(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-25
(45)【発行日】2025-04-02
(54)【発明の名称】電子機器及び表示システム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20250326BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20250326BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20250326BHJP
G06F 3/0483 20130101ALI20250326BHJP
G06F 3/12 20060101ALI20250326BHJP
【FI】
H04N1/00 350
B41J29/42 F
H04N1/00 127B
G06F3/0481
G06F3/0483
G06F3/12 304
G06F3/12 310
G06F3/12 334
G06F3/12 389
G06F3/12 392
(21)【出願番号】P 2023188776
(22)【出願日】2023-11-02
(62)【分割の表示】P 2019192245の分割
【原出願日】2019-10-21
【審査請求日】2023-11-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003443
【氏名又は名称】弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】坂口 翔一
(72)【発明者】
【氏名】平沼 洋一
【審査官】橘 高志
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-090629(JP,A)
【文献】特開2013-058089(JP,A)
【文献】特開2016-099800(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/42
G06F 3/0481
G06F 3/0483
G06F 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器と、携帯端末装置とを含んでいる表示システムであって、
前記電子機器は、
第1表示部と、
前記電子機器の操作に関する説明書のネットワークにおける保存先を記憶する記憶部と、
前記第1表示部に操作画面を表示させている場合に、前記操作画面が示す機能に対応する前記説明書の前記保存先を前記記憶部から読み出して、読み出した前記保存先を示すコードを生成し、生成された前記コードを前記第1表示部に表示させる第1処理を実行する第1制御部と、
ユーザーの指示が入力される入力部とを備え、
前記記憶部は、前記電子機器の操作に関する説明書のネットワークにおける保存先を記憶するとともに、前記電子機器を操作するための操作画面に対応している前記説明書の頁番号を前記操作画面ごとに記憶し、
前記携帯端末装置は、
被写体を撮像する撮像部と、
前記ネットワークを介して接続されている、前記説明書を管理しているサーバー装置と通信を行なう通信部と、
第2表示部と、
前記撮像部に、前記第1表示部に表示されている前記コードを撮像させて前記コードの画像を取得し、取得された前記コードによって示されている前記保存先に記憶されている説明書を、前記通信部を介して前記サーバー装置から受信し、受信された前記説明書における、取得された前記画像が示す前記コードによって示されている頁番号に対応する頁の画像を前記第2表示部に表示させる第2制御部と、を備え、
前記電子機器の第1制御部は、前記第1表示部に、前記電子機器によって実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するための操作画面を、前記操作画面として表示させる場合には、前記保存先のみを示すコードを生成し、生成された前記コードを前記操作画面とともに前記第1表示部に表示させ、
前記携帯端末装置の第2制御部は、前記撮像部によって撮像された、前記電子機器の前記第1表示部に表示されている前記コードの画像を取得し、取得された前記画像が示す前記コードによって示されている前記保存先から前記説明書を取得するための指示を入力するための入力画面を、前記通信部を介して前記サーバー装置から受信し、受信された前記入力画面を前記第2表示部に表示させ、
前記電子機器の前記第1制御部は、前記複数の機能のうちのいずれかを選択するための前記操作画面を前記第1表示部に表示させているとき、前記操作画面に表示されているいずれかの機能を選択する選択指示が前記入力部に受け付けられた場合には、前記保存先と、前記選択指示が示す機能の設定画面に対応している前記頁番号とを前記記憶部から読み出し、読み出した前記保存先及び前記頁番号を示すコードを生成し、生成された前記コードを前記第1表示部に表示させる、表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示システムに関し、特に、サーバー装置に記憶されている説明書を取得して表示させるための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器に付されている二次元コードによって示されている情報に基づいて、携帯端末装置等の表示部に説明書を表示させるための技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電子機器に付されている二次元コードを撮影し、撮像された二次元コードによって示されているアドレスから通信ネットワークを介して取扱説明書を受信し、受信された取扱説明書を表示部に表示させる携帯電話機が開示されている。
【0004】
特許文献2には、画像形成装置の表示部に表示されているエラー画面を撮影し、撮影された画像中のエラーコードを読取って画像形成装置に発生しているエラーを特定し、操作マニュアルにおける、特定されたエラーの解除に関する頁を表示部に表示させるエラー解除支援装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2007-193603号公報
【文献】特開2015-118519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている携帯電話機は、取扱説明書における目次が記載されている頁の画像を表示部に表示させている。特許文献2に開示されているエラー解除支援装置は、操作マニュアルにおけるエラーの解除に関する頁の画像を表示部に表示させている。
【0007】
特許文献1及び特許文献2に開示されているような一般的な技術において、ユーザーが電子機器の表示部に表示されている操作画面の操作方法について知りたい場合、当該ユーザーは、携帯端末装置のタッチパネル等を操作して、携帯端末装置の表示部に表示されている説明書の全ての頁の中から、当該操作方法が記載されている頁の画像を探し出す必要があり、手間がかかる。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、説明書の全ての頁の中から、操作画面に対応している頁の画像を探し出して表示させるというユーザーの手間を省くことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一局面に係る表示システムは、電子機器と、携帯端末装置とを含んでいる。電子機器は、第1表示部と、電子機器の操作に関する説明書のネットワークにおける保存先を記憶するとともに、電子機器を操作するための操作画面に対応している説明書の頁番号を操作画面ごとに記憶している記憶部と、第1表示部に操作画面を表示させる場合に、保存先と操作画面に対応している頁番号とを示すコードを生成し、生成されたコードを操作画面とともに第1表示部に表示させる第1処理を実行する第1制御部と、を備えている。携帯端末装置は、被写体を撮像する撮像部と、ネットワークを介して接続されている、説明書を管理しているサーバー装置と通信を行なう通信部と、第2表示部と、撮像部に、第1表示部に表示されているコードを撮像させてコードの画像を取得し、取得された画像が示すコードによって示されている保存先に記憶されている説明書を、通信部を介してサーバー装置から受信し、受信された説明書における、取得されたコードによって示されている頁番号に対応する頁の画像を第2表示部に表示させる第2制御部と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電子機器の第1表示部に操作画面が表示されている場合、携帯端末装置の第2表示部には、説明書における上記操作画面に対応する頁の画像が表示される。したがって、説明書の全ての頁の中から、操作画面に対応している頁の画像を探し出して第2表示部に表示させるというユーザーの手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施形態に係る表示システムの構成を示す図である。
【
図2】画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
【
図3】携帯端末装置の内部構成を示すブロック図である。
【
図5】第1の二次元コード表示処理を示すフローチャートである。
【
図6】説明書表示処理を示すフローチャートである。
【
図15】第2の二次元コード表示処理を示すフローチャートである。
【
図19】第3の二次元コード表示処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態に係る表示システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示システムの構成を示す図である。
図1を参照して、表示システム1は、画像形成装置2と、携帯端末装置3とを含んでいる。画像形成装置2は、コピー機能、送信機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能等の複数の機能を兼ね備えている複合機である。携帯端末装置3は、画像形成装置2の操作に関する説明書の画像ファイル(以下、単に「説明書」と記す。)を管理しているWebサーバー4と、ネットワークを介して接続されている。画像形成装置2は、特許請求の範囲における電子機器の一例である。Webサーバー4は、特許請求の範囲におけるサーバー装置の一例である。
【0013】
[画像形成装置2の構成]
図2は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
図2を参照して、画像形成装置2の筐体には、画像形成装置2の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体には、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14等が収容されている。
【0014】
画像形成装置2は、制御ユニット100を含んでいる。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含んでいる。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application specific Integrated Circuit)等である。
【0015】
制御ユニット100は、ROM又はHDD(Hard Disk Drive)17に記憶されている制御プログラムが上記プロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。制御部10は、特許請求の範囲における第1制御部の一例である。なお、制御部10は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路により構成されていてもよい。
【0016】
制御部10は、画像形成装置2の全体制御を司る。より詳細には、制御部10は、画像形成装置2の各部の動作、及び、ネットワークを介して接続されているPC(Personal Computer)23等との通信を制御する。制御部10はまた、後述する第1制御プログラムにしたがって動作することによって、表示部15に表示されている操作画面に応じた二次元コードを生成して表示するための第1の二次元コード表示処理を実行する。
【0017】
制御ユニット100は、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、表示部15、操作部16、HDD17、搬送機構18、画像処理部19、画像メモリー20、ファクシミリ通信部21、及び通信部22等と電気的に接続されている。
【0018】
画像読取部11は、原稿台に載置されている原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6によって搬送されてくる原稿又はプラテンガラス7に載置されている原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含んでいるADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読取って画像データを生成する。
【0019】
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含んでいる。画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像データ等に基づいて、給紙部14から搬送されてくる記録紙Pに、トナー像によって構成されている画像を形成する。
【0020】
定着部13は、画像形成部12によってトナー像が形成された記録紙Pを加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙Pに定着させる。定着部13によってトナー像が定着された記録紙Pは、排出トレイ8に排出される。
【0021】
給紙部14は、手差しトレイと、複数の給紙カセットとを備えている。給紙部14は、給紙カセットに収容されている記録紙P、又は手差しトレイに載置されている記録紙Pを一枚ずつ引出して、画像形成部12に向けて給紙する。
【0022】
表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等によって構成されている表示装置である。表示部15は、制御部10の制御にしたがって、画像形成装置2を操作するための操作画面を表示する。操作画面としては、例えば、画像形成装置2によって実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するためのホーム画面、及び、各機能の設定項目についての設定を行なうための設定画面がある。設定画面としては、例えば、コピー画面、及び、送信画面がある。表示部15は、特許請求の範囲における第1表示部の一例である。
【0023】
操作部16は、各種処理の実行の開始を指示するためのスタートキー16A等の複数のハードキーを含んでいる。操作部16はまた、表示部15に重ねて配置されているタッチパネル16Bを含んでいる。ユーザーは、操作部16を介して、画像形成装置2によって実行可能な各機能についての指示等の各種の情報を入力する。なお、操作部16は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
【0024】
HDD17は、画像読取部11によって生成された画像データ等の各種データを記憶するための大容量の記憶装置である。HDD17は、画像形成装置2の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶している。HDD17は、各種制御プログラムの1つとして、本発明の一実施形態に係る第1の二次元コード表示処理を実行するための第1制御プログラムを記憶している。
【0025】
HDD17は、各種制御プログラムの1つとして、一般的な二次元コード生成プログラムを記憶している。制御部10は、二次元コード生成プログラムに従って動作することによって、例えばユーザーによって指定されている情報を示す二次元コードを生成する。二次元コードとしては、一般的に使用されているものであれば特に限定されないが、例えば、QR(Quick Response)コード(登録商標)である。
【0026】
HDD17は、画像形成装置2の操作に関する説明書のネットワークにおける保存先を示すURL(Uniform Resource Locator)(以下、「説明書のURL」と記す。)を記憶している。
【0027】
HDD17は、操作画面を示す画像データを記憶している。例えば、HDD17は、ホーム画面を示す画像データ、コピー画面を示す画像データ、及び、送信画面を示す画像データを記憶している。
【0028】
HDD17は、設定画面に対応している説明書の頁番号を、設定画面ごとに第1の頁番号情報として記憶している。ここでは、HDD17は、第1の頁番号情報として、説明書において、設定画面の操作に関する説明が記載されている部分の最初の頁番号を、設定画面ごとに記憶しているものとする。
【0029】
図4は、第1の頁番号情報の一例を示す図である。
図4を参照して、この場合、HDD17は、第1の頁番号情報40として、説明書においてコピー画面の説明が記載されている部分の最初の頁番号である「100」という値を、コピー画面に対応付けて記憶している。HDD17はまた、第1の頁番号情報40として、説明書において送信画面の説明が記載されている部分の最初の頁番号である「200」という値を、送信画面に対応付けて記憶している。なお、この場合、HDD17は、ホーム画面についての第1の頁番号情報40を記憶していない。
【0030】
搬送機構18は、搬送ローラー対18A及び排出ローラー対18B等から構成されている。搬送機構18は、排出先として設定されている排出トレイ8に向けて、記録紙Pを搬送路Tに沿って搬送する。
【0031】
画像処理部19は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。画像メモリー20は、画像読取部11によって生成された出力対象の画像データを一時的に記憶する領域を含む。ファクシミリ通信部21は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
【0032】
通信部22は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含んでいる。画像形成装置2は、通信部22を介して、ネットワークを介して接続されているPC23等とデータ通信を行なう。
【0033】
画像形成装置2の各部には電源が接続されており、この電源から電力が供給されることによって、画像形成装置2の各部が動作する。
【0034】
[携帯端末装置3の構成]
図3は、携帯端末装置の内部構成を示すブロック図である。
図3を参照して、携帯端末装置3は、例えば、スマートフォンである。携帯端末装置3は、制御ユニット200と、表示部31と、タッチパネル32と、記憶部33と、通信部34と、撮像部35と、電話通信部36と、音声入力部37と、音声出力部38と、を含んでいる。
【0035】
制御ユニット200は、プロセッサー、及びRAM等を含んでいる。プロセッサーは、例えば、CPU、MPU、又はASIC等である。制御ユニット200は、記憶部33に記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーによって実行されることにより、制御部30として機能する。制御部30は、特許請求の範囲における第2制御部の一例である。なお、制御部30は、制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路によって動作可能に構成されていてもよい。
【0036】
制御部30は、携帯端末装置3の全体制御を司る。より詳細には、制御部30は、携帯端末装置3の各部の動作、及び、ネットワークを介して接続されているWebサーバー4等との通信を制御する。制御部30はまた、後述する表示制御プログラムにしたがって動作することによって、表示部15に表示されている操作画面に応じた画像を表示部31に表示させるための説明書表示処理を実行する。
【0037】
制御ユニット200は、表示部31、タッチパネル32、記憶部33、通信部34、撮像部35、電話通信部36、音声入力部37、及び、音声出力部38等と電気的に接続されている。
【0038】
表示部31は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等によって構成されている表示装置である。表示部31は、携帯端末装置3によって実行可能な各種機能に関する各種の画面を表示する。表示部31は、特許請求の範囲における第2表示部の一例である。
【0039】
タッチパネル32は、表示部31に重ねて配置されている。タッチパネル32は、ユーザーの指によるタッチ操作を、当該タッチ操作の位置とともに検知する。ユーザーは、タッチパネル32を介して、携帯端末装置3によって実行可能な各種機能についての指示等の各種の情報を入力する。
【0040】
記憶部33は、フラッシュメモリー等の記憶装置である。記憶部33は、携帯端末装置3の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶している。記憶部33は、各種制御プログラムの1つとして、本実施形態に係る説明書表示処理を実行するための表示制御プログラムを記憶している。
【0041】
記憶部33は、各種制御プログラムの1つとして、一般的な二次元コード読取りプログラムを記憶している。制御部30は、二次元コード読取りプログラムに従って動作することによって、二次元コードの画像を解析して、当該二次元コードによって示されている情報を取得する。
【0042】
通信部34は、LANボード等の通信モジュールを含んでいる。携帯端末装置3は、通信部34を介して、ネットワークを介して接続されているWebサーバー4等とのデータ通信を行なう。
【0043】
撮像部35は、撮像素子及びレンズ等によって構成されているデジタルカメラである。撮像部35は、被写体を撮像して、撮像された画像を示す画像データを生成する。
【0044】
電話通信部36は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して音声データの送受信を行なう。音声入力部37は、マイクロフォン、及び、アナログ/デジタル変換回路等を含んでいる。音声出力部38は、デジタル/アナログ変換回路、スピーカー、及びアンプ等を含んでいる。
【0045】
携帯端末装置3の各部には電源が接続されており、この電源から電力が供給されることによって、携帯端末装置3の各部が動作する。
【0046】
[動作]
図5は、第1の二次元コード表示処理を示すフローチャートである。
図6は、説明書表示処理を示すフローチャートである。以下、
図5及び
図6等を参照して、本実施形態に係る表示システム1の動作について説明する。なお、以下の説明において、携帯端末装置3は、電源が投入されている状態であるものとする。
【0047】
(1)ホーム画面が表示されている場合
図5を参照して、画像形成装置2の電源が投入されると、制御部10は、第1の二次元コード表示処理の実行を開始して、説明書のURLをHDD17から読出す(ステップS10)。
【0048】
ステップS10の処理後、制御部10は、HDD17に記憶されている二次元コード生成プログラムを用いて、読出されたURLを示す二次元コードを生成する(ステップS11)。ステップS11の処理後、制御部10は、表示部15に、ホーム画面とともに、生成された二次元コードを表示させる(ステップS12)。
【0049】
図7は、二次元コードとともに表示されているホーム画面の一例を示す図である。
図7を参照して、制御部10は、ホーム画面70に、ソフトキーとして、コピー機能を選択するための選択指示を入力するためのキー72、及び、送信機能を選択するための選択指示を入力するためのキー74等を表示させている。制御部10はまた、表示部15に、ホーム画面70に重ねて、ステップS11の処理において生成された二次元コード76を表示させている。
【0050】
ステップS12の処理後、制御部10は、キー72又はキー74等が押下されるまで待機している。このとき、制御部10は、実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するための選択指示を受付けていないと判定する処理(ステップS13にてNO)を繰返している。
【0051】
ユーザーは、ホーム画面70を確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、説明書表示処理を実行するための実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、制御部30は、説明書表示処理の実行を開始して、タッチパネル32を介して、二次元コードを撮像するための撮像指示を受付けるまで待機している。このとき、制御部30は、撮像指示を受け付けていないと判定する処理を繰返している(ステップS20にてNO)。
【0052】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを二次元コード76に向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、撮像部35に、表示部15に表示されている二次元コード76を撮像させて、二次元コード76を示す画像データを生成させる(ステップS21)。
【0053】
ステップS21の処理後、制御部30は、記憶部33に記憶されている二次元コード読取りプログラムを用いて、生成された画像データによって示されている二次元コード76の画像を解析して、説明書のURLを取得する(ステップS22)。ステップS22の処理後、制御部30は、二次元コード76から頁番号が取得されているか否かを判定する(ステップS23)。
【0054】
この場合、二次元コード76からは説明書のURLのみが取得されているので、制御部30は、頁番号が取得されていないと判定し(ステップS23にてNO)、通信部34を介して、取得されたURLと、取得されたURLに保存されている説明書を取得するための指示を入力するための入力画面の送信要求とを、Webサーバー4に送信する(ステップS24)。
【0055】
ステップS24の処理後、制御部30は、通信部34を介して入力画面を受信するまで待機している。このとき、制御部30は、入力画面を受信していないと判定する処理を繰返している(ステップS25にてNO)。
【0056】
Webサーバー4は、入力画面の送信要求等を受信すると、受信されたURLを検索キーとして、Webサーバー4の記憶部に保存されている複数の画像データの中から、取得されたURLへのダウンロードリンクが作成されているWebページを示す画像データを読出し、読出された画像データを、入力画面として、携帯端末装置3に送信する。
【0057】
制御部30は、通信部34を介して、Webサーバー4から送信されてくる画像データを受信すると、入力画面を受信していると判定し(ステップS25にてYES)、表示部31に、受信された画像データによって示されているWebページを、入力画面として表示させる(ステップS26)。ステップS26の処理後、制御部30は、説明書表示処理を終了する。
【0058】
図8は、入力画面の一例を示す図である。
図8を参照して、制御部30は、表示部31に、入力画面として、説明書のURLから説明書をダウンロードするためのダウンロードリンク82が作成されているWebページ80を表示させている。ユーザーは、ダウンロードリンク82をタッチしたものとする。
【0059】
制御部30は、タッチパネル32を介して、ダウンロードリンク82に対するタッチ操作を検知すると、通信部34を介して、ダウンロードリンク82のリンク先のURLに保存されている説明書の送信要求を、Webサーバー4に送信する。
【0060】
Webサーバー4は、説明書の送信要求を受信すると、ダウンロードリンク82のリンク先のURLに保存されている説明書を読出し、読出された説明書を携帯端末装置3に送信する。制御部30は、通信部34を介して、Webサーバー4から送信されてくる説明書を受信すると、受信された説明書を記憶部33に記憶させるとともに、表示部31に、受信された説明書における第1頁目の画像を表示させる。
【0061】
(2)コピー画面が表示されている場合
ユーザーは、ホーム画面70のキー72をタッチしたものとする。
図5を参照して、タッチパネル16Bによってキー72に対するタッチ操作が検知されると、制御部10は、選択指示を受付けていると判定し(ステップS13にてYES)、説明書のURLをHDD17から読出すとともに、選択指示によって示されている機能の設定画面に対応している頁番号をHDD17に記憶されている第1の頁番号情報40から読出す(ステップS14)。この場合、制御部10は、説明書のURLと、コピー画面に対応付けられている「100」という頁番号とを、HDD17から読出す。
【0062】
ステップS14の処理後、制御部10は、HDD17に記憶されている二次元コード生成プログラムを用いて、読出された説明書のURLと頁番号とを示す二次元コードを生成する(ステップS15)。ステップS15の処理後、制御部10は、表示部15に、選択指示によって示されている機能の設定画面とともに、生成された二次元コードを表示させる(ステップS16)。この場合、制御部10は、表示部15に、コピー画面と、生成された二次元コードとを表示させる。
【0063】
図9は、二次元コードとともに表示されているコピー画面の一例を示す図である。
図9を参照して、制御部10は、コピー画面90に、ソフトキーとして、印刷濃度を調整するための設定項目キー92、複数枚の原稿を1枚に集約するための設定項目キー94、及び、コピー画面90の表示を終了するための終了指示を入力するための終了キー96等を表示させている。
【0064】
制御部10はまた、表示部15に、コピー画面90に重ねて、ステップS15の処理において生成された二次元コード98を表示させている。ステップS16の処理後、制御部10は、終了キー96がタッチされるまで待機している。このとき、制御部10は、終了指示を受付けていないと判定する処理を繰返している(ステップS17にてNO)。
【0065】
ユーザーは、コピー画面90及び二次元コード98を確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、上記と同様にして、ステップS20の処理を実行する。
【0066】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを二次元コード98に向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、撮像部35に、表示部15に表示されている二次元コード98を撮像させて、二次元コード98を示す画像データを生成させる(ステップS21)。
【0067】
ステップS21の処理後、制御部30は、生成された画像データによって示されている二次元コード98の画像を解析して、説明書のURL及び頁番号を取得する(ステップS22)。ステップS22の処理後、制御部30は、二次元コード98から頁番号が取得されているか否かを判定する(ステップS23)。
【0068】
この場合、二次元コード98から「100」という頁番号が取得されているので、制御部30は、頁番号が取得されていると判定し(ステップS23にてYES)、通信部34を介して、取得されたURLと、説明書の送信要求とを、Webサーバー4に送信する(ステップS27)。ステップS27の処理後、制御部30は、通信部34を介して説明書を受信するまで待機している。このとき、制御部30は、説明書を受信していないと判定する処理を繰返している(ステップS28にてNO)。
【0069】
Webサーバー4は、説明書の送信要求等を受信すると、受信されたURLに保存されている説明書を読出し、読出された説明書を携帯端末装置3に送信する。制御部30は、通信部34を介して、Webサーバー4から送信されてくる説明書を受信すると(ステップS28にてYES)、表示部31に、受信された説明書における、ステップS22の処理において取得された頁番号に対応する頁の画像を表示させる(ステップS29)。ステップS29の処理後、制御部30は、説明書表示処理を終了する。
【0070】
図10は、説明書の表示例を示す図である。
図10を参照して、制御部30は、表示部31に、受信された説明書における「100」頁目の画像102を表示させている。ユーザーは、表示部31に表示されている画像102等を確認して、画像形成装置2の操作部16を介して、コピー機能の各設定項目についての設定を入力する。
【0071】
設定の入力後、ユーザーは、プラテンガラス7に原稿を載置して、スタートキー16Aを押下したものとする。スタートキー16Aの押下を検知すると、制御部10は、画像読取部11に、プラテンガラス7に載置されている原稿を読取らせて画像データを生成させるとともに、画像形成部12等に、生成された画像データに基づく画像を記録紙Pに形成させる。
【0072】
画像形成後、ユーザーは、コピー画面90の終了キー96をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して、終了キー96に対するタッチ操作を検知すると、終了指示を受付けていると判定し(ステップS17にてYES)、ステップS10の処理に戻る。
【0073】
(3)送信画面が表示されている場合
ユーザーは、ホーム画面70のキー74をタッチしたものとする。
図5を参照して、タッチパネル16Bによってキー74に対するタッチ操作が検知されると、制御部10は、選択指示を受付けていると判定し(ステップS13にてYES)、上記と同様にして、ステップS14の処理を実行する。この場合、ステップS14において、制御部10は、説明書のURLと、送信画面に対応付けられている「200」という頁番号とを、HDD17から読出す。
【0074】
ステップS14の処理後、制御部10は、上記と同様にして、ステップS15の処理及びステップS16の処理を実行する。この場合、ステップS16において、制御部10は、表示部15に、送信画面と、生成された二次元コードとを表示させる。
【0075】
図11は、二次元コードとともに表示されている送信画面の一例を示す図である。
図11を参照して、制御部10は、送信画面110に、ソフトキーとして、原稿の読込みサイズを設定するための設定項目キー112、送信する画像のサイズを選択するための設定項目キー114、及び、送信画面110の表示を終了するための終了指示を入力するための終了キー116等を表示させている。
【0076】
制御部10はまた、表示部15に、送信画面110に重ねて、ステップS15の処理において生成された二次元コード118を表示させている。ステップS16の処理後、制御部10は、上記と同様にして、ステップS17の処理を実行している。
【0077】
ユーザーは、送信画面110を確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、上記と同様にして、ステップS20の処理を実行する。
【0078】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを二次元コード118に向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、上記と同様にして、ステップS21の処理及びステップS22の処理を実行する。この場合、ステップS22において、制御部30は、二次元コード118から、説明書のURL及び「200」という頁番号を取得する。
【0079】
ステップS22の処理後、制御部30は、頁番号が取得されていると判定し(ステップS23にてYES)、上記と同様にして、ステップS27からステップS29までの処理を実行する。ステップS29の処理後、制御部30は、説明書表示処理を終了する。
【0080】
図12は、説明書の他の表示例を示す図である。
図12を参照して、制御部30は、表示部31に、受信された説明書における「200」頁目の画像120を表示させている。ユーザーは、表示部31に表示されている画像120等を確認して、画像形成装置2の操作部16を介して、送信機能の各設定項目についての設定を入力する。
【0081】
設定の入力後、ユーザーは、プラテンガラス7に原稿を載置して、スタートキー16Aを押下したものとする。スタートキー16Aの押下を検知すると、制御部10は、画像読取部11にプラテンガラス7に載置されている原稿を読取らせて画像データを生成させ、通信部21を介して、生成された画像データを設定されている送信先に送信する。
【0082】
画像データの送信後、ユーザーは、終了キー116をタッチしたものとする。制御部10は、タッチパネル16Bを介して、終了キー116に対するタッチ操作を検知すると、終了指示を受付けていると判定し(ステップS17にてYES)、ステップS10の処理に戻る。
【0083】
上記実施形態によれば、画像形成装置2の制御部10は、表示部15にコピー画面90又は送信画面110を表示させる場合に、説明書のURLと、コピー画面90又は送信画面110に対応している頁番号とを示す二次元コード98又は二次元コード118を生成し、生成された二次元コード98又は二次元コード118をコピー画面90又は送信画面110とともに表示部15に表示させる。
【0084】
携帯端末装置3の制御部30は、撮像部35に、二次元コード98又は二次元コード118を撮像させて二次元コード98又は二次元コード118を取得し、取得された二次元コード98又は二次元コード118によって示されているURLに記憶されている説明書を、通信部34を介してWebサーバー4から受信し、受信された説明書における、取得された二次元コード98又は二次元コード118によって示されている頁番号に対応する頁の画像102又は画像120を表示部31に表示させる。
【0085】
このように、画像形成装置2の表示部15にコピー画面90又は送信画面110が表示されている場合、携帯端末装置3の表示部31には、説明書におけるコピー画面90又は送信画面110に対応する頁の画像102又は画像120が表示される。したがって、説明書の全ての頁の中から、コピー画面90又は送信画面110に対応している頁の画像を探し出して表示部31に表示させるというユーザーの手間を省くことができる。
【0086】
また上記実施形態によれば、制御部10は、表示部15にホーム画面70を表示させる場合に、説明書のURLのみを示す二次元コード76を生成し、生成された二次元コード76をホーム画面70とともに表示部15に表示させる。制御部30は、撮像部35によって撮像された二次元コード76の画像を取得し、取得された画像が示す二次元コード76によって示されているURLへのダウンロードリンク82が作成されているWebページ80を、通信部34を介してWebサーバー4から受信し、受信されたWebページ80を表示部31に表示させる。
【0087】
これによって、表示部15にホーム画面70が表示されている場合、すなわち、ユーザーが使用する機能を選択していない場合には、ユーザーは、必要に応じて、Webページ80から説明書を取得できるようになる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。
【0088】
(第1の変形例)
以下、本発明の第1の変形例に係る表示システム1について説明する。第1の変形例に係る表示システム1の構成は、画像形成装置2のHDD17に、後述する第2制御プログラム、第2の頁番号情報、及び履歴情報がさらに記憶されている点を除き、上記実施形態に係る表示システム1の構成と同じである。以下、上記実施形態と異なる点について説明する。
【0089】
[画像形成装置2の構成]
HDD17は、各種制御プログラムの1つとして、上記した第1の二次元コード表示処理を実行するための第1制御プログラムに代えて、本発明の第1の変形例に係る第2の二次元コード表示処理を実行するための第2制御プログラムを記憶している。
【0090】
HDD17は、第1の頁番号情報40とともに、画像形成装置2によって実行可能な各機能について、設定項目に対応している説明書の頁番号を、設定項目ごとに第2の頁番号情報として記憶している。ここでは、HDD17は、第2の頁番号情報として、説明書において、設定項目についての設定を行なうための操作に関する説明が記載されている部分の最初の頁番号を、設定項目ごとに記憶しているものとする。
【0091】
図13は、第2の頁番号情報の一例を示す図である。
図13を参照して、この場合、HDD17は、第2の頁番号情報130として、説明書において、コピー機能についての「集約」という設定項目の説明が記載されている部分の最初の頁番号である「113」という値を、「集約」という設定項目に対応付けて記憶している。HDD17はまた、第2の頁番号情報130として、説明書において、送信機能についての「送信サイズ」という設定項目の説明が記載されている部分の最初の頁番号である「212」という値を、「送信サイズ」という設定項目に対応付けて記憶している。
【0092】
HDD17は、各機能について、設定項目ごとの操作回数を履歴情報として記憶している。ここでは、制御部10は、タッチパネル16Bを介して検知された各設定項目キーに対するタッチ操作の回数を操作回数として設定項目キーごとに計数し、計数結果を履歴情報としてHDD17に記憶させる。
【0093】
図14は、履歴情報の一例を示す図である。
図14を参照して、この場合、HDD17は、履歴情報140として、コピー画面90の設定項目キー94に対するタッチ操作の回数を示す「300」という値を、「集約」という設定項目に対応付けて記憶している。HDD17はまた、履歴情報140として、送信画面110の設定項目キー114に対するタッチ操作の回数を示す「230」という値を、「送信サイズ」という設定項目に対応付けて記憶している。
【0094】
[動作]
図15は、第2の二次元コード表示処理を示すフローチャートである。以下、
図15及び
図6等を参照して、第1の変形例に係る表示システム1の動作について説明する。なお、第2の二次元コード表示処理において、ステップS30からステップS33までの処理、及びステップS39の処理は、上記した第1の二次元コード表示処理におけるステップS10からステップS13までの処理、及びステップS17の処理と同じである。以下、第1の変形例に係る表示システム1の動作において、上記実施形態と同様の動作については、繰返して説明しない。
【0095】
(1)コピー画面が表示されている場合
ユーザーは、ホーム画面70のキー72をタッチしたものとする。
図15を参照して、タッチパネル16Bによってキー72に対するタッチ操作が検知されると、制御部10は、選択指示を受付けていると判定し(ステップS33にてYES)、HDD17に履歴情報140が記憶されているか否かを判定する(ステップS34)。
【0096】
この場合、制御部10は、HDD17に履歴情報140が記憶されていると判定し(ステップS34にてYES)、履歴情報140によって、選択指示によって示されている機能について最も操作回数の多い設定項目として示されている設定項目を読出す(ステップS35)。この場合、制御部10は、コピー機能について、最も多い操作回数である「300」という値が対応付けて記憶されている「集約」という設定項目を履歴情報140から読出す。
【0097】
ステップS35の処理後、制御部10は、説明書のURLをHDD17から読出すとともに、ステップS35において読出された設定項目に対応している頁番号をHDD17に記憶されている第2の頁番号情報130から読出す(ステップS36)。この場合、制御部10は、説明書のURLと、「集約」という設定項目に対応付けられている「113」という頁番号とを、HDD17から読出す。
【0098】
ステップS36の処理後、制御部10は、HDD17に記憶されている二次元コード生成プログラムを用いて、読出された説明書のURLと頁番号とを示す二次元コードを生成する(ステップS37)。ステップS37の処理後、制御部10は、表示部15に、選択指示によって示されている機能の設定画面とともに、生成された二次元コードを表示させる(ステップS38)。この場合、制御部10は、表示部15に、コピー画面90と、生成された二次元コードとを表示させる。
【0099】
ユーザーは、コピー画面90及び二次元コードを確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、上記実施形態と同様にして、ステップS20の処理を実行する。
【0100】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを、コピー画面90とともに表示されている二次元コードに向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、上記実施形態と同様にして、ステップS21からステップS23までの処理、及び、ステップS27からステップS29までの処理を実行する。
【0101】
図16は、説明書の他の表示例を示す図である。
図16を参照して、制御部30は、表示部31に、受信された説明書における「113」頁目の画像160を表示させている。ユーザーは、表示部31に表示されている画像160等を確認して、画像形成装置2の操作部16を介して、「集約」という設定項目についての設定を入力する。
【0102】
なお、制御部10は、HDD17に履歴情報140が記憶されていないと判定した場合(ステップS34にてNO)、上記した第1の二次元コード表示処理におけるステップS14からステップS16までの処理と同様にして、ステップS40、ステップS37、及びステップS38の処理を実行する。
【0103】
(2)送信画面が表示されている場合
ユーザーは、ホーム画面70のキー74をタッチしたものとする。
図15を参照して、タッチパネル16Bによってキー74に対するタッチ操作が検知されると、制御部10は、上記と同様にして、選択指示を受付けていると判定するとともに(ステップS33にてYES)、HDD17に履歴情報140が記憶されていると判定して(ステップS34にてYES)、ステップS35の処理及びステップS36の処理を実行する。
【0104】
この場合、制御部10は、ステップS35において、送信機能についての複数の設定項目のうち、最も多い操作回数である「230」という値が対応付けて記憶されている「送信サイズ」という設定項目を履歴情報140から読出す。制御部10は、ステップS36において、説明書のURLと、「送信サイズ」という設定項目に対応付けられている「212」という頁番号とを、HDD17から読出す。
【0105】
ステップS36の処理後、制御部10は、上記と同様にして、ステップS37の処理及びステップS38の処理を実行する。この場合、制御部10は、ステップS38において、表示部15に、送信画面110と、ステップS37において生成された二次元コードとを表示させる。
【0106】
ユーザーは、送信画面110及び二次元コードを確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、上記実施形態と同様にして、ステップS20の処理を実行する。
【0107】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを、送信画面110とともに表示されている二次元コードに向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、上記実施形態と同様にして、ステップS21からステップS23までの処理、及び、ステップS27からステップS29までの処理を実行する。
【0108】
図17は、説明書の他の表示例を示す図である。
図17を参照して、制御部30は、表示部31に、受信された説明書における「212」頁目の画像170を表示させている。ユーザーは、表示部31に表示されている画像170等を確認して、画像形成装置2の操作部16を介して、「送信サイズ」という設定項目についての設定を入力する。
【0109】
上記第1の変形例によれば、制御部10は、表示部15に、コピー画面90又は送信画面110を表示させる場合であって、かつ、HDD17に履歴情報140が記憶されている場合には、説明書のURLと、履歴情報140によって、コピー機能又は送信機能について操作回数の最も多い設定項目として示されている設定項目に対応している頁番号とを示す二次元コードを生成し、生成された二次元コードをコピー画面90又は送信画面110とともに表示部15に表示させる。
【0110】
また、表示部15に、コピー画面90又は送信画面110を表示させる場合であって、かつ、HDD17に履歴情報140が記憶されていない場合には、説明書のURLと、コピー画面90又は送信画面110に対応している頁番号とを示す二次元コード98又は二次元コード118を生成し、生成された二次元コード98又は二次元コード118をコピー画面90又は送信画面110とともに表示部15に表示させる。
【0111】
これによって、画像形成装置2の表示部15にコピー画面90又は送信画面110が表示されている場合であって、HDD19に履歴情報140が記憶されている場合には、携帯端末装置の表示部31に、説明書において、コピー画面90又は送信画面110に対応する機能について、ユーザーによって使用される可能性が最も高い設定項目に関する頁の画像が表示されるようになる。したがって、説明書の全ての頁の中から、頻繁に使用している設定項目に対応している頁の画像を探し出して表示部31に表示させるというユーザーの手間を省くことができる。そのため、ユーザーの利便性がより一層向上する。
【0112】
(第2の変形例)
以下、本発明の第2の変形例に係る表示システム1について説明する。第2の変形例に係る表示システム1の構成は、画像形成装置2のHDD17に、後述する第3制御プログラム、第3の頁番号情報、及びエラー情報がさらに記憶されている点を除き、上記実施形態に係る表示システム1の構成と同じである。以下、上記実施形態と異なる点について説明する。
【0113】
[画像形成装置2の構成]
HDD17は、各種制御プログラムの1つとして、上記した第1の二次元コード表示処理を実行するための第1制御プログラムに代えて、本発明の第2の変形例に係る第3の二次元コード表示処理を実行するための第3制御プログラムを記憶している。
【0114】
HDD17は、上記した第1の頁番号情報40とともに、画像形成装置2において発生する可能性のあるエラーに対応している説明書の頁番号を、エラーごとに第3の頁番号情報として記憶している。ここでは、HDD17は、第3の頁番号情報として、説明書において、エラーを解除するための操作に関する説明が記載されている部分の最初の頁番号を、エラーごとに記憶しているものとする。
【0115】
図18は、第3の頁番号情報の一例を示す図である。
図18を参照して、この場合、HDD17は、第3の頁番号情報180として、説明書において「用紙残量なし」というエラーを解除するための説明が記載されている部分の最初の頁番号である「312」という値を、「用紙残量なし」というエラーに対応付けて記憶している。HDD17はまた、第3の頁番号情報180として、説明書において「紙詰まり」というエラーを解除するための説明が記載されている部分の最初の頁番号である「320」という値を、「紙詰まり」というエラーに対応付けて記憶している。
【0116】
HDD17は、画像形成装置2において発生しているエラーを示すエラー情報を記憶している。制御部10は、例えば、給紙部14の給紙カセットに収容されている用紙がなくなると、エラー情報として、「用紙残量なし」というエラーを、HDD17に記憶させる。制御部10は、エラー情報によって示されているエラーが解除されると、解除されたエラーに対応しているエラー情報をHD17から消去する。
【0117】
[動作]
図19は、第3の二次元コード表示処理を示すフローチャートである。以下、
図19及び
図6等を参照して、第2の変形例に係る表示システム1の動作について説明する。なお、第3の二次元コード表示処理において、ステップS55の処理及びステップS60の処理は、上記した第1の二次元コード表示処理におけるステップS13の処理及びステップS17の処理と同じである。以下、第2の変形例に係る表示システム1の動作において、上記実施形態と同様の動作については、繰返して説明しない。
【0118】
(1)ホーム画面が表示されている場合
図19を参照して、画像形成装置2の電源が投入されると、制御部10は、第3の二次元コード表示処理の実行を開始して、HDD17にエラー情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS50)。このとき、画像形成装置2は、搬送路T内にて記録紙Pの紙詰まりが発生している状態であるものとする。制御部10は、HDD17に、「紙詰まり」というエラーを示すエラー情報を記憶させている。
【0119】
この場合、制御部10は、HDD17にエラー情報が記憶されていると判定し(ステップS50にてYES)、説明書のURLをHDD17から読出すとともに、エラー情報によって示されているエラーに対応している頁番号をHDD17に記憶されている第3の頁番号情報180から読出す(ステップS51)。この場合、制御部10は、説明書のURLと、「紙詰まり」というエラーに対応付けられている「320」という頁番号とを、HDD17から読出す。
【0120】
ステップS51の処理後、制御部10は、HDD17に記憶されている二次元コード生成プログラムを用いて、読出された説明書のURLと、頁番号とを示す二次元コードを生成する(ステップS52)。ステップS52の処理後、制御部10は、表示部15に、ホーム画面70とともに、生成された二次元コードを表示させる(ステップS53)。
【0121】
ユーザーは、ホーム画面70及び二次元コードを確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、上記実施形態と同様にして、ステップS20の処理を実行する。
【0122】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを、ホーム画面70とともに表示されている二次元コードに向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、上記実施形態と同様にして、ステップS21からステップS23までの処理、及び、ステップS27からステップS29までの処理を実行する。
【0123】
図20は、説明書の他の表示例を示す図である。
図20を参照して、制御部30は、表示部31に、受信された説明書における「320」頁目の画像202を表示させている。ユーザーは、表示部31に表示されている画像202を確認して、「紙詰まり」というエラーを解除するための操作を行なう。
【0124】
なお、制御部10は、HDD17にエラー情報が記憶されていないと判定した場合(ステップS50にてNO)、上記した第1の二次元コード表示処理におけるステップS10からステップS12までの処理と同様にして、ステップS54、ステップS52、及びステップS53の処理を実行する。
【0125】
(1)コピー画面が表示されている場合
ユーザーは、ホーム画面70のキー72をタッチしたものとする。
図19を参照して、タッチパネル16Bによってキー72に対するタッチ操作が検知されると、制御部10は、選択指示を受付けていると判定し(ステップS55にてYES)、HDD17にエラー情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS56)。
【0126】
このとき、画像形成装置2は、給紙部14の給紙カセットに収容されている用紙がなくなっている状態であるものとする。制御部10は、HDD17に、「用紙残量なし」というエラーを示すエラー情報を記憶させている。この場合、制御部10は、HDD17にエラー情報が記憶されていると判定し(ステップS56にてYES)、説明書のURLをHDD17から読出すとともに、エラー情報によって示されているエラーに対応している頁番号をHDD17に記憶されている第3の頁番号情報180から読出す(ステップS57)。この場合、制御部10は、説明書のURLと、「用紙残量なし」という設定項目に対応付けられている「312」という頁番号とを、HDD17から読出す。
【0127】
ステップS57の処理後、制御部10は、HDD17に記憶されている二次元コード生成プログラムを用いて、読出された説明書のURLと、頁番号とを示す二次元コードを生成する(ステップS58)。ステップS58の処理後、制御部10は、表示部15に、選択指示によって示されている機能の設定画面とともに、生成された二次元コードを表示させる(ステップS59)。この場合、制御部10は、表示部15に、コピー画面90と、生成された二次元コードとを表示させる。
【0128】
ユーザーは、コピー画面90及び二次元コードを確認して、携帯端末装置3のタッチパネル32を介して、実行指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、タッチパネル32を介して実行指示を受付けると、上記実施形態と同様にして、ステップS20の処理を実行する。
【0129】
ユーザーは、携帯端末装置3のレンズを、コピー画面90とともに表示されている二次元コードに向けて、タッチパネル32を介して撮像指示を入力したものとする。
図6を参照して、制御部30は、撮像指示を受付けていると判定すると(ステップS20にてYES)、上記実施形態と同様にして、ステップS21からステップS23までの処理、及び、ステップS27からステップS29までの処理を実行する。
【0130】
図21は、説明書の他の表示例を示す図である。
図21を参照して、制御部30は、表示部31に、受信された説明書における「312」頁目の画像210を表示させている。ユーザーは、表示部31に表示されている画像210を確認して、「用紙残量なし」というエラーを解除するための操作を行なう。
【0131】
なお、制御部10は、HDD17にエラー情報が記憶されていないと判定した場合(ステップS56にてNO)、上記した第1の二次元コード表示処理におけるステップS14からステップS16までの処理と同様にして、ステップS61、ステップS58、及びステップS59の処理を実行する。
【0132】
また、ユーザーによってホーム画面70のキー74がタッチされた場合には、上記と同様にしてステップS55からステップS59までの処理が実行され、制御部10は、表示部15に、送信画面110と、生成された二次元コードとを表示させる。
【0133】
上記第2の変形例によれば、制御部10は、表示部15に、ホーム画面70又はコピー画面90を表示させる場合であって、かつ、HDD17にエラー情報が記憶されている場合には、説明書のURLと、エラー情報によって示されているエラーに対応している頁番号とを示す二次元コードを生成し、生成された二次元コードをホーム画面70又はコピー画面90とともに表示部15に表示させる。
【0134】
また、制御部10は、表示部15に、コピー画面90を表示させる場合であって、かつ、HDD17にエラー情報が記憶されていない場合には、説明書のURLと、コピー画面90に対応している頁番号とを示す二次元コード98を生成し、生成された二次元コード98をコピー画面90とともに表示部15に表示させる。
【0135】
これによって、画像形成装置2においてエラーが発生している場合には、携帯端末装置の表示部31に、説明書において、現在発生しているエラーに対応している頁の画像が、表示されるようになる。したがって、説明書の全ての頁の中から、エラーに対応している頁の画像を探し出して表示部31に表示させるというユーザーの手間を省くことができる。そのため、ユーザーの利便性がより一層向上する。
【0136】
(その他の変形例)
画像形成装置2の制御部10は、上記実施形態では第1の二次元コード表示処理を実行し、第1の変形例では第2の二次元コード表示処理を実行し、第2の変形例では第3の二次元コード表示処理を実行したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。
【0137】
例えば、制御部10が、第1の二次元コード表示処理又は第2の二次元コード表示処理を選択的に実行可能に構成されていてもよい。この場合、HDD17は、第1制御プログラム及び第2制御プログラムとともに、第1の頁番号情報40、第2の頁番号情報130、及び、履歴情報140を記憶している。制御部10は、操作部16を介して、設定画面に応じた説明書の頁を表示させるための処理(第1処理)よりも操作履歴に応じた説明書の頁を表示するための処理(第2処理)を優先して実行するための第1指示を受付けている場合には、第2の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。制御部10は、操作部16を介して第1指示を受付けていない場合には、第1の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。
【0138】
また、制御部10が、第1の二次元コード表示処理又は第3の二次元コード表示処理を選択的に実行可能に構成されていてもよい。この場合、HDD17は、第1制御プログラム及び第3制御プログラムとともに、第1の頁番号情報40、第3の頁番号情報180、及び、エラー情報を記憶している。制御部10は、操作部16を介して、エラーに応じた説明書の頁を表示するための処理(第3処理)を優先して実行するための第2指示を受付けている場合には、第3の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。制御部10は、操作部16を介して第2指示を受付けていない場合には、第1の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。
【0139】
また、制御部10が、第1の二次元コード表示処理、第2の二次元コード表示処理、又は第3の二次元コード表示処理を選択的に実行可能に構成されていてもよい。この場合、HDD17は、第1制御プログラム、第2制御プログラム、及び第3制御プログラムとともに、第1の頁番号情報40、第2の頁番号情報130、第3の頁番号情報180、履歴情報140、及びエラー情報を記憶している。
【0140】
この場合、例えば、ユーザーにより、操作部16を介した入力によって、優先させるべき処理を選択するための選択画面を表示するための指示が入力されると、制御部10は、表示部15に、選択画面を表示させる。
図22は、選択画面の一例を示す図である。
図22を参照して、制御部10は、選択画面220に、常にWebページ80を表示するための処理(第4処理)を選択するためのボックス221と、第1処理を選択するためのボックス222と、第2処理を選択するためのボックス223と、第3処理を選択するためのボックス224と、優先させるべき処理を確定するためのソフトキー225と、を表示させている。
【0141】
ユーザーによって、ボックス222のみがチェックされ、かつ、キー225がタッチされていることを、タッチパネル16Bを介して検知すると、制御部10は、第1処理を優先して実行するための第3指示を受付けていると判定し、第1の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。
【0142】
ユーザーによって、ボックス222及びボックス223のみがチェックされ、かつ、キー225がタッチされていることを、タッチパネル16Bを介して検知すると、制御部10は、第1指示を受付けていると判定し、第2の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。
【0143】
ユーザーによって、ボックス222及びボックス224のみがチェックされ、かつ、キー225がタッチされていることを、タッチパネル16Bを介して検知すると、制御部10は、第2指示を受付けていると判定し、第3の二次元コード表示処理を実行するための設定を行なう。
【0144】
なお、ユーザーによって、ボックス221のみがチェックされ、かつ、キー225がタッチされていることを、タッチパネル16Bを介して検知すると、制御部10は、ホーム画面70、コピー画面90、及び送信画面110等のいずれの操作画面を表示する場合においても、説明書のURLのみを示す二次元コードを生成して、生成された二次元コードを操作画面とともに表示させるための上記第4処理を行なうための設定を行なう。
【0145】
これによって、ユーザーは、所望の二次元コード表示処理を選択して画像形成装置2に実行させることができるようになるので、ユーザーの利便性がさらに向上する。
【0146】
また上記実施形態、第1の変形例、及び第2の変形例では、画像形成装置2の制御部10は、表示部15にホーム画面70を表示させる場合に、説明書のURLのみを示す二次元コードを生成したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、HDD17は、ホーム画面70に対応している説明書の頁番号を、第1の頁番号情報として予め記憶しており、制御部10は、表示部15にホーム画面70を表示させる場合に、説明書のURLと、ホーム画面70に対応している説明書の頁番号とを示す二次元コードを生成する構成であってもよい。
【0147】
また上記第2の変形例では、HDD17には、1つのエラー情報のみが記憶されていたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、HDD17には、複数のエラー情報が記憶されていてもよい。この場合、HDD17は、エラー情報ごとに優先順位を記憶しているものとする。制御部10は、二次元コードを生成する際に、説明書のURLと、HDD17に記憶されている複数のエラー情報のうち、優先順位の最も高いエラー情報によって示されているエラーに対応している説明書の頁番号とを示す二次元コードを生成する。
【0148】
また上記実施形態では、コードの一例として二次元コードを示したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。コードとしては、説明書のURL及び頁番号情報を示すことが可能なものであれば特に限定されず、例えば、バーコード等の一次元コードであってもよい。
【0149】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、電子機器として、カラー複合機を用いているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機、コピー機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置が用いられてもよいし、PCが用いられてもよい。
【0150】
また、
図1乃至
図22を用いて示した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0151】
1 表示システム
2 画像形成装置
3 携帯端末装置
4 Webサーバー
10,30 制御部
15,31 表示部
16 操作部
17 HDD
34 通信部
35 撮像部