IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クリーツ インクの特許一覧

特許7662776仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体
<>
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図1
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図2
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図3
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図4
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図5
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図6
  • 特許-仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-07
(45)【発行日】2025-04-15
(54)【発明の名称】仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/36 20060101AFI20250408BHJP
【FI】
A63B69/36 541W
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023526137
(86)(22)【出願日】2021-11-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-15
(86)【国際出願番号】 KR2021015625
(87)【国際公開番号】W WO2022092983
(87)【国際公開日】2022-05-05
【審査請求日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】10-2020-0143836
(32)【優先日】2020-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519384770
【氏名又は名称】クリーツ インク
【氏名又は名称原語表記】CREATZ., INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100196117
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 利恵
(72)【発明者】
【氏名】ヨン ホ スク
(72)【発明者】
【氏名】ジェイ ホ スク
【審査官】小河 俊弥
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0226869(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0174560(US,A1)
【文献】特開2015-088193(JP,A)
【文献】特開2008-171280(JP,A)
【文献】国際公開第2011/013625(WO,A1)
【文献】特開2015-181770(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法であって、
運動する被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報および前記被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように配置される第2撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第2基準パターンに関する情報を参照して、前記第1撮影モジュールで特定される座標および前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定する段階、および
前記位置関係を参照して前記ディスプレイ領域での前記被写体の運動軌跡に関する情報を決定する段階を含み、
前記ディスプレイ領域は、前記被写体が撮影される実世界とは異なり、
前記位置関係を決定する段階において、前記第2撮影モジュールを基準として特定される前記第2基準パターン内の各パターンの3次元座標と、前記ディスプレイ領域を基準として特定される前記第2基準パターン内の各パターンの2次元座標との間の対応関係に基づき、前記第2撮影モジュールで特定される座標と前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を特定する、仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項2】
前記第1撮影モジュールは地面を眺めて固定されるものである、請求項1に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項3】
前記第1基準パターンは地面に配置されるパターンであり、
前記第2基準パターンは前記ディスプレイ領域に配置されるパターンである、請求項1に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項4】
前記位置関係を決定する段階は、
(a)前記第1基準パターンに関する情報を参照して前記第1撮影モジュールの配置情報を特定し、前記第2撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第3基準パターンに関する情報を参照して前記第2撮影モジュールの配置情報を特定する段階、
(b)前記第1撮影モジュールの配置情報および前記第2撮影モジュールの配置情報を参照して前記第1撮影モジュールおよび前記第2撮影モジュールの間の位置関係を決定する段階、および
(c)前記第1撮影モジュールおよび前記第2撮影モジュールの間の位置関係を参照して前記第1撮影モジュールで特定される座標および前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定する段階を含み、
前記第3基準パターンは前記第2撮影モジュールと前記ディスプレイ領域の間に配置されるパターンである、請求項1に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項5】
前記(a)段階は、前記第1撮影モジュールが撮影したイメージを参照して前記第3基準パターンの位置を特定する段階を含む、請求項4に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項6】
前記第1基準パターンおよび前記第3基準パターンは一つのアセンブリに配置される、請求項4に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項7】
前記位置関係を決定する段階で、前記ディスプレイ領域の解像度に関する情報を参照して前記第2基準パターンの属性を動的に決定する、請求項1に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援方法。
【請求項8】
請求項1に記載された方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録する非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体。
【請求項9】
仮想ゴルフシミュレーションを支援するためのシステムであって、
運動する被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報および前記被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように配置される第2撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第2基準パターンに関する情報を参照して、前記第1撮影モジュールで特定される座標および前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定する位置関係決定部、および
前記位置関係を参照して前記ディスプレイ領域での前記被写体の運動軌跡に関する情報を決定する運動軌跡情報決定部を含み、
前記ディスプレイ領域は、前記被写体が撮影される実世界とは異なり、
前記位置関係決定部は、前記第2撮影モジュールを基準として特定される前記第2基準パターン内の各パターンの3次元座標と、前記ディスプレイ領域を基準として特定される前記第2基準パターン内の各パターンの2次元座標との間の対応関係に基づき、前記第2撮影モジュールで特定される座標と前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を特定する、仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【請求項10】
前記第1撮影モジュールは地面を眺めて固定されるものである、請求項9に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【請求項11】
前記第1基準パターンは地面に配置されるパターンであり、
前記第2基準パターンは前記ディスプレイ領域に配置されるパターンである、請求項9に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【請求項12】
前記位置関係決定部は、前記第1基準パターンに関する情報を参照して前記第1撮影モジュールの配置情報を特定し、前記第2撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第3基準パターンに関する情報を参照して前記第2撮影モジュールの配置情報を特定し、前記第1撮影モジュールの配置情報および前記第2撮影モジュールの配置情報を参照して前記第1撮影モジュールおよび前記第2撮影モジュールの間の位置関係を決定し、前記第1撮影モジュールおよび前記第2撮影モジュールの間の位置関係を参照して前記第1撮影モジュールで特定される座標および前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定し、
前記第3基準パターンは前記第2撮影モジュールと前記ディスプレイ領域の間に配置されるパターンである、請求項9に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【請求項13】
前記位置関係決定部は、前記第1撮影モジュールが撮影したイメージを参照して前記第3基準パターンの位置を特定する、請求項12に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【請求項14】
前記第1基準パターンおよび前記第3基準パターンは一つのアセンブリに配置される、請求項12に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【請求項15】
前記位置関係決定部は、前記ディスプレイ領域の解像度に関する情報を参照して前記第2基準パターンの属性を動的に決定する、請求項9に記載の仮想ゴルフシミュレーション支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法、システムおよび非一過性のコンピュータ読み取り可能記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルファーが都心などにおいても少ない費用で仮想的にゴルフを楽しめるようにする仮想ゴルフシステムが広く普及されている。このような仮想ゴルフシステムは、ゴルファーがゴルフボールを打つと、シミュレーションを行ってショットのシミュレーション結果をスクリーン上に表示することをその基本コンセプトとすることができる。
【0003】
しかし、前記のような従来技術をはじめとしてこれまで紹介された技術によると、ゴルファーがゴルフボールを打つ場合に、ゴルファーに見える実世界でのボールの軌跡とシミュレーションを通じてボールに関連した情報がディスプレイされる領域でのボールの軌跡が互いに一致しないため、使用者経験的な側面で現実感が落ちるなどの問題が存在した。
【0004】
そこで、本発明者(ら)は、実世界でゴルフボールが運動する軌跡とシミュレーションを通じてゴルフボールに関連した情報がディスプレイされる領域でゴルフボールが運動する軌跡を同期化できる、新規かつ進歩した技術に関して提案するところである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国公開特許公報第10-1986-0004642号(1986.07.11)
【文献】韓国登録特許公報第10-0185841号(2000.04.04)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前述した従来技術の問題点をすべて解決することをその目的とする。
【0007】
また、本発明は、仮想ゴルフを体験するゴルファーの現実感、実在感および没入度を増加させることをその目的とする。
【0008】
また、本発明は、ゴルファーがゴルフボールを打つ場合に、実際にボールが運動する軌跡とシミュレーションを通じてボールに関連した情報がディスプレイされる領域でボールが運動する軌跡が互いに同期化され得るようにすることをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するための本発明の代表的な構成は次の通りである。
【0010】
本発明の一態様によると、仮想ゴルフシミュレーションを支援するための方法であって、運動する被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報および前記被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように配置される第2撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第2基準パターンに関する情報を参照して、前記第1撮影モジュールで特定される座標および前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定する段階、および前記位置関係を参照して前記ディスプレイ領域での前記被写体の運動軌跡に関する情報を決定する段階を含む方法が提供される。
【0011】
本発明の他の態様によると、仮想ゴルフシミュレーションを支援するためのシステムであって、運動する被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報および前記被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように配置される第2撮影モジュールが撮影したイメージで特定される第2基準パターンに関する情報を参照して、前記第1撮影モジュールで特定される座標および前記ディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定する位置関係決定部、および前記位置関係を参照して前記ディスプレイ領域での前記被写体の運動軌跡に関する情報を決定する運動軌跡情報決定部を含むシステムが提供される。
【0012】
この他にも、本発明を具現するための他の方法、他のシステムおよび前記方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録する非一過性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体がさらに提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、仮想ゴルフを体験するゴルファーの現実感、実在感および没入度を増加させることができるようになる。
【0014】
また、本発明によると、ゴルファーがゴルフボールを打つ場合に、実際にボールが運動する軌跡とシミュレーションを通じてボールに関連した情報がディスプレイされる領域でボールが運動する軌跡が互いに同期化され得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションシステムの全体的な構成を概略的に図示する図面である。
図2】本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションシステムの他の例示的な構成を図示する図面である。
図3】本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションシステムの他の例示的な構成を図示する図面である。
図4】本発明の一実施形態に係るシミュレータの内部構成を詳細に図示する図面である。
図5】本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションが遂行される状況を例示的に示す図面である。
図6】本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションが遂行される状況を例示的に示す図面である。
図7】本発明の一実施形態によりゴルフボールに関連した情報がディスプレイされる領域が複数である場合に仮想ゴルフシミュレーションが遂行される状況を例示的に示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施形態を例示として図示する添付図面を参照する。このような実施形態は当業者が本発明を実施できるほど充分かつ詳細に説明される。本発明の多様な実施形態は互いに異なるが、互いに排他的である必要はないということが理解されるべきである。例えば、本明細書に記載されている特定の形状、構造および特性は本発明の精神と範囲を逸脱することなく一実施形態から他の実施形態に変更されて具現され得る。また、それぞれの実施形態内の個別の構成要素の位置または配置も本発明の精神と範囲を逸脱することなく変更され得ることが理解されるべきである。したがって、後述する詳細な説明は限定的な意味として行われるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲の請求項が請求する範囲およびそれと均等なすべての範囲を包括するものと理解されるべきである。図面で類似する参照符号は多様な側面に亘って同一または類似する構成要素を示す。
【0017】
以下では、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の多様な好ましい実施形態に関して添付された図面を参照して詳細に説明することにする。
【0018】
全体システムの構成
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションシステムの全体的な構成を概略的に図示する図面である。
【0020】
図1に図示された通り、仮想ゴルフシミュレーションシステムは打撃部10、撮影部200、シミュレータ300、表示部400および基準パターン部500を含んで構成され得る。
【0021】
まず、本発明の一実施形態に係る打撃部10は、ゴルファーが仮想ゴルフシミュレーションシステムを利用する時に足で踏んでその上に立ってゴルフボールを置いて打つ部分であり得る。このような打撃部10は、その傾斜角が調節され得る公知のスイングプレートを含むことができる。因みに、本発明が他の種類の仮想スポーツシミュレータシステムに適用される場合に、当業者は打撃部10の構成を、必要な場合、それとともに連動する他の構成要素の構成と共に、該当スポーツの特性に合わせて適切に変更することができる。
【0022】
次に、本発明の一実施形態に係る撮影部200は、被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュール210および被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域(具体的には、表示部400の所定領域)を撮影するように配置される第2撮影モジュール220を含んで構成され得る。例えば、撮影部200の撮影モジュール210、220は少なくとも一つのカメラを含んで構成され得、より具体的には、高速カメラ、赤外線カメラ、ステレオカメラなどで構成され得る。
【0023】
例えば、第1撮影モジュール210は図1に図示された通り、被写体(例えば、ゴルフボール、ゴルフクラブなど)を上から見下ろす位置に配置(例えば、地面を眺める位置に固定されて配置)され得、第2撮影モジュール220は表示部400を正面または側面から眺める位置に配置され得る。一方、本発明に係る撮影モジュール210、220の位置は必ずしも前記列挙された実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内で多様に変更され得ることを明らかにしておく。また、本発明の一実施形態に係る撮影モジュール210、220は、一つのカメラを左右に速やかに動かしながら撮影することによってステレオカメラと類似する性能を具現したり、撮影速度が異なる少なくとも二つのカメラを利用して順次撮影することによって高速カメラと類似する性能を具現してもよい。
【0024】
次に、本発明の一実施形態に係るシミュレータ300は撮影部200、表示部400、または基準パターン部500と通信することができ、仮想ゴルフシミュレーションシステムのための専用プロセッサ(図示されず)を含むことができる。このような専用プロセッサはメモリ手段を具備し、数値演算能力とグラフィック処理能力を備えたものであり得る。このようなシミュレータ300は従来の仮想ゴルフシミュレーションを遂行する装置と一部類似するものであり得る。
【0025】
具体的には、シミュレータ300は被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュール210および被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように配置される第2撮影モジュール220が撮影したそれぞれのイメージを獲得し、第1撮影モジュール210が撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報および第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定される第2基準パターンに関する情報を参照して、第1撮影モジュール210で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定し、その位置関係を参照してディスプレイ領域での被写体の運動軌跡に関する情報を決定する機能を遂行することができる。
【0026】
前述のようなシミュレータ300の構成に関しては、図4を参照して以下でさらに詳述することにする。
【0027】
次に、本発明の一実施形態に係る表示部400は、シミュレータ300の被写体に関連した情報(例えば、ゴルフボールの運動方向、運動速度、運動加速度、運動角速度、位置、運動軌跡、またはこれに関連したシミュレーション数値またはグラフィックなど)を表示する機能を遂行することができる。このような表示部400は公知のディスプレイ手段を通じて所定の映像を表示することができるが、例えば、打撃されたゴルフボールの衝撃を吸収する一方で直接発光はしないスクリーンと、このようなスクリーンに映像を出力するプロジェクタで構成され得る。
【0028】
最後に、本発明の一実施形態に係る基準パターン部500は、撮影部200の撮影モジュール210、220と対向するように配置されて所定のパターンを提供する機能を遂行し、具体的には、撮影部200の第1撮影モジュール210と対向するように配置されて所定のパターン(すなわち、第1基準パターン)を提供する第1基準パターン部510および撮影部200の第2撮影モジュール220と対向するように配置されて所定のパターン(すなわち、第2基準パターン)を提供する第2基準パターン部520を含んで構成され得る。例えば、このような基準パターン部500は所定のパターンを表示する印刷された板であるかプログラミングされた電子ディスプレイであり得、カメラ補正のためのチェス盤パターン、スクエアグリッドパターンなどを提供するものであり得る。ただし、本発明に係る基準パターン部500の提供方式およびパターン形態は、必ずしも前記列挙された実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内で多様に変更され得る。さらに、本発明の一実施形態により地面や他の背景の模様が、前記のような基準パターン部500の代わりに利用されてもよいことを明らかにしておく。
【0029】
例えば、第1基準パターン部510は第1撮影モジュール210と対向するように地面に所定のパターン(すなわち、第1基準パターン)が印刷、投射、または付着されるように配置されたものであり得、第2基準パターン部520は第2撮影モジュール220と対向するようにディスプレイ領域に所定のパターン(すなわち、第2基準パターン)が印刷、投射、または付着されるように配置されたものであり得る。このような第1基準パターンおよび第2基準パターンは、一時的に(例えば、仮想ゴルフシミュレーションシステムを最初に実行する時にまたは仮想ゴルフシミュレーションシステムによって要請される時に)表示されるかまたは所定時間の間のみ表示されるものであり得る。
【0030】
一方、図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る基準パターン部500は、第2撮影モジュール220とディスプレイ領域の間に第2撮影モジュール220と対向するように配置されて所定のパターン(すなわち、第3基準パターン)を提供する第3基準パターン部530をさらに含んで構成されてもよい。このような第3基準パターンも前記にて詳察した第1基準パターンおよび第2基準パターンと同様に、一時的に(例えば、仮想ゴルフシミュレーションシステムを最初に実行する時にまたは仮想ゴルフシミュレーションシステムによって要請される時に)表示されるかまたは所定時間の間のみ表示されるものであり得る。
【0031】
より具体的には、第3基準パターン部530は所定の回転軸を中心に回動可能であるように形成され得、第3基準パターンを提供する間にのみ回転軸を中心に回転して第2撮影モジュール220に対向するように配置され得る。
【0032】
一方、図3を参照すると、前記のような第1基準パターン部510および第3基準パターン部530が一つのアセンブリ(例えば、器具物)に含まれるように構成され得る。
【0033】
例えば、一つのアセンブリに第1基準パターン部510および第3基準パターン部530が互いに異なる角度で形成され、このようなパターン部510、530それぞれを通じて第1基準パターンおよび第3基準パターンが提供され得る。このような一体化されたアセンブリを利用することによって、第1基準パターンおよび第3基準パターンの間の相対的な距離が予め設定され得る。
【0034】
シミュレータの構成
【0035】
以下では本発明の一実施形態に係るシミュレータ300の内部構成および各構成要素の機能について詳察することにする。
【0036】
図4に図示された通り、シミュレータ300はイメージ獲得部310、位置関係決定部320、運動軌跡情報決定部330、通信部340および制御部350を含んで構成され得る。本発明の一実施形態によると、イメージ獲得部310、位置関係決定部320、運動軌跡情報決定部330、通信部340および制御部350は、そのうちの少なくとも一部が外部システム(図示されず)と通信するプログラムモジュールであり得る。このようなプログラムモジュールは運営システム、アプリケーションモジュールまたはその他プログラムモジュールの形態でシミュレータ300に含まれ得、物理的には多様な公知の記憶装置に保存され得る。また、このようなプログラムモジュールはシミュレータ300と通信可能な遠隔記憶装置に保存されてもよい。一方、このようなプログラムモジュールは本発明により後述する特定業務を遂行したり特定の抽象データ類型を実行するルーチン、サブルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを包括するが、これに制限されはしない。
【0037】
まず、本発明の一実施形態に係るイメージ獲得部310は被写体を撮影するように配置される第1撮影モジュール210および被写体に関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように配置される第2撮影モジュール220が撮影したそれぞれのイメージを獲得する機能を遂行することができる。
【0038】
次に、本発明の一実施形態に係る位置関係決定部320は第1撮影モジュール210が撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報および第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定される第2基準パターンに関する情報を参照して、第1撮影モジュール210で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定する機能を遂行することができる。本発明の一実施形態に係る基準パターンに関する情報は、各パターン上に現れる特定の形状や特定領域の位置、配置関係、座標(例えば、撮影モジュール210、220または仮想ゴルフシミュレーションシステムで定義される所定の基準空間システムで定義される座標)等に関する情報を含む概念であり得る。
【0039】
例えば、位置関係決定部320は第1撮影モジュール210が撮影したイメージで特定される第1基準パターンに関する情報に基づいて第1撮影モジュール210の配置情報を特定し、第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定される第3基準パターン(具体的には、第2撮影モジュール220とディスプレイ領域の間に第2撮影モジュール220と対向するように配置される基準パターン)に関する情報に基づいて第2撮影モジュール220の配置情報を特定することができる。より具体的には、本発明の一実施形態によると、位置関係決定部320は、第1撮影モジュール210が撮影したイメージで特定される第1基準パターン内の各パターンの座標(または位置)および第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定される第3基準パターン内の各パターンの座標(または位置)それぞれに基づいて、第1撮影モジュール210または仮想ゴルフシミュレーションシステム(またはシミュレータ300)に関連する所定の基準空間座標系での第1撮影モジュール210の位置、方向および配向と第2撮影モジュール220の位置、方向および配向をそれぞれ決定することができる。このために、DLT(Direct Linear Transformation)アルゴリズム、Zhangアルゴリズム、Tsaiアルゴリズム、Selbyアルゴリズムなどの撮影モジュールパラメータ算出アルゴリズムが利用され得る。
【0040】
一方、前記のように第1撮影モジュール210および第2撮影モジュール220の配置情報を特定するために、カメラリセクショニング(camera resectioning)またはカメラキャリブレーション(camera calibration)に関する公知の技術を活用することができ、例えば、カメラリセクショニングに関するウィキペディアウェブページ(「https://en.wikipedia.org/wiki/camera_resectioning」)を通じて開示された技術を参照することができる(本ウェブページはその全体として本明細書に組み込まれたものと見なされるべきである。)。ただし、本発明に係る撮影モジュール210、220の配置情報を特定する方式は前記にて開示された内容に限定されて具現されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内で多様に変更できることを明らかにしておく。
【0041】
一方、位置関係決定部320は、第2撮影モジュール220が予め設定された位置に配置されたり、第1撮影モジュール210により第2撮影モジュール220の位置が特定され得る場合、前記のように第3基準パターンに関する情報を利用せずに第2撮影モジュール220の配置情報をすぐに獲得してもよい。
【0042】
また、位置関係決定部320は第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定される第2基準パターン(具体的には、ディスプレイ領域に配置される基準パターン)に関する情報を参照して、第2撮影モジュール220で特定される座標とディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を特定することができる。
【0043】
例えば、位置関係決定部320は、ディスプレイ領域に配置された第2基準パターンに対して第2撮影モジュール220が撮影したイメージ(例えば、ステレオイメージ)を分析することによって、第2撮影モジュール220を基準として特定される第2基準パターン内の各パターンの3次元座標を決定し、ディスプレイ領域を基準として特定される第2基準パターン内の各パターンの2次元座標および前記のように第2撮影モジュール220を基準として特定される第2基準パターン内の各パターンの3次元座標の間の対応関係を分析することによって、第2撮影モジュール220で特定される座標とディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を特定することができる。
【0044】
一方、本発明の一実施形態により、前記のように第2撮影モジュール220が撮影したイメージから3次元座標を獲得するためにステレオビジョン方式(stereo vision method)(例えば、構造化された光ビジョン(SLV;Structed light vision)、アクティブステレオビジョン(ASV;Active Stereo Vision)、構造化された光ステレオ(SLS;Structed-Light Stereo)等)を利用することができ、例えば、ステレオビジョンに関するウィキペディアウェブページ(「https://en.wikipedia.org/wiki/computer_stereo_vision」)を通じて開示された技術および韓国公開特許公報第10-2014-0086938号を通じて開示された技術を参照することができる(本ウェブページおよび本公開特許公報は、その全体として本明細書に組み込まれたものと見なされるべきである。)。ただし、本発明に係る座標特定方式は前記にて開示された内容に限定されて具現されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内で多様に変更できることを明らかにしておく。
【0045】
また、位置関係決定部320は、第1撮影モジュール210および第2撮影モジュール220(または第1撮影モジュール210で特定される座標および第2撮影モジュール220で特定される座標)の間の位置関係(このような位置関係は、前記にて詳察した第1撮影モジュール210の配置情報および第2撮影モジュール220の配置情報を比較して分析することによって特定されてもよい)を参照して、第1撮影モジュール210で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を決定することができる。
【0046】
また、位置関係決定部320は前記にて詳察したディスプレイ領域の解像度に関する情報をさらに参照して該当領域で提供される第2基準パターンの属性を動的に決定することができる。
【0047】
例えば、位置関係決定部320はディスプレイ領域に対して設定される解像度に関する情報により、第2基準パターンの大きさ、形態および個数のうち少なくとも一つを適応的に調節することができる。
【0048】
次に、本発明の一実施形態に係る運動軌跡情報決定部330は、位置関係決定部320により決定される位置関係を参照してディスプレイ領域での被写体の運動軌跡に関する情報を決定する機能を遂行することができる。
【0049】
例えば、運動軌跡情報決定部330は第1撮影モジュール210で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係に基づいて、第1撮影モジュール210が撮影した被写体の3次元空間座標に対応するディスプレイ領域での2次元座標を決定することができ、決定される2次元座標を参照してディスプレイ領域での被写体の運動軌跡に関する情報だけでなく、運動方向、位置、運動速度などのような被写体の物理量に関する情報を決定することができる。
【0050】
次に、本発明の一実施形態に係る通信部340は、イメージ獲得部310、位置関係決定部320および運動軌跡情報決定部330からの/へのデータの送受信を可能にする機能を遂行することができる。
【0051】
最後に、本発明の一実施形態に係る制御部350は、イメージ獲得部310、位置関係決定部320、運動軌跡情報決定部330および通信部340間のデータの流れを制御する機能を遂行することができる。すなわち、制御部350はシミュレータ300の外部からの/へのデータの流れまたはシミュレータ300の各構成要素間のデータの流れを制御することによって、イメージ獲得部310、位置関係決定部320、運動軌跡情報決定部330および通信部340でそれぞれ固有機能を遂行するように制御することができる。
【0052】
図5および図6は、本発明の一実施形態に係る仮想ゴルフシミュレーションが遂行される状況を例示的に示す図面である。
【0053】
本発明の一実施形態によると、第1撮影モジュール210および第2撮影モジュール220が複数のカメラ211、212、221、222(例えば、ステレオカメラ)で構成される状況を仮定することができる。ここで、第1撮影モジュール210はゴルフボールを撮影するように地面を眺める位置に固定されて配置され得、第2撮影モジュール220は表示部400でゴルフボールに関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域を撮影するように表示部400の正面または側面に固定されて配置され得る。
【0054】
図5を参照すると、まず、第1基準パターン部510を通じて所定のパターン(すなわち、第1基準パターン)が提供され、第1撮影モジュール210が撮影したイメージで第1基準パターンに関する情報(具体的には、第1基準パターン内の各パターンの座標)が特定され得る。
【0055】
その次に、第1基準パターンに関する情報に基づいて、第1撮影モジュール210または仮想ゴルフシミュレーションシステム(またはシミュレータ300)に関連する所定の基準空間座標系での第1撮影モジュール210の配置情報が特定され得る。
【0056】
その次に、第1撮影モジュール210が撮影したイメージを基準として第2撮影モジュール220の位置および方向を分析することによって、第1撮影モジュール210または仮想ゴルフシミュレーションシステム(またはシミュレータ300)に関連する所定の基準空間座標系での第2撮影モジュール220の配置情報が特定され得る。
【0057】
一方、第1撮影モジュール210が撮影したイメージを基準として第3基準パターン(具体的には、第2撮影モジュール220とディスプレイ領域の間に第2撮影モジュール220と対向するように配置される第3基準パターン部(図示されず)により提供されるパターン)(図示されず)の基準空間座標系での位置が特定され得、第3基準パターンの位置に関する情報および第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定される第3基準パターンに関する情報(例えば、第3基準パターン内の各パターンの座標)に基づいて第2撮影モジュール220の配置情報が特定されてもよい。
【0058】
その次に、第2基準パターン部520で所定のパターン(すなわち、第2基準パターン)が提供され、第2撮影モジュール220が撮影したイメージで第2基準パターンに関する情報が特定され得る。
【0059】
その次に、第2基準パターンに関する情報(例えば、第2基準パターン内の各パターンの座標)に基づいて第2撮影モジュール220で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係が決定され得る。
【0060】
その次に、第1撮影モジュール210の配置情報および第2撮影モジュール220の配置情報と第2撮影モジュール220で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係を参照して、第1撮影モジュール210で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係が決定され得る。
【0061】
その次に、ゴルファーがボールを打つことになると、第1撮影モジュール210で特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係に基づいて表示部400のディスプレイ領域での被写体の運動軌跡に関する情報が決定され得る。
【0062】
例えば、図6を参照すると、本発明の一実施形態により実世界でボールが運動する高さおよび位置610、620とディスプレイ領域でボールが運動する高さおよび位置611、621が互いに同期化されて提供され得る。
【0063】
図7は、本発明の一実施形態によりゴルフボールに関連した情報がディスプレイされる領域が複数である場合に仮想ゴルフシミュレーションが遂行される状況を例示的に示す図面である。
【0064】
本発明の一実施形態によりゴルフボールに関連した情報がディスプレイされるディスプレイ領域が複数である場合に(例えば、多面スクリーン)、それぞれのディスプレイ領域(または全体ディスプレイ領域)を対象に第2基準パターンがそれぞれ配置され得(例えば、ディスプレイ別に同一または互いに異なる第2基準パターンが配置される)、第2撮影モジュール220が撮影したイメージで特定されるそれぞれの第2基準パターンに関する情報を参照して第1撮影モジュールで特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係が決定され得る。
【0065】
一方、前記のような複数のディスプレイ領域が曲面形状である場合に、その曲面に該当するそれぞれの座標を曲線でインターポレーション(interpolation)することで、第1撮影モジュールで特定される座標およびディスプレイ領域で特定される座標の間の位置関係がより精巧に特定され得る。
【0066】
以上で説明された本発明に係る実施形態は、多様なコンピュータ構成要素を通じて実行され得るプログラム命令語の形態で具現されてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され得る。コンピュータ読み取り可能な記録媒体はプログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知になっている使用可能なものであり得る。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのような、プログラム命令語を保存し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなくインタープリタなどを使ってコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は本発明に係る処理を遂行するために一つ以上のソフトウェアモジュールに変更され得、その逆も同様である。
【0067】
以上、本発明が具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施形態および図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものに過ぎず、本発明が前記実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であればこのような記載から多様な修正と変更を図ることができる。
【0068】
したがって、本発明の思想は前記説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等なまたはこれから等価的に変更されたすべての範囲は本発明の思想の範疇に属すると言える。
【符号の説明】
【0069】
10:打撃部
200:撮影部
210:第1撮影モジュール
220:第2撮影モジュール
300:シミュレータ
310:イメージ獲得部
320:位置関係決定部
330:運動軌跡情報決定部
340:通信部
350:制御部
400:表示部
500:基準パターン部
510:第1基準パターン部
520:第2基準パターン部
530:第3基準パターン部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7