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特許7648317コード巻き取りアセンブリ、作動システム及び窓シェード
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-10
(45)【発行日】2025-03-18
(54)【発明の名称】コード巻き取りアセンブリ、作動システム及び窓シェード
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/262 20060101AFI20250311BHJP
【FI】
E06B9/262
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2023551727
(86)(22)【出願日】2022-03-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-21
(86)【国際出願番号】 US2022022633
(87)【国際公開番号】W WO2022216501
(87)【国際公開日】2022-10-13
【審査請求日】2023-08-24
(31)【優先権主張番号】63/171,344
(32)【優先日】2021-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518290445
【氏名又は名称】テー ヨー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】フアン,チェン-フォン
(72)【発明者】
【氏名】フアン,チン-ティエン
【審査官】柿原 巧弥
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0144686(US,A1)
【文献】独国実用新案第202021100704(DE,U1)
【文献】独国特許発明第102009041699(DE,B3)
【文献】米国特許出願公開第2007/0089838(US,A1)
【文献】米国特許第06761203(US,B1)
【文献】特表2020-522626(JP,A)
【文献】特開2015-218567(JP,A)
【文献】特開2017-096060(JP,A)
【文献】米国特許第05515898(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/262
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
窓シェードのためのコード巻き取りアセンブリであって、
互いに反対にある第1の端部及び第2の端部と、該第1の端部と該第2の端部との間にある空洞とを有するハウジングと、
第1のサスペンションコードに接続される第1のスプール部及び第2のサスペンションコードに接続される第2のスプール部であって、該第1のスプール部及び該第2のスプール部は前記ハウジングの空洞内に配置されている、第1のスプール部及び第2のスプール部と、
前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部に回転可能に連結され、少なくとも前記ハウジングの第1の端部で前記ハウジングの外に延びるトランスミッションアクスルであって、該トランスミッションアクスルと、前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部とは、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部の周りにそれぞれ巻き取るための第1の方向と、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部からそれぞれ巻き出すための、該第1の方向とは反対の第2の方向とに、前記ハウジングに対して同時に回転可能である、トランスミッションアクスルと、
を含
前記第1のスプール部は、互いに対向する第1のスプール端部及び第2のスプール端部を有し、前記第2のスプール部は、互いに対向する第3のスプール端部及び第4のスプール端部を有し、前記第1のスプール部の第2のスプール端部は第1のフランジ構造を有し、前記第2のスプール部の第3のスプール端部は、該第1のフランジ構造と係合して、前記第1のスプール部を前記第2のスプール部に回転可能に係止させる第2のフランジ構造を有し、
前記トランスミッションアクスルは、前記第1のスプール部の第1のスプール端部及び第2のスプール端部を通り、前記第2のスプール部の第3のスプール端部及び第4のスプール端部を通って延びている、コード巻き取りアセンブリ。
【請求項2】
前記トランスミッションアクスル、前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部は、前記ハウジングに対して同じ枢動軸を中心に回転可能である、請求項1に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項3】
前記トランスミッションアクスルは、前記第1のスプール部の中空内部及び前記第2のスプール部の中空内部を通って配置されている、請求項1又は2に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項4】
前記トランスミッションアクスルは、前記ハウジングの第1の端部及び第2の端部で前記ハウジングの外に突出している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項5】
前記第1のサスペンションコードは、前記第2のスプール端部に隣接して前記第1のスプール部に固定され、前記第2のサスペンションコードは、前記第3のスプール端部に隣接して前記第2のスプール部に固定されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項6】
窓シェードのためのコード巻き取りアセンブリであって、
互いに反対にある第1の端部及び第2の端部と、該第1の端部と該第2の端部との間にある空洞とを有するハウジングと、
第1のサスペンションコードに接続される第1のスプール部及び第2のサスペンションコードに接続される第2のスプール部であって、該第1のスプール部及び該第2のスプール部は前記ハウジングの空洞内に配置されている、第1のスプール部及び第2のスプール部と、
前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部に回転可能に連結され、少なくとも前記ハウジングの第1の端部で前記ハウジングの外に延びるトランスミッションアクスルであって、該トランスミッションアクスルと、前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部とは、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部の周りにそれぞれ巻き取るための第1の方向と、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部からそれぞれ巻き出すための、該第1の方向とは反対の第2の方向とに、前記ハウジングに対して同時に回転可能である、トランスミッションアクスルと、
を含み、
前記第1のスプール部は、互いに反対にある第1のスプール端部及び第2のスプール端部を有し、前記第2のスプール部は、互いに反対にある第3のスプール端部及び第4のスプール端部を有し、前記第1のスプール部の第2のスプール端部は前記第2のスプール部の第3のスプール端部に隣接して配置され、前記第1のサスペンションコードは、前記第1のスプール部の第2のスプール端部に隣接して前記第1のスプール部に固定され、前記第2のサスペンションコードは、前記第2のスプール部の第3のスプール端部に隣接して前記第2のスプール部に固定されている、コード巻き取りアセンブリ。
【請求項7】
前記第1のスプール部の第2のスプール端部は第1のフランジ構造を有し、前記第2のスプール部の第3のスプール端部は、該第1のフランジ構造と係合して、前記第1のスプール部を前記第2のスプール部に回転可能に係止させる第2のフランジ構造を有する、請求項6に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項8】
前記トランスミッションアクスルは、前記第1のスプール部の第1のスプール端部及び第2のスプール端部を通り、前記第2のスプール部の第3のスプール端部及び第4のスプール端部を通って延びている、請求項6又は7に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項9】
窓シェードのためのコード巻き取りアセンブリであって、
互いに反対にある第1の端部及び第2の端部と、該第1の端部と該第2の端部との間にある空洞とを有するハウジングと、
第1のサスペンションコードに接続される第1のスプール部及び第2のサスペンションコードに接続される第2のスプール部であって、該第1のスプール部及び該第2のスプール部は前記ハウジングの空洞内に配置されている、第1のスプール部及び第2のスプール部と、
前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部に回転可能に連結され、少なくとも前記ハウジングの第1の端部で前記ハウジングの外に延びるトランスミッションアクスルであって、該トランスミッションアクスルと、前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部とは、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部の周りにそれぞれ巻き取るための第1の方向と、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部からそれぞれ巻き出すための、該第1の方向とは反対の第2の方向とに、前記ハウジングに対して同時に回転可能である、トランスミッションアクスルと、
を含み、
前記第1のスプール部は、互いに反対にある第1のスプール端部及び第2のスプール端部を有し、前記第2のスプール部は、互いに反対にある第3のスプール端部及び第4のスプール端部を有し、前記第1のスプール部の第2のスプール端部は前記第2のスプール部の第3のスプール端部に回転可能に係止され、前記トランスミッションアクスルは前記第1のスプール部の第1のスプール端部と回転可能に係合し、前記第2のスプール部の第4のスプール端部と回転可能に係合する、コード巻き取りアセンブリ。
【請求項10】
前記第1のスプール部の第2のスプール端部は第1のフランジ構造を有し、前記第2のスプール部の第3のスプール端部は、該第1のフランジ構造と係合して、前記第1のスプール部を前記第2のスプール部に回転可能に係止させる第2のフランジ構造を有する、請求項9に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項11】
前記トランスミッションアクスルは、前記第1のスプール部の第1のスプール端部及び第2のスプール端部を通り、前記第2のスプール部の第3のスプール端部及び第4のスプール端部を通って延びている、請求項9又は10に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項12】
前記第1のサスペンションコードは、前記第1のスプール部の第2のスプール端部に隣接して前記第1のスプール部に固定され、前記第2のサスペンションコードは、前記第2のスプール部の第3のスプール端部に隣接して前記第2のスプール部に固定されている、請求項9乃至11のいずれか一項に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項13】
窓シェードのためのコード巻き取りアセンブリであって、
互いに反対にある第1の端部及び第2の端部と、該第1の端部と該第2の端部との間にある空洞とを有するハウジングと、
第1のサスペンションコードに接続される第1のスプール部及び第2のサスペンションコードに接続される第2のスプール部であって、該第1のスプール部及び該第2のスプール部は前記ハウジングの空洞内に配置されている、第1のスプール部及び第2のスプール部と、
ギアトレーンを介して前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部に回転可能に連結され、少なくとも前記ハウジングの第1の端部で前記ハウジングの外に延びるトランスミッションアクスルであって、該トランスミッションアクスルと、前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部とは、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部の周りにそれぞれ巻き取るための第1の方向と、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードを前記第1のスプール部及び前記第2のスプール部からそれぞれ巻き出すための、該第1の方向とは反対の第2の方向とに、前記ハウジングに対して同時に回転可能である、トランスミッションアクスルと、
を含み、
前記ギアトレーンは第1のギア、第2のギア、第3のギア、第4のギア及び第5のギアを含み、該第1のギアは、該第1のギア及び前記第1のスプール部が第1の枢動軸を中心に同時に回転可能となるように前記第1のスプール部に回転可能に係止され、該第2のギアは、該第2のギア及び前記第2のスプール部が第2の枢動軸を中心に同時に回転可能となるように前記第2のスプール部に回転可能に係止され、該第3のギアは、該第3のギア及び前記トランスミッションアクスルが、前記第1の枢動軸及び前記第2の枢動軸と実質的に直交する第3の枢動軸を中心に同時に回転可能となるように前記トランスミッションアクスルに回転可能に係止され、該第4のギアは前記第1のギア及び前記第2のギアのそれぞれと噛み合い、該第5のギアは前記第1のギア及び前記第3のギアのそれぞれと噛み合う、コード巻き取りアセンブリ。
【請求項14】
前記第3のギアはベベルギアである、請求項13に記載のコード巻き取りアセンブリ。
【請求項15】
電気モーターユニットと、請求項1乃至14のいずれか一項に記載のコード巻き取りアセンブリとを含む作動システムであって、該電気モーターユニットは、前記コード巻き取りアセンブリの前記トランスミッションアクスルに連結されることにより、前記電気モーターユニットは前記トランスミッションアクスルを回転駆動するよう動作可能である、作動システム。
【請求項16】
ヘッドレール及びボトムレールと、
請求項15に記載の作動システムと、
を含む窓シェードであって、
前記作動システムは前記ヘッドレールに組み付けられ、前記第1のサスペンションコード及び前記第2のサスペンションコードは前記ボトムレールに固定されている、窓シェード。
【請求項17】
電気モーターユニットと、該電気モーターユニットの両側にそれぞれ配置される2つの請求項1乃至14のいずれか一項に記載のコード巻き取りアセンブリとを含み、該電気モーターユニットは、2つの前記コード巻き取りアセンブリのそれぞれのトランスミッションアクスルにそれぞれ連結されている、作動システム。
【請求項18】
窓シェードであって、
ヘッドレール、ボトムレール、該ヘッドレールと該ボトムレールとの間に配置される中間レール及び該ボトムレールと該中間レールとの間に配置されるシェード構造と、
請求項17に記載の作動システムと、
を含み、
前記作動システムは前記ヘッドレールに組み付けられ、2つの前記コード巻き取りアセンブリのうちの一方の第1のサスペンションコード及び第2のサスペンションコードは前記ボトムレールに固定され、2つの前記コード巻き取りアセンブリのうちの他方の第1のサスペンションコード及び第2のサスペンションコードは前記中間レールに固定されている、窓シェード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、その開示が参照により本願に組み込まれる、2021年4月6日に出願された米国仮特許出願第63/171344号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、窓シェードと、窓シェードで用いられるコード巻き取りアセンブリ及び作動システムとに関する。
【背景技術】
【0003】
市販の特定の窓シェードには、シェードの上げ下げを便利に行うことを可能にする電気モーターを備えたものがある。電気モーター及びその電源は、窓枠の上部に取り付けられるヘッドレール内に配置され得る。電気モーターは複数のコード巻き取りユニットに連結され、コード巻き取りユニットのそれぞれは、窓シェードの下部レールに固定される1つのサスペンションコードを有する。
【0004】
前述の構成はコンパクトでなく、これは、2つの調節可能なレールを含む窓シェード等の構造がより複雑な窓シェードには適していない。
【発明の概要】
【0005】
本願は、コンパクトで且つ設置が容易で、少なくとも前述の課題に対処可能な窓シェードのためのコード巻き取りアセンブリ及び作動システムを説明する。
【0006】
一態様によれば、窓シェードのためのコード巻き取りアセンブリは、ハウジングと、第1及び第2のサスペンションコードにそれぞれ接続される第1及び第2のスプール部と、トランスミッションアクスルとを含む。ハウジングは、互いに反対にある第1の端部及び第2の端部と、該第1の端部と該第2の端部との間にある空洞とを有する。第1及び第2のスプール部はハウジングの空洞内に配置されている。トランスミッションアクスルは第1及び第2のスプール部に回転可能に連結され、少なくともハウジングの第1の端部でハウジングの外に延び、トランスミッションアクスルと、第1及び第2のスプール部とは、第1及び第2のサスペンションコードを第1及び第2のスプール部の周りにそれぞれ巻き取るための第1の方向と、第1及び第2のサスペンションコードを第1及び第2のスプール部からそれぞれ巻き出すための、該第1の方向とは反対の第2の方向とに、ハウジングに対して同時に回転可能である。
【0007】
別の態様によれば、本願は、窓シェードのための作動システムを説明する。一実施形態によれば、窓シェードのための作動システムは、電気モーターユニットと、コード巻き取りアセンブリとを含み、該電気モーターユニットは、コード巻き取りアセンブリのトランスミッションアクスルに連結されることにより、電気モーターユニットはトランスミッションアクスルを回転駆動するよう動作可能である。一実施形態によれば、窓シェードはヘッドレール、ボトムレール及びヘッドレールに組み付けられる前記作動システムを含み、第1及び第2のサスペンションコードはボトムレールに固定されている。
【0008】
別の実施形態によれば、窓シェードのための作動システムは、電気モーターユニットと、該電気モーターユニットの両側にそれぞれ配置される2つのコード巻き取りアセンブリとを含み、電気モーターユニットは、2つのコード巻き取りアセンブリのそれぞれのトランスミッションアクスルにそれぞれ連結されている。一実施形態によれば、窓シェードは、ヘッドレール、ボトムレール、ヘッドレールとボトムレールとの間に配置される中間レール、ボトムレールと中間レールとの間に配置されるシェード構造及びヘッドレールに組み付けられる前述の作動システムを含み、2つのコード巻き取りアセンブリのうちの一方の第1のサスペンションコード及び第2のサスペンションコードはボトムレールに固定され、2つのコード巻き取りアセンブリのうちの他方の第1のサスペンションコード及び第2のサスペンションコードは中間レールに固定されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、窓シェードの一実施形態を示す斜視図である。
図2図2は、図1に示す窓シェードの分解図である。
図3図3は、窓シェード用のコード巻き取りアセンブリを示す斜視図である。
図4図4は、図3に示すコード巻き取りアセンブリの一部の構造の詳細を示す分解図である。
図5図5は、図3に示したコード巻き取りアセンブリのケーシング部における2つのスプール部の配置を示す斜視図である。
図6図6は、図3のコード巻き取りアセンブリにおける1つのスプール部とサスペンションコードとの接続を示す斜視図である。
図7図7は、図3に示すコード巻き取りアセンブリの下側に設けられた一部の構造詳の細を示す拡大図である。
図8図8は、単一のコード巻き取りアセンブリに連結された電気モーターユニットを含む作動システムの変形例を示す斜視図である。
図9図9は、窓シェード用のコード巻き取りアセンブリの変形構造を示す斜視図である。
図10図10は、図9に示すコード巻き取りアセンブリの一部の構造の詳細を示す分解図である。
図1図11は、図9のコード巻き取りアセンブリを含む窓シェードを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は窓シェード100の一実施形態を示す斜視図であり、図2は窓シェード100の分解図である。図1及び図2を参照して、窓シェード100は、ヘッドレール102、ボトムレール104、ヘッドレール102とボトムレール104との間に配置される中間レール106、ボトムレール104と中間レール106との間に配置されるシェード構造108及び作動システム110を含み得る。
【0011】
ヘッドレール102は窓枠の上部に取り付けられ、任意の所望の形状を有し得る。構造の一例によれば、ヘッドレール102は、窓シェード100の作動システム110を少なくとも部分的に受容するための空洞を含む細長い形状を有し得る。例えば、ヘッドレール102は、2つのエンドキャップ114で両端が閉じられた内部空洞を有するレール部112と、レール部112の前面に取り付けられるカバー116とを含み得る。
【0012】
ボトムレール104は、少なくとも2つのサスペンションコード118及び120でヘッドレール102から吊り下げることができ、2つのサスペンションコード118及び120は、ボトムレール104に固定される端部118A及び120Aをそれぞれ有し得る。構造の一例によれば、ボトムレール104は、シェード構造108の取り付け部を受容するように適合されたチャネルを有し得る。
【0013】
中間レール106は、ヘッドレール102とボトムレール104との間に配置でき、少なくとも2つの他のサスペンションコード118及び120でヘッドレール102から吊り下げることができ、他の2つのサスペンションコード118及び120は、中間レール106に固定される端部118B及び120Bをそれぞれ有し得る。中間レール106は、シェード構造108の取り付け部を受容するように適合されたチャネルを有する細長い形状を有し得る。さらに、中間レール106を介してボトムレール104に固定されるサスペンションコード118及び120の通過を容易にするために、複数のガイド要素122が中間レール106に設けられ得る。ガイド要素122は、中間レール106に取り付けられるグロメットを例示的に含み得る。
【0014】
シェード構造108はセル構造を例示的に有することができ、セル構造は、限定されないが、ハニカム構造を含み得る。しかしながら、シェード構造108は、ボトムレール104と中間レール106との間で展開及び折り畳み可能な任意の適切な構造を有し得ることが理解されよう。シェード構造108は、中間レール106及びボトムレール104にそれぞれ隣接して配置される2つの端部108A及び108Bを有する。例えば、シェード構造108の端部108Aは、中間レール106にシェード構造108の端部108Aを取り付けるために中間レール106と係合するストリップ124を備え、シェード構造108の他端部108Bは、同様にストリップ126を介してボトムレール104に取り付けられる。2つのエンドキャップ128は、中間レール106内でストリップ124を拘束するように中間レール106の両端をそれぞれ閉じることができ、2つのエンドキャップ130は、ボトムレール104内でストリップ126を拘束するためにボトムレール104の両端をそれぞれ閉じ得る。
【0015】
図1及び図2を参照して、ボトムレール104及び中間レール106のそれぞれは、窓シェード100を所望の構成に設定するために、ヘッドレール102に対して独立して垂直に移動可能である。例えば、ボトムレール104は、シェード構造108を広げるためにヘッドレール102及び中間レール106から離れるように下げられ得るか又はシェード構造108を折り畳むためにヘッドレール102及び中間レール106の方に上げられ得る。さらに、ボトムレール104及び中間レール106は、ヘッドレール102と中間レール106との間で光を通過させるための間隙を形成するためにヘッドレール102から離れるよう下げられ得る。ヘッドレール102に対するボトムレール104の垂直位置及び中間レール106の垂直位置は、作動システム110によって制御され得る。
【0016】
図1及び図2を参照すると、作動システム110はヘッドレール102に組み付けられ、調整のためにボトムレール104及び中間レール106をヘッドレール102に対して変位させるように動作可能である。作動システム110は2つのコード巻き取りアセンブリ132A及び132B、電気モーターユニット134及び電源136を含み得る。コード巻き取りアセンブリ132Aは、ボトムレール104を昇降するためにボトムレール104に連結される2つのサスペンションコード118、120を巻き取り及び巻き出しするように動作可能である。コード巻き取りアセンブリ132Bは、中間レール106を昇降するために中間レール106に連結された他の2つのサスペンションコード118、120を巻き取り及び巻き出しするように動作可能である。
【0017】
電気モーターユニット134は、2つのコード巻き取りアセンブリ132A、132Bのそれぞれに連結され、電源136に電気的に接続可能である。電気モーターユニット134は、2つのコード巻き取りアセンブリ132A、132Bのそれぞれを独立して駆動するように動作可能である。例えば、電気モーターユニット134は、2つのコード巻き取りアセンブリ132A、132Bにそれぞれ連結される2つのモーターを含んでもよく、2つのモーターのそれぞれは、2つのコード巻き取りアセンブリ132A、132Bの対応する1つを駆動するように独立して動作可能である。電源136は、電気モーターユニット134に電気的に接続でき、電気モーターユニット134を動作させるための電力を供給できる。構造の一例によれば、電源136はバッテリケース138及び電源アダプタ140を含み得る。バッテリケース138は1つ以上のバッテリセルを受容するように構成され、電気モーターユニット134に電気的に接続又は切断できる。電源アダプタ140はコンセントに差し込むことができ、電気モーターユニット134と電気的に接続又は切断できる。電気モーターユニット134はバッテリケース138の電池セルから又はコンセントに接続された電源アダプタ140を介して給電できる。
【0018】
図2を参照して、2つのコード巻き取りアセンブリ132A及び132Bは、電気モーターユニット134の両側にそれぞれ配置できる。図2に関連して、図3は、窓シェード用のコード巻き取りアセンブリ132を示す斜視図であり、図4は、コード巻き取りアセンブリ132の一部の構造の詳細を示す分解図である。図2図4を参照して、2つのコード巻き取りアセンブリ132A及び132Bのそれぞれは、図3及び図4に示すコード巻き取りアセンブリ132と同じ構成を有することができる。コード巻き取りアセンブリ132は、ハウジング142と、サスペンションコード118に接続されるスプール部144と、サスペンションコード120に接続されるスプール部146と、2つのスプール部144及び146に回転可能に連結されるトランスミッションアクスル148とを含み得る。
【0019】
ハウジング142は、ハウジング142の両端142A及び142Bの間に位置し、2つのスプール部144及び146を受容するように構成された空洞を少なくとも部分的に画定するために、互いに固定接続可能な2つのケース部150A及び150Bを含み得る。ハウジング142は、ハウジング142に対して枢動軸154を中心に回転するよう2つのスプール部144及び146を支持可能な複数の取り付け面152を含み得る。図5は、ケース部150Aに設けられた取り付け面152に配置された2つのスプール部144及び146を示す斜視図である。
【0020】
構成の一例によれば、2つのスプール部144及び146は、ハウジング142内で互いに隣接して配置可能な2つの独立した部品として設けられ得る。例えば、スプール部144は、軸方向に対向する2つのスプール端部144A及び144Bを有し、スプール端部144Bはフランジ構造156Aを有し、スプール部146は、軸方向に対向する2つのスプール端部146A及び146Bを有し、2つのスプール部144及び146は、2つのフランジ構造156A及び156Bが互いに係合してハウジング142内に配置され、2つのスプール部144及び146は互いに回転ロックされ、枢動軸154を中心に同時に回転できる。前述の構造は2つのスプール部144及び146の組み立てを促進し得る。しかしながら、2つのスプール部は単一の部品として一体的に形成され得ることが理解されよう。
【0021】
サスペンションコード118は、スプール端部144Bに隣接するスプール部144に固定でき、サスペンションコード120は、スプール端部146Aに隣接するスプール部146に固定できる。図6に示すように、スプール部144の外面はスプール端部144Bに隣接する開口158を有することができ、開口158を介してサスペンションコード118の端部を取り付けることにより、サスペンションコード118をスプール部144に固定できる。サスペンションコード120は同様にスプール部146に固定できる。サスペンションコード118は、ハウジング142の端部142Aで外側に延び、サスペンションコード120は、ハウジング142の反対側の端部142Bで外側に延びるように配置され得る。
【0022】
トランスミッションアクスル148は、トランスミッションアクスル148及び2つのスプール部144及び146がハウジング142に対して同一の枢動軸154を中心に同時に回転できるように、2つのスプール部144及び146に回転可能に連結され、枢動軸154はトランスミッションアクスル148の長手軸に対応する。例えば、スプール部144のスプール端部144Aは、スプール部144の中空内部に接続される正方形又は長方形の孔を備える連結部160を有することができ、スプール部146のスプール端部146Bは、同様に、スプール部146の中空内部に接続される正方形又は長方形の孔を備える連結部164を有し得る。トランスミッションアクスル148は、連結部160及び164に設けられる孔と一致する断面形状を有し得る。トランスミッションアクスル148は、スプール部144の中空内部及びスプール部146の中空内部を介して配置でき、2つの連結部160及び164を介してそれぞれ2つのスプール部144及び146に回転可能に連結できる。組み立て後、トランスミッションアクスル148は、スプール部144の2つのスプール端部144A及び144Bと、スプール部146の2つのスプール端部146A及び146Bとを通って延び、両端142A及び142Bでハウジング142の外部に突出し得る。トランスミッションアクスル148及び2つのスプール部144及び146はハウジング142に対して、2つのサスペンションコード118及び120を2つのスプール部144及び146の周りにそれぞれ巻き付ける第1の方向と、2つのサスペンションコード118及び120を2つのスプール部144及び146からそれぞれ巻き出す、第1の方向と反対の第2の方向とに枢動軸154を中心に同時に回転できる。
【0023】
図4及び図7を参照して、コード巻き取りアセンブリ132は、両端142A及び142Bに隣接してハウジング142にそれぞれ取り付けられる2つのコードガード168及び170をさらに含むことができる。コードガード168は、サスペンションコード118がハウジング142から出る位置でサスペンションコード118と接触可能であり、コードガード170はサスペンションコード120がハウジング142から出る位置でサスペンションコード120と接触可能である。2つのコードガード168及び170は保護を提供でき、2つのサスペンションコード118及び120の通過を促進できる。
【0024】
図2図7を参照して、2つのコード巻き取りアセンブリ132A及び132Bのそれぞれはコード巻き取りアセンブリ132と同じ構造を有することができ、電気モーターユニット134は、コード巻き取りアセンブリ132Aのトランスミッションアクスル148及びコード巻き取りアセンブリ132Bのトランスミッションアクスル148に両側でそれぞれ連結できる。これにより、電気モーターユニット134は、コード巻き取りアセンブリ132A及び132Bのそれぞれのトランスミッションアクスル148を回転駆動して、ボトムレール104及び中間レール106を所望に動かすことができる。組み立て後、コード巻き取りアセンブリ132Aの2つのサスペンションコード118及び120のうちの1つは、ヘッドレール102に沿って電気モーターユニット134及びコード巻き取りアセンブリ132Bを越えて延びることができるため、コード巻き取りアセンブリ132Aの2つのサスペンションコード118及び120は、ボトムレール104に連結するために電気モーターユニット134の両側でそれぞれ延びることができる。コード巻き取りアセンブリ132Bの2つのサスペンションコード118及び120は、中間レール106に連結するために同様に配置できる。
【0025】
図1及び図2は、それぞれボトムレール104及び中間レール106に連結された2つのコード巻き取りアセンブリ132A及び132Bを有する例を示すが、コード巻き取りアセンブリ132の構成は図示の適用例に限定されないことが理解されよう。図8は、電気モーターユニット134が中間レールを持たない窓シェードのボトムレールに連結され得る1つの単一コード巻き取りアセンブリ132にされ得る、作動システムの変形例を示す斜視図である。したがって、コード巻き取りアセンブリ132は様々な窓シェードでの使用に好適であり得る。
【0026】
図9は、窓シェード用のコード巻き取りアセンブリ232の変形構造を示す斜視図であり、図10はコード巻き取りアセンブリ232の分解図である。図9及び図10を参照して、コード巻き取りアセンブリ232は、ハウジング242、(図10に2点鎖線で示す)サスペンションコード118に接続されるスプール部244、(図10に2点鎖線で示す)サスペンションコード120に接続されるスプール部246及び2つのスプール部244及び246に回転可能に連結されたトランスミッションアクスル248を含み得る。
【0027】
ハウジング242は、ハウジング242の両端242A及び242Bの間に位置し、2つのスプール部244及び246を受容するように適合された空隙を少なくとも部分的に画定するために、互いに固定接続可能な2つのケース部250A及び250Bを含み得る。
【0028】
スプール部244は、スプール部244がハウジング242に対して枢動軸252Aを中心に回転可能になるように、枢動軸252を中心にハウジング242に枢動可能に接続できる。スプール部246は、スプール部246がハウジング242に対して枢動軸254Aを中心に回転可能になるように、枢動軸254を中心にハウジング242に枢動可能に接続でき、枢動軸252A及び254Aは互いに平行で且つ離隔されている。トランスミッションアクスル248は、枢動軸252A及び254Aと実質的に直交する枢動軸256Aを中心にハウジング242に対して回転可能に配置され、枢動軸256Aはトランスミッションアクスル248の長手軸に対応する。例えば、トランスミッションアクスル248は、枢動軸256Aを中心に回転するためにハウジング242に組み付けられる連結部256に接続される端部を有し得る。連結部256はハウジング242の端部242Aに隣接して配置でき、トランスミッションアクスル248を連結部256に回転可能に連結するためにトランスミッションアクスル248の端部が係合する正方形又は長方形の孔を例示的に有し得る。組み立て後、トランスミッションアクスル248は、端部242Aでハウジング242の外に延び得る。スプール部244に接続されるサスペンションコード118は、端部242Aでハウジング242の外に延びるように配置され、スプール部246に接続されるサスペンションコード120は、反対の端部242Bでハウジング242の外に延びるように配置され得る。
【0029】
図9及び図10を参照して、トランスミッションアクスル248は、複数のギア262、264、266、268及び270を含み得るギアトレーン260を介して2つのスプール部244及び246に回転可能に連結されている。ギア262は、ギア262及びスプール部244がハウジング242に対して枢動軸252Aを中心に同時に回転可能となるように、スプール部244に回転可能に固定されている。ギア264は、ギア264及びスプール部246がハウジング242に対して枢動軸254Aを中心に同時に回転可能となるようにスプール部246に回転可能に固定されている。ギア266は連結部256に固定接続されているため、ギア266及びトランスミッションアクスル248がハウジング242に対して枢動軸256Aを中心に同時に回転可能になるようにトランスミッションアクスル248に回転可能に固定されている。構成の一例によれば、ギア266はベベルギアであり得る。ギア268は、枢動軸272Aを中心として枢動可能にハウジング242に接続され、それぞれギア262、264と噛み合っている。ギア270は、枢動軸274Aを中心に枢動可能にハウジング242に接続され、それぞれギア262、266と噛み合っている。ギアトレーン260は、2つのスプール部244、246がトランスミッションアクスル248によって駆動され、サスペンションコード118、120をそれぞれ巻き取るための1つの方向(例えば、時計回り方向及び反時計回り方向のうちの)と、サスペンションコード118、120をそれぞれ巻き出すための他方の方向(例えば、時計回り方向及び反時計回り方向のうちの他方)とに同時に回転可能に構成されている。したがって、トランスミッションアクスル248及び2つのスプール部244、246は、2つのサスペンションコード118、120をそれぞれ巻き取り、巻き出すためにハウジング242に対して同時に回転できる。
【0030】
図9及び図10を参照して、ハウジング242は、サスペンションコード118、120をハウジング242に通すのをガイドするための複数のコードガイド276をさらに備え得る。コードガイド276の例は、限定されないがプーリを含む。
【0031】
図9及び図10に関連して、図11は、前述のコード巻き取りアセンブリ232と同じ構造を有する2つのコード巻き取りアセンブリ232A及び232Bを用いる窓シェード100を示す斜視図である。図9図11を参照して、作動システム110はヘッドレール102に組み付けられ、ヘッドレール102に対してボトムレール104及び中間レール106を変位させるように動作可能である。図11に示す作動システム110は、2つのコード巻き取りアセンブリ132A及び132Bが2つのコード巻き取りアセンブリ232A及び232Bに置き換えられることを除いて、図2に示す以前の実施形態の構成と概ね同様であり得る。2つのコード巻き取りアセンブリ232A及び232Bのそれぞれは、図9及び10を参照して前述したコード巻き取りアセンブリ232と同じ構成を有し、コード巻き取りアセンブリ232Aの2つのサスペンションコード118及び120はボトムレール104に連結でき、コード巻き取りアセンブリ232Bの2つのサスペンションコード118及び120は中間レール106に連結できる。電気モーターユニット134は、コード巻き取りアセンブリ232Aのトランスミッションアクスル248及びコード巻き取りアセンブリ232Bのトランスミッションアクスル248にそれぞれ両側で連結できる。これにより、電気モーターユニット134は、コード巻き取りアセンブリ232A及び232Bのそれぞれはトランスミッションアクスル248を回転駆動して、ボトムレール104及び中間レール106を所望に回転移動させるように動作可能である。
【0032】
本願で説明した構造の利点は、コンパクトで、窓シェードの作動システムに容易に取り付けられるモジュールとして用いることができるコード巻き取りアセンブリを提供する能力を含む。
【0033】
構造の実現は、特定の実施形態の文脈でのみ説明されている。これらの実施形態は、例示的なものであって、限定的なものではない。多くの変形、修正、追加及び改良が可能である。したがって、本願で単一のインスタンスとして説明したコンポーネントに対して複数のインスタンスが提供され得る。例示的な構成で個別のコンポーネントとして提示される構造及び機能は、組み合わされた構造又はコンポーネントとして実施され得る。これら及び他の変形、修正、追加及び改良は、以下の特許請求の範囲に含まれる。
図1
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