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特許7646496電気車両のオンボード充電器およびその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-07
(45)【発行日】2025-03-17
(54)【発明の名称】電気車両のオンボード充電器およびその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/10 20060101AFI20250310BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20250310BHJP
   B60L 53/30 20190101ALI20250310BHJP
   B60L 53/66 20190101ALI20250310BHJP
【FI】
H02J7/10 A
H02J7/00 P
B60L53/30
B60L53/66
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021132890
(22)【出願日】2021-08-17
(65)【公開番号】P2022104864
(43)【公開日】2022-07-12
【審査請求日】2024-02-27
(31)【優先権主張番号】10-2020-0187082
(32)【優先日】2020-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(73)【特許権者】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA CORPORATION
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100198029
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 力
(72)【発明者】
【氏名】イ、ミョンソク
(72)【発明者】
【氏名】ノー、シンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ノー、ソンハン
(72)【発明者】
【氏名】クウォン、ナレ
【審査官】山口 大
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-246320(JP,A)
【文献】特開2013-179723(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0097526(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J7/00-7/12
7/34-7/36
B60L1/00-3/12
7/00-13/00
15/00-58/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御パイロット信号を検知するCP受信モジュールと、
近接探知信号を検知するPD受信モジュールと、
予約充電のための待機状態および予約充電の完了状態で、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに電圧を供給する低電力実行モード、および前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに供給される電圧を遮断する低電力中断モードを、設定された周期で繰り返し実行するプロセッサと、
を含む、電気車両のオンボード充電器。
【請求項2】
前記低電力実行モードの実行周期は、前記低電力中断モードの実行周期よりも短く設定される、請求項1に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項3】
前記低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、前記低電力実行モードの実行周期に設定される、請求項1に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項4】
前記低電力中断モードの実行周期は、外部制御器から送信されたチェック信号に対する応答信号を伝送しなければならない異常チェック時間よりも短く設定される、請求項1に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項5】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、
前記プロセッサは、前記予約充電のための待機状態であると判断する、請求項1に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項6】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第3設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、
前記プロセッサは、前記予約充電の完了状態であると判断する、請求項1に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項7】
電源モジュールと、
前記電源モジュールから通信モジュールを含む周辺モジュールに供給される電圧を選択的に遮断する第1スイッチと、
制御パイロット信号を検知するCP受信モジュールと近接探知信号を検知するPD受信モジュールに供給される電圧を選択的に遮断する第2スイッチと、
予約充電のための待機状態および予約充電の完了状態で、前記第1スイッチと前記第2スイッチを介して、低電力実行モードと低電力中断モードとを、設定された周期で繰り返し実行するプロセッサと、
を含み、
前記低電力実行モードで、前記プロセッサは、前記第1スイッチをオフにして、前記周辺モジュールに供給される電圧を遮断し、前記第2スイッチをオンにして、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに電圧を供給して、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールを活性化させ、
前記低電力中断モードで、前記プロセッサは、前記第1スイッチをオフにして、前記周辺モジュールに供給される電圧を遮断し、前記第2スイッチをオフにして、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに供給される電圧を遮断する、電気車両のオンボード充電器。
【請求項8】
前記低電力実行モードの実行周期は、前記低電力中断モードの実行周期よりも短く設定される、請求項7に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項9】
前記低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、前記低電力実行モードの実行周期に設定される、請求項7に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項10】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、
前記プロセッサは、前記予約充電のための待機状態であると判断する、請求項7に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項11】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第3設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、
前記プロセッサは、前記予約充電の完了状態であると判断する、請求項7に記載の電気車両のオンボード充電器。
【請求項12】
プロセッサによって、PD信号により予約充電のための待機状態および予約充電の完了状態であるか否かを判断する工程と、
前記プロセッサによって、前記予約充電のための待機状態および前記予約充電の完了状態で、低電力実行モードと低電力中断モードとを、設定された周期で繰り返し実行する工程と、
を含み、
前記低電力実行モードで、電源モジュールから周辺モジュールに供給される電圧が遮断され、前記電源モジュールから前記CP信号を検知するCP受信モジュールと前記PD信号を検知するPD受信モジュールに電圧が供給され、
前記低電力中断モードで、前記電源モジュールから前記周辺モジュールに供給される電圧が遮断され、前記電源モジュールから前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに供給される電圧が遮断される、電気車両のオンボード充電器の制御方法。
【請求項13】
前記低電力実行モードの実行周期は、前記低電力中断モードの実行周期よりも短く設定される、請求項12に記載の電気車両のオンボード充電器の制御方法。
【請求項14】
前記低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、前記低電力実行モードの実行周期に設定される、請求項12に記載の電気車両のオンボード充電器の制御方法。
【請求項15】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、
前記予約充電のための待機状態であると判断される、請求項12に記載の電気車両のオンボード充電器の制御方法。
【請求項16】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第3設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、
前記予約充電の完了状態であると判断される、請求項12に記載の電気車両のオンボード充電器の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車両のオンボード充電器の制御装置および方法に関し、より詳しくは、充電スタンドと電気車両の充電コネクタとが締結され、電気車両の始動がオフにされた状況でオンボード充電器の電流消耗量を最小化できる電気車両のオンボード充電器の制御装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
地球の環境汚染の問題が日毎に深刻化している近頃、無公害エネルギーの使用はますます重要性を増している。特に、大都市の待機汚染問題は日毎に深刻化しているが、車両の排気ガスはその主因の一つである。
【0003】
このような状況で、無公害エネルギーの電気を動力源として使用するハイブリッド自動車や電気自動車、燃料電池車両のような電気車両を実用化するための研究が近年活発に行われている。
【0004】
電気車両は、外部から電気エネルギーを受けてこれをバッテリに充電した後、バッテリに充電された電圧で車輪と結合されたモータを介して機械的エネルギーである動力を得る。
【0005】
つまり、電気車両は、バッテリに充電された電圧でモータを駆動させなければならないため、大容量の充電式バッテリを用い、このような大容量の充電式バッテリを充電するためのバッテリ充電装置を備えている。
【0006】
バッテリを充電する方法としては、別置型充電器を用いて充電する急速充電方式と、車両に搭載された充電器を用いて充電する緩速充電方式とに区別することができる。
【0007】
急速充電方式は、しばらくの間駐車中の状態でバッテリの充電状態を短時間に充電することであり、緩速充電方式は、走行後長時間にわたって充電状態を100%に充電することである。緩速充電の場合には、オンボード充電器(OBC:on-board charger)が緩速充電ポートに連結され、交流電源を直流に変換してバッテリを充電する。
【0008】
オンボード充電器200は、外部電源供給装置(EVSE:electric vehicle supply equipment)を用いて電気を受ける。
【0009】
外部電源供給装置を介して電気車両を充電するとき、ユーザの望む時間に車両を充電する予約充電を行うことができる。予約充電は、主に電気料金が割安な深夜時間に電気車両を充電する用途で用いられる。一般に、予約充電は、外部電源供給装置100で設定するEVSE予約充電と、車両で設定する車両予約充電とを含む。
【0010】
EVSE予約充電を行うと、待機時間の間、CP信号はDC9Vを維持し、使用者が設定した充電時間に到達すれば、外部電源供給装置は、CP信号をPWM(pulse width modulation)9Vに変換して充電準備状態となった後、オンボード充電器は、充電を開始する。
【0011】
車両予約充電を行うと、外部電源供給装置は、電源供給状態を維持し、使用者が設定した充電時間に到達すれば、外部電源供給装置は、CP信号をPWM(pulse width modulation)9Vに変換して充電準備状態となった後、オンボード充電器は、充電を開始する。
【0012】
このように、予約充電のための待機時間の間、外部電源供給装置からCP信号がオンボード充電器に入力されるため、オンボード充電器は、待機時間の間、CP信号を継続して検知しなければならない。これによって、オンボード充電器に持続的に電源が印加されて電圧を消耗し、極端に電気車両のバッテリが放電される問題が発生する。
【0013】
この背景技術の部分に記載された事項は発明の背景に対する理解を増進させるために作成されたものであって、この技術の属する分野における通常の知識を有する者にすでに知られた従来の技術でない事項を含むことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであって、予約充電のための待機時間の間、オンボード充電器で消耗する電圧を最小化できる電気車両のオンボード充電器およびその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的を達成するための、本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器は、制御パイロット信号(CP:control pilot signal)を検知するCP受信モジュールと、近接探知信号(PD:proximity detection signal)を検知するPD受信モジュールと、予約充電のための待機状態および予約充電の完了状態で、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに電圧を供給する低電力実行モード、および前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに供給される電圧を遮断する低電力中断モードを、設定された周期で繰り返し実行するプロセッサと、を含むことができる。
【0016】
前記低電力実行モードの実行周期は、前記低電力中断モードの実行周期よりも短く設定されることができる。
【0017】
前記低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、前記低電力実行モードの実行周期に設定されることができる。
【0018】
前記低電力中断モードの実行周期は、外部制御器から送信されたチェック信号に対する応答信号を伝送しなければならない異常チェック時間よりも短く設定されることができる。
【0019】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、前記プロセッサは、前記予約充電のための待機状態であると判断できる。
【0020】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第3設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、前記プロセッサは、前記予約充電の完了状態であると判断できる。
【0021】
本発明の他の実施例による電気車両のオンボード充電器は、電源モジュールと、前記電源モジュールから通信モジュールを含む周辺モジュールに供給される電圧を選択的に遮断する第1スイッチと、制御パイロット信号(CP:control pilot signal)を検知するCP受信モジュールと近接探知信号(PD:proximity detection signal)を検知するPD受信モジュールに供給される電圧を選択的に遮断する第2スイッチと、予約充電のための待機状態および予約充電の完了状態で、前記第1スイッチと前記第2スイッチを介して、低電力実行モードと低電力中断モードとを、設定された周期で繰り返し実行するプロセッサと、を含み、前記低電力実行モードで、前記プロセッサは、前記第1スイッチをオフにして、前記周辺モジュールに供給される電圧を遮断し、前記第2スイッチをオンにして、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに電圧を供給して、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールを活性化させ、前記低電力中断モードで、前記プロセッサは、前記第1スイッチをオフにして、前記周辺モジュールに供給される電圧を遮断し、前記第2スイッチをオフにして、前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに供給される電圧を遮断することができる。
【0022】
前記低電力実行モードの実行周期は、前記低電力中断モードの実行周期よりも短く設定されることができる。
【0023】
前記低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、前記低電力実行モードの実行周期に設定されることができる。
【0024】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、前記プロセッサは、前記予約充電のための待機状態であると判断できる。
【0025】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第3設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、前記プロセッサは、前記予約充電の完了状態であると判断できる。
【0026】
本発明のさらに他の実施例による電気車両のオンボード充電器の制御方法は、プロセッサによって、PD(proximity detection)信号とCP(control pilot)信号により予約充電のための待機状態および予約充電の完了状態であるか否かを判断する工程と、前記プロセッサによって、前記予約充電のための待機状態および前記予約充電の完了状態で、低電力実行モードと低電力中断モードとを、設定された周期で繰り返し実行する工程と、を含み、前記低電力実行モードで、電源モジュールから周辺モジュールに供給される電圧が遮断され、前記電源モジュールから前記CP信号を検知するCP受信モジュールと前記PD信号を検知するPD受信モジュールに電圧が供給され、前記低電力中断モードで、前記電源モジュールから前記周辺モジュールに供給される電圧が遮断され、前記電源モジュールから前記CP受信モジュールと前記PD受信モジュールに供給される電圧が遮断される。
【0027】
前記低電力実行モードの実行周期は、前記低電力中断モードの実行周期よりも短く設定されることができる。
【0028】
前記低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、前記低電力実行モードの実行周期に設定されることができる。
【0029】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、前記予約充電のための待機状態であると判断されることができる。
【0030】
前記PD信号が設定電圧を有し、前記CP信号が第3設定電圧から第2設定電圧に切り替えられると、前記予約充電の完了状態であると判断されることができる。
【発明の効果】
【0031】
上記のような本発明の実施例によるオンボード充電器およびその制御方法によれば、予約充電のための待機状態または予約充電が完了した状態で、オンボード充電器が、低電力実行モードと低電力中断モードとが周期的に繰り返されて行われることによって、予約充電のための待機状態または予約充電が完了した状態で消耗する消費電流を最小化することができる。
【0032】
そして、予約充電のための待機状態または予約充電が完了した状態で消耗する消費電流が最小化されることによって、車両のバッテリが放電される問題を事前に防止することができる。
【0033】
また、別途の補助プロセッサまたは補助電源などを用いずに、オンボード充電器の低電力モードを実現することによって、車両の製造コストを節減することができ、オンボード充電器の部品節減およびサイズの縮小を実現することができる。
【0034】
図面は本発明の例示的な実施例を説明するために参照されるのであって、本発明の技術的な思想を添付した図面に限定して解釈してはならない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本発明の実施例による電気車両と外部電源供給装置との連結関係を示した概念図である。
図2】本発明の実施例による電気車両と外部電源供給装置との連結関係を示したブロック図である。
図3】本発明の実施例によるオンボード充電器の構成を示したブロック図である。
図4】本発明の実施例によるCP信号を示したグラフである。
図5】本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器の制御方法を示したフローチャートである。
図6】本発明の実施例による低電力モードでの消費電流を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0036】
添付した図面を参照して、本発明の実施例について、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は種々の異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。
【0037】
本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付す。
【0038】
また、図面に示された各構成の大きさおよび厚さは説明の便宜のために任意に示したのであって、本発明は必ずしも図示のところに限定されず、様々な部分および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。
【0039】
以下、本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器について、添付した図面を参照して詳細に説明する。
【0040】
図1は、本発明の実施例による電気車両と外部電源供給装置との連結関係を示した概念図である。図2は、本発明の実施例による電気車両と外部電源供給装置との連結関係を示したブロック図である。そして、図3は、本発明の実施例によるオンボード充電器の構成を示したブロック図である。
【0041】
図1および図2に示されているように、本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器200が適用される電気車両は、外部電源供給装置100から電圧を受けて電気車両の高電圧バッテリ400を充電する。
【0042】
外部電源供給装置100は、家庭または外部の充電所に具備されたEVSE(electric vehicle supply equipment)であってもよい。オンボード充電器200は、電気車両に搭載され、外部電源供給装置100から電圧を受けて車両に具備された高電圧バッテリ400を充電する。
【0043】
外部電源供給装置100の充電コネクタ101と電気車両のインレット201とが締結されると、外部電源供給装置100とオンボード充電器200は、電圧が供給される電圧ライン、制御パイロット(CP:control pilot)信号が伝送されるCPライン、および近接探知(PD:proximity detection)信号が伝送されるPDラインが連結される。
【0044】
CP信号は、電気車両の状態に応じて、外部電源供給装置100からオンボード充電器200に信号が伝送される。外部電源供給装置100と車両の状態に応じて、CP信号は互いに異なる値を有する。このとき、外部電源供給装置100と車両の状態は、A状態、B1状態、B2状態、C状態、およびE状態の5つの状態に区分される。
【0045】
A状態は、充電コネクタ101がインレット201に締結されていない状態を意味し、このとき、外部電源供給装置100から伝送されるCP信号はDC12Vの電圧を有する。しかし、電気車両の立場からは、充電コネクタ101とインレット201とが締結されていない状態であるため、オンボード充電器200に入力されるCP信号は0Vである。
【0046】
B1状態は、充電コネクタ101がインレット201に締結された状態であるが、外部電源供給装置100は電圧を供給しない準備状態を意味する。このとき、CP信号はDC9Vの電圧を有する。
【0047】
B2状態は、充電コネクタ101がインレット201に締結された状態で、外部電源供給装置100が電圧を供給する準備ができた状態を意味する。このとき、外部電源供給装置100は、9VのPWM(pulse width modulation)のCP信号を出力する。したがって、車両のオンボード充電器200は、外部電源供給装置100が充電準備を完了したことが分かる。
【0048】
C状態は、オンボード充電器200が高電圧バッテリ400の充電を開始した状態を意味し、このとき、CP信号は6VのPWM信号を有する。
【0049】
E状態は、外部電源供給装置100がCP信号を生成しない状態、またはCP信号を生成したが、オンボード充電器200に送信していない状態を意味する。
【0050】
外部電源供給装置100と車両の状態に応じたCP信号をまとめると、下記の表の通りである。
【0051】
【表1】
【0052】
PD信号は、外部電源供給装置100の充電コネクタ101と電気車両のインレット201との締結の有無を検知できる情報を提供する。充電コネクタ101とインレット201との締結状態に応じて、PD信号のレベルが変更される。例えば、充電コネクタ101とインレット201とが締結されていなければ、PD信号は4.46Vの公称電圧(nominal voltage)を有する。充電コネクタ101とインレット201とが締結されラッチが解除されると、PD信号は1.53Vの公称電圧(nominal voltage)を有する。そして、充電コネクタ101とインレット201とが締結されラッチが結合されると、PD信号は2.7Vの公称電圧(nominal voltage)を有する。
【0053】
オンボード充電器200は、CP信号とPD信号に基づいて、外部電源供給装置100からの予約充電条件および/または充電完了条件を判断し、予約充電のための充電待機状態および充電完了状態で低電力モードを実行する。
【0054】
このために、図3を参照すれば、オンボード充電器200は、電源モジュール210と、第1スイッチ230と、第2スイッチ250と、CP受信モジュール260と、PD受信モジュール270と、通信モジュールと、プロセッサ220と、を含むことができる。
【0055】
電源モジュール210は、車両のバッテリ400から常時電圧B+を受けてプロセッサ220に第1電圧Vccを供給し、第1スイッチ230のオン/オフにより、通信モジュール、センシングモジュール、およびインレットアクチュエータ制御モジュールを含む周辺モジュール240に第2電圧VNを供給し、第2スイッチ250のオン/オフにより、CP受信モジュール260とPD受信モジュール270に第3電圧VLを供給する。つまり、第1スイッチ230は、電源モジュール210から通信モジュールを含む周辺モジュール240に供給される電圧を選択的に遮断し、第2スイッチ250は、電源モジュール210からCP受信モジュール260とPD受信モジュール270に供給される電圧を選択的に遮断することができる。
【0056】
通信モジュールは、オンボード充電器200および外部制御器300とCAN(car area network)通信のためのCAN通信モジュールを含むことができる。センシングモジュールは、インレット201の温度を検知するインレット201の温度センシングモジュールを含むことができる。そして、インレット201のアクチュエータ制御モジュールは、インレット201と充電コネクタ101とが締結されたとき、インレット201と充電コネクタ101が離脱するのを防止するためにインレット201と充電コネクタ101をロックするロック装置を動作させる。
【0057】
CP受信モジュール260は、外部電源供給装置100から伝送されるCP信号を検知し、受信されたCP信号をプロセッサ220に伝送する。そして、PD受信モジュール270は、外部電源供給装置100のコネクタと車両のインレット201との締結状態を検知し、検知されたPD信号はプロセッサ220に伝送する。
【0058】
バッテリ400から電圧が供給されて電源モジュール210がオンにされると、電源モジュール210からプロセッサ220に持続的に第1電圧Vccが供給される。
【0059】
プロセッサ220は、CP信号とPD信号に基づいて、車両の予約充電のための待機状態または予約充電の完了状態を判断し、予約充電のための待機状態または予約充電の完了状態で低電力モードを行う。
【0060】
このために、プロセッサ220は、設定されたプログラムによって作動する1つ以上のプロセッサ220で備えられ、前記設定されたプログラムは、本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器200の制御方法の各段階を行うようになっている。
【0061】
第1スイッチ230は、オンボード充電器200が正常に動作するとき、プロセッサ220の活性化信号VN_enableによってオンにされ、第1スイッチ230がオンにされると、通信モジュール、センシングモジュール、およびインレット201のアクチュエータ制御モジュールに第2電圧VNが供給される。
【0062】
第2スイッチ250は、オンボード充電器200が低電力モードで動作するとき、マイクロプロセッサの活性化信号VL_enableによってオンにされ、第2スイッチ250がオンにされると、CP受信モジュール260とPD受信モジュール270に第3電圧VLが供給される。
【0063】
使用者が予約充電を実行すれば、予約充電のための待機時間の間、消耗する電圧を最小化するために、オンボード充電器200は低電力モードを実行する。
【0064】
低電力モードは、低電力実行モード(low power run mode)と、低電力中断モード(low power stop mode)と、を含み、予約充電のための待機時間の間、プロセッサ220は、低電力実行モード(low power run mode)と低電力中断モード(low power stop mode)とを周期的に繰り返す。つまり、本発明の明細書において、低電力実行モードと低電力中断モードとが周期的に繰り返し実行されるモードを、低電力モード(low power mode)とする。
【0065】
プロセッサ220は、CP信号とPD信号から予約充電状態、予約充電のための待機状態、および予約充電が完了した状態を判断できる。例えば、プロセッサ220は、PD信号が設定電圧(例えば、2.7V)を有すると、充電コネクタ101とインレット201とが締結されたと判断できる。
【0066】
図4を参照すれば、プロセッサ220は、CP信号が前述したA状態からB1状態に切り替えられて、外部電源供給装置100からDC9Vが出力されると、予約充電のための待機状態であると判断できる。つまり、PD信号が設定電圧を有し、CP信号がDC0VからDC9Vに切り替えられて、DC9Vが出力されると、プロセッサ220は、予約充電のための待機状態であると判断できる。
【0067】
CP信号がB1状態からB2状態に切り替えられて、外部電源供給装置100からPWM9Vが出力されると、プロセッサ220は、外部電源供給装置100が電圧を供給する準備ができた状態であると判断する。
【0068】
そして、オンボード充電器200が外部電源供給装置100から電圧を受ける準備ができれば、オンボード充電器200のプロセッサ220は、応答信号を外部電源供給装置100に伝送し、これに対応して、外部電源供給装置100は、PWM6VのCP信号を伝送して、B2状態からC状態に切り替えられる。これによって、外部電源供給装置100から車両に電圧が供給されて車両のバッテリ400の充電を開始する。
【0069】
このように、PD信号が設定された電圧を有し、CP信号がA状態(0V、第1設定電圧)からB1状態(DC9V、第2設定電圧)に切り替えられると、プロセッサ220は、予約充電のための待機状態であると判断できる。そして、PD信号が設定された電圧を有し、CP信号がB2状態(PWM9V)を維持すれば、プロセッサ220は、待機状態が終了し、充電準備状態であると判断できる。さらに、PD信号が設定された電圧を有し、CP信号がC状態(PWM6V)を維持すれば、プロセッサ220は、充電が開始されたと判断できる。
【0070】
また、バッテリ400の充電が完了すると、CP信号はC状態(PWM6V、第3設定電圧)からB1状態(DC9V、第2設定電圧)に切り替えられる。これによって、プロセッサ220は、予約充電の完了状態を判断できる。つまり、PD信号が設定電圧を有し、CP信号がPWM6VからDC9Vに切り替えられて、DC9Vが出力されると、プロセッサ220は、予約充電の完了状態であると判断できる。
【0071】
低電力実行モードで、プロセッサ220は、CP受信モジュール260を介してCP信号を持続的に検知し、PD受信モジュール270を介してPD信号を持続的に検知する。つまり、プロセッサ220は、第2スイッチ250をオンにさせて、電源モジュール210から第2スイッチ250を介してCP受信モジュール260とPD受信モジュール270に第3電圧VLを供給して、CP受信モジュール260とPD受信モジュール270を活性化させる。
【0072】
低電力実行モードで、オンボード充電器200のマイクロプロセスは、CP信号を検知する第1タスク、PD信号を検知する第2タスク、電気車両の始動のオンまたはオフの状況を提供するIG3信号を検知する第3タスク、および使用者による車両のドアのロック状態または解除状態を提供するウェイクアップ信号を検知する第4タスクを行うことができる。
【0073】
ここで、CP信号を検知する第1タスクに費やされる時間は、第3電圧がCP受信モジュール260に印加されてCP受信モジュール260が活性化される時間と、CP信号の立ち上がり時間(rising time)との和であり、PD信号を検知する第2タスクに費やされる時間は、第3電圧がPD受信モジュール270に印加されてPD受信モジュール270が活性化される時間と、PD信号の立ち上がり時間(rising time)との和であり、IG3信号を検知する第3タスクに費やされる時間は、IG3信号の立ち上がり時間(rising time)であり、ウェイクアップ信号を検知する第4タスクに費やされる時間は、ウェイクアップ信号の立ち上がり時間(rising time)である。
【0074】
このとき、第1タスク~第4タスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間を、低電力実行モードの実行周期に設定することができる。つまり、低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間が、低電力実行モードの実行周期に設定される。
【0075】
低電力実行モードで、IG3信号またはウェイクアップ信号が入力されると、オンボード充電器200のマイプロプロセッサ220は、バッテリ400の充電に関与する外部制御器300とCAN通信によりバッテリ400の充電のための条件が満足しているか否かを確認する正常実行モード(normal run mode)を行う。ここで、外部制御器300は、バッテリ管理システム310(BMS:battery management system)と、モータ制御ユニット320(MCU:motor control unit)と、車両制御ユニット330(VCU:vehicle control unit)と、を含むことができる。
【0076】
正常実行モード(normal run mode)で外部制御器300との通信によりバッテリ400を充電するための条件が満足すれば、プロセッサ220は、外部電源供給装置100に応答信号を伝送し、外部電源供給装置100は、PWM6VのCP信号を伝送して、C状態に切り替えられる。
【0077】
低電力中断モードでは、プロセッサ220のクロックCLKを除いたすべての機能が非活性化され、プロセッサ220は、CP信号とPD信号を検知しない。つまり、プロセッサ220は、第2スイッチ250をオフにさせて、電源モジュール210から第2スイッチ250を介してCP受信モジュール260とPD受信モジュール270に第3電圧VLが供給されない。また、第1スイッチ230もオフにされて、通信モジュールとセンシングモジュールなどに第2電圧VNが供給されない。
【0078】
低電力モードの実行中の間、IG3信号またはウェイクアップ信号が入力されると、プロセッサ220は、正常実行モードに切り替えられる。このとき、プロセッサ220は、外部制御器300とCAN通信を行う。このとき、外部制御器300は、オンボード充電器200の異常の有無を確認するためにチェック信号を送信する。もし、オンボード充電器200が設定された時間(例えば、500ms)に応答信号を伝送しなければ、外部制御器300は、オンボード充電器200に異常が発生したと判断できる。ここで、外部制御器300がオンボード充電器200にチェック信号を送信して、オンボード充電器200が外部制御器300に応答信号を伝送しなければならない最大時間を、異常チェック時間とする。
【0079】
しかし、IG3信号またはウェイクアップ信号が低電力中断モードの実行中の間に入力されると、低電力中断モードでは、第1スイッチ230がオフにされて、通信モジュールが活性化されないことから、外部制御器300に応答信号を伝送することができる。つまり、低電力中断モードの実行周期が異常チェック時間よりも長ければ、オンボード充電器200がIG3信号またはウェイクアップ信号を検知できない状況が発生し得る。したがって、低電力中断モードの実行周期は、異常チェック時間よりも短く設定される。
【0080】
以下、上記のような本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器200の制御方法について、添付した図面を参照して詳細に説明する。
【0081】
図5は、本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器200の制御方法を示したフローチャートである。
【0082】
図5に示されているように、本発明の実施例によるオンボード充電器200の電源モジュール210に電源Vccが供給されると、プロセッサ220は、PD信号とCP信号により車両が予約充電のための待機状態または予約充電の完了状態であるか否かを判断する(S10)。
【0083】
車両が予約充電のための待機状態または予約充電の完了状態であると判断されると、オンボード充電器200のプロセッサ220は、低電力モードを実行する(S20)。低電力モードでは、低電力実行モードと低電力中断モードとが周期的に繰り返し実行される。
【0084】
前述したように、低電力実行モードが行われている間には、CP信号とPD信号を検知するために、第1スイッチ230はオフにされ、第2スイッチ250はオンにされて、CP受信モジュール260とPD受信モジュール270に電圧VLが供給される。そして、低電力中断モードが行われている間には、第1スイッチ230と第2スイッチ250がすべてオフにされる。
【0085】
低電力実行モードで、プロセッサ220、CP受信モジュール260、そしてPD受信モジュール270にのみ電圧が供給されるため、従来の技術と比較して、低電力モードで消耗する消費電流を最小化することができる。
【0086】
そして、低電力中断モードでは、プロセッサ220のクロックを除いた大部分の機能が非活性化され、第1スイッチ230がオフにされて、通信モジュールを含む周辺モジュール240に供給される電圧VNが遮断され、第2スイッチ250がオフにされて、CP受信モジュール260とPD受信モジュール270に供給される電圧VLが遮断される。
【0087】
つまり、低電力中断モードが行われている間には、オンボード充電器200の大部分のモジュールに供給される電圧が遮断されるため、車両が予約充電のための待機状態または予約充電の完了状態であるとき、低電力中断モードの実行周期ができるだけ長く設定されることが好ましい。
【0088】
本発明の実施例において、低電力実行モードの実行周期は、低電力中断モードの実行周期よりも短く設定される。図6を参照すれば、本発明の実施例において、低電力中断モードの実行周期は、500msよりも短く設定(例えば、450ms)される。低電力実行モードの実行周期は、低電力実行モードで行われる複数のタスクの中で最も長い時間が費やされるタスクの実行時間と同様に設定される。例えば、低電力実行モードの実行周期は、CP信号を検知するタスクの実行時間(例えば、50ms)と同様に設定される。
【0089】
低電力モードが実行されている間、CP信号がPWM9Vに切り替えられると(S30)、プロセッサ220は、予約充電のための待機時間が終了し、外部電源供給装置100から電圧が供給可能な状態であると判断し、外部制御器300と通信モジュールを介して通信を行う(S40)。
【0090】
外部制御器300との通信によりバッテリ400を充電可能な充電条件が満足すれば(S50)、プロセッサ220は、外部電源供給装置100に応答信号を伝送(S60)し、外部電源供給装置100は、応答信号に対応して、PWM6VのCP信号を伝送して、バッテリ400の充電を開始する(S70)。
【0091】
バッテリ400の充電が完了すると、CP信号はPWM6V(C状態)からDC9V(B1状態)に切り替えられ、プロセッサ220は、予約充電の完了状態であると判断できる(S80)。
【0092】
この場合、前述した予約充電の待機状態と同様に、プロセッサ220は、低電力モードを実行する(S90)。
【0093】
以上説明したように、本発明の実施例による電気車両のオンボード充電器およびその制御方法によれば、予約充電のための待機状態または予約充電が完了した状態で、オンボード充電器が、低電力実行モードと低電力中断モードとが周期的に繰り返されて行われることによって、予約充電のための待機状態または予約充電が完了した状態で消耗する消費電流を最小化することができる。
【0094】
そして、予約充電のための待機状態または予約充電が完了した状態で消耗する消費電流が最小化されることによって、車両のバッテリが放電される問題を事前に防止することができる。
【0095】
また、別途の補助プロセッサまたは補助電源などを用いずに、オンボード充電器の低電力モードを実現することによって、車両の製造コストを節減することができ、オンボード充電器の部品節減およびサイズの縮小を実現することができる。
【0096】
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲と発明の詳細な説明および添付した図面の範囲内で多様に変形して実施することが可能であり、これも本発明の範囲に属することは当然である。
【符号の説明】
【0097】
100:外部電源供給装置
101:充電コネクタ
200:オンボード充電器
201:インレット
210:電源モジュール
220:プロセッサ
230:第1スイッチ
240:周辺モジュール
250:第2スイッチ
260:CP受信モジュール
270:PD受信モジュール
300:外部制御器
310:BMS
320:MCU
330:VCU
400:バッテリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6