(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-07
(45)【発行日】2025-04-15
(54)【発明の名称】通信システム、通信端末、通信方法、及び通信プログラム
(51)【国際特許分類】
H04W 4/06 20090101AFI20250408BHJP
H04M 1/2746 20200101ALI20250408BHJP
H04M 3/56 20060101ALI20250408BHJP
H04W 4/16 20090101ALI20250408BHJP
【FI】
H04W4/06 130
H04M1/2746
H04M3/56 A
H04W4/16
(21)【出願番号】P 2023510023
(86)(22)【出願日】2021-03-31
(86)【国際出願番号】 JP2021013853
(87)【国際公開番号】W WO2022208730
(87)【国際公開日】2022-10-06
【審査請求日】2023-09-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】大竹 一昭
(72)【発明者】
【氏名】小林 航生
(72)【発明者】
【氏名】網中 洋明
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 真次
(72)【発明者】
【氏名】中西 智明
【審査官】青木 健
(56)【参考文献】
【文献】特開平05-168017(JP,A)
【文献】特開2005-269165(JP,A)
【文献】特開2007-300242(JP,A)
【文献】特開2008-005170(JP,A)
【文献】特開2008-067083(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2009-0002274(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04M 1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
H04W 4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信端末と、
複数の前記通信端末間のグループ通信を制御するサーバと、
を備え、
前記通信端末は、
複数の前記通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得手段と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択手段と、
他の通信を行っていた前記通信端末が当該他の通信を終了した場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する送信手段と、を有し、
前記サーバは、
選択された前記グループ通信への前記通信端末の参加を受け付ける参加受付手段を有する
通信システム。
【請求項2】
前記取得手段は、複数の前記情報を取得し、
前記選択手段は、取得された複数の前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記選択手段は、取得された複数の前記情報に含まれる前記グループ通信の開始日時情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する
請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記送信手段は、前記通信端末が通信圏外から通信圏内に入った場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する
請求項1~
3のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項5】
前記サーバは、選択された前記グループ通信が継続しているか否かを判定する判定手段を更に有し、
前記参加受付手段は、選択された前記グループ通信が既に終了していると判定された場合、当該参加要求を破棄し、当該参加要求に基づく新たなグループ通信の開始を抑制する
請求項1~
4のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項6】
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得手段と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択手段と、
他の通信を行っていた前記通信端末が当該他の通信を終了した場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する送信手段と、を備える
通信端末。
【請求項7】
前記送信手段は、前記通信端末が通信圏外から通信圏内に入った場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する
請求項
6に記載の通信端末。
【請求項8】
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得し、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択し、
他の通信を行っていた前記通信端末が当該他の通信を終了した場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する
通信方法。
【請求項9】
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得処理と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択処理と、
他の通信を行っていた前記通信端末が当該他の通信を終了した場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する送信処理と、を
コンピュータに実行させる通信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システム、通信端末、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
特定のグループに所属する複数のユーザの通信端末間において、音声を送受信可能にすることで、グループ内のユーザ同士の通話を可能にするグループ通話の技術が知られている。グループ通話は、発信側の端末がグループ内の他の端末に対してグループ通話の開始要求を送信し、他の端末が開始要求に応答することで開始される。しかし、通話要求を送信された端末が通信圏外に存在するような場合、その端末はグループ通話に参加することができない。このような端末は、通信圏外から通信圏内に復帰した際に、既に開始されているグループ通話に途中参加させることが望ましい。
【0003】
関連する技術として、例えば、特許文献1は、グループ通話に参加しなかった移動通信端末を後からグループ通話に参加させることができるグループ通話システムを開示する。特許文献1が開示するシステムは、複数の移動通信端末と、複数の移動通信端末同士で行うグループ通話の機能を提供するグループ通話制御サーバと、を含んで構成されている。発信端末からの参加要請に応答せず、グループ通話に途中参加する途中参加端末は、グループ通話制御サーバからグループ通話参加要請信号を受信すると、発信端末からの着信履歴情報を着信履歴テーブルに登録する。途中参加端末は、ユーザによって不応答時に登録された着信履歴情報が選択され、グループ通話の開始要求ボタンが押下されると、グループIDを含む途中参加要求信号をグループ通話制御サーバに送信する。グループ通話制御サーバは所定の処理を行い、受信したグループIDに対応するグループに途中参加端末を途中参加させる。
【0004】
また、関連する別の技術として、特許文献2は、ネットワークの圏外にいたために呼び出しに応じられなかった移動局(未応答移動局)を、グループ通話に途中参加させることを可能とする通信システムを開示する。特許文献2が開示する通信システムは、基地局、グループ通話サーバ、及びSMSサーバを備えている。グループ通話サーバは、未応答移動局をグループ通話に途中参加させるためのINVITE(途中参加)メッセージを発信側移動局から受信し、未応答移動局が圏内に移動して登録処理を行うまでこれを保持する。未応答移動局が登録処理を行うと、グループ通話サーバは、保持していたINVITE(途中参加)を未応答移動局に送信する。未応答移動局は、グループ通話サーバを介して発信側移動局に対して180 Ringing及び200 OKを送信する。発信側移動局からグループ通話サーバにACKが送信されると、未応答移動局のグループ通話への途中参加が完了する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2008-067083号公報
【文献】特開2008-005169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、通信端末が通信圏外に存在する間に、複数のグループ通信からの参加要求が行われることがある。このような場合、通信端末は、通信圏外から通信圏内に移動した後に、複数のグループ通信に関する着信履歴情報を受信する。ユーザは、通信端末に表示された複数の着信履歴情報を確認し、どのグループ通信に途中参加するかを検討する。通信端末は、ユーザから途中参加するグループ通信の選択を受け付けて、グループ通信を制御するサーバに対して途中参加要求を行う。特に着信履歴の数が多い場合には、ユーザには、複数の着信履歴情報の確認及び選択に手間が生じる。特許文献1及び特許文献2では、このような問題については考慮されていない。
【0007】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、途中参加するグループ通信を容易に選択することが可能な通信システム、通信端末、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかる通信システムは、
通信端末と、
複数の前記通信端末間のグループ通信を制御するサーバと、
を備え、
前記通信端末は、
複数の前記通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得手段と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択手段と、
選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する送信手段と、を有し、
前記サーバは、
選択された前記グループ通信への前記通信端末の参加を受け付ける参加受付手段を有する。
【0009】
本開示にかかる通信端末は、
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得手段と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択手段と、
選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する送信手段と、を備える。
【0010】
本開示にかかる通信方法は、
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得し、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択し、
選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する。
【0011】
本開示にかかる通信プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体は、
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得処理と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択処理と、
選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する送信処理と、を
コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示により、途中参加するグループ通信を容易に選択することが可能な通信システム、通信端末、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態1にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】実施形態2にかかる通信システムの概要を示す図である。
【
図3】実施形態2にかかる通信端末の構成を示すブロック図である。
【
図4】実施形態2にかかる通信端末の表示画面を示す図である。
【
図5】実施形態2にかかるサーバの構成を示すブロック図である。
【
図6】実施形態2において通信端末が圏外から圏内に復帰した場合の処理を示すシーケンス図である。
【
図7】実施形態2において通信端末が他の通信を終了した場合の処理を示すシーケンス図である。
【
図8】実施形態2にかかる通信端末等のハードウエア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<実施形態1>
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる通信システム1の構成を示すブロック図である。通信システム1は、通信端末10と、複数の通信端末10間のグループ通信を制御するサーバ20とを備えている。
【0015】
通信端末10は、取得部11、選択部12、及び送信部13を備えている。取得部11は、複数の通信端末10間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にあるグループ通信に関する情報を取得する。選択部12は、取得部11において取得された情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、いずれかのグループ通信を選択する。送信部13は、選択されたグループ通信への参加要求をサーバ20に送信する。サーバ20は、参加受付部21を備えている。参加受付部21は、選択されたグループ通信への通信端末10の参加を受け付ける。
【0016】
本実施形態にかかる通信システム1では、通信端末10の取得部11において、既に開始されているグループ通信であって、通信端末10が開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にあるグループ通信に関する情報を取得する。通信端末10の選択部12は、取得された情報に基づいて、通信端末10が参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、いずれかのグループ通信を選択する。通信端末10の送信部13は、選択されたグループ通信への参加要求をサーバ20に送信する。これに応じて、サーバ20の参加受付部21は、選択されたグループ通信への通信端末10の参加を受け付ける。このように、本実施形態にかかる通信システム1では、未応答の状態にあるグループ通信に関する情報に基づいて、通信端末10が、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、いずれかのグループ通信を選択する。したがって、本実施形態にかかる通信システム1によれば、途中参加するグループ通信を容易に選択することができる。
【0017】
<実施形態2>
続いて、
図2を用いて実施形態2にかかる通信システム1000の概要について説明する。実施形態2は、上述した実施形態1の具体例である。
図2は、本実施形態にかかる通信システム1000の概要を示す図である。
【0018】
通信システム1000は、複数の通信端末100a~100e、サーバ200、及び基地局300を含む。通信システム1000に含まれる基地局300は1つに限られない。また、通信システム1000に含まれる通信端末100は5つに限られない。通信端末100a~100e及び基地局300は、ネットワークNを介してサーバ200と接続されている。ネットワークNは、有線又は無線の通信回線である。ネットワークNは、例えばインターネット、LTE (Long Term Evolution) ネットワークまたは5G (5th Generation) ネットワーク等であってよい。
【0019】
通信端末100a~100eは、サーバ200から提供されるグループ通信機能を利用することが可能な通信端末である。通信端末100a~100eは、例えば所定のアプリケーションをインストールすることで、当該アプリケーションを介してサーバ200から提供されるグループ通信を行うことができる。通信端末100a~100eは、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PHS、又は固定電話などの通信端末であってよい。尚、以下では、通信端末100a~100eを、単に通信端末100と称して説明することがある。また、前述の基地局300は、通信端末100が固定電話であるような場合には必須ではなく、通信端末100が、交換器や中継器等を介してネットワークNに接続すれば良い。
【0020】
ここでは、通信端末100a~100eは、サーバ200から提供されるグループ通信機能において、同一のグループに所属しているものとする。尚、通信端末100a~100eは、グループ通信に限らず、それぞれ個別に通信を行うこともできる。また、通信端末100a~100eは、それぞれ異なるグループに更に所属してもよい。
【0021】
サーバ200は、複数の通信端末100間のグループ通信の機能を提供し、通信端末100間のグループ通信を制御する。サーバ200が提供するグループ通信は、例えば、通信端末100a~100eの間におけるグループ通話、web会議、及びチャット機能などを含んでよい。これらのグループ通信において、通信端末100間で送受信される通信データは、音声データ、画像データ、映像データ、及びテキストデータなどを含んでよい。
【0022】
本実施形態では、サーバ200が通信端末100a~100eのグループ通話を制御する場合を例として説明を行う。サーバ200は、例えばSIP(Session Initiation Protocol)サーバ等で構成され、通信端末100間で通信する際のSIPシーケンス処理を実行する。これに限らず、通信端末100間の通信には、SIP以外の通信プロトコルが用いられてもよい。
【0023】
サーバ200は、グループに所属するいずれかの通信端末100からグループ通話の開始要求を受け付けると、当該グループに所属する通信端末100を呼び出す。サーバ200は、開始要求を受け付けたグループ通話を識別するためのセッションIDを新規に発行し、グループ通話を管理する。尚、以下では、グループ通話の開始から終了までを、セッションと称して説明することがある。
【0024】
ここでは、通信端末100a~100eのうち、通信端末100aがグループ通話の開始要求をサーバ200に行い、通信端末100b~100dが開始要求に応答し、通信端末100eが開始要求に応答しなかったものとする。
【0025】
サーバ200は、通信端末100a~100d間におけるグループ通話を開始する。サーバ200は、呼び出しに応答しなかった通信端末100eに対し、グループ通話への参加要求があった旨を示す着信通知を送信する。応答可能となった通信端末100eがサーバ200に対して参加要求を送信すると、サーバ200はこれを受け付けて、既に開始されているグループ通話に通信端末100eを途中参加させるよう制御を行う。
【0026】
通信端末100eは、例えば、通信圏外にいたために応答ができなかった場合には、通信圏内に移動したときに、圏内に復帰した旨をサーバ200に通知して着信通知を受信する。通信端末100eは、着信通知の内容に基づいてグループ通話への参加を決定し、グループ通話への途中参加要求をサーバ200に送信する。
【0027】
また、通信端末100eは、通信圏内には存在するものの、他の通信を行っていたために応答できなかった場合、他の通信を行っている間にサーバ200から着信通知を受信して、後述する記憶部190に記憶する。他の通信は、例えば他の通信端末との通話、web会議、又はチャットなどであってよい。また、通信端末100eが、サーバ200からの呼び出しや他の通信端末との通信を制限するアプリケーションを起動している場合がこれに含まれてもよい。通信端末100eは、他の通信が終了した場合や、他の通信が制限される状態が終了したときに、着信通知の内容に基づいてグループ通話への参加を決定し、グループへの途中参加要求をサーバ200に送信する。
【0028】
また、通信端末100eは、グループ通信開始時に電源が入っていなかった場合や、ミュート状態となっていたためにユーザが着信に気付かなかった場合においても、他の通信を行っていたために応答できなかった場合と同様の処理を行う。
【0029】
続いて、通信端末100の構成について説明する。
図3は、通信端末100の構成を示すブロック図である。通信端末100は、実施形態1の通信端末10に相当する。通信端末100a~100eは、同図に示される通信端末100の構成をそれぞれ備えている。通信端末100は、取得部110、選択部120、通信部130、入出力部140、及び記憶部190を備えている。
【0030】
取得部110は、実施形態1の取得部11に相当する。取得部110は、複数の通信端末100間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にあるグループ通信に関する情報を取得する。
【0031】
グループ通信に関する情報は、通信端末100が呼び出された未応答のグループ通信を特定する情報であってよい。取得部110は、未応答のグループ通信に関する情報をサーバ200から受信して、グループ通信を識別するセッションID1931と対応付けて、呼出履歴情報193として記憶部190に記憶する。セッションID1931は、後述するセッションID2931と対応する。
【0032】
同図に示されるように、呼出履歴情報193は、例えば、セッションID1931、対象グループID1932、発信側端末ID1933、及び呼出日時1934が対応付けられてよい。対象グループID1932は、セッションの対象となっている対象グループを識別する識別情報である。対象グループID1932は、後述する対象グループID2932と対応する。発信側端末ID1933は、発信側の端末を識別する識別情報である。発信側端末ID1933は、後述する発信側端末ID2933と対応する。呼出日時1934は、通信端末100に対して呼び出しが行われた日時を示す情報である。これに限らず、呼出履歴情報193には、通信端末100が開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にあるグループ通信に関する種々の情報が含まれてよい。
【0033】
ここでは、通信端末100a~100d間で既に開始されているグループ通話において、開始時に応答しなかったために未応答の状態にある通信端末100eが、取得部110において上記のような情報をサーバ200から取得する。尚、取得部110は、これらの情報を、サーバ200からではなく、グループ内の他の通信端末100a~100dのいずれかから取得してもよい。
【0034】
また、取得部110は、未応答のグループ通信に関する情報を複数取得してよい。例えば、通信端末100eが通信圏外にいる間に、複数のグループ通話からの呼び出しがあった場合、取得部110は、これらのグループ通話に関する情報を取得する。取得部110は、呼び出された複数のグループ通話をセッションID1931により識別して、呼出履歴情報193としてそれぞれ記憶する。
【0035】
選択部120は、実施形態1の選択部12に相当する。選択部120は、取得部110において取得された呼出履歴情報193に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、参加するいずれかのグループ通信を選択する。選択部120は、選択したグループ通信に関する情報を入出力部140に表示させて、ユーザへの報知を行ってもよい。このようにすることで、ユーザは、途中参加を要求するグループ通信を把握することができる。
【0036】
また、選択部120は、取得部110において複数の呼出履歴情報193が取得された場合、取得された複数の複数の呼出履歴情報193に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、参加するいずれかのグループ通信を選択する。
【0037】
例えば、選択部120は、取得された複数の呼出履歴情報193に含まれるグループ通信の開始日時情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、いずれかのグループ通信を選択する。ここで、グループ通信の開始日時情報は、取得部110において取得される呼出履歴情報193に含まれていてよい。又は、グループ通信に対する呼び出しが行われた呼出日時1934をグループ通信の開始日時とみなしてもよい。選択部120は、例えば、グループ通信の開始日時が最も早いグループ通信を選択してもよいし、グループ通信の開始日時が最も遅いグループ通信を選択してもよい。また、選択部120は、グループ通信の開始日時から所定の時間(例えば2時間)以内であるグループ通信を対象とし、その中から選択してもよい。また、選択部120は、サーバ200からグループ通信の終了日時を取得して、終了しているグループ通信を除外し、選択してもよい。
【0038】
また、選択部120は、グループ通信の優先度に基づいて、参加するグループ通信を決定してもよい。グループ通信の優先度は、通信端末100eで設定されてもよいし、他の通信端末100側で設定されたものを取得してもよい。通信端末100e側で設定する場合、選択部120は、例えば記憶部190に記憶された所属グループ情報192を参照して優先度を設定してよい。例えば、グループの属性1922が「業務」のグループと「趣味」のグループから呼び出しがあった場合、選択部120は、「業務」のグループに「趣味」のグループより高い優先度を設定するなどしてよい。また、これに限らず、選択部120は、発信者、グループ通信への参加端末の数、又は呼び出しの回数などに応じて優先度を設定してもよい。
【0039】
他の通信端末100側で優先度が設定される場合には、例えば、各グループ通信における優先度、重要度、又は緊急度などが、グループ通話開始時に設定され、サーバ200に送信されてもよい。取得部110において、これらを呼出履歴情報193に含めて取得し、選択部120がこれらの情報に基づいて、参加するグループ通信を決定してもよい。
【0040】
このように、選択部120は、グループ通信の開始日時情報やグループ通信の優先度などに応じて、ユーザの操作を待つことなく、参加するグループ通信を選択することができる。したがって、例えば、グループ通信の開始日時が最も早いグループ通信を選択するように予め設定しておくことで、最後に着信したグループ通信を自動的に選択し、発呼することができる。
【0041】
通信部130は、他の通信端末100及びサーバ200との間で通信を行う。通信部130は、未応答の状態にあるグループ通信に関する情報を含む不在着信通知をサーバ200から受信する。通信部130は、通信端末100が通信圏外から移動して通信圏内に復帰した場合、通信圏内に復帰した旨をサーバ200に送信する。通信部130は、これに対してサーバ200から送信された不在着信通知を受信する。また、通信端末100が通信圏内に存在するものの、他の通信を行っていたために未応答の状態にあった場合には、通信部130は、他の通信を行っている間にサーバ200からの不在着信通知を受信する。
【0042】
また、通信部130は、実施形態1の送信部13に相当する。通信部130は、選択部120において選択されたグループ通信への参加要求をサーバ200に送信する。例えば、取得部110において1つの呼出履歴情報193のみが取得され、選択部120が当該情報に対応するグループ通信を選択するとする。通信部130は、当該グループ通信への参加要求をサーバ200に自動送信する。又は、通信部130は、ユーザが、入出力部140において当該グループ通信に参加する旨の入力を行った場合、当該グループ通信への参加要求をサーバ200に送信する。
【0043】
また、取得部110において複数の呼出履歴情報193が取得されたとする。通信部130は、選択部120において複数のグループ通信から選択されたいずれかのグループ通信への参加要求をサーバ200に送信する。また、通信部130は、入出力部140(選択受付部)においてユーザから選択されたグループ通信への参加要求をサーバ200に送信してもよい。このようにすることで、ユーザは、参加する候補となる複数のグループ通信を確認し、その中から所望のグループ通信を選択して途中参加要求を行うことができる。
【0044】
通信部130は、通信端末100が通信圏外から通信圏内に入った場合、又は他の通信を行っていた通信端末100が当該他の通信を終了した場合に、選択されたグループ通信への参加要求をサーバ200に送信する。
【0045】
尚、通信端末100が、発信側端末としてグループ通信の開始要求を行う場合、通信部130は、グループID1921を含む開始要求をサーバ200に送信する。
【0046】
入出力部140は、グループ通信に関する情報を表示するための表示部、及びユーザから参加するグループ通信の選択を受け付ける選択受付部の機能を有している。入出力部140は、例えばユーザのタッチ操作を受け付けることが可能なタッチパネルであってよい。
【0047】
入出力部140(表示部)は、他の通信端末100やサーバ200から情報を取得した場合や着信を受けた場合、発信側の情報を表示する。例えば、通信端末100eの入出力部140は、通信端末100aから通信端末100eへの着信があると、通信端末100aから着信があった旨を通信端末100eで起動中のアプリケーションや、ポップアップ、通知等により表示する。ここで、通信端末100eが備えるスピーカやバイブレータ(共に不図示)などを併せて動作させてもよい。入出力部140は、連絡先情報191を参照して、発信側の電話番号等から発信者の氏名などを表示してもよい。
【0048】
また、入出力部140は、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信に対応する呼出履歴情報193を表示する。また、候補となるグループ通信が複数存在する場合、入出力部140は、複数の呼出履歴情報193を所定の順で表示する。所定の順は、例えば上述したような、グループ通話の開始日時(呼出日時)、終了日時、呼び出しの回数、優先度、重要度、又は緊急度などに基づいた順であってよい。このようにすることで、ユーザは、参加するグループ通信を容易に選択することができる。
【0049】
図4は、入出力部140に表示される表示画面141の一例を示す図である。ここでは、入出力部140は、呼出日時1934(
図3を参照)の新しい順に呼出履歴情報193を表示する。同図に示されるように、入出力部140は、セッションID1931、対象グループID1932、発信者名、呼出日時1934などを表示画面141に表示してよい。また、入出力部140は、優先度等を示す表示領域141a(例えば、「重要」アイコン)を表示してもよい。
【0050】
尚、参加要求のあった全てのグループ通信に対応する呼出履歴情報193を表示せずに、その一部が入出力部140に表示されてよい。例えば、5件の着信があった場合に、優先度等に応じてそのうち3件の呼出履歴情報193が表示されてよい。その場合、ユーザからのタッチ操作に応じて、残りの呼出履歴情報193が表示されるようにしてもよい。タッチ操作は、タップ、スワイプ、ドラッグ、又はフリックなどの各種操作を含んでよい。
【0051】
入出力部140(選択受付部)は、表示された複数の呼出履歴情報193に対応する複数のグループ通信の中から、参加するグループ通信の選択をユーザから受け付ける。入出力部140は、ユーザからの選択を受け付けるための操作表示領域141bを表示してもよい。ユーザは、操作表示領域141bをタッチすることで、通信端末100に対する操作を行うことができる。
図4に示される例では、操作表示領域141bとして、複数のグループ通信のそれぞれに対応する「参加する」ボタンが表示されている。ユーザは、参加しようとするグループ通信に対応する「参加する」ボタンをタッチすることで、そのグループ通信への参加要求を行うことができる。
【0052】
図3に戻り説明を続ける。記憶部190は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置の一例である。記憶部190は、連絡先情報191、所属グループ情報192、及び呼出履歴情報193を記憶する。
【0053】
連絡先情報191は、ユーザの連絡先を管理する情報である。連絡先情報191は、例えば、連絡先ID1911、ユーザ名1912、及び連絡先1913が対応付けられた情報であってよい。連絡先ID1911は、連絡先を識別する情報である。ユーザ名1912は、連絡先に対応するユーザの氏名である。連絡先1913は、ユーザの電話番号などであってよい。通信端末100のユーザは、予めこれらの情報を記憶部190に登録しておくことで、着信があった際に発信側端末の電話番号やユーザ名を入出力部140で確認することができる。これに限らず、連絡先情報191には、ユーザの画像などが含まれてもよい。
【0054】
所属グループ情報192は、通信端末100が所属する所属グループを管理する情報である。所属グループ情報192は、例えば、グループID1921及び属性1922が対応付けられた情報であってよい。グループID1921は、グループを識別する情報である。グループID1921は、後述するグループID2921と対応している。属性1922は、グループの属性を示す情報である。属性1922は、例えば「仕事」、「家族」又は「趣味」などのような、グループの構成メンバーとの関係性に応じた分類を示す情報であってよい。また、属性1922は、「業務(通常)」、「業務(重要プロジェクト)」のように、重要度に応じて更に細かく設定されてもよい。属性1922は、ユーザの操作に応じて任意に設定されてよい。
【0055】
呼出履歴情報193は、通信端末100に対する呼び出しの履歴を管理する情報である。呼出履歴情報193は、例えば、セッションID1931、対象グループID1932、発信側端末ID1933、及び呼出日時1934が対応付けられた情報であってよい。呼出履歴情報193は、サーバ200から受信した着信通知に含まれるセッション情報から取得されてよい。
【0056】
セッションID1931は、グループ通信のセッションを識別する情報である。セッションID1931は、グループ通信が開始された場合にサーバ200において新規に発行される。対象グループID1932は、セッションへの参加対象となっているグループのグループIDである。1つのセッションに対し、複数のグループIDが対応付けられてもよい。
【0057】
発信側端末ID1933は、発信側端末を識別する情報である。例えば、発信側端末は、セッションの開始要求を行った通信端末100aであってよい。これに限らず、例えば、グループ通信の途中で通信端末100a以外の端末から呼び出しがあったような場合には、発信側端末ID1933は、呼び出しを行った端末を識別する情報であってもよい。呼出日時1934は、通信端末100に対してセッションへの呼び出しが行われた日時を示す情報である。
【0058】
続いて、サーバ200の構成について説明する。
図5は、サーバ200の構成を示すブロック図である。サーバ200は、実施形態1のサーバ20に相当する。サーバ200は、参加受付部210、判定部220、通信部230、セッション管理部240、及び記憶部290を備えている。
【0059】
参加受付部210は、実施形態1の参加受付部21に相当する。参加受付部210は、通信端末100の入出力部140において選択されたグループ通信への通信端末100の参加を受け付ける。参加受付部210は、判定部220において、グループ通信が既に終了していると判定された場合、当該参加要求を破棄し、当該参加要求に基づく新たなグループ通信の開始を抑制してもよい。このようにすることで、既に終了しているグループ通信に対しては途中参加の処理を行わず、継続しているグループ通信に対してのみ通信端末100を参加させるように処理を行うことができる。また、ユーザの意図しない新たなグループ通信の開始を防ぐことができる。
【0060】
判定部220は、通信部230において通信端末100からのグループ通信への途中参加要求を受信した場合、途中参加要求に含まれるセッションID2931に基づいて、当該グループ通信が継続しているか否かを判定する。判定部220は、当該セッションID2931に対応するセッション情報293を参照し、グループ通信の終了日時2936が記憶されているか否かを確認する。判定部220は、終了日時2936が記憶されている場合はグループ通信が継続していないと判定し、そうでない場合はグループ通信が継続していると判定する。これに限らず、判定部220は、例えばグループ通信が継続しているか否かを示す継続状態情報などを参照して判定を行ってもよい。例えば、判定部220は、「継続中」、「終了」などの状態がセッションID2931と対応付けられて記憶されている場合、これを参照して判定してよい。判定部220は、判定結果を参加受付部210に出力する。判定部220は、グループ通信が継続していない場合、その旨を入出力部140に表示させるようにしてもよい。
【0061】
通信部230は、通信端末100a~100eとの間で相互に通信を行う。例えば、通信部230は、発信側の通信端末100aからグループ通話の開始要求を受信し、当該グループに所属する通信端末100b~100eに対して呼び出しを行う。また、通信部230は、通信圏外に存在する通信端末100eから通信圏内に移動した旨の通知を受信し、不在着信通知を送信する。また、通信部230は、通信端末100eからの途中参加要求を受信する。
【0062】
セッション管理部240は、グループ通信のセッションを管理する。セッション管理部240は、通信部230においてグループ通信の開始要求を受信すると、新規にセッションID2931を発行する。開始要求には、グループ通信の対象となるグループのグループID1921が含まれている。セッション管理部240は、グループ情報292を参照し、対象となるグループに所属する端末の端末ID2922を取得する。セッション管理部240は、端末情報291を参照し、対象グループの端末の連絡先2913に基づいて呼び出しを行うよう通信部230を制御する。
【0063】
セッション管理部240は、セッションID2931と、セッションに関する情報とを対応付けて記憶部290に記憶する。セッション管理部240は、例えば、セッションID2931、対象グループID2932、及び発信側端末ID2933を対応付けて、セッション情報293として記憶部290に記憶する。対象グループID2932は、セッションへの参加対象となるグループを識別する情報であり、グループ通信の開始要求に含まれている。発信側端末ID2933は、セッションの開始要求を行った発信側端末を識別する情報である。ここでは、発信側端末ID2933は、通信端末100aを識別する情報であってよい。
【0064】
また、セッション管理部240は、呼び出しに応答しない通信端末100がある場合には、その旨をセッションID2931と対応付けてセッション情報293に記憶する。例えば、セッション管理部240は、呼び出しに応答しない通信端末100eの端末を識別する未応答端末ID2934を、セッションID2931と対応付けて記憶する。このようにすることで、セッション管理部240は、セッション開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある通信端末100の情報を管理することができる。
【0065】
セッション管理部240は、セッションの開始日時及び終了日時を、セッションID2931と対応付けて、開始日時2935及び終了日時2936としてそれぞれセッション情報293に記憶する。セッション管理部240は、セッションの開始日時及び終了日時を、通信端末100から取得してよい。また、セッション管理部240は、グループ通信の開始した旨及び終了した旨を通信端末100から受け付けて、グループ通信の継続状態情報を記憶してもよい。継続状態は、例えば、「開始」、「継続中」、「終了」などであってよい。
【0066】
記憶部290は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置の一例である。記憶部290は、端末情報291、グループ情報292、及びセッション情報293を記憶する。端末情報291は、複数の通信端末100を管理する情報である。端末情報291は、例えば、端末ID2911、ユーザ名2912、及び連絡先2913が対応付けられた情報であってよい。端末ID2911は、端末を識別する情報である。ユーザ名2912は、例えば、端末を使用するユーザの氏名である。これに限らず、ユーザ名2912は、ユーザを識別する情報(例えばユーザIDなど)であってもよい。連絡先2913は、各端末の電話番号などであってよい。
【0067】
グループ情報292は、グループを管理する情報である。グループ情報292は、例えば、グループID2921及び端末ID2922が対応付けられた情報であってよい。グループID2921は、グループを識別する情報である。端末ID2922は、グループに所属する端末を識別する情報である。端末ID2922は、端末ID2911と対応している。グループには、複数の端末が所属可能であるため、1つのグループID2921に対し、複数の端末ID2922が対応付けられてよい。これに限らず、グループ情報292には、通信端末100における所属グループ情報192と同様、属性などを含んでもよい。
【0068】
セッション情報293は、セッションを管理する情報である。セッション情報293は、例えば、セッションID2931、対象グループID2932、発信側端末ID2933、未応答端末ID2934、開始日時2935、及び終了日時2936が対応付けられた情報であってよい。
【0069】
セッションID2931は、グループ通信のセッションを識別する情報である。対象グループID2932は、セッションへの参加対象となるグループを識別する情報である。1つのセッションID2931に対し、複数の対象グループID2932が対応付けられてもよい。発信側端末ID2933は、セッションの開始要求を行った端末を識別する情報である。未応答端末ID2934は、セッションへの開始要求に対して未応答の状態にある端末を識別する情報である。開始日時2935は、セッションの開始日時を示す情報である。終了日時2936は、セッションの終了日時を示す情報である。
【0070】
続いて、
図6及び
図7に示されるシーケンス図を用いて、通信システム1000が行う処理を説明する。上述の説明と同様、ここでは、通信端末100a~100eのグループにおいて、通信端末100aがグループ通信の開始要求を行い、通信端末100b~100dが応答し、グループ通信開始時において通信端末100eが未応答の状態にあるものとする。
【0071】
尚、
図6は、通信端末100eが通信圏外にいたために未応答の状態となり、その後、通信圏内に移動したためにグループ通信への途中参加が可能となった場合の処理を示している。また、
図7は、通信端末100eが他の通信を行っていたために未応答の状態となり、その後、他の通信が終了したためにグループ通信への途中参加が可能となった場合の処理を示している。尚、
図6及び
図7においては、通信端末100bと同様の動作を行う通信端末100c及び100dについては、その記載を省略している。
【0072】
初めに、
図6に示されるシーケンス図を用いて、通信端末100eが通信圏外から通信圏内に移動した場合における通信システム1000の処理を説明する。まず、通信端末100aは、通信部130(
図3を参照)において、グループ通信の開始要求をサーバ200に送信する(S101)。送信された開始要求には、グループを識別するグループIDが含まれている。サーバ200は、セッション管理部240(
図5を参照)においてセッションIDを新規に発行し、グループIDと対応付けて、セッション情報293として記憶部290に記憶する。サーバ200は、通信部230において、グループに所属する通信端末100b~100eに対する呼び出しを行う。サーバ200は、応答した通信端末100b~100dに対して着信通知を行い、通信端末100b~100dはこれを受信する(S102)。
【0073】
ここでは、通信端末100eは、通信圏外に存在しているため、サーバ200からの呼び出しに応答しない。そのため、サーバ200から通信端末100eへの着信通知が受信されないまま、サーバ200からの通信がタイムアウトする(S103)。サーバ200は、セッション管理部240において、通信端末100eから応答がなかった旨をセッションIDと対応付けて記憶する(S104)。通信端末100a~100d間においては、グループ通信が行われる(S105)。
【0074】
通信端末100eは、通信圏外から移動して、通信圏内に復帰する(S106)。通信端末100eは、通信部130において、通信圏内に復帰した旨をサーバ200に送信する(S107)。サーバ200は、通信部230において、通信端末100eに対するグループ通信への参加要求があった旨を示す不在着信通知を通信端末100eに送信する(S108)。不在着信通知には、セッションID、対象グループID、発信側端末ID、呼出日時、又はグループ通信の開始日時などを含むセッション情報が含まれてよい。尚、不在着信通知は、通信端末100a~100dが送信してもよい。
【0075】
通信端末100eは、選択部120において、参加するグループ通信を選択する(S109)。選択部120は、不在着信通知に含まれるセッション情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、参加するいずれかのグループ通信を選択する。ここでは、選択部120は、通信端末100aから開始要求が行われたグループ通信を参加するグループ通信として選択する。仮に、複数のグループ通信から呼び出しがあった場合、選択部120は、グループ通信の開始日時や優先度に基づいて、グループ通信を選択する。これに限らず、入出力部140は、
図4を用いて説明したような表示画面を表示し、ユーザから参加するグループ通信の選択を受け付けてもよい。尚、入出力部140は、選択されたグループ通信に関する情報を表示し、ユーザへの報知を行ってもよい。
【0076】
通信部130は、選択されたグループ通信への途中参加要求をサーバ200に送信する(S110)。通信部130は、ユーザの入出力部140における所定のボタンの押下などに応じて途中参加要求を送信してもよいし、ユーザの操作によらずに、途中参加要求を自動送信してもよい。例えば、選択部120において、最後に着信したグループ通信を選択するように予め設定されている場合、通信部130は、ユーザの操作によらず、最後に着信したグループ通信に対して自動発呼してよい。途中参加要求には、参加するグループ通信のセッションIDが含まれる。
【0077】
サーバ200は、通信端末100eからの途中参加要求を受信し、判定部220において、当該グループ通信が継続しているか否かを判定する(S111)。判定部220は、途中参加要求に含まれるセッションIDを取得し、取得したセッションIDに対応するグループ通信のセッション情報293を参照する。判定部220は、当該グループ通信の終了日時2936が記憶されている場合はグループ通信が終了していると判定し、そうでない場合はグループ通信が継続していると判定する。判定部220は、継続状態情報を参照して、グループ通信が継続しているか否かを判定してもよい。
【0078】
判定部220においてグループ通信が終了していると判定された場合(S111のNO)、サーバ200は、参加受付部210において、当該参加要求を破棄し、当該参加要求に基づく新たなグループ通信の開始を抑制する(S112)。入出力部140は、例えば「グループ通信は既に終了しています」などと表示してもよい。又は、判定部220は、ステップS108の前に当該判定を行ってもよい。この場合、選択部120は、継続しているグループ通信を対象として、参加するグループ通信を選択し、入出力部140に表示させてよい。このようにすることで、ユーザは、既に終了したグループ通信を除外して、参加するグループ通信を把握することができる。
【0079】
判定部220においてグループ通信が継続していると判定された場合(S111のYES)、サーバ200は、参加受付部210において、選択されたグループ通信への通信端末100eの参加を受け付ける(S113)。通信端末100eはグループ通信に途中参加し、通信端末100a~100e間でグループ通信が行われる(S114)。セッション管理部240は、通信端末100eがグループ通信に参加した旨をセッション情報293に記憶する。尚、セッション管理部240は、グループ通信の開始した旨及び終了した旨を通信端末100aなどから受け付けて、グループ通信の開始日時及び終了日時をセッション情報293に記憶してよい。セッション管理部240は、グループ通信が終了した旨をセッション情報293に記憶して、グループ通信の継続状態情報を更新してもよい。
【0080】
続いて、
図7に示されるシーケンス図を用いて、他の通信を行っていた通信端末100eが、他の通信が終了したためにグループ通信への途中参加が可能となった場合の処理について説明する。
【0081】
まず、通信端末100aは、通信部130(
図3を参照)において、グループ通信の開始要求をサーバ200に送信する(S201)。送信された開始要求には、グループを識別するグループIDが含まれている。サーバ200は、セッション管理部240(
図5を参照)においてセッションIDを新規に発行し、グループIDと対応付けて、セッション情報293として記憶部290に記憶する。サーバ200は、通信部230において、グループに所属する通信端末100b~100eに対する呼び出しを行う。サーバ200は、応答した通信端末100b~100dに対して着信通知を行い、通信端末100b~100dはこれを受信する(S202)。
【0082】
通信端末100eは、通信部130において、サーバ200からの着信通知を受信する(S203)。しかし、通信端末100eは、他の通信を行っているために、サーバ200からの呼び出しに応答しない。通信端末100eは、取得部110において、着信通知に含まれるセッション情報を取得し、呼出履歴情報193として記憶部190に記憶する(S204)。セッション情報は、セッションID、対象グループID、発信側端末ID、呼出日時、又はグループ通信の開始日時などを含んでよい。通信端末100a~100d間においては、グループ通信が行われる(S205)。
【0083】
通信端末100eは、他の通信を終了する(S206)。通信端末100eは、選択部120において、参加するグループ通信を選択する(S207)。ステップS207については、
図6に示されるステップS109と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0084】
通信部130は、選択されたグループ通信への途中参加要求をサーバ200に送信する(S208)。通信部130は、ユーザの入出力部140における所定のボタンの押下などに応じて途中参加要求を送信してもよいし、ユーザの操作によらずに、途中参加要求を自動送信してもよい。
図6に示されるステップS110と同様、通信部130は、例えば最後に着信したグループ通信に対して自動発呼してよい。途中参加要求には、参加するグループ通信のセッションIDが含まれる。
【0085】
サーバ200は、通信端末100eからの途中参加要求を受信し、判定部220において、当該グループ通信が継続しているか否かを判定する(S209)。判定の方法については、
図6に示されるステップS111と同様であるので、その詳細な説明を省略する。判定部220においてグループ通信が終了していると判定された場合(S209のNO)、サーバ200は、参加受付部210において、当該参加要求を破棄し、当該参加要求に基づく新たなグループ通信の開始を抑制する(S210)。尚、判定部220は、ステップS203において送信した着信通知に対応するグループ通信の継続状態を監視してもよい。判定部220は、着信通知を送信したグループ通信が終了した場合には、その旨を通信端末100eに送信し、入出力部140に表示させてもよい。このようにすることで、ユーザは、既に終了したグループ通信を除外して、参加するグループ通信を把握することができる。
【0086】
判定部220においてグループ通信が継続していると判定された場合(S209のYES)、サーバ200は、参加受付部210において、選択されたグループ通信への通信端末100eの参加を受け付ける(S211)。通信端末100eはグループ通信に途中参加し、通信端末100a~100e間でグループ通信が行われる(S212)。セッション管理部240は、通信端末100eがグループ通信に参加した旨をセッション情報293に記憶する。尚、セッション管理部240は、グループ通信の開始した旨及び終了した旨を通信端末100aなどから受け付けて、グループ通信の開始日時及び終了日時をセッション情報293に記憶してよい。セッション管理部240は、グループ通信が終了した旨をセッション情報293に記憶して、グループ通信の継続状態情報を更新してもよい。
【0087】
以上説明したように、本実施形態にかかる通信システム1000では、グループ通信開始時において呼び出しに応答しなかった通信端末100eは、グループ通信に関する情報をサーバ200から取得する。通信端末100eの選択部120は、取得した情報に基づいて、途中参加する候補となる少なくとも1つのグループ通信の中から、いずれかのグループ通信を選択する。グループ通信に関する情報が複数取得された場合、選択部120は、複数の情報に基づいて、グループ通信の開始日時や優先度等に応じて、いずれかのグループ通信を選択する。また、通信端末100eの入出力部140は、呼び出しのあった日時やグループ通信の優先度等に応じて、複数のグループ通信を所定の順で表示し、ユーザからの選択を受け付ける。このようにすることで、ユーザは、参加するグループ通信を容易に選択することができる。
【0088】
通信端末100eは、通信圏外から通信圏内に移動した場合、及び他の通信中であったが当該通信が終了した場合のいずれにおいても、上記のようにして途中参加要求を行うことができるので、より確実にグループ通信に途中参加することができる。
【0089】
<ハードウエアの構成例>
通信端末100及びサーバ200の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、通信端末100等の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
【0090】
図8は、通信端末100等を実現するコンピュータ900のハードウエア構成を例示するブロック図である。コンピュータ900は、通信端末100等を実現するために設計された専用のコンピュータであってもよいし、汎用のコンピュータであってもよい。コンピュータ900は、スマートフォンやタブレット端末などといった可搬型のコンピュータであってもよい。
【0091】
例えば、コンピュータ900に対して所定のアプリケーションをインストールすることにより、コンピュータ900で、通信端末100等の各機能が実現される。上記アプリケーションは、通信端末100等の機能構成部を実現するためのプログラムで構成される。
【0092】
コンピュータ900は、バス902、プロセッサ904、メモリ906、ストレージデバイス908、入出力インタフェース910、及びネットワークインタフェース912を有する。バス902は、プロセッサ904、メモリ906、ストレージデバイス908、入出力インタフェース910、及びネットワークインタフェース912が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ904などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0093】
プロセッサ904は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又は FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ906は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス908は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
【0094】
入出力インタフェース910は、コンピュータ900と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース910には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
【0095】
ネットワークインタフェース912は、コンピュータ900をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、LAN(Local Area Network)であってもよいし、WAN(Wide Area Network)であってもよい。
【0096】
ストレージデバイス908は、通信端末100等の各機能構成部を実現するプログラム(前述したアプリケーションを実現するプログラム)を記憶している。プロセッサ904は、このプログラムをメモリ906に読み出して実行することで、通信端末100等の各機能構成部を実現する。
【0097】
プロセッサの各々は、アルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに提供することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD(compact disc)、又はDVD(digital versatile disc)などの光ディスク媒体、半導体メモリ(例えば、マスク ROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに提供されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0098】
なお、本開示は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0099】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信端末と、
複数の前記通信端末間のグループ通信を制御するサーバと、
を備え、
前記通信端末は、
複数の前記通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得手段と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択手段と、
選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する送信手段と、を有し、
前記サーバは、
選択された前記グループ通信への前記通信端末の参加を受け付ける参加受付手段を有する
通信システム。
(付記2)
前記送信手段は、前記通信端末が通信圏外から通信圏内に入った場合、又は他の通信を行っていた前記通信端末が当該他の通信を終了した場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する
付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記取得手段は、複数の前記情報を取得し、
前記選択手段は、取得された複数の前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する
付記1又は2に記載の通信システム。
(付記4)
前記選択手段は、取得された複数の前記情報に含まれる前記グループ通信の開始日時情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する
付記3に記載の通信システム。
(付記5)
前記通信端末は、
参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信に対応する前記情報を表示する表示手段と、
参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、参加する前記グループ通信の選択をユーザから受け付ける選択受付手段と、を更に有し、
前記表示手段は、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信に対応する前記情報が複数存在する場合、複数の前記情報を所定の順で表示し、
前記選択受付手段は、表示された参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信に関する複数の前記情報から、参加する前記グループ通信の選択を前記ユーザから受け付け、
前記送信手段は、前記選択受付手段において選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する
付記1~4のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記サーバは、選択された前記グループ通信が継続しているか否かを判定する判定手段を更に有し、
前記参加受付手段は、選択された前記グループ通信が既に終了していると判定された場合、当該参加要求を破棄し、当該参加要求に基づく新たなグループ通信の開始を抑制する
付記1~5のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記7)
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得手段と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択手段と、
選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する送信手段と、を備える
通信端末。
(付記8)
前記送信手段は、前記通信端末が通信圏外から通信圏内に入った場合、又は他の通信を行っていた前記通信端末が当該他の通信を終了した場合に、選択された前記グループ通信への参加要求を前記サーバに送信する
付記7に記載の通信端末。
(付記9)
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得し、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択し、
選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する
通信方法。
(付記10)
複数の通信端末間で既に開始されているグループ通信であって、開始時に応答しなかったことにより未応答の状態にある前記グループ通信に関する情報を取得する取得処理と、
取得された前記情報に基づいて、参加する候補となる少なくとも1つの前記グループ通信の中から、いずれかの前記グループ通信を選択する選択処理と、
選択された前記グループ通信への参加要求を、複数の前記通信端末間の前記グループ通信を制御するサーバに送信する送信処理と、を
コンピュータに実行させる通信プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0100】
1 通信システム
10 通信端末
11 取得部
12 選択部
13 送信部
20 サーバ
21 参加受付部
100、100a~100e 通信端末
110 取得部
120 選択部
130 通信部
140 入出力部
141 表示画面
141a 表示領域
141b 操作表示領域
190 記憶部
191 連絡先情報
1911 連絡先ID
1912 ユーザ名
1913 連絡先
192 所属グループ情報
1921 グループID
1922 属性
193 呼出履歴情報
1931 セッションID
1932 対象グループID
1933 発信側端末ID
1934 呼出日時
200 サーバ
210 参加受付部
220 判定部
230 通信部
240 セッション管理部
290 記憶部
291 端末情報
2911 端末ID
2912 ユーザ名
2913 連絡先
292 グループ情報
2921 グループID
2922 端末ID
293 セッション情報
2931 セッションID
2932 対象グループID
2933 発信側端末ID
2934 未応答端末ID
2935 開始日時
2936 終了日時
300 基地局
900 コンピュータ
902 バス
904 プロセッサ
906 メモリ
908 ストレージデバイス
910 入出力インタフェース
912 ネットワークインタフェース
1000 通信システム
N ネットワーク