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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-10
(45)【発行日】2025-03-18
(54)【発明の名称】作業車
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/02 20060101AFI20250311BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20250311BHJP
   B62D 49/00 20060101ALI20250311BHJP
   A01B 69/00 20060101ALI20250311BHJP
【FI】
B60R16/02 620Z
B60R11/02 A
B62D49/00 N
A01B69/00 303M
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2023076555
(22)【出願日】2023-05-08
(62)【分割の表示】P 2022078251の分割
【原出願日】2018-12-20
(65)【公開番号】P2023087096
(43)【公開日】2023-06-22
【審査請求日】2023-06-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】三崎 真志
【審査官】神田 泰貴
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-002874(JP,A)
【文献】特開2018-129654(JP,A)
【文献】ロシア国特許発明第2165595(RU,C1)
【文献】実開昭51-091653(JP,U)
【文献】特開2004-204908(JP,A)
【文献】特開2017-106610(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/02
B60R 11/02
F16B 5/00 - 5/12
B62D 49/00
A01B 69/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転部を覆うキャビンと、
衛星からの位置情報を受信する受信装置と、
前記受信装置を支持するステーと、を備え、
前記受信装置は、前記キャビンのルーフの上方に配置され、かつ、前記ステーを介して前記キャビンのキャビンフレームに支持されており、
前記ステーは、前記ルーフの前部を上方から機体左右方向に跨ぐ長手部材を有し、
前記長手部材に、前記受信装置が支持され、
前記長手部材は、機体左右方向に直線状に延びる第一部分と、前記第一部分の左端部から下方に延びる第二部分と、前記第一部分の右端部から下方に延びる第三部分と、を有し、
前記受信装置と制御装置とをつなぐハーネスは、機体前後方向において、前記第一部分の後ろ側部分に沿って配策され、かつ、機体前後方向において、前記第一部分の前方を覆わないように前記第一部分の後ろ側部分に固定されている固定具により前記第一部分の後ろ側部分に固定される作業車。
【請求項2】
運転部を覆うキャビンと、
衛星からの位置情報を受信する受信装置と、
前記受信装置を支持するステーと、を備え、
前記受信装置は、前記キャビンのルーフの上方に配置され、かつ、前記ステーを介して前記キャビンのキャビンフレームに支持されており、
前記ステーは、前記ルーフの前部を上方から機体左右方向に跨ぐ長手部材を有し、
前記長手部材に、前記受信装置が支持され、
前記長手部材は、機体左右方向に直線状に延びる第一部分と、前記第一部分の左端部から下方に延びる第二部分と、前記第一部分の右端部から下方に延びる第三部分と、を有し、
前記受信装置と制御装置とをつなぐハーネスは、機体前後方向において、前記第一部分の後ろ側部分に沿って配策され、かつ、前記第一部分の後ろ側部分に固定され、
前記第一部分には、前記ハーネスを覆うカバーが設けられ、
前記ハーネスは、前記カバーを介して前記第一部分の後ろ側部分に固定されている作業車。
【請求項3】
前記ハーネスは、前記ルーフの内部まで延びている請求項1又は2に記載の作業車。
【請求項4】
前記ハーネスは、前記受信装置の側面から引き出されている請求項1から3のいずれか1項に記載の作業車。
【請求項5】
前記ハーネスは、前記長手部材における前記キャビンフレームに固定される被固定部に固定されている請求項1に記載の作業車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛星からの位置情報を受信する受信装置を備えている作業車に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような作業車として、例えば、特許文献1に記載の作業車が既に知られている。特許文献1に記載の作業車には、運転部を覆うキャビン(文献では「キャビン〔4〕」)と、衛星からの位置情報を受信する受信装置(文献では「アンテナユニット〔61〕」)と、が備えられている。特許文献1に記載の作業車では、衛星からの位置情報を良好に受信するために、受信装置がキャビンのルーフの上面部に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-114924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の作業車では、受信装置を取り付け可能なルーフ(専用ルーフ)が必要になり、受信装置の支持構造が大掛かりになってしまう。また、この場合、ルーフに孔をあける加工が必要になるため、当該孔からキャビン内に水が侵入する虞がある。
【0005】
上記状況に鑑み、受信装置の支持構造を簡素に構成することが可能な作業車が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の特徴は、運転部を覆うキャビンと、衛星からの位置情報を受信する受信装置と、前記受信装置を支持するステーと、を備え、前記受信装置は、前記キャビンのルーフの上方に配置され、かつ、前記ステーを介して前記キャビンのキャビンフレームに支持されており、前記ステーは、前記ルーフの前部を上方から機体左右方向に跨ぐ長手部材を有し、前記長手部材に、前記受信装置が支持され、前記長手部材は、機体左右方向に直線状に延びる第一部分と、前記第一部分の左端部から下方に延びる第二部分と、前記第一部分の右端部から下方に延びる第三部分と、を有し、前記受信装置と制御装置とをつなぐハーネスは、機体前後方向において、前記第一部分の後ろ側部分に沿って配策され、かつ、機体前後方向において、前記第一部分の前方を覆わないように前記第一部分の後ろ側部分に固定されている固定具により前記第一部分の後ろ側部分に固定されていることにある。
【0007】
本特徴構成によれば、受信装置がルーフの上方に配置されているため、衛星からの位置情報を良好に受信することができる。また、受信装置をステーを介してキャビンフレームに支持させることにより、受信装置を取り付け可能なルーフ(専用ルーフ)を必要とせず、受信装置の支持構造を簡素に構成することができると共に、キャビンのうち比較的剛性の高いキャビンフレームによって、受信装置をしっかりと支持することができる。しかも、ルーフに孔をあける加工が不要であるため、当該孔からキャビン内に水が侵入する虞がない。
【0008】
さらに、本発明の別の特徴は運転部を覆うキャビンと、衛星からの位置情報を受信する受信装置と、前記受信装置を支持するステーと、を備え、前記受信装置は、前記キャビンのルーフの上方に配置され、かつ、前記ステーを介して前記キャビンのキャビンフレームに支持されており、前記ステーは、前記ルーフの前部を上方から機体左右方向に跨ぐ長手部材を有し、前記長手部材に、前記受信装置が支持され、前記長手部材は、機体左右方向に直線状に延びる第一部分と、前記第一部分の左端部から下方に延びる第二部分と、前記第一部分の右端部から下方に延びる第三部分と、を有し、前記受信装置と制御装置とをつなぐハーネスは、機体前後方向において、前記第一部分の後ろ側部分に沿って配策され、かつ、前記第一部分の後ろ側部分に固定され、前記第一部分には、前記ハーネスを覆うカバーが設けられ、前記ハーネスは、前記カバーを介して前記第一部分の後ろ側部分に固定されていることにある。
【0009】
【0010】
さらに、本発明において、前記ハーネスは、前記ルーフの内部まで延びていると好適である。
【0011】
【0012】
さらに、本発明において、前記ハーネスは、前記受信装置の側面から引き出されていると好適である。
【0013】
【0014】
さらに、本発明において、前記ハーネスは、前記長手部材における前記キャビンフレームに固定される被固定部に固定されていると好適である。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】トラクタを示す左側面図である。
図2】トラクタを示す平面図である。
図3】キャビンの上部を示す正面図である。
図4】キャビンの前部を示す平面図である。
図5】GPSアンテナユニットの支持構造を示す分解斜視図である。
図6図4におけるVI-VI断面図である。
図7】ステーの右端部が支持部に支持されている状態を示す右側面図である。
図8】ステーの左端部が支持部に支持されている状態を示す左側面図である。
図9】被固定部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
【0018】
〔トラクタの全体構成〕
図1及び図2には、トラクタ(作業車)を示している。本トラクタには、走行機体1が備えられている。走行機体1は、例えば、四輪駆動式の走行機体によって構成されている。走行機体1には、駆動可能かつ操舵可能な左右一対の前輪2Fと、駆動可能な左右一対の後輪2Bと、が備えられている。左右一対の後輪2Bを夫々覆う左右一対のフェンダー3が設けられている。
【0019】
走行機体1の前半部には、原動部4が設けられている。原動部4には、エンジンEと、エンジンEを収容するボンネット5と、が備えられている。走行機体1の後半部には、運転者が搭乗する運転部6及び運転部6を覆うキャビン7が設けられている。運転部6には、運転者が着座する運転座席8と、走行機体1を操舵操作するためのステアリングハンドル9と、が備えられている。走行機体1の後端部には、ロータリ耕耘装置等の作業装置(図示省略)が装着されるリンク機構10が設けられている。
【0020】
〔GPSアンテナユニット〕
本トラクタには、GPSアンテナユニット11(受信装置)と、慣性計測装置(図示省略)と、が備えられている。GPSアンテナユニット11は、GPS(Global Positioning System)衛星からの位置情報を受信して、当該受信した位置情報に基づいて走行機体1の位置を測定する装置である。前記慣性計測装置は、走行機体1の慣性情報(ヨー角、ピッチ角、ロール角等)を計測する装置である。本トラクタには、GPSアンテナユニット11によって測定された走行機体1の位置及び前記慣性計測装置によって計測された走行機体1の慣性情報に基づいて、走行機体1が目標走行経路に沿って走行するように、走行機体1を自動操舵する自動操舵機構(図示省略)が備えられている。
【0021】
〔キャビン〕
図1から図4に示すように、キャビン7には、ルーフ12と、フロントガラス13と、左右一対の乗降ドア14と、キャビンフレーム15と、が備えられている。キャビンフレーム15には、ルーフ12を支持するルーフフレーム16と、ルーフ12の前部を支持する左右一対のフロントピラー17と、ルーフ12の後部を支持する左右一対のリヤピラー18と、ルーフ12の前後中間部を支持する左右一対のセンターピラー19と、が備えられている。ルーフ12の前部には、左右一対の作業灯20が設けられている。左側のフロントピラー17及び右側のフロントピラー17には、夫々、サイドミラー21が設けられている。左側のフロントピラー17及び右側のフロントピラー17には、夫々、サイドミラー21を支持する支持部17aが設けられている。
【0022】
〔ステー〕
図3から図6に示すように、GPSアンテナユニット11は、その左右中心が機体の左右中心C1と一致する状態で、ルーフ12の前部の上方に配置され、かつ、ステー22を介して左側のフロントピラー17及び右側のフロントピラー17に支持されている。ステー22は、ルーフ12の前部を上方から機体左右方向に跨ぐ状態で、左側のフロントピラー17と右側のフロントピラー17とに亘って設けられている。ステー22には、ルーフ12の前部を上方から機体左右方向に跨ぐ前支持パイプ23(長手部材)及び後支持パイプ24と、GPSアンテナユニット11が載置支持される台座25と、GPSアンテナユニット11と台座25との間に介在するプレート26と、が備えられている。
【0023】
前支持パイプ23及び後支持パイプ24には、GPSアンテナユニット11が台座25を介して支持されている。前支持パイプ23及び後支持パイプ24とルーフ12の外面との間には、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の全体に亘って間隔があけられている。前支持パイプ23には、機体左右方向に延びる横パイプ部23a(第一部分に相当)と、横パイプ部23aの左端部から下方に向かって延びる縦パイプ部23b(第二部分に相当)と、横パイプ部23aの右端部から下方に向かって延びる縦パイプ部23b(第三部分に相当)と、が備えられている。後支持パイプ24には、機体左右方向に延びる横パイプ部24aと、横パイプ部24aの左端部から左前方に向かって延びる斜めパイプ部24bと、横パイプ部24aの右端部から右前方に向かって延びる斜めパイプ部24bと、左斜めパイプ部24bの左端部から下方に向かって延びる縦パイプ部24cと、右斜めパイプ部24bの右端部から下方に向かって延びる縦パイプ部24cと、が備えられている。
【0024】
前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の左端部は、左側のフロントピラー17のうち支持部17aにボルト固定されている。すなわち、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の左端部は、左側のフロントピラー17のうち支持部17aに支持されている。前支持パイプ23の左端部と後支持パイプ24の左端部とに亘って、左側のフロントピラー17のうち支持部17aに固定される被固定部27が設けられている。
【0025】
前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の右端部は、右側のフロントピラー17のうち支持部17aにボルト固定されている。すなわち、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の右端部は、右側のフロントピラー17のうち支持部17aに支持されている。前支持パイプ23の右端部と後支持パイプ24の右端部とに亘って、右側のフロントピラー17のうち支持部17aに固定される被固定部27が設けられている。
【0026】
図7から図9に示すように、被固定部27には、第一板27aと、第二板27bと、第三板27cと、が備えられている。右側の被固定部27において、第一板27aには、ラジオ用のアンテナ28が取り付けられている。第二板27bが支持部17aに対して上側から当接し、かつ、第一板27aと第三板27cとで支持部17aを両側から挟み込んだ状態で、第一板27a、第二板27b及び第三板27cがボルト29によって固定され、かつ、第一板27a、第三板27c及び支持部17aがボルト30によって固定されている。第二板27bが支持部17aに対して上側から当接することにより、ステー22の高さ位置が位置決めされることになる。
【0027】
図3から図6に示すように、台座25は、前支持パイプ23と後支持パイプ24とに亘って設けられている。台座25には、GPSアンテナユニット11がプレート26を介して載置支持されている。台座25において、前縁部、後縁部、左縁部及び右縁部には、夫々、下方に向かって折れ曲がる折れ曲がり部25aが形成されている。左側の折れ曲がり部25a及び右側の折れ曲がり部25aが前支持パイプ23と後支持パイプ24との間に嵌まり込むことにより、台座25の前後位置が位置決めされることになる。
【0028】
プレート26は、プレート26を下方から貫通するボルト31によって、GPSアンテナユニット11の底面部に固定され、かつ、プレート26及び台座25を上方から貫通するボルト32によって、台座25に固定されている。台座25には、ボルト31の頭部が台座25に干渉しないように、ボルト31の頭部を逃がすための逃がし孔25bが形成されている。
【0029】
〔ハーネス〕
GPSアンテナユニット11と前記自動操舵機構等を制御する制御装置(図示省略)とに亘って、GPSアンテナユニット11用のハーネス33が設けられている。ハーネス33は、GPSアンテナユニット11の右側部から右方に引き出された状態で、前支持パイプ23の右側部分の外周に沿って配策されている。ハーネス33は、ルーフ12の前縁部のうち右側の作業灯20に対応する凹部12aからルーフフレーム16の前縁部を貫通してルーフ12の内部まで延びている。前支持パイプ23の右側部分には、ハーネス33を覆うカバー34が設けられている。ハーネス33は、固定具35によってカバー34及び右側の被固定部27の第一板27aに固定されている。
【0030】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、GPSアンテナユニット11は、ルーフ12の前部の上方に配置されている。しかし、GPSアンテナユニット11は、ルーフ12の後部の上方に配置されていてもよい。あるいは、GPSアンテナユニット11は、ルーフ12の前後中間部の上方に配置されていてもよい。
【0031】
(2)上記実施形態では、ハーネス33は、前支持パイプ23の右側部分の外周に沿って配策されている。しかし、ハーネス33は、後支持パイプ24の右側部分の外周に沿って配策されていてもよい。あるいは、ハーネス33は、前支持パイプ23の右側部分の内部を通されていてもよい。あるいは、ハーネス33は、後支持パイプ24の右側部分の内部を通されていてもよい。
【0032】
(3)上記実施形態では、ハーネス33は、GPSアンテナユニット11の右側部から右方に引き出されている。しかし、ハーネス33は、GPSアンテナユニット11の左側部から左方に引き出されていてもよい。
【0033】
この場合、ハーネス33は、前支持パイプ23の左側部分の外周に沿って配策されていてもよい。あるいは、ハーネス33は、後支持パイプ24の左側部分の外周に沿って配策されていてもよい。あるいは、ハーネス33は、前支持パイプ23の左側部分の内部を通されていてもよい。あるいは、ハーネス33は、後支持パイプ24の左側部分の内部を通されていてもよい。
【0034】
(4)上記実施形態では、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の左端部は、左側のフロントピラー17のうち支持部17aに支持され、かつ、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の右端部は、右側のフロントピラー17のうち支持部17aに支持されている。しかし、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の左端部は、左側のフロントピラー17のうち支持部17aとは別の部分に支持され、かつ、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の右端部は、右側のフロントピラー17のうち支持部17aとは別の部分に支持されていてもよい。あるいは、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の左端部は、キャビンフレーム15のうち左側のフロントピラー17とは別の部分に支持され、かつ、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の夫々の右端部は、キャビンフレーム15のうち右側のフロントピラー17とは別の部分に支持されていてもよい。
【0035】
(5)「長手部材」は、前支持パイプ23及び後支持パイプ24の二本に限定されるものではない。「長手部材」は、一本あるいは三本以上であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、衛星からの位置情報を受信する受信装置を備えている作業車(例えば、トラクタ)に利用可能である。
【符号の説明】
【0037】
6 運転部
7 キャビン
11 GPSアンテナユニット(受信装置)
12 ルーフ
15 キャビンフレーム
17 フロントピラー
17a 支持部
21 サイドミラー
22 ステー
23 前支持パイプ(長手部材)
23a 横パイプ部(第一部分)
23b 縦パイプ部(第二部分、第三部分)
25 台座
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9