(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-24
(45)【発行日】2025-04-01
(54)【発明の名称】情報伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/02 20090101AFI20250325BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20250325BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20250325BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20250325BHJP
H04W 74/0833 20240101ALI20250325BHJP
【FI】
H04W72/02
H04W52/02
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W74/0833
(21)【出願番号】P 2023556929
(86)(22)【出願日】2022-02-25
(86)【国際出願番号】 CN2022077812
(87)【国際公開番号】W WO2022193927
(87)【国際公開日】2022-09-22
【審査請求日】2023-10-20
(31)【優先権主張番号】202110286882.2
(32)【優先日】2021-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ジェ
(72)【発明者】
【氏名】ユ、ジェン
(72)【発明者】
【氏名】ウェン、ロンフイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ヨンピン
【審査官】野村 潔
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2021/0076384(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0037573(US,A1)
【文献】RAN1,Support of reduced capability NR devices,3GPP TSG RAN #91e RP-210655,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_91e/Docs/RP-210655.zip>,2021年03月15日,p.2
【文献】Huawei, HiSilicon,Discussion on reduced maximum UE bandwidth for RedCap,3GPP TSG RAN WG1 #104b-e R1-2102311,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_104b-e/Docs/R1-2102311.zip>,2021年04月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1情報を受信する段階、ここで、前記第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、前記第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスである;
第1パラメータを受信する段階、ここで、前記第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数である;
前記第1情報及び前記第1パラメータに基づいて、前記M個の帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定する段階
;
前記第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信する、又は、ダウンリンク情報を受信する段階
;及び
第3指示情報を受信する段階、ここで、前記第3指示情報は、前記第1端末デバイスが、競合解決メッセージをフィードバックするための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信するための帯域幅リソースを示す、
を備える情報伝送方法。
【請求項2】
前記第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信する、又は、ダウンリンク情報を受信する前記段階は、
前記第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信する段
階
を備える、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記第3指示情報のビットステータスは、
前記競合解決メッセージ
をフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを送信するための前記帯域幅リソースを示す、請求項2に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
前記第3指示情報は識別子情報であり、前記識別子情報は、
より高い層のシグナリングに含まれる、請求項2又は3に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記第1タイプ端末デバイスは、機能削減(REDCAP)端末デバイスである、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記識別子情報は1ビットを含む、請求項4に記載の情報伝送方法。
【請求項7】
前記第3指示情報のビットステータスは、第1ビット状態又は第2ビット状態であり、前記第3指示情報の前記ビットステータスが前記第1ビット状態である場合に前記PUCCHを送信するための帯域幅リソースは、前記第3指示情報の前記ビットステータスが前記第2ビット状態である場合に前記PUCCHを送信するための帯域幅リソースとは異なる、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項8】
前記より高い層のシグナリングは、システム情報ブロック1(SIB1)である、請求項4に記載の情報伝送方法。
【請求項9】
前記第1パラメータの値
が4より大きく、
M=1であるとき、前記M個の帯域幅リソースは前記第1帯域幅リソースであり、前記第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が前記第1パラメータである前記ランダムアクセスチャネル機会は、前記N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、
前記第1パラメータの値が4より大きく、M=1であるとき、前記M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、前記第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、前記第1ランダムアクセスチャネル機会は、第1指示情報によって示される;又は
前記第1パラメータの値が4より大きく、M>1であるとき、前記M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む、
請求項1
から8のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項10】
前記第1パラメータの前記値は8であり、第1順序でソートされる前記ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、前記第1順序は、周波数の昇順を含む、請求項
9に記載の情報伝送方法。
【請求項11】
前記情報伝送方法は更に、
前記第1指示情報を受信すること、ここで、前記第1指示情報が1ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、前記第1指示情報が2ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、
前記第1指示情報を受信しないとき、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0であること
を備える、請求項
10に記載の情報伝送方法。
【請求項12】
前記第1情報は、前記M個の帯域幅リソースを示し;
前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義され;又は
M=2であるとき、前記帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、前記帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又は
M>1であるとき、残りの(M-1)個の帯域幅リソースが、第1候補帯域幅リソースに基づいて決定され、前記第1候補帯域幅リソースは、第1シグナリングを使用することによって示される、
請求項
9から
11のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項13】
M>1であるとき、前記情報伝送方法は更に、
第2指示情報を受信する段階、ここで、前記第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す;
前記第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信する段階;及び
前記第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージ
をフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する段階
を備える、請求項1
から8のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項14】
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、前記ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、前記競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される、
請求項
13に記載の情報伝送方法。
【請求項15】
前記情報伝送方法は更に、
第4指示情報を取得する段階、ここで、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示し、前記関連構成は、SSBの数及びランダムアクセスチャネル機会の数の間の関連構成である、
を備える、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項16】
前記情報伝送方法は更に、
第4指示情報を受信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第1関連構成であることを示し;又は、第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成は第2関連構成である;又は、
第4指示情報を受信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であることを示し;又は、第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成である、
を含む、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項17】
前記第1パラメータはランダムアクセスチャネル構成情報において搬送される、請求項1から
16のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項18】
前記第1情報はシステム情報を含む、請求項1から
17のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項19】
第1情報を第1端末デバイスへ送信する段階、ここで、前記第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、前記第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、前記第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスである;
第1パラメータを送信する段階、ここで、前記第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数であり
;
第1帯域幅リソース上で、前記第1端末デバイスからのアップリンク情報を受信
する、又は、ダウンリンク情報を前記第1端末デバイスへ送信する段階、ここで、前記第1帯域幅リソースは、前記第1端末デバイスによって、前記第1情報及び前記第1パラメータに基づいて、前記M個の帯域幅リソースから決定される
;及び
第3指示情報を送信する段階、ここで、前記第3指示情報は、前記第1端末デバイスが、競合解決メッセージをフィードバックするための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信するための帯域幅リソースを示す、
を備える情報伝送方法。
【請求項20】
第1帯域幅リソース上で、前記第1端末デバイスからのアップリンク情報を受信する、又は、ダウンリンク情報を前記第1端末デバイスへ送信する前記段階は、
前記第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信する段
階
を備える、請求項
19に記載の情報伝送方法。
【請求項21】
前記第3指示情報のビットステータスは、
前記競合解決メッセージ
をフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルのための前記帯域幅リソースを示す、請求項
20に記載の情報伝送方法。
【請求項22】
前記第3指示情報は識別子情報であり、前記識別子情報は、
より高い層のシグナリングに含まれる、請求項
20に記載の情報伝送方法。
【請求項23】
前記第1タイプ端末デバイスは、機能削減(REDCAP)端末デバイスである、請求項
19から
22のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項24】
前記識別子情報は1ビットを含む、請求項
22に記載の情報伝送方法。
【請求項25】
前記第3指示情報のビットステータスは、第1ビット状態又は第2ビット状態であり、前記第3指示情報の前記ビットステータスが前記第1ビット状態である場合に前記PUCCHを送信するための帯域幅リソースは、前記第3指示情報の前記ビットステータスが前記第2ビット状態である場合に前記PUCCHを送信するための帯域幅リソースとは異なる、請求項19から24のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項26】
前記より高い層のシグナリングは、システム情報ブロック1(SIB1)である、請求項22に記載の情報伝送方法。
【請求項27】
前記第1パラメータの値は4より大きく、
M=1であるとき、前記M個の帯域幅リソースは前記第1帯域幅リソースであり、前記第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が前記第1パラメータである前記ランダムアクセスチャネル機会は、N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、
前記第1パラメータの値は4より大きく、M=1であるとき、第1指示情報を送信し、ここで、前記第1指示情報は、第1ランダムアクセスチャネル機会を示し、前記第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、前記第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、前記M個の帯域幅リソースは前記第1帯域幅リソースであり;又は
前記第1パラメータの値は4より大きく、M>1であるとき、前記M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む、
請求項
19から26のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項28】
前記第1パラメータの前記値は8であり、第1順序でソートされた前記ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、前記第1順序は、周波数の昇順を含む、請求項
27に記載の情報伝送方法。
【請求項29】
前記第1指示情報が1ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,4}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、
前記第1指示情報が2ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、
前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は
前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は
前記第1指示情報を送信しないとき、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0である、
請求項
28に記載の情報伝送方法。
【請求項30】
前記第1情報は前記M個の帯域幅リソースを示し;
前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義され;又は
M=2であるとき、前記帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、前記帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又は
M>1であるとき、第1シグナリングを送信し、ここで、前記第1シグナリングは、第1候補帯域幅リソースを示すために使用され、残りの(M-1)個の帯域幅リソースが、前記第1候補帯域幅リソースに基づいて決定される、
請求項
27から
29のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項31】
M>1であるとき、前記情報伝送方法は更に、
第2指示情報を送信する段階、ここで、前記第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す;
前記第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信する段階;及び
前記第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージ
をフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する段階
を備える、請求項
19から26のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項32】
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、前記ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、前記競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される、
請求項
31に記載の情報伝送方法。
【請求項33】
前記情報伝送方法は更に、
第4指示情報を送信する段階、ここで、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示し、前記関連構成は、SSBの数及びランダムアクセスチャネル機会の数の間の関連構成である、
を備える、請求項
19に記載の情報伝送方法。
【請求項34】
前記情報伝送方法は更に、
第4指示情報を送信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成であることを示し;又は、第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成は第2関連構成である;又は
第4指示情報を送信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であることを示し:又は、第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成である、
を含む、請求項
19に記載の情報伝送方法。
【請求項35】
前記第1パラメータはランダムアクセスチャネル構成情報において搬送される、請求項
19から
34のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項36】
前記第1情報はシステム情報を含む、請求項
19から
35のいずれか一項に記載の情報伝送方法。
【請求項37】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサはメモリに接続され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行するよう構成され、その結果、前記通信装置は、請求項1から
18のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行する
、通信装置。
【請求項38】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサはメモリに接続され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行するよう構成され、その結果、前記通信装置は、請求項19から36のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行する、通信装置。
【請求項39】
送受信機ユニット及び処理ユニットを備える通信装置であって、
前記送受信機ユニットは、第1情報を受信するように構成され、前記第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、前記第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、
前記送受信機ユニットは、第1パラメータを受信するように構成され、前記第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数であり、
前記処理ユニットは、前記第1情報及び前記第1パラメータに基づいて、前記M個の帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定するように構成され、
前記送受信機ユニットは、前記第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信する、又は、ダウンリンク情報を受信するように構成され、
前記送受信機ユニットは、第3指示情報を受信するように構成され、前記第3指示情報は、前記第1端末デバイスが、競合解決メッセージをフィードバックするための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信するための帯域幅リソースを示す、
通信装置。
【請求項40】
送受信機ユニットを備える通信装置であって、
前記送受信機ユニットは、第1情報を第1端末デバイスへ送信するように構成され、前記第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、前記第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、前記第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、
前記送受信機ユニットは、第1パラメータを送信するように構成され、前記第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数であり、
前記送受信機ユニットは、第1帯域幅リソース上で、前記第1端末デバイスからのアップリンク情報を受信する、又は、ダウンリンク情報を前記第1端末デバイスへ送信するように構成され、前記第1帯域幅リソースは、前記第1端末デバイスによって、前記第1情報及び前記第1パラメータに基づいて、前記M個の帯域幅リソースから決定され、
前記送受信機ユニットは、第3指示情報を送信するように構成され、前記第3指示情報は、前記第1端末デバイスが、競合解決メッセージをフィードバックするための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信するための帯域幅リソースを示す、
通信装置。
【請求項41】
コンピュータ上で実行するとき、前記コンピュータは、請求項1から
18のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行することが可能であり、又は、前記コンピュータは、請求項
19から
36のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行することが可能である、コンピュータプログラム。
【請求項42】
プロセッサ及び通信インタフェースを備えるチップであって、前記プロセッサは、請求項1から
18のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行する、又は、請求項
19から
36のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行するための命令を読み込むよう構成されている、チップ。
【請求項43】
請求項1から
18又は請求項
19から
36のいずれか一項に記載の情報伝送方法を実行するよう構成されているモジュールを備える通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、参照によって全体が本明細書に組み込まれる、2021年3月17日に中国国家知識産権局に出願された、「情報伝送方法及び装置」と題する中国特許出願第202110286882.2の優先権を主張する。
【0002】
本願は、通信分野に関し、特に、情報伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
通信デバイスがネットワークデバイスにアクセスするプロセスにおいて、2つの隣接するアップリンク送信が異なる動作周波数に対応し、又は、2つの隣接するダウンリンク受信が異なる動作周波数に対応する。結果として、隣接するアップリンク送信の間で、通信デバイスのサービスのために、周波数調整が実行され、又は、隣接するダウンリンク受信の間で、通信デバイスのサービスのために、周波数調整が実行される。動作周波数の周波数切り替えは、通信デバイスの大きい電力消費を生じさせる。
【発明の概要】
【0004】
本願は、情報伝送方法及び装置を提供して、通信デバイスの動作周波数の周波数切り替えを回避し、電力消費を低減し、情報伝送の柔軟性を改善する。
【0005】
第1態様によれば、情報伝送方法が提供される。方法は、第1端末デバイスが第1情報を取得する段階を備え得、ここで、第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい。第1端末デバイスは、第1パラメータを取得し、ここで、第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数である。第1端末デバイスは、第1情報及び第1パラメータに基づいて、M個の帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定する。第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信し、又は、ダウンリンク情報を受信する。
【0006】
第1情報は、システム情報、例えばSIB1であり得、第1パラメータは、ランダムアクセスチャネル構成情報において保持され得る。第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、第1タイプ端末デバイスは、機能削減端末デバイス(reduced capability UE, REDCAP UE)であり得る。帯域幅、サポート又は構成されるリソースの数、送信アンテナポートの数、及び/又は、受信アンテナポートの数、無線周波数チャネルの数、ハイブリッド自動反復要求(hybrid automatic repeat request, HARQ)プロセスの数、サポートされるピークレート、遅延要件、及び、第1タイプ端末デバイスの処理能力などの特徴は、第2タイプ端末デバイス(レガシーUEであり得る)のものより低い。
【0007】
M個の帯域幅リソースのサイズは、同一であり得る、又は、異なり得ると理解されるべきである。これは、本願において限定されない。
【0008】
方法において、サイズが第1端末デバイスによってサポートされる最大帯域幅チャネル範囲内である少なくとも1つの帯域幅リソースが構成され、第1端末デバイスは、第1情報及び第1パラメータに基づいて第1帯域幅リソースを決定する。これにより、第1端末デバイスの動作周波数の周波数切り替えを回避し、電力消費を低減できる。
【0009】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は4より大きく、M=1であるとき、帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会は、N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、M=1であるとき、帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、第1ランダムアクセスチャネル機会は、第1指示情報によって示される;又はM>1であるとき、M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む、
【0010】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は8であり、第1順序でソートされるランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、第1順序は周波数の昇順を含む。
【0011】
第1順序はまた、周波数領域におけるランダムアクセスチャネル機会の位置の昇順として理解され得ることが理解されるべきである。
【0012】
第1端末デバイスは第1指示情報を取得し、ここで、第1指示情報が1ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、第1指示情報が2ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、第1端末デバイスが第1指示情報を取得しないとき、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0である。
【0013】
3ビットを含むとき、第1指示情報は、{0,1,2,3,4}のインデックスを示し得、5個のランダムアクセスチャネル機会に対応する帯域幅リソースは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅をカバーし得ることが理解されるべきである。第1指示情報は代替的に、8個のランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し得る。
【0014】
第1端末デバイスが第1指示情報を取得しないことは、第1端末デバイスが、第1指示情報を受信しないことであり得るか、又は、ネットワークデバイスが第1指示情報を構成しないことであり得ると理解されるべきである。
【0015】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義され;又はM=2であるとき、帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又はM>1であるとき、残りの(M-1)個の帯域幅リソースが、第1候補帯域幅リソースに基づいて決定され、第1候補帯域幅リソースは、第1シグナリングを使用することによって示される。
【0016】
M個の帯域幅リソースのサイズは予め定義され得るか、又は、ランダムアクセスチャネル機会のリソースに基づいて決定され得ると理解されるべきである。代替的に、開始帯域幅機会は、ランダムアクセスチャネル機会に基づいて決定され得、他の帯域幅リソースは、リソースを開始として使用することによって連続的に構成され得る。
【0017】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、第1端末デバイスは第2指示情報を受信し、ここで第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す。第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信する。第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0018】
すなわち、M>1であるとき、第2帯域幅リソースは、指示情報によって示され得、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース及び第2帯域幅リソース上で情報を送信する。
【0019】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される。
【0020】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、第1端末デバイスは第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信する。第1端末デバイスは第3指示情報を受信し、ここで、第3指示情報は、第1端末デバイスが、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースを示す。
【0021】
第3指示情報のビットステータスが第1ビット状態であるとき、第1端末デバイスによって、第1帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する;又は、第3指示情報のビットステータスが第2ビット状態であるとき、第1端末デバイスによって、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0022】
すなわち、第3指示情報のビットステータスは、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースを示すために使用され得る。
【0023】
第3指示情報のビットステータス及び示される帯域幅リソースの間の関係は限定されるものではないことが理解されるべきである。
【0024】
第1態様を参照すると、第1態様のいくつかの実装において、第1端末デバイスは第4指示情報を取得し、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示す;又は、第1端末デバイスが第4指示情報を取得する場合、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第2関連構成であることを示す;又は、第1端末デバイスが第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成は第1関連構成である。
【0025】
すなわち、第4指示情報の内容は、関連構成のタイプを示すために使用され得、又は、第4指示情報の存在は、関連構成のタイプを示すために使用され得る。
【0026】
第2態様によれば、帯域幅リソース決定方法が提供される。方法は、ネットワークデバイスが第1情報を第1端末デバイスへ送信する段階を備え得、ここで、第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスである。ネットワークデバイスは第1パラメータを送信し、ここで、第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化のためのランダムアクセスチャネル機会の数である。ネットワークデバイスは、第1帯域幅リソース上で、第1端末デバイスによって送信されたアップリンク情報を受信し、又は、ダウンリンク情報を第1端末デバイスへ送信し、ここで、第1帯域幅リソースは、第1端末デバイスによって、第1情報及び第1パラメータに基づいて、M個の帯域幅リソースから決定される。
【0027】
方法において、サイズが第1端末デバイスによってサポートされる最大帯域幅チャネル範囲内である少なくとも1つの帯域幅リソースが構成され、第1情報及び第1パラメータは送信され、その結果、第1端末デバイスは第1帯域幅リソースを決定する。これにより、第1端末デバイスの動作周波数の周波数切り替えを回避し、電力消費を低減できる。
【0028】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は4より大きく、M=1であるとき、M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会は、N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、M=1であるとき、ネットワークデバイスは、第1指示情報を送信し、ここで、第1指示情報は、第1ランダムアクセスチャネル機会を示し、第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり;又は、M>1であるとき、M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む。
【0029】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は8であり、第1順序でソートされるランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、第1順序は周波数の昇順を含む。
【0030】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、第1指示情報が1ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、第1指示情報が2ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又はネットワークデバイスが第1指示情報を送信しないとき、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0である。
【0031】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義され;又はM=2であるとき、帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又はM>1であるとき、ネットワークデバイスは第1シグナリングを送信し、ここで、第1シグナリングは、第1候補帯域幅リソースを示すために使用され、残りの(M-1)個の帯域幅リソースが、第1候補帯域幅リソースに基づいて決定される。
【0032】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、ネットワークデバイスは第2指示情報を送信し、ここで、第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す。ネットワークデバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信する。ネットワークデバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する。
【0033】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は、第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される。
【0034】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、ネットワークデバイスは第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信する。ネットワークデバイスは第3指示情報を送信し、ここで、第3指示情報は、第1端末デバイスが、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースを示す。
【0035】
第3指示情報のビットステータスが第1ビット状態であるとき、ネットワークデバイスによって、第1帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する;又は第3指示情報のビットステータスが第2ビット状態であるとき、ネットワークデバイスによって、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する。
【0036】
第2態様を参照すると、第2態様のいくつかの実装において、ネットワークデバイスは第4指示情報を送信し、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示す;又は、ネットワークデバイスが第4指示情報を送信する場合、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第1関連構成であることを示す;又は、ネットワークデバイスが第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成は第2関連構成である;又は、ネットワークデバイスが第4指示情報を送信する場合、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第2関連構成であることを示す;又は、ネットワークデバイスが第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成は第1関連構成である。
【0037】
第1態様における関連する内容の延長、定義、説明、及び記載は、第2態様における同一の内容にも適用可能であると理解されるべきである。
【0038】
第3態様によれば、情報伝送方法が提供される。方法は、第1端末デバイスが第1参照ポイント及び第1帯域幅に基づいて第1リソースを決定する段階を備え得、ここで、第1参照ポイントは、第1リソースの位置を決定するために使用され、第1帯域幅は第1リソースの帯域幅である。第1端末デバイスは、第1リソースにおいて情報を送信し、及び/又は、第1リソースにおいて情報を受信し、ここで、第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、第1リソースのサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい。第1端末デバイスは、第1リソースにおいてアップリンク情報を送信し、及び/又は、第1端末デバイスは、第1リソースにおいてダウンリンク情報を受信する。
【0039】
方法は、決定された参照ポイント及び決定された帯域幅を提供する。これにより、第1端末デバイスが複数の回数の検出を通じて第1リソースを決定することを防止し、第1端末デバイスのコンピューティング複雑性を低減し、電力消費を低減する。
【0040】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1帯域幅は、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の1又は複数に基づいて決定され得る。
【0041】
第1リソースは代替的に、第1参照ポイント及び第1オフセットに基づいて決定され得、ここで、第1オフセットはまた、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の1又は複数に基づいて決定され得ると理解されるべきである。
【0042】
第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅は、伝送帯域幅であり得、伝送帯域幅は、異なるサブキャリア間隔における最大チャネル帯域幅に対応するリソースブロックの数であり得ると理解されるべきである。
【0043】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅及びサブキャリア間隔の間に関連関係がある。
【0044】
関連関係は、指示情報によって示され得るか、又は、予め定義され得ると理解されるべきである。
【0045】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1帯域幅は、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の正の整数倍に基づいて決定され得る。
【0046】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1帯域幅又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズにおける複数の項目の公倍数、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に基づいて決定され得る。
【0047】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1端末デバイスは指示情報を受信し得、ここで、指示情報は第1参照ポイントを示し、第1参照ポイントは、第2リソースの第1RB、第2リソースの中心周波数又は中心サブキャリア、第2リソースの最後のRB、共通のリソースブロック0、及びポイントAの1又は複数であり得る;又は、第2リソースは、第2端末デバイスについて構成されるリソースであり、第2リソースに含まれるリソースブロックの数は、第1端末デバイスの最大チャネル帯域幅に対応するリソースブロックの数より大きいことがあり得る。
【0048】
指示情報は、SIB1又はSIB1 PDCCHにおいて搬送され得ると理解されるべきである。
【0049】
第1参照ポイントは指示情報によって示され得るか、又は、予め定義され得ると更に理解されるべきである。
【0050】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1リソースの位置は、第1参照ポイント及び第1オフセットに基づいて決定され得る。
【0051】
第3態様を参照すると、第3態様のいくつかの実装において、第1オフセットは、第1リソース及び共通のリソースブロック0の間のN個のRBであり得る。第1リソースの位置は、MOD(第1参照ポイント+第1オフセット,BW)、又は、MOD(BW,第1リソース第1オフセットの参照ポイント)であり得、ここで、BWは、第2リソース又はキャリア帯域幅の帯域幅である。
【0052】
第1オフセット及びサブキャリア間隔の間に関連関係が存在し、指示情報によって示され得るか、又は、予め定義され得ることが理解されるべきである。
【0053】
第2情報が受信され、ここで、第2情報は、第1帯域幅、第1参照ポイント、及び第1オフセットの少なくとも2つを示す。
【0054】
第4態様によれば、情報伝送方法が提供される。方法は、ネットワークデバイスが第1参照ポイント及び第1帯域幅を第1端末デバイスへ送信し得ることを含み得、ここで、第1参照ポイントは、第1リソースの位置を決定するために使用され、第1帯域幅は第1リソースの帯域幅である。ネットワークデバイスは、第1リソースにおいて、情報を送信し、及び/又は、情報を受信し、ここで、第1リソースは、第1参照ポイント及び第1帯域幅に基づいて第1端末デバイスによって決定され、第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、第1リソースのサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい。
【0055】
方法は、決定された参照ポイント及び決定された帯域幅を提供する。これにより、第1端末デバイスが複数の回数の検出を通じて第1リソースを決定することを防止し、第1端末デバイスのコンピューティング複雑性を低減し、電力消費を低減する。
【0056】
ネットワークデバイスは第1参照ポイントを送信し、第1帯域幅は任意選択的であり、第1参照ポイント及び第1帯域幅はまた、予め定義され得ることが理解されるべきである。
【0057】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、第1帯域幅は、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の1又は複数に基づいて決定され得る。
【0058】
第1帯域幅は代替的に、第1参照ポイント及び第1オフセットに基づいて決定され得、ここで、第1オフセットはまた、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の1又は複数に基づいて決定され得ると理解されるべきである。
【0059】
第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅は、伝送帯域幅であり得、伝送帯域幅は、異なるサブキャリア間隔における最大チャネル帯域幅に対応するリソースブロックの数であり得ると理解されるべきである。
【0060】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅及びサブキャリア間隔の間に関連関係がある。
【0061】
関連関係は、ネットワークデバイスによって送信された指示情報によって示され得るか、又は予め定義され得ると理解されるべきである。
【0062】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、ネットワークデバイスは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の正の整数倍に基づいて第1帯域幅を決定し得る。
【0063】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、ネットワークデバイスは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズにおける複数の項目の公倍数、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に基づいて、第1帯域幅又は第1オフセットを決定し得る。
【0064】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、ネットワークデバイスは指示情報を送信し得、ここで、指示情報は、第1参照ポイントを示し、第1参照ポイントは、第2リソースの第1RB、第2リソースの中心周波数又は中心サブキャリア、第2リソースの最後のRB、共通のリソースブロック0、又は、ポイントAの1又は複数であり得、第2リソースは、第2端末デバイスについて構成されるリソースであり、第2リソースに含まれるリソースブロックの数は、第1端末デバイスについての最大チャネル帯域幅に対応するリソースブロックの数より大きいことがあり得る。
【0065】
指示情報は、SIB1又はSIB1 PDCCHにおいて搬送され得ると理解されるべきである。
【0066】
第1参照ポイントは指示情報によって示され得るか、又は、予め定義され得ると更に理解されるべきである。
【0067】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、ネットワークデバイスは、第1参照ポイント及び第1オフセットを送信し得、第1リソースの位置は、第1参照ポイント及び第1オフセットに基づいて決定され得る。
【0068】
第4態様を参照すると、第4態様のいくつかの実装において、第1オフセットは、第1リソース及び共通のリソースブロック0の間のN個のRBであり得る。第1リソースの位置は、MOD(第1参照ポイント+第1オフセット,BW)、又は、MOD(BW,第1リソース第1オフセットの参照ポイント)であり得、ここで、BWは、第2リソース又はキャリア帯域幅の帯域幅である。
【0069】
第1オフセット及びサブキャリア間隔の間に関連関係が存在し、ネットワークデバイスによって送信された指示情報によって示され得、又は、予め定義され得ると理解されるべきである。
【0070】
第5態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第1情報を受信するよう構成されている送受信機ユニット、ここで、第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1タイプ端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい;送受信機ユニットは更に、第1パラメータを受信するよう構成され、ここで、第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化のためのランダムアクセスチャネル機会の数である;及び、第1情報及び第1パラメータに基づいてM個の帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定するよう構成されている処理ユニット、ここで、送受信機ユニットは更に、第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信し、又は、ダウンリンク情報を受信するよう構成されている、を備え得る。
【0071】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は4より大きく、M=1であるとき、M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会がN個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、M=1であるとき、M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、送受信機ユニットは具体的には、第1指示情報を受信するよう構成され、ここで、第1指示情報は第1ランダムアクセスチャネル機会を示し、第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一である;又は、M>1であるとき、M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む。
【0072】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は8であり、第1順序でソートされるランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、第1順序は周波数の昇順を含む。
【0073】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、送受信機ユニットは第1指示情報を受信し、ここで、第1指示情報が1ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、第1指示情報が2ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し、又は、第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、送受信機ユニットが第1指示情報を受信しないとき、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0である。
【0074】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義される;又は、M=2であるとき、帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含む;又は、M>1であるとき、処理ユニットは具体的には、第1シグナリングを受信するよう構成され、ここで、第1シグナリングは、第1候補帯域幅リソースを示すために使用され、処理ユニットは具体的には、第1候補帯域幅リソースに基づいて、残りの(M-1)個の帯域幅リソースを決定するよう構成されている。
【0075】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、送受信機ユニットは具体的には、第2指示情報を受信するよう構成され、ここで第2指示情報は第2帯域幅リソースを示し、送受信機ユニットは更に、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信するよう構成され;送受信機ユニットは更に、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するよう構成されている。
【0076】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される。
【0077】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、送受信機ユニットは具体的には、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、第3指示情報を受信するよう構成され、ここで、第3指示情報は、送受信機ユニットがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信する、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースを示す。
【0078】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、第3指示情報のビットステータスが第1ビットステータスであるとき、送受信機ユニットは、第1帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、及び/又は、第1帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する;又は、第3指示情報のビットステータスが第2ビットステータスであるとき、送受信機ユニットは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、及び/又は、第2帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0079】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、送受信機ユニットは第4指示情報を受信し、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示し、関連構成は、SSBの数及びランダムアクセスチャネル機会の数の間の関連構成である。
【0080】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、送受信機ユニットが第4指示情報を受信する場合、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成であることを示す;又は、送受信機ユニットが第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成は第2関連構成である;又は、送受信機ユニットが第4指示情報を受信する場合、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であることを示す;又は、送受信機ユニットが第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成である。
【0081】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、第1パラメータはランダムアクセスチャネル構成情報において搬送される。
【0082】
第5態様を参照すると、第5態様のいくつかの実装において、第1情報はシステム情報を含む。
【0083】
第6態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第1パラメータを第1端末デバイスへ送信するよう構成されている送受信機ユニット、ここで、第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化のためのランダムアクセスチャネル機会の数である;及び、M個の帯域幅リソースを構成するよう構成されている処理ユニット、ここで、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい、ここで、送受信機ユニットは更に、第1端末デバイスによって送信されたアップリンク情報を受信する、又は、第1帯域幅リソース上でダウンリンク情報を第1端末デバイスへ送信するよう構成され、第1帯域幅リソースは、第1端末デバイスによって、第1情報及び第1パラメータに基づいてM個の帯域幅リソースから決定される、を備え得る。
【0084】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は4より大きく、M=1であるとき、M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会は、N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、M=1であるとき、送受信機ユニットは、第1指示情報を送信し、ここで、第1指示情報は、第1ランダムアクセスチャネル機会を示し、第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり;又は、M>1であるとき、M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む。
【0085】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第1パラメータの値は8であり、第1順序でソートされるランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、第1順序は周波数の昇順を含む。
【0086】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第1指示情報が1ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、第1指示情報が2ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は第1指示情報が3ビットを含むとき、第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は送受信機ユニットが第1指示情報を送信しないとき、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0に等しい。
【0087】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第1情報はM個の帯域幅リソースを示み、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義される;又は、M=2であるとき、帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又は、M>1であるとき、送受信機ユニットは更に、第1シグナリングを送信するよう構成され、ここで、第1シグナリングは、第1候補帯域幅リソースに指示するために使用され、残りの(M-1)個の帯域幅リソースは、第1候補帯域幅リソースに基づいて決定される。
【0088】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、送受信機ユニットは更に、第2指示情報を送信すること、ここで、第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す;及び、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信すること;及び、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信することを行うよう構成される。
【0089】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される。
【0090】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、M>1であるとき、送受信機ユニットは具体的には、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信し、第3指示情報を送信するよう構成され、ここで、第3指示情報は、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを第1端末デバイスが送信するための帯域幅リソースを示す。
【0091】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第3指示情報のビットステータスが第1ビットステータスであるとき、送受信機ユニットは、第1帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を受信し、及び/又は、第1帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する;又は、第3指示情報のビットステータスが第2ビットステータスであるとき、送受信機ユニットは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を受信する、及び/又は、第2帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する。
【0092】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、送受信機ユニットは更に、第4指示情報を送信するよう構成されており、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示す。
【0093】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、送受信機ユニットが第4指示情報を送信する場合、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成であることを示す;又は、送受信機ユニットが第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成は第2関連構成である;又は、送受信機ユニットが第4指示情報を送信する場合、ここで、第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であることを示す;又は、送受信機ユニットが第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成である。
【0094】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第1パラメータはランダムアクセスチャネル構成情報において搬送される。
【0095】
第6態様を参照すると、第6態様のいくつかの実装において、第1情報はシステム情報を含む。
【0096】
第7態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1態様又は第3態様、又は、第1態様又は第3態様の考えられる実装のいずれか1つ、又は、第1態様又は第3態様のすべての考えられる実装における方法を実装するよう構成されている。
【0097】
第8態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2態様又は第4態様、又は、第2態様又は第4態様の考えられる実装のいずれか1つ、又は、第2態様又は第4態様のすべての考えられる実装における方法を実装するよう構成されている。
【0098】
第9態様によれば、通信装置が提供される。本装置は、プログラムを格納するように構成されたメモリ;及びメモリに格納されたプログラムを実行するように構成されたプロセッサを含む。メモリに記憶されたプログラムが実行されるとき、プロセッサは、第1態様又は第3態様、及び、第1態様又は第3態様の実装のいずれか1つにおける第1端末デバイスによって実行される方法を実行するよう構成されている。
【0099】
第10態様によれば、通信装置が提供される。本装置は、プログラムを格納するように構成されたメモリ;及びメモリに格納されたプログラムを実行するように構成されたプロセッサを含む。メモリに記憶されたプログラムが実行されるとき、プロセッサは、第2態様又は第4態様、又は、第2態様又は第4態様の実装のいずれか1つにおけるネットワークデバイスによって実行される方法を実行するよう構成されている。
【0100】
第11態様によれば、コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、デバイスによって実行されるプログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第1態様又は第3態様の任意の実装における第1端末デバイスによって実行される方法を含む。
【0101】
第12の態様によれば、コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、デバイスによって実行されるプログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第2態様又は第4態様の任意の実装におけるネットワークデバイスによって実行される方法を含む。
【0102】
第13態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行するとき、コンピュータは、第1態様又は第2態様の任意の実装における方法を実行することが可能である。
【0103】
第14態様によれば、チップが提供される。チップはプロセッサ及びデータインタフェースを含み、プロセッサは、データインタフェースを通じて、メモリに記憶された命令を読み取り、第1態様、第2態様、第3態様、又は第4態様の任意の実装における方法を実行する。
【0104】
第15態様によれば、システムが提供される。システムは、第5態様、第6態様、第7態様、第8態様、第9態様、又は第10態様の任意の考えられる実装、又は、第5態様、第6態様、第7態様、第8態様、第9態様、又は第10態様のすべての考えられる実装における装置を含む。
【0105】
任意選択的に、実装において、チップは更に、メモリを含み得、メモリは命令を記憶する。プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行するよう構成され、命令が実行されるとき、プロセッサは、第1態様又は第2態様の任意の実装、又は、第3態様又は第4態様における方法を実行するよう構成されている。
【0106】
前述のチップは具体的には、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array, FPGA)、又は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)であり得る。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【
図1】本願の実施形態が適用可能である通信システムのアーキテクチャの概略図である。
【0108】
【
図2】本願の実施形態による情報伝送方法の概略フローチャートである。
【0109】
【
図3】本願の実施形態が適用可能である情報伝送方法の概略図である。
【0110】
【
図4】本願の実施形態が適用可能である別の情報伝送方法の概略図である。
【0111】
【
図5】本願の実施形態が適用可能であるリソース配分の概略図である。
【0112】
【
図6】本願の実施形態が適用可能であるリソースの概略図である。
【0113】
【
図7】本願の実施形態が適用可能であるリソースの概略図である。
【0114】
【
図8】本願の実施形態が適用可能であるリソース配分の概略図である。
【0115】
【
図9】本願の実施形態が適用可能である方法を決定するリソース位置の概略図である。
【0116】
【
図10】本願の実施形態が適用可能であるリソース位置の概略図である。
【0117】
【
図11】本願の実施形態による情報伝送方法の概略フローチャートである。
【0118】
【
図12】本願の実施形態が適用可能であるリソースの概略図である。
【0119】
【
図13】本願の実施形態が適用可能であるリソース位置決定方法の概略図である。
【0120】
【
図14】本願の実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
【0121】
【
図15】本願の実施形態による別の通信デバイスの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0122】
以下では、添付図面を参照して、本願の技術的解決手段を説明する。
【0123】
本願の実施形態は、様々な通信システム、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network, WLAN)システム、ナローバンドインターネットオブシングス(Narrowband Internet of Things, NB-IoT)システム、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications, GSM(登録商標))、GSM(登録商標)エボリューション用強化データレート(Enhanced Data Rate for GSM Evolution, EDGE)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access, WCDMA(登録商標))システム、符号分割多元接続2000(Code Division Multiple Access, CDMA2000)システム、時分割同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronization Code Division Multiple Access, TD-SCDMA)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)システム、衛星通信システム、第5世代(5th generation, 5G)システム、及び将来登場する新通信システムに適用される。
【0124】
モバイル通信技術により、人々の生活が大きく変化したが、より高性能のモバイル通信技術に対する人々の追求は止まっていない。モバイルデータトラフィックの爆発的増大、莫大なモバイル通信デバイス接続、及び、将来に登場する様々な新しいサービス及び適用シナリオに対処するべく、5Gモバイル通信システムが登場した。国際電気通信連合(international telecommunication union, ITU)は、5G及び将来のモバイル通信システムについての3つの主要な適用シナリオ、すなわち、エンハンスドモバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)、超高信頼低遅延通信(ultra-reliable low-latency communication, URLLC)、及び、大量のマシンタイプ通信(massive machine-type communications, mMTC)を定義する。
【0125】
典型的なeMBBサービスは、超高解像度映像、拡張現実(augmented reality、AR)、仮想現実(virtual reality、VR)、及び同様のものを含む。これらのサービスは、大きいデータ伝送量及び非常に高い伝送レートを有する。典型的なURLLCサービスは、産業用製造又は生産プロセスにおける無線制御、自動運転車及び無人航空機の動作制御及び遠隔修理、遠隔手術などの触覚インタラクション用途、及び同様のものを含む。これらのサービスは、超高信頼性、低遅延、小さいデータ伝送量、及びバースト性を有する。典型的なmMTCサービスは、スマートグリッド配分自動化、スマートシティ、及び同様のものを含む。これらのサービスは、多くの数の接続されたネットワークデバイス、小さい量のデータ伝送、及び、伝送遅延に対するデータの非感受性を有する。これらのmMTC端末は、低コスト、及び、非常に長いスタンバイ期間という要件を満たす必要がある。
【0126】
異なサービスは、モバイル通信システムについての異なる要件を有する。複数の異なるサービスのすべてのデータ伝送要件をどのようにより良くサポートするかは、現在の5Gモバイル通信システムにおいて解決されるべき技術的問題である。例えば、mMTCサービス及びeMBBサービスの両方をどのようにサポートするか、又は、URLLCサービス及びeMBBサービスの両方をどのようにサポートするかである。
【0127】
5G規格におけるmMTCに関する研究は、広く実行されていない。
【0128】
現在、当該規格において、mMTCサービスのユーザ機器(user equipment, UE)は、機能削減UE(reduced capability UE, REDCAP UE)、狭帯域幅ユーザ機器、インターネットオブシングスデバイス、又は、ローエンドスマートハンドヘルド端末と称される。このタイプのUEは、帯域幅、電力消費、及びアンテナの数に関して、他のUEより複雑性が低いことがあり得る。例えば、このタイプのUEは、より狭い帯域幅、より低い電力消費、及びより小さい数のアンテナを有する。このタイプのUEはまた、軽量ソフトウェア(NR light, NRL)端末デバイスと称され得る。mMTCユーザ機器によってサポートされる最大帯域幅は、100MHzより小さい。本願におけるmMTCユーザ機器は、マシンタイプ通信デバイスであるだけでなく、スマートハンドヘルド端末でもあり得ることに留意されたい。
【0129】
図1は、本願の実施形態が使用されるモバイル通信システムのアーキテクチャの概略図である。モバイル通信システムは、無線アクセスネットワークデバイス120、すなわち、ネットワークデバイス120、及び、少なくとも1つの端末デバイス(例えば、
図1の端末デバイス130、端末デバイス140、及び端末デバイス150)を含む。端末デバイスは、無線方式で無線アクセスネットワークデバイスに接続され、無線アクセスネットワークデバイスは、無線又は有線方式でコアネットワークデバイスに接続される。コアネットワークデバイス及び無線アクセスネットワークデバイスは、独立した、異なる物理デバイスであり得るか、又は、コアネットワークデバイスの機能及び無線アクセスネットワークデバイスの論理機能は、同一の物理デバイスに統合され、又は、コアネットワークデバイスの機能の一部、及び、無線アクセスネットワークデバイスの機能の一部は、1個の物理デバイスに統合される。端末デバイスは、固定位置に配置されていてもよく、移動式であってもよい。
図1は単なる概略図である。通信システムは更に、別のネットワークデバイスを含み得、例えば、
図1に示されない、無線リレーデバイス、及び、無線バックホールデバイスを更に含み得る。モバイル通信システムに含まれるコアネットワークデバイス、無線アクセスネットワークデバイス、及び端末デバイスの数は、本願の本実施形態に限定されるものではない。
【0130】
本願における通信システムにおける情報送信端は、ネットワークデバイス又は端末デバイスであり得、情報受信端は、ネットワークデバイス又は端末デバイスであり得ることが理解されるべきである。これは、第1タイプ端末デバイスが通信システムにおいて通信に参加している限り、本願において限定されるものではない。
【0131】
本願の本実施形態において、ネットワークデバイス及び第1端末デバイスが2つのインタラクション当事者として使用される例が、解決手段の説明のために使用される。これは、本明細書において限定されるものではない。
【0132】
無線アクセスネットワークデバイスは、無線方式においてモバイル通信システムにアクセスするために端末デバイスによって使用されるアクセスデバイスであり、基地局ノードB、進化型ノードB(Evolved NodeB, eNodeB)、基地局、5Gモバイル通信システム、将来のモバイル通信システムにおける基地局、Wi-Fi(登録商標)システムにおけるアクセスノード、又は同様のものであり得る。無線アクセスネットワークデバイスの特定の技術及び特定のデバイス形態は、本願の本実施形態において限定されるものではない。
【0133】
端末デバイスはまた、端末(Terminal)、ユーザ機器UE、移動局(mobile station, MS)、移動端末(mobile terminal, MT)、又は同様のものと称され得る。端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線時受信及び送信機能付きコンピュータ、仮想現実(Virtual reality,VR)端末デバイス、拡張現実(Augmented Reality,AR)端末デバイス、産業用制御(industrial control)の無線端末、自動運転(self driving)の無線端末、リモート医療手術(remote medical surgery)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、交通安全(transportation safety)の無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末又はスマートホーム(smart home)の無線端末などであってよい。
【0134】
無線アクセスネットワークデバイス及び端末デバイスは、地上に配備され得、屋内又は屋外シナリオ、及び、ハンドヘルド又は車載シナリオを含み;又は、水上に配備され得;又は、空中の航空機、気球、又は衛星に配備され得る。無線アクセスネットワークデバイス及び端末デバイスの適用シナリオは、本願の本実施形態において限定されるものではない。
【0135】
本願の本実施形態は、ダウンリンク信号伝送、アップリンク信号伝送、又は、デバイス-デバイス(device to device, D2D)信号伝送に適用可能である。ダウンリンク信号伝送については、送信デバイスは無線アクセスネットワークデバイスであり、同様に、受信デバイスは端末デバイスである。アップリンク信号伝送については、送信デバイスは端末デバイスであり、同様に、受信デバイスは無線アクセスネットワークデバイスである。D2D信号伝送については、送信デバイスは、端末デバイスであり、同様に、受信デバイスも端末デバイスでもある。信号伝送方向は、本願の本実施形態に限定されるものではない。
【0136】
無線アクセスネットワークデバイスと端末デバイスとの間の通信、及び、端末デバイス間の通信は、ライセンススペクトル(licensed spectrum)を用いることにより実行されてよく、非ライセンススペクトル(unlicensed spectrum)を用いることにより実行されてよく、又は、ライセンススペクトル及び非ライセンススペクトルの両方を用いることにより実行されてよい。6GHzより下のスペクトル、6GHzより上のスペクトル、又は、6GHzより下のスペクトル及び6GHzより上のスペクトルの両方が、無線アクセスネットワークデバイス及び端末デバイスの間、及び、端末デバイス間の通信に使用され得る。無線アクセスネットワークデバイス及び端末デバイスによって使用されるスペクトルリソースは、本願の本実施形態において限定されるものではない。
【0137】
本願の理解を容易にするべく、ランダムアクセスプロセスを簡潔に説明する。ランダムアクセスプロセスは以下の通りである。
【0138】
端末デバイスは、同期信号及び物理ブロードキャストチャネル(Synchronization Signal and PBCH, SSB)を探し、端末デバイスは、SSBを探すことによって、ネットワークデバイスによって送信されたマスター情報ブロック(Master information block, MIB)を取得する。端末デバイスは、MIBに基づいて、制御リソースセット(Control resource set, CORESET)における時間領域リソース及び周波数領域リソースを取得する。端末デバイスは、CORESETにおいて、システム情報ブロック(System information block, SIB)をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報(Downlink control information, DCI)を検出し、DCIによって示される時間周波数位置においてSIB1を受信し得る。このようにして、SIB1において示される、初回アップリンク帯域幅部分(initial uplink bandwidth part, Initial UL BWP)、初回ダウンリンク帯域幅部分(initial downlink bandwidth part, Initial DL BWP)、ランダムアクセスプリアンブルリスト、及び、ランダムアクセス機会リストなどの情報が受信され得る。
【0139】
端末デバイスは、SIB1に基づいて、SSBに関連するランダムアクセス機会(RACH occasion, RO)リソースにおいて、ランダムアクセスプリアンブルを搬送する物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel, PRACH、すなわち、Msg1)を送信する。
【0140】
基地局がランダムアクセスプリアンブルを正常に受信し、UEのアクセスを許可する場合、基地局は、予め構成されたランダムアクセス応答(Random access response, RAR)ウィンドウ(window)において、RAR、すなわちMsg2をUEへ送信する。
【0141】
加えて、UEは、予め構成されたRARウィンドウにおいて、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical downlink control channel, PDCCH)上で伝送されるダウンリンク制御情報(Downlink control information, DCI)をモニタリングし、ここで、DCIは、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical downlink shared channel, PDSCH)上で搬送される媒体アクセス制御(Media Access Control, MAC)プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit, PDU)からRAR情報を取得するようにUEに指示する。
【0142】
基地局が、異なるUEによって選択されるランダムアクセスプリアンブル間の衝突、悪いチャネル条件、又は同様のものに起因して、プリアンブル(preamble)を受信できない場合、基地局はRAR情報を送信しないことが理解されるべきである。この場合、UEは、RARウィンドウにおいてDCI及びMAC RARを検出しない。結果として、現在のランダムアクセスが失敗する。
【0143】
DCIを正常に検出した後に、端末は、ランダムアクセス応答RAR(すなわちMsg2)を受信し、ランダムアクセス応答におけるアップリンクグラント(UL grant)によって示される時間-周波数リソースに基づいて、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel, PUSCH、すなわち、Msg3)を送信する。次に、ネットワークデバイスは、DCIを端末デバイスへ送信し、ここで、DCIは、競合解決メッセージ、すなわちMsg4を搬送する時間-周波数リソースを示す。端末デバイスは、DCIを検出し、Msg4を受信する。
【0144】
無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)接続が確立される前に、UEは、CORESET0において、SIB1をスケジューリングするためのPDCCH、SIB1を搬送するPDSCH、SIをスケジューリングするためのPDCCH、SIを搬送するPDSCH、Msg2をスケジューリングするためのPDCCH、Msg2を搬送するPDSCH、Msg3をスケジューリングするためのPDCCH、Msg4をスケジューリングするためのPDCCH、及び、Msg4を搬送するPDSCHを受信する必要があることに留意されたい。無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)接続が確立される前に、UEは、初回UL BWPにおいて、Msg1、Msg3を搬送するPUSCH、及び、Msg4にフィードバックするためのPUCCHを送信する必要がある。
【0145】
本願の実施形態の理解を容易にするべく、以下では、本願における関連する概念を簡潔に説明する。
【0146】
1.本願におけるUEは、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスに分類され得る。第1タイプ端末デバイスは例えば、機能削減UE(reduced capability UE, REDCAP UE)であり、第2タイプ端末デバイスは、レガシーUE、例えば、eMBB UEであり得る。
【0147】
第1タイプ端末デバイスの特徴は、第2タイプ端末デバイスの特徴と異なり、特徴は、以下のもの:
帯域幅、サポート又は構成されるリソースの数、送信アンテナポートの数及び/又は受信アンテナポートの数、無線周波数チャネルの数、ハイブリッド自動反復要求(hybrid automatic repeat request, HARQ)プロセスの数、サポートされるピークレート、適用シナリオ、遅延要件、処理能力、プロトコルリリース、デュプレックス方式、サービス、及び同様のもののうちの1又は複数を含む。以下では、第1の特徴を詳細に説明する。
【0148】
帯域幅、又は、チャネル帯域幅、又は、端末デバイスによってサポート又は構成される最大チャネル帯域幅については、第1タイプ端末デバイスの帯域幅及び第2タイプ端末デバイスの帯域幅は異なる。例えば、第1タイプ端末デバイスの帯域幅は、20MHz、10MHz、又は5MHzであり得、第2タイプ端末デバイスの帯域幅は、100MHzであり得る。通信技術の発展に伴い、第1タイプ端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅はもはや、20MHz、10MHz、又は5MHzでなく、より広い又は狭い帯域幅、例えば、3MHz、25MHz、又は50MHzに発展し得ることが理解され得る。
【0149】
サポート又は構成されるリソースの数については、リソースの数は、RB、RE、サブキャリア、RBグループ、REGバンドル、制御チャネル要素、サブフレーム、無線フレーム、スロット、ミニスロット、及び/又はシンボルの数であり得る。第1タイプ端末デバイスによってサポート又は構成されるリソースの数は、第2タイプ端末デバイスのものと異なる。例えば、第1タイプ端末デバイスによってサポートされるリソースの数は、48RBであり、第2タイプ端末デバイスによってサポートされるリソースの数は、96RBである。
【0150】
送信アンテナポートの数及び/又は受信アンテナポートの数については、第1タイプ端末デバイスの送信アンテナポートの数及び/又は受信アンテナポートの数は、第2タイプ端末デバイスのものと異なる。例えば、第1タイプ端末デバイスの送信アンテナポートの数は1であり得、第1タイプ端末デバイスの受信アンテナポートの数は2であり得;第2タイプ端末デバイスの送信アンテナポートの数は2であり得、第2タイプ端末デバイスの受信アンテナポートの数は4であり得る。
【0151】
無線周波数チャネルの数については、第1タイプ端末デバイスの無線周波数チャネルの数は、第2タイプ端末デバイスのものと異なる。例えば、第1タイプ端末デバイスの無線周波数チャネルの数は1であり得、第2タイプ端末デバイスの無線周波数チャネルの数は2であり得る。
【0152】
HARQプロセスの数については、第1タイプ端末デバイスによってサポートされるHARQプロセスの数は、第2タイプ端末デバイスによってサポートされるものと異なる。例えば、第1タイプ端末デバイスのHARQプロセスの数は8であり得、第2タイプ端末デバイスのHARQプロセスの数は16であり得る。
【0153】
サポートされるピークレートについては、第1タイプ端末デバイスの最大ピークレートは、第2タイプ端末デバイスのものと異なる。例えば、第1タイプ端末デバイスによってサポートされる最大ピークレートは100Mbpsであり得、第2タイプ端末デバイスによってサポートされるピークレートは200Mbpであり得る。
【0154】
適用シナリオについては、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスは異なる適用シナリオにおいて機能する。例えば、第1タイプ端末デバイスは、産業用無線検知、ビデオ監視、ウェアラブルデバイス、及び同様のものに適用され、第2タイプ端末デバイスは、モバイル通信、ビデオインターネットアクセス、及び同様のものに適用される。
【0155】
遅延要件については、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスは、異なる伝送遅延要件を有する。例えば、第1タイプ端末デバイスの遅延要件は500ミリ秒であり得、第2タイプ端末デバイスの遅延要件は100ミリ秒であり得る。
【0156】
処理能力については、異なるサブキャリア間隔(subcarrier space, SCS)条件において、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスは、チャネル又はデータ処理時間順序において、異なる処理速度を有する。例えば、第1タイプ端末デバイスは、複雑な操作をサポートせず、ここで、複雑な操作は、人工知能(artificial intelligence, AI)及び仮想現実(virtual reality、VR)レンダリングを含み得る。第2タイプ端末デバイスは複雑な操作をサポートする。第1タイプ端末デバイスの処理能力は第2タイプ端末デバイスのものより低いことが理解される。
【0157】
プロトコルリリースについては、第1タイプ端末デバイス及び第2端末デバイスは、異なるプロトコルリリースの端末デバイスである。例えば、第1タイプ端末デバイスによってサポートされるプロトコルリリースはリリース17、及び、リリース17後のプロトコルリリースであり、第2タイプ端末デバイスによってサポートされるプロトコルリリースは、リリース17の前のプロトコルリリース、例えば、リリース15又はリリース16である。
【0158】
デュプレックス方式については、デュプレックス方式は、ハーフデュプレックス及びフルデュプレックスを含む。例えば、第1タイプ端末デバイスは、ハーフデュプレックスモードで動作し、第2タイプ端末デバイスはフルデュプレックスモードで動作する。
【0159】
サービスについては、サービスは、ビデオ監視及びモバイルブロードバンドMBBなどのインターネットオブシングス用途を含むが、これに限定されるものではない。例えば、第1タイプ端末デバイスによってサポートされるサービスがビデオ監視であり、第2タイプ端末デバイスによってサポートされるサービスがモバイルブロードバンドMBBである。これは、本願の実施形態において限定されない。
【0160】
また、本願の技術的解決手段をサポートする別のタイプの端末デバイス、又は、将来の新しいタイプの端末デバイスも、本願の保護範囲内に属すると理解されるべきである。
【0161】
本願において、第1端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスの例であり得、第2端末デバイスは、第2タイプ端末デバイスの例であり得る。
【0162】
2.初回ダウンリンク帯域幅部分(initial downlink bandwidth part, Initial DL BWP)は、SIB1において示され、周波数範囲においてCORESETを含むが、Msg4が受信された後にのみ有効になる。
【0163】
3.初回アップリンク帯域幅部分(initial uplink bandwidth part, Initial UL BWP)は、SIB1において示され、初回アクセスプロセスにおけるアップリンクチャネルPRACH、Msg3、及びMsg4のHARQ-ACKフィードバックは、初回UL BWPの範囲において実行される。
【0164】
4.CORESETは制御リソースセットである。端末デバイスが、CORESETにおいて、ダウンリンク制御情報又はダウンリンクデータ情報を受信する。端末デバイスが、ピアデバイスとの間にRRC接続を確立しないとき、ダウンリンク制御チャネル及びダウンリンクデータチャネルを受信する周波数範囲はCORESET0に対応する。
【0165】
5.ダウンリンク帯域幅部分(downlink bandwidth part, DL BWP)は、端末デバイスがネットワークデバイスに接続された後に、端末デバイスについてネットワークデバイスによって構成されるダウンリンク動作帯域幅である。
【0166】
6.アップリンク帯域幅部分(uplink bandwidth part, UL BWP)は、端末デバイスがネットワークデバイスに接続された後に、端末デバイスについてネットワークデバイスによって構成されるアップリンク動作帯域幅である。
【0167】
機能削減端末デバイスは相対的概念であると理解されるべきである。これは、本願において限定されない。例えば、帯域幅、アンテナの数、デバイス電力消費、及び同様のものの少なくとも1つの態様における将来開発され得る新しいタイプの端末デバイスの特徴は、既存のレガシーUEのものより複雑である。この場合、レガシーUEは、本願における第1タイプ端末デバイスとして使用され、新しいタイプの端末デバイスが本願における第2タイプ端末デバイスとして使用される。したがって、端末デバイスの新しいタイプはなお、本願の実施形態に適用可能であり、本願の保護範囲内に属する。
【0168】
7.中心周波数は、リソースブロックの中心周波数、又は、帯域幅における中心インデックスを有するリソースブロックである。
【0169】
開始リソースブロック(Resource block, RB)は、帯域幅における最小インデックスを有するリソースブロック、又は、帯域幅における第1リソースブロックである。
【0170】
終了リソースブロック(Resource block, RB)は、帯域幅における最大インデックスを有するリソースブロック、又は、帯域幅における最後のリソースブロックである。
【0171】
本願におけるリソースは、シンボル、スロット、ミニスロット、サブフレーム、又は同様のものであり得ると理解されるべきである。本願におけるリソースは代替的に、サブキャリア、リソースブロック、キャリア、チャネル制御要素、又は同様のものであり得る。
【0172】
本願におけるリソースがシンボルであるとき、リソース単位はスロット、ショートスロット、又はサブフレームであり得る。本願におけるリソースがサブキャリアであるとき、リソース単位は、リソースブロック、キャリア、チャネル制御要素、又は同様のものである。
【0173】
本願の実施形態の理解を容易にするべく、関連する用語を事前に説明する。
【0174】
本願の実施形態において、リソースが、例えば第1リソース又は帯域幅リソースなど、異なるように記載される。
【0175】
第1リソースは、アップリンクBWP、ダウンリンクBWP、初回ダウンリンクBWP、又は初回アップリンクBWPであり得る。第1リソースのサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はそれより小さい。第1制御リソースセットは、CORESET aとして表現される。例えば、RRC接続が確立される前に、CORESET aはCORESET0である。例えば、RRC接続が確立される前、又は、RRC接続が確立された後に、CORESET aは、共通CORESETであり得、共通CORESETにおける少なくとも1つのRBが、CORESET0の範囲内でないことがあり得る。すなわち、CORESET a及びCORESET0は、異なるCORESETであり得る。
【0176】
帯域幅リソースは、BWP、又は、サイズが第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はそれより小さいリソースブロックであり得る。例えば、帯域幅リソースは初回アップリンクBWPであり得る。例えば、帯域幅リソースはアップリンクBWPであり得る。例えば、帯域幅リソースはダウンリンクBWPであり得る。例えば、帯域幅リソースは初回ダウンリンクBWPであり得る。本願における帯域幅リソースは、機能削減端末デバイスの帯域幅リソースである。
【0177】
本願において、帯域幅リソースのサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はそれより小さく、帯域幅リソースのサイズはネットワークデバイスによって予め定義されるか、又は指示され得る。例えば、サイズは、5MHz、又は、異なるサブキャリア間隔における5MHzに対応するRBの数;又は、10MHz、又は、異なるサブキャリア間隔における10MHzに対応するRBの数;又は、20MHz、又は、異なるサブキャリア間隔における20MHzに対応するRBの数であり得る。
【0178】
第1リソースは帯域幅リソースと同等であり得、実施形態におけるリソース決定方法は、第1リソース及び帯域幅リソースの両方に適用可能であると理解されるべきである。
【0179】
時間単位は、サブフレーム、無線フレーム、スロット、ミニスロット、シンボル、マイクロ秒、ミリ秒又は秒のいずれか1つであり得る。
【0180】
アップリンク情報は、ランダムアクセスチャネル(random access preamble)、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルの1又は複数を含む。
【0181】
ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3は、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送(Msg3の初回伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送の第1ホップ伝送(Msg3の初回伝送の第1ホップ伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送の第2ホップ伝送(Msg3の初回伝送の第2ホップ伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送後の伝送(Msg3の再伝送、又はMsg3の反復)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送後の伝送の第1ホップ伝送(Msg3の再伝送又はMsg3の反復の第1ホップ伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送後の伝送の第2ホップ伝送(Msg3の再伝送又はMsg3の反復の第2ホップ伝送)の1又は複数を含む。
【0182】
競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルは、Msg4を搬送するPUCCHの第1伝送(初回伝送)、Msg4を搬送するPUCCHの第1伝送の第1ホップ伝送、Msg4を搬送するPUCCHの第1伝送の第2ホップ伝送、Msg4を搬送するPUCCHの第1伝送後の伝送(再伝送又は反復)、Msg4を搬送するPUCCHの第1伝送後の伝送の第1ホップ伝送、及び、Msg4を搬送するPUCCHの第1伝送後の伝送の第2ホップ伝送のうち1又は複数を含む。
【0183】
UEは、ダウンリンクBWPにおいて、ダウンリンク制御情報、ダウンリンク共有チャネル、復調参照信号、測位参照信号、及び同様のものの1又は複数を受信する。UEは、アップリンクBWPにおいて、アップリンク制御チャネル、アップリンク共有チャネル、ランダムアクセスチャネル、アップリンク復調参照信号、及び、サウンディング参照信号の1又は複数を送信する。ダウンリンク受信及びアップリンク伝送を同時に実行できるUEについては、UEは、アップリンクBWP上でアップリンク情報を送信し、ダウンリンクBWP上でダウンリンク情報を受信する。アップリンクBWP及びアップリンクBWPは異なる周波数範囲を有し得る。例えば、周波数分割多重化FDD UEは、ダウンリンク受信及びアップリンク伝送を同時に実行できる。例えば、TDDアップリンク及びダウンリンクデカップリングが可能なUEは、ダウンリンク受信及びアップリンク伝送を同時に実行できる。例えば、UEがRRC接続を確立する前に、UEは、初回UL BWP上で、Msg1、Msg3を搬送するPUSCH、Msg3を搬送する再伝送されたPUSCH、及び、Msg4にフィードバックするためのPUCCHの1又は複数を送信する必要がある。
【0184】
UEは、ランダムアクセスチャネル機会(RACH occasion, RO)においてランダムアクセスプリアンブルを送信する。時間領域において、1個のPRACH伝送機会については、最大で8個のRACH機会が、周波数分割多重化において構成され得る。例えば、PRACHのサブキャリア間隔は30kHzであり、1個のROの帯域幅は4.32MHzであり、周波数分割多重化における8個のROの合計帯域幅は34.56MHzである。SSB及びROの間にマッピング関係がある。各SSBにおけるROの数は、システム情報ブロック1におけるパラメータを使用することによって構成され、SSBは、まず時間領域においてROに、次に周波数領域にマッピングされる。例えば、2つのROごとに同一のSSBにマッピングされ、サブキャリア間隔は30kHzであり、周波数分割多重化におけるROの数は8であり、SSBの数は8である。周波数分割多重化における8個のROの周波数範囲は、機能削減端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅を超え得る。セルにアクセスするとき、UEは1つのSSBを取得し、SSBに対応するROにおいてPRACHを送信する。例えば、PRACHを送信した後に、UEは次に、Msg3を搬送するPUSCHを送信する。Msg1が送信される周波数範囲、及び、Msg3を搬送するPUSCHが送信される周波数範囲に、周波数に関して対応する合計周波数範囲が、UEの最大チャネル帯域幅を超える場合、Msg3を搬送するPUSCHを送信するために、周波数調整は、PRACHが送信された後に実行される必要がある。FDD UE、又はTDDアップリンク及びダウンリンクデカップリングが可能であるUEについて、周波数調整が、隣接するダウンリンク情報の受信時に発生する。
【0185】
周波数調整は、データ伝送に利用可能なシンボルを低減し、リソース利用効率を低減し、UEの電力消費を増加させ、UEの実装の複雑性を増加させる。加えて、任意のRBが帯域幅リソースの開始RBとして使用され得、任意のリソースサイズが帯域幅リソースの長さとして使用され得る方式で、帯域幅リソースが構成される場合、機能削減端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅はキャリア帯域幅より小さいので、機能削減端末デバイスは、すべての可能な構成を記憶する必要がある。これにより、UEによる帯域幅リソースのコンピューティングの非常に高い複雑性が生じる。
【0186】
前述の問題を解決するために、本願の実施形態は、
図2に示される情報伝送方法を提供する。
【0187】
200:ネットワークデバイスが指示情報を第1端末デバイスへ送信し、ここで、指示情報は第1リソースを示し得、指示情報は第1参照ポイントを含み得るか、又は、第1帯域幅を含み得、第1参照ポイントは、第1リソースの位置を決定するために使用され得、第1帯域幅は、第1リソースの帯域幅のサイズであり得る。
【0188】
200は任意選択的であり、第1参照ポイント及び第1帯域幅はまた、予め定義され得ることが理解されるべきである。これは、本願において限定されない。
【0189】
201:第1端末デバイスは、第1参照ポイント及び/又は第1帯域幅に基づいて第1リソースを決定し、ここで、第1リソースのサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい。
【0190】
202:第1端末デバイスは、第1リソースにおいて、アップリンク情報を送信するか、又はダウンリンク情報を受信する。
【0191】
指示情報は、
図3に示されるように、第1参照ポイント及び第1帯域幅を同時に示し得、又は、
図4に示されるように、第1参照ポイント及び第1帯域幅を別々に示し得ることが理解されるべきである。1個の指示情報が第1参照ポイントを示し得、別個の指示情報が第1帯域幅を示す;又は、1個の指示情報が第1帯域幅を示し、別個の指示情報が第1参照ポイントを示し得る;又は、指示情報が第1参照ポイントのみを示し得、又は、第1帯域幅のみを示し得る。
【0192】
第1参照ポイントについての及び/又は第1帯域幅についての情報は代替的に、他の情報において搬送され得、別の同等の代替的解決手段も本願の保護範囲内に属することが理解されるべきである。
【0193】
例えば、ネットワークデバイスはまず、チャネル状態情報(Channel State Information, CSI)を第1端末デバイスから受信し得、ここで、CSIは、サブバンドサイズについての情報を含み、ネットワークデバイスは、サブバンドサイズに基づいて第1端末デバイスの第1リソースの帯域幅を決定する。
【0194】
第1参照ポイントは第1リソースの位置として使用され得、又は、第1リソースの位置は、第1参照ポイント及び第1オフセットに基づいて決定され得ると理解されるべきである。
【0195】
第1帯域幅、第1オフセット、及び第1参照ポイントは代替的に予め定義され得る。これは、本願において限定されない。
【0196】
第1帯域幅は、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅の1又は複数に基づいて決定され得る。
【0197】
代替的に、第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる第1帯域幅の1又は複数に基づいて決定され得る。
【0198】
具体的には、第1帯域幅は、第1構成情報に基づいて構成され得、第1オフセットは、第2構成情報に基づいて構成され得、第1参照ポイントは、第3構成情報に基づいて構成され得る。第1構成情報、第2構成情報、及び第3構成情報は、異なる情報において搬送され得、又は、同一の情報において搬送され得、例えば、SIB1において搬送され得る。
【0199】
考えられる実装において、第1リソースは、第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅に基づいて決定される。
【0200】
第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅はチャネル帯域幅であり得るか、又は、チャネル帯域幅に対応する伝送帯域幅であり得る。例えば、第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅は、5MHz、10MHz、20MHz、又は、異なるサブキャリア間隔の5MHz、10MHz、又は20MHzに対応するRBの数であり得る。
【0201】
第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅が第1チャネル帯域幅であるとき、第1チャネル帯域幅は、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅の1つである。例えば第1チャネル帯域幅は、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅における最小帯域幅であり得る。例えば、第1端末デバイスによってレポートされる、サポートされる最大チャネル帯域幅は、5MHz、10MHz、15MHz、及び20MHzであり得、第1チャネル帯域幅は、5MHz、10MHz、15MHz、及び20MHzの1つであり得る。第1端末デバイスによってレポートされる、サポートされる最大チャネル帯域幅における最小帯域幅は、5MHzであり、換言すれば、第1チャネル帯域幅はまた、5MHzであり得る。
【0202】
考えられる実装において、第1帯域幅は、第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅の正の整数倍に基づいて決定され得る。例えば、第1帯域幅は、5MHzの正の整数倍に基づいて決定される。第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅は第1伝送帯域幅であり得、第1伝送帯域幅は、異なるサブキャリア間隔における第1チャネル帯域幅に対応するリソースブロックの数である。例えば、異なるサブキャリア間隔における第1チャネル帯域幅及び第1伝送帯域幅の間の対応関係が表1に示される。
【0203】
サブキャリア間隔が15kHzであるとき、5MHzの帯域幅に対応する第1伝送帯域幅は25RBである。同様に、第1帯域幅は、25RBの正の整数倍、例えば、25RB、50RB、75RB、又は100RBに基づいて決定され得る。別の例では、サブキャリア間隔が30kHzであるとき、5MHzに対応する第1伝送帯域幅は11RBであり、第1帯域幅は、11RBの正の整数倍に基づいて決定され得る。別の例では、第1帯域幅は、10RBの正の整数倍に基づいて決定され得る。別の例では、サブキャリア間隔が60kHzであるとき、10MHzに対応する第1伝送帯域幅は、11RBである。この場合、帯域幅は、11RBの正の整数倍に基づいて決定され得る。
表1 サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅に対応するRBの数の間の関係の表
【表1】
【0204】
表1は単なる例であることが理解されるべきである。これは、本願において限定されない。
【0205】
考えられる実装において、第1リソースの位置が、第1参照ポイント及び第1オフセットに基づいて決定されるとき、第1オフセットを決定するための方法は、前述の実施形態における方法と同一であり、詳細は本明細書において再び説明されない。
【0206】
別の考えられる実装において、第1端末デバイスによってサポートされる帯域幅が第1伝送帯域幅であるとき、第1伝送帯域幅の正の整数倍以外のリソースブロックが、第1制御チャネルを送信するために使用される。第1伝送帯域幅の正の整数倍以外のリソースブロックは、第1伝送リソース及び/又は第2伝送リソースを含む。
図5に示されるように、第1伝送リソースは、第2リソースにおける最小インデックスを有するM1個のリソースブロックであり、第2伝送リソースは、第2リソースにおける最大インデックスを有するM2個のリソースブロックであり、M1及びM2は各々正の整数であり、第2リソースは、第2タイプ端末デバイスのBWP、又は、異なるサブキャリア間隔に対応するキャリア帯域幅である。
【0207】
例えば、第1制御チャネルは、Msg4にフィードバックするためのPUCCHの第1ホップ伝送を含み得、又は、Msg4にフィードバックするためのPUCCHの第2ホップ伝送であり得る。第1制御チャネルは代替的に、Msg4にフィードバックするためのPUCCHの第1ホップ伝送及び第2ホップ伝送であり得る。
【0208】
具体的には、サブキャリア間隔が15kHzであるとき、5MHzに対応する第1伝送帯域幅は25RBであり、最大チャネル帯域幅50MHzに対応するRBの数は、270RBであり、第1伝送帯域幅の正の整数倍は、第1帯域幅として使用され、第1伝送帯域幅の正の整数倍は、第1オフセットとして使用される。例えば、第1帯域幅は25RBであり得、第1オフセットは25RBであり得る。サブキャリア間隔が15kHzであるとき、最大で10個の第1帯域幅、及び、合計250RBを構成でき、最大チャネル帯域幅50MHzに対応するRBの数は、270RBであり、残りの20RBは、キャリアの2つの端に分配される。この場合、第1伝送リソースは、第2リソースにおける最小インデックスを有するM1個のリソースブロックであり得、第2伝送リソースは、第2リソースにおける最大インデックスを有するM2個のリソースブロックであり得る。
【0209】
前述の解決手段において、第1帯域幅は粒度として使用される。一態様において、帯域幅の任意選択的範囲を大きく低減でき、別の態様において、帯域幅は、UEのエネルギー消費が低減されるときに構成される最小帯域幅として使用できる。
【0210】
考えられる実装において、第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズに基づいて決定される。
【0211】
例えば、CSIによってレポートされるサブバンドサイズは、4RBの倍数である。例えば、ネットワークデバイスは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズに基づいて第1帯域幅を決定する。第1帯域幅は、4RBの倍数であり得る。
図6に示されるように、第1帯域幅は4RBであり得、又は、8RB、16RB、又は同様のものであり得る。別の例では、ネットワークデバイスは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズに基づいて第1オフセットを決定する。第1オフセットは、4RBの倍数であり得、4RB、8RB、16RB、又は同様のものであり得る。
【0212】
4RBの倍数でない帯域幅のものと比較して、UEによってレポートされるサブバンドの数は低減され、UEのレポートの複雑性が低減される。
【0213】
考えられる実装において、第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、及び、制御リソースセットのリソース割り当て粒度に基づいて決定される。第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズの公倍数、及び、制御リソースセットのリソース割り当て粒度に基づいて決定され得る。例えば、CSIによってレポートされるサブバンドサイズは4RBであり得、CORESETのリソース割り当て粒度は、6RBであり得る。前述のRBの数である2の公倍数、例えば、12RBの倍数が、第1帯域幅及び/又は第1オフセットとして使用され得る。
【0214】
考えられる実装において、第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ及びリソースブロックグループの粒度に基づいて決定され得る。第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズの公倍数及びリソースブロックグループの粒度に基づいて決定される。例えば、CSIによってレポートされるサブバンドサイズは4RBであり得、リソースブロックグループは、2の累乗の数のRBを含み得る。前述の2項目に含まれるRBの数の公倍数、例えば、4の倍数の数のRBが第1帯域幅及び/又は第1オフセットとして使用され得る。
【0215】
別の考えられる実装において、第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ、制御リソースセットのリソース割り当て粒度、及び、リソースブロックグループの粒度に基づいて決定される。第1リソース及び/又は第1オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズの公倍数、制御リソースセットのリソース割り当て粒度、及び、リソースブロックグループの粒度に基づいて決定される。例えば、CSIによってレポートされるサブバンドサイズは4RBであり得、CORESETのリソース割り当て粒度は6RBであり得、リソースブロックグループは、2の累乗の数のRBを含み得る。前述の複数の項目に含まれるRBの数の公倍数、例えば、12の倍数の数のRBが第1帯域幅及び/又は第1オフセットとして使用され得る。
【0216】
前述の解決手段において、第1リソースの帯域幅は、CSIによってレポートされるサブバンドサイズに基づいて決定される。これにより、サブバンド及び第1リソースの帯域幅の間の不整合が、UEによってレポートされるサブバンドの数の増加を生じさせるという問題を解決し、第1帯域幅を構成するための基礎としてCORESETのリソース割り当て粒度及びリソースブロックグループを追加し、第1帯域幅及びCSIによってレポートされるサブバンドサイズの間の不整合、CORESETのリソース割り当て、及び、データチャネルタイプ0のリソース割り当てに起因するリソースの無駄を回避し、
図7に示されるように、UEによるCSIのレポートの複雑性を低減する。
【0217】
前述の解決手段は、前述の実装と相互に組み合わされ得ると理解されるべきである。例えば、25RBの範囲において、12の倍数、例えば、24RBが第1オフセットとして使用されることにより、上で説明した不整合を回避し、帯域幅指示範囲を低減し得る。
【0218】
考えられる実装において、前述の実施形態における第1帯域幅及び第1オフセットは、サブキャリア間隔と関連付けられ得る。第1帯域幅及びサブキャリア間隔の間に第1関連関係があり;及び/又は、第1オフセット及びサブキャリア間隔の間に第2関連関係がある。例えば、第1関連関係は、より大きいサブキャリア間隔がより小さい第1帯域幅を示すことであり得る。別の例では、第2関連関係は、より大きいサブキャリア間隔がより小さい第1オフセットを示すことであり得る。代替的に、第1関連関係は、より大きいサブキャリア間隔が、第1リソースのサイズの比例的な減少を示すことであり得る。別の例では、第2関連関係は、より大きいサブキャリア間隔が、第1オフセットの比例的な減少を示すことであり得る。
【0219】
例えば、15kHzでは、第1オフセットは24RBであり得る;30kHzでは、第1オフセットは12RBであり得る;又は、60kHzでは、第1オフセットは6RBであり得る。例えば、15kHzでは、第1オフセットは24RBであり得る;30kHzでは、第1オフセットは6RBであり得る;又は、60kHzでは、第1オフセットは4RBであり得る。例えば、15kHzでは、第1オフセットは12RBであり得る;30kHzでは、第1オフセットは6RBであり得る;又は、60kHzでは、第1オフセットは4RBであり得る。
【0220】
本解決手段において、同一帯域幅に含まれるRBの数は、サブキャリア間隔が異なるとき、異なるとみなされる。NRが異なるサブキャリア間隔をサポートするとき、第1リソースはまた、本願における解決手段を使用することによって構成され得る。
【0221】
考えられる実装において、第1端末デバイスは、第1参照ポイントに基づいて第1リソースを決定する。
【0222】
例えば、第1端末デバイスは指示情報を受信し得、ここで、指示情報は第1参照ポイントを示し、第1参照ポイントは、第2リソースの第1RB、第2リソースの中心周波数又は中心サブキャリア、第2リソースの最後のRB、共通のリソースブロック0、及びポイントAの1又は複数であり得る。指示情報は、SIB1をスケジューリングするためにSIB1又はPDCCHにおいて搬送され得る。
【0223】
第2リソースは、第2タイプ端末デバイスについて構成されるリソースであり、第2リソースに含まれるリソースブロックの数は、第1端末デバイスの最大チャネル帯域幅に対応するリソースブロックの数より大きいことがあり得る。例えば、第2リソースは、キャリア帯域幅、又は、異なるサブキャリア間隔におけるキャリアに対応するRBの数であり、又は、第2リソースは、第2タイプ端末デバイスのBWPであり得る。
【0224】
第1端末デバイスは代替的に、予め定義された方式において第1参照ポイントを決定し得ることが理解されるべきである。第1参照ポイントは、第2リソースの第1RB、第2リソースの中心周波数又は中心サブキャリア、第2リソースの最後のRB、共通のリソースブロック0、及びポイントAの1又は複数であり得る。
【0225】
考えられる実装において、第2リソースの開始RB及び終了RBの位置は、シグナリングを使用することによって示され得る。
図8に示されるように、複数の候補帯域幅における2つの候補帯域幅は、第2リソースの終了RBであり、参照ポイントとして使用され、他の3つの候補帯域幅は、第2リソースの開始RBであり、参照ポイントとして使用される。
【0226】
別の考えられる実装において、第2リソースの開始RB又は終了RBの位置は、シグナリングを使用することによって示され得、候補帯域幅は、示される参照ポイントを使用することによって連続的に決定される。
【0227】
本明細書における数、及び、数及び開始RBの間の対応関係、及び、数及び終了RBの間の対応関係は単に例であり、本明細書において限定されるものではないことが理解されるべきである。
【0228】
別の考えられる実装において、CRB0(ポイントA)が参照ポイントとして使用され得、第1リソースの開始ポイントは、参照ポイントに基づいて決定される。
【0229】
本解決手段において、参照ポイントは、第1リソースを構成するために提供され、第1リソースがいくつかの周波数領域における1RBより小さいものを占有するときに生じるリソースの無駄を回避する。
【0230】
更に別の考えられる実装において、第1端末デバイス及び第2端末デバイスがBWPを共有するとき、参照ポイントは、第2リソースの位置及びCRBの開始位置を共に考慮することによって決定され、CRBリソースに揃えられた周波数位置が参照ポイントとして使用され得る。例えば、
図9の(a)に示されるように、参照ポイントは必ずしも、第2リソースの開始RB又は終了RBの位置でない。
【0231】
この解決手段は、第1リソースの開始位置を柔軟に決定し、指示のオーバヘッドを低減し、リソース割り当て不整合を回避し得る。
【0232】
更に別の考えられる実装において、第1リソースの周波数領域オフセットは、CSIによってレポートされるサブバンドサイズ(sub-band size)、CORESETのリソース割り当て粒度、リソースブロックグループ(RBG)、サブキャリア間隔、及び、第1端末デバイスによってサポートされる最小チャネル帯域幅の1又は複数に基づいて構成される。オフセットは、第2リソースの位置に対する第1リソースの開始位置のRBオフセットであり得る。
【0233】
例えば、
図9の(b)に示されるように、第1参照ポイント(start_RB)が第2リソースの開始RBの位置であるとき、第1リソースの開始位置は、MOD(start_RB+第1オフセット,BW)であり得る。
【0234】
start_RBが第2リソースの終了RBの位置であるとき、第1リソースの開始位置は、MOD(start_RB+第1オフセット,BW)、又は、MOD(BW,start_RB-第1オフセット)であり得る。BWは、第2リソースの帯域幅又はキャリア帯域幅である。
【0235】
第1参照ポイント及び第1オフセットは、前述の実施形態における解決手段を使用することによって決定され得、詳細は本明細書において再び説明されない。例えば、第1オフセットは、25RBの整数倍であり得、start_RB+第1オフセットのRBの位置は、インデックス*25であり得、インデックスは、{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}である。
【0236】
第1オフセットが示されない場合、start_RBは、デフォルトで第1リソースの開始位置として使用される。
【0237】
第1端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された第2情報を受信し、ここで、第2情報は、第1帯域幅、第1参照ポイント、及び第1オフセットの少なくとも2つを示す。すなわち、ネットワークデバイスは、第1帯域幅、第1参照ポイント、及び第1オフセットの少なくとも2つを共に符号化する。例えば任意選択的に、第1帯域幅は、5MHz、10MHz、又は20MHz(又は、25RB、50RB、又は100RB)であり得、第1オフセットは、25RBの整数倍である。この場合、合計で30の状態が示される必要があり、5ビットが要求される。
【0238】
本解決手段において、指示の複雑性及び柔軟性を総合的に考慮して、第1リソースについてのビットオーバヘッドを低減し、UEのコンピューティング複雑性を低減できる。
【0239】
本願の別の実施形態において、第1参照ポイントは、第1帯域幅の位置の参照ポイントとして使用され、第1ランダムアクセスリソースの位置であり得る。換言すれば、第1リソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの位置に基づいて決定され、第1端末デバイスは第1リソース上で第1アップリンク情報を送信する。
【0240】
第1リソースのサイズ(すなわち第1帯域幅)は、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、第1ランダムアクセスリソースは、第1端末デバイスにとって利用可能であるランダムアクセスリソースである。第1端末デバイスにとって利用可能であるランダムアクセスリソースは、第1端末デバイスについてネットワークデバイスによって構成されるランダムアクセスリソースであり得る。
【0241】
具体的には、第1アップリンク情報は、ランダムアクセスフェーズにおいて送信されるすべてのアップリンク情報を含む;又は、第1アップリンク情報は、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送(Msg3の初回伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送の第1ホップ伝送(Msg3の初回伝送の第1ホップ伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送の後の伝送(Msg3の再伝送又はMsg3の反復を含む、Msg3の初回伝送の後の伝送)、Msg3を搬送するPUSCHの第1伝送の後の伝送の第1ホップ伝送(Msg3の初回伝送の後の伝送の第1ホップ伝送)、Msg4のPUCCHの第1伝送(Msg4のPUCCHの初回伝送)、Msg4のPUCCHの第1伝送の第1ホップ伝送(Msg4のPUCCHの初回伝送の第1ホップ伝送)、Msg4のPUCCHの第1伝送の後の伝送(Msg4のPUCCHの初回伝送後の伝送)、Msg4PUCCHの第1伝送の後の伝送の第1ホップ伝送(Msg4のPUCCHの初回伝送の後の伝送の第1ホップ伝送)の1又は複数を含む。
【0242】
第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの第1RBを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの最後のRBを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの中心RBを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの第1RBの第1サブキャリアを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの最後のRBの第1サブキャリアを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの中心RBの第1サブキャリアを含む:又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの第1RBの最後のサブキャリアを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの最後のRBの最後のサブキャリアを含む;又は、第1ランダムアクセスリソースの位置は、第1ランダムアクセスリソースの中心RBの最後のサブキャリアを含む。
【0243】
第1ランダムアクセスリソースのサイズは予め定義され得ると理解されるべきである。
【0244】
第1リソースの位置は、第1リソースの第1RBを含む;又は、第1リソースの位置は第1リソースの最後のRBを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの中心RBを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの第1RBの第1サブキャリアを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの最後のRBの第1サブキャリアを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの中心RBの第1サブキャリアを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの第1RBの最後のサブキャリアを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの最後のRBの最後のサブキャリアを含む;又は、第1リソースの位置は、第1リソースの中心RBの最後のサブキャリアを含む。
【0245】
本願において、第1位置は、第1リソースの参照位置を表すために使用される。
【0246】
第1ランダムアクセスリソースの位置は予め定義され得るか、又は、シグナリングを使用することによって示され得ると理解されるべきである。
【0247】
例えば、第1端末デバイスは、第1ランダムアクセスリソースの予め定義された位置に基づいて、第1リソースの位置を決定する。例えば、第1ランダムアクセスリソースの予め定義された位置は、第nのランダムアクセスリソースの位置であり得、ランダムアクセスリソースに対応するインデックスはn-1であり、ここで、nは正の整数である。
図10に示されるように、第1ランダムアクセスリソースの予め定義された位置は、第4ランダムアクセスリソースの最後のRB、又は、最後のRBの最後のサブキャリアであり得る。代替的に、第1ランダムアクセスリソースの予め定義された位置は、第5ランダムアクセスリソースの第1RB又は第1RBの第1サブキャリアであり得る。第1ランダムアクセスリソースの予め定義された位置は、第1リソースの位置の開始位置として使用される。第5ランダムアクセスリソースの第1RB又は第1RBの第1サブキャリアは、第1リソースの第1RB又は第1RBの第1サブキャリアとして決定される。第1ランダムアクセスリソースの予め定義された位置は、第1リソースの位置の終了位置として使用される。
【0248】
第1ランダムアクセスリソースの位置はまた、第1シグナリングを使用することによって示され得る。第1シグナリングは、システム情報ブロック1(SIB1)、SIB1をスケジューリングするためのDCI、ランダムアクセス応答(Random access response, RAR)、RARをスケジューリングするためのDCI、Msg3をスケジューリングするためのアップリンクグラント、Msg3、競合解決メッセージ、及び、競合解決メッセージをスケジューリングするためのDCIの1つにおいて搬送され得る。第1シグナリングはまた、前述の情報のビット又はビット状態であり得る。
【0249】
本願の実施形態は、
図11に示されるように、情報伝送方法を提供する。
【0250】
1101:ネットワークデバイスが、第1情報及び第1パラメータを第1端末デバイスへ送信し、ここで、第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数であり、第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい。
【0251】
1101は任意選択的であり、第1情報及び第1パラメータはまた、予め定義され得ることが理解されるべきである。
【0252】
1102:第1端末デバイスは第1情報及び第1パラメータを取得し、第1端末デバイスは、第1情報及び第1パラメータに基づいて、第1帯域幅リソースを決定する。
【0253】
第1情報は、システム情報、例えば、システム情報ブロック1(system information block 1, SIB 1)であり得ることが理解されるべきである。
【0254】
1103:第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でアップリンク情報を送信し、又はダウンリンク情報を受信する。
【0255】
具体的には、第1パラメータは、ランダムアクセスチャネル構成情報に含まれ得る。
【0256】
ランダムアクセスチャネル構成情報は更に、PRACHの他の情報を含み得る。例えば、ランダムアクセスチャネル機会は、PRACH伝送機会であり、第1端末デバイスは、PRACH伝送機会においてランダムアクセスプリアンブルを送信する。別の例では、第1端末デバイスがPRACHを送信し得るスロットは、時間領域における1又は複数のPRACH伝送機会を含み得、各PRACH伝送機会は、1つの時間単位である。
【0257】
第1パラメータは、1つのPRACH機会における周波数分割多重化のためのPRACH伝送機会の数を示し得る。1つのスロットは、1又は複数の時間単位を含み得る。1つのスロットが複数の時間単位を含むとき、1つの時間単位はs個のシンボルであり得、sは1より大きい正の整数である。この場合、第1パラメータは、1つの時間単位における周波数における周波数分割多重化のためのPRACH伝送機会の数を示し得る。第1パラメータの値は、1、2、4、8、又は同様のものであり得る。
【0258】
例えば、第1パラメータの値が8である場合、1つの時間単位における周波数分割多重化のための8個のランダムアクセスチャネル機会があり、8個のランダムアクセスチャネル機会のインデックスは、周波数リソースの昇順に、0から7として配列され得る。
【0259】
考えられる実装において、M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、予め定義され得るか、又は、ネットワークデバイスによって示され得る。例えば、各帯域幅リソースのサイズは、5MHz、又は、異なるサブキャリア間隔における5MHzに対応するRBの数;又は、10MHz、又は、異なるサブキャリア間隔における10MHzに対応するRBの数;又は、20MHz、又は、異なるサブキャリア間隔における20MHzに対応するRBの数であり得る。
【0260】
考えられる実装において、M=2であるとき、2つの帯域幅リソースの一方は、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含む。2つの帯域幅リソースの各々は、第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅を超えないことに基づいて、2つの帯域幅リソースは、すべてのランダムアクセスチャネル機会のリソースを含み得、第1端末デバイスは、帯域幅リソースに基づいて、PRACHを送信するための中心周波数を決定し得る。これにより、周波数調整時間の数を低減できる。
【0261】
別の考えられる実装において、M>1であるとき、第1端末デバイスは第1シグナリングを取得し得、ここで、第1シグナリングは、M個の帯域幅リソースにおける第1帯域幅リソースを示し;第1帯域幅リソースに基づいて、M個の帯域幅リソースにおける他の(M-1)個の帯域幅リソースを決定し得る。
【0262】
例えば、第1帯域幅リソースは、周波数リソースが位置の昇順にソートされるときの最低位置における帯域幅リソースである。第1帯域幅リソースは、開始位置及びリソースサイズを構成することによって構成され得る。残りの(M-1)個の帯域幅リソースは、第1帯域幅リソースの終了リソースブロックを開始リソースブロックとして使用することによって連続的にソートされ得る。このようにして、M個の帯域幅リソースは連続的に決定され得る。帯域幅リソースの構成は、ROの位置を考慮せず、より柔軟である。
【0263】
考えられる実装において、第1パラメータの値が4より大きく、M=1であるとき、帯域幅リソースは第1端末デバイスの第1帯域幅リソースであり、第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み得、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会は、N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、ここで、Nは正の整数である。
【0264】
例えば、第1パラメータの値が8であり、かつ、第1端末デバイスについて1つの帯域幅リソースのみが構成されることを第1情報が示す場合、帯域幅リソースは、第1端末デバイスの第1帯域幅リソースである。第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み得、N個のランダムアクセスチャネル機会のリソースは、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会に属し、ここで、Nは正の整数である。N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースは、周波数リソース位置の昇順にソートされたN個のより低いランダムアクセスチャネル機会のリソースであり得る。具体的にはN=4であり、第1パラメータの値は8であり得る。N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースを含む必要がある。本解決手段はビットオーバヘッドを低減し、周波数調整がランダムアクセスプリアンブルの伝送のために実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減し得る。例えば、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースに基づいて決定される。第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースの第1RB又は第1RBの第1サブキャリアで開始するリソースである;又は、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースに基づいて決定される;又は、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースの最後のRB又は最後のRBの最後のサブキャリアで終了するリソースである。本解決手段の考えられるシナリオは、以下の通りである:第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスは、同一のシステム情報を受信し、同一の第1パラメータを受信し、1つの帯域幅リソースのみを構成する。
【0265】
シナリオは例であることが理解されるべきである。これは、本願において限定されない。
【0266】
考えられる実装において、第1パラメータの値が4より大きく、かつ、M=1であるとき、帯域幅リソースは第1端末デバイスの第1帯域幅リソースであり、第1端末デバイスは更に第1指示情報を取得し、ここで、第1指示情報は第1ランダムアクセスチャネル機会を示し得る。第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一である。例えば、第1パラメータの値が8であり、かつ、第1端末デバイスについて1つの帯域幅リソースのみが構成されることを第1情報が示す場合、帯域幅リソースは、第1端末デバイスの第1帯域幅リソースである。第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1指示情報に基づいて決定され得る。例えば、第1ランダムアクセスチャネル機会は、インデックスがrであるランダムアクセスチャネル機会であり、ここで、rは0より大きい又はそれに等しい整数である。第1帯域幅リソースの開始リソースブロックが第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であることはまた、第1帯域幅リソースの開始リソースブロックの周波数位置が、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックの周波数位置と揃えられていることとして理解され得る。例えば、N=4であり、第1パラメータの値は8であり得る。本解決手段の考えられるシナリオは、以下の通りである:第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスは、同一のシステム情報を受信し、同一の第1パラメータを受信し、1つの帯域幅リソースのみを構成する。
【0267】
例えば、第1指示情報は1ビットを含み得、第1指示情報は、ランダムアクセスチャネル機会インデックス{0,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し得る。第1指示情報がインデックス0を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{0,1,2,3}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス4を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{4,5,6,7}であるリソースを含み得る。例えば、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースに基づいて示される。第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースの第1RB又は第1RBの第1サブキャリアで開始するリソースである;又は、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースに基づいて決定される;又は、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースの最後のRB又は最後のRBの最後のサブキャリアで終了するリソースである。本解決手段において示される第1帯域幅リソースの2つの考えられる位置は、すべてのランダムアクセスチャネル機会のリソースを含み得る。これにより、ランダムアクセスプリアンブルの伝送のために周波数調整が実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減し得る。
【0268】
【0269】
例えば、第1指示情報は2ビットを含み得、第1指示情報は、ランダムアクセスチャネル機会インデックス{1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す。第1指示情報がインデックス1を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{1,2,3,4}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス2を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{2,3,4,5}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス3を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{3,4,5,6}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス4を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{4,5,6,7}であるリソースを含み得る。本解決手段において示される第1帯域幅リソースの4つの考えられる位置は、すべてのランダムアクセスチャネル機会のリソースを含み得る。これにより、ランダムアクセスプリアンブルの伝送のために周波数調整が実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減し、より柔軟な指示を有することができる。
【0270】
例えば、第1指示情報は更に3つのビットを含み得、第1指示情報は、ランダムアクセスチャネル機会インデックス{0,1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す。第1指示情報がインデックス0を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{0,1,2,3}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス1を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{1,2,3,4}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス2を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{2,3,4,5}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス3を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{3,4,5,6}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス4を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{4,5,6,7}であるリソースを含み得る。本解決手段において示される第1帯域幅リソースの5つの考えられる位置は、すべてのランダムアクセスチャネル機会のリソースを含み得る。これにより、ランダムアクセスプリアンブルの伝送のために周波数調整が実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減し、より柔軟な指示を有することができる。
【0271】
例えば、第1指示情報は3ビットを含み、第1指示情報は更に、ランダムアクセスチャネル機会インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し得る。第1指示情報がインデックス0を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{0,1,2,3}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス1を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{1,2,3,4}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス2を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{2,3,4,5}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス3を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{3,4,5,6}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス4を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{4,5,6,7}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス5を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{5,6,7}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス6を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{6,7}であるリソースを含み得る。第1指示情報がインデックス7を示す場合、第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会インデックスが{7}であるリソースを含み得る。本解決手段において示される第1帯域幅リソースの8つの考えられる位置は、すべてのランダムアクセスチャネル機会のリソースを含み得る。これにより、ランダムアクセスプリアンブルの伝送のために周波数調整が実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減し、より柔軟な指示を有することができる。
【0272】
例えば、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスはまた、第1指示情報が存在するかどうかの場合に基づいて決定され得る。第1指示情報が存在しないことは、第1端末デバイスが第1指示情報を取得しないこととしても理解され得る。例えば、第1指示情報はデフォルトであり得る。第1指示情報がデフォルトである場合、第1ランダムアクセスチャネル機会は、インデックスが0であるランダムアクセスチャネル機会である。本解決手段は、前述の実施形態と組み合わされ得る。例えば、本解決手段は、第1指示情報が2ビットを含み得る場合と共に適用され得る。第1指示情報がデフォルトである場合、第1ランダムアクセスチャネル機会は、インデックスが0であるランダムアクセスチャネル機会である;又は、第1指示情報が2ビットを含む場合、第1指示情報は、ランダムアクセスチャネル機会インデックス{1,2,3,4}において第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す。
【0273】
考えられる実装において、第1パラメータの値が4より大きく、かつ、M>1であるとき、M個の帯域幅リソースの各々は、第1パラメータランダムアクセスチャネル機会の1又は複数のリソースを含み、第1端末デバイスは、M個の帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定する。本解決手段の考えられるシナリオは以下の通りである。第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスは、同一のシステム情報を受信し、同一の第1パラメータを受信し、複数の帯域幅リソースを構成する。
【0274】
シナリオは例であることが理解されるべきである。これは、本願において限定されない。
【0275】
M個の帯域幅リソースにおける異なる帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会の異なるリソースを含むと理解され得る。例えば、第1パラメータの値は8であり、第1情報は、2つの帯域幅リソースが第1端末デバイスについて構成されることである。2つの帯域幅リソースの各々は、8個のランダムアクセスチャネル機会の1又は複数を含む。例えば、
図13に示されるように、2つの帯域幅リソースの一方は、インデックスが{0,1,2,3}であるランダムアクセスチャネル機会のリソースを含み、他方の帯域幅リソースは、インデックスが{4,5,6,7}であるランダムアクセスチャネル機会のリソースを含む。第1端末デバイスは、2つの帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定し得る。第1帯域幅リソースは、インデックスが{0,1,2,3}である帯域幅リソースであり得、又は、インデックスが{4,5,6,7}である帯域幅リソースであり得る。第1帯域幅リソースは、ランダムアクセスプリアンブルが伝送されるランダムアクセスチャネル機会のリソースに基づいて決定され得る。本解決手段はビットオーバヘッドを低減し、周波数調整がランダムアクセスプリアンブルの伝送のために実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減し得る。
【0276】
考えられる実装において、第1端末デバイスは、第2指示情報を受信し、ここで、第2指示情報は、M個の帯域幅リソースにおける第2帯域幅リソースを示し得る。第2帯域幅リソースは、第1帯域幅リソースと異なり得る。すなわち、第2帯域幅リソースに含まれるランダムアクセスチャネル機会のリソースは、第1帯域幅リソースに含まれるランダムアクセスチャネル機会のリソースと完全に同一でない。代替的に、第2帯域幅リソースは、第1帯域幅リソースと同一であり得る。すなわち、第2帯域幅リソースに含まれるランダムアクセスチャネル機会のリソースは、第1帯域幅リソースに含まれるランダムアクセスチャネル機会のリソースと同一である。
【0277】
具体的には、第2指示情報は、ランダムアクセス応答(Random access response, RAR)メッセージ、ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ(Msg4)、及び、競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数によって搬送され得、及び/又は、第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答(MAC RAR)のアップリンクグラント(ULグラント)に含まれる。第2指示情報は、第1タイプ端末デバイスにおける各端末デバイスについての第2チャネル帯域幅を示し得、第2指示情報は、MAC RARのULグラントに含まれ得る。
【0278】
第2指示情報は、第1タイプ端末デバイスにおける端末デバイスのグループについての第2チャネル帯域幅リソースを示し得、第2指示情報は、RAR、RARをスケジューリングするためのDCI、Msg4、及び、Msg4をスケジューリングするためのDCIに含まれ得る。
【0279】
第2指示情報は、2つのタイプの情報において別々に搬送され得る。例えば、第2指示情報は、Msg4をスケジューリングするためのDCI、及び、MAC RARをスケジューリングするためのULグラントの両方において搬送され、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するように第1端末デバイスに指示する。
【0280】
例えば、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信する。第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0281】
第1端末デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するための帯域幅リソースは、第1端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信するための帯域幅リソースと異なり得る。第1端末デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するための帯域幅リソースは、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するために第1端末デバイスによって使用される帯域幅リソースと異なり得る。第1端末デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するための帯域幅リソースは、第1端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3及び競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースと異なり得る。ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信するために第1端末デバイスによって使用される帯域幅リソースは、競合解決メッセージに対するフィードバックのための物理アップリンク制御チャネルを第1端末デバイスが送信するための帯域幅リソースと異なり得る。例えば、第5指示情報は、RAR、RARをスケジューリングするためのDCI、Msg4、Msg4をスケジューリングするためのDCI、及び、MAC RARのULグラントの1又は複数において搬送され得、第3帯域幅リソースを示す。第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、第1端末デバイスは、第3帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。第3帯域幅リソースは、第1帯域幅リソースと同一であるか、又は、それと異なり、第3帯域幅リソースは、第2帯域幅リソースと同一であるか、又は、それと異なる。別の例では、第1端末デバイスが第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、かつ、第2指示情報が、RARをスケジューリングするためのDCIであり、第2帯域幅リソースを示す場合、第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。別の例では、第1端末デバイスは更に、第5指示情報を受信し得、ここで、第5指示情報は、Msg4をスケジューリングするためのDCIであり、第3帯域幅リソースを示す。この場合、第1端末デバイスは、第3帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0282】
第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上で、すべてのアップリンク情報を送信し得る。これにより、周波数調整がアップリンク伝送プロセスにおいて実行される必要がないことを確実にし、周波数調整時間の数を低減できる。代替的に、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、第2帯域幅上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信し得る。これは、周波数調整時間の数の低減に基づいて、負荷分散を考慮し得る。代替的に、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3の第1ホップ伝送を送信し、第3帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3の第2ホップ伝送、及び、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信し得る。これは、第1端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3の周波数ダイバーシチゲインを取得することを助ける。代替的に、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、及び、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルの第1ホップ伝送を送信し、第3リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルの第2ホップ伝送を送信し得る。これは、物理アップリンク制御チャネルの周波数ダイバーシチゲインを達成し、物理アップリンク制御チャネルのリソース割り当てによって生じるリソース断片問題を解決することを助ける。
【0283】
例えば、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信し、第1端末デバイスは第3指示情報を受信する。第1端末デバイスによって情報を送信するためのリソースが、第3指示情報のビットステータスに基づいて決定され得る。第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース/第3帯域幅リソースが存在するかどうかを判定するために第3指示情報を検出するだけでよい。第2帯域幅リソース/第3帯域幅リソースが存在しない場合、第1端末デバイスは、構成情報を検出する必要がない。これにより、端末デバイスの複雑性を低減する。
【0284】
例えば、第3指示情報のビットステータスが第1ビット状態である場合、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、及び/又は、第1帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する;又は、第3指示情報のビットステータスが第2ビット状態である場合、第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、及び/又は、第2帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0285】
別の例では、第3指示情報のビットステータスが第2ビット状態であるとき、第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信し、第3帯域幅リソース上で、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する。
【0286】
例えば、第3指示情報は識別子情報であり得、識別子情報は、DCI又はより高い層のシグナリングに含まれ得る。例えば、第3指示情報は、RAR、RARをスケジューリングするためのDCI、Msg4、Msg4をスケジューリングするためのDCI、及び、MAC RARのULグラントの1又は複数において搬送され得る。例えば、第3指示情報は、RARをスケジューリングするためのDCIであり、第3指示情報は、DCIにおける利用可能なビットに適用され、第1端末デバイスが情報を送信するためのリソースを示す。
【0287】
例えば、ビットステータスが第1ビット状態であるとき、第1端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信する、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースは、第1端末デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するための第1帯域幅リソースと同一である。
【0288】
別の例では、ビットステータスが第2ビット状態であるとき、第1端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信する、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースは、第1端末デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するための第1帯域幅リソースと異なる。例えば、ビットステータスが第2ビットステータスであるとき、第1端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3を送信する、及び/又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースは、第1端末デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するための第1帯域幅リソースと異なる。
【0289】
考えられる実装において、ランダムアクセスチャネル構成情報の適用は、第1パラメータの値に関連付けられる。第1パラメータの値が4より大きいとき、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスに使用される。第1パラメータの値が4より小さい又はそれに等しいとき、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイスのみに使用される。
【0290】
例えば、第1パラメータの値が4より大きいとき、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイスのみに使用できない。第1タイプ端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅は、4より大きい第1パラメータの値に対応するランダムアクセスチャネル機会のリソースのサイズより小さいので、第1パラメータの値が4より大きいとき、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイスのみに使用できない。これは、同一のネットワークデバイスのカバレッジにおける第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスの共存を容易にする。
【0291】
考えられる実装において、M個の帯域幅リソースの構成は、第1タイプ端末デバイスのみに使用される。例えば、M個の帯域幅リソースは、M個のアップリンクBWP又はM個のダウンリンクBWPである。例えば、M個の帯域幅リソースの構成は、第1タイプ端末デバイスについて独立に構成される。M個の帯域幅リソースの構成が第1タイプ端末デバイスについて独立に構成されることは、M個の帯域幅リソースの各々が、独立のフィールド又は独立のパラメータを使用することによって構成されることとして理解され得る。独立のフィールド又は独立のパラメータは、第2タイプ端末デバイスに対応するフィールド又はパラメータと異なり、又は、独立のフィールド又は独立のパラメータにおいて構成される内容は、第2タイプ端末デバイスに対応するフィールド又はパラメータにおいて構成される内容と異なる。
【0292】
ダウンリンク情報は、SIB1をスケジューリングするためのPDCCH、SIB1を搬送するPDSCH、SIをスケジューリングするためのPDCCH、SIを搬送するためのPDSCH、Msg2をスケジューリングするためのPDCCH、Msg2を搬送するPDSCH、Msg3をスケジューリングするためのPDCCH、Msg4をスケジューリングするためのPDCCH、及び、Msg4を搬送するPDSCHの1又は複数を含む。
【0293】
例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報が第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスに使用され、第1パラメータの値が4より大きいとき、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信するか、又は、ダウンリンク情報を受信する。例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスの両方によって構成され、すなわち、第1タイプ端末デバイスについて独立に構成されない。例えば、第1パラメータの値は8である。
【0294】
例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報が第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスに使用され、第1パラメータの値が4より大きいとき、第1端末デバイスは、第2帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信するか、又は、ダウンリンク情報を受信する。例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスの両方によって構成され、すなわち、第1タイプ端末デバイスについて独立に構成されない。
【0295】
例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報が第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスに使用され、第1パラメータの値が4より小さい又はそれに等しいとき、第1端末デバイスは、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会を含む帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信するか、又は、ダウンリンク情報を受信する。例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイス及び第2タイプ端末デバイスの両方によって構成され、すなわち、第1タイプ端末デバイスについて独立に構成されない。例えば、第1パラメータの値は1、2、又は4である。例えば、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会の帯域幅リソースは、数が第1パラメータであるランダムアクセスチャネル機会の予め定められたリソースであり得るか、又は、第1指示情報を使用することによって決定される第1帯域幅リソースであり得る。
【0296】
第1帯域幅リソース及び第2帯域幅リソースの決定については、前述の実施形態における方法を参照されたい。ここでは、詳細について再び説明しない。
【0297】
例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイスのみによって使用され、第1情報は第1帯域幅リソースを示し、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上でアップリンク情報を送信するか、又はダウンリンク情報を受信する。例えば、ランダムアクセスチャネル構成情報は、第1タイプ端末デバイスについて独立に構成される。例えば、第1帯域幅リソースがシステム情報において構成される場合、第1端末デバイスは、第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信する、又は、ダウンリンク情報を受信する。
【0298】
考えられる実装において、第1端末デバイスは指示情報を取得し、ここで、指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成を示し;第1端末デバイスは、指示情報に基づいて、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成を決定する。SSB及びランダムアクセスの間の関連構成は、1つのランダムアクセスチャネル機会(RO)に関連付けられたSSBの数を示し得る。
【0299】
例えば、関連構成は第1関連構成であり得るか、又は、関連構成は第2関連構成である。例えば、第4指示情報の第1ビット状態は第1関連構成であり、第4指示情報の第2ビット状態は第2関連構成である。例えば、第1関連構成は、新しいSSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成であり、すなわち、第1関連構成は、第2タイプ端末デバイスに対応する、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成と異なる。
【0300】
例えば、関連構成のタイプは、指示情報が存在するかどうかの場合に基づいて決定され得る。
【0301】
例えば、指示情報が現れる場合、第1端末デバイスは、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成であると判定する;又は、指示情報が現れない場合、第1端末デバイスは、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であると判定する。例えば、指示情報は任意選択的に構成される。指示情報が構成される、すなわち、指示情報が現れる場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成は第1関連構成である;又は、指示情報が構成されない、すなわち、指示情報が現れない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成は第2関連構成である。例えば、指示情報は識別子情報であり、1ビットを含む。
【0302】
指示情報又は指示情報のビットステータス及び関連構成の間の前述の対応関係は単なる例であることが理解されるべきである。これは、本願において限定されない。
【0303】
本解決手段において、FDDシステム又はTDDアップリンク/ダウンリンクデカップリングシステムについては、第1リソースの周波数領域位置及び帯域幅を判定することによって、初回アクセスフェーズにおけるアップリンク伝送の間のRFリターニング(RF retuning)が回避され得る。
【0304】
本願において、アップリンク送信についての帯域幅リソース、又は、ダウンリンク受信についての帯域幅リソースが判定され、その結果、2つの隣接するアップリンク送信が実行される合計周波数範囲、又は、2つの隣接するダウンリンク受信が実行される合計周波数範囲が、端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅範囲内にある。これにより、頻繁なアップリンク送信間の周波数調整、及び/又は、頻繁なダウンリンク受信の間の周波数調整を回避し、データ伝送に利用可能なシンボルを改善し、リソース利用を改善し、UEの電力消費の増加を回避し、UEの実装の複雑性を低減できる。
【0305】
本明細書で説明される各実施形態が、独立した解決手段であってもよく、又は内部ロジックに基づいて組み合わされてもよい。これらすべての解決手段は本願の保護範囲内に属する。
【0306】
本願において提供される前述の実施形態において、本願の実施形態において提供される方法は、デバイス間のインタラクションの観点から説明される。本願の前述の実施形態において提供される方法における機能を実装するために、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、ハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又は、ハードウェア構造及びソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で、前述の機能を実装し得る。前述した機能のうちのある機能が、ハードウェア構造体、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造体とソフトウェアモジュールとの組み合わせのいずれを用いて行われるのかは、技術的解決手段の具体的な用途及び設計上の制約条件で決まる。
【0307】
本願の本実施形態において、モジュールへの分割は例であり、単に論理的な機能分割である。実際の実装では、別の分割方式が使用され得る。加えて、本願の実施形態における機能的モジュールは、1つのプロセッサへと統合されてもよく、又は物理的に単独で存在してもよく、又は2つ又はそれより多くのモジュールが1つのモジュールへと統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形式で実装されてもよく、又は、ソフトウェア機能モジュールの形式で実装されてもよい。
【0308】
図14に示される前述の概念と同様に、本願の実施形態は更に、前述の方法におけるネットワークデバイス又は端末デバイスの機能を実装するよう構成されている装置1300を提供する。例えば、本装置は、ソフトウェアモジュールでも、又はチップシステムでもよい。本願の本実施形態では、チップシステムはチップを含んでもよく、又はチップ及び別のディスクリートコンポーネントを含んでもよい。本装置1300は、処理ユニット1310と通信ユニット1320とを含んでよい。
【0309】
本願の本実施形態において、通信ユニットはまた、送受信機ユニットと称されてよく、前述の方法の実施形態においてそれぞれネットワークデバイス又は端末デバイスの送信及び受信ステップを実行するように構成された送信ユニット及び/又は受信ユニットを有してよい。
【0310】
以下では、
図14及び
図15を参照して本願の実施形態において提供される通信装置を詳細に説明する。装置の実施形態の説明が方法の実施形態の説明に対応することを理解されたい。したがって、詳細に説明していない内容については、前述の方法の実施形態を参照されたい。簡潔にするために、本明細書においては、詳細について改めて説明しない。
【0311】
通信ユニットはまた、送受信機、送受信機マシン、又は送受信機装置等と称されてよい。処理ユニットは、プロセッサ、処理ボード、処理モジュール、又は処理装置などとも呼ばれることがある。任意選択的に、受信機能を実装するよう構成されている、通信ユニット1320におけるコンポーネントは、受信ユニットとみなされ得、送信機能を実装するよう構成されている、通信ユニット1320におけるコンポーネントは、送信ユニットとみなされ得る。換言すれば、通信ユニット1320は受信ユニット及び送信ユニットを含む。また、通信ユニットは場合によっては、送受信機マシン、送受信機、インタフェース回路、又は同様のものと称され得る。受信ユニットは、場合によっては、レシーバマシン、レシーバ、受信回路等とも称され得る。送信ユニットは、場合によっては、トランスミッタマシン、トランスミッタ、送信回路等とも称され得る。
【0312】
通信装置1300が、前述の実施形態における
図2~
図13のいずれか1つに示される手順における第1端末デバイスの機能を実行するとき、処理ユニットは、ネットワークデバイスのダウンリンク情報に基づいて、又は、予め定義された方式において、情報伝送リソースを決定するよう構成され;通信ユニットは、情報を受信及び送信するよう構成されている。
【0313】
通信装置1300が、前述の実施形態における
図2~
図13のいずれか1つに示される手順におけるネットワークデバイスの機能を実行するとき、処理ユニットは、予め定義された方式で、リソースを構成するか、又は、リソースを決定するよう構成され;通信ユニットは、情報を受信及び送信するよう構成されている。
【0314】
前述は単に例である。処理ユニット1310及び通信ユニット1320は更に、他の機能を実行してよい。より詳細な説明については、
図2~
図13に示される方法の実施形態又は他の方法の実施形態における関連する説明を参照されたい。ここでは、詳細について再び説明しない。
【0315】
図15は、本願の実施形態による装置1400を示している。
図15に示す装置は、
図14に示す装置のハードウェア回路の実装であってよい。通信装置は、前述のフローチャートに適用可能であり、前述の方法の実施形態における端末デバイス又はネットワークデバイスの機能を実行する。説明しやすくするために、
図14には、通信装置の主なコンポーネントのみを示している。
【0316】
図15に示されたように、通信装置1400は、プロセッサ1410及びインタフェース回路1420を含む。プロセッサ1410及びインタフェース回路1420は、互いに結合されている。インタフェース回路1420は、送受信機又は入力/出力インタフェースであり得ることが理解され得る。任意選択的に、通信装置1400は更に、プロセッサ1410によって実行される命令を記憶し、プロセッサ1410によって命令を実行するために必要な入力データを記憶し、又は、プロセッサ1410が命令を実行した後に生成されるデータを記憶するよう構成されるメモリ1430を含み得る。
【0317】
通信装置1400が、
図2~
図13に示される方法を実装するよう構成されているとき、プロセッサ1410は、処理ユニット1310の機能を実装するよう構成され、インタフェース回路1420は、通信ユニット1320の機能を実装するよう構成されている。
【0318】
通信装置が端末デバイスにおいて使用されるチップであるとき、端末デバイスにおけるチップは、前述の方法の実施形態における端末デバイスの機能を実装する。端末デバイス内のチップは、端末デバイス内の別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)から情報を受信し、ここで、情報は、端末デバイスにネットワークデバイスによって送信されている。これに代えて、端末デバイス内のチップは、端末デバイス内の別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)に情報を送信し、ここで、情報は、ネットワークデバイスに端末デバイスによって送信されている。
【0319】
通信装置が、ネットワークデバイスにおいて使用されるチップであるとき、ネットワークデバイスにおけるチップは、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスの機能を実装する。ネットワークデバイス内のチップは、ネットワークデバイス内の別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナから情報を受信し、ここで、情報は、ネットワークデバイスに端末デバイスによって送信されている。これに代えて、ネットワークデバイス内のチップは、ネットワークデバイス内の別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)に情報を送信し、ここで、情報は、端末デバイスにネットワークデバイスによって送信されている。
【0320】
本願の実施形態におけるプロセッサは中央演算処理装置(Central Processing Unit, CPU)であり得るか、又は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)、又は、別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであり得ると理解され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサ又は任意の従来型プロセッサ又は同様のものであり得る。
【0321】
本願の実施形態において、プロセッサは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Electrically EPROM,EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、CD-ROM、又は当技術分野でよく知られた任意の他の形態における記憶媒体であってよい。例えば、記憶媒体がプロセッサに連結されることで、プロセッサは、情報を記憶媒体から読み取り、情報を記憶媒体に書き込むことができる。もちろん、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに配置されてよい。加えて、ASICは、ネットワークデバイス又は端末デバイスに位置してよい。当然、プロセッサ及び記憶媒体は代替的に、ネットワークデバイス又は端末デバイスにおけるディスクリートコンポーネントとして存在し得る。
【0322】
当業者であれば、本願の実施形態が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するはずである。したがって、本願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせを伴う実施形態の形態を使用してよい。更に、本願は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1又は複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、光学メモリ、及び同様のものを含むが、これらに限定されるものではない)に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用し得る。
【0323】
本願は、本願による方法、デバイス(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図における各手順及び/又は各ブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図における手順及び/又はブロックの組み合わせを実装するために用いられ得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は、任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されてマシンを生成し得、その結果、コンピュータ又は任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャートにおける1又は複数の手順、及び/又は、ブロック図における1又は複数のブロックにおける特定の機能を実装するための装置を生成する。
【0324】
これらのコンピュータプログラム命令が、特定の方式で動作するようコンピュータ又は任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスに命令できるコンピュータ可読メモリに記憶され得ることから、コンピュータ可読メモリに記憶される命令は、命令装置を含む中間物をもたらす。命令装置は、フローチャートの1又は複数の手順及び/又はブロック図の1又は複数のブロックにおける特定の機能を実装する。
【0325】
当業者であれば、本願の範囲から逸脱することなく、本願に対して様々な修正及び変形を加えることができることは明確である。本願のこれらの修正及び変形が、以下の特許請求の範囲及びその均等な技術により定義される保護範囲に含まれる限り、本願はこれらの修正及び変形を包含することが意図されている。
【0326】
上述の説明は、本願の特定の実装に過ぎず、本願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本願で開示された技術的範囲内で当業者が容易に想到する任意の変形又は置換は、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
(他の考えられる項目)
(項目1)
第1端末デバイスによって、第1情報を受信する段階、ここで、前記第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、前記第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスであり、前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、前記第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さい;
前記第1端末デバイスによって、第1パラメータを受信する段階、ここで、前記第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数である;
前記第1端末デバイスによって、前記第1情報及び前記第1パラメータに基づいて、前記M個の帯域幅リソースから第1帯域幅リソースを決定する段階;及び
前記第1端末デバイスによって、前記第1帯域幅リソース上で、アップリンク情報を送信する、又は、ダウンリンク情報を受信する段階
を備える情報伝送方法。
(項目2)
前記第1パラメータの値は4より大きく、
M=1であるとき、前記M個の帯域幅リソースは前記第1帯域幅リソースであり、前記第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が前記第1パラメータである前記ランダムアクセスチャネル機会は、前記N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、
M=1であるとき、前記M個の帯域幅リソースは第1帯域幅リソースであり、前記第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、前記第1ランダムアクセスチャネル機会は、第1指示情報によって示される;又は
M>1であるとき、前記M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む、
項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1パラメータの前記値は8であり、第1順序でソートされる前記ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、前記第1順序は、周波数の昇順を含む、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
前記第1端末デバイスは更に、前記第1指示情報を受信し、ここで、前記第1指示情報が1ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,4}において、第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、前記第1指示情報が2ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示す;又は、
前記第1端末デバイスが前記第1指示情報を受信しないとき、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0である、
項目3に記載の方法。
(項目5)
前記第1情報は、前記M個の帯域幅リソースを示し;
前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義され;又は
M=2であるとき、前記帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、前記帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又は
M>1であるとき、残りの(M-1)個の帯域幅リソースが、第1候補帯域幅リソースに基づいて決定され、前記第1候補帯域幅リソースは、第1シグナリングを使用することによって示される、
項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
M>1であるとき、前記方法は更に、
前記第1端末デバイスによって、第2指示情報を受信する段階、ここで、前記第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す;
前記第1端末デバイスによって、前記第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを送信する段階;及び
前記第1端末デバイスによって、前記第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを送信する段階
を備える、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、前記ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、前記競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される、
項目6に記載の方法。
(項目8)
前記方法は更に、
前記第1端末デバイスによって、前記第1帯域幅リソース上で前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する段階;及び
前記第1端末デバイスによって、第3指示情報を受信する段階、ここで、前記第3指示情報は、前記第1端末デバイスが、前記ランダムアクセスプロセスにおける前記メッセージ3、及び/又は、前記競合解決メッセージにフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースを示す、
を備える、項目6又は7に記載の方法。
(項目9)
前記方法は、
前記第3指示情報のビットステータスが第1ビット状態であるとき、前記第1端末デバイスによって、前記第1帯域幅リソース上で、前記ランダムアクセスプロセスにおける前記メッセージ3、及び/又は、前記競合解決メッセージにフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを送信する段階;又は、
前記第3指示情報のビットステータスが第2ビット状態であるとき、前記第1端末デバイスによって、前記第2帯域幅リソース上で、前記ランダムアクセスプロセスにおける前記メッセージ3、及び/又は、前記競合解決メッセージにフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを送信する段階
を備える、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記方法は更に、
前記第1端末デバイスによって、第4指示情報を取得する段階、ここで、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示し、前記関連構成は、SSBの数及びランダムアクセスチャネル機会の数の間の関連構成である、
を備える、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記方法は更に、
前記第1端末デバイスが第4指示情報を受信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成が第1関連構成であることを示し;又は、前記第1端末デバイスが第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスの間の関連構成は第2関連構成である;又は、
前記第1端末デバイスが第4指示情報を受信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であることを示し;又は、前記第1端末デバイスが第4指示情報を受信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成である、
を含む、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記第1パラメータはランダムアクセスチャネル構成情報において搬送される、項目1から11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記第1情報はシステム情報を含む、項目1から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
ネットワークデバイスによって、第1情報を第1端末デバイスへ送信する段階、ここで、前記第1情報はM個の帯域幅リソースを示し、Mは正の整数であり、前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは、前記第1端末デバイスによってサポートされる最大チャネル帯域幅に等しい又はより小さく、前記第1端末デバイスは第1タイプ端末デバイスである;
前記ネットワークデバイスによって、第1パラメータを送信する段階、ここで、前記第1パラメータは、時間単位における周波数分割多重化についてのランダムアクセスチャネル機会の数であり;及び
前記ネットワークデバイスによって、第1帯域幅リソース上で、前記第1端末デバイスによって送信されたアップリンク情報を受信し、又は、ダウンリンク情報を前記第1端末デバイスへ送信する段階、ここで、前記第1帯域幅リソースは、前記第1端末デバイスによって、前記第1情報及び前記第1パラメータに基づいて、前記M個の帯域幅リソースから決定される、
を備える情報伝送方法。
(項目15)
前記第1パラメータの値は4より大きく、
M=1であるとき、前記M個の帯域幅リソースは前記第1帯域幅リソースであり、前記第1帯域幅リソースは、N個のランダムアクセスチャネル機会の予め定義されたリソースを含み、数が前記第1パラメータである前記ランダムアクセスチャネル機会は、N個のランダムアクセスチャネル機会を含み、Nは正の整数である;又は、
M=1であるとき、前記ネットワークデバイスは、第1指示情報を送信し、ここで、前記第1指示情報は、第1ランダムアクセスチャネル機会を示し、前記第1帯域幅リソースの開始リソースブロックは、前記第1ランダムアクセスチャネル機会の開始リソースブロックと同一であり、前記M個の帯域幅リソースは前記第1帯域幅リソースであり;又は
M>1であるとき、前記M個の帯域幅リソースの各々は、少なくとも1つのランダムアクセスチャネル機会に対応するリソースを含む、
項目14に記載の方法。
(項目16)
前記第1パラメータの前記値は8であり、第1順序でソートされた前記ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0~7であり、前記第1順序は、周波数の昇順を含む、項目14又は15に記載の方法。
(項目17)
前記第1指示情報が1ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,4}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、
前記第1指示情報が2ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{1,2,3,4}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は、
前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は
前記第1指示情報が3ビットを含むとき、前記第1指示情報は、インデックス{0,1,2,3,4,5,6,7}において前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスを示し;又は
前記ネットワークデバイスが前記第1指示情報を送信しないとき、前記第1ランダムアクセスチャネル機会のインデックスは0である、
項目16に記載の方法。
(項目18)
前記第1情報は前記M個の帯域幅リソースを示し;
前記M個の帯域幅リソースの各々のサイズは予め定義され;又は
M=2であるとき、前記帯域幅リソースにおける一方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{0,1,2,3}のリソースを含み、前記帯域幅リソースにおける他方の帯域幅リソースは、ランダムアクセスチャネル機会{4,5,6,7}のリソースを含み;又は
M>1であるとき、前記ネットワークデバイスは第1シグナリングを送信し、ここで、前記第1シグナリングは、第1候補帯域幅リソースを示すために使用され、残りの(M-1)個の帯域幅リソースが、前記第1候補帯域幅リソースに基づいて決定される、
項目14から17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
M>1であるとき、前記方法は更に、
前記ネットワークデバイスによって、第2指示情報を送信する段階、ここで、前記第2指示情報は第2帯域幅リソースを示す;
前記ネットワークデバイスによって、前記第1帯域幅リソース上でランダムアクセスプリアンブルを受信する段階;及び
前記ネットワークデバイスによって、前記第2帯域幅リソース上で、ランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3、又は、競合解決メッセージにフィードバックするための物理アップリンク制御チャネルを受信する段階
を備える、項目14に記載の方法。
(項目20)
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ、前記ランダムアクセス応答メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報、競合解決メッセージ、及び、前記競合解決メッセージをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報の1又は複数において搬送される;及び/又は
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージにおける各媒体アクセス制御ランダムアクセス応答のアップリンクグラントにおいて搬送される、
項目19に記載の方法。
(項目21)
M>1であるとき、前記方法は更に、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1帯域幅リソース上で前記ランダムアクセスプリアンブルを受信する段階;及び
前記ネットワークデバイスによって、第3指示情報を送信する段階、ここで、前記第3指示情報は、前記第1端末デバイスが前記ランダムアクセスプロセスにおける前記メッセージ3、及び/又は、前記競合解決メッセージにフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを送信するための帯域幅リソースを示す、
を備える、項目19又は20に記載の方法。
(項目22)
前記方法は、
前記第3指示情報のビットステータスが第1ビット状態であるとき、前記ネットワークデバイスによって、前記第1帯域幅リソース上で、前記ランダムアクセスプロセスにおける前記メッセージ3、及び/又は、前記競合解決メッセージにフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを受信する段階;又は
前記第3指示情報のビットステータスが第2ビット状態であるとき、前記ネットワークデバイスによって、前記第2帯域幅リソース上で、前記ランダムアクセスプロセスにおける前記メッセージ3、及び/又は、前記競合解決メッセージにフィードバックするための前記物理アップリンク制御チャネルを受信する段階
を備える、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記方法は更に、
前記ネットワークデバイスによって、第4指示情報を送信する段階、ここで、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成又は第2関連構成であることを示し、前記関連構成は、SSBの数及びランダムアクセスチャネル機会の数の間の関連構成である、
を備える、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記方法は更に、
前記ネットワークデバイスが第4指示情報を送信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成であることを示し;又は、前記ネットワークデバイスが第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成は第2関連構成である;又は
前記ネットワークデバイスが第4指示情報を送信する場合、前記第4指示情報は、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第2関連構成であることを示し:又は、前記ネットワークデバイスが第4指示情報を送信しない場合、SSB及びランダムアクセスチャネル機会の間の関連構成が第1関連構成である、
を含む、項目1に記載の方法。
(項目25)
前記第1パラメータはランダムアクセスチャネル構成情報において搬送される、項目14から24のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記第1情報はシステム情報を含む、項目14から25のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサはメモリに接続され、前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するよう構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行するよう構成され、その結果、前記装置は、項目1から13のいずれか一項に記載の方法を実行するか、又は、項目14から26のいずれか一項に記載の方法を実行する、通信装置。
(項目28)
コンピュータプログラムを記憶するよう構成されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行するとき、前記コンピュータは、項目1から13のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能であり、又は、前記コンピュータは、項目14から26のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目29)
プロセッサ及び通信インタフェースを備えるチップであって、前記プロセッサは、項目1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、又は、項目14から26のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を読み込むよう構成されている、チップ。
(項目30)
項目1から13又は項目14から26のいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成されているモジュールを備える通信装置。
(項目31)
コンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムコードが実行されるとき、項目1から13又は14から26のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータプログラム製品。