(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-07
(45)【発行日】2025-04-15
(54)【発明の名称】インターフェース表示方法及び電子デバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20250408BHJP
H04M 1/724 20210101ALI20250408BHJP
【FI】
G06F3/0481
H04M1/724
(21)【出願番号】P 2023515162
(86)(22)【出願日】2021-08-06
(86)【国際出願番号】 CN2021111323
(87)【国際公開番号】W WO2022048401
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】202010930870.4
(32)【優先日】2020-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ホワーン,リーウエイ
(72)【発明者】
【氏名】ユイ,ビンコーァ
(72)【発明者】
【氏名】リー,ハイイエン
【審査官】赤坂 祐樹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0240260(US,A1)
【文献】特開2018-073287(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111580904(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01、3/048-3/04895
H04W 52/02
G06F 9/451
H04M 1/724
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターフェース表示方法であって、
電子デバイスのAOD段階において、前記電子デバイスによって、第1の壁紙及び第1の壁紙上位層要素を含む第1のインターフェースを表示することと、
前記AOD段階において、前記電子デバイスによって、スクリーン・オン操作を受信することと、
前記スクリーン・オン操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記AOD段階を終了し、第2のインターフェースを表示することであって、前記第2のインターフェースは、第2の壁紙上位層要素及び第2の壁紙を含む、ことと、を含み、
前記第1の壁紙のコンテンツが、前記第2の壁紙
のコンテンツと同じであり、及び/又は前記第1の壁紙上位層要素のレイアウト
が、前記第2の壁紙上位層要素のレイアウトと同じ
であり、
前記第1の壁紙は、静止壁紙であり、前記第2の壁紙は、第1のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャであり、
当該方法は、前記電子デバイスによって、第2のインターフェースを表示した後に、
前記電子デバイスによって、前記第1のライブ壁紙の第2のフレームのピクチャから第Nのフレームのピクチャまでを順次表示することをさらに含み、Nは、2以上の正の整数である、方法。
【請求項2】
スクリーン・ロック表示段階において、前記電子デバイスによって、スクリーン・オフ操作を受信することと、
前記スクリーン・オフ操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記第1のライブ壁紙の前記第Nのフレームのピクチャから前記最初のフレームのピクチャまでを順次表示することと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のライブ壁紙の前記最初のフレームを表示した後に、前記電子デバイスによって、前記AOD段階に入り、第3のインターフェースを表示することをさらに含み、前記第3のインターフェースは、第3の壁紙及び第3の壁紙上位層要素を含み、前記第1の壁紙は、前記第3の壁紙と同じであり、前記第3の壁紙上位層要素のレイアウトは、前記第1の壁紙上位層要素のレイアウトと同じである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
スクリーン・ロック表示段階において、前記電子デバイスによって、ロック解除操作を受信し、前記電子デバイスによって、前記ロック解除操作を受信したときに、第4のインターフェースを表示することであって、前記第4のインターフェースは、第4の壁紙を含む、ことと、
前記ロック解除操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記スクリーン・ロック
表示段階を終了し、第5のインターフェースを表示することであって、前記第5のインターフェースは、第5の壁紙を含み、前記第4の壁紙は、前記第5の壁紙と同じであるか、又は前記第5の壁紙に関連付けられている、ことと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第5の壁紙は、第2のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャであり、第5のインターフェースを表示した後に、
前記電子デバイスによって、前記第2のライブ壁紙の第2のフレームのピクチャから第Mのフレームのピクチャまでを表示することをさらに含み、Mは、2以上の正の整数である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
スクリーン・ロック解除表示段階において、前記電子デバイスによって、スクリーン・オフ操作を受信することと、
前記スクリーン・オフ操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記スクリーン・ロック解除表示段階を終了し、前記第2のライブ壁紙の前記第Mのフレームのピクチャから前記最初のフレームのピクチャまで、及び前記第1のライブ壁紙の前記第Nのフレームのピクチャから前記最初のフレームのピクチャまでを順次表示することと、
前記電子デバイスによって、前記第1のライブ壁紙の前記最初のフレームのピクチャを表示した後に前記AOD段階に入ることと、をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記電子デバイスによって、前記AOD段階に入った後に第6のインターフェースを表示することをさらに含み、前記第6のインターフェースは、第6の壁紙を含み、前記第6の壁紙は、前記第1のライブ壁紙の前記最初のフレームのピクチャと同じであるか、又は前記最初のフレームのピクチャに関連付けられている、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記スクリーン・オン操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記AOD段階を終了し、第2のインターフェースを表示することは、
前記スクリーン・オン操作に応答して、前記電子デバイスによって、第1の位置情報を取得することであって、前記第1の位置情報が、前記第1のインターフェース上のスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される、ことと、
前記電子デバイスによって、前記第1の位置情報に従って前記第2のインターフェースを表示することと、を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記スクリーン・オン領域の前記位置は、前記第1の壁紙の表示位置及び前記第1の壁紙上位層要素の表示位置を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記電子デバイスによって、前記第1の位置情報に従って前記第2のインターフェースを表示することは、
前記電子デバイスによって、前記第1の壁紙の前記表示位置に従って前記第2の壁紙の表示オブジェクトの位置を決定することと、
前記電子デバイスによって、前記第1の壁紙上位層要素の前記表示位置に従って前記第2の壁紙上位層要素の表示位置を決定することと、
前記電子デバイスによって、前記表示オブジェクトの前記位置及び前記第2の壁紙上位層要素の前記表示位置に従って前記第2のインターフェースを表示することと、を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記スクリーン・オン操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記AOD段階を終了し、第2のインターフェースを表示することは、
前記スクリーン・オン操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記AOD段階を終了し、スクリーン・ロック段階に入り、前記第2のインターフェースを表示することか、又は
前記スクリーン・オン操作に応答して、前記電子デバイスによって、前記AOD段階を終了し、デスクトップ段階に入り、前記第2のインターフェースを表示することを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリを含む電子デバイスであって、
前記1つ以上のメモリは、1つ以上のコンピュータ・プログラムを記憶し、前記1つ以上のコンピュータ・プログラムは、命令を含み、前記命令が前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記電子デバイスは、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能となる、電子デバイス。
【請求項13】
コンピュータ・プログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ・プログラムが電子デバイスで実行されるときに、前記電子デバイスは、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
命令を含むコンピュータ・プログラムであって、前記命令がコンピュータで動作されるときに、前記コンピュータは、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能となる、コンピュータ・プログラム。
【請求項15】
電子デバイス上のグラフィック・ユーザ・インターフェースであって、前記電子デバイスは、ディスプレイ・スクリーン、1つ以上のメモリ、及び1つ以上のプロセッサを有し、前記1つ以上のプロセッサは、前記1つ以上のメモリに記憶された1つ以上のコンピュータ・プログラムを実行するように構成されており、前記グラフィック・ユーザ・インターフェースは、前記電子デバイスが請求項1~11のいずれか一項に記載の方法を実行したときに表示されるグラフィック・ユーザ・インターフェースを含む、グラフィック・ユーザ・インターフェース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2020年9月7日に中国国家知識産権局に出願され、「INTERFACE DISPLAY METHOD AND ELECTRONIC DEVICE」と題された中国特許出願第202010930870.4号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
この出願は、端末の技術分野に関係し、特に、インターフェース表示方法及び電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
オールウェイズ・オン・ディスプレイ(always on display、AOD)とは、端末(携帯電話、タブレット・コンピュータなど)のディスプレイ・スクリーンが電源オフされた後に、ディスプレイ・スクリーンの一部の領域が電源オンにされ、AODインターフェースを表示してもよい。AODインターフェースは、時刻、日付、通知などの情報を含んでもよく、その結果、ユーザが操作を実行せずに、時刻、日付、通知などを視認することができる。追加的に、AODインターフェースは、AODインターフェースの視覚効果を向上させるために背景壁紙をさらに含んでもよい。
【0004】
具体的には、端末がAODインターフェースを表示するときに、ユーザは、ディスプレイ・スクリーン全体を電源オンにするために電源キーをタップし、スクリーン・ロック・インターフェースに入り、インターフェースがロック解除された後にデスクトップに入ってもよい。しかしながら、端末がAODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに切り替えられ、次いでスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに切り替えられるときに、異なるインターフェース・ディスプレイ段階における背景壁紙は互いに独立して提示され、視覚的に関連付けられることができない。したがって、プレゼンテーションの視覚効果は比較的低く、これは、格好良くパーソナライズされたインターフェース・ディスプレイに対するユーザの要求を満たすことができない。
【発明の概要】
【0005】
この出願の実施形態は、インターフェース表示方法及び電子デバイスを提供し、その結果、電子デバイスがAODインターフェースからデスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースに入ったとき、及びデスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースに戻ったときに、背景壁紙が動的かつ連続的に再生され、それにより、インターフェース提示の視覚効果を強化し、恰好がよくパーソナライズされたインターフェース表示に対するユーザの要求を満たすのに役立つ。
【0006】
第1の態様によれば、この出願の実施形態は、インターフェース表示方法を提供し、方法は、具体的には、AOD段階では、電子デバイスが、スクリーン・オン操作を受信することを含む。電子デバイスは、スクリーン・オン操作を受信したときに、第1のインターフェースを表示する。第1のインターフェースは、第1の壁紙及び第1の壁紙上位層要素を含む。スクリーン・オン操作に応答して、電子デバイスはAOD段階を終了し、第2のインターフェースを表示する。第2のインターフェースは、第2の壁紙上位層要素及び第2の壁紙を含み、第1のインターフェースは、第2のインターフェースに関連付けられているか、又はそれと同じである。
【0007】
この出願のこの実施形態では、第2のインターフェースは、第1のインターフェースに関連付けられているか、又はそれと同じであり、その結果、背景壁紙は、電子デバイスが第1のインターフェースから第2のインターフェースに入るときに動的かつ連続的に再生されるように見え、それにより、インターフェース提示の視覚効果を強化するのに役立つ。追加的に、電子デバイスは、AOD段階を終了し、次いで、第2のインターフェースを表示し、それにより、電子デバイスの電力消費を低減するのに役立つ。
【0008】
可能な設計では、この出願のこの実施形態では、第1のインターフェースは、以下の方式で第2のインターフェースに関連付けられているか、又はそれと同じであってもよい。
【0009】
第1の壁紙は、第2の壁紙に関連付けられているか、又はそれと同じであり、及び/又は第1の壁紙上位層要素のレイアウトは、第2の壁紙上位層要素のレイアウトに関連付けられているか、又はそれと同じレイアウトである。これは、実装を単純化するのに役立つ。
【0010】
可能な設計では、第2の壁紙は、第1のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャである。電子デバイスは、第2のインターフェースを表示した後に、ライブ壁紙の第2のフレームのピクチャから第Nのフレームのピクチャまでを順次表示し、Nは、2以上の正の整数である。これは、インターフェース提示の視覚効果をさらに強化するのに役立つ。
【0011】
可能な設計では、スクリーン・ロック表示段階では、電子デバイスは、スクリーン・オフ操作を受信する。スクリーン・オフ操作に応答して、電子デバイスは、第1のライブ壁紙の第Nのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまでを順次表示する。これは、スクリーン・ロック表示段階からAOD段階までのインターフェース提示の視覚効果をさらに強化するのに役立つ。
【0012】
可能な設計では、第1のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャを表示した後に、電子デバイスは、AOD段階に入り、第3のインターフェースを表示する。第3のインターフェースは、第3の壁紙及び第3の壁紙上位層要素を含む。第1の壁紙は第3の壁紙と同じであり、第3の壁紙上位層要素のレイアウトは第1の壁紙上位層要素のレイアウトと同じである。
【0013】
可能な設計では、スクリーン・ロック表示段階では、電子デバイスは、ロック解除操作を受信する。電子デバイスは、ロック解除操作を受信したときに、第4のインターフェースを表示する。第4のインターフェースは、第4の壁紙を含む。ロック解除操作に応答して、電子デバイスはスクリーン・ロック段階を終了し、第5のインターフェースを表示する。第5の壁紙は、第5の壁紙を含み、第4の壁紙は、第5の壁紙と同じであるか、又はそれに関連付けられている。これは、スクリーン・ロック表示段階からスクリーン・ロック解除表示段階までのインターフェース提示の視覚効果をさらに強化するのに役立つ。
【0014】
可能な設計では、第5の壁紙は、第2のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャである。第5のインターフェースを表示した後に、電子デバイスは、第2のライブ壁紙の第2のフレームのピクチャから第Mのフレームのピクチャまでを表示し、Mは、2以上の正の整数である。これは、スクリーン・ロック表示段階からスクリーン・ロック解除表示段階までのインターフェース提示の視覚効果をさらに強化するのに役立つ。
【0015】
可能な設計では、スクリーン・ロック解除表示段階では、電子デバイスは、スクリーン・オフ操作を受信する。
【0016】
スクリーン・オフ操作に応答して、電子デバイスは、スクリーン・ロック解除表示段階を終了し、第2のライブ壁紙の第Mのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまで、及び第1のライブ壁紙の第Nのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまでを順次表示する。電子デバイスは、第1のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャを表示した後にAOD段階に入る。
【0017】
第2のライブ壁紙の第Mのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまで、及び第1のライブ壁紙の第Nのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまでを順次表示することは、まず第2のライブ壁紙の第Mのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまでを順次表示し、次いで、第2のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャの表示の後に、第1のライブ壁紙の第Nのフレームのピクチャから最初のフレームのピクチャまでを順次表示することとして理解されてもよい。
【0018】
これは、スクリーン・ロック解除表示段階からAOD段階までのインターフェース提示の視覚効果をさらに強化するのに役立つ。
【0019】
可能な設計では、電子デバイスは、AOD段階に入った後に、第6のインターフェースを表示する。第6のインターフェースは、第6の壁紙を含み、第6の壁紙は、第1のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャと同じであるか、又はそれに関連付けられている。
【0020】
可能な設計では、この出願のこの実施形態では、電子デバイスは、以下の方式でスクリーン・オン操作に応答して、第2のインターフェースを表示することが可能となり得る。
【0021】
スクリーン・オン操作に応答して、電子デバイスは、第1の位置情報を取得する。最初の位置情報は、最初のインターフェース上のスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される。電子デバイスは、第1の位置情報に従って第2のインターフェースを表示する。これは、実装を単純化するのに役立つ。
【0022】
可能な設計では、スクリーン・オン領域の位置は、第1の壁紙の表示位置及び第1の壁紙上位層要素の表示位置を含む。
【0023】
可能な設計では、電子デバイスは、以下の方式で、第1の位置情報に基づいて第2のインターフェースを表示する。
【0024】
電子デバイスは、第1の壁紙の表示位置に従って第2の壁紙の表示オブジェクトの位置を決定し、第1の壁紙上位層要素の表示位置に従って第2の壁紙上位層要素の表示位置を決定し、表示オブジェクトの位置及び第2の壁紙上位層要素の表示位置に従って第2インターフェースを表示する。これは、実装を単純化するのに役立つ。
【0025】
可能な設計では、スクリーン・オン操作に応答して、電子デバイスはAOD段階を終了し、第2のインターフェースを表示することは、以下の2つの場合を含む。
【0026】
スクリーン・オン操作に応答して、電子デバイスは、AOD段階を終了し、スクリーン・ロック段階に入り、第2のインターフェースを表示するか、又は、スクリーン・オン操作に応答して、電子デバイスは、AOD段階を終了し、デスクトップ段階に入り、第2のインターフェースを表示する。
【0027】
第2の態様によれば、この出願の実施形態の電子デバイスが提供される。電子デバイスは、上記の第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つの方法を実行するモジュール/ユニットを含む。これらのモジュール/ユニットは、ハードウェアによって、又はハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。
【0028】
第3の態様によれば、この出願の実施形態によって提供されるチップが提供される。チップは、電子デバイスにおけるメモリに結合され、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを呼び出し、この出願の実施形態における上記の第1の態様及び第1の態様の可能な設計のいずれか1つの技術的解決策を実行するように構成されている。この出願のこの実施形態では、「結合」とは、2つのコンポーネントが直接的又は間接的に互いに結合されることを意味する。
【0029】
第4の態様によれば、この出願の実施形態のコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ・プログラムを含む。コンピュータ・プログラムが電子デバイスにおいて実行されるときに、電子デバイスは、上記の第1の態様及び第1の態様の可能な設計のいずれか1つの技術的解決策を実行することが可能となる。
【0030】
第5の態様によれば、この出願の実施形態のコンピュータ・プログラムが提供される。コンピュータ・プログラムは、命令を含む。命令がコンピュータにおいて実行されるときに、コンピュータは、上記の第1の態様及び第1の態様の可能な設計のいずれか1つの技術的解決策を実行することが可能となる。
【0031】
第6の態様によれば、この出願の実施形態の電子デバイス上のグラフィック・ユーザ・インターフェースが提供される。電子デバイスは、ディスプレイ・スクリーンと、1つ以上のメモリと、1つ以上のプロセッサとを有する。1つ以上のプロセッサは、1つ以上のメモリに記憶された1つ以上のコンピュータ・プログラムを実行するように構成されており、グラフィック・ユーザ・インターフェースは、電子デバイスが上記の第1の態様及び第1の態様の可能な設計のうちの任意の1つの技術的解決策を実行するときに表示されるグラフィック・ユーザ・インターフェースを含む。
【0032】
第2の態様~第6の態様の有益な効果については、第1の態様の有益な効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1A】この出願の一実施形態によるAODインターフェースの概略図である;
【0034】
【
図1B】この出願の一実施形態による別のAODインターフェースの概略図である。
【0035】
【
図2】この出願の一実施形態による端末のハードウェア構造の概略図である;
【0036】
【
図3】この出願の一実施形態によるインターフェースを表示する概略図である。
【0037】
【
図4】この出願の一実施形態による別のインターフェースを表示する概略図である。
【0038】
【
図5】この出願の一実施形態による端末のソフトウェア構造の概略図である。
【0039】
【
図6A】この出願の一実施形態によるインターフェースを表示する概略図である。
【0040】
【
図6B】この出願の一実施形態によるインターフェース表示方法のフローチャートである。
【0041】
【
図7A】この出願の一実施形態による別のインターフェースを表示する概略図である。
【0042】
【
図7B】この出願の一実施形態による別のインターフェース表示方法のフローチャートである。
【0043】
【
図8A】この出願の一実施形態による別のインターフェースを表示する概略図である。
【0044】
【
図8B】この出願の一実施形態による別のインターフェース表示方法のフローチャートである。
【0045】
【
図9A】この出願の一実施形態による別のインターフェースを表示する概略図である。
【0046】
【
図9B】この出願の一実施形態による別のインターフェース表示方法のフローチャートである。
【0047】
【
図10】この出願の一実施形態によるインターフェースの概略図である。
【0048】
【
図11】この出願の一実施形態による別のインターフェースの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
AODの導入に伴い、電子デバイスのディスプレイ・スクリーンが電源オフにされるときに、ディスプレイ・スクリーンの部分領域が電源オンにされて、AODインターフェースを表示し得る。AODインターフェースは、時間、日付、及び通知などの情報を含んでもよく、その結果、ユーザは、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにするために電子デバイスを操作せずに、時間、日付、通知などを視認することができる。時刻、日付、通知などの情報は、壁紙上位層の要素と理解されてもよい。例えば、
図1Aに示すように、AODインターフェースは、時刻及び日付を含む。
【0050】
追加的に、AODインターフェースは、AODインターフェースの視覚効果を向上させるために背景壁紙をさらに含んでもよい。例えば、
図1Bに示すように、AODインターフェースは、時間、日付、及び背景壁紙を含む。背景壁紙は、時間及び/又は日付と重なってもよいことが理解され得る。例えば、背景壁紙が時刻及び/又は日付と重なる場合、時刻及び/又は日付は、背景壁紙の上に位置し、背景壁紙が時刻及び/又は日付を覆って、ユーザが時刻及び/又は日付を視認することに影響を与えるのを避けるようにする。
【0051】
AODインターフェースに含まれる背景壁紙は、動的又は静的である。一般に、電子デバイスの電力消費を低減するために、AODインターフェースに含まれる背景壁紙は静的である、すなわち、ユーザに対するAODインターフェースに提示される背景壁紙は、1フレーム又は1ピクチャである。
【0052】
背景壁紙が静的であるときに、背景壁紙は、静止壁紙であることが理解され得る。1つの静止壁紙は、1つのフレーム、又は1つのピクチャ若しくは写真として理解されてもよい。背景壁紙が動的であるときに、背景壁紙は、ライブ壁紙であることが理解され得る。1つのライブ壁紙は、複数のフレーム、又は複数の関連付けられたピクチャ若しくは写真を含んでもよい。電子デバイスは、ピクチャの関連付け順序に従って、ライブ壁紙に含まれる関連付けられたピクチャの複数のフレームを順次表示し、順方向のアニメーション効果を形成するようにしてもよい。あるいは、電子デバイスは、ピクチャの関連付け順に従って、ライブ壁紙に含まれる関連付けられたピクチャの複数のフレームを逆順で表示し、逆方向のアニメーション効果を形成するようにしてもよい。例えば、ライブ壁紙は、ピクチャ1~ピクチャ10まで連続している、関連付けられたピクチャの10フレームを含む。電子デバイスがライブ壁紙をディスプレイ・スクリーンに表示するときに、ライブ壁紙がピクチャ1からピクチャ10までの順で順次再生される場合、電子デバイスは、ユーザに順方向のアニメーション効果を提示し、ライブ壁紙がピクチャ10からピクチャ1までの順で順次再生される場合、電子デバイスは、ユーザに逆方向のアニメーション効果を提示する。
【0053】
電子デバイスのスクリーンが電源オフにされるときに、スクリーン・オン領域の位置が変化しており、ディスプレイ・スクリーンが焼損しないように留意されたい。例えば、
図1Aに示すAODインターフェースに含まれる時刻及び日付の位置は、電子デバイスのスクリーンが電源オフされているときのスクリーン・オン領域の位置である。したがって、
図1Aに示すAODインターフェースに含まれる時刻及び日付の位置が変化している。別の例として、
図1Bに示すAODインターフェースに含まれる時刻、日付、及び背景壁紙の位置は、電子デバイスのスクリーンが電源オフにされているときのスクリーン・オン領域の位置である。したがって、
図1Bに示すAODインターフェースに含まれる時刻、日付、及び背景壁紙の位置が変化している。具体的には、時刻の位置、日付、背景壁紙が変化するときに、時刻、日付、背景壁紙の相対的な位置関係が変化してもよいし、変化しなくてもよい。これは、限定されるものではない。
【0054】
電子デバイスがAODインターフェースを表示するとき、ユーザは、電源キー又はホーム・キーをタップして、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにし、スクリーン・ロック・インターフェースに入り、スクリーンがロック解除された後にデスクトップを入ってもよい。しかしながら、電子デバイスがAODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに入り、次いでスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに入るときに、背景壁紙は、異なるインターフェース・ディスプレイ段階で独立して提示される。言い換えれば、電子デバイスのスクリーンが電源オフにされるときに、AODインターフェースがディスプレイ・スクリーン上に表示され、スクリーン・オフ段階の背景壁紙がユーザに提示される。スクリーンが・電源オンにされた後に、電子デバイスがロック解除されない場合、スクリーン・ロック・インターフェースがディスプレイ・スクリーン上に表示され、スクリーン・ロック段階の背景壁紙がユーザに提示される。電子デバイスがロック解除された後に、ディスプレイ・スクリーンにデスクトップが表示され、ロック解除後の背景壁紙がユーザに提示される。この場合、スクリーン・ロック段階の背景壁紙及びロック解除後に表示される背景壁紙が同じライブ壁紙である場合、電子デバイスがスクリーン・ロック・インターフェースを表示するときに、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙がどこまで再生されているかにかかわらず、電子デバイスがロック解除される場合、電子デバイスは、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙の再生を停止し、デスクトップを表示し、次いで、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙の再生が停止されたところからライブ壁紙の再生を続ける代わりに、最初からライブ壁紙を再生する。結果として、プレゼンテーションの視覚効果は比較的乏しく、クールでパーソナライズされたインターフェース・ディスプレイに対するユーザの要求を満たすことができない。
【0055】
例えば、スクリーン・ロック段階の背景壁紙と、ロック解除後に表示される背景壁紙とは、両方ともライブ壁紙1であり、ライブ壁紙1は、ピクチャ1~ピクチャ15まで連続している関連付けられたピクチャの15フレームを含む。電子デバイスが、ピクチャ1からピクチャ15までの順でピクチャ1からライブ壁紙1の再生を開始する場合、ライブ壁紙のピクチャ6が再生されたときに、ユーザが電子デバイスをロック解除し、電子デバイスがスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに切り替えられる。電子デバイスがディスプレイ・スクリーンにデスクトップを表示したときに、ライブ壁紙1は、ピクチャ7から再生されるのではなく、ピクチャ1からピクチャ15までの順に従って再生される。したがって、電子デバイスがスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに入ったときに、ユーザに提示されるピクチャは首尾一貫しておらず、提示の視覚効果が比較的乏しくなる。
【0056】
この出願のこの実施形態では、スクリーン・オフ段階は、オールウェイズ・オン・ディスプレイ段階又はAOD段階とも呼ばれ、これは、電子デバイスのスクリーンが電源オフにされているときに、AODインターフェースが表示される段階を指すことに留意されたい。スクリーン・オフ段階の背景壁紙は、AODインターフェースに含まれる背景壁紙であり、AODインターフェースの一部に属する。スクリーン・ロック段階は、電子デバイスのスクリーンが電源オンにされているときにスクリーン・ロック・インターフェースを表示する段階であり、スクリーン・ロック段階では電子デバイスはロック解除されない。スクリーン・ロック段階の背景壁紙は、スクリーン・ロック・インターフェースの一部ではないことに留意されたい。ロック解除後に表示される背景壁紙は、デスクトップに含まれる背景壁紙であり、デスクトップの一部に属する。ロック解除後の電子デバイスによりインターフェースを表示する段階は、スクリーン・ロック解除表示段階である。スクリーンのロック解除表示段階では、電子デバイスがデスクトップを表示してもよい。
【0057】
この出願のこの実施形態におけるスクリーン・ロック・インターフェースは、タイマ、日付、通知、ロック解除プロンプト情報などの壁紙上位層要素を含んでもよいと理解されたい。この出願のこの実施形態では、スクリーン・ロック・インターフェースに含まれる背景壁紙は透明であってもよい。
【0058】
これを考慮すると、この出願の実施形態は、インターフェース表示方法を提供し、その結果、電子デバイスがAODインターフェースからデスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースに入ったとき、及びデスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースに戻ったときに、背景壁紙が動的かつ連続的に再生され、それにより、インターフェース提示の視覚効果を強化し、恰好がよくパーソナライズされたインターフェース表示に対するユーザの要求を満たすのを助ける。
【0059】
この出願の実施形態における「少なくとも1つ」は、1つ以上を指すことを理解されたい。「複数の~」とは、2つ以上を意味する。「及び/又は」は、関連するオブジェクト間の関連する関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在し、A及びBの両方が存在し、Bのみが存在するという3つのケースを表してもよい。A及びBは、単数形でも複数形でもよい。文字「/」は通常、関連するオブジェクト間の「又は」関係を示す。「以下のもの(項目)のうち少なくとも1つ」又はこれに類似する表現は、これらの項目の任意の組み合わせを示し、単一の項目(もの)又は複数の項目(もの)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、ならびにa、b及びcの7つのケースを表してもよい。a、b、及びcの各々は、要素であってもよいし、1つ以上の要素を含むセットであってもよい。
【0060】
この出願において、「例」、「いくつかの実施形態では」、「いくつかの他の実施形態では」などは、例、例示又は説明を与えることを表すために使用される。この出願において、「例」又は「例えば」として説明される実施形態又は設計は、他の実施形態又は設計よりも好ましいものとして、又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。正確には、「例」の語の使用は、概念を特定の方法で提示するために使用される。
【0061】
この出願の実施形態では、「第1の」及び「第2の」などの用語は、説明における区別の目的のためにのみ使用されるものであり、相対的重要性の指標若しくは含意又はシーケンスの指標若しくは含意として理解されるべきではないことに留意されたい。
【0062】
この出願のこの実施形態の電子デバイスは、携帯端末、例えば、携帯電話、タブレット・コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、又はウェアラブル電子デバイス(スマート・ウォッチなど)であってもよい。例えば、携帯端末は、IOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows(登録商標)又は他のオペレーティング・システムを含むが、これらに限定されない。追加的に、この出願のこの実施形態の電子デバイスは、携帯端末、例えば、接触感知表面を有するデスクトップ・コンピュータであってもよい。
【0063】
電子デバイスとして使用される端末が、一例として取り上げられる。例えば、
図2は、この出願の一実施形態による端末のハードウェア構造の概略図である。具体的には、図に示すように、端末は、プロセッサ110、内部記憶装置120、ディスプレイ・スクリーン130、マイクロプロセッサ131、電力管理モジュール140、電源キー141、バッテリ142、充電管理モジュール143、汎用シリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェース144、センサ・モジュール150、カメラ160、加入者識別モジュール(subscriber identification module、SIM)カード・インターフェース170、オーディオ・モジュール180、マイクロフォン180A、ラウドスピーカ180B、受信機180C、ヘッドセット・インターフェース180D、移動通信モジュール190、無線通信モジュール191などを含む。センサ・モジュール180は、指紋センサ、タッチ・センサなどを含んでもよい。
【0064】
プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。例えば、プロセッサ110は、アプリケーション・プロセッサ(application processor、AP)、モデム(modem)、グラフィック処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image signal processor、ISP)、ビデオ・コーデック、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、ベースバンド・プロセッサ、ニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)などを含んでもよい。異なる処理ユニットは、独立したコンポーネントであってもよく、又は2つ以上の異なる処理ユニットは、1つのコンポーネントに統合されてもよい。
【0065】
メモリは、さらに、プロセッサ110内に配置されてもよく、プログラム及び/又はデータを記憶するように構成されている。いくつかの実施形態では、プロセッサ110内の記憶装置は、キャッシュである。メモリは、プロセッサ110によってジャストで使用又は周期的に使用される命令又はデータを記憶してもよい。プロセッサ110がプログラム又はデータを再度使用する必要がある場合、プロセッサ110は、メモリからプログラム又はデータを直接呼び出してもよい。これは、繰り返されるアクセスを避け、プロセッサ110の待ち時間を短縮し、システムの効率を改善する。
【0066】
いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、1つ以上のインターフェースを含んでもよい。例えば、プロセッサ110は、USBインターフェース144及びSIMカード・インターフェース170を含む。別の例では、プロセッサ110は、インター・インテグレイテッド回路(inter-integrated circuit、I2C)インターフェース、インター・インテグレイテッド・サウンド(inter-integrated circuit sound、I2S)インターフェース、パルス・コード変調(pulse code modulation、PCM)インターフェース、ユニバーサル非同期受信機/送信機(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インターフェース、モバイル産業用プロセッサ・インターフェース(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入力/出力(general-purpose input/output、GPIO)インターフェースなどを含んでもよい。
【0067】
USBポート130は、USB標準仕様に準拠するポートであり、具体的には、ミニUSBポート、マイクロUSBポート、USBタイプ-Cポートなどであってもよい。USBインターフェース130は、端末を充電するための充電器に接続されるように構成されるか、端末と周辺デバイスとの間でデータを伝送するように構成されるか、又はヘッドセットを介してオーディオを再生するためにヘッドセットに接続されるように構成されていてもよい。インターフェースは、別の端末、例えば、ARデバイスに接続されるようにさらに構成されてもよい。
【0068】
SIMカード・インターフェース170は、SIMカードに接続されるように構成されている。SIMカードは、SIMカード・インターフェース170に挿入されるか、又はSIMカード・インターフェース170から取り外されて、端末との接触又はそれからの分離を実装してもよい。電子デバイスは、2つ又はN個のSIMカード・インターフェースをサポートしてもよく、Nは、2よりも大きい正の整数である。SIMカードは、ナノSIMカード、マイクロSIMカード、SIMカードなどを含んでもよい。複数のSIMカードは、同じSIMカード・インターフェース170に同時に挿入されてもよい。複数のSIMカードは、同じタイプ又は異なるタイプのものであってもよい。いくつかの実施形態では、SIMカード・インターフェース170はまた、外部記憶カードと互換性があってもよい。あるいは、この出願のこの実施形態では、端末は埋め込まれたSIMカード、すなわちeSIMを使用してもよい。eSIMは、端末に内蔵又は埋め込まれており、端末から分離され得ない。
【0069】
この出願のこの実施形態における
図2に示す全てのモジュール間のインターフェース接続関係は、単なる概略説明であり、端末の構造的制限を構成しないことが理解され得る。例えば、いくつかの他の実施形態では、
図2に示す端末内のモジュールは、バスを使用して互いに接続されてもよく、バスは、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどを含んでもよい。
【0070】
電力管理モジュール140は、バッテリ142、充電管理モジュール143、及びプロセッサ110に接続されるように構成されている。電力管理モジュール140は、バッテリ142及び/又は充電管理モジュール143から入力を受信し、プロセッサ110、内部記憶装置120、ディスプレイ130、カメラ160、無線通信モジュール191などに電力を供給する。電力管理モジュール140は、バッテリ容量、バッテリ・サイクル数、バッテリ健康状態(漏電及びインピーダンス)などのパラメータを監視するように構成され得る。いくつかの他の実装では、電力管理モジュール140は、代替的にプロセッサ110に配設されてもよい。あるいは、電力管理モジュール140及び充電管理モジュール143は、同じデバイス内に配置されてもよい。
【0071】
電源キー141は、端末の電源オン、電源オフ、スクリーン・オン、及びスクリーン・オフを制御するためにユーザによって使用される。例えば、端末が電源オフにされているときに、端末は、電源キー141に対するユーザによる長押し操作に応答して電源オンにされる。別の例では、端末のスクリーンがオフであるときに、端末のスクリーンは、ユーザにより電源キー141をタップする操作に応答して、端末のスクリーンが電源オンにされる。別の例では、端末のスクリーンがオンであるときに、端末のスクリーンは、ユーザにより電源キー141をタップする操作に応答して、端末のスクリーンが電源オフにされる。例えば、スクリーン・ロック・インターフェース又はデスクトップを表示するときに、端末は、ユーザによって電源キー141をタップ操作に応答して、AODインターフェースに入る、すなわち、AODインターフェースが、ディスプレイ・スクリーンに表示される。例えば、AODインターフェースを表示するときに、端末は、ユーザにより電源キー141をタップする操作に応答して、デスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースに入る、すなわち、デスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースがディスプレイ・スクリーンに表示される。
【0072】
充電管理モジュール143は、充電器からの充電入力を受信するように構成されている。充電器は、無線充電器又は有線充電器であってもよい。有線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール143は、USBポート144を介して有線充電器の充電入力を受信し得る。無線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール143は、端末の無線充電コイルを通して無線充電入力を受信してもよい。バッテリ142を充電するときに、充電管理モジュール143は、電力管理モジュール140を使用して、端末の他のモジュールに電力をさらに供給してもよい。
【0073】
端末の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール190、無線通信モジュール191、モデム、ベースバンド・プロセッサなどを使用して実装されてもよい。
【0074】
移動通信モジュール190は、端末に適用され、2G/3G/4G/5Gなどの標準を含む無線通信ソリューションを提供してもよい。移動通信モジュール190は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)などを含んでもよい。
【0075】
無線通信モジュール191は、端末デバイスに適用され、かつ無線ローカル・エリア・ネットワーク(wireless local area networks、WLAN) (例えば、Wi-Fiネットワークなど)、ブルートゥース(bluetooth、BT)、グローバル・ナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近接場通信(near field communication、NFC)、赤外線(infrared、IR)技術などの無線通信を含む解決策を提供してもよい。
【0076】
いくつかの実施形態では、端末のアンテナ1は移動通信モジュール190に結合され、アンテナ2は無線通信モジュール191に結合され、その結果、端末は、無線通信技術を使用して、ネットワーク及び他のデバイスと通信することが可能となり得る。無線通信技術は、移動通信のためのグローバル・システム(global system for mobile communications、GSM)、一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多重接続(code division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多重接続(wideband code division multiple access、WCDMA)、時分割符号分割多重接続(time-division code division multiple access、TD-CDMA)、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution、LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術などを含んでもよい。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、グローバル・ナビゲーション衛星(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗航法衛星システム(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)、及び/又は衛星航法補強システム(satellite based augmentation system、SBAS)を含んでもよい。
【0077】
端末は、GPU、ディスプレイ・スクリーン130、アプリケーション・プロセッサなどを使用してディスプレイ機能を実装する。ディスプレイ・スクリーン130は、AODインターフェース、スクリーン・ロック・インターフェース、デスクトップ・インターフェース、又はアプリケーション・プログラム(アドレス・ブック又は設定など)インターフェースなどのユーザ・インターフェースを表示するように構成されている。例えば、端末のスクリーンがオフになった後、ディスプレイ・スクリーン130に表示されるAODインターフェースは、マイクロプロセッサ131によって制御される。端末のスクリーンがオンにされた後に、ディスプレイ・スクリーン130に表示されるインターフェース(例えば、スクリーン・ロック・インターフェース又はデスクトップ)がプロセッサ110によって制御される。一般に、マイクロプロセッサ131の電力消費は、プロセッサ110の電力消費よりも少ない。例えば、マイクロプロセッサ131は、センサ・ハブであってもよい。
【0078】
ディスプレイ130は、ディスプレイ・パネルを含む。ディスプレイ・パネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、アクティブ・マトリックス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode、AMOLED)、フレックス発光ダイオード(flex light-emitting diode、FLED)、MiniLED、MicroLED、Micro-LED、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)などであってもよい。いくつかの実施形態では、端末は、1つ又はN個のディスプレイ・スクリーン130を含んでもよく、Nは、1よりも大きい正の整数である。
【0079】
端末は、ISP、カメラ160、ビデオ・コーデック、GPU、ディスプレイ・スクリーン130、アプリケーション・プロセッサなどを使用することによって、画像捕捉機能を実装してもよい。
【0080】
内部記憶装置120は、実行中のメモリ(memory)及び内蔵記憶装置を含む。実行中のメモリは、プログラム及び/又はデータなどを記憶するように構成されてもよい。プロセッサ110は、実行中のメモリに記憶されたプログラムを実行し、中断された様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行するようにする。例えば、実行中のメモリは、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよい。内蔵記憶装置はまた、内蔵外部メモリなどとも呼ばれてもよく、プログラム及び/又はデータを記憶するように構成されてもよい。例えば、内蔵記憶装置は、オペレーティング・システム、アプリケーションなどを記憶してもよい。一般に、端末が内蔵記憶装置内のプログラム及び/又はデータを実行メモリにロードした後に、プロセッサ110は、対応するプログラム及び/又はデータを実行して、対応する機能を実装することが可能となる。追加的に、内部記憶装置120は、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュ・メモリ、及びユニバーサル・フラッシュ記憶装置(universal flash storage、UFS)を含んでもよい。
【0081】
端末は、オーディオ・モジュール180、ラウドスピーカ180A、受信機180B、マイクロフォン180C、ヘッドセット・インターフェース180D、アプリケーション・プロセッサなどを使用して、音楽の再生、録音などのオーディオ機能を実現してもよい。
【0082】
この出願のこの実施形態に示す構造は、端末に対する特定の制限を構成しないことが理解され得る。この出願の他のいくつかの実施形態では、端末は、図に示すものよりも多くの、又は少ないコンポーネントを含んでもよく、いくつかのコンポーネントは組み合わされてもよく、いくつかのコンポーネントは分裂させてもよく、異なるコンポーネント・レイアウトがあってもよい。図に示すコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用して実装されてもよい。
【0083】
この出願のこの実施形態のアニメーション表示方法について、
図2に示すハードウェア構造を有する端末を一例として使用して、具体的なシナリオを参照して詳細に説明する。
【0084】
図3に示すように、インターフェースA3~C3は、端末のスクリーンが電源オフのときに表示されるインターフェースであり、インターフェースD3~J3は、端末のスクリーンが電源オンのときに表示されるインターフェースである。インターフェースA3及びC3はAODインターフェースであり、インターフェースB3は黒いフレームであり、インターフェースD3~H3はスクリーン・ロック・インターフェースであり、インターフェースI3及びJ3はデスクトップである。インターフェースA3及びC3は、スクリーン・オフ段階の背景壁紙のみを示し、時刻、日付、通知などの情報は示さない。インターフェースD3~H3は、スクリーン・ロック段階の背景壁紙のみを示し、時刻、日付などの情報は示さない。
図3に示すインターフェースI3及びJ3は、ロック解除後に表示される背景壁紙のみを示し、デスクトップのアプリケーション・プログラムのアイコン、時刻などの情報を示さない。
【0085】
例えば、スクリーン・ロック段階の背景壁紙及びロック解除後に表示される背景壁紙がライブ壁紙である場合、インターフェースA3が端末のディスプレイ・スクリーンに表示されているときに、ユーザが電源キーをタップする場合、ユーザにより電源キーをタップする操作に応答して、端末は、ライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにし、スクリーン・ロック・インターフェースに入る、すなわち、スクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙がディスプレイ・スクリーンに表示される。例えば、ライブ壁紙は、スクリーン・ロック・インターフェースの下に位置し、スクリーン・ロック・インターフェース上のコンテンツを覆うことを防止するようにする。端末のスクリーンは、マイクロプロセッサによって電源オフにされるように制御され、ライブ壁紙の再生をトリガすることは、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えを伴う。したがって、ユーザにより電源キーをタップする操作に応答して、端末は、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースB3のような黒いフレームを表示する。次に、プロセッサに切り替えられた後、端末は、ライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備をする。ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備中、端末は、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースC3のようなAODインターフェースを表示し続ける。ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備が完了した後に、端末はAODを終了し、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにし、ディスプレイ・スクリーンにスクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙を表示する。このようにして、ユーザは、スクリーン・ロック段階において、ライブ壁紙の画像を見ることができる。
【0086】
なお、ユーザにより電源キーをタップする操作に応答して、端末は、ライブ壁紙の再生をトリガするが、ライブ壁紙は、ディスプレイ・スクリーンには表示されず、AODインターフェースが表示され続ける。例えば、端末がインターフェースC3を表示したときに、ライブ壁紙の再生はトリガされるが、インターフェースC3は、ライブ壁紙を覆う、すなわち、ライブ壁紙は、インターフェースC3の下に位置し、インターフェースC3によって覆われる。そのため、ユーザは、再生壁紙を端末のディスプレイ・スクリーンを使用して見ることができず、インターフェースC3のみを見ることができる。あるいは、端末は、ライブ壁紙でインターフェースC3をカバーしてもよく、端末が、スクリーン・オフ段階においてユーザに再生ライブ壁紙を提示するようにする。しかしながら、この場合、ライブ壁紙はインターフェースC3を覆うため、ユーザは、ディスプレイ・スクリーンを使用して、インターフェースC3を見ることができない。あるいは、端末は、ライブ壁紙を使用して、インターフェースC3に含まれる背景壁紙を覆ってもよいが、ライブ壁紙は、インターフェースC3に含まれる時刻、日付、通知などの壁紙上位層要素の下に位置し、ライブ壁紙が、日付、時刻、通知などを覆うことを防止するようにし、その結果、スクリーン・オフ段階において、ユーザが、端末のディスプレイ・スクリーンを使用して、インターフェースC3に含まれる時刻、日付、通知などの情報を見ることができる。この場合、インターフェースC3に含まれる背景壁紙は、ライブ壁紙によって覆われ、ユーザは、端末のディスプレイ・スクリーンを使用して、インターフェースC3に含まれる背景壁紙を見ることができない。
【0087】
さらに、端末がインターフェースH3を表示しているときに、ユーザが端末をロック解除する場合(例えば、ユーザがインターフェースH3上で上方にスライドするか、又はパスワード、指紋、若しくは顔認識を使用して)、端末は、端末に対してユーザにより実行されたロック解除操作に応答して、スクリーン・ロック・インターフェースを終了し、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースI3、インターフェースJ3などのデスクトップを表示する。デスクトップは、ライブ壁紙及び壁紙上位層要素を含む。デスクトップの表示中は、端末がスクリーン・ロック・インターフェースを終了したときのライブ壁紙の再生が停止されたところから、端末は、ライブ壁紙の再生を続ける。したがって、ユーザがAODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに入り、スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに入ったときに、背景壁紙が連続的に再生されるように見え、視覚効果は比較的恰好がよい。
【0088】
しかしながら、背景壁紙の連続再生を実装するプロセスでは、端末は、スクリーン・オフ段階でライブ壁紙の再生をトリガし、低消費電力から高消費電力への切り替えがAODに関与し、それにより、AODの消費電力を容易に増加させる。
【0089】
この観点から、この出願の一実施形態は、別のアニメーション表示方法を提供する。したがって、AOD中、端末は、電源キーをタップする操作のようなディスプレイ・スクリーンを電源オンにする操作(すなわち、スクリーン・オン操作)に応答して、AODを終了し、スクリーン・ロック・インターフェース及びスクリーン・ロック段階の背景壁紙をディスプレイ・スクリーンに表示する。スクリーン・ロック段階の背景壁紙がライブ壁紙であるときに、
図3の、ユーザによりディスプレイ・スクリーンを電源オンにする操作に応答して、AODを終了する前にライブ壁紙の再生をトリガすることとは異なり、この出願のこの実施形態では、端末は、AODを終了するときにライブ壁紙の再生をトリガする。したがって、低消費電力から高消費電力への切り替えはAODには関与せず、端末の電力消費を低減するという目標を達成する。追加的に、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースに含まれる背景壁紙は、スクリーン・ロック段階に表示される背景壁紙に関連付けられている。したがって、スクリーン・オフ段階からスクリーン・ロック段階への移行中にユーザに提示される背景壁紙の動的効果は、首尾一貫しており、それにより、視覚効果を向上させるのに役立つ。
【0090】
この出願のこの実施形態では、端末がAODを終了することは、端末がAODインターフェースの表示を終了することとして理解され得ることを理解されたい。
【0091】
この出願のこの実施形態では、スクリーン・ロック段階におけるAODインターフェースに含まれる背景壁紙がスクリーン・ロック段階で表示される背景壁紙に関連付けられることは、スクリーン・ロック段階におけるAODインターフェースに含まれる背景壁紙が、スクリーン・ロック段階で表示される背景壁紙によって提示されるコンテンツに関連付けられることか、又はスクリーン・オフ段階のAODインターフェースに含まれる背景壁紙とスクリーン・ロック段階で表示される背景壁紙よって提示されるコンテンツの動的効果が連続的であることとして理解されてもよい。例えば、スクリーン・オフ段階における端末のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階におけるスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときの背景壁紙と同じであるか、又はそれに関連付けられている、すなわち、スクリーン・オフ段階における端末のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階におけるスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときの背景壁紙の表示されたコンテンツと同じであるか、又はそれに関連付けられている。
【0092】
スクリーン・ロック段階の背景壁紙がライブ背景壁紙であるときに、端末がスクリーン・ロック段階におけるスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときの背景壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階におけるスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレーム、すなわち、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙のピクチャの最初のフレームを表示するときのライブ壁紙によって提示されるピクチャとして理解されてもよい。例えば、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙は、ピクチャ1~ピクチャ10を含み、ピクチャ1~ピクチャ10によって提示されるコンテンツが関連付けられている。スクリーン・ロック段階のライブ壁紙が、ピクチャ1からピクチャ10までの順序に従って順次再生されるときに、ピクチャ1が、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙のピクチャの最初のフレームである。あるいは、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙が、ピクチャ10からピクチャ1までの順に従って順次再生されるときに、ピクチャ10が、ライブ壁紙の最初のフレームのピクチャである。
【0093】
さらに、いくつかの実施形態では、スクリーン・ロック・インターフェースに含まれる壁紙上位層要素は、AODインターフェースに含まれる壁紙上位層要素に関連付けられている。例えば、スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトは、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトと同じであるか、又はそれに関連付けられている。したがって、端末がAODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに入るときに、背景壁紙の提示が連続的又は首尾一貫しているように見え、壁紙上位層要素の提示が連続的又は首尾一貫しているように見える。例えば、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層要素は、時刻及び日付を含み、スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームに含まれる壁紙上位層要素は、時刻及び日付を含む。例えば、スクリーン・ロック・インターフェースに含まれる時刻及び日付、AODインターフェースに含まれる時刻及び日付については、2つのインターフェースに含まれる時間及び日付の表示サイズ、表示位置、相対位置関係、表示色などが同じであるか、又は2つのインターフェースに含まれる時刻及び日付の表示サイズ及び表示位置が類似するが、完全に同じというわけではなく、表示色は、同じでも異なっていてもよい。
【0094】
例えば、スクリーン・ロック段階の背景壁紙は、ライブ壁紙である。例えば、
図4に示すように、インターフェースA4~C4は、端末のスクリーンが電源オフのときに表示されるインターフェースであり、インターフェースD4~J4は、端末のスクリーンが電源オンのときに表示されるインターフェースである。インターフェースA4及びB4はAODインターフェースであり、インターフェースC4は黒いフレームであり、インターフェースD4~H4はスクリーン・ロック・インターフェースであり、インターフェースI4及びJ4はデスクトップである。例えば、インターフェースB4が端末のディスプレイ・スクリーンに表示されたときに、ユーザが電源キーをタップする場合、ユーザにより電源キーをタップする操作に応答して、端末は、AODを終了し、ライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにし、スクリーン・ロック・インターフェースに入る、すなわち、スクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙がディスプレイ・スクリーンに表示される。このようにして、端末は、スクリーン・ロック・インターフェースに入るときに、ユーザにライブ壁紙の再生画像を提示してもよい。例えば、ライブ壁紙は、スクリーン・ロック・インターフェースの下に表示され、ライブ壁紙がスクリーン・ロック・インターフェース上のコンテンツ、時刻、日付などの壁紙上位層要素を覆うことを防止するようにする。
【0095】
具体的には、ユーザにより電源キーをタップする操作に応答して、端末は、AODを終了し、マイクロプロセッサからプロセッサに切り替えられ、プロセッサに切り替えられた後に、ライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにし、ディスプレイ・スクリーンにスクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙を表示する。端末がスクリーン・ロック段階におけるスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときのライブ壁紙によって再生されるピクチャは、スクリーン・オフ段階におけるAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙と同じであるか、又はそれに関連付けられている。例えば、スクリーン・ロック段階において端末によって表示されるスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームがインターフェースD4であり、スクリーン・オフ段階において端末によって表示されるAODインターフェースの最後のフレームがインターフェースB4である場合、端末がインターフェースD4を表示するときのライブ壁紙によって再生されるピクチャは、インターフェースB4に含まれる背景壁紙と同じであるか、又はそれに関連付けられている。端末をマイクロプロセッサからプロセッサに切り替えるプロセスにおいて、端末は、ディスプレイ・スクリーン上に、インターフェースC4のような黒いフレームを表示することに留意されたい。例えば、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えを実現するのに約260ms~300msかかるときに、端末がディスプレイ・スクリーンに黒いフレームを表示するための持続時間は、260ms~300msである。マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えに必要な時間は、端末のデバイス処理能力に関係する。異なるデバイス処理能力を有する端末は、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えに必要な時間が異なる。端末のより高い処理能力は、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えに必要なより短い持続時間を示す。
【0096】
さらに、端末がインターフェースH4を表示しているときに、ユーザが端末のロック解除する場合(例えば、ユーザがインターフェースH4上で上方にスライドするか、又はパスワード、指紋、若しくは顔認識を使用して)、端末は、端末に対してユーザにより実行されたロック解除操作に応答して、スクリーン・ロック・インターフェースを終了し、ディスプレイ・スクリーンにデスクトップを表示する。デスクトップは、背景壁紙及び壁紙上位層要素(アプリケーション・プログラムのアイコン、時刻、日付、ウィジェットなど)、例えば、インターフェースI4及びインターフェースJ4を含む。デスクトップに含まれる背景壁紙がライブ壁紙であるときに、端末がロック解除された後、つまりデスクトップが表示されるとき、ライブ壁紙は、端末がスクリーン・ロック・インターフェースを終了したときのライブ壁紙の再生が停止されたところから再生が続られる。したがって、背景壁紙は、AODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースへ、及びスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップへ、動的かつ連続的に再生されるように見える。あるいは、デスクトップに含まれる背景壁紙が静止壁紙である場合、端末がロック解除された後に、デスクトップが表示されるときに、端末が、スクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときに、デスクトップに含まれる静止壁紙は、背景壁紙と同じであるか、又はそれに関連付けられ、その結果、背景壁紙の動的効果は、スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップへの連続的又は首尾一貫しているように見える。
【0097】
スクリーン・ロック段階の背景壁紙がライブ壁紙であるときに、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときの背景壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときのライブ壁紙によって再生されるピクチャとして理解されてもよいことに留意されたい。例えば、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙が、ピクチャの10フレーム、すなわち、ピクチャ1~ピクチャ10を含む。端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときに、ライブ壁紙がピクチャ8で再生される場合、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときの背景壁紙は、ピクチャ8である。あるいは、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときに、ライブ壁紙の再生が終了する場合、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときの背景壁紙は、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙の最後のフレームである。例えば、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙は、10フレームのピクチャ、すなわち、ピクチャ1~ピクチャ10を含む。端末が、スクリーン・ロック段階においてピクチャ1からピクチャ10までの順に従って順次再生する場合、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、ピクチャ10である。端末が、スクリーン・ロック段階においてピクチャ10からピクチャ1までの順に従って順次再生する場合、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、ピクチャ1である。
【0098】
スクリーン・ロック段階の背景壁紙と、ロック解除後に表示される背景壁紙がライブ背景壁紙の場合、端末が、スクリーン・ロック・インターフェース及びデスクトップに入った後に、ライブ壁紙がユーザに提示され再生されてもよいが、消費電力は正常である。
【0099】
この出願のこの実施形態における端末のソフトウェア・アーキテクチャが、以下に紹介される。この出願のこの実施形態における端末のソフトウェア・アーキテクチャは、層状アーキテクチャ、イベント駆動アーキテクチャ、マイクロカーネル・アーキテクチャ、マイクロサービス・アーキテクチャ、クラウド・アーキテクチャなどであり得る。例えば、端末のソフトウェア・アーキテクチャがAndroid(登録商標)オペレーティング・システムのアーキテクチャであり得ることが、一例として取り上げられる。
図5に示すように、端末のソフトウェア・アーキテクチャは、アプリケーション層、フレーム層、カーネル層の3つの層に上から下に分割されている。
【0100】
アプリケーション層は、AODアプリケーション、スクリーン・ロック・アプリケーション、及びデスクトップ・アプリケーションなどのアプリケーション・プログラムを含む。デスクトップ・アプリケーションは、壁紙モジュール及び壁紙上位層要素モジュールを含み得る。この出願のこの実施形態では、壁紙モジュールは、静止壁紙モジュール及びライブ壁紙モジュールに分類され得る。壁紙上位層要素モジュールは、アプリケーション・プログラム・アイコン、時間、電力消費アイコン、オペレータ・アイコン、又はウィジェット(widget)などの壁紙上位層要素の表示を管理するように構成されてもよい。
【0101】
フレーム層は、AOD表示サービス、電力マネージャ・サービス、ウィンドウズ・マネージャ・サービス(windows manager service、WMS)、アクティビティ・マネージャ・サービス(activity manager service、AMS)、壁紙マネージャ・サービスなどを含んでもよい。
【0102】
AOD表示サービスは、AODインターフェースのスクリーン・オン領域の位置及びコンテンツを制御するために使用される。
【0103】
電力マネージャ・サービスは、デバイスの電源を制御し、スクリーンの電源オンをトリガする(例えば、スクリーン・ロック・インターフェースを表示する)、又はスクリーンの電源オフをトリガする(例えば、AODインターフェースを表示する)ために使用される。例えば、ユーザにより電源キーをタップする操作を受信した後に、フレーム層の電力マネージャ・サービスは、ユーザにより電源キーをタップする操作がスクリーン・オン・イベントであると決定し、アプリケーション層のAODアプリケーションにスクリーン・オン・イベントを示す。スクリーン・オン・イベントの表示を受信した後に、AODアプリケーションは、フレーム層内のAOD表示サービスから現在のAOD位置情報を取得する。現在のAOD位置情報は、スクリーン・オン・イベントに応答して、スクリーン・ロック・インターフェースが切り替わる前のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームのスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される。
【0104】
壁紙マネージャ・サービスは、スクリーン・ロック・アプリケーションとデスクトップ・アプリケーションの背景壁紙の切り替えを制御するし、かつスクリーン・ロック・アプリケーションとデスクトップ・アプリケーションのライブ壁紙を表示する期間を制御するために使用される。
【0105】
WMSは、ウィンドウ管理に使用される。例えば、WMSは、デスクトップに含まれる壁紙上位層の要素のような壁紙上位層の要素の表示を管理するために使用される。
【0106】
AMSは、アプリケーション・プログラムのプロセスを管理するために使用される。
【0107】
カーネル層は、ハードウェアとソフトウェアの間に位置する層であり、少なくともキー・ドライバ、センサ・ドライバ、ディスプレイ・ドライバなどを含む。
【0108】
追加的に、いくつかの実施形態では、端末のソフトウェア・アーキテクチャは、Androidランタイム(Android runtime)及びシステム・ライブラリをさらに含んでもよい。Androidランタイムとシステム・ライブラリは、フレーム層とカーネル層の間に位置する。Androidランタイムは、Androidオペレーティング・システムをスケジューリング及び管理する。アンドロイド・ランタイムは、カーネル・ライブラリ及び仮想マシンを含む。システム・ライブラリは、複数の機能モジュール、サーフェス・マネージャ(surface manager)、メディア・ライブラリ(media libraries)、3次元グラフィック処理ライブラリ(例えば、OpenGL FS)、及び2Dグラフィック・エンジン(例えば、SGL)を含んでもよい。
【0109】
この出願のこの実施形態のインターフェース表示方法を、
図5に示す端末のソフトウェア構造と組み合わせて以下に具体的に紹介する。
【0110】
実施形態I:以下のイベント、すなわち、端末がAODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに切り替えられ、スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップ又はアプリケーション・プログラムのインターフェースに切り替えられ、スクリーン・オフ段階の背景壁紙が静止壁紙であり、かつスクリーン・ロック段階の背景壁紙及びロック解除後に表示される背景壁紙がライブ背景壁紙であるものが、一例として取り上げられる。
【0111】
図6Aに示すように、インターフェースA6は、AODインターフェースであり、AODインターフェースは、時間、日付、残りの電気量などのプロンプト情報、及び静止壁紙を含む。インターフェースB6は、黒いフレームである。インターフェースC6及びD6は、ライブ壁紙を有するスクリーン・ロック・インターフェースである。インターフェースE
6は、デスクトップである。インターフェースF
6は、アドレス・ブックのインターフェースである。
【0112】
例えば、端末のスクリーンが電源オフにされているときに、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースA6が表示される。端末がディスプレイ・スクリーンにインターフェースA6を表示しているときに、ユーザが電源キー6をタップする場合、ユーザにより電源キー6をタップする操作に応答して、端末はAODを終了し、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備をする。端末は、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備をするプロセスにおいて、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースB6を表示してもよい。ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備が終了した後に、端末はスクリーン・ロック段階のライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンにスクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙を表示する。この場合、インターフェースA6は、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームである。具体的には、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる静止壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときのライブ壁紙の最初のフレームのピクチャと同じか、又はそれに関連付けられてもよい。したがって、背景壁紙の動的効果は、AODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースへの切り替えの間、連続的又は首尾一貫しているように見える。例えば、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときに、スクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙が重ね合わされた後に取得されるインターフェースがインターフェースC6であり、インターフェースC6に含まれる背景壁紙は、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャであり、インターフェースA6に含まれる背景壁紙と同じである。さらに、いくつかの実施形態では、スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトは、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトと同じであるか、又はそれに関連付けられている。したがって、壁紙上位層要素の提示は、AODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースへの切り替えの間、連続的又は首尾一貫しているように見える。
【0113】
例えば、端末がAODを終了した後に、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えは、ディスプレイ・スクリーンを電源オンするための準備プロセスに関与し、端末がディスプレイ・スクリーンに黒いフレームを表示するための持続期間は、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えに必要な持続期間に関係する。例えば、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えに要する時間が260ms~300msである場合、端末がディスプレイ・スクリーンに黒いフレームを表示する持続時間は、260ms~300msであるか、又は端末がディスプレイ・スクリーン上に黒いフレームを表示する持続時間は、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えに必要な持続時間よりもわずかに長い。
【0114】
また、端末がインターフェースD6を表示しているときに、ユーザが端末をロック解除する場合、端末は、端末に対してユーザにより実行されたロック解除操作に応答して、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了し、ディスプレイ・スクリーンにデスクトップを表示してもよい。デスクトップは、壁紙上位層要素及びライブ壁紙を含む。端末がデスクトップを表示したときに、端末がスクリーン・ロック・インターフェースを終了したときのライブ壁紙の再生が停止されたところから、ライブ壁紙の再生が開始してもよい。追加的に、最後のフレームが再生されたときに、ライブ壁紙の再生が終了する。ライブ壁紙の最後のフレームのピクチャが再生される場合、ライブ壁紙はもはや再生されなくなる。端末がディスプレイ・スクリーンにデスクトップを表示し続けるときに、デスクトップの背景壁紙としてライブ壁紙の最後のフレームのピクチャが連続的に表示され、それにより、電力消費の節約の目標を達成する。例えば、ライブ壁紙がピクチャ1~ピクチャ15を含むものが一例として取り上げられる。スクリーン・ロック段階のライブ壁紙は、ピクチャ1~ピクチャ10を含み、ロック解除後に表示される背景壁紙は、ピクチャ11~ピクチャ15までを含む。端末がスクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了したときに、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙がピクチャ10まで再生される場合、すなわち、スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームが表示されたときに、端末はロック解除される。端末がデスクトップを表示するときに、ライブ壁紙がピクチャ11から連続的に再生される。ライブ壁紙がピクチャ15まで再生された後に、端末はライブ壁紙の再生を終了する。端末がデスクトップを表示し続ける場合、ピクチャ15がデスクトップの背景壁紙として連続的に表示される。ピクチャ1~ピクチャ15によって提示されるコンテンツは関連付けられ、アニメーション効果を形成し得ると理解されたい。ピクチャ10とピクチャ11は互いに関連付けられ、その結果、背景壁紙の動的効果は、スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップへの切り替えにおいて連続的又は首尾一貫しているように見える。
【0115】
例えば、端末がAODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに入り、次いで、スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに入るときに、インターフェース表示方法のフローは、
図6Bに示すようなものであってもよく、具体的には、以下のステップを含む。
【0116】
601.キー・ドライバは、ユーザが電源キーをタップしたイベントを検出し、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を電力マネージャ・サービスに送信する。
【0117】
602.端末のスクリーンが電源オフにされているときに、電力マネージャ・サービスは、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を受信した後に、ユーザが電源キーをタップしたイベントがスクリーン・オン・イベントをトリガするために使用されると決定する。
【0118】
603.電力マネージャ・サービスは、AODアプリケーションにAOD終了命令を送信する。
【0119】
604.電力マネージャ・サービスは、スクリーン・ロック・アプリケーションにスクリーン・オン準備命令を送信する。
【0120】
605.AODアプリケーションは、AOD終了命令を受信した後に、AOD終了命令をAOD表示サービスに送信する。
【0121】
606.AOD表示サービスは、AOD終了命令を受信した後に、現在のAOD位置情報をAODアプリケーションに送信する。
【0122】
現在のAOD位置情報は、スクリーン・オン・イベントに応答して、スクリーン・ロック・インターフェースが切り替わる前のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームのスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される。例えば、AODインターフェースの最後のフレームが背景壁紙及び壁紙上位層要素を含むときに、スクリーン・オン領域の位置は、AODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙の位置及び壁紙上位層要素の表示位置を含んでもよい。
【0123】
607.AODアプリケーションは、現在のAOD位置情報を受信した後に、AODを終了し、現在のAOD位置情報をスクリーン・ロック・アプリケーションに送信する。AODアプリケーションがAODを終了するときに、ディスプレイ・スクリーンが電源オンにされる前に、黒いフレームがディスプレイ・スクリーンに表示されてもよい、すなわち、黒いスクリーンがユーザに提示されることに留意されたい。
【0124】
例えば、AODアプリケーションは、AODを終了する。ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする前のディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備のプロセスでは、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えが伴われる。したがって、この時期では、端末は、ディスプレイ・スクリーンに黒いフレームを表示し、ユーザに黒いスクリーンを提示する。
【0125】
608.電力マネージャ・サービスは、スクリーン・ロック・アプリケーションにスクリーン・オン命令を送信する。
【0126】
609.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・オン命令を受信した後に、第1のライブ壁紙再生命令をデスクトップ・アプリケーションに送信する。例えば、第1のライブ壁紙再生命令は、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションに示すために使用される。AODインターフェースからスクリーン・ロック・インターフェースに切り替える場合、スクリーン・ロック段階のライブ壁紙は、AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙を指す。
【0127】
例えば、スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・オン命令を受信した後に、第1のライブ壁紙再生命令をデスクトップ・アプリケーションの壁紙モジュールに送信する。
【0128】
610-1.スクリーン・ロック・アプリケーションは、ディスプレイ・スクリーンにスクリーン・ロック・インターフェースを表示する。
【0129】
610-2.デスクトップ・アプリケーションは、第1のライブ壁紙再生命令を受信した後に、第1のライブ壁紙再生命令に従って壁紙を再生し、ディスプレイ・スクリーンにライブ壁紙を表示する。
【0130】
スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる静止壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときのライブ壁紙の最初のフレームのピクチャと同じか、又はそれに関連付けられている。本明細書に再度記載されない詳細については、前述の関係する説明を参照してもよい。
【0131】
ステップ610-1とステップ610-2の間には必要な順はない。例えば、ステップ610-1及び610-2は、同時に実行されてもよい。
【0132】
611.スクリーン・ロック・アプリケーションは、ユーザがロック解除操作を実行したというイベントを受信する。
【0133】
612.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了する。
【0134】
613.スクリーン・ロック・アプリケーションは、デスクトップに第2のライブ壁紙再生命令を送信する。例えば、第2のライブ壁紙再生命令は、ロック解除後に表示されるライブ壁紙を示すために使用される。スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに切り替える場合、ロック解除後に表示されるライブ壁紙は、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙を指す。
【0135】
例えば、スクリーン・ロック・アプリケーションは、第2のライブ壁紙再生命令をデスクトップ・アプリケーションの壁紙モジュールに送信する。
【0136】
AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙の最初のフレームのピクチャに関連付けられている。ライブ壁紙によってユーザに提示される動的効果は、端末がスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに入るときに、連続的又は首尾一貫している。
【0137】
614.デスクトップ・アプリケーションは、第2のライブ壁紙再生命令を受信した後に、第2のライブ壁紙再生命令に従ってライブ壁紙を再生し、ディスプレイ・スクリーンにライブ壁紙及び壁紙上位層要素を表示し、スクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップへの切り替えを達成している。
【0138】
例えば、AOD段階からスクリーン・ロック段階まで、及びスクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙は連続的である。さらに、ライブ壁紙は、AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の再生が停止した瞬間、及びスクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙の再生命令を参照して、対応するライブ壁紙を再生し、異なるインターフェース・ディスプレイ段階で再生されるライブ壁紙の接続を実装してもよい。したがって、目で見るときに、端末がスクリーン・ロック・インターフェースからデスクトップに切り替わるときに、ライブ壁紙は首尾一貫して現れる。例えば、ライブ壁紙が、ピクチャ1~ピクチャ20を含む20フレームのピクチャが含むものが、一例として取り上げられる。AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙は、ピクチャ1~ピクチャ10を含み、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙は、ピクチャ11~ピクチャ20を含む。スクリーン・ロック段階では、端末はピクチャ1からピクチャ10までを順次再生する。ロック解除された後に、端末はピクチャ11からピクチャ20までを順次再生する。AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙が、スクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームをスクリーン・ロック段階において表示したときに、ピクチャ5まで再生される場合、端末はロック解除される。端末がデスクトップに入った後に、再生がピクチャ6からピクチャ20まで開始される。この場合、デスクトップに入った後、端末がライブ壁紙の再生を加速させてもよく、その結果、端末がピクチャ6からピクチャ20までを再生するのに必要な持続時間は、端末が通常の速度でピクチャ11を再生するのに必要な時間と同じであり、それにより、端末の消費電力を低減するという目的を達成する。
【0139】
いくつかの他の実施形態では、端末は、ユーザのロック解除操作に応答して、ディスプレイ・スクリーンにアプリケーション・プログラムのインターフェース、例えば、
図6Aに示すようなインターフェースF6をさらに表示してもよい。例えば、端末がインターフェースF6を表示しているときに、ユーザが電源キーをタップする場合、ユーザにより電源キーをタップする操作に応答して、端末のスクリーンが電源オフされ、ディスプレイ・スクリーンにAODインターフェースが表示される。この場合、端末がAODインターフェースを表示しているときに、ユーザがスクリーン・ロック・インターフェースに入るために電源キーをタップする場合、端末は、ロック解除された後に、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了し、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースF6を表示し、ライブ壁紙の再生を停止する。
【0140】
追加的に、スクリーン・オフ段階における静止背景壁紙は、スクリーン・オフ段階におけるライブ背景壁紙にさらに置き換えられ得ると留意されたい。この場合、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙は、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最初のフレームを表示するときのライブ壁紙の最初のフレームのピクチャと同じか、又はそれに関連付けられている。スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙は、端末がスクリーン・オフ段階においてAODインターフェースの最後のフレームを表示するときのAODインターフェースに含まれるライブ壁紙によって再生されるピクチャとして理解されてもよい。例えば、AODインターフェースに含まれるライブ壁紙がピクチャ1~ピクチャ5を含むものが一例として取り上げられる。端末がスクリーン・オフ段階においてAODインターフェースの最後のフレームを表示したときに、ライブ壁紙がピクチャ5まで再生される場合、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙は、ピクチャ5である。
【0141】
あるいは、ロック解除後に表示されるライブ背景壁紙(すなわち、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までの背景壁紙)は、ロック解除後に表示される静止背景壁紙(すなわち、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までの背景壁紙)に置き換えられてもよい。この場合、AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までの静止壁紙に関連付けられているか、又はそれと同じである。
【0142】
実施形態II:以下のイベント、すなわち、端末がAODインターフェースからデスクトップに切り替えられ、スクリーン・オフ段階の背景壁紙が静止壁紙であり、かつスクリーン・ロック段階の背景壁紙及びロック解除後に表示される背景壁紙がライブ背景壁紙であるものが、一例として取り上げられる。
【0143】
図7Aに示すように、インターフェースA7は、AODインターフェースであり、AODインターフェースは、時間、日付、残りの電気量などのプロンプト情報、及び静止壁紙を含む。インターフェースB7は、指紋ロック解除インターフェースである。インターフェースC7及びインターフェースD7は、デスクトップである。
【0144】
端末のスクリーンが電源オフにされているときに、ディスプレイ・スクリーンにAODスクリーンが表示される。インターフェースA7がAODインターフェースとして使用されるものが、一例として取り上げられる。例えば、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースA7が表示されているときに、ユーザが電源キー7をタップする場合、ユーザにより電源キー7をタップする操作に応答して、端末はAODを終了し、ディスプレイ・スクリーンを電源オンにし、ディスプレイ・スクリーンにスクリーン・ロック・インターフェースを表示する。例えば、インターフェースB7がスクリーン・ロック・インターフェースとして使用されるものが、一例として取り上げられる。ユーザの指紋検証に成功した後に、端末はライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンにデスクトップを表示する。デスクトップは、壁紙上位層要素及びライブ壁紙を含む。スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる静止壁紙は、端末がロック解除された後にデスクトップの最初のフレームを表示するときの背景壁紙と同じか、又はそれに関連付けられている。例えば、端末のロック解除された後に、端末により表示されるデスクトップの最初のフレームは、壁紙上位層の要素が含まなくてもよい。第2のフレームから開始して、端末のデスクトップは、壁紙上位層要素を含む、すなわち、ユーザは、ディスプレイ・スクリーン上の壁紙上位層要素、例えば、アプリケーション・プログラム・アイコンを見てもよい。端末がロック解除された後のデスクトップの最初のフレームを表示するときの背景壁紙は、ロック解除後のライブ壁紙の最初のフレームのピクチャ、すなわちAOD段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙の最初のフレームのピクチャとして理解されてもよい。例えば、ロック解除後に表示されるライブ壁紙は、ピクチャ1~ピクチャ20までを含む20フレームのピクチャを含む。ロック解除された後に、端末は、ピクチャ1からピクチャ20までの順でピクチャの再生を開始し、ロック解除後に表示されるライブ壁紙の最初のフレームのピクチャがピクチャ1である。あるいは、ロック解除された後に、端末は、ピクチャ20からピクチャ1までの順でピクチャの再生を開始し、ロック解除後に表示されるライブ壁紙の最初のフレームのピクチャがピクチャ20である。
【0145】
ディスプレイ・スクリーンにインターフェースA7が表示されているときにユーザが電源キー7をタップする場合、インターフェースA7は、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームであるか、又は端末がAODを終了するときに表示されるAODインターフェースであると理解されたい。ユーザにより電源キー7をタップする操作に応答して、ディスプレイ・スクリーンに表示されるデスクトップの最初のフレームは、インターフェースC7であってもよい。
【0146】
端末は、AODインターフェースから直接デスクトップに入るため、実施形態IにおいてAOD段階からスクリーン・ロック段階まで再生される必要があるライブ壁紙が、端末がデスクトップを表示するときに表示されてもよく、その再生が完了した後に、スクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙の再生が続く。さらに、いくつかの実施形態では、端末は、AOD段階からデスクトップ段階へのライブ壁紙の再生を加速し、端末の電力消費を低減するようにしてもよい。例えば、端末がAOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙及びスクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙を再生するのに必要な時間が、端末がスクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙のみを再生するのに必要な時間と同じになるように短縮される。
【0147】
例えば、端末がAODインターフェースから直接デスクトップに入るときに、インターフェース表示方法のフローは、
図7Bに示すようなものであってもよく、具体的には、以下のステップを含む。
【0148】
701.キー・ドライバは、ユーザが電源キーをタップしたイベントを検出し、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を電力マネージャ・サービスに送信する。
【0149】
702.端末のスクリーンが電源オフにされているときに、電力マネージャ・サービスは、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を受信した後に、ユーザが電源キーをタップしたイベントがスクリーン・オン・イベントをトリガするために使用されると決定する。
【0150】
703.電力マネージャ・サービスは、AODアプリケーションにAOD終了命令を送信する。
【0151】
704.電力マネージャ・サービスは、スクリーン・ロックのためにスクリーン・オン準備命令を送信する。
【0152】
705.AODアプリケーションは、AOD終了命令を受信した後に、AOD終了命令をAOD表示サービスに送信する。
【0153】
706.AODディスプレイ・サービスは、AOD終了命令を受信した後に、現在のAOD位置情報をAODアプリケーションに送信する。
【0154】
現在のAOD位置情報は、スクリーン・オン・イベントに応答して、スクリーン・ロック・インターフェースが切り替わる前のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームのスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される。
【0155】
707.AODアプリケーションは、現在のAOD位置情報を受信した後に、AODを終了し、現在のAOD位置情報をスクリーン・ロック・アプリケーションに送信する。AODアプリケーションがAODを終了することに留意されたい。ディスプレイ・スクリーンの電源オンされる前に、ディスプレイ・スクリーンに黒いフレームが表示される、つまり、黒いフレームがユーザに提示される。
【0156】
例えば、AODアプリケーションは、AODを終了する。ディスプレイ・スクリーンを電源オンにする前のディスプレイ・スクリーンを電源オンにする準備のプロセスでは、マイクロプロセッサからプロセッサへの切り替えが伴われる。したがって、この時期では、端末は、ディスプレイ・スクリーンに黒いフレームを表示し、ユーザに黒いスクリーンを提示する。
【0157】
708.電力マネージャ・サービスは、スクリーン・ロック・アプリケーションにスクリーン・オン命令を送信する。
【0158】
709.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・オン命令を受信し、ディスプレイ・スクリーン上のスクリーン・ロック・インターフェースの表示をトリガする。スクリーン・ロック・インターフェースは、端末をロック解除するためにユーザによって使用され、例えば、例えばインターフェースB7である。
【0159】
この出願のこの実施形態では、端末をロック解除するためにユーザによって使用されるスクリーン・ロック・インターフェースは、顔ロック解除インターフェース、パスワード解除インターフェースなどであってもよいことに留意されたい。これは、限定されるものではない。
【0160】
710.スクリーン・ロック・アプリケーションは、ユーザがロック解除操作を実行したイベントを受信した後に、ロック解除検証に成功する場合、デスクトップ・アプリケーションにライブ壁紙再生命令を送信する。ライブ壁紙再生命令は、AOD段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップに指示するために使用され、ライブ壁紙再生命令は、現在のAOD位置情報を含む。
【0161】
例えば、スクリーン・ロック・アプリケーションは、デスクトップ・アプリケーションの壁紙モジュールにライブ壁紙再生命令を送信する。
【0162】
711.デスクトップ・アプリケーションは、ライブ壁紙再生命令を受信した後に、ライブ壁紙再生命令に従って壁紙を再生し、ディスプレイ・スクリーンにライブ壁紙を表示する。スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる静止壁紙は、端末がロック解除された後にデスクトップの最初のフレームを表示するときの背景壁紙と同じか、又はそれに関連付けられている。したがって、背景壁紙の動的効果は、AODインターフェースからデスクトップまでの間、連続的又は首尾一貫しているように見える。
【0163】
例えば、デスクトップは、AOD段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙の再生を高速化することができる。
【0164】
いくつかの実施形態では、ユーザにより実行されたロック解除検証に成功した後に、端末がディスプレイ・スクリーンにアプリケーション・プログラムのインターフェースを表示する場合、ライブ壁紙の再生はトリガされないことに留意されたい。
【0165】
追加的に、端末がAODインターフェースから直接デスクトップに入るシナリオでは、AODインターフェースに含まれる背景壁紙もまた、ライブ壁紙であり得ることに留意されたい。この場合、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙は、端末がロック解除された後にデスクトップの最初のフレームを表示するときの背景壁紙と同じか、又はそれに関連付けられている。スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームに含まれる背景壁紙の関係する説明については、実施携帯Iの関係する説明を参照してもよい。
【0166】
実施形態III:以下のイベント、すなわち、端末がスクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースに切り替えられ、スクリーン・オフ段階の背景壁紙が静止壁紙であり、かつスクリーン・ロック段階の背景壁紙及びロック解除後に表示される背景壁紙がライブ背景壁紙であるものが、一例として取り上げられる。
【0167】
図8Aに示すように、インターフェースA8及びB8は、ライブ壁紙を有するスクリーン・ロック・インターフェースである。インターフェースC8は、黒いフレームである。インターフェースD8は、AODインターフェースである。
【0168】
端末のスクリーンをロックされているときに、ディスプレイ・スクリーンにスクリーン・ロック・インターフェースが表示される。例えば、端末がディスプレイ・スクリーンにインターフェースA8を表示しているときに、ユーザが電源キー8をタップする場合、ユーザより電源キー8をタップする操作に応答して、端末は、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の再生をトリガする。端末は、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の再生後に、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了し、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースD8のようなAODインターフェースを表示する。スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、端末がスクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了した後のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームに含まれる背景壁紙と同じか、又はそれに関連付けられている。この出願のこの実施形態では、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、端末がスクリーン・ロック段階においてスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームを表示するときのライブ壁紙によって再生されるピクチャとして理解されてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトは、デスクトップの最初のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトと同じであるか、又それには関連付けられている。
【0169】
スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャが、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームに含まれる背景壁紙と同じであり、かつスクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層の要素のレイアウトが、デスクトップの最初のフレームに含まれる壁紙上位層の要素のレイアウトと同じであるときに、インターフェースB8に含まれるスクリーン・ロック・インターフェースがスクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームである場合、インターフェースD8が、デスクトップの最初のフレームである、すなわち、インターフェースB8は、インターフェースD8と同じである。したがって、背景壁紙の動的効果は、スクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースへの端末の切り替えの間、連続的又は首尾一貫しているように見える。
【0170】
追加的に、端末がスクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了した後に、かつディスプレイ・スクリーンにAODインターフェースが表示される前に、プロセッサからマイクロプロセッサへの切り替え、及びAODインターフェースを表示するために準備するプロセスが伴われる。したがって、端末は、この時期の間、ディスプレイ・スクリーンに黒いフレーム、例えば、例えばインターフェースC8を表示する。例えば、端末がスクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了し、AODインターフェースを表示した後に、黒いスクリーンをユーザに提示する持続時間は、260ms~300msであってもよい。
【0171】
例えば、端末がスクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースに入るときに、インターフェース表示方法のフローは、
図8Bに示すようなものであってもよく、具体的には、以下のステップを含む。
【0172】
801.キー・ドライバは、ユーザが電源キーをタップしたイベントを検出し、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を電力マネージャ・サービスに送信する。
【0173】
802.端末のスクリーンが電源オフにされているときに、電力マネージャ・サービスは、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を受信した後に、ユーザが電源キーをタップしたイベントがスクリーン・オフ・イベントをトリガするために使用されると決定する。
【0174】
803.電力マネージャ・サービスは、スクリーン・ロック・アプリケーションにスクリーン・オフ命令を送信する。
【0175】
804.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・オフ準備命令を受信し、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了又はフェードアウトする。
【0176】
805.スクリーン・ロック・アプリケーションは、第1のライブ壁紙再生命令をデスクトップ・アプリケーションに送信する。例えば、第1のライブ壁紙再生命令は、AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙を逆順で再生するようにデスクトップ・アプリケーションに指示するために使用されるか、又は第1のライブ壁紙再生命令は、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションに指示するために使用される。
【0177】
スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の動的効果と、AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の動的効果は、タイミングが逆であることに留意されたい。例えば、ライブ壁紙は、ピクチャ1~ピクチャ10である10フレームのピクチャを含むものが、一例として取り上げられる。スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙は、ピクチャ10からピクチャ1までの順に従ってピクチャ10から再生が開始される。AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙は、ピクチャ1からピクチャ10までの順に従って再生が開始される。
【0178】
例えば、スクリーン・ロック・アプリケーションは、第1のライブ壁紙再生命令をデスクトップ・アプリケーションの壁紙モジュールに送信する。
【0179】
806-1:デスクトップ・アプリケーションは、第1のライブ壁紙再生命令を受信した後に、第1のライブ壁紙再生命令に従って壁紙を再生し、ディスプレイ・スクリーンにライブ壁紙を表示する。例えば、デスクトップ・アプリケーションは、第1のライブ壁紙再生命令に従って逆順で、AOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙を再生する。
【0180】
806-2.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・ロック・インターフェースを表示する。
【0181】
スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、端末がスクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了した後のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームに含まれる背景壁紙と同じか、又はそれに関連付けられている。例えば、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャの表示位置は、第1のAOD位置情報に従って決定される。第1のAOD位置情報は、スクリーン・オン・イベントに応答して、スクリーン・ロック・インターフェースが切り替わる前のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームのスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される。
【0182】
いくつかの実施形態では、スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトは、デスクトップの最初のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトと同じであるか、又それには関連付けられている。スクリーン・ロック段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームに含まれる壁紙上位層要素の表示位置及び表示サイズは、第1のAOD位置情報に従って決定される。
【0183】
ステップ806-1とステップ806-2との間に必要なシーケンスがなく、ステップ806-1とステップ806-2とが同時に実行されされてもよいし、ステップ806-2がステップ806-1の前に実行されてもよいことに留意されたい。これは、限定されるものではない。
【0184】
807.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・ロック段階からAOD段階へのライブ壁紙の再生が終了するときに、スクリーン・ロック・インターフェースの表示をフェードアウト又は終了し、AODアプリケーションにAOD表示命令を送信する。なお、スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・ロック・インターフェースからフェードアウトすることに留意されたい。AODインターフェースを表示する前に、端末は、ディスプレイ・スクリーンに黒いフレームを表示し、ユーザに黒いスクリーンを表示することを防止する。
【0185】
例えば、スクリーン・ロック・アプリケーションがスクリーン・ロック・インターフェースからフェードアウトするときに、AODインターフェースが表示される前に、プロセッサからマイクロプロセッサへの切り替えのフローが伴われてもよく、その結果、端末は、AODインターフェースに切り替えられた後に、低電力表示モードに入ることが可能となる。
【0186】
808.AODアプリケーションはAOD表示命令を受信し、第1のAOD位置情報を取得する。
【0187】
809.AODアプリケーションは、AODインターフェース表示命令をAOD表示サービスに送信し、AODインターフェース表示命令は、第1のAOD位置情報を含む。
【0188】
810.AOD表示サービスは、AODインターフェース表示命令を受信し、AODインターフェースがディスプレイ・スクリーンに表示されるようにトリガする。AODインターフェースの最初のフレームに含まれる背景壁紙と、AODインターフェースの最初のフレームに含まれる壁紙上位層の要素の表示位置が、第1のAOD位置情報に従って表示される。したがって、背景壁紙の提示の連続性が、スクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースへの切り替えの間、維持される。
【0189】
実施形態IV:以下のイベント、すなわち、端末がデスクトップからスクリーン・ロック・インターフェースに切り替えられ、次いで、スクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースに切り替えられ、スクリーン・オフ段階の背景壁紙が静止壁紙であり、かつスクリーン・ロック段階の背景壁紙及びロック解除後に表示される背景壁紙がライブ背景壁紙であるものが、一例として取り上げられる。
【0190】
図9Aに示すように、インターフェースA9はデスクトップである。インターフェースB9は、ライブ壁紙を有するブランク・スクリーン・ロック・インターフェースである。この出願のこの実施形態では、ブランク・スクリーン・ロック・インターフェースは、スクリーン・ロック・インターフェースが壁紙上位層要素、例えば、時刻又は日付を含まないと理解され得る。インターフェースC9は、ライブ壁紙を有するスクリーン・ロック・インターフェースである。本明細書では、スクリーン・ロック・インターフェースは、非ブランクのスクリーン・ロック・インターフェースを指す、すなわち、スクリーン・ロック・インターフェースは、壁紙上位層要素を含んでもよい。インターフェースD9は、黒いフレームである。インターフェースE9は、AODインターフェースである。
【0191】
インターフェースA9がデスクトップとして使用されるものが、一例として取り上げられる。例えば、端末がディスプレイ・スクリーンにインターフェースA9を表示しているときに、ユーザが電源キー9をタップする場合、ユーザにより電源キー9をタップする操作に応答して、端末は、デスクトップの表示を終了又はフェードアウトし、デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の再生をトリガし、ディスプレイ・スクリーンにブランク・スクリーン・ロック・インターフェース及びライブ壁紙を表示し、デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙が最後のフレームまで再生されたときに、非ブランク・スクリーン・ロック・インターフェースを表示し、次いで、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了又はフェードアウトし、ディスプレイ・スクリーンにAODスクリーンを表示する。デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャと、非ブランク・スクリーン・ロック・インターフェースを重ね合わせることによって取得されるインターフェースは、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームと同じであるか、又はそれに関連付けられている。非ブランクのスクリーン・ロック・インターフェースは、スクリーン・オフ段階のスクリーン・ロック・インターフェースの最後のフレームである。インターフェースに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトは、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームに含まれる壁紙上位層要素のレイアウトと同じであるか、又はそれに関連付けられており、及び/又はデスクトップからスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙のピクチャの最終フレームは、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームに含まれる静止壁紙と同じであるか、又はそれに関連付けられている。例えば、デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の最後のフレームと、非ブランク・スクリーン・ロック・インターフェースを重ね合わせることによって取得されるインターフェースは、インターフェースC9であり、スクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最初のフレームはインターフェースE9であり、インターフェースC9及びインターフェースE9は、同じである。
【0192】
追加的に、端末がスクリーン・ロック・インターフェースの表示からフェードアウトし、ディスプレイ・スクリーンにAODインターフェースを表示する前に、端末はまず、プロセッサからマイクロプロセッサに切り替えられ、マイクロプロセッサはAODインターフェースが表示されるように制御し、次いで、スクリーンを電源オフにし、端末の電力消費を低減するようにする。なお、プロセッサからマイクロプロセッサに切り替えるプロセスにおいて、端末は、例えば、ディスプレイ・スクリーンに黒いフレーム、例えば、インターフェースB8を表示する、すなわち、黒いスクリーンをユーザに提示する。次いで、マイクロプロセッサに切り替えられた後に、端末は、ディスプレイ・スクリーンにAODインターフェースを表示する。例えば、端末がプロセッサからマイクロプロセッサに再度切り替えられるための持続時間は、260ms~300msであってもよい。したがって、スクリーン・ロック・インターフェースからフェードアウトした後に、かつAODインターフェースを表示する前に、黒いスクリーンをユーザに提示するための持続時間は、260ms~300msであってもよい。
【0193】
例えば、端末がデスクトップからAODインターフェースに入るときに、インターフェース表示方法のフローは、
図9Bに示すようなものであってもよく、具体的には、以下のステップを含む。
【0194】
901.キー・ドライバは、ユーザが電源キーをタップしたイベントを検出し、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を電力マネージャ・サービスに送信する。
【0195】
902.端末のスクリーンが電源オフにされているときに、電力マネージャ・サービスは、ユーザが電源キーをタップしたイベントの表示を受信した後に、ユーザが電源キーをタップしたイベントがスクリーン・オフ・イベントをトリガするために使用されると決定する。
【0196】
903.電力マネージャ・サービスは、スクリーン・ロック・アプリケーションにスクリーン・オフ命令を送信する。
【0197】
904.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・オフの準備表示を受信し、ブランクのスクリーン・ロック・インターフェースを表示する。
【0198】
905.スクリーン・ロック・アプリケーションは、デスクトップ・アプリケーションにライブ壁紙再生命令を送信する。例えば、ライブ壁紙再生命令は、デスクトップ段階からAOD段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用されるか、又はライブ壁紙再生命令は、逆順でAOD段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用される。
【0199】
デスクトップ段階からAOD段階までのライブ壁紙の動的効果と、AOD段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙の動的効果は、逆であることに留意されたい。
【0200】
いくつかの実施形態では、スクリーン・ロック・アプリケーションは、第1のライブ壁紙再生命令をデスクトップ・アプリケーションに送信する。第1のライブ壁紙再生命令は、デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用されるか、又は第1のライブ壁紙再生命令は、逆順でスクリーン・ロック段階からデスクトップ段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用される。次いで、スクリーン・ロック・アプリケーションは、デスクトップ・アプリケーションが第1のライブ壁紙再生命令に従って再生を終了した後に、デスクトップ・アプリケーションに第2のライブ壁紙再生命令を送信する。例えば、第2のライブ壁紙再生命令は、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用されるか、又は第2のライブ壁紙再生命令は、逆順でAOD段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙を再生するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用される。
【0201】
第1のライブ壁紙再生命令が、静止壁紙表示命令に置き換えられてもよく、デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階まで静止壁紙を表示するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用されることに留意されたい。この場合、静止壁紙は、スクリーン・ロック段階からAOD段階までのライブ壁紙の最初のフレームのピクチャと同じか、又はそれに関連付けられている。
【0202】
あるいは、第2のライブ壁紙再生命令が、静止壁紙表示命令に置き換えられてもよく、スクリーン・ロック段階からAOD段階まで静止壁紙を表示するようにデスクトップ・アプリケーションをトリガするために使用される。この場合、デスクトップからスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の最後のフレームのピクチャは、スクリーン・ロック段階からAOD段階までの静止壁紙と同じか、又はそれに関連付けられている。
【0203】
例えば、スクリーン・ロック・アプリケーションは、デスクトップ・アプリケーションからのライブ壁紙再生終了命令に従って、デスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の再生が終了したと決定するか、又はデスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の再生時間に従って、デスクトップ・アプリケーションがデスクトップ段階からスクリーン・ロック段階までのライブ壁紙の再生を終了したと推定してもよい。
【0204】
906.ライブ壁紙再生命令を受信した後に、デスクトップ・アプリケーションは、ライブ壁紙再生命令に従ってライブ壁紙を再生する。
【0205】
907.ライブ壁紙の再生が終了するときに、スクリーン・ロック・アプリケーションは、第1のAOD位置情報に従ってスクリーン・ロック・インターフェースを表示し、デスクトップ・アプリケーションは、第1のAOD位置情報に従ってライブ壁紙の最後のフレームのピクチャを表示する。第1のAOD位置情報は、スクリーン・オン・イベントに応答して、ディスプレイ・スクリーンが直近で電源オンにされる前のスクリーン・オフ段階のAODインターフェースの最後のフレームのスクリーン・オン領域の位置を示すために使用される。
【0206】
908-1.スクリーン・ロック・アプリケーションは、スクリーン・ロック・インターフェースの表示を終了又はフェードアウトする。
【0207】
908-2.スクリーン・ロック・アプリケーションは、AOD表示命令をAODアプリケーションに送信する。
【0208】
ステップ908-1とステップ908-2との間に必要なシーケンスがないことに留意されたい。例えば、ステップ908-1及びステップ908-2は、同時に実行されてもよい。
【0209】
909.AODアプリケーションはAOD表示命令を受信し、第1のAOD位置情報を取得する。
【0210】
910.AODアプリケーションは、AODインターフェース表示命令をAOD表示サービスに送信し、AODインターフェース表示命令は、第1のAOD位置情報を含む。
【0211】
911.AOD表示サービスは、AODインターフェース表示命令を受信し、AODインターフェースがディスプレイ・スクリーンに表示されるようにトリガする。AODインターフェースの最初のフレームは、第1のAOD位置情報に従って表示される。したがって、背景壁紙の提示の連続性が、スクリーン・ロック・インターフェースからAODインターフェースへの切り替えの間、維持される。
【0212】
いくつかの実施形態では、前述の実施形態I~実施形態IVでは、端末は、ユーザによる電源キーのタップに応答して、スクリーン・オフ操作又はスクリーン・オン操作をトリガする。確かに、ユーザは、例えばホーム・キーをタップする方式で、別の方式でスクリーン・オン操作又はスクリーン・オフ操作をトリガしてもよい。ホーム・キーは、仮想キー、又は物理キーであり得る。別の例として、ユーザはまた、ショートカット・ジェスチャ操作、音声命令などによってスクリーン・オン操作又はスクリーン・オフ操作をトリガしてもよい。あるいは、実施形態III又は実施形態IVでは、スクリーンが電源オンされているとき、例えば、デスクトップ又はスクリーン・ロック・インターフェースが表示されているときに、端末デバイスは、ターゲット持続時間内にユーザ操作が検出されない場合に、スクリーンを自動的にオフにしてもよい。この出願のこの実施形態におけるアニメーション表示方法は、端末装置が自動的にスクリーンを電源オフにするシナリオにも適用可能であってもよい。
【0213】
実施形態II及び実施形態IVが、一例として取り上げられる。端末がAODインターフェースからデスクトップに入るプロセス、及び端末がデスクトップからAODインターフェースに入るプロセスにおける壁紙は、逆順で再生される。例えば、端末がAODインターフェースからデスクトップに入るプロセスにおけるライブ壁紙は順方向に再生され、端末がデスクトップからAODインターフェースに入るプロセスにおけるライブ壁紙は逆方向に再生される。例えば、ライブ壁紙の順方向の再生が夜から朝までのものが、一例として取り上げられる。ライブ壁紙は、端末がAODインターフェースからデスクトップに入るプロセスにおいて夜から朝の順に従って再生され、ライブ壁紙は、端末がデスクトップからAODインターフェースに入るプロセスにおいて朝から夜の順で再生される。
【0214】
追加的に、この出願のいくつかの他の実施形態では、ユーザは、ユーザの必要に従って、AODスクリーン・ロック・デスクトップ壁紙をセットしてもよい。例えば、ユーザは、セッティング・インターフェースから対応するテーマを選択して、AODインターフェースに背景壁紙をセットし、スクリーン・ロック段階及びロック解除段階において再生される背景壁紙をセットするようにしてもよい。例えば、ユーザは、
図10に示すインターフェースA10においてスーパー壁紙モードを有効にし、新しいテーマ・オプションをタップして選択し、ディスプレイ・スクリーンにインターフェースB10を表示する。端末が出荷される前に端末に事前設定されたテーマ・オプション、及びより多くのオプションが、ネットワークで提供されるオプションのテーマ・オプションである。ユーザのニーズに従って対応するテーマを選択することができる。このようにして、ユーザの個人的な追求が満足される。
【0215】
あるいは、ユーザは、ユーザの必要に応じて、対応する背景壁紙をセットしてもよく、AODインターフェースに表示される背景壁紙は、ユーザによって選択される背景壁紙に従ってユーザにおすすめされる。例えば、
図11に示すように、ユーザによる、インターフェースA11上の背景壁紙を選択するオプションのタップに応答して、インターフェースB11がディスプレイ・スクリーンに表示される。インターフェースB11は、複数のオプションの背景壁紙オプションを含む。例えば、ユーザが背景壁紙オプション4を選択する場合、インターフェースC11がディスプレイ・スクリーンに表示される。インターフェースC11は、背景壁紙オプション4のために端末によっておすすめされ、AODインターフェースに表示される背景壁紙のオプションを含む。
【0216】
前述の実施形態は、別々に使用されてもよいし、異なる技術的効果を実装するために組み合わせて使用されてもよい。
【0217】
この出願において提供される前述の実施態様では、この出願の実施態様で提供される方法は、実行主体として機能する電子デバイスの観点から説明されている。この出願の前述の実施形態で提供される方法において機能を実現するために、電子デバイスは、ハードウェア構造及び/又はソフトウェア・モジュールを含んで、ハードウェア構造、ソフトウェア・モジュール、又はハードウェア構造とソフトウェア・モジュールの組み合わせの形態で機能を実装してもよい。前述の機能のうちの1つがハードウェア構造、ソフトウェア・モジュール、又はハードウェア構造及びソフトウェア・モジュールの方式で実行されるかどうかは、技術的解決策の具体的な用途及び設計制約に依存する。
【0218】
この出願の実施形態は、ディスプレイ・スクリーン、プロセッサ、メモリ、1つ以上のセンサ、1つ以上の電源キー、1つ以上のアプリケーション・プログラム、及び1つ以上のコンピュータ・プログラムを含む電子デバイスをさらに提供する。前述のコンポーネントは、1つ以上の通信バスを介して接続されてもよい。1つ以上のコンピュータ・プログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されている。1つ以上のコンピュータ・プログラムは命令を含み、この命令は、電子デバイスが前述の実施形態におけるインターフェース表示方法の全てのステップを実行することを可能にするために使用され得る。
【0219】
例えば、プロセッサは、具体的には、
図2に示すプロセッサ110であってもよい。メモリは、具体的には、
図2に示す内部記憶装置120及び/又は電子デバイスに接続された外部メモリであってもよい。ディスプレイ・スクリーンは、具体的には、
図2に示すディスプレイ・スクリーン130であってもよい。センサは、具体的には、
図2に示すセンサ・モジュール150内の1つ以上のセンサであってもよい。電源キーは、
図2に示す電源キー141であってもよい。この出願のこの実施態様は、これに制限を課さない。
【0220】
追加的に、この出願の一実施形態は、電子デバイスにグラフィック・ユーザ・インターフェース(graphical user interface、GUI)をさらに提供する。GUIは、具体的には、電子デバイスが前述の方法の実施形態を実行するときに表示されるGUIを含む。
【0221】
文脈に従って、前述の実施形態において使用される「~とき」という用語は、「~の場合」、「~の後」、「~と決定することに応答して」、又は「~を検出することに応答して」の意味として解釈されてもよい。同様に、「~であると決定されたとき」又は「(条件若しくはイベントの説明)が検出される場合」という語句は、文脈に応じて、「~であると決定された場合」、「~と決定することに応答して」、「(条件若しくはイベントの説明)が検出されたときに」、又は「(条件若しくはイベントの説明)の検出に応答して」と解釈されてもよい。
【0222】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用して実装されてもよい。ソフトウェアが前述の実施形態を実装するために使用されるときに、実施形態の全部又は一部は、コンピュータ・プログラム製品の形態で実装されてもよい。コンピュータ・プログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ・プログラム命令がコンピュータにロード及び実行されるときに、本発明の実施形態による手順又は機能が、全体的又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、特別目的コンピュータ、コンピュータ・ネットワーク、又は別のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータ・センタから、有線方式(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者線(DSL)を使用して、)又は無線方式(例えば、赤外線、ラジオ、若しくはマイクロ波)で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータ・センタに送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するデータ記憶デバイス、例えば、サーバ若しくはデータ・センタであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、若しくは磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッド・ステート・ディスク(SSD))などであってもよい。矛盾が生じない場合、前述の実施形態における解決策が使用のために組み合わされてもよい。
【0223】
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