(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-25
(45)【発行日】2025-04-02
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20250326BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20250326BHJP
【FI】
G06F1/16 312V
G06F1/16 312D
H05K5/02 B
(21)【出願番号】P 2023550491
(86)(22)【出願日】2022-09-02
(86)【国際出願番号】 JP2022033086
(87)【国際公開番号】W WO2023053844
(87)【国際公開日】2023-04-06
【審査請求日】2024-03-13
(31)【優先権主張番号】P 2021160789
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】船井 慎二
(72)【発明者】
【氏名】松井 孝宏
(72)【発明者】
【氏名】望月 洋暢
(72)【発明者】
【氏名】太田 直登
【審査官】佐藤 実
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-073213(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0009934(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイと、
前記ディスプレイを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は台座を有しており、
前記台座は、上面に、第1入力デバイス
に設けられた複数の突出部をそれぞれ受け入れることで当該第1入力デバイスを位置決めする
複数の位置決め部を有している、表示装置。
【請求項2】
請求項
1に記載の表示装置において、
前記ディスプレイを制御する制御部と、
前記制御部を収容する筐体と、
を備え、
前記ディスプレイの裏面の少なくとも一部は前記筐体の側面に面しており、
前記筐体の上面は、前記ディスプレイの厚さ方向に傾斜する傾斜部を有しており、
前記上面のうち前記傾斜部が占める割合は50%以上である、表示装置。
【請求項3】
請求項
1に記載の表示装置において、
前記ディスプレイを制御する制御部と、
前記制御部を収容する筐体と、
を備え、
前記筐体の側面は、第2入力デバイスを保持するための凹部を有する表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータは、表示装置及び入力装置などの他の装置と共に使用されることが多い。このため、コンピュータの周辺には、様々な装置が配置される。特許文献1には、ディスプレイと一体になったコンピュータにおいて、スタンド部に凹部を設け、この凹部内にキーボードを収容することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているように、ディスプレイの台座にキーボードなどの入力デバイスを載置可能にすると、コンピュータの周辺を整理しやすくなる。本発明者は、ディスプレイの台座の上において入力デバイスの位置が定まりやすくなると、台座の上に入力デバイスを載置しやすくなると考えた。
【0005】
本発明の目的の一例は、ディスプレイの台座の上において入力デバイスの位置を定まりやすくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、
ディスプレイと、
前記ディスプレイを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は台座を有しており、
前記台座は、上面に、第1入力デバイスを位置決めする位置決め部を有している、表示装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、ディスプレイの台座の上において入力デバイスの位置は定まりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係る表示装置の正面図である。
【
図5】第2実施形態に係る表示装置の主要部の構成を示す側面図である。
【
図7】第3実施形態に係る表示装置の主要部の構成を示す側面図である。
【
図10】表示装置の利用者が第1入力デバイスを使用するときの第1入力デバイスの配置を示す図である。
【
図11】第4実施形態に係る表示装置の主要部の構成を示す側面図である。
【
図13】第5実施形態に係る表示装置の側面図である。
【
図14】第6実施形態に係る表示装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る表示装置10の正面図であり、
図2は表示装置10の背面図であり、
図3は表示装置10の側面図である。また、
図4は表示装置10の斜視図である。
図4において、ディスプレイ110は上を向いている。
【0011】
図1~
図4に示すように、表示装置10は、ディスプレイ110及び筐体120を有している。筐体120の内部には、制御部が設けられている。制御部は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリを有しており、様々な演算処理及び制御処理を行う。この制御処理の一例は、ディスプレイ110の制御である。
図1~
図4に示すように、ディスプレイ110は筐体120の側面に取り付けられている。
【0012】
筐体120は、例えば、デスクトップ型のコンピュータの筐体である。そして筐体120の内部には、コンピュータを構成する各種の電子部品、例えばCPU、メモリ、及びストレージデバイスなどが収容されている。このコンピュータの一例は、店舗において商品を管理するストアコンピュータであるが、他の用途で使用される端末、例えばPOS(Point Of Sales)端末又は個人向け端末であってもよい。
【0013】
ディスプレイ110は筐体120に取り付けられている。
図1~
図4に示す例において、ディスプレイ110の裏面は、筐体120のうち最も広い面121に対向するように、筐体120の表面に取り付けられている。ディスプレイ110の縦方向の長さは、面121の高さよりも少し小さい程度である。また、ディスプレイ110の横幅は、面121の横幅より大きくてもよいが、小さくてもよい。本図に示す例において、ディスプレイ110は、筐体120に対して、移動可能に取り付けられている。
【0014】
詳細には、
図3及び
図4に示すように、ディスプレイ110は、接続部150を介して筐体120の面121に取り付けられている。より詳細には、接続部150は、第1部材152及び第2部材154を有している。第1部材152は筐体120の面121に固定されており、第2部材154はディスプレイ110の背面に固定されている。そして第1部材152及び第2部材154は、ヒンジ部156を介して互いに繋がっている。
【0015】
ヒンジ部156はディスプレイ110の上辺に沿って設けられている。また、ヒンジ部156は、面121の上辺にも沿っている。このため、ディスプレイ110は、当該ディスプレイ110の上辺を回転中心として、筐体120に対して回転可能になっている。なお、ヒンジ部156は、ディスプレイ110の他の辺、例えば横の辺に沿って設けられていてもよい。
【0016】
ヒンジ部156は、ロック機構を有していてもよい。このロック機構は、ヒンジ部156を所定の角度(又は所望の角度)で固定する。ロック機構を設けることにより、ディスプレイ110の角度を所定の角度、又はユーザが所望する任意の角度で固定することができる。一例として、ヒンジ部156は、ディスプレイ110を回転させる必要がない場合、例えば筐体120の内部のメンテナンス等が必要でない場合、ロック機構により固定されている。また、ディスプレイ110を回転させる必要がある場合、例えば筐体120の内部のメンテナンス等が必要である場合、ヒンジ部156のロック機構は解除される。この場合、ディスプレイ110は回転可能になる。なお、ディスプレイ110が所定の角度で固定される場合、この所定の角度は、例えばディスプレイ110が垂直になった状態の角度、及びディスプレイ110が上に向いた状態の角度、例えば水平以上の角度のそれぞれであるが、これらに限定されない。
【0017】
なお、ヒンジ部156がロック機構を有していない場合、ヒンジ部156は、常に回転可能になっている。
【0018】
そして、面121の少なくとも一部が取り外し可能になっている。以下、この一部を蓋部と記載する。蓋部は、接続部150の第1部材152が固定されている部分を含んでいない。そしてこの蓋部を取り外すことにより、筐体120の中に収容されている電気部品(例えば制御部を構成する部品)の交換等を行うことができる。なお、ヒンジ部156がロック機構を有している場合、ディスプレイ110を上に向けた状態で固定できるため、この作業をより容易に行える。
【0019】
また、
図1~
図4に示すように、筐体120の下面には台座140が設けられている。なお、台座140は、筐体120の下面よりも広い。このため、筐体120にディスプレイ110を取り付けても、筐体120は倒れにくい。
【0020】
また台座140の上面は、第1入力デバイス20を位置決めする位置決め部を有している。第1入力デバイス20は、筐体120内の制御部へ入力を行うデバイス、例えばキーボードやマウスである。そして位置決め部は凹部142を有している。凹部142の平面形状は第1入力デバイス20よりも大きい。凹部142の横幅は第1入力デバイス20の横幅よりも大きく、その差は例えば1cm以上3cm以下である。また、凹部142の縦幅は第1入力デバイス20の縦幅よりも大きく、その差は例えば1cm以上3cm以下である。このため、平面視において、第1入力デバイス20は凹部142に収容される。この状態において、第1入力デバイス20は、凹部142の内壁によって位置決めされる。
【0021】
これらの図に示す例において、台座140の縁は上方に突出しており、壁部141となっている。そして凹部142は、壁部141で囲まれた領域になっている。壁部141の高さは、例えば5mm以上2cm以下である。
【0022】
以上、本実施形態によれば、表示装置10の利用者は、第1入力デバイス20を使用しないとき、第1入力デバイス20を台座140の上に載置できる。また、台座140の上面は、第1入力デバイス20の位置決めを行うための凹部142を有している。従って、台座140の上において第1入力デバイス20の位置は定まりやすい。
【0023】
(第2実施形態)
図5は、本実施形態に係る表示装置10の主要部の構成を示す側面図である。本図に示す表示装置10は、第1入力デバイス20の位置決め部の構成を除いて、第1実施形態に係る表示装置10と同様である。
【0024】
本図において、第1入力デバイス20の位置決め部は凹部143を有している。凹部143は溝であり、第1入力デバイス20の下面の一部が差し込まれる大きさとなっている。
【0025】
詳細には、第1入力デバイス20の下面は突出部22を有している。突出部22は例えば当該突出部22の端部を中心に回転可能になっており、第1入力デバイス20の下面に沿う状態と、第1入力デバイス20の下面から突出した状態の双方になることができる。そして、突出部22は、第1入力デバイス20の下面から突出した状態において、凹部143に差し込まれる。
【0026】
凹部143の向きは、突出部22の向きに合わせて適宜決定される。本図に示す例において、凹部143は面121とほぼ平行である。また、ディスプレイ110の幅方向、すなわち表示装置10の利用者の左右方向において、凹部143の長さは、突出部22の位置に合わせて適宜決定される。例えば
図6の斜視図に示すように、利用者の左右方向において、凹部143は台座140の一部にのみ設けられていてもよい。また、凹部143は、利用者の左右方向において台座140の全体に設けられていてもよい。ただし、この場合において、凹部143は台座140の側面に達していなくてもよい。
【0027】
本実施形態によっても、台座140の上において第1入力デバイス20の位置は定まりやすい。
【0028】
(第3実施形態)
図7は、本実施形態に係る表示装置10の主要部の構成を示す側面図である。本図に示す表示装置10は、第1入力デバイス20の位置決め部の構成を除いて、第1実施形態に係る表示装置10と同様である。
【0029】
本図において、第1入力デバイス20の位置決め部は突出部144を有している。第1入力デバイス20は、突出部144又は筐体120の面121に接することにより、位置決めされる。
【0030】
詳細には、筐体120は台座140から上方に伸びており、ディスプレイ110を支える支柱部となっている。そして、突出部144のうち筐体120の面121側の側面と、面121と、の間隔は、第1入力デバイス20の幅より広い。そして、突出部144と面121の間に第1入力デバイス20は配置される。これにより、台座140の上において、第1入力デバイス20の位置は定まる。なお、突出部144と面121の間隔と、第1入力デバイス20のうち
図7の左右方向の長さすなわち面121と交わる方向の長さと、の差は、例えば5mm以上3cm以下である。
【0031】
ただし、突出部144の摩擦係数が台座140の上面の摩擦係数よりも高くなっている場合、突出部144と面121の間隔は、第1入力デバイス20の幅より狭くてもよい。この場合、突出部144の上面に第1入力デバイス20の下面が当接することにより、第1入力デバイス20の位置は定まる。なお、突出部144の代わりに、台座140の上面の一部に高摩擦部が設けられていてもよい。高摩擦部は、台座140の上面の他の部分よりも摩擦係数が高い領域である。高摩擦部の上面は、台座140の他の部分の上面と面一になっていてもよい。
【0032】
図8の斜視図に示すように、突出部144は、利用者の左右方向において、台座140の全体に設けられていてもよい。また、
図9の斜視図に示すように、突出部14
4は台座140の一部にのみ設けられていてもよい。
【0033】
図10は、本実施形態において表示装置10の利用者が第1入力デバイス20を使用するときの第1入力デバイス20の配置を示す図である。本図に示す例において、第1入力デバイス20は、利用者側の側面とは逆側の側面の近く、例えば当該逆側の側面から3cmの範囲内に突出部23を有している。突出部23は第2突出部の一例である。そして突出部23のうち利用者側の側面は、台座140に設けられた突出部144に接触している。突出部144は、第1突出部の一例である。一方、第1入力デバイス20の下面のうち利用者側の端部は、台座140が載置されている机に接触している。このようにすると、第1入力デバイス20は、利用者に使用される状態においても台座140によって位置決めされる。
【0034】
本実施形態によっても、台座140の上において第1入力デバイス20の位置は定まりやすい。
【0035】
(第4実施形態)
図11は、本実施形態に係る表示装置10の主要部の構成を示す側面図である。本図に示す表示装置10は、第1入力デバイス20の位置決め部の構成を除いて、第1実施形態に係る表示装置10と同様である。
【0036】
本図に示す例において、台座140は突出部145を有している。そして突出部145のうち筐体120の面121側の側面と、面121と、の間隔は、第1入力デバイス20の幅より狭い。そして、台座140の上面のうち突出部145と面121の間には、支持部146が設けられている。支持部146の下面は台座140の上面に接しており、支持部146の上面は、突出部145から面121に向かうにつれて上に行くように傾斜している。そして支持部146のうち突出部145側の端部は、突出部145の上端よりも低い。なお、突出部145は、台座140の上面のうち利用者側の縁に設けられるのが好ましい。
【0037】
第1入力デバイス20は、支持部146の上面に配置される。この状態で、第1入力デバイス20のうち突出部145側の端部は、突出部145の側面に接触する。このようにして、第1入力デバイス20は位置決めされる。
【0038】
なお、
図12の側面図に示すように、支持部146は無くてもよい。この場合、第1入力デバイス20は、斜めになった状態で、突出部145と面121の間に挟まれる。
【0039】
本実施形態によっても、台座140の上において第1入力デバイス20の位置は定まりやすい。また、突出部145が台座140の上面のうち利用者側の縁に設けられている場合、台座140の奥行を第1入力デバイス20の奥行よりも狭くできる。
【0040】
(第5実施形態)
図13は、本実施形態に係る表示装置10の側面図である。本図に示す表示装置10は、筐体120の上面の形状を除いて、第1~第4実施形態のいずれかと同様である。
【0041】
本図に示す例において、筐体120の上面は第1傾斜部122を有している。第1傾斜部122は、筐体120の厚さ方向、すなわち
図13の左右方向において、筐体120のうちディスプレイ110とは逆側の側面につながっている。さらに、第1傾斜部122は、ディスプレイ110から離れるにつれて下がる方向に傾斜している。第1傾斜部122は、筐体120の厚さ方向において、筐体120の上面の50%以上を占めている。
【0042】
また、筐体120の厚さ方向において、筐体120の上面のうち第1傾斜部122以外の部分は、第2傾斜部124となっている。第2傾斜部124は、筐体120の面121につながっている。また、第2傾斜部124は、ディスプレイ110から離れるにつれて上がる方向に傾斜している。また、平面視において、第1傾斜部122は、筐体120の上面の50%以上、好ましくは60%以上を占めている。
【0043】
なお、第1傾斜部122と第2傾斜部124の境界はなだらかになっているのが好ましい。
【0044】
筐体120の上面に第1傾斜部122を設けることにより、筐体120の上面に物、例えば飲料が入っているペットボトルを載せることはできなくなる。これにより、筐体120の上面に乗せられた物に起因して、筐体120の内部の電子部品が故障することを抑制できる。
【0045】
なお、本実施形態においても、表示装置10の台座140は、第1入力デバイス20を位置決めするための位置決め部を有している。従って、台座140の上において第1入力デバイス20の位置は定まりやすい。
【0046】
(第6実施形態)
図14は、本実施形態に係る表示装置10の斜視図である。本図に示す表示装置10は、以下の点を除いて、第1~第5実施形態のいずれかと同様である。
【0047】
まず、筐体120の側面のうち面121とは逆側の面には無線中継装置130が固定されている。無線中継装置130は、例えば無線アクセスポイント、無線LAN(Local Area Network)ルータ、無線中継器、HUB、ルータ、又はセパレータであり、例えばWiFi(登録商標)などの通信規格に従って、無線端末と通信する。ここで用いられる無線端末は、例えばスマートフォンであってもよいし、タブレット端末であってもよい。また無線端末は、無線通信機能を有している固定型の端末であってもよい。この端末の例としては、ノート型のパーソナルコンピュータ、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、ストレージ、テレビなどのディスプレイ、スマートスピーカ、音響機器、及び冷蔵庫などの家電機器がある。そして無線中継装置130は、この無線端末を、有線回線(例えばLAN回線)又は高速無線通信回線(例えばLTE(Long Term Evolution)又はローカル5G回線)に接続する。
【0048】
また筐体120の側面のうちディスプレイ110及び無線中継装置130のいずれにも対
向していない面は、凹部126を有している。凹部126は、
図15に示すように、第2入力デバイス30を保持するために設けられている。本図に示す例において、第2入力デバイス30はハンディスキャナであり、コード情報の読み取り部が他の部分より幅広になっている。そして第2入力デバイス30の読み取り部が凹部126にはめ込まれる。
【0049】
なお、表示装置10は、凹部126の代わりに、フックや磁石など、第2入力デバイス30を保持するほかの構造を有していてもよい。
【0050】
また、表示装置10は、無線中継装置130及び凹部126の一方のみを有していてもよい。
【0051】
本実施形態によっても、台座140の上において第1入力デバイス20の位置は定まりやすい。また、筐体120に第2入力デバイス30を保持させることもできる。
【0052】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
【0053】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.ディスプレイと、
前記ディスプレイを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は台座を有しており、
前記台座は、上面に、第1入力デバイスを位置決めする位置決め部を有している、表示装置。
2.上記1に記載の表示装置において、
前記位置決め部は、前記上面に設けられた凹部を有している、表示装置。
3.上記2に記載の表示装置において、
上面視において、前記凹部は前記第1入力デバイスよりも大きい表示装置。
4.上記2に記載の表示装置において、
前記第1入力デバイスは突出部を有しており、
前記凹部は、前記突出部を受け入れることにより前記第1入力デバイスを位置決めする、表示装置。
5.上記1に記載の表示装置において、
前記位置決め部は、前記台座の前記上面よりも摩擦係数が高い滑り止め部を有している、表示装置。
6.上記1に記載の表示装置において、
前記位置決め部は第1突出部を有している、表示装置。
7.上記6に記載の表示装置において、
前記支持部材は、前記台座から上方に伸びている支柱部を有しており、
前記第1突出部と前記支柱部の間に前記第1入力デバイスが配置される、表示装置。
8.上記6又は7に記載の表示装置において、
前記第1入力デバイスはキーボードであり、
前記キーボードの下面は第2突出部を有しており、
前記キーボードが使用される際、前記第1突出部の側面と前記第2突出部の側面は接触するように配置される、表示装置。
9.上記1~8のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記ディスプレイを制御する制御部と、
前記制御部を収容する筐体と、
を備え、
前記ディスプレイの裏面の少なくとも一部は前記筐体の側面に面しており、
前記筐体の上面は、前記ディスプレイの厚さ方向に傾斜する傾斜部を有しており、
前記上面のうち前記傾斜部が占める割合は50%以上である、表示装置。
10.上記1~9のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記ディスプレイを制御する制御部と、
前記制御部を収容する筐体と、
を備え、
前記筐体の側面は、第2入力デバイスを保持するための凹部を有する表示装置。
【0054】
この出願は、2021年9月30日に出願された日本出願特願2021-160789号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0055】
10 表示装置
20 第1入力デバイス
22 突出部
23 突出部(第2突出部)
30 第2入力デバイス
110 ディスプレイ
120 筐体
121 面
122 第1傾斜部
130 無線中継装置
140 台座
141 壁部
142 凹部
143 凹部
144 突出部(第1突出部)
145 突出部
146 支持部
150 接続部
152 第1部材
154 第2部材
156 ヒンジ部