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  • 特許-情報提供装置、システム及び方法 図1
  • 特許-情報提供装置、システム及び方法 図2
  • 特許-情報提供装置、システム及び方法 図3
  • 特許-情報提供装置、システム及び方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-10
(45)【発行日】2025-03-18
(54)【発明の名称】情報提供装置、システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20250311BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021069983
(22)【出願日】2021-04-16
(65)【公開番号】P2022164472
(43)【公開日】2022-10-27
【審査請求日】2023-12-28
(73)【特許権者】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】青木 由香
(72)【発明者】
【氏名】齋部 覚
(72)【発明者】
【氏名】北村 智子
(72)【発明者】
【氏名】仲西 拓也
(72)【発明者】
【氏名】國副 比菜乃
(72)【発明者】
【氏名】山崎 涼々
【審査官】佐藤 光起
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-134601(JP,A)
【文献】特開2011-257273(JP,A)
【文献】特開2020-107084(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択する映像選択部と、
選択した前記映像に含まれる人物を検出する人物検出部と、
検出した前記人物の属性を推定する属性推定部と、
推定した前記人物の属性に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定する属性傾向決定部と、
決定した前記属性傾向と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問するべき時をユーザに通知する案内処理部と、
を備えた情報提供装置。
【請求項2】
前記案内処理部は、
前記属性傾向決定部が決定した属性傾向に基づいて、文字情報又は音声情報によって、指定した前記地点を訪問するべき時を通知する、
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記案内処理部は、指定した前記地点までの予想所要時間を算出する、
請求項1又は2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択する映像選択手段と、
選択した前記映像に含まれる人物を検出する人物検出手段と、
検出した前記人物の属性を推定する属性推定手段と、
推定した前記人物の属性に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定する属性傾向決定手段と、
決定した前記属性傾向と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問するべき時をユーザに通知する案内処理手段と、
を備えた情報提供システム。
【請求項5】
ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択するステップと、
選択した前記映像に含まれる人物を検出するステップと、
検出した前記人物の属性を推定するステップと、
推定した前記人物の属性に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定するステップと、
決定した前記属性傾向と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問するべき時をユーザに通知するステップと、
を備えた情報提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末の普及に伴い、SNS(Social Networking Service)が頻繁に利用されている。SNSに投稿された情報は、例えば経路情報を案内するナビゲーションシステムや目的地の情報を提供するシステムにおいて利用されている。
【0003】
SNSに投稿された情報に基づいて、目的地の混雑度をユーザに提供するナビゲーションサービスに関する技術が開示されている。例えば、特許文献1には、目的地の施設の混雑度の変化を案内する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-177418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1において開示された技術では、目的地における時系列の混雑度合いを把握することができるが、どのような属性の人が多いなど、詳細な状況が把握できない。また、Webを用いて混雑度合い等の情報配信を行う施設もあるが、配信される情報は、時間差が大きいなど、実際の状況とは異なる情報が多くなる。例えば、ファミリー層の多い施設であっても、時間帯やイベントなどによっては、カップルが多くファミリーでの来訪が適切ではない場合もある。
【0006】
上述した点に鑑み、本開示において、指定された地点において設定されたユーザ属性に応じた適切な訪問時間帯を案内できる情報提供装置、システム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる情報提供装置は、ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択する映像選択部と、選択した前記映像に含まれる人物を検出する人物検出部と、検出した前記人物の属性を推定する属性推定部と、推定した前記人物の属性と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定する属性傾向決定部とを備える。
【0008】
本発明にかかる情報提供システムは、ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択する映像選択手段と、選択した前記映像に含まれる人物を検出する人物検出手段と、検出した前記人物の属性を推定する属性推定手段と、推定した前記人物の属性と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定する属性傾向決定手段と、を備える。
【0009】
本発明にかかる情報提供方法は、ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択するステップと、選択した前記映像に含まれる人物を検出するステップと、検出した前記人物の属性を推定するステップと、推定した前記人物の属性と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定するステップとを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明における情報提供装置及び方法によれば、指定された地点において、設定されたユーザ属性に応じた適切な訪問時間帯を案内できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明における実施形態1にかかる情報提供装置の構成図である。
図2】本発明における実施形態1にかかる指定された地点における適切な訪問時間帯の案内例を示す図である。
図3】本発明における実施形態1にかかる情報提供装置が行う、指定された地点における適切な訪問時間帯を案内する処理のフロー図である。
図4】本発明における実施形態2にかかる情報提供システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクション又は実施の形態に分割して説明する。ただし、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部又は全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む。)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0014】
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む。)についても同様である。
【0015】
<実施形態1>
本実施形態における情報提供装置10の構成を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態における情報提供装置10の構成図である。
【0016】
情報提供装置10は、SNSサーバ20と相互に通信可能である。SNSサーバ20は、情報提供装置10と通信可能なネットワーク上に設けられたサーバであってもよいし、各施設の公式サイトのサーバであってもよい。また、SNSサーバ20は1台であってもよく、複数台であってもよい。
【0017】
情報提供装置10は、入力部11、地点指定部12、ユーザ属性取得部13、映像選択部14、人物検出部15、属性推定部16、属性傾向決定部17及び案内処理部18を備える。
【0018】
情報提供装置10は、目的地や移動ルートをユーザに提供するナビゲーション装置としての態様を備えてもよい。また、情報提供装置10は、単一のサーバであってもよいし、複数のサーバを用いて各部の機能を分散させてもよい。
【0019】
入力部11は、地点指定部12及びユーザ属性取得部13に対して操作指示を行う。操作指示はキーボード及びタッチパネル等を用いた文字入力によるものでもよいし、マイク等を用いた音声入力によるものでもよい。
【0020】
地点指定部12は、ユーザが入力部11より入力した情報に基づいて、地点を指定する。入力した情報とは、例えば目的地の地点の緯度経度情報や施設名等、さまざまな情報であってもよい。なお、情報提供装置10は、地図データを備えた図示しない地図DBを備えてもよい。このとき、指定する地点は、地図上において選択される構成としてもよい。
【0021】
ユーザ属性取得部13は、ユーザが入力部11より入力した情報に基づいて、ユーザの属性を指定する。属性は、例えば、一人、子連れ家族、カップル、男女グループ、男性グループ及び女性グループ等、これらに限らず様々な属性であってもよい。属性の指定は、入力部11から都度入力する態様であってもよいし、予め登録する態様であってもよい。予め登録する場合、情報提供装置10は図示しない記憶部を備え、記憶部にユーザの属性を登録してもよい。
【0022】
映像選択部14は、ネットワークを通じて配信された、地点名や施設名に関する情報や緯度経度などの地点情報を例えばタグ情報として付与された映像の中から、地点指定部12において予め指定された地点と一致または類似する地点情報を有する映像を、SNSサーバ20から検索し選択する。映像選択部14は、映像に緯度経度情報が含まれている場合、指定された地点の緯度経度から所定範囲内の緯度経度情報を示す映像を検索し選択する。所定範囲内とは、指定された地点から例えば100m以内等、指定された地点の属性によって任意に設定してもよい。
【0023】
映像選択部14は、選択した映像のうち、地点を指定した時の所定期間の映像を選択する。所定期間の映像とは、例えば指定した時から1時間以内、日中、1週間以内等、指定した地点の属性によって任意に設定してもよい。また、選択する映像は、静止画像であっても動画像であってもよい。
【0024】
映像選択部14が選択する映像は、例えば、各施設の公式サイトで提供されているニュースの内容、ブログ等から選択したものであってもよい。また、映像選択部14が選択する映像は、ネットワークに接続されている定点カメラ等からのリアルタイム映像に基づくものであってもよい。すなわち、SNSサーバ20は、各施設が備えるサーバや、定点カメラの映像を配信するサーバであってもよい。なお、本実施形態において対象とするSNSの情報は、検索可能な多くの情報を対象としていることが好ましい。
【0025】
人物検出部15は、映像選択部14が選択した映像に含まれる人物を検出する。人物検出部15は、複数の人物が映像に含まれている場合、当該複数の人物を検出してもよい。映像選択部14が選択した映像のうち、人物が含まれていない映像は、人物検出部15の検出結果に基づいて、後述する属性推定部16の処理において人物の属性推定を行う対象から除外してもよい。
【0026】
属性推定部16は、人物検出部15が検出した人物の属性を推定する。属性の推定は、人物検出部15が検出した人物単独または複数人の属性を推定する。属性の推定は、様々な人物の状態(例えば、男性や女性などの性別、子供、若い、年配などの年代等)を学習させた人工知能を用いて人物検出部14で検出された人物の画像の特徴量から人物の属性を推定してもよい。属性推定部16は、検出した個人の人物属性を推定するとともに、検出した人物が所属する団体の属性も推定してもよい。属性推定部16は、例えば、個々の人同士の距離、会話しているか、目線や顔の向きなどから、一人であるかカップルまたは団体であるか団体の属性を推定してもよい。属性とは、例えば、男性や女性などの性別、子供、若い、年配などの年代等、様々な属性であってもよい。また、所属する団体の属性とは、例えば、一人、子連れ家族、カップル、男女グループ、男性グループ及び女性グループ等、様々な団体であってもよい。
【0027】
属性傾向決定部17は、複数の映像から属性推定部16が推定した人物の属性に基づいて、指定した地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定する。すなわち、属性傾向決定部17は、映像から検出した人物の属性の割合等を用いて、属性の傾向を決定する。人物属性の傾向は、例えば、家族連れが多い、カップルが多い、若いカップルが多い、団体が多い等、様々な傾向であってもよい。属性傾向決定部17は、指定した地点における人物の属性傾向を人工知能によって学習し、指定した地点における時間帯ごとの属性傾向情報を蓄積してもよい。
【0028】
案内処理部18は、属性傾向決定部17が決定した属性傾向と、予めユーザが設定したユーザ属性と、に基づいて、指定した地点を訪問するべき時をユーザに通知する通知部である。例えば、予め設定したユーザ属性が「ファミリー」であって、案内処理部18は、ファミリーが50%を超えた場合に「訪問するべき」と判断する場合を想定する。また、指定した地点を訪問する人物の属性傾向がファミリー、若いカップル、その他がそれぞれ60%、30%、10%であるとする。このとき、案内処理部18は、指定した地点を「訪問するべき」と判断する。
【0029】
案内処理部18が通知する、訪問するべき時は、具体的な時間帯や、季節など、様々な時であってもよい。案内処理部18が行う通知は、地図上に現在位置と、目的地における属性傾向を画面上に表示する態様であってもよい。このとき、現在位置の取得は、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを用いてもよい。属性傾向の通知例を、図2に示すが通知方法はこれに限らない。
【0030】
案内処理部18は、例えば、ユーザが子連れファミリーである場合、子連れファミリーが多い時間帯、またはカップルや団体が多い時間帯を避けた時間帯などを案内してもよい。このとき、案内処理部18が案内する態様は、例えば文字情報によって「この時間帯は子連れファミリーが多いです。」や、「今日はカップルが多いことが予測されますが、明日以降は子連れファミリーが多いと予測されます。」など、様々な態様であってもよい。
【0031】
また、案内処理部18は音声情報を出力する機能を備えてもよい。このとき、案内処理部18は、ユーザの属性と、属性傾向決定部17が決定した傾向を示す情報に基づいて、訪問時間帯を報知する音声情報を作成してもよい。さらに、案内処理部18は、指定した地点までの予想所要時間を算出し、指定した地点に適切な時間帯に到着するための出発予定情報も併せて案内してもよい。
【0032】
ここで、情報提供装置10が行う処理のフローについて、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態における情報提供装置10が行う、指定された地点における適切な訪問時間帯を通知する処理のフロー図である。
【0033】
まず、ユーザ属性取得部13は、ユーザが入力部11より入力した情報に基づいて、ユーザの属性を指定する。(ステップ101)。地点指定部12は、ユーザが入力部11より入力した情報に基づいて、地点を指定する(ステップ102)。映像選択部14は、地点指定部12において指定された地点の所定期間の映像を、SNSサーバ20から選択する(ステップ103)。人物検出部15は、映像選択部14が選択した映像に含まれる人物を検出する(ステップ104)。属性推定部16は、指定された地点における人物検出部15が検出した人物の属性を推定する(ステップ105)。属性傾向決定部17は、複数の映像から属性推定部16が推定した人物の属性と、予めユーザが設定したユーザ属性と、に基づいて、指定した地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定する(ステップ106)。案内処理部18は、属性傾向決定部17が決定した属性傾向に基づいて、指定した地点を訪問するべき時をユーザに通知する(ステップ107)。
【0034】
上述のとおり、本実施形態における情報提供装置10は、ユーザが指定した地点に関連する所定期間の静止画像や動画像をSNSサーバ20から取得する。人物検出部15は、取得した静止画像や動画像から人物を検出し、属性推定部16はその人物の属性を推定する。案内処理部18は、あらかじめ設定したユーザの属性と推定した人物属性に基づいて、ユーザに適切な訪問時間帯を案内する。
【0035】
そのため、情報提供装置10は、指定地点において設定されたユーザ属性に適切な訪問時間帯を案内できる。例えば、ユーザが子連れファミリーである場合、子連れファミリーが多い時間帯、またはカップルや団体が多い時間帯を避けた時間帯などを案内できる。
【0036】
<実施形態2>
本実施形態における情報提供システム1の構成を、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態にかかる情報提供システム1の構成図である。情報提供システム1は、処理装置10a、端末装置10b及びSNSサーバ20を備える。処理装置10a及び端末装置10bは相互に通信可能である。また、処理装置10a及びSNSサーバ20は相互に通信可能である。
【0037】
端末装置10bは、入力部11、地点指定部12、ユーザ属性取得部13及び案内処理部18を備える。処理装置10aは、映像選択部14、人物検出部15、属性推定部16及び属性傾向決定部17を備える。各部の機能は実施形態1と同じであるので、詳細な説明は省略する。処理装置10aは、例えば商業施設や事業体が保有するサーバなどの情報提供装置であってもよい。また、端末装置10bは、例えばユーザが用いるスマートフォン等の通信端末であってもよいがこれに限らず、様々な端末装置であってもよい。
【0038】
本実施形態における情報提供システム1によれば、ユーザは端末装置10bを用いることによって、時間や場所に限らずに指定された地点において設定されたユーザ属性に適切な訪問時間帯や、その時点の混雑度等の情報を取得することができる。
【0039】
<その他の実施形態>
本発明における情報提供装置10は、例えば、情報提供方法としての実施形態を備える。すなわち情報提供方法は、ネットワークを通じて配信された映像の中から、予め指定した地点に関する映像を選択するステップと、選択した前記映像に含まれる人物を検出するステップと、検出した前記人物の属性を推定するステップと、推定した前記人物の属性と、予め設定されたユーザ属性と、に基づいて、指定した前記地点を訪問する人物に関する時間帯ごとの属性傾向を決定するステップを備える。
【0040】
以上、図面を参照して、本開示の実施の形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 情報提供システム
10 情報提供装置
11 入力部
12 地点指定部
13 ユーザ属性取得部
14 映像選択部
15 人物検出部
16 属性推定部
17 属性傾向決定部
18 案内処理部
20 SNSサーバ
図1
図2
図3
図4