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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-02
(45)【発行日】2025-04-10
(54)【発明の名称】弾薬を武器に供給するための装置
(51)【国際特許分類】
   F41A 9/57 20060101AFI20250403BHJP
【FI】
F41A9/57
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2022520076
(86)(22)【出願日】2020-10-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-14
(86)【国際出願番号】 SE2020050975
(87)【国際公開番号】W WO2021076031
(87)【国際公開日】2021-04-22
【審査請求日】2023-07-18
(31)【優先権主張番号】1951170-8
(32)【優先日】2019-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(73)【特許権者】
【識別番号】521503857
【氏名又は名称】ビーエーイー システムズ ハッグルンズ アクチエボラグ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】エリクソン,クラース
【審査官】志水 裕司
(56)【参考文献】
【文献】特開昭57-026400(JP,A)
【文献】特開平08-136185(JP,A)
【文献】特開2001-041687(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0120271(US,A1)
【文献】特開平03-195896(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41A 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾薬(A)を武器(20)に供給するための装置であって、前記武器(20)が前記武器(20)のエレベーション軸(Z1)周りのエレベーション動作を可能にするように配置されたエレベーションデバイス(30)に取り付けられており、
前記装置が、前記武器(20)に一端部が接続され、積層構造で組み付けられた一組の要素(42;142)を備える供給シュート(40;140)を備え、
前記一組の要素(42;142)が、前記武器(20)の前記エレベーション軸(Z1)周りのエレベーション動作に関連して、前記一組の要素(42;142)の個々の要素のシャフト(44;144)周りの移動を可能にするように、前記エレベーション軸(Z1)に対して同軸に配置されるように構成された前記シャフト(44;144)周りに配置されており、
前記供給シュートが、前記要素によって、弾薬が供給されるように構成される少なくとも1つのチャネルを提供するように構成され、
前記シャフト(144)周りに移動可能な前記個々の要素が、前記シャフト(144)の軸方向に互いに対して一定の距離を隔てて配置されるように構成され、
前記供給シュート(140)が、前記個々の要素(142A、142B、142C、142D、142E)に関連して配置され、前記供給シュート(140)の各個々の要素を介した弾薬の供給を促進するように供給方向に走るように構成された一組の滑走部材(210、220、230、240、250、260、270、280)を有する滑走機構(200)を備えている、装置。
【請求項2】
前記供給シュート(40;140)が、前記武器(20)に接続された前記端部と反対側の端部において、前記弾薬(A)をマガジン(M)から前記供給シュート(40;140)に誘導するための誘導シュート(50、60)に固定的に取り付けられるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記供給シュート(40;140)が、前記武器(20)に最も近くなるように構成され、前記武器(20)の前記エレベーション軸(Z1)周りのエレベーション動作に対応して前記シャフト(44;144)周りに枢動するように構成された第1の端部要素(42e1;142A)を備えている、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記供給シュート(40;140)が、前記武器(20)から最も遠くなるように構成され、前記武器(20)のエレベーション角度とは無関係に同じ位置にあることで前記供給シュート(40;140)に接続されるように実質的に固定されるように構成された第2の端部要素(42e2;142E)を備えている、請求項1から3の何れか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記一組の要素(42;142)のうち前記第1の端部要素(42e1;142A)と前記第2の端部要素(42e2;142E)の間にある前記要素が、段階的に相互に変位可能である、請求項3を引用する場合の請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記シャフト(44;144)周りに移動可能な前記個々の要素が、弾薬(A)を前記エレベーションデバイス(30)のあらゆるエレベーション角度において前記供給シュート(40;140)を介して供給することを可能にするように、隣接した要素に対して一定の角度で前記シャフト(44;144)周りに回転するように構成されている、請求項1から5の何れか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記滑走機構(200)の個々の滑走部材が、前記シャフト(144)周りに回転するときに前記一組の要素(142)の個々の要素の段階的な相互変位を促進するための相対移動を可能にするように、前記個々の要素に関連して重ねて配置された滑走レールを備えている、請求項1から6の何れか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記供給シュートが、前記供給シュートを前記武器(20)に接続するための接続側(40e;140e)と、反対側の受入側(40f;140f)と、を有し、
前記供給シュートが、前記供給シュートが前記武器(20)に接続されたときに実質的に前記武器の発射方向を向く前側(40c;140c)と、反対側の後側(40d;140d)と、を有し、
前記装置が、前記供給シュートの前記前側又は前記後側に関連して配置され、前記個々の要素の前記シャフト(44;144)周りの回転を制限するように構成された回転制限機構(40t、48;300)を備え、
前記回転制限機構が、前記一組の要素の個々の要素に関連したトラックであって、前記個々の要素の前記シャフト(44;144)周りの前記制限された回転を促進するように実質的に前記シャフト(144)の延長部に直交する方向に伸びるトラックを備えている、請求項1からの何れか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記回転制限機構が、前記個々の要素の前記シャフト(44;144)周りの回転を制限するように、前記一組の要素(42;142)を接続するように構成された一組の間隔部材(48;J12、J23、J34、J45)を備えている、請求項に記載の装置。
【請求項10】
前記武器(20)から最も遠い前記第2の端部要素(42e2;142E)が、前記武器(20)の最大エレベーション角度(α1)と最小エレベーション角度(α2)との間の範囲内の角度(β)を有するように構成されている、請求項4又は5に記載の装置。
【請求項11】
前記一組の要素(42;142)が、前記シャフト(44;144)周りに枢動可能にジャーナル支持されている、請求項1から10の何れか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記供給シュート(40;140)が、弾薬(A)を供給するための上チャネル(C1)及び弾薬(A)を供給するための下チャネル(C2)を備え、
前記シャフト(44;144)が、前記上チャネルと前記下チャネルの間に配置されている、請求項1から11の何れか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記供給シュート(40;140)が、前記供給シュート(40;140)の前記一端部に関連して、前記供給シュート(40;140)を前記武器(20)に取り付けるための締結機構を備えている、請求項1から12の何れか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記弾薬(A)が、前記マガジン内の実質的に直立した姿勢から前記供給シュートにおける実質的に横たわった姿勢に前記誘導シュート(50、60)を介して誘導されるように構成されている、請求項2に記載の装置。
【請求項15】
前記装置が、前記エレベーションデバイス(30)を介して砲塔(10)に取り付けられた前記武器(20)を備えた車両搭載武器システム(C)向けのものである、請求項1から14の何れか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記供給シュート(40;140)と、前記供給シュート(40;140)が接続される前記誘導シュート(50、60)と、を備えた前記装置が、前記エレベーションデバイス(30)を介して砲塔(10)に取り付けられた前記武器(20)を備えた前記装置用の車両搭載武器システム(C)の前記砲塔(10)内に配置されるように構成されている、請求項2に記載の装置。
【請求項17】
請求項1から16の何れか一項に記載の弾薬(A)をマガジンから車両搭載武器システムの武器(20)に供給するための装置を備えている、車両(V)。
【請求項18】
前記車両が、装軌車両である、請求項17に記載の車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は弾薬を武器に供給するための装置に関する。本発明は車両にも関する。
【背景技術】
【0002】
歩兵戦闘車や戦車などの戦闘車両は、砲塔に結合された武器システムを装備することがあり、武器システムは砲塔に取り付けられた武器を含む。弾薬は通常、ある種のフレキシブルシュートを介して弾薬マガジンから武器に供給されるように構成される。そのようなシュートは、弾薬の武器への供給を促進するために、ねじれ能力と曲げ能力の両方を提供するように構成されることがある。武器システムのためのスペース、特に武器システムの一定のスペースを必要とするそのようなフレキシブルシュートを含む部分を収容するように構成された砲塔に結合された武器システムのためのスペースが問題となる場合がある。
【0003】
したがって、弾薬を武器に供給するための装置を提供する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、コンパクトな解決策を促進する、弾薬を武器に供給するための装置を提供することである。
【0005】
本発明の別の目的は、コンパクトな解決策を促進するそのような装置を備える車両を提供することである。
【0006】
以下の説明から明らかなこれら及び他の目的は、添付の独立請求項に記載される弾薬を武器に供給するための装置及び車両によって達成される。この装置の好適な実施形態は、添付の従属請求項に規定される。
【0007】
具体的には、本発明の目的は弾薬を武器に供給するための装置によって達成される。武器は、武器のエレベーション軸周りのエレベーション動作を可能にするように配置されたエレベーションデバイスに取り付けられる。装置は一端部が武器に接続された供給シュートを備える。供給シュートは積層構造に組み付けられた一組の要素を備える。一組の要素は、武器のエレベーション軸周りのエレベーション動作に関連した一組の要素の個々の要素のシャフト周りの動作を可能にするように、エレベーション軸に対して同心円状に配置されるように構成されたシャフトの周りに配置される。
【0008】
したがって、このような供給シュートに、エレベーション軸に対して同心円状に配置されたシャフトの周りに配置された要素を設けることによって、コンパクトな供給シュートが得られることがある。これは、これによって供給シュートの個々の要素が、弾薬を武器に供給シュートを介して供給するために、シャフト周りに、すなわちエレベーション軸に実質的に直交する平面内でのみ枢動する必要があるのみであることによる。これは個々の要素同士が緊密に積層されることを促進する。したがって、個々の要素間の距離は、互いに対して要素を曲げる必要がないため短い場合がある。これはまた、個々の要素がシャフトの軸方向に互いから一定の距離を隔てて配置された状態で、個々の要素が積層構造に組み付けられることを促進する。これは更に、弾薬を供給シュートを介して武器の全エレベーション範囲内に供給するために、供給シュートが低い抵抗を必要とすることを促進する。
【0009】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは、武器に接続された端部と反対側の端部が、弾薬をマガジンから供給シュートに誘導するための誘導シュートに固定的に取り付けられるように構成される。これによって、武器に接続された端部と反対側の端部からの、すなわち武器への弾薬の供給は、例えば固定されている接続された誘導シュートを介して弾薬が供給シュートに取り込まれ得るため、武器のエレベーション角度とは無関係に容易に達成されることがある。
【0010】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは、武器に最も近くなるように構成された第1の端部要素を備え、第1の端部要素は、武器のエレベーション軸周りのエレベーション動作に対応してシャフト周りに枢動するように構成される。これによって、弾薬の武器への供給が、武器のエレベーション角度とは無関係に容易に達成されることがある。
【0011】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは、武器から最も遠くなるように構成された第2の端部要素を備え、第2の端部要素は、武器のエレベーション角度とは無関係に同じ位置にあることで供給シュートに接続されるように実質的に固定されるように構成される。これによって、武器に接続された端部と反対側の端部からの、すなわち武器への弾薬の供給は、例えば固定されている接続された誘導シュートを介して弾薬が供給シュートに取り込まれ得るため、武器のエレベーション角度とは無関係に容易に達成されることがある。
【0012】
装置のある実施形態によれば、一組の要素のうち第1の端部要素と第2の端部要素との間にある要素は、段階的に相互に変位可能である。これによって、供給シュートを介した弾薬の供給が、供給シュートの1つ以上の開口部を介した弾薬の供給を可能にするように、エレベーション角度に基づいて個々の要素が相互に変位され得るため、効率的に達成されることがある。
【0013】
ある実施形態によれば、装置は、供給シュートの前側、すなわち武器の発射方向に面する側、又はその反対側の後側に関連して配置された供給シュートの一組の要素の個々の要素の相互変位を制御するための要素変位制御機構を備えることがある。装置のある実施形態によれば、要素変位制御機構は、端部要素に固定されるように構成されたばね部材と、個々の要素を一方の端部要素から反対の端部要素まで貫通するように構成され、武器のエレベーション動作に関連した供給シュートの一組の要素の個々の要素の相互変位を制御するように構成されたばね棒と、を備えることがある。
【0014】
装置のある実施形態によれば、シャフト周りに移動可能な個々の要素は、供給シュートを介した弾薬の供給がエレベーションデバイスのあらゆるエレベーション角度で可能になるように、隣接した要素に対して一定の角度でシャフト周りに回転するように構成される。これによって有利なことに、個々の要素の回転は、隣接した要素に対する変位が、弾薬が供給シュートを介して間断なく供給されることで、容易かつ効率的に達成され得るように最大回転角度に設定されることがある。したがって、一組の要素の要素数は、そのような個々の要素の最大回転角度によって、一組の要素がシャフト周りに移動可能に配置された供給シュートが、弾薬の供給シュートを介した武器のあらゆるエレベーション角度での供給を容易にするような数になる。
【0015】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは、要素によって、弾薬が供給されるように構成される少なくとも1つのチャネルを提供するように構成され、シャフト周りに移動可能な個々の要素は、シャフトの軸方向に互いに対して一定の距離を隔てて配置されるように構成される。供給シュートは、個々の要素に関連して配置され、供給シュートの各個々の要素を介した弾薬の供給を促進するように供給方向に走るように構成された一組の滑走部材を備えた滑走機構を備える。これによって、弾薬の供給シュートを介した容易かつ効率的な供給が、一組の滑走部材によって促進される。これによって、個々の要素の数が少ないコンパクトな供給シュートが得られることがある。
【0016】
装置のある実施形態によれば、滑走機構の個々の滑走部材は、シャフト周りに回転するときに一組の要素の個々の要素の段階的な相互変位を促進するための相対移動を可能にするように、個々の要素に関連して重ねて配置された滑走レールを備える。このような個々の要素に関連して重ねて配置された滑走レールによって、個々の要素の互いに対する回転運動及び弾薬の抵抗の低い供給シュートを介した供給が効率的に達成されることがある。
【0017】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは、供給シュートを武器に接続するための接続側と、その反対側の受入側と、を有し、供給シュートは、供給シュートが武器に接続されたときに実質的に武器の発射方向を向く前側と、その反対側の後側と、を有し、装置は、供給シュートの前側又は後側に関連して配置され、個々の要素のシャフト周りの回転を制限するように構成された回転制限機構を備え、回転制限機構は、一組の要素の個々の要素に関連したトラックであって、個々の要素のシャフト周りの制限された回転を促進するように実質的にシャフトの延長部に直交する方向に伸びるトラックを備える。これによって、一組の要素の個々の要素の移動の効率的な制御が、弾薬の供給シュートを介した供給が促進されるように促進される。
【0018】
装置のある実施形態によれば、回転制限機構は、個々の要素のシャフト周りの回転を制限するように一組の要素を接続するように構成された一組の間隔部材を備える。これによって、一組の要素の個々の要素の回転運動の効率的な制限が、弾薬の供給シュートを介した供給が促進されるように促進される。
【0019】
ある実施形態によれば、装置は、供給シュートの前側、すなわち武器の発射方向を向く側、又は反対の後側に関連して配置され、個々の要素のシャフト周りの回転を制限するように一組の要素を貫通するように構成されたトラック部材を備えることがある。トラック部材は、要素変位制御機構の配置に対する反対側に配置されるように構成される。ある実施形態によれば、装置は、トラック部材に関連して配置され、軸方向、すなわちシャフトの方向に個々の要素を一緒に保持し、要素の相対移動をトラック部材によって制限するように構成された間隔部材を備えることがある。
【0020】
装置のある実施形態によれば、武器から最も遠い第2の端部要素は、武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度との間の範囲内のある角度を有するように構成される。
【0021】
これによって、供給シュートの一組の要素の要素数は最小限に抑えられることによって、供給シュートの簡潔さを最適化することがある。これは、武器の最高エレベーション角度への上昇及び最低エレベーション角度への下降に対応するエレベーションのために、供給シュートには半分のエレベーション角度しか必要ないためである。武器、すなわち武器の砲身の上方へのエレベーションは通常、武器を下降させるためのエレベーション角度よりも実質的に大きいエレベーション角度に対応する。これは、水平姿勢にある武器は、車両が水平姿勢にあると仮定すると、第2の端部要素の角度が武器の砲身の前方方向にいくらか上向きであることを意味する。
【0022】
装置のある実施形態によれば、一組の要素はシャフト周りに枢動可能にジャーナル支持される。これによって、個々の要素のシャフト周りの容易かつ効率的な回転が促進される。
【0023】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは弾薬を供給するための上チャネルと、弾薬を供給するための下チャネルと、を備え、シャフトは上チャネルと下チャネルとの間に配置される。
【0024】
装置のある実施形態によれば、供給シュートは、供給シュートの一端部に関連して、供給シュートを武器に取り付けるための締結機構を備える。これによって、武器のエレベーション動作に対応する、供給シュートの第1の端部要素の容易かつ効率的な回転が促進される。
【0025】
装置のある実施形態によれば、弾薬はマガジン内の実質的に直立した姿勢から供給シュートにおける実質的に横たわった姿勢に誘導シュートを介して誘導されるように構成される。これは、弾薬を砲塔内で供給シュートに誘導する空間効率のよい方法である場合がある。
【0026】
装置のある実施形態によれば、装置は、エレベーションデバイスを介して砲塔に取り付けられた武器を備えた車両搭載武器システムS向けのものである。
【0027】
装置のある実施形態によれば、供給シュートを備える装置、及び供給シュートが接続される誘導チャネルは、砲塔内に配置されるように構成される。
【0028】
具体的には本発明の目的は、車両が、本明細書に記載されるように弾薬をマガジンから車両に搭載された武器システムの武器に供給するための装置を備えることによって達成される。
【0029】
ある実施形態によれば、車両は装軌車両である。ある実施形態によれば、車両は戦闘車両である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
以下の詳細な説明を参照し、類似の参照符号がいくつかの図にわたって類似の部分を指す添付の図面と併せて読んだ場合に本開示がより良く理解される。
【0031】
図1】本開示のある実施形態に係る装軌車両の側面図を概略的に示す。
図2】本開示のある実施形態に係る武器を有する武器システムを備えた砲塔の側面図を概略的に示す。
図3a】本開示のある実施形態に係るエレベーションデバイスに関連した供給シュートを含むシュート構成の斜視図を概略的に示す。
図3b図3aの、シュート構成に誘導される弾薬を含むシュート構成及びエレベーションデバイスの斜視図を概略的に示す。
図4a図3aのシュート構成及びエレベーションデバイスの別の斜視図を概略的に示す。
図4b図4aの、シュート構成に誘導される弾薬を含むシュート構成及びエレベーションデバイスの斜視図を概略的に示す。
図5】本開示のある実施形態に係るエレベーションデバイスに関連した供給シュートの側面図を概略的に示す。
図6図5の供給シュートの側面図を概略的に示す。
図7a図5の供給シュートの斜視図を概略的に示す。
図7b】弾薬が供給シュートを介して供給される、図7aの供給シュートの斜視図を概略的に示す。
図8図5の供給シュートの側面図を概略的に示す。
図9a図8の供給シュートの側面図の断面A-Aを概略的に示す。
図9b図8の供給シュートの側面図の断面B-Bを概略的に示す。
図9c図8の供給シュートの側面図の断面C-Cを概略的に示す。
図10a】本開示のある実施形態に係るエレベーションデバイスに関連した供給シュートを含むシュート構成の斜視図を概略的に示す。
図10b図10aのシュート構成及びエレベーションデバイスの別の斜視図を概略的に示す。
図11a】本開示のある実施形態に係る供給シュートの斜視図を概略的に示す。
図11b図11aの供給シュートの別の斜視図を概略的に示す。
図12a図11aの供給シュートの別の斜視図を概略的に示す。
図12b図11aの供給シュートの別の斜視図を概略的に示す。
図13a図11aの供給シュートの側面図を概略的に示す。
図13b】弾薬が供給シュートを介して供給される、図11aの供給シュートの斜視図を概略的に示す。
図14a図11aの供給シュートの側面図を概略的に示す。
図14b図11aの供給シュートの別の側面図を概略的に示す。
図15図14aの供給シュートの側面図の断面A-Aを概略的に示す。
図16図14aの供給シュートの側面図の断面C-Cを概略的に示す。
図17a図11aの供給シュートの別の側面図を概略的に示す。
図17b図17aの供給シュートの側面図の断面D-Dを概略的に示す。
図18図14bの供給シュートの側面図の断面B-Bを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本明細書では「積層構造に組み付けられた一組の要素」に関連した「積層構造に」という用語は、要素が密接して組み付けられること、すなわち隣接した要素が互いに対して比較的隙間なく配置されること、又は要素が隣接した要素に対して一定の距離を隔てて組み付けられることを指すことがある。一組の要素が隣接した要素から一定の距離を隔てて配置されるときに積層構造に組み付けられる場合、要素は、弾薬を供給シュートを介して供給することを促進するように、一組の要素に関連して走るように構成された滑走部材に接続される。
【0033】
図1は、本開示のある態様に係る装軌車両Vの側面図を概略的に示している。例示されている車両Vは戦闘車両で構成される。装軌車両Vは、本開示のある態様によれば車両Vのシャシー及び車体を含む車両本体Bを備える。
【0034】
装軌車両Vは、車両本体Bに懸吊接続された軌道アセンブリ対T1、T2を備える。軌道アセンブリ対は、それぞれが軌道アセンブリの一組のホイールW上を走るように配置された駆動手段駆動の無限軌道Eを備えた、車両を駆動するための右軌道アセンブリT1及び左軌道アセンブリT2を含む。
【0035】
図示された自動車Vが装軌車両であるとしても、自動車Vは、本発明の他の実施形態によれば車輪付きの車両で構成されることもある。
【0036】
車両Vは砲塔10を備えている。砲塔10は車両Vの上部に配置される。砲塔10は、車両Vの長手方向延長部に直交し、車両Vの短手方向延長部に直交する回転軸Y周りに回転可能である。
【0037】
車両Vは、武器20を有する武器システムSを備えるように構成される。武器20は砲塔10に取り付けられる。したがって、武器システムSの武器20は、砲塔10を軸Y周りに回転させることによって回転することができる。
【0038】
武器20は、砲塔10に接続されたエレベーションデバイス、例えば、いわゆる武器クレードルに接続されるように構成される。エレベーションデバイスは、図3aから図3b、図4aから図4b及び図5に示されるエレベーションデバイス30である場合がある。武器20は、エレベーションデバイスによって図1に示されたエレベーション軸Z1周りに上昇及び下降する、すなわちエレベーション動作するように構成される。武器20は砲身22を備える。武器20の砲身22は、エレベーション軸Z1周りに上昇及び下降する、すなわちエレベーション動作するように構成される。
【0039】
図2は、本開示のある実施形態に係る武器20を有する武器システムSを備えた砲塔10の側面図を概略的に示している。
【0040】
図1を参照して以上で述べたように、武器20は、エレベーションデバイス、例えば図3aから図3b、図4aから図4b及び図5に示されるエレベーションデバイス30に接続されるように構成される。武器20は、エレベーションデバイス、例えば武器クレードルによって、エレベーション軸Z1周りに上昇及び下降する、すなわちエレベーション動作するように構成される。
【0041】
武器20は、エレベーション角度α内で上昇及び下降するように構成される。武器20は、車両Vの長手方向延長部に一致する姿勢、すなわち車両が水平姿勢にあるときの水平姿勢から角度α1だけ上昇し、水平姿勢から角度α2だけ下降するように構成される。
【0042】
図3a及び4aは、本開示のある実施形態に係るエレベーションデバイス30に関連した供給シュート40を含むシュート構成Cの異なる斜視図を概略的に示し、図3b及び4bは、弾薬がシュート構成に誘導された対応する図を示している。シュート構成又はシュート構成の部品は、本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置に含まれることがある。
【0043】
シュート構成Cは供給シュート40を含む。本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置は供給シュート40を備える。供給シュート40は、積層構造に組み付けられた一組の要素42を備える。一組の要素42の個々の要素はリブ又はリブ要素と呼ばれることもある。
【0044】
一組の要素42は、武器のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に関連した一組の要素42の個々の要素のシャフト44周りの移動を可能にするように、エレベーションデバイス30のエレベーション軸Z1に対して同軸に配置されるように構成された(例えば図3aから図3b参照)シャフト44(図4a参照)周りに配置される。
【0045】
供給シュート40は、弾薬を武器(図3aから図3b、図4aから図4bには示されていない)に供給するための装置内に含まれる。供給シュート40は一端部が武器に接続されるように構成される。供給シュートの武器に接続されるように構成された端部はエレベーションデバイス30に向けられている。供給シュート40は、シャフト44がエレベーション軸Z1に対して同軸となるように、エレベーションデバイス30に関連して配置される。供給シュート40は、図5図6図7aから図7b、図8及び図9aから図9cを参照して以下でより詳細に説明される。
【0046】
シュート構成Cは、弾薬を弾薬マガジンMから供給シュート40に誘導するための誘導シュート50、60を備える。弾薬マガジンMは図3aから図3b及び図4aから図4bに概略的に示されている。弾薬マガジンは弾薬を収容するための任意の適切な構成を有することがある。
【0047】
誘導シュート50、60は、中間シュート50及び縦型シュート60を含む。中間シュート50は縦型シュート60を供給シュート40と接続するように構成される。
【0048】
弾薬マガジンMは弾薬Aを直立姿勢で収容するように構成されることがある。弾薬マガジンMは弾薬Aを誘導するための2つのチャネルを有することがある。これは異なるタイプの弾薬を有することを促進するためである。
【0049】
したがって、シュート構成Cは、弾薬マガジンMのチャネルに接続する2つのチャネルC1、C2、すなわちマガジンの第1のチャネルに接続する第1のチャネルC1と、マガジンMの第2のチャネルに接続する第2のチャネルと、を有する。
【0050】
中間シュート50は、この実施形態によれば、弾薬AをマガジンM及び縦型シュート60内の実質的に直立した姿勢から、供給シュート40における実質的に横たわった姿勢に誘導するようにねじれ構造を有する。
【0051】
中間シュート50は、この実施形態によればシュート構成Cの曲がりくねりを与えるように配置された一組のロッド51、52、53、54、55、56を備える。ロッド51、52、53、54、55、56は、ロッド周りに互いからある距離を隔てて配置された一対のフレーム構成56、57によって支持される。
【0052】
各チャネルC1、C2内に誘導されるように構成された弾薬Aの個々のラウンドは繋がっている。弾薬Aの個々のラウンドはカートリッジと呼ばれることもある。マガジンM内に提供されるように構成され、マガジンからシュート構成Cを介して武器に誘導されるように構成された弾薬Aは、全てのラウンドが繋がっている結合状態にある。
【0053】
弾薬Aは弾薬ベルトの形態である場合がある。このように結合された弾薬Aは武器によって移動するように構成される。したがって武器は、弾薬を受け入れ、ラウンドの発射に関連して結合された弾薬Aを引っ張るための手段を備える。これは任意の適切な方法で任意の適切な手段によって、例えば電気的及び/又は機械的に達成されることがある。武器は、図示されていない任意の適切な弾薬機構を備えることがある。
【0054】
エレベーションデバイス30は、エレベーション動作をエレベーションデバイス30によって促進するように、砲塔のベアリング支持部材に接続されるように構成されることがある。
【0055】
エレベーションデバイス30は、武器、例えば図1及び2を参照して説明された武器20のエレベーション動作を可能にするように配置される。エレベーションデバイス30は、武器のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作を可能にするように配置される。
【0056】
エレベーションデバイス30は、本開示のある態様によれば、砲塔、例えば図1及び2を参照して説明された砲塔10に取り付けられるように構成され、したがって、図1及び図2に示された軸Y周りに砲塔とともに回転するように構成される。
【0057】
エレベーションデバイス30は、武器を支持するためのリング状支持部材32を備える。リング状支持部材32は、武器、すなわち武器の砲身がこれを通って配置されることが意図されている開口部Oを有する。リング状支持部材32の開口部Oは、リング状支持部材32に取り付けられたときの砲身の延長部に対応する延長部を有する。エレベーション軸Z1はリング状支持部材32に関連して配置される。エレベーション軸Z1は、開口部Oの軸方向延長部、したがって武器の砲身の軸方向延長部と直交する。
【0058】
開口部Oを有するリング状支持部材32を備えるエレベーションデバイス30は、エレベーションデバイス30によって支持されたときの武器の砲身のエレベーションのために、武器クレードル30の軸Z1周りの回転を促進するためのベアリングにジャーナル支持されるように構成されることがある。
【0059】
したがって、エレベーションデバイス30は、エレベーションデバイス30の砲塔に対する、すなわち軸Z1周りの回転を促進するように、このようなベアリングを介して砲塔に接続されるように構成されることがある。
【0060】
図5は、本開示のある実施形態に係るエレベーションデバイス30に関連して供給シュート40の側面図を概略的に示している。
【0061】
ここで武器20の一部がエレベーションデバイス30の開口部Oから伸びるように概略的に示されている。
【0062】
図5では、武器は水平姿勢にあり、武器に最も近い要素を含む、武器20に接続された供給シュート40の端部も対応する水平配置を有する。供給シュート40の一組の要素42のうち武器20に最も近くなるように構成された要素は、図6図7aから図7b、8及び図9aから図9cを参照して以下では第1の端部要素と呼ばれる。
【0063】
供給シュート40の一組の要素42のうち武器から最も遠い要素は、武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度の間の角度βによる一定の傾きを有する(図2も参照)。供給シュート40の一組の要素42のうち武器20から最も遠くなるように構成された要素は、図6図7aから図7b、図8及び図9aから図9cを参照して以下では第2の端部要素と呼ばれる。
【0064】
図6は、本開示のある実施形態に係る図5の供給シュートの側面図を概略的に示し、図7aは、図5及び6の供給シュートの斜視図を概略的に示し、図7bは、弾薬が供給シュートを介して供給される、図7aの供給シュートの斜視図を概略的に示している。
【0065】
図8は、図5の供給シュートの側面図を概略的に示している。図9aは、図8の供給シュートの側面図の断面A-Aを概略的に示し、図9bは、図8の供給シュートの側面図の断面B-Bを概略的に示し、図9cは、図8の供給シュートの側面図の断面C-Cを概略的に示している。
【0066】
供給シュート40は、第1の側40a及びその反対側の第2の側40bを有する(図6及び8参照)。供給シュート40は、第3の側40c及びその反対側の第4の側40dを有する(図6及び8参照)。第1の側40a及びその反対側の第2の側40bは、実質的に第3の側40c及びその反対側の第4の側40dに対して垂直であり、矩形形状を提供する。供給シュートは、武器に接続するための接続側40e及びその反対側の受入側40fを有する(図9b参照)。接続側40e及び受入側40fは、第1の側40a、第2の側40b、第3の側40c及び第4の側40dによって取り囲まれ、供給シュート40が形成される。
【0067】
供給シュート40は、実質的な水平姿勢にある車両上の武器に接続される場合、第1の長手方向側40aは上側40aであり、反対側の第2の長手方向側40bは下側40bであり、第3の側40cは前側40cである、すなわち武器の砲身の方向、すなわち射撃方向に向けられており、第4の側40dは後側40dである。各側40a、40b、40c、40d、40e及び40fは、供給シュート40が、例えば図1に記載の車両V上の武器に接続されているかのように呼ばれることになる。
【0068】
供給シュート40は、積層構造に組み付けられた一組の要素42を備える。一組の要素42は、武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に関連した一組の要素42の個々の要素のシャフト44周りの移動を可能にするように、エレベーション軸に対して同軸に配置されるように構成されたシャフト44周りに配置される(例えば図5参照)。
【0069】
供給シュート40の個々の要素は、移動するとき、シャフト44周りに、すなわちエレベーション軸に実質的に直交する平面内でのみ枢動するのみである。個々の要素の緊密な積層は、一組の要素42の個々の要素が1つの平面内でのみ回転することによって促進される。
【0070】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、弾薬を供給するための上チャネルC1及び弾薬を供給するための下チャネルC2を備える。したがって、上チャネルC1は、例えば図3aを参照して説明されたシュート構成Cの第1のチャネルC1の一部を構成することがある。したがって、下チャネルC2は、例えば図3aを参照して説明されたシュート構成Cの第2のチャネルC2の一部を構成することがある。
【0071】
本開示のある態様によれば、シャフト44は上チャネルと下チャネルの間に配置される。本開示のある態様によれば、供給シュート40は、上チャネルC1と下チャネルC2の間を伸びるように構成された中間部40iを含む。中間部40iは供給シュート40を2つのチャネルC1、C2に分割するように構成される。したがって、中間部40iはチャネルC1、C2の延長部に対応する延長部を有する。シャフト44は中間部40iを貫通するように配置される。
【0072】
上チャネルC1及び下チャネルC2は実質的に弾薬の形状に対応する形状を有する。したがって、上チャネルC1及び下チャネルC2は、短い側40c、すなわち武器の砲身の方向に向いた側40cに関連してより狭くなる(図5及び図6参照)。
【0073】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、結合された弾薬の個々のラウンドの上チャネルC1から武器への手動での導入を促進するように、上側40aに配置された上開口部O1を備える(図8参照)。
【0074】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、結合された弾薬の個々のラウンドの下チャネルC2から武器への手動での導入を促進するように、下側40bに配置された下開口部O2を備える(図8参照)。
【0075】
本開示に係る供給シュートは、代替的に単一チャネルで構成されることがある。本開示に係る供給シュートは、任意の適切な数のチャネルで構成されることがある。
【0076】
供給シュート40の個々の要素は、本開示のある態様によれば一体形成される。
【0077】
供給シュート40の個々の要素はプレート形状を有する。供給シュート40の個々の要素はプレート要素又はプレート部材と呼ばれることがある。
【0078】
供給シュート40の個々の要素は、一組の要素42の残りの部分と一緒に積層されるときに供給シュート40の上側40aを形成する上側を有する。
【0079】
供給シュート40の個々の要素は、一組の要素42の残りの部分と一緒に積層されるときに供給シュート40の下側40bを形成する下側を有する。
【0080】
供給シュート40の個々の要素は、一組の要素42の残りの部分と一緒に積層されるときに供給シュート40の前側40cを形成する前側を有する。
【0081】
供給シュート40の個々の要素は、一組の要素42の残りの部分と一緒に積層されるときに供給シュート40の後側40dを形成する後側を有する。
【0082】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、供給シュート40の接続端部40eに関連して、上側40aに配置された上フレーム部46a及び下側40bに配置された下フレーム部46bを有する、一組の要素42を支持するための支持フレーム46を備える。支持フレーム46は武器に固定的に取り付けられるように構成される。
【0083】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、供給シュート40の接続端部40eに関連して、供給シュート40を武器に取り付けるための締結機構47を備える。
【0084】
締結機構47は、供給シュート40を武器に係止されるように取り付けるための一対の係止部材47a、47bを備える。締結機構47は支持フレーム46に取り付けられる。支持フレーム46は、ここでは締結機構47によって武器に固定的に取り付けられるように構成される。
【0085】
供給シュート40は、武器に最も近い要素(以下で第1の端部要素42e1と示される)が武器のエレベーション動作に対応してシャフト44周りに回転するように、締結機構47によって武器に取り付けられるように構成される。供給シュート40は任意の適切な締結機構によって武器に取り付けられることがある。
【0086】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、武器に最も近くなるように構成された第1の端部要素42e1を備える。第1の端部要素42e1は接続側40eに配置される(図9b参照)。
【0087】
第1の端部要素42e1は、武器のエレベーション軸周りのエレベーション動作に対応してシャフト44周りに枢動するように構成される。第1の端部要素42e1は支持フレーム46に固定的に取り付けられるように構成される。
【0088】
本開示のある態様によれば、供給シュート40は、武器から最も遠くなるように構成された第2の端部要素42e2を備える。第2の端部要素42e2は、接続側40eと反対側の受入側40fに配置される。
【0089】
第2の端部要素42e2は、武器のエレベーション角度とは無関係に同じ位置にあることで供給シュート40に接続されるように実質的に固定されるように構成される。第2の端部要素42e2は、弾薬の誘導シュートからの供給が武器のエレベーション角度とは無関係に容易に達成され得るように、誘導シュートに実質的に固定されるように構成される(例えば図3a、4a参照)。したがって、第2の端部要素42e2は、弾薬が接続された誘導シュートを介して供給シュート40に導入され得るように誘導シュートに実質的に固定されるように構成される。
【0090】
本開示のある態様によれば、一組の要素42のうち第1の端部要素42e1と第2の端部要素42e2の間にある要素は、段階的に相互に変位可能である。個々の要素は、ある実施形態によれば、供給シュート40のチャネルC1、C2を介した弾薬の供給を可能にするように、エレベーション角度に基づいて相互に変位するように構成される。
【0091】
本開示のある態様によれば、シャフト44周りに移動可能な個々の要素は、弾薬をエレベーションデバイスのあらゆるエレベーション角度において供給シュート40を介して供給することを可能にするように、隣接した要素に対して一定の角度でシャフト周りに回転するように構成される。
【0092】
個々の要素のシャフト44周りの回転は、本開示のある態様によれば、隣接した要素に対する変位が、弾薬が供給シュート40を介して間断なく供給されることで、容易かつ効率的に達成され得るように最大回転角度に設定される。
【0093】
一組の要素42の要素数は、そのような個々の要素の最大回転角度によって、一組の要素42がシャフト44周りに移動可能に配置された供給シュート40が、弾薬の供給シュート40を介した、すなわち供給シュート40のチャネルC1、C2を介した、武器のあらゆるエレベーション角度での供給を促進するように選ばれる。
【0094】
供給シュート40は、後側40dに関連して配置され、かつ個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するように一組の要素42を貫通するように構成されたトラック部材40tを備える。トラック部材40tは、後側40dに関連して中間部40iに関連して配置される。トラック部材40tは、個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するように構成された回転制限機構内に含まれることがある。
【0095】
トラック部材40tは、シャフト44の延長部に実質的に直交し、かつ中間部40iの延長部に実質的に直交する方向に伸びている。トラック部材40tは、一組の要素42の各要素のシャフト44周りの一定の回転を可能にするように、シャフト44の延長部に実質的に直交し、かつ中間部40iの延長部に実質的に直交する方向に伸びている。トラック部材40tは、一組の要素42の各要素のシャフト44周りの回転を制限するように、シャフト44の延長部に実質的に直交し、かつ中間部40iの延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0096】
本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置は、供給シュート40の後側、或いはその反対側の前側に関連して配置された、個々の要素のシャフト周りの回転を制限するように一組の要素42を貫通するように構成されたトラック部材を備えることがある。
【0097】
供給シュート40の個々の要素は、個々の要素の後側に関連して配置された、一組の要素42の残りの部分と一緒に積層されるときに供給シュート40のトラック部材40tを形成するトラック部材、すなわちトラックを備える。したがって、トラック部材40tは、シャフト44の軸方向延長部の延長部に実質的に平行な方向に各要素を貫通する。したがって、個々の要素の後側に関連して配置され、個々の要素を貫通する各トラック部材、すなわち各トラックは、一組の要素42の各要素のシャフト44周りの回転を制限するようにシャフト44の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。したがって、個々の要素の後側に関連して配置されたトラック部材、すなわちトラックは、一組の要素42の各要素のシャフト44周りの回転を制限するように、シャフト44の延長部に実質的に直交し、かつ中間部40iの延長部に実質的に直交する方向に伸びている。個々の要素の後側に関連して配置されたトラック部材、すなわちトラックは、個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するように構成された回転制限機構内に含まれることがある。
【0098】
供給シュート40の個々の要素は、トラック部材40tに関連して配置された間隔部材48によって繋がれる。間隔部材48は、個々の要素を軸方向、すなわちシャフト44の方向に一緒に保持し、要素の相対移動をトラック部材40によって制限するように構成される。間隔部材48は、個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するように構成された回転制限機構内に含まれることがある。
【0099】
一組の間隔部材48の個々の間隔部材48は、本開示のある態様によれば、個々の要素の供給シュート40のシャフト44周りの回転を制限するように、個々の要素及び隣接した要素のトラック部材、すなわちトラックを接続するように構成される(図9a参照)。
【0100】
本開示のある態様によれば、一組の要素の各要素が実質的に同じ高さに配置されるとき、すなわち個々の要素の相互変位が実質的にないとき、各個々の要素のトラック、すなわちトラック部材は、隣接した要素に対して交互に変位する(図9a参照)。したがって、各個々の要素のトラック、すなわちトラック部材は、該要素の間隔部材が固定される要素に対する制限された相互変位を可能にするように、要素の1つに固定的に接続され、隣接した要素のトラックに移動可能に接続される個々の間隔部材48によって隣接した要素の接続を促進するように、隣接した要素に対して交互に変位する。
【0101】
該間隔部材48が固定される個々の要素は、図9aに示すように、該個々の要素のトラックに別の間隔部材48が移動可能に接続され、別の間隔部材48が次の隣接した要素に固定的に接続されるといった具合である。
【0102】
一組の間隔部材48は、本開示のある態様によれば長手方向延長部を有する。一組の間隔部材48は、本開示のある態様によれば継手部材構成を有する。一組の間隔部材48は、本開示のある態様によれば円筒形状を有する。一組の間隔部材48は、本開示のある態様によれば、一組の要素42の2つの隣接した要素を通って伸びるように長手方向延長部を有する。一組の間隔部材48は、本開示のある態様によれば、トラック部材の長手方向延長部における個々の要素のトラック部材、すなわちトラックに沿って移動可能であるように構成される。
【0103】
ある実施形態によれば、本開示に係る弾薬を武器に供給する装置は、トラック部材に関連して配置され、軸方向、すなわちシャフトの方向に個々の要素を一緒に保持し、要素の相対移動をトラック部材によって制限するように構成された間隔部材を備えることがある。
【0104】
供給シュート40は、供給シュート40の一組の要素42の個々の要素の相互変位を制御するための要素変位制御機構49を備える(図8及び9c参照)。要素変位制御機構49は前側40cに関連して配置される。要素変位制御機構49は、前側40cに関連して中間部40iに関連して配置される。
【0105】
要素変位制御機構49はばね部材49aを備える。ばね部材49aは、図9cに示すように第2の端部要素42e2に固定されるように構成される。要素変位制御機構49は、ばね部材49aを固定するための固定部材49bを備える。固定部材49bは、第2の端部要素42e2の端部にねじ継手J1、J2、ここでは一対のねじ継手J1、J2によって取り付けられる。固定部材49bは、シャフト44の軸方向延長部に実質的に直交し、かつ中間部40iの延長部に実質的に直交する方向に伸びる延長部を有する。
【0106】
ばね部材49aは、固定部材49bにより固定されるように構成された固定部49a-1を含む。ばね部材49aの固定部49a-1は、固定部材49bの延長部に対応する延長部を有する。ばね部材49aの固定部49a-1はねじ継手J1、J2の間に配置される。
【0107】
ばね部材49aは、ばね部材49aの固定部49a-1が固定されている第2の端部要素42e2から第1の端部要素42e1(図9cには示されていない)まで個々の要素を貫通するように構成されたばね棒49a-2を含む。ばね棒49a-2は個々の要素の開口部49oを通過するように構成される。
【0108】
ばね部材49aは、武器のエレベーション動作に関連した、供給シュート40の一組の要素42の個々の要素の相互変位を制御するように構成される。ばね部材49aのばね棒49a-2は、武器のエレベーション動作、したがって個々の要素のシャフト44周りの移動に関連した、供給シュート40の一組の要素42の個々の要素の相互変位を制御するように構成される。
【0109】
ばね部材49aのばね棒49a-2は、個々の要素の隣接した要素に対する変位が実質的に同じになるように一組の要素42の個々の要素の相互変位を制御するように、武器のエレベーション動作、したがって個々の要素のシャフト44周りの回転に関連して曲がるように構成される。
【0110】
一組の要素42の個々の要素の開口部49oは、個々の要素のシャフト44周りの回転に関連してばね棒49a-2が曲がるためのスペースを提供するように構成される。ばね棒49a-2は、ばね棒49a-2の曲がりに関連した軸方向移動を可能にするように、第1の端部要素42e1(図9cに示されていない)を含む個々の要素を貫通するように構成される。
【0111】
ある実施形態によれば、本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置は、供給シュートの前側、すなわち武器の発射方向に向いた側、又はその反対側の後側に関連して配置された供給シュートの一組の要素の個々の要素の相互変位を制御するためのそのような要素変位制御機構を備えることがある。要素変位制御機構は、トラック部材の配置に対して反対側に配置されるように構成される。
【0112】
装置のある態様によれば、要素変位制御機構は、端部要素に固定されるように構成され、一方の端部要素からその反対側の端部要素まで個々の要素を貫通するように構成されたばね棒を含むばね部材を備え、武器のエレベーション動作に関連した供給シュートの一組の要素の個々の要素の相互変位を制御するように構成されることがある。
【0113】
供給シュート40の個々の要素は、供給シュート40を形成するように、要素を少なくとも1つの他の要素と一体化できるように構成される。
【0114】
供給シュート40の個々の要素は、中間部40iに配置されたシャフト44を受け入れるための開口部であって、一組の要素42の残りの部分と一緒に積層されるときに供給シュート40のシャフト44の囲いを形成する開口部を備える。
【0115】
本開示のある態様によれば、武器から最も遠い第2の端部要素42e2は、武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度の間の範囲内の角度βを有するように構成される(図5参照)。武器から最も遠い第2の端部要素42e2は、供給シュート40の一組の要素42の要素数が最小限に抑えられ得るような角度βを有するように構成されることによって、供給シュート40の簡潔さが最適化される。
【0116】
本開示のある態様によれば、武器から最も遠い第2の端部要素42e2は、武器の最高エレベーション角度への上昇及び最低エレベーション角度への下降に対応するエレベーションのために、供給シュートが実質的に半分のエレベーション角度しか必要としないような角度βを有するように構成される(図2も参照)。武器、すなわち武器の砲身の上方へのエレベーションは通常、武器20を下降させるためのエレベーション角度α2よりも実質的に大きいエレベーション角度α1に一致する(図2参照)。
【0117】
本開示のある態様によれば、武器から最も遠い第2の端部要素42e2は、水平姿勢にある武器について、車両が水平姿勢にあると仮定すると、第2の端部要素が武器の砲身の前方方向にいくらか上向きとなるような角度βを有するように構成される。
【0118】
装置のある実施形態によれば、一組の要素は、シャフト周りに枢動可能にジャーナル支持される。これによって、個々の要素のシャフト周りの容易かつ効率的な回転が促進される。
【0119】
図10a及び10bは、本開示のある実施形態に係るエレベーションデバイス30に関連した供給シュート140を含むシュート構成Cの異なる斜視図を概略的に示している。シュート構成又はシュート構成の各部分は、本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置内に含まれることがある。
【0120】
シュート構成Cは供給シュート140を含む。本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置は供給シュート140を備える。供給シュート140は、積層構造に組み付けられた一組の要素142を備える。一組の要素142の個々の要素は、リブ又はリブ要素と呼ばれることもある。
【0121】
一組の要素142は、武器のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に関連した一組の要素142の個々の要素のシャフト144周りの移動が可能になるように、エレベーションデバイス30のエレベーション軸Z1に対して同軸に配置されるように構成されたシャフト144(図10b参照)周りに配置される。
【0122】
供給シュート140は、弾薬を武器(図10aから図10bには示されていない)に供給するための装置内に含まれる。供給シュート140は一端部が武器に接続されるように構成される。供給シュート140の武器に接続されるように構成された端部は、エレベーションデバイス30に向けられている。供給シュート140は、シャフト144がエレベーション軸Z1に対して同軸となるように、エレベーションデバイス30に関連して配置される。供給シュート140は、図11aから図11b、図12aから図12b、図13aから図13b、図14aから図14b、図15図16及び図17aから図17bを参照して以下でより詳細に説明される。
【0123】
シュート構成Cは、弾薬を弾薬マガジンから供給シュート40に誘導するための誘導シュート50、60を備える。弾薬マガジンは弾薬を収容するための任意の適切な構成を有することがある。
【0124】
誘導シュート50、60は、図3aから図3b、図4aから図4bの誘導シュート50、60に実質的に対応する誘導シュートである場合がある。誘導シュート50、60は、中間シュート50及び縦型シュート60を含む。中間シュート50は縦型シュート60を供給シュート40と接続するように構成される。
【0125】
図11aから図11b、図12aから図12bは、本開示のある実施形態に係る供給シュート140の異なる斜視図を概略的に示し、図13a、図14aから図14bは、図11aの供給シュート140の異なる側面図を概略的に示し、図13bは、弾薬が供給シュート140を介して供給されている、図11aの供給シュート140の斜視図を概略的に示している。
【0126】
図15は、図14aの供給シュート140の側面図の断面A-Aを概略的に示し、図16は、図14aの供給シュート140の側面図の断面C-Cを概略的に示し、図17aは、図11aの供給シュート140の別の側面図を概略的に示し、図17bは、図17aの供給シュート140の側面図の断面D-Dを概略的に示し、図18は、図14bの供給シュート140の側面図の断面B-Bを概略的に示している。
【0127】
図13aは、本開示のある実施形態に係る上昇した状態の供給シュート140の側面図を概略的に示している。
【0128】
図13aにおいて、武器は、変形例によれば、例えば図5に示したように水平姿勢にあり、武器に最も近い要素142Aを含む、武器に接続された供給シュート140の端部も対応する水平配置を有する。供給シュート140の一組の要素142のうち武器に最も近くなるように構成された要素142Aは、以下では第1の端部要素142Aと呼ばれる。
【0129】
供給シュート140の一組の要素142のうち武器から最も遠い要素142Eは、武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度の間の角度βによる一定の傾きを有する。供給シュート140の一組の要素142のうち武器20から最も遠くなるように構成された要素142Eは、以下では第2の端部要素142Eと呼ばれる。
【0130】
供給シュート140は、第1の側140a及びその反対側の第2の側140bを有する(例えば図13a参照)。供給シュート140は、第3の側140c及びその反対側の第4の側140dを有する(例えば図13a参照)。第1の側140a及びその反対側の第2の側140bは、実質的に第3の側140c及びその反対側の第4の側140dに対して垂直であり、矩形形状を提供する。供給シュートは、武器に接続するための接続側140e及びその反対側の受入側140fを有する(例えば図14b参照)。接続側140e及び受入側140fは、第1の側140a、第2の側140b、第3の側140c及び第4の側140dによって取り囲まれ、供給シュート140を形成する。
【0131】
供給シュート140は、実質的な水平姿勢にある車両上の武器に接続される場合、第1の長手方向側140aは上側140aであり、その反対側の第2の長手方向側140bは下側140bであり、第3の側140cは前側140cである、すなわち武器の砲身の方向、すなわち射撃方向に向けられており、第4の側140dは後側140dである。各側140a、140b、140c、140d、140e及び140fは、供給シュート140が、例えば図1に記載の車両V上の武器に接続されているかのように呼ばれることになる。
【0132】
供給シュート140は、積層構造に組み付けられた一組の要素142を備える。一組の要素142は、武器のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に関連した一組の要素142の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの移動を可能にするように、エレベーション軸に対して同軸に配置されるように構成されたシャフト144周りに配置される(例えば図10a参照)。一組の要素142の各個々の要素は、シャフト144の方向に対して実質的に垂直な延長部を有する。一組の要素142の各個々の要素は、シャフト144の方向に対して実質的に垂直な回転面を有する。
【0133】
本開示のある態様によれば、シャフト144は、受入側140fに関連して配置されたシャフト継手部材J144を備えることがある(例えば図14b及び図18参照)。シャフト継手部材J144は、受入側から突出するように構成されたシャフト突出部J144aを含む。シャフト突出部J144aは、中間シュート50との接続及び中間シュート50からの取外しを容易にするように構成される。本開示のある態様によれば、シャフト突出部J144aは、供給シュート140の受入側140fに面するように構成された、中間シュート50のトラック部に移動可能に接続するように構成される。これによって、供給シュートの簡単な取付け及び取外しが促進されることがある。
【0134】
供給シュート140の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eは、移動するとき、シャフト144周りに、すなわちエレベーション軸に実質的に直交する平面でのみ枢動するのみである。個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eは、隣接した要素に対してシャフト144の軸方向に一定の距離を隔てて配置されるように構成される。したがって、一組の要素142の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eの各要素は、第1の端部要素142Aが接続側140eに関連してシャフト144周りに枢動可能に配置され、第1の端部要素142Aに隣接した第1の中間要素142Bが要素142Aから一定の距離を隔ててシャフト144周りに枢動可能に配置され、第1の中間要素142Bに隣接した第2の中間要素142Cが要素142Bから一定の距離を隔ててシャフト144周りに枢動可能に配置され、第2の中間要素142Cに隣接した第3の中間要素142Dが要素142Cから一定の距離を隔ててシャフト144周りに枢動可能に配置され、第3の中間要素142Dに隣接した第2の端部要素142Eが受入側に関連して要素142Dから一定の距離を隔ててシャフト144周りに枢動可能に配置されるように、隣接した要素から一定の距離を隔てて配置される。これは一組の要素142の個々の要素が1つの平面内でのみ回転することによって促進される。例えば図11aから図11b、図12aから図12b、図13aから図13b、図14aから図14b、図15図16及び図17aから図17bに開示される供給シュート140の実施形態において、一組の要素142は、互いから一定の距離を隔てて配置された5個の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eから構成される。ただし、一組の要素の個々の要素の数は、任意の適切な要素数である場合があり、5個の要素より多い又は5個の要素より少ない場合がある。本開示のある態様によれば、供給シュート140は、供給シュート140の各個々の要素を介した弾薬の供給を促進するように、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eに関連して配置された滑走機構200を備える。滑走機構200は以下でより詳細に説明される。
【0135】
供給シュート144は、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを軸方向、すなわちシャフト144の方向に一緒に保持するように、一組の要素142の各要素間にシャフト144に関連して配置された一組の間隔部材4AB、4BC、4CD、4DEを備える(例えば図14b及び図18参照)。一組の間隔部材4AB、4BC、4CD、4DEの個々の間隔部材は、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eの互いに対するシャフトの軸方向への移動を妨げることを促進するように、シャフト144周りに配置されるように構成される。
【0136】
一組の間隔部材4AB、4BC、4CD、4DEは、シャフト144の第1の端部要素142Aと第1の中間要素142Bの間を通る部分の周りに配置された第1の間隔部材4ABを含む。一組の間隔部材4AB、4BC、4CD、4DEは、シャフト144の第1の中間要素142Bと第2の中間要素142Cの間を通る部分の周りに配置された第2の間隔部材4BCを含む。一組の間隔部材4AB、4BC、4CD、4DEは、シャフトの第2の中間要素142Cと第3の中間要素142Dの間を通る部分の周りに配置された第3の間隔部材4CDを含む。一組の間隔部材4AB、4BC、4CD、4DEは、シャフトの第3の中間要素142Dと第2の端部要素142Eの間を通る部分の周りに配置された第4の間隔部材4DEを含む。
【0137】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、弾薬を供給するための上チャネルC1及び弾薬を供給するための下チャネルC2を備える。したがって、上チャネルC1は、例えば図10aを参照して説明されたシュート構成Cの第1のチャネルC1の一部を構成することがある。したがって、下チャネルC2は、例えば図10aを参照して説明されたシュート構成Cの第2のチャネルC2の一部を構成することがある。
【0138】
本開示のある態様によれば、シャフト144は上チャネルと下チャネルの間に配置される。本開示のある態様によれば、供給シュート140は、上チャネルC1と下チャネルC2の間を伸びるように構成された中間部140iを含む。中間部140iは供給シュート140を2つのチャネルC1、C2に分割するように構成される。したがって、中間部140iはチャネルC1、C2の延長部に対応する延長部を有する。シャフト144は中間部140iを貫通するように配置される。したがって、各個々の要素は、組み付けられたときに中間部140iを形成する中間部を有する。
【0139】
上チャネルC1及び下チャネルC2は弾薬の形状に実質的に一致する形状を有する。したがって、上チャネルC1及び下チャネルC2は、短い側140c、すなわち武器の砲身の方向に向いた側140cに関連してより狭くなる(例えば図13a及び14a参照)。
【0140】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、結合された弾薬の個々のラウンドの上チャネルC1から武器への手動での導入を促進するように上側140aに配置された上開口部O1を備える(図14a参照)。
【0141】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、結合された弾薬の個々のラウンドの下チャネルC2から武器への手動での導入を促進するように下側140bに配置された下開口部O2を備える(図14a参照)。
【0142】
本開示に係る供給シュートは、代替的に単一チャネルで構成されることがある。本開示に係る供給シュートは、任意の適切な数のチャネルで構成されることがある。
【0143】
供給シュート140の個々の要素は、本開示のある態様によれば一体形成される。
【0144】
供給シュート140の個々の要素はプレート形状を有する。供給シュート140の個々の要素はプレート要素又はプレート部材と呼ばれることがある。
【0145】
供給シュート140の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eは、一組の要素142の残りの部分と組み付けられたときに供給シュート140の上側140aを形成する上側を有する。
【0146】
供給シュート140の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eは、一組の要素142の残りの部分と組み付けられたときに供給シュート140の下側140bを形成する下側を有する。
【0147】
供給シュート140の個々の要素は、一組の要素142の残りの部分と組み付けられたときに供給シュート140の前側140cを形成する前側を有する。
【0148】
供給シュート140の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eは、一組の要素142の残りの部分と組み付けられたときに供給シュート140の後側140dを形成する後側を有する。
【0149】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、供給シュート140の接続端部140eに関連して、上側140aに配置された上フレーム部146a及び下側140bに配置された下フレーム部146bを有する、一組の要素142を支持するための支持フレーム146を備える(図13a参照)。支持フレーム146は武器に固定的に取り付けられるように構成される。
【0150】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、供給シュート140の接続端部140eに関連して、供給シュート140を武器に取り付けるための締結機構147を備える。
【0151】
締結機構147は、供給シュート140を武器に係止されるように取り付けるための一対の係止部材147a、147bを備える。締結機構147は支持フレーム146に取り付けられる。支持フレーム146は、ここでは締結機構147によって武器に固定的に取り付けられるように構成される。
【0152】
供給シュート140は、以下で第1の端部要素142Aと呼ばれる武器に最も近い要素が、武器のエレベーション動作に対応してシャフト144周りに回転するように、締結機構147によって武器に取り付けられるように構成される。供給シュート140は任意の適切な締結機構によって武器に取り付けられることがある。
【0153】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、武器に最も近くなるように構成された第1の端部要素142Aを備える。第1の端部要素142Aは接続側140eに配置される(例えば図14a参照)。
【0154】
第1の端部要素142Aは、武器のエレベーション軸周りのエレベーション動作に対応してシャフト144周りに枢動するように構成される。第1の端部要素142Aは、本開示のある態様によれば、支持フレーム146に固定的に取り付けられるように構成される。
【0155】
本開示のある態様によれば、供給シュート140は、武器から最も遠くなるように構成された第2の端部要素142Eを備える。第2の端部要素142Eは、接続側140eと反対側の受入側140fに配置される。
【0156】
第2の端部要素142Eは、本開示のある態様によれば、武器のエレベーション角度とは無関係に同じ位置にあることで供給シュート140に接続されるように実質的に固定されるように構成される。第2の端部要素142Eは、弾薬の誘導シュートからの供給が武器のエレベーション角度とは無関係に容易に達成されるように、誘導シュートに実質的に固定されるように構成される(例えば図10aから図10b参照)。したがって、第2の端部要素142Eは、弾薬が接続された誘導シュートを介して供給シュート140に導入され得るように、誘導シュートに実質的に固定されるように構成される。
【0157】
本開示のある態様によれば、一組の要素142のうち第1の端部要素142Aと第2の端部要素142Eの間にある要素142B、142C、142Dは、段階的に相互に変位可能である。個々の要素は、ある実施形態によれば、供給シュート140のチャネルC1、C2を介した弾薬の供給を可能にするように、エレベーション角度に基づいて相互に変位するように構成される。
【0158】
本開示のある態様によれば、シャフト144周りに移動可能な個々の要素は、弾薬をエレベーションデバイスのあらゆるエレベーション角度において供給シュート140を介して供給することを可能にするように、隣接した要素に対して一定の角度でシャフト144周りに回転するように構成される。
【0159】
供給シュート140は、供給シュート140の各個々の要素を介した弾薬の供給を促進するように、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eに関連して配置された滑走機構200を備える。
【0160】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュートのチャネルC1、C2内に互いからある距離を隔てて配置された一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280を備える。一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280は、供給シュート140の各個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを介した弾薬の供給を促進するように、供給方向に伸びるように構成される。したがって、一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280は、供給シュート140の各個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを介した弾薬の供給を促進するように、シャフトの軸方向に実質的に一致する方向に伸びるように構成される。一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280の個々の滑走部材は、チャネルC1、C2の供給方向に伸びるように構成された長手方向延長部を有する。
【0161】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140のチャネルの上部に配置されるように構成されている上滑走部材と、供給シュート140のチャネルの下部に配置されるように構成されている下滑走部材とを備える。
【0162】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140のチャネルごとに2つの上滑走部材及び2つの下滑走部材を備える。したがって、チャネルが1つしかない供給シュートの場合、滑走機構200は、本開示のある態様によれば、2つの上滑走部材及び2つの下滑走部材を備えることになる。
【0163】
本開示のある態様によれば、滑走機構200の個々の滑走部材は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された滑走レールを備える。
【0164】
本開示のある態様によれば、滑走機構200の滑走部材の個々の滑走レールは、供給側140f、すなわち弾薬が供給されるように構成された側に最も近い滑走レールが次の滑走レールに重なっているといった具合に重ねて配置される。
【0165】
本開示のある態様によれば、滑走機構200の個々の滑走部材は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を促進するための伸縮機能を提供するように互いに対して配置されている滑走レールを備える。
【0166】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールは、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための滑走レールの相対移動を可能にするように、1つの供給要素に取り付けられる。
【0167】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールは、滑走レールが個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて互いに対して移動できるように、1つの供給要素に取り付けられる。
【0168】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールは、弾薬の供給シュート140を介した供給中に弾薬に対向するように構成された滑走面を有する。
【0169】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールの数は、武器のエレベーションの程度、すなわち武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度の間の範囲、したがって、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動の範囲に基づく。
【0170】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールの数は、武器のエレベーションの程度、すなわち武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度の間の範囲、したがって、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動の範囲に依存する。
【0171】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールの数は、個々の滑走部材の位置に依存することがある。例えば中間部140iに関連して、供給シュート140の中心に配置された滑走部材は、シャフト144のより近くに位置するため滑走レールが少なくて済むことがある。
【0172】
本開示のある態様によれば、滑走機構200の個々の滑走部材は、滑走レールの移動を誘導し、したがって制御するように、滑走部材の滑走レールに関連して配置されているガイドレールを備える。
【0173】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材のガイドレールは、関連する滑走レールと実質的に同じ方向、したがってチャネルC1、C2の供給方向に伸びるように構成された長手方向延長部を有する。
【0174】
本開示のある態様によれば、該滑走部材の滑走レールに関連して配置されている個々の滑走部材のガイドレールは、該滑走部材の位置に関連して配置される、要素の開口部を通過するように構成される。
【0175】
本開示のある態様によれば、該滑走部材の滑走レールに関連して配置されている個々の滑走部材のガイドレールは、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて移動可能に配置されるように構成されることがある。
【0176】
本開示のある態様によれば、該滑走部材の滑走レールに関連して配置されている個々の滑走部材のガイドレールは、該滑走部材の滑走レールの移動に基づいて移動可能に配置されるように構成されることがある。
【0177】
本開示のある態様によれば、該滑走部材の滑走レールに関連して配置されている個々の滑走部材のガイドレールの数は、滑走部材の位置に依存することがある。供給シュート140の中心に配置された滑走部材は、前側又は後側に関連して、すなわちシャフト144から更に離れて配置された滑走部材よりも、シャフト144のより近くに位置するため滑走レールが少なくて済むことがある。
【0178】
本開示のある態様によれば、前側及び/又は後側に関連して配置されたガイドレールは2つのガイドレールを必要とすることがある。このようなガイドレールは、重ねて配置され、かつ個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて互いに対して移動可能に配置されることがある。このようなガイドレールは、重ねて配置され、かつガイドレールが接続される該滑走部材の滑走レールの移動に基づいて互いに対して移動可能に配置されることがある。
【0179】
本開示のある態様によれば、供給シュート140の中心に配置されたガイドレールは1つのガイドレールを必要とすることがある。このような単一のガイドレールは、端部要素に関連して移動可能かつ接続可能に配置されることがある。このような単一のガイドレールは、接続、及び個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいた移動を可能にするための、その各端部に関連したトラックを備えることがある。
【0180】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、ガイドレールによる滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材を備える。本開示のある態様によれば、このような制御部材は、滑走部材の滑走レールに取り付けられ、ガイドレールの方を向き、ガイドレールの移動可能な接続を更に促進するように構成される。本開示のある態様によれば、このような制御部材は、ガイドレールが通過するように構成される開口部を備える。本開示のある態様によれば、このような制御部材は、基部が滑走レールに関連して配置され、脚部が開口部を備えたU字状構成を有することがある。
【0181】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の上チャネルC1の中央上部に配置された第1の滑走部材210を備える。したがって、第1の滑走部材210は、上側140aの中央部に関連して配置されるように構成される。
【0182】
本開示のある態様によれば、第1の滑走部材210は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように、重ねて配置された3つの滑走レール211、212、213を備える(例えば図11a参照)。本開示のある態様によれば、第1の滑走部材210は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール211と、第2の中間要素142Cに固定的に接続された第2の滑走レール212と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第3の滑走レール213とを備える。
【0183】
本開示のある態様によれば、滑走レール211、212、213は、取付部と、供給シュート140の上チャネルC1を介して供給される弾薬の方を向くように構成された滑走面を含む滑走部とを含む角度の付いた構成を有する。
【0184】
本開示のある態様によれば、第1の滑走部材210は、滑走レール211、212、213の移動を誘導ひいては制御するように、第1の滑走部材210の滑走レール211、212、213に関連して配置される単一のガイドレール214を備える。
【0185】
本開示のある態様によれば、ガイドレール214は、第1の端部に関連して第1の端部要素142Aに移動可能に接続され、第1の端部と反対側の第2の端部に関連して第2の端部要素142Eに移動可能に接続される。ガイドレール214は、本開示のある態様によれば、第1の滑走部材211と同じ継手部材によって第1の端部要素142Aに移動可能に接続される。ガイドレール214は、本開示のある態様によれば、第3の滑走部材213と同じ継手部材によって第2の端部要素142Eに移動可能に接続される。ガイドレール214は、本開示のある態様によれば、一組の要素142の開口部を通過するように構成される。
【0186】
本開示のある態様によれば、ガイドレール114は、第1の滑走部材211を取り付けるための第1の端部要素142Aの開口部を通過する継手部材に対する相対移動を促進するように、第1の端部要素142Aに関連して伸びるように構成されたトラックを有する。
【0187】
本開示のある態様によれば、ガイドレール114は、第3の滑走部材213を取り付けるための第2の端部要素142Eの開口部を通過する継手部材に対する相対移動を促進するように、第2の端部要素142Eに関連して伸びるように構成されたトラックを有する。
【0188】
第1のガイドレール214のトラックは、一組の要素142のシャフト144周りの制限された相対回転運動を可能にするように配置される。第1のガイドレール214のトラックは、ある態様によれば滑走レールのガイドレール214に対する制限された相対移動を可能にするように配置される。
【0189】
本開示のある態様によれば、滑走部材210は、一対のガイドレールによって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば図17bを参照して以下で説明される滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の上チャネルC1の後上部に配置された第2の滑走部材220を備える。したがって、第2の滑走部材220は、上側140a及び後側140dに関連して配置されるように構成される。
【0190】
本開示のある態様によれば、第2の滑走部材220は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された3つの滑走レール221、222、223を備える(例えば図11a及び図17b参照)。本開示のある態様によれば、第2の滑走部材220は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール221と、第2の中間要素142Cに固定的に接続された第2の滑走レール222と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第3の滑走レール223と、を備える。第1の滑走レール221は、継手部材J2Aによって第1の端部要素142Aに固定的に接続されることがある。第2の滑走レール222は、継手部材J2Cによって第2の中間要素142Cに固定的に接続されることがある。第3の滑走レール223は、継手部材J2Eによって第2の端部要素142Eに固定的に接続されることがある(例えば図15及び図17b参照)。
【0191】
本開示のある態様によれば、滑走レール221、222、223は、取付部と、供給シュート140の上チャネルC1を介して供給される弾薬の方を向くように構成された滑走面を含む滑走部とを含む角度の付いた構成を有する。
【0192】
本開示のある態様によれば、第2の滑走部材220は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1のガイドレール224を備える。第1のガイドレール224は、本開示のある態様によれば、第1の滑走部材221と同じ継手部材J2Aによって第1の端部要素142Aに固定的に接続される(図17b参照)。第1のガイドレール224は、本開示のある態様によれば、第1の端部要素142Aの開口部OA、第1の中間要素142Bの開口部OB及び第2の中間要素142Cの開口部OCを通過するように構成され、第1の中間要素142B及び第2の中間要素142Cに対して移動可能に配置される。本開示のある態様によれば、第1のガイドレール224は、第2の滑走部材222を取り付けるための第2の中間要素142Cの開口部OCを通過する継手部材J2Cに対する相対移動を促進するように(図15及び図17b参照)、第2の中間要素142Cに関連して伸びるように構成されたトラックT24を有する(図11a参照)。したがって、第1のガイドレール224は第2の滑走部材222に対して移動可能に配置される。
【0193】
本開示のある態様によれば、第2の滑走部材220は、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第2のガイドレール225を備える。第2のガイドレール225は、本開示のある態様によれば、第3の滑走レール部材223と同じ継手部材J2Eによって第2の端部要素142Eに固定的に接続される(図17b参照)。第2のガイドレール225は、本開示のある態様によれば、第2の端部要素142Eの開口部OE、第3の中間要素142Dの開口部OD及び第2の中間要素142Cの開口部OCを通過するように構成され、第3の中間要素142D及び第2の中間要素142Cに対して移動可能に配置される。本開示のある態様によれば、第2のガイドレール225は、第2の滑走部材222を取り付けるための第2の中間要素142Cの開口部OCを通過する継手部材J2Cに対する相対移動を促進するように、第2の中間要素142Cに関連して伸びるように構成されたトラックT25を有する。したがって、第2のガイドレール225は第2の滑走部材222に対して移動可能に配置される。本開示のある態様によれば、第2のガイドレール225は第2の中間要素142Cに関連して重ねて配置される。第1のガイドレール224及び第2のガイドレール225のトラックは、一組の要素142のシャフト144周りの制限された相対回転運動を可能にするように配置される。第2の中間要素142Cの開口部を通過する継手部材は、一対のガイドレール224、225の各トラックの各端部に対抗することによって各ガイドレールを停止する。
【0194】
本開示のある態様によれば、滑走部材220は、一対のガイドレール224、225によって滑走レール221、222、223の接続及び制御を更に促進するための制御部材U21、U22、U23を備える。制御部材は、制御ブラケット又は制御ブラケット部材と呼ばれることもある。本開示のある態様によれば、滑走部材は、第1の滑走レール221に取り付けられた第1の制御部材U21と、第2の滑走レール222に取り付けられた第2の制御部材U22と、第3の滑走レール223に取り付けられた第3の制御部材U23と、を備える。本開示のある態様によれば、各制御部材U21、U22、U23は、基部が各滑走レール221、222、223に関連して配置され、脚部が開口部を備えたU字状構成を有する。図17b参照。
【0195】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の上チャネルC1の中央下部に配置された第3の滑走部材230を備える。したがって、第3の滑走部材230は、供給シュート140の中央部140iの中央上部に関連して配置されるように構成される。
【0196】
本開示のある態様によれば、第3の滑走部材230は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された2つの滑走レール231、232を備える(例えば図11a参照)。本開示のある態様によれば、第3の滑走部材230は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール231と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第2の滑走レール232と、を備える。
【0197】
本開示のある態様によれば、第3の滑走部材230は、第1の滑走部材210のガイドレール214と実質的に同じ機能を有して配置される単一のガイドレール234を備えることがある(図16参照)。
【0198】
本開示のある態様によれば、滑走部材230は、ガイドレール234によって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば、図17bを参照して以上で説明された滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。
【0199】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の上チャネルC1の中央後部に配置された第4の滑走部材240を備える。したがって、第4の滑走部材240は、後側140dの中央部に関連して配置されるように構成される。
【0200】
本開示のある態様によれば、第4の滑走部材240は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された3つの滑走レール241、242、243を備える(例えば図12a参照)。本開示のある態様によれば、第4の滑走部材240は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール241と、第2の中間要素142Cに固定的に接続された第2の滑走レール242と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第3の滑走レール243と、を備える。
【0201】
本開示のある態様によれば、滑走レール241、242、243は、取付部と、供給シュート140の上チャネルC1を介して供給される弾薬の方を向くように構成された滑走面を含む滑走部と、を含む角度の付いた構成を有する。
【0202】
本開示のある態様によれば、第4の滑走部材240は、第2の滑走部材220のガイドレール224、225と実質的に同じ機能を有して配置されるガイドレールを備えることがある。
【0203】
本開示のある態様によれば、滑走部材240は、一対のガイドレールによって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば、図17bを参照して以上で説明された滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。
【0204】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の下チャネルC2の中央下部に配置された第5の滑走部材250を備える。したがって、第5の滑走部材250は、下側140bの中央部に関連して配置されるように構成される。
【0205】
本開示のある態様によれば、第5の滑走部材250は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された3つの滑走レール251、252、253を備える(例えば図12a参照)。本開示のある態様によれば、第5の滑走部材250は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール251と、第2の中間要素142Cに固定的に接続された第2の滑走レール252と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第3の滑走レール253と、を備える。
【0206】
本開示のある態様によれば、滑走レール251、252、253は、取付部と、供給シュート140の下チャネルC2を介して供給される弾薬の方を向くように構成された滑走面を含む滑走部と、を含む角度の付いた構成を有する。
【0207】
本開示のある態様によれば、第5の滑走部材250は、第1の滑走部材210のガイドレール214と実質的に同じ機能を有して配置される単一のガイドレール254を備えることがある(図12a参照)。
【0208】
本開示のある態様によれば、滑走部材250は、ガイドレール254によって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば、図17bを参照して以上で説明された滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。
【0209】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の下チャネルC2の後下部に配置された第6の滑走部材260を備える。したがって、第6の滑走部材260は、下側140b及び後側140dに関連して配置されるように構成される。
【0210】
本開示のある態様によれば、第6の滑走部材260は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された3つの滑走レール261、262、263を備える(例えば図12a参照)。本開示のある態様によれば、第6の滑走部材260は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール261と、第2の中間要素142Cに固定的に接続された第2の滑走レール262と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第3の滑走レール263と、を備える。第1の滑走レール261は、継手部材J6Aによって第1の端部要素142Aに固定的に接続されることがある。第2の滑走レール222は、継手部材J6Cによって第2の中間要素142Cに固定的に接続されることがある。第3の滑走レール223は、継手部材J6Eによって第2の端部要素142Eに固定的に接続されることがある(例えば図15参照)。
【0211】
本開示のある態様によれば、滑走レール261、262、263は、取付部と、供給シュート140の下チャネルC2を介して供給される弾薬の方を向くように構成された滑走面を含む滑走部と、を含む角度の付いた構成を有する。
【0212】
本開示のある態様によれば、第6の滑走部材260は、第2の滑走部材220のガイドレール224、225と実質的に同じ機能を有して配置される第1のガイドレール264及び第2のガイドレール265を備える。
【0213】
本開示のある態様によれば、滑走部材260は、ガイドレール264、265によって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば、図17bを参照して以上で説明された滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。
【0214】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の下チャネルC2の中央上部に配置された第7の滑走部材270を備える。したがって、第7の滑走部材270は、供給シュート140の中央部140iの中央下部に関連して配置されるように構成される。
【0215】
本開示のある態様によれば、第7の滑走部材270は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された2つの滑走レール271、272を備える(例えば図11b参照)。本開示のある態様によれば、第7の滑走部材270は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール271と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第2の滑走レール272と、を備える。
【0216】
本開示のある態様によれば、第7の滑走部材270は、第1の滑走部材210のガイドレール214と実質的に同じ機能を有して配置される単一のガイドレール274を備えることがある(図16参照)。
【0217】
本開示のある態様によれば、滑走部材270は、ガイドレール274によって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば、図17bを参照して以上で説明された滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。
【0218】
本開示のある態様によれば、滑走機構200は、供給シュート140の下チャネルC2の中央後部に配置された第8の滑走部材280を備える。したがって、第8の滑走部材280は、後側140dの中央部に関連して配置されるように構成される。
【0219】
本開示のある態様によれば、第8の滑走部材280は、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの相互回転運動を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された3つの滑走レール281、282、283を備える(例えば図12b参照)。本開示のある態様によれば、第8の滑走部材280は、第1の端部要素142Aに固定的に接続された第1の滑走レール281と、第2の中間要素142Cに固定的に接続された第2の滑走レール282と、第2の端部要素142Eに固定的に接続された第3の滑走レール283と、を備える。
【0220】
本開示のある態様によれば、滑走レール281、282、283は、取付部と、供給シュート140の下チャネルC2を介して供給される弾薬の方を向くように構成された滑走面を含む滑走部と、を含む角度の付いた構成を有する。
【0221】
本開示のある態様によれば、第8の滑走部材280は、第2の滑走部材220のガイドレール224、225と実質的に同じ機能を有して配置されるガイドレールを備えることがある。
【0222】
本開示のある態様によれば、滑走部材280は、一対のガイドレールによって滑走レールの接続及び制御を更に促進するための制御部材であって、ある態様によれば、図17bを参照して以上で説明された滑走部材220のための制御部材に実質的に対応する制御部材を備える。
【0223】
本開示のある態様によれば、個々の滑走部材の個々の滑走レールは、滑走部材が個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて互いに対して移動できるように、1つの供給要素に取り付けられる。
【0224】
図11b及び12bにはガイドレールは示されていない。
【0225】
個々の要素のシャフト144周りの回転は、本開示のある態様によれば、隣接した要素に対する変位が、弾薬が供給シュート140を介して滑走機構200の滑走部材によって間断なく供給されることで、容易かつ効率的に達成され得るように最大回転角度に設定される。
【0226】
一組の要素142の要素数及び一組の要素間の距離は、そのような個々の要素の最大回転角度によって、一組の要素142がシャフト144周りに移動可能に配置された供給シュート140が、弾薬の供給シュート140を介した、すなわち供給シュート140のチャネルC1、C2を介した、武器のあらゆるエレベーション角度での滑走機構200の滑走部材による供給を促進するように選ばれる。
【0227】
供給シュート140は、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転を制限するように構成された回転制限機構300を備える。例えば図11b及び図15参照。回転制限機構300は、供給シュート40を参照して以上で説明されたトラック部材40t及び間隔部材48と実質的に同じ機能を有する。
【0228】
回転制限機構300は、本開示のある態様によれば、供給シュート140の後側140dに関連して配置される。回転制限機構300は、本開示のある態様によれば、供給シュート140の後側140dに関連して中央に配置される。
【0229】
回転制限機構300は、本開示のある態様によれば、供給シュート140の後側140dに関連して中央に配置され、接続側140eから受入側140fに配置される。
【0230】
本開示のある態様によれば、回転制限機構300は、受入側140fに関連して配置された継手部材J300を備える又は継手部材J300に接続されることがある(例えば図14b及び図15参照)。継手部材J300は、受入側140fから突出するように構成された突出部J300aを含む。突出部J300aは、中間シュート50との接続及び中間シュート50からの取外しを容易にするように構成される。本開示のある態様によれば、突出部J300aは、供給シュート140の受入側140fに面するように構成された、中間シュート50のトラック部に移動可能に接続するように構成される。突出部J300aは、シャフト突出部J144aとともに、供給シュート140の受入側140fに面するように構成された、中間シュート50のトラック部に移動可能に接続するように構成される。これによって、供給シュート140の簡単な取付け及び取外しが促進されることがある。
【0231】
回転制限機構300は、一組のトラック部材部310、320、330、340、350を備える。一組のトラック部材部310、320、330、340、350は、個々のトラック部材部を含む。一組のトラック部材部310、320、330、340、350の各個々のトラック部材部310、320、330、340、350は、供給シュート140の一組の要素142の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eに関連して配置される。
【0232】
供給シュート140用の回転制限機構300は、供給シュート40を参照して以上で説明されたトラック部材40t及び間隔部材48、すなわち供給シュートの回転制限機構40t、48と、間隔部材48用のトラックが供給シュート40の各要素及び供給シュート140の各要素に取り付けられたトラック部材部に設けられる点で異なる。
【0233】
本開示のある態様によれば、一組のトラック部材部310、320、330、340、350はトラックを含む。各トラック部材部310、320、330、340、350のトラックは、接続される個々の要素からある距離を隔てて配置される。各トラック部材部310、320、330、340、350のトラックは、接続される個々の要素に隣接した個々の要素からある距離を隔てて、それらの要素間の一定の距離内に配置される。
【0234】
本開示のある態様によれば、一組のトラック部材部310、320、330、340、350は、第1の端部要素142Aに関連して配置された第1の端部トラック部材部310を含む。第1の端部トラック部材部310は、第1の端部要素142Aの後側に関連して中央に配置される。
【0235】
本開示のある態様によれば、第1の端部トラック部材部310は第1の中間要素142Bに向かって突出するように構成される。本開示のある態様によれば、第1の端部トラック部材部310は、第1の中間要素142Bの後側部に向かって、第1の端部要素142Aと第1の中間要素142Bの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0236】
本開示のある態様によれば、第1の端部トラック部材部310は、トラックT10を有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT10を有するトラック部は、第1の端部要素142Aの後側部から一定の距離を隔てた、第1の端部要素142Aの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。本開示のある態様によれば、第1の端部トラック部材部310は、トラック部の一端部に関連した第1の継手部材J10a及びトラック部の反対側の端部に関連した第2の継手部材J10bによって、第1の端部要素142Aの後側部に取り付けられる。第1及び第2の継手部材は、例えばねじ継手部材である場合がある。したがって、第1及び第2の継手部材は、トラック部を第1の端部要素142Aに取り付けるように構成され、第1の継手部材及び第2の継手部材は、中央部の反対側で第1の端部要素142Aの後端部の中央部からある距離を隔てて取り付けられる。
【0237】
トラック部のトラックT10は、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第1の端部要素142Aの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0238】
本開示のある態様によれば、一組のトラック部材部310、320、330、340、350は、第1の中間要素142Bに関連して配置された第1の中間トラック部材部320を含む。第1の中間トラック部材部320は第1の中間要素142Bの後側に関連して配置される。
【0239】
本開示のある態様によれば、第1の中間トラック部材部320は、第1の端部要素142Aに向かって、したがって第1の端部トラック部材部310に向かって突出するように構成された第1の接続部320aを有する。本開示のある態様によれば、第1の接続部320aは、第1の端部要素142Aの後側部に向かって、第1の中間要素142Bと第1の端部要素142Aの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0240】
本開示のある態様によれば、第1の中間トラック部材部320は、第2の中間要素142Cに向かって、したがって第2の中間トラック部材部330に向かって突出するように構成された第2の接続部320bを有する。本開示のある態様によれば、第2の接続部320bは、第2の中間要素142Cの後側部に向かって、第1の中間要素142Bと第2の中間要素142Cの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0241】
本開示のある態様によれば、中間トラック部材部320の第1の接続部320aはトラックT20aを有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT20aを有するトラック部は、第1の中間要素142Bの後側部から一定の距離を隔てた、第1の中間要素142Bの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。第1の中間トラック部材部320の第1の接続部320aのトラック部のトラックT20aは、第1の端部トラック部材部310のトラック部のトラックT10に面するように構成される。
【0242】
トラック部のトラックT20aは、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第1の中間要素142Bの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0243】
本開示のある態様によれば、中間トラック部材部320の第2の接続部320bは、トラックT20bを有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT20bを有するトラック部は、第1の中間要素142Bの後側部から一定の距離を隔てた、第1の中間要素142Bの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。第1の中間トラック部材部320の第1の接続部320aのトラック部のトラックT20bは、第2の中間トラック部材部330のトラック部のトラックに面するように構成される。
【0244】
トラック部のトラックT20bは、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第1の中間要素142Bの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0245】
本開示のある態様によれば、第1の接続部320a及び第2の接続部320bを備えた第1の中間トラック部材部320は、トラック部の一端部に関連した第1の継手部材J20a及びトラック部の反対側の端部に関連した第2の継手部材J20bによって、第1の中間要素142Bの後側部に取り付けられる。継手部材J20a及びJ20bは、第1及び第2の接続部320a、320bを第1の中間要素142Bに取り付けるように、第1の中間要素142Bの後側部を貫通している。第1及び第2の継手部材は、例えばねじ継手部材である場合がある。したがって、第1及び第2の継手部材は、トラック部を第1の中間要素142Bに取り付けるように構成され、第1の継手部材及び第2の継手部材は、中央部の反対側で第1の中間要素142Bの後端部の中央部からある距離を隔てて取り付けられる。
【0246】
本開示のある態様によれば、一組のトラック部材部310、320、330、340、350は、第2の中間要素142Cに関連して配置された第2の中間トラック部材部330を含む。第2の中間トラック部材部330は第2の中間要素142Cの後側に関連して配置される。
【0247】
本開示のある態様によれば、第2の中間トラック部材部330は、第1の中間要素142Bに向かって、したがって第1の中間トラック部材部320に向かって突出するように構成された第1の接続部330aを有する。本開示のある態様によれば、第1の接続部330aは、第1の中間要素142Bの後側部に向かって、第2の中間要素142Cと第1の中間要素142Bの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0248】
本開示のある態様によれば、第2の中間トラック部材部330は、第3の中間要素142Dに向かって、したがって第3の中間トラック部材部340に向かって突出するように構成された第2の接続部330bを有する。本開示のある態様によれば、第2の接続部330bは、第3の中間要素142Dの後側部に向かって、第2の中間要素142Cと第3の中間要素142Dの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0249】
本開示のある態様によれば、第2の中間トラック部材部330の第1の接続部330aはトラックT30aを有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT30aを有するトラック部は、第2の中間要素142Cの後側部から一定の距離を隔てた、第2の中間要素142Cの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。第2の中間トラック部材部330の第1の接続部330aのトラック部のトラックT30aは、第1の中間トラック部材部320の第2の接続部320bのトラック部のトラックT20bに面するように構成される。
【0250】
トラック部のトラックT30aは、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第2の中間要素142Cの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0251】
本開示のある態様によれば、第2の中間トラック部材部330の第2の接続部330bは、トラックT30bを有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT30bを有するトラック部は、第2の中間要素142Cの後側部から一定の距離を隔てて、第2の中間要素142Cの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。第2の中間トラック部材部330の第2の接続部330bのトラック部のトラックT30bは、第3の中間トラック部材部340のトラック部のトラックに面するように構成される。
【0252】
トラック部のトラックT30bは、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第2の中間要素142Cの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0253】
本開示のある態様によれば、第1の接続部330a及び第2の接続部330bを備えた第2の中間トラック部材部330は、トラック部の一端部に関連した第1の継手部材J30a及びトラック部の反対側の端部に関連した第2の継手部材J30bによって、第2の中間要素142Cの後側部に取り付けられる。継手部材J30a及びJ30bは、第1及び第2の接続部330a、330bを第2の中間要素142Cに取り付けるように、第2の中間要素142Cの後側部を貫通している。第1及び第2の継手部材は、例えばねじ継手部材である場合がある。したがって、第1及び第2の継手部材は、トラック部を第2の中間要素142Cに取り付けるように構成され、第1の継手部材及び第2の継手部材は、中央部の反対側で第2の中間要素142Cの後端部の中央部からある距離を隔てて取り付けられる。
【0254】
本開示のある態様によれば、一組のトラック部材部310、320、330、340、350は、第3の中間 BR>v素142Dに関連して配置された第3の中間トラック部材部340を含む。第3の中間トラック部材部340は第3の中間要素142Dの後側に関連して配置される。
【0255】
本開示のある態様によれば、第3の中間トラック部材部340は、第2の中間要素142Cに向かって、したがって第2の中間トラック部材部330に向かって突出するように構成された第1の接続部340aを有する。本開示のある態様によれば、第1の接続部340aは、第2の中間要素142Cの後側部に向かって、第3の中間要素142Dと第2の中間要素142Cの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0256】
本開示のある態様によれば、第3の中間トラック部材部340は、第2の端部要素142Eに向かって、したがって第2の端部トラック部材部350に向かって突出するように構成された第2の接続部340bを有する。本開示のある態様によれば、第2の接続部340bは、第2の端部要素142Eの後側部に向かって、第3の中間要素142Dと第2の端部要素142Eの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0257】
本開示のある態様によれば、第3の中間トラック部材部340の第1の接続部340aはトラックT40aを有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT40aを有するトラック部は、第3の中間要素142Dの後側部から一定の距離を隔てて、第3の中間要素142Dの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。第3の中間トラック部材部340の第1の接続部340aのトラック部のトラックT40aは、第2の中間トラック部材部330の第2の接続部330bのトラック部のトラックT30bに面するように構成される。
【0258】
トラック部のトラックT40aは、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第3の中間要素142Dの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0259】
本開示のある態様によれば、第3の中間トラック部材部340の第2の接続部340bは、トラックT40bを有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT20を有するトラック部は、第3の中間要素142Dの後側部から一定の距離を隔てて、第3の中間要素142Dの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。第3の中間トラック部材部340の第2の接続部340bのトラック部のトラックT40bは、第2の端部トラック部材部350のトラック部のトラックに面するように構成される。
【0260】
トラック部のトラックT40bは、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第3の中間要素142Dの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0261】
本開示のある態様によれば、第1の接続部340a及び第2の接続部340bを備えた第3の中間トラック部材部340は、トラック部の一端部に関連した第1の継手部材J40a及びトラック部の反対側の端部に関連した第2の継手部材J40bによって、第3の中間要素142Dの後側部に取り付けられる。継手部材J40a及びJ40bは、第1及び第2の接続部340a、340bを第3の中間要素142Dに取り付けるように、第3の中間要素142Dの後側部を貫通している。第1及び第2の継手部材は、例えばねじ継手部材である場合がある。したがって、第1及び第2の継手部材は、トラック部を第2の中間要素142Cに取り付けるように構成され、第1の継手部材及び第2の継手部材は、中央部の反対側で第2の中間要素142Cの後端部の中央部からある距離を隔てて取り付けられる。
【0262】
本開示のある態様によれば、一組のトラック部材部310、320、330、340、350は、第2の端部要素142Eに関連して配置された第2の端部トラック部材部350を含む。第2の端部トラック部材部350は第2の端部要素142Eの後側に関連して配置される。
【0263】
本開示のある態様によれば、第2の端部トラック部材部350は、第3の中間要素142Dに向かって突出するように構成される。本開示のある態様によれば、第2の端部トラック部材部350は、第3の中間要素142Dの後側部に向かって、第2の端部要素142Eと第3の中間要素142Dの間の距離の一部だけシャフト144の軸方向延長部に実質的に一致する方向に突出するように構成される。
【0264】
本開示のある態様によれば、第2の端部トラック部材部350は、トラックT50を有するトラック部を含む。本開示のある態様によれば、トラックT50を有するトラック部は、第2の端部要素142Eの後側部から一定の距離を隔てて、第2の端部要素142Eの後側部の延長部に実質的に平行な方向に伸びるように構成される。本開示のある態様によれば、第2の端部トラック部材部350は、トラック部の一端部に関連した第1の継手部材J50a及びトラック部の反対側の端部に関連した第2の継手部材J50bによって、第2の端部要素142Eの後側部に取り付けられる。第1及び第2の継手部材は、例えばねじ継手部材である場合がある。したがって、第1及び第2の継手部材は、トラック部を第2の端部要素142Eに取り付けるように構成され、第1の継手部材及び第2の継手部材は、中央部の反対側で第2の端部要素142Eの後端部の中央部からある距離を隔てて取り付けられる。
【0265】
トラック部のトラックT50は、シャフト144の延長部に実質的に直交し、かつ第2の端部要素142Eの中間部の延長部に実質的に直交する方向に伸びている。
【0266】
回転制限機構300は、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eの供給シュート140のシャフト144周りの回転を制限するように、回転制限機構300の一組のトラック部材部310、320、330、340、350を接続するように構成された一組の間隔部材J12、J23、J34、J45を備える。
【0267】
したがって、一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eの供給シュート140のシャフト144周りの回転を制限するように、一組の要素142を接続するように構成される。
【0268】
したがって、一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eの供給シュート140のシャフト144周りの回転を制限するように、一組のトラック部材部310、320、330、340、350を接続することによって一組の要素142を接続するように構成される。
【0269】
一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを軸方向、すなわちシャフト144の方向に一緒に保持するように、回転制限機構300の一組のトラック部材部310、320、330、340、350を接続するように構成される。
【0270】
したがって、一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを軸方向、すなわちシャフト144の方向に一緒に保持するように、一組の要素142を接続するように構成される。
【0271】
一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば長手方向延長部を有する。一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば継手部材構成を有する。一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば円筒形状を有する。一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば、互いに向かい合うトラック部の2つのトラック、すなわち隣接したトラック部材部のトラックを通って伸びるように長手方向延長部を有する。一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば、トラックの長手方向延長部におけるトラックに沿って移動可能であるように構成される。一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば、軸方向、すなわちトラックの長手方向延長部に直交する方向、したがって間隔部材の軸方向の、トラック部の相対移動を実質的に妨げるように、隣接したトラック部を接続するように構成される。一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は、本開示のある態様によれば、隣接したトラック部材部を軸方向、すなわちシャフトの軸方向延長部に保持することによって、それらのトラック部材部と関連付けられた隣接した要素間に一定の距離を保つようにストップ部材を有する。
【0272】
一組の間隔部材J12、J23、J34、J45の個々の間隔部材は、トラック部の互いに向かい合う対向トラックに関連して移動可能かつ接続可能に配置されることによって、隣接したトラック部材部の対向トラック部を接続するように構成される。
【0273】
一組の間隔部材J12、J23、J34、J45の個々の間隔部材は、対向トラック部を接続し、トラックの互いに向かい合う反対側の端部間における間隔部材の制限された移動を可能にすることによって対向トラック部のトラックの方向への相対移動を可能にするように、隣接したトラック部材部の対向トラック部の対向トラックを通過するように構成される。したがって、間隔部材の互いに向かい合うトラックの反対側の端部間における制限された移動を可能にすることによって、互いに向かい合うトラックの制限された移動が可能になり、したがって、隣接したトラック部材部が取り付けられる隣接した要素の制限された回転がもたらされる。
【0274】
一組の間隔部材J12、J23、J34、J45の個々の間隔部材は、対向トラック部を接続し、間隔部材の互いに向かい合うトラックの各トラックを介した移動を妨げるようにストップ部材を間隔部材に設けることによって、対向トラック部の間隔部材の方向、したがって軸方向への相対移動を実質的に妨げるように、隣接したトラック部材部の対向トラック部の対向トラックを通過するように構成される。
【0275】
一組の間隔部材J12、J23、J34、J45は第1の間隔部材J12を含む。第1の間隔部材J12は、第1の端部要素142A及び第1の中間要素142Bの互いに対するシャフト144周りの回転を制限するように、第1の端部トラック部材部310と第1の中間トラック部材部320を接続するように構成される。第1の間隔部材J12は、第1の端部要素142Aと第1の中間要素142Bを接続するように第1の端部トラック部材部310のトラックT10及び第1の中間トラック部材部320の第1の接続部320aのトラックT20aを通過するように構成され、間隔部材J12がトラックT10、T20A内を移動できるようにすることによって、要素142A、142Bのシャフト144周りの制限された相対回転運動が可能になる。第1の間隔部材J12は、第1の端部要素142Aと第1の中間要素142Bを接続し、第1の間隔部材J12のストップ部材によって、シャフト144の軸方向に実質的に一致する方向への相対移動を実質的に妨げるようにトラックT10及びトラックT20aを通過するように構成される。
【0276】
一組の間隔部材J23、J23、J34、J45は第2の間隔部材J23を含む。第2の間隔部材J23は、第1の中間要素142B及び第2の中間要素142Cの互いに対するシャフト144周りの回転を制限するように、第1の中間トラック部材部320と第2の中間トラック部材部330を接続するように構成される。第2の間隔部材J23は、第1の中間要素142Bと第2の中間要素142Cを接続するように第1の中間トラック部材部320の第2の接続部320bのトラックT20b及び第2の中間トラック部材部330の第1の接続部330aのトラックT30aを通過するように構成され、間隔部材J23がトラックT20b、T30a内を移動できるようにすることによって、要素142B、142Cのシャフト144周りの制限された相対回転運動が可能になる。第2の間隔部材J23は、第1の中間要素142Bと第2の中間要素142Cを接続し、第2の間隔部材J23のストップ部材によって、シャフト144の軸方向に実質的に一致する方向への相対移動を実質的に妨げるようにトラックT20b及びトラックT30aを通過するように構成される。
【0277】
一組の間隔部材J23、J23、J34、J45は第3の間隔部材J34を含む。第3の間隔部材J34は、第2の中間要素142C及び第3の中間要素142Dの互いに対するシャフト144周りの回転を制限するように、第2の中間トラック部材部330と第3の中間トラック部材部340を接続するように構成される。第3の間隔部材J34は、第2の中間要素142Cと第3の中間要素142Dを接続するように第2の中間トラック部材部330の第2の接続部330bのトラックT30b及び第3の中間トラック部材部340の第1の接続部340aのトラックT40aを通過するように構成され、間隔部材J34がトラックT30b、T40a内を移動できるようにすることによって、要素142C、142Dのシャフト144周りの制限された相対回転運動が可能になる。第3の間隔部材J34は、第2の中間要素142Cと第3の中間要素142Dを接続し、第3の間隔部材J34のストップ部材によって、シャフト144の軸方向に実質的に一致する方向への相対移動を実質的に妨げるようにトラックT30b及びトラックT40aを通過するように構成される。
【0278】
一組の間隔部材J23、J23、J34、J45は第4の間隔部材J45を含む。第4の間隔部材J45は、第3の中間要素142D及び第2の端部要素142Eの互いに対するシャフト144周りの回転を制限するように、第3の中間トラック部材部340と第2の端部トラック部材部350を接続するように構成される。第4の間隔部材J45は、第3の中間要素142Dと第2の端部要素142Eを接続するように第3の中間トラック部材部340の第2の接続部340bのトラックT40b及び第2の端部トラック部材部350のトラックT50を通過するように構成され、間隔部材J45がトラックT40b、T50内を移動できるようにすることによって、要素142D、142Eのシャフト144周りの制限された相対回転運動が可能になる。第4の間隔部材J45は、第3の中間要素142Dと第2の端部要素142Eを接続し、第4の間隔部材J45のストップ部材によって、シャフト144の軸方向に実質的に一致する方向への相対移動を実質的に妨げるようにトラックT40b及びトラックT50を通過するように構成される。
【0279】
上述の本発明の好適な実施形態の説明は例証及び説明の目的で提供されている。網羅的なものにすること又は本発明を開示された厳密な形に限定することは意図されていない。多くの修正及び変形が当業者にとって明らかになることは自明である。実施形態は、本発明の原理及び実際上の適用を最適に説明し、他の当業者が特定の熟慮された使用に適した種々の変形を備えた種々の実施形態について本発明の理解を可能とするために選ばれ記載されたものである。
【0280】
以下に、本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置及び車両の、特に滑走機構200に関連するいくつかの態様が記載される。
【0281】
態様1A. 弾薬Aを武器20に供給するための装置であって、武器20が武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作を可能にするように配置されたエレベーションデバイス30に取り付けられ、装置が、弾薬Aが供給されるように構成された1つ以上のチャネルC1、C2を備えた供給シュート140を備え、供給シュートが、供給シュートを武器20に接続するための接続側140eと、供給シュート140を介して供給される弾薬を受け入れるための反対側の受入側140fと、を有し、供給シュート140が、少なくとも1つのチャネルC1、C2を提供するように組み付けられた一組の要素142を備え、一組の要素142が、エレベーション軸Z1に対して同軸に配置されるように構成されたシャフト144の周りに、武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に関連した段階的に相互に変位可能な一組の要素142の個々の要素のシャフト144周りの移動を可能にするように配置され、シャフト144周りに移動可能な個々の要素が、隣接した要素に対してシャフト144の軸方向に一定の距離を隔てて配置されるように構成され、供給シュートが、弾薬の供給シュート140の各個々の要素を介した供給を促進するように個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eに関連して配置された滑走機構200を備える、装置。
【0282】
態様2A. 滑走機構200が、供給シュート140の少なくとも1つのチャネルC1、C2内に互いからある距離を隔てて配置された一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280を備えた、態様1Aに記載の装置。
【0283】
態様3A. 一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280が、弾薬の供給シュート140の各個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを介した供給を促進するように、供給方向に伸びるように構成された、態様2Aに記載の装置。
【0284】
態様4A. 一組の滑走部材210、220、230、240、250、260、270、280の個々の滑走部材が長手方向延長部を有し、弾薬の供給シュート140の各個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eを介した供給を促進するように、シャフトの軸方向に実質的に一致する方向に伸びるように構成された、態様2A又は3Aに記載の装置。
【0285】
態様5A. 滑走機構200が、供給シュート140のチャネルの上部に配置されるように構成されている上滑走部材と、供給シュート140のチャネルの下部に配置されるように構成されている下滑走部材とを備えた、態様2Aから4Aのいずれかに記載の装置。
【0286】
態様6A. 滑走機構200の個々の滑走部材が、シャフト144周りに回転するときに一組の要素142の個々の供給要素の段階的な相互変位を促進するための相対移動を可能にするように重ねて配置された滑走レールを備えた、態様2Aから5Aのいずれかに記載の装置。
【0287】
態様7A. 個々の滑走部材の個々の滑走レールが、滑走レールが個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて互いに対して移動できるように、1つの供給要素に取り付けられた、態様6Aに記載の装置。
【0288】
態様8A. 供給シュート140の一組の要素142が、接続側140eに関連して武器20に最も近くなるように構成された第1の端部要素142Aと、受入側140fに関連して武器20から最も遠くなるように構成された第2の端部要素142Eと、第1及び第2の要素間に配置された中間要素142B、142C、142Dと、を含み、個々の滑走部材の滑走レールが個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて互いに対して移動できるように、接続側に関連して配置された個々の滑走部材の個々の滑走レールが第1の端部要素142Aに取り付けられ、受入側に関連して配置された個々の滑走部材の個々の滑走レールが第2の端部要素142Eに取り付けられた、態様6A又は7Aに記載の装置。
【0289】
態様9A. 第1の端部要素142Aに取り付けられた滑走レールと第2の端部要素142Eに取り付けられた滑走レールの間に配置された個々の滑走部材の滑走レールが、個々の滑走部材の滑走レールが個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動に基づいて互いに対して移動できるように中間供給要素に取り付けられた、態様8Aに記載の装置。
【0290】
態様10A. 個々の滑走部材の個々の滑走レールが、弾薬の供給シュート140を介した供給中に弾薬に対向するように構成された滑走面を有する、態様6Aから9Aのいずれかに記載の装置。
【0291】
態様11A. 個々の滑走部材の個々の滑走レールの数が、武器の最大エレベーション角度と最小エレベーション角度の間の範囲に基づいている、態様6Aから10Aのいずれかに記載の装置。
【0292】
態様12A. 個々の滑走部材の個々の滑走レールの数が、個々の供給要素142A、142B、142C、142D、142Eのシャフト144周りの回転運動の程度の範囲に基づいている、態様6Aから11Aのいずれかに記載の装置。
【0293】
態様13A. 滑走機構200の個々の滑走部材が、滑走レールの移動を案内及び制御するように滑走部材の滑走レールに関連して配置されているガイドレールを備えた、態様6Aから12Aのいずれかに記載の装置。
【0294】
態様14A. 該滑走部材の滑走レールに関連して配置されている個々の滑走部材のガイドレールが、一組の要素142の要素の開口部を通過するように構成された、態様13Aに記載の装置。
【0295】
態様15A. 滑走機構200の個々の滑走部材が、該滑走部材の滑走レールの移動を案内する、したがって制御するように、該滑走部材の滑走レールに関連して重ねて配置されている一対のガイドレールを備えた、態様13A又は14Aに記載の装置。
【0296】
態様16A. 一対のガイドレールの第1のガイドレールが第1の端部要素142Aに固定的に接続されるように構成され、一対のガイドレールの第2のガイドレールが第2の端部要素142Eに固定的に接続されるように構成され、一対のガイドレールが中間要素に関連して重ねて配置され、一対のガイドレールが、一対のガイドレールが通過するように構成される、中間要素の開口部に関連して互いに対して移動可能に配置されている、態様15Aに記載の装置。
【0297】
態様17A. 個々の滑走部材の一対のガイドレールが、一対のガイドレールの一対のガイドレールの重なりが意図される部分に関連したトラックを有し、一対のガイドレールの各ガイドレールのトラックが、一組の要素142のシャフト144周りの制限された相対回転運動を可能にするように配置されている、態様15A又は16Aに記載の装置。
【0298】
態様18A. 中間要素の開口部を通過する継手部材であって、第1の端部要素142Aに取り付けられた滑走レールと第2の端部要素142Eに取り付けられた滑走レールの間に配置された滑走レールを取り付けるように構成された継手部材が、一対のガイドレールの各トラックの各端部に対抗することによって各ガイドレールを停止するように構成された、態様15Aから17Aのいずれかに記載の装置。
【0299】
態様19A. 供給シュート140が、武器20に接続された端部と反対側の端部において、弾薬Aをマガジンから供給シュート140に誘導するための誘導シュート50、60に固定的に取り付けられるように構成された、態様1Aから18Aのいずれかに記載の装置。
【0300】
態様20A. 第1の端部要素142Aが、武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に対応してシャフト144周りに枢動するように構成された、態様8Aから19Aのいずれかに記載の装置。
【0301】
態様21A. 第2の端部要素142Eが、武器20のエレベーション角度とは無関係に同じ位置にあることで供給シュート140に接続されるように実質的に固定されるように構成された、態様8Aから20Aのいずれかに記載の装置。
【0302】
態様22A. 武器20から最も遠い第2の端部要素142Eが、武器20の最大エレベーション角度α1と最小エレベーション角度α2の間の範囲内の角度βを有するように構成された、態様8Aから21Aのいずれかに記載の装置。
【0303】
態様23A. 供給シュート140が、弾薬Aを供給するための上チャネルC1及び弾薬Aを供給するための下チャネルC2を備え、シャフト144が上チャネルと下チャネルの間に配置された、態様1Aから22Aのいずれかに記載の装置。
【0304】
態様24A. 弾薬Aがマガジン内の実質的に直立した姿勢から供給シュートにおける実質的に横たわった姿勢に誘導シュートを介して誘導されるように構成された、態様1Aから23Aのいずれかに記載の装置。
【0305】
態様25A. 装置が、エレベーションデバイス30を介して砲塔10に取り付けられた武器20を備えた車両搭載武器システムS向けのものである、態様1Aから24Aのいずれかに記載の装置。
【0306】
以下に、本開示に係る弾薬を武器に供給するための装置及び車両の、特に回転制限機構40t、48;300に関連するいくつかの態様が記載される。
【0307】
態様1B. 弾薬Aを武器20に供給するための装置であって、武器20が武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作を可能にするように配置されたエレベーションデバイス30に取り付けられ、装置が供給シュート40;140を備え、供給シュートが、供給シュートを武器20に接続するための接続側40e;140eと、その反対側の受入側40f;140fと、を有し、供給シュートが、供給シュートが武器20に接続されるときに実質的に武器の発射方向を向く前側40c;140cと、その反対側の後側40d;140dと、を有し、供給シュート40;140が、組み付けられた一組の要素42;142を備え、一組の要素42;142が、エレベーション軸Z1に対して同軸に配置されるように構成されたシャフト44;144の周りに、武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に関連した一組の要素42;142の個々の要素のシャフト44;144周りの移動を可能にするように配置され、装置が、個々の要素のシャフト44;144周りの回転を制限するように構成された、供給シュートの前側又は後側に関連して配置された回転制限機構40t、48;300を備えた装置。
【0308】
態様2B. 回転制限機構が、一組の要素の個々の要素に関連したトラックであって、個々の要素のシャフト44;144周りの制限された回転を促進するように実質的にシャフト144の延長部に直交する方向に伸びるトラックを備えた、態様1Bに記載の装置。
【0309】
態様3B. 回転制限機構が、個々の要素のシャフト44;144周りの回転を制限するように、一組の要素142を接続するように構成された一組の間隔部材48;J12、J23、J34、J45を備えた、態様1B又は2Bに記載の装置。
【0310】
態様4B. 一組の間隔部材48;J12、J23、J34、J45が、一組の要素の個々の要素をシャフトの軸方向に一緒に保持するように、一組の要素142を接続するように構成された、態様3Bに記載の装置。
【0311】
態様5B. シャフト44周りを移動可能な個々の要素が、隣接した要素に対してシャフト44の軸方向に隙間なく配置されるように構成され、回転制限機構が、個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するように、一組の要素42を貫通するように構成されるトラック部材40tを備えた、態様1Bから4Bのいずれかに記載の装置。
【0312】
態様6B. トラック部材40tが、一組の要素42の個々の要素を貫通するように配置され、それぞれが個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するようにシャフトの延長部に実質的に直交する方向に伸びるトラックを備えた、態様5Bに記載の装置。
【0313】
態様7B. 各個々の要素のトラックが、個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するための個々の間隔部材によって隣接した要素の接続を促進するように、隣接した要素に対して交互に変位する、態様5B又は6Bに記載の装置。
【0314】
態様8B. 一組の間隔部材48の個々の間隔部材48が、個々の要素のシャフト44周りの回転を制限するように、個々の要素のトラックに移動可能に接続され、隣接した個々の要素に固定的に接続するように構成された、態様5Bから7Bのいずれかに記載の装置。
【0315】
態様9B. シャフト144周りに移動可能な個々の要素が、隣接した要素に対してシャフト144の軸方向に一定の距離を隔てて配置されるように構成され、回転制限機構300が、一組のトラック部材部310、320、330、340、350を備え、一組のトラック部材部310、320、330、340、350の各個々のトラック部材部310、320、330、340、350が、供給シュート140の一組の要素142の個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eに関連して配置された、態様1Bから4Bのいずれかに記載の装置。
【0316】
態様10B. 一組のトラック部材部310、320、330、340、350がトラックを備え、各トラック部材部310、320、330、340、350のトラックが、接続される個々の要素からある距離を隔てて、接続される個々の要素に隣接した個々の要素からある距離を隔てて、それらの要素間の一定の距離内に配置される、態様9Bに記載の装置。
【0317】
態様11B. 回転制限機構300の一組の間隔部材J12、J23、J34、J45が、個々の要素142A、142B、142C、142D、142Eの供給シュート140のシャフト144周りの回転を制限するように、回転制限機構300の一組のトラック部材部310、320、330、340、350を接続するように構成された、態様9B又は10Bに記載の装置。
【0318】
態様12B. 一組のトラック部材部310、320、330、340、350の隣接したトラック部材部が、互いに向かい合うトラックが設けられたトラック部を有し、間隔部材J12、J23、J34、J45の個々の間隔部材が、トラック部の互いに向かい合う対向トラックに関連して移動可能かつ接続可能に配置されることによって、隣接したトラック部材部の対向トラック部を接続するように構成された、態様10B又は11Bに記載の装置。
【0319】
態様13B. 一組の間隔部材J12、J23、J34、J45の個々の間隔部材が、対向トラック部を接続し、トラックの互いに向かい合う反対側の端部間における間隔部材の制限された移動を可能にすることによって対向トラック部のトラックの方向への相対移動を可能にするように、隣接したトラック部材部の対向トラック部の対向トラックを通過するように構成された、態様10Bから12Bのいずれかに記載の装置。
【0320】
態様14B. 一組の間隔部材J12、J23、J34、J45の個々の間隔部材が、対向トラック部を接続し、間隔部材の互いに向かい合うトラックの各トラックを介した移動を妨げるようにストップ部材を間隔部材に設けることによって、対向トラック部の間隔部材の方向、したがって軸方向への相対移動を実質的に妨げるように、隣接したトラック部材部の対向トラック部の対向トラックを通過するように構成された、態様10Bから13Bのいずれかに記載の装置。
【0321】
態様15B. 供給シュート40;140が、武器20に接続された端部と反対側の端部において、弾薬AをマガジンMから供給シュート40;140に誘導するための誘導シュート50、60に固定的に取り付けられるように構成された、態様1Bから14Bのいずれかに記載の装置。
【0322】
態様16B. 供給シュート40;140が、武器20に最も近くなるように構成され、武器20のエレベーション軸Z1周りのエレベーション動作に対応してシャフト44;144周りに枢動するように構成された第1の端部要素42e1;142Aを備えた、態様1Bから15Bのいずれかに記載の装置。
【0323】
態様17B. 供給シュート40;140が、武器20から最も遠くなるように構成され、武器20のエレベーション角度とは無関係に同じ位置にあることで供給シュート40;140に接続されるように実質的に固定されるように構成された第2の端部要素42e2;142Eを備えた、態様1Bから16Bのいずれかに記載の装置。
【0324】
態様18B. シャフト44;144周りに移動可能な個々の要素が、弾薬Aをエレベーションデバイス30のあらゆるエレベーション角度において供給シュート40;140を介して供給することを可能にするように、隣接した要素に対して一定の角度でシャフト44;144周りに回転するように構成された、態様1Bから17Bのいずれかに記載の装置。
【0325】
態様19B. 供給シュート40;140が、弾薬Aを供給するための上チャネル及び弾薬Aを供給するための下チャネルを備え、シャフト44;144が上チャネルと下チャネルの間に配置された、態様1Bから18Bのいずれかに記載の装置。
【0326】
態様20B. 装置が、エレベーションデバイス30を介して砲塔10に取り付けられた武器20を備えた車両搭載武器システムC向けのものである、態様1Bから19Bのいずれかに記載の装置。
図1
図2
図3a
図3b
図4a
図4b
図5
図6
図7a
図7b
図8
図9a
図9b
図9c
図10a
図10b
図11a
図11b
図12a
図12b
図13a
図13b
図14a
図14b
図15
図16
図17a
図17b
図18