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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-04
(45)【発行日】2025-03-12
(54)【発明の名称】通信装置
(51)【国際特許分類】
   G08C 15/00 20060101AFI20250305BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20250305BHJP
【FI】
G08C15/00 E
G08C15/00 B
H04M11/00 301
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021126763
(22)【出願日】2021-08-02
(65)【公開番号】P2023021717
(43)【公開日】2023-02-14
【審査請求日】2024-03-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(74)【代理人】
【識別番号】100148493
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩二
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】中原 正守
(72)【発明者】
【氏名】河野 正司
【審査官】藤澤 和浩
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/031759(WO,A1)
【文献】特開2019-213155(JP,A)
【文献】特開2004-302765(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08C 13/00-25/04
H04M 3/00-11/10
H04Q 9/00- 9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定時間ごとに計測装置から計測値を取得する取得部と、
前記取得部が取得した複数の前記計測値をセンタ装置に送信する通信部と、
前記複数の計測値の変化に基づいて、前記通信部が前記複数の計測値を前記センタ装置に送信するか否かを決定する決定部と
前記複数の計測値の変化が所定の範囲内か否かを判定する判定部と、を備え、
前記複数の計測値の変化が所定の範囲内であることを前記判定部の判定結果が示す場合、前記通信部が前記複数の計測値を前記センタ装置に送信しないことを前記決定部は決定する通信装置であって、
前記取得部が取得した第1計測値と、前記第1計測値よりも前に前記取得部が取得した第2計測値との差を算出する第1算出部を更に備え、
前記判定部は、前記差が第1閾値を超えるか否かを判定し、
前記差が前記第1閾値を超えないことを前記判定部の判定結果が示す場合、前記通信部が前記複数の計測値を前記センタ装置に送信しないことを前記決定部は決定し、
前記第1算出部が算出した複数の前記差の合計値を算出する第2算出部を更に備え、
前記判定部は、前記合計値が第2閾値を超えるか否かを判定し、
前記合計値が前記第2閾値を超えないことを前記判定部の判定結果が示す場合、前記通信部が前記複数の計測値を前記センタ装置に送信しないことを前記決定部は決定する、通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の流体使用状況監視装置は、設置された場所の水道水、ガスなどの流体の使用状況を監視し、流体の使用状態を監視センタに送信する。流体使用状況監視装置は、未使用設定、及び、不使用設定が行われる。未使用設定は、流体が未使用状態であることを示す。不使用設定は、流体の使用が中断されたままの状態であることを示す。流体の使用が開始され、又は、流体の使用が再開される場合、流体使用状況監視装置の未使用設定、又は、不使用設定は解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-194587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の流体使用状況監視装置では、常に流体の使用状態の監視を行い、監視センタに使用状態を送信している。したがって、未使用状態、又は、不使用状態であっても、流体使用状況監視装置は監視センタと通信を継続している。このため、流体使用状況監視装置が監視センタと通信しないように、作業員が通信装置の設置場所へ行って、センタ装置と通信しないように設定していた。したがって、通信装置の設定に係る作業員の手間が大きくなっていた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、通信装置の設定に係る手間を低減できる通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面によれば、通信装置は、取得部と、通信部と、決定部とを備える。前記取得部は、所定時間ごとに計測装置から計測値を取得する。前記通信部は、前記取得部が取得した複数の前記計測値をセンタ装置に送信する。前記決定部は、前記複数の計測値の変化に基づいて、前記通信部が前記複数の計測値を前記センタ装置に送信するか否かを決定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の通信装置によれば、通信装置の設定に係る作業員の手間を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態1に係る本テレメータシステムの概略構成を示す図である。
図2】実施形態1に係るセンタ側網制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図3】実施形態1に係るサーバの概略構成を示すブロック図である。
図4】実施形態1に係る通信装置の概略構成を示すブロック図と計測装置の概略構成を示すブロック図とを含む。
図5】実施形態1に係る通信装置の通信部がセンタ装置との通信を制限されている状態と、通信装置の通信部がセンタ装置との通信を制限されていない状態とを示す図である。
図6】実施形態1の通信装置の制御部が実行する処理のフローチャートを示す。
図7図6に示す通信装置の制御部が実行する決定処理のフローチャートを示す。
図8】実施形態1の変形例1の通信装置の制御部が実行する決定処理のフローチャートを示す。
図9】実施形態1の変形例2の通信装置の制御部が実行する決定処理のフローチャートを示す。
図10】実施形態2の通信装置の概略構成を示すブロック図と計測装置の概略構成を示すブロック図とを含む。
図11】実施形態2の通信装置の制御部が実行する決定処理のフローチャートを示す。
図12】実施形態3の通信装置の概略構成を示すブロック図と計測装置の概略構成を示すブロック図とを含む。
図13】実施形態3の通信装置の制御部が実行する決定処理のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
[実施形態1]
図1は、本実施形態1に係るテレメータシステム1の概略構成を示す図である。テレメータシステム1は、計測システムの一例である。
【0011】
図1に示すように、テレメータシステム1は、計測装置10と、通信装置20と、センタ装置30とを含む。テレメータシステム1は、計測装置10から取得し、取得した計測結果を所定のタイミングで通信装置20からセンタ装置30へ送信する。計測装置10は、需要家によって消費された流体の積算流量を計測する。計測装置10は、通信装置20に接続される。流体は、例えば、ガス及び水を含む。本実施形態では、流体をガスとして説明する。センタ装置30は、センタ側網制御装置310とサーバ装置320とを含む。以下、各構成について具体的に説明する。
【0012】
通信装置20は、例えば、PHS(Personal Handyphone System)網、FOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)網、及びLTE(Long Term Evolution)網のような広域無線網N1を介してセンタ側網制御装置310と無線接続されている。通信装置20は、所定のタイミングで、計測装置10から計測結果を取得し、計測結果に識別番号を付加して、広域無線網N1を介してセンタ装置30へ送信する。複数の通信装置20は、広域無線網N1を通じてセンタ装置30側からのデータを受信する。センタ装置30側からのデータに自機を識別する識別番号が含まれる場合、識別番号に対応する通信装置20は、受信したデータに基づいて処理を実行する。
【0013】
センタ装置30は、センタ側網制御装置310とサーバ装置320とを含む。センタ側網制御装置310は、例えば、通信事業者の基地局に設けられる。換言すると、センタ側網制御装置310は、通信事業者の通信網に設けられる。
【0014】
センタ側網制御装置310は、サーバ装置320と通信装置20との間の通信を仲介する。センタ側網制御装置310は、広域無線網N1に接続され、通信装置20との間で無線通信を行う。また、センタ側網制御装置310は、サーバ装置320からのデータを、広域無線網N1の通信規格に準拠した通信方式で通信装置20側へ送信する。また、センタ側網制御装置310は、広域無線網N1を介して通信装置20から計測結果を受信した場合、受信した計測結果をサーバ装置320へ送信する。
【0015】
サーバ装置320は、ガスを供給する事業者が管理するサーバである。
【0016】
次に、図1図2図3とを参照して、センタ側網制御装置310とサーバ装置320を詳しく説明する。図2は、センタ側網制御装置310の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、センタ側網制御装置310は、記憶部311と、制御部312と、通信部313とを有する。
【0017】
記憶部311は、ハードディスクドライブ(HDD)などの不揮発性メモリで構成されてもよい。記憶部311は、センタ側網制御装置310の動作に関する設定情報や、広域無線網N1を介して通信を行うための各種情報を記憶する。
【0018】
制御部312は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサと、メモリ(ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory))とを含む。制御部312は、ROMに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、センタ側網制御装置310の各部を制御する。具体的には、制御部312は、通信部313を介して広域無線網N1に接続し、サーバ装置320と通信装置20との間でデータの送受信を行う。
【0019】
通信部313は、例えば、LANボードのような通信モジュールである。通信部313は、サーバ装置320との間で通信を行ったり、広域無線網N1を介して通信装置20(図1参照)との間で通信を行ったりする。
【0020】
図3は、サーバ装置320の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ装置320は、記憶部321と、制御部322と、通信部323とを有する。
【0021】
記憶部321は、HDDなどの不揮発性メモリで構成されてもよい。記憶部321は、サーバ装置320の動作に関する設定情報や、通信装置20の識別番号、計測装置10ごとの使用量等の各種データを記憶する。
【0022】
制御部322は、CPU及びMPUのようなプロセッサと、メモリ(ROM及びRAM)とを含む。制御部322は、ROMに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、サーバ装置320の各部を制御する。具体的には、制御部322は、通信部323を介して、通信装置20から送信された計測装置10ごとの計測結果をセンタ側網制御装置310から取得する。そして、制御部322は、取得した計測結果を計測装置10ごとに記憶部321に記憶する。
【0023】
通信部323は、例えば、LANボードのような通信モジュールである。通信部323は、センタ側網制御装置310と有線又は無線で接続され、センタ側網制御装置310と通信を行う。
【0024】
次に、図1図4を参照して、通信装置20と計測装置10とを詳しく説明する。図4は、通信装置20の概略構成を示すブロック図と計測装置10の概略構成を示すブロック図とを含む。
【0025】
図4に示すように、計測装置10は、計測部110を含む。計測部110は、需要家が消費した流体の流量を計測する。流体は、例えば、ガスである。つまり、例えば、計測部110は、需要家によって消費されたガスの積算流量を計測する。
【0026】
図4に示すように、通信装置20は、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、接続部240とを含む。
【0027】
記憶部220は、例えば、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリで構成されてもよい。記憶部220は、通信装置20の動作に関する設定情報や、広域無線網N1を介して通信を行うための各種情報を記憶する。
【0028】
また、記憶部220は、計測装置10の計測頻度、すなわち、計測間隔を示す情報、計測結果を記憶する。計測結果は、計測装置10の計測値、及び計測装置10の使用量を含む。使用量は、計測時の計測値(今回)と、その計測時の前(前回)の計測値との差を示す。すなわち、使用量は、連続する2回の計測によって得られた計測値の差である。
【0029】
通信部230は、センタ装置30と通信する。具体的には、通信部230は、取得部211が取得した計測結果をセンタ装置30に送信する。つまり、通信部230は、取得部211が取得した複数の計測値をセンタ装置30に送信する。通信部230は、アンテナ(図示略)を含む。通信部230は、アンテナで電波を送受信することにより、広域無線網N1を介してセンタ側網制御装置310との間で無線通信を行う。通信部230は、例えば、PHS網、FOMA網、及びLTE網のような広域通信可能な通信モジュールである。
【0030】
接続部240は、1又は複数のポートを備える。接続部240は、電線を介して計測装置10と有線接続される。接続部240は、有線接続された計測装置10で計測された計測値を取得する。
【0031】
制御部210は、CPU及びMPUのようなプロセッサと、メモリ(ROM、及びRAM)とを含む。制御部210は、メモリに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、通信装置20の各部を制御する。例えば、制御部210は、メモリに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、記憶部220、通信部230、及び、接続部240を制御する。
【0032】
図4に示すように、制御部210は、取得部211、判定部212、及び、決定部213を含む。制御部210は、メモリに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、取得部211、判定部212、及び、決定部213として機能する。
【0033】
取得部211は、計測装置10から計測結果を取得する。具体的には、取得部211は、所定時間ごとに計測装置10から計測結果を取得する。換言すると、取得部211は、記憶部220に記憶された計測間隔に基づいて、計測装置10から計測値を取得する。所定時間は、例えば、「1時間」である。つまり、例えば、取得部211は、計測装置10から「1時間」毎に計測結果を取得する。取得した計測結果は、記憶部220に記憶される。
【0034】
なお、所定時間は「1時間」に限らない。例えば、所定時間は「1分」であってもよい。この場合、取得部211は、計測装置10から「1分」毎に計測結果を取得する。
【0035】
なお、取得部211が取得した計測結果は、通信部230が特定タイミングとなるときにセンタ装置30に送信する。特定タイミングは、取得部211が取得した計測値が特定数となるタイミングである。特定数は、予め定められた数を示す。特定数は、例えば、「24個」である。なお、特定数は、「24個」に限らず、任意の数値を設定できる。例えば、特定数は「5個」であってもよい。
【0036】
例えば、取得部211が24個の計測値を取得したときに、通信部230はセンタ装置30に計測結果を送信する。つまり、通信部230は、計測結果が特定数になる毎にセンタ装置30に計測結果を送信する。また、取得部211は「24個」の計測結果を取得するのに「24時間」かかる。換言すると、センタ装置30には、「24時間」毎に特定数の計測結果が送信される。
【0037】
決定部213は、計測値をセンタ装置30に送信するか否かを決定する。具体的には、決定部213は、複数の計測値の変化に基づいて、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信するか否かを決定する。換言すると、決定部213は、計測値をセンタ装置30に通信部230が送信することを制限することが可能である。また、決定部213は、計測値をセンタ装置30に通信部230が送信することを許可することが可能である。したがって、作業者が通信装置20とセンタ装置30とが通信する設定に手動で変更することを要さない。この結果、通信装置20の設定に係る手間を低減できる。
【0038】
例えば、流体の使用状態が不使用となった場合に、作業者が計測値をセンタ装置30に送信するか否かを手動で設定することを抑制できる。例えば、作業者が未使用の設定、又は、不使用の設定を行うことが不要となる。このため、通信装置20の設定に係る手間を低減できる。
【0039】
判定部212は、複数の計測値の変化を判定する。具体的には、判定部212は、複数の計測値の変化が所定の範囲内か否かを判定する。判定部212は、計測時の計測値(今回)と、その計測時の1つ前(前回)計測値とを比較して、今回の計測値と前回の計測値との変化が所定の範囲内であるか否かを判定する。今回の計測値と前回の計測値との変化が所定の範囲内でない場合、使用者は流体を使用したことを示す。今回の計測値と前回の計測値との変化が所定の範囲内である場合、使用者は、流体を使用していないことを示す。
【0040】
所定の範囲は、任意で設定できる。例えば、所定の範囲を「前回の計測値から+N」に設定できる。「N」は、例えば、任意の整数を示す。また、例えば、「N=0」とする場合、判定部212は、複数の計測値に変化があるか否かを判定する。つまり、判定部212は、計測時の計測値(今回)と、その計測時の1つ前(前回)計測値とを比較して、今回の計測値と前回の計測値とに変化があるか否かを判定する。今回の計測値と前回の計測値とに変化がある場合、使用者は流体を使用したことを示す。今回の計測値と前回の計測値とに変化がない場合、使用者は、流体を使用していないことを示す。
【0041】
判定部212が判定を行うタイミングは、取得部211が特定数の計測値を取得したタイミングであってもよい。また、取得部211が計測値を取得する毎に、判定部212が判定をおこなってもよい。
【0042】
本実施形態の決定部213は、複数の計測値の変化が所定の範囲内であることを判定部212の判定結果が示す場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。したがって、通信部230がセンタ装置30に通信する頻度を低減できる。この結果、通信装置20が通信する際に使用する電力を低減できる。通信の頻度が低減することで、通信装置20がセンタ装置30に送信する通信量が低減する。この結果、通信にかかる費用を低減できる。
【0043】
また、例えば、施設から流体を使用する需要者が退去した場合、流体が使用可能かを施設の管理者が確かめることがある。このような一時的な流体の使用の場合、本実施形態の通信装置20はセンタ装置30と通信しない。この結果、通信頻度が低減し、通信装置20がセンタ装置30に送信する通信量が低減する。この結果、通信にかかる費用を低減できる。
【0044】
次に図1図5を参照して、テレメータシステム1の動作について説明する。図5は、テレメータシステム1における決定処理の動作を示す図である。以下、図1図5を参照しつつ、決定処理について説明する。図5は、通信装置20の通信部230がセンタ装置30との通信を制限されている状態と、通信装置20の通信部230がセンタ装置30との通信を制限されていない状態とを示す図である。なお、図5では、発明の理解を容易にするために、通信装置20と計測装置10との情報の送受信の一部を省略している。例えば、通信装置20が計測装置10に計測結果を要求する信号を送信することが省略されている。また、例えば、センタ装置30から通信装置20に通信終了の要求を送信することが省略されている。
【0045】
図5に示すように、通信装置20は、所定時間毎に計測値Rを取得している。図5には、計測結果X1が示される。計測結果X1は、複数の計測値Rが含まれる。複数の計測値Rは、計測値R1~計測値RNを含む。「N」は、自然数を示す。
【0046】
例えば、通信装置20の取得部211は、記憶部220に記憶された予め定められた所定時間毎に計測装置10から計測値R1~計測値RNを取得する。例えば、取得部211は、所定時間に、接続部240を介して計測装置10から計測値R1を取得する。計測装置10から取得した計測値R1~計測値RNは、通信装置20の記憶部220に記憶される。
【0047】
そして、判定部212は、複数の計測値に変化があるか否かを判定する。図5に示すように、例えば、判定部212は、計測結果X1の計測値R2と、計測結果X1の計測値R1とを比較する。更に、判定部212は、計測値R2と計測値R1とに変化があるか否かを判定する。判定部212の判定結果は、計測結果X1の計測値R2と計測結果X1の計測値R1とには変化がなかった。
【0048】
決定部213は、複数の計測値に変化がないことを判定部212の判定結果が示す場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。
【0049】
また、図5には、計測結果X2が示される。計測結果X2は、複数の計測値Rが含まれる。複数の計測値Rは、計測値R1~計測値RNを含む。計測結果X2は、複数の計測値Rが含まれる。計測結果X2は、計測結果X1よりも後の計測結果である。
【0050】
通信装置20の取得部211は、記憶部220に記憶された予め定められた所定時間毎に計測装置10から計測値R1~計測値RNを取得する。計測装置10から取得した計測値R1~計測値RNは、通信装置20の記憶部220に記憶される。
【0051】
そして、判定部212は、複数の計測値に変化があるか否かを判定する。図5に示すように、例えば、判定部212は、計測結果X2の計測値R2と、計測結果X2の計測値R1とを比較する。更に、判定部212は、計測値R2と計測値R1とに変化があるか否かを判定する。例えば、判定部212の判定結果は、計測結果X2の計測値R2と計測結果X2の計測値R1とには変化がある。
【0052】
例えば、決定部213は、複数の計測値に変化があることを判定部212の判定結果が示す場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信することを決定する。つまり、流体の使用が開始された場合、センタ装置30に計測結果X2を通信部230は通信する。具体的には、通信装置20の通信部230は、計測結果X2を含む電文RAをセンタ側網制御装置310に送信する。電文RAを受信したセンタ側網制御装置310は、サーバ装置320に計測結果X2を含む電文RBを送信する。
【0053】
したがって、通信部230がセンタ装置30に通信する頻度を低減できる。この結果、通信装置20が通信する際に使用する電力を低減できる。
【0054】
次に、図1図6を参照して、通信装置20の制御部210が実行する処理を詳しく説明する。図6は、本実施形態の通信装置20の制御部210が実行する処理のフローチャートを示す。図6に示すように、通信装置20の制御部210が実行する処理は、ステップS101~ステップS105を含む。
【0055】
ステップS101は、通信装置20の制御部210は、所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過しない場合(ステップS101でNo)、処理はステップS101を繰り返す。所定時間が経過した場合(ステップS101でYes)、処理はステップS102に進む。
【0056】
ステップS101でYesの場合、ステップS102において、通信装置20の取得部211は、計測値Rを取得する。処理はステップS103に進む。
【0057】
ステップS103において、通信装置200の制御部210は、記憶部220が計測値Rを記憶するように、記憶部220を制御する。処理はステップS104に進む。
【0058】
ステップS104において、制御部210は、複数の計測値Rが特定数であるか否かを判定する。複数の計測値Rが特定数でない場合(ステップS104でNo)、処理はステップS101に戻る。複数の計測値Rが特定数である場合(ステップS104でYes)、処理はステップS105に進む。
【0059】
ステップS105において、制御部210は、決定処理を実行する。処理は終了する。
【0060】
次に図7を参照して決定処理を説明する。図7は、図6に示す通信装置20の制御部210が実行する決定処理のフローチャートを示す。決定処理は、例えば、施設の管理者が試用で流体を使用する場合、施設の内見などで一度だけ施設を使用する場合など、継続して施設を使用しない場合に有用である。図7に示すように、通信装置20の制御部210が実行する決定処理は、ステップS201~ステップS203を含む。
【0061】
ステップS201において、判定部212は、複数の計測値の変化が所定の範囲内か否かを判定する。複数の計測値の変化が所定の範囲内の場合(ステップS201でYes)、処理はステップS202に進む。複数の計測値の変化が所定の範囲内でない場合(ステップS201でNo)、処理はステップS203に進む。
【0062】
ステップS201でYesの場合、ステップS202において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。つまり、複数の計測値に変化がないことを判定部212の判定結果が示す場合、決定部213は、計測結果をサーバ装置320に送信しないことを決定する。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0063】
ステップS201でNoの場合、ステップS203において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信することを決定する。つまり、複数の計測値に変化があることを判定部212の判定結果が示す場合、通信装置20は計測結果をサーバ装置320に送信する。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0064】
なお、ステップS201において、判定部212は、複数の計測値に変化がないか否かを判定してもよい。よって、複数の計測値に変化がある場合(ステップS201でNo)、処理はステップS203に進む。複数の計測値に変化がない場合(ステップS201でYes)、処理はステップS202に進む。
【0065】
(変形例1)
次に、図1図6、及び、図8を参照して、実施形態1の通信装置20の変形例1を説明する。変形例1では、通信装置20が実行する決定処理の内容が実施形態1の決定処理と主に異なる。以下、変形例1が実施形態1と異なる点を説明する。
【0066】
変形例1の決定部213は、計測値が変化した回数に基づいて、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。例えば、計測値の変化した回数が所定回数よりも少ない場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。したがって、通信部230がセンタ装置30に通信する頻度を低減できる。この結果、通信装置20が通信する際に使用する電力を低減できる。
【0067】
つまり、一時的な流体の使用の場合、通信装置20がセンタ装置30と通信することを抑制できる。この結果、通信装置20とセンタ装置30とが通信する頻度を低減できる。
【0068】
次に、図8を参照して、変形例1の通信装置20が実行する決定処理を説明する。図8は、変形例1の通信装置20の制御部210が実行する決定処理のフローチャートを示す。図8に示すように、通信装置20の制御部210が実行する決定処理は、ステップS501~ステップS503を含む。
【0069】
ステップS501において、制御部210は、複数の計測値が所定回数以上変化したか否かを判定する。複数の計測値が所定回数以上変化した場合(ステップS501でYes)、処理はステップS503に進む。複数の計測値が所定回数以上変化しない場合(ステップS501でNo)、処理はステップS502に進む。
【0070】
ステップS501でNoの場合、ステップS502において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。つまり、通信装置20は、計測結果をサーバ装置320に送信しない。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0071】
ステップS501でYesの場合、ステップS503において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信することを決定する。つまり、通信装置20は計測結果をサーバ装置320に送信する。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0072】
(変形例2)
次に、図1図6、及び、図9を参照して、実施形態1の通信装置20の変形例2を説明する。変形例2では、通信装置20が実行する決定処理の内容が実施形態1の決定処理と主に異なる。以下、変形例2が実施形態1と異なる点を説明する。変形例2の決定処理は、流体の使用が継続される場合に実行される。
【0073】
変形例2の決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信した回数が予め定められた回数でない場合、通信部230がセンタ装置30と通信しないことを決定する。したがって、流体が継続して使用されない場合、センタ装置30と通信部230との通信を制限できる。この結果、通信に係る通信量、電力を低減できる。
【0074】
また、変形例2の決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信した回数が予め定められた回数となった場合、制御部210は、通信部230が特定数の計測値をセンタ装置30に送信するように通信部230を制御する。したがって、継続して流体を使用する場合に、通信部230が特定タイミングでセンタ装置30に通信するように、通信部230を制御できる。
【0075】
次に、図9を参照して、変形例2の通信装置20が実行する決定処理を説明する。図9は、変形例2の通信装置20の制御部210が実行する決定処理のフローチャートを示す。図9に示すように、通信装置20の制御部210が実行する決定処理は、ステップS601~ステップS603を含む。
【0076】
ステップS601において、制御部210は、複数の計測値をセンタ装置30に送信した回数が予め定められた回数よりも多いか否かを判定する。センタ装置30に送信した回数が予め定められた回数よりも多い場合(ステップS601でYes)、処理はステップS602に進む。センタ装置30に送信した回数が予め定められた回数よりも多くない場合(ステップS601でNo)、処理はステップS603に進む。
【0077】
ステップS601でYesの場合、ステップS602において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。つまり、通信装置20は、計測結果をサーバ装置320に送信しない。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0078】
ステップS601でNoの場合、ステップS603において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信することを決定する。つまり、通信装置20は計測結果をサーバ装置320に送信する。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0079】
[実施形態2]
次に、図1図3図5図10、及び図11を参照して、実施形態2に係るテレメータシステム1について説明する。図10は、実施形態2の通信装置20の概略構成を示すブロック図と計測装置10の概略構成を示すブロック図とを含む。図11は、実施形態2の通信装置20の制御部210が実行する処理のフローチャートを示す。実施形態2において、実施形態1と同じ構成の説明は省略する。
【0080】
図10に示すように、実施形態2の制御部210は、第1算出部214、及び、第2算出部215を含む。制御部210は、メモリに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、第1算出部214、及び、第2算出部215として機能する。
【0081】
第1算出部214は、第1計測値と第2計測値との差を算出する。第2計測値は、第1計測値よりも前に取得部211が取得した計測値である。
【0082】
実施形態2の判定部212は、差が第1閾値を超えるか否かを判定する。そして、差が第1閾値を超えないことを判定部212の判定結果が示す場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定部213は決定する。したがって、通信部230がセンタ装置30に通信する頻度を低減できる。この結果、通信装置20が通信する際に使用する電力を低減できる。通信の頻度が低減することで、通信装置20がセンタ装置30に送信する通信量が低減する。この結果、通信にかかる費用を低減できる。なお、第1閾値は、任意の値に設定できる。
【0083】
第2算出部215は、第1算出部214が算出した複数の差の合計値を算出する。
【0084】
実施形態2の判定部212は、複数の差の合計値が第2閾値を超えるか否かを判定する。複数の差の合計値が第2閾値を超えないことを判定部212の判定結果が示す場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定部213は決定する。1つの第1計測値と1つの第2計測値との差のみでは、センタ装置30に送信しないと決定される場合であっても、合計値となると流体の使用量が多くなる場合がある。したがって、合計値が大きくなる場合にセンタ装置30に複数の計測値を送信できる。つまり、複数の計測値をセンタ装置30に送信するか否かの決定を行う決定部213の決定精度を向上させることができる。この結果、不要な通信を減らしつつ、センタ装置30に計測値を送信できる。なお、第2閾値は、任意の値に設定できる。
【0085】
次に、図11を参照して、実施形態2の通信装置20が実行する決定処理を説明する。図11は、実施形態2の通信装置20の制御部210が実行する決定処理のフローチャートを示す。図11に示すように、通信装置20の制御部210が実行する決定処理は、ステップS211~ステップS216を含む。
【0086】
ステップS211において、第1算出部214は、取得部211が取得した第1計測値と、第1計測値よりも前に取得部211が取得した第2計測値との差を算出する。処理はステップS212に進む。
【0087】
ステップS212において、判定部212は、第1計測値と第2計測値との差が第1閾値を超えるか否かを判定する。第1計測値と第2計測値との差が第1閾値を超える場合(ステップS212でNo)、処理はステップS216に進む。第1計測値と第2計測値との差が第1閾値を超えない場合(ステップS212でNo)、処理はステップS213に進む。
【0088】
ステップS212でNoの場合、ステップS213において、第2算出部215は、第1算出部214が算出した第1計測値と第2計測値との複数の差の合計値を算出する。処理は、ステップS214に進む。
【0089】
ステップS214において、判定部212は、第2算出部215が算出した合計値が第2閾値を超えるか否かを判定する。合計値が第2閾値を超える場合(ステップS214でYes)、ステップS216に進む。合計値が第2閾値を超えない場合(ステップS214でNo)、ステップS215に進む。
【0090】
ステップS214でNoの場合、ステップS215において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。つまり、通信装置20は、計測結果をサーバ装置320に送信しない。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0091】
ステップS212でYesの場合、又は、ステップS214でYesの場合、ステップS216において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信することを決定する。つまり、通信装置20は計測結果をサーバ装置320に送信する。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0092】
[実施形態3]
次に、図1図3図5図12、及び図13を参照して、実施形態3に係るテレメータシステム1について説明する。図12は、実施形態3の通信装置20の概略構成を示すブロック図と計測装置10の概略構成を示すブロック図とを含む。図13は、実施形態3の通信装置20の制御部210が実行する決定処理のフローチャートを示す。実施形態3において、実施形態1と同じ構成の説明は省略する。
【0093】
図12に示すように、実施形態3の制御部210は、第3算出部216を含む。制御部210は、メモリに記憶された制御プログラムをプロセッサが実行することにより、第3算出部216として機能する。
【0094】
第3算出部216は、複数の計測値の平均値を算出する。
【0095】
実施形態3の判定部212は、平均値が第3閾値を超えるか否かを判定する。平均値が第3閾値を超えないことを判定部212の判定結果が示す場合、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定部213は決定する。したがって、通信部230がセンタ装置30に通信する頻度を低減できる。この結果、通信装置20が通信する際に使用する電力を低減できる。
【0096】
次に、図13を参照して、実施形態3の通信装置20が実行する決定処理を説明する。図13は、実施形態3の通信装置20の制御部210が実行する決定処理のフローチャートを示す。図13に示すように、通信装置20の制御部210が実行する決定処理は、ステップS401~ステップS404を含む。
【0097】
ステップS401において、第3算出部216は、取得部211が取得した複数の計測値の平均値を算出する。処理はステップS402に進む。
【0098】
ステップS402において、判定部212は、平均値が第3閾値を超えるか否かを判定する。平均値が第3閾値を超える場合(ステップS402でYes)、処理はステップS404に進む。平均値が第3閾値を超えない場合(ステップS402でNo)、処理はステップS403に進む。
【0099】
ステップS402でNoの場合、ステップS403において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定する。つまり、通信装置20は、計測結果をサーバ装置320に送信しない。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0100】
ステップS402でYesの場合、ステップS404において、決定部213は、通信部230が複数の計測値をセンタ装置30に送信することを決定する。つまり、通信装置20は計測結果をサーバ装置320に送信する。処理は、図6に示すフローチャートに戻る。
【0101】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0102】
(1)実施形態1~実施形態3では、決定部213がセンタ装置30と通信すると決定した場合、計測値が特定数となった時点で通信部230がセンタ装置30と通信していたがこれに限らない。例えば、決定部213がセンタ装置30と通信すると決定した時点で、通信部230がセンタ装置30と通信してもよい。したがって、計測値が特定数となる前に通信部230が通信する。この結果、流体の提供者は早いタイミングで流体の使用を知ることができる。
【0103】
(2)実施形態2では、第1算出部214が算出した複数の差の合計値を第2算出部215が算出したが、これに限らない。例えば、第2算出部215は、複数の計測値の合計値を算出してもよい。そして、判定部212は合計値が第2閾値を超えるか否かを判定する。そして、決定部213は、判定部212の判定結果に基づいて、複数の計測値をセンタ装置30に送信しないことを決定できる。したがって、合計値が大きくなる場合にセンタ装置30に複数の計測値を送信できる。つまり、複数の計測値をセンタ装置30に送信するか否かの決定を行う決定部213の決定精度を向上させることができる。この結果、不要な通信を減らしつつ、センタ装置30に計測値を送信できる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、通信装置を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0105】
10 :計測装置
20 :通信装置
30 :センタ装置
200 :通信装置
211 :取得部
212 :判定部
213 :決定部
214 :第1算出部
215 :第2算出部
216 :第3算出部
230 :通信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13