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特許7665068無人受付システム用端末機および無人受付システム用端末機セット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-10
(45)【発行日】2025-04-18
(54)【発明の名称】無人受付システム用端末機および無人受付システム用端末機セット
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20250411BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20250411BHJP
【FI】
G06F1/16 312D
G06F1/16 312Z
G06F1/16 313D
G06F1/16 313B
H05K5/02 B
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2024048836
(22)【出願日】2024-03-26
【審査請求日】2024-03-26
(73)【特許権者】
【識別番号】591036457
【氏名又は名称】三菱電機エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003166
【氏名又は名称】弁理士法人山王内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 光太
(72)【発明者】
【氏名】熊▲崎▼ 淳
【審査官】漆原 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-032117(JP,A)
【文献】特開2004-240587(JP,A)
【文献】特開2004-340587(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に平坦面を有し、前記底面に被係合部を有する基台と、前記基台の後部から後方に向かって立設され、正面に開口を有する収納部およびカメラ用窓が形成され、背面に分離機構の一方を有する立設体と、前記立設体の収納部に前面が露出して収納されるタッチパネルを有するパネルコンピュータ本体と、前記立設体のカメラ用窓から撮影する人感センサー機能付カメラと、
を具備するパネルコンピュータを備え
前記基台における被係合部は、前記パネルコンピュータと組み立てられる支柱を有する床面自立型として使用される場合において、前記支柱の載置面が前記基台の底面に接合して前記支柱の係合部に着脱容易に係合され、
前記立設体における分離機構の一方は、前記パネルコンピュータと組み立てられる取付体を有する卓上型として使用される場合において、前記取付体の斜面が前記立設体の背面に接触して前記取付体の分離機構の他方とにより前記パネルコンピュータと前記取付体を着脱容易となす、
無人受付システム用端末機。
【請求項2】
底面に平坦面を有し、前記底面に被係合部を有する基台と、前記基台の後部から後方に向かって立設され、正面に開口を有する収納部およびカメラ用窓が形成され、背面に分離機構の一方を有する立設体と、前記立設体の収納部に前面が露出して収納されるタッチパネルを有するパネルコンピュータ本体と、前記立設体のカメラ用窓から撮影する人感センサー機能付カメラと、
を具備するパネルコンピュータと、
前記立設体の背面と前記基台の底面とのなす鋭角と同じ鋭角をもって斜面が立設され、当該斜面に分離機構の他方を有する取付体を備え、
前記取付体の斜面に前記立設体の背面が接触して前記立設体における分離機構の一方と前記取付体の他方とにより、前記取付体が前記パネルコンピュータに着脱自在に取り付けられ、前記パネルコンピュータを自立させ、
卓上型として使用される無人受付システム用端末機。
【請求項3】
底面に平坦面を有し、前記底面に被係合部を有する基台と、前記基台の後部から後方に向かって立設され、正面に開口を有する収納部およびカメラ用窓が形成され、背面に分離機構の一方を有する立設体と、前記立設体の収納部に前面が露出して収納されるタッチパネルを有するパネルコンピュータ本体と、前記立設体のカメラ用窓から撮影する人感センサー機能付カメラと、
を具備するパネルコンピュータと、
上面に平坦面を有し、前記上面に前記パネルコンピュータにおける前記基台の被係合部に係合する係合部を有し、前記上面の平坦面から下方後方に向かって延在する支柱と、
板状の台座と、
前記支柱の下部と前記台座とを固定し、前記パネルコンピュータと前記支柱の組み立て体に対する重心位置を下げる取付体と、
を備え
床面自立型として使用される無人受付システム用端末機。
【請求項4】
前記パネルコンピュータの前記立設体における収納部の開口は縦長であり、
前記パネルコンピュータのパネルコンピュータ本体におけるタッチパネルは前記立設体における収納部の開口に縦長に収納され、
前記パネルコンピュータにおける前記基台の幅および前記立設体の幅は、前記支柱における上面の幅と同じである請求項3に記載の無人受付システム用端末機。
【請求項5】
前記基台の前部上面に開口を有する受話器収納部を有し、
前記基台の収納部に収納される受話器を備えた、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無人受付システム用端末機。
【請求項6】
底面に平坦面を有し、前記底面に被係合部を有する基台、前記基台の後部から後方に向かって立設され、正面に開口を有する収納部およびカメラ用窓が形成された立設体、前記立設体の収納部に前面が露出して収納されるタッチパネルを有するパネルコンピュータ本体、および前記立設体のカメラ用窓から撮影する人感センサー機能付カメラを具備するパネルコンピュータと、
上面に平坦面を有し、前記上面に前記パネルコンピュータにおける前記基台の被係合部と係合する係合部を有し、前記上面の平坦面から下方後方に向かって延在する支柱と、
板状の台座と、
前記支柱の下部と前記台座とを固定するもしくは前記パネルコンピュータにおける前記立設体の背面に取り付けられる取付体と、
を備え
前記パネルコンピュータと前記支柱と前記台座と前記取付体の4つのパーツによって組み立てられる床面自立型として使用され、前記パネルコンピュータと前記取付体の2つのパーツによって組み立てられる卓上型として使用される、
無人受付システム用端末機セット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、タッチパネルを有するパネルコンピュータを備えた無人受付システム用端末機および無人受付システム用端末機セットに関する。
【背景技術】
【0002】
総合ビルまたは会社等の受付において、タッチパネルおよび受話器等により訪問者の受付を無人で行う受付システムの受付機が特許文献1に示されている。
特許文献1に示された受付機は、タッチパネル式ディスプレイとIPフォンとIPカメラを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-102847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示された受付機はタッチパネル式ディスプレイとIPフォンとIPカメラを一体的に構成し、建物の床面に設置しているものと思われる。
このように一体的に構成した受付機を床面に設置していると、受付のレイアウト変更などに伴う受付機のレイアウト変更が難しいものであった。
【0005】
本開示は、上記した点に鑑みてなされたものであり、受付のレイアウト変更などに対し、レイアウト変更がし易いタッチパネルを有するパネルコンピュータを備えた無人受付システム用端末機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る無人受付システム用端末機は、底面に平坦面を有し、底面に被係合部を有する基台と、基台の後部から後方に向かって立設され、正面に開口を有する収納部およびカメラ用窓が形成され、背面に分離機構の一方を有する立設体と、立設体の収納部に前面が露出して収納されるタッチパネルを有するパネルコンピュータ本体と、立設体のカメラ用窓から撮影する人感センサー機能付カメラとを具備するパネルコンピュータを備え、基台における被係合部は、パネルコンピュータと組み立てられる支柱を有する床面自立型として使用される場合において、支柱の載置面が基台の底面に接合して支柱の係合部に着脱容易に係合され、立設体における分離機構の一方は、パネルコンピュータと組み立てられる取付体を有する卓上型として使用される場合において、取付体の斜面が立設体の背面に接触して取付体の分離機構の他方とによりパネルコンピュータと取付体を着脱容易となす。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、受付のレイアウト変更などに対し、無人受付システム用端末機のレイアウト変更を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を示す正面斜視図である。
図2】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を示す背面斜視図である。
図3】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を示す正面図である。
図4】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を示す背面図である。
図5】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を示す左側面図である。
図6】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を示す右側面図である。
図7】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機におけるパネルコンピュータを示す正面斜視図である。
図8】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機におけるパネルコンピュータを示す背面斜視図である。
図9】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機におけるパネルコンピュータを示す底面図である。
図10】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機における支柱を示す正面斜視図である。
図11】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機における支柱を示す背面斜視図である。
図12】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機における台座を示す斜視図である。
図13】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機における取付体を示す正面斜視図である。
図14】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機における取付体を示す背面斜視図である。
図15】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機における取付体を示す背面底面図である。
図16】実施の形態1に係る無人受付システム用端末機におけるパネルコンピュータを卓上用として使用した状態示す正面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
実施の形態1に係る無人受付システム用端末機を図1から図15を用いて説明する。
実施の形態1に係る無人受付システム用端末機は、事務所などの玄関フロアに設置され、建物の床面に設置した床面自立型として使用した場合、パネルコンピュータ10と支柱20と台座30と取付体40の4つのパーツを備え、当該4つのパーツによって組み立てられる。
【0010】
パネルコンピュータ10は支柱20に対して分離機構により着脱自在に取り付けられる。
すなわち、パネルコンピュータ10の底面と支柱20の載置面が接合し、着脱容易にパネルコンピュータ10が支柱20に取り付けられる。
支柱の載置面は上端に位置する平坦面であり、水平面を有する。
支柱20は取付体40により台座30に分離機構により着脱自在に取り付けられる。
支柱20の下部と台座30の表面とが取付体40により着脱が容易に固定される。
【0011】
パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体が取付体40により台座30に取り付けられた状態において、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体の重心の鉛直方向が台座30内に位置する構成であるので、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体を台座30に取り付けた際、無人受付システム用端末機は建物の床面に自立して設置できる。
取付体40はパネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体に対する重心位置を下げる役割も持ち、無人受付システム用端末機の転倒防止に機能する。
したがって、実施の形態1に係る無人受付システム用端末機はレイアウトが自由である。
【0012】
パネルコンピュータ10は無人受付システム用端末機として必要な電気的機能が集約されている。
パネルコンピュータ10は背面に取付体40を装着することにより、パネルコンピュータ10の底面を受付机のテーブル面に接触させて載置することにより、パネルコンピュータ10自身を卓上型の無人受付システム用端末機として使用できる。
【0013】
取付体40はパネルコンピュータ10自身を自立させ、パネルコンピュータ10を無人受付システム用端末機として使用した場合の転倒防止に機能する。
したがって、床面自立型としても卓上型としても使用可能であり、受付の形態に関係なく設置することができる。
【0014】
パネルコンピュータ10はパネルコンピュータ本体11とカメラ12と受話器13とスピーカ14と基台15と立設体16を備える。
パネルコンピュータ本体11はタッチパネル11aとCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)(図示せず)を含み、一般に知られているパネルコンピュータの構成要素を含む。
タッチパネル11aは縦長として利用される。
【0015】
タッチパネル11aは初期画面(スタート画面)、および来訪者の操作に基づいた画面等を表示する。
来訪者の操作に基づいた画面は、例えば、組織選択画面、検索方法を選択するための検索方法選択画面、呼び出す相手の部門をタッチするための部門検索画面、呼び出す相手の名前をタッチするための部門検索画面、呼出画面などである。
【0016】
人感センサー機能付カメラ(以下、カメラと略称する)12は、タッチパネル11aの画面前方を撮影し、来訪者が接近すると反応して来訪者の訪問を知らせる来訪信号をパネルコンピュータ本体11に送信する。
パネルコンピュータ本体11はカメラ12からの来訪信号を受信するとタッチパネル11aを起動し、タッチパネル11aに初期画面を表示する。
【0017】
パネルコンピュータ本体11はカメラ12からの来訪信号を受信するとスピーカ14から来訪者に対して初期案内を発声させる。
来訪者がタッチパネルにより訪問先の相手を選択し、来訪者は選択した訪問先の相手と受話器13を用いて通話を行う。
なお、受話器13による通話に替えて、タッチパネル11aによりLANに接続し、チャットなどにより呼びたし、マイクとスピーカ14を用いて通話するようにしてもよい。
この場合、受話器13は不要であり、マイクを基台に内蔵させればよい。
【0018】
基台15は、図9に示すように、底面に平坦面15aを有し、底面に一対の被係合部15b、15cと、一対のねじ穴15d、15eと、電源コード(図示せず)およびLANケーブル(図示せず)などの配線用孔15gを有する。
一対の被係合部15b、15cそれぞれは前後方向の長さが長い長孔である。
パネルコンピュータ本体11に設けられた電源コネクタおよびLANコネクタなどそれぞれのコネクタに差し込まれたケーブルはケーブルクリップで束ねられ、配線用孔15gよりパネルコンピュータ10の外に出される。
【0019】
基台15は、図1および図7に示すように、基台15の前部上面に開口を有する受話器収納部15fを有する。
なお、LANに接続してチャットなどによる通話を行う構成とする場合は、受話器は不要であり、基台15の前部上面に受話器収納部15fを形成することなく、基台15の前部上面は平坦面とされる。
基台15は内部にスピーカ14が配置される。
基台15は、例えば、正面パネル、上面パネル、底面パネル、および一対の側面パネルを有する。
【0020】
立設体16は基台15の後部から左右方向の鉛直面に対して25度の角度をもって後方に向かって立設され、正面に縦長の開口を有する収納部16a、および正面上部にカメラ用窓16bが形成される。
立設体16の収納部16aの開口にタッチパネル11aの画面が位置してパネルコンピュータ本体11が収納される。
【0021】
立設体16の収納部16aの開口にタッチパネル11aを縦長にしてパネルコンピュータ本体11が収納される。
タッチパネル11aの画面は左右方向の鉛直面に対して25度の角度をもって後方に向かって傾いて配設されるため、来訪者にとって見やすく、画面にタッチしやすい。
【0022】
立設体16は枠体16Aと背面カバー16Bを有する。
枠体16Aは、基台15における一対の側面パネルの後部から後方に向かって一体的に立設される一対の側枠と、一対の側枠の下端を結び基台15における正面パネルの後端から延在する下枠と、一対の側枠の上端を結ぶ上枠を有する(特に図7参照)。
【0023】
枠体16Aにおける上枠の左右方向の中央部にカメラ用窓16bが形成される。
カメラ用窓16bにはレンズが組み込まれてもよい。
立設体16は枠体16Aおよび基台15における正面パネル、上面パネル、底面パネル、および一対の側面パネルはプレス加工などによって成形される。
【0024】
背面カバー16Bは両側辺にフランジを有する角皿形状である。
背面カバー16Bにおける両側辺のフランジそれぞれが枠体16Aにおける一対の側枠それぞれに密着し、ねじ101~104によりねじ止めされ、背面カバー16Bが枠体16Aに取り付けられる。
【0025】
背面カバー16Bは左右方向中央に上下方向に並列された一対のねじ穴16Ba、16Bbを有する。
一対のねじ穴16Ba、16Bbは卓上型の無人受付システム用端末機として使用する場合、取付体40を装着する際に使用される。
【0026】
枠体16Aと背面カバー16Bにより形成される空間が立設体16における縦長の開口を有する収納部16aを形成する。
立設体16の枠体16Aによって囲まれた領域が収納部16aの開口を形成する。
背面カバー16Bの下部は基台15における後面をも覆う。
【0027】
背面カバー16Bの一側部の下部が開口され、この開口を覆うコネクタカバー16Cが背面カバー16Bに取り外し自在に装着される。
コネクタカバー16Cを背面カバー16Bから取り外すことにより、パネルコンピュータ本体11に設けられたLANコネクタ、USBコネクタ、電源コネクタ、接点出力端子1、接点出力端子2、電話回線コネクタが露出される。
【0028】
床面自立型の無人受付システム用端末機として使用する場合、コネクタカバー16Cは背面カバー16Bに装着された状態とされる。
卓上型の無人受付システム用端末機として使用する場合も、コネクタカバー16Cは背面カバー16Bに装着された状態とされる。
【0029】
支柱20は、特に、図10および図11に示すように、上面に平坦面20aを有し、上面にパネルコンピュータ10における基台15の一対の被係合部15b、15cに係合する一対の係合部20b、20cを有し、上面の平坦面20aから左右方向の鉛直面に対して25度未満の角度をもって下方後方に向かって延在する。
【0030】
一対の係合部20b、20cは、それぞれ一対の被係合部15b、15cである長孔に差し込まれるつめまたはフックである。
パネルコンピュータ10は支柱20の上面に一対の係合部20b、20cと一対の被係合部15b、15cにより仮止めされた後、パネルコンピュータ10における基台15の下面の平坦面15aと支柱20の上面の平坦面20aを密着させてねじにより固定される。
【0031】
支柱20における下端から上端までの距離はパネルコンピュータ10の下端から上端までの距離より長く、パネルコンピュータ10を支柱20に装着すると、来訪者にとって見やすい高さに、パネルコンピュータ10におけるタッチパネル11aの画面が位置する。
すなわち、支柱20はパネルコンピュータ10を保持するとともに、パネルコンピュータ10の高さを確保する。
【0032】
支柱20は、図3および図4に示すように上端から下端に向かって幅が先細となる形状である。
支柱20の上端の幅はパネルコンピュータ10の下端の幅と同じである。
すなわち、パネルコンピュータ10における基台15の幅および立設体16の幅は支柱20における上面の幅と同じ
【0033】
支柱20は、図10および図11に示すように、支柱体20Aと補強体20Bと上部背面覆体20Cを有する。
支柱体20Aは正面パネル20Aと背面パネル20Aを有する。
正面パネル20Aは表板部と両側板部と上板部を有し、プレス加工などによって成形される。
【0034】
正面パネル20Aにおける上板部の上面に平坦面20aを有し、上面にパネルコンピュータ10における基台15の底面に形成された一対の被係合部15b、15cに係合する一対の係合部20b、20cと、基台15の底面に形成された一対のねじ穴15d、15eに対向する丸穴20d、20e、基台15の底面に形成された配線用孔15gに対向する配線用孔20fを有する。
【0035】
正面パネル20Aにおける上板部は、表板部に対して75度を超え90度未満である内角にして屈曲して形成される。
その結果、正面パネル20Aにおいて、上板部の平坦面20aを水平面とし、表板部の表面が下方後方に向かって上板部の平坦面20aから左右方向の鉛直面に対して25度未満の角度をもって延在するように支柱20を台座30に装着できる。
同様に、上板部の平坦面20aを水平面として背面パネル20Aの背面が下方後方に向かって左右方向の鉛直面に対して25度未満の角度をもって装着される。
【0036】
正面パネル20Aにおける両側板部はそれぞれ、表板部の両側端それぞれから後方に向かって延在して形成される。
正面パネル20Aにおける両側板部はそれぞれ、上板部の平坦面20aの両側端それぞれから下方に向かって先細になる隅部と、隅部の下端から正面パネル20Aの下端まで同一幅の側部と、側部の側端から内方に向かって屈曲された縁部と有する。
背面パネル20Aは正面パネル20Aの背面を覆い、両側端部それぞれにおいて正面パネル20Aにおける両側板部の縁部にねじ105~110によりねじ止めされる。
【0037】
補強体20Bは一対の側板20B、20Bと、背面板20Bを有する。
一対の側板20B、20Bとそれぞれは、側部と、側部の両端に内方に屈曲された前縁部と後縁部を有する。
一対の側板20B、20Bは前縁部および後縁部を内側にして対向配置されて前縁部にて背面パネル20Aの中央部にねじ止めにより装着される。
【0038】
一対の側板20B、20Bそれぞれの下端部には上下方向に並列された一対のねじ穴20Ba、20Bb、20Ba、20Bbを有する。
一対の側板20B、20Bそれぞれにおける一対のねじ穴20Ba、20Bb、20Ba、20Bbは取付体40により支柱20が台座30に装着される際に使用される。
【0039】
一対の側板20B、20Bそれぞれにおける側部の下端面は前縁部に対して90度を超え115度未満である内角を持ち、後縁部に対して75度を超え90度未満である内角を持つ。
一対の側板20B、20Bそれぞれにおける側部の下端面は台座30に密着させると、左右方向の鉛直面に対して25度未満の角度をもって上端が下端に対して前方になって支柱20を台座30に容易に装着できる。
【0040】
背面板20Bは、一対の側板20B、20Bと背面パネル20Aの背面により形成される空間を覆い、両側端部それぞれにおいて一対の側板20B、20Bの後縁部それぞれにねじ111~116によりねじ止めされる。
背面板20Bの長さは一対の側板20B、20Bの長さより短く、一対の側板20B、20Bの下端部における空間が露出される。
【0041】
一対の側板20B、20Bと背面板20Bと背面パネル20Aの背面により形成される空間は、パネルコンピュータ本体11に接続される電源コード(図示せず)およびLANケーブル(図示せず)などの配線が挿通する空間である。
【0042】
パネルコンピュータ10における基台15の底面に形成された一対の被係合部15b、15cと支柱20における正面パネル20Aの上板部の上面に形成された一対の係合部20b、20c、および基台15の底面に形成された一対のねじ穴15d、15eと支柱20における正面パネル20Aの上板部の上面に形成された丸穴20d、20eがねじによるパネルコンピュータ10と支柱20との分離機構を構成する。
パネルコンピュータ10は支柱20に対して分離機構により着脱自在に取り付けられる。
【0043】
台座30は図12に示すように平面が矩形である板状である。
台座30において、台座30の後部における左右方向の中央部に配線用孔30aが形成され、配線用孔30aの両側それぞれに沿って前後方向に並列された複数のざぐり穴31a~31c、32a~32cが形成される。
【0044】
配線用孔30aは台座30に支柱20が装着されると一対の側板20B、20Bと背面板20Bと背面パネル20Aの背面により形成される空間の下端面と対向する。
すなわち、配線用孔30aと、一対の側板20B、20Bと背面板20Bと背面パネル20Aの背面により形成される空間は連通する。
【0045】
配線用孔30aは、床下にLANケーブル等の配線空間が存在する床面に床面自立型の無人受付システム用端末機として設置される際に床下配線用孔として使用される。
台座30に配線用孔30aの両側それぞれに沿って形成された複数のざぐり穴31a~31c、32a~32cは、取付体40により支柱20が台座30に装着される際に使用される。
【0046】
取付体40は支柱20の下部と台座30とを固定するもしくはパネルコンピュータ10における立設体16の背面に取り付けられる。
床面自立型の無人受付システム用端末機として使用される場合、取付体40は支柱20の下部と台座30とを固定する固定具として機能し、およびパネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体に対する重心位置を下げる役割も果たす。
卓上型の無人受付システム用端末機として使用される場合、取付体40はパネルコンピュータ10の背面スタンドとして機能する。
【0047】
取付体40は、図13から図15に示すように、一対の側面部41、42と斜面部43と一対の底面部44、45と一対の縁部46、47を有する。
取付体40はプレス加工などによって成形される。
一対の側面部41、42それぞれは上辺の長さが下辺の長さより短い台形形状である。
一対の側面部41、42それぞれにおける上辺の長さは支柱20における補強体20Bの一対の側板20B、Bの横幅と同じである。
【0048】
一対の側面部41、42それぞれにおいて、一方の斜辺と下辺となす内角が90度を超え115度未満である。
一対の側面部41、42それぞれにおいて、一方の斜辺と下辺となす内角は補強体20Bにおける一対の側板20B、20Bそれぞれにおける側部の下端面の前縁部に対する内角と同じである。
【0049】
一対の側面部41、42それぞれにおいて、他方の斜辺と下辺となす内角が65度(90度-25度)である。
一対の側面部41、42それぞれにおいて、他方の斜辺と下辺となす内角は、パネルコンピュータ10における立設体16が基台15の後部から左右方向の鉛直面に対して後方に向かって立設される角度25度に対応し、いわゆる立設体16の背面カバー16Bの背面と水平面とのなす角度65度と同じである。
【0050】
側面部41には一方の斜面に沿って上下方向に並列された一対の丸穴41a、41bを有する。
一対の丸穴41a、41bは支柱20における補強体20Bの側板20Bに形成された一対のねじ穴20Ba、20Bbに対向する。
【0051】
側面部42には一方の斜面に沿って上下方向に並列された一対の丸穴42a、42bを有する。
一対の丸穴42a、42bは支柱20における補強体20Bの側板20Bに形成された一対のねじ穴20Ba、20Bbに対向する。
【0052】
斜面部43は一対の側面部41、42それぞれにおける一方の斜辺の間に位置する。
斜面部43は矩形形状である。
斜面部43と一対の側面部41、42それぞれとの内角は90度である。
斜面部43の長辺は一対の側面部41、42の斜辺に相当し、斜面部43の短辺の長さは支柱20における補強体20Bの一対の側板20B、Bの外面間の距離である。
【0053】
斜面部43は左右方向中央に上下方向に並列された一対の丸穴43a、43bを有する。
一対の丸穴43a、43bは卓上型の無人受付システム用端末機として使用する場合、パネルコンピュータ10における立設体16の背面カバー16Bに形成された一対のねじ穴16Ba、16Bbに対向する。
【0054】
一対の底面部44、45それぞれは一対の側面部41、42の下辺から内側に90度屈曲して形成される。
底面部44は前後方向に並列された複数のねじ穴44a、44b、44cを有する。
複数のねじ穴44a、44b、44cは台座30に形成された複数のざぐり穴31a、31b、31cに対向する。
【0055】
底面部45は前後方向に並列された複数のねじ穴45a、45b、45cを有する。
複数のねじ穴45a、45b、45cは台座30に形成された複数のざぐり穴32a、32b、32cに対向する。
一対の縁部46、47それぞれは一対の側面部41、42それぞれにおける他方の斜辺から内側に90度屈曲して形成される。
【0056】
床面自立型の無人受付システム用端末機として使用される場合、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体を取付体40を用いて次のようにして台座30に固定する。
まず、取付体40を支柱20に装着する。
すなわち、取付体40における一対の縁部46、47それぞれの上端と斜面部43の上端が支柱20における補強体20Bの一対の側板20B、Bを挟み付け、取付体40における一対の側面部41、42それぞれの内面を一対の側板20B、Bの外面に密着させる。
【0057】
取付体40における側面部41に形成された一対の丸穴41a、41bと支柱20における補強体20Bの側板20Bに形成された一対のねじ穴20Ba、20Bbを位置合わせする。
この時、取付体40における一対の底面部44、45の底面と支柱20における補強体20Bの一対の側板20B、Bの下面は一致する。
【0058】
取付体40における側面部42に形成された一対の丸穴42a、42bと支柱20における補強体20Bの側板20Bに形成された一対のねじ穴20Ba、20Bbを位置合わせする。
一対の丸穴41a、41bそれぞれを介して一対のねじ穴20Ba、20Bbそれぞれにねじ止めし、一対の丸穴42a、42bそれぞれを介して一対のねじ穴20Ba、20Bbそれぞれにねじ止めすることにより、取付体40を支柱20に装着する。
【0059】
支柱20における一対のねじ穴20Ba、20Bbと取付体40における一対の丸穴41a、41b、および支柱20における一対のねじ穴20Ba、20Bbと取付体40における一対の丸穴42a、42bがねじによる支柱20と取付体40との分離機構を構成する。
取付体40は支柱20に対して分離機構により着脱自在に取り付けられる。
【0060】
次に、取付体40が装着されたパネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体を台座に固定する。
すなわち、取付体40における底面部44に形成された複数のねじ穴44a、44b、44cと台座30に形成された複数のざぐり穴31a、31b、31cを位置合わせする。
取付体40における底面部45に形成された複数のねじ穴45a、45b、45cと台座30に形成された複数のざぐり穴32a、32b、32cを位置合わせする。
【0061】
この時、取付体40における一対の底面部44、45の底面と支柱20における補強体20Bの一対の側板20B、Bの下面を台座30の表面に密着させる。
また、台座30に形成された配線用孔30aと、一対の側板20B、20Bと背面板20Bと背面パネル20Aの背面により形成される空間は連通する。
【0062】
複数のざぐり穴31a、31b、31cそれぞれを介して複数のねじ穴44a、44b、44cそれぞれにねじ止めし、複数のざぐり穴32a、32b、32cそれぞれを介して複数のねじ穴45a、45b、45cそれぞれにねじ止めすることにより、取付体40が装着されたパネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体を台座30に固定する。
【0063】
支柱20における一対のねじ穴20Ba、20Bbと取付体40における一対の丸穴41a、41b、支柱20における一対のねじ穴20Ba、20Bbと取付体40における一対の丸穴42a、42b、取付体40における複数のねじ穴44a、44b、44cと台座30における複数のざぐり穴31a、31b、31c、取付体40における複数のねじ穴45a、45b、45cと台座30における複数のざぐり穴32a、32b、32c、および取付体40が、ねじによるパネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体と台座30との分離機構を構成する。
支柱20は台座30に対して分離機構により着脱自在に取り付けられる。
【0064】
台座30の表面に対する支柱20の傾斜、つまり、台座30の表面に対する支柱20における支柱体20Aの正面パネル20Aの表板部の表面および支柱20における補強体20Bの一対の側板20B、20Bの傾斜と台座30の表面に対する取付体40における一対の縁部46、47の傾斜が同じであるので、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体を台座30に強固に固定できる。
【0065】
床面自立型の無人受付システム用端末機として使用される場合、パネルコンピュータ10のタッチパネル11aを縦長にしてパネルコンピュータ10が支柱20に取り付けられ、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体が取付体40により台座30に取り付けられた状態において、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体はパネルコンピュータ10の下端の幅と支柱20の上端の幅と同じにしてパネルコンピュータ10の下端と支柱20の上端の接合面から、パネルコンピュータ10および支柱20が後方に屈曲された形状になる。
【0066】
また、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体は、上方から投射すると、すべてが台座30の領域内に入る。
その結果、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体の重心が、左右方向の中心線を含む前後方向の鉛直面と台座30の表面を投射した表面に平行な水平面領域内にある。
【0067】
しかも、取付体40がパネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体に対する重心位置を下げる。
したがって、床面自立型の無人受付システム用端末機として安定性がよく、前後左右方向から加わる力に対して強く、転倒し難い構造である。
【0068】
一方、卓上型の無人受付システム用端末機として使用される場合、図16に示すように、パネルコンピュータ10に取付体40を装着することにより使用する。
すなわち、取付体40における斜面部43に形成された一対の丸穴43a、43bをパネルコンピュータ10における立設体16の背面カバー16Bに形成された一対のねじ穴16Ba、16Bbに位置合わせする。
【0069】
一対の丸穴43a、43bそれぞれを介して一対のねじ穴16Ba、16Bbそれぞれにねじ止めすることにより、取付体40をパネルコンピュータ10に装着する。
この時、パネルコンピュータ10における基台15における底面の平坦面15aと取付体40における一対の底面部44、45の底面は同一平面上に位置する。
【0070】
パネルコンピュータ10における一対のねじ穴16Ba、16Bbと取付体40における一対の丸穴43a、43bねじによりパネルコンピュータ10と取付体40との分離機構を構成する。
取付体40はパネルコンピュータ10に対して分離機構により着脱自在に取り付けられる。
【0071】
取付体40が装着されたパネルコンピュータ10を受付机のテーブル面に接触させて載置すると、受付机のテーブル面に対するパネルコンピュータ10の傾斜、つまり、受付机のテーブル面に対するパネルコンピュータ10における立設体16の背面カバー16Bの背面の傾斜と、受付机のテーブル面に対する取付体40における斜面部43の傾斜が同じであるので、取付体40はパネルコンピュータ10の背面スタンドとして機能し、パネルコンピュータ10を受付机のテーブルに載置しても、卓上型の無人受付システム用端末機として安定性がよく、前後左右方向から加わる力に対して強く、転倒し難い。
【0072】
以上に説明したように、パネルコンピュータ10は支柱20に対して分離機構により着脱自在に取り付けられ、支柱20は台座30に対して分離機構により着脱自在に取り付けられ、取付体40は支柱20に対して分離機構により着脱自在に取り付けられ、取付体40はパネルコンピュータ10に対して分離機構により着脱自在に取り付けられる。
【0073】
したがって、パネルコンピュータ10と支柱20と台座30と取付体40を備える無人受付システム用端末機セットとして構成できる。
このように、パネルコンピュータ10と支柱20と台座30と取付体40を4つのパーツとして個別に取り扱うことができるので、梱包が容易であり、しかも、取り扱いが容易である。
【0074】
実施の形態1に係る無人受付システム用端末機はパネルコンピュータ10を備え、パネルコンピュータ10がタッチパネル11aを有するパネルコンピュータ本体11と人感センサー機能付カメラ12と基台15と立設体16とを具備し、基台15が底面に平坦面15aを有し、底面に被係合部15b、15cを有し、立設体16が基台15の後部から後方に向かって立設され、正面にパネルコンピュータ本体11が収納される開口を有する収納部16aおよび人感センサー機能付カメラ12のためのカメラ用窓16bが形成されているので、パネルコンピュータ10を床面自立型の無人受付システム用端末機もしくは卓上型の無人受付システム用端末機として使い分けることができる。
【0075】
また、実施の形態1に係る無人受付システム用端末機は、パネルコンピュータ10における立設体16の背面と基台15の底面とのなす鋭角と同じ鋭角もって斜面が立設される斜面部43を備える取付体40を備えることにより、立設体16の背面に取付体40における斜面部43接触してパネルコンピュータ10に取付体40を取り付けることができ、取付体40が背面スタンドとして機能し、受付机のテーブルに載置しても転倒し難い卓上型の無人受付システム用端末機として使用できる。
【0076】
さらに、実施の形態1に係る無人受付システム用端末機は、平坦面20aを有する上面にパネルコンピュータ10における基台15の被係合部15b、15cに係合する係合部20b、20cを有し、上面の平坦面20aから下方後方に向かって延在する支柱20と、板状の台座30と、支柱20の下部と台座30とを固定する取付体40を備えることにより、パネルコンピュータ10と支柱20を組み立て、パネルコンピュータ10と支柱20の組み立て体を取付体40により台座30に固定することができ、転倒し難い床面自立型の無人受付システム用端末機として使用できる。
【0077】
またさらに、パネルコンピュータ10と支柱20と台座30と取付体40それぞれに対して分離機構により着脱自在に取り付けられる構造としているため、パネルコンピュータ10と支柱20と台座30と取付体40を4つのパーツとして個別に取り扱うことができるので、梱包が容易であり、しかも、取り扱いが容易である。
【0078】
なお、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本開示に係る、タッチパネルを有するパネルコンピュータを備えた無人受付システム用端末機は、総合ビルまたは会社等の受付において、床面に自立して設置する床面自立型の無人受付システム用端末機もしくは受付机等の卓上に設置される卓上型の無人受付システム用端末機に適用できる。
【符号の説明】
【0080】
10 パネルコンピュータ、11 パネルコンピュータ本体、11a タッチパネル、12 カメラ、13 受話器、14 スピーカ、15 基台、15a 平坦面、15b、15c 被係合部、15f 受話器収納部、16 立設体、16a 収納部、20 支柱、20b、20c 係合部、30 台座、40 取付体。
【要約】
【課題】受付のレイアウト変更などに伴う受付機のレイアウト変更が難しい。
【解決手段】無人受付システム用端末機はパネルコンピュータ10を備え、パネルコンピュータ10がタッチパネル11aを有するパネルコンピュータ本体11と人感センサー機能付カメラ12と基台15と立設体16とを具備し、基台15が底面に平坦面15aを有し、底面に被係合部15b、15cを有し、立設体16が基台15の後部から後方に向かって立設され、正面にパネルコンピュータ本体11が収納される開口を有する収納部16aおよび人感センサー機能付カメラ12のためのカメラ用窓16bが形成されている。
【選択図】図1
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