドマウントディスプレイであるが、これに限定されるものではなく、例えば、眼鏡、ゴーグル、又はヘルメット等と同様にユーザが装着することができるウェアラブルデバイスであってもよい。
【0017】
本開示では、ユーザ端末装置30自体が通信ネットワークNに接続されていて、サーバ装置20と通信可能である場合について説明するが、必ずしもユーザ端末装置30自体が通信ネットワークNに接続されていなくてもよい。例えば、通信ネットワークNに接続されていて、サーバ装置20との通信が可能である、不図示の他の情報処理装置と、ユーザ端末装置30とが接続されていて、ユーザ端末装置30は、当該他の情報処理装置から、各種の情報を受信する。当該他の情報処理装置は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、携帯電話、タブレット等の汎用又は専用のコンピュータである。
【0018】
<ハードウェア構成>
図3は、サーバ装置20のハードウェア構成の例を説明するための図である。サーバ装置20は、プロセッサ21、記憶装置22、通信IF23、入力装置24、及び出力装置25を有する。
【0019】
プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等である。
【0020】
記憶装置22は、メモリ(例えばRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory))、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等である。
【0021】
通信IF(Interface)23は、サーバ装置20の外部の装置と、有線又は無線により通信ネットワークNを介したデータ通信を行うデバイスである。
【0022】
入力装置24は、入力操作を受け付ける。例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。
【0023】
出力装置25は、情報の出力を行う。例えば、ディスプレイ、タッチパネル及び/又はスピーカ等である。
【0024】
図4は、ユーザ端末装置30のハードウェア構成の例を説明するための図である。ユーザ端末装置30は、プロセッサ31、記憶装置32、通信IF33、入力装置34、及び出力装置35を有する。
【0025】
プロセッサ31は、CPUやGPU等である。
【0026】
記憶装置32は、メモリ(例えばRAM又はROM、HDD及び/又はSSD)等である。
【0027】
通信IF33は、ユーザ端末装置30の外部の装置と、有線又は無線により通信ネットワークNを介したデータ通信を行うデバイスである。
【0028】
入力装置34は、入力操作を受け付ける。例えば、ユーザの周辺の環境やユーザのハンドジェスチャを撮影するカメラ、ユーザの注視方向の認識、ユーザの視線追跡、ユーザのハンドジェスチャの追跡、又は音声認識を行うための各種センサ、キーボード、タッチパネル、ボタン等である。スマートフォン等の他の装置をコントローラとして用いることもできる。
【0029】
出力装置35は、情報の出力を行う。例えば、レンズ、光学装置、空間ディスプレイ等のディスプレイ、スピーカ等である。
【0030】
<機能構成>
-サーバ装置-
図5は、サーバ装置20の機能構成の例を説明するための図である。サーバ装置20は、記憶部210と、取得部220と、表示制御部230とを備える。記憶部210は、サーバ装置20が有する記憶装置22を用いて実現することができる。取得部220と、表示制御部230とは、サーバ装置20が有するプロセッサ21が、記憶装置22に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ又はCD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体であってもよい。
【0031】
(記憶部)
記憶部210は、サーバ装置20が動作するために必要となる各種情報を記憶する。記憶部210は、後述する取得部220や表示制御部230が実行する各種プログラムを記憶する。
【0032】
(取得部)
取得部220は、第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得する。例えば、取得部220は、ユーザによる記事を画像で閲覧するサービスの提供を受けるためのアプリケーションプログラムAP(以下、「アプリAP」と表現する場合がある。)の立ち上げに対応して1又は複数の記事ソースから当該立ち上げの日時に対応する複数のプリロード記事を受信し、受信した複数のプリロード記事の中からユーザが選択した第1記事と、当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を、受信した複数の記事群から抽出することにより、複数の記事を取得する。記事ソースやプリロード記事は、予め記憶部210に記憶した複数の記事であってもよいし、他のシステムに蓄積された複数の記事であってもよい。第1記事は、ユーザが選択した記事に限られず、アプリケーションプログラムAPの立ち上げ時刻、又はユーザの年齢、性別、若しくはコミュニティメンバシップ等のユーザプロファイルに基づいて選択された記事であってもよい。第1記事に関連する記事は、例えば、第1記事と、記事に含まれる人、組織、社会問題、技術、国、地域、業種等の内容が関連している記事である。
【0033】
本開示において、記事等の各種データを取得することは、当該データをプロセッサ21において処理可能な状態にすることであるとする。記事等の各種データを取得することは、他の装置から通信ネットワークNを介して当該データを受信すること、及び記憶部210から当該データを読み出すことを含む。
【0034】
(表示制御部)
表示制御部230は、第1表示制御及び第2表示制御を行う。第1表示制御及び第2表示制御は、別々に順を追って行うこともできるし、並行して行うこともできる。
【0035】
[第1表示制御]
第1表示制御では、表示制御部230は、取得部220により取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて、前記複数の記事を時系列順に整理して、第1表示領域に表示する。例えば、第1表示制御は、(1)レイアウトを決定することと、(2)記事を配置することと、を含む。第1表示制御により、レイアウトに記事が配置されて、ユーザの視野内に表示される。
【0036】
1.レイアウトの決定
表示制御部230は、ユーザの視野に表示する記事の数(本開示において、単に「記事数」と表現する場合がある。)に基づいて、レイアウトを決定する。本開示において、「レイアウト」は、ユーザの視野に表示する記事のフレームの配置を意味する。
【0037】
例えば、レイアウトの決定は、(i)ユーザの視野におけるコンテンツの表示領域を定義することと、(ii)記事数を決定することと、(iii)記事が配置されるフレームを配置することとを含む。
【0038】
一態様において、表示制御部230は、ユーザの視野に表示する記事が配置されるフレームの位置を定義する情報を生成することで、レイアウトを決定する。
【0039】
(i)表示領域の定義
ユーザの視野は、ユーザの視点である原点を中心に、ユーザの注視方向に基づいて定まる。ユーザの視野は、原点の移動に応じて変動するので、ユーザは、空間ディスプレイ等のディスプレイを通して当該ユーザの視野に表示された内容への没入感を得ることができる。ユーザは、アプリAPを立ち上げて、ユーザの視野内に表示された記事等のコンテンツを閲覧することにより、記事を画像で閲覧するサービスの提供を受ける。
【0040】
表示制御部230は、ユーザの視野における記事等のコンテンツの表示制御の対象とする領域(以下、「表示領域」と表現する。)を定義する。例えば、表示制御部230は、ユーザの視野の全領域中、記事等のコンテンツを表示する領域の位置を決定し、当該領域の位置を定義する情報を生成することにより、表示領域を定義する。
【0041】
一態様において、表示領域は、少なくとも2つ定義される。例えば、表示制御部230は、複数の記事を時系列順に配置して表示する第1表示領域と、当該複数の記事の中からユーザにより選択された第2記事を配置して表示する第2表示領域とを定義する。
【0042】
一態様において、表示制御部230は、ユーザの原点と、注視方向と、視野とに基づいて、表示領域を定義することもできる。例えば、表示領域は、当該ユーザの注視方向、並びに原点からのx、y、及びz軸方向の距離に基づいて、ユーザの視野内の位置を表現する座標を使用して、その位置が定められる。
【0043】
表示領域は2以上定義され得る。例えば、表示制御部230は、第1表示領域と、第2表示領域と、を定義する。第1表示領域と第2表示領域とのそれぞれに割り当てられる座標により定義される位置は、その一部又は全部が重複していてもよい。
【0044】
一態様において、ユーザの視野と、当該視野における表示領域との位置関係は、原点の移動、又は注視方向の移動に応じて変動してもよいが、変動しなくてもよい。
【0045】
表示領域に割り当てられる座標は、必ずしも固定されるものではなく、変動させることが可能である。例えば、後述する第2表示制御に際し、表示制御部230は、ユーザからの入力に応じて表示領域に割り当てる座標を変化させる。例えば、記事の表示サイズを変更するに際し、表示制御部230は、表示領域に割り当てる座標を変化させる。
【0046】
一態様において、表示領域は、3次元座標を使用してその位置を定めることにより、ユーザの視野内に3次元に位置することもできる。
【0047】
(ii)記事数の決定
表示制御部230は、第1表示領域に表示する記事の記事数を決定する。例えば、表示制御部230は、取得部220により取得した記事の数のうち、一部又は全部を、ユーザの視野内に表示する記事の数として決定する。一態様において、表示制御部230は、ユーザにとって好適な記事の一覧性を考慮して予め定められた数を、表示する記事の数として決定することもできる。表示制御部230は、アクセス数、重要度、公表時刻等を勘案して作成したランキングに基づいて、表示領域に好適な記事の記事数を決定することもできる。ユーザにとって好適な記事の一覧性を考慮して予め定められた記事数や、アクセス数、重要度、公表時刻等を勘案して作成したランキングに関する情報は、予め記憶部210に記憶しておいてもよいし、他のシステムに蓄積された情報を参照するようにしてもよい。一態様において、表示制御部230は、ユーザにより設定された期間に含まれる日時に関する情報を有する記事の数を、表示する記事の数として決定することもできる。
【0048】
(iii)フレームの配置
表示制御部230は、表示領域内に、フレームを配置する。フレームのそれぞれには、記事等のコンテンツがそれぞれ関連付けられ、ユーザの視野では、表示領域内のフレームの配置に応じて各記事が配置されて表示される。例えば、表示制御部230は、表示領域内における、記事等のコンテンツのそれぞれを配置するフレームの位置を決定し、当該フレームの位置を定義する情報を生成することにより、表示領域内にフレームを配置する。図8は、本実施形態における表示態様の一例を示す図である。図8においては、第1表示領域d100内に、フレームf11~f15が配置されている。
【0049】
一態様において、フレームの位置は、表示領域内の位置を表現する座標を使用して定められる。各フレームの位置は、少なくとも1つの座標で定められる。例えば、フレームのそれぞれの中央の位置に対応する1つの座標が割り当てられる。フレームは、3次元座標を使用してその位置を定めることにより、ユーザの視野における表示領域内に3次元に位置することもできる。この場合、各フレームの位置は、2つ以上の3次元座標で定められることも好ましい。例えば、フレームのそれぞれの左上、右上、左下、及び右上の位置にそれぞれ対応する4つの3次元座標が割り当てられる。これらの4つの3次元座標の位置を、ユーザの原点からの距離を異ならせるように定めることにより、各記事の表示を湾曲させたり、各記事の表示の角度を調整したりすることができる。
ここで、記事の表示の角度とは、例えば、原点と注視方向とを結んで成る線と、原点とフレームの座標とを結んで成る線とが成す角度である。また、例えば、原点と注視方向とを結んで成る線と、記事の中央に対応する位置を通る垂線とを結んで成る線とが成す角度である。
【0050】
一態様において、フレームの位置は、ユーザの原点からの距離や、原点と注視方向と当該フレームの位置とが成す角度に基づいて、定められる。例えば、表示制御部230は、取得部220により取得された複数の記事の記事数に基づいて、第1表示領域に表示される記事の表示の角度を決定し、当該角度を反映する3次元座標が割り当てられたフレームを配置する。
【0051】
一態様において、ユーザの視野における表示領域と、当該表示領域におけるフレームとの位置関係は、原点の移動、又は注視方向の移動に応じて変動してもよいが、変動しなくてもよい。
【0052】
フレームは、2以上配置され得る。フレームのそれぞれに割り当てられる座標により定義される位置は、その一部又は全部が重複していてもよい。
【0053】
フレームに割り当てられる座標は、必ずしも固定されるものではなく、変動させることが可能である。例えば、後述する第2表示制御に際し、表示制御部230は、ユーザからの入力に応じてフレームに割り当てる座標を変化させる。例えば、記事の表示サイズを変更するに際し、表示制御部230は、フレームに割り当てる座標を変化させる。例えば、記事の表示を移動させるに際し、表示制御部230は、フレームに割り当てる座標を変化させる。
【0054】
2.記事の配置
表示制御部230は、決定したレイアウトと、取得部220により取得された複数の記事のそれぞれの日時に関する情報に基づいて、記事を配置する。例えば、表示制御部230は、表示領域内のフレームのそれぞれに記事を関連付けることにより、記事を配置する。図8の例では、第1表示領域d100内に配置されたフレームf11~f15のそれぞれに記事が配置されている。
【0055】
ここで、表示制御部230は、記事のそれぞれの日時に関する情報に基づいて、記事を配置する。例えば、複数の記事のそれぞれの日時に関する情報に基づいて、当該複数の記事を時系列順に整理して、記事を配置する。例えば、日時が最も古い記事を最左端のフレームに関連付けし、2番目に日時が古い記事を一つ右隣のフレームに関連付けし、3番目に日時が古い記事をさらに一つ右隣のフレームに関連付けする、といったようにして、複数の記事を時系列順に整理して配置する。図8の例を用いて説明すると、例えば、フレームf11には、記事の公表日時が2024年1月1日午前5時の記事が配置され、フレームf12には、記事の公表日時が2024年1月1日午前7時の記事が配置され、フレームf13には、記事の公表日時が2024年1月1日午後3時の記事が配置される、といったようにして、表示制御部230は、複数の記事を時系列順に整理して記事を配置する。表示制御部230は、ユーザに対して時系列順に上下方向、左右方向、又は前後方向に記事を整列して配置することもできる。記事の日時に関する情報は、例えば、記事が公表された時刻、記事が作成された時刻、記事の内容が執筆された時刻、又は記事が更新された時刻等が挙げられる。
【0056】
フレームと記事との関連付けは、ユーザからの指示や、コンピュータによる自動制御により、変化し得る。例えば、フレームf11と記事a1とが関連付けされており、フレームf12と記事a2とが関連付けされている場合、関連付けを変化させて、フレームf11と記事a2とを関連付け、フレームf12と記事a1とを関連付けることもできる。
【0057】
本開示において、フレームと記事とを関連付けることは、フレームの位置を定義する情報と記事の画像の位置を定義する情報とを対応させることを含む。
【0058】
[第2表示制御]
第2表示制御では、表示制御部230は、第1表示領域に表示された複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を、第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する。例えば、第2表示制御は、(1)ユーザからの選択を受け付けることと、(2)選択された第2記事を第2表示領域に表示することと、を含む。第2表示制御により、ユーザの視野内で、当該ユーザが選択した記事が第2表示領域に表示される。図9は、本実施形態における表示態様の一例を示す図である。図9においては、第1表示領域d100よりも前面の第2表示領域d200内のフレームf21に、ユーザが選択した記事が表示されている。
【0059】
1.ユーザからの選択の受け付け
表示制御部230は、第1表示領域に表示された複数の記事のうち、所定の記事(第2記事)に対するユーザによる選択を受け付ける。ユーザは、ユーザの視野に表示された記事のアイコンを選択すること等により、当該記事を選択することができる。
【0060】
2.第2記事の第2表示領域における表示
表示制御部230は、ユーザにより選択された第2記事を、第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する。例えば、第2記事の第2表示領域における表示は、(i)第2記事の配置を変更することと、(ii)レイアウトを変更することと、を含む。
【0061】
(i)第2記事の配置の変更
表示制御部230は、第2記事の配置を変更する。例えば、表示制御部230は、第2記事に対するユーザによる選択に応じて、第2記事が関連付けられるフレームを変更することにより、第2記事の配置を変更する。例えば、ユーザが第1表示領域のフレームに関連付けられた記事を選択したことに応じて、記事を第2表示領域のフレームに関連付ける。図9の例を用いて説明すると、例えば、ユーザが第1表示領域d100のフレームf11に関連付けられた記事を選択したことに応じて、表示制御部230は、当該記事を第2表示領域d200のフレームf21に関連付ける。また、例えば、表示制御部230は、第2記事に対するユーザによる選択に応じて、第2記事が関連付けられるフレームの位置を変更するレイアウトの変更(後述)を行うことにより、第2記事の配置を変更する。
【0062】
(ii)レイアウトの変更
表示制御部230は、レイアウトを変更して、ユーザの視野内において、表示領域を移動させる。例えば、表示制御部230は、所定の表示領域に割り当てる座標を変化させることにより、当該表示領域を移動させる。例えば、ユーザが第1表示領域のフレームに関連付けられた記事を選択すると、表示制御部230は、第1表示領域に割り当てる座標を変化させることにより、ユーザの視野内には、ユーザが選択しなかった複数の記事を表示する第1表示領域と、ユーザが選択した第2記事を表示し当該第1表示領域よりも前面の第2表示領域とが表示される。図9の例を用いて説明すると、例えば、ユーザが第1表示領域d100のフレームf11に関連付けられた記事を選択したことに応じて、表示制御部230は、第1表示領域d100に割り当てる座標を変化させて、第1表示領域d100の前面に第2表示領域d200が位置するようにレイアウトを変更する。
【0063】
また、表示制御部230は、レイアウトを変更して、ユーザの視野内において、フレームを移動させてもよい。例えば、表示制御部230は、所定のフレームに割り当てる座標を変化させることにより、当該フレームを移動させる。例えば、図9の例を用いて説明すると、ユーザが第1表示領域d100のフレームf11に関連付けられた記事を選択したことに応じて、表示制御部230は、フレームf11に割り当てる座標を変化させて、フレームf11をユーザ側へ移動させたり、第2表示領域へ移動させたりする。
【0064】
一態様において、表示制御部230は、第2表示領域に記事が表示されているときに、ユーザが第1表示領域の記事を新たに選択したことに応じて、第2表示領域に表示していた記事を第1表示領域へ戻すように移動させて表示するとともに、当該新たに選択された記事を第2表示領域へ進ませるように移動させて表示するようにしてもよい。例えば、図9の例を用いて説明すると、ユーザが第1表示領域d100のフレームf11に関連付けられた第2記事を選択したことに応じて、表示制御部230は、フレームf11に割り当てる座標を変化させて、フレームf11を第2表示領域へ移動させる。この場合、図9におけるフレームf21は、移動後のフレームf11を示す。さらに、ユーザが第1表示領域d100のフレームf12に関連付けられた第3記事を新たに選択すると、表示制御部230は、フレームf11を第1表示領域へ戻るように移動させて表示するとともに、フレームf12を第2表示領域へ進むように移動させて表示する。このような表示制御により、ユーザは、第2表示領域に表示する記事が入れ替わったことを視覚的に簡易に把握することができる。
また、このような表示制御に際し、第2記事の表示と第3記事の表示とが重ならないようにしてもよい。例えば、第2記事及び第3記事の表示のサイズに基づいて、記事の表示が重ならないように決定した動線に沿うように、それぞれの記事のフレームを移動させる。
また、このような表示制御に際し、表示制御部230は、ユーザによる所定の記事に対するスワイプ操作やドラッグ操作を、ユーザからの記事の選択として受け付けてもよい。
【0065】
一態様において、表示制御部230は、第2表示領域に表示されている記事(ユーザにより選択された第2記事)を、第1表示領域において表示しないように制御することもできる。
【0066】
一態様において、表示制御部230は、仮想空間における記事の表示制御を行うものであり、仮想空間において、ユーザにより選択された第2記事を、第1表示領域よりもユーザ側に位置する第2表示領域に表示する。
例えば、表示制御部230は、第1表示領域内に表示された第2記事を、第2表示領域内に表示させるとともに、第1表示領域に割り当てる座標を変化させる。これにより、ユーザの視野内には、当該ユーザが選択した第2記事を表示する第2表示領域と、当該ユーザが選択しなかった他の記事を表示し、第2表示領域と比べて当該ユーザから遠い位置に位置する第1表示領域とが表示される。
表示制御部230は、表示領域に割り当てる座標を変化させることにより、所定の表示領域がユーザ側(前面)に位置するようにしたり、所定の表示領域がユーザに近く位置するようにしたり、所定の表示領域がユーザから遠く位置するようにしたりすることができる。
図9の例を用いて説明すると、例えば、ユーザが第1表示領域d100のフレームf11に配置された記事を選択したことに応じて、表示制御部230は、当該記事を第2表示領域d200のフレームf21に表示させるとともに、第1表示領域d100に割り当てられる3次元座標の原点からの距離が、第2表示領域d200に割り当てられる3次元座標の原点からの距離に比べて長くなるように、第1表示領域d100に割り当てられる3次元座標を変化させる。
【0067】
一態様において、仮想空間における第1表示領域と、第1表示領域とは異なる座標が割り当てられた第2表示領域とがある場合に、表示制御部230は、第2表示領域に記事を配置しないときのユーザから第1表示領域までの距離と、第2表示領域に記事が配置されているときのユーザから第2表示領域までの距離とが、略等しくなるように制御する。例えば、表示制御部230は、ユーザからの所定の記事(第2記事)に対する選択に応じて、表示領域に割り当てる座標を変化させることにより、ユーザの視野内における表示領域の位置を変化させる。ユーザから表示領域までの距離は、例えば、原点から表示領域の中央に対応する位置までの距離である。
【0068】
[第3表示制御]
表示制御部230は、第3表示制御も行うことができる。第3表示制御では、表示制御部230は、第1表示領域及び/又は第2表示領域に表示された記事に含まれる人又は組織等の内容に関連する複数の記事を表示する。一態様において、表示制御部230は、第1表示領域及び/又は第2表示領域に表示された記事に含まれる内容に基づいて、新たに取得された複数の記事を表示する。記事の新たな取得は、取得部220により行うことができる。図10は、本実施形態における表示態様の一例を示す図である。図10においては、第3表示領域d310に複数の記事が表示される。
【0069】
本開示において、「記事に含まれる内容」は、記事からコンピュータが読み取った当該記事に含まれる内容の情報である。例えば、記事のテキストからコンピュータが読み取った当該記事に登場する人、組織、社会問題、技術、国、地域、業種等の内容の情報である。例えば、記事の画像からコンピュータが読み取った当該記事に登場する内容の情報である。本開示において、人、組織、社会問題、技術、国、地域、業種等の内容の情報という場合、例えば、当該人や組織等の名称、注目度、又は関係する地域等を識別する情報、当該社会問題に関するキーワードを識別する情報、業種がスポーツであればスポーツの種目を識別する情報である。
【0070】
新たに抽出された複数の記事の表示の態様は、第1表示領域や第2表示領域における記事の表示に対して、重畳させて表示してもよいし、重畳しないように表示してもよい。新たに抽出された複数の記事が第1表示領域や第2表示領域に表示された記事の内容の一部に関連しているものであり、このような複数の記事をユーザの視野内に表示する第3表示制御は、ユーザの他の記事へのさらなる関心を伸展させるための仕組みである場合が想定される。したがって、新たに抽出された記事の表示の態様は、ユーザの当初の興味関心に基づいて選択された第1記事及び当該第1記事に関連する複数の記事を表示する第1表示領域と、第1表示領域に表示された複数の記事の中からユーザの興味関心に基づいて選択された第2記事を表示する第2表示領域との表示に支障を生じない表示の態様を採用することが好ましい。
【0071】
-ユーザ端末装置-
図6は、ユーザ端末装置30の機能構成の例を説明するための図である。ユーザ端末装置30は、記憶部310と、UI(User Interface)部320と、端末制御部330とを備える。記憶部310は、ユーザ端末装置30が有する記憶装置32を用いて実現することができる。UI部320と端末制御部330とは、ユーザ端末装置30が有するプロセッサ31が、記憶装置32に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
【0072】
(記憶部)
記憶部310は、ユーザ端末装置30が動作するために必要となる各種情報を記憶する。記憶部310は、後述するUI部320や端末制御部330が実行する各種プログラムを記憶する。一態様において、記憶部310には、ユーザが記事を画像で閲覧するサービスの提供を受けるためのアプリケーションプログラムAPが記憶されている。アプリケーションプログラムAPは、ユーザ端末装置30にインストールする構成であってもよく、別の装置から通信ネットワークNを介して、当該アプリケーションプログラムAPの一部又は全部の機能が提供される構成(いわゆるSoftware as a Service:SaaS)であってもよい。
【0073】
(UI部)
UI部320は、ユーザからの各種の入力を受け付けることと、空間ディスプレイ等のディスプレイに各種の画面を表示することとを行う。
【0074】
(端末制御部)
端末制御部330は、サーバ装置20と連携してユーザ端末装置30が動作するために必要となる各種の処理を行う。例えば、端末制御部330は、空間ディスプレイ等のディスプレイに画面を表示するための情報をサーバ装置20から取得し、取得した情報に基づいて空間ディスプレイ等のディスプレイに画面を表示する。
【0075】
以上説明した機能構成について、サーバ装置20が備える記憶部210と、取得部220と、表示制御部230とのうち、一部又は全部を、ユーザ端末装置30が備える構成としてもよい。すなわち、本開示の各種処理は、サーバ装置20のプロセッサ21が実行してもよく、ユーザ端末装置30のプロセッサ31が実行してもよく、サーバ装置20及びユーザ端末装置30のプロセッサ21及びプロセッサ31が実行してもよい。
【0076】
<プロセス>
図7図13を参照して、情報処理システム1のプロセスの例について説明する。図7は、サーバ装置20のプロセスを説明するためのフローチャートである。図8図13は、サーバ装置20による表示制御の例をそれぞれ説明するための図である。
【0077】
-第1実施形態(図7並びに図8及び図9参照)-
第1実施形態として、サーバ装置20の第1表示制御及び第2表示制御に関するプロセスの例について説明する。
【0078】
(記事の取得)
ユーザが、ユーザ端末装置30を使用して、アプリAPを立ち上げると、記事ソースから受信した複数のプリロード記事がユーザの視野内に表示される。ユーザは複数のプリロード記事の中から、自身の興味や関心に基づいて第1記事を選択する。すると、サーバ装置20は、ユーザによる第1記事の選択に応じて、第1記事と、当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得する(S600)。
【0079】
(第1表示制御)
そして、サーバ装置20は、取得した複数の記事を第1表示領域d100に表示する(S610)。まず、サーバ装置20は、ユーザの視野における表示領域の位置を定義する情報を生成することにより、表示領域を定義する。例えば、複数の記事を時系列順に配置して表示する第1表示領域d100と、複数の記事の中からユーザにより選択された1件の第2記事を配置して表示する第2表示領域d200とを定義する。
【0080】
次に、サーバ装置20は、ユーザの視野内における第1表示領域d100に表示する記事の記事数を決定する。例えば、S600で取得した複数の記事が50件である場合、ユーザにとって好適な記事の一覧性を考慮して予め定められた記事数である5件を、ユーザの視野内に表示する記事の記事数として決定する。このとき、定義された第1表示領域d100の範囲に基づいて、好適な記事の一覧性を考慮して定められる記事数を調整してもよい。
【0081】
次に、サーバ装置20は、定義した表示領域内に、決定した記事数に対応する数のフレームの位置を定義する情報を生成することにより、フレームを配置する。例えば、決定した記事数が5件である場合、第1表示領域d100の位置を定義する情報に基づいて、第1表示領域d100内に記事5件分に対応する5件のフレームf11~f15が位置するよう、各フレームの位置を定義する情報を生成する。各フレームの位置を定義する情報は、1つのフレームにつき少なくとも2つの座標を割り当てて生成し、フレームの角度が調整可能であるようにする。本実施形態では、原点と注視方向とを結んで成る線と、記事の中央に対応する位置を通る垂線とを結んで成る線とが成す角度が異なる2つの座標を割り当てるものとする。これにより、ユーザにとって左右方向に記事を整列した際に、各記事の表示の角度を調整して、各記事を原点に向かって扇状に整列させることができる。
【0082】
次に、サーバ装置20は、配置したフレームのそれぞれに記事を一つずつ関連付けることにより、記事を配置する。
【0083】
このような第1表示制御により、図8の例では、第1表示領域d100、及び各フレームf11~f15に表示された記事の日時に関する情報を表示する日時表示バーd700が表示されている。この例では、第1表示領域d100に、決定した記事数である5件に対応する5つのフレームf11~f15が、ユーザにとって左右方向に配置されており、各フレームf11~f15に記事が配置されている。第1表示領域d100では、各記事が原点に向かって扇状に整列して表示されている。各記事は、テキストと写真や動画等のグラフィックスとを含む画像により表示されている。
【0084】
(第2表示制御)
次に、図7に戻り、サーバ装置20は、ユーザにより選択された第2記事を第2表示領域に表示する(S620)。まず、サーバ装置20は、第1表示領域d100に表示した複数の記事のうち、いずれかの記事に対するユーザによる選択を、第2記事の選択として受け付ける。
【0085】
次に、サーバ装置20は、第2記事が関連付けられるフレームを変更することにより、第2記事の配置を変更し、レイアウトを変更する。図9を参照して、ユーザの視野における第2表示制御による表示の一例を説明する。図9は、図8の例において、ユーザが第1表示領域d100のうちフレームf11に配置された記事を第2記事として選択した場合の、ユーザの視野における表示の遷移(移動)を説明するための図である。
【0086】
図9の例では、第1表示領域のフレームf11に配置されていた記事が第2記事として選択されたことにより、第2記事の配置が変更になり(y10)、第2表示領域d200のフレームf21に配置されている。
【0087】
このとき、フレームf11を含む第1表示領域d100は、その位置を定義するために割り当てられる座標が変更されることにより、第2表示領域d200よりも後方に移動する。第2記事の配置が変更になる前の原点から第1表示領域d100までの距離と、第2記事の配置が変更になった後の原点から第2表示領域d200までの距離とが、略等しくなるように、第1表示領域d100を移動させる。
【0088】
-第2実施形態(図7並びに図10図11図12及び図13参照)-
第2実施形態として、サーバ装置20の第3表示制御に関するプロセスの例について説明する。なお、記事の取得、第1表示制御、及び第2表示制御については、第1実施形態と同様であるため、以下では説明を省略する。以下に、図10図11図12及び図13を参照して、ユーザの視野における第1表示制御、第2表示制御、及び第3表示制御による表示の一例を説明する。
【0089】
サーバ装置20は、複数の記事を取得して(S600)、取得した複数の記事を第1表示領域d110に表示する第1表示制御と(S610)、第1表示領域d110に表示した複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を第2表示領域d210に表示する第2表示制御と(S620)を行う。また、サーバ装置20は、第1表示領域d110及び/又は第2表示領域d210に表示された記事に含まれる人又は組織等の内容に関連する複数の記事を新たに取得して、当該新たに取得した記事を第3表示領域d310に表示する第3表示制御をさらに行う。
【0090】
まず、サーバ装置20は、第1実施形態と同様にして、記事を新たに取得する。例えば、第1表示領域d110に表示された記事に含まれる所定の組織に関連する記事を新たに取得する。
【0091】
第1表示領域d110及び/又は第2表示領域d210に表示された記事から複数の内容を抽出し、抽出した複数の内容のそれぞれに関連する記事を新たに取得するようにしてもよい。例えば、第2表示領域d210に表示された記事から、「新聞社A」、「デバイスB」、「仮想空間」、及び「新デバイス」といった4つの内容が抽出された場合、サーバ装置20は、それぞれの内容に紐づく記事を新たに取得する。このとき、例えば当該内容に関する単語や画像等に基づいて、当該内容に関連する記事を新たに取得する。
【0092】
次に、サーバ装置20は、第1実施形態と同様にして、ユーザの視野における、新たに取得した記事を表示する第3表示領域d310の位置を定義する情報を生成することにより、第3表示領域d310を定義する。次に、サーバ装置20は、第1実施形態と同様にして、定義した第3表示領域d310に表示する記事の記事数を決定する。次に、サーバ装置20は、第1実施形態と同様にして、第3表示領域d310内に、決定した記事数に対応する数のフレームの位置を定義する情報を生成することにより、新たに取得した記事を表示するためのフレームを配置する。次に、サーバ装置20は、第1実施形態と同様にして、配置したフレームのそれぞれに記事を一つずつ関連付けることにより、記事を配置する。
【0093】
複数の内容のそれぞれに関連する記事を新たに取得した場合は、内容ごとに記事を配置するフレームの位置を異ならせて表示するようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、図11に例示されるように、第3表示領域d320及びd330を定義する。次に、サーバ装置20は、定義した第3表示領域d320及びd330に表示する記事の記事数を決定する。次に、サーバ装置20は、第3表示領域d320及びd330内に、決定した記事数に対応する数のフレームの位置を定義する情報を生成する。このとき、「新聞社A」、「デバイスB」、「仮想空間」、及び「新デバイス」といった4つの内容のそれぞれに関連する記事を新たに取得した場合であれば、「新聞社A」に関連する記事を配置するためのフレームf31、「デバイスB」に関連する記事を配置するためのフレームf32、「仮想空間」に関連する記事を配置するためのフレームf33、及び「新デバイス」に関連する記事を配置するためのフレームf34の位置を定義する情報を生成し、これらのフレームを配置する。このように、複数の内容のそれぞれについて記事を配置するフレームの位置を異ならせてもよい。新たに記事を取得するための内容が4つである場合に、それぞれの内容に対応する4つの異なる位置にフレームを配置することを例として説明したが、新たに記事を取得するための内容が5つであれば、5つの異なる位置にフレームを配置するようにしてもよい。次に、サーバ装置20は、配置したフレームのそれぞれに記事を関連付けることにより、記事を配置する。
【0094】
第3表示制御における、第3表示領域d310~d330の定義や、記事数の決定、及びフレームの配置は、新たに取得した記事の表示が、第1表示領域d110や第2表示領域d210の表示に支障を生じないように行われるようにしてもよい。例えば、サーバ装置20は、第3表示領域d310~d330においてフレームを重畳的に配置したり、第3表示領域d310~d330に表示する記事の記事数を所定の数未満となるように決定したりする。
【0095】
図10の例では、第1表示領域d110、第2表示領域d210、日時表示バーd710、新たに取得した記事を表示する第3表示領域d310、及びコントローラパネルd810が表示されている。
【0096】
コントローラパネルd810は、ユーザが各種の入力を行うためのオブジェクトである。コントローラパネルd810には、第2表示領域d210における表示を解除するボタンd811と、第2表示領域d210に表示する記事を第1表示領域d110において右隣に配置された記事に変更するボタンd812と、第2表示領域d210に表示する記事を第1表示領域d110において左隣に配置された記事に変更するボタンd813と、第1表示領域d110に表示する記事の記事数を各記事の日時に関する情報に基づいて調整するためのスライドバーd814とが表示されている。
【0097】
スライドバーd814は、ユーザが期間の調整を指示するために使用することができる。ユーザによって指定された期間内の日時に関する情報を有する記事が、第1表示領域d110に表示される記事として決定される。例えば、「期間:1週間」が設定されていたところにユーザが期間の調整を指示することにより、「期間:1か月」が設定される。このとき、サーバ装置20の表示制御部230は、「期間:1か月」の期間内の日時に関する情報を有する記事を第1表示領域d110に表示させる。同様に、「期間:1週間」が設定されていたところにユーザが期間の調整を指示することにより、「期間:24時間」が設定される。このとき、サーバ装置20の表示制御部230は、「期間:24時間」の期間内の日時に関する情報を有する記事を第1表示領域d110に表示させる。
【0098】
また、図10の例では、第3表示領域d310に、第3表示領域d310に表示された記事を選択するためのボタンd310aが表示されている。ユーザは、ボタンd310aを選択することにより、第3表示領域d310に表示された記事を閲覧するための表示を指示することができる。ボタンd310aに対する選択を受け付けると、サーバ装置20は、例えば、図12に示されるように、図10の第3表示領域d310に表示された記事の表示d410を行う。
また、図11の例では、第3表示領域d330に、第3表示領域d330に表示された記事を選択するためのボタンd330aが表示されている。ユーザは、ボタンd330aを選択することにより、第3表示領域d330に表示された記事を閲覧するための表示を指示することができる。ボタンd330aに対する選択を受け付けると、サーバ装置20は、例えば、図13に示されるように、図11の第3表示領域d330に表示された記事の表示d420を行う。
図12図13に例示した、第3表示領域に表示された記事をさらに詳しく閲覧するための表示の位置は、第3表示領域内の表示の位置を基準に決定されるようにしてもよい。例えば、図10の第3表示領域d310に表示された記事をさらに詳しく閲覧するための表示の位置は、ユーザの視野内において、第3表示領域d310の位置を基準に決定される。これにより、ユーザの視野内においてユーザに対して左前方に表示された図10の第3表示領域d310の記事をさらに詳しく閲覧するための表示は、図12の表示d410のように、ユーザの視野内においてユーザに対して左前方に表示される。また、同様に、ユーザの視野内においてユーザに対して右前方に表示された図11の第3表示領域d330の記事をさらに詳しく閲覧するための表示は、図13の表示d420のように、ユーザの視野内においてユーザに対して右前方に表示される。
【0099】
以上説明した実施形態は、本開示の理解を容易にするためのものであり、本開示を限定して解釈するためのものではない。本開示で説明したフローチャートや実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
【0100】
<効果>
本開示の一態様に係る情報処理装置は、第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得する取得部と、前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する第2表示制御、を行う、表示制御部と、を備える。
この態様によれば、ユーザにとって一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザは、自身の興味や関心に基づいて選択した記事と、当該記事に関連する記事との複数の記事を同時に見渡すことができるので、出来事の因果関係や背景等の理解が促され、ユーザにニュースに対する深い理解が促される。
【0101】
一態様において、表示制御部は、第2表示領域に表示された記事を、第1表示領域において表示しないように制御する。
この態様によれば、ユーザの視野において記事が移動したように見せることで、一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザは、表示されたコンテンツの操作性の向上を体感することができるので、ユーザの顧客体験が向上される。
【0102】
一態様において、表示制御部は、取得部で取得された複数の記事の記事数に基づいて、第1表示領域に表示される複数の記事それぞれの角度を決定する。
この態様によれば、記事数を考慮したレイアウトを提供することで、一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザは、表示される記事の数が増加した場合であっても、複数の記事を同時に見渡すことができ、出来事の全体像に対する理解が促される。
【0103】
一態様において、表示制御部は、複数の記事を仮想空間に表示するものであり、当該仮想空間において、第2表示領域が第1表示領域よりもユーザ側に位置するように配置する。
この態様によれば、仮想空間において、ユーザが選択しなかった記事よりも、ユーザが選択した記事がユーザに近くなるように見せることで、一覧的に記事を表示することができる。ユーザは、仮想空間において、選択した記事を相対的に近く感じながら閲覧することができるので、ユーザの顧客体験が向上される。
【0104】
一態様において、表示制御部は、仮想空間において、第2表示領域に記事を表示しないときのユーザから第1表示領域までの距離と、第2表示領域に記事が表示されているときの当該ユーザから第1表示領域までの距離とが、略等しくなるように制御する。
この態様によれば、ユーザが体感する記事までの距離を略変えることなく記事を表示させることができる。また、ユーザは、目のピントを合わせる距離を変えずに選択した記事を集中して閲覧することができるので、眼精疲労が軽減される。
【0105】
一態様において、日時に関する情報は、記事が公表された時刻である。
この態様によれば、記事が公表された時刻を考慮したレイアウトを提供することで、一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザは、記事の公表された時刻に応じて整理された複数の記事を見渡すことができるので、出来事の因果関係や背景等の理解が促され、ユーザにニュースに対する深い理解が促される。
【0106】
一態様において、表示制御部は、第1表示領域において、ユーザに対して左右方向に記事を整列して表示する。
この態様によれば、記事を時系列に沿って左右方向に整列することで、一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザにとって左右方向の時系列的な進行は自然で直感的なものであることが期待されるので、出来事の流れや因果関係の迅速な理解を促すことや、記事の内容の効果的な記憶を促すことに有用である。
【0107】
一態様において、表示制御部は、ユーザが選択した第2記事に含まれる人又は組織に関する複数の記事を表示する第3表示制御をさらに行う。
この態様によれば、ユーザが当該ユーザの興味や関心に基づいて選択した記事に関連する記事をさらに表示してユーザに提示することができる。また、ユーザの他の記事へのさらなる関心の進展が期待されるので、本開示の仕組みを備えたサービスのさらなる利用を促すことに有用である。
【0108】
本開示の一態様に係る情報処理方法は、一又は複数のコンピュータが、第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得するステップと、前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する第2表示領域、を行うステップと、を実行する。
この態様によれば、ユーザにとって一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザは、自身の興味や関心に基づいて選択した記事と、当該記事に関連する記事との複数の記事を同時に見渡すことができるので、出来事の因果関係や背景等の理解が促され、ユーザにニュースに対する深い理解が促される。
【0109】
本開示の一態様に係るプログラムは、一又は複数のコンピュータに、第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得するステップと、前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する第2表示領域、を行うステップと、を実行させる。
この態様によれば、ユーザにとって一覧的に記事を表示することができる。また、ユーザは、自身の興味や関心に基づいて選択した記事と、当該記事に関連する記事との複数の記事を同時に見渡すことができるので、出来事の因果関係や背景等の理解が促され、ユーザにニュースに対する深い理解が促される。
【符号の説明】
【0110】
1…情報処理システム、20…サーバ装置、21…プロセッサ、22…記憶装置、23…通信IF、24…入力装置、25…出力装置、30…ユーザ端末装置、31…プロセッサ、32…記憶装置、33…通信IF、34…入力装置、35…出力装置、210…記憶部、220…取得部、230…表示制御部、310…記憶部、320…UI部、330…端末制御部
【要約】
【課題】ユーザにとって一覧的に記事を表示する仕組みを提供すること。
【解決手段】第1記事と当該第1記事に関連する一以上の記事とを含む複数の記事を取得する取得部と、前記取得された複数の記事それぞれの日時に関する情報に応じて前記複数の記事を時系列順に整理して第1表示領域に表示する第1表示制御、及び、前記複数の記事のうち、ユーザにより選択された第2記事を前記第1表示領域よりも前面の第2表示領域に表示する第2表示制御、を行う、表示制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図5
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