IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 楽天株式会社の特許一覧

特許7657274表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム
<>
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図1
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図2
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図3
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図4
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図5
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図6
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図7
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図8
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図9
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図10
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図11
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図12
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図13
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図14
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図15
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図16
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図17
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図18
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図19
  • 特許-表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム 図20
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-27
(45)【発行日】2025-04-04
(54)【発明の名称】表示制御システム、表示制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0238 20230101AFI20250328BHJP
【FI】
G06Q30/0238
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2023169710
(22)【出願日】2023-09-29
【審査請求日】2023-09-29
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】土家 恒生
【審査官】野元 久道
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-097833(JP,A)
【文献】特開2020-154887(JP,A)
【文献】特開2018-169804(JP,A)
【文献】特開2018-045388(JP,A)
【文献】特開2019-220184(JP,A)
【文献】特開2020-149514(JP,A)
【文献】特開2020-184357(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末の表示を制御する表示制御システムであって、
複数の前記商品の各々の価格と、前記複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、当該商品の注文によって前記ユーザが獲得可能なポイント数を計算するポイント数計算部と、
前記セルフオーダー端末が取得した情報に基づいて、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザが利用する前記ポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する利用ポイントサービス特定部と、
前記セルフオーダー端末に、前記複数の商品の各々を示すメニューと、当該商品を前記ユーザが注文すると獲得可能な前記利用ポイントサービスの前記ポイント数と、を示すメニュー画面を表示させる表示制御部と、
を含む表示制御システム。
【請求項2】
前記表示制御システムは、前記ユーザが前記加盟者で利用可能な特典であって、前記利用ポイントサービスにおける前記特典に関する特典情報を取得する特典情報取得部を更に含み、
前記表示制御部は、前記セルフオーダー端末に、前記特典情報が示す前記特典を更に表示させる、
請求項1に記載の表示制御システム。
【請求項3】
前記表示制御システムは、前記加盟者に関するキャンペーンであって、前記利用ポイントサービスにおける前記キャンペーンに前記ユーザがエントリーしているか否かを判定するエントリー判定部を更に含み、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザが前記キャンペーンにエントリーしていると判定された場合には、前記ユーザが前記キャンペーンにエントリーしていないと判定された場合よりも高い前記ポイント還元率に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項4】
前記セルフオーダー端末は、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザによる前記利用ポイントサービスの選択操作を受け付け、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記セルフオーダー端末に対して行われた前記選択操作に基づいて、前記利用ポイントサービスを特定する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項5】
前記セルフオーダー端末は、前記利用ポイントサービスで前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得し、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記セルフオーダー端末により取得された前記ユーザ識別情報に基づいて、前記利用ポイントサービスを特定する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項6】
前記セルフオーダー端末は、前記複数のポイントサービスの各々と連携する前記加盟者の加盟者サービスで前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得し、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記セルフオーダー端末により取得された前記ユーザ識別情報に基づいて、前記利用ポイントサービスを特定する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項7】
前記表示制御システムは、前記利用ポイントサービスにおける前記ユーザの行動に関するユーザ行動情報、又は、前記利用ポイントサービスと連携する連携サービスにおける前記ユーザの行動に関するユーザ行動情報を取得するユーザ行動情報取得部を更に含み、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザ行動情報に更に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項8】
前記ユーザ行動情報は、前記利用ポイントサービス又は前記連携サービスにおける前記ユーザの行動に応じたランクを示し、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザ行動情報が示す前記ランクに基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項に記載の表示制御システム。
【請求項9】
前記ユーザ行動情報は、前記利用ポイントサービス又は前記連携サービスにおける前記ユーザの購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方を示し、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザ行動情報が示す前記購買履歴及び前記閲覧履歴の少なくとも一方に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項に記載の表示制御システム。
【請求項10】
複数の前記商品の各々には、当該商品に応じた前記ポイント還元率が関連付けられており、
前記ポイント数計算部は、前記複数の商品の各々に関連付けられた前記ポイント還元率に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項11】
前記表示制御システムは、
前記商品の決済で前記ユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する利用決済手段情報を取得する利用決済手段情報取得部と、
前記利用ポイントサービスの種類と、前記利用決済手段情報が示す前記利用決済手段の種類と、の組み合わせが、前記ポイント還元率が優遇される所定の組み合わせであるか否かを判定する組み合わせ判定部と、
前記組み合わせ判定部の判定結果に基づいて、前記ユーザに対する通知を行うユーザ通知部と、
を更に含む請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項12】
前記表示制御システムは、前記商品の決済が実行される場合に、前記加盟者の担当者に対し、前記利用ポイントサービスに関する通知を行う担当者通知部を更に含む、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項13】
前記表示制御システムは、
前記商品の決済で前記ユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する決済手段情報を取得する利用決済手段情報取得部と、
前記利用ポイントサービスの種類と、前記決済手段情報が示す前記利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する組み合わせ判定部と、
前記組み合わせ判定部の判定結果に基づいて、前記加盟者の担当者に対する通知を行う担当者通知部と、
を更に含む請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項14】
前記商品の決済は、複数の前記ユーザが属するユーザグループごとに行われ、
前記複数のユーザの各々が、前記セルフオーダー端末として、自分のユーザ端末を操作し、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記複数のユーザの各々の前記ユーザ端末が取得した情報に基づいて、前記複数のユーザの各々の前記利用ポイントサービスを特定し、
前記表示制御部は、前記複数のユーザの各々の前記ユーザ端末に、当該ユーザの前記利用ポイントサービスで当該ユーザが獲得可能な前記ポイント数を表示させる、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項15】
前記商品の決済は、複数の前記ユーザが属するユーザグループごとに行われ、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザグループの人数に更に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項1又は2に記載の表示制御システム。
【請求項16】
前記ポイント数計算部は、前記ユーザグループのうち、前記利用ポイントサービスが特定された前記ユーザの人数に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項1に記載の表示制御システム。
【請求項17】
前記ポイント数計算部は、前記ユーザグループの代表者が代表してポイントを獲得する場合には、前記人数には基づかずに前記ポイント数を計算し、前記ユーザグループに属する前記複数のユーザの各々でポイントが分配される場合に、前記人数に基づいて、前記ポイント数を計算する、
請求項1に記載の表示制御システム。
【請求項18】
複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末の表示を制御する表示制御方法であって、
複数の前記商品の各々の価格と、前記複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、当該商品の注文によって前記ユーザが獲得可能なポイント数を計算するポイント数計算ステップと、
前記セルフオーダー端末が取得した情報に基づいて、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザが利用する前記ポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する利用ポイントサービス特定ステップと、
前記セルフオーダー端末に、前記複数の商品の各々を示すメニューと、当該商品を前記ユーザが注文すると獲得可能な前記利用ポイントサービスの前記ポイント数と、を示すメニュー画面を表示させる表示制御ステップと、
を含む表示制御方法。
【請求項19】
複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末の表示を制御するコンピュータを、
複数の前記商品の各々の価格と、前記複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、当該商品の注文によって前記ユーザが獲得可能なポイント数を計算するポイント数計算部、
前記セルフオーダー端末が取得した情報に基づいて、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザが利用する前記ポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する利用ポイントサービス特定部、
前記セルフオーダー端末に、前記複数の商品の各々を示すメニューと、当該商品を前記ユーザが注文すると獲得可能な前記利用ポイントサービスの前記ポイント数と、を示すメニュー画面を表示させる表示制御部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御システム、表示制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが自分で商品を注文するためのセルフオーダー端末が知られている。例えば、特許文献1には、飲食店に配置されたセルフオーダー端末から商品を注文したユーザに対し、商品で使用される食材の消費期限に応じたポイントを付与するポイント付与システムが記載されている。特許文献1のポイント付与システムは、セルフオーダー端末に、ユーザが注文可能な商品に応じたポイント数を表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2008-257496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のポイント付与システムは、飲食店が提供する単一のポイントサービスにおけるポイントを対象としているので、複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末に対応することはできない。このため、特許文献1のポイント付与システムでは、複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末を操作するユーザの利便性を、十分に高めることはできなかった。
【0005】
本開示の目的の1つは、複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末を操作するユーザの利便性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る表示制御システムは、複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末の表示を制御する表示制御システムであって、前記商品の価格と、前記複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、前記商品の注文によって前記ユーザが獲得可能なポイント数を計算するポイント数計算部と、前記セルフオーダー端末が取得した情報に基づいて、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザが利用する前記ポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する利用ポイントサービス特定部と、前記セルフオーダー端末に、前記利用ポイントサービスの前記ポイント数を表示させる表示制御部と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、例えば、複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末を操作するユーザの利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】表示制御システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2】セルフオーダー端末に表示される画面の一例を示す図である。
図3】セルフオーダー端末に表示される画面の一例を示す図である。
図4】セルフオーダー端末に表示される画面の一例を示す図である。
図5】ユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
図6】表示制御システムで実現される機能の一例を示す図である。
図7】加盟者データベースの一例を示す図である。
図8】ポイントデータベースの一例を示す図である。
図9】決済データベースの一例を示す図である。
図10】商品データベースの一例を示す図である。
図11】ポイントサービスデータベースの一例を示す図である。
図12】表示制御システムで実行される処理の一例を示す図である。
図13】変形例で実現される機能の一例を示す図である。
図14】変形例1におけるメニュー画面の一例を示す図である。
図15】変形例2におけるトップ画面の一例を示す図である。
図16】ユーザに対する通知の一例を示す図である。
図17】加盟者に対する通知の一例を示す図である。
図18】担当者に対する通知の一例を示す図である。
図19】変形例10の表示制御システムで実現される機能の一例を示す図である。
図20】ユーザがユーザ端末から商品を注文する流れの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.表示制御システムのハードウェア構成]
本開示に係る表示制御システム、表示制御方法、及びプログラムの実施形態の一例を説明する。
【0010】
図1は、表示制御システムのハードウェア構成の一例を示す図である。例えば、表示制御システム1は、加盟者サーバ10、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60を含む。加盟者サーバ10、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60の各々は、インターネット又はLAN等のネットワークNに接続される。ネットワークNには、ポイントサーバ20及び決済サーバ30の各々も接続される。
【0011】
加盟者サーバ10は、複数のポイントサービスに加盟する加盟者のサーバコンピュータである。ポイントサービスは、ユーザによるポイントの利用と、ユーザによるポイントの獲得と、の少なくとも一方が可能なサービスである。ポイントは、決済手段の一種である。ポイントプログラム又はロイヤルティプログラムと呼ばれることもある。加盟者は、ポイントサービスに加盟する者である。加盟者は、任意の者であってよい。例えば、加盟者は、飲食店の運営会社、飲食店以外の他の店舗の運営会社、宿泊施設の運営会社、鉄道会社、航空会社、又はその他の物であってよい。加盟者が店舗の運営会社の場合、加盟者は、加盟店と呼ばれることもある。
【0012】
例えば、加盟者サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリと、の少なくとも一方を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。図1では、1つの加盟者サーバ10だけが示されているが、複数の加盟者サーバ10が存在してもよい。
【0013】
ポイントサーバ20は、ユーザにポイントサービスを提供する提供者のサーバコンピュータである。例えば、提供者は、ポイントサービスの運営会社である。例えば、ポイントサーバ20は、制御部21、記憶部22、及び通信部23を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。図1では、1つのポイントサーバ20だけが示されているが、複数のポイントサービスの各々のポイントサーバ20が存在する。複数のポイントサービスの各々の提供者は、互いに異なっていてもよいし、互いに同じであってもよい。
【0014】
決済サーバ30は、ユーザに決済サービスを提供する提供者のサーバコンピュータである。決済サービスは、電子決済(キャッシュレス決済)に関するサービスである。決済サービスの提供者は、決済事業者と呼ばれることもある。決済サービスは、任意のタイプであってよい。例えば、決済サービスは、ユーザ端末60にインストールされたアプリケーション(例えば、いわゆるスマホアプリ)が利用されるタイプ、ユーザ端末60のICチップが利用されるタイプ、物理的なカード(例えば、ICカード又は磁気カード)が利用されるタイプ、生体認証だけで完結するタイプ、又はその他のタイプであってもよい。
【0015】
例えば、決済サーバ30は、制御部31、記憶部32、及び通信部33を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。図1では、1つの決済サーバ30だけが示されているが、加盟者が複数の決済サービスに加盟している場合には、複数の決済サービスの各々の決済サーバ30が存在する。複数の決済サービスの各々の提供者は、互いに異なっていてもよいし、互いに同じであってもよい。ポイントも決済手段の一種なので、ポイントサービスも決済サービスの一種ということができる。
【0016】
セルフオーダー端末40は、加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのコンピュータである。例えば、セルフオーダー端末40は、タブレット、スマートフォン、又はパーソナルコンピュータである。セルフオーダー端末40は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、表示部45、及び撮影部46を含む。制御部41、記憶部42、及び通信部43のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。
【0017】
例えば、操作部44は、タッチパネル又はボタン等の入力デバイスである。表示部45は、液晶又は有機EL等のディスプレイである。撮影部46は、少なくとも1つのカメラを含む。セルフオーダー端末40は、撮影部46以外のコードリーダ(例えば、バーコードリーダ)を含んでもよい。セルフオーダー端末40は、ICチップの読み取りと書き込みが可能なリーダライタ、カード(例えば、ICカード又は磁気カード)の読み取りと書き込みが可能なカードリーダ、又はその他の読取装置を含んでもよい。その他の読取装置は、公知のポイントサービス又は決済サービスで利用されている装置であってよい。
【0018】
加盟者端末50は、加盟者のコンピュータである。例えば、加盟者端末50は、POS端末、ハンディターミナル、タブレット、スマートフォン、又はパーソナルコンピュータである。加盟者端末50は、制御部51、記憶部52、通信部53、操作部54、表示部55、及び撮影部56を含む。制御部51、記憶部52、通信部53、操作部54、表示部55、及び撮影部56のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部44、表示部45、及び撮影部46と同様であってよい。図1では、1つの加盟者端末50だけが示されているが、飲食店等の加盟者の施設には、複数の加盟者端末50が存在してもよい。
【0019】
ユーザ端末60は、ユーザのコンピュータである。後述する変形例のように、ユーザ端末60が、本開示に係るセルフオーダー端末に相当してもよい。例えば、ユーザ端末60は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、又はウェアラブル端末である。例えば、ユーザ端末60は、制御部61、記憶部62、通信部63、操作部64、表示部65、及び撮影部66を含む。制御部61、記憶部62、通信部63、操作部64、表示部65、及び撮影部66のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部44、表示部45、及び撮影部46と同様であってよい。
【0020】
なお、記憶部12,22,32,42,52,62に記憶されるプログラムは、ネットワークNを介して、加盟者サーバ10、ポイントサーバ20、決済サーバ30、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60の各々に供給されてもよい。また、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、メモリカートスロット)と、外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)と、の少なくとも一方が、加盟者サーバ10、ポイントサーバ20、決済サーバ30、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60の各々に含まれてもよい。例えば、情報記憶媒体に記憶されたプログラムが、読取部及び入出力部の少なくとも一方を介して、加盟者サーバ10、ポイントサーバ20、決済サーバ30、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60の各々に供給されてもよい。
【0021】
また、表示制御システム1は、少なくとも1つのコンピュータを含めばよい。表示制御システム1に含まれるコンピュータは、図1の例に限られない。例えば、表示制御システム1は、セルフオーダー端末40だけを含んでもよい。この場合、加盟者サーバ10、加盟者端末50、及びユーザ端末60は、表示制御システム1の外部に存在する。例えば、表示制御システム1は、加盟者サーバ10、セルフオーダー端末40、及び加盟者端末50だけを含んでもよい。この場合、ユーザ端末60は、表示制御システム1の外部に存在する。表示制御システム1は、図1に示さない他のコンピュータを含んでもよい。
【0022】
[2.表示制御システムの概要]
本実施形態では、表示制御システム1は、複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末40の表示を制御する。以降、加盟者が飲食店の運営会社である場合を例に挙げる。例えば、セルフオーダー端末40は、加盟者が運営する飲食店のテーブルに配置されたタブレットである。例えば、加盟者端末50は、飲食店の店員が操作するPOS端末である。加盟者端末50は、店内に配置された複数のセルフオーダー端末40の各々と通信可能である。ユーザは、飲食店を訪れると、自分でセルフオーダー端末40を操作して商品を注文する。
【0023】
図2図4は、セルフオーダー端末40に表示される画面の一例を示す図である。例えば、ユーザがセルフオーダー端末40を起動させると、図2の上側のように、セルフオーダー端末40は、加盟者が加盟する複数のポイントサービスの何れかをユーザが選択するためのトップ画面SC1を、表示部45に表示させる。ユーザは、任意のポイントサービスのポイントを獲得できる。
【0024】
図2の例では、トップ画面SC1は、ポイントサービス「AAAポイント」を示すボタンB10A、ポイントサービス「BBBポイント」を示すB10B、及びポイントサービス「CCCポイント」を示すボタンB10Cを含む。以降、ボタンB10A~B10Cを区別しない時は、単にボタンB10という。ポイントサービスを利用しないユーザは、ボタンB11を選択する。
【0025】
例えば、ユーザは、ポイントサービス「AAAポイント」を示すボタンB10Aを選択すると、図2の下側のように、セルフオーダー端末40は、飲食店で提供される飲食物である商品のメニューを示すメニュー画面SC2を、表示部45に表示させる。メニュー画面SC2には、ユーザが商品を選択するためのボタンB20A~B20Hが表示される。以降、ボタンB20A~B20Hを区別しない時は、単にボタンB20という。
【0026】
例えば、ボタンB20は、ユーザが当該ボタンB20を選択することによって注文できる商品の情報とともに、当該商品の注文によってユーザが獲得可能なポイントのポイント数を示す。図2の例では、ユーザがポイントサービス「AAAポイント」を選択したので、ボタンB20は、ポイントサービス「AAAポイント」のポイント数を示す。本実施形態では、全てのポイントサービスでポイント還元率(例えば、100円につき1ポイント)が同じである場合を例に挙げるが、ポイントサービスによってポイント還元率が異なってもよい。
【0027】
例えば、ユーザが、トップ画面SC1において、ポイントサービス「BBBポイント」を示すボタンB10Bを選択すると、ボタンB20は、ポイントサービス「BBBポイント」のポイント数を示す。ユーザが、トップ画面SC1において、ポイントサービス「CCCポイント」を示すボタンB10Cを選択すると、ボタンB20は、ポイントサービス「CCCポイント」のポイント数を示す。
【0028】
例えば、ユーザは、ボタンB20を選択することによって、商品を注文できる。商品の注文のための処理は、公知の処理であってよい。ユーザがボタンB21を選択すると、セルフオーダー端末40は、トップ画面SC1を、表示部45に表示させる。ユーザは、自身が利用するポイントサービスを選び直すこともできる。ユーザが、ボタンB22を選択すると、セルフオーダー端末40は、注文の履歴を示す注文履歴画面を、表示部45に表示させる。注文履歴画面は、図示を省略するが、注文履歴画面でも、ユーザが獲得可能なポイント数が表示されてもよい。
【0029】
例えば、ユーザがボタンB23を選択すると、図3の上側のように、セルフオーダー端末40は、ユーザが会計をするための会計画面SC3を、表示部45に表示させる。会計画面SC3は、ユーザが注文した商品の一覧、ユーザが個々の商品の注文によって獲得可能なポイント数、及び合計金額に応じた合計ポイント数を示す。ユーザがボタンB30を選択すると、メニュー画面SC2が再び表示される。ユーザがボタンB31を選択すると、図3の下側のように、セルフオーダー端末40は、ユーザが決済方法を選択するための決済方法選択画面SC4を、表示部45に表示させる。
【0030】
本実施形態では、加盟者が複数の決済サービスに加盟している場合を例に挙げる。ユーザは、複数の決済サービスのうちの任意の決済サービスを利用できる。更に、ユーザは、加盟者が提供するアプリケーションである加盟者アプリと、決済サービスの提供者が提供するアプリケーションである決済アプリと、のうちの任意のアプリを利用できる。決済方法選択画面SC4は、加盟者アプリを示すボタンB40Aと、決済アプリを示すボタンB40Bと、現金を示すボタンB40Cと、を含む。以降、ボタンB40A~B40Cを区別しない時は、単にボタンB40という。
【0031】
本実施形態では、加盟者アプリ及び決済アプリの各々が、予めユーザ端末60にインストールされているものとする。更に、ユーザが、加盟者アプリ及び決済アプリの利用登録を済ませているものとする。例えば、ユーザがボタンB40Aを選択すると、図4の上側のように、セルフオーダー端末40は、ユーザが加盟者アプリから決済するためのコードC50(例えば、バーコード又は二次元コード)を含むコード画面SC5を、表示部45に表示させる。例えば、コードC50には、セルフオーダー端末40を識別可能な情報、決済額、獲得可能なポイント数、決済日時(例えば、現在の日時)、又はその他の情報がコード化される。ユーザは、ユーザ端末60を操作して、加盟者アプリを起動させる。
【0032】
図5は、ユーザ端末60に表示される画面の一例を示す図である。図5の左上のように、ユーザ端末60は、加盟者アプリのトップ画面SC7を、表示部65に表示させる。例えば、トップ画面SC7は、ユーザを識別可能なユーザ識別情報に基づいて生成されたコードC70(例えば、バーコード又は二次元コード)を含む。コードC70には、ユーザを識別可能な情報がコード化される。コードC70には、ユーザが加盟者アプリと連携中のポイントサービスを識別可能な情報がコードかされてもよい。ユーザがセルフオーダー端末40にコードC70を読み取らせることによって決済が実行されてもよいが、本実施形態では、ユーザが、コード画面SC5に表示されたコードC50を、加盟者アプリに読み取らせることによって、決済が実行される場合を例に挙げる。
【0033】
例えば、ユーザがボタンB71を選択すると、図5の右上のように、ユーザ端末60は、撮影部66でコードC50を読み取るための読取画面SC8を、表示部65に表示させる。ユーザ端末60がコードC50を読み取ると、図5の左下のように、ユーザ端末60は、ユーザが決済サービスを選択するための決済手段選択画面SC9を、表示部65に表示させる。ユーザは、ポイントサービスを利用して決済することもできる。決済のための処理は、公知の処理であってよい。なお、ユーザがボタンB72を選択すると、加盟者で利用可能なクーポンが表示される。
【0034】
例えば、決済が完了すると、図5の右下のように、ユーザ端末60は、決済が完了したことを示す決済完了画面SC10を、表示部65に表示させる。図4の下側のように、セルフオーダー端末40は、決済が完了したことを示す決済完了画面SC6を、表示部65に表示させる。ユーザが決済アプリから決済を実行した場合も、セルフオーダー端末40は、決済完了画面SC6を表示部65に表示させる。
【0035】
以上のように、表示制御システム1は、加盟者が運営する飲食店を訪れたユーザが利用するポイントサービスを特定する。表示制御システム1は、商品の価格と、当該特定されたポイントサービスにおけるポイント還元率と、に基づいて、ユーザが獲得可能なポイント数を計算する。表示制御システム1は、セルフオーダー端末40に、当該計算されたポイント数を表示させる。これにより、表示制御システム1は、複数のポイントサービスに加盟する加盟者におけるセルフオーダー端末40を操作するユーザの利便性を高めることができる。以降、本実施形態の詳細を説明する。
【0036】
[3.表示制御システムで実現される機能]
図6は、表示制御システム1で実現される機能の一例を示す図である。図6では、表示制御システム1の外部にあるポイントサーバ20及び決済サーバ30の各々で実現される機能の一例も示されている。なお、表示制御システム1は、ポイントサーバ20及び決済サーバ30の少なくとも一方を含んでもよい。
【0037】
[3-1.加盟者サーバで実現される機能]
例えば、加盟者サーバ10は、データ記憶部100及び表示制御部101を含む。データ記憶部100は、記憶部12により実現される。表示制御部101は、制御部11により実現される。
【0038】
[データ記憶部]
データ記憶部100は、加盟者がユーザに提供するサービスである加盟者サービスに必要なデータを記憶する。本実施形態では、飲食物の提供サービスが加盟者サービスに相当する場合を例に挙げる。加盟者サービスは、ユーザが自分で注文のための操作を行う任意のサービスであってよい。例えば、加盟者サービスは、電車における車内販売サービス、飛行機における機内販売サービス、又は宿泊施設におけるルームサービスであってもよい。例えば、データ記憶部100は、加盟者データベースDB1を記憶する。
【0039】
図7は、加盟者データベースDB1の一例を示す図である。加盟者データベースDB1は、加盟者サービスを利用するユーザに関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、加盟者データベースDB1には、加盟者サービスのユーザ識別情報、加盟者サービスに登録されたユーザの個人情報、ポイントサービスのユーザ識別情報、連携中情報、及び決済サービスのユーザ識別情報が格納される。加盟者データベースDB1には、任意の情報が格納されてよい。加盟者データベースDB1に格納される情報は、図7の例に限られない。例えば、加盟者データベースDB1には、ユーザが加盟者サービスで利用可能なクーポンに関するクーポン情報と、加盟者サービスの利用履歴に関する利用履歴情報と、が格納されてもよい。
【0040】
加盟者サービスのユーザ識別情報は、加盟者サービスでユーザを識別可能な情報である。例えば、加盟者サービスのユーザ識別情報は、文字、数字、その他の記号、又はこれらの組み合わせである。本実施形態では、加盟者サービスのユーザ識別情報が、ユーザが加盟者サービスにログインするための情報ではなく、コードC70にコード化される情報である場合を例に挙げる。この場合、ユーザが加盟者サービスにログインするための他のユーザ識別情報が加盟者データベースDB1に格納されてもよい。例えば、他のユーザ識別情報は、ユーザID、メールアドレス、電話番号、又はその他の情報であってもよい。加盟者サービスのユーザ識別情報は、原則として更新されなくてもよいし、コードC70の表示のたびに更新されてもよい。加盟者サービスのユーザ識別情報は、特定の桁(例えば、冒頭の4桁)によって、加盟者サービスのユーザ識別情報であることが識別できるようになっていてもよい。
【0041】
ポイントサービスのユーザ識別情報は、ポイントサービスでユーザを識別可能な情報である。例えば、ポイントサービスのユーザ識別情報は、文字、数字、その他の記号、又はこれらの組み合わせである。本実施形態では、ポイントサービスのユーザ識別情報が、ユーザがポイントサービスにログインするための情報ではなく、ポイントサービスのアプリケーションであるポイントアプリに表示されるコード(例えば、バーコード又は二次元コード)にコード化される情報である場合を例に挙げる。この場合、ユーザがポイントサービスにログインするための他のユーザ識別情報が存在してもよい。例えば、他のユーザ識別情報は、ユーザID、メールアドレス、電話番号、又はその他の情報であってもよい。ポイントサービスのユーザ識別情報は、原則として更新されなくてもよいし、ポイントアプリにおけるコードの表示のたびに更新されてもよい。ポイントサービスのユーザ識別情報は、特定の桁(例えば、冒頭の4桁)によって、ポイントサービスのユーザ識別情報であることが識別できるようになっていてもよい。
【0042】
例えば、加盟者サービスのユーザ識別情報には、少なくとも1つのポイントサービスのユーザ識別情報が関連付けられる。加盟者サービスのユーザ識別情報と、ポイントサービスのユーザ識別情報と、の関連付けは、ユーザによって行われる。ユーザは、ユーザ端末60を操作して加盟者サービスにログインすると、加盟者サービスのユーザ識別情報に、ポイントサービスのユーザ識別情報を関連付ける作業を行う。ユーザは、加盟者サービスのユーザ識別情報に、複数のポイントサービスの各々のユーザ識別情報を関連付けることもできる。
【0043】
連携中情報は、複数のポイントサービスのうち、ユーザが加盟者サービスに連携させているポイントサービスを示す情報である。ユーザは、複数のポイントサービスのうちの何れかを、加盟者サービスに連携させることができる。ユーザは、連携中のポイントサービスのポイントを獲得できる。ユーザがセルフオーダー端末40のトップ画面SC1から選択したポイントサービスと、連携中のポイントサービスと、が異なる場合には、コードC50が読み取られた場合に、ユーザ端末60は、これらが異なることを示す通知を行ってもよい。コードC50には、ユーザがセルフオーダー端末40のトップ画面SC1から選択したポイントサービスを識別可能な情報がコード化されているものとする。特に通知が行われることなく、連携中のポイントサービスのポイントをユーザが獲得するための処理が実行されてもよい。
【0044】
図5のトップ画面SC7の例では、ユーザは、加盟者が加盟する3つのポイントサービスのうち、ポイントサービス「AAAポイント」を、加盟者サービスに連携させている。1つのポイントサービスだけを利用するユーザは、当該1つのポイントサービスを、加盟者サービスに連携させる。図7の例では、連携中情報は、ポイントサービスのユーザ識別情報に関連付けられたフラグである。連携中情報が所定の値(例えば、1)のポイントサービスが加盟者サービスに連携されている。ユーザは、加盟者アプリから、連携するポイントサービスを変更できる。
【0045】
例えば、ユーザが、ポイントカードを提示しなくても、連携中情報が示すポイントサービスのポイントを獲得できるようにしてもよい。この場合、セルフオーダー端末40は、撮影部46でコードC70を読み取ることによって、加盟者サービスのユーザ識別情報を取得する。セルフオーダー端末40は、加盟者サーバ10に対し、加盟者サービスのユーザ識別情報を送信する。加盟者サーバ10は、加盟者データベースDB1に基づいて、セルフオーダー端末40から受信した加盟者サービスのユーザ識別情報に関連付けられた連携中情報を取得する。加盟者サーバ10は、当該取得された連携中情報により特定されるポイントサービスのポイントをユーザが獲得するための処理を実行する。当該処理は、公知のポイントサービスで採用されている処理であってよい。
【0046】
決済サービスのユーザ識別情報は、決済サービスでユーザを識別可能な情報である。例えば、決済サービスのユーザ識別情報は、文字、数字、その他の記号、又はこれらの組み合わせである。本実施形態では、決済サービスのユーザ識別情報が、決済サービスのアプリケーションである決済アプリに表示されるコード(例えば、バーコード又は二次元コード)にコード化される情報ではなく、ユーザが決済サービスにログインするための情報であるものとする。この場合、当該コードを生成するための他のユーザ識別情報が存在してもよい。例えば、ユーザ識別情報は、ユーザID、メールアドレス、電話番号、又はその他の情報であってもよい。決済サービスのユーザ識別情報は、原則として更新されなくてもよいし、決済アプリにおけるコードの表示のたびに更新されてもよい。決済サービスのユーザ識別情報は、特定の桁(例えば、冒頭の4桁)によって、決済サービスのユーザ識別情報であることが識別できるようになっていてもよい。
【0047】
なお、データ記憶部100に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部100は、決済サービスに必要なデータを記憶すればよい。例えば、データ記憶部100は、セルフオーダー端末40に記憶される商品データベースDB4と同じ商品データベースDB4を記憶してもよい。データ記憶部100は、セルフオーダー端末40に記憶されるポイントサービスデータベースDB5と同じポイントサービスデータベースDB5を記憶してもよい。
【0048】
[表示制御部]
表示制御部101は、任意のコンピュータにおける各種画面の表示を制御する。例えば、表示制御部101は、セルフオーダー端末40に表示される画面の表示を制御する。この場合、表示制御部101は、セルフオーダー端末40に対し、表示対象となる画面の表示に必要なデータを送信することによって、当該画面の表示を制御する。表示制御部101は、ユーザ端末60に表示される画面の表示を制御してもよい。この場合、表示制御部101は、ユーザ端末60に対し、表示対象となる画面の表示に必要なデータを送信することによって、当該画面の表示を制御する。
【0049】
[3-2.ポイントサーバで実現される機能]
例えば、ポイントサーバ20は、データ記憶部200及びポイント制御部201を含む。データ記憶部200は、記憶部22により実現される。ポイント制御部201は、制御部21により実現される。
【0050】
[データ記憶部]
データ記憶部200は、ポイントサービスに必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部200は、ポイントデータベースDB2を記憶する。
【0051】
図8は、ポイントデータベースDB2の一例を示す図である。ポイントデータベースDB2は、ポイントサービスを利用するユーザに関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、ポイントデータベースDB2には、ポイントサービスのユーザ識別情報、残高情報、及びポイント履歴情報が格納される。ポイントデータベースDB2には、任意の情報が格納されてよい。ポイントデータベースDB2に格納される情報は、図8の例に限られない。例えば、ポイントデータベースDB2には、加盟者サービスのユーザ識別情報が格納されてもよい。
【0052】
残高情報は、ポイントの残高を示す。ポイント履歴情報は、ユーザによるポイントサービスの利用履歴に関する情報である。例えば、ポイント履歴情報は、ポイントの利用日時、利用ポイント数、及び利用場所を示す。ポイント履歴情報は、ポイントの獲得日時、獲得ポイント数、及び獲得場所を示してもよい。ポイント履歴情報は、ポイント制御部201によって更新される。なお、データ記憶部200に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部200は、ポイントサービスに必要なデータを記憶すればよい。
【0053】
[ポイント制御部]
ポイント制御部201は、ポイントサービスに関する各種処理を実行する。例えば、ポイント制御部201は、あるユーザがポイントを利用すると、このユーザのポイントサービスのユーザ識別情報に関連付けられた残高情報が示す残高が減少するように、当該残高情報を更新する。ポイント制御部201は、あるユーザがポイントを獲得すると、このユーザのポイントサービスのユーザ識別情報に関連付けられた残高情報が示す残高が増加するように、当該残高情報を更新する。ポイント制御部201は、加盟者サービスと連携するための処理を実行してもよい。
【0054】
[3-3.決済サーバで実現される機能]
例えば、決済サーバ30は、データ記憶部300及び決済実行部301を含む。データ記憶部300は、記憶部32により実現される。決済実行部301は、制御部31により実現される。
【0055】
[データ記憶部]
データ記憶部300は、決済サービスに必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部300は、決済データベースDB3を記憶する。
【0056】
図9は、決済データベースDB3の一例を示す図である。決済データベースDB3は、決済サービスを利用するユーザに関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、決済データベースDB3には、決済サービスのユーザ識別情報、決済手段情報、及び決済履歴情報が格納される。決済データベースDB3には、任意の情報が格納されてよい。決済データベースDB3に格納される情報は、図9の例に限られない。例えば、決済データベースDB3には、支払元として指定された決済手段を識別可能な情報が格納されてもよい。
【0057】
決済手段情報は、ユーザが決済サービスで利用可能な決済手段(例えば、ユーザが決済アプリに登録した決済手段)に関する情報である。ユーザは、決済サービスで任意の決済手段を利用可能である。例えば、決済手段は、クレジットカード、ポイント、銀行口座、電子マネー、暗号資産、デビットカード、又はその他の手段であってもよい。決済履歴情報は、ユーザによる決済サービスの利用履歴に関する情報である。例えば、決済履歴情報は、決済日時、決済額、及び決済場所を示す。なお、データ記憶部300に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部300は、決済サービスに必要なデータを記憶すればよい。
【0058】
[決済実行部]
決済実行部301は、決済サービスに関する各種処理を実行する。例えば、決済実行部301は、あるユーザの決済の要求が受け付けられた場合に、決済データベースDB3に格納された当該ユーザの決済手段情報に基づいて、決済を実行する。決済実行部301は、決済を実行すると、当該ユーザの決済履歴情報を更新する。決済のための処理は、公知の処理であってよい。
【0059】
[3-4.セルフオーダー端末で実現される機能]
例えば、セルフオーダー端末40は、データ記憶部400、ポイント数計算部401、利用ポイントサービス特定部402、及び表示制御部403を含む。データ記憶部400は、記憶部42により実現される。ポイント数計算部401、利用ポイントサービス特定部402、及び表示制御部403の各々は、制御部41により実現される。
【0060】
[データ記憶部]
データ記憶部400は、商品の注文に必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部400は、商品データベースDB4と、ポイントサービスデータベースDB5と、を記憶する。
【0061】
図10は、商品データベースDB4の一例を示す図である。商品データベースDB4は、商品に関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、商品データベースDB4には、商品識別情報、商品名、価格、商品画像、及びポイント数が格納される。商品データベースDB4に格納される情報は、図10の例に限られない。例えば、商品データベースDB4には、個々の商品のポイント還元率が格納されてもよい。
【0062】
商品識別情報は、商品を識別可能な情報である。例えば、商品識別情報は、商品のIDである。商品名が商品識別情報に相当してもよい。商品名、価格、及び商品画像は、メニュー画面SC2等の画面に表示されてもよい。ポイント数は、ユーザが商品を注文した場合に獲得可能なポイントである。ポイント数は、ポイント数計算部401により計算される。利用ポイントサービスに応じてポイント還元率が異なる場合には、個々の利用ポイントサービスのポイント数が商品データベースDB4に格納されてもよい。
【0063】
図11は、ポイントサービスデータベースDB5の一例を示す図である。ポイントサービスデータベースDB5は、ポイントサービスに関する各種情報が格納されたデータベースである。例えば、ポイントサービスデータベースDB5には、ポイントサービス識別情報、ポイントサービス名、及びポイント還元率が格納される。商品データベースDB4に格納される情報は、図11の例に限られない。例えば、ポイントサービスデータベースDB5には、ある特定の商品のポイント還元率が他の商品のポイント還元率よりも高くなる場合には、商品識別情報ごとのポイント還元率がポイントサービスデータベースDB5に格納されてもよい。
【0064】
ポイントサービス識別情報は、ポイントサービスを識別可能な情報である。例えば、ポイントサービス識別情報は、ポイントサービスのIDである。ポイントサービス名がポイントサービス識別情報に相当してもよい。ポイント還元率は、ポイント数の計算で利用される係数である。図11の例では、全てのポイントサービスでポイント還元率が共通である場合が示されているが、個々のポイントサービスのポイント還元率が異なってもよい。ある特定の期間ごとに、個々のポイントサービスのポイント還元率が定められていてもよい。
【0065】
なお、データ記憶部400に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部400は、商品の注文に必要なデータを記憶すればよい。例えば、データ記憶部400は、図2図4の各画面の表示に必要なデータを記憶してもよい。データ記憶部400は、ユーザによる注文の履歴を示す注文履歴データを記憶してもよい。セルフオーダー端末40は、ユーザが商品を注文すると、注文履歴データを更新する。
【0066】
[ポイント数計算部]
ポイント数計算部401は、商品の価格と、複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、商品の注文によってユーザが獲得可能なポイント数を計算する。本実施形態では、ポイント数計算部401は、商品データベースDB4及びポイントサービスデータベースDB5に基づいて、商品の価格と、複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、を特定する。ポイント計算部は、商品の価格に対し、ポイント還元率を乗算することによって、ポイント数を計算する。ポイント数の計算式は、公知の計算式であってよい。ポイント数の計算時における切り上げ又は切り捨ての仕組みも、公知の仕組みであってよい。
【0067】
本実施形態では、ユーザが複数の商品の中から任意の商品を注文できるので、ポイント数計算部401は、複数の商品の各々の注文によってユーザが獲得可能なポイント数を取得する。例えば、商品ごとにポイント還元率が定められている場合には、ポイント数計算部401は、商品ごとに、当該商品の価格と、当該商品のポイント還元率と、に基づいて、当該商品のポイント数を計算する。全商品でポイント還元率が共通の場合には、ポイント数計算部401は、商品ごとに、当該商品の価格と、全商品に共通のポイント還元率と、に基づいて、当該商品のポイント数を計算する。
【0068】
例えば、ポイント数計算部401は、商品データベースDB4に、商品のポイント数を格納する。本実施形態では、ポイント数の表示時には、事前に計算されて商品データベースDB4に格納されたポイント数が取得される場合を例に挙げるが、ポイント数計算部401は、ポイント数の表示時に、その場で動的にポイント数を計算してもよい。即ち、ポイント数は、商品データベースDB4に予め格納されていなくてもよい。例えば、会計画面SC3の表示時には、ポイント数計算部401は、複数の商品の各々のポイント数の合計値である合計ポイント数を計算する。
【0069】
[利用ポイントサービス特定部]
利用ポイントサービス特定部402は、セルフオーダー端末40が取得した情報に基づいて、複数のポイントサービスの中から、ユーザが利用するポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する。当該情報には、利用ポイントサービスが示されている。本実施形態では、当該情報の一例として、セルフオーダー端末40に対するユーザの操作を示す情報を説明する。セルフオーダー端末40に対するユーザの操作以外の他の方法が利用される場合の例は、後述の変形例で説明する。
【0070】
本実施形態では、セルフオーダー端末40は、複数のポイントサービスの中から、ユーザによる利用ポイントサービスの選択操作を受け付ける。図2の例であれば、ユーザがボタンB10を選択する操作が、選択操作に相当する。選択操作は、任意の操作であってよい。例えば、ユーザがボタンB10以外の他の画像を選択する操作、又は、操作部44の所定の部材を選択する操作が、選択操作に相当してもよい。
【0071】
例えば、利用ポイントサービス特定部402は、セルフオーダー端末40に対する選択操作に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。図2の例であれば、利用ポイントサービス特定部402は、選択操作によって選択されたボタンB10が示すポイントサービスを、利用ポイントサービスとして特定する。ユーザがボタンB10を選択する操作以外の他の選択操作が行われる場合には、利用ポイントサービス特定部402は、当該他の選択操作が示すポイントサービスを、利用ポイントサービスとして特定すればよい。
【0072】
[表示制御部]
表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、利用ポイントサービスのポイント数を表示させる。表示制御部403は、セルフオーダー端末40の任意の画面に、利用ポイントサービスのポイント数を表示させてよい。例えば、表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、複数の商品の各々を示すメニューと、当該商品をユーザが注文すると獲得可能な利用ポイントサービスのポイント数と、を示すメニュー画面SC2を表示させる。表示制御部403は、会計画面SC3又は図示しない注文履歴画面等の他の画面に、利用ポイントサービスのポイント数を表示させてもよい。
【0073】
なお、表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、利用ポイントサービス以外の他のポイントサービスのポイント数を表示させてもよい。例えば、表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、利用ポイントサービスのポイント数と、利用ポイントサービス以外の他のポイントサービスのポイント数と、の両方を表示させてもよい。表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、利用ポイントサービスのポイント数を、利用ポイントサービス以外の他のポイントサービスのポイント数よりも優先的に表示させてもよい。優先的とは、表示順が先であること、サイズが大きいこと、又は特定の色であることである。
【0074】
[3-5.加盟者端末で実現される機能]
例えば、加盟者端末50は、データ記憶部500及び表示制御部501を含む。データ記憶部500は、記憶部52により実現される。表示制御部501は、制御部51により実現される。
【0075】
[データ記憶部]
データ記憶部500は、加盟者サービスに必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部500は、商品データベースDB4と同様のデータベースと、ポイントサービスデータベースDB5と同様のデータベースと、を記憶してもよい。
【0076】
[表示制御部]
表示制御部501は、加盟者サービスに関する各種画面を、表示部55に表示させる。例えば、ユーザがセルフオーダー端末40で決済を行わない場合には、表示制御部501は、決済に必要な画面を、表示部55に表示させる。ユーザが現金で会計をする場合には、表示制御部501は、現金の決済に必要な画面を、表示部55に表示させる。ユーザが、セルフオーダー端末40ではなく、加盟者端末50に加盟者アプリ又は決済アプリを読み取らせることによって決済を行う場合には、表示制御部501は、読み取りのための画面を、表示部55に表示させる。
【0077】
[3-6.ユーザ端末で実現される機能]
例えば、ユーザ端末60は、データ記憶部600及び表示制御部601を含む。データ記憶部600は、記憶部62により実現される。表示制御部601は、制御部61により実現される。
【0078】
[データ記憶部]
データ記憶部600は、加盟者サービス、ポイントサービス、及び決済サービスの少なくとも1つに必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部600は、加盟者アプリ、ポイントアプリ、決済アプリ、及びブラウザの少なくとも1つを記憶する。
【0079】
[表示制御部]
表示制御部601は、各種画面を表示部65に表示させる。例えば、表示制御部601は、加盟者アプリに基づいて、図5の各画面を表示部65に表示させる。
【0080】
[4.表示制御システム1で実行される処理]
図12は、表示制御システム1で実行される処理の一例を示す図である。図12では、表示制御システム1で実行される処理のうち、セルフオーダー端末40で実行される処理が示されている。制御部11が、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することによって、図12の処理が実行される。
【0081】
図12のように、セルフオーダー端末40は、商品データベースDB4及びポイントサービスデータベースDB5に基づいて、複数の商品の各々の注文によってユーザが獲得可能なポイント数を計算する(S1)。S1では、セルフオーダー端末40は、複数の商品の各々のポイント数を、商品データベースDB4に格納する。S1の処理は、ユーザの来店前に実行される。ユーザが来店すると、セルフオーダー端末40は、利用ポイントサービスの選択を受け付けるトップ画面SC1を、表示部45に表示させる(S2)。
【0082】
セルフオーダー端末40は、ユーザが選択したボタンB10に基づいて、利用ポイントサービスを特定する(S3)。ユーザがボタンB11を選択した場合には、ポイント数を含まないメニュー画面SC2が表示部45に表示される。セルフオーダー端末40は、商品データベースDB4に基づいて、利用ポイントサービスのポイント数を示すメニュー画面SC2を、表示部45に表示させる(S4)。セルフオーダー端末40は、メニュー画面SC2に対する操作に基づいて、ユーザによる商品の注文を受け付ける(S5)。
【0083】
セルフオーダー端末40は、メニュー画面SC2に対する操作に基づいて、ユーザが会計をするか否かを判定する(S6)。S6では、セルフオーダー端末40は、ボタンB23が選択されたか否かを判定する。S6において、ユーザが会計をすると判定されない場合(S6:Y)、S4の処理に戻り、メニュー画面SC2が再び表示される。ユーザが、ボタンB23の選択以外の他の操作を行った場合には、セルフオーダー端末40は、他の操作に応じた処理を実行する。
【0084】
S6において、ユーザが会計をすると判定された場合(S6:Y)、セルフオーダー端末40は、利用ポイントサービスの合計ポイント数を計算する(S7)。S7では、セルフオーダー端末40は、ユーザの注文履歴が示す個々の商品のポイント数を合計することによって、合計ポイント数を計算する。セルフオーダー端末40は、利用ポイントサービスの合計ポイント数を示す会計画面SC3を、表示部45に表示させる(S8)。ユーザがボタンB31を選択すると、セルフオーダー端末40は、決済方法選択画面SC4を、表示部45に表示させる(S9)。
【0085】
その後、加盟者サーバ10、決済サーバ30、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60の各々により、決済のための処理が実行される。加盟者サーバ10、ポイントサーバ20、セルフオーダー端末40、加盟者端末50、及びユーザ端末60の各々により、ユーザが利用ポイントサービスのポイントを獲得するための処理が実行される。決済のための処理と、ポイントの獲得のための処理と、の各々は、公知の処理であってよい。その後、セルフオーダー端末40は、決済完了画面SC6を表示部45に表示させ(S10)、本処理は終了する。
【0086】
[5.実施形態のまとめ]
本実施形態の表示制御システム1は、商品の価格と、複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、商品の注文によってユーザが獲得可能なポイント数を計算する。表示制御システム1は、セルフオーダー端末40が取得した情報に基づいて、複数のポイントサービスの中から、ユーザが利用するポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する。表示制御システム1は、セルフオーダー端末40に、利用ポイントサービスのポイント数を表示させる。これにより、表示制御システム1は、複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末40を操作するユーザの利便性を高めることができる。例えば、ユーザは、複数のポイントサービスのうち、自分が利用する利用ポイントサービスでどの程度のポイントを獲得できるのかを把握しながら、商品を注文できるようになる。表示制御システム1は、商品の注文によってポイントを獲得できることをユーザに意識させることができるので、ユーザに対し、商品を注文する動機付けを与えることができる。その結果、表示制御システム1は、加盟者に対する販促活動を効果的に行うことができる。
【0087】
また、表示制御システム1は、複数の商品の各々の注文によってユーザが獲得可能なポイント数を取得する。表示制御システム1は、セルフオーダー端末40に、複数の商品の各々を示すメニューと、当該商品をユーザが注文すると獲得可能な利用ポイントサービスのポイント数と、を示すメニュー画面SC2を表示させる。これにより、表示制御システム1は、商品の注文によってユーザが獲得可能な利用ポイントサービスのポイント数をユーザに把握させながら、ユーザに商品を選ばせることができる。ユーザは、どの商品を注文すればどの程度のポイントを獲得できるのかを、商品の一覧であるメニュー画面SC2上で把握できるので、表示制御システム1は、ユーザの利便性を、より高めることができる。
【0088】
また、セルフオーダー端末40は、複数のポイントサービスの中から、ユーザによる利用ポイントサービスの選択操作を受け付ける。表示制御システム1は、セルフオーダー端末40に対して行われた選択操作に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。これにより、表示制御システム1は、選択操作によって選択された利用ポイントサービスの獲得ポイントを、セルフオーダー端末40上でユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性を高めることができる。表示制御システム1は、選択操作によって、利用ポイントサービスを正確に特定できる。
【0089】
[6.変形例]
本開示は、以上に説明した実施形態に限定されない。本開示は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
【0090】
図13は、変形例で実現される機能の一例を示す図である。図13のように、セルフオーダー端末40は、特典情報取得部404、エントリー判定部405、ユーザ行動情報取得部406、利用決済手段情報取得部407、組み合わせ判定部408、及び担当者通知部409を含む。これらの各機能は、制御部41により実現される。ユーザ端末60は、利用決済手段情報取得部602、組み合わせ判定部603、及びユーザ通知部604を含む。これらの各機能は、制御部61により実現される。
【0091】
[6-1.変形例1]
例えば、ポイントサービスによっては、ユーザが加盟者で利用可能な特典を用意していることがある。特典は、ある特定のポイントサービスに独自の(特有の)ものであってもよいし、ある特定のポイントサービスだけではなく他のサービスでも提供されているものであってもよい。独自の特典とは、他のポイントサービスでは用意されていない特典である。ユーザは、複数のポイントサービスのうち、特典を用意したポイントサービスを利用する場合に、当該特典を受けることができる。変形例1では、クーポンが特典に相当する場合を例に挙げる。特典は、ポイント還元率のアップ等のように、クーポン以外の他の特典であってもよい。
【0092】
変形例1の表示制御システム1は、特典情報取得部404を含む。特典情報取得部404は、ユーザが加盟者で利用可能な特典であって、利用ポイントサービスにおける特典に関する特典情報を取得する。変形例1のポイントサービスデータベースDB5には、ポイントサービス識別情報に関連付けられて特典情報が格納されているものとする。特典を用意していないポイントサービスのポイントサービス識別情報には、特典情報が関連付けられない。
【0093】
特典情報は、特典の内容を識別可能な情報を含む。例えば、特典情報は、割引の対象となる商品の商品識別情報、割引率、割引額、割引後の価格、無料引き換えの対象となる商品の商品識別情報、表示用の画像データ、特典が関連付けられた商品の商品識別情報、又はその他の情報を示す。ユーザが特典を受け取るための条件(例えば、利用額又は利用時間)が定められている場合には、特典情報は、当該条件を示してもよい。特典情報取得部404は、ポイントサービスデータベースDB5に基づいて、利用ポイントサービスのポイントサービス識別情報に関連付けられた特典情報を取得する。変形例1の表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、特典情報が示す特典を更に表示させる。
【0094】
図14は、変形例1におけるメニュー画面SC2の一例を示す図である。例えば、図14の上側のように、表示制御部403は、セルフオーダー端末40に、特典情報が示す特典の画像を示すボタンB20を含むメニュー画面SC2を表示させる。表示制御部403は、利用ポイントサービスに特典情報が関連付けられていない場合には、セルフオーダー端末40に、特典を表示させない。図14の例では、ある特定の商品(例えば、「生ビール」、「ハイボール」、及び「ワイン」)に利用ポイントサービス「AAAポイント」の特典情報が関連付けられているので、これらの商品のボタンB20に特典が示される。例えば、特典が、利用ポイントサービス「AAAポイント」に特有である場合、ユーザが、他のポイントサービスを選択した場合には、当該特典は、メニュー画面SC2に表示されない。
【0095】
例えば、特典が示されたボタンB20をユーザが選択すると、図14の下側のように、表示制御部403は、メニュー画面SC2に、当該ボタンB20が示す特典の詳細を表示させる。ユーザは、メニュー画面SC2に表示された特典を選択することによって、特典を利用できる。ユーザが特典を選択しなくても、自動的に特典が適用されてもよい。特典の適用の仕組みは、公知の仕組みが利用されてよい。なお、表示制御部403は、メニュー画面SC2以外の他の画面に、特典情報が示す特典を表示させてもよい。例えば、表示制御部403は、会計画面SC3、又は、図示しない注文履歴画面に、特典情報が示す特典を表示させてもよい。
【0096】
例えば、特定の商品が割引になるクーポンが特典に相当する場合には、セルフオーダー端末40は、当該商品を割引価格にする処理を実行する。ポイント還元率がアップするクーポンが特典に相当する場合には、セルフオーダー端末40は、ポイント数を増やす処理を実行する。ユーザが利用ポイントサービスを変更した場合には、セルフオーダー端末40は、特典の適用をキャンセルする処理を実行する。ユーザが、注文時には特典情報が関連付けられた利用ポイントサービスを選択していなくても、会計時までに当該利用ポイントサービスを選択していれば、セルフオーダー端末40は、当該特典情報が示す特典を適用してもよい。
【0097】
変形例1の表示制御システム1は、ユーザが加盟者で利用可能な特典であって、利用ポイントサービスにおける特典に関する特典情報を取得する。表示制御システム1は、セルフオーダー端末40に、特典情報が示す特典を更に表示させる。これにより、表示制御システム1は、利用ポイントサービスにおける特典をユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性を、より高めることができる。例えば、ある特定のポイントサービスだけが特典を用意している場合には、表示制御システム1は、ユーザに対し、当該ポイントサービスを利用する動機付けを与えることができる。表示制御システム1は、当該ポイントサービスをユーザがまだ利用していなかったとしても、メニュー画面SC2におけるポイント数及び特典を表示させることができるので、当該ユーザに対し、当該ポイントサービスに登録する動機付けを与えることもできる。
【0098】
[6-2.変形例2]
例えば、ポイントサービスによっては、ユーザが加盟者で利用可能なキャンペーンを開催していることがある。キャンペーンは、ある特定のポイントサービスに独自の(特有の)ものであってもよいし、ある特定のポイントサービスだけではなく他のサービスでも開催されているものであってもよい。独自のキャンペーンとは、他のポイントサービスでは開催されていないキャンペーンである。複数のポイントサービスのうち、キャンペーンを用意したポイントサービスを利用するユーザに対し、他のポイントサービスよりも高いポイント還元率が適用されてもよい。
【0099】
変形例1のポイントサービスデータベースDB5には、ポイントサービス識別情報に関連付けられて、キャンペーンに関するキャンペーン情報が格納されているものとする。キャンペーン情報は、キャンペーンの開催有無を識別可能な情報であればよい。例えば、キャンペーン情報は、キャンペーンの開催時期、キャンペーン名、及びキャンペーン中におけるポイント還元率を示す。
【0100】
変形例2の表示制御システム1は、エントリー判定部405を含む。エントリー判定部405は、加盟者に関するキャンペーンであって、利用ポイントサービスにおけるキャンペーンにユーザがエントリーしているか否かを判定する。変形例2では、ユーザがキャンペーンにエントリーしているか否かを示すエントリー情報は、ポイントデータベースDB2に格納されているものとする。例えば、あるユーザが、ユーザ端末60からキャンペーンにエントリーするための操作を行うと、ポイントサーバ20は、当該ユーザのポイントサービスのユーザ識別情報に関連付けられたエントリー情報を、ユーザがエントリーしたことを示すように更新する。
【0101】
図15は、変形例2におけるトップ画面SC1の一例を示す図である。例えば、図15の上側のように、変形例2のトップ画面SC1は、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を入力するための入力フォームF12を含む。ユーザは、入力フォームF12に対し、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を入力する。利用ポイントサービスのユーザ識別情報は、ポイントアプリ上でコードとして表示されてもよい。この場合、セルフオーダー端末40は、撮影部46で当該コードを撮影することによって、ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。
【0102】
例えば、エントリー判定部405は、利用ポイントサービスのユーザ識別情報に基づいて、ポイントサーバ20に対し、エントリー有無に関する問い合わせを送信する。問い合わせは、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を含む。問い合わせは、加盟者サーバ10等の他のコンピュータ経由で送信されてもよい。ポイントサーバ20は、ポイントデータベースDB2に基づいて、問い合わせに含まれる利用ポイントサービスのユーザ識別情報に関連付けられたエントリー情報に基づいて、ユーザがキャンペーンにエントリーしているか否かを判定する。ポイントサーバ20は、セルフオーダー端末40に対し、判定結果を示す判定結果情報を送信する。判定結果情報は、加盟者サーバ10等の他のコンピュータ経由で送信されてもよい。エントリー判定部405は、当該判定結果情報を参照し、ユーザがキャンペーンにエントリーしているか否かを判定する。
【0103】
変形例2のポイント数計算部401は、ユーザがキャンペーンにエントリーしていると判定された場合には、ユーザがキャンペーンにエントリーしていないと判定された場合よりも高いポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算する。キャンペーン中のポイント還元率は、ポイントサービスデータベースDB5に示されているものとする。図15の下側の例では、キャンペーン中のポイント還元率は、通常の3倍である。ポイント数計算部401は、ポイントサービスデータベースDB5に基づいて、キャンペーン中のポイント還元率を特定する。ポイント数計算部401は、当該特定されたキャンペーン中のポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算する。ポイント数の計算方法は、実施形態で説明した通りである。
【0104】
変形例2の表示制御システム1は、利用ポイントサービスにおけるキャンペーンにユーザがエントリーしているか否かを判定する。表示制御システム1は、ユーザがキャンペーンにエントリーしていると判定された場合には、ユーザがキャンペーンにエントリーしていないと判定された場合よりも高いポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、キャンペーンに応じたポイント数をユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性を、より高めることができる。例えば、表示制御システム1は、ユーザに対し、キャンペーンを開催中の特定のポイントサービスを利用する動機付けを与えることができる。表示制御システム1は、高いポイント還元率に基づくポイント数の表示によって、ユーザに対し、より多くの商品を注文する動機付けを与えることもできる。
【0105】
[6-3.変形例3]
例えば、実施形態では、利用ポイントサービス特定部402が、ユーザが選択したボタンB10に基づいて、利用ポイントサービスを特定する場合を説明した。利用ポイントサービス特定部402は、他の方法に基づいて、利用ポイントサービスを特定してもよい。変形例3のセルフオーダー端末40は、利用ポイントサービスでユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得する。例えば、セルフオーダー端末40は、図15のトップ画面SC1でユーザが入力した利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得する。
【0106】
なお、セルフオーダー端末40は、他の方法に基づいて、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。例えば、セルフオーダー端末40は、トップ画面SC1以外の他の画面でユーザが入力した利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。セルフオーダー端末40は、操作部44に対する操作以外の他の方法に基づいて、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。
【0107】
例えば、セルフオーダー端末40は、ユーザ端末60との通信(例えば、近距離無線通信)によって、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。この場合、ユーザ端末60には、利用ポイントサービスのユーザ識別情報が予め記憶されているものとする。セルフオーダー端末40は、ユーザ端末60に表示されたポイントアプリのコードを撮影部46で撮影することによって、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。当該コードは、利用ポイントサービスのユーザ識別情報に基づいて生成される。セルフオーダー端末40は、ユーザが保有する物理的なポイントカードをカードリーダで読み取ることによって、利用ポイントサービスのユーザ識別情報を取得してもよい。
【0108】
変形例3の利用ポイントサービス特定部402は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。例えば、ユーザ識別情報の特定の桁に、ポイントサービスを識別可能な情報が含まれていてもよい。この場合、利用ポイントサービス特定部402は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報の特定の桁を参照することによって、利用ポイントサービスを特定する。利用ポイントサービス特定部402は、ポイントサーバ20に対し、ポイントサービスのユーザ識別情報を送信することによって、ユーザが会員であるか否かを照会してもよい。
【0109】
変形例3の表示制御システム1は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。これにより、表示制御システム1は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報に基づいて特定された利用ポイントサービスの獲得ポイントを、セルフオーダー端末40上でユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
【0110】
[6-4.変形例4]
例えば、セルフオーダー端末40は、複数のポイントサービスの各々と連携する加盟者の加盟者サービスでユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得してもよい。変形例4では、セルフオーダー端末40は、加盟者アプリのトップ画面SC7に表示されたコードC70を撮影部46で読み取ることによって、加盟者サービスのユーザ識別情報を取得する場合を例に挙げる。コードC70は、ユーザ端末60に記憶された加盟者サービスのユーザ識別情報に基づいて生成される。セルフオーダー端末40は、他の方法に基づいて、加盟者サービスのユーザ識別情報を取得してもよい。
【0111】
例えば、セルフオーダー端末40は、トップ画面SC1又はその他の画面に対してユーザが入力した加盟者サービスのユーザ識別情報を取得してもよい。セルフオーダー端末40は、ユーザ端末60との通信によって、加盟者サービスのユーザ識別情報を取得してもよい。セルフオーダー端末40は、ユーザが保有する加盟者の会員カードをカードリーダで読み取ることによって、加盟者サービスのユーザ識別情報を取得してもよい。
【0112】
変形例4の利用ポイントサービス特定部402は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。例えば、利用ポイントサービス特定部402は、加盟者データベースDB1に基づいて、加盟者サービスのユーザ識別情報に関連付けられた連携中情報を取得する。セルフオーダー端末40が、加盟者サーバ10に対し、直接的に、又は、加盟者端末50等の他のコンピュータを介して間接的に照会を行うことによって、連携中情報が取得される。
【0113】
例えば、利用ポイントサービス特定部402は、連携中情報に基づいて特定されるポイントサービスを、利用ポイントサービスとして特定する。加盟者サーバ10は、セルフオーダー端末40に対し、直接的に、又は、加盟者端末50等の他のコンピュータを介して間接的に、連携中情報が示すポイントサービスのポイントサービス識別情報を送信する。利用ポイントサービス特定部402は、当該ポイントサービス識別情報が示すポイントサービスを、利用ポイントサービスとして特定する。ユーザが単一のポイントサービスだけを連携する場合には、利用ポイントサービス特定部402は、特に連携中情報に基づかずに、当該単一のポイントサービスを利用ポイントサービスとして特定してもよい。
【0114】
変形例4の表示制御システム1は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。これにより、表示制御システム1は、セルフオーダー端末40により取得されたユーザ識別情報に基づいて特定された利用ポイントサービスの獲得ポイントを、セルフオーダー端末40上でユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
【0115】
[6-5.変形例5]
例えば、実施形態では、全てのユーザでポイント還元率が共通である場合を例に挙げたが、ユーザによってポイント還元率が異なってもよい。変形例5では、複数のポイントサービスの少なくとも1つにおいて、ユーザの利用状況に応じたランクが定められているものとする。ユーザのランクは、ポイントサービスの利用状況に応じて決まってもよいし、ポイントサービスが連携する他のサービス(例えば、決済サービス、電子商取引サービス、旅行予約サービス、又は通信サービス)の利用状況に応じて決まってもよい。
【0116】
表示制御システム1は、ユーザ行動情報取得部406を含む。ユーザ行動情報取得部406は、利用ポイントサービスにおけるユーザの行動に関するユーザ行動情報、又は、利用ポイントサービスと連携する連携サービスにおけるユーザの行動に関するユーザ行動情報を取得する。ユーザ行動情報は、ユーザの行動に応じて更新される情報である。変形例5では、ユーザ行動情報が、利用ポイントサービス又は連携サービスにおけるユーザの行動に応じたランクを示す場合を例に挙げる。ランクの決定方法は、公知の方法であってよい。
【0117】
なお、ユーザ行動情報は、ランク以外の他の情報であってもよい。例えば、ユーザ行動情報は、利用ポイントサービス又は連携サービスにおけるユーザの購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方を示してもよい。連携サービスが決済サービスであれば、ユーザ行動情報は、ユーザが決済サービスで購入した商品、又は、ユーザが決済サービスを利用した加盟者を示してもよい。連携サービスが電子商取引サービスであれば、ユーザ行動情報は、ユーザが電子商取引サービスで購入した商品、又は、ユーザが電子商取引サービスで閲覧した商品を示してもよい。
【0118】
変形例5では、ポイントデータベースDB2に、ユーザ行動情報が格納されているものとする。例えば、ユーザ行動情報取得部406は、利用ポイントサービスのユーザ識別情報に基づいて、ポイントサーバ20に対し、ユーザ行動情報を要求する。ユーザ行動情報の要求は、加盟者サーバ10等の他のコンピュータ経由で送信されてもよい。ポイントサーバ20は、ポイントデータベースDB2に格納されたユーザ行動情報を、セルフオーダー端末40に送信する。ユーザ行動情報は、加盟者サーバ10等の他のコンピュータ経由で送信されてもよい。
【0119】
なお、ユーザ行動情報は、ポイントデータベースDB2以外の他のデータベースに格納されていてもよい。例えば、ユーザ行動情報は、ユーザに連携サービスを提供するシステムが記憶するデータベースに格納されていてもよい。この場合、ユーザ行動情報取得部406は、当該システムから、ユーザ行動情報を取得すればよい。ユーザ行動情報がユーザ端末60に記憶されている場合には、ユーザ行動情報取得部406は、ユーザ端末60から、ユーザ行動情報を取得してもよい。
【0120】
変形例5のポイント数計算部401は、ユーザ行動情報に更に基づいて、ポイント数を計算する。例えば、ポイント数計算部401は、ユーザ行動情報が示すランクに基づいて、ポイント数を計算する。ポイント数計算部401は、ユーザ行動情報が示すランクが高いほど、ポイント還元率が高くなるように、ポイント還元率を決定する。ポイント数計算部401は、商品の価格と、当該決定されたポイント還元率と、に基づいて、ポイント数を計算する。
【0121】
変形例5では、ユーザ行動情報(変形例5では、ランク)と、ポイント還元率と、の関係は、ポイントサービスデータベースDB5に示されているものとする。これらの関係は、他のデータベースに示されていてもよいし、データベース以外の他のデータ(例えば、プログラムコードの一部、数式、又はテーブル)に示されていてもよい。ポイント数計算部401は、ポイントサービスデータベースDB5に基づいて、ユーザ行動情報に応じたポイント還元率を取得する。
【0122】
なお、ユーザ行動情報がランク以外の他の情報を示す場合には、ポイント数計算部401は、当該他の情報に応じたポイント還元率を取得すればよい。例えば、他の情報が購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方であれば、ポイント数計算部401は、ユーザ行動情報が示す購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方に基づいて、ポイント数を計算する。他の情報が決済サービスにおける利用額を示す場合、ポイント数計算部401は、利用額が多いほど、ポイント還元率が高くなるように、ポイント還元率を決定してもよい。他の情報が決済サービスにおける利用場所を示す場合、ポイント数計算部401は、ユーザが今現在いる加盟者が利用場所である決済が多いほど、ポイント還元率が高くなるように、ポイント還元率を決定してもよい。
【0123】
例えば、他の情報が電子商取引サービスでユーザが購入した商品を示す場合、ポイント数計算部401は、ユーザが購入した商品又はその金額が多いほど、ポイント還元率が高くなるように、ポイント還元率を決定してもよい。他の情報が電子商取引サービスでユーザが閲覧した商品のページを示す場合、ポイント数計算部401は、ユーザが閲覧したページが多いほど、ポイント還元率が高くなるように、ポイント還元率を決定してもよい。ユーザ行動情報が他の情報を示す場合も同様に、ポイント数計算部401は、他の情報に応じたポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算すればよい。
【0124】
変形例5の表示制御システム1は、利用ポイントサービスにおけるユーザの行動に関するユーザ行動情報、又は、利用ポイントサービスと連携する連携サービスにおけるユーザの行動に関するユーザ行動情報を取得する。表示制御システム1は、ユーザ行動情報に更に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、ユーザの行動に応じたポイント数をユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性が、より向上する。例えば、ユーザが特定の行動をするとポイント数が多くなったとすると、表示制御システム1は、ユーザに対し、当該特定の行動をする動機付けを与えることができる。
【0125】
また、表示制御システム1は、利用ポイントサービス又は連携サービスにおけるユーザの行動に応じたランクをユーザ行動情報が示す場合に、ユーザ行動情報が示すランクに基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、ユーザのランクに応じたポイント数をユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性が、より向上する。例えば、ユーザのランクが上がるとポイント数が多くなる場合には、表示制御システム1は、ユーザに対し、ランクを上げる動機付けを与えることができる。
【0126】
また、表示制御システム1は、利用ポイントサービス又は連携サービスにおけるユーザの購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方をユーザ行動情報が示す場合に、ユーザ行動情報が示す購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、ユーザの購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方に応じたポイント数をユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性が、より向上する。例えば、ユーザの購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方に応じてポイント数が多くなる場合には、表示制御システム1は、ユーザに対し、商品を購入したり、商品のページを閲覧したりする動機付けを与えることができる。
【0127】
[6-6.変形例6]
例えば、実施形態では、全商品のポイント還元率が共通である場合を例に挙げたが、複数の商品の各々には、当該商品に応じたポイント還元率が関連付けられていてもよい。変形例6では、ある商品のポイント還元率と、他の商品のポイント還元率と、が異なることがある。例えば、デザートメニューに属する商品のポイント還元率が、食事メニューに属する商品のポイント還元率よりも高くてもよい。例えば、加盟者がキャンペーンを開催している商品のポイント還元率が、キャンペーンの対象とはならない商品のポイント還元率よりも高くてもよい。
【0128】
変形例6では、商品データベースDB4に、複数の商品の各々のポイント還元率が格納されているものとする。変形例6のポイント数計算部401は、商品データベースDB4に基づいて、複数の商品の各々のポイント還元率を取得する。個々の商品のポイント還元率は、商品データベースDB4以外の他のデータベースに格納されていてもよい。変形例6のポイント数計算部401は、複数の商品の各々に関連付けられたポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算する。ポイント還元率の取得方法が実施形態とは異なるが、ポイント数の計算方法自体は、実施形態と同様である。
【0129】
なお、個々の商品のポイント還元率は、利用ポイントサービスによって異なってもよい。即ち、利用ポイントサービス及び商品の組み合わせごとに、ポイント還元率が定められていてもよい。この場合、ポイント数計算部401は、利用ポイントサービス及び商品の組み合わせに関連付けられたポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算する。利用ポイントサービス及び商品の組み合わせと、ポイント還元率と、の関係は、商品データベースDB4又はポイントサービスデータベースDB5に定められているものとする。
【0130】
変形例6の表示制御システム1は、複数の商品の各々に関連付けられたポイント還元率に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、商品に応じたポイント還元率でポイント数を計算できるので、ある特定の商品の販促活動を効果的に行うことができる。表示制御システム1は、商品に応じたポイント還元率だったとしても、個々の商品のポイント還元率に応じたポイント数を計算して表示させることができるので、ユーザの利便性を、より高めることができる。
【0131】
[6-7.変形例7]
例えば、ユーザが、ある特定の決済アプリを利用すると、ある特定のポイントサービスのポイント還元率が優遇されることがある。変形例7では、図2~5において、ユーザが、決済アプリ「AAAペイ」を利用すると、ポイントサービス「AAAポイント」のポイント還元率が優遇される場合を例に挙げる。この場合、ユーザが選択した利用ポイントサービスの種類と、ユーザが選択した決済アプリの種類と、の組み合わせが、ポイント還元率が優遇される組み合わせであるか否かが判定されてもよい。ユーザに対し、その判定結果が通知されてもよい。
【0132】
変形例7の表示制御システム1は、利用決済手段情報取得部602、組み合わせ判定部603、及びユーザ通知部604を含む。利用決済手段情報取得部602は、商品の決済でユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する利用決済手段情報を取得する。ユーザは、複数の決済手段のうちの少なくとも1つを利用する。決済手段は、クレジットカード又は電子マネーといったように、決済アプリ内で利用可能な手段であってもよいが、変形例7では、決済アプリが決済手段に相当する場合を例に挙げる。決済アプリは、ユーザが決済のために利用する手段なので、決済手段の一種である。決済手段は、決済アプリに限られない。決済アプリと記載した箇所は、他の任意の決済手段に読み替えることができる。
【0133】
例えば、複数の決済サービスの各々の決済アプリが、ユーザ端末60にインストールされている。変形例7では、決済アプリ「AAAペイ」、決済アプリ「DDDペイ」、及び決済アプリ「EEEペイ」が、ユーザ端末60にインストールされているものとする。以降、ユーザが決済で利用する決済アプリを、利用決済アプリという。利用ポイントサービス及び利用決済アプリの組み合わせが所定の組み合わせである場合には、利用ポイントサービス及び利用決済アプリの組み合わせが所定の組み合わせではない場合よりも、ポイント還元率が優遇される。
【0134】
例えば、利用決済手段情報取得部602は、複数の決済アプリのうち、ユーザが選択した利用決済アプリに関する利用決済手段情報を取得する。図5の例では、ユーザは、決済手段選択画面SC9で利用決済アプリを選択する。利用決済手段情報取得部602は、決済手段選択画面SC9における選択結果に基づいて、利用決済手段情報を取得する。ユーザは、決済手段選択画面SC9以外の他の画面で利用決済アプリを選択してもよい。
【0135】
なお、利用決済手段情報の取得方法は、上記の例に限られない。例えば、ユーザは、予め利用決済アプリを選択しておいてもよい。この場合、ユーザ端末60には、利用決済手段情報が予め記憶されているものとする。他にも例えば、利用決済手段情報取得部602は、ユーザ端末60で起動中の決済アプリを示す利用決済手段情報を取得してもよい。この場合、ユーザ端末60で起動中の決済アプリが利用決済手段に相当する。
【0136】
組み合わせ判定部603は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する。例えば、組み合わせ判定部603は、セルフオーダー端末40から、利用ポイントサービスの種類に関する情報を取得する。この情報は、コード画面SC5のコードに示されているものとする。組み合わせ判定部603は、セルフオーダー端末40と通信することによって、当該情報を取得してもよい。組み合わせ判定部603は、ユーザ端末60に対するユーザの操作に基づいて、利用ポイントサービスの種類を特定してもよい。
【0137】
所定の組み合わせを示すデータは、データ記憶部600に予め記憶されているものとする。組み合わせ判定部603は、当該データに基づいて判定を行う。所定の組み合わせは、ポイント還元率が優遇される組み合わせである。変形例7では、組み合わせ判定部603は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す決済手段の種類と、の組み合わせが「AAAペイ」及び「AAAポイント」であるか否かを判定する。ユーザ通知部604は、組み合わせ判定部603の判定結果に基づいて、ユーザに対する通知を行う。
【0138】
図16は、ユーザに対する通知の一例を示す図である。例えば、ユーザ通知部604は、ユーザが決済手段選択画面SC9で決済手段を選択した後に、組み合わせ判定部603の判定結果を示す通知画面SC11を、ユーザ端末60に表示させる。利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであると判定された場合には、図16の上側のように、ユーザ通知部604は、通知画面SC11に、その旨を示すメッセージを表示させる。この場合、ユーザ通知部604は、通知画面SC11に、優遇されたポイント還元率を表示させてもよい。
【0139】
例えば、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであると判定されない場合には、図16の下側のように、ユーザ通知部604は、通知画面SC11に、その旨を示すメッセージを表示させる。この場合、ユーザ通知部604は、通知画面SC11に、ポイント還元率が優遇されないことを示すメッセージを表示させてもよい。ユーザ通知部604は、通知画面SC11に、ポイント還元率が優遇される所定の組み合わせを表示させてもよい。
【0140】
変形例7の表示制御システム1は、商品の決済でユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する利用決済手段情報を取得する。表示制御システム1は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する。表示制御システム1は、判定結果に基づいて、ユーザに対する通知を行う。これにより、表示制御システム1は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かをユーザに把握させることができるので、ユーザの利便性を、より高めることができる。例えば、ユーザは、ポイント還元率が優遇される組み合わせであるか否かを把握できる。
【0141】
[6-8.変形例8]
例えば、商品の決済が実行される場合に、加盟者の担当者に対し、利用ポイントサービスに関する通知が行われてもよい。変形例8の表示制御システム1は、担当者通知部409を含む。担当者通知部409は、商品の決済が実行される場合に、加盟者の担当者に対し、利用ポイントサービスに関する通知を行う。変形例8では、担当者通知部409は、担当者が操作する加盟者端末50に対し、通知を送信する。この通知には、利用ポイントサービスを識別可能な情報が含まれている。
【0142】
図17は、加盟者に対する通知の一例を示す図である。例えば、担当者通知部409は、加盟者端末50に対し、利用ポイントサービスに関する通知を送信する。加盟者端末50は、セルフオーダー端末40から受信した当該通知を示す通知画面SC12を、表示部55に表示させる。通知は、加盟者端末50ではなく、加盟者サーバ10等の他のコンピュータに送信されてもよい。通知は、セルフオーダー端末40上で表示されてもよい。
【0143】
変形例8の表示制御システム1は、商品の決済が実行される場合に、加盟者の担当者に対し、利用ポイントサービスに関する通知を行う。これにより、表示制御システム1は、ユーザが選択した利用ポイントサービスを、加盟者の担当者に把握させることができる。
【0144】
[6-9.変形例9]
例えば、変形例7では、利用ポイントサービスの種類と、利用決済アプリの種類と、の組み合わせが、所定の組み合わせであるか否かの判定結果が、ユーザに通知される場合を例に挙げた。当該判定結果は、ユーザではなく加盟者の担当者に通知されてもよい。この点は、図17の通知も同様である。ただし、変形例9では、利用決済手段情報の取得、組み合わせの判定、及び通知の制御の各々が、セルフオーダー端末40で実行される場合を例に挙げる。
【0145】
変形例9の表示制御システム1は、利用決済手段情報取得部407、組み合わせ判定部408、及び担当者通知部409を含む。利用決済手段情報取得部407は、商品の決済でユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する利用決済手段情報を取得する。利用決済手段情報取得部407は、利用決済手段情報を取得する主体が利用決済手段情報取得部602とは異なるが、処理内容自体は、概ね利用決済手段情報取得部602と同様である。利用決済手段情報取得部407は、セルフオーダー端末40に対するユーザの操作、ユーザ端末60との通信結果、又はユーザ端末60に表示されたコードの読み取りによって、利用決済手段情報を取得する。当該コードは、利用決済手段情報に基づいて生成されるものとする。
【0146】
組み合わせ判定部408は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する。組み合わせ判定部408は、判定処理を実行する主体が組み合わせ判定部603とは異なるが、処理内容自体は、概ね組み合わせ判定部603と同様である。組み合わせ判定部408は、利用ポイントサービス特定部402が特定した利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報取得部407が取得した利用決済手段情報が示す利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する。担当者通知部409は、組み合わせ判定部408の判定結果に基づいて、加盟者の担当者に対する通知を行う。
【0147】
図18は、担当者に対する通知の一例を示す図である。例えば、担当者通知部409は、ユーザが決済手段選択画面SC9又は他の方法で決済手段を選択した後に、組み合わせ判定部408の判定結果を示す通知画面SC13を、加盟者端末50に表示させる。担当者通知部409は、加盟者端末50に対し、通知画面SC13の表示に必要なデータを送信することによって、通知画面SC13を、加盟者端末50に表示させる。利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであると判定された場合には、図18の上側のように、担当者通知部409は、通知画面SC13に、その旨を示すメッセージを表示させる。この場合、担当者通知部409は、通知画面SC13に、優遇されたポイント還元率を表示させてもよい。
【0148】
例えば、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであると判定されない場合には、図18の下側のように、担当者通知部409は、通知画面SC13に、その旨を示すメッセージを表示させる。この場合、担当者通知部409は、通知画面SC13に、ポイント還元率が優遇されないことを示すメッセージを表示させてもよい。担当者通知部409は、通知画面SC13に、ポイント還元率が優遇される所定の組み合わせを表示させてもよい。図18では、通知画面SC13に対する担当者の操作によって決済が実行される場合(即ち、ユーザが、セルフオーダー端末40で会計の操作をしてから飲食店のレジに移動して、加盟者端末50で決済を行う場合)が示されているが、決済は、担当者の操作ではなく、ユーザの操作によって実行されてもよい。
【0149】
変形例9の表示制御システム1は、商品の決済でユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する利用決済手段情報を取得する。表示制御システム1は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する。表示制御システム1は、判定結果に基づいて、加盟者の担当者に対する通知を行う。これにより、表示制御システム1は、利用ポイントサービスの種類と、利用決済手段情報が示す利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを担当者に把握させることができる。例えば、担当者は、ポイント還元率が優遇される組み合わせであるか否かを把握できる。
【0150】
[6-10.変形例10]
例えば、実施形態では、加盟者が運営する店舗のテーブルに配置されたセルフオーダー端末40からユーザが商品を注文する場合を例に挙げた。ユーザは、自分のユーザ端末60から商品を注文してもよい。変形例10では、加盟者が運営する店舗のテーブルに、コード(例えば、バーコード又は二次元コード)が印刷された紙が配置されているものとする。ユーザは、ユーザ端末60で当該コードを読み取ることによって、商品を注文する。ユーザ端末60を利用した注文の仕組み自体は、公知の仕組みであってよい。
【0151】
図19は、変形例10の表示制御システム1で実現される機能の一例を示す図である。図19のように、変形例10の表示制御システム1は、セルフオーダー端末40を含まない。変形例10では、商品の決済は、複数のユーザが属するユーザグループごとに行われる。ユーザグループは、会計を共にするユーザの集まりである。例えば、ユーザグループは、同じテーブルにいるユーザの集まりである。ユーザグループは、互いに離れたテーブルにいるユーザの集まりであってもよい。複数のユーザの各々が、セルフオーダー端末として、自分のユーザ端末60を操作する。変形例10では、ユーザ端末60が、本開示に係るセルフオーダー端末に相当する。本開示に係るセルフオーダー端末は、加盟者の所有物でなく、ユーザの所有物であってもよい。
【0152】
図20は、ユーザがユーザ端末60から商品を注文する流れの一例を示す図である。図20の左上のように、ユーザ端末60は、ユーザが自分で商品を注文するためのボタンB73を含むトップ画面SC7を表示部65に表示させる。ユーザがボタンB73を選択すると、図20の右上のように、ユーザ端末60は、撮影部66を起動させて、テーブルに配置された紙の二次元コードを読み取るための読取画面SC14を表示部65に表示させる。ユーザ端末60が二次元コードを読み取ると、図20の左下のように、ユーザ端末60は、ユーザが利用ポイントを選択するための利用ポイント選択画面SC15を、表示部65に表示させる。
【0153】
変形例10では、加盟者サーバ10により、表示制御部101、ポイント数計算部102、及び利用ポイントサービス特定部103が実現される場合を例に挙げる。これらの各機能は、制御部11により実現される。これらの各機能は、加盟者端末50によって実現されてもよい。表示制御部101、ポイント数計算部102、及び利用ポイントサービス特定部103は、それぞれ表示制御部403、ポイント数計算部401、及び利用ポイントサービス特定部402と概ね同様の機能である。変形例10のデータ記憶部100は、商品データベースDB4及びポイントサービスデータベースDB5を記憶する。
【0154】
変形例10のポイント数計算部102は、複数の利用ポイントサービスの各々で、商品の注文によって当該ユーザが獲得可能なポイント数を計算する。ポイント数計算部102は、データ記憶部100に記憶された商品データベースDB4及びポイントサービスデータベースDB5に基づいて、ポイント数を計算する。ポイント数の計算方法自体は、実施形態で説明した方法と同様である。
【0155】
変形例10の利用ポイントサービス特定部103は、複数のユーザの各々のユーザ端末60が取得した情報に基づいて、複数のユーザの各々の利用ポイントサービスを特定する。当該情報には、利用ポイントサービスが示されている。変形例10では、当該情報の一例として、ユーザ端末60に対するユーザの操作を示す情報を説明する。ユーザ端末60に対するユーザの操作以外の他の方法が利用されてもよい。
【0156】
ユーザ端末60は、複数のポイントサービスの中から、ユーザによる利用ポイントサービスの選択操作を受け付ける。図20の例であれば、ユーザがボタンB150A~B150Cを選択する操作が、選択操作に相当する。以降、ボタンB150A~B150Cを区別する必要がない時は、単にボタンB150という。ユーザは、ポイントサービスを利用しないことを示すボタンB151を選択することもできる。選択操作は、任意の操作であってよい。例えば、ユーザがボタンB150以外の他の画像を選択する操作、又は、操作部64の所定の部材を選択する操作が、選択操作に相当してもよい。
【0157】
例えば、利用ポイントサービス特定部103は、ユーザ端末60に対して行われた選択操作に基づいて、利用ポイントサービスを特定する。図20の例であれば、利用ポイントサービス特定部103は、選択操作によって選択されたボタンB150が示すポイントサービスを、利用ポイントサービスとして特定する。ユーザがボタンB150を選択する操作以外の他の選択操作が行われる場合には、利用ポイントサービス特定部103は、当該他の選択操作が示すポイントサービスを、利用ポイントサービスとして特定すればよい。利用ポイントサービス特定部103は、加盟者アプリで連携中のポイントカードを、利用ポイントカードとして特定してもよい。この場合、利用ポイントサービス特定部103は、加盟者データベースDB1を参照して、利用ポイントカードとして特定する。
【0158】
変形例10の表示制御部101は、複数のユーザの各々のユーザ端末60に、当該ユーザの利用ポイントサービスで当該ユーザが獲得可能なポイント数を表示させる。図20の例では、図20の右下のように、表示制御部101は、複数の商品の各々のポイント数を示すメニュー画面SC16を、ユーザ端末60に表示させる。例えば、表示制御部101は、ポイントサービス「AAAポイント」を選択したユーザのユーザ端末60に、ポイントサービス「AAAポイント」のポイント数を表示させる。なお、メニュー画面SC16以外の他の画面に、ポイント数が表示されてもよい。例えば、ユーザ端末60に表示される会計画面又は注文履歴画面に、個々の商品のポイント数と、会計全体のポイント数と、が表示されてもよい。
【0159】
例えば、表示制御部101は、ポイントサービス「BBBポイント」を選択したユーザのユーザ端末60に、ポイントサービス「BBBポイント」のポイント数を表示させる。表示制御部101は、ユーザ端末60に対し、これらの表示に必要なデータを送信することによって、ユーザ端末60にポイント数を表示させる。このように、表示制御部101は、複数のユーザの各々が選択した利用ポイントカードに応じたメニュー画面SC16の表示に必要なデータを生成し、当該ユーザのユーザ端末60に対し、当該データを送信する。当該ユーザのユーザ端末60は、当該データに基づいて、自分が選択した利用ポイントカードに応じたメニュー画面SC16を、表示部65に表示させる。
【0160】
変形例10では、複数のユーザの各々が、セルフオーダー端末として、自分のユーザ端末60を操作する。表示制御システム1は、複数のユーザの各々のユーザ端末60が取得した情報に基づいて、複数のユーザの各々の利用ポイントサービスを特定する。表示制御システム1は、複数のユーザの各々のユーザ端末60に、当該ユーザの利用ポイントサービスで当該ユーザが獲得可能なポイント数を表示させる。これにより、表示制御システム1は、複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末としてのユーザ端末60を操作するユーザの利便性を高めることができる。
【0161】
[6-11.変形例11]
例えば、ユーザグループに属する個々のユーザにポイントが分配されてもよい。ポイント数計算部401は、ユーザグループの人数に更に基づいて、ポイント数を計算してもよい。変形例11では、変形例10のように、ユーザが自分のユーザ端末60をセルフオーダー端末として利用してもよいし、実施形態のセルフオーダー端末40が用意されていてもよい。セルフオーダー端末40が用意される場合には、ユーザは、ユーザグループの人数をセルフオーダー端末40に入力するものとする。セルフオーダー端末40に表示されたコードがユーザ端末60で読み取られる場合には、ポイント数計算部401は、何台のユーザ端末60で当該コードが読み取られたかを判定することによって、ユーザの人数を特定してもよい。
【0162】
例えば、ユーザグループの人数は、ユーザによって入力されてもよいし、同じ二次元コードを読み取ったユーザ端末60の数によって特定されてもよい。ポイント数計算部401は、商品の価格と、ポイント還元率と、に基づいて計算したポイント数を、ユーザグループの人数で割ることによって、各自が獲得するポイント数を計算する。例えば、ユーザグループが2人であれば、各自が獲得するポイント数は、ユーザが1人の場合の1/2になる。ユーザグループが4人であれば、各自が獲得するポイント数は、ユーザが1人の場合の1/4になる。
【0163】
なお、変形例11でも、変形例10のように、ユーザ端末60が、本開示に係るセルフオーダー端末に相当してもよい。この場合、複数のユーザの各々のユーザ端末60は、当該ユーザが選択した利用ポイントサービスのポイント数として、ユーザグループの人数に応じたポイント数を表示させる。ユーザは、自分のユーザ端末60のメニュー画面SC16等の画面において、ポイントの分配によって自分が獲得できるポイント数を把握できる。なお、ポイントの分配の仕組みは、公知の仕組みであってよい。
【0164】
変形例11の表示制御システム1は、ユーザグループの人数に更に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、ポイントが分配されるユーザグループにおけるユーザの利便性を高めることができる。
【0165】
[6-12.変形例12]
例えば、変形例11において、ポイント数計算部401は、ユーザグループのうち、利用ポイントサービスが特定されたユーザの人数に基づいて、ポイント数を計算してもよい。変形例12のポイント数計算部401は、ユーザグループに属するユーザのうち、利用ポイントサービスが特定されなかったユーザについては、ポイント数の計算における人数にカウントしない。例えば、4人のユーザが属するユーザグループのうち、3人の利用ポイントサービスが特定された場合には、ポイント数計算部401は、商品の価格と、ポイント還元率と、に基づいて計算したポイント数を、3で割ることによって、利用ポイントサービスが特定された3人が獲得するポイント数を計算する。
【0166】
変形例13の表示制御システム1は、ユーザグループのうち、利用ポイントサービスが特定されたユーザの人数に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、ポイントを利用しないユーザがいるユーザグループにおけるユーザの利便性を高めることができる。
【0167】
[6-13.変形例13]
例えば、変形例11において、ユーザグループに属する複数のユーザのうちの何れかが代表してポイントを獲得することがある。代表してポイントを獲得するユーザは、自身の利用ポイントサービスのユーザ識別情報を、セルフオーダー端末40又はユーザ端末60に入力する。ポイント数計算部401は、ユーザグループの代表者が代表してポイントを獲得する場合には、人数には基づかずにポイント数を計算してもよい。ポイント数計算部401は、ユーザグループに属する複数のユーザの各々でポイントが分配される場合に、人数に基づいて、ポイント数を計算してもよい。
【0168】
変形例13の表示制御システム1は、ユーザグループの代表者が代表してポイントを獲得する場合には、人数には基づかずにポイント数を計算する。表示制御システム1は、ユーザグループに属する複数のユーザの各々でポイントが分配される場合に、人数に基づいて、ポイント数を計算する。これにより、表示制御システム1は、ユーザの利便性を高めることができる。
【0169】
[6-14.その他の変形例]
例えば、上記変形例を組み合わせてもよい。
【0170】
例えば、加盟者は、ポイントサービスに加盟する者であればよい。加盟者は、飲食店の運営会社に限られない。加盟者は、車内販売を実施する鉄道会社、機内販売を実施する航空会社、ルームサービスを実施する宿泊施設、又はその他の者であってもよい。商品は、加盟者が販売する物であればよい。商品は、飲食物に限られない。例えば、商品は、土産物、衣料品、日用品、又はその他の物出あってもよい。商品は、電子的なデータであってもよい。
【0171】
例えば、加盟者サーバ10で実行されるものとして説明した処理は、ユーザ端末60又はセルフオーダー端末40で実行されてもよい。ユーザ端末60で実行されるものとして説明した処理は、加盟者サーバ10又はセルフオーダー端末40で実行されてもよい。セルフオーダー端末40で実行されるものとして説明した処理は、加盟者サーバ10又はユーザ端末60で実行されてもよい。加盟者サーバ10、セルフオーダー端末40、又はユーザ端末60で実行されるものとして説明した処理は、複数のコンピュータで分担されてもよい。
【0172】
[7.付記]
例えば、表示制御システムは、下記のような構成も可能である。
(1)
複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末の表示を制御する表示制御システムであって、
前記商品の価格と、前記複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、前記商品の注文によって前記ユーザが獲得可能なポイント数を計算するポイント数計算部と、
前記セルフオーダー端末が取得した情報に基づいて、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザが利用する前記ポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する利用ポイントサービス特定部と、
前記セルフオーダー端末に、前記利用ポイントサービスの前記ポイント数を表示させる表示制御部と、
を含む表示制御システム。
(2)
前記ポイント数計算部は、複数の前記商品の各々の注文によって前記ユーザが獲得可能な前記ポイント数を取得し、
前記表示制御部は、前記セルフオーダー端末に、前記複数の商品の各々を示すメニューと、当該商品を前記ユーザが注文すると獲得可能な前記利用ポイントサービスの前記ポイント数と、を示すメニュー画面を表示させる、
(1)に記載の表示制御システム。
(3)
前記表示制御システムは、前記ユーザが前記加盟者で利用可能な特典であって、前記利用ポイントサービスにおける前記特典に関する特典情報を取得する特典情報取得部を更に含み、
前記表示制御部は、前記セルフオーダー端末に、前記特典情報が示す前記特典を更に表示させる、
(1)又は(2)に記載の表示制御システム。
(4)
前記表示制御システムは、前記加盟者に関するキャンペーンであって、前記利用ポイントサービスにおける前記キャンペーンに前記ユーザがエントリーしているか否かを判定するエントリー判定部を更に含み、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザが前記キャンペーンにエントリーしていると判定された場合には、前記ユーザが前記キャンペーンにエントリーしていないと判定された場合よりも高い前記ポイント還元率に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(1)~(3)の何れかに記載の表示制御システム。
(5)
前記セルフオーダー端末は、前記複数のポイントサービスの中から、前記ユーザによる前記利用ポイントサービスの選択操作を受け付け、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記セルフオーダー端末に対して行われた前記選択操作に基づいて、前記利用ポイントサービスを特定する、
(1)~(4)の何れかに記載の表示制御システム。
(6)
前記セルフオーダー端末は、前記利用ポイントサービスで前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得し、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記セルフオーダー端末により取得された前記ユーザ識別情報に基づいて、前記利用ポイントサービスを特定する、
(1)~(5)の何れかに記載の表示制御システム。
(7)
前記セルフオーダー端末は、前記複数のポイントサービスの各々と連携する前記加盟者の加盟者サービスで前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得し、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記セルフオーダー端末により取得された前記ユーザ識別情報に基づいて、前記利用ポイントサービスを特定する、
(1)~(6)の何れかに記載の表示制御システム。
(8)
前記表示制御システムは、前記利用ポイントサービスにおける前記ユーザの行動に関するユーザ行動情報、又は、前記利用ポイントサービスと連携する連携サービスにおける前記ユーザの行動に関するユーザ行動情報を取得するユーザ行動情報取得部を更に含み、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザ行動情報に更に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(1)~(7)の何れかに記載の表示制御システム。
(9)
前記ユーザ行動情報は、前記利用ポイントサービス又は前記連携サービスにおける前記ユーザの行動に応じたランクを示し、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザ行動情報が示す前記ランクに基づいて、前記ポイント数を計算する、
(8)に記載の表示制御システム。
(10)
前記ユーザ行動情報は、前記利用ポイントサービス又は前記連携サービスにおける前記ユーザの購買履歴及び閲覧履歴の少なくとも一方を示し、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザ行動情報が示す前記購買履歴及び前記閲覧履歴の少なくとも一方に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(8)又は(9)に記載の表示制御システム。
(11)
複数の前記商品の各々には、当該商品に応じた前記ポイント還元率が関連付けられており、
前記ポイント数計算部は、前記複数の商品の各々に関連付けられた前記ポイント還元率に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(1)~(10)の何れかに記載の表示制御システム。
(12)
前記表示制御システムは、
前記商品の決済で前記ユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する利用決済手段情報を取得する利用決済手段情報取得部と、
前記利用ポイントサービスの種類と、前記利用決済手段情報が示す前記利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する組み合わせ判定部と、
前記組み合わせ判定部の判定結果に基づいて、前記ユーザに対する通知を行うユーザ通知部と、
を更に含む(1)~(11)の何れかに記載の表示制御システム。
(13)
前記表示制御システムは、前記商品の決済が実行される場合に、前記加盟者の担当者に対し、前記利用ポイントサービスに関する通知を行う担当者通知部を更に含む、
(1)~(12)の何れかに記載の表示制御システム。
(14)
前記表示制御システムは、
前記商品の決済で前記ユーザが利用する決済手段である利用決済手段に関する決済手段情報を取得する利用決済手段情報取得部と、
前記利用ポイントサービスの種類と、前記決済手段情報が示す前記利用決済手段の種類と、の組み合わせが所定の組み合わせであるか否かを判定する組み合わせ判定部と、
前記組み合わせ判定部の判定結果に基づいて、前記加盟者の担当者に対する通知を行う担当者通知部と、
を更に含む(1)~(13)の何れかに記載の表示制御システム。
(15)
前記商品の決済は、複数の前記ユーザが属するユーザグループごとに行われ、
前記複数のユーザの各々が、前記セルフオーダー端末として、自分のユーザ端末を操作し、
前記利用ポイントサービス特定部は、前記複数のユーザの各々の前記ユーザ端末が取得した情報に基づいて、前記複数のユーザの各々の前記利用ポイントサービスを特定し、
前記表示制御部は、前記複数のユーザの各々の前記ユーザ端末に、当該ユーザの前記利用ポイントサービスで当該ユーザが獲得可能な前記ポイント数を表示させる、
(1)~(14)の何れかに記載の表示制御システム。
(16)
前記商品の決済は、複数の前記ユーザが属するユーザグループごとに行われ、
前記ポイント数計算部は、前記ユーザグループの人数に更に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(1)~(15)の何れかに記載の表示制御システム。
(17)
前記ポイント数計算部は、前記ユーザグループのうち、前記利用ポイントサービスが特定された前記ユーザの人数に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(16)に記載の表示制御システム。
(18)
前記ポイント数計算部は、前記ユーザグループの代表者が代表してポイントを獲得する場合には、前記人数には基づかずに前記ポイント数を計算し、前記ユーザグループに属する前記複数のユーザの各々でポイントが分配される場合に、前記人数に基づいて、前記ポイント数を計算する、
(16)又は(17)に記載の表示制御システム。
【符号の説明】
【0173】
1 表示制御システム、10 加盟者サーバ、11,21,31,41,51,61 制御部、12,22,32,42,52,62 記憶部、13,23,33,43,53,63 通信部、20 ポイントサーバ、30 決済サーバ、40 セルフオーダー端末、44,54,64 操作部、45,55,65 表示部、46,56,66 撮影部、50 加盟者端末、60 ユーザ端末、100 データ記憶部、101,403,501,601 表示制御部、200 データ記憶部、201 ポイント制御部、300 データ記憶部、301 決済実行部、400 データ記憶部、102,401 ポイント数計算部、103,402 利用ポイントサービス特定部、404 特典情報取得部、405 エントリー判定部、406 ユーザ行動情報取得部、407 利用決済手段情報取得部、408 組み合わせ判定部、409 担当者通知部、500 データ記憶部、600 データ記憶部、602 利用決済手段情報取得部、603 組み合わせ判定部、604 ユーザ通知部、DB1 加盟者データベース、DB2 ポイントデータベース、DB3 決済データベース、DB4 商品データベース、DB5 ポイントサービスデータベース、F12 入力フォーム、N ネットワーク、SC1 トップ画面、SC2 メニュー画面、SC3 会計画面、SC4 決済方法選択画面、SC5 コード画面、SC6,SC16 決済完了画面、SC7 トップ画面、SC8 読取画面、SC9 決済手段選択画面、SC10 決済完了画面、SC11,SC12,SC13 通知画面、SC14 読取画面、SC15 利用ポイント選択画面。

【要約】
【課題】複数のポイントサービスに加盟者が加盟する場合におけるセルフオーダー端末を操作するユーザの利便性を高める。
【解決手段】表示制御システム(1)は、複数のポイントサービスに加盟する加盟者の商品をユーザが自分で注文するためのセルフオーダー端末(40,60)の表示を制御する。ポイント数計算部(401)は、商品の価格と、複数のポイントサービスの各々のポイント還元率と、に基づいて、商品の注文によってユーザが獲得可能なポイント数を計算する。利用ポイントサービス特定部(402)は、セルフオーダー端末(40,60)が取得した情報に基づいて、複数のポイントサービスの中から、ユーザが利用するポイントサービスである利用ポイントサービスを特定する。表示制御部(403)は、セルフオーダー端末(40,60)に、利用ポイントサービスのポイント数を表示させる。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20