(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-28
(45)【発行日】2025-04-07
(54)【発明の名称】床用目地プレート及び床用目地装置
(51)【国際特許分類】
E04B 1/68 20060101AFI20250331BHJP
【FI】
E04B1/68 100A
(21)【出願番号】P 2023197642
(22)【出願日】2023-11-21
【審査請求日】2023-11-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000110365
【氏名又は名称】ドーエイ外装有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【氏名又は名称】三浦 光康
(74)【代理人】
【識別番号】100194261
【氏名又は名称】栢原 崇行
(72)【発明者】
【氏名】後藤 英夫
【審査官】五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-061831(JP,A)
【文献】実公昭56-015927(JP,Y2)
【文献】実公昭60-001896(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/62- 1/99
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられた補強部材と、前記補強部材を前記目地プレート本体に固定する固定手段と、前記目地プレート本体の内部に充填された充填部材とで構成され、
前記固定手段は、前記目地プレート本体の内側底面に、下端部の先に形成された目地プレート本体結合用の溶着部を介して固定された多数のボルトと、前記ボルトの上端部側の非溶着部に取付けられ、前記補強部材を固定する固定具本体とで構成され、前記溶着部は前記下端部に突出形成され、かつ前記下端部の直径よりも小径であ
り、前記補強部材は、多数の板状部材又はバー部材を平面視において略格子状に組み合わせて形成されており、前記固定具本体は、隣り合う前記板状部材又はバー部材の上端部に架け渡すように配置され、前記板状部材又はバー部材を上方から下方へ押し付けることで前記目地プレート本体に固定する床用目地プレート。
【請求項2】
一方の躯体と他方の躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に形成された第2の目地プレート支持部と、前記第1の目地プレート支持部に一端部側が支持された状態で取り付けられ、前記第2の目地プレート支持部に他端部側が支持された床用目地プレートとで構成され、
前記床用目地プレートは、浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられた補強部材と、前記補強部材を前記目地プレート本体に固定する固定手段と、前記目地プレート本体の内部に充填された充填部材とで構成され、
前記固定手段は、前記目地プレート本体の内側底面に、下端部の先に形成された目地プレート本体結合用の溶着部を介して固定された多数のボルトと、前記ボルトの上端部側の非溶着部に取付けられ、前記補強部材を固定する固定具本体とで構成され、前記溶着部は前記下端部に突出形成され、かつ前記下端部の直径よりも小径であ
り、前記補強部材は、多数の板状部材又はバー部材を平面視において略格子状に組み合わせて形成されており、前記固定具本体は、隣り合う前記板状部材又はバー部材の上端部に架け渡すように配置され、前記板状部材又はバー部材を上方から下方へ押し付けることで前記目地プレート本体に固定する床用目地装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ床用目地プレート及び床用目地装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、床面間の目地部を塞ぐ床用目地装置やこのような床用目地装置に用いられる床用目地プレートとしては、例えば「金属材で少なくとも2辺の下部が外方へ広がるように突出する突出部を有する四角浅皿形状の目地プレート本体と、この目地プレート本体の上部外周部に前記突出部の外側端部より外側端部が外方へ突出しないように固定された金属材製の鉢巻きプレートと、前記目地プレート本体の後部両側部に底面が開口するように設けられた支持ピン挿入筒と、前記目地プレート本体内に充填されたモルタルあるいはコンクリートとからなり、目地プレート本体は各辺の下部に外方へ鋭角状に広がるように突出する突出部が形成されるとともに、内底面には複数本の補強バーが固定されていることを特徴とする目地プレート」が知られている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、このような目地プレートでは、補強バーを目地プレート本体の内底面にアーク溶接等により固定しており、目地プレート本体の底部に溶接による焼け跡ができてしまい、目地プレート本体にステンレス等を用いた場合であっても、この焼け跡が錆びてしまうおそれがあった。
【0004】
また、焼け跡ができるため、美感も損なうものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、溶接による焼け跡を生じることなく補強部材を固定可能な床用目地プレート及び床用目地装置を提供することを目的としている。
【0007】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
【0008】
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の床用目地プレートは、浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられた補強部材と、前記補強部材を前記目地プレート本体に固定する固定手段と、前記目地プレート本体の内部に充填された充填部材とで構成され、前記固定手段は、前記目地プレート本体の内側底面に、下端部の先に形成された目地プレート本体結合用の溶着部を介して固定された多数のボルトと、前記ボルトの上端部側の非溶着部に取付けられ、前記補強部材を固定する固定具本体とで構成され、前記溶着部は前記下端部に突出形成され、かつ前記下端部の直径よりも小径であり、前記補強部材は、多数の板状部材を平面視において略格子状に組み合わせて形成されており、前記固定具本体は、隣り合う前記板状部材の上端部に架け渡すように配置され、前記板状部材を上方から下方へ押し付けることで前記目地プレート本体に固定することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
請求項2に記載の床用目地装置は、一方の躯体と他方の躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に形成された第2の目地プレート支持部と、前記第1の目地プレート支持部に一端部側が支持された状態で取り付けられ、前記第2の目地プレート支持部に他端部側が支持された床用目地プレートとで構成され、前記床用目地プレートは、浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられた補強部材と、前記補強部材を前記目地プレート本体に固定する固定手段と、前記目地プレート本体の内部に充填された充填部材とで構成され、前記固定手段は、前記目地プレート本体の内側底面に、その下端部の先に形成された目地プレート本体結合用の溶着部を介して固定された多数のボルトと、前記ボルトの上端部側の非溶着部に取付けられ、前記補強部材を固定する固定具本体とで構成され、前記溶着部は前記下端部に突出形成され、かつ前記下端部の直径よりも小径であり、前記補強部材は、多数の板状部材を平面視において略格子状に組み合わせて形成されており、前記固定具本体は、隣り合う前記板状部材の上端部に架け渡すように配置され、前記板状部材を上方から下方へ押し付けることで前記目地プレート本体に固定することを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
【0014】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項2に記載の各発明においては、目地プレート本体の内側底面に、その下端部の先に形成された溶着部を有する多数のボルトを、前記溶着部を溶融させることで固定している。したがって、補強部材を直接溶接することなく固定することができ、補強部材の溶接により目地プレート本体に焼け跡が生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1乃至
図12は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
【
図1】第1の実施形態の床用目地装置の平面図(通常時)。
【
図4】第1の実施形態の床用目地プレートの斜視説明図。
【
図7】第1の実施形態の床用目地プレートの製造方法の工程図。
【
図11】地震で目地部が狭くなった状態の床用目地装置の動作説明図。
【
図12】地震で目地部が広くなった状態の床用目地装置の動作説明図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1乃至
図12に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された床用目地装置である。
【0018】
なお、左右方向とは
図1(平面視)における左右方向(床用目地プレートの長手方向)であり、前後方向とは
図1における上下方向(床用目地プレートの幅方向、前記長手方向と直交する方向)、上下方向とは
図2における上下方向(床用目地プレートの厚さ方向)をいう。
【0019】
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
【0020】
本実施形態の床用目地装置1は、
図1乃至
図3に示すように、一方の躯体3に設けられた第1の目地プレート支持部5と、他方の躯体4に形成された第2の目地プレート支持部6と、前記第1の目地プレート支持部5に一端部側が支持された状態で取り付けられ、前記第2の目地プレート支持部6に他端部側が支持され、前記目地部2を塞ぐ本発明の床用目地プレート7とで構成されている。
【0021】
一方の躯体3には第1の目地プレート支持部5が形成されており、この第1の目地プレート支持部5は、例えば
図2に示すように、本実施形態では一方の躯体3の目地部2側の床面に前後方向に延在するように形成された凹所状の部位で、後述する床用目地プレート7の一端部の前後側の両端部に設けられた杭ケース8に挿入される係止杭9が設けられている。なお、一方の躯体3の目地部2側の壁面に略アングル状又は略クランク状等の金属製の部材を固定し、第1の目地プレート支持部5としてもよい。
【0022】
他方の躯体4には、第2の目地プレート支持部6が形成されており、この第2の目地プレート支持部6は地震時に床用目地プレート7が左右方向に摺動できる程度の長さに形成されている。また、第2の目地プレート支持部6の目地部2と反対側の端部には、地震によって目地部2が狭くなった場合に、床用目地プレート7が乗り上げる乗り上げ傾斜面10が形成されている。
【0023】
さて、この床用目地装置1に用いられる本発明の床用目地プレート7は、複数個設けられており、通常時においては
図1や
図2に示すように、一端部に形成された杭ケース8に第1の目地プレート支持部5に設けられた係止杭9が挿入され、取付状態で一端部が支持され、他端部が第2の目地プレート支持部6に直接又は間接的に(支持プレート等を介して)支持された状態で目地部2の前後方向に略隙間なく複数個設けられている。
図1では、床用目地プレート7は4個配設されているが、個数を限定するものではない。
【0024】
この床用目地プレート7は、例えば
図4乃至
図6に示すように、浅皿状の目地プレート本体11と、前記目地プレート本体11の内部に設けられた補強部材12と、前記補強部材を前記目地プレート本体11に固定する複数の固定手段13と、前記目地プレート本体11の内部に充填されたモルタルやコンクリート等の充填部材14と、この充填部材14の上面に貼り付けられた大理石等のタイルやレンガ等の化粧板15と、目地プレート本体11の一端部側の前後方向の両端部に設けられた杭ケース8と、目地プレート本体11の他端部側にヒンジ部材16を介して取り付けられたカバープレート17とで構成されている。
【0025】
補強部材12は、多数の板状部材12a又はバー部材12bを平面視において略格子状に組み合わせて形成されており(例えば
図1参照)、本実施形態においては、目地プレート本体11の長手方向に延在する複数個の板状部材12aと、この板状部材12aに略直交するように設けられ、複数個の板状部材12aを接続するように溶接等によって固定された略丸棒状のバー部材12bで構成されており、いわゆるグレーチングのような形状となっている(
図3、
図5参照)。
【0026】
固定手段13は、前記目地プレート本体11の内側底面に、下端部の先に形成された目地プレート本体結合用の溶着部を介して固定された多数のボルト18と、前記ボルト18に取付けられ、前記補強部材12を固定する固定具本体19とで構成されている(例えば
図3、
図6参照)。
【0027】
このボルト18は、頭部を有さない形状のボルトで、本実施形態においては、いわゆるスタットボルトを用いており、上端部側の非溶着部とは反対側の下端部にボルト18の直径よりも小さい突起状の溶着部18aが形成されており(例えば
図3参照)、この小突起状の溶着部18aをバーナー、電流等により溶融させることで目地プレート本体11の内側底面にボルト18を固定している。付言すると、ボルト18の下端部の下面には、目地プレート本体結合用の小突起状溶着部18aが形成されている。
したがって、前記ボルト18の下端部に形成された溶着部18aを溶融させてボルト18を目地プレート本体11の底部に固定することにより、該目地プレート本体11の底部には、素材が焼けるほどの熱が伝わることを防止でき、目地プレート本体11の外側底部(目地プレート本体7の底面)に焼け跡が生じることを防止できる。
【0028】
ところで、溶着部18aの大きさ、形状、突出量に関し、好ましくは、ボルト18を固定することができ、かつ、溶融させた際に目地プレート7の底部(目地プレート本体11の外側底部)に焼け跡が生じない程度であればよい。
【0029】
固定具本体19は、断面視略M字状、断面視略ハット型鋼状に形成されたグレーチングクリップのような金具で、隣り合う前記板状部材12a又はバー部材12bの上端部に架け渡すように配置され、前記板状部材12a又はバー部材12bを上方から下方へ押し付けることで前記目地プレート本体11に固定している。
【0030】
具体的には、この固定具本体19は、固定具本体19の左右に設けられ、板状部材12a又はバー部材12bの上端部に係合する係合部19aと、固定具本体19の略中央部に設けられたボルト通し穴19bとで構成されており、このボルト通し穴19bにボルト18を貫通させ、ナット18bを螺合させることで、板状部材12a又はバー部材12bを上方から下方へ押し付け、補強部材12を目地プレート本体11に固定している。
【0031】
ところで、このような床用目地プレート7を製造する本発明の床用目地プレートの製造方法20は、
図7乃至
図10で示すように、浅皿状の目地プレート本体11の内部の内側底面に多数のボルト18を並列状態で固定するボルト固定工程21と、前記目地プレート本体11の内部に全体として格子型の補強部材12を配置する補強部材配置工程22と、前記補強部材12を複数の固定手段13により固定する補強部材固定工程23と、前記目地プレート本体11の内部に充填部材14を充填する充填工程24とを含むものである。
【0032】
ボルト固定工程21では、ボルト18の下端部に形成された目地プレート本体結合用の小突起状の溶着部18aを電流等により溶融させて目地プレート本体11の内側底面にボルト18を固定(焼着)する工程である。電流等により溶解させて固定する方法としてはプロジェクション溶接、スポット溶接等の抵抗溶接等が考えられる。なお、このような抵抗溶接等によりボルトを固定することが望ましいが、目地プレート本体11の母材に、母材が変質するような高熱を伝えることなく溶着できる方法であればよい。
【0033】
補強部材配置工程22は、目地プレート本体11の内部に補強部材12を配置する工程で、本実施形態においては、ボルト固定工程21を行った後に補強部材配置工程22を行うが、補強部材配置工程22を先に行うこともできる。
【0034】
補強部材固定工程23では、固定具本体19の略中央部に設けられたボルト通し穴19bにボルト18を貫通させ、ナットを螺合させることで、補強部材12の板状部材12a又はバー部材12bを上方から下方(目地プレート本体11の内部底面)へ押し付け、補強部材12を目地プレート本体11に固定する工程である。
【0035】
充填工程24では、補強部材12を固定した目地プレート本体11の内部に、モルタルやコンクリート等の充填部材14を充填する工程で、この工程では、必要に応じて化粧板15を目地プレート本体11の上面とフラットになるように設けてもよい。
【0036】
なお、これらの工程の他に、カバープレート17を設けるカバープレート取付工程を別途行ってもよい。
【0037】
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、本発明の床用目地装置1は、
図11に示すように、床用目地プレート7は第2の目地プレート支持部6の乗り上げ傾斜面10を乗り上げて地震による揺れ動きを吸収する。
【0038】
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、本発明の床用目地装置1は、
図12に示すように、床用目地プレート7が第2の目地プレート支持部6上を左右方向に摺動し、地震による揺れ動きを吸収する。
【0039】
なお、本発明の実施形態においては、平面視略格子状の補強部材を用いたが、床用目地プレートの長手方向に延在する板状の部材を複数個固定して補強部材としてもよいし、板状部材をハニカム形状等に組み合わせた補強部材であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は床用目地装置や床用目地プレートを製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0041】
1、1A:床用目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:第1の目地プレート支持部、 6:第2の目地プレート支持部、
7:床用目地プレート、 8:杭ケース、
9:係止杭、 10:上げ傾斜面、
11:目地プレート本体、 12:補強部材、
13:固定手段、 14:充填部材、
15:化粧板、 16:ヒンジ部材、
17:カバープレート、 18:ボルト、
19:固定具本体、 20:床用目地プレートの製造方法、
21:ボルト固定工程、 22:補強部材配置工程、
23:補強部材固定工程、 24:充填工程。
【要約】
【課題】溶接による焼け跡を生じることなく補強部材を固定可能な床用目地プレート、床用目地プレートの製造方法及び床用目地装置を提供すること
【解決手段】浅皿状の目地プレート本体と、前記目地プレート本体の内部に設けられた補強部材と、前記補強部材を前記目地プレート本体に固定する固定手段と、前記目地プレート本体の内部に充填された充填部材とで構成され、
前記固定手段は、前記目地プレート本体の内側底面に、下端部の先に形成された目地プレート本体結合用の溶着部を介して固定された多数のボルトと、前記ボルトの上端部側の非溶着部に取付けられ、前記補強部材を固定する固定具本体とで構成され、前記溶着部は前記下端部に突出形成され、かつ前記下端部の直径よりも小径であることを特徴とする。
【選択図】
図1