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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-18
(45)【発行日】2025-03-27
(54)【発明の名称】ユーザ装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/0456 20170101AFI20250319BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20250319BHJP
【FI】
H04B7/0456 300
H04W16/28 130
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023534005
(86)(22)【出願日】2020-12-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-18
(86)【国際出願番号】 CN2020133652
(87)【国際公開番号】W WO2022116094
(87)【国際公開日】2022-06-09
【審査請求日】2023-08-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ガオ ユーカイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
【審査官】川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0106559(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0367217(US,A1)
【文献】国際公開第2022/029979(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/035069(WO,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated,Enhancements on Multi-TRP for PDCCH, PUCCH and PUSCH[online],3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #103-e R1-2009251,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_103-e/Docs/R1-2009251.zip>,2020年11月01日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 1/02 - 1/06
H04B 7/02 - 7/12
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-2
3GPP TSG CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置(UE)の方法であって、
第1プリコーディング情報及びレイヤ数を示す第1のフィールドと、第2プリコーディング情報を示す第2のフィールドを含むダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、
前記DCIの前記第1プリコーディング情報、前記レイヤ数、及び前記第2プリコーディング情報に基づく2つの送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)を、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の繰り返しに適用
前記第2のフィールドのビット数は、前記第2プリコーディング情報、前記第1のフィールドに示される前記レイヤ数、ul-FullPowerTransmission情報が前記UEに設定されていないこと、及びパラメータに基づいて決定されるビット数であり、
前記パラメータは、fullyAndPartialAndNonCoherent、 partialAndNonCoherent、又は nonCoherentのいずれかである、
方法。
【請求項2】
前記第2プリコーディング情報は、前記レイヤ数に関連付けられている、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
さらに、2つ又は4つのアンテナポートのための前記TPMIに基づいて、PUSCH送信プリコーダを決定する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のフィールドのビット数は3、4又は5ビットである、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2プリコーディング情報のビット数は、アンテナポートの数に基づいて決定される、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
ユーザ装置(UE)であって、
第1プリコーディング情報及びレイヤ数を示す第1のフィールドと、第2プリコーディング情報を示す第2のフィールドを含むダウンリンク制御情報(DCI)を受信する手段と、
前記DCIの前記第1プリコーディング情報、前記レイヤ数、及び前記第2プリコーディング情報に基づく2つの送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)を、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の繰り返しに適用する手段と、
を備え
前記第2のフィールドのビット数は、前記第2プリコーディング情報、前記第1のフィールドに示される前記レイヤ数、ul-FullPowerTransmission情報が前記UEに設定されていないこと、及びパラメータに基づいて決定されるビット数であり、
前記パラメータは、fullyAndPartialAndNonCoherent、 partialAndNonCoherent、又は nonCoherentのいずれかである、
UE
【請求項7】
前記第2プリコーディング情報は、前記レイヤ数に関連付けられている、
請求項6に記載のUE。
【請求項8】
2つ又は4つのアンテナポートのための前記TPMIに基づいて、PUSCH送信プリコーダを決定する手段をさらに備える、
請求項6に記載のUE。
【請求項9】
前記第2のフィールドのビット数は3、4又は5ビットである、
請求項6に記載のUE。
【請求項10】
前記第2プリコーディング情報のビット数は、アンテナポートの数に基づいて決定される、
請求項に記載のUE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、一般に電気通信の分野に関し、特に、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の繰り返しのための方法、装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
MIMO(Multi-input multi-output)は、サブ6GHzと6GHz超の周波数帯について、基地局において多数のアンテナ素子の活用を容易にする機能を含み得る。リリース17(Rel-17)では、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)以外のチャネルが、マルチTRP送信(及びマルチパネル受信)の恩恵を受けることができ、マルチTRP送信には、セル間の操作のためのマルチTRPも含まれる。PUSCHでの繰り返しについては、さらなる検討が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に、本開示の実施形態は、PUSCHの繰り返しのための方法、装置及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様では、通信方法が提供される。方法は、第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)に関連付けられた第1インデックスと、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示す制御情報を、ネットワーク装置から受信することであって、第1インデックスが複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのレイヤ数に対応することと、レイヤ数と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、第1インデックス、第2インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて、第2のTPMIを決定することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、ネットワーク装置に送信することと、を含む。
【0005】
第2の態様では、通信方法が提供される。方法は、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示す制御情報を、ネットワーク装置から受信することであって、インデックスが複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応することと、レイヤ数、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つに基づいて第2のTPMIを決定することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を送信することと、を含む。
【0006】
第3の態様では、通信方法が提供される。方法は、第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)に関連付けられた第1インデックスと、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示す制御情報を、端末装置に送信することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、端末装置から受信することと、を含む。第1インデックスは、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのレイヤ数に対応し、第2のTPMIは、レイヤ数の値と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、第1インデックス、第2インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて決定される。
【0007】
第4の態様では、通信方法が提供される。方法は、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示す制御情報を、端末装置に送信することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、端末装置から受信することと、を含む。インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応し、複数のための第2のTPMIは、レイヤ数の値、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0008】
第5の態様では、端末装置が提供される。前記端末装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリには命令が格納され、前記命令は前記プロセッサによって実行された場合、前記端末装置に本開示の第1の態様又は第2の態様にかかる方法を実行させる。
【0009】
第6の態様では、ネットワーク装置が提供される。前記ネットワーク装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリには命令が格納され、前記命令は前記プロセッサによって実行された場合、前記ネットワーク装置に本開示の第3の態様又は第4の態様にかかる方法を実行させる。
【0010】
第5の態様では、命令が格納されたコンピュータ可読媒体が提供される。前記命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合に、前記少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1の態様又は第2の態様にかかる方法を実行させる。
【0011】
第6の態様では、命令が格納されたコンピュータ可読媒体が提供される。前記命令は、少なくとも1つのプロセッサにおいて実行された場合に、前記少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第3の態様又は第4の態様にかかる方法を実行させる。
【0012】
本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
添付図面における本開示のいくつかの実施形態のより詳細な説明を通じて、本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点がより明らかになるはずである。
【0014】
図1】本開示の実施形態を実施可能な通信環境の模式図である。
【0015】
図2】本開示の実施形態にかかるインタラクションの模式図を示す。
【0016】
図3】本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置で実施される例示的な通信方法を示す。
【0017】
図4】本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置で実施される例示的な通信方法を示す。
【0018】
図5】本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置で実施される例示的な通信方法を示す。
【0019】
図6】本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置で実施される例示的な通信方法を示す。
【0020】
図7】本開示の実施形態を実施するのに好適な装置の概略ブロック図である。
【0021】
図面全体において、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本開示の原理について、いくつかの実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、単に説明を目的として説明されるもので、当業者が本開示を理解し実施する際に役立つものであり、本開示の範囲に対する何らかの限定を示唆するものではないことを理解されたい。本明細書で説明する本開示は、以下で説明するもの以外にも様々な方法で実施することができる。
【0023】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されない限り、使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0024】
本明細書において、「端末装置」という用語は、無線又は有線の通信機能を有する任意の装置を指す。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、移動電話、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、IoE(internet of everything)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)機器、V2X通信用の車両搭載機器(ここでXは歩行者、車両又はインフラ/ネットワークを意味する)、デジタルカメラ等の撮像装置、ゲーム機器、音楽保存・再生装置、無線/有線でのインターネットアクセス及び閲覧を可能にするインターネット装置等が挙げられるが、それらに限定されない。「端末装置」という用語は、UE、移動局、加入者設備、移動端末、ユーザ端末又は無線装置と互換的に使用することができる。また、「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信できるセル又はカバレッジを提供又はホストすることが可能な装置を指す。ネットワーク装置の例としては、Node B(NodeB又はNB)、Evolved NodeB(eNodeB又はeNB)、次世代NodeB(gNB)、送受信ポイント(TRP)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッド(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノード等の低電力ノード等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0025】
一実施形態において、端末装置は、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置と接続されてもよい。第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置の一方はマスターノードで、他方はセカンダリーノードであってもよい。第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用してもよい。一実施形態では、第1ネットワーク装置は第1RAT装置であってもよく、第2ネットワーク装置は第2RAT装置であってもよい。一実施形態では、第1RAT装置はeNBであり、第2RAT装置はgNBである。異なるRATに関連する情報は、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置の少なくとも一方から端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第1情報が第1ネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、第2情報が第2ネットワーク装置から端末装置に直接送信されるか、又は第1ネットワーク装置を介して送信されてもよい。一実施形態において、第2ネットワーク装置によって設定された端末装置の設定に関連する情報が、第2ネットワーク装置から第1ネットワーク装置を介して送信されてもよい。第2ネットワーク装置によって設定された端末装置の再設定に関連する情報が、第2ネットワーク装置から端末装置に、直接送信されるか、又は第1ネットワーク装置を介して送信されてもよい。
【0026】
本明細書で使用される場合、単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」、及び「上記(the)」は、文脈で別途明確に示されていない限り、複数形も含むことを意図している。「含む」という用語及びその変形は、「含むがこれに限定されない」ことを意味する開放式の用語として解釈される。「に基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」と解釈される。「一実施形態」及び「1つの実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と解釈される。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と解釈される。「第1」、「第2」等の用語は、異なる対象又は同じ対象を指してもよい。以下の内容には、明示的及び暗黙的な他の定義が含まれることがある。
【0027】
いくつかの例において、値、プロセス又は装置は、「最適」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」等と称される。理解すべき点として、こうした説明は、使用される複数の機能的代替の中から、選択可能であると示すことを意図しており、こうした選択は、他の選択と比べて、より優れていたり、より小さかったり、より高かったり、又はより好ましかったりする必要はない。
【0028】
周波数帯(FR)1とFR2の両方を対象とした複数の送信ポイント(TRP)の展開については、サポートが強化され得る。特に、マルチTRP及び/又はマルチパネルを使用するPDSCH以外のチャネル(すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、PUSCH、及び物理アップリンク制御チャネル(PUCCH))の信頼性及び堅牢性を向上させるためには、リリース16の信頼性機能をベースラインとして、機能を特定・規定することが可能である。また、セル間のマルチTRPの操作を有効にするための機能を特定・規定することも考慮され得る。さらに、マルチパネル受信によるマルチTRP同時送信の拡張について評価し、必要に応じて規定することも考慮され得る。
【0029】
単一のダウンリンク制御情報(DCI)に基づくM-TRP PUSCH繰り返しのスキームについて、コードブックに基づくPUSCH送信は、以下のような拡張でサポートされ得る。(1)2つのサウンディング参照リソース(SRS:sounding reference resource)のリソースインジケータ(SRI)の指示(indication)をサポートする:(i)SRIのビットフィールドを拡張すべきであり、(ii)SRIフィールドは変更しない。(2)2つの送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)の指示をサポートする:(i)2つのTPMIが示される場合は両方のTPMIに対して同じ数のレイヤが適用され、(ii)2つのTRP間でSRSポート数は同じでなければならない。しかし、少なくとも装置の送受信に影響を与える2つのTPMIをどのように示すかについては検討されていない。
【0030】
上述した問題の少なくとも一部を解決するために、TPMIを示すことについて解決手段を提案する。本開示の実施形態によれば、ネットワーク装置は、第1のTPMIに関連付けられた第1インデックスと第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示す制御情報を端末装置に送信する。端末装置は、第1インデックスと、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて、第2のTPMIを決定する。あるいは、ネットワーク装置は、第1のTPMIと第2のTPMIとに関連付けられたインデックスを端末装置に送信する。こうすることで、通信のオーバーヘッドを削減することができる。
【0031】
図1は、本開示の実施形態を実施可能な通信システムの模式図を示す。通信ネットワークの一部である通信システム100は、端末装置110-1、端末装置110-2、....、端末装置110-Nを備えており、これらは「端末装置110」と総称することができる。数字のNは、任意の適切な整数とすることができる。
【0032】
通信システム100は、さらに、ネットワーク装置120-1、ネットワーク装置120-2、...、ネットワーク装置120-Mを備えており、これらは「ネットワーク装置120」と総称することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置はgNBであってもよい。あるいは、ネットワーク装置はIABであってもよい。数字のMは、任意の適切な整数とすることができる。通信システム100において、ネットワーク装置120と端末装置110は、データと制御情報を互いに通信することができる。あくまで説明を目的として、ネットワーク装置120-1をソースネットワーク装置とみなし、ネットワーク装置120-2をターゲットネットワーク装置とみなすことができる。図1に示す端末装置及びネットワーク装置の数は、説明のために示したものであり、何らかの限定を示唆するものではない。
【0033】
通信システム100における通信は、任意の適切な通信プロトコルに従って実施されてもよい。通信プロトコルには、第1世代(1G)、第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)及び第5世代(5G)等のセルラー通信プロトコル、電気電子学会(IEEE)802.11等の無線ローカルネットワーク通信プロトコル、及び/又は現在知られているか将来開発される他の任意のプロトコルが含まれるが、これらに限定されない。さらに、通信は、任意の適切な無線通信技術を利用してもよい。無線通信技術には、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、及び/又は現在知られているか将来開発される他の任意の技術が含まれるが、これらに限定されない。
【0034】
以下、本開示の例示的な実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図2を参照すると、図2は、本開示の例示的な実施形態にかかるPUSCH繰り返しのためのシグナリングフロー200を示す。議論を目的として、図1を参照してシグナリングフロー200について説明する。あくまで説明を目的として、シグナリングフロー200は、端末装置110-1とネットワーク装置120を含んでもよい。
【0035】
以下では、「送信機会」、「送信」、及び「繰り返し」という用語を互換的に使用することができる。「DCI」、「DCIフォーマット」、及び「PDCCH」という用語は、互換的に使用することができる。「TCI状態」、「疑似コロケーション(QCL)」、「QCLパラメータセット」、「QCLパラメータ」、「QCL仮定(QCL assumption)」、「QCL設定」、「ビーム」、「プリコーダ」、「プリコーディング」、「プリコーディング行列」、「spatial relation info」、「空間関係情報」、「TPMI」、「PMI」、「送信プリコーディング行列インジケータ」、及び「プリコーディング行列インジケータ」は互換的に使用することができる。
【0036】
ネットワーク装置120は、端末装置110-1に複数のPUSCH送信の設定を送信してもよい(2005)。例えば、設定は、複数のPUSCHのためのリソースを示してもよい。代替として、又は追加で、設定はPUSCHの受信を示してもよい。いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信は、第1の数(例えば、K1)のPUSCH送信を含んでもよい。第1の数K1は、正の整数であってもよい。例えば、K1は、1~128の範囲にある。例えば、第1の数K1は、{1,2,3,...,128}の任意の適切な数であってもよい。いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含んでもよい。PUSCH送信の第1セットは、第2の数(例えば、K2)のPUSCH送信を含んでもよい。第2の数K2は、正の整数である。例えば、K2は1~64の範囲にある。例えば、第2の数K2は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。PUSCH送信の第2セットは、第3の数(例えば、K3)のPUSCH送信を含んでもよい。第3の数K3は、正の整数である。例えば、K3は1~64の範囲にある。例えば、第3の数K3は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。いくつかの実施形態において、第1の数K1は、第2の数K2及び第3の数K3の合計に等しい。例えば、K1=K2+K3である。複数のPUSCH送信は、任意の適切なPUSCH送信のセットを含んでもよいことに留意されたい。
【0037】
端末装置110-1に、単一のDCIに基づくM-TRP PUSCH繰り返しスキームが設定され、端末装置110-1に、コードブックに基づくアップリンク/PUSCH送信が設定され得る場合(pusch-Configの上位層パラメータtxConfigが「codebook」に設定されている場合)、2セットのPUSCH送信/繰り返しが存在し、PUSCH送信/繰り返しの第1セットのためのプリコーダが、DCIの「プリコーディング情報及びレイヤ数」の(又は第1のTPMI/PMI/RIフィールドとして表された)フィールドに示されたTPMI/PMIに基づく。追加の(すなわち、第2の)プリコーディング情報(又は追加/第2のTPMI/PMIとして表されるプリコーディング情報)のフィールドが、(PUSCH送信/繰り返しの第2セットのための)TPMI/PMIを示すために導入されてもよく、PUSCH送信/繰り返しの第2セットのプリコーダは、追加/第2のTPMI/PMIフィールドによって示されたTPMI/PMIに基づいてもよい。あるいは、2つのTPMI/PMI(又はプリコーディング情報)フィールドが、(PUSCH送信/繰り返しの第1セット及び第2セットのそれぞれについて)TPMI/PMIを示してもよい。
【0038】
いくつかの実施形態において、端末装置110-1には、1つ又は複数の設定が設定されてもよく、1つ又は複数の設定は、複数のPUSCH送信/繰り返しの設定の少なくとも1つを含んでもよい。そして、複数のPUSCH送信/繰り返しは、単一のDCI、複数のPUSCH送信/繰り返しのための送信/繰り返し数の設定、コードブックベースのアップリンク/PUSCH送信/繰り返しを有する設定(例えば、pusch-Configの上位層パラメータtxConfigが「codebook」に設定されている場合)、複数のPUSCH送信/繰り返しのための最大2つのTPMIの設定、複数のPUSCH送信/繰り返しのための最大2つのSRIの設定、複数のPUSCH送信/繰り返しのための最大2つの空間関係情報の設定、複数のPUSCH送信/繰り返しのための最大2つのプリコーダの設定、複数のPUSCH送信/繰り返しのための最大2つのアップリンクビームの設定によってスケジューリングされてもよい。いくつかの実施形態において、1つ又は複数の設定は、RRC、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つを介して設定されてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置は、複数のPUSCH送信/繰り返しをスケジューリングするためにDCIを受信してもよく、複数のPUSCH送信のために2セットのPUSCH送信/繰り返しが存在してもよい。いくつかの実施形態において、DCIには2つのフィールド(例えば、第1フィールドと第2フィールド)が存在してもよく、PUSCH送信/繰り返しの第1セット及び第2セット(又は複数のPUSCH送信/繰り返し)のためのレイヤ数は、第1フィールドの第1インデックスによって示される。そして、PUSCH送信/繰り返しの第1セットのための第1のTPMIは、第1フィールドの第1インデックスによって示される。そして、PUSCH送信/繰り返しの第2セットのための第2のTPMIは、第2フィールドの第2インデックスによって示されてもよい。いくつかの実施形態において、DCIに1つのフィールドが存在してもよく、PUSCH送信/繰り返しの第1セット及び第2セットのための(又は複数のPUSCH送信/繰り返しのための)レイヤ数と、PUSCH送信/繰り返しの第1セットのための第1のTPMIと、PUSCH送信/繰り返しの第2セットのための第2のTPMIとが、フィールドのインデックスによって示されてもよい。
【0039】
いくつかの実施形態において、DCIに2つのフィールド(例えば、第1フィールドと第2フィールド)が存在し、複数のPUSCH送信の第1の数が1として設定され得る場合、第1フィールドに示されるレイヤ数及び第1のTPMIが、PUSCH送信に適用される。例えば、第2フィールド及び/又は第2インデックス及び/又は第2のTPMIは無視されてもよい。いくつかの実施形態において、DCIに1つのフィールドが存在し、複数のPUSCH送信の第1の数が1として設定され得る場合、フィールドに示されるレイヤ数及び第1のTPMIが、PUSCH送信に適用される。例えば、第2のTPMIは無視されてもよい。
【0040】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信の名目数が1として設定されてもよく、名目上1つのPUSCH送信は、A個の実際の送信/繰り返しから構成されてもよく、Aは正の整数である。例えば、Aは、{1,2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施形態において、Aの値が1である場合、実際のPUSCH送信は1つである。例えば、実際のPUSCH送信/繰り返しの第1セットは、実際の1つのPUSCH送信を含んでもよい。別の例では、実際のPUSCH送信/繰り返しの第2セットには、PUSCH送信/繰り返しが存在しない。いくつかの実施形態において、Aの値が1より大きい場合(例えば、Aは{2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つ)、実際のA個のPUSCH送信/繰り返しは2セットの実際のPUSCH送信/繰り返しを含んでもよい。第1セットの実際のPUSCH送信/繰り返しの数はA1であってもよく、A1は正の整数であってもよい。例えばA1は、{1,2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つであってもよい。そして、第2セットの実際のPUSCH送信/繰り返しの数はA2であってもよく、A2は非負の整数であってもよい。例えばA2は、{0,1,2,3,4,5,6}のうちの少なくとも1つであってもよい。そして、A1+A2=Aである。
【0041】
いくつかの実施形態において、DCIには2つのフィールド(例えば、第1フィールドと第2フィールド)が存在してもよく、複数のPUSCH送信の名目数が1として設定されてもよく、名目上1つのPUSCH送信は、A個の実際の送信/繰り返しから構成されてもよく、Aは正の整数である。例えば、Aは、{1,2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施形態において、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数及び第1のTPMIが、実際のA個のPUSCH送信に適用される。例えば、第2フィールド及び/又は第2インデックス及び/又は第2のTPMIは無視されてもよい。いくつかの実施形態において、Aの値が1である場合、第1フィールドに示されるレイヤ数及び第1のTPMIが、実際の1つのPUSCH送信に適用される。例えば、第2フィールド及び/又は第2インデックス及び/又は第2のTPMIは無視されてもよい。いくつかの実施形態において、Aの値が1より大きい場合(例えば、Aは{2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つ)、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数が、A個の実際のPUSCH送信/繰り返しに適用される。そして、第1フィールドの第1インデックスによって示される第1のTPMIが、実際のA1個のPUSCH送信/繰り返しの第1セットに適用される。そして、第2フィールドの第2インデックスによって示される第2のTPMIが、実際のA2個のPUSCH送信/繰り返しの第2セットに適用される。いくつかの実施形態において、DCIに1つのフィールドが存在してもよく、複数のPUSCH送信の名目数が1として設定されてもよく、名目上1つのPUSCH送信は、A個の実際の送信/繰り返しから構成されてもよく、Aは正の整数である。例えば、Aは、{1,2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドのインデックスによって示されるレイヤ数及び第1のTPMIが、実際のA個のPUSCH送信に適用される。例えば、第2のTPMIは無視されてもよい。いくつかの実施形態において、Aの値が1である場合、第1フィールドにおけるインデックスによって示されるレイヤ数及び第1のTPMIが、実際の1つのPUSCH送信に適用される。例えば、第2のTPMIは無視されてもよい。いくつかの実施形態において、Aの値が1より大きい場合(例えば、Aは{2,3,4,5,6,7}のうちの少なくとも1つ)、フィールドのインデックスによって示されるレイヤ数が、A個の実際のPUSCH送信/繰り返しに適用される。そして、フィールドのインデックスによって示される第1のTPMIが、実際のA1個のPUSCH送信/繰り返しの第1セットに適用される。そして、フィールドのインデックスによって示される第2のTPMIが、実際のA2個のPUSCH送信/繰り返しの第2セットに適用される。
【0042】
いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、以下のように、複数のPUSCH送信/繰り返しについて無効シンボルを決定してもよい。
- tdd-UL-DL-ConfigurationCommon又はtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってダウンリンクと示されるシンボルは、複数のPUSCH送信/繰り返しについて無効シンボルとみなされる。
- アンペアなスペクトラム(unpaired spectrum)における操作では、SS/PBCHブロックの受信のためにSIB1のssb-PositionsInBurst又はServingCellConfigCommonのssb-PositionsInBurstによって示されるシンボルは、複数のPUSCH送信/繰り返しについて無効シンボルとみなされる。
- アンペアなスペクトラムにおける操作では、Type0-PDCCH CSSセットのCORESET用にMIBにおけるpdcch-ConfigSIB1によって示されるシンボルは、複数のPUSCH送信/繰り返しついて無効シンボルとみなされる。
- アンペアなスペクトラムにおける操作では、numberOfInvalidSymbolsForDL-UL-Switching-r16が設定されている場合、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon又tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってダウンリンクとして示される全てのシンボルの連続する各セットにおいてダウンリンクとして示される最後のシンボルの後のnumberOfInvalidSymbolsForDL-UL-Switching-r16シンボルが、複数のPUSCH送信/繰り返しについて無効シンボルとみなされる。numberOfInvalidSymbolsForDL-UL-Switching-r16によって与えられるシンボルは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonにおいて提供される参照SCS設定のreferenceSubcarrierSpacingを用いて定義される。
- 端末装置には、上位層パラメータinvalidSymbolPattern-r16が設定されてもよい。これは、1つ又は2つのスロットにまたがるシンボルレベルのビットマップ(invalidSymbolPattern-r16によって与えられる上位層パラメータsymbols-r16)を提供する。シンボルレベルビットマップsymbols-r16において1に等しいビット値は、対応するシンボルが、複数のPUSCH送信/繰り返しについて無効シンボルであることを示す。端末装置には、時間領域パターン(invalidSymbolPattern-r16によって与えられる上位層パラメータperiodicityAndPattern-r16)が追加的に設定されてもよい。periodicityAndPattern-r16の各ビットは、シンボルレベルビットマップsymbols-r16の持続時間に等しいユニットに対応し、1に等しいビット値は、当該シンボルレベルビットマップsymbols-r16が、ユニット内に存在することを示す。periodicityAndPattern-r16は、ユニットの長さが{1,2,4,5,8,10,20又は40}であり得るが、最大40msである。periodicityAndPattern-r16の40ms/P期間ごとの最初シンボルは、フレームnf mod 4=0の最初のシンボルであり、Pは、msの単位でperiodicityAndPattern-r16の持続時間である。periodicityAndPattern-r16が設定されていない場合、2スロットにまたがるシンボルレベルビットマップでは、第1及び第2スロットのビットが無線フレームの偶数及び奇数のスロットにそれぞれ対応し、1スロットにまたがるシンボルレベルビットマップでは、スロットのビットが無線フレームの各スロットに対応する。invalidSymbolPattern-r16が設定されている場合、端末装置の無効シンボルパターンの適用は、以下のように決定する。
- PUSCHがDCIフォーマット0_1によってスケジューリングされているか、又はDCIフォーマット0_1によってアクティブ化されるタイプ2の設定グラントに対応している場合で、invalidSymbolPatternIndicatorForDCI-Format0-1-r16が設定されている場合、
- 無効シンボルパターンインジケータフィールドが1に設定されている場合、端末装置は無効シンボルパターンを適用する。
- それ以外の場合、端末装置は無効シンボルパターンを適用しない。
- PUSCHがDCIフォーマット0_2によってスケジューリングされているか、又はDCIフォーマット0_2によってアクティブ化されるタイプ2設定グラントに対応している場合で、invalidSymbolPatternIndicatorForDCI-Format0-2-r16が設定されている場合、
- 無効シンボルパターンインジケータフィールドが1に設定されている場合、端末装置は無効シンボルパターンを適用する。
- それ以外の場合、端末装置は無効シンボルパターンを適用しない。
- それ以外の場合、端末装置は無効シンボルパターンを適用する。
- 端末装置に
- 複数のサービングセルが設定され、half-duplex-behavior-r16='enable'が提供され、
- 複数のサービングセルのいずれにおいても同時送受信が不可能であり
- アンペアなスペクトルでのCAにおける半二重通信(half-duplex operation)の能力に対するサポートを示し
- 複数のサービングセルのいずれについても、DCIフォーマット2-0検出のためにPDCCHを監視することが設定されていない場合、
- SIB1のssb-PositionsInBurst又はServingCellConfigCommonのssb-PositionsInBurstによって、複数のサービングセルのいずれかにおけるSS/PBCHブロックの受信のために、あるシンボルが端末装置に示される場合、そのシンボルは、複数のPUSCH送信/繰り返しについて複数のサービングセルのいずれにおいても無効シンボルとみなされる。
- あるシンボルが、参照セルにおいてtdd-UL-DL-ConfigurationCommon又はtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってダウンリンクとして示される場合、又は、端末装置が参照セルのPDCCH、PDSCH又はCSI-RSを当該シンボルにおいて受信するように上位層によって設定されている場合、当該シンボルは、アクティブ化後の最初のType2 PUSCH送信(全ての繰り返しを含む)を除く、Type1又はType2の設定グラントによる複数のPUSCH送信/繰り返しについて、複数のサービンシングセルのいずれにおいても無効シンボルとみなされる。
【0043】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信/繰り返しについて、K個の名目上の繰り返しのそれぞれに対し、複数のPUSCH送信/繰り返しについて無効シンボルを決定した後、残りのシンボルは、複数のPUSCH送信/繰り返しについて潜在的に有効なシンボルとみなされる。複数のPUSCH送信/繰り返しについて潜在的に有効なシンボルの数が、名目上の繰り返しに対しゼロより大きい場合、名目上の繰り返しは1つ又は複数の実際の繰り返しからなり、それぞれの実際の繰り返しは、スロット内の複数のPUSCH送信/繰り返しに使用可能な全ての潜在的に有効なシンボルの連続するセットからなる。L=1の場合を除き、1つのシンボルでの実際の繰り返しは省略される。実際の繰り返しは、[6,TS38.213]の9節、11.1節、及び11.2A節の条件に従って省略される。n回目の実際の繰り返し(省略された実際の繰り返しを含むカウント)に適用される冗長バージョンは、TS38.214の表6.1.2.1-2にしたがって決定される。
【0044】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信/繰り返しについて、端末装置110-1が、DCIのCSI requestフィールドによってトランスポートブロックのないPUSCHにおいて非周期的なCSIレポートをスケジューリングするか、又は半永続的なCSIレポートをアクティブ化するDCIを受信すると、名目上の繰り返し数は、numberOfRepetitions-r16の値にかかわらず常に1であると仮定される。端末装置110-1が、DCIのCSI requestフィールドによって、トランスポートブロックがなく非周期的又は半永続的なCSIレポートを有する複数のPUSCH送信/繰り返しを行うようにスケジューリングされている場合、最初の名目上の繰り返しは、最初の実際の繰り返しと同じであると期待される。DCI上のCSI requestフィールドによってPUSCH上でアクティブ化された後、対応するPDCCHがない半永続的CSIレポートを伝送する複数のPUSCH送信/繰り返しについて、最初の名目上の繰り返しが最初の実際の繰り返しと同一でない場合、最初の名目上の繰り返しが省略され、それ以外の場合、[6、TS38.213]の9節、11.1節及び11.2A節の条件に従って、最初の名目上の繰り返しが省略される。
【0045】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信/繰り返しについて、端末装置110-1がDCIのCSI requestフィールドによってPUSCHにおいてトランスポートブロック及び非周期的なCSIレポートを送信するようにスケジューリングされている場合、CSIレポートは最初の実際の繰り返しでのみ多重化される。端末装置110-1は、最初の実際の繰り返しが単一のシンボル持続時間を有することを期待しない。
【0046】
いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックス(例えばidxであり、idxは非負の整数であり、例えば、idxは0から27までであってもよい。別の例として、idxは0から31までであってもよい)に関連付けられた/示された第2のTPMIは、1つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、3つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、4つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。
【0047】
いくつかの実施形態において、第2フィールドの第2インデックスは、Z個のTPMIに関連付けられ/リンクされ/関連してもよく、Z個のTPMIは、レイヤ数の異なる値に関連付けられ、Zは正の整数である。例えばZは、{1,2,3,4}のいずれか1つであってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの第2インデックスによって示される/関連付けられるZ個のTPMIのうちどれか1つが、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数に基づいて決定される。
【0048】
いくつかの実施形態において、Z=1の場合、第2インデックスに関連付けられた/リンクされた/関連した1つのTPMI(例えば、TPMIZ1)が存在する。そして、TPMIZ1は、レイヤ数の1つの値R1に関連付けられている(例えばR1は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。例えばR1は、{1,2}のうちのいずれか1つであってもよい。別の例では、R1は1であってもよい)。そして、第2のTPMIは、TPMIZ1として示される。例えば、TPMIZ1=0は、idx=0で示される。別の例として、TPMIZ1=1は、idx=1で示される。例えば、TPMIZ1=iZ1はidx=iZ1で示され、iZ1は非負の整数である。例えば、iZ1は、0から27までであってもよい。
【0049】
いくつかの実施形態において、Z=2の場合、第2インデックスに関連付けられた/リンクされた/関連した2つのTPMI(例えば、TPMIZ1とTPMIZ2)が存在する。そして、TPMIZ1は、レイヤ数の1つの値R1に関連付けられている(例えば、R1は{1,2,3,4}のいずれか1つであってもよい。別の例では、R1は{1,2}のいずれか1つであってもよい。別の例では、R1は1でもあってもよい)。そして、TPMIZ2はレイヤ数の1つの値R2に関連付けられ(例えば、R2は{1,2,3,4}のいずれか1つであってもよい。例えば、R2は{1,2}のいずれか1つであってもよい。別の例として、R2は2であってもよい)、R1はR2とは異なっている。そして、第2インデックスによって示される/関連付けられる第2のTPMIは、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数に基づいて決定される。例えば、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR1である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R1のTPMIZ1として示されるか、又はレイヤ数R1の「予約済み」として示される。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR2である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R2のTPMIZ2として示されるか、又はレイヤ数R2の「予約済み」として示される。別の例では、端末装置110-1では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数の値が、R1及びR2とは異なり、そのR1及びR2と異なる値で示されることは仮定されていない。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数R3(例えばR3は、{1,2,3,4}のいずれか1つであってもよい。別の例でR3は、{3,4}のいずれか1つであってもよい)がR1及びR2と異なる場合、第2のTPMIは、レイヤ数R3のTPMI=0であると仮定されるか、又は「予約済み」であると仮定される。例えば、1レイヤのTPMIZ1=0と2レイヤのTPMIZ2=0が、idx=0に関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。別の例では、1レイヤのTPMIZ1=1と2レイヤのTPMIZ2=1が、idx=1に関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。別の例では、1レイヤのTPMIZ1=iZ2又は1レイヤのTPMIZ1=「予約済み」、2レイヤのTPMIZ2=iZ2又は2レイヤのTPMIZ2=「予約済み」が、idx=iZ2に関連付けられ/リンクされ/関連してもよく、iZ2は非負の整数である。例えばiZ2は、0から27までであってもよい。
【0050】
いくつかの実施形態において、Z=3の場合、第2インデックスに関連付けられた/リンクされた/関連した3つのTPMI(例えば、TPMIZ1,TPMIZ2、TPMIZ3)が存在する。そして、TPMIZ1は、レイヤ数の1つの値R1に関連付けられ(例えば、R1は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R1は、{1,2,3}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R1は1であってもよい)、TPMIZ2は、レイヤ数の1つの値R2に関連付けられ(例えば、R2は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R2は、{1,2,3}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R2は2であってもよい)、TPMIZ3は、レイヤ数の1つの値R3に関連付けられ(例えば、R3は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R3は、{1,2,3}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R3は3であってもよい)、R1、R2及びR3は互いに異なる。そして、第2インデックスによって示される/関連付けられる第2のTPMIは、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数に基づいて決定される。例えば、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR1である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R1のTPMIZ1として示されるか、又はレイヤ数R1の「予約済み」として示される。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR2である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R2のTPMIZ2として示されるか、又はレイヤ数R2の「予約済み」として示される。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR3である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R3のTPMIZ3として示されるか、又はレイヤ数R3の「予約済み」として示される。別の例では、端末装置110-1では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数の値が、R1、R2及びR3とは異なり、そのR1、R2及びR3と異なる値で示されることは仮定されていない。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数R4(例えばR4は、{1,2,3,4}のいずれか1つであってもよい。別の例でR4は4であってもよい)がR1、R2及びR3と異なる場合、第2のTPMIは、レイヤ数R4のTPMI=0であると仮定されるか、又は「予約済み」であると仮定される。例えば、1レイヤのTPMIZ1=0、2レイヤのTPMIZ2=0、3レイヤのTPMIZ3=0は、idx=0に関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。別の例では、1レイヤのTPMIZ1=1、2レイヤのTPMIZ2=1、3レイヤのTPMIZ3=1は、idx=1に関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。別の例では、1レイヤのTPMIZ1=iZ3又は1レイヤのTPMIZ1=「予約済み」、2レイヤのTPMIZ2=iZ3又は2レイヤのTPMIZ2=「予約済み」、3レイヤのTPMIZ3=iZ3又は3レイヤのTPMIZ3=「予約済み」は、idx=iZ3に関連付けられ/リンクされ/関連してもよく、iZ3は非負の整数である。例えばiZ3は、0から27までであってもよい。
【0051】
いくつかの実施形態において、Z=4の場合、第2インデックスに関連付けられた/リンクされた/関連した4つのTPMI(例えば、TPMIZ1,TPMIZ2、TPMIZ3、TPMIZ4)が存在する。そして、TPMIZ1は、レイヤ数の1つの値R1に関連付けられ(例えば、R1は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R1は1であってもよい)、TPMIZ2は、レイヤ数の1つの値R2に関連付けられ(例えば、R2は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R2は2であってもよい)、TPMIZ3は、レイヤ数の1つの値R3に関連付けられ(例えば、R3は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R3は3であってもよい)、TPMIZ4は、レイヤ数の1つの値R4に関連付けられ(例えば、R4は、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。別の例では、R4は4であってもよい)、R1、R2、R3及びR4は互いに異なる。そして、第2インデックスによって示される/関連付けられる第2のTPMIは、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数に基づいて決定される。例えば、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR1である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R1のTPMIZ1として示されるか、又はレイヤ数R1の「予約済み」として示される。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR2である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R2のTPMIZ2として示されるか、又はレイヤ数R2の「予約済み」として示される。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR3である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R3のTPMIZ3として示されるか、又はレイヤ数R3の「予約済み」として示される。別の例では、第1フィールドの第1インデックスによって示されるレイヤ数がR4である場合、第2のTPMIは、レイヤ数R4のTPMIZ4として示されるか、又はレイヤ数R4の「予約済み」として示される。例えば、1レイヤのTPMIZ1=0、2レイヤのTPMIZ2=0、3レイヤのTPMIZ3=0、4レイヤのTPMIZ4=0は、idx=0に関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。別の例では、1レイヤのTPMIZ1=1、2レイヤのTPMIZ2=1、3レイヤのTPMIZ3=0、4レイヤのTPMIZ4=1は、idx=1に関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。別の例では、1レイヤのTPMIZ1=iZ4又は1レイヤのTPMIZ1=「予約済み」、2レイヤのTPMIZ2=iZ4又は2レイヤのTPMIZ2=「予約済み」、3レイヤのTPMIZ3=iZ4又は3レイヤのTPMIZ3=「予約済み」、4レイヤのTPMIZ4=iZ4又は4レイヤのTPMIZ4=「予約済み」は、idx=iZ4に関連付けられ/リンクされ/関連してもよく、iZ4は非負の整数である。例えばiZ4は、0から27までであってもよい。
【0052】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダ(transform precoder)が無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、3レイヤのTPMI={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2のTPMIを示すための、第2フィールドの第2インデックスのコードポイント/ビットインデックスが不要となり、第2のTPMIは3レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスによって示される値又はビットインデックスに関わらず、第2のTPMIは3レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、4レイヤのTPMI={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2のTPMIを示すための、第2フィールドの第2インデックスのコードポイント/ビットインデックスが不要となり、第2のTPMIは4レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスによって示される値又はビットインデックスに関わらず、第2のTPMIは4レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは2又は3であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは4又は5又は6であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは4又は5又は6であってもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4と設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがpartialAndNonCoherentとして設定されている場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、3レイヤのTPMI={0,1}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、4レイヤのTPMI={0,1}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは3又は4であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは14未満であってもよい。例えば、Wは12又は13又は14であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは14未満であってもよい。例えば、Wは12又は13又は14であってもよい。
【0054】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4と設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがfullAndPartialAndNonCoherentとして設定されている場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、3レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、4レイヤのTPMI={0,1,2,3,4}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは3又は4又は5であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは28未満であってもよい。例えば、Wは26又は27又は28であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは28未満であってもよい。例えば、Wは26又は27又は28であってもよい。
【0055】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,13}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは2又は3であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは7未満であってもよい。例えば、Wは5又は6又は7であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは7未満であってもよい。例えば、Wは5又は6又は7であってもよい。
【0056】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがpartialAndNonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,13,12,14,15}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは2又は3又は4であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは14未満であってもよい。例えば、Wは12又は13又は14であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは14未満であってもよい。例えば、Wは12又は13又は14であってもよい。
【0057】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,13}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、3レイヤのTPMI={0,1}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、4レイヤのTPMI={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2のTPMIを示すための、第2フィールドの第2インデックスのコードポイント/ビットインデックスが不要となり、第2のTPMIは4レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスによって示される値又はビットインデックスに関わらず、第2のTPMIは4レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは2又は3であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは7未満であってもよい。例えば、Wは5又は6又は7であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは7未満であってもよい。例えば、Wは5又は6又は7であってもよい。
【0058】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがpartialAndNonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,13,12,14,15}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、3レイヤのTPMI={0,1,2}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、4レイヤのTPMI={0,1,2}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは3又は4であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは14未満であってもよい。例えば、Wは12又は13又は14であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは14未満であってもよい。例えば、Wは12又は13又は14であってもよい。
【0059】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が2として設定されているか、又はSRSポートの数が2であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2のTPMIを示すための、第2フィールドの第2インデックスのコードポイント/ビットインデックスが不要となり、第2のTPMIは2レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスによって示される値又はビットインデックスに関わらず、第2のTPMIは2レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、第2フィールドは必要ない場合がある。また、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1で示される場合、第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0}であると仮定される。また、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2で示される場合、第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、第2のフィールドのサイズは1ビットである。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。例えば、Wは1又は2であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。例えば、Wは1又は2であってもよい。
【0060】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が2と設定されているか、又はSRSポートの数が2であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがfullAndPartialAndNonCoherentとして設定されている場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2,3,4,5}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0,1,2}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは2又は3であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは6未満であってもよい。別の例では、Wは4又は5又は6であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは6未満であってもよい。別の例では、Wは4又は5又は6であってもよい。
【0061】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が2として設定されているか、又はSRSポートの数が2であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、1レイヤのTPMI={0,1,2}のいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスに関連付けられる/によって示される第2のTPMIは、2レイヤのTPMI={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2のTPMIを示すための、第2フィールドの第2インデックスのコードポイント/ビットインデックスが不要となり、第2のTPMIは2レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、第2フィールドの第2インデックスによって示される値又はビットインデックスに関わらず、第2のTPMIは2レイヤのTPMI={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、第2フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは1又は2であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは3未満であってもよい。例えば、Wは1又は2又は3であってもよい。いくつかの実施形態において、第2フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは3未満であってもよい。例えば、Wは1又は2又は3であってもよい。
【0062】
いくつかの実施形態において、レイヤ数(例えば、TRI/RI)は、PUSCH送信/繰り返しの第1セット及び第2セットについて同じであってもよく、レイヤ数は、DCIの「プリコーディング情報及びレイヤ数」の(又は第1のTPMI/PMI/RIフィールドとして表された)フィールドに示されてもよい。言い換えると、追加/第2のTPMI/PMIフィールドは、TRI/RI)の情報を示さない場合がある。
【0063】
いくつかの実施形態において、最大送信ランクは、DCIフォーマット0_1でスケジューリングされたPUSCHについてはpusch-Configの上位層パラメータmaxRankによって設定され、DCIフォーマット0_2でスケジューリングされたPUSCHについてはmaxRank-ForDCIFormat0_2によって設定されてもよい。例えば、最大送信ランクは、2又は3又は4として設定されてもよい。最大送信ランクは、任意の適切な数とすることができることに留意されたい。
【0064】
代替として、又は追加で、コードブックサブセットのタイプ及び/又はフルパワーモードのタイプは、TRPごと、又はSRSリソースセットごと、又はPUSCH送信/繰り返しセットごとに設定されてもよい。言い換えれば、codebookSubsetのタイプ及び/又はフルパワーモードのタイプは、異なるTRP、又は異なるSRSリソースセット、又は異なるPUSCH送信/繰り返しのセットについて、異なっていてもよい。
【0065】
ネットワーク装置120は、制御情報を端末装置110-1に送信する(2010)。いくつかの実施形態において、制御情報は、第1のTPMIに関連付けられた第1インデックスと、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示してもよい。あるいは、制御情報は、複数のPUSCH送信のための第1のTPMI及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示してもよい。いくつかの実施形態において、第1インデックスと第2インデックスは直接示されてもよい。あるいは、第1インデックスと第2インデックスは間接的に示されてもよい。他の実施形態において、制御情報は、第1インデックスと第2インデックスを暗黙的に示してもよい。あるいは、制御情報は、第1インデックスと第2インデックスを明示的に示してもよい。
【0066】
まず、制御情報が、第1のTPMIに関連付けられた第1インデックスと、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示し得る状況を参照して、本開示の実施形態について説明する。
【0067】
いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、制御情報に基づいて、第1のTPMIを決定してもよい(2015)。第1インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応してもよい。第1インデックスは、さらに、第1のTPMIの第1の値に対応してもよい。端末装置110-1は、レイヤ数と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、第1インデックス、第2インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうち1つ又は複数とに基づいて、第2のTPMIを決定する(2020)。
【0068】
いくつかの実施形態において、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは、1レイヤ及び/又は2レイヤの送信のための(利用可能な)TPMIの数と、codebookSubsetのタイプと、maxRankの値と、フルパワーモードのタイプとに依存してもよい。このように、第2のTPMIフィールドのサイズが、第1のTPMIフィールドのサイズよりも小さいので、オーバーヘッドが節約される。
【0069】
例えば、1レイヤ又は2レイヤ又は3レイヤ又は4レイヤの送信のためのTPMIの数の最大値はM(Mは正の整数であり、例えば3≦M≦28又は例えばM∈{3,6,14,16,28})であってもよく、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズはceil(log2(M))であってよい。あるいは、1レイヤ又は2レイヤの送信のためのTPMIの数はM(Mは正の整数であり、例えば3≦M≦28又は例えばM∈{3,6,16,28})であってもよく、追加/第2のTPMIフィールドのサイズはceil(log2(M))であってもよい。他の実施形態において、1レイヤの送信及びcodebookSubset=fullAndPartialAndNonCoherentのためのTPMIの数はM(Mは正の整数であり、例えば3≦M≦28又は例えばM∈{3,6,16,28})であってもよく、第2のTPMIフィールドのサイズはceil(log2(M))であってよい。さらに例示的な実施形態において、2レイヤの送信及びcodebookSubset=PartialAndNonCoherentのためのTPMIの数はM(Mは正の整数であり、例えば3≦M≦28又は例えばM∈{6,14})であってもよく、第2のTPMIフィールドのサイズはceil(log2(M))であってよい。
【0070】
いくつかの実施形態において、RRC、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つを介して、コードブックサブセットのタイプの設定が端末装置110-1に設定されてもよい。例えば、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。
【0071】
いくつかの実施形態において、フルパワーモードの設定が端末装置110-1に設定されてもよい。例えば、フルパワーモードの設定は、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないこと、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1として設定されていること、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode2として設定されていること、又はul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerとして設定されていることのうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプの設定(例えば、以下の表1のcodebookSubset)及び/又はフルパワーモードの設定(例えば、以下の表1のul-FullPowerTransmission-r16)は、端末装置110-1に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されているSRSリソースセットの全て若しくは両方に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されている最初のSRSリソースセットに設定されてもよい。あくまで例として、第1のTPMIは、以下の表1によって決定することができる。
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【表7】
【0073】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプの設定(例えば、以下の表11のcodebookSubset)及び/又はフルパワーモードの設定(例えば、以下の表11のul-FullPowerTransmission-r16)は、端末装置110-1に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されているSRSリソースセットの全て若しくは両方に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されている2番目のSRSリソースセットに設定されてもよい。この場合、第2のTPMIは、以下の表11によって決定することができる。
【表8】

【表9】

【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【表15】
【0074】
別の実施形態において、1レイヤ又は2レイヤ又は3レイヤ又は4レイヤの少なくとも1つに関連付けられたTPMIに対応するインデックスの数の値(インデックスが全てのレイヤ数に対して「予約済み」ではない)は、N(Nは正の整数)であってもよく、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズはceil(log2(N))であってもよい。
【0075】
アンテナポート数が2個の場合
-codebookSubsetにnonCoherentが設定され、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTN1(TN1は正の整数、例えばTN1=2)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTN2(TN2は正の整数、例えばTN2=1)であるとき、TN1とTN2との間の最大値はN1であり、N1は正の整数で、N1=max(TN1,TN2)である。例えばN1=2である。
-codebookSubsetにfullyAndPartialAndNonCoherent又はpartialAndNonCoherentが設定され、アンテナポート数が2のとき、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数はTP1(TP1は正の整数、例えばTP1=6)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数はTP2(TP2は正の整数、例えばTP2=3)であり、(TP1-TN1)と(TP2-TN2)との間の最大値はN2であり、N2は正の整数で、N2=max((TP1-TN1),(TP2-TN2))である。例えばN2=4である。
-そしてNの値はN=N1+N2、例えばN=6であり、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは3ビットである。
【0076】
アンテナポート数が4個の場合
-codebookSubsetにnonCoherentが設定され、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTN1(TN1は正の整数、例えばTN1=4)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTN2(TN2は正の整数、例えばTN2=6)であるとき、TN1とTN2との間の最大値はN1であり、N1は正の整数で、N1=max(TN1,TN2)である。例えばN1=6である。
-codebookSubsetにpartialAndNonCoherentが設定され、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数はTP1(TP1は正の整数、例えばTP1=12)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数はTP2(TP2は正の整数、例えばTP2=14)であり、(TP1-TN1)と(TP2-TN2)との間の最大値はN2であり、N2は正の整数で、N2=max((TP1-TN1),(TP2-TN2))である。例えばN2=8である。
-codebookSubsetにfullyAndPartialAndNonCoherentが設定され、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTF1(TF1は正の整数、例えばTF1=28)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTF2(TF2は正の整数、例えばTF2=22)であるとき、(TF1-TP1)と(TF2-TP2)との間の最大値はN3であり、N3は正の整数で、N3=max((TF1-TP1),(TF2-TP2))である。例えばN2=16である。
-Nの値はN=N1+N2+N3、例えばN=30であり、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは5ビットである。
【0077】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプの設定(例えば、以下の表14のcodebookSubset)及び/又はフルパワーモードの設定(例えば、以下の表14のul-FullPowerTransmission-r16)は、端末装置110-1に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されているSRSリソースセットの全て若しくは両方に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されている最初のSRSリソースセットに設定されてもよい。あくまで例として、第1のTPMIは、以下の表14によって決定することができる。
【表16】

【表17】

【表18】

【表19】

【表20】

【表21】

【表22】
【0078】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプの設定(例えば、以下の表24のcodebookSubset)及び/又はフルパワーモードの設定(例えば、以下の表24のul-FullPowerTransmission-r16)は、端末装置110-1に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されているSRSリソースセットの全て若しくは両方に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されている2番目のSRSリソースセットに設定されてもよい。この場合、第2のTPMIは、以下の表24によって決定することができる。
【表23】

【表24】

【表25】

【表26】

【表27】

【表28】

【表29】

【表30】

【表31】

【表32】

【表33】

【表34】

【表35】

【表36】

【表37】

【表38】

【表39】

【表40】

【表41】

【表42】

【表43】

【表44】

【表45】

【表46】

【表47】

【表48】

【表49】

【表50】

【表51】
【0079】
いくつかの実施形態において、追加/第2のTPMIフィールドに対応するTPMI/プリコーディング情報の表では、第1のTPMIフィールドで示されるものと同じレイヤ数の値に対応するTPMIのみが存在してもよい。さらに、第2のTPMIフィールドに従ったインデックスへのビットフィールドのマッピング、又はビットフィールドの解釈は、第1のTPMIフィールドに従って示されるレイヤ数の値に依存してもよい。あるいは、第2のTPMIフィールドで示されるビットフィールドは、レイヤ数の値が第1のTPMIフィールドで示されるものと同じであるTPMIにのみマッピングされてもよい。
【0080】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプとフルパワーモードのタイプは、端末装置ごとに設定されてもよい。言い換えれば、codebookSubsetのタイプとフルパワーモードのタイプは、異なるTRP、又は異なるSRSリソースセット、又は異なるPUSCH送信/繰り返しのセットについて、同じであってもよい。この場合、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは、1レイヤ及び/又は2レイヤの送信のためのTPMIの数と、codebookSubsetのタイプと、maxRankの値と、フルパワーモードのタイプと、第1のTPMI/PMIフィールドのビットインデックス、又は第1のTPMI/PMIフィールドのTPMIインデックスとに依存してもよい。このように、第2のTPMIフィールドのサイズが、第1のTPMIフィールドのサイズよりも小さいので、オーバーヘッドが節約される。
【0081】
いくつかの実施形態において、1レイヤ又は2レイヤ又は3レイヤ又は4レイヤの少なくとも1つに関連付けられたTPMIに対応するインデックスの数の値(インデックスが全てのレイヤ数に対して「予約済み」ではない)は、N(Nは正の整数)であってもよく、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズはceil(log2(N))であってもよい。
【0082】
アンテナポート数が2個の場合
-codebookSubsetにnonCoherentが設定され、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTN1(TN1は正の整数、例えばTN1=2)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数がTN2(TN2は正の整数、例えばTN2=1)であるとき、TN1とTN2との間の最大値はN1であり、N1は正の整数で、N1=max(TN1,TN2)である。例えばN1=2である。
-codebookSubsetにfullyAndPartialAndNonCoherent又はpartialAndNonCoherentが設定され、アンテナポート数が2のとき、1レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数はTP1(TP1は正の整数、例えばTP1=6)、2レイヤ送信のための(利用可能な)TPMIの数はTP2(TP2は正の整数、例えばTP2=3)であり、(TP1-TN1)と(TP2-TN2)との間の最大値はN2であり、N2は正の整数で、N2=max((TP1-TN1),(TP2-TN2))である。例えばN2=4である。
-そしてNの値はN=N1+N2、例えばN=6であり、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは3ビットであってもよい。
【0083】
アンテナポート数が4個の場合
-codebookSubsetにnonCoherentが設定されている場合で、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が1でTPMI値∈{0,1,2,3}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の1レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTN1(TN1は正の整数、例えばTN1=4)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が2でTPMI値∈{0,1,2,3,4,5}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の2レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTN2(TN2は正の整数、例えばTN1=6)であり、TN1とTN2との間の最大値はNであり、Nは正の整数で、N=max(TN1,TN2)である。例えばN=6であり、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは3ビットである。
-codebookSubsetにpartialAndNonCoherentが設定されている場合で、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が1でTPMI値∈{0,1,2,3}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の1レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTN1(TN1は正の整数、例えばTN1=4)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が2でTPMI値∈{0,1,2,3,4,5}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の2レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTN2(TN2は正の整数、例えばTN2=6)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が1でTPMI値∈{4-11}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の1レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTP1(TP1は正の整数、例えばTP1=8)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が2でTPMI値∈{6-13}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の2レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTP2(TP2は正の整数、例えばTP2=8)であり、TN1、TN2、TP1、TP2の最大値はNであり、Nは正の整数で、N=max(TN1,TN2,TP1,TP2)である。例えばN=8であり、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは3ビットであってもよい。
-codebookSubsetにfullyAndPartialAndNonCoherentが設定されている場合で、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が1でTPMI値∈{0,1,2,3}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の1レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTN1(TN1は正の整数、例えばTN1=4)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が2でTPMI値∈{0,1,2,3,4,5}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の2レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTN2(TN2は正の整数、例えばTN2=6)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が1でTPMI値∈{4-11}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の1レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTP1(TP1は正の整数、例えばTP1=8)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が2でTPMI値∈{6-13}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の2レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTP2(TP2は正の整数、例えばTP2=8)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が1でTPMI値∈{12-27}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の1レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTF1(TF1は正の整数、例えばTF1=16)であり、第1のTPMI/PMIフィールドのレイヤ数が2でTPMI値∈{14-21}のとき、PUSCH送信/繰り返しの第2セット用の2レイヤ送信に対する、又は追加/第2のTPMI/PMIフィールドに対する(使用可能な)TPMIの数はTF2(TF2は正の整数、例えばTF2=8)であり、TN1、TN2、TP1、TP2、TF1、TF2の最大値はNであり、Nは正の整数で、N=max(TN1,TN2,TP1,TP2,TF1,TF2)である。例えばN=16であり、第2のTPMI/PMIフィールドのサイズは4ビットであってもよい。
【0084】
追加/第2のTPMIフィールドに従ったインデックスへのビットフィールドのマッピング、又はビットフィールドの解釈は、第1のTPMIフィールドに従って示されるレイヤ数の値及びTPMIインデックスの値に依存する。第2のTPMIフィールドのビット数をさらに削減することができ、DCIにおけるシグナリングのオーバーヘッドを節約することができる。
【0085】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプの設定(例えば、以下の表37のcodebookSubset)及び/又はフルパワーモードの設定(例えば、以下の表37のul-FullPowerTransmission-r16)は、端末装置110-1に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されているSRSリソースセットの全て若しくは両方に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されている最初のSRSリソースセットに設定されてもよい。あくまで例として、第1のTPMIは、以下の表37によって決定することができる。
【表52】

【表53】

【表54】

【表55】

【表56】

【表57】

【表58】
【0086】
いくつかの実施形態において、codebookSubsetのタイプの設定(例えば、以下の表47のcodebookSubset)及び/又はフルパワーモードの設定(例えば、以下の表47のul-FullPowerTransmission-r16)は、端末装置110-1に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されているSRSリソースセットの全て若しくは両方に設定されてもよく、又は、「コードブック」に関連付けられているか、若しくは使用が「コードブック」に設定されている2番目のSRSリソースセットに設定されてもよい。この場合、第2のTPMIは、以下の表47によって決定することができる。
【表59】

【表60】

【表61】

【表62】

【表63】

【表64】

【表65】

【表66】

【表67】

【表68】

【表69】

【表70】

【表71】

【表72】

【表73】

【表74】

【表75】

【表76】

【表77】

【表78】

【表79】

【表80】

【表81】

【表82】

【表83】

【表84】

【表85】

【表86】

【表87】

【表88】

【表89】

【表90】

【表91】

【表92】

【表93】

【表94】

【表95】

【表96】

【表97】
【0087】
上述した実施形態によれば、第2のTPMIフィールドには、利用可能なTPMIのセット(例えばS1)が存在してもよい。当該セットは、第1のTPMIフィールドに従って示される、レイヤ数の異なる値、及び/又はTPMIインデックスの異なる値に基づいて、異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、S1からの利用可能なTPMIのサブセット(例えばST1)が定義/設定されてもよい。例えばサブセットは、異なるS1のセットに対して異なっていてもよい。あるいは、サブセットは、無線リソース制御(RRC)、メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)、又はDCIうちの少なくとも1つによって予め定義されるか、又は設定されてもよい。例えば、本実施形態におけるプリコーディング情報の表は、表1~61に定義された表のサブセットであってもよい。別の例では、表1~6においてインデックスにマッピングされたビットフィールドの値は、開示のためだけのものであり、その値は変更可能である。例えば、表1~61においてインデックスにマッピングされたビットフィールドの値は、{0~63}のいずれか1つであってもよい。例えばこのようにして、第2のTPMIフィールドのビット数をさらに削減することができ、DCIにおけるシグナリングのオーバーヘッドを節約することができる。
【0088】
上述したように、制御情報は、複数のPUSCH送信のための第1のTPMI及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示してもよい。ここでは、制御情報が、複数のPUSCH送信のための第1のTPMI及び第2のTPMIに関連付けられた1つのインデックスを示し得る状況を参照して、本開示の実施形態について説明する。いくつかの実施形態において、インデックスは直接示されてもよい。あるいは、インデックスは間接的に示されてもよい。他の実施形態において、制御情報は、インデックスを暗黙的に示してもよい。あるいは、制御情報は、インデックスを明示的に示してもよい。
【0089】
いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、1つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、2つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、3つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、4つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのインデックスは、{R個のレイヤ、TPMI1、TPMI2}を示してもよく、Rは、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。例えば、TPMI1は非負の整数であり、TPMI1は0~27のいずれか1つであってもよい。例えば、TPMI2は非負の整数であり、TPMI2は0~27のいずれか1つであってもよい。
【0090】
いくつかの実施形態において、フィールドのインデックスに関連付けられた/リンクされた/関連した2つのTPMI(例えば、TPMIj1とTPMIj2)が存在してもよい。そして、TPMIj1は、レイヤ数の1つの値R1(例えば、R1は{1,2,3,4}のいずれか1つであってもよい)に関連付けられ、TPMIj2は、レイヤ数の同じ値R1に関連付けられている。例えば、第1のTPMIは、レイヤ数R1のTPMIj1として示されるか、又はレイヤ数R1の「予約済み」として示され、第2のTPMIは、レイヤ数R1のTPMIj2として示されるか、又はレイヤ数R1の「予約済み」として示される。例えば、TPMIj1は非負の整数であり、TPMIj1は0~27のいずれか1つであってもよい。例えば、TPMIj2は非負の整数であり、TPMIj2は0~27のいずれか1つであってもよい。例えば、TPMIj1は、TPMIj2と異なっていてもよい。いくつかの実施形態おいて、R1レイヤのTPMIj1=ij1又はR1レイヤのTPMIj1=「予約済み」、及びR1レイヤのTPMIj2=ij2又はR1レイヤのTPMIj2=「予約済み」は、idxに関連付けられ/リンクされ/関連してもよい。そして、ij1は非負の整数、ij2は非負の整数、idxは非負の整数である。例えば、ij1は、0から27までであってもよい。例えば、ij2は、0から27までであってもよい。例えば、idxは、0から1299までであってもよい。例えば、idxは、0から2047までであってもよい。別の例では、ij1はij2と異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズはYビットであってもよく、Yは正の整数である。例えば、Yは11未満であってもよい。例えば、Yは{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}のいずれか1つであってもよい。
【0091】
いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、1つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、2つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、3つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示される第1のTPMI及び第2のTPMIは、4つのレイヤに関連付けられたTPMIのうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのインデックスは、{R個のレイヤ、TPMI1、TPMI2}を示してもよく、Rは、{1,2,3,4}のうちいずれか1つであってもよい。例えば、TPMI1は非負の整数であり、TPMI1は0~27のいずれか1つであってもよい。例えば、TPMI2は非負の整数であり、TPMI2は0~27のいずれか1つであってもよい。
【0092】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダ(transform precoder)が無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、3レイヤのTPMI={0}のみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、3レイヤのTPMI2={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、TPMI1及びTPMI2の値を示す必要はなく、TPMI1は3レイヤのTPMI1={0}であると仮定され、TPMI2は3レイヤのTPMI2={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、4レイヤのTPMI={0}のみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、4レイヤのTPMI2={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、TPMI1及びTPMI2の値を示す必要はなく、TPMI1は4レイヤのTPMI1={0}であると仮定され、TPMI2は4レイヤのTPMI2={0}であると仮定される。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは6未満であってもよい。例えば、Yは5又は6であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは54未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは54未満であってもよい。
【0093】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4と設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがpartialAndNonCoherentとして設定されている場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、3レイヤのTPMI1={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、3レイヤのTPMI2={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、4レイヤのTPMI1={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、4レイヤのTPMI2={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは9未満であってもよい。例えば、Yは8又は9であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは348未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは348未満であってもよい。
【0094】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4と設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがfullAndPartialAndNonCoherentとして設定されている場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、3レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、3レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、4レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、4レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは11未満であってもよい。例えば、Yは10又は11であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは1299未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは1299未満であってもよい。
【0095】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,13}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,13}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは7未満であってもよい。例えば、Yは6又は7であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは74未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは74未満であってもよい。
【0096】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがpartialAndNonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,13,12,14,15}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,13,12,14,15}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは9未満であってもよい。例えば、Yは8又は9であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは260未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは260未満であってもよい。
【0097】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,13}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,13}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、3レイヤのTPMI1={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、3レイヤのTPMI2={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、4レイヤのTPMI1={0}のみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、4レイヤのTPMI2={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって4として示される場合、2つのTPMIを示すために、フィールドのインデックスのコードポイント/ビットインデックスが1つのみ存在し、第1のTPMIは4レイヤのTPMI1=0であり、第2のTPMIは4レイヤのTPMI2={0}である。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは7未満であってもよい。例えば、Yは6又は7であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは79未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは79未満であってもよい。
【0098】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が4として設定されているか、又はSRSポートの数が4であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=3又は4であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがpartialAndNonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,13,12,14,15}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,13,12,14,15}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって3として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、3レイヤのTPMI1={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、3レイヤのTPMI2={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって4として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、4レイヤのTPMI1={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、4レイヤのTPMI2={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは9未満であってもよい。例えば、Yは8又は9であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは278未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは278未満であってもよい。
【0099】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が2として設定されているか、又はSRSポートの数が2であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0}のみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、2つのTPMIを示すために、フィールドのインデックスのコードポイント/ビットインデックスが1つのみ存在し、第1のTPMIは2レイヤのTPMI1=0であり、第2のTPMIは2レイヤのTPMI2={0}である。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズはYビットであってもよく、Yは正の整数である。例えば、Yは3未満であってもよい。例えば、Yは1又は2又は3であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。例えば、Wは5未満であってもよい。例えば、Wは3又は4又は5であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。例えば、Wは5未満であってもよい。例えば、Wは3又は4又は5であってもよい。
【0100】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が2と設定されているか、又はSRSポートの数が2であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、codebookSubsetがfullAndPartialAndNonCoherentとして設定されている場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2,3,4,5}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2,3,4,5}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは6未満であってもよい。例えば、Yは4又は5又は6であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは45未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは45未満であってもよい。
【0101】
いくつかの実施形態において、アンテナポートの数が2として設定されているか、又はSRSポートの数が2であり、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2であり、ul-FullPowerTransmission-r16がfullpowerMode1に設定されており、codebookSubsetがnonCoherentとして設定される場合。いくつかの実施形態において、レイヤ数が第1フィールドの第1インデックスによって1として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、1レイヤのTPMI1={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、1レイヤのTPMI2={0,1,2}のうちいずれか1つのみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI1は、2レイヤのTPMI1={0}のみとすることができ、フィールドのインデックスに関連付けられる/によって示されるTPMI2は、2レイヤのTPMI2={0}のみとすることができる。いくつかの実施形態において、レイヤ数がフィールドのインデックスによって2として示される場合、2つのTPMIを示すために、フィールドのインデックスのコードポイント/ビットインデックスが1つのみ存在し、第1のTPMIは2レイヤのTPMI1=0であり、第2のTPMIは2レイヤのTPMI2=0である。いくつかの実施形態において、フィールドのサイズは、Yビットであってもよい。Yは正の整数である。例えば、Yは4未満であってもよい。例えば、Yは2又は3又は4であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドの有効なコードポイント又は有効なビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは10未満であってもよい。いくつかの実施形態において、フィールドにおいて「予約済み」でないコードポイント又はビットインデックスの数は、Wであってもよい。Wは正の整数である。例えば、Wは10未満であってもよい。
【0102】
例えば端末装置110-1に、単一のDCIに基づくM-TRP PUSCH繰り返しスキームが設定され、端末装置110-1に、コードブックに基づくアップリンク/PUSCH送信が設定され得る場合(pusch-Configの上位層パラメータtxConfigが「codebook」に設定されている場合)、2セットのPUSCH送信/繰り返しが存在し、PUSCH送信/繰り返しの第1セットのためのプリコーダが、DCIの「プリコーディング情報及びレイヤ数」フィールドに示された新たな/拡張されたTPMI/PMIに基づく。
【0103】
いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、制御情報に基づいて、第1のTPMIを決定してもよい(2015)。インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応してもよい。第1インデックスはさらに、第1のTPMIの第1の値に対応し、第2のTPMIの第2の値に対応してもよい。端末装置110-1は、レイヤ数、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうち1つ又は複数に基づいて、第2のTPMIを決定する(2020)。
【0104】
いくつかの実施形態において、(新たな/拡張された)TPMI/PMIフィールドには、レイヤ数と2つのTPMI値を示す少なくとも1つのインデックス/コードポイントが存在してもよい。レイヤ数は、PUSCH送信/繰り返しの第1セット及び第2セットに適用される。フィールドのインデックス/コードポイントの第1のTPMIは、PUSCH送信/繰り返しの第1セットに使用されてもよい。フィールドのインデックス/コードポイントの第2のTPMIは、PUSCH送信/繰り返しの第2セットに使用されてもよい。フィールドにインデックス/コードポイントのTPMI値が1つしかない場合、TPMI値はPUSCH送信/繰り返しの第1セットに使用されるか、PUSCH送信/繰り返しの第1セット及び第2セットの両方に使用されてもよい。PUSCH送信/繰り返しの数が1の場合、フィールド内のインデックス/コードポイントの第1のTPMIは、そのPUSCH送信に適用される。
【0105】
いくつかの実施形態において、フィールド内の同じインデックス/コードポイントに関連付けられた2つのTPMI値の組合せは、RRC、MAC CE、及びDCIの少なくとも1つにおいて設定されてもよい。あるいは、同じインデックス/コードポイントに関連付けられたTPMI値は、同じレイヤ数に関連付けられ、同じタイプのcodebookSubset及び/又は同じタイプのフルパワーモードに関連付けられている。例として4つのアンテナポートを挙げると、トランスフォームプリコーダが無効であり、maxRank=2又は3又は4であり、例えばul-FullPowerTransmission-r16が設定されていないか、fullpowerMode2に設定されているか、fullpowerに設定されており、レイヤ数が1で、第1のTPMI値が{0,1,2,3}のうちいずれか1つである場合、第2のTPMI値は、{0,1,2,3}のいずれか1つ、及び/又は第1のTPMI値とは異なる値のみとすることができる。このようにして、追加/第2のTPMIフィールドのビット数を削減することができ、DCIにおいて1つのフィールドのみが設計されることで、DCIのシグナリングのオーバーヘッドを節約することができる。
【0106】
いくつかの実施形態において、TPMI/RIフィールドに、2つのTPMI(例えばTPMI1及びTPMI2)の利用可能なペアのセット(例えばSJ1)が存在してもよい。セットは、レイヤ数の異なる値に基づいて異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、SJ1からの2つのTPMI(例えばTPMI1及びTPMI2)の利用可能なペアのサブセット(例えばSJ1_S)が定義/構成されてもよい。例えばサブセットは、異なるSJ1のセットに対して異なっていてもよい。あるいは、サブセットは、無線リソース制御(RRC)、メディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)、又はDCIうちの少なくとも1つによって予め定義されるか、又は設定されてもよい。例えば、セット又はサブセットにはTPMI1及びTPMI2の同じ値が含まれない。例えばこのようにして、第2のTPMIフィールドのビット数をさらに削減することができ、DCIにおけるシグナリングのオーバーヘッドを節約することができる。
【0107】
図2に戻って、端末装置110-1は、第1のTPMIに基づいて、第1プリコーディング行列を決定してもよい(2025)。また、端末装置110-1は、第2のTPMIに基づいて、第2のプリコーディング行列を決定してもよい(2030)。例えば、プリコーディング行列は、TPMIに基づいて、以下のようにして決定されてもよい。
上位層パラメータtxConfigが設定されていない場合、プリコーディング行列W=1である。
【表98】

【表99】

【表100】

【表101】

【表102】

【表103】

【表104】
【0108】
図2に戻って、端末装置110-1は、第1プリコーディング行列をPUSCH送信の第1セットに適用してもよい(2035)。また、端末装置110-1は、第2プリコーディング行列をPUSCH送信の第2セットに適用してもよい(2040)。例えば、PUSCH送信は、プリコーディング行列に基づいてプリコーディングされてもよい。端末装置110-1は、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて、PUSCH送信を送信する(2045)。
【0109】
図3は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法300のフローチャートを示す。あくまで説明を目的として、方法300は、図1に示す端末装置110-1で実施することができる。
【0110】
ブロック310において、端末装置110-1は、ネットワーク装置120から制御情報を受信する。前記制御情報は、第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)に関連付けられた第1インデックスを示す。また、前記制御情報は、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスを示す。第1インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応する。いくつかの実施形態において、第1インデックスは第1のTPMIの第1の値に対応し、第2インデックスは第2のTPMIの第2の値に対応する。複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含んでもよい。PUSCH送信の第1セットは、第2の数のPUSCH送信を含んでもよい。第2の数は、1~64の範囲にある。例えば、第2の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含んでもよい。第3の数は、1~64の範囲にある。例えば、第3の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。
【0111】
ブロック320において、端末装置110-1は、レイヤ数と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、第1インデックス、第2インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて、第2のTPMIを決定する。例えば、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。さらに、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0112】
ブロック330において、端末装置110-1は、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、ネットワーク装置120に送信する。いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、第1のTPMIに基づいて第1プリコーディング行列を決定し、第2のTPMIに基づいて第2プリコーディング行列を決定してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信がPUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含む場合、端末装置110-1は、第1プリコーディング行列をPUSCHの第1セットに適用し、第2プリコーディング行列をPUSCH送信の第2セットに適用してもよい。
【0114】
図4は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法400のフローチャートを示す。あくまで説明を目的として、方法400は、図1に示す端末装置110-1で実施することができる。
【0115】
ブロック410において、端末装置110-1は、ネットワーク装置120から制御情報を受信する。制御情報は、複数のPUSCH送信のための第1のTPMI及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示す。インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応する。いくつかの実施形態において、インデックスは、第1のTPMIの第1の値に対応するとともに、第2のTPMIの第2の値に対応する。複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含んでもよい。PUSCH送信の第1セットは、第2の数のPUSCH送信を含んでもよい。第2の数は、1~64の範囲にある。例えば、第2の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含んでもよい。第3の数は、1~64の範囲にある。例えば、第3の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。
【0116】
ブロック420において、端末装置110-1は、レイヤ数、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のTPMIを決定する。例えば、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。さらに、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
ブロック430において、端末装置110-1は、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、ネットワーク装置120に送信する。いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、第1のTPMIに基づいて第1プリコーディング行列を決定し、第2のTPMIに基づいて第2プリコーディング行列を決定してもよい。
【0118】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信がPUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含む場合、端末装置110-1は、第1プリコーディング行列をPUSCHの第1セットに適用し、第2プリコーディング行列をPUSCH送信の第2セットに適用してもよい。
【0119】
図5は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法500のフローチャートを示す。あくまで説明を目的として、方法500は、図1に示すネットワーク装置120で実施することができる。
【0120】
ブロック510において、ネットワーク装置120は、制御情報を第1装置110-1に送信する。前記制御情報は、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)に関連付けられた第1インデックスを示す。また、制御情報は、複数のPUSCH送信のための第2のTPMIに関連付けられた第2のインデックスを示す。第1インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応する。いくつかの実施形態において、第1インデックスは第1のTPMIの第1の値に対応し、第2インデックスは第2のTPMIの第2の値に対応する。複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含んでもよい。PUSCH送信の第1セットは、第2の数のPUSCH送信を含んでもよい。第2の数は、1~64の範囲にある。例えば、第2の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含んでもよい。第3の数は、1~64の範囲にある。例えば、第3の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。
【0121】
第2のTPMIは、レイヤ数と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて決定されてもよい。例えば、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。さらに、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0122】
ブロック520において、ネットワーク装置120は、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、端末装置110-1から受信する。いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、第1のTPMIに基づいて第1プリコーディング行列を決定し、第2のTPMIに基づいて第2プリコーディング行列を決定してもよい。
【0123】
図6は、本開示の実施形態にかかる例示的な方法600のフローチャートを示す。あくまで説明を目的として、方法600は、図1に示すネットワーク装置120で実施することができる。
【0124】
ブロック610において、ネットワーク装置120は、制御情報を第1装置110-1に送信する。制御情報は、複数のPUSCH送信のための第1のTPMI及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示す。インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応する。いくつかの実施形態において、インデックスは、第1のTPMIの第1の値に対応するとともに、第2のTPMIの第2の値に対応する。複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含んでもよい。PUSCH送信の第1セットは、第2の数のPUSCH送信を含んでもよい。第2の数は、1~64の範囲にある。例えば、第2の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含んでもよい。第3の数は、1~64の範囲にある。例えば、第3の数は、{1,2,3,...,64}の任意の適切な数であってもよい。
【0125】
第2のTPMIは、レイヤ数と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて決定されてもよい。例えば、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。さらに、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
ブロック520において、ネットワーク装置120は、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、端末装置110-1から受信する。いくつかの実施形態において、端末装置110-1は、第1のTPMIに基づいて第1プリコーディング行列を決定し、第2のTPMIに基づいて第2プリコーディング行列を決定してもよい。
【0127】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信に対して、最大レイヤ数は1又は2であってもよい。例えば、表1~表61又は上述の実施形態において、レイヤ数が3又は4のTPMIについての行/インデックスは省略されてもよい。
【0128】
図7は、本開示の実施形態を実施するのに適した装置700の概略ブロック図である。装置700は、図1に示すネットワーク装置110又は端末装置120の別の例示的な実施であるとみなすことができる。したがって、装置700は、ネットワーク装置110又は端末装置120において、又は少なくともその一部として実施することができる。
【0129】
図に示すように、装置700は、プロセッサ710、プロセッサ710に結合されるメモリ720、プロセッサ710に結合される適切な送信機(TX)及び受信機(RX)740、並びにTX/RX740に接続される通信インタフェースを含む。メモリ710は、プログラム730の少なくとも一部を格納する。TX/RX 740は、双方向通信用である。TX/RX 740は、通信を促進する少なくとも1つのアンテナを有するが、実際には、本願で述べたアクセスノードは、複数のアンテナを有してもよい。通信インタフェースは、他のネットワーク要素と通信を行う際に必要な任意のインタフェース、例えば、eNB間の双方向通信用のX2インタフェース、Mobility Management Entity(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信用のS1インタフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信用のUnインタフェース、又はeNBと端末装置との間の通信用のUuインタフェースを表してもよい。
【0130】
プログラム730はプログラム命令を含むとみなされ、プログラムは、関連付けられたプロセッサ710によって実行されると、本明細書で図1図5を参照して論じたように、本開示の実施形態に従って装置700が動作することを可能にする。本明細書の実施形態は、装置700のプロセッサ710が実行可能なコンピュータソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組合せにより実施してもよい。プロセッサ710は、本開示の様々な実施形態を実施するように構成され得る。また、プロセッサ710及びメモリ720の組合せは、本開示の各実施形態を実施するのに適した処理手段850を構成してもよい。
【0131】
メモリ720は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプとしてもよく、任意の適切なデータ記憶技術(例として、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体、半導体ベースの記憶装置、磁気記憶装置及びシステム、光学記憶装置及びシステム、固定メモリ及び移動可能メモリ等が挙げられるが、これらに限定されない)により実施してもよい。装置700には1つのメモリ720しか示されていないが、装置700には複数の物理上異なるメモリモジュールを設置してもよい。プロセッサ710は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理器(DSP)、及びマルチコアプロセッサ構成に基づくプロセッサのうち、1つ又は複数を含んでもよいが、これらに限定されない。装置700は複数のプロセッサ、例えば、マスタープロセッサと同期するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有してもよい。
【0132】
いくつかの実施形態において、端末装置(例えば、端末装置110)は、第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)に関連付けられた第1インデックスと、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示す制御情報を、ネットワーク装置から受信することであって、第1インデックスが複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのレイヤ数に対応することと、レイヤ数と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、第1インデックス、第2インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて、第2のTPMIを決定することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、ネットワーク装置に送信することと、を行うように構成された回路を含む。
【0133】
いくつかの実施形態において、第1インデックスは第1のTPMIの第1の値に対応し、第2インデックスは第2のTPMIの第2の値に対応する。
【0134】
いくつかの実施形態において、回路はさらに、第1のTPMIに基づいて第1プリコーディング行列を決定し、第2のTPMIに基づいて第2プリコーディング行列を決定するように構成されている。
【0135】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含み、回路は、第1プリコーディング行列をPUSCH送信の第1セットに適用し、第2プリコーディング行列をPUSCH送信の第2セットに適用し、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを送信することで、複数のPUSCH送信を送信するように構成されている。
【0136】
いくつかの実施形態において、PUSCH送信の第1セットは第2の数のPUSCH送信を含み、第2の数は1~64の範囲にあり、PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含み、第3の数は1~64の範囲にある。
【0137】
いくつかの実施形態において、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
いくつかの実施形態において、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0139】
いくつかの実施形態において、端末装置(例えば、端末装置110)は、端末装置において、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示す制御情報を、ネットワーク装置から受信することであって、インデックスが複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応することと、レイヤ数、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つに基づいて第2のTPMIを決定することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、ネットワーク装置に送信することと、を行うように構成された回路を含む。
【0140】
いくつかの実施形態において、インデックスは、第1のTPMIの第1の値に対応するとともに、第2のTPMIの第2の値に対応する。
【0141】
いくつかの実施形態において、回路はさらに、第1のTPMIに基づいて第1プリコーディング行列を決定し、第2のTPMIに基づいて第2プリコーディング行列を決定するように構成されている。
【0142】
いくつかの実施形態において、複数のPUSCH送信は、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを含み、回路は、第1プリコーディング行列をPUSCH送信の第1セットに適用し、第2プリコーディング行列をPUSCH送信の第2セットに適用し、PUSCH送信の第1セットとPUSCH送信の第2セットとを送信することで、複数のPUSCH送信を送信するように構成されている。
【0143】
いくつかの実施形態において、PUSCH送信の第1セットは第2の数のPUSCH送信を含み、第2の数は1~64の範囲にあり、PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含み、第3の数は1~64の範囲にある。
【0144】
いくつかの実施形態において、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。
【0145】
いくつかの実施形態において、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置(例えば、ネットワーク装置120)は、ネットワーク装置において、第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)に関連付けられた第1インデックスと、第2のTPMIに関連付けられた第2インデックスとを示す制御情報を、端末装置に送信することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、端末装置から受信することと、を行うように構成された回路を含む。第1インデックスは、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためのレイヤ数に対応し、 第2のTPMIは、レイヤ数の値と、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、第1インデックス、第2インデックス、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つとに基づいて決定される。
【0147】
いくつかの実施形態において、第1インデックスは第1のTPMIの第1の値に対応し、第2インデックスは第2のTPMIの第2の値に対応する。
【0148】
いくつかの実施形態において、PUSCH送信の第1セットは第2の数のPUSCH送信を含み、第2の数は1~64の範囲にあり、PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含み、第3の数は1~64の範囲にある。
【0149】
いくつかの実施形態において、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。
【0150】
いくつかの実施形態において、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0151】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置(例えば、ネットワーク装置120)は、ネットワーク装置において、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための第1の送信プリコーディング行列インジケータ(TPMI)及び第2のTPMIに関連付けられたインデックスを示す制御情報を、端末装置に送信することと、第1のTPMI及び第2のTPMIに基づいて処理された複数のPUSCH送信を、端末装置から受信することと、を行うように構成された回路を含む。インデックスは、複数のPUSCH送信のためのレイヤ数に対応し、複数のための第2のTPMIは、レイヤ数の値、コードブックサブセットのタイプの設定、フルパワーモードの設定、又は第1のTPMIの第1の値のうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0152】
いくつかの実施形態において、インデックスは、第1のTPMIの第1の値に対応するとともに、第2のTPMIの第2の値に対応する。
【0153】
いくつかの実施形態において、PUSCH送信の第1セットは第2の数のPUSCH送信を含み、第2の数は1~64の範囲にあり、PUSCH送信の第2セットは、第3の数のPUSCH送信を含み、第3の数は1~64の範囲にある。
【0154】
いくつかの実施形態において、コードブックサブセットのタイプの設定は、nonCoherent、partialAndNonCoherent、又はfullyAndPartialAndNonCoherentのうちの少なくとも1つを含む。
【0155】
いくつかの実施形態において、フルパワーモードの設定は、fullpowerMode1、fullpowerMode2、又はfullpowerのうちの少なくとも1つを含む。
【0156】
本明細書で使用する「回路」という用語は、(a)ハードウェア回路の実装、(b)ハードウェア回路とソフトウェアとの組合せ、のうち1つ又は複数又は全てを指し得る。例えば、回路は、(i)ソフトウェア/ファームウェアを有するアナログ及び/又はデジタルのハードウェア回路の組合せ、(ii)ソフトウェア(デジタル信号プロセッサを含む)、ソフトウェア、及びメモリを有し、それらが協働して携帯電話やサーバ等の装置に種々の機能を発揮させるハードウェアプロセッサの任意の部分、(c)操作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするが、操作に必要ないときはソフトウェアが存在しない場合があるマイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部のようなハードウェア回路及びプロセッサ、であってもよい。さらなる例として、本願で使用する場合、回路という用語は、単なるハードウェア回路若しくはプロセッサ(若しくは複数のプロセッサ)、又はハードウェア回路若しくはプロセッサの一部、並びにその(又はそれらの)付随するソフトウェア及び/又はファームウェアの実装も網羅する。また、回路という用語は、例えば、特定の請求項の要素に適用可能な場合、モバイルデバイス用ベースバンド集積回路若しくはプロセッサ集積回路、又はサーバ、セルラーネットワークデバイス、若しくは他のコンピューティングデバイスやネットワークデバイスにおける同様の集積回路を網羅する。
【0157】
通常、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア若しくは専用回路、ソフトウェア、論理又はそれらの任意の組合せにより実施してもよい。いくつかの態様はハードウェアによって実施し、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサ又は他のコンピューティングデバイスが実行し得るファームウェア又はソフトウェアによって実施してもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして図示されて説明され、又は他の何らかの絵画的表現によって示されているが、本明細書に記載のブロック、装置、システム、技術又は方法は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路若しくは論理、汎用ハードウェア若しくはコントローラ若しくは他のコンピューティングデバイス、又はそれらの組合せによって実施してもよいが、これらに限定されないことが理解されるであろう。
【0158】
本開示はさらに、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体に有形記憶される少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令のような、コンピュータが実行可能な命令を含む。当該命令は、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行され、例えば図3図6を参照して上述したプロセス又は方法を実行する。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、又は特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造等を含む。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じてプログラムモジュール間で組み合わせるか、又は分割してもよい。プログラムモジュールのマシン可読命令は、ローカル又は分散型のデバイス内で実行してもよい。分散型デバイスにおいて、プログラムモジュールはローカル及びリモートの記憶媒体のどちらに置いてもよい。
【0159】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1種類又は複数のプログラミング言語の任意の組合せにより記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは全てマシン上で実行するか、部分的にマシン上で実行するか、独立したソフトウェアパッケージとして実行するか、マシン上で部分的に実行するとともにリモートのマシン上で部分的に実行するか、又は全てリモートのマシン若しくはサーバ上で実行してもよい。
【0160】
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で具現化されてもよく、当該マシン可読媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスにより使用されるプログラム、又は、それらと結合して使用されるプログラムを含むか又は格納する任意の有形媒体であり得る。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であり得る。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又は前述の任意の適切な組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。マシン可読記憶媒体のさらにより具体的な例には、1つ若しくは複数のワイヤ、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去・書き込み可能なリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は前述の任意の適切な組合せが含まれる。
【0161】
なお、操作について、特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした操作を示された特定の順序で実行するか若しくは順に実行するか、又は、示された全ての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスク及び並行処理が有利である可能性がある。同様に、上述の議論には、いくつかの具体的な実施の詳細が含まれるが、これらは本開示の範囲に対する限定ではなく、特定の実施形態に特定され得る特徴についての説明であると解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈において説明したいくつかの特徴は、ある1つの実施形態において組み合わせて実施されてもよい。逆に、1つの実施形態の文脈において説明された各種特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切な副次的な組合せにより、実施されてもよい。
【0162】
本開示について、構造的特徴及び/又は方法論的な動作に特有の言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示は、必ずしも上述の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。上述の特定の特徴や動作はむしろ、特許請求の範囲を実施する例示的形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7