(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-06
(45)【発行日】2025-03-14
(54)【発明の名称】PDUセッションの常時接続属性を提供するため、及び常時接続PDUセッションに関してインターワーキングの側面を提供するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/22 20180101AFI20250307BHJP
【FI】
H04W76/22
(21)【出願番号】P 2023090674
(22)【出願日】2023-06-01
(62)【分割の表示】P 2021506316の分割
【原出願日】2019-08-07
【審査請求日】2023-06-21
(32)【優先日】2018-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】ウォン,スン ファン
【審査官】倉本 敦史
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/142170(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0155376(US,A1)
【文献】Huawei, et. al.,Network control for always-on PDU sessions,3GPP TSG-CT WG1 Meeting #111bis C1-184619,2018年07月13日,pp.1-9
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス要求手順を実行するための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージを受信することであって、前記PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへのシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、前記PDUセッション修正要求メッセージは、前記PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備えることと、
ローカルポリシまたは構成に基づいて、かつ前記常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能なインスタンスにおいて、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションに修正するかどうかを判定することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記判定することの結果が、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションに修正すると判定することであるインスタンスにおいて、前記方法は、
PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすことであって、前記PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、前記常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記判定することの結果が、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションに修正しないと判定することであるインスタンスにおいて、前記方法は、
PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすことであって、前記PDUセッション修正コマンドメッセージは、
前記UEが前記常時接続PDUセッション要求されたIEを前記PDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、常時接続PDUセッション指示IEであって、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される常時接続PDUセッション指示IEを備えるか、または、
前記UEが前記常時接続PDUセッション要求されたIEを前記PDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記S1モードからN1モードへのシステム間変更時に
、SMFの前記ローカルポリシまたは構成に基づいて、前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、
前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると
、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ
る常時接続PDUセッション指示IEを、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記S1モードからN1モードへのシステム間変更時に
、SMFの前記ローカルポリシまたは構成に基づいて、前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、
前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると
、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ
る常時接続PDUセッション指示IEを、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
サービス要求手順を実行するための装置であって、前記装置は、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に少なくとも、
ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージを受信することであって、前記PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへのシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、前記PDUセッション修正要求メッセージは、前記PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備えることと、
ローカルポリシまたは構成に基づいて、かつ前記常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能なインスタンスにおいて、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションに修正するかどうかを判定することと、
を実行させる命令を記憶する、少なくとも1つのメモリと、
を備える、装置。
【請求項7】
前記判定することの結果が、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションに修正すると判定することであるインスタンスにおいて、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすことであって、前記PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、前記常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されること、
をさらに実行させる、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記判定することの結果が、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションに修正しないと判定することであるインスタンスにおいて、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすことであって、前記PDUセッション修正コマンドメッセージは、
前記UEが、前記常時接続PDUセッション要求されたIEを前記PDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、常時接続PDUセッション指示IEであって、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される常時接続PDUセッション指示IEを備えるか、または、
前記UEが、前記常時接続PDUセッション要求されたIEを前記PDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない、
をさらに実行させる、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
前記S1モードからN1モードへのシステム間変更時に
、SMFの前記ローカルポリシまたは構成に基づいて、前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、
前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると
、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ
る常時接続PDUセッション指示IEを、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定することと、
をさらに実行させる、請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
前記S1モードからN1モードへのシステム間変更時に
、SMFの前記ローカルポリシまたは構成に基づいて、前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、
前記要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると
、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ
る常時接続PDUセッション指示IEを、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定することと、
をさらに実行させる、請求項6に記載の装置。
【請求項11】
サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ実行可能プログラムコード命令を備え、前記コンピュータ実行可能プログラムコード命令は請求項1~5のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項12】
サービス要求手順を実行するための方法であって、前記方法は、
S1モード時に確立されたパケットデータネットワーク(PDN)接続に対応するプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立することと、
S1モードからN1モードへのシステム間変更後、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるように修正される要求を示すように構成される情報要素(IE)を備えるPDUセッション修正要求メッセージを生成することと、
前記PDUセッション修正要求メッセージ内の前記IEを、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるように修正される要求を示す値に設定することと、
前記PDUセッション修正要求メッセージの送信を引き起こすことと、
前記PDUセッション修正要求メッセージに応答して、常時接続PDUセッション指示IEを備えるPDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、前記常時接続PDUセッション指示IEは、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるように修正されるかどうかを示すことと、
を備える、方法。
【請求項13】
前記常時接続PDUセッション指示IEが前記PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、前記常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるように修正されることを判定することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記常時接続PDUセッション指示IEが前記PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、前記常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるように修正されないことを判定することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
サービス要求手順を実行するための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも請求項12~14のいずれか一項に記載の方法を前記装置に実行させる命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、を備える装置。
【請求項16】
サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ実行可能プログラムコード命令を備え、前記コンピュータ実行可能プログラムコード命令は請求項12~14のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項17】
サービス要求手順を実行するための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージを受信することであって、前記PDUセッション確立要求メッセージは、PDUセッションを確立する要求を示すように構成されることと、
前記PDUセッション確立要求メッセージが常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備えるインスタンスにおいて、前記常時接続PDUセッション要求されたIEが設定される値に基づいて、前記UEが前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立することを要求しているかどうかを判定することと、
前記UEが、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立することを要求しているインスタンスにおいて、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立するかどうかを判定することと、
前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるかどうかを示す常時接続PDUセッション指示IEを備えるPDUセッション確立承認メッセージを生成することと、
を備える、方法。
【請求項18】
前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立すると判定すると、前記PDUセッション確立承認メッセージ内の前記常時接続PDUセッション指示IEを、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されることを示す値に設定することと、
前記UEに向けて前記PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすことと、
をさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立しないと判定すると、前記PDUセッション確立承認メッセージ内の前記常時接続PDUセッション指示IEを、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないことを示す値に設定することと、
前記UEに向けて前記PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすこととと、
をさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
N1モードからS1モードへのシステム間変更時に、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして維持し、前記常時接続PDUセッション指示を維持すること
をさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記S1モードからN1モードへのシステム間変更時に、前記常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送された前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定すること
をさらに備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
サービス要求手順を実行するための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも請求項17~21のいずれか一項に記載の方法を前記装置に実行させる命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、を備える装置。
【請求項23】
サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ実行可能プログラムコード命令を備え、前記コンピュータ実行可能プログラムコード命令は請求項17~21のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項24】
サービス要求手順を実行するための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)において、PDUセッションを確立する要求を示すプロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求を生成することと、
前記UEにおいて、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立することを要求するかどうかを判定することと、
常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を、前記PDUセッション確立要求メッセージに含めることであって、前記常時接続PDUセッション要求されたIEは、前記UEは前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されることを要求されるかどうかを示すことと、
前記UEが前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立することを要求することを判定するインスタンスにおいて、前記PDUセッション確立要求メッセージ内の前記常時接続PDUセッション要求されたIEを、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立する要求を示す値に設定することと、
前記PDUセッション確立要求メッセージの送信を引き起こすことと、
前記PDUセッション確立要求メッセージに応答して、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるかどうかを示すように構成された常時接続PDUセッション指示IEを備えるPDUセッション確立承認メッセージを受信することと、
前記UEにおいて、前記常時接続PDUセッション指示IEが設定される値に基づいて、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるかどうかを判定することと、
を備える、方法。
【請求項25】
前記常時接続PDUセッション指示IEが前記PDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、前記常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、前記PDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されることを判定すること
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記常時接続PDUセッション指示IEが前記PDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、前記常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、前記PDUセッションが確立されるが常時接続PDUセッションとしてではないことを判定すること
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
サービス要求手順を実行するための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも請求項24~26のいずれか一項に記載の方法を前記装置に実行させる命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、を備える装置。
【請求項28】
サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ実行可能プログラムコード命令を備え、前記コンピュータ実行可能プログラムコード命令は請求項24~26のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項29】
サービス要求手順を実行するための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージを受信することであって、前記PDUセッション確立要求メッセージは、PDUセッションを確立する要求を示すように構成され、前記PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備え、前記常時接続PDUセッション要求されたIEは、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立する要求を示す値に設定されることと、
前記常時接続PDUセッション要求されたIEが、前記常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定されるインスタンスにおいて、ローカルポリシまたは構成に基づいて、前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立するかどうかを判定することと、
前記要求されたPDUセッションをN1モードでの常時接続PDUセッションとして確立することと、
前記N1モードからS1モードへのシステム間変更が行われるインスタンスにおいて、前記常時接続PDUセッションに関連付けられ
た常時接続PDUセッション指示を維持することと、
を備える、方法。
【請求項30】
前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立すると判定すると、前記UEに向けてPDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすことであって、前記PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、前記常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されること
をさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立しないと判定すると、前記UEに向けてPDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすことであって、前記PDUセッション確立承認メッセージは、
常時接続PDUセッション指示IEであって、前記UEが前記常時接続PDUセッション要求されたIEを前記PDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される、常時接続PDUセッション指示IE
を備えること
をさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
S1モードからN1モードへのシステム間変更時に、前記常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送された前記PDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定すること
をさらに備える、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
サービス要求手順を実行するための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも請求項29~32のいずれか一項に記載の方法を前記装置に実行させる命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、を備える装置。
【請求項34】
サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ実行可能プログラムコード命令を備え、前記コンピュータ実行可能プログラムコード命令は請求項29~32のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項35】
方法であって、前記方法は、
常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッション要求された情報要素(IE)を、PDUセッションを確立する要求を示すように構成されたPDUセッション確立要求メッセージに含めることと、
前記PDUセッション確立要求メッセージ内の前記常時接続PDUセッション要求されたIEを、前記PDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立する要求を示す値に設定することと、
前記PDUセッション確立要求メッセージの送信を引き起こすことと、
常時接続PDUセッション指示IEを備えるPDUセッション確立承認メッセージを受信することであって、前記常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値、または、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されることと、
を備え、
前記要求されたPDUセッションがN1モードでの常時接続PDUセッションとして確立されるインスタンスにおいて、前記常時接続PDUセッション指示IEは、N1モードからS1モードへのシステム間変更時に、前記常時接続PDUセッションに関連付けられた前記常時接続PDUセッション指示IEを維持させるように構成される、
方法。
【請求項36】
前記常時接続PDUセッション指示IEが前記PDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、前記常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、前記確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすこと
をさらに備える、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記常時接続PDUセッション指示IEが前記PDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、前記常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、前記確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないこと
をさらに備える、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
サービス要求手順を実行するための装置であって、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも請求項35~37のいずれか一項に記載の方法を前記装置に実行させる命令を記憶する少なくとも1つのメモリと、を備える装置。
【請求項39】
サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ実行可能プログラムコード命令を備え、前記コンピュータ実行可能プログラムコード命令は請求項35~37のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコード命令を備える、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
例示的な実施形態は一般的に、プロトコルデータユニット(PDU)セッションの属性として常時接続を提供し、常時接続PDUセッションに関してインターワーキングの側面を提供するための方法及び装置、より具体的には、PDUセッションを常時接続PDUセッションにし得るか否かの判定をネットワークが決定できるようにする機能を提供するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代無線システム(5G)では、ユーザ機器(UE)は、別のサービス要求手順が進行している間は、サービス要求手順を開始することができない。つまり、新しいサービス要求手順は、古いサービス要求手順が完了した場合にのみ開始できる。この制限により、新しいサービス要求手順で再アクティブ化するように要求されたPDUセッションを使用するサービスに遅延が発生する場合がある。
【0003】
このような遅延は遅延の影響を受けやすいサービスにとって問題となり得るため、「常時接続PDUセッション」が導入された。常時接続PDUセッションは、5GMM-IDLEモードから5GMM-CONNECTEDモードへの移行中にユーザプレーンリソースをアクティブ化する必要があるPDUセッションである。このようなPDUセッションは、上位層からの指示に基づいて確立されてよい。しかしながら、現在の仕様(すなわち、3GPP TS24.501)は、UEの上位層が指示を提供するようにどのように構成され得るかに関して、いかなる指示も提供しない。
【0004】
そのため、ネットワーク制御が常時接続PDUセッションから欠落している。詳細には、ネットワークは、PDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを認識せず、ネットワークはPDUセッションを常時接続PDUセッションまたは非常時接続PDUセッションに設定することができない。常時接続PDUセッションは、非常時接続PDUセッションよりも多くのネットワークリソースを消費し得るため、本出願では、常時接続PDUセッションのネットワーク制御を導入する解決法を提案する。
【発明の概要】
【0005】
現在の仕様では、「常時接続」プロパティはPDUセッションの属性とは見なされない。既存のPDUセッション属性の例は、SSCモード、PDUセッションタイプ、DNN、S-NSSAIである。これらの属性間で共通性を最大化する必要がある。より具体的には、UEは、常時接続プロパティを決定するためのユーザのサブスクリプションチェックの数を最小限に抑えることができるので、PDUセッション確立要求メッセージを介して、PDUセッションを常時接続するように要求するか否かをネットワークに示すことができなければならない。つまり、常時接続プロパティが要求されておらず、DNNがインターネットである場合、ユーザのサブスクリプションを確認せずに、PDUセッションを非常時接続PDUセッションとして決定するようにSMFを構成することができる。ただし、ネットワークがPDUセッションを常時接続にすると決定できると誤解すべきではない。常時接続の判定は、UEが要求した場合にのみ行われてよい。ただし、PDUセッションを常時接続PDUセッションにすることができるか否かは、ネットワークによって決定される。常時接続PDUセッションでは、システム間変更中にセッションの継続性が必要になる可能性があるため、インターワーキングの側面を指定する必要がある。現在の仕様には、これらのインターワーキングの側面が欠けている。
【0006】
プロトコルデータユニット(PDU)セッションの属性として常時接続を提供及び/または利用するために、また、常時接続PDUセッションに関してインターワーキングの側面を提供するために、例示的な実施形態に従って、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品を提供する。さらに、PDUセッションを常時接続PDUセッションにし得るか否かの判定をネットワークによって決定できるようにする機能を提供するための方法、装置、及びコンピュータプログラム製品が提供される。
【0007】
いくつかの実施形態では、サービス要求手順を実行するための方法が提供されてよく、方法は、ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージを受信することであって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備え、常時接続PDUセッション要求されたIEは、新しい常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定される、または、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、受信することと、ローカルポリシまたは構成と、常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能なインスタンスにおいて、常時接続PDUセッション要求されたIEとに基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとするかどうかを判定することとを含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、方法は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすことをさらに備えてよく、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0009】
いくつかの実施形態では、方法は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすことをさらに備えてよく、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、常時接続PDUセッション指示IEは「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない。
【0010】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、方法は、UEに確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせることをさらに備える。
【0011】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれていない、または常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、方法は、UEに、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせることをさらに備える。
【0012】
いくつかの実施形態では、方法は、N1モードからS1モードへのシステム間変更時に、UE及びSMFで、常時接続PDUセッション指示を維持することをさらに備えてよい。
【0013】
いくつかの実施形態では、方法は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時に、常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送されたPDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定することをさらに備えてよい。
【0014】
いくつかの実施形態では、サービス要求手順を実行するための装置が提供されてよく、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージを受信することであって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備え、常時接続PDUセッション要求されたIEは、新しい常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定される、またはPDUセッション確立要求メッセージは常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、受信することと、ローカルポリシまたは構成と、常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能なインスタンスにおいて、常時接続PDUセッション要求されたIEとに基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとするかどうかを判定することとを少なくとも、装置に行わせるように構成される。
【0015】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こさせるようにさらに構成され、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0016】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こさせるようにさらに構成され、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない。
【0017】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとUEに見なすようにさせるようにさらに構成される。
【0018】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれていない、または常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれており、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとUEに見なさないようにさせるようさらに構成される。
【0019】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、N1モードからS1モードへのシステム間変更時、UE及びSMFで、常時接続PDUセッション指示を維持させる、ようにさらに構成される。
【0020】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送されたPDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定させる、ようにさらに構成される。
【0021】
いくつかの実施形態では、サービス要求手順を実行するためのコンピュータプログラム製品を提供してよく、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ実行可能プログラムコード命令を記憶した少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージを受信することであって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備え、常時接続PDUセッション要求されたIEは、新しい常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定される、または、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、受信することと、ローカルポリシ及び構成と、常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能なインスタンスにおいて、常時接続PDUセッション要求されたIEとに基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとするかどうかを判定することと、を行うためのプログラムコード命令を備える。
【0022】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすプログラムコード命令をさらに備え、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0023】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすプログラムコード命令をさらに備え、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない。
【0024】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、UEが、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるためのプログラムコード命令をさらに備える。
【0025】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれていない、または常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、UEが、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるためのプログラムコード命令をさらに備える。
【0026】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、N1モードからS1モードへのシステム間変更時、UE及びSMFで、常時接続PDUセッション指示を維持するプログラムコード命令をさらに備える。
【0027】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送されたPDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定するプログラムコード命令をさらに備える。
【0028】
いくつかの実施形態では、サービス要求手順を実行するための装置が提供されてよく、装置は、ユーザ機器(UE)からプロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージを受信する手段であって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備え、常時接続PDUセッション要求されたIEは、新しい常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定される、またはPDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、受信する手段と、ローカルポリシまたは構成と、常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能なインスタンスにおいて、常時接続PDUセッション要求されたIEとに基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとするかどうかを判定する手段とを備える。
【0029】
いくつかの実施形態では、装置は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こす手段をさらに備えてよく、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0030】
いくつかの実施形態では、装置は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こす手段をさらに備えてよく、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッションに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない。
【0031】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、装置は、UEに、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるための手段をさらに備える。
【0032】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれていない、または、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、装置は、UEに、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるための手段をさらに備える。
【0033】
いくつかの実施形態では、装置は、N1モードからS1モードへのシステム間変更時、UE及びSMFで、常時接続PDUセッション指示を維持する手段をさらに備えてよい。
【0034】
いくつかの実施形態では、装置は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送されたPDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定する手段をさらに備えてよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージの送信を引き起こすことであって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、新しい常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立する要求を示す値に設定された常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備え、または、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、送信を引き起こすことと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信することであって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信することであって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない、受信することと、を備える方法を提供してよい。
【0036】
いくつかの実施形態では、方法は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすことをさらに備えてよい。
【0037】
いくつかの実施形態では、方法は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないことをさらに備えてよい。
【0038】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置が提供されてよく、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージの送信を引き起こすことであって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、新しい常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立する要求を示す値に設定された常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備える、または、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、送信を引き起こすことと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信することであって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されている、受信することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信することであって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない、受信することと、を少なくとも、装置に行わせるように構成される。
【0039】
いくつかの実施形態で、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるようにさらに構成される。
【0040】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるようにさらに構成される。
【0041】
いくつかの実施形態において、コンピュータ実行可能プログラムコード命令を記憶した少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供されてよく、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージの送信を引き起こすことであって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、新しい常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立する要求を示す値に設定された常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備える、または、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、送信を引き起こすこと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信することあって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信することであって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない、受信することと、を行うためのプログラムコード命令を備える。
【0042】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすプログラムコード命令をさらに備える。
【0043】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないプログラムコード命令をさらに備える。
【0044】
いくつかの実施形態では、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージの送信を引き起こす手段であって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成され、PDUセッション確立要求メッセージは、新しい常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立する要求を示す値に設定された常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を備える、または、PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない、送信を引き起こす手段と、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信する手段であって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信する手段と、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信する手段であって、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない、受信する手段と、を備える装置が提供されてよい。
【0045】
いくつかの実施形態では、装置は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なす手段をさらに備えてよい。
【0046】
いくつかの実施形態では、装置は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさない手段をさらに備えてよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージを受信することであって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、受信することと、ローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとするかどうかを判定することと、を備える方法を提供してよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、方法は、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすことをさらに備え、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0049】
いくつかの実施形態では、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすことをさらに備え、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される。
【0050】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、方法は、UEに、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせることをさらに備える。
【0051】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、方法は、UEに、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせることをさらに備える。
【0052】
いくつかの実施形態では、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定することである。
【0053】
いくつかの実施形態では、方法は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定することとをさらに備えてよい。
【0054】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置が提供されてよく、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージを受信することであって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションとする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を含む、受信することと、ローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとするかどうかを判定することとを少なくとも、装置に行わせるように構成される。
【0055】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、装置にPDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こさせるようにさらに構成され、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0056】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、装置にPDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こさせるようにさらに構成され、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される。
【0057】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、常時接続PDUセッション指示IEが、PDUセッション修正コマンドに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、UEに、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるようにさらに構成される。
【0058】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、UEに、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるようにさらに構成される。
【0059】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定させ、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定させるようにさらに構成される。
【0060】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定させ、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定させるようにさらに構成される。
【0061】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令が記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供されてよく、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、ユーザ機器(UE)からプロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージを受信することであって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、受信することと、ローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションにするべきかどうかを判定することと、を行うためのプログラムコード命令を含む。
【0062】
いくつかの実施形態では、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすプログラムコード命令をさらに備え、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0063】
いくつかの実施形態では、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすプログラムコード命令をさらに備え、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」示す値に設定される。
【0064】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッション」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、UEに、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるプログラムコード命令をさらに備える。
【0065】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、UEに、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるプログラムコード命令をさらに備える。
【0066】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定することと、を行うためのプログラムコード命令をさらに備える。
【0067】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定することと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定することと、を行うためのプログラムコード命令をさらに備える。
【0068】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器(UE)から、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージを受信する手段であって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、受信する手段と、ローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションにするかどうかを判定する手段とを備える装置が提供されてよい。
【0069】
いくつかの実施形態では、装置は、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こす手段をさらに備えてよく、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
【0070】
いくつかの実施形態では、装置は、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こす手段をさらに備えてよく、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される。
【0071】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、装置は、UEにPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるための手段をさらに備える。
【0072】
いくつかの実施形態では、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、装置は、UEにPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるための手段をさらに備える。
【0073】
いくつかの実施形態では、装置は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定する手段と、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定する手段とをさらに備えてよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、装置は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定する手段と、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定する手段とをさらに備えてよい。
【0075】
いくつかの実施形態では、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージの送信を引き起こすことであって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションとする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、送信を引き起こすことと、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信することと、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される、受信することと、を備える方法が提供されてよい。
【0076】
いくつかの実施形態では、方法は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすことをさらに備えてよい。
【0077】
いくつかの実施形態では、方法は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないことをさらに備えてよい。
【0078】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置が提供されてよく、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージの送信を引き起こすことであって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、送信を引き起こすことと、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信することと、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される、受信することと、を少なくとも、装置に行わせるように構成される。
【0079】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるようにさらに構成される。
【0080】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、プロセッサと共に、装置に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるようにさらに構成される。
【0081】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令が記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供されてよく、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージの送信を引き起こすことであって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、送信を引き起こすことと、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信することと、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信することであって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを含み、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される、受信することと、を行うためのプログラムコード命令を備える。
【0082】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすプログラムコード命令をさらに備える。
【0083】
いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能プログラムコード命令は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないプログラムコード命令をさらに備える。
【0084】
いくつかの実施形態では、プロトコルデータユニット(PDU)セッション修正要求メッセージの送信を引き起こす手段であって、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後に修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続プロトコルデータユニット(PDU)セッションにする要求を示す値に設定された情報要素(IE)を備える、送信を引き起こす手段と、要求されたPDUセッション常時接続PDUセッションとすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信する手段であって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される、受信する手段と、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信する手段であって、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッションPDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される、受信する手段と、を備える装置が提供されてよい。
【0085】
いくつかの実施形態では、装置は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なす手段をさらに備えてよい。
【0086】
いくつかの実施形態では、装置は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさない手段をさらに備えてよい。
【0087】
このように本開示の様々な実施形態を一般的な用語で説明してきた。以下、添付の図面を参照するが、図面は必ずしも縮尺通りではない。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【
図1A】本開示の例示的な実施形態による、具体的に構成され得るシステムのブロック図である。
【
図1B】本開示の例示的な実施形態による、具体的に構成され得るシステムのブロック図である。
【
図2】本開示の例示的な実施形態による、具体的に構成され得る装置のブロック図である。
【
図3】本発明の例示的な実施形態を示すデータフロー図である。
【
図4】本開示の例示的な実施形態による、
図2の装置などによって実行される操作を示すフローチャートである。
【
図5】本開示の例示的な実施形態による、
図2の装置などによって実行される操作を示すフローチャートである。
【
図6】本発明の例示的な実施形態を示すデータフロー図である。
【
図7】本開示の例示的な実施形態による、
図2の装置などによって実行される操作を示すフローチャートである。
【
図8】本開示の例示的な実施形態による、
図2の装置などによって実行される操作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0089】
本発明のいくつかの実施形態を添付の図面を参照して、以下にさらに詳細に記載する。以下の記載では、本発明の全てではなく、一部が示される。実際に、本発明の様々な実施形態は、多くの異なる形態で具体化されてよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。類似の数字は、全体を通して類似の要素を指す。本明細書で使用される場合、「データ」、「コンテンツ」、「情報」という用語、及び類似の用語は、本発明の実施形態によって、送信、受信、及び/または記憶することができるデータを指すために交換可能に使用されてよい。したがって、そのような用語の使用は、本発明の実施形態の精神及び範囲を制限すると見なされるべきではない。
【0090】
さらに、本明細書で使用される場合、「回路」という用語は、(a)ハードウェアのみの回路実装(例えば、アナログ回路及び/またはデジタル回路での実装)、(b)回路と、1つまたは複数のコンピュータ可読メモリに記憶されたソフトウェア及び/またはファームウェア命令を含むコンピュータプログラム製品(複数可)の組み合わせ。これらは協働して、装置に本明細書に記載の1つまたは複数の機能を実行させる、及び、(c)例えば、マイクロプロセッサ(複数可)またはマイクロプロセッサ(複数可)の一部など、ソフトウェアまたはファームウェアが物理的に存在しない場合でも、動作のためにソフトウェアまたはファームウェアを必要とする回路を指す。「回路」のこの定義は、請求項を含む、本明細書におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、本明細書で使用される場合、「回路」という用語は、1つまたは複数のプロセッサ及び/またはその一部(複数可)、ならびに付随するソフトウェア及び/またはファームウェアを含む実装も含む。別の例として、本明細書で使用される「回路」という用語は、例えば、携帯電話用のベースバンド集積回路またはアプリケーションプロセッサ集積回路、またはサーバ、セルラーネットワークデバイス、他のネットワークデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び/または他のコンピューティングデバイスの類似の集積回路も含む。
【0091】
本明細書の定義では、物理記憶媒体(例えば、揮発性または不揮発性メモリデバイス)を指す「コンピュータ可読記憶媒体」は、電磁気信号を指す「コンピュータ可読伝送媒体」と区別されてよい。
【0092】
PDUセッションの属性として常時接続を提供するために、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品が提供されてよい。常時接続PDUセッションに関してインターワーキングの側面を提供するための方法、装置、及びコンピュータプログラム製品も提供されてよい。PDUセッションが常時接続PDUセッションであってよいか否かの判定をネットワークによって決定できるようにする機能を提供するための方法、装置、及びコンピュータプログラム製品も提供されてよい。
【0093】
ここで
図1を参照すると、複数のステーション10と1つまたは複数の無線基地局/アクセスポイント12との間の通信をサポートする例示的なシステム(例えば、複数の無線基地局/アクセスポイントが地理的地域に配備されてよく、同じ周波数チャネルで動作し得る高密度システムシナリオ)を示し、各無線基地局/アクセスポイントは、1つまたは複数のステーションと通信してよく、一実施形態では、多数の局と通信してよい。次に、無線基地局/アクセスポイントは、ネットワーク14と通信してよい。無線基地局/アクセスポイントは、5G、ロングタームエボリューション(LTE)、またはLTEアドバンスト(LTE-A)ネットワークを介して通信してよいが、他のネットワークが、アクセスポイント間の通信をサポートしてよい。他のネットワークには、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、CDMA2000、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、汎用パケット無線システム(GPRS)、例えば、IEEE802.11ahもしくは802.11ac規格、または他のより新しい規格の修正を含むIEEE802.11規格、ワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)プロトコル、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)等、並びに、例えば、WirelessHART、ブルートゥース、ZigBee等の産業用ワイヤレス通信ネットワークを含み得るマルチドメインネットワークに関する他の規格に従って構成されたネットワークが含まれる。
【0094】
無線基地局/アクセスポイント12及びステーション10は、有線通信を介して通信してよいが、最も一般的には、ワイヤレス通信を介して通信してよい。例えば、無線基地局/アクセスポイント及びステーションは、IEEE802.11ah規格で定義されているサブ1GHz帯域で、または、例えば、IEEE802.11ac規格で定義され得る5GHz帯域で通信してよい。無線基地局/アクセスポイントは、アクセスポイント、基地局、ノードB、進化したノードB(eNB)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モバイルデバイス/ステーション(例えば、携帯電話、スマートフォン、ポータブルデジタルアシスタント(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または他の多数のハンドヘルドもしくはポータブル通信デバイス、計算デバイス、コンテンツ生成デバイス、コンテンツ消費デバイス、またはそれらの組み合わせ)などの様々なネットワークエンティティのいずれかによって具体化されてよい。ステーションはまた、センサ、メータ等の様々なデバイスによって具体化されてよい。センサ及びメータは、ガスメータ、水メータ、電力メータなどとして機能するユーティリティアプリケーション、環境及び/または農業モニタリングアプリケーション、産業プロセス自動化アプリケーション、車両または輸送の自動化アプリケーション、ヘルスケア及びフィットネスアプリケーション、ビルディング自動化及び制御アプリケーション、及び/または温度検知アプリケーションを含む様々な異なるアプリケーションに配備されてよい。センサまたはメータによって具体化されるステーションは、いくつかの実施形態において、センサ及びメータのデータをバックホールするために利用されてよい。あるいは、ステーションは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ポータブルデジタルアシスタント(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータなどのモバイル通信デバイス、または他の多数のハンドヘルドもしくはポータブル通信デバイス、計算デバイス、コンテンツ生成デバイス、コンテンツ消費デバイス、またはそれらの組み合わせのいずれか等、モバイル端末またはユーザ機器(UE)によって具体化されてよい。ステーションがモバイル端末によって具体化される実施形態では、アクセスポイントとステーションとの間の通信は、例えば、ホットスポットの範囲を拡張することによって、Wi-Fiまたは他のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の範囲を拡張するのに役立ってよく、拡張されない場合、セルラまたは他のネットワークによって伝搬されたであろうトラフィックをオフロードするのに役立ち得る。
【0095】
無線基地局/アクセスポイント12及び/またはステーション10は、装置20として具体化されてよい、または、装置20を含んでよい。装置20は、
図2のブロック図によって一般的に表される各デバイスの機能を実行するように具体的に構成される。装置は、例えば、無線基地局/アクセスポイントまたはステーションによって採用されてよいが、以下に記載されるコンポーネント、デバイスまたは要素は必須ではなく、したがって、特定の実施形態では一部が省略され得ることに留意されたい。さらに、いくつかの実施形態は、本明細書に示され、説明されるコンポーネント、デバイス、または要素以外とは異なるまたは追加のコンポーネント、デバイス、または要素を含んでよい。
【0096】
図1Bは、現在のドラフト3GPP仕様における5Gアーキテクチャの原理を示す。特に、
図1Bは、本開示の例示的な実施形態によるネットワーク化されたシステム100である。
図1Bは、無線アクセスネットワーク(RAN)104、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)108、並びにユーザプレーン機能(UPF)106と通信し得るユーザ機器(UE)102を具体的に示す。次に、AMF108は、セッション管理機能(SMF)110及びポリシ制御機能(PCF)114を含むコアネットワークサービスと通信してよい。コアネットワークサービスはまた、アプリケーションサーバ/アプリケーション機能(AS/AF)112と通信してよい。他のネットワークサービスには、ネットワークスライス選択機能(NSSF)122、認証サーバ機能(AUSF)120、ユーザデータ管理(UDM)118、及びデータネットワーク(DN)116も含まれる。
【0097】
無線基地局/アクセスポイント12及び/またはステーション10、UE102、SMF110を含むがこれに限定されないネットワークデバイスのいずれか、または図に示す他のデバイスのいずれかを具体化するデバイスのタイプにかかわらず、無線基地局/アクセスポイント12及び/またはステーション10、UE102、または図示の他のデバイスのいずれかは、
図2に示されるように、装置20を含んでよい、または装置20に関連付けられてよい。この点で、装置は、プロセッサ22、メモリデバイス24、及び通信インタフェース26を含んでよい、または、これらと通信してよい。したがって、いくつかの実施形態では、デバイスまたは要素は互いに通信しているように示されているが、以下、そのようなデバイスまたは要素は、同じデバイスまたは要素内で具体化できると見なされるべきであり、したがって、通信していると示されるデバイスまたは要素は、代替的に、同じデバイスまたは要素の一部であると理解されるべきである。
【0098】
いくつかの実施形態では、プロセッサ22(及び/またはコプロセッサまたはプロセッサを支援する、または、プロセッサに関連付けられた他の任意の処理回路)は、装置の構成要素間で情報を伝えるためのバスを介してメモリデバイス24と通信してよい。メモリデバイスは、例えば、1つまたは複数の揮発性及び/または不揮発性メモリを含んでよい。言い換えれば、例えば、メモリデバイスは、マシン(例えば、プロセッサのようなコンピューティングデバイス)によって検索可能であってよいデータ(例えば、ビット)を記憶するように構成されたゲートを含む電子ストレージデバイス(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)であってよい。メモリデバイスは、装置20が本発明の例示的な実施形態による様々な機能を実行することを可能にするための情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令などを記憶するように構成されてよい。例えば、メモリデバイスは、プロセッサによる処理のために入力データをバッファリングするように構成することができる。追加的または代替的に、メモリデバイスは、プロセッサによる実行のための命令を記憶するように構成することができる。
【0099】
上記のように、装置20は、本発明の例示的な実施形態を採用するように構成されたコンピューティングデバイス10によって具体化されてよい。しかしながら、いくつかの実施形態では、装置は、チップまたはチップセットとして具体化されてよい。言い換えれば、装置は、構造的アセンブリ(例えば、ベースボード)上の材料、コンポーネント、及び/またはワイヤを含む1つまたは複数の物理的パッケージ(例えば、チップ)を含んでよい。構造的アセンブリは、それに含まれるコンポーネント回路の物理的強度、サイズの保存、及び/または電気的相互作用の制限を提供し得る。したがって、装置は、場合によっては、本発明の実施形態を単一のチップ上に、または単一の「システムオンチップ」として実装するように構成されてよい。したがって、場合によっては、チップまたはチップセットは、本明細書に記載の機能を提供するための1つまたは複数の動作を実行するための手段を構成し得る。
【0100】
プロセッサ22は、いくつかの異なる方法で具体化されてよい。例えば、プロセッサは、コプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、付随するDSPを伴うもしくは伴わない処理要素、または、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、マイクロコントローラユニット(MCU)、ハードウェアアクセラレータ、専用コンピュータチップなどの集積回路を含む様々な他の処理回路などの様々なハードウェア処理手段のうちの1つまたは複数として具体化されてよい。したがって、いくつかの実施形態では、プロセッサは、独立して実行するように構成された1つまたは複数の処理コアを含み得る。マルチコアプロセッサは、単一の物理パッケージ内でマルチプロセッシングを可能にし得る。追加的または代替的に、プロセッサは、命令、パイプライン及び/またはマルチスレッドの独立した実行を可能にするために、バスを介してタンデムに構成された1つまたは複数のプロセッサを含み得る。
【0101】
例示的な実施形態では、プロセッサ22は、メモリデバイス24に記憶された、またはプロセッサがアクセス可能な命令を実行するように構成されてよい。代替的または追加的に、プロセッサは、ハードコードされた機能を実行するように構成されてよい。したがって、ハードウェアまたはソフトウェアの方法によって構成されようと、またはそれらの組み合わせによって構成されようと、プロセッサは、それに応じて構成されながら、本発明の実施形態による動作を実行できる(例えば、物理的に回路で具体化される)エンティティを表してよい。したがって、例えば、プロセッサがASIC、FPGAなどとして具体化される場合、プロセッサは、本明細書に記載の動作を実行するために特別に構成されたハードウェアであってよい。あるいは、別の例として、プロセッサがソフトウェア命令の実行者として具体化される場合、命令は、命令が実行されるときに本明細書に記載のアルゴリズム及び/または動作を実行するようにプロセッサを具体的に構成してよい。しかしながら、場合によっては、プロセッサは、本明細書に記載のアルゴリズム及び/または動作を実行するための命令によるプロセッサのさらなる構成によって、本発明の実施形態を採用するように構成された特定のデバイスのプロセッサであってよい。プロセッサは、とりわけ、クロック、算術論理ユニット(ALU)、及びプロセッサの動作をサポートするように構成された論理ゲートを含み得る。
【0102】
一方、通信インタフェース26は、コンピューティングデバイス10とサーバ12との間でデータを受信及び/または送信するように構成された、ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組み合わせのいずれかで具体化されるデバイスまたは回路などの任意の手段であってよい。これに関して、通信インタフェース26は、例えば、アンテナ(または複数のアンテナ)と、無線で通信を可能にするためのサポートハードウェア及び/またはソフトウェアを含み得る。追加的または代替的に、通信インタフェースは、アンテナ(複数可)と相互作用して、アンテナ(複数可)を介して信号を送信させるための、またはアンテナ(複数可)を介して受信された信号の受信を処理するための回路を含み得る。例えば、通信インタフェースは、Wi-Fi、ブルートゥース、または他の無線通信技術を介するなど、ヘッドマウントディスプレイ10と無線で通信するように構成されてよい。場合によっては、通信インタフェースは、代替的に、または追加で、有線通信をサポートしてよい。したがって、例えば、通信インタフェースは、ケーブル、デジタル加入者線(DSL)、ユニバーサルシリアルバス(USB)または他の機構を介した通信をサポートするための通信モデム及び/または他のハードウェア/ソフトウェアを含み得る。例えば、通信インタフェースは、有線通信を介してコンピューティングデバイスの他のコンポーネントと通信するように構成されてよい。
【0103】
図3は、本発明の例示的な実施形態を示すデータフロー図を示す。特に、
図3は、UEによって開始されたPDUセッション確立手順の開始と、それに続くSMF応答とを示す。例えば、いくつかの実施形態では、UEは、UEが要求したPDUセッション確立手順を開始してよい。UEが新しい常時接続PDUセッションの確立を要求する場合、UEは常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を含み、IEの値を「常時接続PDUセッションが要求されている」などに設定する。したがって、305に示すように、UE102は、SMF110に、PDUセッション確立要求メッセージを提供してよい。その後、同じく305で、SMF110は、UE102から、PDUセッション確立要求メッセージを受信する。PDUセッション確立要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを含んでよく、常時接続PDUセッション要求されたIEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」などの値に設定される。
【0104】
「常時接続PDUセッションが要求されている」等の値に設定されたPDUセッション確立要求メッセージの常時接続PDUセッション要求されたIEの受信に続いて、例えば、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて判定が行われてよい。すなわち、
図3のステップ310に示すように、UEからのPDUセッション確立要求メッセージの受信に続いて、SMFは、UEにPDUセッション確立承認メッセージを提供してよい。いくつかの実施形態では、例えば、SMFが、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立される必要があると判定した場合、SMFは、常時接続PDUセッション指示IEを、PDUセッション確立承認メッセージに含め、値を「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定することとする。いくつかの実施形態では、例えば、SMFが、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定し、且つ、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEを含む場合、SMFは、PDUセッション確立承認メッセージに常時接続PDUセッション指示IEを含め、値を「常時接続PDUセッションは許可されない」に設定することとする。いくつかの実施形態では、例えば、SMFが、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定し、且つ、UEが、常時接続PDUセッション要求されたIEを含めなかった場合、SMFは、PDUセッション確立承認メッセージに常時接続PDUセッション指示IEを含まないとする。
【0105】
その後、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、値が「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定されている場合、UEは確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすこととする。ただし、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれているが、値が「常時接続PDUセッションは許可されない」に設定されている場合、UEは確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないこととする。UEは、PDUセッション確立承認メッセージで常時接続PDUセッション指示IEを受信しない場合、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないこととする。
【0106】
N1モードからS1モードへのシステム間変更に関しては、N1モードからS1モードへのシステム間変更後、UEとSMFは常時接続PDUセッション指示を維持することとする。UEが5GSに戻るとき(すなわち、S1モードからN1モードへのシステム間変更)、UE及びSMFは、常時接続PDUセッション指示を使用して、EPSから転送されたPDUセッションが常時接続PDUセッションかどうかを判定してよい。
【0107】
S1モードからN1モードへのシステム間変更に関して、5GMM-IDLEモードでS1モードからN1モードへのシステム間変更時、UEは、常時接続PDUセッション指示が、もしあれば、UEに維持される常時接続PDUセッションに設定することとする。
【0108】
図5及び
図6は、例えば、PDUセッション確立手順を利用するために、詳細には、PDUセッションの属性として常時接続を提供及び/または利用し、常時接続PDUセッションに関してインターワーキングの側面を提供するために、例えば、それぞれ、SMF及びUEによって具体化される装置によって実行される動作を示す。すなわち、別の例示的な実施形態では、PDUセッションを確立する手順を提供するため、詳細には、PDUセッションの属性として常時接続を利用して常時接続PDUセッションを提供するかどうか判定し、常時接続PDUセッションを提供すると判定すると、常時接続PDUセッションを提供するための方法、装置、及び/またはコンピュータプログラム製品を提供してよい。
図5は、本発明の実施形態に従って実行される、例えば、SMF110によって具体化される、例示的な装置、例えば、装置200を動作させる方法を示す例示的なフローチャートである。
【0109】
例示的な実施形態では、装置20は、UEから、PDUセッション確立要求メッセージを受信するように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。いくつかの実施形態では、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立するための要求を示すように構成されてよい。いくつかの実施形態では、PDUセッション確立要求メッセージは、新しい常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定されたIEを含み得る。
図4のブロック405を参照する。
【0110】
その後、上記のように、判定が行われてよい。したがって、装置200は、ローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとするかどうかを判定するように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図4のブロック410を参照する。判定は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとする、あるいは、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとするという判定をもたらし得る。したがって、装置20は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるとするという判定に基づいて、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすように構成されたプロセッサ210などの手段を含み、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
図4のブロック415を参照する。装置20は、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとするという判定に基づいて、PDUセッション確立承認メッセージの送信を引き起こすように構成されたプロセッサ210などの手段を含み、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される。
図4のブロック420を参照する。
【0111】
常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」または「常時接続PDUセッションは許可されない」のいずれかに設定される効果として、UEは新しく確立されたPDUセッションのステータスについて通知される。装置20は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとUEに見なすようにさせるように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図4のブロック425を参照する。装置20は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとUEに見なさないようにさせるように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図4のブロック430を参照する。
【0112】
装置20は、N1モードからS1モードへのシステム間変更時、UE及びSMFにおいて、常時接続PDUセッション指示を維持するように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図4のブロック435を参照する。装置20は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時、常時接続PDUセッション指示に基づいて、進化型パケットシステム(EPS)から転送されたPDUセッションが常時接続PDUセッションであるかどうかを判定するように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図4のブロック440を参照する。
【0113】
図5は、常時接続PDUセッションを要求するための例示的な実施形態を示すフローチャートである。詳細には、UEが、UEが要求したPDUセッション確立手順を開始してよく、例えば、UEが新しい常時接続PDUセッションを確立するように構成されるインスタンスにおいて、UEは、常時接続PDUセッション要求された情報要素(IE)を含むこととし、IEの値を「常時接続PDUセッションが要求されている」などに設定する。PDUセッションの常時接続属性IEを利用する常時接続PDUセッションを要求するために装置200によって実行される動作が、
図5のフローチャートに示される。
【0114】
装置20は、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立要求メッセージの送信を引き起こすように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。いくつかの実施形態では、例えば、UEが常時接続PDUセッションを必要とするように構成されている実施形態では、PDUセッション確立要求メッセージは、新しいPDUセッションを確立する要求を示すように構成されてよく、それによって、PDUセッション確立要求メッセージは、新しい常時接続PDUセッションを確立する要求を示す値に設定されたIEを備える。
図5のブロック505を参照する。
【0115】
PDUセッション確立要求メッセージの送信時、例えば、SMFによって判定が行われてよい。装置20は、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとして確立されるとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信するように構成されたプロセッサ210などの手段を含み、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
図5のブロック510を参照する。
【0116】
装置20はまた、例えばSMFによって、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されないとすると判定すると、PDUセッション確立承認メッセージを受信するように構成されたプロセッサ210などの手段を含んでよく、PDUセッション確立承認メッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定される。
図5のブロック515を参照する。
【0117】
装置20は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されるインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図5のブロック520を参照する。装置20は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション確立承認メッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図5のブロック525を参照する。
【0118】
図6は、本発明の例示的な実施形態を示すデータフロー図を示す。詳細には、
図6は、PDUセッション修正手順を示す。例えば、いくつかの実施形態では、S1モード(すなわち、UE及びSMFが、維持された常時接続PDUセッション指示を持たない)時に確立されたPDN接続について、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後(例えば、
図6の605)、UEがN26無しのインターワーキングをサポートしていないネットワークで単一登録モードで動作しており、且つ、UEがPDN接続を5GSで常時接続PDUセッションとすることを要求する場合、UEは常時接続PDUセッション要求されたIEを含み、IEの値を「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定することとする。
図6の610を参照する。
【0119】
その後、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションとして確立されるか否かに関して、SMFで判定が行われる。判定がなされると、SMFは、例えば、UEに、PDUセッション確立コマンドメッセージを提供してよい。
図6の615を参照する。詳細には、S1モードで確立されたPDN接続について、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更時に、ネットワークが要求したPDUセッション修正手順がUEが要求したPDUセッション修正手順によってトリガされ、SMFが、SMFのローカルポリシまたは構成と、PDUセッション修正要求メッセージ内の常時接続PDUセッション修正要求メッセージ(存在する場合)とに基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定する場合、SMFは、常時接続PDUセッション指示IEをPDUセッション修正コマンドメッセージに含め、値を「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定することとする。あるいは、S1モード時に確立されたPDN接続について、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更時に、ネットワークが要求したPDUセッション修正手順がUEが要求したPDUセッション修正手順によってトリガされ、SMFが、SMFのローカルポリシまたは構成と、PDUセッション修正要求メッセージの常時接続PDUセッション要求されたIE(存在する場合)とに基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定し、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEを含めた場合、SMFは常時接続PDUセッション指示IEをPDUセッション修正コマンドメッセージに含め、値を「常時接続PDUセッションは許可されない」に設定することとする。
【0120】
ネットワークが要求したPDUセッション修正手順が、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更時に、S1モード時に確立されたPDN接続に対するUEが要求したPDUセッション修正手順によってトリガされるこれらの実施形態では、SMFが、SMFのローカルポリシまたは構成と、PDUセッション修正要求メッセージの常時接続PDUセッション要求されたIE(存在する場合)とに基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定し、UEが、常時接続PDUセッション要求されたIEを含めなかった場合、SMFは、常時接続PDUセッション指示IEをPDUセッション修正コマンドメッセージに含めない。
【0121】
その後、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、値が「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定される場合、UEは確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なす。一方、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、値が「常時接続PDUセッションは許可されない」に設定される場合、UEは確立されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさない。UEは、PDUセッション修正コマンドメッセージで常時接続PDUセッション指示IEを受信しない場合、修正されたPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさない。
【0122】
いくつかの実施形態では、S1モード時に確立されたPDN接続について、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更時に、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、SMFが、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定した場合、SMFは常時接続PDUセッション指示IEをPDUセッション修正コマンドメッセージに含め、値を「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定することとする。
【0123】
一方、S1モード時に確立されたPDN接続について、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更時に、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、SMFが、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションにしないと判定した場合、SMFは、常時接続PDUセッション指示IEをPDUセッション修正コマンドメッセージに含め、値を「常時接続PDUセッションは許可されない」に設定することとする。そうでない場合、SMFは、常時接続PDUセッション指示IEをPDUセッション修正コマンドメッセージに含めないこととする。
【0124】
最後に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、値が「常時接続PDUセッションが要求されている」に設定されている場合、UEはPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすこととする。常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、値が「常時接続PDUセッションは許可されない」に設定されているインスタンスにおいて、UEはPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないこととする。この場合、UEは、常時接続PDUセッションでの上位層からの指示を無視し、常時接続PDUセッションに関する指示が無視されることを上位層に通知するように構成されてよい。
【0125】
図7及び
図8は、例えば、S1モード時に確立されたPDN接続に修正手順を提供するために、SMF及びUEによってそれぞれ、具体化された装置によって実行される動作を示す。すなわち、別の例示的な実施形態では、S1モード時に確立されたPDN接続に修正手順を提供するための方法、装置、及び/またはコンピュータプログラム製品が提供されてよい。
図7は、本発明の実施形態に従って行われる、例えば、SMF110によって具体化される、例示的な装置、例えば、装置200を動作させる方法を示す例示的なフローチャートである。
【0126】
例示的な実施形態では、装置200は、UEから、PDUセッション修正要求メッセージを受信するように構成されたプロセッサ210などの手段を備え、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後、修正する要求を示すように構成され、PDUセッション修正要求メッセージは、PDUセッションを常時接続PDUセッションにする要求を示す値に設定されたIEを備える、または、PDUセッション修正要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない。
図7のブロック705を参照する。例示的な実施形態では、装置200は、ローカルポリシまたは構成と、常時接続PDUセッション要求されたIEが利用可能であるインスタンスにおいて、常時接続PDUセッション要求されたIEとに基づいて、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとするかどうかを判定するように構成されたプロセッサ210などの手段を含む。
図7のブロック710を参照する。
【0127】
例示的な実施形態では、装置200は、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすように構成されたプロセッサ210などの手段を備え、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
図7のブロック715を参照する。装置200はまた、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションにしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージの送信を引き起こすように構成されたプロセッサ210などの手段を備えてよく、PDUセッション修正コマンドメッセージは、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めた場合、常時接続PDUセッション指示IEを備え、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション確立要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない。
図7のブロック720を参照する。
【0128】
その後、例示的な実施形態では、装置200は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれない、または、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、UEにPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすようにさせるように構成されたプロセッサ210などの手段を備える。
図7のブロック725を参照する。装置200は次に、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、UEにPDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないようにさせるように構成されたプロセッサ210などの手段も備えてよい。
図7のブロック730を参照する。
【0129】
例示的な実施形態では、装置200は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時に、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定し、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定するように構成されたプロセッサ210などの手段を備える。
図7のブロック735を参照する。
【0130】
例示的な実施形態では、装置200は、S1モードからN1モードへのシステム間変更時に、SMFのローカルポリシまたは構成に基づいて、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要があるかどうかを判定し、要求されたPDUセッションが常時接続PDUセッションである必要がないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージに含まれる常時接続PDUセッション指示IEを、「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定するように構成されたプロセッサ210などの手段を備える。
図7のブロック740を参照する。
【0131】
上記のように、
図8は、S1モード時に確立されたPDN接続の修正手順に関して、例えば、UEによって具体化された装置によって実行される動作を示す。すなわち、別の例示的な実施形態では、S1モード時に確立されたPDN接続の修正手順を可能にするための方法、装置、及び/またはコンピュータプログラム製品が提供されてよい。
図8は、本発明の実施形態に従って実施される、例えば、UE102によって具体化される、例示的な装置、例えば、装置200を操作する方法を示す例示的なフローチャートである。
【0132】
例示的な実施形態では、装置200は、PDUセッション修正要求メッセージの送信を引き起こすように構成されたプロセッサ210などの手段を備え、PDUセッション修正要求メッセージは、S1モード時に確立されたPDN接続に対応するPDUセッションを、S1モードからN1モードへの最初のシステム間変更後、修正する要求を示すように構成される。いくつかの実施形態では、PDUセッション修正要求メッセージは、IEを備えてよく、IEの値は、PDUセッションを常時接続PDUセッションにする要求を示す値に設定される、または、PDUセッション修正要求メッセージは、常時接続PDUセッション要求されたIEを備えない。
図8のブロック805を参照する。
【0133】
その後、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとするか否かに関して、SMFで判定が行われる。判定がなされると、SMFは、例えば、UEに、PDUセッション修正コマンドメッセージを提供してよい。例示的な実施形態では、装置200は、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションにすると判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信するように構成されたプロセッサ210などの手段を備え、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、常時接続PDUセッション指示IEは、「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定される。
図8のブロック810を参照する。
【0134】
装置200はまた、要求されたPDUセッションを常時接続PDUセッションとしないと判定すると、PDUセッション修正コマンドメッセージを受信するように構成されたプロセッサ210などの手段を備えてよく、PDUセッション修正コマンドメッセージは、常時接続PDUセッション指示IEを備え、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション修正要求メッセージに含めた場合、常時接続PDUセッション指示IEは「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定され、または、UEが常時接続PDUセッション要求されたIEをPDUセッション修正要求メッセージに含めなかった場合、常時接続PDUセッション指示IEを備えない。
図8のブロック815を参照する。
【0135】
その後、例示的な実施形態では、装置200は、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションが要求されている」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なすように構成されたプロセッサ210などの手段を備える。
図8のブロック820を参照する。
【0136】
装置200はまた、常時接続PDUセッション指示IEがPDUセッション修正コマンドメッセージに含まれ、且つ、常時接続PDUセッション指示IEが「常時接続PDUセッションは許可されない」を示す値に設定されているインスタンスにおいて、PDUセッションを常時接続PDUセッションと見なさないように構成されたプロセッサ210などの手段を備えてよい。
図8のブロック825を参照する。
【0137】
上記のように、
図4、
図5、
図7及び
図8は、本発明の例示的な実施形態による装置、方法、及びコンピュータプログラム製品のフローチャートである。フローチャートの各ブロック、及びフローチャート内のブロックの組み合わせは、ハードウェア、ファームウェア、プロセッサ、回路、及び/または1つまたは複数のコンピュータプログラム命令を含むソフトウェアの実行に関連する他のデバイスなどの様々な手段によって実施されてよいことは理解されよう。例えば、上記の手順のうちの1つまたは複数は、コンピュータプログラム命令によって具体化されてよい。これに関して、上記の手順を具体化するコンピュータプログラム命令は、本発明の実施形態を採用する装置のメモリデバイスによって記憶されてよく、装置のプロセッサによって実行されてよい。理解されるように、そのようなコンピュータプログラム命令はいずれも、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置(例えば、ハードウェア)にロードされてマシンを生成してよく、結果として生じるコンピュータまたは他のプログラム可能な装置がフローチャートブロックで指定された機能を実施する。これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読メモリに記憶されて、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置に特定の方法で機能するように指示してよく、これによりコンピュータ可読メモリに記憶される命令は、製品を生産し、製品の実行により、フローチャートのブロックに指定される機能を実施する。コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能装置にロードされて、コンピュータまたは他のプログラム可能装置で一連の操作ステップを実行して、コンピュータ実装プロセスを生成してよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能装置で実行する命令が、フローチャートのブロックで指定される機能を実施する動作を提供する。
【0138】
したがって、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読プログラムコード部分などのコンピュータプログラム命令が、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体によって記憶され、実行されると、
図4、
図5、
図7、及び
図8のフローチャート等と併せて前述した機能を実行するように構成される例として定義される。他の実施形態では、コンピュータ可読プログラムコード部分などのコンピュータプログラム命令は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体によって記憶または他の方法で具体化される必要はないが、代わりに、一時的な媒体によって具体化されてよく、依然として、コンピュータ可読プログラムコード部分などのコンピュータプログラム命令は、実行されると、上記の機能を実行するように構成される。
【0139】
したがって、フローチャートのブロックは、指定された機能を実行するための手段の組み合わせ、及び指定された機能を実行するための動作の組み合わせをサポートする。フローチャートの1つまたは複数のブロック、及びフローチャートのブロックの組み合わせは、指定の機能、または専用ハードウェア及びコンピュータ命令の組み合わせを行う専用ハードウェアベースシステムによって実施されてよいことも理解されよう。
【0140】
いくつかの実施形態では、上記の動作のうちの特定の動作は、修正またはさらに増強されてよい。さらに、いくつかの実施形態では、追加のオプション動作が含まれてよい。上記の動作に対する修正、追加、または増強は、任意の順序及び任意の組み合わせで行われてよい。
【0141】
前述の説明及び関連する図面に提示された教示の恩恵を受ける本発明の分野の当業者には、本明細書に記載された本発明の多くの修正及び他の実施形態が思い浮かぶであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるべきではなく、修正及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。さらに、前述の説明及び関連する図面は、要素及び/または機能の特定の例示的な組み合わせの文脈で例示的な実施形態を説明するが、要素及び/または機能の異なる組み合わせは、添付の請求項の範囲を逸脱せずに、代替の実施形態によって提供されてよいことが理解されるべきである。これに関して、例えば、添付の特許請求の範囲のいくつかに記載されているように、上記で明示的に説明された組み合わせとは異なる要素及び/または機能の組み合わせも企図されてよい。本明細書では特定の用語が採用されているが、それらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用されており、限定の目的では使用されていない。