(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-03
(45)【発行日】2025-04-11
(54)【発明の名称】高さ調節ストッパ組立体
(51)【国際特許分類】
F16B 9/02 20060101AFI20250404BHJP
E05F 5/02 20060101ALI20250404BHJP
F16B 7/14 20060101ALI20250404BHJP
F16B 7/18 20060101ALI20250404BHJP
B60J 5/04 20060101ALN20250404BHJP
【FI】
F16B9/02 C
E05F5/02 G
F16B7/14 M
F16B7/18 A
B60J5/04 X
(21)【出願番号】P 2021013833
(22)【出願日】2021-01-29
【審査請求日】2023-12-07
(31)【優先権主張番号】P 2020029775
(32)【優先日】2020-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】591203428
【氏名又は名称】イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】久保 瑠司
【審査官】杉山 豊博
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0026785(US,A1)
【文献】特開2004-251421(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0245008(US,A1)
【文献】実開昭49-147486(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 9/02
F16B 7/14
F16B 7/18
B60J 5/04
E05F 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
静止部材と、該静止部材に対して接近、離反可能に設けられた可動部材との間に配設され、前記静止部材と可動部材との間の距離を一定に維持するためのストッパ組立体において、
前記静止部材に固定され内ねじを有するベース部材と、
基端側に前記ベース部材の内ねじに係合する外ねじと、先端側に内ねじとを有する結合部材と、
基端側に前記結合部材の内ねじに係合する外ねじと、先端側に前記可動部材に当接する当接面とを有する当接部材とを具備
し、
前記結合部材が、前記ベース部材の内ねじに係合する外ねじが形成された本体部材と、前記本体部材において、前記外ねじの反対側に取り付けられ前記当接部材の外ねじと係合する内ねじが形成された受承部材とを含んでいるストッパ組立体。
【請求項2】
前記ベース
部材は、静止部材に形成された穴に嵌合する基端部分と、該基端部分の反対側の先端部分とを有する中空の略円筒部材より成り、前記内ねじは、前記基端部分の内周面に形成されている請求項1に記載のストッパ組立体。
【請求項3】
前記当接部材は、前記当接面を形成する平板状の頭部と、該頭部の前記当接面とは反対の側面から軸方向に延びるシャンク部とを有し、該シャンク部に前記結合部材の内ねじと係合する外
ねじが形成されている請求項1に記載のストッパ組立体。
【請求項4】
前記結合部材は、前記ベース部材の内ねじに係合する外
ねじが形成された基端部分と、前記当接部材の外ねじと係合する内ねじが形成され、前記基端部分の反対側の先端部分とを有する中空の略円筒部材より成る請求項2に記載のストッパ組立体。
【請求項5】
前記本体部材は、前記外
ねじが形成された基端部分と、該基端部分とは反対の先端部分とを有し、前記先端部分に前記受承部材を受容する凹部が形成されている請求項
1に記載のストッパ組立体。
【請求項6】
前記受承部材は、中心穴を有した平板状のフランジ部と、該フランジ部の一側面から延び前記凹部に嵌合する中空の嵌合部とを含み、該嵌合部の内周面に前記当接
部材の外
ねじが係合する内ねじが形成されている請求項
5に記載のストッパ組立体。
【請求項7】
前記受承部材の嵌合部は、軸方向に延びる複数のスリットが形成されており、これにより、先端が拡開するようになっている請求項
6に記載のストッパ組立体。
【請求項8】
前記当接部材は、前記当接面を形成する平板状の頭部と、該頭部の前記当接面とは反対の側面から軸方向に延びるシャンク部とを有し、該シャンク部に前記嵌合部の内ねじと係合する外
ねじが形成されている請求項
6に記載のストッパ組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、静止部材と可動部材との間の距離を一定に維持するための高さを調節可能に形成したストッパ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車のボディのような静止部材と、該静止部材に対して接近、離反可能に設けられた、例えば、自動車のドアやトランクリッドのような可動部材との間に配設され、前記静止部材と可動部材との間の距離を一定に維持するためのストッパ組立体が従来から用いられている。こうしたストッパ組立体には、高さ、つまり軸方向の寸法を調節可能にしたものがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、こうしたストッパ組立体の高さまたは軸方向の寸法を更に微調節可能することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の目的を達成するために、本発明によれば、静止部材と、該静止部材に対して接近、離反可能に設けられた可動部材との間に配設され、前記静止部材と可動部材との間の距離を一定に維持するためのストッパ組立体において、
前記静止部材に固定され内ねじを有するベース部材と、基端側に前記ベース部材の内ねじに係合する外ねじと、先端側に内ねじとを有する結合部材と、基端側に前記結合部材の内ねじに係合する外ねじと、先端側に前記可動部材に当接する当接面とを有する当接部材とを具備するストッパ組立体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】本発明の第1の実施形態によるストッパ組立体の斜視図である。
【
図2】
図1のストッパ組立体を軸を含む平面で破断して示す断面斜視図である。
【
図3】
図1のストッパ組立体の本体部材、受承部材および当接部材を示す長手方向断面斜視図である。
【
図4】
図1のストッパ組立体の受承部材と当接部材を示す斜視図である。
【
図6】
図1のストッパ組立体の本体部材の長手方向断面斜視図である。
【
図7】
図4の受承部材と当接部材の長手方向断面図である。
【
図8】当接部材を受承部材に完全に押し込んだ状態で示す長手方向断面図である。
【
図9】当接部材に可動部材が当接して、当接部材、受承部材および本体部材が、ベース部材に押し込まれた状態で示す
図1のストッパ組立体の断面図である。
【
図10】
図9の状態から当接部材を受承部材から軸方向に移動させる方法を説明する
図1のストッパ組立体の長手方向断面図である。
【
図11】当接部材の回転位置決めのための溝とリブを示す軸に垂直な平面で破断した部分断面図である。
【
図12】第2の実施形態によるストッパ組立体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1~
図10において、ストッパ組立体100は、内ねじ202が形成されたベース部材200、該ベース部材200の内ねじ202に螺合する外ねじ302が形成された本体部材300、本体部材300に嵌合する受承部材400、および、当接部材500を主要な構成要素として具備している。ストッパ組立体100は、金属またはプラスチック材料から形成することができる。
【0007】
ストッパ組立体100は、自動車のボディを形成する鋼板のような静止部材10(
図9)と、該静止部材10としてのボディに接近、離反するように回転可能に取り付けられたドアのような可動部材14(
図9)との間に配設される。本実施形態では、ベース部材200が静止部材10に固定される。
【0008】
ベース部材200は、有底状の中空略円筒状の部材から形成される。ベース部材200は、半径方向外側に広がるフランジ部206と、該フランジ部206から軸方向に延び静止部材10に形成した取付穴12に嵌合される基端部分208と、フランジ部206から基端部分208とは反対方向延びる突出部分210とを含む。突出部分210には、少なくとも1つの、好ましくは2つの係止スロット214が形成されている。係止スロット214は、突出部分210の周方向に所定の長さ延設されている。2つの係止スロット214を設ける場合には、2つの係止スロット214は、突出部分210の直径方向に反対側に配置される。
【0009】
基端部分208の内周面には内ねじ202が形成されている。内ねじ202は、基端部分208の内周面の全周に渡って延設されておらず、基端部分208の直径方向に反対側に配置された2つの領域に形成されており、両者間にねじが形成されていない曲面部分208a(
図2、9参照)が設けられている。
【0010】
基端部分208の外周面には、静止部材10の取付穴12の周縁部に係合する係合部212が設けられている。係合部212は、基端部分208の直径方向に反対側に配置されている。係合部212は、第1と第2のクランプ部212a、212bを有している。第1のクランプ部212aは、相対的に厚い板材より成る静止部材10に係合し、第2のクランプ部212bは、相対的に薄い板材より成る静止部材10に係合するように、フランジ部206からの軸方向の距離が異なるように配置されている。
【0011】
ベース部材200は、
図9、10に示すように、係合部212を取付穴12の周縁部に係合させて静止部材10に取り付けたときに、静止部材10の表面に液密に密着するシールリップ204を備えることができる。シールリップ204は、フランジ部206において、基端部分208が形成されている側面の外周縁部に沿って延びるように設けることができる。シールリップ204は、ベース部材200と同じ材料または異なる一層柔軟な材料から形成することができる。
【0012】
本実施形態では、本体部材300は略円筒状の部材であり、基端部分302と、先端部分306とを有している。本体部材300は、ベース部材200の突出部分210からベース部材200内に導入される。本体部材300は、基端部分302と先端部分306との間には、本体部材300の内周面から内側に突出するフランジ部310が形成されている。基端部分302の外周面には、ベース部材200の内ねじに係合可能な外ねじ304が形成されている。外ねじ304は、ベース部材200の内ねじ208と同様に、基端部分302の直径方向に反対側に配置された2つの領域に形成されており、両者間にねじが形成されていない曲面部分302a(
図2、9参照)が設けられている。本体部材300の外ねじ304をベース部材200の内ねじ202に螺合すると、本体部材300とベース部材200の各々の中心軸線は、ストッパ組立体100の中心軸線Oに合致する。
【0013】
本体部材300において、基端部分302とは反対側の先端部分306には、受承部材400を受け入れる受容部としての凹所308が形成されている。先端部分306の外周面には、少なくとも1つ、好ましくは2つの係止開口部312が形成されている。2つの係止開口部312は、先端部分306の直径方向に反対側に配置されている。
【0014】
受承部材400は、中空円筒形状の嵌合部402と、該嵌合部402の一端に結合されたフランジ部404とを有する。嵌合部402には内ねじ406が形成されている。嵌合部402には、軸線方向に延びる複数のスリット408が形成されており、嵌合部402は、フランジ部404に対して揺動可能な複数の脚部410が形成される。複数の脚部410、後述する当接部材500を嵌合部内に押入する際、フランジ部404とは反対側の先端部が拡開する。
【0015】
また、嵌合部402の外表面において、先端部に隣接する位置には、少なくとも1つの係止突起416が形成されている。嵌合部402を本体部材300の先端部分306内に挿入すると、係止突起416は、本体部材300の先端部分306の係止開口部312に進入し、係止開口部312に係合して、受承部材400が本体部材300から脱離することを防止する。更に、フランジ部404には中心穴412が形成されている。
【0016】
当接部材500は、当接面508を有した頭部502と、該頭部502から中心軸線に沿って延びるシャンク部504とを備えている。シャンク部504には、受承部材400の内ねじ406に螺合可能な外ねじ506が形成されている。好ましくは、当接部材500は、
図4、5に示すように、受承部材400と一体的に成形することができる。この場合、シャンク部504の先端が、受承部材400の中心穴412の外周部から半径方向に延びる複数の架橋部414によって、受承部材400のフランジ部404に結合される。
【0017】
頭部502には、当接面508から軸方向に延びる凹部510を形成することができる。凹部510は、当接部材500を中心軸線周りに回転駆動するためのスクリュードライバ(図示せず)や、六角レンチ(図示せず)に適合した形状を有している。本例では、凹部510は六角形の断面を有している。
【0018】
既述のように、受承部材400の嵌合部402は、複数の脚部410から形成されており、その先端部402aが拡開するので、当接部材500は、使用に際して受承部材400へ向けて軸線方向に押圧することによって、
図7、8に示すように、受承部材400の嵌合部402内に押し込むことができる。このとき、当接部材500のシャンク部504と受承部材400のフランジ部404との間の架橋部414は破断する。
【0019】
次いで、このようにして組み立てられた受承部材400と当接部材500が、本体部材300の先端部分部の凹所308内に挿入され、本体部材300、受承部材400および当接部材500が一体化する。一体化した本体部材300、受承部材400および当接部材500は、ベース部材200の突出部分210からベース部材200内に挿入される。
【0020】
このとき、本体部材300の外周面の2つの領域に形成されている外ねじ304が、ベース部材200の内ねじ202が形成されていない領域208aに合致するように、中心軸線O周りに本体部材300を回転位置決めする。こうして、一体化した本体部材300、受承部材400および当接部材500は、本体部材300の外ねじ304が、ベース部材200の内ねじ202と係合することなく、軸方向に単に押し込むことによって、本体部材300の係止部314がベース部材200の係止スロット214に係合するまで、ベース部材200の突出部分210からベース部材200内に挿入することができる(
図2、9参照)。
【0021】
こうして、ベース部材200、本体部材300、受承部材400および当接部材500は、ストッパ組立体100に組み立てられる。本体部材300をベース部材200に結合したときに、係止部314と係止スロット214とが係合することによって、本体部材300がベース部材200から脱離することが防止される。なお、本実施形態では、本体部材300と受承部材400が、当接部材500をベース部材200に結合する結合部材を構成している。
【0022】
こうして、組み立てられたストッパ組立体100は、ベース部材200の基端部分208を静止部材10に予め形成された取付穴12内に挿入し、次いで、ベース部材200を中心軸線O周りに回転して、係合部212を静止部材10の取付穴12の周縁部に係合させることによって、
図9、10に示すように、ストッパ組立体100を静止部材10に固定する。次いで、可動部材14を静止部材10へ向けて移動させ、静止部材10に固定されているストッパ組立体100の当接部材500の当接面508に当接させる。
図9では、トランクリッドのような可動部材14に取り付けた緩衝パッド14aが当接面508に当接している状態を示している。その際に可動部材14から当接部材500に作用する衝撃により、本体部材300の係止開口部312がベース部材200の係止スロット214から脱離し、当接部材500、受承部材400および本体部材300が一体としてベース部材200に対して軸方向に移動する。
【0023】
次いで、受承部材400のフランジ部404を作業者の指(図示せず)またはプライヤー等の工具(図示せず)で保持して、受承部材400を回転させ、本体部材300の外ねじ304をベース部材200の内ねじ202に係合させ、本体部材300をベース部材200に固定する。次いで、当接部材500を中心軸線O周りに緩める方向に回転させることによって、受承部材400および本体部材300から離れる方向(
図10では上方)に移動する。これにより、可動部材14が当接部材500に当接したときの、静止部材10と可動部材14との間の距離を微調節可能となる。この作業は、可動部材14を当接部材から離反させた状態で行うことができる。
【0024】
受承部材400に対する当接部材500の回転位置を固定するために、受承部材400の内周面に軸方向に延びる溝418を形成し、該溝418に係合可能なリブ512を当接部材500のシャンク部504に形成するようにできる。このように、受承部材400に溝418を形成し、当接部材500にリブ512を形成することによって、ストッパ組立体100を静止部材10に固定した後に、受承部材400を回転させてストッパ組立体100の軸方向の寸法を微調整する際、1回転毎にリブ512が溝418にスナップ式に係合し、作業者は、その際に生じるクリック感で当接部材500が一回転したことを知ることができる。また、当接部材500を一回転させることによって、受承部材400の内ねじ406および当接部材500の外ねじ506のピッチに相当する距離を以て、静止部材10から突出するストッパ組立体100の軸方向寸法または高さを調節することが可能となる。
【0025】
こうして、本体部材300が、ベース部材200の内ねじ202と本体部材300の外ねじ304との間のねじ係合を通じてベース部材200に結合され、当接部材500が、受承部材400の内ねじ406と当接部材500の外ねじ506との間のねじ係合を通じて結合されるので、ストッパ組立体100は、静止部材10から突出する軸方向寸法または高さが二段階に調節可能となっている。従って、ストッパ組立体100は、静止部材10と可動部材14との間の距離を適正に保持するよう、容易に軸方向の寸法または高さが調節可能である。
【0026】
既述の実施形態では、結合部材を構成する本体部材300と受承部材400は別部材であったが、
図11に示すように、一体化してもよい。
図11に示す本発明の第2の実施形態では、結合部材600は、当接部材700の頭部702から延びるシャンク部704の外ねじ06と螺合可能な内ねじ604を有した嵌合部602を有している。該嵌合部602も、第1の実施形態の受承部材400の嵌合部402と同様に、軸方向に延びる複数のスリット606によって形成された複数の脚部608を有しており、フランジ部610の反対側の端部が拡開するようになっている。なお、第2の実施形態でも、第1の実施形態のリブ512および溝418と同様に、結合部材600の内周面に当接部材700に設けたリブ(図示せず)と係合する溝(図示せず)を形成するようにできる。
本発明の態様の一部を以下記載する。
[態様1]
静止部材と、該静止部材に対して接近、離反可能に設けられた可動部材との間に配設され、前記静止部材と可動部材との間の距離を一定に維持するためのストッパ組立体において、
前記静止部材に固定され内ねじを有するベース部材と、
基端側に前記ベース部材の内ねじに係合する外ねじと、先端側に内ねじとを有する結合部材と、
基端側に前記結合部材の内ねじに係合する外ねじと、先端側に前記可動部材に当接する当接面とを有する当接部材とを具備するストッパ組立体。
[態様2]
前記ベース部材は、静止部材に形成された穴に嵌合する基端部分と、該基端部分の反対側の先端部分とを有する中空の略円筒部材より成り、前記内ねじは、前記基端部分の内周面に形成されている態様1に記載のストッパ組立体。
[態様3]
前記当接部材は、前記当接面を形成する平板状の頭部と、該頭部の前記当接面とは反対の側面から軸方向に延びるシャンク部とを有し、該シャンク部に前記結合部材の内ねじと係合する外ねじが形成されている態様1に記載のストッパ組立体。
[態様4]
前記結合部材は、前記ベース部材の内ねじに係合する外ねじが形成された基端部分と、前記当接部材の外ねじと係合する内ねじが形成され、前記基端部分の反対側の先端部分とを有する中空の略円筒部材より成る態様2に記載のストッパ組立体。
[態様5]
前記結合部材は、前記ベース部材の内ねじに係合する外ねじが形成された本体部材と、前記本体部材において、前記外ねじの反対側に取り付けられ前記当接部材の外ねじと係合する内ねじが形成された受承部材とを含む態様1に記載のストッパ組立体。
[態様6]
前記本体部材は、前記外ねじが形成された基端部分と、該基端部分とは反対の先端部分とを有し、前記先端部分に前記受承部材を受容する凹部が形成されている態様5に記載のストッパ組立体。
[態様7]
前記受承部材は、中心穴を有した平板状のフランジ部と、該フランジ部の一側面から延び前記凹部に嵌合する中空の嵌合部とを含み、該嵌合部の内周面に前記当接部の外ねじが係合する内ねじが形成されている態様6に記載のストッパ組立体。
[態様8]
前記受承部材の嵌合部は、軸方向に延びる複数のスリットが形成されており、これにより、先端が拡開するようになっている態様7に記載のストッパ組立体。
[態様9]
前記当接部材は、前記当接面を形成する平板状の頭部と、該頭部の前記当接面とは反対の側面から軸方向に延びるシャンク部とを有し、該シャンク部に前記嵌合部の内ねじと係合する外ねじが形成されている態様7に記載のストッパ組立体。
【符号の説明】
【0027】
10 静止部材
12 取付穴
14 可動部材
14a 緩衝パッド
100 ストッパ組立体
200 ベース部材
204 シールリップ
206 フランジ部
208 基端部分
208a 曲面部分
210 突出部分
212 係合部
212a 第1のクランプ部
212b 第2のクランプ部
214 係止スロット
300 本体部材
302 基端部分
302a 曲面部分
304 外ねじ
306 先端部分
308 凹所
310 フランジ部
312 係止開口部
314 係止部
400 受承部材
402 嵌合部
402a 先端部
404 フランジ部
408 スリット
410 脚部
412 中心穴
414 架橋部
416 係止突起
418 溝
500 当接部材
502 頭部
504 シャンク部
506 外ねじ
508 当接面
510 凹部
512 リブ
600 結合部材
602 嵌合部
606 スリット
608 脚部
610 フランジ部
700 当接部材
702 頭部
704 シャンク部