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特許7654300情報管理システム、情報管理プログラム、及び情報管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-24
(45)【発行日】2025-04-01
(54)【発明の名称】情報管理システム、情報管理プログラム、及び情報管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20250325BHJP
【FI】
G06Q50/12
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2024177146
(22)【出願日】2024-10-09
【審査請求日】2024-10-10
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和6年5月1日下記アドレスのウェブサイトにおいて「情報管理システム、情報管理プログラム、及び情報管理方法」についての公開。アドレス:https://9246consul.com/
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519210550
【氏名又は名称】国城コンサルティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004163
【氏名又は名称】弁理士法人みなとみらい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】国城 辰彦
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-156478(JP,A)
【文献】特開2014-099137(JP,A)
【文献】特開2012-113337(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客の会計に関する情報を管理する情報管理システムであって、
前記情報管理システムは、情報管理装置、及び店舗内に設置されたメニュー表を備え、
前記情報管理装置は、表示処理部、データベース、及び第2コンテンツ特定部を有し、
前記メニュー表は、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニュー、及びマーカ又はタグが埋め込まれた店舗概要欄を有し、
前記データベースは、コンテンツID動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報を格納し、
前記動画コンテンツは、店舗に関する概要を含む店舗概要コンテンツ、及び店舗のお勧めメニューに関する内容を含む店舗詳細コンテンツを含み、
前記第2コンテンツ特定部は、顧客端末装置が前記マーカ又は前記タグを識別することによって前記メニュー表から取得した前記コンテンツID、及び店舗の売上情報に基づいて、前記店舗詳細コンテンツを特定し、
前記表示処理部は、前記顧客端末装置が取得した前記コンテンツID、及び前記コンテンツ管理情報に基づく店舗概要コンテンツと、前記特定された店舗詳細コンテンツとを表示処理し、前記顧客端末装置に表示させる
情報管理システム。
【請求項2】
顧客の会計に関する情報を管理する情報管理システムであって、
前記情報管理システムは、情報管理装置、及び店舗内に設置されたメニュー表を備え、
前記情報管理装置は、表示処理部、データベース、会計管理部、及び第2コンテンツ特定部を有し、
前記メニュー表は、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニューを有し、
前記データベースは、コンテンツID又は店舗メニューIDに動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報を格納し、
前記動画コンテンツは、第1メニューコンテンツ及び第2メニューコンテンツを含み、
前記会計管理部は、テーブルID及び顧客の注文情報の組み合わせを取得し、
前記第2コンテンツ特定部は、顧客端末装置から前記テーブルIDを取得し、該テーブルIDに対応する注文情報に基づいて前記第2メニューコンテンツを特定し、
前記表示処理部は、前記顧客端末装置が前記マーカ又は前記タグを識別することによって前記メニュー表から取得した前記コンテンツID又は前記店舗メニューIDに基づく前記第1メニューコンテンツ、及び前記特定された第2メニューコンテンツを含む前記動画コンテンツを表示処理し、前記顧客端末装置に表示させる
情報管理システム。
【請求項3】
顧客の会計に関する情報を管理する情報管理システムであって、
前記情報管理システムは、情報管理装置、及び店舗内に設置されたメニュー表を備え、
前記情報管理装置は、表示処理部、データベース、スタンプ管理部、及び予約管理部を有し、
前記メニュー表は、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニューを有し、
前記予約管理部は、顧客IDを含む予約情報を取得し、
前記データベースは、コンテンツID又は店舗メニューID動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報、及び店舗利用者特定情報にスタンプカードを紐づけた会計管理情報を格納し、更に前記スタンプカードに前記顧客IDを紐づけて格納し、
前記表示処理部は、顧客端末装置を介して、前記マーカ又は前記タグを識別することによって前記メニュー表から前記コンテンツID又は前記店舗メニューIDを取得し、該コンテンツID又は該店舗メニューID、及び前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記動画コンテンツを表示処理し、前記顧客端末装置に表示させ
前記スタンプ管理部は、前記顧客端末装置を介して取得した前記店舗利用者特定情報、及び新たな予約情報に基づいて取得した前記顧客IDに基づいて、更新する前記スタンプカードを特定し、前記動画コンテンツの表示処理後に、前記特定したスタンプカードを更新する
情報管理システム。
【請求項4】
前記動画コンテンツは、店舗に関する概要を含む店舗概要コンテンツを含み、
前記店舗概要コンテンツは、前記店舗に関する内容、及びアプリのダウンロードを促す内容を含む店舗概要第1動画コンテンツと、店舗に関する内容を含む店舗概要第2動画コンテンツを含み、
前記メニュー表は、前記店舗概要第1動画コンテンツを表示する画面に遷移する為のコード又はタグが埋め込まれた店舗概要欄と、前記店舗概要第2動画コンテンツを前記アプリ上の画面で表示する為の前記マーカが埋め込まれた店舗概要欄と、を有する
請求項1~請求項3の何れかに記載の情報管理システム。
【請求項5】
前記コンテンツ管理情報は、前記メニューに対応する立体物の複数の立体画像、及び前記動画コンテンツの組み合わせを含み、
前記表示処理部は、前記顧客端末装置から取得した前記立体画像、及び前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記動画コンテンツを表示処理する
請求項1~請求項3の何れかに記載の情報管理システム。
【請求項6】
前記情報管理装置は、会計管理部を更に有し、
前記会計管理部は、前記顧客端末装置から店舗利用者特定情報を取得し、前記店舗利用者特定情報、及び会計ステータスを含む会計管理情報を登録し、
前記店舗利用者特定情報、及び前記コンテンツIDを前記顧客端末装置から取得し、該店舗利用者特定情報の会計ステータスが完了である場合に、新たな前記会計管理情報を登録する
請求項1~請求項3の何れかに記載の情報管理システム。
【請求項7】
前記情報管理システムは、動画閲覧管理部を更に有し、
前記データベースは、前記動画コンテンツの閲覧ステータスを店舗利用者特定情報及び会計ID毎に格納し、
前記動画閲覧管理部は、前記動画コンテンツの表示処理後に、該動画コンテンツの前記閲覧ステータスを更新し、
前記表示処理部は、前記顧客端末装置から取得したコンテンツID又は店舗メニューID、及び前記店舗利用者特定情報、前記コンテンツ管理情報と、前記閲覧ステータスに基づいて、前記動画コンテンツを表示処理する
請求項1~請求項3の何れかに記載の情報管理システム。
【請求項8】
前記情報管理装置は、予約管理部、及び第2コンテンツ特定部を更に有し、
前記動画コンテンツは、第1メニューコンテンツ、及び第2メニューコンテンツを含み、
前記予約管理部は、顧客の予約情報を取得し、
前記第2コンテンツ特定部は、前記予約情報に基づいて前記第2メニューコンテンツを特定し、
前記表示処理部は、前記顧客端末装置から取得したコンテンツID又は店舗メニューIDに基づく前記第1メニューコンテンツと、前記特定された第2メニューコンテンツを含む前記動画コンテンツを表示処理する
請求項1~請求項3の何れかに記載の情報管理システム。
【請求項9】
顧客の会計に関する情報を管理する情報管理プログラムであって、
前記情報管理プログラムは、コンピュータを、表示処理部、データベース、及び第2コンテンツ特定部として機能させ、
前記データベースは、コンテンツID動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報を格納し、
前記動画コンテンツは、店舗に関する概要を含む店舗概要コンテンツ、及び店舗のお勧めメニューに関する内容を含む店舗詳細コンテンツを含み、
前記第2コンテンツ特定部は、顧客端末装置を介して、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニューとマーカ又はタグが埋め込まれた店舗概要欄とを有するメニュー表から前記マーカ又は前記タグを識別することによって前記コンテンツIDを取得し、該コンテンツID及び店舗の売上情報に基づいて、前記店舗詳細コンテンツを特定し、
前記表示処理部は、前記顧客端末装置を介して取得した前記コンテンツID、及び前記コンテンツ管理情報に基づく店舗概要コンテンツと、前記特定された店舗詳細コンテンツとを表示処理する
情報管理プログラム。
【請求項10】
顧客の会計に関する情報を管理する情報管理方法であって、
情報管理装置が、コンテンツID動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報を格納する処理と、
前記動画コンテンツは、店舗に関する概要を含む店舗概要コンテンツ、及び店舗のお勧めメニューに関する内容を含む店舗詳細コンテンツを含み、
顧客端末装置が、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニューとマーカ又はタグが埋め込まれた店舗概要欄とを有するメニュー表から前記マーカ又は前記タグを識別することによって前記コンテンツIDを取得する処理と、
前記情報管理装置が、前記顧客端末装置が取得した前記コンテンツID、及び店舗の売上情報に基づいて、前記店舗詳細コンテンツを特定し、該コンテンツID及び前記コンテンツ管理情報に基づく店舗概要コンテンツと、前記特定した店舗詳細コンテンツとを表示処理し、前記顧客端末装置に表示させる処理と、
を実行する情報管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理システム、情報管理プログラム、及び情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、画像に動画コンテンツを紐づけることで、商品やサービスのプロモーションを行う技術が知られており、例えば、非特許文献1に開示されている。
【0003】
例えば、非特許文献1では、商品カタログにAR(Augmented Reality)を活用して、動画を表示することで、顧客の購買意欲を高めることが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】「ARをBtoCカタログに活用」、[令和6年9月25日検索]、インターネット<https://www.coco-ar.jp/activation/corporate/catalog-btoc/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、非特許文献1では、カタログに記載された商品の詳細を表示することで顧客の購買意欲を高めることはできるが、飲食店等のその場で商品を提供するようなサービスにおいて商品の詳細を表示することができなかった。
【0006】
上記現状に鑑みて、本発明では、飲食店などの店舗に来店した顧客に対して商品の詳細を表示することができる新規なシステムを提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、顧客の会計に関する情報を管理する情報管理システムであって、前記情報管理システムは、情報管理装置、及び店舗内に設置されたメニュー表を備え、前記情報管理装置は、表示処理部、及びデータベースを有し、前記メニュー表は、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニューを有し、前記データベースは、コンテンツID又は店舗メニューID、並びに動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報を格納し、前記表示処理部は、顧客端末装置を介して、前記コンテンツID又は前記店舗メニューIDを取得し、該コンテンツID又は該店舗メニューID、並びに前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記動画コンテンツを表示処理し、前記顧客端末装置に表示させる。
【0008】
このように構成することで、顧客はメニュー表からのみでは読み取れない情報を動画コンテンツから把握することができる。これにより、動画コンテンツを閲覧した顧客の購買意欲を高めることができる。
【0009】
本発明のより好ましい形態では、前記動画コンテンツは、店舗に関する概要を含む店舗概要コンテンツを含み、前記店舗概要コンテンツは、前記店舗に関する内容、及びアプリのダウンロードを促す内容を含む店舗概要第1動画コンテンツと、店舗に関する内容を含む店舗概要第2動画コンテンツを含み、前記メニュー表は、前記店舗概要第1動画コンテンツを表示する画面に遷移する為のコード又はタグが埋め込まれた店舗概要欄と、前記店舗概要第2動画コンテンツを前記アプリ上の画面で表示する為の前記マーカが埋め込まれた店舗概要欄と、を有する。
【0010】
このような構成とすることで、店舗の概要を動画コンテンツで表示することができ、顧客はメニュー表からのみでは把握できない内容を容易に把握することができる。また、動画コンテンツを閲覧した顧客に対して、適切にアプリのダウンロードを促すことができる。
【0011】
本発明のより好ましい形態では、前記コンテンツ管理情報は、前記メニューに対応する立体物の複数の立体画像、及び前記動画コンテンツの組み合わせを含み、前記表示処理部は、前記顧客端末装置から取得した前記立体画像、及び前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記動画コンテンツを表示処理する。
【0012】
このように構成することで、メニューとして実物が陳列されている場合であっても顧客は、動画コンテンツを閲覧することができ、顧客の購買意欲を高めることができる。
【0013】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理装置は、スタンプ管理部を更に有し、前記データベースは、店舗利用者特定情報及びスタンプカードを紐づけた会計管理情報を更に格納し、前記スタンプ管理部は、前記顧客端末装置を介して前記店舗利用者特定情報を取得し、前記動画コンテンツの表示処理後に、該店舗利用者特定情報に基づいて前記スタンプカードを更新する。
【0014】
このような構成とすることで、動画を閲覧した顧客はスタンプカードをためることができる。これにより、スタンプをためる為に動画を閲覧し、更に動画を閲覧することで顧客の購買意欲を高めることができるという相乗的な効果を実現することができる。
【0015】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理装置は、会計管理部を更に有し、前記会計管理部は、前記顧客端末装置から店舗利用者特定情報を取得し、前記店舗利用者特定情報、及び会計ステータスを含む会計管理情報を登録し、前記店舗利用者特定情報、並びに前記コンテンツID又は前記店舗メニューIDを前記顧客端末装置から取得し、該店舗利用者特定情報の会計ステータスが完了である場合に、新たな前記会計管理情報を登録する。
【0016】
このように構成することで、店舗利用者を特定する情報である顧客IDやテーブルID等毎に顧客の会計情報を管理することができる。これにより、誤って会計済のスタンプカードを用いてスタンプカードが管理されてしまう等の問題を防止することができる。
【0017】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理システムは、動画閲覧管理部を更に備え、前記データベースは、前記動画コンテンツの閲覧ステータスを店舗利用者特定情報及び会計ID毎に格納し、前記動画閲覧管理部は、前記動画コンテンツの表示処理後に、該動画コンテンツの前記閲覧ステータスを更新し、前記表示処理部は、前記顧客端末装置からコンテンツID又は店舗メニューID、並びに前記店舗利用者特定情報を取得し、該コンテンツID又は店舗メニューID、該店舗利用者特定情報、前記コンテンツ管理情報、並びに前記閲覧ステータスに基づいて、前記動画コンテンツを表示処理する。
【0018】
このように構成することで、既に閲覧されている動画を繰り返し閲覧することで、スタンプカードを更新するような問題を防ぐことができる。これにより、顧客に対して様々なメニューの動画を閲覧させることができ、様々なメニューの購買を促すことができる。
【0019】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理装置は、予約管理部、及び第2コンテンツ特定部を更に備え、前記動画コンテンツは、第1メニューコンテンツ、及び第2メニューコンテンツを含み、前記予約管理部は、顧客の予約情報を取得し、前記第2コンテンツ特定部は、前記予約情報に基づいて前記第2メニューコンテンツを特定し、前記表示処理部は、前記取得したコンテンツID又は店舗メニューIDに基づく前記第1メニューコンテンツ、及び前記特定された第2メニューコンテンツを含む前記動画コンテンツを表示処理する。
【0020】
このように構成することで、顧客の予約情報に応じて適切な動画コンテンツを顧客に表示させることができる。これにより、顧客の購買意欲を高めることができる。
【0021】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理装置は、第2コンテンツ特定部を更に有し、前記メニュー表は、マーカ又はタグが埋め込まれた店舗概要欄を有し、前記動画コンテンツは、店舗コンテンツID、並びに店舗に関する概要を含む店舗概要コンテンツ、及び店舗のお勧めメニューに関する内容を含む店舗詳細コンテンツを含み、前記第2コンテンツ特定部は、前記顧客端末装置を介して前記メニュー表から取得した前記店舗コンテンツID、及び店舗の売上情報に基づいて、前記店舗詳細コンテンツを特定し、前記表示処理部は、前記顧客端末装置が前記メニュー表から取得した前記店舗コンテンツID、及び前記コンテンツ管理情報に基づく前記店舗概要コンテンツ、及び前記特定された店舗詳細コンテンツを表示処理する。
【0022】
このように構成することで、店舗の売上情報に応じて適切な動画コンテンツを顧客に表示させることができる。これにより、店舗にとって最適な動画コンテンツを表示させることができ、顧客の購買意欲を高めることができる。
【0023】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理装置は、会計管理部、及び第2コンテンツ特定部を更に備え、前記動画コンテンツは、第1メニューコンテンツ、及び第2メニューコンテンツを含み、前記会計管理部は、テーブルID及び顧客の注文情報の組み合わせ含む会計情報を取得し、前記第2コンテンツ特定部は、前記顧客端末装置から前記テーブルIDを取得し、該テーブルIDに対応する注文情報に基づいて前記第2メニューコンテンツを特定し、前記表示処理部は、前記コンテンツID又は前記店舗メニューIDに基づく前記第1メニューコンテンツ、及び前記特定された前記第2メニューコンテンツを含む前記動画コンテンツを表示処理する。
【0024】
このように構成することで、顧客の注文情報に応じて適切な動画コンテンツを顧客に表示させることができる。これにより、顧客が求めるメニューを適示することができ、より顧客の購買意欲を高めることができる。
【0025】
本発明のより好ましい形態では、前記情報管理装置は、予約管理部を更に備え、前記予約管理部は、顧客IDを含む予約情報を取得し、前記データベースは、前記顧客ID及び前記スタンプカードを紐づけて格納し、前記スタンプ管理部は、新たな予約情報に基づいて取得した前記顧客IDに基づいて更新する前記スタンプカードを特定する。
【0026】
このように構成することで、顧客のスタンプカードを顧客IDで管理することができる。これにより、一度の会計でスタンプカードがたまりきらなかった場合でも、スタンプカードを再利用してためることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明では、飲食店などの店舗に来店した顧客に対して商品の詳細を表示することができる新規なシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の実施形態におけるビジネスモデルの図である。
図2】本発明の実施形態におけるシステム構成図である。
図3】本発明の実施形態におけるメニュー表の一例である。
図4】本発明の実施形態におけるメニュー表の一例である。
図5】本発明の実施形態における情報管理装置のハードウェア構成図である。
図6】本発明の実施形態におけるシステムの機能ブロック図である。
図7】本発明の実施形態における情報管理の処理を示すシーケンス図である。
図8】本発明の実施形態における情報管理の処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を用いて、本発明の情報管理システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
【0030】
例えば、本実施形態では、情報管理システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができ、これにより情報管理装置、及び情報管理システムを構成することができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
【0031】
<1.本発明の概要>
本発明は、顧客の再来店や口コミマーケティングを促すビジネスモデルを実現する為に、レストラン等の飲食店の店舗に設けられるメニュー表に関する情報を管理するシステムに関する。図1は、本ビジネスモデルの概要図である。
【0032】
本発明においては、飲食店の店員は、本発明に係る情報管理装置に、該飲食店のメニューやウェルカムボードに関する動画コンテンツと該動画コンテンツを表示する為の画像をアップロードする。そして、動画コンテンツを表示する為のIDが発行され、仲介者が該ID及びAR表示画像を取得し、該ID及びAR表示画像をメニュー表の所定の位置に埋め込む。本実施形態において、IDをメニュー表の所定の位置に埋め込むとは、動画コンテンツを表示する為のIDに対応するAR表示画像、該IDを発信するNFC(Near Field Communication)タグ、及び該IDに対応する2次元コードをメニュー表に設けることを指す。また本実施形態においては、メニュー表の店舗概要欄においては、AR表示画像、NFCタグ、及び2次元コードが埋め込まれ、メニュー表の特定のメニューにおいてはAR表示画像が埋め込まれる。具体的には、メニュー表に含まれる複数のメニューのうち、店舗がお勧めするメニューに対してAR表示画像が埋め込まれ、その他のメニューに対してはNFCタグが埋め込まれる。一方、全てのメニューに対してAR表示画像が埋め込まれてもよい。
【0033】
そして、店舗に来店した顧客は、端末を用いてメニュー表に埋め込まれた該IDを取得することで、対応する動画コンテンツを閲覧する。本実施形態においては、店舗概要欄に対応するNFCタグ又は2次元コードを介してIDを取得した場合には、店舗概要に関する内容、及びAR表示画像を読み取り可能なアプリのダウンロードを促す動画コンテンツが表示される。そして、顧客はダウンロードした該アプリを用いて、メニューに対応するAR表示画像を介してIDを取得することで、該メニューに関する動画を閲覧する。
【0034】
動画コンテンツを閲覧することでスタンプが1つたまり、顧客は、所定の数のスタンプをためることで1回の抽選を行うことができる。そして、当選を示す引換券を表示する画面を店員に提示することで、所定の景品を受け取ることができる。なお、本実施形態においては、1の顧客毎に1回の抽選が可能であるが、1のグループ毎に1回の抽選が可能であってもよい。
【0035】
また、本実施形態におけるメニュー表は、店舗に元々設置されたメニュー表に対してAR表示画像、NFCタグ、及び2次元コードが埋め込まれたものである。一方、店舗に元々設置されたメニュー表と別体であってもよい。
【0036】
<2.システム構成>
図2は、一実施形態のシステムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報管理システム0は、情報管理装置1、顧客端末装置3、店舗管理システム4、及び仲介システム5、及びメニュー表6を備え、情報管理装置1、顧客端末装置3、店舗管理システム4、及び仲介システム5は、通信ネットワークNWを介して通信可能に構成される。通信ネットワークNWは、本実施形態では、IP(Internet Protocol)ネットワークであるが、通信プロトコルの種類に制限はなく、更に、ネットワークの種類、規模にも制限はない。
【0037】
情報管理装置1として、汎用のサーバ向けのコンピュータやパーソナルコンピュータ等を利用することができる。また、顧客端末装置3として、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット端末、及びウェアラブルデバイス等を利用することができる。なお、情報管理装置1は、通信ネットワークNW又は別のネットワークにより情報の送受信が可能になされた複数のコンピュータにより構成されてもよい。
【0038】
店舗管理システム4は、店舗の会計情報、予約情報、及び売上情報を店舗データベースに格納する。
会計情報は、店舗が管理する会計に関する情報である。会計情報としては、会計情報を一意に特定する会計ID、注文情報、テーブルID、会計ステータス(完了/未完了)、及び会計日時が設定される。
予約情報は、飲食店の予約に関する情報である。予約情報としては、予約情報を一意に特定する予約ID、予約ステータス(予約済み/キャンセル等)、顧客属性(人数、男/女、及び成人/未成年等)、予約アプリの顧客のアカウントを特定する顧客ID、及び予約日が設定される。
売上情報は、店舗毎の会計情報に基づく売上に関する情報である。売上情報としては、売上総額、メニュー別売上情報、及び集計期間が設定される。メニュー別売上情報としては、メニューを一意に特定するメニューID、及び売上個別総額が登録される。
【0039】
メニュー表6は、店舗の各テーブルに設けられ、複数のメニューを表示する印刷物である。図3及び4は、本実施形態におけるメニュー表6の一例である。本実施形態においてメニュー表6は、店舗の説明を出力する為の店舗説明部W11と、複数のメニューを表示するメニュー表示部W12と、抽選に関する説明を記載した抽選説明部W13と、撮影したメニューのSNSへの投稿を促す投稿催促部W14を備える。
【0040】
店舗説明部W11は、店舗の概要を説明する為の店舗概要欄を有する。店舗概要欄は、店舗に関する内容を表示する店舗動画コンテンツに対応する店舗コンテンツIDが埋め込まれる。本実施形態においては、店舗説明を複数の言語に翻訳した店舗動画コンテンツが登録されており、店舗説明に関する各言語の店舗動画コンテンツに対応する店舗コンテンツIDが埋め込まれる。また、店舗概要欄は、後述する店舗概要第1動画コンテンツを表示する画面に遷移する為のコード又はタグが埋め込まれた欄と、後述する店舗概要第2動画コンテンツをアプリ上の画面で表示する為のAR表示画像が埋め込まれた欄とを有する。
【0041】
メニュー表示部W12においては、メニューに関するメニュー動画コンテンツの店舗ID及びメニューIDの組み合わせ、又はメニューコンテンツIDに対応するAR表示画像(メニューに関する画像又は写真)、又はNFCタグが埋め込まれる。図示例では、店舗のお勧めメニューとして、4つのメニューに関するAR表示画像が表示されている。
【0042】
抽選説明部W13においては、抽選を行う為の手順、抽選を行う為の画面を表示する為の2次元コード、及び複数の景品が表示されている。本実施形態においては、所定の数のスタンプがたまった場合に、顧客端末装置3によって2次元コードが読み取られることで抽選が開始される。なお、抽選を行う為の2次元コードに代えて、抽選画像を用いてもよい。
【0043】
投稿催促部W14においては、顧客に対してSNSへの投稿を促す文章、及び撮影した画像に付与可能な店舗毎のフレームが表示されている。本実施形態においては、本発明に係るアプリを起動し、メニューの画像を撮影することで、自動的に店舗に対応するフレームが付与されて撮影される。
【0044】
<3.本発明のハードウェア構成>
図5は、情報管理システム0のハードウェア構成図である。図5(a)に示すように、サーバ10(情報管理装置1)は、処理部101、記憶部102、及び通信部103を備える。
【0045】
処理部101は、命令セットを実行可能なCPU等の1又は複数のプロセッサを有し、本発明に係る情報管理プログラム、OS、その他のアプリケーションを実行することで、情報管理装置1の動作処理全体を制御する。
記憶部102は、命令セットを記憶可能なRAMなどの揮発性メモリ、OS及び本発明に係る情報管理プログラムなどを記録可能なHDDやSSDなどの不揮発性の記録媒体を有する。
通信部103は、通信ネットワークNWとの通信インターフェース装置を有し、通信ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報の入出力を行う。
【0046】
図5(b)に示すように端末装置9(顧客端末装置3)は、処理部91、記憶部92、通信部93、入力部94、及び出力部95を備える。
【0047】
処理部91は、命令セットを実行可能なCPU等の1以上のプロセッサを有し、OSやその他のアプリケーションを実行することで、端末装置9の動作処理全体を制御する。
記憶部92は、命令セットを記憶可能なRAMなどの揮発性メモリ、OS等を記録可能なHDDやSSDなどの不揮発性の記録媒体を有する。
通信部93は、ネットワークに接続する為の通信インターフェース装置を有し、通信ネットワークNWとの通信制御を実行して、情報の入出力を行う。
入力部94は、キーボードやタッチパネルなどの入力処理が可能な入力デバイスを有する。
出力部95は、ディスプレイなどの表示処理が可能な表示デバイスを有する。
【0048】
<4.システム機能構成>
図6は、情報管理装置1の機能ブロック図である。図6に示すように、情報管理装置1は、コンテンツ管理部11、会計管理部12、動画閲覧管理部13、予約管理部14、フレーム管理部15、連携部16、スタンプ管理部17、第2コンテンツ特定部18、ユーザ登録部19、表示処理部20、及びデータベース2を備える。これは、ソフトウェア(記憶部102に記憶されている)による情報処理がハードウェア(処理部101)によって具体的に実現されたものである。
【0049】
なお、本実施形態におけるシステム構成は、顧客端末装置3(クライアント)の要求に応じて情報管理装置1(サーバ)が行った処理結果をクライアントが受け取る、いわゆるサーバ・クライアント型である。一方、クライアント端末において情報管理プログラムを起動させる、いわゆるスタンドアロン型であってもよい。この場合、顧客端末装置3は、情報管理装置1が備える各機能構成(部)の一部又は全部を備えてもよい。例えば、顧客端末装置3が、コンテンツ管理部11、動画閲覧管理部13、フレーム管理部15、スタンプ管理部17、第2コンテンツ特定部18、ユーザ登録部19、及び表示処理部20等を備え、情報管理装置1を、店舗管理システム4から種々の情報を取得し格納する装置として機能させてもよい。
【0050】
<4.1.データベース2>
データベース2は、コンテンツ管理情報、会計管理情報、動画閲覧管理情報、フレーム管理情報、顧客連携情報、及びスタンプ管理情報を格納する。
【0051】
<4.1.1.コンテンツ管理情報>
コンテンツ管理部11は、顧客に表示される動画コンテンツに関するコンテンツ管理情報をデータベース2に登録する。コンテンツ管理情報としては、店舗コンテンツ管理情報、及びメニューコンテンツ管理情報が登録される。
【0052】
<4.1.1.1.店舗コンテンツ管理情報>
店舗コンテンツ管理情報は、店舗の説明に関する店舗動画コンテンツの情報である。店舗コンテンツ管理情報としては、店舗動画コンテンツを一意に特定する店舗コンテンツID、店舗の識別情報(店舗ID又は店舗名)、言語種類、動画コンテンツ、AR表示画像、及び更新日が設定される。動画コンテンツとしては、動画ファイルや、動く画像を再生する(アニメーションを表示する)形式のファイルを用いることができる。以下では、店舗の識別情報として店舗IDを用いて説明する。
【0053】
店舗動画コンテンツとしては、店舗の概要に関する店舗概要コンテンツ、及び店舗のお勧め商品に関する店舗詳細コンテンツが設定される。また、店舗概要コンテンツとしては、店舗に関する内容、及びアプリのダウンロードを促す内容を含む店舗概要第1動画コンテンツと、店舗に関する内容を含む店舗概要第2動画コンテンツとが用いられる。本実施形態において店舗詳細コンテンツは、メニューIDに紐づけて格納される。つまり、メニュー毎に、お勧め商品として紹介する店舗詳細コンテンツが格納されている。
【0054】
なお、本実施形態において店舗コンテンツ管理情報は、店舗ID毎及び言語種類毎に格納されるが、言語種類が登録されなくてもよく、この場合には店舗ID毎に格納される。
【0055】
<4.1.1.2.メニューコンテンツ管理情報>
メニューコンテンツ管理情報は、店舗毎のメニューに関するメニュー動画コンテンツの情報である。メニューコンテンツ管理情報としては、メニュー動画コンテンツを一意に特定するメニューコンテンツID、店舗ID、メニューID、動画コンテンツ、AR表示画像、及び更新日が設定される。本実施形態においては、メニューコンテンツIDと、店舗ID及びメニューIDの組み合わせとが一対一に対応付けて登録される。なお、以下では、店舗ID及びメニューIDの組み合わせを店舗メニューIDと呼ぶ。
【0056】
また、メニュー動画コンテンツには、第1メニューコンテンツ、及び第2メニューコンテンツが設定される。第1メニューコンテンツとしては、各メニューに関するコンテンツであって、顧客から取得されるメニューIDに対応するメニューに関するコンテンツが表示される。第2メニューコンテンツとしては、第1メニューコンテンツにおいて表示されるメニューとセットで注文されるメニューに関するコンテンツと、顧客属性に応じた適切なメニューに関するコンテンツとが設定される。
【0057】
また、コンテンツ管理部11は、メニューコンテンツ管理情報として、メニューに対応する立体物の複数の立体画像、及び動画コンテンツの組み合わせを登録する。コンテンツ管理部11は、あるメニューの立体物(例えば、日本酒やワイン等)を異なる角度からそれぞれ撮影した複数の画像を店員から受け付け、該複数の画像と、該メニューのメニューIDを紐づけたメニューコンテンツ管理情報を登録する。
【0058】
本発明の好ましい形態では、メニューコンテンツ管理情報は、言語種類毎に格納されてもよい。つまり、メニューコンテンツIDと、店舗コンテンツID及びメニューIDの組み合わせとが一対一に対応付けて登録される。
【0059】
なお、本実施形態においては、メニューは1の商品であるが、複数の商品を含む商品グループであってもよい。商品グループとしては、例えば、コース、セット、及びバリエーション等が用いられる。
【0060】
また以下では、店舗コンテンツID及びメニューコンテンツIDの区別が必要ない場合には、コンテンツIDと総称する。
【0061】
<4.1.2.会計管理情報>
会計管理部12は、情報管理装置1が管理する顧客の会計に関する会計管理情報をデータベース2に登録する。本実施形態において会計管理部12は、店舗管理システム4から会計情報の会計ID、店舗利用者特定情報、店舗ID、及び会計ステータスを取得し、該会計情報及びスタンプカードを含む会計管理情報を登録する。ここで、店舗利用者特定情報としては、アプリのユーザを特定する為のユーザID、顧客端末を特定する為の端末ID、店舗管理システム4が管理する顧客ID、又は店舗のテーブルを特定するテーブルIDが用いられる。
【0062】
<4.1.3.動画閲覧管理情報>
動画閲覧管理部13は、顧客が閲覧した動画コンテンツの履歴に関する動画閲覧管理情報をデータベース2に登録する。動画閲覧管理部13は、顧客端末装置3から店舗利用者特定情報、及びコンテンツIDを取得し、動画閲覧管理情報として会計ID毎に、店舗利用者特定情報、コンテンツID、閲覧ステータス、及び閲覧日を登録する。なお、会計IDに代えてユーザIDが用いられてもよい。
【0063】
本発明の好ましい形態では、動画閲覧管理部13は、動画閲覧管理情報として、コンテンツID毎に離脱タイミングを登録してもよい。
【0064】
<4.1.4.フレーム管理情報>
フレーム管理部15は、顧客が撮影したメニューの写真に設定されるフレームに関するフレーム管理情報をデータベース2に登録する。フレーム管理部15は、ユーザからフレーム内容の設定に係る入力を受け付けて、フレーム管理情報として、フレームを一意に特定するフレームID、及びフレーム内容を店舗IDに紐づけて登録する。ここで、フレーム内容としては、フレームの画像、及びフレームテキスト等を用いることができる。
【0065】
本発明の好ましい形態では、メニューID毎にフレームID及びフレーム内容を含むフレーム管理情報が格納されてもよい。
【0066】
<4.1.5.顧客連携情報>
連携部16は、顧客連携情報は、顧客同士の紐付けに関する情報である。顧客連携情報は、顧客を一意に特定する顧客IDが複数紐づけて格納される。本実施形態においては、連携部16は、店舗管理システム4から予約情報に含まれる第1顧客の顧客IDを取得し、外部のSNS(Social Networking Service)の第1顧客のユーザIDを受け付けて、該顧客ID及びユーザIDを紐づけて格納する。そして、連携部16は、外部のSNSにおいて、第1顧客と紐づく第2顧客のユーザIDを受け付けた場合、店舗管理システム4から取得した第2顧客の顧客IDと、第1顧客の顧客IDを紐づけて格納する。
【0067】
<4.1.6.スタンプ管理情報>
スタンプ管理部17は、顧客毎のスタンプカードに関するスタンプ管理情報をデータベース2に登録する。店舗管理システム4から予約情報の顧客IDを取得し、該顧客IDをスタンプカードに紐づけたスタンプ管理情報を登録する。
【0068】
<4.2.動画閲覧管理部13>
動画閲覧管理部13は、閲覧された動画コンテンツの閲覧ステータスを更新する。動画閲覧管理部13は、顧客端末装置3において表示された動画コンテンツを特定し、該動画コンテンツの閲覧ステータスを閲覧済に変更する。
【0069】
また、動画閲覧管理部13は、動画コンテンツの離脱タイミングに基づいて、更新が必要な動画コンテンツを特定する。動画閲覧管理部13は、動画閲覧管理情報のコンテンツID毎に離脱タイミングを集計し、該コンテンツIDに対応する動画コンテンツのうち、所定回数以上閲覧が途中離脱されている動画コンテンツを特定する。そして、動画閲覧管理部13は、特定した動画コンテンツを更新する旨の通知を店舗管理システム4に送信する。
【0070】
<4.3.フレーム管理部15>
フレーム管理部15は、顧客端末装置3に表示させるフレームを特定する。フレーム管理部15は、顧客端末装置3から取得した店舗IDを取得し、該店舗ID及びフレーム管理情報に基づいて、表示させるフレームを特定し、顧客端末装置3に送信する。
【0071】
本発明の好ましい形態では、フレーム管理部15は、店舗管理システム4から取得した注文情報に基づいて表示させるフレームを特定する。具体的には、フレーム管理部15は、注文情報のメニューIDを取得し、該メニューID及びフレーム管理情報に基づいて、表示させるフレームとして、該メニューIDに対応するメニューに関するフレームを特定する。
【0072】
<4.4.スタンプ管理部17>
スタンプ管理部17は、動画コンテンツの表示処理後に、スタンプカードを更新する。スタンプ管理部17は、顧客端末装置3から店舗利用者特定情報を取得し、動画コンテンツの表示処理後に、該店舗利用者特定情報に基づいてスタンプカードを更新する。
【0073】
また、スタンプ管理部17は、顧客連携情報に基づいて、スタンプカードを更新する。スタンプ管理部17は、第1顧客が動画コンテンツを閲覧したことを契機に、顧客連携情報を介して該第1顧客と紐づく第2顧客に紐づくスタンプカードのスタンプを更新する。
【0074】
<4.5.第2コンテンツ特定部18>
第2コンテンツ特定部18は、動画コンテンツに含まれる第2コンテンツを特定する。第2コンテンツ特定部18は、第2コンテンツとして店舗詳細コンテンツを特定する。第2コンテンツ特定部18は、店舗管理システム4から取得した売上情報を用いて、店舗詳細コンテンツを特定する。具体的には、第2コンテンツ特定部18は、会計管理部12が店舗管理システム4から取得した売上情報のメニュー別売上情報を用いて、売上個別総額が最も高いメニューIDを特定する。そして、第2コンテンツ特定部18は、該メニューIDに対応する動画コンテンツを店舗詳細コンテンツとして特定する。なお、会計管理部12は、売上情報を会計管理情報に紐づけてデータベース2に登録してもよい。
【0075】
この他、第2コンテンツ特定部18は、第2コンテンツとして、第1のコンテンツにおいて表示されるメニューとセットで注文されるメニューに関する第2メニューコンテンツを特定する。第2コンテンツ特定部18は、店舗管理システム4から取得した注文情報を用いて、第2メニューコンテンツを特定する。具体的には、第2コンテンツ特定部18は、メニューのセットを有する対応表を用いて、会計管理部12が店舗管理システム4から取得した注文情報の各注文に含まれるメニューに対応する他のメニューを特定し、該メニューに対応する動画コンテンツを第2メニューコンテンツとして特定する。
【0076】
なお、対応表に代えて、注文情報の各注文に含まれるメニューを教師データとしてメニューのセットを出力する学習モデルを用いてもよい。また、会計管理部12は、注文情報を会計管理情報に紐づけてデータベース2に登録してもよい。
【0077】
また、第2コンテンツ特定部18は、第2コンテンツとして、顧客属性に応じた適切なメニューに関する第2メニューコンテンツを特定する。第2コンテンツ特定部18は、店舗管理システム4から取得した予約情報の顧客属性を用いて、第2メニューコンテンツを特定する。具体的には、第2コンテンツ特定部18は、顧客属性及びメニューの組み合わせを含む対応表を用いて、予約管理部14が店舗管理システム4から取得した予約情報の顧客属性に対応するメニューを特定し、該メニューに対応する動画コンテンツを第2メニューコンテンツとして特定する。例えば、顧客の人数が多い場合には、大勢で食べられるメニューが対応し、顧客に子供が含まれる場合には、子供が好むメニューが対応する。
【0078】
なお、対応表に代えて、店舗管理システム4から取得した顧客属性及び注文情報を教師データとして顧客属性に応じたメニューを出力する学習モデルを用いてもよい。また、予約管理部14は、予約情報を会計管理情報に紐づけてデータベース2に登録してもよい。
【0079】
また、本発明の好ましい形態では、動画閲覧の時期に応じたお勧めメニューに関する動画コンテンツを表示させることができる。具体的には、第2コンテンツ特定部18は、時期及びメニューの対応表を用いて、顧客端末装置3からコンテンツID、又は店舗メニューIDを取得した日付に基づいてお勧めメニューを特定し、該メニューに対応する動画コンテンツを第2メニューコンテンツとして特定する。
【0080】
なお、対応表に代えて、動画閲覧管理部13が、動画閲覧管理情報として登録した動画の閲覧時期、及びメニューを教師データとしてメニューを出力する学習モデルを用いてもよい。
【0081】
<4.6.ユーザ登録部19>
ユーザ登録部19は、AR表示画像を読み取り可能なアプリ上で管理するユーザ情報を顧客から受け付けて登録する。ユーザ登録部19は、店舗概要第1動画コンテンツを閲覧した顧客からユーザ情報の入力を受け付けてデータベース2に登録する。
【0082】
<4.7.表示処理部20>
表示処理部20は、コンテンツ管理情報に基づいて、動画コンテンツを表示処理し、表示処理結果を顧客端末装置3に対して表示させる。表示処理部20は、顧客端末装置3から取得したコンテンツID又は店舗メニューID、並びにコンテンツ管理情報に基づいて、該コンテンツID又は該店舗メニューIDに紐づく動画コンテンツを表示処理する。更に、表示処理部は、コンテンツID又は店舗メニューIDに紐づく動画コンテンツを第1動画コンテンツとして、該第1動画コンテンツと、第2コンテンツ特定部18によって特定された第2のコンテンツとを含む動画コンテンツを表示処理する。
【0083】
また、表示処理部20は、顧客端末装置3から取得した立体物の画像に基づいて、動画コンテンツを表示処理する。表示処理部20は、取得した立体物の画像、及びメニューコンテンツ管理情報に基づいて、取得した立体物の画像に対応する画像に紐づく動画コンテンツを特定し、該動画コンテンツを表示処理する。
【0084】
表示処理部20は、コンテンツID又は店舗メニューID、コンテンツ管理情報、店舗利用者特定情報、並びに動画閲覧管理情報に基づいて、動画コンテンツを表示処理する。具体的に表示処理部20は、顧客端末装置3から取得したコンテンツID又は店舗メニューID、並びにテーブルIDを取得し、該コンテンツID又は店舗メニューIDに対応する動画コンテンツを特定し、該テーブルIDに対応する該動画コンテンツの閲覧ステータスが閲覧済でない場合に動画コンテンツを表示処理する。なお、テーブルIDに代えてユーザIDを用いてもよい。
【0085】
本発明の好ましい形態では、店舗動画コンテンツにおいて表示された動画の言語と同じ言語のメニュー動画コンテンツが表示される。具体的には、表示処理部20は、顧客端末装置3から店舗コンテンツIDを取得し、該店舗コンテンツIDに対応する店舗動画コンテンツを表示処理する。そして、表示処理部20は、顧客端末装置3からメニューIDを取得して、該メニューID、及び該取得した店舗コンテンツIDに対応するメニュー動画コンテンツを特定し、動画コンテンツとして表示処理する。
【0086】
<5.処理フロー>
図7、8を参照して、本発明に係る情報管理システム0を用いた情報管理方法について説明する。図7、8は、コンテンツ管理情報を登録し、動画コンテンツを表示処理し、会計管理情報を更新するまでの処理を示すフローチャートである。本実施形態における情報管理方法に係る処理は、大きく分けて、事前処理(A)会計処理(アカウント登録)(B)及び会計処理(会計管理)(C)を有する。
【0087】
<5.1.事前処理(A)>
事前処理(A)では、飲食店の店員が店舗管理システム4における店舗端末装置を操作することで、コンテンツ管理情報をデータベース2に登録させる処理が実行される。
【0088】
まず、ステップSA1(以下「ステップSXX」を「SXX」と省略する)において、情報管理装置1は、動画コンテンツ、店舗ID、メニューID、AR表示画像、及び言語種類を店舗管理システム4から受信する。本実施形態において店舗管理システム4は、各飲食店の店員から動画コンテンツとしてメニュー動画コンテンツ及び店舗動画コンテンツと、店舗IDと、メニューIDと、言語種類と、AR表示画像との入力を受け付けて、これらの情報を情報管理装置1に送信する。
【0089】
SA2において情報管理装置1は、コンテンツ管理情報を登録する。本実施形態においてコンテンツ管理部11は、SA1において送信された店舗動画コンテンツ、店舗ID、AR表示画像、及び言語種類に基づいて、店舗コンテンツ管理情報を登録する。具体的には、コンテンツ管理部11は、店舗動画コンテンツ及び言語種類に基づいて、該店舗動画コンテンツを該言語種類に翻訳した店舗動画コンテンツを生成し、該翻訳した動画コンテンツを言語種類に対応付けて登録する。
【0090】
また、コンテンツ管理部11は、SA1において送信されたメニュー動画コンテンツ、店舗ID、メニューID、及びAR表示画像に基づいて、メニューコンテンツ管理情報を登録する。
【0091】
SA3において情報管理装置1は、コンテンツIDを送信する。本実施形態において情報管理装置1は、SA2において登録された店舗コンテンツ管理情報の店舗コンテンツID及びメニューコンテンツ管理情報のメニューコンテンツIDを店舗管理システム4に送信する。
【0092】
SA4において、店舗管理システム4は、コンテンツID、店舗ID、メニューID、及びAR表示画像を送信する。本実施形態において店舗管理システム4は、仲介システム5に対してSA3において取得した店舗コンテンツID及びメニューコンテンツIDと、店舗IDと、メニューIDと、AR表示画像とを送信する。
【0093】
以上SA1~4の処理が実行されることで、仲介者は、動画コンテンツを表示する為のコンテンツID又は店舗メニューIDと、AR表示画像を取得することができる。そして、仲介者は、該コンテンツID又は店舗メニューID、並びにAR表示画像をメニュー表6に埋め込み、該メニュー表を飲食店に提供する。その後、飲食店において以下の会計処理が実行される。
【0094】
<5.2.会計処理(アカウント登録)(B)>
会計処理(アカウント登録)(B)では、AR表示画像を読み取り可能なアプリをダウンロードしていない顧客が、店舗動画コンテンツを閲覧することで、アカウント登録を行うまでの処理が実行される。
【0095】
<5.2.1.会計管理情報の登録>
まず、SB1において店舗管理システム4は、会計情報を店舗データベースに登録する。本実施形態において店舗管理システム4は、店舗に来店した顧客のテーブルIDを受け付けて、会計情報を登録する。
【0096】
SB2において会計管理部12は、会計情報を店舗管理システム4から受信する。本実施形態において会計管理部12は、会計情報のうち、会計ID、テーブルID、及び会計ステータスを受信する。なお、テーブルIDに代えて、予約情報の顧客IDを受信してもよい。
【0097】
SB3において会計管理部12は、会計管理情報をデータベース2に登録する。本実施形態において会計管理部12は、SB2において取得した会計ID、テーブルID、及び会計ステータスに加えて、スタンプカードを含む会計管理情報を登録する。具体的に、会計管理部12は、取得したテーブルIDに対応する会計管理情報の会計ステータスが完了である場合に、該テーブルIDに対応する会計管理情報を登録する。なお、顧客IDとユーザIDが紐づけて登録されている場合には、テーブルIDに代えて顧客IDを含む会計管理情報を登録してもよい。
【0098】
なお、会計管理部12は、会計情報のうち、店舗管理システム4から会計IDを取得し、顧客端末装置3からテーブルIDを取得することで、該会計ID及びテーブルIDを含み、会計ステータスが未完了となる会計管理情報を登録してもよい。
【0099】
<5.2.2.ユーザ情報の登録>
SB4において顧客端末装置3は、店舗コンテンツIDを取得する。本実施形態においては、AR表示画像を読み取り可能なアプリをダウンロードしていない顧客は、顧客端末装置3を用いて、メニュー表6に設けられた2次元コードを読み取り、又はメニュー表6に設けられたNFCタグと近距離無線通信を行い、店舗コンテンツIDを取得する。
【0100】
SB5~8において表示処理部20は、動画コンテンツを表示処理する。本実施形態において表示処理部20は、SB4において取得された店舗コンテンツIDを顧客端末装置3から受信し(SB5)、店舗コンテンツIDに紐づく店舗動画コンテンツを特定し(SB6)、表示処理結果を顧客端末装置3に対して送信し(SB7)、動画コンテンツを表示させる(SB8)。本実施形態においては、店舗動画コンテンツとして、2次元コード又はNFCタグが埋め込まれた店舗概要欄に対応する店舗概要コンテンツである店舗概要第1動画コンテンツ及び店舗詳細コンテンツを含む動画コンテンツが表示される。
【0101】
そして、店舗概要第1動画コンテンツにおいてAR表示画像を読み取り可能なアプリのダウンロードを促す内容が表示され、顧客はその内容に応じて該アプリをダウンロードし、以下の処理が実行される。
【0102】
SB9~SB11において、ユーザ登録部19は、店舗概要第1動画コンテンツを閲覧した顧客からユーザ情報を受け付けて、ユーザ情報を登録する。本実施形態においては、顧客端末装置3は、ユーザからユーザ情報のうち、ユーザ名、連絡先、及びユーザ属性等の入力を受け付けて(SB9)、ユーザ登録部19は、該情報を受信し(SB10)、該情報及びユーザIDを含むユーザ情報をデータベース2に登録する(SB11)。
【0103】
以上SB1~11の処理が実行されることで、スタンプカードを管理する以下の処理の実行を可能にする。
【0104】
<5.3.会計処理(会計管理)(C)>
会計処理(会計管理)(C)では、飲食店に来店した顧客に対してメニュー動画コンテンツが表示され、会計管理情報が更新されるまでの処理が実行される(図8参照)。
【0105】
<5.3.1.動画コンテンツの表示処理>
SC1において顧客端末装置3は、店舗利用者特定情報、並びに店舗メニューID又はコンテンツIDを取得する。本実施形態において顧客端末装置3は、メニュー表6に設けられたAR表示画像を専用のアプリを用いて読み取ることで、店舗利用者特定情報としてテーブルID、並びに店舗メニューID又はコンテンツIDを取得する。なお、店舗利用者特定情報として、ユーザIDを用いる場合には、テーブルIDを取得しなくてもよい。
【0106】
SC2~5において表示処理部20は、動画コンテンツを表示処理する。本実施形態において表示処理部20は、SC1において取得されたテーブルID、並びに店舗メニューID又はコンテンツIDを顧客端末装置3から受信し(SC2)、店舗メニューID又はコンテンツIDに紐づくメニュー動画コンテンツを特定し(SC3)、表示処理結果を顧客端末装置3に対して送信し(SC4)、動画コンテンツを表示させる(SC5)。
【0107】
SC6~7においてスタンプ管理部17は、スタンプカードを更新する。本実施形態においてスタンプ管理部17は、メニュー動画コンテンツを表示した顧客端末装置3からメニュー動画コンテンツの表示終了の通知を受信する(SC6)。そして、スタンプ管理部17は、SC2において取得されたテーブルIDが紐づくスタンプカードを特定し、該スタンプカードのスタンプを1つ増やすように、スタンプカードを更新する(SC7)。なお、テーブルIDに代えてユーザIDが紐づいている場合には、SC2において取得されたユーザIDに紐づくスタンプカードが更新されてもよい。
【0108】
なお、本実施形態においてスタンプ管理部17は、メニュー動画コンテンツの閲覧を契機にスタンプを1つ増やす。一方、スタンプ管理部17は、閲覧されたメニュー動画コンテンツに応じて増やすスタンプの個数を変えてもよい。この場合には、コンテンツ管理情報においてメニューコンテンツIDに紐づけてスタンプ増加数が登録されており、スタンプ管理部17は、SC3において特定したメニュー動画コンテンツのコンテンツIDを用いて、スタンプ増加数を特定する。
【0109】
SC8において動画閲覧管理部13は、動画閲覧管理情報を更新する。本実施形態において動画閲覧管理部13は、SC3において特定されたメニュー動画コンテンツ、及びSC2において取得されたテーブルIDに対応する動画閲覧管理情報の閲覧ステータスを閲覧済に更新する。
【0110】
以上、SC1~8が繰り返されることで、顧客は所定個数のスタンプをため、景品の抽選を行うことができる。なお、本実施形態においては、メニュー動画コンテンツが最後まで再生されることでスタンプがためられ、閲覧ステータスが更新される。一方、所定時間閲覧されたことを契機に、表示処理部20がスタンプをためる為のアイコンを表示処理し、該アイコンの押下を受け付けることで、スタンプがためられ、閲覧ステータスが更新されてもよい。
【0111】
なお、スタンプ管理部17は、スタンプ管理情報が登録されている場合には、スタンプ管理情報に含まれるスタンプカードを更新する。具体的には、店舗管理システム4は、予約情報の顧客ID及びテーブルIDが紐づいた会計情報を店舗データベースに登録し、会計管理部12は該会計情報を取得しデータベース2に登録する。そして、スタンプ管理部17は、SB4において取得したテーブルID、及び該顧客IDに対応する顧客IDが紐づくスタンプカードを特定し、更新する。
【0112】
<5.3.3.決済処理>
SC9~10において店舗管理システム4は、決済処理を実行する。本実施形態において店舗管理システム4は、現金、クレジット決済、又は電子決済に基づく決済処理を実行し(SC9)、会計情報の会計ステータスを更新する(SC10)。
【0113】
SC11~12において、会計管理部12は、会計管理情報を更新する。本実施形態において会計管理部12は、SC9において決済処理が実行された会計情報のうち、会計IDを店舗管理システム4から取得し(SC11)、該会計IDに対応する会計管理情報の会計ステータスを会計済に更新する(SC12)。
【0114】
以上、SA1~SC12が実行されることにより、メニュー表に動画コンテンツに対応するAR表示画像、又はNFCタグを埋め込み、これらを端末装置で読み込み動画コンテンツを表示させることによって、メニュー表だけでは伝えられない情報や、サービスの良さを視覚的に訴えることによって、顧客の興味関心を惹くことができる。また、スタンプカードを設定することで、顧客の再来店だけでなく、その友人の来店を促すことができ、効率的な集客を行うことができる。
【0115】
なお、本実施形態においては、第1のコンテンツと第2のコンテンツを含む動画コンテンツが表示されるが、第2のコンテンツが複数含まれていてもよい。また、第2コンテンツが代替可能に表示されてもよい。具体的には、例えば、顧客が予約をしていない場合には、顧客属性を取得することができない為、顧客属性に基づく第2メニューコンテンツを表示することができない。その為、該第2メニューコンテンツに代えて、注文情報や時期に基づく第2メニューコンテンツを表示させてもよい。
【0116】
また、本実施形態において表示処理は、表示処理部20が表示に必要な情報を生成する処理を実行し、生成した情報を端末装置9に送信することで、端末装置9が該生成された情報を表示する処理を指す。一方、表示処理は、表示処理部20が表示に必要な情報を生成する処理命令を端末装置9に送信することで、端末装置9が表示に必要な情報を生成し、該生成した情報を表示する処理であってもよい。
【符号の説明】
【0117】
1 :情報管理装置
2 :データベース
3 :顧客端末装置
4 :店舗管理システム
5 :仲介システム
6 :メニュー表
10 :サーバ
101 :処理部
102 :通信部
103 :記憶部
9 :端末装置
91 :処理部
92 :記憶部
93 :通信部
94 :入力部
95 :出力部
11 :コンテンツ管理部
12 :会計管理部
13 :動画閲覧管理部
14 :予約管理部
15 :フレーム管理部
16 :連携部
17 :スタンプ管理部
18 :第2コンテンツ特定部
19 :ユーザ登録部
20 :表示処理部
W11 :店舗説明部
W12 :メニュー表示部
W13 :抽選説明部
W14 :投稿催促部
【要約】
【課題】
本発明は、飲食店などの店舗に来店した顧客に対して商品の詳細を表示することができる新規なシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】
上記課題を解決する為に、本発明は、顧客の会計に関する情報を管理する情報管理システムであって、前記情報管理システムは、情報管理装置、及び店舗内に設置されたメニュー表を備え、前記情報管理装置は、表示処理部、及びデータベースを有し、前記メニュー表は、マーカ又はタグが埋め込まれた複数のメニューを有し、前記データベースは、コンテンツID又は店舗メニューID、並びに動画コンテンツを紐づけたコンテンツ管理情報を格納し、前記表示処理部は、顧客端末装置を介して、前記コンテンツID又は前記店舗メニューIDを取得し、該コンテンツID又は該店舗メニューID、並びに前記コンテンツ管理情報に基づいて、前記動画コンテンツを表示処理し、前記顧客端末装置に表示させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8