(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-05
(45)【発行日】2025-03-13
(54)【発明の名称】塵芥収集車
(51)【国際特許分類】
B65F 3/00 20060101AFI20250306BHJP
【FI】
B65F3/00 C
(21)【出願番号】P 2021156539
(22)【出願日】2021-09-27
【審査請求日】2024-04-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000002358
【氏名又は名称】新明和工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121500
【氏名又は名称】後藤 高志
(74)【代理人】
【識別番号】100121186
【氏名又は名称】山根 広昭
(74)【代理人】
【識別番号】100218084
【氏名又は名称】高橋 俊光
(72)【発明者】
【氏名】下田 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】吉本 健志
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-189575(JP,A)
【文献】特開2002-356183(JP,A)
【文献】特開2010-083594(JP,A)
【文献】特開2019-055841(JP,A)
【文献】米国特許第05816766(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 3/00
B60P 3/00
E05C 19/06
B62D 33/037
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
後方に開口する塵芥投入口が形成された塵芥投入箱と、
前記塵芥投入箱に取り付けられ、前記塵芥投入口の一部を開閉する開閉扉と、
前記塵芥投入箱に取り付けられ、前記開閉扉の下方に配置され、前記塵芥投入口の前記一部よりも下方の下方部分を開閉する塵芥案内板と、
前記塵芥案内板から側方に延びる回転軸と、
前記回転軸を回転可能に支持する回転軸支持部材と、を備え、
前記塵芥案内板は、前記塵芥投入口の前記下方部分を閉鎖する起立位置と、前記塵芥投入口の前記下方部分を開放する倒伏位置との間で回転可能であり、
前記塵芥案内板が前記起立位置にあるときに前記回転軸を保持する回転軸保持機構を備え
、
前記回転軸保持機構は、
前記回転軸に接続された係合部材と、
前記係合部材と係合し、前記塵芥案内板が前記起立位置にあるときに前記係合部材を保持する保持部材と、を有し、
前記係合部材は、前記回転軸に接続されたアーム部材と、前記アーム部材に設けられたストライカーと、を有し、
前記保持部材は、前記ストライカーと係合可能なフックと、前記フックをロック位置と非ロック位置との間で揺動可能に支持する揺動軸と、前記フックを付勢するばねと、を有するスナッチロックを備え、
前記ばねは、前記フックに対して車両左右方向の付勢力を付与するように構成され、かつ、前記フックが前記ロック位置にあるときには、前記フックを揺動させる付勢力が零となる中立位置よりも前記ロック位置側に前記フックを付勢し、前記フックが前記非ロック位置にあるときには、前記フックを前記中立位置よりも前記非ロック位置側に付勢するように構成され、
前記起立位置にある前記塵芥案内板が車両前後方向の後方に引っ張られると、前記フックが前記ばねの付勢力に抗してロック位置から非ロック位置に回転することにより、前記係合部材と前記保持部材との係合が解除されるように構成されている、塵芥収集車。
【請求項2】
前記塵芥案内板の側方に配置されたコーナーバンパを備え、
前記保持部材の少なくとも一部は、前記コーナーバンパの内部に配置されている、請求項
1に記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記回転軸の軸線は、車両左右方向に延び、
前記揺動軸の軸線は、車両上下方向に延びている、請求項
1または2に記載の塵芥収集車。
【請求項4】
前記回転軸の軸線は、車両左右方向に延び、
前記揺動軸の軸線は、車両前後方向に延びている、請求項
1または2に記載の塵芥収集車。
【請求項5】
前記塵芥投入箱の前記塵芥投入口の側縁に設けられ、前記倒伏位置から前記起立位置に向けて回転した前記塵芥案内板に当接することにより前記塵芥案内板の回転を規制するストッパを備えている、請求項1~
4のいずれか一つに記載の塵芥収集車。
【請求項6】
前記開閉扉が閉鎖されかつ前記塵芥案内板が前記起立位置にあるときに、車両後方から見て前記開閉扉と前記塵芥案内板とは重なっていない、請求項1~
5のいずれか一つに記載の塵芥収集車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塵芥収集車に係り、特に、塵芥投入口の下部に回転可能に設けられた塵芥案内板を備えた塵芥収集車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、塵芥投入箱の塵芥投入口に、開閉扉としてのテールゲートと、回転可能な塵芥案内板とが設けられた塵芥収集車が知られている。例えば特許文献1には、上下にスライド可能なテールゲートと、塵芥投入口の下縁部に回転可能に取り付けられた塵芥案内板とを備えた塵芥収集車が記載されている。このような塵芥収集車では、テールゲートを上方に移動させると塵芥投入口が開放され、塵芥投入口から塵芥投入箱内に塵芥を投入することができる。塵芥投入口が開放された状態で塵芥案内板を起立位置から倒伏位置に後方に回転させると、塵芥案内板の上に塵芥を一時的に置くことができ、作業者による作業が容易となる。
【0003】
特許文献1に記載された塵芥収集車では、テールゲートの中央下部に突起部が設けられている。突起部は、テールゲートおよび塵芥案内板が閉じられているときに、車両後方から見て起立位置の塵芥案内板と重なるように配置されている。塵芥案内板が後方に回転しそうになっても、突起部が塵芥案内板に当たることにより、塵芥案内板の後方への回転は規制される。これにより、塵芥収集車の走行時に、塵芥案内板が後方に倒れてしまうことを防止でき、塵芥案内板が開いてしまうことを防止することができる。
【0004】
特許文献1に記載されたような従来の塵芥収集車では、テールゲートは手動開閉式であり、作業者は、テールゲートに取り付けられた操作ハンドルを両手で持って、ロックを解除しつつテールゲートの開閉を行うのが一般的であった。このような従来の手動開閉式テールゲートでは、テールゲートを開放状態から閉鎖状態にする際、テールゲートの下端部と起立位置の塵芥案内板との間に作業者の手が挟み込まれるおそれはなかった。
【0005】
一方、近年、例えば特許文献2に記載されているように、塵芥収集車の自動開閉式テールゲートが開発されている。このような自動開閉式テールゲートでは、上述の手動開閉式テールゲートとは異なり、テールゲートに設けられた操作ハンドルを両手で持つ必要がなく、ボタン1つでテールゲートを開閉できる。そのため、作業者は、テールゲートの開閉の際に両手が自由になり、作業性が高まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2015-189575号公報
【文献】特開2019-202887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載されたように、テールゲートの下端部に設けられた突起部により塵芥案内板の起立位置から後方への回転が規制される塵芥収集車において、テールゲートを自動開閉式にすることが考えられる。この場合、作業者は両手が自由になっているため、テールゲートを自動で開放状態から閉鎖状態にさせる際、テールゲートの下端部と起立位置の塵芥案内板との間に作業者が手を入れてしまうおそれがある。その場合、テールゲートの下端部に設けられた突起部に作業者の手が触れてしまうおそれがある。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、塵芥案内板が起立位置から後方に倒れることを防ぐ突起部を開閉扉に設けなくても塵芥案内板を起立位置に保持でき、開閉扉を開放状態から閉鎖状態にする際の安全性をより高めることができる塵芥収集車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る塵芥収集車は、後方に開口する塵芥投入口が形成された塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱に取り付けられ、前記塵芥投入口の一部を開閉する開閉扉と、前記塵芥投入箱に取り付けられ、前記開閉扉の下方に配置され、前記塵芥投入口の前記一部よりも下方の下方部分を開閉する塵芥案内板と、前記塵芥案内板から側方に延びる回転軸と、前記回転軸を回転可能に支持する回転軸支持部材と、を備える。前記塵芥案内板は、前記塵芥投入口の前記下方部分を閉鎖する起立位置と、前記塵芥投入口の前記下方部分を開放する倒伏位置との間で回転可能である。前記塵芥収集車は更に、前記塵芥案内板が前記起立位置にあるときに前記回転軸を保持する回転軸保持機構を備えている。
【0010】
上記塵芥収集車によれば、回転軸保持機構が回転軸を保持すると、回転軸の回転が規制されるので、塵芥案内板は起立位置に保持される。そのため、塵芥案内板が自重により後方に倒れてしまうことを防止することができ、塵芥収集車の走行時に塵芥案内板が後方に倒れて開いてしまうことを防止することができる。これにより、塵芥案内板が後方に倒れることを防ぐ突起部を開閉扉に設けなくても、塵芥案内板を起立位置に保持することができる。そのため、開閉扉を開放状態から閉鎖状態にする際に、作業者の手が開閉扉の突起部に触れることがなくなり、開閉扉を開放状態から閉鎖状態にする際の安全性をより高めることができる。本構造は、自動開閉式の開閉扉(例えば自動開閉式テールゲート)を備えた塵芥収集車に特に有用である。
【0011】
前記回転軸保持機構は、前記回転軸自体を保持するように構成されていてもよいが、前記回転軸に接続された係合部材と、前記係合部材と係合し、前記塵芥案内板が前記起立位置にあるときに前記係合部材を保持する保持部材と、を有していてもよい。
【0012】
このことにより、保持部材が係合部材を保持することにより、塵芥案内板を起立位置に保持することができる。
【0013】
前記塵芥収集車は、前記塵芥案内板の側方に配置されたコーナーバンパを備えていてもよい。前記保持部材の少なくとも一部は、前記コーナーバンパの内部に配置されていてもよい。
【0014】
このことにより、コーナーバンパの内部空間を保持部材の設置スペースとして有効活用することができる。よって、回転軸保持機構をコンパクトに配置することができる。
【0015】
前記係合部材は、前記回転軸に接続されたアーム部材と、前記アーム部材に設けられたストライカーと、を有していてもよい。前記保持部材は、前記ストライカーと係合可能なフックを有するスナッチロックを備えていてもよい。
【0016】
このことにより、作業者は塵芥投入作業の前に、例えば塵芥案内板の上縁部を後方に引っ張ることにより、スナッチロックからストライカーを取り外すことができ、塵芥案内板を起立位置から倒伏位置に容易に回転させることができる。なお、スナッチロックからストライカーを取り外すための力は、車両走行時の振動や加減速によって塵芥案内板の上縁部が後方に引っ張られる力よりも大きな力に設定されるとよい。また、作業者は塵芥投入作業が終了した後、例えば塵芥案内板の上縁部を前方に押すことにより、塵芥案内板を倒伏位置から起立位置に容易に回転させることができ、ストライカーがスナッチロックに係合することで塵芥案内板を起立位置に容易に保持することができる。
【0017】
前記スナッチロックは、前記フックを揺動可能に支持する揺動軸を有していてもよい。前記回転軸の軸線は車両左右方向に延び、前記揺動軸の軸線は車両上下方向に延びていてもよい。あるいは、前記回転軸の軸線は車両左右方向に延び、前記揺動軸の軸線は車両前後方向に延びていてもよい。
【0018】
このことにより、スナッチロックを好適に配置することができる。
【0019】
前記塵芥収集車は、前記塵芥投入箱の前記塵芥投入口の側縁に設けられ、前記倒伏位置から前記起立位置に向けて回転した前記塵芥案内板に当接することにより前記塵芥案内板の回転を規制するストッパを備えていてもよい。
【0020】
このことにより、作業者が塵芥案内板を倒伏位置から起立位置に回転させたときに、塵芥案内板が起立位置を超えて回転し過ぎることが防止される。よって、回転軸保持機構に過大な力が加わることを防止することができる。
【0021】
前記開閉扉が閉鎖されかつ前記塵芥案内板が前記起立位置にあるときに、車両後方から見て前記開閉扉と前記塵芥案内板とは重なっていなくてもよい。
【0022】
このことにより、開閉扉を閉じた状態のまま塵芥案内板を回転させたとして、塵芥案内板は開閉扉と干渉しない。そのため、開閉扉を開いた状態だけでなく、開閉扉を閉じた状態であっても、塵芥案内板を開閉することができる。開閉扉および塵芥案内板の開閉の順序が限定されないので、作業者の作業が容易となる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、塵芥案内板が起立位置から後方に倒れることを防ぐ突起部を開閉扉に設けなくても塵芥案内板を起立位置に保持でき、開閉扉を開放状態から閉鎖状態にする際の安全性をより高めることができる塵芥収集車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】第1実施形態に係る塵芥収集車の左側面図である。
【
図2】第1実施形態に係る塵芥収集車の背面図である。
【
図3】第1実施形態において、塵芥案内板が起立位置にあるときの塵芥収集車の後部の部分背面図である。
【
図4】第1実施形態において、塵芥案内板が倒伏位置にあるときの塵芥収集車の後部の部分背面図である。
【
図5】第1実施形態において、塵芥案内板が起立位置にあるときの塵芥収集車の後部の左側面図である。
【
図6】第1実施形態において、塵芥案内板が倒伏位置にあるときの塵芥収集車の後部の左側面図である。
【
図7】第1実施形態において、塵芥案内板が起立位置にあるときの回転軸保持機構の平面図である。
【
図8】第1実施形態において、塵芥案内板が倒伏位置にあるときの回転軸保持機構の平面図である。
【
図9】(a)はスナッチロックの平面図であり、(b)はスナッチロックの側面図である。
【
図10】第2実施形態に係る塵芥収集車の左側面図である。
【
図11】第2実施形態に係る塵芥収集車の背面図である。
【
図12】第2実施形態において、塵芥案内板が起立位置にあるときの塵芥収集車の後部の部分背面図である。
【
図13】第2実施形態において、塵芥案内板が倒伏位置にあるときの塵芥収集車の後部の部分背面図である。
【
図14】第2実施形態において、塵芥案内板が起立位置にあるときの塵芥収集車の後部の左側面図である。
【
図15】第2実施形態において、塵芥案内板が倒伏位置にあるときの塵芥収集車の後部の左側面図である。
【
図16】第2実施形態において、塵芥案内板が起立位置にあるときの回転軸保持機構の平面図である。
【
図17】第2実施形態において、塵芥案内板が倒伏位置にあるときの回転軸保持機構の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る塵芥収集車1の左側面図である。
図2は、第1実施形態に係る塵芥収集車1の背面図である。
【0026】
塵芥収集車1は、車台2と、車台2に支持された運転室3と、車台2に支持された塵芥収容箱4と、塵芥収容箱4に接続された塵芥投入箱5とを備えている。塵芥投入箱5は塵芥収容箱4の後方に配置されている。図示は省略するが、塵芥投入箱5の内部には、塵芥投入箱5に投入された塵芥を塵芥収容箱4に積み込む塵芥積込装置が設けられている。
【0027】
図2に示すように、塵芥投入箱5には、後方に開口する塵芥投入口6が形成されている。塵芥収集車1は、塵芥投入口6の一部を開閉する開閉扉として、テールゲート7を備えている。テールゲート7は、塵芥投入口6の大部分を開閉するように構成されている。テールゲート7は、塵芥投入箱5に開閉可能に取り付けられている。本実施形態では、テールゲート7は、上下にスライドすることによって塵芥投入口6の一部を開閉する。テールゲート7は、塵芥投入箱5に上下にスライド可能に取り付けられている。テールゲート7の下端部には、取っ手8が設けられている。なお、以下の説明では、塵芥投入口6のうち、テールゲート7によって閉鎖される部分のことを塵芥投入口6の上方部分と称する。塵芥投入口6の上方部分よりも下方の部分のことを、塵芥投入口6の下方部分と称する。
【0028】
塵芥収集車1は、テールゲート7の下方に配置された塵芥案内板10を備えている。塵芥案内板10は、後述する回転軸12の軸線12c周りに回転可能である(
図3参照)。塵芥案内板10は、塵芥投入箱5に回転可能に取り付けられており、塵芥投入口6の下方部分を開閉する。塵芥案内板10は、塵芥投入口6の下方部分を閉鎖する起立位置と、塵芥投入口6の下方部分を開放する倒伏位置との間で回転可能である。
図3、
図5は、それぞれ塵芥案内板10が起立位置にあるときの塵芥収集車1の後部の部分背面図、部分側面図である。
図4、
図6は、それぞれ塵芥案内板10が倒伏位置にあるときの塵芥収集車1の後部の部分背面図、部分側面図である。
【0029】
図4および
図6に示すように、塵芥案内板10の下方には支持部材51が設けられている。支持部材51は、塵芥案内板10が倒伏位置にあるときに、塵芥案内板10を支持する。支持部材51は、支持台51Aと、支持台51Aに固定されたゴム製の緩衝材51Bとを有している。塵芥案内板10を起立位置から後方に回転させると、塵芥案内板10の表面が緩衝材51Bと接触し、塵芥案内板10は支持部材51によって倒伏位置に保持される。
【0030】
図3に示すように、塵芥案内板10には回転軸12が設けられている。回転軸12は、塵芥案内板10から側方に延びている。本実施形態では、回転軸12の一部は、塵芥案内板10が起立位置にあるときに、塵芥案内板10の下方に配置されている。回転軸12の一部は、塵芥案内板10の側縁よりも車幅方向の内方(
図3の右方)に配置されている。回転軸12の他の一部は、塵芥案内板10よりも車幅方向の外方(
図3の左方)に配置されている。ただし、回転軸12は塵芥案内板10から側方に延びる部分を有していればよく、塵芥案内板10の側縁よりも車幅方向の内方に位置する部分は必ずしも必要ではない。回転軸12は、中実構造であってもよく、中空構造であってもよい。
【0031】
塵芥収集車1は、塵芥投入口6よりも車幅方向の外方に配置された側壁9を備えている。回転軸12の端部12aは、側壁9を貫通している。回転軸12の端部12aは、側壁9に設けられた円筒状の軸受部材14に挿通され、当該軸受部材14に回転可能に支持されている。本実施形態では、軸受部材14は、回転軸12を回転可能に支持する回転軸支持部材を構成している。
【0032】
塵芥収集車1は、塵芥案内板10が起立位置にあるときに回転軸12を保持する回転軸保持機構20を備えている。なお、ここで言うところの「保持」とは、塵芥案内板10が自重によって起立位置から自然に回転しないように、さらには車両走行時の振動や加減速によって起立位置の塵芥案内板10に加わる車両前後方向の力に抗して、回転軸12の回転位置を保つことを意味する。次に、
図3~
図8を参照しながら回転軸保持機構20の詳細について説明する。
図7、
図8は、それぞれ塵芥案内板10が起立位置、倒伏位置にあるときの回転軸保持機構20の平面図である。
図3、
図5、および
図7は、塵芥案内板10が起立位置にあるときの回転軸保持機構20を表している。
図4、
図6、および
図8は、塵芥案内板10が倒伏位置にあるときの回転軸保持機構20を表している。
【0033】
図4に示すように、回転軸保持機構20は、回転軸12に接続された係合部材30と、係合部材30と係合し、塵芥案内板10が起立位置にあるときに係合部材30を保持する保持部材40とを有している。
【0034】
図3に示すように、係合部材30は、回転軸12に接続されたアーム部材31と、アーム部材31に設けられたストライカー32とを有している。アーム部材31およびストライカー32の形状は特に限定されないが、本実施形態では、アーム部材31はL字型の板状に形成され、ストライカー32はU字型の棒状に形成されている
【0035】
本実施形態では、保持部材40は、
図9に示すようなスナッチロック41を有している。
図9(a)はスナッチロック41の平面図、
図9(b)はスナッチロック41の側面図である。本実施形態に係るスナッチロック41は、いわゆるドアキャッチであり、ベース部材42と、ベース部材42に揺動軸43により支持されたフック44と、フック44を付勢するばね45とを備えている。
【0036】
フック44にはフック溝44aが形成されている。揺動軸43は、フック44を揺動可能に支持している。フック44は、
図9(b)に実線で示すロック位置と、仮想線で示す非ロック位置との間を揺動可能である。
【0037】
ばね45の一端部はベース部材42に揺動可能に係止され、ばね45の他端部はフック44に揺動可能に係止されている。ばね45は、フック44がロック位置と非ロック位置との間の所定位置(以下、中立位置という)にあるときに、フック44に対する付勢力が零となるように配置されている。ばね45は、フック44がロック位置にあるときには、フック44を中立位置よりもロック位置側に付勢し、フック44が非ロック位置にあるときには、フック44を中立位置よりも非ロック位置側に付勢するように構成されている。ばね45は、フック44がロック位置にあるときには、
図9(b)における反時計回り方向にフック44を付勢する。ばね45は、フック44が非ロック位置にあるときには、
図9(b)における時計回り方向にフック44を付勢する。
【0038】
図9(b)に実線で示すように、ストライカー32がフック溝44aに係合した状態でフック44がロック位置に至ると、ばね45の弾性力によりストライカー32はロックされる。なお、ここで言う「ロック」とは、ばね45の弾性力を上回る力を加えない限り、ストライカー32の移動が阻止されることを意味する。
図9(b)における上向きに、ばね45の弾性力を上回る力がストライカー32に加えられると、フック44はロック位置から非ロック位置まで回転し、ストライカー32はフック溝44aから外れる。これにより、スナッチロック41によるロックは解除され、ストライカー32は移動可能となる。
【0039】
図3に示すように、スナッチロック41は、揺動軸43の軸線43cが車両上下方向に延びるような姿勢で配置されている。スナッチロック41は、フック44がロック位置から車両前後方向の後方に回転することによって非ロック位置に移動し、非ロック位置から車両前後方向の前方に回転することによってロック位置に移動するように配置されている。スナッチロック41は、車両上方から見たときに
図9(b)のような姿勢となるように配置されている。
【0040】
図3に示すように、塵芥投入箱5の側壁9にはブラケット47Aが溶接されている。ブラケット47Aには、ボルト48によりブラケット47Bが固定されている。スナッチロック41は、ブラケット47Bにボルト49により固定されている。このように、スナッチロック41は、ブラケット47Aおよびブラケット47Bを介して、塵芥投入箱5に取り付けられている。ブラケット47Aおよびブラケット47Bは、保持部材40の一部を構成している。ただし、上記の取付構造は一例に過ぎない。スナッチロック41を塵芥投入箱5に取り付ける構造は特に限定されない。
【0041】
図2に示すように、塵芥投入箱5の左下および右下には、コーナーバンパ16が配置されている。コーナーバンパ16は、塵芥案内板10の側方に配置されている。
図3~
図8に示すように、本実施形態では、係合部材30および保持部材40の全体が左のコーナーバンパ16の内部に収納されている。回転軸保持機構20の全体は、左のコーナーバンパ16の内部に収納されている。
【0042】
図4に示すように、側壁9における塵芥投入口6の側縁には、ストッパ52が設けられている。ストッパ52は、倒伏位置から起立位置に向けて回転した塵芥案内板10に当接することにより、塵芥案内板10の起立位置から車両前方への回転を規制する部材である。作業者が塵芥案内板10を起立位置に向けて勢いよく回転させたとしても、ストッパ52が塵芥案内板10の裏面に当接することにより、塵芥案内板10の過度な回転は規制される。
【0043】
以上が塵芥収集車1の構成である。次に、塵芥案内板10の開閉動作について説明する。
【0044】
作業者が塵芥投入箱5に塵芥を投入する前には、塵芥投入口6はテールゲート7および塵芥案内板10により閉じられている。塵芥案内板10は起立位置に保持されている。
図5に示すように、塵芥案内板10が起立位置にあるときに、ストライカー32は下方に延びている。ストライカー32はスナッチロック41のフック44と係合し、スナッチロック41によってロックされている。
【0045】
作業者が塵芥投入箱5に塵芥を投入する際には、テールゲート7および塵芥案内板10が開かれる。例えば、テールゲート7を上方にスライドさせて塵芥投入口6の上方部分を開放した後、作業者は塵芥案内板10の上縁部を握り、後方に引っ張る。すると、作業者の力が塵芥案内板10、回転軸12、アーム部材31、およびストライカー32を介してスナッチロック41のフック44に伝わり、フック44がばね45の付勢力に抗してロック位置(
図9(b)の実線参照)から非ロック位置(
図9(b)の仮想線参照)に回転する。フック44が回転している間、ストライカー32は回転軸12の軸線12c周りに回転すると共に、フック溝44a内をスライドする。フック44が非ロック位置に至ると、ストライカー32はフック溝44aから外れる。そして、塵芥案内板10が倒伏位置に至るまで、ストライカー32は軸線12c周りに更に回転する。塵芥案内板10が倒伏位置に至ると、塵芥案内板10は支持部材51に支持され、倒伏位置に保持される(
図6参照)。塵芥案内板10は、作業者が塵芥を投入するときに、塵芥を一時的に置くための台等として利用可能となる。
【0046】
作業者が塵芥投入箱5に塵芥を投入して積込作業が終わった後、テールゲート7および塵芥案内板10は閉じられる。例えば、作業者は、塵芥案内板10を閉じる際に、塵芥案内板10の上縁部を前方に押す。すると、ストライカー32は、回転軸12の軸線12c周りに、
図6における反時計回り方向に回転する。塵芥案内板10が起立位置に至る手前において、ストライカー32はスナッチロック41のフック溝44aに係合し、フック44はストライカー32に押されて非ロック位置からロック位置に回転する。フック44がロック位置に到達すると、ストライカー32はスナッチロック41によってロックされる。これにより、回転軸12の回転が規制され、塵芥案内板10は起立位置に保持される(
図5参照)。
【0047】
以上のように、本実施形態に係る塵芥収集車1によれば、塵芥案内板10が起立位置にあるときに回転軸12を保持する回転軸保持機構20を備えている。回転軸保持機構20が回転軸12を保持すると、回転軸12の回転が規制されるので、塵芥案内板10は起立位置に保持される。そのため、塵芥案内板10が車両走行時の振動や加減速によって加わる力や、自重により後方に倒れてしまうことを防止することができ、塵芥収集車1の走行時に塵芥案内板10が開いてしまうことを防止することができる。本実施形態に係る塵芥収集車1によれば、塵芥案内板10が後方に倒れてしまうことを防止するために、テールゲート7に塵芥案内板10に当たる突起部を設ける必要は無い。走行中に塵芥案内板10が開いてしまうことを防止するために、塵芥案内板10をテールゲート7の一部に当てる必要は無い。そのため、テールゲート7に突起部を設けないことで、テールゲート7を開放状態から閉鎖状態にする際、作業者の手がテールゲート7の突起部に触れるおそれをなくすることができる。
【0048】
回転軸保持機構20は、回転軸12自体を保持するように構成されていてもよいが、本実施形態では、回転軸12に接続された係合部材30と、係合部材30と係合し、塵芥案内板10が起立位置にあるときに係合部材30を保持する保持部材40とを有している。回転軸12自体を保持しなくても、保持部材40が係合部材30を保持することにより、塵芥案内板10を起立位置に保持することができる。
【0049】
本実施形態によれば、保持部材40はコーナーバンパ16の内部に配置されている。コーナーバンパ16の内部空間が保持部材40の設置スペースとして有効活用されている。保持部材40をコーナーバンパ16の外部に配置する場合に比べて、回転軸保持機構20をコンパクトに配置することができる。
【0050】
本実施形態によれば、係合部材30は、回転軸12に接続されたアーム部材31と、アーム部材31に設けられたストライカー32とを有している。保持部材40は、ストライカー32と係合可能なフック44を有するスナッチロック41を有している。スナッチロック41を利用することにより、塵芥案内板10が起立位置にあるときに回転軸12を好適に保持することができる。また、作業者が塵芥案内板10の上縁部を後方に引っ張るだけで、スナッチロック41からストライカー32を取り外すことができ、塵芥案内板10を起立位置から倒伏位置に容易に回転させることができる。また、作業者が塵芥案内板10の上縁部を前方に押すだけで、塵芥案内板10を倒伏位置から起立位置に容易に回転させることができ、ストライカー32がスナッチロック41に係合することで塵芥案内板10を起立位置に容易に保持することができる。
【0051】
本実施形態によれば、回転軸12の軸線12cは車両左右方向に延び、スナッチロック41の揺動軸43の軸線43cは車両上下方向に延びている(
図3参照)。スナッチロック41のフック44は、車両前後方向に揺動可能である。回転軸12の回転に伴って車両前後方向に回転するストライカー32を、スナッチロック41と良好に係合させることができる。
【0052】
本実施形態によれば、塵芥投入箱5の塵芥投入口6の側縁にストッパ52が設けられている(
図4参照)。作業者が塵芥案内板10を倒伏位置から起立位置に回転させたときに、塵芥案内板10の端部がストッパ52に当たることにより、塵芥案内板10が起立位置を超えて回転し過ぎることが防止される。よって、回転軸保持機構20に過大な力が加わることを防止することができる。
【0053】
本実施形態によれば、テールゲート7には、塵芥案内板10に当たることによって塵芥案内板10が後方に倒れることを規制する突起部は設けられていない。
図2に示すように、テールゲート7が閉鎖されかつ塵芥案内板10が起立位置にあるときに、車両後方から見てテールゲート7と塵芥案内板10とは重なっていない。そのため、テールゲート7を閉じた状態のまま塵芥案内板10を回転させたとしても、塵芥案内板10はテールゲート7と干渉しない。テールゲート17を開いた状態だけでなく、テールゲート7を閉じた状態であっても、塵芥案内板10を開閉することができる。テールゲート7および塵芥案内板10の開閉の順序が限定されないので、作業者の作業が容易となる。
【0054】
(第2実施形態)
次に、
図10~
図17を参照しながら、第2実施形態について説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様または対応する部材および部分には同様の符号を付し、それらの説明は省略することとする。
【0055】
図10は、第2実施形態に係る塵芥収集車1の左側面図である。
図11は、第2実施形態に係る塵芥収集車1の背面図である。
図11に示すように、第2実施形態においても、塵芥投入箱5には、開閉扉としてのテールゲート7と、塵芥案内板10とが取り付けられている。テールゲート7は、上下にスライドすることにより、塵芥投入口6の上方部分を開閉する。塵芥案内板10は、回転軸12の軸線12c周りに回転可能であり、回転することにより塵芥投入口6の下方部分を開閉する。
【0056】
第1実施形態と第2実施形態とでは、回転軸保持機構20の構成が異なっている。
図12、
図14は、それぞれ塵芥案内板10が起立位置にあるときの塵芥収集車1の後部の部分背面図、部分側面図である。
図13、
図15は、それぞれ塵芥案内板10が倒伏位置にあるときの塵芥収集車1の後部の部分背面図、部分側面図である。
図16は、塵芥案内板10が起立位置にあるときの回転軸保持機構20の平面図である。
図17は、塵芥案内板10が倒伏位置にあるときの回転軸保持機構20の平面図である。
【0057】
本実施形態においても、回転軸保持機構20は、回転軸12に接続された係合部材30と、塵芥案内板10が起立位置にあるときに係合部材30を保持する保持部材40とを有している。
【0058】
図15に示すように、係合部材30は、回転軸12に接続されたアーム部材31と、アーム部材31に設けられたストライカー32とを有している。本実施形態では、ストライカー32は真っ直ぐな棒状に形成されている。ただし、本実施形態においても、アーム部材31およびストライカー32の形状は特に限定されない。
【0059】
本実施形態においても、保持部材40はスナッチロック41(
図9参照)によって構成されている。
図14に示すように本実施形態では、スナッチロック41は、揺動軸43の軸線43cが車両前後方向に延びるような姿勢で配置されている。
図12に示すように、塵芥投入箱5の側壁9には、ボルト56によりブラケット55Aが固定されている。ブラケット55Aには、ボルト57によりブラケット55Bが固定されている。スナッチロック41は、ブラケット55Bに固定されている。スナッチロック41は、ブラケット55Aおよびブラケット55Bを介して、塵芥投入箱5に取り付けられている。ブラケット55Aおよびブラケット55Bは、保持部材40の一部を構成している。保持部材40は、コーナーバンパ16の内部に配置されている。
【0060】
図14に示すように、塵芥案内板10が起立位置にあるときに、係合部材30のアーム部材31は後方に延びている。
図15に示すように、塵芥案内板10が倒伏位置にあるときに、係合部材30のアーム部材31は上方に延びている。本実施形態では、塵芥案内板10が倒伏位置にあるときに、係合部材30の一部はコーナーバンパ16の上方に位置し、コーナーバンパ16の外部に位置する。なお、塵芥案内板10が倒伏位置にあるときに係合部材30のコーナーバンパ16の外部に位置する部分を覆うために、コーナーバンパ16の上方にボックス18を設けるようにしてもよい。これにより、塵芥案内板10の位置に拘わらず係合部材30を保護することができ、係合部材30に外部から泥などが付着することを防止することができる。
【0061】
本実施形態においても、塵芥案内板10が起立位置にあるときに、係合部材30のストライカー32は、スナッチロック41のフック44と係合し、スナッチロック41によってロックされる(
図14参照)。作業者が塵芥案内板10の上縁部を後方に引っ張ると、フック44がロック位置から非ロック位置に回転した後、ストライカー32はフック溝44aから外れ、塵芥案内板10が倒伏位置に至るまで、ストライカー32は回転軸12の軸線12c周りに回転する。塵芥案内板10が倒伏位置に至ると、塵芥案内板10は支持部材51に支持される(
図15参照)。このようにして、塵芥案内板10は起立位置から倒伏位置まで回転し、塵芥投入口6の下方部分が開放される。
【0062】
塵芥案内板10を閉じるときには、作業者は塵芥案内板10の上縁部を前方に押す。すると、ストライカー32は、回転軸12の軸線12c周りに、
図15における反時計回り方向に回転する。塵芥案内板10が起立位置に至る手前でストライカー32がスナッチロック41のフック溝44aに係合し、フック44はストライカー32に押されて非ロック位置からロック位置に回転する。フック44がロック位置に到達すると、ストライカー32はスナッチロック41によってロックされる。これにより、塵芥案内板10は起立位置に保持される(
図14参照)。
【0063】
第2実施形態によれば、塵芥案内板10が起立位置に移動するときに、ストライカー32は車両上下方向の下方に移動する(
図14参照)。スナッチロック41の揺動軸43の軸線43cは、車両前後方向に延びている。スナッチロック41のフック44は、車両上下方向に揺動可能である。したがって、回転軸12の回転に伴って車両上下方向に回転するストライカー32を、スナッチロック41と良好に係合させることができる。
【0064】
第2実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0065】
以上、本発明に係る2つの実施形態について説明したが、前記実施形態は例示に過ぎず、本発明は他にも様々な形態で実施することができる。次に、他の実施形態について簡単に説明する。
【0066】
塵芥投入口6の一部を開閉する開閉扉は、上下にスライドするテールゲート7に限られない。開閉扉は、例えば、上縁部を中心に回転する扉であってもよい。
【0067】
塵芥案内板10は、必ずしも下縁部を中心に回転するように構成されていなくてもよい。塵芥案内板10は、例えば、下縁部よりも若干上方の部分を中心に回転するように構成されていてもよい。
【0068】
塵芥案内板10の起立位置は、塵芥案内板10が鉛直方向に延びる状態となる位置であってもよく、鉛直方向から前方または後方に若干傾斜した状態となる位置であってもよい。塵芥案内板10の倒伏位置は、塵芥案内板10が水平方向に延びる状態となる位置であってもよく、水平方向から上方または後方に若干傾斜した状態となる位置であってもよい。
【0069】
回転軸保持機構20の一部または全部はコーナーバンパ16の内部に配置されていてもよいが、コーナーバンパ16の内部に配置されていなくてもよい。保持部材40の一部または全部は、コーナーバンパ16の外部に配置されていてもよい。
【0070】
スナッチロック41の揺動軸43の軸線43cは、車両上下方向から傾いた方向に延びていてもよく、車両前後方向から傾いた方向に延びていてもよい。スナッチロック41の揺動軸43の軸線43cは、車両左右方向に延びていてもよく、車両左右方向から傾いた方向に延びていてもよい。また、保持部材40はスナッチロック41を有していなくてもよい。保持部材40は、係合部材30と係合し得る他の機構を有していてもよい。
【0071】
ストッパ52の配置は、塵芥投入口6の側縁に限定されない。ストッパ52の位置は特に限定されない。また、ストッパ52は必ずしも必要ではない。
【符号の説明】
【0072】
1 塵芥収集車
5 塵芥投入箱
6 塵芥投入口
7 テールゲート(開閉扉)
10 塵芥案内板
12 回転軸
16 コーナーバンパ
20 回転軸保持機構
30 係合部材
31 アーム部材
32 ストライカー
40 保持部材
41 スナッチロック
43 揺動軸
44 フック
52 ストッパ