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  • 特許-シェルター用避難梯子 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-12
(45)【発行日】2025-03-21
(54)【発明の名称】シェルター用避難梯子
(51)【国際特許分類】
   E06C 9/08 20060101AFI20250313BHJP
   E04H 9/14 20060101ALI20250313BHJP
【FI】
E06C9/08 B
E04H9/14 B
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2024154761
(22)【出願日】2024-09-09
【審査請求日】2024-09-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517357826
【氏名又は名称】株式会社シェルタージャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(74)【代理人】
【識別番号】100196106
【弁理士】
【氏名又は名称】杉田 一直
(72)【発明者】
【氏名】寿福 誠
(72)【発明者】
【氏名】矢野 昭彦
【審査官】齋藤 智也
(56)【参考文献】
【文献】特許第7521857(JP,B1)
【文献】実開昭60-051251(JP,U)
【文献】実公昭59-034720(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06C 1/00 - 9/14
E02D 29/00 - 29/05
E04H 9/14
A62B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
扉体に回動可能に接続するスライド部と、
前記スライド部にスライド可能に接続する梯子本体部と、
一端がシェルター筐体の側壁に回動可能に接続し、他端が前記梯子本体部の端部に回動可能に接続する制止部と、を備え、
前記扉体は、前記シェルター筐体の天井に設けられる開口部を開閉する片開式の扉構造であり、
前記制止部は、前記側壁に設けられる突設部に接触することで、前記扉体の前記開口部を開放する方向の回動を制止させることを特徴とするシェルター用避難梯子。
【請求項2】
前記制止部が、前記扉体の回動を制止させるとき、前記扉体の重心は、前記扉体の回動中心軸を挟んで前記開口部に対向することを特徴とする請求項1に記載のシェルター用避難梯子。
【請求項3】
前記制止部の回動に負荷を加えるための回動負荷部を備えることを特徴とする請求項1に記載のシェルター用避難梯子。
【請求項4】
前記スライド部と前記梯子本体部とのスライドが抑止されたとき、前記回動負荷部は、前記制止部の回動を許容することを特徴とする請求項3に記載のシェルター用避難梯子。
【請求項5】
前記制止部は、前記突設部に設けられる凹部に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部の端部から前記シェルター筐体の床の方向に向かって屈曲する屈曲部とを有することを特徴とする請求項1に記載のシェルター用避難梯子。
【請求項6】
前記凹部は、前記突設部が突設する方向に延びることを特徴とする請求項5に記載のシェルター用避難梯子。
【請求項7】
前記扉体が前記開口部を閉鎖するとき、前記梯子本体は、前記床に垂直な状態となることを特徴とする請求項5に記載のシェルター用避難梯子
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、片開式の扉体の開放に同期して配置できるとともに、配置と同時に扉体の回動を抑止できるシェルター用避難梯子に関する。
【背景技術】
【0002】
東日本大震災では、巨大津波によって多くの人々の生命が奪われた。このような巨大津波から身を守るためには、津波襲来前に迅速に高台に避難することが防災上の有効な手段の一つとなっている。しかし、東海、東南海、南海の三連動地震が発生した場合、地震発生後わずか5分で高さ30mの津波が襲来する地域が存在することが予想されている。このような短時間で高台に避難することは、小さなお子様、高齢者・障害者の方々にとっては困難を極める。仮に、避難ビルに退避するとしても、高い階段を昇ることすら困難であるのが現状である。
【0003】
津波や津波火災の被災が予見されるときの対策として、自宅の庭など住居に近接して設置された地下シェルターあるいは半地下シェルターに避難することも考えられる。地震発生とともに速やかに地下シェルター、あるいは半地下シェターに退避し、津波が去ったあとに脱出することで人々を津波災害から守ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2014-98297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、地下シェルター、半地下シェルター用の扉は、津波の波力や漂流物の衝突に耐える性能を具備することが求められるため、頑強なつくりとする必要がある。そのため、扉を開閉するには多大な労力を要することとなる。特にシェルターの天井に取り付けられる片開式の扉の場合、避難時に扉を開放し続けることが求められるが、突風や地震によって開放した状態を維持することは困難を伴う事態も想定される。また、開口部から非難するために梯子や階段を利用する必要に迫られる。例えば、梯子を使用するときは、短時間に開口部に梯子を設置することを要する。また、階段を設けることは空間利用効率の低下を招くこととなる。
【0006】
本発明は、これらの問題点に着目してなされたものであり、シェルターに避難するとき、安全に、かつ迅速に避難できて、空間利用効率に優れるシェルター用避難梯子を提供するものである。
【0007】
上記課題を解決するための発明は、シェルター用避難梯子であって、扉体に回動可能に接続するスライド部と、スライド部にスライド可能に接続する梯子本体部と、一端がシェルター筐体の側壁に回動可能に接続し、他端が梯子本体部の端部に回動可能に接続する制止部と、を備え、扉体は、シェルター筐体の天井に設けられる開口部を開閉する片開式の扉構造であり、制止部は、側壁に設けられる突設部に接触することで、扉体の開口部を開放する方向の回動を制止させることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、扉の開放と同時にシェルターに避難するための避難梯子を設置し得る。また、制止部が側壁に設けられる突設部に接触することで、扉体の開口部を開放する方向の回動を制止させるので、特段の装置を用いることなく、扉体を所定位置で開放する状態を維持し得る。
【0009】
好ましくは、制止部が、扉体の回動を制止させるとき、扉体の重心は、扉体の回動中心軸を挟んで開口部に対向することを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、扉体が開口部を開放した状態で、制止部によってその回動が制止させられるとき、扉体の重心は、扉体の回動中心軸を挟んで開口部に対向するので、扉体は開口部を常時開放する方向に回動しようとする状態下にある。これにより、扉体は、安定して開口部の開放状態を維持し得る。
【0011】
好ましくは、制止部の回動に負荷を加えるための回動負荷部を備えることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、制止部の回動に負荷を加えるための回動負荷部を備えるので、梯子本体部の不規則な変位移動を抑制することができる。
【0013】
好ましくは、スライド部と梯子本体部とのスライドが抑止されたとき、回動負荷部は、制止部の回動を許容することを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、スライド部と梯子本体部とのスライドが抑止されたとき、回動負荷部は、制止部の回動を許容するので、制止部の回動開始時期を、一義的に、かつ安定して定めることができる。
【0015】
好ましくは、制止部は、突設部に設けられる凹部に嵌合する嵌合部と、嵌合部の端部からシェルター筐体の床の方向に向かって屈曲する屈曲部とを有することを特徴とする。
【0016】
制止部は、突設部に設けられる凹部に嵌合する嵌合部を有するので、突設部が凹部に嵌合することで制止部の変位移動を拘束できる。また、嵌合部の端部からシェルター筐体の床の方向に向かって屈曲する屈曲部を有するので、屈曲部と嵌合部のなす角度、屈曲部の長さを適宜に選択することで、梯子本体部の傾斜角度を適切に設定できる。例えば、梯子本体の傾斜角度を、避難者が避難しやすい角度に設定できる。
【0017】
好ましくは、凹部は、突設部が突設する方向に延びることを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、凹部は、突設部が突設する方向に延びるので、避難者がシェルター用避難梯子を使用して避難するとき、梯子本体部の横ブレを抑制できる。
【0019】
好ましくは、扉体が開口部を閉鎖するとき、梯子本体は、床に垂直な状態となることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、扉体が開口部を閉鎖するとき、梯子本体は、床に垂直な状態となるので、シェルター内のスペースの有効活用を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】(a)は、扉体が開口部を解放した状態の側面図である。(b)は、扉体が開口部を開放した状態の正面図である。(c)は、扉体が開口部を閉鎖した状態の正面図である。
図2】スライド部と梯子本体部の関係を説明する部分斜視図である。
図3】突設部の部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図1~3を参照して本発明のシェルター用避難梯子1(以後、避難梯子1と称する。)の実施形態を詳述する。
【0023】
図1(a)、(b)、(c)に示す通り、避難梯子1は、シェルター筐体100の室内100aに配置されており、スライド部10、梯子本体部20、制止部30、およびロータリーダンパ50(回動負荷部)を有している。扉体150が開口部140を塞ぐとき、梯子本体部20は、床110に垂直な状態となる。また、パワーシリンダ40を動作して、扉体150を開口部140が開放する方向に回動させたとき、制止部30が側壁120に設けられた突設部125に接触する。これにより、扉体150の開放は抑止される。一方、梯子本体部20は床110に対して所定の傾斜角で傾斜するとともに、先端21は床110に近接する。すなわち、扉体150が開口部140を開放すると同時に、避難梯子1で室内100aに避難できる状態となる。
【0024】
シェルター筐体100は、床110と側壁120と天井130を有する、略直方体の筐体である。ほぼ全ての部分が地下に埋設される、いわゆる地下シェルターを構成する筐体である。シェルターの形式はこれに限るものではなく、シェルターのおおむね半分程度が地下に埋設される、半地下シェルターであってもよい。
【0025】
床110、側壁120、天井130は、鉄筋コンクリート製であり、本実施形態において、構造厚さは30cmを例示している。床110、側壁120、天井130の厚さは少なくとも20cm以上であることが好ましく、より好ましいのは50cm以上である。構造厚さは、核や津波で被災したとき安全に避難するために必要と考える放射線遮蔽性能や、シェルター筐体100に付加される外力を勘案して、適宜に定めればよい。
【0026】
天井130は、開口部140が設けられており、開口部140は片開式の扉体150が、回動することで開閉する。開口部140の大きさは、避難梯子1を使用して、室内100aに避難できる大きさに設定されることが好ましい。開口部140の第1方向D1、および第2方向D2の幅は、少なくとも、避難者が梯子本体部20を伝って避難するとき、容易に避難できる幅を確保することが好ましい。
【0027】
片開式の扉体150は、扉ヒンジ151を介して天井130と回動可能に接続されている。また、扉体150の下面150Lは、パワーシリンダ40のピストン部41が回動可能に接続されている。パワーシリンダ40の本体部は、側壁120に回動可能に接続されている。パワーシリンダ40を動作してピストン部41を伸ばすことで扉体150は扉ヒンジ151を中心に床110から天井130の方向に回動する。また、ピストン部41を短縮することで、扉体150は扉ヒンジ151を中心に天井130から床110の方向に回動する。なお、扉体150の扉回動軸R1は、扉体150が回動するときの、中心となる軸であり、本実施形態では、平面視で、第2方向D2に平行となるように設定されている。
【0028】
開口部140は、平面視で長方形の孔である。扉体150の回動端部155に対向する端部対向面145は、傾斜が設けられている。この傾斜は、扉体150が回動するとき、扉体150の回転端部155が、端部対向面145と干渉することを回避するためのものである。端部対向面145を除く他の3面については、傾斜は設けられておらず、垂直な面となっている。
【0029】
スライド部10は先端部で、スライド部ヒンジ12を介して扉体150に回動可能に接続している。また、梯子本体部20に内挿された状態で、スライド可能に接続している。
【0030】
梯子本体部20は、スライド部10とスライド可能に接続するとともに、先端21は、先端ヒンジ22を介して制止部30の先端35aと回動可能に接続している。扉体150によって開口部140が閉鎖されるとき、梯子本体部20は床110に対して垂直になっている。また、突設部125が設けられる側壁120と平行に配置されている。
【0031】
制止部30は、嵌合部31と屈曲部35を有している。嵌合部31はロータリーダンパ50を介して側壁120に回動可能に接続している。屈曲部35は嵌合部31の端部から床110の方向に向かって屈曲しており、先端35aは梯子本体部20の先端21と回動可能に接続している。
【0032】
図2に示す通り、梯子本体部20は、踏み桟23を支柱22が挟持する一般的な梯子の構造である。支柱22は踏み桟23が接続する面と対向する面にスリットSが設けられる略角筒部材であり、扉体150に近接する側の端部にストッパ25が装着されている。ストッパ25はスリットSを部分的に塞いでいる。
【0033】
スライド部10は、一部が梯子本体部20に内挿される角筒体の部材であり、扉体150に近接する側の端部に第1凸部11が、また支柱22と重なりあう位置に第2凸部12が装着されている。第1凸部11と第2凸部12は、ストッパ25を挟んで対向して配置されている。
【0034】
ロータリーダンパ50が制止部30の回動を抑止するための負荷は、スライド部10と梯子本体部20を変位移動させるのに要する力に比べて大きく設定されている。扉体150の回動に伴って、スライド部10の移動変位、制止部30の回動変位のいずれもが同時に、あるいは、いずれか一方が不規則に起こる可能性があるが、ロータリーダンパ50の制動力を、上述の通り設定することで、その挙動を一義的に定めることができる。具体的には、スライド部10に装着される第1凸部11、あるいは第2凸部12が梯子本体部20に装着されるストッパ25と接触することでスライド部10と梯子本体部20の移動変位が抑止されたのちに、制止部30が回動する。
【0035】
突設部125は、側壁120から床110に平行な方向に突設する横梁であり、下面125aに嵌合部31と嵌合できる凹部126が設けられている(図3参照)。凹部126は、嵌合部31が延びる方向に延びている。突設部125の上方、および下方に非常食や救急用品を収納するための棚(図示略)を設けることが好ましい。ごれにより、室内100aの効率的な空間利用が図り得る。
【0036】
図1を参照して、避難梯子1の挙動について説明する。扉体150が開口部140を閉鎖するとき、梯子本体部20は床110に垂直な状態である。また、第1凸部11はストッパ25に接触している。これにより、スライド部10の床110方向の移動変位が制止されている。
【0037】
パワーシリンダ40を動作して、開口部140が開口する方向に扉体150を回動させる。この扉体150の回動に伴って、スライド部10は扉体150の方向に向かって支柱22の内部を移動変位する。一方、制止部30は、ロータリーダンパ50によって回動が抑止され、静止した状態を維持する。
【0038】
扉体150の回動が進むと、スライド部10は扉体150の方向に移動変位して、第2凸部12がストッパ25に接触する。これにより、スライド部10の扉体150の方向への移動変位は抑止される。さらに扉体150の回動が進むと、制止部30が突設部125の方向に向かって回動を始める。
【0039】
嵌合部31が凹部126に嵌合することで、扉体150の回動は停止する。嵌合部31が凹部126に嵌合することで、制止部30は突設部125に強固に接続する。これにより制止部30に接続する梯子本体部20の先端21は、横ブレすることなく静止位置を保ち得る。
【0040】
嵌合部31が凹部126に嵌合することで、扉体150の回動が停止するとき、扉体150の重心Gは、扉体150の回動中心軸を挟んで開口部140に対向する状態となる。言い換えれば、扉体150は、開口部140を開放する方向のモーメントが作用し、開口部140を開放する方向に回動しようとするが、その回動は、嵌合部31が凹部126に嵌合することで停止することとなる。すなわち、何らかの要因で不意に作用する外力によって、扉体150が開口部140を閉鎖することを一定要件下、回避できる。
【0041】
嵌合部31が凹部126に嵌合するとき、梯子本体部20の一端がスライド部10を介して扉体150に接続するとともに、他端が制止部30を介して側壁120に接続する。すなわち梯子本体部20の両端部は、何らかの手段で支持された状態となることから、梯子本体部20自体の振れは抑制される。これにより、避難者は、梯子本体部20を利用して安全に昇降することができる。
【0042】
パワーシリンダ40を動作して扉体150を回動し、開口部140を閉鎖するとき、扉体150の回動に伴ってスライド部10は床110の方向に向かって移動変位する。一方、制止部30は、ロータリーダンパ50によって回動が抑止され、嵌合部31が凹部126に嵌合した状態を維持する。
【0043】
扉体150の回動がさらに進むと、スライド部10は床110の方向に移動変位して、第1凸部11がストッパ25に接触する。これにより、スライド部10の床110の方向への移動変位は抑止される。さらに回動が進むと、嵌合部31と凹部126との嵌合は解かれ、制止部30が床110の方向に向かって回動を始める。
【0044】
扉体150をさらに回動して開口部140を閉鎖するとき、梯子本体部20は、床110に垂直な状態で制止する。
【0045】
本実施形態は例示であり、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で改変できることは勿論である。例えば、回動負荷部を、シリンダーダンパとしてもよい。この場合、シリンダーダンパの一端は側壁120に、他端は制止部30に回動可能に接続すればよい。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明に係る避難梯子を活用することで、安全な避難が容易となり、地下シェルターの普及に大きく貢献できることから産業上の利用可能性は大である。
【符号の説明】
【0047】
1 :避難梯子
10 :スライド部
20 :梯子本体部
21 :先端
25 :ストッパ
30 :制止部
31 :嵌合部
35 :屈曲部
50 :ロータリーダンパ(回動負荷部)
100 :シェルター筐体
110 :床
120 :側壁
125 :突設部
126 :凹部
130 :天井
140 :開口部
150 :扉体
R1 :回動中心軸
G :重心
【要約】
【課題】シェルターに避難するとき、安全に、迅速に避難できて、空間利用効率に優れるシェルター用避難梯子を提供する。
【解決手段】避難梯子1は、シェルター筐体100の室内100aに配置されており、スライド部10、梯子本体部20、制止部30、およびロータリーダンパ50(回動負荷部)を有している。扉体150が開口部140を塞ぐとき、梯子本体部20は、床110に垂直な状態となる。また、パワーシリンダ40を動作することで扉体150を開口部140が開放する方向に回動させたとき、制止部30が側壁120に設けられた突設部125に接触することで扉体150の開放は抑止される。一方、梯子本体部20は床110に対して所定の傾斜角で傾斜するとともに、先端21は床110に近接する。すなわち、扉体150が開口部140を開放すると同時に、避難梯子1で室内100aに避難できる状態となる。
【選択図】 図1
図1
図2
図3