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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-10
(45)【発行日】2025-03-18
(54)【発明の名称】電気接続箱
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/16 20060101AFI20250311BHJP
   H05K 7/06 20060101ALI20250311BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20250311BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20250311BHJP
【FI】
H02G3/16
H05K7/06 C
H05K7/20 B
B60R16/02 610D
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021138136
(22)【出願日】2021-08-26
(65)【公開番号】P2022140229
(43)【公開日】2022-09-26
【審査請求日】2023-12-28
(31)【優先権主張番号】P 2021038630
(32)【優先日】2021-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】小牧 和也
【審査官】遠藤 尊志
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-284951(JP,A)
【文献】特開2006-217736(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/16
H05K 7/06
H05K 7/20
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端部に貫通孔を有し、該貫通孔を用いて電子部品にネジ止めされるバスバーを備える車両用の電気接続箱であって、
通電性を有し、前記バスバーの前記一端部に取り付けられ、前記電子部品から熱を吸収する熱吸収部材を備え、
前記熱吸収部材は、
前記貫通孔に対応する対応貫通孔と、
前記バスバーと係合する係合部とを有し、
前記バスバーと電気的に接続している電気接続箱。
【請求項2】
前記バスバーは前記係合部と係合する係合貫通孔を有する請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記係合部はフック形状をなす請求項1又は2に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記バスバーの辺縁には、前記係合部と係合する切り欠きが形成されている請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記熱吸収部材は、銅又はアルミニウムからなる請求項1から4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バスバーを備える車両用の電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、比較的大きな電流を導通させるためにバスバーを用いた回路を有する電気接続箱が車両に搭載されている。また、近年は、車両機能の拡大と共に、バスバーに流れる電流値も大きくなりつつある。
【0003】
特許文献1には、リレーと、該リレーに接続されたバスバーとを備え、該バスバーに放熱フィンを形成し、又は、前記バスバーに曲げ加工を施してシャーシと接触させることによって前記リレーで発生する熱を放熱する電源装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2014-79093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電気接続箱の電子部品には作動中に高い熱が発生するものが含まれる。斯かる電子部品で発生した熱は自部品の誤動作の原因になるうえに、周りの電子部品にも悪影響を与え得るので、抑制する必要がある。
【0006】
これに対して、特許文献1の電源装置では、電子部品(リレー)で発生した熱がバスバーを介して放熱されるものの、バスバーが放熱フィン又は屈曲部を有するのでバスバーの構造が複雑になるうえに、電子部品における熱上昇の抑制効果も十分ではない。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱吸収部材を用いて簡単、且つ効果的に電子部品での熱上昇を抑制しつつ、組み立ての作業性を高めることができる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る電気接続箱は、一端部に貫通孔を有し、該貫通孔を用いて電子部品にネジ止めされるバスバーを備える車両用の電気接続箱であって、前記一端部に取り付けられ、前記電子部品から熱を吸収する熱吸収部材を備え、前記熱吸収部材は、前記貫通孔に対応する対応貫通孔と、前記バスバーと係合する係合部とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、熱吸収部材を用いて簡単、且つ効果的に電子部品での熱上昇を抑制しつつ、組み立ての作業性を高めることができる電気接続箱を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1に係る電気接続箱を示す斜視図である。
図2】実施形態1に係る電気接続箱において、アッパーケースを省いた状態を示す斜視図である。
図3図2のIII-III線による部分的断面図である。
図4図3のIV-IV線による断面図である。
図5】実施形態1に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す図である。
図6】実施形態1に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す斜視図である。
図7図5のVII-VII線による矢視図である。
図8】実施形態2に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す図である。
図9】実施形態2に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す斜視図である。
図10図8のX-X線による矢視図である。
図11】実施形態3に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す図である。
図12】実施形態3に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す斜視図である。
図13】実施形態4に係る電気接続箱におけるバスバー及び熱吸収部材の位置関係を示す図である。
図14図13の矢印XIVによる矢視図である。
図15図14の熱吸収部材の位置をシフトさせた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0012】
(1)本開示の一態様に係る電気接続箱は、一端部に貫通孔を有し、該貫通孔を用いて電子部品にネジ止めされるバスバーを備える車両用の電気接続箱であって、前記一端部に取り付けられ、前記電子部品から熱を吸収する熱吸収部材を備え、前記熱吸収部材は、前記貫通孔に対応する対応貫通孔と、前記バスバーと係合する係合部とを有する。
【0013】
本態様にあっては、前記熱吸収部材の前記係合部が前記バスバーと係合した場合、前記対応貫通孔が前記バスバーの前記貫通孔と整合するので、前記熱吸収部材と前記バスバーとを同時に前記電子部品にネジ止めできる。
よって、前記熱吸収部材が速やかに前記電子部品から熱を吸収できるうえ、組み立ての作業性を高めることができる。
【0014】
(2)本開示の一態様に係る電気接続箱は、前記バスバーは前記係合部と係合する係合貫通孔を有する。
【0015】
本態様にあっては、前記熱吸収部材の前記係合部が前記バスバーの前記係合貫通孔に挿入されて係合する。この際、前記対応貫通孔が前記バスバーの前記貫通孔と整合するので、前記熱吸収部材と前記バスバーとを同時に前記電子部品にネジ止めできる。
よって、前記熱吸収部材が速やかに前記電子部品から熱を吸収できるうえ、組み立ての作業性を高めることができる。
【0016】
(3)本開示の一態様に係る電気接続箱は、前記係合部はフック形状をなす。
【0017】
本態様にあっては、前記係合部がフック形状をなすので、前記熱吸収部材の前記係合部が前記バスバーと係合した後、斯かる係合状態が解錠されることを未然に防止できる。
よって、組み立ての作業性を更に高めることができる。
【0018】
(4)本開示の一態様に係る電気接続箱は、前記バスバーの辺縁には、前記係合部と係合する切り欠きが形成されている。
【0019】
本態様にあっては、前記切り欠きが前記バスバーの辺縁に形成されており、前記熱吸収部材の前記係合部は前記切り欠きと係合する。
よって、作業者は容易に前記係合部を前記切り欠きと係合させることができ、組み立ての作業性を一層高めることができる。
【0020】
(5)本開示の一態様に係る電気接続箱は、前記熱吸収部材は、銅又はアルミニウムからなる。
【0021】
本態様にあっては、前記熱吸収部材が、銅又はアルミニウムのように熱伝導度が高い材料からなるので、前記電子部品から熱を速やかに吸収できる。
【0022】
[本発明の実施形態の詳細]
本発明をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。本開示の実施形態に係る電気接続箱を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0023】
以下においては、電子部品として、例えばリレーを収容する電気接続箱を例として本実施形態を説明する。
【0024】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る電気接続箱100を示す斜視図である。電気接続箱100は、電子部品を収容する収容筐体50を備えている。収容筐体50は、例えば金属又は樹脂からなり、後述するリレー10が収容されている。
【0025】
図2は、実施形態1に係る電気接続箱100において、アッパーケース51を省いた状態を示す斜視図である。
電気接続箱100では、収容筐体50が、リレー10が固定されるアッパーケース51と、アッパーケース51によって覆われる、ロウアーケース52とからなる。電気接続箱100は、例えば、EV(Electric Vehicle)の電池パックに取り付けられる。電気接続箱100は、ロウアーケース52の底板521がEVの電池パックと接触するように取り付けられる。
【0026】
リレー10は、後述の如く、アッパーケース51の天井板513に固定されている。天井板513と対向する、ロウアーケース52の底板521の内側面523の近傍にはバスバー11a,11bが設けられている。バスバー11a,11bの一部は、リレー10と内側面523との間に介在している。以下、便宜上、バスバー11a,11bをバスバー11とも称する。
【0027】
図3は、図2のIII-III線による部分的断面図であり、図4は、図3のIV-IV線による断面図である。
【0028】
リレー10は、例えば、車両を走行させる状態でON状態に切り換えられ、車両を走行させない状態ではOFF状態に切り換えられる。リレー10は、直方体の箱形状を有しており、リレー10の一面102がバスバー11(内側面523)と対向するように設けられている。
【0029】
また、リレー10では、一面102と反対側の他面104に2つの連設片106が設けられている(図2参照)。連設片106は、他面104において対向する2つの縁に夫々連設されている。2つの連設片106は、互いに対角線方向に設けられ、他面104の斯かる縁から他面104に沿って延設されている。連設片106には、厚み方向に連設片106を貫通する貫通孔108が形成されている。貫通孔108にボルト(図示せず)を挿通させて、例えばアッパーケース51の天井板513に設けられたネジ穴に螺合させることによって、リレー10がアッパーケース51に固定される。
【0030】
更に、リレー10は、矩形である一面102の4つの辺縁から夫々垂直に立ち上がる4つの側面を有しており、そのうち一つの側面107に、後述の如く、端子101が設けられている。即ち、一面102が内側面523と対向し、側面107が内側面523と交差するように、リレー10が設けられている。
【0031】
側面107は、天井板513及び底板521の対向方向(以下、縦方向と称する)を長手方向とする長方形である。側面107には、2つの端子101が設けられている。2つの端子101は、縦方向と交差する方向(以下、横方向と称する)に並設されている。2つの端子101はバスバー11a,11bと夫々接続されている。図3には、一つの端子101のみが表示されている。
【0032】
各端子101は円筒形状をなしており、大部分はリレー10の内部に埋設され、一端部のみが側面107から露出されている。各端子101の内周面にはネジ山が形成されている。
【0033】
また、リレー10の側面107において2つの端子101の間には、側面107から垂直に立ち上がる仕切板103が立設されている。2つの端子101は仕切板103によって仕切られている。仕切板103は略短冊状であり、縦方向に延びている。
【0034】
バスバー11は、例えば導電性が良い金属板からなる。リレー10の2つの端子101のうち、一方の端子101には、バスバー11aが接続されており、他方の端子101にはバスバー11bが接続されている。
【0035】
バスバー11aは、リレー10の一面102及び底板521の内側面523と対向する扁平部111aを有する。また、扁平部111aの対向する2つの辺縁には、縦方向に延びる接触部112a及び固定部113aが夫々連設されている。
【0036】
接触部112aは、縦方向を長手方向とする略長方形であり、リレー10の側面107に隣接して配置されている。接触部112aは、側面107に沿って延びており、縦方向の略中央部に貫通孔114aが形成されている。また、接触部112aには、扁平部111a寄りの端部に厚み方向に貫通する矩形貫通孔116a(係合貫通孔)が形成されている。
【0037】
固定部113aでは、端部が底板521と平行に屈曲しており、斯かる端部には貫通孔115a(図2参照)が形成されている。貫通孔115aを用いて、固定部113a(バスバー11a)がロウアーケース52に固定される。
【0038】
バスバー11bは、底板521の内側面523と対向する扁平部111bを有する。また、扁平部111bの対向する2つの辺縁には、縦方向に延びる接触部112b及び固定部113bが夫々連設されている。
【0039】
接触部112bは、縦方向を長手方向とする略長方形であり、リレー10の側面107に隣接して配置されている。接触部112bは、側面107に沿って延びており、縦方向の略中央部に貫通孔(図示せず)が形成されている。また、接触部112bには、扁平部111b寄りの端部に厚み方向に貫通する矩形貫通孔116b(係合貫通孔)が形成されている。
【0040】
また、固定部113bでは、端部が底板521と平行に屈曲しており、斯かる端部に貫通孔115b(図2参照)が形成されている。貫通孔115bを用いて、固定部113b(バスバー11b)がロウアーケース52に固定される。
【0041】
アッパーケース51の天井板513には、バスバー11を底板521側に押し付ける押し付け部13が突設されている。押し付け部13は、天井板513から縦方向に延びており、バスバー11aにおける扁平部111a、及び、バスバー11bにおける扁平部111bを底板521側に押し付けている。
【0042】
例えば、押し付け部13は、アッパーケース51と一体形成され、電気接続箱100の組み立て完了時に、押し付け部13の先端は、常に、扁平部111a,111bと接し、バスバー11a,11bを底板521側に押し付ける。
【0043】
ところで、リレー10では作動中に高い熱が発生する。斯かる熱は自部品の誤動作の原因になるのみではなく、リレー10周りの電気部品にも悪影響を与え得るので、抑制する必要がある。
【0044】
実施形態1に係る電気接続箱100では、いわゆるサーマルマス(熱を奪って蓄えること)又は熱容量を上げる別部材を用いてリレー10で発生する熱を吸収することによって分散させる。よって、簡単、且つ効果的にリレー10での熱上昇を抑制できる。斯かる別部材として、電気接続箱100では、図4の如く、リレー10とバスバー11との接続部に、熱吸収部材12a,12bが取り付けられている。即ち、バスバー11aには熱吸収部材12aが取り付けられており、バスバー11bには熱吸収部材12bが取り付けられている。以下、図に基づいて詳しく説明する。
【0045】
図5は、実施形態1に係る電気接続箱100におけるバスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す図であり、図6は、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す斜視図であり、図7は、図5のVII-VII線による矢視図である。図5図7においては、便宜上、バスバー11a及び熱吸収部材12aのみを示している。
【0046】
上述の如く、バスバー11aの接触部112aはリレー10の側面107に隣接して配置され、一面が側面107と対向している。接触部112aの他面に、熱吸収部材12aが取り付けられている。
【0047】
熱吸収部材12aは、例えばAl,Cu等の金属製の板材からなり、バスバー11aと同じ材料であっても良い。熱吸収部材12aは縦方向に延びる矩形の矩形板123aを有する。矩形板123aは、縦方向の寸法が接触部112aよりも短く、横方向の寸法が接触部112aよりも長い。矩形板123aは縦方向の略中央部に厚み方向に貫通する貫通孔122a(対応貫通孔)を有している。
【0048】
熱吸収部材12aでは、矩形板123aの両短辺のうち扁平部111a側の一短辺の略中央部に、接触部112aと係合する係合部121aが連設されている。係合部121aは縦断面視でL字形状をなしている。即ち、係合部121aは、短冊形状をなしており、先端部が接触部112a側に屈曲している。係合部121aの先端部は、接触部112aの矩形貫通孔116aと係合している。
【0049】
即ち、係合部121aの先端部は断面視矩形であり、接触部112aの矩形貫通孔116aは係合部121aの先端部に倣う形状を有している。図5図7に示すように、係合部121aの先端部が矩形貫通孔116aに挿入され、係合部121a(熱吸収部材12a)が接触部112aと係合する。
【0050】
これにより、接触部112aに対する熱吸収部材12aの位置が定められる。即ち、係合部121aが接触部112a(矩形貫通孔116a)と係合する場合、矩形板123aの他短辺が接触部112aの短辺と揃えられ、矩形板123aの貫通孔122aの位置が、接触部112aの貫通孔114aの位置と整合する(図5参照)。
【0051】
このように、矩形板123aの貫通孔122aと接触部112aの貫通孔114aとが整合している状態で、熱吸収部材12a及び接触部112a(バスバー11a)がボルト105によってリレー10にネジ止めされている(図3及び図4参照)。
【0052】
即ち、ボルト105を貫通孔122a及び貫通孔114aに挿通させて端子101と螺合させることによって熱吸収部材12a及び接触部112a(バスバー11a)が端子101に固定される。バスバー11aはリレー10の端子101と電気的に接続され、熱吸収部材12aはバスバー11aと圧接する。
【0053】
また、バスバー11bの接触部112bは一面が側面107と対向し、他面に熱吸収部材12bが取り付けられており、熱吸収部材12bは矩形板123bと係合部121bとを有している。図4に示すように、係合部121bの先端部が接触部112bの矩形貫通孔116bに挿入され、係合部121b(熱吸収部材12b)が接触部112bと係合している。この際、矩形板123bの貫通孔(図示せず)と接触部112bの貫通孔(図示せず)とが整合し、ボルト105を矩形板123bの前記貫通孔と接触部112bの前記貫通孔に挿通させて端子101と螺合させることによって熱吸収部材12b及び接触部112b(バスバー11b)がリレー10にネジ止めされている(図4参照)。
【0054】
熱吸収部材12a,12bが互いに略同じ形状を成しており、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係は、バスバー11b及び熱吸収部材12bの位置関係と同様であるので、熱吸収部材12bについての詳しい説明を省略する。
【0055】
以上のように、実施形態1に係る電気接続箱100では、リレー10とバスバー11との接続部にて、バスバー11aに熱吸収部材12aが取り付けられ、バスバー11bに熱吸収部材12bが取り付けられている。
【0056】
従って、通電時にリレー10にて発生する熱が素早く接触部112a,112bを介して熱吸収部材12a,12bに伝わり、吸収される。熱吸収部材12a,12bは、リレー10の熱を相当量蓄えることができ、リレー10の熱を分散させてリレー10及び接触部112a,112bの温度が過剰に上昇することを抑制できる。熱吸収部材12a,12bによって吸収された熱は熱吸収部材12a,12bの表面を介して空冷される。
【0057】
実施形態1に係る電気接続箱100の組み立ての際、作業者は、熱吸収部材12a,12bの係合部121a,121bを、それぞれ接触部112a,112bの矩形貫通孔116a,116bに挿入して係合させて、矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aを整合させ、矩形板123bの前記貫通孔及び接触部112bの前記貫通孔を整合させる。このような整合状態で、作業者は、矩形板123aの前記貫通孔及び接触部112aの前記貫通孔にボルト105を挿入して対応する端子101に螺合させ、また、矩形板123bの前記貫通孔及び接触部112bの前記貫通孔にボルト105を挿入して対応する端子101に螺合させる。
【0058】
この際、係合部121a,121bと矩形貫通孔116a,116bとが係合しているので、作業者がボルト105を回転させるとき、熱吸収部材12a,12bが共に回転すること、及び、斯かる回転によって熱吸収部材12a,12bの位置がずれることが事前に防止され、作業性を高めることができる。
【0059】
更に、熱吸収部材12a,12bの係合部121a,121bと、接触部112a,112bの矩形貫通孔116a,116bとの係合により、矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aが整合し、矩形板123bの前記貫通孔及び接触部112bの前記貫通孔が整合するので、交差が少なくなり、設計が容易である。
【0060】
上述の如く、熱吸収部材12a,12bによって吸収されたリレー10の熱は熱吸収部材12a,12bの表面を介して空冷される。従って、熱吸収部材12a,12bにおいて接触部112a,112bと接しない面に凹凸を形成しても良い。この場合、熱吸収部材12a,12bにおいて空気と触れる面積がより広くなるので、熱吸収部材12a,12bが蓄えている熱の空冷がより効率的に行われる。
【0061】
そして、以上においては、作動時に熱が発生する電子部品としてリレー10を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、半導体スイッチ等他の電子部品にも適用可能であることは言うまでもない。
【0062】
(実施形態2)
図8は、実施形態2に係る電気接続箱100におけるバスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す図であり、図9は、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す斜視図であり、図10は、図8のX-X線による矢視図である。図8図10においては、便宜上、バスバー11a及び熱吸収部材12aのみを示している。
【0063】
実施形態2に係る電気接続箱100は、実施形態1と同様、バスバー11a,11bを備えており、熱吸収部材12a,12bを備えている。熱吸収部材12a,12bが互いに略同じ形状を成しており、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係は、バスバー11b及び熱吸収部材12bの位置関係と同様であるので、以下においては、図8図10に基づいて、バスバー11a及び熱吸収部材12aを例に挙げて説明し、バスバー11b及び熱吸収部材12bについての説明を省略する。
【0064】
実施形態2に係る電気接続箱100においては、バスバー11aに、熱吸収部材12aと係合する係合孔117a(係合貫通孔)が形成されている。係合孔117aは、扁平部111aから接触部112aに亘って形成されている。即ち、扁平部111aにおける接触部112a寄りの端部から、接触部112aにおける扁平部111a寄りの端部まで、扁平部111a及び接触部112aの幅方向の中央部を略矩形状に切り欠いて係合孔117aが形成されている。また、実施形態1と同様、バスバー11aの接触部112aの他面に、熱吸収部材12aが取り付けられている。
【0065】
熱吸収部材12aは縦方向に延びる矩形の矩形板123aを有する。矩形板123aは、縦方向の寸法が接触部112aよりも短く、横方向の寸法が接触部112aよりも長い。矩形板123aは縦方向の略中央部に厚み方向に貫通する貫通孔122aを有している。
【0066】
また、熱吸収部材12aでは、矩形板123aの両短辺のうち扁平部111a側の一短辺の略中央部に、接触部112aと係合する係合部124aが連設されている。係合部124aは、短冊形状をなしており、端部が接触部112a側に屈曲し、フック形状をなしている(図10参照)。係合部124aの端部は、バスバー11aの係合孔117aと係合している。
【0067】
即ち、係合部124aの幅方向における係合部124aの端部の寸法が、接触部112aの幅方向における係合孔117aの寸法よりも小さく、図8図10に示すように、係合部124aの端部が係合孔117aに挿入され、係合部124a(熱吸収部材12a)が接触部112aと係合している。係合部124aの端部は、上述の如く、フック形状をなしているので、係合部124aの先端が接触部112aの一面側に引っかかる。
【0068】
このように、係合部124aが接触部112a(係合孔117a)と係合する場合、図8に示すように、矩形板123aの貫通孔122aの位置が、接触部112aの貫通孔114aの位置と整合する。また、熱吸収部材12aが接触部112aから離隔する方向に移動することが制限される。
【0069】
このように、矩形板123aの貫通孔122aと接触部112aの貫通孔114aとが整合している状態で、ボルト105を貫通孔122a及び貫通孔114aに挿通させて端子101と螺合させることによって熱吸収部材12a及び接触部112a(バスバー11a)が端子101に固定される(図4参照)。バスバー11aはリレー10の端子101と電気的に接続され、熱吸収部材12aはバスバー11aと圧接する。
【0070】
従って、実施形態2に係る電気接続箱100では、通電時にリレー10にて発生する熱が素早く接触部112aを介して熱吸収部材12aに吸収される。熱吸収部材12aはリレー10の熱を分散させてリレー10及び接触部112aの温度が過剰に上昇することを抑制できる。
【0071】
また、実施形態2に係る電気接続箱100の組み立ての際、作業者は、係合部124aを接触部112a(係合孔117a)に係合させて、矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aを整合させる。このような状態で、作業者は矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aにボルト105を挿入して端子101に螺合させる。
【0072】
この際、係合部124aと係合孔117aとが係合しているので、作業者がボルト105を回転させるとき、熱吸収部材12aが共に回転すること、及び、斯かる回転によって熱吸収部材12aの位置がずれることが事前に防止され、作業性を高めることができる。
【0073】
更に、実施形態2に係る電気接続箱100においては、上述の如く、係合部124aの端部がフック形状をなしているので、係合部124aが係合孔117aと係合する場合接触部112aに引っ掛かり、熱吸収部材12aが接触部112aから離隔する方向に移動することが制限される。よって、作業性を更に高めることができる。
【0074】
そして、実施形態2に係る電気接続箱100においては、熱吸収部材12a(係合部124a)と係合する係合孔117aが、扁平部111aから接触部112aに亘って広く形成されている。よって、作業者が係合部124aと係合孔117aとを係合させる際、係合孔117aへの係合部124aの挿入操作が容易になる。従って、作業性を一層高めることができる。
【0075】
以上においては、バスバー11a及び熱吸収部材12aを例に挙げて説明したが、バスバー11b及び熱吸収部材12bも同様な構成を有しており、同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0076】
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0077】
(実施形態3)
図11は、実施形態3に係る電気接続箱100におけるバスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す図であり、図12は、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す斜視図である。図11図12においては、便宜上、バスバー11a及び熱吸収部材12aのみを示している。
【0078】
実施形態3に係る電気接続箱100は、実施形態1と同様、バスバー11a,11bを備えており、熱吸収部材12a,12bを備えている。熱吸収部材12a,12bが互いに略同じ形状を成しており、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係は、バスバー11b及び熱吸収部材12bの位置関係と同様であるので、以下においては、図11図12に基づいて、バスバー11a及び熱吸収部材12aを例に挙げて説明し、バスバー11b及び熱吸収部材12bについての説明を省略する。
【0079】
実施形態3に係る電気接続箱100においては、バスバー11aに、熱吸収部材12aと係合する切り欠き118aが形成されている。切り欠き118aは、接触部112aの一方の長辺側の縁部において扁平部111a寄りの端部に形成されている。切り欠き118aは長方形であり、接触部112aの縁部から垂直に延びている。
また、実施形態1と同様、バスバー11aの接触部112aの他面に、熱吸収部材12aが取り付けられている。
【0080】
熱吸収部材12aは縦方向に延びる矩形の矩形板123aを有する。矩形板123aは、縦方向の寸法が接触部112aよりも短く、横方向の寸法が接触部112aよりも長い。矩形板123aは縦方向の略中央部に厚み方向に貫通する貫通孔122aを有している。
【0081】
また、熱吸収部材12aでは、矩形板123aの両短辺のうち扁平部111a側の一短辺の端部に、接触部112aと係合する係合部125aが連設されている。係合部125aは縦断面視でL字形状をなしている。即ち、係合部125aは、矩形状をなしており、先端部が接触部112a側に屈曲して接触部112aの切り欠き118aと係合している。
【0082】
即ち、係合部125aの先端部は断面視矩形であり、接触部112aの切り欠き118aは係合部125aの先端部に倣う形状を有している。図11図12に示すように、係合部125aの先端部が切り欠き118aに挿入され、係合部125a(熱吸収部材12a)が接触部112aと係合する。
【0083】
このように、係合部125aが接触部112a(切り欠き118a)と係合する場合、図11に示すように、矩形板123aの貫通孔122aの位置が、接触部112aの貫通孔114aの位置と整合する。
【0084】
このように、矩形板123aの貫通孔122aと接触部112aの貫通孔114aとが整合している状態で、ボルト105を貫通孔122a及び貫通孔114aに挿通させて端子101と螺合させることによって熱吸収部材12a及び接触部112a(バスバー11a)が端子101に固定される(図4参照)。バスバー11aはリレー10の端子101と電気的に接続され、熱吸収部材12aはバスバー11aと圧接する。
【0085】
従って、実施形態3に係る電気接続箱100では、通電時にリレー10にて発生する熱が素早く接触部112aを介して熱吸収部材12aに吸収され、リレー10及び接触部112aの温度が過剰に上昇することを抑制できる。
【0086】
また、実施形態3に係る電気接続箱100の組み立ての際、作業者は、係合部125aを接触部112a(切り欠き118a)に係合させて、矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aを整合させる。このような状態で、作業者は矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aにボルト105を挿入して端子101に螺合させる。
【0087】
この際、係合部125aと切り欠き118aとが係合しているので、作業者がボルト105を回転させるとき、熱吸収部材12aが共に回転すること、及び、斯かる回転によって熱吸収部材12aの位置がずれることが事前に防止され、作業性を高めることができる。
【0088】
そして、実施形態3に係る電気接続箱100においては、熱吸収部材12a(係合部125a)と係合する切り欠き118aが、接触部112aの長辺側縁部の端部に形成されている。よって、切り欠き118aの形成が容易である。また、作業者が係合部125aと切り欠き118aとを係合させる際、接触部112aの側面側から切り欠き118aへ係合部125aを挿入すれば良く、作業が容易になる。従って、作業性を一層高めることができる。
【0089】
以上においては、バスバー11a及び熱吸収部材12aを例に挙げて説明したが、バスバー11b及び熱吸収部材12bも同様な構成を有しており、同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0090】
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0091】
(実施形態4)
図13は、実施形態4に係る電気接続箱100におけるバスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係を示す図であり、図14は、図13の矢印XIVによる矢視図であり、図15は、図14の熱吸収部材12aの位置をシフトさせた状態を示す図である。図13図15においては、便宜上、リレー10、バスバー11a、熱吸収部材12a及び底板521の一部のみを示し、図14図15では、便宜上、ボルト105を省略している。
【0092】
実施形態4に係る電気接続箱100は、実施形態1と同様、バスバー11a,11bを備えており、熱吸収部材12a,12bを備えている。バスバー11a,11bが互いに略同じ形状を成し、熱吸収部材12a,12bも互いに略同じ形状を成しており、バスバー11a及び熱吸収部材12aの位置関係は、バスバー11b及び熱吸収部材12bの位置関係と同様である。よって、以下においては、図13図15に基づいて、バスバー11a及び熱吸収部材12aを例に挙げて説明し、バスバー11b及び熱吸収部材12bについての説明を省略する。
【0093】
実施形態4においては、バスバー11aは、リレー10よりも天井板513(図示せず)側に設けられている。バスバー11aは、実施形態1と同様、扁平部111a、接触部112a及び固定部113a(図示せず)を有しており、扁平部111aがリレー10の他面104及び天井板513の間に介在し、他面104と対向している。接触部112a及び固定部113aは扁平部111aの両端に連設され、夫々底板521に向かって延びている。
【0094】
接触部112aは、縦方向を長手方向とする略長方形であり、リレー10の側面107に隣接し、一面が側面107と対向している。接触部112aは、縦方向の略中央部に貫通孔114a(図14参照)が形成されている。接触部112aでは、底板521寄りの辺縁部に、後述する、底板521の係合条524と係合する2つの係合凹部119aが形成されている(図15参照)。各係合凹部119aは矩形であり、2つの係合凹部119aは所定間隔を隔てて形成されている。
また、実施形態1と同様、バスバー11aの接触部112aの他面に、熱吸収部材12aが取り付けられている。
【0095】
熱吸収部材12aは矩形の矩形板123aを有する。矩形板123aは、縦方向の寸法が接触部112aよりも短く、横方向の寸法が接触部112aよりも長い。矩形板123aは縦方向の略中央部に厚み方向に貫通する貫通孔122aを有している(図14参照)。また、矩形板123aでは、底板521寄りの辺縁部に、底板521の係合条524と係合する2つの係合凹部126aが形成されている(図14図15参照)。各係合凹部126aは矩形であり、2つの係合凹部126aは所定間隔を隔てて形成されている。熱吸収部材12a及び接触部112aの対向方向において、熱吸収部材12aの係合凹部126aの位置は、接触部112aの係合凹部119aの位置に対応している。
【0096】
更に、実施形態4においては、底板521の内側面523に、熱吸収部材12aの係合凹部126a及び接触部112aの係合凹部119aと係合する係合条524が2つ突設されている。各係合条524は、縦方向において熱吸収部材12aの係合凹部126a及び接触部112aの係合凹部119aと対応する位置に形成されており、熱吸収部材12a及び接触部112aの対向方向に沿って延びている。また、各係合条524は、断面視で略細長い短冊形状を成し、先端部に面取り処理が施されている。係合条524は底板521と一体形成されている。
【0097】
各係合条524が熱吸収部材12aの係合凹部126a及び接触部112aの係合凹部119aと係合する場合、図14に示すように、矩形板123aの貫通孔122aの位置が、接触部112aの貫通孔114aの位置と整合する。
【0098】
このように、矩形板123aの貫通孔122aと接触部112aの貫通孔114aとが整合している状態で、ボルト105を貫通孔122a及び貫通孔114aに挿通させてリレー10の端子101と螺合させることによって熱吸収部材12a及び接触部112a(バスバー11a)が端子101に固定される(図13参照)。バスバー11aはリレー10の端子101と電気的に接続され、熱吸収部材12aはバスバー11aと圧接する。
【0099】
従って、実施形態4に係る電気接続箱100では、通電時にリレー10にて発生する熱が素早く接触部112aを介して熱吸収部材12aに吸収され、リレー10及び接触部112aの温度が過剰に上昇することを抑制できる。
【0100】
また、実施形態4に係る電気接続箱100の組み立ての際、作業者は、各係合条524を熱吸収部材12aの係合凹部126a及び接触部112aの係合凹部119aに係合させる操作のみで、矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aを整合させることができる。よって、矩形板123aの貫通孔122a及び接触部112aの貫通孔114aにボルト105を挿入して端子101に螺合させる作業が容易になり、作業性を高めることができる。
【0101】
以上においては、バスバー11a及び熱吸収部材12aを例に挙げて説明したが、バスバー11b及び熱吸収部材12bも同様な構成を有しており、同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0102】
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0103】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0104】
10 リレー(電子部品)
11,11a,11b バスバー
12a,12b 熱吸収部材
13 押し付け部
50 収容筐体
51 アッパーケース
52 ロウアーケース
100 電気接続箱
101 端子
102 一面
103 仕切板
105 ボルト
107 側面
111a,111b 扁平部
112a,112b 接触部
114a 貫通孔
116a,116b 矩形貫通孔(係合貫通孔)
117a 係合孔(係合貫通孔)
118a 切り欠き
119a 係合凹部
121a,121b 係合部
122a 貫通孔(対応貫通孔)
123a,123b 矩形板
124a 係合部
125a 係合部
126a 係合凹部
513 天井板
521 底板
523 内側面
524 係合条
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15