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特許7657962成人向け保健マッサージ装置とその本体及びマッサージ部
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-03-28
(45)【発行日】2025-04-07
(54)【発明の名称】成人向け保健マッサージ装置とその本体及びマッサージ部
(51)【国際特許分類】
   A61H 19/00 20060101AFI20250331BHJP
【FI】
A61H19/00
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2023559033
(86)(22)【出願日】2021-10-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-07
(86)【国際出願番号】 CN2021122822
(87)【国際公開番号】W WO2023056624
(87)【国際公開日】2023-04-13
【審査請求日】2023-09-25
(73)【特許権者】
【識別番号】523365561
【氏名又は名称】リ スラン
【氏名又は名称原語表記】LI, Siran
【住所又は居所原語表記】Room 207, Building 18, Tongxinling, Futian District Shenzhen, Guangdong 518027, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】リ スラン
【審査官】佐藤 智弥
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-521587(JP,A)
【文献】国際公開第2018/025413(WO,A1)
【文献】特開2020-81721(JP,A)
【文献】特開2003-290307(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空キャビティを有する外枠と、前記中空キャビティ内に設けられて第一動力を供給するための第一動力ユニットとを含む本体と、
少なくとも部分的に前記中空キャビティ内に離脱可能に挿設されるマッサージ部であって、第一刺激ユニットを含み、前記マッサージ部が少なくとも部分的に前記中空キャビティ内に挿設された場合、前記第一刺激ユニットは、前記第一動力ユニットによって制御され、前記第一動力の駆動の下で第一運動を実行して第一刺激を人体部位へ発生し、前記第一刺激は、前記人体部位へ発生する径方向の押圧刺激であるマッサージ部と、を含み、
前記本体は、第二動力ユニットを更に含み、前記マッサージ部は、第二刺激ユニットを更に含み、前記第二動力ユニットは、前記中空キャビティ内に設けられて第二動力を供給するためのものであり、前記マッサージ部が少なくとも部分的に前記中空キャビティ内に挿設された場合、前記第二刺激ユニットは、前記第二動力ユニットによって制御され、前記第二動力の駆動の下で第二運動を実行して第二刺激を人体部位へ発生し、前記第二刺激は、前記人体部位へ発生する周方向の回転刺激であり、
前記第一動力ユニットは、第一回動部材及び第一動力機構を含み、前記第一回動部材は、前記第一動力機構の駆動の下で回転を実行して前記第一動力を出力するために、前記第一動力機構との間で接続が形成され、
前記第二動力ユニットは、第二回動部材及び第二動力機構を含み、前記第二回動部材は、前記第一回動部材に対して自由に回動するように一部が第一軸受を介して前記第一回動部材に接続されるとともに、前記第二動力機構の駆動の下で回転を実行して前記第二動力を出力するために一部が前記軸受を通って前記第二動力機構に接続される
ことを特徴とする成人向け保健マッサージ装置。
【請求項2】
前記第一動力ユニットによって供給される前記第一動力は、第一回転動力であり、前記第一刺激ユニットは、前記第一回転動力の駆動の下で第一回転運動を実行して、径方向の押圧刺激を人体部位へ発生するものであり、前記第一動力ユニットによって供給される前記第一回転動力の回転軸は、前記第一刺激ユニットによって実行される前記第一回転運動の回転軸と同軸である、ことを特徴とする請求項1に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項3】
前記本体は、前記中空キャビティ内に設けられて第三動力を供給するための第三動力ユニットを更に含み、前記マッサージ部が少なくとも部分的に前記中空キャビティ内に挿設された場合、前記第一刺激ユニット及び前記第二刺激ユニットは、前記第三動力の駆動の下で第三運動を実行して第三刺激を前記人体部位へ発生し、前記第三刺激は、前記人体部位へ発生する軸方向の相対変位刺激である、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項4】
前記第一回動部材は、駆動座であり、駆動底板と、前記駆動底板から第一方向に延在する第一駆動側壁と、前記駆動底板から第二方向に延在する第二駆動側壁とを含み、前記第一方向及び前記第二方向は、それぞれ前記駆動底板に垂直であり、且つ前記第一方向と前記第二方向とは反対であり、前記第二駆動側壁には、前記第一動力機構との間で歯結合を形成するための環状ラックが設けられており、前記第一駆動側壁と前記駆動底板とによって協働して第一収容キャビティが形成され、
前記第二回動部材は、回転盤と、前記回転盤から前記第二方向に延在する支持部とを含み、前記駆動底板の中心に貫通孔が開設されており、前記第二回動部材は、前記第一収容キャビティ内に設けられるとともに、前記第二回動部材の前記支持部は、前記第二回動部材が前記第一回動部材に対して前記第二動力機構の駆動の下で自由に回動可能にするために、前記第一軸受を介して前記貫通孔内に設けられるとともに前記貫通孔を通って前記第二動力機構に固定接続される、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項5】
前記第一動力機構は、第一動力部材及び第一ウォームホイールウォームアセンブリを含み、前記第一ウォームホイールウォームアセンブリは、第一ウォーム、第一ウォームホイール、第一支持軸及び第一歯車を含み、前記第一動力部材は、前記第一ウォームを介して動力を出力するために前記第一ウォームに接続され、前記第一ウォームは、前記第一ウォームホイールを回動させるために前記第一ウォームホイールに噛合され、前記第一支持軸は、前記第一ウォームホイールの回動に伴って前記第一支持軸及び前記第一歯車を回動させるために、一端が前記第一ウォームホイールと固定されるとともに、対向する他端が前記第一歯車と固定され、前記第一歯車は、前記第一回動部材を回動させるために前記第二駆動側壁上の前記環状ラックに噛合され、
前記第二動力機構は、第二動力部材及び第二ウォームホイールウォームアセンブリを含み、前記第二ウォームホイールウォームアセンブリは、出力歯車、第二歯車、第二ウォーム、第二ウォームホイール及び第二支持軸を含み、前記第二動力部材は、前記出力歯車を介して動力を出力するために前記出力歯車に接続され、前記出力歯車は、前記第二歯車を回動させるために前記第二歯車に噛合され、前記第二ウォームは、前記第二歯車の回動に伴って回動するために前記第二歯車に固定され、前記第二ウォームホイールは、前記第二ウォームの回動に伴って回動するために前記第二ウォームに噛合され、前記第二支持軸は、前記第二ウォームホイールの回動に伴って前記第二回動部材を回動させるために、一端が前記第二ウォームホイールに固定されるとともに、他端が前記第二回動部材の支持部固定とされる、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項6】
前記第一回動部材の前記第一駆動側壁には、前記マッサージ部の前記第一刺激ユニット上の少なくとも1つの第二接続機構と接続して協働することで、前記第一刺激ユニットに前記第一運動を実行させて前記第一刺激を発生させるための少なくとも1つの第一接続機構が設けられており、
前記第二回動部材の前記回転盤には、前記マッサージ部の前記第二刺激ユニット上の少なくとも1つの第二動力伝達部材と動力伝達して協働することで、前記第二刺激ユニットに前記第二運動を実行させて前記第二刺激を発生させるための少なくとも1つの第一動力伝達部材が設けられている、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項7】
前記第一接続機構は、第一係合部材である一方で、前記第二接続機構は、前記第一係合部材に適合した第二係合部材であり、前記第一動力伝達部材は、第一磁気吸引部材である一方で、前記第二動力伝達部材は、前記第一磁気吸引部材に適合した第二磁気吸引部材である、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項8】
前記第三動力ユニットは、移動部材及び第三動力機構を含み、前記第一動力ユニット及び前記第二動力ユニットは、前記移動部材内に設けられ、前記移動部材は、前記第三動力機構に接続され、前記第三動力機構の駆動の下で前記外枠に沿って移動することで、前記第一動力ユニット及び前記第二動力ユニットを移動させるものであり、前記マッサージ部が少なくとも部分的に前記中空キャビティ内に挿設された場合、前記第一動力ユニット及び前記第二動力ユニットによって前記第一刺激ユニット及び前記第二刺激ユニットを移動させて、第三刺激を人体部位へ発生させ、前記第三刺激は、前記人体部位へ発生する軸方向の相対変位刺激である、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項9】
前記移動部材は、固定座と、前記固定座から第一方向に延在する移動側壁と、前記移動側壁に設けられた少なくとも1つの第一ガイド構造とを含み、前記第一方向は、前記固定座に垂直であるとともに、前記本体の前記中空キャビティの開口に向かって近づく方向であり、前記固定座と前記移動側壁とによって協働して第二収容キャビティが形成され、前記第一動力ユニット及び前記第二動力ユニットは、前記第二収容キャビティ内に設けられ、前記第一ガイド構造は、前記外枠に設けられた第二ガイド構造に適合したものとされることで、前記第三動力機構の駆動の下で、前記第一ガイド構造及び前記第二ガイド構造のガイドにより、前記移動部材が前記外枠に沿って移動される、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項10】
前記マッサージ部は、陰茎への刺激に適したマッサージ部であり、少なくとも部分的に前記本体の中空キャビティ内に離脱可能に挿設される、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項11】
前記マッサージ部は、外固定枠を更に含み、
前記マッサージ部の前記第一刺激ユニットは、外カップ体及び第一マッサージ体を含み、前記第一マッサージ体は、第一マッサージキャビティを形成するために、第一端が前記外固定枠の前記外カップ体から遠い一端に接続され、対向する第二端が前記外カップ体に接続され、前記マッサージ部が少なくとも部分的に前記本体に挿入された場合、前記外カップ体は、前記本体の前記中空キャビティ内に挿設されて前記第一動力ユニットに接続され、前記第一動力ユニットによって供給される前記第一動力の駆動の下で前記第一運動を実行して回転することで、前記第一マッサージ体の前記第二端を回転させて前記第一マッサージ体を締め、前記陰茎へ径方向の押圧刺激を発生させる、ことを特徴とする請求項10に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項12】
前記外カップ体には、前記第一動力ユニットによって供給される前記第一動力の駆動の下で前記外カップ体が前記第一運動を実行して回転されるように、前記第一動力ユニットの少なくとも1つの第一接続構造とスナップフィットするための少なくとも1つの第二接続構造が設けられている、ことを特徴とする請求項11に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項13】
前記外固定枠は、外固定側壁と、前記外固定側壁の一端から延出する第一位置規制壁と、前記外固定側壁の対向する他端から延出する第二位置規制壁とを含み、前記第一位置規制壁は、前記外固定側壁の前記外カップ体から遠い一端に設けられ、前記第二位置規制壁は、前記外固定側壁の前記外カップ体に近い他端に設けられ、
前記第一マッサージ体は、面状マッサージ部及び管状マッサージ部を含み、前記面状マッサージ部は、前記第一位置規制壁から、前記外カップ体から遠ざかる方向に延在し、且つ前記面状マッサージ部は、前記陰茎を通させて前記第一マッサージキャビティに進入させるための開口を有し、前記管状マッサージ部は、前記面状マッサージ部から、前記外カップ体に近づく方向に延在し、
前記マッサージ部は、内固定枠を更に含み、前記内固定枠は、少なくとも部分的に前記外固定枠と前記管状マッサージ部との間に設けられ、且つ前記内固定枠は、内固定側壁と、前記内固定側壁の前記外カップ体から遠い一端から延出する内位置規制縁とを含み、前記管状マッサージ部の一端は、前記内固定枠の前記外カップ体に近い一端に固定接続され、前記内固定枠の前記外カップ体に近い一端は、前記外カップ体に接続され、前記外カップ体によって回動されることで、前記管状マッサージ部の一端を回動させ、且つ前記内固定枠における前記内位置規制縁は、前記内固定枠が前記第一位置規制壁と前記第二位置規制壁とによって規定された空間範囲内で自由に移動するように、前記第一位置規制壁と前記第二位置規制壁とによって規制される、ことを特徴とする請求項11に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項14】
前記面状マッサージ部に少なくとも1つの通気孔が開設され、前記管状マッサージ部に少なくとも1つの通気路が開設されており、前記通気路によって前記通気孔と前記第一マッサージキャビティとが連通されることで、前記第一マッサージキャビティは、前記開口に前記陰茎が挿入された場合でも、前記通気路及び前記通気孔を介して外界に連通可能である、ことを特徴とする請求項13に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項15】
前記マッサージ部の前記第二刺激ユニットは、内カップ体及び第二マッサージ体を含み、前記内カップ体は、前記外カップ体内に設けられ、前記第二マッサージ体は、第二マッサージキャビティを形成するために、前記内カップ体の内壁に沿って設けられ、前記マッサージ部が少なくとも部分的に前記本体に挿入された場合、前記内カップ体は、前記第二動力ユニットとの間で動力伝達接続が形成され、前記第二動力ユニットによって供給される前記第二動力の駆動の下で前記第二運動を実行して回転することで、前記第二マッサージ体を回転させて、前記陰茎へ周方向の回転刺激を発生させる、ことを特徴とする請求項11に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項16】
前記内カップ体は、内カップ底部と、前記内カップ底部から延出する内カップ側壁とを含み、前記内カップ底部には、前記第二動力ユニットによって供給される前記第二動力の作用の下で前記第二運動を実行して回転されるように、前記第二動力ユニットにおける少なくとも1つの第一動力伝達部材と動力伝達接続を形成するための少なくとも1つの第二動力伝達部材が設けられており、
前記外カップ体は、外カップ底部と、前記外カップ底部から延出する外カップ側壁とを含み、前記外カップ底部の中心にボスが設けられ、前記内カップ体の前記内カップ底部に窪みが設けられており、前記ボスは、前記内カップ体が前記外カップ体に対して自由に回転可能にするために、第二軸受を介して前記窪みに設けられる、ことを特徴とする請求項15に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項17】
前記ボス又は前記外カップ体には、洗浄用貫通孔及び密閉蓋体が設けられており、前記洗浄用貫通孔は、前記マッサージ部の洗浄時に開かれて洗浄液の排出を容易にするためのものであり、前記密閉蓋体は、前記洗浄用貫通孔を密閉するためのものである、ことを特徴とする請求項16に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項18】
前記マッサージ部は、腟への刺激に適したマッサージ部であり、少なくとも部分的に前記本体の中空キャビティ内に離脱可能に挿設される、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項19】
前記本体には、フィードバック制御信号を受信するための制御パネルが更に設けられる、ことを特徴とする請求項に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【請求項20】
前記マッサージ部の外に露出した部分を被覆するための蓋体を更に含み、前記蓋体には、前記蓋体を貫通した通気洞が開設され、且つ前記通気洞がロゴスタイルとして設計されている、ことを特徴とする請求項1に記載の成人向け保健マッサージ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、保健マッサージの技術分野に関し、特に、成人向け保健マッサージ装置とその本体及びマッサージ部に関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展及び生活リズムの加速に伴い、現代人のストレスは、ますます高まっている。ストレスを如何に解消するかは、ますます重要な問題になり、ますます多くなる様々な性機能障害も、人々の生活の質に影響を与える重要な要因になっている。医学で証明されているように、生殖器へのマッサージ刺激により、性ホルモンの分泌を効果的に促進し、情趣を向上させ、男性や女性の生殖系の多くの疾患を効果的に治療することができる。したがって、成人向け保健マッサージ装置は、ますます人気を集めている。しかしながら、現在市販されている成人向け保健マッサージ装置には、多くの欠点がある。第一に、成人向け保健マッサージ装置は、機能が単一で、単純な刺激しか行えず、ユーザの感情を効果的に動かし、ユーザの使用意欲を高めることが困難であり、第二に、成人向け保健マッサージ装置は、一体設計であり、破損し易くて使用コストが高く、ユーザの負担を増加させていた。
【発明の概要】
【0003】
本願は、上記技術的問題を解決するために、成人向け保健マッサージ装置とその本体及びマッサージ部を提供している。
【0004】
本願の第一局面によれば、成人向け保健マッサージ装置を提供する。当該成人向け保健マッサージ装置は、本体及びマッサージ部を含む。本体は、外枠及び第一動力ユニットを含む。外枠は、中空キャビティを有する。第一動力ユニットは、中空キャビティ内に設けられて第一動力を供給するためのものである。マッサージ部は、少なくとも部分的に中空キャビティ内に離脱可能に挿設される。マッサージ部は、第一刺激ユニットを含む。マッサージ部が少なくとも部分的に中空キャビティ内に挿設された場合、第一刺激ユニットは、第一動力ユニットに接続されて、第一刺激を人体部位へ発生するために第一動力の駆動の下で第一運動を実行する。第一刺激は、人体部位へ発生する径方向の押圧刺激である。
【0005】
本願の第二局面によれば、成人向け保健マッサージ装置の本体を更に提供する。
【0006】
本願の第三局面によれば、成人向け保健マッサージ装置のマッサージ部を更に提供する。
【0007】
さらに、本体は、第二動力ユニットを更に含み、マッサージ部は、第二刺激ユニットを更に含み、第二動力ユニットは、中空キャビティ内に設けられて第二動力を供給するためのものである。マッサージ部が少なくとも部分的に中空キャビティ内に挿設された場合、第二刺激ユニットは、第二動力ユニットに接続されて、第二動力の駆動の下で第二運動を実行して第二刺激を人体部位へ発生し、第二刺激は、人体部位へ発生する周方向の回転刺激である。
【0008】
さらに、本体は、中空キャビティ内に設けられて第三動力を供給するための第三動力ユニットを更に含む。マッサージ部が少なくとも部分的に中空キャビティ内に挿設された場合、第一刺激ユニット及び第二刺激ユニットは、第三動力の駆動の下で第三運動を実行して人体部位へ第三刺激を発生し、第三刺激は、人体部位へ発生する軸方向の相対変位刺激である。
【0009】
上記局面によれば、本願に係る成人向け保健マッサージ装置は、人体部位に径方向、周方向又は軸方向の3つの異なる次元の刺激を加えることができる。特に、陰茎へ径方向の押圧刺激を発生することができ、人体部位を極めて刺激し、刺激効果を増強することができ、ユーザに極めて大きな快感を与えることができる。また、本願に係る成人向け保健マッサージ装置の本体とマッサージ部とは、それぞれ独立した部品であり、両者は、2つの独立した製品としてパッケージ化可能であり、且つ本体は、上記刺激を実現するために対応する動力を供給するように設計されているため、本体は、異なるタイプ又は異なる規格寸法のマッサージ部に適合した汎用動力装置として設計可能であり、その結果、ユーザの使用コストが極めて低減され、異なる人々の需要が満たされるとともに、破損し易いマッサージ部は、個別に交換可能で、ユーザの交換コストも大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施例は、他の利点及び特徴を有するが、図面と併せれば、これらの他の利点及び特徴は、下記の具体的な実施形態及び添付の特許請求の範囲から更に容易に明らかになる。上記図面には下記のものがある。
図1図1は、本願の一実施例に係る成人向け保健マッサージ装置の斜視模式図である。
図2図2は、図1に示す成人向け保健マッサージ装置のマッサージ部と本体との分離状態での斜視模式図である。
図3図3は、本願の一実施例による本体の部分断面図である。
図4図3は、図3に示す本体の一部の拡大模式図である。
図5図5は、図4に示す本体の一部の部分断面図である。
図6図6は、図5に示す第一動力機構及び第二動力機構の平面図である。
図7図7は、図5に示す第一動力機構及び第二動力機構の斜視模式図である。
図8図8は、図5におけるA部の拡大図である。
図9図9は、図5に示す第一回動部材及び第二回動部材の斜視模式図である。
図10図10は、成人向け保健マッサージ装置のマッサージ部が本体に挿入された断面図である。
図11図11は、図10に示す移動部材の斜視模式図である。
図12図12は、本願の一実施例によるマッサージ部の部分断面図である。
図13図13は、図12に示すマッサージ部の断面図である。
図14図14は、図13に示す外カップ体の部分断面図である。
図15図15は、図13に示す第一マッサージ体の部分断面図である。
図16図16は、図15に示す第一マッサージ体の断面図である。
図17図17は、図13に示す外カップ体、内カップ体及び第二マッサージ体の断面図である。
図18図18は、図17に示す内カップ体及び第二マッサージ体の断面図である。
図19図19は、本願の別の一実施例によるマッサージ部の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面は、説明の目的で様々な実施例を述べるものに過ぎない。当業者であれば、本明細書に記載される原理から逸脱することなく、本明細書に示す構造や方法の代替実施例を採用できることを、下記の検討から容易に認識するであろう。
【0012】
以下、本願の実施例を詳細に説明する。前記実施例について、その例が図面に示され、同一又は類似する符号は、常に同一又は類似する素子や、同一又は類似する機能を有する素子を表す。以下に図面を参照しながら説明される実施例は、例示的なもので、本願を解釈するためのものであり、本願に対する制限として理解してはいけない。
【0013】
本願の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」等の用語が示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本願の説明を容易及び簡素化にするためのものであり、示された装置又は部品が特定の方位を有したり、特定の方位において構造されて操作されたりしなければならないと指示又は暗示するものではないため、本願に対する制限として理解してはならない。
【0014】
また、「第一」、「第二」の用語は、説明の目的で使用されるものに過ぎず、比較的重要であることを指示又は暗示するか、或いは、示された技術的特徴の数を黙示的に指示すると理解してはならない。「第一」、「第二」が限定されている特徴は、1つ又はより多くの前記特徴を含むことを明示又は暗示するものである。本願の説明において、明確且つ具体的な限定がない限り、「複数」とは、2つ以上を意味する。
【0015】
本願において、明確な規定と限定がない限り、「取り付け」、「繋がる」、「接続」、「固定」の用語の意味は、広く理解されるべきである。例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続又は一体的な接続であってもよい。機械的接続であってもよいし、電気的接続であってもよい。直接的に繋がってもよいし、中間媒体を介して間接的に繋がってもよく、2つの素子の内部が連通してもよい。当業者にとっては、具体的な状況に応じて上記用語の本開示での具体的な意味を理解することができる。
【0016】
本願において、特に明確な規定と限定がない限り、第一構成が第二構成の「上」又は「下」にあるとは、第一構成と第二構成とが直接的に接することに加えて、第一構成と第二構成とがそれらの間に介在する別の構成を介して間接的に接することを含み得る。また、第一構成が第二構成の「上」、「上方」及び「上の方」にあるとは、第一構成が第二構成の真上又は斜め上にあること、或いは第一構成の水平高さが第二構成よりも高いことを示す。第一構成が第二構成の「下」、「下方」及び「下の方」にあるとは、第一構成が第二構成の直下又は斜め下にあること、或いは第一構成の水平高さが第二構成よりも小さいことを示す。
【0017】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施形態によって本願を更に詳しく説明する。
図1及び図2を参照して、本願の一実施例は、成人向け保健マッサージ装置1を提供する。
【0018】
図1及び図2に示すように、成人向け保健マッサージ装置1は、本体2、マッサージ部3及び蓋体4を含む。
【0019】
本体2は、中空キャビティ200を規定する外枠20を含んでもよい。いくつかの実施例において、外枠20は、例えば円柱状の外郭、多角形柱状の外郭等の柱状の外郭を有する。中空キャビティ200は、外枠20によって規定された、なくとも一端に開口を有するキャビティとされ、その開口によってマッサージ部3が収納されるようにしてもよい。
【0020】
マッサージ部3は、少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200内に離脱可能に挿設されて本体2の駆動の下でマッサージ刺激操作を実行するものである。マッサージ部3は、洗浄、メンテナンスや交換等のために本体2の中空キャビティ200から抜き出されることも可能である。本願において、本体2は、例えば陰茎へのマッサージ刺激に適したマッサージ部や腟へのマッサージ刺激に適したマッサージ部等、異なるタイプのマッサージ部3に適合可能に設計されるか、或いは、例えば小寸法範囲の陰茎へのマッサージ刺激に適したマッサージ部、中寸法範囲の陰茎へのマッサージ刺激に適したマッサージ部や、大寸法範囲の陰茎へのマッサージ刺激に適したマッサージ部等、タイプが同じであるが規格寸法が異なるマッサージ部3に適合可能に設けられている。本実施例において、陰茎へのマッサージ刺激に適したマッサージ部3を例として本願に係る成人向け保健マッサージ装置1を紹介する。
【0021】
蓋体4は、マッサージ部3の外に露出した部分を被覆して、外部環境汚染からマッサージ部3を保護するために使用可能である。蓋体4は、例えばネジ接続やスナップ接続等により、マッサージ部3に離脱可能に被覆されてもよい。
【0022】
本実施例において、本体2は、中空キャビティ200内に設けられて第一動力を供給するための第一動力ユニット21を含んでもよい。それに対応して、マッサージ部3は、第一刺激ユニット31(例えば、図10及び図12に示すような陰茎へのマッサージ刺激に適した第一刺激ユニット31)を含む。マッサージ部3が少なくとも部分的に中空キャビティ200内に挿設された場合、第一刺激ユニット31は、第一動力ユニット21によって制御されて、第一動力ユニット21によって供給される第一動力の駆動の下で第一運動を実行することで、人体部位へ第一刺激を発生し、第一刺激は、人体部位へ発生する径方向の押圧刺激である。
【0023】
さらに、本体2中空キャビティ200内に設けられて第二動力を供給するための第二動力ユニット22を更に含む。それに対応して、マッサージ部3は、第二刺激ユニット(図2に図示せず、例えば、図10及び図12に示す陰茎へのマッサージ刺激に適した第二刺激ユニット32)を含み、マッサージ部3が少なくとも部分的に中空キャビティ200内に挿設された場合、第二刺激ユニットが第二動力ユニット22によって制御されて、第二動力ユニット22によって供給される第二動力の駆動の下で第二運動を実行することで、人体部位へ第二刺激を発生し、第二刺激は、人体部位へ発生する周方向の回転刺激である。
【0024】
以下、図3図11を例として本願に係る成人向け保健マッサージ装置1の本体2を具体的に紹介し、図3図11は、本願の一実施例の本体2の構造模式図である。
【0025】
図3に示すように、第一動力ユニット21は、第一回動部材211及び第一動力機構212を含む。第一回動部材211は、第一動力機構212に接続されて、第一動力機構212の駆動の下で第一回転運動を実行して第一動力を発生するものである。第一回動部材211は、例えば本体2の中心縦軸周りに回転可能である。
【0026】
図4に示すように、本実施例において、第一回動部材211は、駆動座であってもよい。好ましくは、駆動座(第一回動部材)211は、一体構造である。駆動座211は、駆動底板2113と、駆動底板2113から第一方向X1に延在する第一駆動側壁2111と、駆動底板2113から第二方向X2に延在する第二駆動側壁2112とを含む。図に示すように、第一方向X1と第二方向X2とは、反対であるとともに、それぞれ駆動底板2113に垂直であり、第一方向X1及び第二方向X2は、それぞれ本体2の中心縦軸に平行である。本実施例において、駆動底板2113は、円状の平板であってもよく、第一駆動側壁2111及び第二駆動側壁2112は、円状の駆動底板2113のエッジから、それぞれ第一方向X1及び第二方向X2に延在して形成された環状側壁であってもよい。
【0027】
第二駆動側壁2112には、環状ラック2115が設けられていてもよい。図4及び図5に示すように、第二駆動側壁2112の内側面には、環状ラック2115が設けられている。環状ラック2115は、第一動力機構212の対応する構造と歯結合を形成することで、第一回動部材211と第一動力機構212との間で噛合接続が形成され、第一動力機構212によって第一回動部材211が回転駆動されるようにするために使用可能である。
【0028】
図5図7に示すように、第一動力機構212は、伝動接続された第一動力部材2121及び第一ウォームホイールウォームアセンブリ2122を含み、第一動力部材2121は、動力を供給するためのもので、電動モータ、特に電動ステッピングモータとされてもよい。
【0029】
第一ウォームホイールウォームアセンブリ2122は、第一ウォーム21221、第一ウォームホイール21222、第一支持軸21223及び第一歯車21224を含む。第一動力機構212の第一動力部材2121は、第一ウォーム21221を介して動力を出力するために第一ウォーム21221に接続され、第一ウォーム21221は、第一ウォームホイール21222を回動させるために第一ウォームホイール21222に噛合される。第一支持軸21223は、第一ウォームホイール21222の回動に伴って第一支持軸21223及び第一歯車21224を回動させるために、一端が第一ウォームホイール21222と固定されるとともに、対向する他端が第一歯車21224に固定される。
【0030】
図5に示すように、第一歯車21224は、第二駆動側壁2112上の環状ラック2115に噛合される。したがって、図5図7に示すように、第一動力機構212は、第一動力部材2121を介して動力を出力するとともに、第一ウォームホイールウォームアセンブリ2122を介して動力を伝送することで、第一回動部材(駆動座)211を回動させるようになっている。
【0031】
また、第一動力部材2121は、双方向動力出力装置であってもよい。本願では、第一動力部材2121の出力動力を変えることで、第一ウォーム21221の回転方向及び回転速度を調節し、更に第一ウォームホイール21222及び第一支持軸21223の動力伝達により、第一歯車21224の回転方向及び回転速度を調節することが可能であり、そして、第一歯車21224と第二駆動側壁2112上の環状ラック2115との噛合により、駆動側壁2112を含む第一回動部材(駆動座)211を回動駆動可能となるとともに、第一回動部材(駆動座)211の回転方向及び回転速度を調節可能である。
【0032】
勿論、当業者であれば理解できるように、第一動力部材2121は、一方向動力出力装置であってもよく、第一ウォーム21221を一方向回転方向のみに回転駆動可能で、第一ウォーム21221の回転速度を調節可能とされることで、第一ウォームホイールウォームアセンブリ2122によって、第一回動部材(駆動座)211が上記一方向回転方向に回転され、第一回動部材(駆動座)211の回転速度も調節可能である。こうして、第一動力が供給される。
【0033】
引き続き図4図5を参照して、第一駆動側壁2111は、駆動底板2113と協働して、第一収容キャビティ201を形成し、他の部品を収納させることが可能である。また、図9に示すように、第一回動部材(駆動座)211の第一駆動側壁2111には、少なくとも1つの第一接続機構51が設けられている。図2を併せて参照して、上記少なくとも1つの第一接続機構51は、マッサージ部3の第一刺激ユニット31上の少なくとも1つの第二接続機構52と接続して協働するために使用可能であるため、マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200内に挿設された場合、第一回動部材(駆動座)211上の少なくとも1つの第一接続機構51は、マッサージ部3の第一刺激ユニット31上の少なくとも1つの第二接続機構52と接続して協働可能となることで、第一刺激ユニット31は、第一動力ユニット21の第一回動部材(駆動座)211によって制御され得る。上記のように、第一回動部材(駆動座)211が回転して第一回転動力を供給すると、第一接続機構51と第二接続機構52とが接続して協働することで、第一刺激ユニット31は、第一回動部材211の回転に追随して第一回転運動を行うことになり、その結果、径方向の押圧刺激が人体部位へ発生される。なお、当業者であれば理解できるように、第一動力ユニット21の第一回動部材211によって供給される第一回転動力の回転軸と、第一刺激ユニット31によって実行される第一回転運動の回転軸とは、同軸であり、何れも本体2の中心縦軸に位置する。
【0034】
第一接続機構51は、第一係合部材である一方で、第二接続機構52は、第一係合部材に適合した第二係合部材であってもよい。図2及び図9に示すように、本実施例において、第一接続機構51は、第一駆動側壁2111の内壁に設けられた三角突起である一方で、第二接続機構52は、第一刺激ユニット31に設けられた三角凹溝であってもよく、マッサージ部3が本体2の中空キャビティ200内に挿設された場合、三角突起は、三角凹溝内に係合可能となるため、第一動力ユニット21の第一回動部材211と第一刺激ユニット31との接続及び協働が実現されて、第一刺激ユニット31が第一回転運動を行うように駆動される。
【0035】
さらに、引き続き図3図11を参照して、本体2は、図3に示すように、第二動力ユニット22を更に含み、第二動力ユニット22には、第二回動部材221及び第二動力機構222が含まれ、両者とも本体2の中空キャビティ200内に設けられている。第二回動部材221は、第一回動部材211に対して自由に回動するように一部が第一軸受41を介して第一回動部材211に接続されるとともに、第二動力機構222の駆動の下で第二回転運動を実行して第二動力を発生するために一部が軸受41を通って第二動力機構222に接続される。選択的に、第一回動部材211の第一回転運動と第二回動部材221の第二回転運動との回転軸は、同軸である。
【0036】
具体的に、図4に示すように、第二回動部材221は、回転盤2211と、回転盤2211から第二方向X2に延在する支持部2212とを含む。好ましくは、第二回動部材221は、一体構造であり、且つ第一収容キャビティ201内に設けられる。回転盤2211は、第一回動部材211の第一駆動側壁2111と協働する円状の平板であってもよく、支持部2212は、回転盤2211の中心領域から第二方向X2に延在する突起部であってもよい。上記第一回動部材211の駆動底板2113は、その中心領域に貫通孔2110が設けられており、第二回動部材221の支持部2212は、第一軸受41を介して貫通孔2110内に設けられるとともに貫通孔2110を通って第二動力機構222に固定接続されるため、第一軸受41を設けることで、第二回動部材221は、第二動力機構222の駆動の下で第一回動部材211に対して自由に回動可能となる。本実施例において、支持部2212は、第一軸受41の内輪に挿設され、柱状構造として設けられてもよく、第一軸受41は、駆動底板2113の貫通孔2110内に設けられ、且つ第一軸受41の外輪は、貫通孔2110にて駆動底板2113に貼り付けられるため、第一軸受41を設けることで、第二回動部材221と第一回動部材211とは、互いに干渉することなく、互いに独立して回転運動可能となる。また、選択的に、支持部2212の高さは、回転盤2211と駆動底板2113との間で一定の距離が空けられるように設定されてもよく、こうすれば、第一回動部材211と第二回動部材221とが互いに独立して回転運動し易くなり、両者間の干渉が回避される。また、本体2のシール性が向上されるように、支持部2212と第一軸受41とが締まり嵌めとされてもよく、第一軸受41と駆動底板2113の貫通孔2110とも締まり嵌めとされてもよい。
【0037】
図5図8に示すように、第二動力機構222は、伝動接続された第二動力部材2221及び第二ウォームホイールウォームアセンブリ2222を含み、第二動力部材2221は、第一動力部材2121と同様に、動力を供給するためのもので、電動モータ、特に電動ステッピングモータとされてもよい。
【0038】
第二ウォームホイールウォームアセンブリ2222は、出力歯車22221、第二歯車22222、第二ウォーム22223、第二ウォームホイール22224及び第二支持軸22225を含む。第二動力機構222の第二動力部材2221は、出力歯車22221を介して動力を出力するために出力歯車22221に接続される。出力歯車22221は、第二歯車22222を回動させるために第二歯車22222に噛合される。第二ウォーム22223は、第二歯車22222の回動に追随して回動するように第二歯車22222に固定される。第二ウォームホイール22224は、第二ウォーム22223の回動に追随して回動するように第二ウォーム22223に噛合される。第二支持軸22225は、第二支持軸22225を介して第二ウォームホイール22224の回動に追随して第二回動部材221を回動させるために、一端が第二ウォームホイール22224に固定されるとともに、他端が第二回動部材221の支持部2212に固定される。
【0039】
第二回動部材221の支持部2212は、例えばねじ等によって、第二動力機構222の第二ウォームホイールウォームアセンブリ2222の第二支持軸22225に固定されてもよい。
【0040】
具体的に、図8に示すように、第二支持軸22225の第二ウォームホイール22224から遠い一端には、位置回避構造22226が設けられている。一方、第二回動部材221の支持部2212には、位置回避構造22226に適合した位置規制溝22121が設けられている。位置回避構造22226は、第二支持軸22225の第二ウォームホイール22224から遠い一端の外側壁を凹ませることで形成される。第二支持軸22225の位置回避構造22226は、支持部2212の位置規制溝22121内に挿設され、且つ位置回避構造22226内にネジ孔が開設されており、回転盤2211を通ったねじ(不図示)が位置回避構造22226のネジ孔内にねじ込まれることで、支持部2212が第二支持軸22225に固定される。勿論、当業者であれば理解できるように、支持部2212は、他の方式で第二支持軸22225に固定されてもよいが、本願では、これについて限定しない。
【0041】
上記のように、本願において、第二回動部材221の支持部2212と、第二動力機構222の第二ウォームホイールウォームアセンブリ2222の第二支持軸22225とが固定されているため、第二動力機構222は、第二動力部材2221を介して動力を出力するとともに、第二ウォームホイールウォームアセンブリ2222を介して動力を伝送することで、第二回動部材221を回動駆動するようになっている。
【0042】
また、第二動力部材2221は、双方向動力出力装置であってもよい。本願では、第二動力部材2221の出力動力を変えることで、出力歯車22221の回転方向及び回転速度を調節し、更に第二歯車22222、第二ウォーム22223、第二ウォームホイール22224の動力伝達により、第二ウォームホイール22224と固定された第二支持軸22225の回転方向及び回転速度を調節することが可能であり、そして、第二支持軸22225と第二回動部材221の支持部2212との固定接続により、第二回動部材221を回動駆動し、第二回動部材221の回転方向及び回転速度を調節することが可能である。
【0043】
勿論、当業者であれば理解できるように、第二動力部材2221は、一方向動力出力装置であってもよく、出力歯車22221を一方向回転方向のみに回転駆動可能で、出力歯車22221の回転速度を調整可能とされることで、第二ウォームホイールウォームアセンブリ2222によって、第二回動部材221が上記一方向回転方向に沿って回転され、第二回動部材221の回転速度も調節可能である。こうして、第二動力が供給される。
【0044】
また、図4及び図9に示すように、第二回動部材221の回転盤2211には、少なくとも1つの第一動力伝達部材61が設けられている。上記少なくとも1つの第一動力伝達部材は、マッサージ部3の第二刺激ユニット(例えば、図12に示す第二刺激ユニット32)上の少なくとも1つの第二動力伝達部材(例えば、図13又は図17に示す第二動力伝達部材62)と動力伝達して協働可能であるため、マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200内に挿設された場合、第二回動部材221の回転盤2211上の第一動力伝達部材61は、マッサージ部3の第二刺激ユニット上の第二動力伝達部材と協働可能となることで、第二刺激ユニットは、第二回動部材221によって制御され得る。第二回動部材221が回転して第二回転動力を供給すると、第二刺激ユニットは、第二回動部材221の回転に追随して第二回転運動を行うことになり、その結果、周方向の回転刺激が人体部位へ発生される。
【0045】
具体的に、第一動力伝達部材61は、第一磁気吸引部材、特に永久磁石であってもよい。第二動力伝達部材は、第一磁気吸引部材に適合した第二磁気吸引部材、特に永久磁石であってもよい。図9に示すように、6個の第一磁気吸引部材(第一動力伝達部材)61が均一な間隔で環状に回転盤2211内に設けられている。回転盤2211内には、第一磁気吸引部材61を収納するための収容溝が開設されている。勿論、第一磁気吸引部材61の数量及び寸法は、必要に応じて設定可能であり、本願では、これについて限定しない。
【0046】
本願において、第一動力伝達部材61及びそれに対応する第二動力伝達部材が磁気吸引部材であるため、第二動力ユニット22の第二回動部材221とマッサージ部3における第二刺激ユニットとは、非接触状態でも動力伝達可能であり、その結果、マッサージ部3における第二刺激ユニットは、第二動力ユニット22の第二回動部材221によって制御されて第二回動部材221の回動に追随して回転することが可能となる。また、第二回動部材221と第二刺激ユニットとが非接触状態で動力伝達可能であるため、第二刺激ユニットは、第一刺激ユニット31内に設けられることが可能となり、その結果、マッサージ部3の寸法が大幅に減少され、マッサージ部3のシール性が増強される。
【0047】
また、再び図3図5を参照して、上記のように、第一動力ユニット21の第一回動部材(駆動座)211は、第二動力ユニット22の第二回動部材221と一緒に設けられてもよく、例えば、第二回動部材221は、第一回動部材(駆動座)211によって規定された収容キャビティ201内に位置してもよく、こうすれば、第二回動部材221は、第一動力機構212及び第二動力機構222から隔離可能となるため、第一動力機構212と第二動力機構222とをパッケージ化可能で、その結果、第一回動部材(駆動座)211を利用して、液体が第一動力機構212及び/又は第二動力機構222に到達するのを回避することができ、本体2のシール性が大幅に増強される。そして、第一動力機構212と第二動力機構222とは、並列して設けられることが可能であるため、本体2の寸法が大幅に減少される。
【0048】
再び図3を参照されたい。図3に示すように、本体2は、第三動力ユニット23を更に含んでもよい。第三動力ユニット23は、本体2の中空キャビティ200内に設けられて第三動力を供給するためのものである。マッサージ部3が少なくとも部分的に中空キャビティ200内に挿設された場合、第一刺激ユニット31及び第二刺激ユニットは、第三動力の駆動の下で第三運動を実行して人体部位へ第三刺激を発生する。第三刺激は、人体部位へ発生する軸方向の相対変位刺激である。例えば、マッサージ部3が陰茎への刺激に適したマッサージ部3の場合、第一刺激ユニット31及び第二刺激ユニット(例えば、図10及び図12に示すような第二刺激ユニット32)は、第三動力の駆動の下で人体部位に対して軸方向に往復移動して、相対変位刺激を発生する。
【0049】
具体的に、図10及び図11を参照して、第三動力ユニット23は、図10図11に示すように、移動部材231及び第三動力機構232を含む。移動部材231は、カップ体であってもよく、第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22は、それぞれ移動部材231内に設けられてもよい。移動部材231は、第三動力機構232に接続されて第三動力機構232の駆動の下で外枠20に沿って移動するものであり、即ち、移動部材231は、本体2の中心縦軸の方向に沿って移動することで、第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22を移動させることができる。マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200内に挿設された場合、第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22は、移動部材231の移動に伴って移動すると、マッサージ部3における第一刺激ユニット及び第二刺激ユニットは、第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22の移動に伴って移動可能となるため、人体部位へ第三刺激が発生され、第三刺激は、人体部位へ発生する軸方向の相対変位刺激である。
【0050】
移動部材231は、固定座2311と、固定座2311から第一方向X1に延在する移動側壁2312と、移動側壁2312に設けられた第一ガイド構造81とを含み、第一方向X1は、固定座2311に垂直であるとともに、本体2の中空キャビティ200の開口に向かって近づく方向である。
【0051】
固定座2311と移動側壁2312とによって協働して第二収容キャビティ202が形成される。第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22は、何れも第二収容キャビティ202内に設けられる。選択的に、第一動力ユニット21の第一動力機構212は、固定座2311に固定され、第二動力ユニット22の第二動力機構222は、固定座2311に固定される。第一回動部材211の第一駆動側壁2111と移動側壁2312の内壁とが互いに離間されることで、第一回動部材211が移動部材231に対して自由に回転することを許容される。
【0052】
第一ガイド構造81は、外枠20に設けられた第二ガイド構造82に適合したものとされることで、第三動力機構232の駆動の下で、第一ガイド構造81及び第二ガイド構造82のガイドにより、移動部材231が外枠20に沿って移動される。
【0053】
図11に示すように、第二ガイド構造82は、ガイドレール82として設けられてもよく、第一ガイド構造81は、ガイドレール82に装設されたスライダ81として設けられてもよい。別の実施例において、第二ガイド構造82は、スライダとして設けられ、第一ガイド構造81は、スライダと協働して使用されるガイドレールとされてもよい。第一ガイド構造81と第二ガイド構造82との相互協働によれば、本体2内で移動する移動部材231の安定性を向上させることができる。勿論、当業者であれば理解できるように、第一ガイド構造81と第二ガイド構造82とは、他のタイプの互いに協働するガイド装置として設けられてもよいが、本願では、これについて限定しない。
【0054】
引き続き図10を参照されたい。第三動力機構232は、図10に示すように、第三動力部材2321及び伝動アセンブリ2322を含む。
【0055】
好ましくは、第三動力部材2321は、モータ、例えばステッピングモータである。第三動力部材2321は、外枠20に固定接続されてもよい。伝動アセンブリ2322は、第三動力部材2321から出力された動力を、第一方向X1又は第二方向X2に沿う往復移動の動力に変換して、移動部材231を駆動して第一方向X1又は第二方向X2に沿って移動させる。
【0056】
具体的に、伝動アセンブリ2322は、クランクリンク対偶であり、且つクランク23221及びリンク23222を含んでもよい。リンク23222は、移動部材231の固定座2311に固定接続されて移動部材231とともに運動する。本発明の目的が実現されるという前提の下で、伝動アセンブリ2322は、他の方式とされてもよいが、本願では、これについて限定しない。
【0057】
選択的に、本体2の内部には、電源、制御ユニットや通信ユニット等が設けられてもよい。電源は、電力を供給するためのものである。制御ユニットは、第一動力ユニット21、第二動力ユニット22及び第三動力ユニット23等をそれぞれ個別に制御するためのものである。通信ユニットは、データ線、WiFiやブルートゥース(登録商標)等の有線又は無線通信方式を介して、外部と通信して例えば制御信号を受信するためのものである。制御ユニットは、当該制御信号に従って、成人向け保健マッサージ装置の操作を制御する。制御信号としては、性刺激シーン付きのビデオセグメントを解析して生成された、ビデオセグメント内の性刺激シーンに対応する制御信号であってもよい。こうすれば、ビデオ再生機器によるビデオセグメントの再生時に、成人向け保健マッサージ装置1は、それと同期して、制御信号に従って刺激マッサージを行うことが可能となる。
【0058】
また、本体2には、フィードバック制御信号を受信するための制御パネルが更に設けられていてもよい。フィードバック制御信号は、第一動力ユニット21、第二動力ユニット22及び第三動力ユニット23によって供給される動力を調整するために使用可能である。また、フィードバック制御信号は、更にビデオ再生機器でのビデオセグメントの再生操作、例えばビデオセグメントの早送り、ビデオセグメントの巻き戻し、ビデオセグメントの再生一時停止、ビデオセグメントの音量の大きさ、ビデオセグメントの画面明暗度等を調整するために使用可能である。選択的に、制御パネルは、タッチ制御パネルであってもよい。
【0059】
以下、図12図18を例として本願のマッサージ部3を具体的に紹介する。本願の一実施例において、マッサージ部3は、陰茎への刺激に適したマッサージ部3であり、少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200内に離脱可能に挿設される。
【0060】
図12に示すように、マッサージ部3は、外固定枠30を更に含む。マッサージ部3の第一刺激ユニット31は、外カップ体310及び第一マッサージ体311を含む。
【0061】
第一マッサージ体311の第一端は、外固定枠30外カップ体310から遠い一端に固定接続される。具体的に、第一マッサージ体311の第一端は、例えば外固定枠30の外カップ体310から遠い一端に接着されてもよい。第一マッサージ体311の対向する第二端は、外カップ体310に接続される。具体的に、第一マッサージ体311の対向する第二端は、外カップ体310に固定接続される。第一マッサージ体311は、外固定枠30を取り囲んでその環状の下エッジが外カップ体に固定接続されることで、第一マッサージキャビティ3110を形成している。
【0062】
図10を併せて参照して、マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2に挿入された場合、外カップ体310が本体2の中空キャビティ200内に挿設されて第一動力ユニット21によって制御され、第一動力ユニット21によって供給される第一動力の駆動の下で第一回転運動を実行することで、第一マッサージ体311の第二端を回転させるようになる。第一マッサージ体311の第一端が、外固定枠30の外カップ体310から遠い一端に固定されているため、第一マッサージ体311の第二端の回転は、第一マッサージ体311の第一端に対する回転となり、その結果、第一マッサージ体311が締められて、第一マッサージ体311が変形し、第一マッサージキャビティ3110の内径の大きさが変化して、陰茎へ径方向の押圧刺激が発生される。
【0063】
図14を参照して、外カップ体310には、上記及び図14に示すように、第一動力ユニット21によって供給される第一動力の駆動の下で外カップ体310に第一回転運動を実行させるために、第一動力ユニット21の少なくとも1つの第一接続機構51とスナップフィットするための少なくとも1つの第二接続機構52が設けられている。
【0064】
図2を併せて参照して、マッサージ部3が本体2の中空キャビティ200内に挿設された場合、外カップ体310が第一動力ユニット21によって規定された第一収容キャビティ201内に挿設されて、外カップ体310上の第二接続機構52と第一動力ユニット21の第一接続機構51との間のスナップフィットにより、外カップ体310が第一動力ユニット21の駆動の下で第一回転運動を実行することになる。本実施例において、第一動力ユニット21によって供給される第一回転動力の回転軸と、外カップ体310を含む第一刺激ユニット31によって実行される第一回転運動の回転軸とは、同軸である。
【0065】
引き続き図12及び図13を参照して、外固定枠30は、外固定側壁300と、外固定側壁300の一端から延出する第一位置規制壁301と、外固定側壁300の対向する他端から延出する第二位置規制壁302とを含む。第一位置規制壁301は、外固定側壁300の外カップ体310から遠い一端に位置し、第二位置規制壁302は、外固定側壁300の外カップ体310に近い他端に位置する。
【0066】
第一マッサージ体311の第一端は、第一位置規制壁301に固定接続され、且つ第一マッサージ体311は、第一位置規制壁301から延在し始める。
【0067】
具体的に、図12に示すように、第一マッサージ体311は、面状マッサージ部3111及び管状マッサージ部3112を含む。面状マッサージ部3111は、第一位置規制壁301から、外カップ体310から遠ざかる方向に延在する。面状マッサージ部3111は、陰茎を通させて第一マッサージキャビティ3110内に進入させるための開口31111を有する。管状マッサージ部3112は、面状マッサージ部3111から、外カップ体310に近づく方向に延在する。管状マッサージ部3112は、面状マッサージ部3111と一体構造であってもよく、第一位置規制壁301の位置にて面状マッサージ部3111から外カップ体310に近づく方向に延在する。
【0068】
選択的に、開口31111は、円形開口であり、その直径が、管状マッサージ部3112における第一マッサージキャビティ3110の内径よりも小さい。第一マッサージ体311は、一体構造であり、軟性膠体製とされてもよい。
【0069】
また、図13に示すように、マッサージ部3は、内固定枠33を更に含む。内固定枠33は、少なくとも部分的に外固定枠30と管状マッサージ部3112との間に設けられる。内固定枠33は、内固定側壁331と、内固定側壁331の一端から延出する内位置規制縁332とを含む。管状マッサージ部3112の一端は、内固定枠33の外カップ体310に近い一端に固定接続される。内固定枠33の外カップ体310に近い一端は、外カップ体310に接続されて、外カップ体310によって回動されることで、管状マッサージ部3112の外カップ体310に近い一端を回動させるようになっている。内位置規制縁332は、内固定枠33が第一位置規制壁301と第二位置規制壁302とによって規定された空間範囲内で自由に移動するように、第一位置規制壁301と第二位置規制壁302とによって規制される。
【0070】
図13に示すように、内固定枠33の内固定側壁331は、外固定枠30の外固定側壁300と互いに離間した環状壁である。内固定側壁331の少なくとも一部は、外カップ体310と接続して協働するために、第二方向X2に沿って延在して外固定枠30の第二位置規制壁302からはみ出ている。
【0071】
図15及び図16を更に参照して、面状マッサージ部3111には、図15及び図16に示すように、少なくとも1つの通気孔31112が開設され、管状マッサージ部3112には、少なくとも1つの通気路31121が開設されている。通気路31121は、第一マッサージキャビティ3110に連通されるとともに通気孔31112に連通され、マッサージキャビティ3110は、通気路31121及び通気孔31112を介して外界と連通される。
【0072】
互いに連通した通気路31121及び通気孔31112を第一マッサージ体311に設けることで、第一マッサージキャビティ3110は、通気路31121及び通気孔31112を介して外界と連通可能になるため、マッサージ部3の使用時に、第一マッサージ体311が変形した場合、マッサージ部3の内部と外界との連通を効果的に保つことができ、内外の気圧差が大きすぎて使用が不便となり、ユーザの体験に影響を与えてしまうことを回避される。
【0073】
図16は、面状マッサージ部3111の厚さ方向に貫通した2つの通気孔31112、及び、管状マッサージ部3112に設けられた2つの通気路31121を模式的に示しているが、当業者であれば理解できるように、通気孔31112及び通気路31121の数は、実際の必要に応じて設定可能である。
【0074】
図17図18を参照して、マッサージ部3の第二刺激ユニット32は、図17図18に示すように、内カップ体320及び第二マッサージ体321を含む。内カップ体320は、外カップ体310内に設けられてもよい。第二マッサージ体321は、第二マッサージキャビティ3210を形成するために内カップ体320の内壁に沿って設けられる。マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2に挿入された場合、内カップ体320は、第二動力ユニット22と動力接続を形成して、第二動力ユニット22によって供給される第二動力の駆動の下で第二回転運動を実行することができるため、第二マッサージ体321が回転されて、陰茎へ周方向の回転刺激が発生される。
【0075】
また、図12図13に示すように、第一マッサージキャビティ3110と第二マッサージキャビティ3210とは、互いに連通している。選択的に、第一マッサージキャビティ3110と第二マッサージキャビティ3210とは、内径が略同じである。
【0076】
図18に示すように、内カップ体320は、内カップ底部3201と、内カップ底部3201から延出する内カップ側壁3202とを含む。図17に示すように、内カップ体320の内カップ底部3201には、第二動力ユニット22によって供給される第二動力の作用の下で第二回転運動を実行するように、図4及び図8に示すような第二動力ユニット22における少なくとも1つの第一動力伝達部材61と動力伝達接続を形成するための少なくとも1つの第二動力伝達部材62が設けられている。
【0077】
選択的に、第二動力伝達部材62は、内カップ底部3201内に均一な間隔で環状に設けられる。第二動力伝達部材62は、第二磁気吸引部材62、例えば永久磁石であってもよい。
【0078】
本願において、第二動力伝達部材62の数量及び/又は寸法は、第二動力ユニット22の第二回動部材221の回転盤2211における第一動力伝達部材61の数量及び/又は寸法と同じであってもよい。この場合、両者が1対1で適合し、第二回動部材221と内カップ体320との間で動力伝達接続を形成して、第二回動部材221の回転によって内カップ体320が回動されることができるようにする。勿論、当業者であれば理解できるように、第二動力伝達部材62の数量及び/又は寸法は、第一動力伝達部材61の数量及び/又は寸法と異なるように設定されてもよい。この場合、1つの第二動力伝達部材62が複数の第一動力伝達部材61に適合可能であるか、或いは、1つの第一動力伝達部材61が複数の第二動力伝達部材62に適合可能にし、第二回動部材221と内カップ体320との間で動力伝達接続を形成して、第二回動部材221の回転によって内カップ体320回動がされることができるようにする。
【0079】
本実施例において、第二動力伝達部材62及び第一動力伝達部材61は、それぞれ、吸引し合う磁気吸引部材であるため、両者間の磁気吸引力により、第二回動部材221と内カップ体320との間で動力伝達接続が形成される。勿論、当業者であれば理解できるように、第二動力伝達部材62及び第一動力伝達部材61は、他の非接触型の動力伝達部材とされてもよい。
【0080】
以下、再び図14を参照して、外カップ体310と内カップ体320との間の協働及び接続を説明する。外カップ体310は、図14に示すように、カップ底部3101と、外カップ底部3101から延出する外カップ側壁3102とを含む。外カップ底部3101の中心にボス3103が設けられている。それに対応して、図18に示すように、内カップ体320の内カップ底部3201に窪み3203が設けられている。図17を併せて参照し、外カップ体310のボス3103が第二軸受42を介して内カップ体320の窪み3203内に設けられ、内カップ体320と外カップ体310との間で第二軸受42を介して接続が形成されているため、内カップ体320は、外カップ体310に対して自由に回転可能となる。
【0081】
本実施例において、外カップ体310の外カップ底部3101にボス3103が設けられており、内カップ体320の内カップ底部3201が第二軸受42を介してボス3103に周設されているため、内カップ体320の内カップ底部3201と外カップ体310の外カップ底部3101との間で一定の隙間が生じ、内カップ体320が外カップ体310に対して自由に回転可能であることを更に保証される。
【0082】
勿論、当業者であれば理解できるように、外カップ体310の外カップ底部3101に、窪みが設けられる一方で、内カップ体320の内カップ底部3201に、対応する突起が設けられてもよく、内カップ体320の突起が軸受を介して外カップ体310の窪み内に設けられて、外カップ体310と内カップ体320との協働接続が形成される。
【0083】
また、マッサージ部3の外カップ体310には、マッサージ部3を洗浄し易くするために洗浄用貫通孔及び密閉蓋体が更に設けられてもよい。本実施例において、図14及び17に示すように、外カップ体310のボス3103に、洗浄用貫通孔3104が設けられるとともに、外カップ体310のボス3103に近い箇所に、外カップ体310と接続する密閉蓋体3105が設けられてもよい。マッサージ部3の洗浄の際、密閉蓋体3105が洗浄用貫通孔3104から抜き出されて洗浄用貫通孔3104が開かれることで、洗浄液が排出され易くなり、洗浄以外の際、密閉蓋体3105は、洗浄用貫通孔3104内に挿入されて洗浄用貫通孔3104を密閉することが可能である。
【0084】
また、図14に示すように、外カップ体310のボス3103は、間隔を空けて同一円周上となる扇形外周を複数有するように設けられてもよく、洗浄用貫通孔3104と通じ合うように、隣接する扇形外周の間に空隙がある。
【0085】
図13を併せて参照し、マッサージ部3の洗浄の際、洗浄液をマッサージ部3における第一マッサージキャビティ3110及び第二マッサージキャビティ3210に注入し続けることが可能であるため、洗浄液は、内カップ体320の内カップ側壁3202と外カップ体310の外カップ側壁3102との間の空隙を通って外カップ体310の外カップ底部3101に到達し、更に外カップ体310の外カップ底部3101のボス3103における隣接する扇形外周の間の空隙及び洗浄用貫通孔3104を通って排出可能であり、その結果、マッサージ部3を分解することなく、マッサージ部3を洗浄するという目的が達成され、ユーザの使用が極めて容易になる。
【0086】
なお、当業者であれば理解できるように、洗浄用貫通孔3104及び密閉蓋体3105は、外カップ体310の他の位置に設けられてもよく、例えば外カップ体310の外カップ側壁3102における下エッジに近い領域、又は、外カップ体310の外カップ底部3101のボス3103以外の他の領域に設けられる。
【0087】
また、図1を併せて参照し、本願において、蓋体4には、蓋体4を貫通した通気洞40が更に開設されてもよく、通気洞40は、面状マッサージ部3111の開口31111に対応するものであるため、第一マッサージキャビティ3110及び第二マッサージキャビティ3210と互いに連通可能である。マッサージ部3の洗浄後に、マッサージ部3に蓋体4が被覆されてから、蓋体4が被覆されているマッサージ部3、又は、成人向け保健マッサージ装置1全体を倒置して放置可能であるため、洗浄されるマッサージ部3に残った洗浄液は、蓋体4上の通気洞40を通って排出可能であり、マッサージ部3の乾燥が促進される。そして、成人向け保健マッサージ装置1が非作動で放置される場合、蓋体4に設けられた通気洞40により、第一マッサージキャビティ3110及び第二マッサージキャビティ3210と外界との通じ合いが保たれるため、マッサージ部3の乾燥が維持され、細菌の繁殖が回避される。選択的に、蓋体4に設けられた通気洞40は、会社のロゴ(logo)スタイルとして設計されてもよい。
【0088】
引き続き図13を参照されたい。図13に示すように、マッサージ部3の外固定枠30には、第一ロック機構34が更に設けられていてもよい。それに対応して、図10に示すように、本体2の外枠20には、対応する第二ロック機構24が設けられている。第一ロック機構34と第二ロック機構24との協働によれば、マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200に挿設された場合、マッサージ部3の外固定枠30と本体2の外枠20とがロックされる。
【0089】
本実施例において、第一ロック機構34は、第一磁気吸引装置、例えば永久磁石とされてもよい。それに対応して、第二ロック機構24は、対応する第二磁気吸引装置、例えば永久磁石とされてもよい。図13に示すように、第一磁気吸引装置(第一ロック機構)34は、マッサージ部3の外固定枠30の第二位置規制壁302に設けられてもよい。それに対応して、図10に示すように、第二磁気吸引装置(第二ロック機構)24は、本体2の外枠20の開口に設けられてもよい。こうして、マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200に挿設された場合、第一磁気吸引装置34と第二磁気吸引装置24とが磁気的に吸引し合うことで、マッサージ部3の外固定枠30と本体の外枠20とがロックされる。
【0090】
勿論、当業者であれば理解できるように、第一ロック機構34及び第二ロック機構24は、他の方式で実現されてもよく、例えばマッサージ部3の外固定枠30及び本体2の外枠20にそれぞれ設けられて互いに協働するスナップ接続装置又はネジ接続装置とされてもよいが、本願では、これについて限定しない。
【0091】
以下、図1図18を併せて参照し、本願に係る成人向け保健マッサージ装置の作動原理を具体的に紹介する。前述したように、成人向け保健マッサージ装置1の作動時に、マッサージ部3が少なくとも部分的に本体2の中空キャビティ200内に挿設され、本体2は、第一回動部材(駆動座)211が駆動されて第一回転運動を実行して第一動力が発生されるように、第一動力ユニット21の第一動力機構212を制御することが可能である。第一回動部材(駆動座)211によって第一刺激ユニット31の外カップ体310が回転されて、更に外カップ体310によって内固定枠33が回転され、第一マッサージ体311の本体2に近い第二端が内固定枠33に固定接続されているため、それに伴って回転する一方で、第一マッサージ体311の本体2から遠い第一端が外固定枠30に固定接続されているため、第一マッサージ体311の第二端は、第一マッサージ体311の第一端に対して捻じれが生じ、その結果、第一マッサージ体311が変形し、第一マッサージキャビティ3110の内径が変えられて、ユーザの陰茎へ径方向の押圧刺激、即ち第一刺激が発生される。
【0092】
また、本体2は、第二回動部材221が駆動されて第二回転運動を実行して第二回転力が発生されるように、第二動力ユニット22の第二動力機構222を制御することも可能である。第二回動部材221の回転盤2211上の第一磁気吸引部材(第一動力伝達部材)61と第二刺激ユニット32の内カップ体320の第二磁気吸引部材(第二動力伝達部材)62との間の動力伝達作用により、第二刺激ユニット32の内カップ体320、及び、内カップ体320に設けられた第二マッサージ体321が回転されるため、ユーザの陰茎へ周方向の刺激、即ち第二刺激が発生される。ここで、第一回動部材(駆動座)211によって実行される第一回転運動の回転軸と、第二回動部材221によって実行される第二回転運動の回転軸とは、同軸である。
【0093】
さらに、本体2は、移動部材231が駆動されて軸方向移動して第三動力が発生されるように、第三動力ユニット23の第三動力機構232を制御することも可能である。移動部材231内に設けられた第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22がそれに伴って軸方向移動を実行するため、第一マッサージ体311の一部及び第二マッサージ体321は、第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22に伴って軸方向移動又は軸方向変形し、その結果、第一マッサージキャビティ3110及び第二マッサージキャビティ3210内に挿入された陰茎に対して相対的な軸方向移動が生じて、陰茎へ軸方向の相対変位刺激、即ち第三刺激が発生される。そして、マッサージ部3の外固定枠30に設けられた第一位置規制壁301及び第二位置規制壁302により、外カップ体310及び内カップ体320の移動範囲を規制可能であるため、相対変位の範囲が規制される。
【0094】
したがって、本願に係る成人向け保健マッサージ装置1は、ユーザの陰茎に径方向、周方向又は軸方向の3つの異なる次元の刺激を加えることができる。特に、本願に係る成人向け保健マッサージ装置1は、陰茎へ径方向の押圧刺激を発生することができ、陰茎を極めて刺激し、刺激効果を増強することができ、ユーザに極めて大きな快感を与えることができる。
【0095】
なお、当業者であれば理解できるように、本願に係る成人向け保健マッサージ装置1は、上記異なる次元の3つの刺激のうち、1つ又は2つのみを実現するためのものとして設計されてもよく、例えば、径方向の第一刺激(押圧刺激)を実現したり、径方向の第一刺激(押圧刺激)に加えて周方向の第二刺激(回転刺激)を実現したり、径方向の第一刺激(押圧刺激)に加えて軸方向の第三刺激(相対変位刺激)を実現する等、その設計を自由に調整可能である。
【0096】
留意されたいのは、本願に係る成人向け保健マッサージ装置1の本体2とマッサージ部3とは、それぞれ独立した部品であり、両者は、2つの独立した製品としてパッケージ化可能であり、且つ本体2は、上記刺激を実現するために対応する動力を供給するように設計されているため、本体2は、異なるタイプ又は異なる規格寸法のマッサージ部3に適合した汎用動力装置として設計可能であり、その結果、ユーザの使用コストが極めて低減され、異なる人々の需要が満たされるとともに、破損し易いマッサージ部3は、個別に交換可能で、ユーザの交換コストも大幅に低減される。
【0097】
上記では、陰茎への刺激に適したマッサージ部3を例として本願に係る成人向け保健マッサージ装置を紹介した。勿論、本願に係る成人向け保健マッサージ装置には、腟への刺激に適したマッサージ部であって、少なくとも部分的に上記本体2内に離脱可能に挿設され、径方向、周方向又は軸方向の3つの異なる次元の刺激を行うマッサージ部が含まれてもよい。
【0098】
具体的に、図19を参照されたく、図19は、腟を刺激するためのマッサージ部9を示している。マッサージ部9も、少なくとも部分的に上記本体2の中空キャビティ200内に離脱可能に挿設され、径方向、周方向又は軸方向の3つの異なる次元の刺激を実行するものである。
【0099】
具体的に、マッサージ部9は、マッサージ体90と、外枠91と、カップ体92と、回転台座93とを含む。
【0100】
外枠91とカップ体92との間に弾性体94が設けられている。回転台座93は、カップ体92内に設けられ、マッサージ体90は、回転台座93に固定接続され、マッサージ体90内にマッサージ用内キャビティ900が設けられており、且つマッサージ体90は、外枠91内に設けられた第一部分901と、外枠91の外に露出した第二部分902とに分けられ、マッサージ体90の外壁は、弾性変形材料製とされてもよい。マッサージ用内キャビティ900に液体が充填されている。また、マッサージ体90の第二部分902の外壁には、複数の刺激用突起が設けられてもよい。
【0101】
マッサージ部9が少なくとも部分的に上記本体2の中空キャビティ200内に挿設された場合、カップ体92は、上記本体2の第一動力ユニット21の第一回動部材(駆動座)211と接続するために使用され、カップ体92と第一回動部材211との接続方式は、前述したマッサージ部3の外カップ体310と第一回動部材211との接続方式に類似しており、ここで繰り返して述べない。
【0102】
したがって、本体2の第一動力ユニット21の第一回動部材(駆動座)211が回転して第一動力を供給すると、カップ体92は、第一回動部材211の回転に伴って回動する。弾性体94の一端が外枠91に固定され、弾性体94の他端がカップ体92に固定されてカップ体92の回転に伴って捻じれるため、弾性体94が変形する。弾性体94の変形により、マッサージ体90の第一部分901に対応するマッサージ用内キャビティ900内の液体が押圧されるため、マッサージ用内キャビティ900の液体は、マッサージ体90の第一部分901から第二部分902に向かって移動し、その結果、マッサージ体90の第二部分902が径方向に膨張して太くなり、ユーザの腟へ径方向に押圧する第一刺激が発生される。
【0103】
つまり、マッサージ部9におけるマッサージ体90、カップ体92、弾性体94は、ユーザの腟へ径方向に押圧する第一刺激を発生する第一刺激ユニットを共同で構成している。
【0104】
同様に、カップ体92内に設けられた回転台座93は、上記本体2の第二動力ユニット22の第二回動部材221と動力接続を形成するためのものであり、回転台座93と第二回動部材221との動力接続方式は、前述したマッサージ部3の内カップ体320と第二回動部材221との動力接続方式に類似しており、ここで繰り返して述べない。
【0105】
したがって、本体2の第二動力ユニット22の第二回動部材221が回転して第二動力を供給すると、回転台座93は、第二回動部材221の回転に伴って回動することで、回転台座93上のマッサージ体90が回転されて、ユーザの腟へ周方向に回転する第二刺激が発生される。
【0106】
つまり、マッサージ部9におけるマッサージ体90及び回転台座93は、ユーザの腟へ周方向に回転する第二刺激を発生する第二刺激ユニットを共同で構成している。
【0107】
同様に、本体2の第三動力ユニット23によって移動部材231が駆動されることで第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22が軸方向移動されると、カップ体92、回転台座93及びマッサージ体90は、第一動力ユニット21及び第二動力ユニット22に伴って軸方向移動することで、ユーザの腟へ軸方向に相対変位する第三刺激が発生される。
【0108】
以上より、本願に係る成人向け保健マッサージ装置は、ユーザの人体部位に径方向、周方向又は軸方向の3つの異なる次元の刺激を加えることができる。特に、径方向の押圧刺激を人体部位へ発生することができ、人体部位を極めて刺激し、刺激効果を増強することができ、ユーザに極めて大きな快感を与えることができる。
本明細書の説明において、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「一選択的な実施例において」、「具体的に」、「例」、「具体的な例」や「いくつかの例」等の用語を参考した説明とは、当該実施形態や実施例に合わせて説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性が、本願の少なくとも1つの実施形態や実施例に含まれることである。本明細書において、上記用語に対する例示的な説明は、必ずしも同じ実施形態や実施例を示すものではない。また、説明された具体的な特徴、構成、材料又は特性は、如何なる1つ又は複数の実施形態や実施例において適切に組み合せることが可能である。
上記内容は、具体的な実施形態を参照しながら本願をより詳細に説明したものであり、本願の具体的な実施について、これらの説明に限定されない。当業者にとって、本願の構想から逸脱することなく、若干の簡単な推論又は置き換えを行える。
図1
図2
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