(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-07
(45)【発行日】2025-03-17
(54)【発明の名称】ワンタン閉合装置
(51)【国際特許分類】
A23P 20/20 20160101AFI20250310BHJP
A21C 9/06 20060101ALI20250310BHJP
【FI】
A23P20/20
A21C9/06 A
(21)【出願番号】P 2024519946
(86)(22)【出願日】2022-11-02
(86)【国際出願番号】 CN2022000145
(87)【国際公開番号】W WO2023077663
(87)【国際公開日】2023-05-11
【審査請求日】2024-04-01
(31)【優先権主張番号】202122674412.1
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】524113415
【氏名又は名称】シニアー フード カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SYNEAR FOOD CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room A22, No. 9-2, Liudong Road, Henan Pilot Free Trade Zone Zhengzhou Subzone (Jinshui) Zhengzhou, Henan, China
(73)【特許権者】
【識別番号】524113426
【氏名又は名称】チャンチー カイシン マシナリー マニュファクチャリング カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CHANGZHI KAIXING MACHINERY MANUFACTURING CO. LTD
【住所又は居所原語表記】No 191, Chengbei West Street (High-tech Development Zone Industrial Park) Changzhi, Shanxi, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン ウェイガン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ペン
(72)【発明者】
【氏名】リ チュアンイエ
(72)【発明者】
【氏名】シン ジアンウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ユイ ボー
(72)【発明者】
【氏名】スー ジシュー
【審査官】木村 麻乃
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第112021356(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113080215(CN,A)
【文献】中国実用新案第213344140(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23P 20/20
A21C 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワンタン閉合装置であって、互いに連携する第1の成形用爪と第2の成形用爪とを含み、前記第1の成形用爪と第2の成形用爪はそれぞれ、アーチ状プレートと、アーチ状プレートの一方の側の上部に設けられる連結部と、回転軸とを含み、前記連結部は回転軸の軸心から偏位して回転軸上に取付けられることを特徴とする、ワンタン閉合装置。
【請求項2】
閉合状態にあるときは、前記第1の成形用爪と第2の成形用爪のアーチ状プレートの先端部分が重なることを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項3】
回転軸を駆動して回転させるためのステッピングモータをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項4】
ステッピングモータと回転軸とを連結する一つのラックピニオン伝動ペアをさらに含み、ステッピングモータはラックを駆動して往復運動させ、ラックはピニオンを駆動して一つの成形用爪を帯動して動かすとともに、二つの成形用爪がピニオンの噛合によって連動して、一方が主動、他方が従動の開閉連携を形成することを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項5】
ステッピングモータと回転軸とを連結する二つのラックピニオン伝動ペアをさらに含み、ステッピングモータはラックを駆動して往復運動させ、二つのラックピニオンペアはそれぞれ、一つの成形用爪を帯動して動かし、二つの成形用爪が開閉連携を形成することを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項6】
前記ラックピニオン伝動ペアのピニオンは回転軸上に套設され、回転軸の下部には取付部が設けられ、取付部は回転軸と同軸に設けられ、取付部の底面には直線取付溝が設けられ、直線取付溝は成形用爪の連結部の取付に用いられ、直線取付溝と取付部の軸心との間隔は1~8mmであることを特徴とする、請求項4または5に記載のワンタン閉合装置。
【請求項7】
前記第1および第2の成形用爪と回転軸の軸心との偏位距離は、成形用爪の端部が衝突しないことを限度として、異なっていることを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項8】
前記のアーチ状プレートの厚みは上から下にかけて漸減することを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項9】
前記アーチ状プレートが食品グレードのプラスチックで作成されるか、またはアーチ状プレートの表面にテフロン層が一体的に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【請求項10】
二つの成形用爪の回転軸は半成形ワンタンの具の領域の上部境界両側の隅部に位置し、二つの成形用爪は回転軸の同一側に偏心して取付けられ、対称またはほぼ対称に設けられ、かつ成形用爪は初期位置にあるときに全体が半成形ワンタンの皮に対応することを特徴とする、請求項1に記載のワンタン閉合装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は食品加工の技術分野に属し、具体的にはワンタン閉合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
食品工場で製造される急速冷凍ワンタンは、機械による加工を採用して、生産効率を効果的に向上させ、製造コストを低下させ、生産量を向上させることが可能である。ワンタンの製造工程においては、閉合する工程がワンタンの成形形状を直接決定しているため、極めて重要である。
【0003】
登録番号CN210248150U、名称が「ワンタン成形装置」である中国専利、および登録番号CN213281309U、名称が「ワンタン閉合装置」である中国専利のいずれにも、二つの成形用爪を組み合わせて閉合することが記載されている。しかしながら、二つの成形用爪が皮を閉合する際に閉合箇所で生地の塊が形成され、外見のみならず食感にもある程度影響を与えてしまう。
【0004】
上記の問題に対し、公開番号CN113080215Aの中国専利には元宝ワンタンの成形方法が記載されている。当該方法では独立して駆動される左右の成形用爪を利用してワンタンを閉合、成形する。成形用爪が皮を閉合するときには、成形領域が部分的に積層され、皮が帯動されて積層されることにより、ワンタン成形において外見が良くなり、閉合箇所で生地の塊が発生することを防いでいる。しかしながら、その閉合プログラムは複雑で、デバイスへの要求が高く、一時停止などの協働プロセスが必要となる。一度ばらつきが出ると調整が極めて難しく、休止時間が長くなって高い生産ニーズを満たすことができない。閉合位置の積層効果を達成するためのさらなる設計の一部として、従来の直接駆動方式の場合は二つの成形用爪の初期位置が異なるように調整することによって積層閉合の目的を達成している。しかしながら上記の方法では閉合後のワンタンの縁部分が不揃いになり、外見への影響が大きく、製品が市場に受け入れられなくなる。そのため、現時点では機械加工によるワンタン閉合方法として満足のいく方法が存在しない。
【0005】
また、成形用爪を用いたワンタンの閉合には、成形用爪が皮を部分的に強く引っ張り、皮が破損しやすく、不適格品の比率が高いという問題も存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はワンタン閉合装置を提供する。当該装置は成形用爪による皮の摩損を減らして皮の完全性を保証し、成形プロセスにおける皮の破損率を減少させる。同時に、より簡単な方式で手の動きを模した積層閉合を実現し、閉合のプログラムの設定およびデバイスの複雑さを簡素化しており、工業性能を向上させるとともに、成形されたワンタンの外見を保証している。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の技術的解決手段は、ワンタン閉合デバイスであって、互いに連携する第1の成形用爪と第2の成形用爪とを含み、前記第1の成形用爪と第2の成形用爪はそれぞれ、アーチ状プレートと、アーチ状プレートの一方の側の上部に設けられる連結部と、回転軸とを含み、前記連結部は回転軸の軸心から偏位して回転軸上に取付けられる。
【0008】
閉合状態にあるときは、前記第1の成形用爪と第2の成形用爪のアーチ状プレートの先端部分が重なる。
【0009】
回転軸を駆動して回転させるためのステッピングモータをさらに含む。
【0010】
ステッピングモータと回転軸とを連結する一つのラックピニオン伝動ペアをさらに含み、ステッピングモータはラックを駆動して往復運動させ、ラックはピニオンを駆動して一つの成形用爪を帯動して動かすとともに、二つの成形用爪がピニオンの噛合によって連動して、一方が主動、他方が従動の開閉連携を形成する。
【0011】
ステッピングモータと回転軸とを連結する二つのラックピニオン伝動ペアをさらに含み、ステッピングモータはラックを駆動して往復運動させ、二つのラックピニオンペアはそれぞれ、一つの成形用爪を帯動して動かし、二つの成形用爪が開閉連携を形成する。
【0012】
前記ラックピニオン伝動ペアのピニオンは回転軸上に套設され、回転軸の下部には取付部が設けられ、取付部は回転軸と同軸に設けられ、取付部の底面には直線取付溝が設けられ、直線取付溝は成形用爪の連結部の取付に用いられ、直線取付溝と取付部の軸心との間隔は1~8mmである。
【0013】
前記第1および第2の成形用爪と回転軸の軸心との偏位距離は、成形用爪の端部が衝突しないことを限度として、異なっている。
【0014】
前記アーチ状プレートの厚みは上から下に向かって漸減する。
【0015】
前記アーチ状プレートが食品グレードのプラスチックで作成されるか、またはアーチ状プレートの表面にテフロン(登録商標)層が一体的に設けられている。
【0016】
二つの成形用爪の回転軸は半成形ワンタンの具の領域の上部境界両側の隅部に位置し、二つの成形用爪は回転軸の同一側に偏心して取付けられ、対称またはほぼ対称に設けられ、かつ成形用爪は初期位置にあるときに全体が半成形ワンタンの皮に対応する。
【発明の効果】
【0017】
本発明のワンタン閉合装置は以下の利点を有する:1.成形用爪を駆動回転軸上に偏心して設置する利点として、偏心して取付けられた後、成形用爪が皮を帯動する回転プロセスにおいて成形用爪が皮を部分的に引っ張ることを効果的に減少できる。従来の取付方式では回転軸に対応するねじれ点が存在し、当該箇所では成形用爪の回転プロセスにおいて皮が極めて破損しやすいという問題を解決することにより、製品の品質を向上させる;2.さらに、上記の偏心設置をより巧みに利用している。左右の成形用爪の回転軸の軸線からの偏心量が異なるように設置して、二つの成形用爪が交互に閉合するようにし、かつ衝突が生じないようにしている。かくして交互の閉合操作が簡略化され、特別な一時停止などの閉合プログラムの設定が不要となることにより、デバイスの駆動構造が簡略化されている。これにより駆動の形式の幅が広がり、実際の状況に応じて独立した駆動または連動した駆動を選択することができる;3.偏心設置により達成される閉合操作はさらに、成形用爪が初期閉合位置にあるときに対称の位置またはほぼ対称の状態を維持することを保証する。これにより閉合成形されたワンタンの縁部分が一定に保たれ、ワンタンの外見が保証される。
【0018】
本発明のデバイスは、半成形ワンタンを閉合し、皮の積層閉合を簡単な方式で実現する。従来の駆動方式の大部分に適用でき、過度のプログラム設定を必要とすることなく、ワンタンの皮の折り目および閉合部位の外見を保証しており、迅速かつ安定した高品質な食品生産を実現している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図4】
図4は本発明の成形用爪と回転軸の連結を示す正面図である。
【
図5】
図5は本発明の成形用爪と回転軸の連結を示す斜視図である。
【
図6】
図6は本発明の第1の成形用爪の取付部の構造を示す概略図である。
【
図7】
図7は本発明の第2の成形用爪の取付部の構造を示す概略図である。
【
図8】
図8は本発明の閉合デバイスの実施例1の構造を示す概略図である。
【
図9】
図9は本発明の閉合デバイスの実施例2の構造を示す概略図である。
【
図10】
図10は本発明の閉合デバイスの実施例3の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の以下の実施例において、ステッピングモータがラックピニオンペアをいかなる形式で駆動して往復運動させるかはいずれも従来技術であり(例えば、本実施例1および実施例2では、モータにより駆動される曲線溝が設けられたローラと振り子ロッド413とを用いて往復運動を実現している)、以下の実施例ではこれ以上説明しない。なお、本発明の解決手段は閉合のプロセスのみであり、閉合前後における成形用爪の上げ下げのプロセス、および半成形ワンタンの搬送などについてはいずれも従来技術である。本発明では詳細な記載や説明は行わない。
【0021】
実施例1
ワンタン閉合デバイスであって、互いに連携する第1の成形用爪と第2の成形用爪とを含む。
図1から
図3を参照すると、成形用爪は、アーチ状プレート102と連結部101とを含む。アーチ状プレート102の厚みは上から下に向かって漸減する。成形用爪が持ち上げられたときは、上部の厚い部分には相対的に大きな空間が残される。少し高さをあげることで、成形用爪はワンタンから離れ、成形用爪がスムーズに持ち上られることが保証される。粘着の発生を防ぎ、効率が向上する。連結部101はアーチ状プレート102の一方の側の上部に一体的に設けられる。成形用爪の形状は従来技術における各種のアーチ状爪を参照してよい。使用者は実際の状況に応じて、形状の具体的な曲率や、拡張連結部を有するか否かを定める。拡張連結部の傾きやアーチ状プレートと連結部の間の距離は、いずれもワンタンの成形形状に応じて調節してよい。
【0022】
図4から
図7を参照すると、回転軸は成形用爪と連結し、回転軸の下部には取付部201が設けられる。取付部201は回転軸と同軸に設けられる。取付部201は円柱形であり、底面には取付部201の軸心から偏位して取付直線取付溝が設けられ、側面には締結ネジ2011が設けられ、成形用爪の連結部101は取付溝内に設置されて締結ネジ2011により固定される。上述の取付方式の他に、溶接などの固定連結方式を用いてもよい。
【0023】
取付部201と成形用爪とは、いずれも食品グレードのプラスチックやスチールで作製されており、スチール製ではテフロン層が一体的に設けられることが好ましく、粘着防止に一層効果的である。
【0024】
第1の成形用爪と第2の成形用爪が閉合する際には、二つの成形用爪のアーチ状プレートの先端部分が積層的に設けられて、交互に閉合する。また、二つの成形用爪が重なって閉合しても衝突することのないように、成形用爪の二つの駆動モジュールにおける偏心量(連結部101から取付部201の軸心までの距離)を異ならせる。
図6、
図7を参照すると、具体的には、第1の成形用爪の回転軸の取付部の取付溝2012と第2の成形用爪の回転軸の取付部の取付溝2013は、両者の対応する取付部の中心の同じ側に位置し、第1の成形用爪の取付部の中心線とそれに対応する取付溝2012との距離である第1偏心量と、第2の成形用爪の取付部の中心線とそれに対応する右取付溝2013との距離である第2偏心量について、第1偏心量の値は第2偏心量より大きい。本実施例では第1偏心量は約5~8mm、第2偏心量は約1~4mmである。
【0025】
図8を参照すると、駆動方式はステッピングモータと一つのラックピニオン伝動ペアであり、ラックピニオン伝動ペアは若干の第1ピニオン421とラック423とを含む。ラックは若干の第2ピニオン422と連携し、ステッピングモータはラックを駆動して往復運動させる。第2ピニオン422は第2の成形用爪の回転軸上に套設され、第1の成形用爪上には第1ピニオン421が套設されている。第1ピニオンと第2ピニオンが噛合し、二つのピニオンが同期して二つの成形用爪を帯動して、一方が主動、他方が従動の開閉連携を形成する。
【0026】
作業のプロセスは以下のとおりである:各組の成形用爪の下方の対応する位置で、具を詰めたワンタンの皮が二つ折りにされ、成形用爪が下降してワンタンをプレスし、各組の二つの成形用爪が対向して回転し、折り畳まれたワンタンの皮の両端を積層して接着する。
【0027】
本実施例では本発明の閉合方法の構想の核心を充分に説明している。すなわち、回転軸上に偏心設置された成形用爪を巧みに利用して、皮の一部分の圧点に対する成形用爪の引っ張りを緩和して、皮の破損という問題を解決する。あわせて、偏心設置をさらに利用して、より一層踏み込んだ構造設計を行う。二つの成形用爪の取付偏心量が異なるように設置して、皮の閉合部位の積層を実現するプロセスの簡素化を達成しており、複雑な設置を要することなく積層閉合という目的の達成が可能となる。また、このプロセスにおいてワンタン閉合後の縁部分が一定に保たれ、成形用爪の駆動方式の自由度を一層向上させる。
【0028】
実施例2
本実施例の成形用爪の構造は実施例1と同様であって、単一の動力源で二つの成形用爪がそれぞれ駆動されるという駆動形式を採用している。一つのステッピングモータと二つのラックピニオン伝動ペアであり、第1および第2の成形用爪はそれぞれ1セットのラックピニオン伝動ペアを使用する。具体的には、
図9を参照すると、第2ピニオン422は第1ピニオン421より高く、両者は離間している。第1ピニオン421に対応する位置に下ラック426が設けられ、第2ピニオン422に対応する位置に上ラック427が設けられ、それぞれのラックに対応して1セットの振り子ロッドと曲線溝ローラが設けられて往復運動を実現する。2セットのローラは同一のステッピングモータの軸上に取付けられる。
【0029】
実施例3
本実施例は二つの動力源で二つの成形用爪がそれぞれ駆動されるという駆動形式を採用している。二つのステッピングモータと二つのモータ駆動用親ねじであり、第1および第2の成形用爪はそれぞれ1セットの独立したステッピングモータ駆動用の親ねじ414を用いて回転を実現する。具体的には、
図10を参照すると、第2ピニオン422は第1ピニオン421より高く、両者は離間している。第1ピニオン421に対応する位置に、下の第1親ねじ426が設けられ、第2ピニオン422に対応する位置に、上の第2親ねじ427が設けられる。このような態様では、二つの成形用爪と回転軸との偏心量を同じに設定してよい。偏心量のみを用いて皮の破損を防止すればよく、独立駆動で回転速度差を形成して、交互閉合を形成すればよい。実施例1、実施例2、実施例3で提供した三種類の駆動方式はすべて本発明の閉合デバイスに適合し、本発明の閉合デバイスの高い適応性と簡便性を体現している。
【0030】
以上、本発明について図面及び実施例を参照して詳細に説明したが、本発明の趣旨を逸脱することなく上記の実施例の具体的な各パラメータを変更して形成される複数の具体的な実施例が、いずれも本発明の通常のバリエーションの範囲であることは、当業者であれば理解可能である。ここではこれ以上詳述しない。
【符号の説明】
【0031】
連結部:101
アーチ状プレート:102
取付部:201
第1取付部:202
第2取付部:203
締結ねじ:2011
左取付溝:2012
右取付溝:2013
第1ピニオン:421
第2ピニオン:422
ラック:423
支持ロッド:425
下ラック:426
上ラック:427