(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-17
(45)【発行日】2025-04-25
(54)【発明の名称】キャリーコット、キャリーコット構造体、およびチャイルドキャリア
(51)【国際特許分類】
A47D 13/02 20060101AFI20250418BHJP
【FI】
A47D13/02
(21)【出願番号】P 2022562418
(86)(22)【出願日】2021-05-12
(86)【国際出願番号】 EP2021062629
(87)【国際公開番号】W WO2021228941
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】202010406407.X
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520144059
【氏名又は名称】バンビーノ プレツィオーソ スウィツァーランド アーゲー
【氏名又は名称原語表記】Bambino Prezioso Switzerland AG
【住所又は居所原語表記】Beim Bahnhof 5, 6312 Steinhausen, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100117444
【氏名又は名称】片山 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(72)【発明者】
【氏名】チェン、インチョン
【審査官】松江 雅人
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/007243(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/118667(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/103122(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0062752(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/28
B62B 7/00-9/28
A47D 7/04,13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
子供を収容し、ハーネスを通過させるためのキャリーコット本体(10)と、
前記キャリーコット本体(10)の外面に配置された取付ブラケット(20)と、を備えるキャリーコット(100)であって、
前記取付ブラケット(20)は、
ブラケット本体(2A)と、
前記キャリーコット(100)を位置決めするための複数の係合部品(23)と、
前記複数の係合部品(23)の間に配置されている少なくとも1つの補強部品(27)と、
前記ハーネスが結合されるための取付アセンブリ(24)であって、前記ハーネスが結合され、前記キャリーコット本体(10)を通過する取付アセンブリ(24)と、を備えている、ことを特徴とするキャリーコット(100)。
【請求項2】
前記ブラケット本体(2A)が底部パイプ(21)と少なくとも1つの側部パイプ(22)とを備え、前記底部パイプ(21)が前記キャリーコット本体(10)の底部に配置され、前記少なくとも1つの側部パイプ(22)が前記キャリーコット本体(10)の側部に配置され、前記複数の係合部品(23)が前記底部パイプ(21)に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載のキャリーコット(100)。
【請求項3】
前記複数の係合部品(23)は、前記キャリーコット本体(10)を位置決めするために前記ブラケット本体(2A)から突出する係合部(231)を備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載のキャリーコット(100)。
【請求項4】
前記複数の係合部品(23)の少なくとも一端に固定部(232)が形成され、前記ブラケット本体(2A)に固着されている、ことを特徴とする請求項3に記載のキャリーコット(100)。
【請求項5】
前記複数の係合部品(23)は棒状構造である、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項6】
前記複数の係合部品(23)と前記取付ブラケット(20)とが互いに一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項7】
前記取付ブラケット(20)と協働するための取付スロット(14)が前記キャリーコット(100)に形成され、前記ブラケット本体(2A)が前記取付スロット(14)に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項8】
前記取付ブラケット(20)は複数のパイプを備えている、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項9】
前記底部パイプ(21)と前記少なくとも1つの側部パイプ(22)とが互いに一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載のキャリーコット(100)。
【請求項10】
前記キャリーコット本体(10)または前記取付ブラケット(20)に回動可能に配置されたハンドル(101)をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項11】
前記取付アセンブリ(24)は、前記ハーネスのショルダーストラップ及びクロッチストラップをそれぞれ取り付けるためのショルダーストラップマウント(242)及びクロッチストラップマウント(241)を備えている、ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項12】
少なくとも1つの第1のショルダーストラップホール(2421)が前記ショルダーストラップマウント(242)に形成され、少なくとも1つの第2のショルダーストラップホール(12)が前記キャリーコット本体(10)の底部に形成され、前記少なくとも1つの第1のショルダーストラップホール(2421)が前記少なくとも1つの第2のショルダーストラップホール(12)と整合している、ことを特徴とする請求項11に記載のキャリーコット(100)。
【請求項13】
少なくとも1つの第1のクロッチストラップホール(2411)が前記クロッチストラップマウント(241)に形成され、少なくとも1つの第2のクロッチストラップホール(11)が前記キャリーコット本体(10)の底部に形成され、前記少なくとも1つの第1のクロッチストラップホール(2411)が前記少なくとも1つの第2のクロッチストラップホール(11)と整合している、ことを特徴とする請求項11に記載のキャリーコット(100)。
【請求項14】
前記取付ブラケット(20)は、前記複数の係合部品(23)を拘束するための少なくとも1つの固定部品をさらに備え、該少なくとも1つの固定部品は、前記複数の係合部品(23)の両端にそれぞれ配置された2つの固定ブロック(26)を備えている、ことを特徴とする請求項1~13のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項15】
前記少なくとも1つの固定部品は第1の固定部品(2B)および第2の固定部品(2C)を備え、
前記少なくとも1つの補強部品(27)は前記第1の固定部品(2B)の2つの固定ブロック(26)のうちの1つと前記第2の固定部品(2C)の2つの固定ブロック(26)のうちの1つとの間に配置され、前記第1の固定部品(2B)の前記2つの固定ブロック(26)のうちの1つは、前記第2の固定部品(2C)の前記2つの固定ブロック(26)のうちの1つに、前記少なくとも1つの補強部品(27)により固着されている、ことを特徴とする請求項14に記載のキャリーコット(100)。
【請求項16】
前記取付ブラケット(20)は、前記複数の係合部品(23)から離れた前記底部パイプ(21)の端部に配置された少なくとも1つの支持ブロック(25)をさらに備え、該少なくとも1つの支持ブロック(25)の前記ブラケット本体(2A)からの高さが、前記2つの固定ブロック(26)のそれぞれの前記ブラケット本体(2A)からの高さに等しく、前記キャリーコット本体(10)が前記少なくとも1つの支持ブロック(25)と前記2つの固定ブロック(26)とによって水平方向に協働的に支持される、ことを特徴とする請求項2に従属する請求項14に記載のキャリーコット(100)。
【請求項17】
前記取付ブラケット(20)は、前記取付アセンブリ(24)と前記ブラケット本体(2A)との間に配置された少なくとも1つの補助補強部品(28)をさらに備え、該少なくとも1つの補助補強部品(28)により前記取付アセンブリ(24)が前記ブラケット本体(2A)に固着される、ことを特徴とする請求項1~16のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項18】
前記キャリーコット本体(10)は発泡材料で形成されている、ことを特徴とする請求項1~17のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項19】
前記複数の係合部品(23)の長手方向が、前記キャリーコット本体(10)の長手方向と平行である、ことを特徴とする請求項1~18のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)。
【請求項20】
車両シートのためのキャリーコット構造体(1000)であって、ベース(200)と、請求項1~19のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)とを備え、前記キャリーコット(100)は前記ベース(200)に着脱可能に設置されている、ことを特徴とするキャリーコット構造体(1000)。
【請求項21】
少なくとも1つのロック部品(201)を備え、前記少なくとも1つのロック部品(201)が、前記ベース(200)から突出し、前記複数の係合部品(23)と協働するためのものであり、ロックスロット(202)が、前記少なくとも1つのロック部品(201)上に形成され、前記複数の係合部品(23)と係合するためのものである、ことを特徴とする請求項20のキャリーコット構造体(1000)。
【請求項22】
少なくとも1つの拘束ブロック(203)が前記ベース(200)から突出しており、該少なくとも1つの拘束ブロック(203)は前記ベース(200)に対する前記キャリーコット(100)の移動を拘束するためのものである、ことを特徴とする請求項20または21に記載のキャリーコット構造体(1000)。
【請求項23】
キャリアフレームと、請求項1~19のいずれか1項に記載のキャリーコット(100)とを備え、該キャリーコット(100)は前記キャリアフレームに着脱可能に設置されている、ことを特徴とするチャイルドキャリア。
【請求項24】
前記キャリーコット(100)は、少なくとも1つの第1の接続部品(102)をさらに備え、前記キャリアフレームは、前記少なくとも1つの第1の接続部品(102)と協働するための少なくとも1つの第2の接続部品を備え、前記キャリーコット(100)は、前記少なくとも1つの第1の接続部品(102)と前記少なくとも1つの第2の接続部品の協働によって前記キャリアフレームに取り外し可能に取り付けられる、ことを特徴とする請求項23に記載のチャイルドキャリア。
【請求項25】
前記少なくとも1つの第1の接続部品(102)は、前記キャリーコット本体(10)または前記取付ブラケット(20)に配置されている、ことを特徴とする請求項24に記載のチャイルドキャリア。
【請求項26】
前記キャリアフレームは、ベビーカーフレームまたはベビーベッドフレームである、ことを特徴とする請求項23~25のいずれか1項に記載のチャイルドキャリア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1、19および22の記載により特徴付けられるキャリーコット(carrycot)、キャリーコット構造体、およびチャイルドキャリアに関する。
【背景技術】
【0002】
キャリーコットは、ベビーカーや車両のシートに取り付けて、子供に快適で安全な睡眠環境を提供し、介護者が子供の世話をするのに役立つ幼児用製品のひとつである。しかし、従来のキャリーコットは万能ではない。つまり、ベビーカー用に設計されたキャリーコットは車両シートに取り付けることができず、車両シート用に設計されたキャリーコットはベビーカーに取り付けることができない。したがって、介護者はさまざまな状況でさまざまなキャリーコットを必要とし、これは介護者にとって不便である。加えて、従来のキャリーコットの殆どは、構造が複雑で着脱操作が難しく、使い勝手が悪かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明は、使い勝手が良く、ベビーカーや車両用シートに適応したユニバーサルデザインを有するキャリーコットを提供することを目的とする。また、本発明は、構造が簡単であり、様々な車両用シートに適応するキャリーコット構造体を提供することを目的とする。さらに、本発明は、このキャリーコットを有するチャイルドキャリアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これは、請求項1、19および22に記載のキャリーコット、キャリーコット構造体、およびチャイルドキャリアによって達成される。従属請求項は、対応するさらなる開発および改良に係るものである。
【0005】
詳細な説明からより明確に分かるように、特許請求されたキャリーコットは、キャリーコット本体と取付ブラケットを含む。キャリーコット本体は、子供を収容するためのものであり、ハーネスが通過するためのものである。取付ブラケットは、キャリーコット本体の外面に配置される。取付ブラケットは、ブラケット本体と、少なくとも1つの係合部品と、取付アセンブリとを含む。少なくとも1つの係合部品は、キャリーコットを位置決めするためのものである。取付アセンブリは、ハーネスが結合されるためのものである。ハーネスは、取付アセンブリに結合され、キャリーコット本体を通過する。
【0006】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの係合部品は、キャリーコット本体を位置決めするためにブラケット本体から突出した係合部を含む。
【0007】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの係合部品の少なくとも一端には、ブラケット本体に固着される(affixed)固定部が形成されている。
【0008】
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの係合部品は棒状構造である。
【0009】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの係合部品と取付ブラケットとは、互いに一体的に形成されている。
【0010】
本発明の実施形態によれば、取付ブラケットと協働するための取付スロットがキャリーコットに形成され、ブラケット本体が取付スロット上に設置される。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、取付ブラケットは、複数のパイプを含む。
【0012】
本発明の実施形態によれば、ブラケット本体は、底部パイプ(bottom pipe)と、少なくとも1つの側部パイプ(lateral pipe)とを含む。底部パイプは、キャリーコット本体の底部(bottom portion)に配置される。少なくとも1つの側部パイプは、キャリーコット本体の側部(lateral portion)に配置され、少なくとも1つの係合部品は、底部パイプ上に配置される。
【0013】
本発明の実施形態によれば、底部パイプと少なくとも1つの側部パイプとは、互いに一体的に形成されている。
【0014】
本発明の実施形態によれば、キャリーコットは、キャリーコット本体または取付ブラケットに移動可能に配置されたハンドルを更に含む。
【0015】
本発明の実施形態によれば、取付アセンブリは、ハーネスのショルダーストラップおよびクロッチストラップをそれぞれ取り付けるためのショルダーストラップマウントおよびクロッチストラップマウントを含む。
【0016】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの第1のショルダーストラップホールが、ショルダーストラップマウントに形成される。少なくとも1つの第2のショルダーストラップホールは、キャリーコット本体の底部に形成され、少なくとも1つの第1のショルダーストラップホールは、少なくとも1つの第2のショルダーストラップホールと整列される。
【0017】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの第1のクロッチストラップホールが、クロッチストラップマウントに形成される。少なくとも1つの第2のクロッチストラップホールは、キャリーコット本体の底部に形成され、少なくとも1つの第1のクロッチストラップホールは、少なくとも1つの第2のクロッチストラップホールと整列される。
【0018】
本発明の実施形態によれば、取付ブラケットは、少なくとも1つの係合部品を拘束するための少なくとも1つの固定部品をさらに含み、少なくとも1つの固定部品は、少なくとも1つの係合部品の2つの端部にそれぞれ配置された2つの固定ブロックを含んでいる。
【0019】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの固定部品は、第1の固定部品と第2の固定部品とを含む。取付ブラケットは、少なくとも1つの補強部品をさらに含む。少なくとも1つの補強部品は、第1の固定部品の2つの固定ブロックのうちの1つと第2の固定部品の2つの固定ブロックのうちの1つとの間に配置され、第1の固定部品の2つの固定ブロックのうちの1つは、少なくとも1つの補強部品によって、第2の固定部品の2つの固定ブロックのうちの1つに固着されている。
【0020】
本発明の実施形態によれば、取付ブラケットは、少なくとも1つの係合部品から離れた底部パイプの端部に配置された少なくとも1つの支持ブロックをさらに含み、少なくとも1つの支持ブロックのブラケット本体からの高さは、2つの固定ブロックのそれぞれのブラケット本体からの高さと等しく、それにより、キャリーコット本体は少なくとも1つの支持ブロックと2つの固定ブロックの協働により、水平方向に支持される。
【0021】
本発明の実施形態によれば、取付ブラケットは、取付アセンブリとブラケット本体との間に配置された少なくとも1つの補助補強部品をさらに含み、取付アセンブリが少なくとも1つの補助補強部品によってブラケット本体に固着されるようにする。
【0022】
本発明の実施形態によれば、キャリーコット本体は、発泡材料(foam material)で形成されている。
【0023】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの係合部品の長手方向は、キャリーコット本体の長手方向と平行である。
【0024】
その上、特許請求される車両用シートのキャリーコット構造体は、ベースと、上述のいずれか1つの実施形態のキャリーコットとを含み、キャリーコットは、ベースに着脱自在に設置される。
【0025】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのロック部品は、ベースから突出し、少なくとも1つの係合部品と協働するためのものであり、ロックスロットは、少なくとも1つのロック部品上に形成され、少なくとも1つの係合部品と係合するためのものである。
【0026】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの拘束ブロックは、ベースから突出し、ベースに対するキャリーコットの移動を拘束するためのものである。
【0027】
さらに、特許請求されるチャイルドキャリアは、キャリアフレームと、上述のいずれか1つの実施形態のキャリーコットとを含み、キャリーコットは、キャリアフレームに着脱可能に設置されている。
【0028】
本発明の実施形態によれば、キャリーコットは、少なくとも1つの第1の接続部品をさらに含む。キャリアフレームは、少なくとも1つの第1の接続部品と協働するための少なくとも1つの第2の接続部品を含む。キャリーコットは、少なくとも1つの第1の接続部品と少なくとも1つの第2の接続部品との協働により、キャリアフレームに着脱自在に設置される。
【0029】
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つの第1の接続部品は、キャリーコット本体または取付ブラケットに配置される。
【0030】
本発明の一実施形態によれば、キャリアフレームは、ベビーカーフレームまたはベビーベッド(crib)フレームである。
【0031】
先行技術と比較すると、本発明では、係合部品はキャリーコット本体の位置決めに使用され、取付アセンブリはハーネスを取り付けるために使用される。したがって、本発明の利点は、構造が簡単であり、操作が容易であることである。また、本発明は、子供にとって快適で安全な環境を提供する。その上、本発明によって提供されるキャリーコットは、自動車シート、船舶シートまたは航空機シートなどの様々な車両シートへの取り付けに適合させることができる。また、本発明によって提供されるキャリーコットは、ベビーカーフレームまたはベビーベッドフレームなどの様々なキャリアフレームに設置するために適合させることができる。したがって、本発明が提供するキャリーコットには汎用性がある。さらに、本発明では、キャリーコット本体は発泡材料からなり、取付ブラケットはパイプを含むものとすることができる。したがって、本発明によって提供されるキャリーコットの構造は、安定し、コンパクトであり、軽量である。
【0032】
本発明のこれらおよび他の目的は、様々な図示および図面に示される好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読んだ後、当業者には間違いなく明らかになるであろう。
【0033】
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明を例としてさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るキャリーコット構造体を、
図2とは異なる角度で示す図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係るキャリーコット構造体を、
図1とは異なる角度で示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係るキャリーコットを、
図4とは異なる角度から見た斜視図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係るキャリーコットを、
図3とは異なる角度から見た斜視図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係るキャリーコットの部分斜視図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係るキャリーコットの他の部分斜視図である。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係るベースの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
好ましい実施形態の以下の詳細な説明において、本願の一部を構成する添付図面を参照し、その中に本発明が実施され得る特定の実施形態が例示的に示されるものとする。この点につき、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」などの方向性のある用語は、説明される図の向きを参照して使用される。本発明の構成要素は、多数の異なる方向に配置され得る。そのため、方向に関する用語は、説明の目的で使用されており、決して限定的なものではない。従って、図面および説明は、本質的に例示的なものとみなされ、制限的なものではないとみなされる。また、「接続する」という用語は、間接的または直接的な機械的接続のいずれかを意味することが意図されている。したがって、第1の装置が第2の装置に接続される場合、その接続は、直接的な機械的接続を介してであってもよいし、他の装置および接続部を介した間接的な機械的接続を介してであってもよい。
【0036】
本発明の技術仕様および構造的特徴ならびに達成された目的および効果を説明するために、関連する実施形態および図について、以下に説明する。
【0037】
図1から
図7を参照されたい。
図1および
図2は、本発明の実施形態によるキャリーコット構造体1000の異なる視点からの図である。
図3および
図4は、本発明の実施形態によるキャリーコット100の異なる視点からの図である。
図5は、本発明の実施形態に係るキャリーコット100の部分斜視図である。
図6は、本発明の実施形態に係るキャリーコット100の他の部分斜視図である。
図7は、本発明の実施形態に係るベース200の斜視図である。
図1から
図7に示すように、キャリーコット構造体1000は、キャリーコット100およびベース200を含む。ベース200は、自動車シート、船舶シート、航空機シートなどの車両シートに設置することができる。キャリーコット100は、ベース200に着脱自在に取り付けられる。キャリーコット100は、キャリーコット本体10と、取付ブラケット20とを含む。キャリーコット本体10は、子供を収容するためのものであり、ハーネスを通過させることができる。取付ブラケット20は、キャリーコット本体10の外面に配置される。具体的には、取付ブラケット20は、ブラケット本体2Aと、2つの係合部品23と、取付アセンブリ24とを含む。2つの係合部品23は、ベース200に着脱可能に係合することができ、キャリーコット本体10の位置決めを実現するために、ベース200に着脱可能に設置されることが可能である。ハーネスは、取付アセンブリ24に結合され、キャリーコット本体10に通され、キャリーコット本体10の内部に伸張され得る。しかしながら、係合部品の数は、この実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、取付ブラケットは、1つの係合部品のみを含むことができる。
【0038】
図1、
図3、
図5および
図6に示すように、係合部品23の各々は、キャリーコット本体10を位置決めするための係合部231を含んでいる。各係合部231は、ブラケット本体2Aから突出し、ブラケット本体2Aから、あるギャップだけ離間している。前述の構成により、係合部品23とベース200との間の係合がより便利になり、したがって、より使いやすくなるであろう。
【0039】
さらに、
図3、
図5および
図6に示すように、各係合部品23の両端に固定部232を形成してブラケット本体2Aに固着し、各係合部231を対応する固定部232によってブラケット本体2Aに固定できるようにしている。また、全体の構造を安定させるために、各係合部品23の両端の2つの固定部232を、各係合部品23の中間部の対応する係合部231と一体的に形成し、各係合部品23の2つの固定部232をブラケット本体2Aと一体的に形成しても良い。具体的には、全体の構造を適度にコンパクトにするために、各係合部品23を湾曲した棒状構造とし、各係合部品23の中間部に対応する係合部231を形成し、各係合部品23の両端部に対応する2つの固定部232を形成することができるようにすることができる。しかし、係合部品の構造は、この実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態において、固定部は、係合、ねじ止め又は溶接によりブラケット本体上に固定され、係合部は、係合、ねじ止め又は溶接により固定部上に固定されることができる。あるいは、別の実施形態において、係合部品を別の形状に形成することもでき、例えば、係合部品を、係合凹部を有する係合ブロックとすることもできる。
【0040】
あるいは、
図3から
図6に示すように、取付ブラケット20は、キャリーコット本体10の外面に配置される。具体的には、キャリーコット本体10に、取付ブラケット20と協働するための取付スロット14が形成されている。ブラケット本体2Aは、取付スロット14上に設置される。ブラケット本体2Aと取付スロット14とが協働することにより、取付ブラケット20とキャリーコット本体10との接続をより安定させることができる。
【0041】
図5および
図6に示すように、取付ブラケット20は複数のパイプを含む。パイプは、複数の金属製パイプとすることができる。複数の金属製パイプは、個別に製作され、製作後に個別にキャリーコット本体10に設置することもできるし、製作後に溶接され、溶接された後にキャリーコット本体10に設置することもできる。このように、複数の金属製パイプを備えた取付ブラケット20は、全体の構造を安定させコンパクトにするだけでなく、取付ブラケット20の取り付けをより便利にすることができる。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、他の実施形態において、複数のパイプは、複数のプラスチックパイプであってもよく、複数のプラスチックパイプは、一体的に形成されてもよい。
【0042】
具体的には、
図5および
図6に示すように、ブラケット本体2Aは、底部パイプ21と、2本の側部パイプ22とを含んでいる。底部パイプ21は、キャリーコット本体10の底面部に配置されている。2つの側部パイプ22は、キャリーコット本体10の2つの側部にそれぞれ配置されている。2つの係合部品23は、底部パイプ21に配置されている。なお、2つの係合部品23は、底部パイプ21と一体的に形成することができる。底部パイプ21および2つの側部パイプ22の上記構成により、キャリーコット100の構造をより安定させることができる。ただし、ブラケット本体の構造は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、別の実施形態では、ブラケット本体は、キャリーコット本体の一側部において、1つの側部パイプのみを含むことができる。
【0043】
さらに、
図1から
図6に示すように、キャリーコット100は、取付ブラケット20に移動可能に配置されたハンドル101をさらに含む。具体的には、ハンドル101は、取付ブラケット20の側部パイプ22に回動可能に連結されており、すなわち、ハンドル101は、取付ブラケット20によってキャリーコット本体10に回動可能に設置される。ハンドル101の上記構成により、ユーザは、ハンドル101を持ってキャリーコット100を子供と一緒に容易に運搬・輸送したり、キャリーコット100を運搬・輸送する必要がないときには、ハンドル101をキャリーコット本体10に略密着させて揺動可能に折り畳んでキャリーコット100の占有空間を縮小したりすることができる。しかしながら、ハンドルの構造は、この実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、ハンドルは、キャリーコット本体に移動可能に直接接続され得る。
【0044】
図3、
図5および
図6に示すように、取付アセンブリ24は、ハーネスのショルダーストラップ(肩紐)及びクロッチストラップ(股紐)をそれぞれ取り付けるためのショルダーストラップマウント242及びクロッチストラップマウント241を含み、ハーネスのショルダーストラップ及びクロッチストラップがキャリーコット本体10の内部を通過して容易に伸張することができるように構成されたものである。したがって、本発明では、前述したショルダーストラップマウント242とクロッチストラップマウント241の構成により、キャリーコット本体10の内部において、子供にとって快適かつ安全な環境を提供することができる。
【0045】
具体的には、
図3から
図6に示すように、ショルダーストラップマウント242には、2つの第1のショルダーストラップホール2421が形成されている。また、キャリーコット本体10の底面部には、2つの第2のショルダーストラップホール12が形成されている。2つの第1のショルダーストラップホール2421は、2つの第2のショルダーストラップホール12とそれぞれ整合しており、ショルダーストラップが2つの第1のショルダーストラップホール2421及び2つの第2のショルダーストラップホール12を通過してキャリーコット本体10の内部へ容易に伸張することができるようにする。クロッチストラップマウント241には、第1のクロッチストラップホール2411が形成されている。また、キャリーコット本体10の底面部には、第2のクロッチストラップホール11が形成されている。第1のクロッチストラップホール2411は、第2のクロッチストラップホール11と位置が一致しており、クロッチストラップが第1のクロッチストラップホール2411及び第2のクロッチストラップホール11を通過してキャリーコット本体10の内部に容易に伸張することができるようになっている。しかし、第1のショルダーストラップホール、第2のショルダーストラップホール、第1のクロッチストラップホール及び第2のクロッチストラップホールの数は、本実施形態に限定されるものではなく、ショルダーストラップ及びクロッチストラップの実用的な設計に依存することになる。例えば、別の実施形態では、ショルダーストラップマウントに形成された第1のショルダーストラップホールは1つだけであり、キャリーコット本体の底面部に形成された第2のショルダーストラップホールは1つだけであってもよい。代替的に、別の実施形態では、クロッチストラップマウントに形成された2つの第1のクロッチストラップホールと、キャリーコット本体の底部に形成された2つの第2のクロッチストラップホールとが存在し得る。
【0046】
図3および
図6に示すように、取付ブラケット20は、2つの係合部品23をそれぞれ拘束するための、第1の固定部品2B及び第2の固定部品2Cを更に含む。第1の固定部品2B及び第2の固定部品2Cの各々は、対応する係合部品23の両端に配置された2つの固定ブロック26をそれぞれ含む。固定ブロック26は、係合部品23とブラケット本体2Aとの接続を安定させることができるだけでなく、ベース200に当接することによって、ベース200に対するキャリーコット100の相対的な移動を抑制することも可能である。キャリーコット100とベース200との間の相対的な移動を抑制することにより、拘束ブロック26は、2つの係合部品23がベース200と係合する際に、キャリーコット100の安全な使用を保証する。
【0047】
さらに、
図3および
図6に示すように、取付ブラケット20は、2つの補強部品27をさらに含む。補強部品27の各々は、第1の固定部品2Bの2つの固定ブロック26のうちの対応する1つと、第2の固定部品2Cの2つの固定ブロック26のうちの対応する1つとの間に配置され、第1の固定部品2Bの2つの固定ブロック26のうちの対応する1つが、第2の固定部品2Cの2つの固定ブロック26のうちの対応する1つに、対応する補強部品27により固着されるようにすることができる。補強部品27は、全体の構造をより安定させるだけでなく、ベース200に対して当接することで、ベース200に対するキャリーコット100の相対的な移動を抑制することができる。キャリーコット100とベース200との間の相対的な移動を抑制することにより、補強部品27は、2つの係合部品23がベース200と係合する際に、キャリーコット100の安全な使用を確保することができる。具体的には、補強部品27の各々は、棒状の構造体とすることができる。しかし、取付ブラケットの構造は、この実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、補強部品は、ブロック状(block-shaped)の構造とすることができる。あるいは、別の実施形態において、取付ブラケットは、対応する2つの固定ブロックの間に配置された1つの補強部品のみを含むことができる。あるいは、別の実施形態において、取付ブラケットは、第1の固定部品及び第2の固定部品のうちの1つだけを含むことができ、すなわち、固定部品は1つだけであることができる。
【0048】
その上、
図3および
図6に示すように、取付ブラケット20は、取付アセンブリ24とブラケット本体2Aとの間に配置され、全体構造をより安定させるために取付アセンブリ24及びブラケット本体2Aに固着された補助補強部品28を更に含む。具体的には、補助補強部品28は、ショルダーストラップマウント242と、クロッチストラップマウント241と、ブラケット本体2Aとの間に配置される。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、別の実施形態では、取付ブラケットは、ショルダーストラップマウントとブラケット本体との間及び/又はクロッチストラップマウントとブラケット本体との間に個別に配置された複数の補助補強部品を含むことができる。
【0049】
さらに、
図3、
図5および
図6に示すように、取付ブラケット20は、2つの係合部品23から離れた底部パイプ21の端部に配置された2つの支持ブロック25をさらに含む。支持ブロック25の各々のブラケット本体2Aからの高さは、固定ブロック26の各々のブラケット本体2Aからの高さと等しい。したがって、支持ブロック25と固定ブロック26とは、キャリーコット本体10を水平方向において協働して支持することができる。キャリーコット100を単独で使用する場合、例えばキャリーコット100を地面や机上に置く場合、キャリーコット本体10の不用意な転倒によるキャリーコット本体10内の子供の怪我を防止するために、上記の構成が採用されることになる。しかしながら、支持ブロックの数は、この実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、取付ブラケットは、1つの支持ブロックのみを含むことができる。
【0050】
図1から
図3に示すように、全体の構造を安定させつつも嵩張らないようにするために、キャリーコット本体10を発泡材料で作ることができる。発泡材料からなるキャリーコット本体10と、金属パイプを含む取付ブラケット20との協働により、キャリーコット100の構造が安定し、軽量化される。さらに、キャリーコット本体10に複数の貫通孔13を形成することができ、通風及び通気性の目的を達成できるだけでなく、使用及び運搬に便利さをもたらすためにキャリーコット本体10の重量を減少させることができる。
【0051】
図7に示すように、2つのロック部品201は、ベース200から突出し、2つの係合部品23とそれぞれ協働する。ロック部品201の各々に、対応する係合部品23と係合するためのロックスロット202が形成されている。ロック部品201の各々は突出構造(protruding structure)とすることができ、ロックスロット202の各々は凹部構造とすることができるので、係合部品23の各々とベース200との係合は便利である。しかし、ロック部品の数は、本実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、ベースから突出するロック部品は1つだけであってもよい。
【0052】
その上、
図1および
図4から
図7に示すように、ベース200から突出し、ベース200に対するキャリーコット100の移動を抑制するための2つの拘束ブロック203が設けられている。具体的には、係合部品23の各々が対応するロックスロット202と係合するとき、ロック部品201の各々は、第1の方向Xに沿って対応する固定ブロック26に当接し、拘束ブロック203の各々は、第2の方向Yに沿って対応する固定ブロック26に当接し、第1の方向X及び第2の方向Yに沿って係合部品23の各々が対応するロックスロット202に対して相対移動することを拘束するように、係合することができる。第1の方向Xは、第2の方向Yに対して垂直であることができる。具体的には、第1の方向Xは、キャリーコット本体10の長手方向、即ちキャリーコット100の長手方向、及び、ベース200の横方向と平行であり得る。第2の方向Yは、キャリーコット本体10の横方向、即ちキャリーコット100の横方向、及び、ベース200の長手方向と平行であり得る。係合部品23の各々の長手方向は、第1の方向Xと平行であり、つまり、係合部品23の各々の長手方向は、キャリーコット本体10の長手方向、即ちキャリーコット100の長手方向と平行であり得る。
【0053】
さらに、
図3に示すように、キャリーコット100は、ベース200に着脱自在に設置できるだけでなく、ベース200から取り外すとキャリアフレームに着脱自在に設置できるので、キャリーコット100とキャリアフレームとでチャイルドキャリアが共同して形成されることになる。したがって、キャリーコット100は汎用性がある。具体的には、チャイルドキャリアは、ベビーカーやベビーベッドとすることができ、キャリアフレームは、ベビーカーフレームやベビーベッドフレームとすることができる。
【0054】
図3から
図6に示すように、キャリーコット100は、2つの第1の接続部品102をさらに含む。キャリアフレームは、2つの第1の接続部品102とそれぞれ協働するための2つの第2の接続部品を含む。キャリーコット100は、2つの第1の接続部品102と2つの第2の接続部品との協働により、キャリアフレームに着脱可能に設置される。具体的には、1つの第1の接続部品102は、ブラケット本体2Aの2つの側部パイプ22上にそれぞれ配置され、2つの第2の接続部品は、キャリアフレームの2つの側部にそれぞれ配置される。第1の接続部品102のそれぞれは、キャリーコット100をキャリアフレームに着脱するために、対応する第2の接続部品と係合または係合解除することが可能である。しかしながら、第1の接続部品および第2の接続部品の構造及び数は、この実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、2つの第1の接続部品は、キャリーコット本体の2つの側部にそれぞれ配置され得る。あるいは、別の実施形態において、キャリーコットは、キャリーコット本体の底部に配置された1つの第1の接続部品のみを含むことができ、キャリアフレームは、第1の接続部品に対応する位置に配置された1つの第2の接続部品のみを含むことができる。
【0055】
先行技術と比較すると、本発明では、係合部品はキャリーコット本体の位置決めに使用され、取付アセンブリはハーネスを取り付けるために使用される。したがって、本発明の利点は、構造が簡単であり、操作が容易であることである。また、本発明は、子供にとって快適かつ安全な環境を提供する。その上、本発明によって提供されるキャリーコットは、自動車シート、船舶シートまたは航空機シートなどの様々な車両シートへの取り付けに適合させることができる。また、本発明によって提供されるキャリーコットは、ベビーカーフレームまたはベビーベッドフレームなどの様々なキャリアフレームに設置するために適合させることができる。したがって、本発明が提供するキャリーコットは汎用性がある。さらに、本発明では、キャリーコット本体は発泡材料からなり、取付ブラケットはパイプを含むものとすることができる。したがって、本発明によって提供されるキャリーコットの構造は、安定し、コンパクトであり、軽量である。
【0056】
当業者であれば、本発明の教示を保持しながら、装置および方法の多数の修正および変更を行うことができることを容易に理解するであろう。従って、上記の開示は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されると解釈されるべきである。