特許7654199IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

CX3CL1の認知機能の改善用途への使用に関する。また、本発明は、CX3CL1の神経新生回復の用途も提供する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、CX3CL1の新規な用途を提供するものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らが提供するCX3CL1の新規な用途は、認知機能改善剤、特に、老化により低下した物質認知能力の改善剤としての用途である。また、海馬における神経新生回復剤の用途も提供する。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のCX3CL1を有効成分として含有する医薬は、優れた物質認知能力の改善効果を示すため、例えば、老化により低下した認知機能を改善する医薬として有用である。また、医薬は、好適には、哺乳動物用であり、さらに好適にはヒト用である。

本発明の医薬は、脳に直接投与することなく、認知機能の改善ないしは、海馬における神経新生の回復を達成するものである。血液脳関門を通過して末梢組織のCX3CL1が脳内に入るとの報告がなく、さらに、血液脳関門の性質からCX3CL1が通過できると考えられないことを考慮すると、脳へ直接投与することなく、経口投与、静脈投与、腹腔内投与、皮下投与などにより、脳に対する作用を発揮したことは驚くべきことである。

このように、本発明は、実用可能な認知機能改善剤を提供したものであり、その社会的意義は大きい。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、新奇物質探索試験の模式図と試験結果を示す。図1(A)は、新奇物質探索試験において、透明な箱を用いた場合の模式図である。図1(B)は、透明な箱を用いた場合の、新奇物質探索試験結果を示す。図1(C)は、新奇物質探索試験において、Y迷路を用いた場合の模式図である。図1(D)は、Y迷路を用いた場合の、新奇物質探索試験結果を示す。
【図2】 図2は、成体の海馬における神経新生に対するCX3CL1の効果を示す。図2(A)は、腹腔内にCX3CLlを50μg/kg、6回3日間インタ―バルで投与された15~16か月齢マウスの海馬に含まれるSox2陽性Ngn2陰性細胞の数、図2(B)は、Ngn2陽性細胞の数、図2(C)は、γ―H2AX陽性細胞の数をそれぞれ示す。
【図3】 図3は、腹腔マクロファージの表現型に対するCX3CL1の効果を示す。図3(A)は、腹腔マクロファージ中のp16Ink4a陽性細胞の割合を示し、図3(B)は、FITC陽性細胞の割合を示す。
【図4】 図4は、CX3CL1細胞で処置したマウス由来の腹腔細胞を移植したマウスにおける、新奇物質探索試験結果を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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