(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-17
(45)【発行日】2025-04-25
(54)【発明の名称】乗物用シート
(51)【国際特許分類】
B60N 2/90 20180101AFI20250418BHJP
B60N 2/68 20060101ALI20250418BHJP
【FI】
B60N2/90
B60N2/68
(21)【出願番号】P 2022205968
(22)【出願日】2022-12-22
【審査請求日】2023-09-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000220066
【氏名又は名称】テイ・エス テック株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116034
【氏名又は名称】小川 啓輔
(74)【代理人】
【識別番号】100144624
【氏名又は名称】稲垣 達也
(74)【代理人】
【識別番号】100195224
【氏名又は名称】松井 宏憲
(72)【発明者】
【氏名】西本 直矢
(72)【発明者】
【氏名】松尾 飛俊
(72)【発明者】
【氏名】松本 学
(72)【発明者】
【氏名】本明 愛梨
(72)【発明者】
【氏名】平山 健太
【審査官】井出 和水
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-030477(JP,A)
【文献】特開2014-034248(JP,A)
【文献】特開2022-031572(JP,A)
【文献】特開2020-124976(JP,A)
【文献】特開2014-129015(JP,A)
【文献】特開2020-019412(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/00 - B60N 2/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨格を構成するシートフレームと、前記シートフレームに取り付けられる取付部材と、を備える乗物用シートであって、
前記シートフレームは、
第1外表面
を有する第1板部と、
前記第1板部の端から前記第1板部と異なる方向に延びる第2板部であって、前記第1外表面の端から前記第1外表面と異なる方向に延びる第2外表面
を有する第2板部とを有し、
前記取付部材は、
金属製の板状の部材であって、
前記第1外表面に対向して配置された本体部と、
前記本体部から延びて、前記第2外表面に対向して配置された延出部とを有する板状の部材を含み、
前記本体部は、前記第1外表面に固定された第1固定部
を有し、
前記延出部は、前記第2外表面に固定された第2固定
部を有
し、
前記板状の部材は、
前記第1外表面から離れるように前記本体部の縁から立ち上がる本体部フランジと、
前記第2外表面から離れるように前記延出部の縁から立ち上がる延出部フランジとを有し、
前記本体部フランジと前記延出部フランジは、前記本体部と前記延出部の間の折れ曲がった部分を跨がってつながっていることを特徴とする乗物用シート。
【請求項2】
前記シートフレームは、左または右のフレームを構成するサイドフレームを含み、
前記第1外表面および前記第2外表面は、前記サイドフレームに位置し、
前記第2固定部は、前記第1固定部よりも上に位置し、
前記第2外表面は、前記サイドフレームの後側の面であることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記第1固定部および前記第2固定部は、前記第1外表面と前記第2外表面の境界部が延びる方向において、異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記第1固定部は、前記第1固定部を前記第1外表面に固定するための締結部材が通る第1貫通孔を有し、
前記第1貫通孔は、長孔であることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記取付部材は、凹部を有し、
前記第1固定部は、前記凹部の底に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記シートフレームは、第1係合部を有し、
前記取付部材は、前記シートフレームに固定された状態で前記第1係合部に係合する第2係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記取付部材は、
電装部品と、
前記電装部品を前記シートフレームに取り付けるためのブラケット
であって、前記板状の部材であるブラケットとを含
むことを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項8】
前記電装部品に接続されるハーネスを留めるためのクリップをさらに備え、
前記
本体部は、前記クリップが取り付けられるクリップ取付部を有
し、
前記ブラケットは、前記本体部から突出するビー
ドを有し、
前記クリップ取付部は、前記ビードと前記
本体部フランジの間に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の乗物用シート。
【請求項9】
前記電装部品に接続されるコネクタをさらに備え、
前記
本体部は、前記コネクタと対向する位置に形成された第2貫通孔を有
し、
前記ブラケットは、前記本体部から突出する第1ビードおよび第2ビー
ドを有し、
前記第2貫通孔は、前記第1ビードと前記第2ビードの間に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の乗物用シート。
【請求項10】
前記シートフレームは、左または右のフレームを構成するサイドフレームを含み、
前記第1外表面および前記第2外表面は、前記サイドフレームに位置することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項11】
シートクッションと、シートバックと、を備え、
前記シートフレームは、前記シートクッションの骨格を構成するシートクッションフレームと、前記シートバックの骨格を構成するシートバックフレームとを含み、
前記シートクッションは、前記シートクッションフレームと、前記シートクッションフレームを覆うシートクッションパッドと、前記シートクッションフレームおよび前記シートクッションパッドを覆うシートクッション表皮と、を備え、
前記シートバックは、前記シートバックフレームと、前記シートバックフレームを覆うシートバックパッドと、前記シートバックフレームおよび前記シートバックパッドを覆うシートバック表皮と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の乗物用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨格を構成するシートフレームを備える乗物用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、乗物用シートとして、シートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、シートバックフレームに取り付けられたスピーカとを備えるものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シートのフレームに取り付けられるスピーカのような取付部材については、取付剛性の向上が求められる。
【0005】
そこで、取付部材の取付剛性を向上させることができる乗物用シートを提供することを目的とする。
また、取付部材をシートフレームに固定しやすい乗物用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
乗物用シートは、骨格を構成するシートフレームと、前記シートフレームに取り付けられる取付部材と、を備える乗物用シートであって、前記シートフレームは、第1外表面と、前記第1外表面の端から前記第1外表面と異なる方向に延びる第2外表面とを有し、前記取付部材は、前記第1外表面に固定された第1固定部と、前記第2外表面に固定された第2固定部とを有する構成とすることができる。
【0007】
シートフレームが、第1外表面と、第1外表面と異なる方向に延びる第2外表面とを有し、取付部材が、第1外表面に固定された第1固定部と、第2外表面に固定された第2固定部とを有することで、取付部材の取付剛性を向上させることができる。
【0008】
また、前記第1固定部および前記第2固定部は、前記第1外表面と前記第2外表面の境界部が延びる方向において、異なる位置に設けられている構成であってもよい。
【0009】
第1固定部および第2固定部が第1外表面と第2外表面の境界部が延びる方向において異なる位置に設けられていることで、取付部材の取付剛性をより向上させることができる。
【0010】
また、前記第1固定部は、前記第1固定部を前記第1外表面に固定するための締結部材が通る第1貫通孔を有し、前記第1貫通孔は、長孔である構成であってもよい。
【0011】
第1固定部を第1外表面に固定するための第1貫通孔が長孔であることで、取付部材をシートフレームに固定する際に、第1貫通孔の位置の誤差を吸収することができるので、取付部材をシートフレームに固定しやすい。
【0012】
また、前記取付部材は、凹部を有し、前記第1固定部は、前記凹部の底に設けられている構成であってもよい。
【0013】
第1固定部が取付部材の凹部の底に設けられていることで、第1固定部の強度を向上させることができるので、取付部材の取付剛性をより向上させることができる。
【0014】
また、前記シートフレームは、第1係合部を有し、前記取付部材は、前記シートフレームに固定された状態で前記第1係合部に係合する第2係合部を有する構成であってもよい。
【0015】
シートフレームが第1係合部を有し、取付部材が第2係合部を有することで、取付部材をシートフレームに固定する際に第1係合部と第2係合部を係合させて取付部材をシートフレームに仮止めすることができる。これにより、取付部材をシートフレームに固定しやすい。
【0016】
また、前記第2係合部は、前記第1固定部および前記第2固定部の少なくとも一方に隣接して設けられている構成であってもよい。
【0017】
第2係合部が第1固定部および第2固定部の少なくとも一方に隣接して設けられていることで、第1係合部と第2係合部の係合により取付部材をシートフレームに仮止めした際に、第2係合部に隣接する固定部と、対応する外表面との位置精度を向上させることができる。これにより、取付部材をシートフレームにより固定しやすい。
【0018】
また、前記取付部材は、電装部品と、前記電装部品を前記シートフレームに取り付けるためのブラケットとを含み、前記第1固定部および前記第2固定部は、前記ブラケットに設けられている構成であってもよい。
【0019】
取付部材が電装部品とブラケットを含み、第1固定部および第2固定部がブラケットに設けられていることで、電装部品をシートフレームに取り付けやすい。
【0020】
また、乗物用シートは、前記電装部品に接続されるハーネスを留めるためのクリップをさらに備え、前記ブラケットは、板状の本体部であって、前記クリップが取り付けられるクリップ取付部を有する本体部と、前記本体部から突出するビードと、前記本体部の縁から立ち上がるフランジと、を有し、前記クリップ取付部は、前記ビードと前記フランジの間に設けられている構成であってもよい。
【0021】
クリップ取付部がビードとフランジの間に設けられていることで、クリップ取付部の強度を向上させることができるので、クリップの取付強度を向上させることができる。
【0022】
また、乗物用シートは、前記電装部品に接続されるコネクタをさらに備え、前記ブラケットは、板状の本体部であって、前記コネクタと対向する位置に形成された第2貫通孔を有する本体部と、前記本体部から突出する第1ビードおよび第2ビードと、を有し、前記第2貫通孔は、前記第1ビードと前記第2ビードの間に設けられている構成であってもよい。
【0023】
ブラケットがコネクタと対向する位置に形成された第2貫通孔を有することで、第2貫通孔を通してコネクタの接続状態を確認することができる。そして、第2貫通孔が第1ビードと第2ビードの間に設けられていることで、ブラケットの第2貫通孔付近の強度を確保することができる。
【0024】
また、前記シートフレームは、左または右のフレームを構成するサイドフレームを含み、前記第1外表面および前記第2外表面は、前記サイドフレームに位置する構成であってもよい。
【0025】
また、乗物用シートは、シートクッションと、シートバックと、を備え、前記シートフレームは、前記シートクッションの骨格を構成するシートクッションフレームと、前記シートバックの骨格を構成するシートバックフレームとを含み、前記シートクッションは、前記シートクッションフレームと、前記シートクッションフレームを覆うシートクッションパッドと、前記シートクッションフレームおよび前記シートクッションパッドを覆うシートクッション表皮と、を備え、前記シートバックは、前記シートバックフレームと、前記シートバックフレームを覆うシートバックパッドと、前記シートバックフレームおよび前記シートバックパッドを覆うシートバック表皮と、を備える構成であってもよい。
【発明の効果】
【0026】
シートフレームが、第1外表面と、第1外表面と異なる方向に延びる第2外表面とを有し、取付部材が、第1外表面に固定された第1固定部と、第2外表面に固定された第2固定部とを有することで、取付部材の取付剛性を向上させることができる。
【0027】
また、第1固定部および第2固定部が第1外表面と第2外表面の境界部が延びる方向において異なる位置に設けられていることで、取付部材の取付剛性をより向上させることができる。
【0028】
また、第1固定部を第1外表面に固定するための第1貫通孔が長孔であることで、取付部材をシートフレームに固定する際に、第1貫通孔の位置の誤差を吸収することができるので、取付部材をシートフレームに固定しやすい。
【0029】
また、第1固定部が取付部材の凹部の底に設けられていることで、第1固定部の強度を向上させることができるので、取付部材の取付剛性をより向上させることができる。
【0030】
また、シートフレームが第1係合部を有し、取付部材が第2係合部を有することで、取付部材をシートフレームに固定する際に第1係合部と第2係合部を係合させて取付部材をシートフレームに仮止めすることができる。これにより、取付部材をシートフレームに固定しやすい。
【0031】
また、第2係合部が第1固定部および第2固定部の少なくとも一方に隣接して設けられていることで、第1係合部と第2係合部の係合により取付部材をシートフレームに仮止めした際に、第2係合部に隣接する固定部と、対応する外表面との位置精度を向上させることができる。これにより、取付部材をシートフレームにより固定しやすい。
【0032】
また、取付部材が電装部品とブラケットを含み、第1固定部および第2固定部がブラケットに設けられていることで、電装部品をシートフレームに取り付けやすい。
【0033】
また、クリップ取付部がビードとフランジの間に設けられていることで、クリップ取付部の強度を向上させることができるので、クリップの取付強度を向上させることができる。
【0034】
また、ブラケットがコネクタと対向する位置に形成された第2貫通孔を有することで、第2貫通孔を通してコネクタの接続状態を確認することができる。そして、第2貫通孔が第1ビードと第2ビードの間に設けられていることで、ブラケットの第2貫通孔付近の強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】実施形態に係る乗物用シートの斜視図である。
【
図3】シートバックサイドフレームと、取付部材、クリップ、ハーネスおよびコネクタを示す斜視図である。
【
図4】シートフレームと、スイッチに接続されるハーネスを示す斜視図である。
【
図5】シートバックサイドフレームの第1外表面および第2外表面と、ブラケットを示す斜視図である。
【
図6】取付部材の側面図(a)と、取付部材を左右内側から見た図(b)である。
【
図7】ブラケットとシートバックサイドフレームの側面図(a)と、ブラケットの第1固定部を拡大して示す側面図(b)である。
【
図8】ブラケットの延出部を前側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
次に、乗物用シートの実施形態について説明する。なお、本明細書において、前後、左右、上下は、シートに座った者(着座者)から見た、前後、左右、上下に対応する。
図1に示すように、実施形態に係る乗物用シートは、乗物の一例としての車両、具体的には、自動車に搭載される車両用シートSとして構成されている。
【0037】
車両用シートSは、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを備える。シートバックS2は、左右一方の側面(本実施形態では右の側面)にスイッチ300が設けられている。車両用シートSは、シートスライド装置SL(
図2参照)を備え、スイッチ300の第1ボタンB1を操作することで前または後にスライド移動し、前後の位置を調整できるように構成されている。また、車両用シートSは、リクライニング装置RL(
図2参照)を備え、スイッチ300の第2ボタンB2を操作することでシートバックS2が前または後に回動し、シートバックS2の傾斜角度を調整できるように構成されている。
【0038】
車両用シートSは、骨格を構成するシートフレームF(
図2参照)と、シートフレームFを覆うパッドPと、シートフレームFおよびパッドPを覆う表皮Cとを備える。
パッドPは、例えば、ウレタンフォームなどからなる。パッドPは、シートクッションS1のパッドであるシートクッションパッドP1と、シートバックS2のパッドであるシートバックパッドP2とを含む。
表皮Cは、例えば、布地や皮革などからなる。表皮Cは、シートクッションS1の表皮であるシートクッション表皮C1と、シートバックS2の表皮であるシートバック表皮C2とを含む。
【0039】
図2に示すように、シートフレームFは、シートクッションS1の骨格を構成するシートクッションフレームF1と、シートバックS2の骨格を構成するシートバックフレームF2とを含む。
【0040】
シートクッションフレームF1は、左右のシートクッションサイドフレーム11と、フロントフレーム12と、リアフレーム13とを備える。フロントフレーム12は、シートクッションサイドフレーム11の前部同士を連結し、リアフレーム13は、シートクッションサイドフレーム11の後部同士を連結している。
【0041】
シートクッションS1は、シートクッションフレームF1にシートクッションパッドP1とシートクッション表皮C1を被せることで構成されている。言い換えると、シートクッションS1は、シートクッションフレームF1と、シートクッションフレームF1を覆うシートクッションパッドP1と、シートクッションフレームF1およびシートクッションパッドP1を覆うシートクッション表皮C1とを備える。
【0042】
シートバックフレームF2は、左右のロアサイドフレーム22と、パイプフレーム23と、ロアフレーム24とを備える。パイプフレーム23は、左右のアッパーサイドフレーム23Aと、アッパーサイドフレーム23Aの上端同士を連結するアッパーフレーム23Bとを有する。
【0043】
アッパーサイドフレーム23Aの下端部は、ロアサイドフレーム22の上端部に接続され、ロアサイドフレーム22とともに、シートバックサイドフレーム21を構成している。言い換えると、シートバックフレームF2は、左または右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレーム21を含む。アッパーフレーム23Bには、ヘッドレストガイドを保持するホルダ26が固定されている。ロアフレーム24は、シートバックサイドフレーム21の下部同士を連結している。
【0044】
シートバックS2は、シートバックフレームF2にシートバックパッドP2とシートバック表皮C2を被せることで構成されている。言い換えると、シートバックS2は、シートバックフレームF2と、シートバックフレームF2を覆うシートバックパッドP2と、シートバックフレームF2およびシートバックパッドP2を覆うシートバック表皮C2とを備える。
【0045】
図3に示すように、車両用シートSは、取付部材30と、クリップ41と、ハーネス42と、コネクタとしての第1コネクタ43とをさらに備える。
取付部材30は、シートフレームFに取り付けられる部材であり、本実施形態では、電装部品の一例としてのスイッチ300と、スイッチ300をシートフレームFに取り付けるためのブラケット100とを含む。
【0046】
クリップ41は、スイッチ300に接続されるハーネス42をブラケット100に留めるためのクリップである。
図4に示すように、ハーネス42は、右のシートバックサイドフレーム21の左右外側から、当該シートバックサイドフレーム21の後ろを通って左右のシートバックサイドフレーム21の間に配置され、リクライニング装置RLのモータM1や、シートスライド装置SLの図示しないモータに接続されている。
【0047】
図3に示すように、第1コネクタ43は、スイッチ300に設けられた第2コネクタ311(
図6(b)参照)に接続されるコネクタであり、ハーネス42の一端部に接続されている。ハーネス42は、コネクタ43,311を介してスイッチ300に接続されている。
【0048】
取付部材30は、右のシートバックサイドフレーム21に取り付けられている。詳しくは、取付部材30は、シートバックサイドフレーム21を構成するロアサイドフレーム22に取り付けられている。本実施形態では、右のシートバックサイドフレーム21が「サイドフレーム」に相当する。
【0049】
ロアサイドフレーム22は、金属製の板状の部材を板金加工することにより形成されている。詳しくは、ロアサイドフレーム22は、金属板を略U字形状に屈曲させることにより形成されており、側板部22Aと、側板部22Aの前端から左右内側に延びる前板部22Bと、側板部22Aの後端から左右内側に延びる後板部22C(
図5参照)とを有している。
【0050】
また、
図5に示すように、ロアサイドフレーム22は、第1外表面221と、第2外表面222とをさらに有している。言い換えると、第1外表面221および第2外表面222は、ロアサイドフレーム22(シートバックサイドフレーム21)に位置する。
【0051】
本実施形態において、第1外表面221は、側板部22Aの左右外側の面であり、第2外表面222は、後板部22Cの後側の面である。第1外表面221は、左右方向に略直交する面である。第2外表面222は、第1外表面221の端から第1外表面221と異なる方向に延びている。詳しくは、第2外表面222は、上下および前後に延びる第1外表面221の後端から、左右内側に向けて延びている。
【0052】
右のロアサイドフレーム22の側板部22Aは、第1通し孔223を有している。第1通し孔223は、取付部材30の後述する第1固定部111を第1外表面221に固定するための第1リベット91(
図3参照)が通る略円形の孔であり、左右に貫通している。第1リベット91は、「締結部材」の一例である。
【0053】
右のロアサイドフレーム22の後板部22Cは、第2通し孔224と、第1係合部の一例としての係合孔225とを有している。第2通し孔224は、取付部材30の後述する第2固定部121を第2外表面222に固定するための第2リベット92が通る略円形の孔であり、前後に貫通している。係合孔225は、取付部材30の後述する係合爪122(
図8参照)が係合する略矩形の孔であり、前後に貫通している。
【0054】
図3に示すように、スイッチ300は、スイッチ本体310と、スイッチ本体310を覆う樹脂製のケース320とを備える。
図6(a),(b)に示すように、スイッチ本体310は、リクライニング装置RLを操作するための第1ボタンB1と、シートスライド装置SLを操作するための第2ボタンB2とを有する。また、スイッチ本体310は、第1コネクタ43が接続される第2コネクタ311を有している。
【0055】
ケース320は、スイッチ本体310を保持する保持部321と、保持部321の周囲に設けられたサイドカバー部322と、サイドカバー部322の後端から左右内側に延びるリアカバー部
323とを有する。サイドカバー部322は、クリップ41が通るクリップ通し孔322A(
図3参照)と、ハーネス42が通るハーネス通し孔322Bとを有している。クリップ通し孔322Aは、ブラケット100の後述するクリップ取付孔112A(
図3参照)と対向する位置に形成され、ハーネス通し孔322Bは、保持部321の下に形成されている。
【0056】
図5に示すように、ブラケット100は、金属製の板状の部材を板金加工することにより形成されている。ブラケット100は、本体部110と、延出部120と、フランジとしての本体部フランジ130と、延出部フランジ140とを有している。
本体部110は、第1外表面221に対向して配置される板状の部分である。
延出部120は、第2外表面222に対向して配置される板状の部分であり、本体部110の後縁の上部から左右内側に向けて延びている。
【0057】
本体部フランジ130は、本体部110の縁から立ち上がる部分である。本体部フランジ130は、本体部110の上縁から左右外側に向けて立ち上がる上フランジ131と、本体部110の前縁から左右外側に向けて立ち上がる前フランジ132と、本体部110の下縁から左右外側に向けて立ち上がる下フランジ133とを含む。
【0058】
延出部フランジ140は、延出部120の縁から立ち上がる部分である。詳しくは、延出部フランジ140は、延出部120の上縁から後側に向けて立ち上がるように設けられている。延出部フランジ140の左右外側の端と、本体部フランジ130の上フランジ131の後端は、つながっている。
【0059】
本体部110は、第1固定部111と、クリップ取付部112と、第2貫通孔113と、第1スイッチ固定部114および第2スイッチ固定部115とを有する。
【0060】
第1固定部111は、第1外表面221に固定される部分であり、本体部110の下端部の後部に設けられている。本体部110は、下端部の後部に左右内側に凹み後端が後方に開放された形状の凹部116を有し、第1固定部111は、凹部116の底に設けられている。第1固定部111は、第1貫通孔111Aを有している。第1貫通孔111Aは、凹部116の底に設けられている。第1貫通孔111Aは、ブラケット100をロアサイドフレーム22に固定するための第1リベット91(
図3参照)が通る孔であり、左右に貫通している。
図7(b)に示すように、第1貫通孔111Aは、略上下に長い長円形状の長孔である。
【0061】
図5に示すように、クリップ取付部112は、クリップ41(
図3参照)が取り付けられる部分であり、第1固定部111の前側に設けられている。クリップ取付部112は、凹部116の前側に設けられている。クリップ取付部112は、クリップ取付孔112Aを有している。クリップ取付孔112Aは、クリップ41が係合する略矩形の孔であり、左右に貫通している。
【0062】
ブラケット100は、本体部110から突出する第1ビード151および第2ビード152をさらに有している。第1ビード151および第2ビード152は、本体部110から左右外側に向けて突出している。第1ビード151は、第1スイッチ固定部114から本体部110の後縁まで略前後に延びている。第2ビード152は、第1スイッチ固定部114から下方に延び、途中で屈曲して後ろ斜め下方に延びている。
【0063】
図7(a)に示すように、クリップ取付部112は、ロアサイドフレーム22の長手方向において、第2ビード152と、本体部フランジ130の下フランジ133との間に設けられている。本実施形態では、第2ビード152が「ビード」に相当する。また、クリップ取付部112は、ロアサイドフレーム22の側板部22Aの短手方向において、本体部フランジ130の前フランジ132と、凹部116との間に設けられている。
【0064】
第2貫通孔113は、左右に貫通する略矩形の孔であり、第1コネクタ43と対向する位置に形成されている。第2貫通孔113は、第1スイッチ固定部114と凹部116との間に設けられている。また、第2貫通孔113は、第1ビード151と第2ビード152の間に設けられている。
【0065】
第1スイッチ固定部114および第2スイッチ固定部115は、スイッチ300(
図3参照)が固定される部分である。第1スイッチ固定部114は、本体部110の上端部の前部に設けられており、第2スイッチ固定部115は、本体部110の上下方向における中央部の前部に設けられている。本体部110は、上端部の前部に左右外側に突出する第1凸部117を有し、上下方向における中央部の前部に左右外側に突出する第2凸部118を有し、第1スイッチ固定部114は、第1凸部117の頂部に設けられ、第2スイッチ固定部115は、第2凸部118の頂部に設けられている。
【0066】
第1スイッチ固定部114は、貫通孔114Aを有し、第2スイッチ固定部115は、貫通孔115Aを有している。貫通孔114Aは、第1凸部117の頂部に設けられ、貫通孔115Aは、第2凸部118の頂部に設けられている。貫通孔114A,115Aは、スイッチ300をブラケット100に固定するためのネジ93,94(
図6(b)参照)が通る孔であり、左右に貫通している。貫通孔114Aは、略円形の孔であり、貫通孔115Aは、ロアサイドフレーム22の長手方向に長い長円形状の長孔である。
【0067】
図5に示すように、延出部120は、第2固定部121と、第2係合部の一例としての係合爪122(
図8参照)とを有する。本実施形態では、第1固定部111および第2固定部121は、ブラケット100に設けられている。
【0068】
第2固定部121は、第2外表面222に固定される部分であり、延出部120の上下方向における中央部に設けられている。延出部120は、上下方向における中央部が上部および下部よりも左右内側まで長く延びている。第2固定部121は、貫通孔121Aを有している。貫通孔121Aは、ブラケット100をロアサイドフレーム22に固定するための第2リベット92が通る孔であり、前後に貫通している。貫通孔121Aは、略円形の孔である。
【0069】
第1固定部111および第2固定部121は、第1外表面221と第2外表面222の境界部BDが延びる略上下方向において、異なる位置に設けられている。具体的には、本実施形態では、第1固定部111は、第2固定部121よりも下の位置に設けられ、第2固定部121は、第1固定部111よりも上の位置に設けられている。
【0070】
図8に示すように、係合爪122は、ブラケット100がシートフレームFに固定された状態でシートフレームFの係合孔225(
図5参照)に係合する部分であり、延出部120の下部に設けられている。係合爪122は、延出部120の本体部分(係合爪122を除く部分)の下部の左右内側の端から左右内側に向けて突出し、屈曲して先端部が前方に延びている。係合爪122は、第2固定部121の下方で、第2固定部121に隣接して設けられている。
【0071】
図3および
図5に示すように、取付部材30をシートフレームFに取り付ける場合には、まず、ブラケット100を右のシートバックサイドフレーム21のロアサイドフレーム22に固定する。具体的には、ブラケット100の係合爪122(
図8参照)を後側からロアサイドフレーム22の係合孔225に係合して、ブラケット100をロアサイドフレーム22に仮止めする。
【0072】
次に、第2リベット92を、後側から、ブラケット100の第2固定部121に設けられた貫通孔121Aと、ロアサイドフレーム22の後板部22Cに設けられた第2通し孔224に通して締結する。これにより、第2固定部121が第2外表面222に固定される。
【0073】
また、第1リベット91を、左右外側から、ブラケット100の第1固定部111に設けられた第1貫通孔111Aと、ロアサイドフレーム22の側板部22Aに設けられた第1通し孔223に通して締結する。これにより、第1固定部111が第1外表面221に固定される。そして、これにより、ブラケット100がロアサイドフレーム22に固定される。
【0074】
ブラケット100をロアサイドフレーム22に固定したら、次に、スイッチ300をブラケット100に固定する。具体的には、
図3および
図6(b)に示すように、第1ネジ93を、左右内側から、ブラケット100の第1スイッチ固定部114に設けられた貫通孔114Aを通してスイッチ300のケース320に締結する。
【0075】
また、第2ネジ94を、左右内側から、ブラケット100の第2スイッチ固定部115に設けられた貫通孔115Aを通してスイッチ300のケース320に締結する。これにより、スイッチ300がブラケット100に固定される。そして、これにより、取付部材30がシートフレームFに取り付けられる。
【0076】
本実施形態の車両用シートSによれば、シートフレームFが、第1外表面221と、第1外表面221と異なる方向に延びる第2外表面222とを有し、取付部材30が、第1外表面221に固定された第1固定部111と、第2外表面222に固定された第2固定部121とを有することで、取付部材30の取付剛性を向上させることができる。
【0077】
また、第1固定部111および第2固定部121が第1外表面221と第2外表面222の境界部BDが延びる方向において異なる位置に設けられていることで、第1固定部および第2固定部が境界部BDが延びる方向において同じ位置に設けられる場合と比較して、取付部材30の取付剛性をより向上させることができる。
【0078】
また、第1固定部111を第1外表面221に固定するための第1貫通孔111Aが長孔であることで、取付部材30をシートフレームFに固定する際に、第1貫通孔111Aの位置の誤差を吸収することができるので、取付部材30をシートフレームFに固定しやすい。
【0079】
また、第1固定部111が取付部材30の凹部116の底に設けられていることで、第1固定部111の強度を向上させることができるので、取付部材30の取付剛性をより向上させることができる。
【0080】
また、シートフレームFが係合孔225を有し、取付部材30が係合爪122を有することで、取付部材30をシートフレームFに固定する際に係合孔225と係合爪122を係合させて取付部材30をシートフレームFに仮止めすることができる。これにより、取付部材30をシートフレームFに固定しやすい。
【0081】
また、係合爪122が第2固定部121に隣接して設けられていることで、係合孔225と係合爪122の係合により取付部材30をシートフレームFに仮止めした際に、係合爪122に隣接する第2固定部121と、対応する第2外表面222との位置精度を向上させることができる。これにより、取付部材30をシートフレームFにより固定しやすい。
【0082】
また、取付部材30がスイッチ300とブラケット100を含み、第1固定部111および第2固定部121がブラケット100に設けられていることで、スイッチ300をシートフレームFに取り付けやすい。
【0083】
また、ブラケット100が本体部フランジ130や延出部フランジ140を有することで、ブラケット100の強度を向上させることができる。これにより、取付部材30の取付剛性をより向上させることができる。
【0084】
また、クリップ取付部112が第2ビード152と本体部フランジ130の下フランジ133との間に設けられていることで、クリップ取付部112の強度を向上させることができるので、クリップ41の取付強度を向上させることができる。
【0085】
また、クリップ取付部112が本体部フランジ130の前フランジ132と凹部116との間に設けられていることで、クリップ取付部112の強度を向上させることができるので、クリップ41の取付強度を向上させることができる。
【0086】
また、ブラケット100が第1コネクタ43と対向する位置に形成された第2貫通孔113を有することで、左右内側から第2貫通孔113を通して第1コネクタ43とスイッチ300の第2コネクタ311との接続状態を確認することができる(
図6(b)参照)。そして、第2貫通孔113が第1ビード151と第2ビード152の間に設けられていることで、ブラケット100の第2貫通孔113付近の強度を確保することができる。
【0087】
また、ブラケット100の延出部120は、第2固定部121を有する上下方向における中央部だけが左右内側まで長く延びているので、延出部全体が左右内側に長く延びている場合と比較して、ブラケット100をコンパクト化、軽量化することができる。
【0088】
また、上に位置する第2固定部121がシートバックサイドフレーム21の後側の面に固定されることで、取付部材30の上部に前後から力がかかったときの耐荷重性を向上させることができる。
【0089】
以上、実施形態について説明したが、乗物用シートは以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
【0090】
前記実施形態では、第2係合部としての係合爪122が第2固定部121に隣接して設けられていたが、例えば、第2係合部は、第2固定部ではなく、第1固定部に隣接して設けられていてもよい。また、第2係合部は、第1固定部および第2固定部の両方に隣接して設けられていてもよい。
【0091】
前記実施形態では、第1係合部として係合孔225を例示し、第2係合部として係合爪122(孔に係合する凸部)を例示したが、例えば、第1係合部が凸部であり、第2係合部が孔であってもよい。また、第1係合部および第2係合部の一方は、貫通した穴ではなく、有底の穴(凹部)であってもよい。また、車両用シートは、第1係合部と第2係合部を備えない構成であってもよい。
【0092】
前記実施形態では、第1固定部111がブラケット100(取付部材30)の凹部116の底に設けられていたが、例えば、第1固定部が取付部材の凹部以外の部分に設けられていてもよい。言い換えると、取付部材は、第1固定部が設けられる凹部を備えない構成であってもよい。また、第2固定部が取付部材の凹部の底に設けられていてもよい。
【0093】
前記実施形態では、第1固定部111の第1貫通孔111Aが長孔であったが、例えば、第1貫通孔は、略円形の孔であってもよい。この場合、円形の第1貫通孔は、シートフレームに形成された、締結部材が通る円形の貫通孔(第1通し孔223参照)よりも径が大きい孔であってもよい。
【0094】
前記実施形態では、第1固定部111および第2固定部121が、境界部BDが延びる方向において、異なる位置に設けられていたが、例えば、第1固定部および第2固定部は、第1外表面と第2外表面の境界部が延びる方向において、重なるように設けられていてもよい。さらに言えば、第1固定部および第2固定部は、第1外表面と第2外表面の境界部が延びる方向において、同じ位置に設けられていてもよい。
【0095】
前記実施形態では、ブラケット100がクリップ41が取り付けられるクリップ取付部112を有していたが、例えば、ブラケットは、クリップ取付部を備えない構成であってもよい。言い換えると、電装部品に接続されるハーネスは、ブラケットに留められていなくてもよい。
【0096】
前記実施形態では、ブラケット100の本体部110が第2貫通孔113を有していたが、例えば、ブラケットは、第2貫通孔が形成されていない構成であってもよい。
【0097】
前記実施形態では、リベット91,92により固定部111,121を外表面221,222に固定したが、例えば、ボルトとナットにより固定部を外表面に固定してもよい。言い換えると、締結部材は、リベットではなく、ボルトとナットであってもよい。この場合、ボルトおよびナットの一方は、シートフレームに溶接されていてもよい。また、例えば、溶接により固定部を外表面に固定してもよい。
【0098】
前記実施形態では、電装部品としてスイッチ300を例示したが、例えば、電装部品は、スピーカや液晶パネルなどであってもよい。また、前記実施形態では、取付部材30がスイッチ300(電装部品)とブラケット100を含む構成であったが、例えば、取付部材は、ブラケットを備えない構成であってもよい。この場合、第1固定部および第2固定部は、電装部品に設けられていてもよい。すなわち、電装部品がブラケットを介さずに直接シートフレームに取り付けられる構成であってもよい。
【0099】
前記実施形態では、第1外表面221および第2外表面222がシートバックS2の右のフレーム(右のシートバックサイドフレーム21)に位置していたが、例えば、第1外表面および第2外表面は、シートバックの左のフレームに位置していてもよい。また、第1外表面および第2外表面は、シートバックの上のフレームに位置していてもよいし、シートバックの下のフレームに位置していてもよい。また、第1外表面および第2外表面は、シートクッションフレームに位置していてもよい。
【0100】
言い換えると、前記実施形態では、取付部材30がシートバックS2の右のフレームに取り付けられていたが、例えば、取付部材は、シートバックの左のフレームに取り付けられていてもよい。また、取付部材は、シートバックの上のフレームに取り付けられていてもよいし、シートバックの下のフレームに取り付けられていてもよい。また、取付部材は、シートクッションの左または右のフレームに取り付けられていてもよいし、シートクッションの前または後のフレームに取り付けられていてもよい。
【0101】
前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車に搭載される車両用シートSを例示したが、例えば、車両用シートは、鉄道車両などに搭載されるシートであってもよい。また、乗物用シートは、車両以外の乗物、例えば、飛行機や船舶などに搭載されるシートであってもよい。
【0102】
前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
【符号の説明】
【0103】
21 シートバックサイドフレーム
30 取付部材
41 クリップ
42 ハーネス
43 コネクタ
91 第1リベット
100 ブラケット
110 本体部
111 第1固定部
111A 第1貫通孔
112 クリップ取付部
113 第2貫通孔
116 凹部
121 第2固定部
122 係合爪
130 本体部フランジ
151 第1ビード
152 第2ビード
221 第1外表面
222 第2外表面
225 係合孔
300 スイッチ
BD 境界部
C1 シートクッション表皮
C2 シートバック表皮
F シートフレーム
F1 シートクッションフレーム
F2 シートバックフレーム
P1 シートクッションパッド
P2 シートバックパッド
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック