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特許7651024端末装置、システム、方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-14
(45)【発行日】2025-03-25
(54)【発明の名称】端末装置、システム、方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08C 15/00 20060101AFI20250317BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20250317BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20250317BHJP
   H04M 1/72 20210101ALI20250317BHJP
【FI】
G08C15/00 E
H04Q9/00 311J
H04M11/00 301
H04M1/72
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024011574
(22)【出願日】2024-01-30
【審査請求日】2024-04-04
(73)【特許権者】
【識別番号】591112522
【氏名又は名称】株式会社ACCESS
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】安達 庸介
(72)【発明者】
【氏名】高野 要
(72)【発明者】
【氏名】中新井田 覚志
【審査官】菅藤 政明
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-97724(JP,A)
【文献】特許第7302836(JP,B2)
【文献】特表2019-507998(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08C 15/00-17/06
H04Q 9/00
H04M 11/00
H04M 1/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1デバイスが第2デバイスを介して接続される端末装置であって、
接続中の前記第2デバイスに対して複数種類の前記第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、
前記第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した前記第1デバイスの情報と、前記接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する、
端末装置。
【請求項2】
前記第1デバイスは、センサであり、
前記第2デバイスは、前記端末装置と前記センサとを通信可能に接続する接続変換器である、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記第1デバイスの情報は、前記センサの機種情報を含むものであり、
前記第2デバイスがBluetooth(登録商標)変換器の場合、前記識別子は、MAC(Media Access Control)アドレスであり、
前記第2デバイスがUSB(Universal Serial Bus)変換器の場合、前記識別子は、シリアルナンバである、
請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記センサがセンシングした情報を表示部に表示する、
請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
記憶装置に記憶された前記第1デバイスの情報を呼び出し、
呼び出された前記第1デバイスの情報を前記接続中の第2デバイスに対して送信して、前記第2デバイスに接続された前記第1デバイスとの接続を試行し、
前記第1デバイスとの接続が確立すると、前記第1の情報を取得する、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
前記第2デバイスの接続を検出すると、前記識別子の転送を前記第2デバイスにリクエストし、リクエストに応じた前記第2デバイスから前記識別子を取得する、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項7】
前記第1の情報をサーバにアップロードする、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項8】
請求項7に記載の端末装置と、
前記端末装置からアップロードされた前記第1の情報を記憶するサーバと、を含み、
前記サーバは、前記端末装置からのリクエストに応じて前記第1の情報を前記端末装置に送信する、
システム。
【請求項9】
第1デバイスが第2デバイスを介して接続される端末装置が実行する方法であって、
接続中の前記第2デバイスに対して複数種類の前記第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、
前記第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した前記第1デバイスの情報と、前記接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する、
方法。
【請求項10】
第1デバイスが第2デバイスを介して接続される端末装置が実行するプログラムであって、
接続中の前記第2デバイスに対して複数種類の前記第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、
前記第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した前記第1デバイスの情報と、前記接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する、
プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、端末装置、システム、方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
センサ装置と端末装置とを通信可能に接続したシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のシステムでは、無線通信モジュールを内蔵したセンサ装置が住宅に設置される。端末装置は、センサ装置と無線通信して、センサ装置による住宅の内部環境の測定データを取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2022-90884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
センサによっては、特許文献1に示されるような無線通信モジュールを内蔵しない。この種のセンサと端末装置とを通信可能に接続させるためには、例えば、接続変換器を介してセンサと端末装置とを接続させる必要がある。
【0006】
接続変換器を介してセンサと端末装置とを通信可能に接続させるため、ユーザは、接続情報として、センサの情報と接続変換器の識別子を入力する必要がある。しかし、ユーザが接続変換器の識別子を確認することが容易でない場合がある。この場合、センサと端末装置とを通信可能に接続する作業に手間がかかる。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接続変換器などの第2デバイスを介してセンサなどの第1デバイスを接続する際の接続情報を容易に取得できる端末装置、システム、方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態に係る端末装置は、第1デバイスが第2デバイスを介して接続される装置である。この端末装置は、接続中の第2デバイスに対して複数種類の第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した第1デバイスの情報と、接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する。
【0009】
本開示の一実施形態に係るシステムは、上記の端末装置と、端末装置からアップロードされた第1の情報を記憶するサーバと、を含む。サーバは、端末装置からのリクエストに応じて第1の情報を端末装置に送信する。
【0010】
本開示の一実施形態に係る方法は、第1デバイスが第2デバイスを介して接続される端末装置が実行する方法である。この方法において、端末装置は、接続中の第2デバイスに対して複数種類の第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した第1デバイスの情報と、接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する。
【0011】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、第1デバイスが第2デバイスを介して接続される端末装置が実行するプログラムである。このプログラムは、接続中の第2デバイスに対して複数種類の第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した第1デバイスの情報と、接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一実施形態によれば、接続変換器などの第2デバイスを介してセンサなどの第1デバイスを接続する際の接続情報を容易に取得できる端末装置、システム、方法およびプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の一実施形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。
図2】本開示の一実施形態に係るシステムで実行される処理を示すシーケンス図である。
図3】本開示の一実施形態に係るシステムに含まれるサイネージ用サーバ、データロガーサーバおよび端末装置の機能構成の一例を示す図である。
図4】本開示の一実施形態に係るシステムに含まれるサイネージ用サーバ、データロガーサーバおよび端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の説明は、本開示の一実施形態に係る端末装置、システム、端末装置により実行される方法およびプログラムに関する。共通の又は対応する要素については、同一又は類似の符号を付して、重複する説明を適宜簡略又は省略する。
【0015】
図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の構成を示すブロック図である。
【0016】
図1に示されるように、システム1は、サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30を含む。
【0017】
本実施形態において、システム1は、建設現場の環境(騒音、振動、風力など)を測定するために導入される。しかし、システム1の導入範囲はこれに限らない。システム1は、既存の建物(ビル、マンション、戸建てなど)、交通機関、公共施設、道路、山岳、河川などの環境を測定するために導入されてもよい。システム1は、端末装置30に対する無線機器、有線機器の接続を管理するシステムに転用することもできる。
【0018】
サイネージ用サーバ10とデータロガーサーバ20は、例えば、クラウドサーバである。サイネージ用サーバ10とデータロガーサーバ20は、単一のサーバ装置として構成されてもよい。
【0019】
端末装置30は、デジタルサイネージ用のセットトップボックスである。端末装置30は、例えば、ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォンであってもよい。
【0020】
サイネージ用サーバ10とデータロガーサーバ20は、デジタルサイネージサービスを提供するクラウドサーバの一例である。端末装置30は、デジタルサイネージサービスを提供するクライアントの一例である。
【0021】
図1において、端末装置30は1つだけ示される。しかし、デジタルサイネージサービスを提供する端末装置30は、1つに限らない。システム1では、例えば、複数の建設現場のそれぞれに、端末装置30が設置されてもよい。すなわち、複数の端末装置30のそれぞれ(言い換えると、複数の建設現場のそれぞれ)で、デジタルサイネージサービスが提供されてもよい。
【0022】
端末装置30は、例えば、現場オペレータにより建設現場で使用される。端末装置30には、センサ50が接続される。
【0023】
センサ50は、第1デバイスの一例であり、環境センサである。例示的には、センサ50は、騒音測定センサ、振動測定センサ、風力測定センサである。センサ50は、例えば、現場オペレータにより建設現場の各所に設置される。
【0024】
なお、本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別するために便宜的に使用される。そのため、第1および第2の要素の参照は、例えば、2つの要素のみが採用されること、第1の要素が第2の要素に先行しなければならないこと、などを意味しない。
【0025】
センサ50は、端末装置30からのリクエストに応じてセンシングデータを出力する。センシングデータは、例えば、騒音測定センサで測定される騒音データ、振動測定センサで測定される振動データ、風力測定センサで測定される風力データである。
【0026】
センサ50は、端末装置30との接続の確立後、一定周期でセンシングデータを出力してもよい。
【0027】
端末装置30は、建設現場の各所に設置されたセンサ50によるセンシングデータを収集して、データロガーサーバ20にアップロードする。データロガーサーバ20は、アップロードされたセンシングデータをログデータとして蓄積する。
【0028】
センサ50は、無線通信モジュールを内蔵しない。そのため、端末装置30とセンサ50とを直接無線で接続することができない。また、端末装置30とセンサ50は、物理層のプロトコルが互いに異なる。そのため、端末装置30とセンサ50とを1つのケーブルで直接接続することが難しい。
【0029】
そこで、本実施形態では、端末装置30は、接続変換器40を介してセンサ50と接続される。接続変換器40は、第2デバイスの一例であり、端末装置30とセンサ50とを通信可能に接続することができる。
【0030】
1つの接続変換器40に対して1つのセンサ50が接続される。すなわち、端末装置30には、接続変換器40の数だけ、センサ50を接続させることができる。端末装置30には、1つのセンサ50だけが1つの接続変換器40を介して接続されてもよく、また、複数のセンサ50のそれぞれが複数の接続変換器40のそれぞれを介して接続されてもよい。
【0031】
接続変換器40は、例えば、Bluetooth(登録商標)変換器、USB(Universal Serial Bus)変換器である。
【0032】
Bluetooth変換器は、例えばセンサ50と有線で接続される。Bluetooth変換器は、センサ50より入力されるセンシングデータを、Bluetoothに準拠したフォーマットで端末装置30に送信する。
【0033】
USB変換器は、例えばセンサ50と有線で接続される。USB変換器と端末装置30は、USBケーブルを介して接続される。USB変換器は、センサ50より入力されるセンシングデータを、USBケーブルを介して端末装置30に送信する。
【0034】
端末装置30とセンサ50とを接続変換器40を介して通信可能に接続させるためには、接続経路である接続変換器40の情報と、最終的な接続先であるセンサ50の情報と、を関連付けた情報(第1の情報の一例)を、端末装置30が保持する必要がある。
【0035】
接続変換器40の情報は、例えば、接続変換方法(Bluetooth、USBなど)、接続変換器40の識別子を含む。Bluetooth変換器の場合、識別子は、MAC(Media Access Control)アドレスである。USB変換器の場合、識別子は、シリアルナンバである。
【0036】
センサ50の情報は、例えば、センサ50の機種名(センサの機種情報の一例)を含む。
【0037】
接続変換器40の情報とセンサ50の情報とを関連付けた情報は、便宜上「接続設定情報CSI」と記される。
【0038】
現場オペレータが端末装置30を操作して所定の入力画面に接続設定情報CSIを入力すると、端末装置30とセンサ50とが接続変換器40を介して通信可能に接続される。
【0039】
このように、端末装置30は、センサ50(第1デバイスの一例)が接続変換器40(第2デバイスの一例)を介して接続される装置の一例である。
【0040】
接続変換器40の識別子は、例えば、接続変換器40に貼付されたシールに記されている。しかし、シールが汚れていたり紛失していたりすると、現場オペレータが、識別子を確認できず、識別子を入力できないことがある。接続変換器40によっては、そもそもシールが貼付されていないことがある。この場合も、現場オペレータが識別子を入力することが難しい。
【0041】
現場オペレータが識別子を確認できたとしても、例えば、建設現場に設置されたセンサ50の数が多い場合には、どの識別子とどのセンサ50が対応関係にあるかを現場オペレータが全て把握するのに手間がかかる。
【0042】
そこで、本実施形態において、端末装置30は、接続中の接続変換器40(第2デバイスの一例)に対して複数種類のセンサ50(第1デバイスの一例)の情報のそれぞれを順に送信する。端末装置30は、センサ50の情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信したセンサ50の情報と、接続中の接続変換器40の識別子と、を関連付けた、接続設定情報CSI(第1の情報の一例)を取得する。
【0043】
このように、本実施形態では、現場オペレータが接続設定情報CSIを入力画面に入力しなくても、端末装置30は、接続設定情報CSIを取得することができる。
【0044】
本実施形態に係るシステム1についてより詳細に説明する。
【0045】
サイネージ用サーバ10は、建設現場におけるデジタルサイネージサービスを実現するための表示コンテンツの情報、配信スケジュールの管理、端末装置30を介したセンサ50の接続制御管理などを行う。
【0046】
図1に示されるように、サイネージ用サーバ10は、ロガー設定DB(Data Base)11、サイネージDB12およびUI(User Interface)13を含む。管理オペレータは、UI13を介してサイネージ用サーバ10を操作する。
【0047】
ロガー設定DB11には、例えば、システム1に含まれる端末装置30毎に、各センサ50の接続設定情報CSIが登録される。接続設定情報CSIには、上述したように、接続変換器40の接続変換方法、識別子、センサ50の機種名が含まれる。
【0048】
接続設定情報CSIには、更に、端末装置30の名称、センサ50の名称が含まれてもよい。端末装置30の名称は、管理オペレータまたは現場オペレータにより任意に作成される。センサ50の名称も、管理オペレータまたは現場オペレータにより任意に作成される。
【0049】
サイネージDB12には、コンテンツの情報や配信スケジュールが登録される。サイネージDB12に登録された情報に従い、端末装置30にコンテンツが表示される。
【0050】
データロガーサーバ20は、設定DB21およびログDB22を含む。
【0051】
設定DB21には、サイネージ用サーバ10のロガー設定DB11に登録された接続設定情報CSIが格納される。
【0052】
ログDB22には、端末装置30からアップロードされたセンシングデータがログデータとして蓄積される。
【0053】
端末装置30は、データロガーアプリ31、サイネージ用アプリ32、エージェントアプリ33、通信インタフェース34および表示部35を含む。端末装置30は、通信インタフェース34を介して接続変換器40と接続される。
【0054】
データロガーアプリ31は、センサ50の特定の機種に対応する制御プロトコル(機種Aに対応する制御プロトコルA、機種Bに対応する制御プロトコルBなど)をライブラリとして保持する。制御プロトコルには、特定の機種と正常に通信するための手順、コマンド、センサ50の機種名などが記述される。ライブラリは、例えば、端末装置30のメモリ(記憶装置の一例)に記憶される。
【0055】
データロガーアプリ31は、例えば、データロガーサーバ20経由でサイネージ用サーバ10にアクセスし、別の機種に対応する制御プロトコルをダウンロードしてライブラリに追加することができる。また、例えば、端末装置30がアプリストアにアクセスしてデータロガーアプリ31をアップデートすることによっても、別の機種に対応する制御プロトコルをライブラリに追加することができる。
【0056】
管理オペレータは、サイネージ用サーバ10を操作することで、ライブラリに登録する制御プロトコルを決定することができる。現場オペレータがデータロガーアプリ31を操作して、ライブラリに登録する制御プロトコルを決定することもできる。
【0057】
データロガーアプリ31は、ライブラリに登録された各機種に対応する制御プロトコルを順に呼び出して、接続変換器40を介したセンサ50との接続を順に試行することができる。接続変換器40と接続されている機種に対応する制御プロトコルを用いた場合のみ、正常な応答が得られて、端末装置30(データロガーアプリ31)とセンサ50との接続が確立する。
【0058】
データロガーアプリ31は、センサ50との接続が確立すると(言い換えると、センサ50の情報の送信に対して正常な応答が得られると)、接続が確立したセンサ50の機種名と接続変換器40の識別子とを関連付けた接続設定情報CSIを取得する。
【0059】
このように、データロガーアプリ31は、ライブラリに登録された各機種に対応する制御プロトコル(センサ50の機種名を含む、第1デバイスの情報の一例)を呼び出し、呼び出された制御プロトコルを用いて(すなわち、センサ50の機種名である第1デバイスの情報を接続中の接続変換器40(第2デバイスの一例)に対して送信して)、接続変換器40に接続されたセンサ50(第1デバイスの一例)との接続を試行し、センサ50との接続が確立すると、接続設定情報CSI(第1の情報の一例)を取得する。
【0060】
なお、端末装置30は、接続変換器40が接続されると、自動検出機能(プラグ・アンド・プレイなど)により、この接続変換器40の情報(接続変換方法、識別子など)を自動検出する。
【0061】
すなわち、端末装置30は、接続変換器40(第2デバイスの一例)の接続を検出すると、その情報(識別子など)の転送を接続変換器40にリクエストし、リクエストに応じた接続変換器40からその情報(識別子など)を取得する。
【0062】
本実施形態では、自動検出機能を利用して、接続経路である接続変換器40の情報が得られる。そのため、管理オペレータや現場オペレータが接続変換器40の識別子を確認できない場合にも、接続設定情報CSIを簡単に得ることができる。
【0063】
データロガーアプリ31は、取得された接続設定情報CSIをデータロガーサーバ20経由でサイネージ用サーバ10にアップロードする。
【0064】
接続設定情報CSIをサイネージ用サーバ10にアップロードすることにより、システム1内の各端末装置30について、センサ50との接続関係をクラウド上で一元管理することができる。
【0065】
例えば、端末装置30が接続変換器40の情報を何らかの不具合で自動検出できない場合があり得る。この場合、データロガーアプリ31は、サイネージ用サーバ10に登録された接続設定情報CSIを参照することで、端末装置30とセンサ50とを正常に通信させることができる。
【0066】
すなわち、サイネージ用サーバ10は、端末装置30(データロガーアプリ31)からのリクエストに応じて接続設定情報CSIを端末装置30に送信する。データロガーアプリ31は、サイネージ用サーバ10より受信した接続設定情報CSIを用いてセンサ50との接続を確立させることができる。
【0067】
データロガーアプリ31は、接続設定情報CSIを用いて接続されたセンサ50を制御し、センサ50によるセンシングデータを取得する。データロガーアプリ31は、センシングデータをデータロガーサーバ20にアップロードする。サイネージ用アプリ32が動作している場合、データロガーアプリ31は、センシングデータをサイネージ用アプリ32にも転送する。
【0068】
サイネージ用アプリ32は、サイネージ用サーバ10からサイネージコンテンツをダウンロードする。サイネージ用アプリ32は、ダウンロードされたサイネージコンテンツを表示部35に表示する。サイネージ用アプリ32は、更に、データロガーアプリ31より転送されたセンシングデータ(センサがセンシングした情報の一例)を、サイネージコンテンツに重畳してリアルタイムで表示することができる。
【0069】
サイネージ用アプリ32は、データロガーサーバ20にアップロードされたセンシングデータ(センサがセンシングした情報の一例)をダウンロードして表示部35に表示することもできる。
【0070】
エージェントアプリ33は、データロガーアプリ31およびサイネージ用アプリ32の初期化やアップデートなどを行う。
【0071】
エージェントアプリ33は、通信インタフェース34に接続されたUSB変換器のシリアルナンバを表示部35に表示させることができる。
【0072】
図2は、本開示の一実施形態に係るシステム1で実行される処理を示すシーケンス図である。
【0073】
図2に示されるように、データロガーアプリ31は、端末装置30に接続された接続変換器40の情報(接続変換方法、識別子など)を自動検出する(ステップS101)。
【0074】
データロガーアプリ31は、ライブラリに登録されたセンサ50の各機種に対応する制御プロトコルを順に呼び出し、呼び出された制御プロトコルを用いて接続変換器40に接続されたセンサ50との接続を試行する(ステップS102)。このとき、データロガーアプリ31は、自動検出で得られた接続変換器40の情報(接続変換方法、識別子など)によって接続先の経路を確定する。
【0075】
接続の試行は、例えば、端末装置30の起動直後、所定の接続情報更新処理時、ユーザにより設定されたタイミングで開始される。接続の試行は、1つのセンサ50に対して順に行われてもよく、また、全てのセンサ50に対して一斉に行われてもよい。
【0076】
センサ50に対応しない制御プロトコルを用いて接続を試行しても、データロガーアプリ31にはエラー応答が返ってくるか、または、データロガーアプリ31には応答が返ってこずにタイムアウトとなる。
【0077】
データロガーアプリ31は、正常な応答が返ってくるまで、各機種に対応する制御プロトコルを用いた接続の試行を順に行う。センサ50に対応する制御プロトコルを用いて接続が試行されたとき、データロガーアプリ31には正常な応答が返ってきて、端末装置30とセンサ50との接続が確立する。
【0078】
なお、各機種に対応する制御プロトコルを全て用いて接続を試行しても正常な応答が返ってこない場合には、データロガーアプリ31は、所定のエラー処理を行う。これにより、図2のシーケンス処理が終了する。
【0079】
データロガーアプリ31は、正常な応答が返ってくると(ステップS103)、対応する制御プロトコルに含まれるセンサ50の機種名と、このセンサ50との接続経路上にある接続変換器40の情報(接続変換方法、識別子)と、を関連付けた接続設定情報CSIを作成する(ステップS104)。
【0080】
データロガーアプリ31は、作成した接続設定情報CSIをデータロガーサーバ20経由でサイネージ用サーバ10にアップロードする(ステップS105~S106)。
【0081】
サイネージ用サーバ10は、アップロードされた接続設定情報CSIをロガー設定DB11に登録する(ステップS107)。
【0082】
データロガーアプリ31は、例えば、何らかの不具合で自動検出機能が正常に動作しない場合、接続設定情報CSIを作成することができない。そこで、本実施形態では、接続設定情報CSIがロガー設定DB11に登録される。データロガーアプリ31は、接続設定情報CSIを作成できない場合にも、サイネージ用サーバ10に登録された接続設定情報CSIをダウンロードして接続情報として用いることにより、センサ50と正常に通信することができる。
【0083】
データロガーアプリ31は、接続が確立したセンサ50に対して制御コマンドを送信する(ステップS108)。センサ50は、受信した制御コマンドに応じてセンシングデータを出力する(ステップS109)。データロガーアプリ31は、接続変換器40を介してセンシングデータを取得する。
【0084】
データロガーアプリ31は、センシングデータをデータロガーサーバ20にアップロードする(ステップS110)。
【0085】
データロガーサーバ20は、アップロードされたセンシングデータを、システム1に含まれる端末装置30毎およびセンサ50毎に、ログDB22に蓄積する(ステップS111)。サイネージ用アプリ32は、ログDB22に蓄積されたセンシングデータを任意のタイミングでダウンロードして表示部35に表示することができる。
【0086】
データロガーアプリ31は、センシングデータをサイネージ用アプリ32に転送することもできる。サイネージ用アプリ32は、転送されたセンシングデータをサイネージコンテンツに重畳してリアルタイムで表示することができる。
【0087】
図3は、サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30の機能構成の一例を示す図である。図3に示されるように、サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30は、制御部110、記憶部120、通信部130、入力部140および出力部150を備える。
【0088】
なお、図3では、サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30の機能ブロックの一例が示されるにすぎない。サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30は、図3に示されない他の機能ブロックを備えてもよい。また、サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30は、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
【0089】
以下、図3および後述の図4の説明において、サイネージ用サーバ10、データロガーサーバ20および端末装置30を総称して「情報処理装置」と記す。
【0090】
制御部110は、情報処理装置の制御を実施する。制御部110は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路または制御装置により構成することができる。
【0091】
記憶部120は、情報処理装置で利用する情報を記憶する。記憶部120は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
【0092】
通信部130は、情報処理装置の通信(例えば両者の相互通信)を行う。通信部130は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッタ/レシーバ、送受信回路または送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部および受信部から構成されてもよい。
【0093】
入力部140は、情報処理装置における入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。
【0094】
入力部140は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
【0095】
出力部150は、情報処理装置における出力を行う。出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。
【0096】
表示部は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカなどの出力装置により構成することができる。
【0097】
なお、上記の実施形態の説明で用いられたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0098】
例えば、本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、本開示の一実施形態に係る各種の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
【0099】
図4は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0100】
本実施形態において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。情報処理装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0101】
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、プロセッサは複数あってもよい。また、処理は、単一のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、またはその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
【0102】
情報処理装置における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002およびストレージ1003におけるデータの読み出しおよび/または書き込みなどを制御することによって実現される。
【0103】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0104】
プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003および通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上記の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。他の機能ブロックについても同様に、制御プログラムによって実現されてもよい。制御プログラムは、例えばメモリ1002に格納される。
【0105】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。
【0106】
メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0107】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。ストレージ1003は、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。
【0108】
ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、記憶部120は、メモリ1002および/またはストレージ1003によって実現されてもよい。
【0109】
通信装置1004は、有線ネットワークおよび無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)である。通信装置1004は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
【0110】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカなど)である。なお、入力装置1005および出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。入力部140、出力部150は、それぞれ、入力装置1005、出力装置1006によって実現されてもよい。
【0111】
プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
【0112】
また、情報処理装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
【0113】
(変形例)
なお、本開示において説明した用語および/または本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
【0114】
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
【0115】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0116】
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新または追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
【0117】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0118】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体および信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)および無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術および無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0119】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0120】
その他、本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0121】
1 :システム
10 :サイネージ用サーバ
11 :ロガー設定DB
12 :サイネージDB
13 :UI
20 :データロガーサーバ
21 :設定DB
22 :ログDB
30 :端末装置
31 :データロガーアプリ
32 :サイネージ用アプリ
33 :エージェントアプリ
34 :通信インタフェース
35 :表示部
40 :接続変換器
50 :センサ

【要約】
【課題】第2デバイスを介して第1デバイスを接続する際の接続情報を容易に取得すること。
【解決手段】端末装置は、第1デバイスが第2デバイスを介して接続される装置である。この端末装置は、接続中の第2デバイスに対して複数種類の第1デバイスの情報のそれぞれを順に送信し、第1デバイスの情報の送信に対して正常な応答が得られると、送信した第1デバイスの情報と、接続中の第2デバイスの識別子と、を関連付けた、第1の情報を取得する。
【選択図】図2

図1
図2
図3
図4