IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 横河電機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-システム、方法およびプログラム 図1
  • 特許-システム、方法およびプログラム 図2
  • 特許-システム、方法およびプログラム 図3
  • 特許-システム、方法およびプログラム 図4
  • 特許-システム、方法およびプログラム 図5
  • 特許-システム、方法およびプログラム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-07
(45)【発行日】2025-04-15
(54)【発明の名称】システム、方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/063 20230101AFI20250408BHJP
   G08B 27/00 20060101ALI20250408BHJP
【FI】
G06Q10/063
G08B27/00 Z
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2021156038
(22)【出願日】2021-09-24
(65)【公開番号】P2023047102
(43)【公開日】2023-04-05
【審査請求日】2024-04-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】裏田 友洋
(72)【発明者】
【氏名】パラニラジ アラグラジャ パンディアン
(72)【発明者】
【氏名】中林 千晴
(72)【発明者】
【氏名】鳥越 研児
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/054696(WO,A1)
【文献】特開2001-306360(JP,A)
【文献】特開2017-224133(JP,A)
【文献】特開平08-190584(JP,A)
【文献】特開平09-022433(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G08B 27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶部と、
トリガイベントの発生を検出する検出部と、
前記記憶部に記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力部と、
前記実行対象の作業フローの進捗管理を行う管理部と、
を備え、
前記出力部は、前記実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、前記管理部により実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップの内容を出力し、
前記管理部は、一の作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されないことに応じて、当該作業ステップの内容を前記出力部から他の作業者に出力させる、システム。
【請求項2】
前記出力部は、前記実行対象の作業フローの進捗状況を、予め登録された出力先にさらに出力する、請求項に記載のシステム。
【請求項3】
前記管理部は、作業ステップの完了通知を受けたことに応じて、前記実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、当該作業ステップを実行済みとする、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
システムであって、
トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶部と、
トリガイベントの発生を検出する検出部と、
前記記憶部に記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力部と、
を備え
前記記憶部は、警備対象内の巡回に関する作業フローを記憶し、
当該システムは、ランダムな巡回ルートを設定する設定部を備える、システム。
【請求項5】
前記実行対象の作業フロー内の作業ステップごとに、複数の作業者の中から実行担当の作業者を割り当てる割当部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記作業者は、現場で作業を行う現場作業者を含み、
前記割当部は、警備対象における異常の発生がトリガイベントの発生として検出される場合に、複数の現場作業者の中から、当該異常の発生位置に対応する現場作業者を割り当てる、請求項に記載のシステム。
【請求項7】
前記割当部は、各作業者の勤務状況を取得し、複数の作業者の中から、現時点で作業の実行が可能な作業者を割り当てる、請求項5または6に記載のシステム。
【請求項8】
前記記憶部は、各作業フローの優先度を記憶し、
当該システムは、2以上の実行対象の作業フローそれぞれの優先度に応じて、前記出力部による各実行対象の作業フロー内の作業ステップの出力を制御する第1出力制御部を備える、請求項1からの何れか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記記憶部は、各作業ステップの優先度を記憶し、
当該システムは、2以上の実行対象の作業フロー内の作業ステップそれぞれの優先度に応じて、前記出力部による各実行対象の作業フロー内の各作業ステップの出力を制御する第2出力制御部を備える、請求項1からの何れか一項に記載のシステム。
【請求項10】
作業者の操作に応じて作業フローを編集する編集部を備える、請求項1からの何れか一項に記載のシステム。
【請求項11】
前記編集部は、前記記憶部に記憶された各作業フローのうち、作業者により指定された作業フローを更新する、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
現場の状況を示す情報を取得する状況取得部を備え、
前記出力部は、前記状況取得部により取得された情報をさらに出力する、請求項1から1の何れか一項に記載のシステム。
【請求項13】
前記状況取得部は、現場の状況を示す情報として、現場に設置されたカメラにより撮影された画像データを取得する、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
少なくとも1つの作業フローは、作業者が端末を介して作業報告を入力する作業ステップを含み、
当該システムは、作業者が端末を介して入力した作業報告を取得する取得部を備える、請求項1から1の何れか一項に記載のシステム。
【請求項15】
コンピュータにより実行される方法であって、
トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶段階と、
トリガイベントの発生を検出する検出段階と、
記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力段階と、
前記実行対象の作業フローの進捗管理を行う管理段階と、
を備え
前記出力段階では、前記実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、前記管理段階により実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップの内容を出力し、
前記管理段階では、一の作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されないことに応じて、当該作業ステップの内容を前記出力段階で他の作業者に出力させる方法。
【請求項16】
コンピュータにより実行される方法であって、
トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶段階と、
トリガイベントの発生を検出する検出段階と、
記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力段階と、
を備え
前記記憶段階では、警備対象内の巡回に関する作業フローを記憶し、
当該方法は、ランダムな巡回ルートを設定する設定段階を備える方法。
【請求項17】
コンピュータを、
トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶部と、
トリガイベントの発生を検出する検出部と、
前記記憶部に記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力部と、
前記実行対象の作業フローの進捗管理を行う管理部
として機能させ
前記出力部は、前記実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、前記管理部により実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップの内容を出力し、
前記管理部は、一の作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されないことに応じて、当該作業ステップの内容を前記出力部から他の作業者に出力させるプログラム。
【請求項18】
コンピュータを、
トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶部と、
トリガイベントの発生を検出する検出部と、
前記記憶部に記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力部
として機能させ
前記記憶部は、警備対象内の巡回に関する作業フローを記憶し、
前記コンピュータを、ランダムな巡回ルートを設定する設定部として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には「一の装置4からアラート対応情報が送信されたことに応じて、当該一の装置4に対応する通報先に通報を行う。…通報先は、本実施形態では一例として、装置4の監視領域を含む地域の警備会社である…」(段落0071,0072)と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2021-099690号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、システムが提供される。システムは、トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶部を備えてよい。システムは、トリガイベントの発生を検出する検出部を備えてよい。システムは、記憶部に記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力部を備えてよい。
【0004】
システムは、実行対象の作業フロー内の作業ステップごとに、複数の作業者の中から実行担当の作業者を割り当てる割当部を備えてよい。
【0005】
作業者は、現場で作業を行う現場作業者を含んでよい。割当部は、警備対象における異常の発生がトリガイベントの発生として検出される場合に、複数の現場作業者の中から、当該異常の発生位置に対応する現場作業者を割り当ててよい。
【0006】
割当部は、各作業者の勤務状況を取得し、複数の作業者の中から、現時点で作業の実行が可能な作業者を割り当ててよい。
【0007】
システムは、実行対象の作業フローの進捗管理を行う管理部を備えてよい。出力部は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、管理部により実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップの内容を出力してよい。
【0008】
出力部は、実行対象の作業フローの進捗状況を、予め登録された出力先にさらに出力してよい。
【0009】
管理部は、作業ステップの完了通知を受けたことに応じて、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、当該作業ステップを実行済みとしてよい。
【0010】
管理部は、一の作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されないことに応じて、当該作業ステップの内容を出力部から他の作業者に出力させてよい。
【0011】
記憶部は、各作業フローの優先度を記憶してよい。システムは、2以上の実行対象の作業フローそれぞれの優先度に応じて、出力部による各実行対象の作業フロー内の作業ステップの出力を制御する第1出力制御部を備えてよい。
【0012】
記憶部は、各作業ステップの優先度を記憶してよい。システムは、2以上の実行対象の作業フロー内の作業ステップそれぞれの優先度に応じて、出力部による各実行対象の作業フロー内の各作業ステップの出力を制御する第2出力制御部を備えてよい。
【0013】
システムは、作業者の操作に応じて作業フローを編集する編集部を備えてよい。
【0014】
編集部は、記憶部に記憶された各作業フローのうち、作業者により指定された作業フローを更新してよい。
【0015】
システムは、現場の状況を示す情報を取得する状況取得部を備えてよい。出力部は、状況取得部により取得された情報をさらに出力してよい。
【0016】
状況取得部は、現場の状況を示す情報として、現場に設置されたカメラにより撮影された画像データを取得してよい。
【0017】
少なくとも1つの作業フローは、作業者が端末を介して作業報告を入力する作業ステップを含んでよい。システムは、作業者が端末を介して入力した作業報告を取得する取得部を備えてよい。
【0018】
記憶部は、警備対象内の巡回に関する作業フローを記憶してよい。システムは、ランダムな巡回ルートを設定する設定部を備えてよい。
【0019】
本発明の第2の態様においては、方法が提供される。方法は、トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶段階を備えてよい。方法は、トリガイベントの発生を検出する検出段階を備えてよい。方法は、記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力段階を備えてよい。
【0020】
本発明の第3の態様においては、プログラムが提供される。プログラムは、コンピュータを、トリガイベントごとに、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む作業フローを記憶する記憶部として機能させてよい。プログラムは、コンピュータを、トリガイベントの発生を検出する検出部として機能させてよい。プログラムは、コンピュータを、記憶部に記憶された各作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する出力部として機能させてよい。
【0021】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本実施形態に係るシステム1を示す。
図2】作業フロー記憶部400による記憶内容を示す。
図3】装置4の動作を示す。
図4】作業者端末8における作業記録の表示画面を示す。
図5】作業者端末8における作業フローの編集画面を示す。
図6】本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0024】
[1.システム1の構成]
図1は、本実施形態に係るシステム1を示す。システム1は、1または複数のセンサ2と、1または複数の監視カメラ3と、装置4と、1または複数の作業者端末8とを備え、1または複数の警備対象10の警備を行う。
【0025】
ここで、システム1の各構成のうち、各センサ2および各監視カメラ3と、装置4とは、図示しない中継装置や通信ネットワークを介して通信可能に接続されてよい。また、装置4と、各作業者端末8とは、通信ネットワーク100を介して互いに接続されてよい。通信ネットワーク100は、インターネット、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク等の各種ネットワークまたはその組み合わせを含んで構成されてよい。通信ネットワーク100は、有線および無線の少なくとも一方による接続ポイントを含んでよい。通信ネットワーク100は、インターネットなどの公衆回線から分離された専用回線により実現されてもよい。
【0026】
[1.1.警備対象10]
警備対象10は、システム1により警備される対象であってよい。本実施形態では一例として、警備対象10は人が出入りする設備であるが、車道や歩道などであってもよい。設備は、プラントでもよいし、学校や住宅、店舗、駅、博物館などであってもよい。プラントとしては、化学やバイオ等の工業プラントの他、ガス田や油田等の井戸元やその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力等の発電を管理制御するプラント、太陽光や風力等の環境発電を管理制御するプラント、上下水やダム等を管理制御するプラント等が挙げられる。
【0027】
[1.2.センサ2]
各センサ2は、警備対象10の異常を検出する。本実施形態においては一例として各センサ2は、警備用センサであってよく、警備対象10である設備への侵入を検知する侵入検知センサ、設備内の人体を検知する人感センサ、設備内のドアおよび窓の少なくとも一方の開閉を検知する開閉センサなどであってよい。また、各センサ2は、超音波センサや、マイクロ波センサ、赤外線センサ、ワイヤセンサ、トラップセンサ、電界式センサ、マグネットセンサなどであってよい。また、各センサ2は、位置を固定されていてよい。
【0028】
各センサ2は、異常が検出されたか否かを示すセンサデータを装置4に出力してよい。センサデータは、当該センサデータの送信元であるセンサ2の識別情報(センサIDとも称する)とを含んでよい。
【0029】
[1.3.監視カメラ3]
各監視カメラ3は、警備対象10の内側または外側で撮影を行う。各監視カメラ3は、位置を固定されていてよい。監視カメラ3は可視光のカメラであってもよいし、赤外線や紫外線(一例としてX線)のカメラであってもよい。各監視カメラ3は、撮影により取得した画像データを装置4に出力してよい。画像データは、当該画像データの送信元である監視カメラ3の識別情報(カメラIDとも称する)を含んでよい。
【0030】
[1.4.装置4]
装置4は、警備対象10の警備を支援する。装置4は、記憶部40と、検出部41と、割当部42と、管理部43と、通信部44と、取得部45と、編集部46とを有する。装置4は、1または複数のコンピュータであってよく、PCなどで構成されてもよいし、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。装置4が単一のコンピュータで構成される場合には、当該装置4はシステム1の管理室に設置されてよい。
【0031】
[1.4.1.記憶部40]
記憶部40は、作業フロー記憶部400と、管轄記憶部401と、作業記録記憶部402とを有する。
【0032】
[1.4.1-1.作業フロー記憶部400]
作業フロー記憶部400は、トリガイベントごとに作業フローを記憶する。トリガイベントごとに作業フローを記憶する限りにおいて、作業フロー記憶部400は、複数のトリガイベントに対して共通の作業フローを記憶してもよい。
【0033】
ここで、トリガイベントは、作業者による作業を開始させるイベントであってよい。トリガイベントは、警備対象10で異常が生じることであってもよいし、予め設定された時刻になることであってもよいし、トリガイベントの発生を示すマニュアル操作が行われることであってもよい。
【0034】
作業者には、現場で作業を行う現場作業者(ビートエンジニア(Beat Engineer)とも称する)と、システム1の管理室において現場作業者に指示するオペレータと、現場作業者やオペレータの管理や割り当ての承認などを行う管理者との少なくとも1種類が含まれてよい。オペレータは、管理室において監視カメラ3の撮影画像を監視する監視員であってもよい。管理者は、オペレータや現場作業者を監督する監督者であってもよい。
【0035】
現場は、警備対象10において作業を行うべき位置であってよい。一例として、現場は、警備対象10内での異常の発生位置であってよい。
【0036】
作業フロー記憶部400は、予め設定された時刻になることに応じたトリガイベントに対応付けて、警備対象10内の巡回に関する作業フローを記憶してよい。また、作業フロー記憶部400は、警備対象10で異常が生じたことに応じたトリガイベントに対応付けて、異常の発生位置を確認するなどの作業フローを記憶してよい。
【0037】
各作業フローは、作業者が行うべき少なくとも1つの作業ステップを含む。例えば、作業フローには、作業の実行担当として割り当てられた作業者について管理者が承認を行う作業ステップや、現場作業者に対してオペレータが指示や連絡を行う作業ステップ、管理者やオペレータが条件分岐の判定を行うステップ、作業者が作業者端末8を介して作業報告を入力する作業ステップ、管理者が作業報告の承認を行って作業フローを完了する作業ステップなどの何れかが含まれてよい。本実施形態においては一例として、少なくとも1つの作業フローには、作業者が作業者端末8を介して作業報告を入力する作業ステップが含まれる。作業フローはトリガイベントごと(一例として異常の種類ごと)に異なってもよいし、複数のトリガイベントの間で共通であってもよい。
【0038】
なお、作業フローは、装置4が行うべき少なくとも1つの作業ステップをさらに含んでもよい。例えば、作業フローには、装置4が条件分岐の判定を行うステップや、作業者に通知を行うステップ、各種の情報を記憶部40や他の記憶装置(図示せず)に対して記憶させるステップなどの何れかが含まれてよい。
【0039】
作業フロー記憶部400は、トリガイベントの識別情報(イベントIDとも称する)と、作業フローの識別情報(フローIDとも称する)と、作業フローに含まれる各作業ステップの内容と、各作業ステップについて実行可能な作業者の情報(実行可能な作業者情報とも称する)などとを対応付けて記憶してよい。作業ステップの内容は、行われるべき作業の説明であってよい。実行可能な作業者情報は、複数の作業者のうち、作業者の権限や勤務地などから該当の作業ステップの作業を実行し得る作業者に関する情報であってよく、本実施形態においては一例として作業者の識別情報(作業者IDとも称する)であってよい。
【0040】
[1.4.1-2.管轄記憶部401]
管轄記憶部401は、現場作業者の管轄を記憶する。管轄記憶部401は、現場の位置ごとに、当該位置を管轄とする現場作業者の作業者IDを記憶してよい。例えば、管轄記憶部401は、センサ2や監視カメラ3の位置ごとに、現場作業者の作業者IDを記憶してよい。本実施形態においては一例としてセンサ2や監視カメラ3は据え付け型であるため、管轄記憶部401は、センサ2や監視カメラ3ごとに現場作業者の作業者IDを記憶してもよく、別言すれば、センサIDやカメラIDに対応付けて作業者IDを記憶してもよい。
【0041】
[1.4.1-3.作業記録記憶部402]
作業記録記憶部402は、実行された各作業フローについて作業記録を記憶する。作業記録記憶部402は、実行済みの作業フローおよび実行中の作業フローについて作業記録を記憶してよい。
【0042】
作業記録には、作業者端末8を介して作業者によって入力された作業報告と、装置4内で生成されるログデータとが含まれてよい。ログデータには、作業フローの開始時刻および終了時刻、各作業ステップの開始時刻および終了時刻、各作業ステップの作業者ID、トリガイベントのイベントID、トリガイベントの発生時刻、トリガイベントの検出に用いられたセンサデータや画像データに対応するセンサIDやカメラID、ならびに、トリガイベントの発生位置などの少なくとも1つが含まれてよい。
【0043】
[1.4.2.検出部41]
検出部41は、トリガイベントの発生を検出する。
【0044】
検出部41は、センサ2(本実施形態においては一例として警備用センサ)からのセンサデータと、監視カメラ3からの画像データとの少なくとも一方を用いて異常を検出してよい。検出部41は、異常の種類ごとに異なるトリガイベントをそれぞれ検出してよい。
【0045】
検出部41は、図示しない計時部から供給される時刻情報に基づいて、予め設定された時刻になることを検出してよい。また、検出部41は、図示しない入力部に対する操作内容に基づいて、トリガイベントの発生を示すマニュアル操作が行われることを検出してよい。検出部41は、通信部44を介して作業者端末8に対する操作内容を取得してよく、当該操作内容に基づいて、トリガイベントの発生を示すマニュアル操作が行われることを検出してもよい。検出部41は、異常が生じる場合と、予め設定された時刻になる場合と、マニュアル操作が行われる場合とで、異なるトリガイベントを検出してよい。
【0046】
検出部41は、トリガイベントの発生を検出したことに応じて、作業フロー記憶部400に記憶された複数の作業フローのうち、検出されたトリガイベントに対応する作業フローを特定してよい。検出部41は、検出されたトリガイベントのイベントIDに対して作業フロー記憶部400内で対応付けられた作業フローを実行対象の作業フローとして特定してよい。検出部41は、実行対象の作業フローについての情報を作業フロー記憶部400から読み出してよい。
【0047】
検出部41は、実行対象の作業フローについての情報を管理部43に供給してよい。また、検出部41は、実行対象の作業フローについての情報と、当該トリガイベントの検出に用いたセンサデータの送信元のセンサ2のセンサID、または、当該トリガイベントの検出に用いた画像データの送信元の監視カメラ3のカメラIDとを対応付けて割当部42に供給してよい。
【0048】
検出部41は、状況取得部の一例であってよく、現場の状況を示す情報を取得してよい。例えば、検出部41は、現場に設置された監視カメラ3により撮影された画像データを取得してもよいし、現場に設置されたセンサ2からのセンサデータを取得してもよい。検出部41は、これらのセンサデータや画像データを、管理部43に供給してよい。
【0049】
[1.4.3.割当部42]
割当部42は、実行対象の作業フロー内の作業ステップごとに、複数の作業者の中から実行担当の作業者を割り当てる。割当部42は、実行対象の作業フローの各作業ステップに対して実行担当の作業者を割り当ててよい。
【0050】
割当部42は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、システム1の管理室で行われる作業ステップのそれぞれについて、実行担当の作業者としてオペレータや管理者を割り当ててよい。
【0051】
また、割当部42は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、現場で行われる作業ステップのそれぞれについて、実行担当の作業者として現場作業者を割り当ててよい。割当部42は、警備対象10における異常の発生がトリガイベントの発生として検出される場合に、複数の現場作業者の中から、異常の発生位置に対応する現場作業者を割り当ててよい。割当部42は、発生したトリガイベントの検出に用いられたセンサデータや画像データに対応するセンサIDやカメラIDに対して管轄記憶部401内で対応付けられた何れかの現場作業者を実行担当の作業者として割り当ててよい。
【0052】
割当部42は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのステップIDと、当該作業ステップに対して割り当てられた作業者の作業者IDとを対応付けて管理部43に供給してよい。
【0053】
[1.4.4.管理部43]
管理部43は、実行対象の作業フローの進捗管理を行う。管理部43は、作業ステップの完了通知を受けたことに応じて、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、当該作業ステップを実行済みとしてよい。管理部43は、通信部44を介して作業者端末8からフローIDおよびステップIDとともに完了通知を受信することに応じて、当該フローIDに対応する作業フロー内の各作業ステップのうち、当該ステップIDに対応する作業ステップを実行済みとしてよい。管理部43は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップを、実行対象の作業ステップとしてよい。
【0054】
管理部43は、実行対象の作業フローの作業ステップごとに、当該作業ステップのステップIDと、当該作業ステップの作業を実行する作業者の作業者IDとを割当部42から取得してよい。管理部43は、実行対象の作業ステップの内容を、当該作業ステップのステップIDに対応付けて割当部42から供給された作業者IDと共に通信部44に供給してよい。
【0055】
管理部43は、現場の状況を示す情報(一例としてセンサデータや画像データ)が検出部41から供給される場合には、当該情報を通信部44にさらに供給してよい。
【0056】
[1.4.5.通信部44]
通信部44は、通信ネットワーク100を介して作業者端末8と通信する。通信部44は、電子メール、ソーシャルネットワーキングサービス、および、ショートメッセージサービスなどの少なくとも1つを用いて通信を行ってよい。
【0057】
通信部44は、出力部の一例であり、記憶部40に記憶された各作業フローのうち実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力してよい。通信部44は、管理部43から供給される作業ステップの内容を、管理部43から供給される作業者IDに対応する作業者端末8に出力してよい。通信部44は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、管理部43により実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップの内容を出力してよい。通信部44は、現場の状況を示す情報(本実施形態においては一例としてセンサデータや画像データ)が管理部43から供給される場合には、当該情報を作業者端末8にさらに出力してよい。
【0058】
通信部44は、作業者端末8から種々の情報を受信してもよい。通信部44は、受信した情報を取得部45や編集部46に供給してよい。
【0059】
[1.4.6.取得部45]
取得部45は、作業者が作業者端末8を介して入力した作業報告を取得する。取得部は、通信部44を介して作業者端末8からフローIDと共に作業報告を取得してよい。
【0060】
また、取得部45は、各作業フローのログデータをさらに取得してよい。本実施形態では一例として、取得部45は、トリガイベントのイベントID、トリガイベントの発生時刻、トリガイベントの検出に用いられたセンサデータや画像データに対応するセンサIDやカメラID、および、トリガイベントの発生位置などを検出部41から取得してよい。また、取得部45は、作業フローの開始時刻および終了時刻、作業ステップの開始時刻および終了時刻、ならびに、各作業ステップの作業者IDなどを管理部43から取得してよい。
【0061】
取得部45は、取得した作業報告およびログデータを、該当の作業フローに対応する作業記録として作業記録記憶部402に記憶させてよい。
【0062】
[1.4.7.編集部46]
編集部46は、作業者の操作に応じて作業フローを編集する。編集部46は、通信部44を介して作業者端末8に対する操作を取得して作業フローを編集してよい。
【0063】
編集部46は、管理部43に読み出された実行対象の作業フローを編集してもよいし、作業フロー記憶部400内の作業フローを編集してもよいし、作業フロー記憶部400に記憶される新たな作業フローを生成してもよい。編集部46は、実行対象の作業フローを編集する場合には、当該作業フローの作業ステップを実行する作業者の操作に応じて作業フローを編集してよい。編集部46は、作業フロー記憶部400内の作業フローを編集する場合には、作業フロー記憶部400内の各作業フローのうち、作業者により指定された作業フローを更新してよい。
【0064】
[1.5.作業者端末8]
各作業者端末8は、別々の作業者によって操作される。作業者端末8は、管理室においてオペレータや管理者に操作される据え付け型の端末であってもよいし、現場において現場作業員に操作されるモバイル型の端末であってもよい。
【0065】
各作業者端末8は、通信ネットワーク100を介して装置4と通信を行ってよく、装置4から供給される作業ステップの内容を表示してよい。例えば、作業者端末8は、装置4から供給される作業ステップの内容として、移動するべき現場の位置や、チェックするべき項目、入力するべき作業報告の説明などを表示してよい。
【0066】
また、作業者端末8は、作業者によって入力される内容を装置4に供給してよい。例えば、作業者端末8は、入力するべき作業報告の説明を表示することに応じて作業者によって入力される作業報告を、装置4に供給してよい。作業報告には、現場の状況報告が含まれてもよいし、作業者端末8の内蔵カメラによって撮影された画像が含まれてもよい。
【0067】
以上のシステム1によれば、検出されたトリガイベントに対応する実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容が、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力される。従って、各作業者が作業内容を確認しつつ作業を行うことができるので、作業を効率化することができる。
【0068】
また、実行対象の作業フローの進捗管理が行われ、当該作業フロー内の各作業ステップのうち、実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップの内容が出力される。従って、実行済みの作業ステップや、実行可能でない作業ステップの内容が作業者に出力されることがないため、出力される作業ステップの内容から、実行するべき作業内容を探す手間を無くして作業をいっそう効率化することができる。
【0069】
また、作業ステップの完了通知を受けたことに応じて、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち当該作業ステップが実行済みとされるので、作業フローの進捗を正確に管理することができる。
【0070】
また、現場の状況を示す情報が取得されてさらに作業者端末8に出力されるので、各作業者が現場の状況を確認しつつ作業を行うことができる。
【0071】
また、現場の状況を示す情報として、現場に設置された監視カメラ3により撮影された画像データが取得されるので、現場の画像を確認しつつ作業を行うことができる。
【0072】
また、実行対象の作業フロー内の作業ステップごとに複数の作業者の中から実行担当の作業者が割り当てられるので、オペレータによる作業者の割り当て作業の手間を無くして作業をいっそう効率化することができる。
【0073】
また、複数の現場作業者の中から、異常の発生位置に対応する現場作業者が割り当てられるので、異常の発生位置への現場作業者の移動時間を短縮し、現場での作業に取り掛かるまでの時間を短縮することができる。
【0074】
また、少なくとも1つの作業フローには、作業者が作業者端末8を介して作業報告を入力する作業ステップが含まれており、作業者が作業者端末8を介して入力した作業報告が取得されるので、作業フローの実行に従って作業者に作業報告を入力させることができる。
【0075】
また、作業者の操作に応じて作業フローが編集されるので、作業者の判断で適宜、新たな作業フローの作成や、既存の作業フローの修正を行うことができる。
【0076】
また、記憶部40内の各作業フローのうち、作業者により指定された作業フローが更新されるので、任意の作業フローを編集して更新することができる。
【0077】
[2.作業フロー記憶部400]
図2は、作業フロー記憶部400による記憶内容を示す。
【0078】
本図において作業フロー記憶部400は、各作業フローについて、対応するトリガイベントのイベントIDと、当該作業フローの全体に関する情報(作業フロー情報とも称する)と、当該作業フロー内の各作業ステップに関する情報(作業ステップ情報とも称する)とを記憶する。
【0079】
作業フロー情報は、作業フローのフローIDと、作業フローの名称と、作業フローの優先度と、進捗状況の出力先を有してよい。作業フローの優先度は、当該作業フローの優先順位を示す度合いであり、値が小さいほど優先度が高いこと、つまり先に実行されるべきであることを示してよい。作業フローの優先度は、緊急度が高い作業フローほど高く設定されてよい。一例として、フロー優先度は、フローIDの末尾などに含まれてよい。
【0080】
進捗状況の出力先は、作業フローが実行される場合に進捗状況を供給するべき宛先を示す。進捗状況の出力先は、警備対象10のオーナーであってもよいし、システム1を運用する事業者に対して警備対象10の警備を依頼する依頼者であってもよい。
【0081】
作業ステップ情報は、作業フローに含まれる各作業ステップのステップIDと、各作業ステップの優先度と、各作業ステップの作業が行われる場所と、各作業ステップを実行可能な作業者情報と、各作業ステップの作業内容とを有してよい。
【0082】
作業ステップの優先度は、当該作業ステップの優先順位を示す度合いであり、値が小さいほど優先度が高いこと、つまり先に実行されるべきであることを示してよい。作業ステップの優先度は、緊急度が高い作業ステップほど高く設定されてよい。例えば、現場作業者に対してオペレータが指示や連絡を行う作業ステップの優先度や、現場作業者が現場に移動する作業ステップは、作業者が作業者端末8を介して作業報告を入力する作業ステップの優先度よりも高くてよい。一例として、ステップ優先度は、ステップIDの末尾などに含まれてよい。作業が行われる場所は、システム1の管理室と、現場との何れかであってよい。
【0083】
作業ステップを実行可能な作業者情報は、管理室で作業が行われる作業ステップでは、作業者IDそのものであってよく、例えばオペレータや管理者の作業者IDであってよい。一方、現場で作業が行われる作業ステップでは、実行可能な作業者が現場の位置によって異なるため、作業ステップを実行可能な作業者情報は現場の位置(本実施形態においては一例としてセンサID,カメラID)を用いて管轄記憶部401から取得される。従って、作業フロー記憶部400においては実行可能な作業者情報は空欄であってよい。作業ステップの作業内容には、当該作業の所要時間が含まれてよい。また、作業ステップの作業内容には、該当の作業に関する作業マニュアルのテキストや画像が含まれてもよいし、作業マニュアルに対するハイパーリンクが含まれてもよい。
【0084】
[3.装置4の動作]
図3は、装置4の動作を示す。装置4は、ステップS11~S47の処理を行うことにより各警備対象10の警備を行う。この動作はトリガイベントの発生が検出されるごとに並行または並列に開始されてよい。なお作業フロー記憶部400には、予めトリガイベントごとの作業フローが記憶されていてよい。
【0085】
ステップS11において検出部41は、トリガイベントの発生を検出する。例えば、検出部41は、センサ2からのセンサデータや、監視カメラ3からの画像データによって異常が示されることに応じてトリガイベントが発生したと検出してよい。また、検出部41は、予め設定された時刻になることに応じてトリガイベントが発生したと検出してもよいし、トリガイベントの発生を示すマニュアル操作が行われることに応じてトリガイベントが発生したと検出してもよい。
【0086】
一例として、検出部41は、入力される画像データに対して画像解析を行い、予め設定された検出対象を検出した場合に、画像データによって異常が示されたと判定してよい。検出対象は、画像データに含まれ得る被写体のうち警備上、着目すべき被写体であってよい。例えば、検出対象は、人の体の少なくとも一部(一例として顔や手)、車両(一例として走行中の車両、停車中の車両)、および、特定の物体(一例としてカバン、凶器)などの少なくとも1つであってよい。検出対象は、特定の人物の顔や、特定の車両であってもよい。検出部41は、検出された検出対象の種類に応じて別々のトリガイベントが発生したと検出してよい。
【0087】
検出部41は、画像解析によって検出対象を検出した場合には、当該検出対象の特徴を示す特徴データを生成してよい。検出対象が人の顔である場合には、特徴データは、画像内の顔の特徴を示してよい。画像内の顔の特徴は、顔の特徴点の位置関係であってもよいし、瞳や皮膚、頭髪の色であってもよいし、アクセサリ(一例としてメガネやピアス等)の色や形状などであってもよい。また、検出対象が車両である場合には、特徴データは画像内の車両の車種を示してもよいし、画像内の車両の番号を示してよい。
【0088】
検出部41が画像解析を行う解析対象の画像は、静止画像であってよく、一例として、動画像から抽出されるフレームであってよい。なお、検出部41による検出対象は、複数のフレームに亘って行われる動作(一例として、物を盗む動作)であってもよい。この場合には、検出部41が画像解析を行う解析対象の画像データは、基準時間幅(一例として10秒や1分)の動画像データであってよい。検出部41は、基準時間幅の動画像データに対して動作解析を行って、特定の動作を検出したことに応じて、画像データによって異常が示されたと判定してよい。
【0089】
ステップS13において検出部41は、実行対象の作業フローを特定する。検出部41は、検出したトリガイベントのイベントIDに対して作業フロー記憶部400内で対応付けられた作業フローを、実行対象の作業フローとして特定してよい。
【0090】
ステップS15において割当部42は、実行対象の作業フロー内の作業ステップごとに、複数の作業者の中から実行担当の作業者を割り当てる。割当部42は、作業フロー記憶部400において作業ステップごとに記憶された実行可能な作業者情報に基づいて、実行担当の作業者を割り当ててよい。
【0091】
例えば、実行対象の作業フロー内の作業ステップのうち、システム1の管理室で行われる作業ステップのそれぞれについては、割当部42は、作業フロー記憶部400において実行可能な作業者情報として示された各作業者IDの作業者(本実施形態においては一例としてオペレータや管理者)を作業者の候補としてよい。割当部42は、作業者の候補の何れかを、実行担当の作業者として割り当ててよい。割当部42は、一の実行対象の作業フロー内における複数の作業ステップのうち、管理室で行われる各作業ステップに対し、同一の作業者を割り当ててよい。
【0092】
一方、実行対象の作業フロー内の作業ステップのうち、現場で行われる作業ステップのそれぞれについては、作業フロー記憶部400における実行可能な作業者情報が空欄となっている。従って、割当部42は、管轄記憶部401において現場の位置に対応付けられた各作業者IDの作業者を作業者の候補としてよい。割当部42は、作業者の候補の何れかを、実行担当の作業者として割り当ててよい。割当部42は、一の実行対象の作業フロー内における複数の作業ステップのうち、現場で行われる各作業ステップに対し、同一の作業者を割り当ててよい。
【0093】
割当部42は、各作業者の勤務状況を取得し、複数の作業者の中から、現時点で作業の実行が可能な作業者を割り当ててよい。割当部42は、各作業ステップについての作業者の候補の中から、現時点で作業の実行が可能な作業者を抽出して、実行担当の作業者として割り当ててよい。
【0094】
例えば、割当部42は、現時点で作業者が待機中であるか否かを示す情報を取得して、作業者の割り当てに用いてよい。一例として、割当部42は、待機中の作業者を作業者の候補から抽出し、抽出した作業者候補から実行担当の作業者を割り当ててよい。待機中の作業者は、現時点で別の実行対象の作業フローの作業ステップの実行担当となっておらず、かつ、離席中ではない作業者であってよい。
【0095】
また、割当部42は、作業者の勤務スケジュールを取得して、作業者の割り当てに用いてもよい。一例として、割当部42は、現時点で勤務中の作業者を作業者の候補から抽出し、抽出した作業者候補から実行担当の作業者を割り当ててよい。
【0096】
割当部42は、オペレータや管理者の勤務状況を管理室から取得してよいし、各オペレータや管理者の作業者端末8から取得してもよい。また、割当部42は、現場作業者の勤務状況を、現場作業者の勤務先から取得してもよいし、現場作業者の作業者端末8から取得してもよい。
【0097】
ステップS17において検出部41は、現場の状況を示す情報を取得してよい。例えば、検出部41は、現場に設置された監視カメラ3やセンサ2からの画像データやセンサデータを取得してよい。
【0098】
ステップS19において管理部43は、実行対象の作業ステップを決定する。ステップS19の処理が1回目に行われる場合には、管理部43は、実行対象の作業フローにおける先頭の作業ステップを実行対象として決定してよい。ステップS19の処理が2回目以降に行われる場合には、管理部43は、実行対象の作業フロー内の各作業ステップのうち、後述のステップS41の処理によって実行済みとされた作業ステップの次に実行すべき作業ステップを、実行対象の作業ステップとしてよい。
【0099】
ステップS21において通信部44は、実行対象の作業ステップの内容を、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力する。通信部44は、管理部43から実行対象の作業ステップの内容と共に、当該作業ステップに対して割り当てられた作業者の作業者IDを取得し、当該作業者IDの作業者端末8に対して作業ステップの内容を出力してよい。
【0100】
通信部44は、現場の状況を示す情報(本実施形態においては一例としてセンサデータや画像データ)を作業者端末8に対してさらに出力してよい。また、通信部44は、検出部41の画像解析によって検出対象が検出されて、当該検出対象の特徴データが生成された場合には、当該特徴データを作業者端末8に対してさらに出力してよい。また、通信部44は、実行対象の作業フローについての情報(一例として各作業ステップの内容)を作業者端末8に対してさらに出力してよい。作業者端末8への出力内容や出力時刻は作業記録記憶部402に記憶されてよい。
【0101】
作業ステップの内容が供給された作業者は、その内容を見て作業を行ってよい。作業ステップの内容に、作業マニュアルに対するハイパーリンクが含まれる場合には、作業者は当該ハイパーリンクを介して作業マニュアルを表示させ、その内容を見て作業を行ってもよい。作業報告を入力する作業ステップの内容が供給される場合には、作業者は、その内容に従って作業報告を入力してよい。作業者端末8には、各作業ステップの内容と共に、作業が完了した場合に行うべき操作案内が表示されてよく、作業者は、作業完了後に当該操作案内に応じた操作を行ってよい。これにより、作業ステップの完了通知が作業者端末8から装置4に送信される。
【0102】
これに加えて、またはこれに代えて、作業者は、実行対象の作業フローを編集してもよい。例えば、作業者は、管理室や現場の状況に合わせて後の作業ステップの内容を修正してもよいし、後の作業ステップの内容にコメントを加えてもよい。また、作業者は、後の作業ステップを削除してもよく、現時点の実行対象の作業ステップを実行対象の作業フローにおける最後の作業ステップとしてもよい。これにより、実行対象の作業フローを終了させることができる。
【0103】
なお、実行対象の作業フローが2以上ある場合には、管理部43は、第1出力制御部として機能してよく、これらの作業フローそれぞれの優先度に応じて各実行対象の作業フロー内の作業ステップの出力を制御してよい。例えば、管理部43は、優先度の高い作業フローの作業ステップを、優先度の低い作業フローの作業ステップよりも先に出力させてよい。また、管理部43は、出力される作業ステップの内容に、作業フローの優先度を示す情報(一例として優先度そのものや、優先度の大小)を併せて出力させてもよい。
【0104】
また、実行対象の作業フローが2以上ある場合には、管理部43は、第2出力制御部として機能してもよく、これらの実行対象の作業フロー内の作業ステップそれぞれの優先度に応じて、各実行対象の作業ステップの出力を制御してよい。例えば、管理部43は、優先度の高い作業ステップを、優先度の低い作業ステップよりも先に出力させてよい。また、管理部43は、出力される作業ステップの内容に、作業フローの優先度を示す情報(一例として優先度そのものや、優先度の大小)を併せて出力させてもよい。
【0105】
管理部43は、作業フローの優先度および作業ステップの優先度の両方に応じて作業ステップの出力を制御する場合には、作業フローの優先度と作業ステップの優先度とを加算または乗算した結果に応じて、出力を制御してよい。
【0106】
ステップS23において取得部45は、作業フローのログデータおよび作業報告の少なくとも一方を取得し、実行対象の作業フローについて作業記録記憶部402に記憶された作業記録を更新する。例えば、取得部45は、実行対象の作業ステップの開始時刻、当該作業ステップの作業者IDなどを取得して作業記録に追加してよい。また、取得部45は、通信部44を介して作業者端末8から作業報告を取得した場合には、取得した作業報告を作業記録に追加してよい。
【0107】
ステップS25において管理部43は、作業者端末8から作業ステップの完了通知を受信したか否かを判定する。ステップS25において完了通知が受信されていないと判定した場合(ステップS25;No)にはステップS31に処理が移行する。ステップS25において完了通知が受信されたと判定した場合(ステップS25;Yes)にはステップS41に処理が移行する。
【0108】
ステップS31において管理部43は、ステップS21の処理を行ってから基準時間が経過したか否かを判定する。基準時間の長さは、作業ステップの作業の所要時間に基づいて設定されてよく、ステップS21で出力される作業内容に基づいて設定されてよい。本実施形態においては一例として、基準時間は、作業フロー記憶部400において作業内容と共に記憶された所要時間に許容遅延時間(例えば所要時間の1割)を加えた長さであってよい。
【0109】
ステップS31において基準時間が経過していないと判定された場合(ステップS31;No)にはステップS23に処理が移行する。ステップS31において基準時間が経過したと判定された場合(ステップS31;Yes)にはステップS33に処理が移行する。
【0110】
ステップS33において管理部43は、割当部42に実行担当の作業者を変更させる。これにより、割当部42は、ステップS15と同様にして実行担当の作業者を割り当てる。但し、ステップS33の処理において割当部42は、実行対象の作業フロー内の作業ステップのうち、未実行の作業ステップについて作業者を割り当ててよい。また、割当部42は、作業者の候補から、実行対象の作業ステップに対する現時点の実行担当の作業者を除外し、残りの作業者の候補から実行担当の作業者を割り当ててよい。
【0111】
ステップS33の処理が終了したら、ステップS21に処理が移行してよい。これにより、一の作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されないことに応じて、当該作業ステップの内容が通信部44から他の作業者に出力されることとなる。
【0112】
ステップS41において管理部43は、作業フローの進捗管理を行う。管理部43は、完了通知とともに受信したフローIDおよびステップIDに対応する作業フロー内の作業ステップを実行済みとしてよい。
【0113】
ステップS43において取得部45は、作業フローのログデータを取得し、実行対象の作業フローについて作業記録記憶部402に記憶された作業記録を更新する。例えば、取得部45は、作業ステップの終了時刻などを作業記録に追加してよい。
【0114】
ステップS45において通信部44は、実行対象の作業フローの進捗状況を、予め登録された出力先に出力する。通信部44は、作業フロー記憶部400において実行対象の作業フローについて記憶された出力先(一例として警備対象10のオーナーや警備の依頼者)に対して進捗状況を出力してよい。通信部44は、実行対象の作業フロー内の何れの作業ステップまで作業が完了しているかを示す進捗状況を出力してよい。
【0115】
ステップS47において管理部43は、実行対象の作業フローが終了したか否かを判定する。管理部43は、実行対象の作業フローの最後の作業ステップが実行済みであるか否かに基づいて作業フローが終了したか否かを判定してよい。
【0116】
ステップS47において作業フローが終了していないと判定された場合(ステップS47;No)にはステップS17に処理が移行する。これにより、ステップS21の処理が繰り返される結果、実行対象の作業フロー内の各作業ステップの内容が、当該作業ステップを行うべき作業者に対して出力される。そして、ステップS47において作業フローが終了したと判定された場合(ステップS47;Yes)には処理が終了する。
【0117】
以上の動作によれば、作業者の勤務状況が取得され、複数の作業者の中から、現時点で作業の実行が可能な作業者が割り当てられるので、作業の実行が可能でない作業者が割り当てられることで作業が中断してしまうのを防止し、速やかに作業を行わせることができる。
【0118】
また、一の作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されないことに応じて、当該作業ステップの内容が他の作業者に出力されるので、作業者が作業を行えない場合に、代わりの作業者によって作業を進めることができる。
【0119】
また、各作業フローの優先度が記憶され、2以上の実行対象の作業フローそれぞれの優先度に応じて、各実行対象の作業フロー内の作業ステップの出力が制御される。従って、優先度の高い作業フローほど先に作業を行わせることができる。
【0120】
また、各作業ステップの優先度が記憶され、2以上の実行対象の作業フロー内の作業ステップそれぞれの優先度に応じて、各実行対象の作業フロー内の各作業ステップの出力が制御される。従って、優先度の高い作業ステップほど先に作業を行わせることができる。
【0121】
また、予め登録された出力先に対して実行対象の作業フローの進捗状況が出力されるので、警備対象10の関係者を予め登録しておくことにより、当該関係者に作業フローの進捗状況を知らせることができる。
【0122】
[3.作業記録の表示画面]
図4は、作業者端末8における作業記録の表示画面を示す。
【0123】
各作業者端末8には、作業記録記憶部402に記憶された作業記録の一覧が表示可能であってよい。作業記録の一覧には、作業フローの名称と、作業フローの開始時刻および終了時刻と、トリガイベントの種類が含まれてよい。なお、本図においてトリガイベントの種類の「User[Alagu]」は、トリガイベントの発生を示すマニュアル操作が作業者「Alagu」によって行われたことを示す。トリガイベントの種類の「Timer」は予め設定された時刻になったことを示す。トリガイベントの種類の「Alert」は警備対象10で異常が生じたことを示す。
【0124】
各作業フローの名称には、当該作業フローが実行中であるか実行済みであるかを示す識別マーク(本図では一例として、実行中を示すエクスクラメーションマーク)が付されてよい。実行済みの作業フローには、作業中の作業者の作業者名または作業者IDが対応付けて表示されてよい。
【0125】
なお、作業者が何れかの作業フローを選択した場合には、当該作業フローについての作業記録の詳細が表示されてよい。また、作業者が画面上部の「Assigned to me」のタブを選択した場合には、表示画面には、当該作業者に割り当てられた作業フローについての作業記録の一覧が表示されてよい。
【0126】
[4.作業フローの編集画面]
図5は、作業フローの編集画面を示す。作業フローの編集画面では、作業フローに含まれるべきコンポーネントを編集することで、新たな作業フローの作成や、既存の作業フローの修正を行うことができる。なお、本図では一例として、新たな作業フローの作成途中の状態が示されている。
【0127】
コンポーネントは、フローチャート記号と、内容の説明とを含んでよい。楕円形のフローチャート記号を含むコンポーネントは、作業フローの開始を示してよく、トリガイベントの内容説明を含んでよい。本図では一例として、マニュアル操作の入力がトリガイベントとして設定されている。
【0128】
矩形枠のフローチャート記号を含むコンポーネントは、作業者や装置4が行う作業ステップを示してよく、当該作業ステップの内容説明を含んでよい。本図では一例として、第1の作業ステップを示すコンポーネントとして「Human Step」のコンポーネントが入力されている。
【0129】
「Human Step」は、作業者が行うべき作業についての作業ステップであってよく、管理者が行うべき作業についての作業ステップであってもよいし、オペレータが行うべき作業についての作業ステップであってもよいし、現場作業員が行うべき作業についての作業ステップであってもよい。管理者が行うべき作業は、一例として、作業フローの実行を承認する作業や、条件分岐の判定を行う作業、作業の実行担当として割り当てられた作業者について承認を行う作業、管理者が作業報告の承認を行って作業フローを完了する作業であってよい。オペレータが行うべき作業は、一例として現場作業者に対して指示や連絡を行う作業や、現場状況に合わせて作業フローを編集する作業であってよい。現場作業者が行うべき作業は、一例として異常の確認作業や異常を解消する作業、作業報告を入力する作業であってよい。「Human Step」のコンポーネントは作業の主体となる作業者の説明を含んでよく、作業内容の説明をさらに含んでもよい。本図では一例として、作業の主体は、作業フローを開始させた作業者、つまりトリガイベントのマニュアル操作を行った作業者として設定されている。
【0130】
なお、本実施形態では、頻繁に使用される複数種類のコンポーネントは、予め内容の説明を含んだ状態で選択肢として用意されてよい。これにより、作業者は適宜、所望のコンポーネントを入力対象として選択することで作業フローの編集を行うことができる。
【0131】
本図では一例として、第2の作業ステップを示すコンポーネントが「Human Step」,「Notify Step」,「Report Step」,「Storage Step」,「Upload Step」,「Condition Step」などの中から選択される状態が示されている。「Notify Step」は、指定した宛先に装置4が通知メッセージを送信する作業ステップであってよく、「Notify Step」のコンポーネントは宛先や通知内容の説明を含んでよい。「Report Step」は、作業者端末8上で作業者が入力した作業報告を装置4が作業ログと合わせて、定型フォーマットの作業記録のファイルを作成する作業ステップであってよい。「Storage Step」は、装置4がシステム1のクラウドストレージに各種の情報を保存する作業ステップであってよく、「Storage Step」のコンポーネントは保存される情報の説明を含んでよい。「Upload Step」は、指定した宛先(一例としてシステム1の運営主体とは異なる第三者)の記憶装置に装置4が各種の情報をアップロードする作業ステップであってよく、「Upload Step」のコンポーネントは保存される情報や、宛先の説明を含んでよい。「Condition Step」は、装置4が条件分岐の判定を行う作業ステップであってよい。
【0132】
なお、本図では、入力済みのコンポーネントの間の挿入マーク(本図では一例としてプラス記号をサークルで囲ったマーク)が作業者によって選択された場合には、作業者の操作に応じた新たなコンポーネントが当該挿入マークの位置に挿入されてよい。また、入力済みのコンポーネントが作業者によって選択された場合には、作業者の操作に応じて当該コンポーネントが編集されてよい。
【0133】
[5.変形例]
なお、上記の実施形態においては、装置4は割当部42と、取得部45と、編集部46とを有することとして説明したが、これらの何れかを有しなくてもよい。例えば、装置4が割当部42を有しない場合には、作業者を割り当てる作業ステップが実行対象の作業ステップとされて、その内容が管理者やオペレータに出力されてよい。この場合、作業フロー記憶部400において作業ステップごとに記憶された実行可能な作業者情報、および、管轄記憶部401において現場の位置に対応付けられた作業者IDの少なくとも一方がオペレータにさらに出力されてもよい。
【0134】
また、作業者に対して出力された作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されない場合には、当該作業者とは異なる作業者が割当部42によって割り当てられることとして説明したが、新たな作業者の割り当てはオペレータによって行われてもよい。例えば、作業ステップの内容が基準時間を超えて実行されない場合には、別の作業者を割り当てる作業ステップが実行対象の作業ステップとされ、その内容がオペレータに出力されてよい。
【0135】
また、割当部42はステップS15の一回の処理で実行対象の作業フローにおける各作業ステップについて実行担当の作業者を割り当てることとして説明したが、実行対象の作業ステップが決定される都度、割り当てを行ってもよい。
【0136】
また、作業フローの進捗管理を行う管理部43が第1出力制御部および第2出力制御部として機能して、優先度に応じた作業ステップの出力制御を行うこととして説明したが、出力制御部として機能しなくてもよい。また、装置4は、作業フローの進捗管理を行う管理部43を有さずに、優先度に応じた作業ステップの出力制御を行う出力制御部を有してもよい。
【0137】
また、検出部41はトリガイベントに対応する作業フローを特定することとして説明したが、警備対象10内の巡回に関する作業フローを実行対象として特定する場合には、ランダムな巡回ルートをさらに設定してよい。例えば、検出部41は、巡回ルートを設定する設定部を有してよい。設定部は、作業フロー記憶部400において巡回ルートごとに作業フローが記憶されている場合には、何れかの作業フローをランダムに選択してよい。また、設定部は、巡回中に作業者が移動すべきルートを示す作業ステップが一の作業フローに複数含まれる場合には、これらの作業ステップをランダムに並べ替えてもよい。このようにランダムな巡回ルートが設定される場合には、悪意を持つ第三者に巡回ルートが予め知られてしまうのを防止し、警備対象10のセキュリティを高めることができる。
【0138】
また、現場の状況を示す情報をセンサデータ,画像データとして説明したが、オペレータから供給される現場状況のレポートであってもよい。この場合には、検出部41は通信部44を介して現場状況のレポートを取得してよい。
【0139】
また、システム1はセンサ2および監視カメラ3を備えることとして説明したが、何れか一方のみを備えてもよい。
【0140】
また、各センサ2を警備用センサとして説明したが、少なくとも一部のセンサ2は他の用途のセンサであってもよい。例えば、センサ2は、警備対象10に設けられた機器において物理量(一例として圧力や、温度、pH、速度、流量など)を測定するものであってよい。これらのセンサ2は、測定値の異常を検出してもよく、測定値とともに異常の有無を装置4に出力してもよい。これに代えて、センサ2は測定値の異常を検出せずに、測定値を装置4に出力してもよい。センサ2が異常を検出しない場合には、検出部41が測定値を閾値と比較することで異常を検出してもよい。
【0141】
また、本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0142】
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0143】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0144】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0145】
図6は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
【0146】
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インタフェース2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
【0147】
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
【0148】
通信インタフェース2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
【0149】
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
【0150】
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
【0151】
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
【0152】
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
【0153】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0154】
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
【0155】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0156】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0157】
1 システム
2 センサ
3 監視カメラ
4 装置
8 作業者端末
10 警備対象
40 記憶部
41 検出部
42 割当部
43 管理部
44 通信部
45 取得部
46 編集部
100 通信ネットワーク
400 作業フロー記憶部
401 管轄記憶部
402 作業記録記憶部
2200 コンピュータ
2201 DVD-ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インタフェース
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD-ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード
図1
図2
図3
図4
図5
図6