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特許7645583入場管理アプリケーション及び入場管理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-06
(45)【発行日】2025-03-14
(54)【発明の名称】入場管理アプリケーション及び入場管理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0208 20230101AFI20250307BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20250307BHJP
【FI】
G06Q30/0208
G06Q50/10
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2024139799
(22)【出願日】2024-08-21
【審査請求日】2024-08-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524233078
【氏名又は名称】株式会社SDクリエーション
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】芳屋 昌治
【審査官】木内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-373288(JP,A)
【文献】特開2024-061317(JP,A)
【文献】特開2007-310756(JP,A)
【文献】特開2004-054426(JP,A)
【文献】国際公開第2021/220462(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理コンピュータへネットワークを介して接続された利用者端末が利用者により操作されて動作し、かつ、所定場所の入口に設けられた施錠装置を解錠する操作を、前記利用者が前記利用者端末で行えるようにする、入場管理アプリケーションであって、
前記管理コンピュータに、
前記管理コンピュータから前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたか否かを判断する処理と、
前記管理コンピュータから前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたと判断すると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、前記利用者端末で前記施錠装置を解錠する操作を行なうことを許可する処理と、
前記利用者端末で情報が利用された時点から所定時間が経過すると、前記利用者端末で前記施錠装置を解錠する操作を行なうことを禁止する処理と、
前記利用者が有料の会員登録が行なわれている場合の前記所定時間を、前記利用者が有料の会員登録を行なっていない場合の前記所定時間よりも長く設定する処理と、
を実行させる、入場管理アプリケーション。
【請求項2】
請求項1記載の入場管理アプリケーションであって、
前記管理コンピュータに、
前記利用者の年齢が喫煙を許可されている年齢であるか否かを判断する処理と、
前記利用者の年齢が喫煙を許可されている年齢であると判断し、かつ、前記利用者端末で情報が利用されたと判断されると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、前記所定場所に含まれる喫煙所に設けられた前記施錠装置を解錠する操作を、前記利用者端末で行なうことを許可する処理と、
を実行させる、入場管理アプリケーション。
【請求項3】
処理を実行するプロセッサを有し、かつ、利用者により操作される利用者端末へネットワークを介して接続される入場管理装置であって、
前記プロセッサは、
前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたか否かを判断する処理と、
前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたと判断すると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、所定場所の入口に設けられた施錠装置を解錠する操作を、前記利用者端末で行うことを許可する処理と、
前記利用者端末で情報が利用された時点から所定時間が経過すると、前記利用者端末で前記施錠装置を解錠する操作を行なうことを禁止する処理と、
前記利用者が有料の会員登録が行なわれている場合の前記所定時間を、前記利用者が有料の会員登録を行なっていない場合の前記所定時間よりも長く設定する処理と、
を実行する、入場管理装置。
【請求項4】
請求項記載の入場管理装置あって、
前記プロセッサは、
前記利用者の年齢が喫煙を許可されている年齢であるか否かを判断する処理と、
前記利用者の年齢が喫煙を許可されている年齢であると判断し、かつ、前記利用者端末で情報が利用されたと判断されると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、前記所定場所に含まれる喫煙所に設けられた前記施錠装置を解錠する操作を、前記利用者端末で行なうことを許可する処理と、
を実行する、入場管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、利用者が所定場所へ入ることを管理する、入場管理アプリケーション及び入場管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
利用者が所定場所へ入ることを管理するための入場管理アプリケーション及び入場管理装置の一例としての移動型喫煙車及び移動型喫煙システムが、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている移動型喫煙車及び移動型喫煙システムは、移動喫煙車に設けられてゲート制御部により開閉される開閉扉と、利用者が提示するカード情報(アカウント)を読み取るID入力部と、利用者が携帯するIDカード、スマートフォンから取得するアカウントに基づいて年齢判定を行ない、未成年であるか否かを判定する審査部と、審査部がID入力部で翳したカード情報から利用者が喫煙可能年齢であるかを審査した結果、喫煙年齢であることを確認した場合に、ユーザデータベースに利用者情報を登録する登録部と、を有し、審査部により未成年でないことが確認された場合のみ、ゲート制御部が開閉扉を開く制御を行う。
【0003】
また、特許文献1には、移動喫煙車の所定位置に配置された表示部(デジタルサイネージ)と、表示部に表示する広告の内容を時間の経過とともに切り替え制御する表示制御部と、広告代理店サーバから表示部に表示する広告情報を移動喫煙車に配信する契約に基づく配信料を課金して決済する決済部と、決済部により決済が完了した広告情報を取得する配信制御部と、が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2024-61317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明者は、特許文献1に記載されている「移動型喫煙車及び移動型喫煙システム」では、利用者へ提供される情報、例えば、移動喫煙車の表示部へ提供される広告の利用状況と、開閉扉の制御との関係について考慮されておらず、その点で改善の余地があった。
【0006】
本開示の目的は、利用者端末における情報の利用状況を、所定場所の入口に設けられている施錠装置の制御に反映させることの可能な、入場管理アプリケーション及び入場管理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態は、管理コンピュータへネットワークを介して接続された利用者端末が利用者により操作されて動作し、かつ、所定場所の入口に設けられた施錠装置を解錠する操作を、前記利用者が前記利用者端末で行えるようにする、入場管理アプリケーションであって、前記管理コンピュータに、前記管理コンピュータから前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたか否かを判断する処理と、前記管理コンピュータから前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたと判断すると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、前記利用者端末で前記施錠装置を解錠する操作を行なうことを許可する処理と、を実行させる、入場管理アプリケーションを開示している。
【発明の効果】
【0008】
本実施形態によれば、所定場所の入口へ設けられている施錠装置を、利用者端末における情報の利用状況に応じて制御することが可能である。したがって、利用者が、利用者端末で情報を利用することを促進ができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】入場管理システムの全体構成を示すブロック図である。
図2】入場所管理システムに含まれる管理コンピュータ及び利用者端末の構成例を示すブロック図である。
図3】入場所管理システムで実行される入場管理方法の一例を示すフローチャートである。
図4A】利用者端末の表示部に表示される利用画面の一例を示す模式図である。
図4B】利用者端末の表示部に表示される情報画面の一例を示す模式図である。
図5A】入場管理アプリケーションの応用例を示すフローチャートである。
図5B】入場管理アプリケーションの他の応用例を示すフローチャートである。
図6】入場管理方法の要部を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(概要)
本実施形態では、入場管理システム、入場管理装置、入場管理方法、及び入場管理アプリケーションのいくつかの具体例が、図面を参照して説明されている。本実施形態では、利用者が入場する所定場所として喫煙所が例示されている。図1のように、入場管理システム10は、喫煙所設備11、管理コンピュータ12、利用者端末13、情報提供コンピュータ14、等により構成されている。管理コンピュータ12は、ネットワーク15を介して、喫煙所設備11、利用者端末13、情報提供コンピュータ14に対し、それぞれ双方向通信が可能に接続されている。
【0011】
(喫煙所の説明)
喫煙所設備11は、所定場所の一例である喫煙所16に設けられている。喫煙所16は、利用者17が煙草を吸う喫煙空間を提供する。喫煙所16が設けられている場所は限定されず、例えば、建物内、建物外、公園、駐車場、駅の構内、地下通路、移動体の内部、等のうちの何れであってもよい。移動体は、電車、船舶、航空機、等を含む。
【0012】
喫煙所16は、仕切り部材により周囲の空間から仕切られている。仕切り部材は、ドア18、壁、床、天井、窓、等を含む。ドア18を含む仕切り部材は、喫煙所16の内部で発生した煙が、外部へ漏れることを阻止する要素である。ドア18を含む仕切り部材は、それぞれ、金属、ガラス、等のうち、1以上の材料により構成されている。ドア18は、壁に取り付けられている。ドア18は、動作可能に設けられている。ドア18は、壁に設けられた出入口、特に入口を開閉できる。利用者17は、ドア18を開かない限り、喫煙所16の外部から内部へ入場できない。
【0013】
ドア18は、手動ドアまたは自動ドアの何れでもよい。手動ドアは利用者17の操作力で動作する構成であり、自動ドアは、アクチュエータの動力で動作するドアである。また、ドア18は、往復動作するドア、所定角度の範囲内で回転動作するドア、の何れでもよい。ここでは、ドア18が手動ドアである例を説明する。ドア18は、ドア18の外面に設けられた第1ドアノブ60と、ドア18の内面に設けられた第2ドアノブ61と、を有する。ドア18が出入り口を閉めた状態で、第1ドアノブ60は、喫煙所16の外部に位置し、第2ドアノブ61は、喫煙所16の内部に位置する。第1ドアノブ60及び第2ドアノブ61は、利用者17により操作されて動作する。
【0014】
喫煙所設備11は、施錠装置62、出力装置63、通信装置64、コントローラ65、カメラ68、を有する。施錠装置62は、第1ドアノブ60が動作された場合に、ドア18を開く動作を規制する機構である。施錠装置62は、例えば、電気錠または電磁錠により構成されている。施錠装置62は、例えば、ドア18、または、喫煙所16を囲む壁に設けられる。施錠装置62は、コントローラ65へ通信可能に接続されている。施錠装置62は、コントローラ65から出力される制御信号により、解錠状態と施錠状態とに切り替えられる。また、施錠装置62は、ドア18が閉じられたこと及び開かれたことを検出するドアセンサ62Aを有している。ドアセンサ62Aから出力される信号は、コントローラ65へ送られる。
【0015】
施錠装置62が解錠状態であると、第1ドアノブ60を動作させてドア18を開くことができる。施錠装置62が施錠状態であると、第1ドアノブ60を動作させてもドア18を開くことができない。なお、第2ドアノブ61が動作された場合、施錠装置62は施錠状態から解錠状態へ切り替わる。したがって、利用者17は、ドア18を開くことができる。
【0016】
出力装置63は、コントローラ65へ通信可能に接続されている。出力装置63は、情報提供コンピュータ14から提供される情報を出力する構成を有する。出力装置63から出力される情報は、広告、静止画像、動画、アニメーション、文字、説明、音楽、等のコンテンツを含む。出力装置63は、ディスプレイ66、スピーカ67、等を備えている。ディスプレイ66は、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ、等の構造を含む。
【0017】
ディスプレイ66は、利用者17が目視できる情報、例えば、広告、説明、静止画像、動画、アニメーション、文字、等のコンテンツを表示する。スピーカ67は、取得した電気信号を音声に変換して出力する装置である。スピーカ67は、利用者17が聴覚で認識できる情報、例えば、説明、音楽、等のコンテンツを音声で出力する。カメラ68は、喫煙所16の内部の映像を常時撮影して信号を出力する。カメラ68は、無線または有線により、コントローラ65へ通信可能に接続されている。
【0018】
通信装置64は、ネットワーク15、ネットワーク19、出力装置63及びコントローラ65に対し、それぞれ通信可能に接続されている。通信装置64は、通信回路、通信器、通信ケーブル、等により構成されている。コントローラ65は、施錠装置62、出力装置63、通信装置64へ通信可能に接続されている。コントローラ65は、入力ポート、出力ポート、プロセッサ65A、メモリ65B等を有するコンピュータである。メモリ65Bは、不揮発性の記憶装置であり、メモリには、非一時的なアプリケーションが記憶されている。プロセッサ65Aは、メモリに記憶されているアプリケーションを起動させるとともに、利用者端末13から取得する解錠信号、情報提供コンピュータ14から取得する信号、施錠装置62のドアセンサ62Aの信号、等に基づいて各種の処理を実行する構成を有する。
【0019】
プロセッサ65Aが実行する処理は、例えば、利用者端末13から取得した解錠信号の処理、施錠装置62を解錠及び施錠する制御信号を出力する処理、施錠装置62を解錠状態と施錠状態とで相互に切り替える処理、施錠装置62が施錠状態から解錠状態へ切り替えられた時点からの経過時間を計測する処理、情報提供コンピュータ14から提供される情報の処理、出力装置63で出力する情報を制御する処理、カメラ68が撮影した映像の処理、管理コンピュータ12へ情報を送信する処理、時計のように現在時刻を検出する処理、タイマーのように所定時点から経過時間を計測する処理、等を含む。
【0020】
(ネットワークの説明)
ネットワーク15は、無線通信システムまたは有線通信システムのうち、1以上の通信システムにより構成される。無線通信システムは、電波通信、光通信、赤外線通信、ラジオ波通信、衛星通信、等を含む。有線通信システムは、モデム、ルータ、通信回路、通信ケーブル、を含む。ネットワーク15は、インターネット、イントラネット、ワイドエリアネットワーク、イントラネットのうち、1以上のネットワークを含む。
【0021】
(管理コンピュータの説明)
管理コンピュータ12の一例が、図2に示されている。管理コンピュータ12は、本体(ケーシング)、プロセッサ20、主メモリ21、補助メモリ22、通信装置23等を備えたコンピュータである。プロセッサ20は、本体の内部に設けられ、かつ、演算装置(演算回路)と制御装置(制御回路)とが統合された中央演算処理装置(CPU(Central Processing Unit))により構成されている。プロセッサ20は、バス24を介して主メモリ21、補助メモリ22、通信装置23等へ通信可能に接続されている。プロセッサ20は、本体の内部に設けられた他の装置及び回路、本体の外部に設けられた装置及び回路を包括して制御する。また、プロセッサ20は、中央演算処理装置に代えて、または、中央演算処理装置に加え、デジタルシグナルプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC: Application Specific Integrated Circuit)等の処理回路を有してもよい。
【0022】
プロセッサ20は、各種のアプリケーションを読み込み、かつ、取得した情報の処理を実行する。プロセッサ20が処理する情報は、利用者情報、喫煙所情報、課金情報、利用者端末13へ提供する情報、利用者端末13から取得した情報、ウェブサイトへ提供する情報、情報提供コンピュータ14へ提供する情報、情報提供コンピュータ14から取得した情報、等を含む。これらの情報の詳細は、後述する。プロセッサ20が実行する処理は、演算、判断、比較、制御等を含む。プロセッサ20が実行する処理は、補助メモリ22から情報を読み出す処理、ネットワーク15を介して取得した情報の処理及び判断、補助メモリ22に記憶されている情報の追加変更及び更新、時計のように現在時刻を計測する処理、タイマーのように所定時点からの経過時間を計測する処理、等を含む。
【0023】
主メモリ21は、揮発性の記憶装置であり、主メモリ21は、プロセッサ20が処理を実行する場合に、ワーク領域及びバッファ領域として機能する。補助メモリ22は、不揮発性の記憶装置、つまり、非一時的な記憶媒体である。
【0024】
補助メモリ22には、非一時的なアプリケーションが記憶されている。補助メモリ22に記憶されているアプリケーションは、プロセッサ20で各種の処理を実行するために起動される。アプリケーションは、プログラム、設定ファイル、データを保管するファイル、各種ライブラリ等を含む。補助メモリ22に記憶されるアプリケーションは、入場管理アプリケーションを含む。入場管理アプリケーションは、喫煙所設備11を管理する構成及び機能を有する。入場管理アプリケーションの構成及び機能は、後述する。
【0025】
また、補助メモリ22には、プロセッサ20で各種の処理を実行するために用いられる情報、プロセッサ20で各種の処理が実行されて得られた各種の情報、等が記憶される。補助メモリ22に記憶される情報は、プロセッサ20の処理結果、データ、指示、要求、等を含む。プロセッサ20は、補助メモリ22に記憶されているアプリケーションを読み込んで処理を実行する。補助メモリ22へ記憶される情報は、利用者情報及び識別番号、利用者端末13から取得した情報、情報提供コンピュータ14から取得した情報、喫煙所情報、課金情報、利用者17によるコンテンツの利用履歴、等を含む。
【0026】
補助メモリ22は、主メモリ21より大容量であり、補助メモリ22は、プロセッサ120による入力命令及び出力命令により動作する。非一時的な記憶媒体である補助メモリ22は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、等により実現される。磁気ディスクとしては、ハードディスクドライブが例示される。光ディスクとしては、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイディスク、等が例示される。フラッシュメモリは、半導体メモリの一種であり、フラッシュメモリとしては、SDメモリーカード、USBフラッシュドライブ、ソリッドステートドライブ、等が例示される。補助メモリ22に含まれる1以上の要素は、本体へ取り付け及び取り外しができる記憶媒体22Aとして定義可能である。
【0027】
通信装置23は、管理コンピュータ12を、無線通信システムまたは有線通信システムのうち、少なくとも何れか一方の通信システムにより、ネットワーク15へ接続する装置、機器及び規格を含む。管理コンピュータ12をネットワーク15へ接続する装置、機器は、ケーブル、アンテナ、ルータ、等を含む。通信装置23は、例えば、ネットワーク15に接続するための通信デバイス等で構成されている。通信装置23は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等の規格で構成される。また、通信装置23は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。通信装置23は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IP等、所定のプロトコルを用いて信号等を送受信する。
【0028】
プロセッサ20は、補助メモリ22に記憶されている非一時的なアプリケーションを起動させることにより、ウェブサイト管理部25、利用者情報管理部26、喫煙所情報管理部27、有料会員情報管理部28、情報管理部29、アプリケーション管理部69として機能する構成である。
【0029】
ウェブサイト管理部25は、入場管理アプリケーションの各種情報を含むウェブサイトを、ネットワーク15へ提供する。ウェブサイト管理部25は、HTML(Hyper Text Markup Language)等で記述されたウェブサイトを利用者端末13へ提供する機能と、利用者端末13へ提供する各種の画面を生成する機能と、利用者端末13から、ウェブサイト及び各種の画面を介して各種の情報を取得する機能と、を有する。
【0030】
利用者情報管理部26は、利用者端末13から取得した利用者情報の処理と、利用者情報に含まれる利用者17毎に異なる識別番号を付与する処理と、利用者情報に識別番号を関連付けて補助メモリ22へ記憶する処理と、を実行する構成を有する。利用者情報は、利用者の氏名、性別、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス、パスワード、会員登録の有無、会員登録の種類が有料会員または無料会員の何れであるか、等を含む。
【0031】
喫煙所情報管理部27は、複数の喫煙所16のそれぞれの所在地の管理、各喫煙所16毎の平面積の管理、各喫煙所16の所在地及び平面積を補助メモリ22へ記憶する処理、喫煙所設備11から取得する喫煙所情報の処理、喫煙所情報を補助メモリ22へ記憶する処理、を実行する構成を有する。喫煙所情報は、利用者17が利用した喫煙所16の所在地、利用者17が喫煙所16を利用した年月日及び時刻、喫煙所16を利用した利用者17の識別番号、喫煙所16の内部の混雑状況、等を含む。
【0032】
喫煙所情報管理部27は、喫煙所16の内部の混雑状況は、喫煙所16の内部の平面積と、喫煙所16の内部に居る利用者17の人数と、から判断できる。喫煙所情報管理部27は、例えば、単位平面積当たりの利用者17の人数が所定人数以下であると、喫煙所16の内部が混雑していないと判断し、単位平面積当たりの利用者17の人数が所定人数を超えていると、喫煙所16の内部が混雑していると判断する。
【0033】
有料会員情報管理部28は、有料会員として会員登録された利用者17の情報を管理する構成である。有料会員情報管理部28が管理する情報は、有料会員が所有する利用者端末13へ提供する情報、利用者17に請求する利用料金の金額、利用者17が利用料金を支払う支払い(決済)方法、利用者17が指定した金融機関の機関名及び口座番号、等を含む。有料会員情報管理部28は、利用者17の識別番号に関連付けて、各種の情報を管理する構成である。
【0034】
情報管理部29は、管理コンピュータ12が、ウェブサイトを介して利用者端末13へ提供する情報の管理、利用者端末13における情報の利用状況及び利用履歴の管理、等を実行する構成である。利用者端末13へ提供され、かつ、利用者端末13で利用される情報は、広告、静止画、動画、写真、アニメーション、文字、説明、音楽、等のコンテンツを含む。利用者端末13へ提供される情報の種類、情報の分野、情報量(容量)、等は、会員登録の有無、無料会員か有料会員か、でそれぞれ異なる。
【0035】
管理コンピュータ12が、ウェブサイトを介して利用者端末13へ情報を提供する構成は、第1の構成及び第2の構成の何れであってもよい。第1の構成は、管理コンピュータ12が、情報提供コンピュータ14から取得した情報を、ウェブサイトで提供するものである。第2の構成は、情報提供コンピュータ14がネットワーク15へ情報を提供している場合に、情報を提供しているウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)を、管理コンピュータ12が提供しているウェブサイトで表示するものである。
【0036】
アプリケーション管理部69は、利用者端末13に対する入場管理アプリケーションの提供の有無、入場管理アプリケーションの機能の管理、等を実行する。入場管理アプリケーションの機能は、入場管理アプリケーションの実行に関連する第1所定時間及び第2所定時間を設定する処理、等を含む。また、アプリケーション管理部69は、会員登録の種類、喫煙所16の内部の混雑状況に基づいて、第2所定時間を変更する機能を有する。
【0037】
アプリケーション管理部69は、有料の会員登録がされた場合の第2所定時間を、無料の会員登録された場合の第2所定時間、または、会員登録されない場合の第2所定時間のそれぞれより長く設定する構成を有する。また、アプリケーション管理部69は、喫煙所16の内部が混雑していると判断した場合の第2所定時間を、喫煙所16の内部が混雑していないと判断した場合の第2所定時間より長く設定する構成を有する。なお、第1所定時間及び第2所定時間の技術的意味は、後述する。
【0038】
(利用者端末の説明)
利用者端末13は、利用者17により利用及び操作される機器である。具体的に説明すると、利用者端末13は、利用者17が所持して移動及び操作できる可搬型のコンピュータである。可搬型のコンピュータは、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノートブック型コンピュータ、のうちの何れであってもよい。利用者端末13は、ネットワーク15を介して管理コンピュータ12へ通信可能に接続され、かつ、ネットワーク19を介して喫煙所設備11へ通信可能に接続される。ネットワーク19は、近距離無線通信を行なう構成である。近距離無線通信は、例えば、受信器、通信回路、通信ケーブル、等により構成される。近距離無線通信は、例えば、無線LAN(Local area network)、ブルートゥース(登録商標)を含む。無線LANは、Wi-Fi(登録商標)を含む。
【0039】
利用者端末13は、本体(ケーシング)、プロセッサ30、主メモリ31、補助メモリ32、操作部33、表示部34、位置検出部36、通信装置37、情報読み取り装置39、マイクロフォン40等を備えている。プロセッサ30は、本体の内部に設けられ、かつ、演算装置(演算回路)と制御装置(制御回路)とが統合された中央演算処理装置(CPU(Central Processing Unit))により構成されている。プロセッサ30は、バス38を介して主メモリ31、補助メモリ32、操作部33、表示部34、音声出力部35、位置検出部36、通信装置37、情報読み取り装置39等へ通信可能に接続されている。プロセッサ30は、本体の内部に設けられた他の装置及び回路、本体の外部に設けられた装置及び回路を包括して制御する構成を有する。
【0040】
プロセッサ30は、補助メモリ32へ記憶されているアプリケーション、または、外部から取得したアプリケーションを起動、または、動作させることにより、各種の処理を実行する構成を有する。プロセッサ30実行する処理は、演算、判断、比較、制御等を含む。プロセッサ30が実行する処理は、補助メモリ32から情報を読み出す処理、管理コンピュータ12から通信装置37を通して取得したアプリケーションの実行、管理コンピュータ12から取得した情報の処理及び判断、補助メモリ32に記憶されている情報の追加、変更及び更新、プロセッサ30で処理された情報を管理コンピュータ12へ送る処理、喫煙所設備11へ解錠信号を送る処理、時計のように現在時刻を検出する処理、タイマーのように所定時点からの経過時間を計測する処理、等を含む。
【0041】
主メモリ31は、揮発性の記憶装置であり、主メモリ31は、プロセッサ30が処理を実行する場合に、ワーク領域及びバッファ領域として機能する。補助メモリ32は、不揮発性の記憶装置、つまり、非一時的な記憶媒体である。補助メモリ32には、非一時的なアプリケーションが記憶されている。プロセッサ30は、非一時的なアプリケーションを読み込んで処理を実行する。また、補助メモリ32には、プロセッサ30により処理される前の情報、及び処理された情報が記憶されている。
【0042】
プロセッサ30は、補助メモリ32に記憶されている非一時的なアプリケーションを読み込んで実行し、操作部33の操作内容の処理、表示部34で表示する各種画面及び内容の処理、音声出力部35から出力する音声の処理、マイクロフォン40で取得した音声の処理、等を実行する構成である。また、プロセッサ30は、位置検出部36で検出された位置情報及び移動経路処理、情報読み取り装置39で読み取られた情報の処理、通信装置37を介して出力する信号の処理、通信装置37から入力される信号の処理、補助メモリ32へ情報を記憶する処理、等を実行する構成である。
【0043】
補助メモリ32は、主メモリ31より大容量であり、補助メモリ32は、プロセッサ30による入力命令及び出力命令により動作する。非一時的な記憶媒体である補助メモリ32は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、等により実現される。磁気ディスクとしては、ハードディスクドライブが例示される。光ディスクとしては、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイディスク、等が例示される。フラッシュメモリは、半導体メモリの一種であり、フラッシュメモリとしては、SDメモリーカード、USBフラッシュドライブ、ソリッドステートドライブ、等が例示される。補助メモリ32に含まれる1以上の要素は、本体へ取り付け及び取り外しができる記憶媒体32Aとして定義可能である。
【0044】
位置検出部36は、例えば、ジャイロセンサ及び検出回路により構成されている。位置検出部36は、人工衛星から受信した信号、ジャイロセンサの信号、補助メモリ32に記憶されている地図データ、等に基づいて、地図データ上における利用者端末13の現在位置、利用者端末13の移動経路を検出する。なお、位置検出部36は、プロセッサ30へ統合されていてもよい。
【0045】
通信装置37は、利用者端末13を、無線通信システムにより、ネットワーク15,19へ接続する装置、機器及び規格を含む。利用者端末13をネットワーク15,19へ接続する装置、機器は、ケーブル、アンテナ、ルータ、等を含む。
【0046】
操作部33は、利用者端末13へ情報、信号等の入力を行なう場合、利用者端末13で各種の処理を実行させる場合、利用者端末13からネットワーク15,19へ各種の情報を送る場合、利用者端末13がネットワーク15を介して各種の情報を取得する場合、等において操作される。操作部33は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等により構成される。
【0047】
表示部34は、本体部へ直接に取り付けられるか、または、本体部へケーブルを介して接続されている。表示部34は、利用者17により目視されるディスプレイであり、ディスプレイは、液晶ディスプレイまたは有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ、等の構造を含む。なお、ディスプレイは、モニタと定義してもよい。表示部34には、各種の画面、ネットワーク15上のウェブサイトの情報、等が表示される。また、表示部34は、画面に操作ボタン、操作タブ、等を表示できる。
【0048】
つまり、表示部34は、操作部33の機能を兼ねることができる。音声出力部35は、取得した電気信号を音声に変換して出力する装置である。音声出力部35は、本体へ設けられたスピーカ、本体へ無線通信または有線通信により接続されるイヤホン、本体へ無線通信または有線通信により接続されるヘッドホン等のうち、何れであってもよい。
【0049】
情報読み取り装置39は、文書、書類、利用者端末13の周囲の映像、画像、等の情報を読み取る装置である。情報読み取り装置39は、カメラ、イメージスキャナ、OCR(Optical Character Recognition )装置、等により構成される。マイクロフォン40は、取得した音声を電気信号に変換して出力する電子部品である。マイクロフォン40は、利用者端末13の本体部へ直接に設けられる構造、または、ケーブルを介して本体部へ接続される構造のうち、何れであってもよい。
【0050】
(情報提供コンピュータの説明)
情報提供コンピュータ14は、ネットワーク15及び喫煙所16へ情報を提供する情報提供者により運営される。情報提供コンピュータ14は、ネットワーク15を介して管理コンピュータ12へ通信可能に接続され、かつ、ネットワーク15を介して喫煙所設備11へ通信可能に接続される。
【0051】
情報提供コンピュータ14は、本体(ケーシング)、プロセッサ50、主メモリ51、補助メモリ52、通信装置53、等を備えている。プロセッサ50は、本体の内部に設けられ、かつ、演算装置(演算回路)と制御装置(制御回路)とが統合された中央演算処理装置(CPU(Central Processing Unit))により構成されている。プロセッサ50は、バス54を介して主メモリ51、補助メモリ52、通信装置53等へ通信可能に接続されている。プロセッサ50は、本体の内部に設けられた他の装置及び回路、本体の外部に設けられた装置及び回路を包括して制御する構成を有する。
【0052】
プロセッサ50は、補助メモリ52へ記憶されているアプリケーションを起動させることにより、各種の処理を実行する構成を有する。主メモリ51は、揮発性の記憶装置であり、主メモリ51は、プロセッサ50が処理を実行する場合に、ワーク領域及びバッファ領域として機能する。補助メモリ52は、不揮発性の記憶装置、つまり、非一時的な記憶装置である。補助メモリ52には、非一時的なアプリケーションが記憶されている。プロセッサ50は、非一時的なアプリケーションを読み込んで処理を実行する。また、補助メモリ52には、プロセッサ50により処理される前の情報、及び処理された情報が記憶されている。さらに、補助メモリ52には、管理コンピュータ12へ提供する情報、情報提供コンピュータ14がネットワーク15で運営しているウェブサイトで公開する画面及び情報、喫煙所設備11へ送る画面及び情報、等が記憶されている。
【0053】
補助メモリ52は、主メモリ31より大容量であり、補助メモリ52は、プロセッサ50による入力命令及び出力命令により動作する。非一時的な記憶媒体である補助メモリ52は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、等により実現される。磁気ディスクとしては、ハードディスクドライブが例示される。光ディスクとしては、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイディスク、等が例示される。フラッシュメモリは、半導体メモリの一種であり、フラッシュメモリとしては、SDメモリーカード、USBフラッシュドライブ、ソリッドステートドライブ、等が例示される。
【0054】
通信装置53は、情報提供コンピュータ14を、無線及び有線により、ネットワーク15へ接続する装置、機器及び規格を含む。情報提供コンピュータ14を、ネットワーク15へ接続する装置、機器は、ケーブル、アンテナ、ルータ、等を含む。
【0055】
(入場管理方法の一例)
図3には、入場管理システム10で実行される入場管理方法の一例が示されている。管理コンピュータ12は、ステップS10において、ネットワーク15でウェブサイトを公開する。利用者17は、ステップS30で利用者端末13を操作してウェブブラウザを起動させることにより、ウェブサイトへアクセスする。利用者17は、利用者端末13がウェブサイトへアクセスされた状態で、ステップS31において、利用者端末13の表示部34へ登録画面を表示させる。利用者17は、登録画面において利用者情報を入力及び選択する。利用者情報は、利用者の氏名、性別、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス、パスワード、会員登録の有無、会員登録の種類が有料会員または無料会員の何れであるか、有料会員として会員登録する場合における利用料の支払い方法及び金融機関名及び口座番号、を含む。さらに、利用者17は、ステップS31において利用者端末13を操作し、利用者情報を管理コンピュータ12へ送信する。
【0056】
管理コンピュータ12は、利用者端末13から取得した利用者情報をステップS11において処理する。また、利用者端末13から取得した利用者情報に、会員登録有りが含まれている場合は、ステップS11で会員登録の処理を実行する。管理コンピュータ12は、ステップS11において、利用者17の年齢の確認を行なうことができる。つまり、管理コンピュータ12は、利用者の生年月日から判断される利用者の年齢が、法律で喫煙が許可されている年齢、例えば、20歳以上であると、ステップS11で会員登録の処理を行なうことができる。また、ステップS11では、会員登録の有無に関わりなく、利用者情報に含まれる利用者毎に識別番号を発行する処理と、利用者情報に識別番号を関連付けて補助メモリ22へ記憶する処理と、が実行される。
【0057】
管理コンピュータ12は、ステップS11に次ぐステップS12において、識別番号及び入場管理アプリケーションを利用者端末13へ提供する。なお、管理コンピュータ12は、利用者の生年月日から判断される利用者の年齢が、法律で喫煙が許可されている年齢未満であると、ステップS11で会員登録の処理を行なわず、ステップS12において、“利用者の年齢が、喫煙を許可されている年齢未満であるため会員登録できない”という説明文を、利用者端末13へ返信する。
【0058】
利用者端末13は、ステップS32で管理コンピュータ12から識別番号を取得し、かつ、管理コンピュータ12から入場管理アプリケーションを取得、つまり、ダウンロードする。また、利用者端末13では、ダウンロードした入場管理アプリケーションが、ステップS32において補助メモリ32へ記憶され、かつ、インストールする処理が実行される。利用者17は、入場管理アプリケーションのインストール完了後、ステップS33において利用者端末13を操作し、入場管理アプリケーションを動作させる。
【0059】
利用者端末13で入場管理アプリケーションが動作されると、ステップS34において、利用者端末13の表示部34に、図4Aのような利用画面70が表示される。利用画面70は、例えば、解錠操作ボタン71及び所在地検索ボタン72等の操作メニューを含む。利用者17は、解錠操作ボタン71を操作すること、つまり、解錠操作を行うことが可能である。解錠操作は、利用者端末13から、喫煙所16に設けられている喫煙所設備11へ、解錠信号を送信するための操作である。
【0060】
管理コンピュータ12は、入場管理アプリケーションを利用者端末13へ提供した後のステップS13において、喫煙所16の位置情報を、利用者端末13へ提供する。利用者17がステップS35において、利用画面70の所在地検索ボタン72を操作すると、利用者端末13は、管理コンピュータ12から喫煙所16の位置情報、つまり、所在地を取得できる。管理コンピュータ12は、利用者端末13で入力される現在位置の情報を取得することで、利用者端末13の現在位置から所定範囲内に存在する喫煙所16の位置情報を、利用者端末13へ提供できる。所定範囲内とは、例えば、現在位置を中心とする半径1km以内である。また、所定範囲内とは、例えば、利用者17が現在位置から徒歩で15分以内に到着できる距離であってもよい。所在地検索ボタン72が操作されると、喫煙所16の所在地を含む地図等が、表示部34へ表示される。
【0061】
利用者17は、実際に喫煙所16へ行き、ステップS36において、ドア18の近くで利用者端末13で解錠操作を行う。すると、利用者端末13から解錠信号が出力される。解錠信号には、利用者端末13の利用者情報の一部、例えば、識別番号が含まれている。喫煙所16に設けられているコントローラ65は、ステップS50において、利用者端末13から解錠信号を取得すると、喫煙所16の出入口に設けられている施錠装置62を、ステップS51において、第1所定時間に亘って施錠状態から解錠状態へ切り替える。上記した第1所定時間は、例えば、10秒である。また、コントローラ65は、解錠信号に含まれている識別番号を、ステップS51において管理コンピュータ12へ送信する。
【0062】
施錠装置62が解錠されていると、利用者17は、ドア18の外面に設けられている第1ドアノブ60を動作させてドア18を開くことができる。また、利用者17は、喫煙所16の内部へ入った後、ドア18を閉じる。コントローラ65は、ステップS52において、施錠装置62を解錠状態から施錠状態へ切り替える。コントローラ65は、解錠信号を取得してから第1所定時間が経過すると、施錠装置62を解錠状態から施錠状態へ切り替える。したがって、解錠信号を送信した利用者端末13を所持していない他者が、ドア18の外面に設けられている第1ドアノブ60を動作させても、ドア18を開くことはできない。また、利用者端末13から解錠信号が送信されていなければ、誰かがドア18の外面に設けられている第1ドアノブ60を動作させても、ドア18を開くことができない。
【0063】
喫煙所16の内部に設けられている出力装置63は、ステップS53において、コンテンツを出力する。出力装置63は、ステップS53において、例えば、ディスプレイ66で情報を表示し、かつ、スピーカ67から情報に含まれる音声を出力することができる。利用者17は、喫煙所16の内部に居る間、ディスプレイ66で表示される情報を目視し、かつ、スピーカ67から出力される音声を聴くことができる。利用者17は、喫煙所16内で喫煙した後、ドア18の内面に設けられている第2ドアノブ61を操作する。第2ドアノブ61が操作されると、施錠装置62が施錠状態から解錠状態へ切り替えられる。このため、利用者17はドア18を開くことができ、利用者17は喫煙所16の外部へ出た後、ドア18を閉じる。施錠装置62は、ドア18が閉じられると、解錠状態から施錠状態へ切り替わる。
【0064】
管理コンピュータ12は、喫煙所設備11から取得した識別番号をステップS14において処理し、喫煙所16を利用した利用者17の利用者情報、利用された喫煙所16の所在地、喫煙所16が利用された年月日、喫煙所16が利用された時間帯、等の喫煙所利用情報を生成し、生成した喫煙所利用情報を補助メモリ22へ記憶する。また、管理コンピュータ12は、喫煙所利用情報を情報提供コンピュータ14へ送信することもできる。
【0065】
そして、情報提供コンピュータ14は、管理コンピュータ12から取得した喫煙所利用情報に基づいて、出力装置63から出力する情報のコンテンツを変更することができる。例えば、情報提供コンピュータ14は、喫煙所16を利用した利用者17の年齢、性別に適合するように、出力装置63から出力する情報のコンテンツを変更することができる。また、情報提供コンピュータ14は、喫煙所16が設けられている所在地毎に、出力装置63から出力する情報のコンテンツを、その所在地の喫煙所16を利用する利用者17の年齢、性別、に適合するように変更することもできる。さらに、情報提供コンピュータ14は、出力装置63から出力する情報のコンテンツを、喫煙所16を利用する利用者17の年齢、性別、利用された時間帯に適合するように変更することもできる。
【0066】
なお、図3のフローチャートにおいて、管理コンピュータ12がステップS11で会員登録を行なった後、利用者端末13がステップS30でウェブサイトにアクセスした場合、利用者端末13は、図3に破線で示すように、ステップS31及びステップS32をスキップし、ステップS33へ進む。また、管理コンピュータ12は、図3のステップS12及びステップS13の処理を、同時に行ってもよい。また、施錠装置62は、第1ドアノブ60へ操作力が付与された場合に、第1ドアノブ60の動作自体を阻止する構成を有していてもよい。
【0067】
(実施形態の効果)
管理コンピュータ12は、利用者端末13から取得する利用者17の年齢が、法律で喫煙が許可されている年齢未満であると、登録処理を行なわない。つまり、利用者17の年齢が、法律で喫煙が許可されている年齢未満であると、利用者端末13で解除操作を行うことができない。そして、喫煙所設備11のコントローラ65は、解除信号を取得した場合に施錠装置62を施錠状態から解錠状態に切り替える制御を行なう。また、コントローラ65は、解除信号を取得しない場合は、施錠装置62を施錠状態に保持する。したがって、会員登録されていない他者、つまり、法律で喫煙が許可されている年齢未満の他者が、喫煙所16の内部へ入ることを防止できる。
【0068】
また、情報提供コンピュータ14は、管理コンピュータ12から取得した喫煙所利用情報に基づいて、出力装置63で出力する情報のコンテンツを変更することができる。したがって、出力装置63で出力する情報のコンテンツを、喫煙所利用情報に適合させることができる。
【0069】
(応用例1)
管理コンピュータ12は、図3のフローチャートに破線で示すように、ステップS12に次ぐステップS15においてウェブサイトで情報を提供し、ステップS13へ進む処理を行なうこともできる。ウェブサイトで提供される情報は、例えば、情報提供コンピュータ14が、前述した第1の構成または第2の構成により、提供したものである。
【0070】
そして、利用者端末13で入場管理アプリケーションが動作すると、利用者端末13は、ステップS33に次ぐステップS37において、管理コンピュータ12から情報を取得する。利用者端末13が情報を取得した後、利用者17が図4Aに示す解錠操作ボタン71を操作すると、利用者端末13から操作信号を出力する前に、図4Bに示すような情報画面73が表示される。利用者17が情報画面73で情報を利用すると、図3のステップS34に進む。利用者端末13における“情報の利用”は、情報を表示部34へ表示すること、及び情報に含まれる音声を音声出力部35から出力すること、等を含む。
【0071】
また、利用者端末13における“情報の利用”は、音声出力部35から出力された音声を利用者17が試聴した後に、情報画面73で表示される“試聴済”等の操作ボタンを操作すること、情報画面73へ表示された情報を利用者17が読んだ後に、情報画面73へ表示されている“既読”または“確認済”等の操作ボタンを操作すること、情報画面73へ表示された情報に含まれる質問またはアンケートに対し、利用者17が操作部33を操作して文字または文章で回答すること、音声出力部35から出力される音声に対し、利用者17がマイクロフォン40で応答すること、等も含む。さらに、利用者端末13における“情報の利用”は、情報画面73で説明または推奨されている商品を購入する手続きを、情報画面73で行うことを含む。さらに、利用者端末13における“情報の利用”は、情報画面73で説明または推奨されているイベントへ参加する手続きを、情報画面73で行うことを含む。
【0072】
つまり、利用者端末13で動作される入場管理アプリケーションは、管理コンピュータ12から提供された情報が利用者端末13で利用されたことのインセンティブ、例えば、報酬として、ステップS34に進むことができる構成である。したがって、利用者17が利用者端末13で情報を利用することを促進できる。なお、利用者端末13で動作される入場管理アプリケーションは、図4Bに示す情報画面73が表示されても、利用者17が情報画面73で情報を利用しない場合、利用者端末13でステップS34を実行できない構成である。
【0073】
そして、情報提供コンピュータ14は、管理コンピュータ12から取得した喫煙所利用情報に基づいて、情報提供コンピュータ14から管理コンピュータ12へ提供する情報を変更できる。例えば、情報提供コンピュータ14は、喫煙所16を利用した利用者17の年齢及び性別に適合するように、管理コンピュータ12へ提供する情報を変更できる。
【0074】
なお、管理コンピュータ12は、利用者17がステップS11で有料会員の会員登録をした場合に限り、ステップS12において、入場管理アプリケーションを利用者端末13へ提供する処理を行なってもよい。この場合、利用者端末13は、ステップS37を実行せずに、ステップS34を実行できるものとする。
【0075】
(応用例2)
利用者端末13で実行される入場管理アプリケーションの応用例が、図5Aに示されている。利用者端末13のプロセッサ30は、利用者端末13で情報が利用された現在時刻をステップS60で検出する。その後、プロセッサ30は、利用者端末13で情報が利用された時点から第2所定時間内であるか否かをステップS61で検出する。プロセッサ30が、ステップS61でYesと判断するとステップS62へ進み、利用者端末13で解錠操作を行なえる。また、利用者端末13で情報が利用された時点から第2所定時間の経過後は、ステップS61でNoと判断されてステップS63へ進み、利用者端末13で解錠操作を行なえなくなるか、または、利用者端末13で解錠操作を行なっても、解錠信号が出力されない。
【0076】
つまり、第2所定時間の経過後は、再度、利用者端末13で情報が利用されると、ステップS34の解錠操作を行なえる。管理コンピュータ12は、図5Aの応用例を満足するため、利用者端末13へ入場管理アプリケーションを提供する前に、利用者端末13でステップS61の判断、及びステップS62,S63の処理を行なうよう、入場管理アプリケーションの機能を管理している。また、管理コンピュータ12は、第2所定時間を、例えば、3時間、または、5時間等に予め設定する。
【0077】
(応用例3)
利用者端末13で実行される入場管理アプリケーションの他の応用例が、図5Bに示されている。利用者端末13のプロセッサ30は、利用者端末13で情報が利用された現在時刻をステップS70で検出する。その後、プロセッサ30は、利用者端末13で情報が利用された当日であるか否かをステップS71で検出する。プロセッサ30が、ステップS71でYesと判断するとステップS62へ進み、利用者端末13で解錠操作を行なえる。また、利用者端末13で情報が利用された翌日であると、ステップS71でNoと判断されてステップS73へ進み、利用者端末13で解錠操作を行なえなくなるか、または、利用者端末13で解錠操作を行なっても、解錠信号が出力されない。
【0078】
管理コンピュータ12は、利用者端末13へ入場管理アプリケーションを提供する前に、利用者端末13でステップS71の判断、及びステップS72,S73の処理を行なうよう、入場管理アプリケーションの機能を管理している。
【0079】
(応用例4)
利用者端末13で起動される入場管理アプリケーションは、応用例2で説明した第2所定時間を、ステップS11で有料の会員登録が行われた場合の方が、有料の会員登録が行われない場合よりも、長く設定する構成でもよい。例えば、有料の会員登録が行われた場合の第2所定時間は6時間に設定し、有料の会員登録が行われない場合の第2所定時間は3時間に設定できる。
【0080】
(応用例5)
利用者端末13で動作される入場管理アプリケーションは、応用例2で説明した第2所定時間を、喫煙所16の内部の混雑状況に応じて変更する構成であってもよい。管理コンピュータ12は、喫煙所設備11から取得するカメラ68の映像を処理することにより、喫煙所16の内部の混雑状況をリアルタイムで判断できる。そして、管理コンピュータ12は、利用者端末13が入場管理アプリケーションを取得後、喫煙所16の内部の混雑状況に基づいて、第2所定時間を変更する制御信号を、利用者端末13へ送信する。喫煙所16の内部が混雑していると判断された場合の第2所定時間は、喫煙所16の内部が混雑していないと判断された場合の第2所定時間より長い。そして、利用者端末13で動作する入場管理アプリケーションは、管理コンピュータ12から送信された制御信号に基づいて、第2所定時間を変更する。
【0081】
(入場管理方法の要部)
図6は、本実施形態で説明した入場管理方法の要部を示すフローチャートである。図6に示す処理は、利用者端末13で入場管理アプリケーションが動作されると、管理コンピュータ12が、利用者端末13で情報が利用されたか否かを判断できる構成であることが前提である。管理コンピュータ12は、ステップS80において、利用者17の生年月日から判断される利用者17の年齢が、法律で喫煙が許可されている年齢以上であるか否かを判断する。
【0082】
管理コンピュータ12は、ステップS80でYesと判断すると、ステップS81において、管理コンピュータ12から利用者端末13へ提供された情報が、利用者端末13で利用されたか否かを判断する。そして、管理コンピュータ12はステップS81でYesと判断すると、ステップS82へ進み、利用者端末13で解錠操作を行なうことが許可する処理を実行する。つまり、利用者端末13で解錠操作を行なうことが可能になる。これに対して、管理コンピュータ12は、ステップS80でNoと判断した場合、または、ステップS81でNoと判断した場合は、ステップS83へ進み、利用者端末13で解錠操作を行なうことを禁止する。つまり、利用者端末13で解錠操作を行なうことができない。
【0083】
(補足説明)
本実施形態において説明した技術的意味の一例は、次の通りである。利用者17は、利用者の一例である。利用者端末13は、利用者端末の一例である。喫煙所16は、所定場所及び喫煙所の一例である。施錠装置62は、施錠装置の一例である。管理コンピュータ12は、管理コンピュータの一例である。第2所定時間は、所定時間の一例である。プロセッサ30は、プロセッサの一例である。管理コンピュータ12は、入場管理装置の一例である。
【0084】
本実施形態において、利用者端末13が動作させる入場管理アプリケーションは、ネットワーク15とは異なる経路から取得したものであってもよい。例えば、記憶媒体32Aが利用者端末13の本体に対して取り付け及び取り外しが可能であると、入場管理アプリケーションが予め記憶された記憶媒体32Aを、利用者17が入手し、かつ、利用者端末13へ接続することもできる。
【0085】
本実施形態において、管理コンピュータ12は、単数のコンピュータで構成されていてもよいし、複数のコンピュータで構成されていてもよい。また、補助メモリ、記憶媒体に記憶される入場管理アプリケーションは、アプリケーション製品として把握することもできる。管理コンピュータ12は、スーパーコンピュータ、メインフレーム、サーバ、等のうちの何れであってもよい。
【0086】
本実施形態において、所定場所は、所定の領域、所定の空間、所定の部屋、所定の建物、等を含む。所定場所は、喫煙所に限らず、学校、イベント会場、遊園地、等であってもよい。また、所定場所を仕切るかまたは区画する仕切り部材は、ドア、壁、床、天井、窓、等の他に、柵、門、塀、ゲート、シャッタ、等を含む。
【0087】
また、利用者端末13が図3のステップS31で利用者情報を管理コンピュータ12へ送る場合、利用者端末13の情報読み取り装置39で読み取った利用者17の身分証明書情報、例えば、運転免許証の画像、マイナンバーカードの画像、住民票の画像、利用者17の顔写真、等を添付することも可能である。利用者17が、利用者端末13でこのような操作を行うと、管理コンピュータ12が、ステップS11で行なう“利用者の年齢が法律で喫煙が許可されている年齢であるか否か”の判断、つまり、年齢確認の有効性が高まる。
【0088】
本実施形態において、利用者端末13により利用される入場管理アプリケーションは、利用者端末13へダウンロードされ、かつ、インストールされて動作するネイティブアプリケーションである例が開示されている。しかし、利用者端末13により利用される入場管理アプリケーションは、ウェブブラウザ上で動作されるウェブアプリケーション、または、ハイブリッドアプリケーションであってもよい。ハイブリッドアプリケーションは、ネイティブアプリケーション及びウェブアプリケーションの両方の性質を備えている。
【0089】
さらに、管理コンピュータは、入場管理アプリケーションを利用者端末へ提供した後、利用者端末から利用者情報を取得する構成であってもよい。このように構成されていると、入場管理アプリケーションは、管理コンピュータから利用者端末へ提供された後、利用者端末から管理コンピュータへ利用者情報が送信され、管理コンピュータにおいて、利用者の年齢が法律で喫煙が許可されている年齢であると判断されると、利用者端末で施錠装置を解錠する操作を行なえる構成と、管理コンピュータにおいて、利用者の年齢が法律で喫煙が許可されている年齢でないと判断されると、利用者端末で施錠装置を解錠する操作を行なえない構成と、を有する。
【0090】
本実施形態には、次のような入場管理方法が開示されている。例えば、利用者により操作される利用者端末へネットワークを介して接続される入場管理装置が実行する入場管理方法であって、前記入場管理装置が、前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたか否かを判断する処理と、前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたと判断すると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、所定場所の入口に設けられた施錠装置を解錠する操作を、前記利用者端末で行うことを許可する処理と、を実行する入場管理方法が開示されている。
【0091】
また、本実施形態には、次のような記憶媒体が記載されている。例えば、管理コンピュータへネットワークを介して接続された利用者端末が利用者により操作されて動作し、かつ、所定場所の入口に設けられた施錠装置を解錠する操作を、前記利用者が前記利用者端末で行えるようにする、非一時的な入場管理アプリケーションが記憶されている、非一時的な記憶媒体であって、前記入場管理アプリケーションは、前記管理コンピュータに、前記管理コンピュータから前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたか否かを判断する処理と、前記管理コンピュータから前記利用者端末へ提供された情報が前記利用者端末で利用されたと判断すると、前記利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、前記利用者端末で前記施錠装置を解錠する操作を行なうことを許可する処理とを実行させる、記憶媒体が開示されている。
【産業上の利用可能性】
【0092】
本実施形態は、利用者が所定場所へ入場することを管理する、入場管理アプリケーション及び入場管理装置として利用可能である。
【符号の説明】
【0093】
12…管理コンピュータ、13…利用者端末、30…プロセッサ、33…操作部、34…表示部、35…音声出力部、37…通信装置、62…施錠装置

【要約】
【課題】利用者端末における情報の利用状況を、所定場所の入口に設けられている施錠装置の制御に反映させることの可能な入場管理アプリケーションを提供する。
【解決手段】管理コンピュータへネットワークを介して接続された利用者端末が利用者により操作されて動作し、かつ、所定場所の入口に設けられた施錠装置を解錠する操作を利用者端末で行えるようにする、入場管理アプリケーションであって、管理コンピュータに、管理コンピュータから利用者端末へ提供された情報が利用者端末で利用されたか否かを判断する処理(ステップS81)と、管理コンピュータから利用者端末へ提供された情報が利用者端末で利用されたと判断すると、利用者端末で情報が利用されたことのインセンティブとして、利用者端末で施錠装置を解錠する操作を行なうことを許可する処理(ステップS82)と、を実行させる、入場管理アプリケーションを構成した。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6