(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-21
(45)【発行日】2025-03-31
(54)【発明の名称】設定方法、バインディング方法、装置、デバイス、送信ノード、受信ノード、および媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 69/14 20220101AFI20250324BHJP
【FI】
H04L69/14
(21)【出願番号】P 2022581559
(86)(22)【出願日】2021-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2021097151
(87)【国際公開番号】W WO2022001540
(87)【国際公開日】2022-01-06
【審査請求日】2022-12-28
(31)【優先権主張番号】202010610782.6
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 其 磊
【審査官】宮島 郁美
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0119076(US,A1)
【文献】特表2019-534609(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109600188(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L12/00-13/18,41/00-69/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲートウェイデバイスに用いられる設定方法であって、
光レイヤチャネルの多重構造を確定することと、
前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、ローカルの光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられることと、を含み、
前記
したローカルの光レイヤチャネルのバインディングは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることと、
前記チャネル識別情報を前記ターゲットノードに送信することと、を含む、
設定方法。
【請求項2】
前記ターゲットノードには、送信ノードが含まれ、
前記送信ノードと、対応する受信ノードとの間に、前記チャネル識別情報を伝送するためのオーバーヘッドチャネルがある、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記チャネル識別情報に、前記送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子と、光レイヤに含まれるチャネルの数と、チャネルローカル識別子と、チャネルに含まれるサブチャネルの数と、サブチャネルローカル識別子と、サブチャネル遠隔ローカル識別子とが含まれている、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットノードには、送信ノードおよび受信ノードが含まれ、
前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定することは、
前記多重構造に基づき、各々のターゲットノードのために対応するチャネル識別情報を設定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
各々のターゲットノードに対応するチャネル識別情報に、前記各々のターゲットノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子と、光レイヤに含まれるチャネルの数と、チャネルローカル識別子と、チャネルに含まれるサブチャネルの数と、サブチャネルローカル識別子とが含まれている、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
送信ノードに用いられるバインディング方法であって、
ゲートウェイデバイスから送信される、前記ゲートウェイデバイスが光レイヤチャネルの多重構造に基づいて設定するチャネル識別情報を取得することと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、
光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信することと、を含み、
前記
したローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることを含む、
バインディング方法。
【請求項7】
前記チャネル識別情報には、前記送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子と、光レイヤに含まれるチャネルの数と、チャネルローカル識別子と、チャネルに含まれるサブチャネルの数と、サブチャネルローカル識別子と、サブチャネル遠隔ローカル識別子とが含まれている、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
受信ノードに用いられるバインディング方法であって、
送信ノードが送信するヘッダーオーバーヘッドを受信することと、
前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいて、前記ゲートウェイデバイスが光レイヤチャネルの多重構造に基づいて設定して前記送信ノードに送信するチャネル識別情報を確定することと、
前記チャネル識別情報が検証に合格した場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、を含み、
前記
したローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることを含む、
バインディング方法。
【請求項9】
前記チャネル識別情報には、送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子と、光レイヤに含まれるチャネルの数と、チャネルローカル識別子と、チャネルに含まれるサブチャネルの数と、サブチャネルローカル識別子と、サブチャネル遠隔ローカル識別子とが含まれている、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記チャネル識別情報を検証することと、
前記チャネル識別情報において、前記送信ノードにおけるサブチャネル遠隔ローカル識別子が前記受信ノードにおけるサブチャネルローカル識別子と一致する場合、前記チャネル識別情報が検証に合格することと、をさらに含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
送信ノードおよび受信ノードを含むターゲットノードに用いられるバインディング方法であって、
ゲートウェイデバイスから送信される、前記ゲートウェイデバイスが光レイヤチャネルの多重構造に基づいて設定するチャネル識別情報を取得することと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、を含み、
前記
したローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることを含む、
バインディング方法。
【請求項12】
前記チャネル識別情報には、前記ターゲットノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子と、光レイヤに含まれるチャネルの数と、チャネルローカル識別子と、チャネルに含まれるサブチャネルの数と、サブチャネルローカル識別子とが含まれている、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ゲートウェイデバイスに用いられる設定装置であって、
光レイヤチャネルの多重構造を確定するように構成される構造確定モジュールと、
前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、ローカルの光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられるように構成される設定モジュールと、を備え、
前記
したローカルの光レイヤチャネルのバインディングは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることと、
前記チャネル識別情報を前記ターゲットノードに送信することと、を含む、
設定装置。
【請求項14】
送信ノードに用いられるバインディング装置であって、
ゲートウェイデバイスから送信される、前記ゲートウェイデバイスが光レイヤチャネルの多重構造に基づいて設定するチャネル識別情報を取得するように構成される第1取得モジュールと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される第1バインディングモジュールと、
光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信するように構成されるオーバーヘッド送信モジュールと、を備え、
前記
したローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることを含む、
バインディング装置。
【請求項15】
受信ノードに用いられるバインディング装置であって、
送信ノードが送信するヘッダーオーバーヘッドを受信ように構成されるオーバーヘッド受信モジュールと、
前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいて、前記ゲートウェイデバイスが光レイヤチャネルの多重構造に基づいて設定して前記送信ノードに送信するチャネル識別情報を確定するように構成される識別確定モジュールと、
前記チャネル識別情報が検証に合格する場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される第2バインディングモジュールと、を備え、
前記
したローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることを含む、
バインディング装置。
【請求項16】
送信ノードおよび受信ノードを含むターゲットノードに用いられるバインディング装置であって、
ゲートウェイデバイスから送信される、前記ゲートウェイデバイスが光レイヤチャネルの多重構造に基づいて設定するチャネル識別情報を取得するように構成される第2取得モジュールと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される第3バインディングモジュールと、を備え、
前記
したローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることは、
光レイヤ経路の確立のためのチャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成するように、前記多重構造に基づき、ローカルチャネルレイヤにおけるインタフェースとローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースをバインディングすることを含む、
バインディング装置。
【請求項17】
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されるメモリとを備えるデバイスであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、請求項1~5のいずれか一項に記載の設定方法、または、請求項6~7のいずれか一項に記載のバインディング方法、または、請求項8~10のいずれか一項に記載のバインディング方法、または、請求項11~12のいずれか一項に記載のバインディング方法を実現する、
デバイス。
【請求項18】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1~5のいずれか一項に記載の設定方法または請求項6~7のいずれか一項に記載のバインディング方法、または請求項8~10のいずれか一項に記載のバインディング方法、または請求項11~12のいずれか一項に記載のバインディング方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、光ファイバ通信に関し、たとえば、設定方法、バインディング方法、装置、デバイス、送信ノード、受信ノードおよび媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
光ファイバ通信は、帯域幅が高く、伝送距離が長く、ロスが低いなどの特性を有し、大規模の展開が実現されており、電気レイヤクライアント信号フローが光レイヤ信号として多重されて伝送されることができる。完全的に標準化された光伝送ユニット-Cn(Completely Standardized Optical Transport Unit-Cn、OTUCn)信号は、複数のフレキシブル光伝送ネットワーク(Flexible Optical Transport Network、FlexO)物理チャネルに分けられてもよい。各FlexO物理チャネルは、さらに複数のサブチャネルに分けられてもよい。各サブチャネルは、個別の1本の光タイムスロットインターチェンジャー(Optical Time Slot Interchanger、OTSi)信号によって伝送され、単一の物理インタフェースに対応し、且つ光伝送ネットワーク(Optical Transport Network、OTN)インタフェース規格に用いられるOTSi信号の波長の中心周波数が同様である。しかし、光媒体レイヤの多重規格は、サブチャネルおよびサブチャネルと物理インタフェースとの対応に関せず、光媒体レイヤのヘッダーオーバーヘッド情報の構成形態も、OTNインタフェース規格によって定義されたFlexO信号フォーマットに適用されるものではないため、異なるOTSi信号の各々のパッキングを区別することができず、OTUCn信号の多重および多重分離をサポートするための十分な情報を提供することもできない。光レイヤチャネルの多重を効果的に設定することができないので、光レイヤチャネルのバインディング或いは光レイヤ経路の確立を正確に実現することができず、光レイヤチャネルの多重の信頼性が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、光レイヤチャネルの多重の信頼性を向上させる設定方法、バインディング方法、装置、デバイス、送信ノード、受信ノードおよび媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例は、
光レイヤチャネルの多重構造を確定することと、
前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられることと、を含む、設定方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、送信ノードに用いられるバインディング方法であって、
チャネル識別情報を取得することと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、
光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信することと、を含む、バインディング方法をさらに提供する。
【0006】
本願の実施例は、受信ノードに用いられるバインディング方法であって、
ヘッダーオーバーヘッドを受信することと、
前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいてチャネル識別情報を確定することと、
前記チャネル識別情報が検証に合格した場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、を含む、バインディング方法をさらに提供する。
【0007】
本願の実施例は、送信ノードおよび受信ノードを含むターゲットノードに用いられるバインディング方法であって、
チャネル識別情報を取得することと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、を含む、バインディング方法をさらに提供する。
【0008】
本願の実施例は、
光レイヤチャネルの多重構造を確定するように構成される構造確定モジュールと、
前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられるように構成される設定モジュールと、を備える、設定装置をさらに提供する。
【0009】
本願の実施例は、
チャネル識別情報を取得するように構成される第1取得モジュールと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される第1バインディングモジュールと、
光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信するように構成されるオーバーヘッド送信モジュールと、を備える、バインディング装置をさらに提供する。
【0010】
本願の実施例は、
ヘッダーオーバーヘッドを受信ように構成されるオーバーヘッド受信モジュールと、
前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいてチャネル識別情報を確定するように構成される識別確定モジュールと、
前記チャネル識別情報が検証に合格する場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される第2バインディングモジュールと、を備える、バインディング装置をさらに提供する。
【0011】
本願の実施例は、
チャネル識別情報を取得するように構成される第2取得モジュールと、
前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される第3バインディングモジュールと、を備える、バインディング装置をさらに提供する。
【0012】
本願の実施例は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備えるデバイスであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは上記の設定方法を実現する、デバイスをさらに提供する。
【0013】
本願の実施例は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える送信ノードであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、上記の送信ノードに用いられるバインディング方法を実現する、送信ノードをさらに提供する。
【0014】
本願の実施例は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリとを備える受信ノードであって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、上記の受信ノードに用いられるバインディング方法を実現する、受信ノードをさらに提供する。
【0015】
本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、該プログラムがプロセッサにより実行されると、上記の設定方法またはバインディング方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】一実施例に係る設定方法のフローチャートである。
【
図2】一実施例に係る光レイヤチャネルの多重の模式図である。
【
図3】一実施例に係るオーバーヘッドチャネルがあるシーンでの設定方法の実現模式図である。
【
図4】一実施例に係るオーバーヘッドチャネルがないシーンでの設定方法の実現模式図である。
【
図5】一実施例に係るバインディング方法のフローチャートである。
【
図6】他の実施例に係るバインディング方法のフローチャートである。
【
図7】更なる一実施例に係るバインディング方法のフローチャートである。
【
図8】一実施例に係る設定装置の構造模式図である。
【
図9】一実施例に係るバインディング装置の構造模式図である。
【
図10】他の実施例に係るバインディング装置の構造模式図である。
【
図11】更なる一実施例に係るバインディング装置の構造模式図である。
【
図12】一実施例に係るデバイスのハードウェアの構造模式図である。
【
図13】一実施例に係る送信ノードのハードウェアの構造模式図である。
【
図14】一実施例に係る受信ノードのハードウェアの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面および実施例を参照しながら、本願について説明する。ここで記載される具体的な実施例は、本願を解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことが理解できる。なお、本願における実施例および実施例の特徴は、衝突しない限り、相互に組み合わせることができる。また、なお、説明を容易にするために、本願に関連する構造のみが図面に示されており、構造全体は示されていない。
【0018】
クライアント信号を光媒体レイヤにマッピングして伝送する過程において、光媒体レイヤの多重規格は、サブチャネル、およびサブチャネルと物理インタフェースとの対応に関せず、光媒体レイヤのヘッダーオーバーヘッド情報の構成形態も、OTNインタフェース規格によって定義されたFlexO信号フォーマットに適用されるものではないため、異なるOTSi信号の各々のパッキングを区別することができず、OTUCn信号の多重および多重分離をサポートするための十分な情報を提供することもできない。その為、光レイヤチャネルのバインディング或いは光レイヤ経路の確立を正確に実現することができず、光レイヤチャネルの多重の信頼性が低い。
【0019】
本願の実施例において、ゲートウェイデバイス、コントローラなどに用いられる設定方法が提供される。ターゲットノードは、たとえば、ルータ、変換器、スイッチ装置などである。ターゲットノードは、オーバーヘッドチャネルがあるシーンで、送信ノードであってもよいし、オーバーヘッドチャネルがないシーンで送信ノードおよび受信ノードであってもよい。以下の実施例において、ゲートウェイデバイスを例として説明する。ゲートウェイデバイスは、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定することにより、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、さらにクライアント信号の正確な多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0020】
図1は、一実施例に係る設定方法のフローチャートである。
図1に示すように、本実施例に係る方法は、ステップ110およびステップ120を含む。
【0021】
ステップ110において、光レイヤチャネルの多重構造を確定する。
本実施例において、ゲートウェイデバイスは、光レイヤチャネルの多重構造に基づき、光レイヤチャネルのサブチャネル、およびサブチャネルと物理インタフェースとの対応関係を確定することができ、これに基づいてチャネル識別情報を設定し、ターゲットノードが光レイヤチャネルをバインディングするように指示し、対応する構造の光レイヤチャネルの多重を実現する。
【0022】
図2は、一実施例に係る光レイヤチャネルの多重の模式図である。
図2に示すように、電気レイヤクライアント信号フローが光レイヤ信号に多重されて信号伝送を実現する。単一のデジタル情報フローが単一のクライアントとして、デジタルチャネル/デジタルクライアント(Digital-Lane/Digital-Client)アダプテーションモジュールに入力され、アダプテーションモジュールにより処理された後、複数本のデジタルチャネルの信号OTSiが出力される。これらのOTSiは、1つの光分岐路信号グループ(Optical Tributary Signal Group、OTSiG)を構成し、各OTSiがそれぞれ各OTSi変調器に入力される。光分岐路信号グループヘッダーオーバーヘッド(Optical Tributary Signal Group-Overhead、OTSiG-O)がさらに出力され、OTSiG-OにおいてOTSiGに含まれるOTSi信号の構成情報が運ばれている。これを基に、OTSiGおよびOTSiG-Oは、光分岐路信号アセンブリ(Optical Tributary Signal Assembly、OTSiA)を構成する。各々のクライアント信号、たとえば光伝送ユニット-Cn(OTUCn、Optical Transport Unit-Cn)信号は、デバイスにおけるインタフェースの実際の情況によれば、m本のFlexO物理チャネルに分けられてもよく、各々のFlexO物理チャネルが、さらにk本のサブ物理チャネルに分けられ、各々のサブ物理チャネルが個別の1本のOTSi信号に変調されて伝送され、各々のOTSiが1本の光ファイバリンクを占用し、単一の物理インタフェースにも対応する。
【0023】
ステップ120において、前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられる。
【0024】
本実施例において、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、多重構造を指示し、光レイヤチャネルのバインディング、および光レイヤ経路の確立に対して依拠を提供することができる。設定されたチャネル識別情報は、光通信ネットワークのヘッダーオーバーヘッドによって伝送されてもよいし、集中管理されたサウスバウンドインタフェースプロトコルによって報告されてもよく、最終にターゲットノードがクライアント信号の多重および多重分離を完成することができる。そのうち、オーバーヘッドチャネルがあるシーンで、ターゲットノードとは、光通信ネットワークにおける送信ノードを指すことができる。送信ノードは、チャネル識別情報を受信した後、これに基づいてローカルの光レイヤチャネルのバインディングを実現する一方、チャネル識別情報を対応する遠隔の受信ノードに送信して、受信ノードが光レイヤチャネルのバインディングを完成することができる。オーバーヘッドチャネルがないシーンで、ターゲットノードは、光通信ネットワークにおける送信ノードおよび受信ノードを含んでもよい。即ち、ゲートウェイデバイスは、それぞれ、送信ノードおよび受信ノードのためにチャネル識別情報を設定して報告し、送信ノードおよび受信ノードは、それぞれゲートウェイデバイスから報告されたチャネル識別情報に基づいて光レイヤチャネルのバインディングを実現する。
【0025】
本実施例に係る設定方法は、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定することにより、光レイヤチャネルの多重を効果的に設定することで、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、さらにクライアント信号の正確な多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0026】
一実施例において、ターゲットノードには、送信ノードが含まれ、送信ノードと対応する受信ノードとの間にチャネル識別情報を伝送するためのオーバーヘッドチャネルがある。
【0027】
本実施例は、オーバーヘッドチャネルがあるシーンである。オーバーヘッド信号OTSiG-Oは、専用のオーバーヘッドチャネルによって伝送される。オーバーヘッド信号には、OTSiGを構成するすべてのOTSi情報、およびこれらのOTSiに用いられるチャネル情報が含まれる。継続してイーサネット(登録商標)の光モジュールが用いられてもよい。そのうち、各々のOTSiは、個別の光ファイバリンクを占用する。OTSiの送信機および受信機は、通常、変調可能なものではない。一定周波数の光信号が用いられる。オーバーヘッドチャネルにおいてチャネル識別情報で光信号を識別することができる。
【0028】
図3は、一実施例に係るオーバーヘッドチャネルがあるシーンでの設定方法の実現模式図である。
図3に示すように、ターゲットノードは、送信ノードである。ゲートウェイデバイスによって設定されたチャネル識別情報は、オーバーヘッドチャネルにおいて送信ノードに伝送される。送信ノードは、これに基づいてローカルの光レイヤチャネルのバインディングを実現する一方、チャネル識別情報を、対応する遠隔の受信ノードに送信することにより、受信ノードも光レイヤチャネルのバインディングを完成することができる。
【0029】
一実施例において、チャネル識別情報には、送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、サブチャネルローカル識別子、およびサブチャネル遠隔ローカル識別子が含まれる。
【0030】
本実施例において、オーバーヘッドチャネルにおいて、OTSiG-OによってOTSiGを構成するチャネル、およびサブチャネルの物理インタフェースの識別情報が運ばれるとともに、サブチャネルに対してローカル識別子および遠隔ローカル識別子が運ばれる。受信ノードは、オーバーヘッドチャネルにおけるヘッダーオーバーヘッドを受信した後、その中に運ばれているサブチャネルの遠隔ローカル識別子に基づき、まず、ローカル検証を行い、受信したサブチャネル遠隔ローカル識別子とローカル識別子とが一致すると確認された場合、ローカルのチャネルおよびサブチャネルのバインディングを行い、チャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成することで、光レイヤ経路を確立して、信号の多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0031】
【0032】
テーブル1は、一実施例に係る送信ノードのために設定されたチャネル識別情報の情報テーブルである。テーブル1に示すように、チャネル識別情報は、以下を含む。
【0033】
光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子:すべての光レイヤチャネルの信号をバインディングし、1つの個別のインタフェースとして表現し、上位のクライアントレイヤの電気信号によって情報データフローをこのインタフェースに転送し、電気レイヤ信号のチャネルの区画を完成して、対応する光モジュールインタフェース上に変調して光信号を伝送する。
【0034】
光レイヤに含まれるチャネルの数:1レイヤ目のチャネルが区画された数、即ちOTUCnが区画されたFlexO実例の数を示す。
【0035】
チャネル#mローカル識別子:チャネル#mのローカルインタフェースのローカル識別子。
【0036】
チャネル#mに含まれるサブチャネルの数:2レイヤ目のサブチャネルが区画された数、即ち各FlexO実例が区画されたサブチャネルの数を示す。
【0037】
サブチャネル#m.kローカル識別子:チャネル#m下のサブチャネルkのローカル識別子。
【0038】
サブチャネル#m.k遠隔ローカル識別子:チャネル#m下のサブチャネルkの遠隔ローカル識別子を示し、チャネル#m下のサブチャネルkのローカル識別子に対応して、サブチャネルレイヤにおける1本の光ファイバリンクを一意に識別する。
【0039】
図3に示すように、左側のルータ(R)ノードと変換器(T)ノードとの間のFlexOリンクを例として、オーバーヘッドチャネルがあるシーンで、ゲートウェイデバイスとルータノード(つまり、送信ノード)、変換器ノード(つまり、受信ノード)との間の相互対話手順は、以下の通りである。
【0040】
1)ゲートウェイデバイスは、光レイヤチャネルの多重構造に基づき、ルータノードのために、サブチャネルの遠隔ローカル識別子を含むチャネル識別情報を設定する。
【0041】
2)ルータノードは、ゲートウェイデバイスの設定に基づき、ローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディング、およびチャネルレイヤにおけるバインディングを完成する。そして、テーブル1に示されたチャネル識別情報をヘッダーオーバーヘッドにパッキングして、相対端の変換器ノードに送信する。
【0042】
3)変換器ノードは、オーバーヘッドチャネルにおけるパッキングしたヘッダーオーバーヘッドを受信してデパッキングを行い、OTSiG-Oが復元され、これに基づき、OTSiG-Oにおけるサブチャネルの遠隔ローカル識別子とローカルのローカル識別子とが一致するか否かを検証する。一致しなければ、エラー情報を返信し、一致すれば、ローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成し、チャネルを形成し、チャネルレイヤのインタフェースアドレスを確立し、チャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成し、OTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを確立する。これによって、1本のOTSiA接続の設定を完成する。チャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスは、リンクの両端において交渉し相互対話する形態で、設定されたアドレスを相対端に報告することができる。
【0043】
一実施例において、ターゲットノードには、送信ノードおよび受信ノードが含まれ、前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定することは、前記多重構造に基づき、各々のターゲットノードのために対応するチャネル識別情報を設定することを含む。
【0044】
本実施例において、送信ノードと受信ノードとの間にヘッダーオーバーヘッドを伝送するオーバーヘッドチャネルがないシーンで、ゲートウェイデバイスによってOTSiGの送信ノードおよび受信ノードに対してそれぞれ設定を行うことができる。OTSiGのチャネルおよびサブチャネルを構成する方法に基づき、電気レイヤクライアントの信号を正確にバッキング・デパッキングし、光レイヤ経路の設定および確立を完成する。送信ノードおよび受信ノードは、それぞれ受信したチャネル識別情報に基づき、まず、ローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成して、m個のチャネルを形成し、各チャネルに対してインタフェース識別子を設定し、次にチャネルレイヤにおけるバインディングを完成し、1つのOTSiGを形成し、OTSiGインタフェース識別子を設定する必要がある。
【0045】
図4は、一実施例に係るオーバーヘッドチャネルがないシーンでの設定方法の実現模式図である。
図4に示すように、ターゲットノードは、送信ノードおよび受信ノードであり、ゲートウェイデバイスは、それぞれ送信ノードおよび受信ノードのためにチャネル識別情報を設定して報告し、送信ノードおよび受信ノードは、それぞれローカルのチャネルおよびサブチャネルのバインディングを実現する。
【0046】
一実施例において、各々のターゲットノードに対応するチャネル識別情報には、該ターゲットノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、およびサブチャネルローカル識別子が含まれる。
【0047】
本実施例において、ゲートウェイデバイスは、サウスバウンドインタフェースプロトコルによってOTSiGの送信ノードおよび受信ノードに対してそれぞれチャネル識別情報を報告し、送信ノードおよび受信ノードが信号の多重および多重分離を行うことに用いられることができる。ゲートウェイデバイスは、ドメイン間リンクのインターコネクトトポロジ情報を把握するので、各々のターゲットノードに対応するチャネル識別情報は、ローカルのチャネルまたはサブチャネルのローカル識別子のみを含める必要があり、遠隔インタフェースの識別子を含める必要がなく、ヘッダーオーバーヘッドを伝送し、チャネル識別情報を検証する必要もなく、光レイヤチャネルのバインディングの効率を向上させることができる。
【0048】
テーブル2は、一実施例に係る送信ノードまたは受信ノードのために設定されたチャネル識別情報の情報テーブルである。テーブル2に示すように、以下が含まれる。
【0049】
光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子:すべての光レイヤチャネルの信号をバインディングし、1つの個別のインタフェースとして表現し、上位のクライアントレイヤの電気信号によって情報データフローをこのインタフェースに転送して、電気レイヤ信号のチャネルの区画を完成し、対応する光モジュールインタフェース上に変調して光信号を伝送する。
【0050】
光レイヤに含まれるチャネルの数:1レイヤ目のチャネルが区画された数、即ちOTUCnが区画されたFlexO実例の数を示す。
【0051】
チャネル#m的ローカル識別子:チャネル#mのローカル識別子。
チャネル#mに含まれるサブチャネルの数:2レイヤ目のサブチャネルが区画された数、即ち各FlexO実例が区画されたサブチャネルの数を示す。
【0052】
サブチャネル#m.kローカル識別子:チャネル#m下のサブチャネルkのローカル識別子。
【0053】
【0054】
図4に示すように、左側のルータ(R)ノードと変換器(T)ノードとの間のFlexOリンクを例として、オーバーヘッドチャネルがないシーンで、ゲートウェイデバイスとルータノード(つまり、送信ノード)、変換器ノード(つまり、受信ノード)との間の相互対話手順は、以下の通りである。
【0055】
1)ゲートウェイデバイスは、光レイヤチャネルの多重構造に基づき、それぞれルータノードおよび変換器ノードのためにチャネル識別情報を設定して報告する。
【0056】
2)ルータノードおよび変換器ノードは、報告されたチャネル識別情報に基づき、ローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成し、チャネルを形成し、チャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスを確立して、各チャネルに対してインタフェース識別子を設定し、チャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成し、1つのOTSiGを形成し、OTSiGインタフェース識別子を設定した後、OTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを確立して、OTSiA接続の設定を完成することで、光レイヤ経路の確立を実現する。
【0057】
上記の実施例によれば、オーバーヘッドチャネルがあるシーン、およびオーバーヘッドチャネルがないシーンでのチャネル識別情報の設定、および光レイヤチャネルのバインディングを実現し、設定の柔軟性を向上させ、光レイヤチャネルのバインディングに対して信頼的な依拠を提供することができる。
【0058】
図5は、一実施例に係るバインディング方法のフローチャートである。該方法は、オーバーヘッドチャネルがある場合に適用され、送信ノードに用いられてもよい。
図5に示すように、本実施例に係る方法は、ステップ210~ステップ230を含む。
【0059】
ステップ210において、チャネル識別情報を取得する。
ステップ220において、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングする。
【0060】
ステップ230において、光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信する。
【0061】
本実施例において、送信ノードは、ゲートウェイデバイスによって設定されたチャネル識別情報を取得し、これに基づいてローカルの光レイヤチャネルのバインディングを実現する一方、チャネル識別情報をパッキングして対応する遠隔の受信ノードに送信して、受信ノードも光レイヤチャネルのバインディングを完成することができることで、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、さらにクライアント信号の正確な多重および多重分離に対して依拠を提供することができる。
【0062】
一実施例において、チャネル識別情報には、前記送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、サブチャネルローカル識別子、およびサブチャネル遠隔ローカル識別子が含まれる。
【0063】
本実施例において、オーバーヘッドチャネルにおいて、OTSiG-OによってOTSiGを構成するチャネルおよびサブチャネルの物理インタフェースの識別情報が運ばれるとともに、サブチャネルに対してローカル識別子および遠隔ローカル識別子が運ばれることで、チャネル識別情報の検証に対して依拠を提供し、光レイヤチャネルのバインディングの的確性および信頼性を確保する。
【0064】
本実施例において、送信ノードが実行する操作は、上記の実施例におけるオーバーヘッドチャネルがあるシーンでゲートウェイデバイスが実行する操作に対応するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができる。
【0065】
図6は、他の実施例に係るバインディング方法のフローチャートである。該方法は、オーバーヘッドチャネルがある場合に適用され、受信ノードに用いられてもよい。
図6に示すように、本実施例に係る方法は、ステップ310~ステップ330を含む。
【0066】
ステップ310において、ヘッダーオーバーヘッドを受信する。
ステップ320において、前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいてチャネル識別情報を確定する。
【0067】
ステップ330において、前記チャネル識別情報が検証に合格した場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングする。
【0068】
本実施例において、送信ノードは、チャネル識別情報をヘッダーオーバーヘッドにパッキングして対応する遠隔の受信ノードに送信し、受信ノードは、オーバーヘッドチャネルにおけるヘッダーオーバーヘッドを受信した後、その中に運ばれているサブチャネルの遠隔ローカル識別子に基づき、まずローカル検証を行い、受信したサブチャネル遠隔ローカル識別子とローカルのローカル識別子とが一致すると確認された場合、ローカルのチャネルおよびサブチャネルのバインディングを行い、チャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成することで、光レイヤ経路を確立することで、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、バインディングの信頼性を向上させ、信号の多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0069】
一実施例において、チャネル識別情報には、送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、サブチャネルローカル識別子、およびサブチャネル遠隔ローカル識別子が含まれる。
【0070】
本実施例において、オーバーヘッドチャネルにおいて、OTSiG-OによってOTSiGを構成するチャネルおよびサブチャネルの物理インタフェースの識別情報が運ばれるとともに、サブチャネルに対してローカル識別子および遠隔ローカル識別子が運ばれる。
【0071】
一実施例において、ステップ321を更に含む。
ステップ321:前記チャネル識別情報を検証し、前記チャネル識別情報のうち、送信ノードのサブチャネル遠隔ローカル識別子と前記受信ノードのサブチャネルローカル識別子とが一致する場合、前記チャネル識別情報が検証に合格する。
【0072】
本実施例において、受信ノードは、オーバーヘッドチャネルにおけるパッキングしたヘッダーオーバーヘッドを受信してデパッキングを行い、OTSiG-Oが復元され、これに基づき、OTSiG-Oにおけるサブチャネル遠隔ローカル識別子とローカルのローカル識別子とが一致するか否かを検証する。一致しなければ、エラー情報を返信し、一致すれば、ローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成し、チャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスを確立し、チャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成し、光レイヤ経路を確立することで、光レイヤチャネルバインディングの信頼性および的確性を向上させる。
【0073】
本実施例において、受信ノードが実行する操作は、上記の実施例におけるオーバーヘッドチャネルがあるシーンで送信ノードが実行する操作に対応するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができる。
【0074】
図7は、更なる一実施例に係るバインディング方法のフローチャートである。該方法は、オーバーヘッドチャネルがない場合に適用され、送信ノードまたは受信ノードに用いられてもよい。
図7に示すように、本実施例に係る方法は、ステップ410およびステップ420を含む。
【0075】
ステップ410において、チャネル識別情報を取得する。
ステップ420において、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングする。
【0076】
本実施例において、送信ノードと受信ノードとの間にヘッダーオーバーヘッドを伝送するオーバーヘッドチャネルがないシーンで、ゲートウェイデバイスによってOTSiGの送信ノードおよび受信ノードに対してそれぞれ設定を行うことができる。OTSiGのチャネルおよびサブチャネルを構成する方法に基づき、電気レイヤクライアントの信号を正確にバッキング・デパッキングし、光レイヤ経路の設定および確立を完成する。送信ノードおよび受信ノードは、それぞれ受信したチャネル識別情報に基づき、まず、ローカルサブチャネルレイヤにおけるインタフェースのバインディングを完成して、m個のチャネルを形成し、各チャネルに対してインタフェース識別子を設定し、次にチャネルレイヤにおけるバインディングを完成し、1つのOTSiGを形成し、OTSiGインタフェース識別子を設定することで、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、さらにクライアント信号の正確な多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0077】
一実施例において、チャネル識別情報には、前記ターゲットノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、およびサブチャネルローカル識別子が含まれる。
【0078】
本実施例において、ゲートウェイデバイスは、サウスバウンドインタフェースプロトコルによってOTSiGの送信ノードおよび受信ノードに対してそれぞれチャネル識別情報を報告し、送信ノードおよび受信ノードが信号の多重および多重分離を行うことに用いられることができる。ゲートウェイデバイスは、ドメイン間リンクのインターコネクトトポロジ情報を把握するので、各々のターゲットノードに対応するチャネル識別情報は、ローカルのチャネルまたはサブチャネルのローカル識別子のみを含める必要があり、遠隔インタフェースの識別子を含める必要がなく、ヘッダーオーバーヘッドを転送し、チャネル識別情報を検証する必要もなく、光レイヤチャネルのバインディングの効率を向上させることができる。
【0079】
本願の実施例は、設定装置をさらに提供する。
図8は、一実施例に係る設定装置の構造模式図である。
図8に示すように、前記設定装置は、構造確定モジュール510および設定モジュール520を含む。
【0080】
構造確定モジュール510は、光レイヤチャネルの多重構造を確定するように構成される。
【0081】
設定モジュール520は、前記多重構造に基づき、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられるように構成される。
【0082】
本実施例に係る設定装置は、ターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定することにより、光レイヤチャネルの多重を効果的に設定して、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、さらにクライアント信号の正確な多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0083】
一実施例において、前記ターゲットノードには送信ノードが含まれ、前記送信ノードと対応する受信ノードとの間に前記チャネル識別情報を伝送するためのオーバーヘッドチャネルがある。
【0084】
一実施例において、前記チャネル識別情報には、前記送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、サブチャネルローカル識別子、およびサブチャネル遠隔ローカル識別子が含まれる。
【0085】
一実施例において、前記ターゲットノードには送信ノードおよび受信ノードが含まれる。
【0086】
設定モジュール520は、具体的に、前記多重構造に基づき、それぞれ各々のターゲットノードのために対応するチャネル識別情報を設定するように構成される。
【0087】
一実施例において、各々のターゲットノードに対応するチャネル識別情報には、該ターゲットノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、およびサブチャネルローカル識別子が含まれる。
【0088】
本実施例に係る設定装置は、上記の実施例に係る設定方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、且つ本実施例は、設定方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0089】
本願の実施例は、バインディング装置をさらに提供する。
図9は、一実施例に係るバインディング装置の構造模式図である。
図9に示すように、前記バインディング装置は、第1取得モジュール610、第1バインディングモジュール620およびオーバーヘッド送信モジュール630を含む。
【0090】
第1取得モジュール610は、チャネル識別情報を取得するように構成される。
第1バインディングモジュール620は、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される。
【0091】
オーバーヘッド送信モジュール630は、光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信するように構成される。
【0092】
本実施例に係るバインディング装置は、ゲートウェイデバイスによって設定されたチャネル識別情報を取得し、これに基づいてローカルの光レイヤチャネルのバインディングを実現する一方、チャネル識別情報をパッキングして対応する遠隔の受信ノードに送信して、受信ノードも光レイヤチャネルのバインディングを完成することができる。そのため、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、クライアント信号の正確な多重および多重分離に対して依拠を提供することができる。
【0093】
一実施例において、前記チャネル識別情報には、前記送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、サブチャネルローカル識別子、およびサブチャネル遠隔ローカル識別子が含まれる。
【0094】
本実施例に係るバインディング装置は、上記の実施例に係る送信ノードに用いられるバインディング方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、且つ本実施例は、送信ノードに用いられるバインディング方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0095】
本願の実施例は、バインディング装置をさらに提供する。
図10は、他の実施例に係るバインディング装置の構造模式図である。
図10に示すように、前記バインディング装置は、オーバーヘッド受信モジュール710、識別確定モジュール720および第2バインディングモジュール730を含む。
【0096】
オーバーヘッド受信モジュール710は、ヘッダーオーバーヘッドを受信するように構成される。
【0097】
識別確定モジュール720は、前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいてチャネル識別情報を確定するように構成される。
【0098】
第2バインディングモジュール730は、前記チャネル識別情報が検証に合格した場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される。
【0099】
本実施例に係るバインディング装置は、オーバーヘッドチャネルにおけるヘッダーオーバーヘッドを受信した後、その中に運ばれているサブチャネルの遠隔ローカル識別子に基づき、まずローカル検証を行い、受信したサブチャネル遠隔ローカル識別子とローカルのローカルインタフェース識別子とが一致すると確認された場合、ローカルのチャネルおよびサブチャネルのバインディングを行い、チャネルレイヤにおけるインタフェースアドレスおよびOTSiAレイヤにおけるインタフェースアドレスを形成ことで、光レイヤ経路を確立し、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、バインディングの信頼性を向上させ、信号の多重および多重分離に対して基礎を提供することができる。
【0100】
一実施例において、前記チャネル識別情報には、送信ノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、サブチャネルローカル識別子、およびサブチャネル遠隔ローカル識別子が含まれる。
【0101】
一実施例において、
前記チャネル識別情報を検証し、
前記チャネル識別情報のうち、送信ノードのサブチャネル遠隔ローカル識別子と前記受信ノードのサブチャネルローカル識別子とが一致する場合、前記チャネル識別情報が検証に合格するように構成される検証モジュールをさらに含む。
【0102】
本実施例に係るバインディング装置は、上記の実施例に係る受信ノードに用いられるバインディング方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、且つ本実施例は、受信ノードに用いられるバインディング方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0103】
本願の実施例は、バインディング装置をさらに提供する。
図11は、更なる一実施例に係るバインディング装置の構造模式図である。
図11に示すように、前記バインディング装置は、第2取得モジュール810および第3バインディングモジュール820を含む。
【0104】
第2取得モジュール810は、チャネル識別情報を取得するように構成される。
第3バインディングモジュール820は、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするように構成される。
【0105】
本実施例に係るバインディング装置は、受信したチャネル識別情報に基づき、光レイヤチャネルの正確なバインディングを実現し、光レイヤチャネルのバインディングの効率を向上させることができる。
【0106】
一実施例において、前記チャネル識別情報には、前記ターゲットノードにおける光レイヤアダプテーションインタフェースローカル識別子、光レイヤに含まれるチャネルの数、チャネルローカル識別子、チャネルに含まれるサブチャネルの数、およびサブチャネルローカル識別子が含まれる。
【0107】
本実施例に係るバインディング装置は、上記の実施例に係るターゲットノード(送信ノードおよび受信ノードを含む)に用いられるバインディング方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、且つ本実施例は、ターゲットノードに用いられるバインディング方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0108】
本願の実施例は、デバイスをさらに提供する。前記設定方法は、設定装置により実行されてもよい。該設定装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実現され、前記デバイスに集積されてもよい。前記デバイスは、たとえばゲートウェイデバイス、コントローラなどである。
【0109】
図12は一実施例に係るデバイスのハードウェアの構造模式図である。
図12に示すように、本実施例に係るデバイスは、プロセッサ10およびメモリ20を含む。該デバイスにおけるプロセッサ10は、1つまたは複数であってもよく、
図12において1つのプロセッサ10が挙げられる。前記デバイスにおけるプロセッサ10およびメモリ20は、パスまたは他の形態で接続されてもよく、
図12においてパスで接続されることが挙げられる。
【0110】
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ10により実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサ10は、上記のいずれか1つの実施例に記載の設定方法を実現する。
【0111】
該デバイスにおけるメモリ20は、コンピュータ可読記憶媒体として、1つまたは複数のプログラムを記憶するために用いられてもよい。前記プログラムは、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム、および本発明における設定方法に対応するプログラム指令/モジュール(たとえば、構造確定モジュール510および設定モジュール520を含む、
図8に示された設定装置におけるモジュール)などのモジュールであってもよい。プロセッサ10は、メモリ20に記憶されたソフトウェアプログラム、指令およびモジュールを実行することにより、デバイスの各種の機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、すなわち上記の方法実施例における設定方法を実現することができる。
【0112】
メモリ20は、主にプログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを含む。そのうち、プログラム記憶エリアは、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、デバイスの使用に応じて作成されたデータなど(例えば、上記の実施例におけるチャネル識別情報、多重構造など)を記憶することができる。また、メモリ20は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリ、たとえば少なくとも1つのディスク記憶素子、フラッシュメモリ、または他の不揮発性ソリッドステートメモリを含んでもよい。一部の実例において、メモリ20は、プロセッサ10に対して遠隔的に設けられたメモリをさらに含んでもよい。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してデバイスに接続されることができる。上記ネットワークの実例としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワークおよびそれらの組合せを含むがそれに限定されない。
【0113】
そして、上記のデバイスに含まれる1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ10により実行されると、光レイヤチャネルの多重構造を実現し、前記多重構造に基づいてターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられるという操作を実現することができる。
【0114】
本実施例に係るデバイスは、上記の実施例に係る設定方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、且つ本実施例は、設定方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0115】
本願の実施例は、送信ノードをさらに提供する。上記の実施例における送信ノードに用いられるバインディング方法は、バインディング装置により実行されてもよい。該バインディング装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実現され、前記送信ノードに集積されてもよい。前記送信ノードは、たとえば、ルータ、変換器、スイッチ装置などである。
【0116】
図13は、一実施例に係る送信ノードのハードウェアの構造模式図である。
図13に示すように、本実施例に係る送信ノードは、プロセッサ30およびメモリ40を含む。該送信ノードにおけるプロセッサ30は、1つまたは複数であってもよく、
図13において1つのプロセッサ30が挙げられる。前記デバイスにおけるプロセッサ30およびメモリ40は、パスまたは他の形態で接続されてもよく、
図13においてパスで接続されることが挙げられる。
【0117】
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ30により実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサ30は、上記のいずれか1つの実施例に記載の送信ノードに用いられるバインディング方法を実現する。
【0118】
該送信ノードにおけるメモリ40は、コンピュータ可読記憶媒体として、1つまたは複数のプログラムを記憶するために用いられてもよい。前記プログラムは、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム、および本発明の実施例における送信ノードに用いられるバインディング方法に対応するプログラム指令/モジュール(たとえば、第1取得モジュール610、第1バインディングモジュール620およびオーバーヘッド送信モジュール630を含む、
図9に示されたバインディング装置におけるモジュール)などのモジュールであってもよい。プロセッサ30は、メモリ40に記憶されたソフトウェアプログラム、指令およびモジュールを実行することにより、送信ノードの各種の機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、すなわち上記の方法実施例におけるバインディング方法を実現することができる。
【0119】
メモリ40は、主にプログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを含む。そのうち、プログラム記憶エリアは、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、デバイスの使用に応じて作成されたデータなど(例えば、上記の実施例におけるチャネル識別情報、ヘッダーオーバーヘッドなど)を記憶することができる。また、メモリ40は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリ、たとえば少なくとも1つのディスク記憶素子、フラッシュメモリ、または他の不揮発性ソリッドステートメモリを含んでもよい。一部の実例において、メモリ40は、プロセッサ30に対して遠隔的に設けられたメモリをさらに含んでもよい。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してデバイスに接続されることができる。上記ネットワークの実例としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワークおよびそれらの組合せを含むがそれに限定されない。
【0120】
そして、上記の送信ノードに含まれる1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ30により実行されると、チャネル識別情報を取得し、前記チャネル識別情報に基づいてバインディングローカルの光レイヤチャネルをバインディングし、光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信するという操作を実現することができる。
【0121】
或いは、上記の送信ノードに含まれる1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ30により実行されると、チャネル識別情報を取得し、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするという操作を実現することができる。
【0122】
本実施例に係る送信ノードは、上記の実施例に係る送信ノードに用いられるバインディング方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、本実施例は、送信ノードに用いられるバインディング方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0123】
本願の実施例は、受信ノードをさらに提供する。上記の実施例における受信ノードに用いられるバインディング方法は、バインディング装置により実行されてもよい。該バインディング装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実現され、前記受信ノードに集積されてもよい。前記受信ノードは、たとえば、ルータ、変換器、スイッチ装置などである。
【0124】
図14は、一実施例に係る受信ノードのハードウェアの構造模式図である。
図14に示すように、本実施例に係る受信ノードは、プロセッサ50およびメモリ60を含む。該受信ノードにおけるプロセッサ50は、1つまたは複数であってもよく、
図14において1つのプロセッサ50が挙げられる。前記デバイスにおけるプロセッサ50およびメモリ60は、パスまたは他の形態で接続されてもよく、
図14においてパスで接続されることが挙げられる。
【0125】
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ50により実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサ50に上記のいずれか1つの実施例に記載の受信ノードに用いられるバインディング方法を実現させる。
【0126】
該受信ノードにおけるメモリ60は、コンピュータ可読記憶媒体として、1つまたは複数のプログラムを記憶するために用いられてもよい。前記プログラムは、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能なプログラム、および本発明の実施例における受信ノードに用いられるバインディング方法に対応するプログラム指令/モジュール(たとえばオーバーヘッド受信モジュール710、識別確定モジュール720および第2バインディングモジュール730を含む、
図10に示されたバインディング装置におけるモジュール)などのモジュールであってもよい。プロセッサ50は、メモリ60に記憶されたソフトウェアプログラム、指令およびモジュールを実行することにより、受信ノードの各種の機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、すなわち上記の方法実施例におけるバインディング方法を実現することができる。
【0127】
メモリ60は、主にプログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを含む。そのうち、プログラム記憶エリアは、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、デバイスの使用に応じて作成されたデータなど(例えば、上記の実施例におけるチャネル識別情報、ヘッダーオーバーヘッドなど)を記憶することができる。また、メモリ60は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリ、たとえば少なくとも1つのディスク記憶素子、フラッシュメモリ、または他の不揮発性ソリッドステートメモリを含んでもよい。一部の実例において、メモリ60は、プロセッサ50に対して遠隔的に設けられたメモリをさらに含んでもよい。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してデバイスに接続されることができる。上記ネットワークの実例としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワークおよびそれらの組合せを含むがそれに限定されない。
【0128】
そして、上記の受信ノードに含まれる1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ50により実行されると、ヘッダーオーバーヘッドを受信し、前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいてチャネル識別情報を確定し、前記チャネル識別情報が検証に合格した場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするという操作を実現することができる。
【0129】
或いは、上記の受信ノードに含まれる1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサ50により実行されると、チャネル識別情報を取得し、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングするという操作を実現することができる。
【0130】
本実施例に係る受信ノードは、上記の実施例に係る受信ノードに係るバインディング方法と同一の構想に属するので、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細は、上記の任意の実施例を参照することができ、且つ本実施例は、受信ノードに用いられるバインディング方法を実行することと同様な有益な効果を備える。
【0131】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能な指令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ実行可能な指令は、コンピュータプロセッサにより実行されると、設定方法またはバインディング方法を実行するために用いられる。
【0132】
該設定方法は、光レイヤチャネルの多重構造を確定することと、前記多重構造に基づいてターゲットノードのためにチャネル識別情報を設定し、前記チャネル識別情報は、光レイヤチャネルのバインディングを前記ターゲットノードに指示することに用いられることとを含む。
【0133】
該バインディング方法は、チャネル識別情報を取得すること、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと、光レイヤチャネルのバインディングを受信ノードに指示するためのヘッダーオーバーヘッドに、前記チャネル識別情報をパッキングし、前記ヘッダーオーバーヘッドを前記受信ノードに送信することとを含む。
【0134】
或いは、該バインディング方法は、ヘッダーオーバーヘッドを受信すること、前記ヘッダーオーバーヘッドに基づいてチャネル識別情報を確定することと、前記チャネル識別情報が検証に合格した場合、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることと含む。
【0135】
或いは、該バインディング方法は、チャネル識別情報を取得することと、前記チャネル識別情報に基づいてローカルの光レイヤチャネルをバインディングすることとを含む。
【0136】
以上の実現形態についての説明によれば、当業者にとって、本願は、ソフトウェアおよび汎用ハードウェアにより実現されてもよいし、ハードウェアにより実現されてもよいことを理解すべきである。このような理解に基づき、本願の技術方案は、ソフトウェア製品の形態で表現されてもよい。該コンピュータソフトウェア製品は、コンピュータ可読記憶媒体、たとえばコンピュータのフレキシブルディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ(FLASH)、ハードディスクまたは光ディスクなどに記憶され、1台のコンピュータデバイス(たとえば、パソコン、サーバ、或いはネットワークデバイスなどであってもよい)が本願の任意の実施例に記載の設定方法またはバインディング方法を実行するために用いられる複数の指令を含む。
【0137】
以上は、本願の例示的な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
【0138】
本願の図面における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを示してもよいし、互いに接続されている論理回路、モジュールおよび機能を示してもよいし、またはプログラムステップと論理回路、モジュールと機能の組合せを示してもよい。コンピュータプログラムは、メモリに記憶することができる。メモリは、ローカル技術環境に適する任意のタイプを有することができ、かつ適切な任意のデータ記憶技術を用いて実現することができる。たとえば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(ROM)、光メモリ装置およびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)またはコンパクトディスク(Compact Disk、CD))などに限定されない。コンピューター可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカル技術環境に適する任意タイプであってもよく、たとえば汎用コンピューター、専用コンピューター、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、プログラマブル論理部品(Field-Programmable Gate Array、FPGA)およびマルチコアプロセッサアーキテクチャーに基づくプロセッサに限定されない。