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特許7657594黙示的なフィードバックに基づく推奨システムのためのシステムおよび方法
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  • 特許-黙示的なフィードバックに基づく推奨システムのためのシステムおよび方法 図1
  • 特許-黙示的なフィードバックに基づく推奨システムのためのシステムおよび方法 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-28
(45)【発行日】2025-04-07
(54)【発明の名称】黙示的なフィードバックに基づく推奨システムのためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20230101AFI20250331BHJP
【FI】
G06Q30/02
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020566929
(86)(22)【出願日】2019-05-31
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-27
(86)【国際出願番号】 US2019035003
(87)【国際公開番号】W WO2019232440
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2022-04-20
【審判番号】
【審判請求日】2024-03-18
(31)【優先権主張番号】62/679,566
(32)【優先日】2018-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516298445
【氏名又は名称】サフラン パッセンジャー イノベーションズ, エルエルシー
【住所又は居所原語表記】3151 East Imperial Highway,Brea,California 92821,U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】アウセル、ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】ファズリ、エリザ
(72)【発明者】
【氏名】ベリオリ、マッテオ
【合議体】
【審判長】相崎 裕恒
【審判官】佐藤 智康
【審判官】岡北 有平
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-34664(JP,A)
【文献】特開2012-118624(JP,A)
【文献】特開2014-203442(JP,A)
【文献】特開2015-201157(JP,A)
【文献】特開2015-69222(JP,A)
【文献】特開2018-45476(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0015969(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0289120(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0125077(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗物用コンテンツ配信ネットワークのための推奨システムを提供するための方法であって、
エンターテインメントシステムのサーバを提供することであって、前記サーバは、プロセッサおよびメモリを有して、複数の使用者にコンテンツを配信するために、複数のエンターテインメント装置の乗物内ネットワークに通信可能に結合されている、ことと、
前記メモリに保存された旅行特性に基づいて、前記プロセッサを使用して前記コンテンツの静的な推奨リストを生成することと、
前記メモリに保存された旅行特性に少なくとも部分的に基づいて、効率閾値を受信または計算することと、
前記複数の使用者の各々に対して、前記複数のエンターテインメント装置のうちの1つのディスプレイである、前記使用者に固有のディスプレイ上に、前記静的な推奨リストに基づいて前記使用者に提案されたコンテンツを表示することと、
各使用者の好みに関する黙示的なフィードバックデータを収集することであって、前記黙示的なフィードバックデータは、前記ディスプレイを介した前記複数のエンターテインメント装置のうちの1つとの前記使用者のやり取りを含み、前記使用者の前記やり取りは、(i)前記使用者がコンテンツの一部を選択すること、(ii)前記使用者がコンテンツの一部の詳細をレビューすること、(iii)前記使用者がコンテンツの一部を好むこと、(iv)前記使用者がコンテンツの一部をプレイリストに追加すること、および(v)前記使用者がコンテンツの一部をスキップすること、のうち1以上を含む、ことと
前記複数の使用者の各々に対して、前記プロセッサを使用して収集された前記黙示的なフィードバックデータを分析して、その使用者の収集された前記黙示的なフィードバックに基づいて、前記推奨システムの効率レベルを計算することと、
前記効率レベルを前記効率閾値と比較して、前記効率レベルが前記効率閾値以上であるかを判断し、前記効率レベルが前記効率閾値以上になると、前記静的な推奨リストからその使用者のための推奨システムの使用に自動的に切り替えることと、
前記使用者のための推奨システムに切り替えると、前記使用者のための推奨システムに基づいて、その使用者の前記ディスプレイ上の前記提案されたコンテンツを更新することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記推奨システムは航空機に配備されており、
前記効率閾値は、前記航空機のフライトのフライト特性に少なくとも部分的に基づき、
前記フライト特性が、(i)前記フライトの長さ、(ii)前記フライトで利用可能なコンテンツの量、(iii)前記フライトで利用可能なコンテンツの種類および/または多様性、および(iv)以前のフライトの乗客からのフィードバック、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記推奨システムは航空機に配備されており、
前記効率閾値は、前記航空機の異なるフライトによって変化する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記各使用者の好みに関するデータを収集する前に、コールドスタートの段階で前記静的な推奨リストを実装することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、推奨システムおよび方法である。
【背景技術】
【0002】
以下の説明は、本発明を理解するのに有用であり得る情報を含む。これは、本明細書で提供される情報のいずれかが、先行技術であるか、または現在請求されている発明に関連していること、あるいは、具体的にまたは黙示的に参照されている刊行物が先行技術であることを認めるものではない。
【0003】
オンラインストアおよびユーザー生成型のメディアプラットフォームは、推奨システムを利用して、多数のアイテムの閲覧を容易にしている。このようなシステムは、一般に、使用者の好みと、アイテムの固有のプロパティ(つまり、コンテンツベースの推奨)または他の使用者の好み(つまり、協調フィルタリングを用いた推奨)に関する一元的に保存されたデータに依存している。
【0004】
状況によっては、上記2つのシステムを組み合わせて、状況に応じて最適なやり方を動的に選択できるようにするのが最善である(つまり、ハイブリッド型の推奨)。
推奨システムの効率は、一般に、使用者の好みに関してシステムがアクセスできるデータによって制限される。十分なデータが利用できない場合、推奨システムは効率的に動作できないことがよくある。このような状況は、しばしば、コールドスタート問題と呼ばれる。
【0005】
必要なデータを収集するには、2つの一般的なやり方がある。最初のやり方では、新しい使用者にアンケートを記入させて、評価の形式でいくつかの項目に関する直接的なフィードバックを要求する必要がある。2番目のやり方は、使用者が最小限のフィードバックを提供するまで、推奨システムを無効にすることである。
【0006】
ただし、使用者ごとの要求の数は、フィードバックの最小量よりも少ないかそれに満たないことが多いため、特に、システムが常にコールドスタート状態のままになる可能性がある。こうした可能性は、特に、システムが航空機または図1に示すような他の乗物に配備されている場合に、高くなる。
【0007】
本明細書で特定されるすべての刊行物は、個々の刊行物または特許出願が参照により組み込まれることが具体的かつ個別に示されている場合と同程度に、参照により組み込まれる。組み込まれた参照における用語の定義または使用が、本明細書に提供されるその用語の定義と矛盾するかまたは反している場合、本明細書に提供されるその用語の定義が適用され、参照におけるその用語の定義は適用されない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、乗物内システムのコールドスタート状況を克服する推奨システムのためのシステムおよび方法が依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の主題は、乗物用コンテンツ配信ネットワークのための推奨システムを提供するための装置、システム、および方法を提供する。プロセッサおよびメモリを有するサーバを提供することができ、サーバは、コンテンツを複数の使用者に配信するために乗物内ネットワークに通信可能に結合される。サーバは、通常、乗物のシートの背面に配置されるような、複数の機内エンターテインメント装置に接続することができるが、使用者の1以上の装置に接続することもできる。このような使用者の装置には、例えば、スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコン、およびその他の携帯型演算装置が含まれる。
【0010】
静的な推奨リストは、メモリに保存されている旅行特性に基づいて生成することができる。
効率閾値は計算または提供でき、これにより、静的な推奨が推奨情報に使用されなくなる代わりに推奨システムが使用されるようになるポイントが設定される。効率閾値は、メモリに保存されたフライト特性に少なくとも部分的に基づくことができ、これには、例えば、(i)フライトの長さ、(ii)そのフライトで利用可能なコンテンツの量、(iii)そのフライトで利用可能なコンテンツの種類および/または多様性、および(iv)以前のフライトの乗客からのフィードバック、を含めることができる。
【0011】
黙示的なフィードバックに基づいて各使用者の好みに関するデータが収集されると、そのデータを分析して、ある使用者のために動作する推奨システムの効率レベルを計算することができる。効率レベルが効率閾値以上になると、システムは静的な推奨リストの使用からその使用者のための推奨システムの使用に自動的に切り替えることができる。
【0012】
考えられる黙示的なフィードバックは、使用者の機内エンターテインメントシステムとのやり取りを含むことができ、例えば、(i)使用者がコンテンツの一部を選択すること、(ii)使用者がコンテンツの一部の詳細をレビューすること、(iii)使用者がコンテンツの一部を好むこと、(iv)使用者がプレイリストにコンテンツの一部を追加すること、および(v)使用者がコンテンツの一部をスキップすること、を含むことができる。
【0013】
本発明の主題の様々な目的、特徴、態様および利点は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明および添付の図面からより明らかになるであろう。図面において、同様の数字は同様の構成要素を表す。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】フライト中の乗客ごとの鑑賞された映画の数を示す例示的なチャート。
図2】乗物用コンテンツ配信ネットワークのための推奨システムを提供するための方法の一実施形態のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の説明を通じて、サーバ、サービス、インターフェイス、ポータル、プラットフォーム、または、複数の演算装置(computing devices)から形成されたその他のシステムに関して、多数の参照が行われる。そのような用語の使用は、コンピュータが読み取り可能な有形の非一時的な媒体に保存されたソフトウェア命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを有する1以上の演算装置を表すとみなされることを理解されたい。例えば、サーバには、説明されている役割、責務、または機能を実行する、Webサーバ、データベースサーバ、またはその他の種類のコンピュータサーバとして動作する1以上のコンピュータを含めることができる。
【0016】
以下の議論は、本発明の主題の多くの例示的な実施形態を提供する。各実施形態は、本発明の複数の要素の単一の組み合わせを表すが、本発明の主題は、開示された複数の要素のすべての可能な組み合わせを含むとみなされる。したがって、ある実施形態が要素A、B、およびCを含み、第2の実施形態が要素BおよびDを含む場合には、本発明の主題は、それが明示的に開示されていなかったとしても、A、B、C、またはDの他の残りの組み合わせも含むものとみなされる。
【0017】
本明細書の説明は航空機に焦点を合わせているが、本明細書で説明されているシステムおよび方法は、船舶、列車、バス、および他の乗物でも同じように使用できると考えられる。
【0018】
本発明の主題は、特に使用者の要求の数が持続的に少ない可能性がある状況において、コールドスタート状況を克服する推奨システムを提供するためのシステムおよび方法を説明する。このようなシステムおよび方法を使用して、使用者がそのシステムを使用する時間が、たいていは数時間ほどに限られている、乗物内ネットワークに推奨システムを提供できる。
【0019】
考えられるシステムおよび方法は、一連のステップから構成される。図2は、乗物用コンテンツ配信ネットワークのための推奨システムを提供するための方法200の一実施形態を示している。ステップ205において、静的な推奨リストは、システムのプロセッサを使用して生成されてもよいし、または外部システムからインポートされてもよい。推奨リストは、旅行特性のセットに基づくものであることが好ましく、これには、例えば、可能であれば、使用者の人口統計情報が含まれてもよい。この推奨リストは、コールドスタートの段階で、推奨システムの代わりに使用できる。これには、例えば、使用者がまだシステムとやり取りしていない、フライトの初期部分が含まれてもよい。
【0020】
ステップ210において、システムは、例えば、特定のフライトで推奨システムの方が静的な推奨リストより優位であると予想される効率閾値を受信または計算する。このような閾値は、フライト中に動的に演算することもできるし、オフラインで生成することもできる。このような閾値は、各フライトに固有であってもよく、また、そのフライトの様々な特性、例えば、フライトの長さ、フライトで利用可能なコンテンツの量、フライトで利用可能なコンテンツのタイプおよび/または多様性、および、以前のフライトの乗客からのフィードバックなどに応じて、フライト間で異なってもよいと考えられる。
【0021】
ステップ215において、システムは、使用者がシステムに要求を行うたびに、プロセッサを使用して黙示的なフィードバックを生成することができる。生成された黙示的なフィードバックがそのフライトの効率閾値以上である場合、ステップ220において、その使用者のための推奨システムを自動的に有効にする。したがって、特定のフライトでは、乗客または使用者を2つのグループ、すなわち、(i)静的な推奨リストを使用するグループと、(ii)推奨システムを使用するグループ、とにグループ化できる。フライト中、使用者への黙示的なフィードバックがそのフライトの効率閾値以上になると、乗客または使用者の一部またはすべてが静的な推奨リストから推奨システムに移行すると考えられる。
【0022】
また、システムは、使用者がコンテンツの一部またはコンテンツのジャンル/カテゴリーを好きか嫌いかを述べるように使用者に求めることを含む、使用者からの黙示的なフィードバックを求めるための様々な方法を提案するように構成することができる。ステップ217において、使用者がシステムとやり取りするときに、黙示的なフィードバックを収集することもできる。このようなフィードバックには、例えば、コンテンツのどの部分が使用者によってアクセスまたは表示されたか、および、使用者がコンテンツの一部に関する追加情報を要求したかどうかが含まれる(例えば、使用者は映画のより詳細な説明を読んだり、予告編を見たりしても、その映画を見ずに終わることがある)。ただし、この場合、詳細にレビューされていない映画と比較すれば、ジャンル、俳優、または特定の他のタイプの映画に関心を示しているので、その点ではフィードバックを提供することができる。
【0023】
他の考えられるフィードバックには、例えば、特にコンテンツに関する詳細がレビューされた後に使用者によってスキップされたまたは選択されなかったコンテンツ、ならびに、使用者によってコンテンツのプレイリストが作成されたことが含まれ得る。
【0024】
また、そのようなシステムは、もし使用者が許容すれば、使用者の既存の評価、ユーザープロファイルなどもインポートできることが考えられる。これには、スマートフォン、タブレットPC、またはその他の携帯型演算装置に保存されているアプリケーションを介して提供される可能性のある他のサービスからの映画、テレビなどのランキングが含まれる場合がある。このような状況では、既存の情報をシステムと同期させることができると考えられる。
【0025】
本明細書で使用される場合、文脈が別段の指示をしない限り、「結合される」という用語は、直接結合されること(互いに結合される2つの要素が互いに接触する)、および、間接的に結合されること(2つの要素の間に少なくとも1つの追加の要素が配置される)の両方を含むことを意図する。したがって、「~に結合」および「~と結合」という用語は同義語として使用される。
【0026】
いくつかの実施形態では、本発明の特定の実施形態を説明および請求するために使用される、成分の量、濃度、反応条件などの特性を表す数字は、場合によっては「約」という用語によって変更されると理解されるべきである。したがって、いくつかの実施形態では、記載された説明および添付の特許請求の範囲に示される数値パラメータは、特定の実施形態によって得られることが求められる所望の特性に応じて変化し得る近似値である。いくつかの実施形態では、数値パラメータは、報告された有効桁数に照らして、通常の丸め技法を適用することによって解釈されるべきである。本発明のいくつかの実施形態の広い範囲を示す数値範囲およびパラメータは近似値であるにもかかわらず、特定の例に示される数値は、実行可能な限り正確に報告される。本発明のいくつかの実施形態に提示された数値は、それぞれの試験測定で見出された標準偏差に必然的に起因する特定の誤差を含み得る。
【0027】
文脈が反対の意図を示さない限り、ここに記載されているすべての範囲は、それらの境界値を含むものとして解釈されるべきであり、境界値のない範囲は、商業的に実用的な値のみを含むものとして解釈されるべきである。同様に、文脈が反対の意図を示さない限り、値のすべての並びは中間値を含むとみなされるべきである。
【0028】
本明細書の説明および以下の特許請求の範囲全体で使用されるように、単数で記載されたものは、文脈が明確に別段の指示をしない限り、複数のものを含む。また、本明細書の説明で使用されるように、「中に」の意味は、文脈が明らかに他のことを指示しない限り、「中に」および「上に」の意味を含む。
【0029】
本明細書の値の範囲の列挙は、範囲内にある個々の値を個別に参照する簡単な方法として機能することを目的としている。本明細書に別段の記載がない限り、範囲を有する個々の値は、本明細書に個別に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書に別段の指示がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書の特定の実施形態に関して提供される任意のすべての例または例示的な言語(例えば「など」)の使用は、単に本発明をよりわかりやすくすることを意図しており、他の方法で請求される本発明の範囲に制限を課さない。本明細書のいかなる文言も、本発明の実施に不可欠なクレームされていない要素を示すものとして解釈されるべきではない。
【0030】
本明細書に開示される本発明の代替要素または実施形態のグループ分けは、制限として解釈されるべきではない。各グループの要素は、個別に、またはグループの他の要素または本明細書に見られる他の要素と任意の組み合わせで参照および請求することができる。グループの1以上の要素は、利便性および/または特許性の理由から、グループに含めるか、グループから削除することができる。そのような包含または削除が発生した場合、本明細書では、変更されたグループが含まれているとみなされ、したがって、添付の特許請求の範囲で使用されるすべてのマーカッシュ形式のグループの記載を充足する。
【0031】
本明細書の本発明の概念から逸脱することなく、すでに説明したもの以外のさらに多くの修正が可能であることは当業者には明らかであるはずである。したがって、本発明の主題は、添付の特許請求の範囲の趣旨を除いて制限されるべきではない。さらに、明細書とクレームの両方を解釈する際には、すべての用語は、文脈と一致する可能な限り広い方法で解釈されるべきである。特に、「備える」および「含む」という用語は、非排他的な方法で要素、構成、またはステップを指すものとして解釈されるべきであり、参照される要素、構成、またはステップが存在するか、利用されるか、あるいは、明示的に参照されていない他の要素、構成、またはステップと組み合わされる可能性があることを示す。明細書のクレームが、A、B、C・・・Nからなるグループから選択されたものの少なくとも1つに言及している場合、その文章は、AとN、またはBとNなどではなく、グループから1つの要素のみを必要とするものとして解釈する必要がある。
図1
図2