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  • 特許-料金収受システム 図1
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  • 特許-料金収受システム 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-01
(45)【発行日】2025-04-09
(54)【発明の名称】料金収受システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/20 20060101AFI20250402BHJP
【FI】
G06F11/20 625
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021009972
(22)【出願日】2021-01-26
(65)【公開番号】P2022113940
(43)【公開日】2022-08-05
【審査請求日】2023-11-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】笠井 勇生
(72)【発明者】
【氏名】弓倉 陽介
【審査官】三坂 敏夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-102666(JP,A)
【文献】特開2011-150459(JP,A)
【文献】特開2020-135201(JP,A)
【文献】特開2017-182380(JP,A)
【文献】特開2019-008657(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 11/16-11/20
G07B 15/00-16/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
有料道路を利用する車両の道路利用情報を収集する複数の料金所装置と、
前記料金所装置の設置場所とは異なるメインサイトにオンプレミスで構築され、前記複数の料金所装置と通信して前記収集された道路利用情報を記憶する運用系データベースを備え、当該複数の料金所装置を統制する運用系システムと、
前記運用系システムに対する待機系としてクラウド上に構築され、前記料金所装置で前記収集された道路利用情報を記憶する待機系データベースを備える待機系システムと、
前記運用系システムと前記待機系システムとを遠隔から切り替え運用するリモートサーバとを具備し、
前記リモートサーバは、
前記待機系データベースを前記運用系データベースに同期させる同期処理部と、
少なくとも1つの料金所装置と前記運用系システムとの通信障害を検知する障害検知部と、
前記障害検知部により通信障害が検出した場合に、前記運用系システムに対して、残存する料金所装置の識別子および通信アドレスを前記待機系システムに通知することと、同期が未完了の道路利用情報を前記待機系システムに送信することとを含む引継ぎ処理を実行させることにより、前記運用系システムの統制機能を前記待機系システムに引き継がせる切替制御部とを備える、料金収受システム。
【請求項2】
前記待機系システムは、前記運用系システムの設置場所から、同じ災害でダウンしない程度に地理的に離間した場所に設置する、
請求項1に記載の料金収受システム。
【請求項3】
前記同期処理部は、前記運用系システムが運用状態にあって、前記待機系システムは待機状態にある状態の時に、前記運用系システムに同期要求コマンドを送信し、これを受けた前記運用系システムが、前記待機系システムとの間で各データベースのデータを同期させる同期処理を行う、
請求項1に記載の料金収受システム。
【請求項4】
前記障害検知部は、前記通信障害の復旧を検知し、
前記切替制御部は、前記復旧が検知された場合に、前記待機系システムの前記統制機能を前記運用系システムに切り戻す、
請求項1に記載の料金収受システム。
【請求項5】
前記複数の料金所装置は、前記待機系システムと無線通信リンクを経由して通信する、
請求項1に記載の料金収受システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、料金収受システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ETC(Electronic Toll Collection System)は、有料道路等で既に広く普及している。この種の料金収受システムは、道路事業者により運営され、高い信頼性を求められる。殊に近年、豪雨災害や土砂災害の発生することが多くなってきており、ETCサイトなどが被災することも懸念される。このような背景から料金収受システムにおいても、いわゆるディザスタリカバリサイトを構築することが意識されるようになってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-150459号公報
【文献】特開2017-112631号公報
【文献】特開2018-55518号公報
【文献】特開2001-243587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディザスタリカバリサイトは、通常時に運用されるメインサイトのバックアップとして捉えることができ、システム運用の継続性や、事業の継続性を確保するための手段として注目されている。しかし、料金収受システムのディザスタリカバリサイトを構築するには、費用や運用などの面で様々な困難があり、実現することが難しかった。特に、比較的小規模な運営事業体にとっては負担が大きい。運用継続性を担保する観点からも何らかの技術革新が求められる。
そこで、目的は、運用継続性を高めた料金収受システムを低コストで提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の料金収受システムは、有料道路を利用する車両の道路利用情報を収集する、複数の料金所装置を具備する料金収受システムである。この料金収受システムは、さらに、運用系システムと、待機系システムと、リモートサーバとを具備する。運用系システムは、料金所装置の設置場所とは異なるメインサイトにオンプレミスで構築され、複数の料金所装置と通信して当該複数の料金所装置を統制する統制機能を有する。待機系システムは、運用系システムに対する待機系としてクラウド上に構築される。リモートサーバは、運用系システムと待機系システムとを遠隔から切り替え運用する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、実施形態に係わる料金収受システムの一例を示すシステム図である。
図2図2は、図1に示されるリモートサーバ200の一例を示す機能ブロック図である。
図3図3は、実施形態に係わる料金収受システムで実行される処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図4図4は、実施形態に係わる料金収受システムにおける運用の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
【0008】
図1は、実施形態に係わる料金収受システムの一例を示すシステム図である。このシステムは、複数の料金所装置11~1n、リモートサーバ200、およびメインサイト300を備え、これらはネットワーク100を介して互いに通信可能に接続される。さらに、料金所装置11~1n、リモートサーバ200、およびメインサイト300はネットワーク100を経由して、クラウド400の各種リソースやサービスを利用することができる。特に、ネットワーク100は通信ノード21~2nを備える。料金所装置11~1nは無線通信リンクを介してそれぞれ通信ノード21~2nに接続されることができる。
【0009】
図1において、料金所装置11~1nはそれぞれ有料道路の入り口、出口、またはチェックポイント等の、道路事業者の管理区域に設置される。料金所装置11~1nは、有料道路を利用する車両が通過するガントリGに接続され、ガントリGを通過した車両の道路利用情報を取得する。道路利用情報は、無線通信リンク、通信ノード21~2n、およびネットワーク100を介してメインサイト300に伝送される。
【0010】
メインサイト300は、例えば道路事業者のオフィスなどの、料金所装置11~1nの設置場所とは異なる場所に設置される。メインサイト300は、運用系データベース302を有する運用系システム301を備える。
【0011】
運用系システム301は、メインサイト300にオンプレミスで構築され、料金所装置11~1nとネットワーク100経由で通信して、料金所装置11~1nを統制する。この機能を、統制機能と称する。運用系システム301は、料金所装置11~1nから収集した道路利用情報を運用系データベース302に記憶する(道路利用情報303)。
【0012】
一方、実施形態においてクラウド400は、待機系システム401を備える。待機系システム401は、運用系システム301に対する待機系としてクラウド400上に構築される。ここで、待機系システム401は、例えば実コンピュータ上に仮想化技術により形成される仮想サーバであって良い。待機系システム401は、待機系データベース402を有する。待機系データベース402は運用系データベース302と同期され、道路利用情報403を記憶する、
リモートサーバ200は、運用系システム301と待機系システム401とを、ネットワーク100経由で遠隔から切り替え運用する。リモートサーバ200は、料金所装置11~1n、メインサイト300とは比較的離れた遠隔地に設置される。例えば、料金所装置11~1nとメインサイト300が同じ県内に設置されているとすれば、リモートサーバ200は異なる県に設置されることが想定される。つまりリモートサーバ200は、料金所装置11~1n、メインサイト300が豪雨や土砂崩れなどの災害に仮に被災したとしても、同じ災害でダウンしない程度に地理的に離間することが好ましい。
【0013】
図2は、リモートサーバ200の一例を示す機能ブロック図である。リモートサーバ200は、ROM(Read Only Memory)220、RAM(Random Access Memory)230、および記憶部240と、プロセッサ250とを備えるコンピュータである。
【0014】
記憶部240は、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)、あるいはソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)などの不揮発性ストレージであり、プロセッサ250により実行されるプログラム240aを記憶する。
【0015】
ROM220は、BIOS(Basic Input Output System)やUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)などの基本プログラム、および各種の設定データ等を記憶する。RAM230は、記憶部240からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶する。
【0016】
リモートサーバ200は、さらに、光学メディアドライブ260、および、通信部270を備える。
光学メディアドライブ260は、CD-ROM280などの記録媒体に記録されたディジタルデータを読み取る。リモートサーバ200で実行される各種プログラムは、例えばCD-ROM280に記録されて頒布される。このCD-ROM280に格納されたプログラムは光学メディアドライブ260により読み取られ、記憶部240にインストールされる。
【0017】
通信部270は、通信機能を備え、ネットワーク100との通信を制御する。リモートサーバ200で実行される各種プログラムを、例えば通信部270を介してサーバからダウンロードし、記憶部240にインストールすることもできる。クラウド400から通信部270を介して最新のプログラムをダウンロードし、インストール済みのプログラムをアップデートすることもできる。
【0018】
プロセッサ250は、OS(Operating System)および各種のプログラムを実行する。また、プロセッサ250は、実施形態に係る処理機能として同期処理部250a、障害検知部250b、および、切替処理部250cを備える。同期処理部250a、障害検知部250b、および、切替処理部250cは、記憶部240に記憶されたプログラム240aがRAM230にロードされ、当該プログラムの進行に伴ってプロセッサ250が演算処理を実行することで生成されるプロセスとして、理解され得る。つまりプログラム240aは、コンピュータであるリモートサーバ200を、同期処理部250a、障害検知部250b、および、切替処理部250cとして機能させる。
【0019】
同期処理部250aは、定期的、あるいは不定期に、運用系システム301(または待機系システム401)にデータ同期要求コマンドを送信し、待機系データベース402を、運用系データベース302に同期させる。これにより、運用系データベース302に記憶される道路利用情報303と、待機系データベース402に記憶される道路利用情報403は同期した状態になる。
障害検知部250bは、料金所装置11~1nと運用系システム301との通信状態を監視する。そして、料金所装置11~1nのうち少なくとも1つと運用系システム301との通信障害を検知すると、切替処理部250cにそのことを通知する。また、通信できなくなっていた料金所装置と運用系システム301との間の通信が回復すると、障害検知部250bは通信障害の復旧を検知し、切替処理部250cにそのことを通知する。
【0020】
切替処理部250cは、上記通信障害が検出された場合に、運用系システム301の統制機能を待機系システム401に引き継がせるための制御を行う。また、切替処理部250cは、通信の復旧が検知された場合に、待機系システム401の統制機能を運用系システム301に切り戻すための制御を行う。すなわち障害検知部250bから通信障害の発生を通知されると、切替処理部250cは、運用系システム301(または待機系システム401)に切替え要求コマンドを出す。また、障害検知部250bから通信障害の復旧を通知されると、切替処理部250cは、待機系システム401(または運用系システム301)に切り戻し要求コマンドを出す。
【0021】
次に、上記構成における作用を説明する。
図3は、実施形態に係わる料金収受システムで実行される処理手順の一例を示すシーケンス図である。図3において、運用系システム301が運用状態にあり(ステップS1)、待機系システム401は待機状態にあるとする(ステップS2)。この状態からリモートサーバ200は、運用系システム301に同期要求コマンドを送信する(ステップS3)。これを受けた運用系システム301は、待機系システム401との間で各データベースのデータを同期させる同期処理を行う(ステップS4)。
【0022】
これにより、待機系データベース402に記憶されるデータは、運用系データベース302に記憶されるデータと常時、同期した状態にある。また、システム切替の直後から待機系システム401が稼働を開始できるとともに、運用系システム301により収集された車両の道路利用情報を保護することも可能になる。
【0023】
この状態から、豪雨災害などで障害が発生し、リモートサーバ200によりそのことが検知されたとする(ステップS5)。そうするとリモートサーバ200は、運用系システム301に切替要求コマンドを送信する(ステップS6)。これを受けた運用系システム301は、待機系システム401との間で引継ぎ処理を行う(ステップS7)。
【0024】
引継ぎ処理には、例えば、被災せずに残存する料金所装置の識別子や通信アドレスの通知、直前にバッファされた(同期が未完了の)道路利用情報の送信等がある。
【0025】
引継ぎが完了すると、運用系システム301は待機状態になり(ステップS8)、クラウド400の待機系システム401が運用状態となる(ステップS9)。稼働を開始した待機系システム401は、残存する料金所装置から道路利用情報を収集し(ステップS10)、待機系データベース402に記憶する。
【0026】
この状態から、災害が復旧し、障害からの復旧がリモートサーバ200により検知されたとする(ステップS11)。そうするとリモートサーバ200は、待機系システム401に切戻し要求コマンドを送信する(ステップS12)。これを受けた待機系システム401は、運用系システム301との間で切り戻し処理を行う(ステップS13)。
【0027】
切り戻し処理には、例えば、障害の継続中に待機系システム401で収集され、待機系データベース402に蓄積された道路利用情報を運用系データベース302に送信する処理等がある。
【0028】
そうして、切戻し処理が完了すると、運用系システム301が運用状態に戻り(ステップS14)、待機系システム401は再び待機状態になる(ステップS15)。以上の処理手順は、システムが実施運用されている間、繰り返される。
【0029】
図4は、実施形態に係わる料金収受システムにおける運用の一例を示す模式図である。図4において、災害時にメインサイトが被災し、料金所装置も一部が被災したが、被災することを免れた料金所装置があるケースを想定する。
図4に示されるように、オンプレミスのメインサイト300のデータは、クラウド400上にリフトアップされ、メインサイト300、クラウド400の各データベースに記憶されるデータは常時、同期した状態にある。これにより、メインサイト300で収集された、道路利用情報を含む各種データを災害から守ることができる。
【0030】
この状態からメインサイト300、あるいは料金所装置11~1nのいずれかが被災して通信できなくなると、リモートサーバ200からの遠隔制御によりクラウド400に統制機能が引き継がれる。これにより、料金収受システムの運用が継続される。
【0031】
既存の技術において、道路事業者の料金収受システムは全てオンプレミスで構築され、機器や構成部品の冗長化により、機器障害に対する可用性を確保している。火災や地震等の災害への対策としては、通常業務を行うサイト(メインサイト)とは別のサイト(ディザスタリカバリサイト)をオンプレミスで用意することで、運用継続を担保していた。しかしながら主に以下の事情から、特に小規模な道路事業者は、物理的なディザスタリカバリサイトを導入することが困難であった。
【0032】
(1) ディザスタリカバリサイトでは、通常運用では利用しない施設と機器を用意する必要があるとともに、日々システムの保守を行う必要がある。このため小規模道路事業者にとっては、費用面、管理面での負担が重く、対応が困難である。
【0033】
(2) 小規模道路事業者の場合、管理している地域が小さく、通常業務を行うサイト(メインサイト)とディザスタリカバリサイトが地理的に近い場所にしか設けられない。このためメインサイト被災時には、ディザスタリカバリサイトもろとも被災し、運用継続が困難であるとともに、データを消失する恐れがある。
【0034】
(3) 災害時にシステムトラブルがあった場合、ディザスタリカバリサイトと保守メーカーの拠点間の距離が遠く、現地到達までに時間がかかるため、復旧に時間がかかる。
【0035】
これに対し、実施形態では、オンプレミスシステムに実装している料金収受機能と同様の機能をクラウド上に備えることで、料金収受システム全体の運用を継続させるようにした。これにより、被害を受けず残存している統制対象のシステムは、クラウドからの制御により継続して運用することが可能になる。また、オンプレミスシステムのデータをクラウド上で保護することができる。また、遠隔地から料金収受システムを操作、保守するとともに、被災状況の確認を行うことができる。さらに、施設が復旧すると、リモートサーバ200からの制御によりデータをオンプレミス側に戻すことができる。
つまり実施形態によれば、主に運用面での利点として以下の効果がある。
・被害のない統制対象のシステム(料金所装置等)を運用継続させることができること。
・メインサイトが被災した状態でも運用を復旧させることができること。
・料金収受に関する道路利用情報が保護されること。
【0036】
また、主に費用面での利点として以下の効果がある。
・施設建設や用地取得の必要がないため、ディザスタリカバリサイト構築にかかる費用と時間が大きく減らせること。
・ディザスタリカバリサイトの保守要員の確保及び電気代等のランニングコストも、物理サイトを運用する場合に比べて大きく減らせること。
【0037】
これらのことから、実施形態によれば、運用継続性を高めた料金収受システムを低コストで提供することが可能となる。
【0038】
実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0039】
11~1n…料金所装置、21~2n…通信ノード、100…ネットワーク、200…リモートサーバ、220…ROM、230…RAM、240…記憶部、240a…プログラム、250…プロセッサ、250a…同期処理部、250b…障害検知部、250c…切替処理部、260…光学メディアドライブ、270…通信部、300…メインサイト、301…運用系システム、302…運用系データベース、303…道路利用情報、400…クラウド、401…待機系システム、402…待機系データベース、403…道路利用情報。
図1
図2
図3
図4