(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-18
(45)【発行日】2025-04-28
(54)【発明の名称】紹介システム及び紹介方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20250421BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2024228886
(22)【出願日】2024-12-25
【審査請求日】2024-12-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517302826
【氏名又は名称】株式会社マーケティングデザイン
(74)【代理人】
【識別番号】100170025
【氏名又は名称】福島 一
(72)【発明者】
【氏名】廣見 剛利
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】特開2024-019369(JP,A)
【文献】特許第7394259(JP,B1)
【文献】特開2018-132808(JP,A)
【文献】特開2008-117233(JP,A)
【文献】特開2018-025834(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
紹介者のユーザ端末により、所定のサービスサイトでの紹介キャンペーンの紹介キーが選択されると、当該サービスサイトで登録された紹介者識別情報の入力を受け付ける第一の情報受付制御部と、
所定の紹介者識別情報が入力されると、当該入力された紹介者識別情報が、外部の前記サービスサイトのデータベースに存在するか否かを判定する第一の判定制御部と、
前記紹介者識別情報が前記データベースに存在する場合、当該紹介者識別情報を含む紹介情報を前記紹介者のユーザ端末へ発行する発行制御部と、
被紹介者のユーザ端末により、前記紹介者のユーザ端末から提供された前記紹介情報が選択されると
、当該紹介情報に基づいて、前記紹介キャンペーンでサービス又は商品を試した後の特典を受け取るための特典申請キーとを選択可能に表示した紹介キャンペーン画面を前記被紹介者のユーザ端末に表示させ、当該紹介情報に含まれた紹介者識別情報を前記被紹介者のユーザ端末又はサーバに一時的に記憶させる一時記憶制御部と、
前記被紹介者のユーザ端末により、前
記紹介キャンペーン画面を介して、前記紹介キャンペーンでの特典申請キーが選択されると、前記サービスサイトで登録された被紹介者識別情報の入力を受け付ける第二の情報受付制御部と、
所定の被紹介者識別情報が入力されると、当該入力された被紹介者識別情報が、前記データベースに存在するか否かを判定する第二の判定制御部と、
前記被紹介者識別情報が前記データベースに存在する場合、前記一時的に記憶された紹介者識別情報を用いて、前記紹介者と、前記被紹介者とを関連付ける提供制御部と、
を備える紹介システム。
【請求項2】
前記一時記憶制御部が、前記紹介者識別情報を前記被紹介者のユーザ端末に一時的に記憶させる場合、前記一時記憶制御部が、前記紹介キャンペーン画面の一部に埋め込まれた、前記被紹介者のユーザ端末のブラウザのクッキーを動作させる第一のタグを用いて、前記紹介キャンペーン画面の紹介情報に含まれる紹介者識別情報を前記被紹介者のユーザ端末のブラウザのクッキーに一時的に記憶させ、
前記提供制御部は、前記被紹介者識別情報が前記データベースに存在し、且つ、前記被紹介者の実績が存在する場合、所定の特典申請完了画面を前記被紹介者のユーザ端末に表示させる際に、当該特典申請完了画面の一部に埋め込まれた、前記被紹介者のユーザ端末のブラウザのクッキーから情報を取得する第二のタグを用いて、前記被紹介者のユーザ端末のブラウザのクッキーに一時的に記憶された紹介者識別情報を取得して、前記紹介者と、前記被紹介者とを関連付ける、
請求項1に記載の紹介システム。
【請求項3】
前記第二の判定制御部は、前記被紹介者識別情報が入力されると、当該入力された被紹介者識別情報が、前記データベースに存在し、且つ、前記被紹介者がサービスサイトを利用した実績が存在するか否かを判定し、前記被紹介者識別情報が、前記データベースに存在しない場合、又は、前記被紹介者の実績が存在しない場合、所定の要件不適合画面を前記被紹介者のユーザ端末に表示し、
前記提供制御部は、前記被紹介者識別情報が前記データベースに存在し、且つ、前記被紹介者の実績が存在する場合、前記一時的に記憶された紹介者識別情報を用いて、前記紹介者と、前記被紹介者とを関連付ける
請求項1に記載の紹介システム。
【請求項4】
紹介者のユーザ端末により、所定のサービスサイトでの紹介キャンペーンの紹介キーが選択されると、当該サービスサイトで登録された紹介者識別情報の入力を受け付ける第一の情報受付制御工程と、
所定の紹介者識別情報が入力されると、当該入力された紹介者識別情報が、外部の前記サービスサイトのデータベースに存在するか否かを判定する第一の判定制御工程と、
前記紹介者識別情報が前記データベースに存在する場合、当該紹介者識別情報を含む紹介情報を前記紹介者のユーザ端末へ発行する発行制御工程と、
被紹介者のユーザ端末により、前記紹介者のユーザ端末から提供された前記紹介情報が選択されると
、当該紹介情報に基づいて、前記紹介キャンペーンでサービス又は商品を試した後の特典を受け取るための特典申請キーとを選択可能に表示した紹介キャンペーン画面を前記被紹介者のユーザ端末に表示させ、当該紹介情報に含まれた紹介者識別情報を前記被紹介者のユーザ端末又はサーバに一時的に記憶させる一時記憶制御工程と、
前記被紹介者のユーザ端末により、前
記紹介キャンペーン画面を介して、前記紹介キャンペーンでの特典申請キーが選択されると、前記サービスサイトで登録された被紹介者識別情報の入力を受け付ける第二の情報受付制御工程と、
所定の被紹介者識別情報が入力されると、当該入力された被紹介者識別情報が、前記データベースに存在するか否かを判定する第二の判定制御工程と、
前記被紹介者識別情報が前記データベースに存在する場合、前記一時的に記憶された紹介者識別情報を用いて、前記紹介者と、前記被紹介者とを関連付ける提供制御工程と、
を備える紹介方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紹介システム及び紹介方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットを利用した紹介システムが存在する。例えば、特開2020-119161号公報(特許文献1)には、データベース作成部と、装置側記憶部と、装置側送信部と、装置側受信部と、データ処理部とを備える集客促進支援装置が開示されている。ここで、データベース作成部は、商品提供者が提供する商品に関する商品推薦者によるフィードバック情報と商品推薦者と商品の購入を促すために商品推薦者が提供する特典とが関連付けされたデータベースを作成する。又、装置側記憶部は、データベースを格納したものであり、装置送信部は、ネットワークを介してフィードバック情報及び特典をユーザ通信端末に表示させる。又、装置受信部は、ユーザがユーザ通信端末を介して選択した特典とユーザによる商品の購入情報とをユーザ通信端末からネットワークを介して受け付ける。又、データ処理部は、購入情報と特典とを関連付けてユーザへの商品及び特典の発送又は提供情報を作成する。これにより、新規顧客の集客を促進するだけでなく既存顧客への感謝を伝えることも出来るとしている。
【0003】
又、特開2018-132808号公報(特許文献2)には、顧客情報データベースと、顧客側カードと、店側端末とを備える顧客管理システムが開示されている。ここで、顧客情報データベースは、顧客の情報が記録されており、顧客側カードは、顧客を同定する情報が記録され顧客が携帯する。又、店側端末は、顧客が所定の商品又はサービスを購入する際に、顧客側カードを読み取って顧客を同定するとともに、顧客が購入した商品又はサービスに関する情報を顧客情報データベースに送信し、逆に顧客情報データベースから情報を受信する。更に、顧客情報データベースが、各顧客の携帯電話に情報を送るための個人情報と、顧客の購入した商品又はサービスの量に対応する数値であるポイントを積算した数値であるマイレージを記録する。又、顧客管理システムは、紹介用コンテンツと、被紹介顧客用コンテンツと、確認用コンテンツとを備える。又、紹介用コンテンツは、任意の登録顧客がアクセスして新規顧客の紹介意思を送信するとそれを記録するとともに、その登録顧客の携帯電話に新規顧客を勧誘する勧誘メッセージを送信する。更に、被紹介顧客用コンテンツは、登録顧客から勧誘メッセージの転送を受けた新規な顧客(以下、「被紹介顧客」と呼ぶ)がアクセスして被紹介顧客の個人情報を送信するとそれを記録するとともに、登録確認コードを作成してそれを被紹介顧客の携帯電話に送る。そして、確認用コンテンツは、被紹介顧客からコードが返信されたとき、その返信されたコードと登録確認コードが一致すると、被紹介顧客及び被紹介顧客を紹介した登録顧客にクーポンを発行する。これにより、登録顧客に新規な顧客を紹介しようとするインセンティブを与えることができ、顧客数の急速な拡大を図ることが可能となるとしている。
【0004】
又、特開2023-087362号公報(特許文献3)には、提供者管理部と、紹介者管理部と、利用者管理部と、対価管理部とを備える管理サーバが開示されている。ここで、紹介者管理部は、商品又はサービスを提供する提供者が利用する提供者端末が発行可能な優待情報を管理し、紹介者管理部は、商品又はサービスを利用者に紹介する紹介者が利用する紹介者端末により利用者に提供された優待情報を管理する。又、利用者管理部は、利用者が利用する利用者端末により、紹介者端末から提供された優待情報が利用されたことを管理し、対価管理部は、利用者が優待情報を利用して支払った対価を含む支払情報を取得し、支払情報に紐づけられた優待情報を提供した紹介者に利益情報を提供する。これにより、商品又はサービスの紹介者に利益を提供することが出来るとしている。
【0005】
又、特開2015-001775号公報(特許文献4)には、ユーザの端末装置と販促装置とをネットワークで接続した販促システムの販促装置が開示されている。ここで、販促システムの販促装置は、記憶部と、提供部と、配信部と、特典更新部とを備えている。又、記憶部は、関係のあるユーザのユーザ識別情報同士を対応づけて記憶するとともに、ユーザに付与されたポイントを示す特典情報を記憶し、提供部は、特典情報が示すポイントに基づいて紹介者となるユーザを選択し、選択した紹介者の端末装置へクーポンを送信する。又、配信部は、クーポンを受信した紹介者の端末装置からクーポンの紹介指示を受信し、記憶部に紹介者と関係のあるユーザとして記憶されている被紹介者の端末装置にクーポンを配信する。更に、得点更新部は、クーポンを受信した被紹介者がクーポンを使用した旨の通知を受信し、紹介者の特典情報を、所定ポイントを加算したポイントに更新する。又、キャンペーンの情報としてクーポンを用いる場合、販促装置は、過去に紹介したクーポンが利用された実績の高いユーザを紹介者として選択してクーポンを配信し、クーポンを入手した紹介者から紹介指示を受け、その紹介者の知り合いである他のユーザ(被紹介者)へクーポンを送信する。これにより、クーポンが利用される可能性が高いユーザへクーポンを配信することが出来るとしている。又、配信装置は、被紹介者がクーポンを使用した場合に、その被紹介者にクーポンを送信した紹介者にもポイントを付与し、これにより、紹介者が積極的にクーポンを被紹介者に贈る意欲がわくため、販促効果を向上させることが出来るとしている。又、被紹介者は、クーポンの紹介者が知人であり、その知人経由でしか入手できないクーポンを受け取るため、クーポンの利用に興味を持ちやすくなる。これにより、販促効果を向上させることが出来るとしている。
【0006】
又、特開2017-033097号公報(特許文献5)には、ID発行手段と、判定手段と、算出手段と、報酬提供処理手段とを有する報酬管理サーバが開示されている。ここで、ID発行手段は、発行済みのIDを用いて新規のIDの発行要求がなされたとき、新規のIDを発行し、判定手段は、電子商取引を行う商取引サーバから商取引が成立したことを示す商取引成立情報を受信したとき、商取引成立情報にID発行手段が発行したIDが対応付けられているか否かを判定する。又、算出手段は、判定手段が商取引成立情報にID発行手段が発行したIDが対応付けられていると判定すると、報酬金額を算出し、報酬提供処理手段は、算出手段が算出した報酬金額を、判定手段が商取引成立情報に対応付けられていると判定したID発行手段が発行したIDの所有者、及び当該IDの発行に用いられた発行済みのIDの所有者に提供する処理を行う。又、報酬管理サーバは、IDに対応付けて商取引が成立したとき、当該IDの所有者に商取引成功の報酬を与えることに加えて当該IDの発行に用いた発行済みのIDの所有者にも商取引成功の報酬を与える。そのため、IDの所有者は、IDを所有していない他の者にIDを発行することを促すようになる。これにより、IDを用いた商取引の機会が増加し、商取引サーバの利用効率を良くすることが出来るとしている。
【0007】
又、特開2020-080063号公報(特許文献6)には、特定の商品又はサービスの購入者を紹介した紹介者に付与されるポイントを管理するポイント管理システムが開示されている。ここで、ポイントは、商品又はサービスの購入に利用可能なものであり、ポイント管理システムは、ID関連記憶部と、購入者ポイント記憶部と、紹介者ポイント記憶部と、紹介後ポイント付与部とを備えている。又、ID関連記憶部は、購入者を特定する購入者IDと紹介者を特定する紹介者IDとを関連付けて記憶し、購入者ポイント記憶部は、購入者に付与されたポイントと購入者IDとを関連付けて記憶する。更に、紹介者ポイント記憶部は、紹介者に付与されたポイントと紹介者IDとを関連付けて記憶し、紹介後ポイント付与部は、購入者がさらに特定の商品又はサービスを購入したときに紹介者IDにポイントを付与する。これにより、初回の紹介ポイントだけでなく購入者(被紹介者)が購入する度に紹介者がポイントを獲得出来るため、紹介者に購入者の紹介を従来以上に動機づけることが可能となるとしている。
【0008】
又、特開2014-102603号公報(特許文献7)には、インターネット上においてユーザの通信端末と通信を行うことで、多数のユーザが多階層的に紹介者及び/又は被紹介者となって登録されるとともに、紹介順位に関し上位の階層のユーザに下位の階層のユーザのアクションに応じて紹介報酬を付与するようにした紹介報酬付与システムを構築するためのサーバが開示されている。ここで、これらサーバには3つの手段を備えており、最初の手段は、ユーザが通信端末により、紹介報酬付与の対象となる所定のアクションを紹介報酬付与システムにおいて行うと、そのアクション情報を記録する。次の手段は、ユーザが紹介者として得ることのできる紹介報酬について紹介報酬付与システムにおけるユーザの使用実績情報により重み付けして決定し、最後の手段は、アクション情報と重み付けとからユーザに対する紹介報酬を算出する。これにより、インターネット上でティア制度を用いて紹介報酬の付与を行う紹介報酬付与システムによる商品販売やサービス提供などについて利用向上・販売促進を図ることが出来るとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開2020-119161号公報
【文献】特開2018-132808号公報
【文献】特開2023-087362号公報
【文献】特開2015-001775号公報
【文献】特開2017-033097号公報
【文献】特開2020-080063号公報
【文献】特開2014-102603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来より、スポーツジム、教習所、塾等の会員制のサービスを提供するサービス提供者は、新規会員(新規顧客)を開拓する手段として、友人、家族等の紹介による紹介キャンペーンを利用している。紹介キャンペーンは、典型的には、既に入会しているユーザが紹介者となり、自分の友人、家族等を被紹介者にして、サービスのキャンペーンを紹介し、紹介された被紹介者が入会することで、サービス提供者が、紹介者及び被紹介者に特典を提供し、紹介者には紹介のモチベーションを与え、被紹介者には入会のモチベーションを与えるものである。
【0011】
このような紹介キャンペーンでは、紹介者から紹介された被紹介者がサービス提供者からサービスの提供を受けると、サービス提供者は、被紹介者を紹介した紹介者を特定する必要がある。一方、近年では、個人情報の取り扱いが厳しくなってきており、サービス提供者が、被紹介者から、紹介者の個人情報を取得し難い環境である。そのため、サービス提供者としては、紹介キャンペーンを実施しても、紹介者の個人情報の取得に難航して、紹介キャンペーンが有効に機能し難いという課題がある。
【0012】
一方、EC(Electronic Commerce)サイトや通販サイト、サブスクリプションを用いたサービスサイトでも、会員制を採用しており、ユーザがサービスサイトを利用する際に、ユーザから会員情報の登録を行っている。ここで、サービス提供者が、紹介キャンペーンの実施の際に、サービスサイト提供者の会員情報を活用することが出来れば、紹介者の個人情報の取得が容易となり、紹介キャンペーンを有効に機能させることが出来る可能性がある。
【0013】
従って、紹介キャンペーンを有効に機能させて普及させるためには、被紹介者から紹介者の個人情報を直接取得することなく、既に会員制を採用しているサービスサイト提供者の会員情報を活用して、紹介者を特定するシステムが求められていた。上述した特許文献1-7に記載の技術では、上述したシステムを想定しておらず、上述の課題を解決することは出来ない。
【0014】
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、サービスサイトに登録されている会員情報を活用して、紹介キャンペーンを紹介した紹介者と、当該紹介者から紹介キャンペーンを紹介された被紹介者とを関連付けることが可能な紹介システム及び紹介方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係る紹介システムは、第一の情報受付制御部と、第一の判定制御部と、発行制御部と、一時記憶制御部と、第二の情報受付制御部と、第二の判定制御部と、提供制御部と、を備える。第一の情報受付制御部は、紹介者のユーザ端末により、所定のサービスサイトでの紹介キャンペーンの紹介キーが選択されると、当該サービスサイトで登録された紹介者識別情報の入力を受け付ける。第一の判定制御部は、所定の紹介者識別情報が入力されると、当該入力された紹介者識別情報が、外部の前記サービスサイトのデータベースに存在するか否かを判定する。発行制御部は、前記紹介者識別情報が前記データベースに存在する場合、当該紹介者識別情報を含む紹介情報を前記紹介者のユーザ端末へ発行する。一時記憶制御部は、被紹介者のユーザ端末により、前記紹介者のユーザ端末から提供された前記紹介情報が選択されると、当該紹介情報に含まれた紹介者識別情報を前記被紹介者のユーザ端末又はサーバに一時的に記憶させる。第二の情報受付制御部は、前記被紹介者のユーザ端末により、前記紹介情報を介して、前記紹介キャンペーンでの特典申請キーが選択されると、前記サービスサイトで登録された被紹介者識別情報の入力を受け付ける。第二の判定制御部は、所定の被紹介者識別情報が入力されると、当該入力された被紹介者識別情報が、前記データベースに存在するか否かを判定する。提供制御部は、前記被紹介者識別情報が前記データベースに存在する場合、前記一時的に記憶された紹介者識別情報を用いて、前記紹介者と、前記被紹介者とを関連付ける。
【0016】
本発明に係る紹介方法は、第一の情報受付制御工程と、第一の判定制御工程と、発行制御工程と、一時記憶制御工程と、第二の情報受付制御工程と、第二の判定制御工程と、提供制御工程と、を備える。紹介方法の各制御工程は、紹介システムの各制御部に対応する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、サービスサイトに登録されている会員情報を活用して、紹介キャンペーンを紹介した紹介者と、当該紹介者から紹介キャンペーンを紹介された被紹介者とを関連付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態に係る紹介システムの機能ブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る紹介方法の実行手順を示すためのフローチャートである。
【
図3】会員登録画面と、紹介者のユーザ端末とサービスサイトサーバとの関係の一例を示す図(
図3A)と、ログインテーブルの一例を示す図(
図3B)と、である。
【
図4】ログイン状態のサービスサイト画面の一例を示す図(
図4A)と、他のサービスサイト画面の一例を示す図(
図4B)と、エントリー画面と、紹介者のユーザ端末と紹介サーバとサービスサイトサーバとの関係の一例を示す図(
図4C)と、である。
【
図5】入力エラー画面の一例を示す図(
図5A)と、紹介者被紹介者テーブルの一例を示す図(
図5B)と、紹介情報画面の一例を示す図(
図5C)と、である。
【
図6】紹介者のSNS画面と被紹介者のSNS画面の一例を示す図(
図6A)と、紹介キャンペーン画面と入会画面の一例を示す図(
図6B)と、である。
【
図7】会員登録画面と、紹介者のユーザ端末とサービスサイトサーバとの関係の一例を示す図(
図7A)と、ログインテーブルの一例を示す図(
図7B)と、である。
【
図8】実績テーブルの一例を示す図(
図8A)と、特典申請画面と、被紹介者のユーザ端末と紹介サーバとサービスサイトサーバとの関係の一例を示す図(
図8B)と、である。
【
図9】要件不適合画面の一例を示す図(
図9A)と、特典申請完了画面の一例を示す図(
図9B)と、紹介者被紹介者テーブルの一例を示す図(
図9C)と、である。
【
図10】紹介者のメッセージの一例を示す図(
図10A)と、被紹介者のメッセージの一例を示す図(
図10B)と、紹介者被紹介者テーブルの一例を示す図(
図10C)と、である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0020】
本発明の実施形態に係る紹介システム1は、
図1に示すように、複数のユーザ端末10と、サーバ11と、ネットワーク12と、を備えている。
【0021】
ここで、ユーザ端末10は、例えば、タッチパネル付きの携帯端末装置(スマートフォン)、ウェアラブル端末装置、タブレット型端末装置、携帯用のノートパソコン、ディスクトップ型端末装置等である。ユーザ端末10は、画面を表示する端末出力部(端末表示部)と、ユーザの操作により所定の指示の入力を受け付ける端末入力部(端末受付部)と、ネットワーク12へ通信する端末通信部と、を備えている。
【0022】
又、本発明の実施形態では、例えば、ユーザ端末10として、ユーザの紹介者の所有するユーザ端末10aと、ユーザの被紹介者の所有するユーザ端末10bとが存在するが、他にユーザ端末10を増やしても構わない。
【0023】
又、サーバ11は、ネットワーク12を介して、ユーザ端末10の要求に対してデータを送信し、ユーザ端末10の端末表示部に画面を表示したり、ユーザ端末10の端末受付部からのデータを受け取って、処理をしたりする。
【0024】
本発明の実施形態では、所定のサービスサイトを構築するサービスサイトサーバ11aと、紹介システム1を構築する紹介サーバ11bと、SNS(Social Networking Service)を構築するSNSサーバ11cとが設けられている。
【0025】
ここで、サービスサイトサーバ11aは、所定のサービスを提供し、具体的には、商品販売の通販サイト(ECサイト)、スポーツクラブ、フィットネスクラブ、サロン、教習所、塾、習い事、不動産等のサービス提供サイトを挙げることが出来る。又、紹介サーバ11bは、所定のサービスや商品を紹介する紹介キャンペーンを運営したり管理したりする。更に、SNSは、例えば、Ameba、Facebook、Google+、GREE、Instagram、LINE、LinkedIn(登録商標)、mixi、Miiverse、Mobage、Myspace、Pinterest、Sina Weibo、Skype、Tumblr、Vine、WeChat、Twitterを含み、SNSサーバ11cは、これらのSNSを運営したり管理したりする。尚、本発明の実施形態では、サーバ11は、複数のサーバで構成されるクラウドサーバであっても構わない。
【0026】
又、ネットワーク12は、ユーザ端末10とサーバ11とを通信可能に接続し、基地局を介したWAN(Wide Area Network)と、アクセルポイント又はルータを介したLAN(Local Area Network)とを含む。WANは、例えば、モバイルインターネット、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)等であり、LANは、例えば、WiFi(Wireless Fidelity)を含む。
【0027】
又、紹介システム1では、必要に応じて、図示しない配送センタ(郵送センタ)と連携している。配送センタは、例えば、ネットワーク12を介して紹介システム1(又は管理端末)からの指示により、紹介者又は被紹介者へ特典を提供したり、商品を紹介者又は被紹介者の住所に配送したりする。
【0028】
又、ユーザ端末10と、サーバ11は、図示しないCPU、ROM、RAM等を内蔵しており、CPUは、例えば、RAMを作業領域として利用し、ROM等に記憶されているプログラムを実行する。又、後述する各制御部についても、CPUがプログラムを実行することで当該各制御部を実現する。
【0029】
次に、
図1-
図10を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。先ず、紹介者(例えば、「abc」)が、所定のサービスサイト(例えば、「ABCサイト」)のサービスを利用するために、紹介者のユーザ端末10aを用いて、サービスサイトの所定のアドレス(例えば、「https://www/abc」)にアクセスすると、サービスサイトサーバ11aは、紹介者のユーザ端末10aからのアクセスを受け付ける。そして、サービスサイトサーバ11aは、会員登録サイト(会員登録画面)を紹介者のユーザ端末10aに表示して、紹介者に所定の識別情報(例えば、メールアドレス)とパスワードの入力を受け付けて、会員登録又はログインを催促する(
図2:S101)。
【0030】
ここで、識別情報とは、紹介者や被紹介者を含むユーザを一意に特定可能な情報であれば、特に限定は無く、ここでは、メールアドレスとしているが、その他に、文字や数字、記号を組み合わせたIDやユーザの氏名等を挙げることが出来る。
【0031】
又、サービスサイトサーバ11aの受付方法に特に限定はない。例えば、
図3Aに示すように、会員登録画面300には、会員登録画面300のアドレス301(「https://www/abc」)と、タイトル302(例えば、「ABCサイト」)と、会員登録の表示(例えば、「会員登録」)303と、メールアドレスの入力欄304と、パスワードの入力欄305と、新規登録キー306と、ログインキー307とが表示される。
【0032】
ここで、紹介者が、既に会員登録をしている場合、所定のメールアドレス304a(例えば、「abc@def」)とパスワード305a(例えば、「123」)を入力し、ログインキー307を選択すると、サービスサイトサーバ11aは、ログインキー307の選択を受け付けて、所定のデータベース11a1に予め記憶されたログインテーブル308を参照する。
【0033】
ここで、ログインテーブル308には、
図3Bに示すように、予め会員登録された登録メールアドレス309と、登録パスワード310とが関連付けて記憶されている。そして、サービスサイトサーバ11aは、入力された入力メールアドレス304aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在し、且つ、入力された入力パスワード305aが、ログインテーブル308に存在した登録メールアドレス309に関連付けられた登録パスワード310と一致するか否かを判定する。
【0034】
判定の結果、入力メールアドレス304aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在しない場合、又は、入力パスワード305aが、ログインテーブル308に存在した登録メールアドレス309に関連付けられた登録パスワード310と一致しない場合、サービスサイトサーバ11aは、入力メールアドレス304aと入力パスワード305aに誤りがある旨のエラー画面を紹介者のユーザ端末10aに表示し、正しいメールアドレス及びパスワードの入力を促す(
図2:S101NO)。
【0035】
一方、判定の結果、入力メールアドレス304aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在し、且つ、入力パスワード305aが、ログインテーブル308に存在した登録メールアドレス309に関連付けられた登録パスワード310と一致する場合、サービスサイトサーバ11aは、入力メールアドレス304aと入力パスワード305aは正しいと判定し、紹介者のユーザ端末10aをログインさせる(
図2:S101YES)。
【0036】
ところで、紹介者が、サービスサイトで会員登録を未だ行っていない場合は、所定のメールアドレス304a(「abc@def」)とパスワード305a(「123」)を入力し、新規登録キー306を選択すると、サービスサイトサーバ11aは、新規登録キー306の選択を受け付けて、ログインテーブル308を参照する。そして、サービスサイトサーバ11aは、入力された入力メールアドレス304aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在しないか否かを判定する。
【0037】
判定の結果、入力メールアドレス304aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在する場合、サービスサイトサーバ11aは、入力メールアドレス304aは既に登録されている旨のエラー画面を紹介者のユーザ端末10aに表示し、未だ登録されていないメールアドレス及びパスワードの入力を促す(
図2:S101NO)。
【0038】
一方、入力メールアドレス304aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在しない場合、サービスサイトサーバ11aは、入力メールアドレス304aが会員登録可能であると判定し、入力メールアドレス304aと入力パスワード305aとをログインテーブル308に関連付けて記憶させて、紹介者のユーザ端末10aをログインさせる(
図2:S101YES)。これにより、紹介者の会員登録が完了する。
【0039】
さて、サービスサイトサーバ11aがログインを完了すると、ログイン状態のサービスサイト画面を紹介者のユーザ端末10aに表示する。ここで、ログイン状態のサービスサイト画面400には、
図4Aに示すように、サービスサイト400のアドレス401(例えば、「https://www/abc1」)と、タイトル402(例えば、「ABCサイト」)と、紹介者のログイン中の表示403(例えば、「ログイン abc@def」)と、サービスサイト画面400の内容404が表示される。
【0040】
ここで、サービスサイト画面400において、紹介者は、サービスサイト画面400に関係する商品やサービスを確認したり購入したりすることが出来る。又、サービスサイト画面400は、複数の種類のページで構成されても構わない。
【0041】
一方、サービスサイト画面400において、所定の商品やサービスを紹介するための紹介キャンペーンが実施されている場合、紹介サーバ11bの第一の情報受付制御部101は、サービスサイトサーバ11aと連携し、サービスサイト画面400に、紹介キャンペーンの告知情報405と、紹介キャンペーンに参加するための紹介キー406とを表示する(
図2:S102)。
【0042】
ここで、第一の情報受付制御部101の表示方法に特に限定は無い。例えば、
図4Aに示すように、第一の情報受付制御部101は、紹介キャンペーンの告知情報405(例えば、「紹介キャンペーンにエントリーしますか?」)と、紹介キー406とを表示する。これにより、紹介者に紹介キャンペーンを知らせて、紹介キャンペーンの参加を促すことが出来る。
【0043】
又、第一の情報受付制御部101が紹介キー406を表示する画面は、会員登録済のサービスサイト画面400に限定する必要は無い。例えば、紹介者が、紹介者のユーザ端末10aを用いて、他のサービスサイト(例えば、「DEFサイト」)にアクセスした場合、紹介者のユーザ端末10aには、他のサービスサイト画面407が表示される。他のサービスサイト407には、
図4Bに示すように、他のサービスサイト画面407のアドレス408(例えば、「https://www/def」)と、タイトル409(例えば、「DEFサイト」)と、他のサービスサイト画面407の内容410が表示される。そして、第一の情報受付制御部101は、他のサービスサイト画面407において、紹介キャンペーンの告知情報405と、紹介キャンペーンに参加するための紹介キー406とを表示する(
図2:S102)。これにより、会員登録済のサービスサイトに限らず、様々なサービスサイトで紹介キャンペーンの参加を促すことが可能となる。
【0044】
ここで、紹介者が、紹介キャンペーンの告知情報405を見て、興味を示さなかった場合は、紹介キー406を選択することなく、サービスサイト画面400で商品を購入したり、他のサービスサイト画面407を閲覧したりすることで、紹介キャンペーンの告知情報405や紹介キー406が消去され、第一の情報受付制御部101は、処理を終了する(
図2:S102NO)。
【0045】
一方、紹介者が、紹介キャンペーンの告知情報405を見て、興味を示した場合、紹介キー406を選択すると、第一の情報受付制御部101は、紹介キー406の選択を受け付けて(
図2:S102YES)、サービスサイトサーバ11aで登録された紹介者識別情報(ここでは、メールアドレス)の入力を受け付ける(
図2:S103)。
【0046】
ここで、第一の情報受付制御部101の受付方法に特に限定は無いが、例えば、第一の情報受付制御部101は、先ず、エントリー画面411を紹介者のユーザ端末10aに表示する。エントリー画面411には、
図4Cに示すように、エントリー画面411のアドレス412(例えば、「https://www/uvw」)と、紹介キャンペーンの参加を示すメッセージ413(例えば、「紹介キャンペーンのエントリー」)と、所定のサービスサイト(ここでは、「ABCサイト」)での識別情報の入力を促す旨のメッセージ414(例えば、「ABCサイトに登録されているメールアドレスを入力してください。」)と、メールアドレスの入力欄415と、個人情報の取扱注意事項416(例えば、「個人情報について、、、」)と、同意する旨のチェックボックス417と、紹介実行キー418とが表示される。
【0047】
ここで、エントリー画面411を見た紹介者は、サービスサイト(「ABCサイト」)で登録されているメールアドレス415a(ここでは、「abc@def」)を入力し、チェックボックス417をチェックして、紹介実行キー418を選択する。すると、第一の情報受付制御部101は、入力された紹介者のメールアドレス(「abc@def」)とチェックボックス417のチェックと紹介実行キー418の選択を受け付け(
図2:S103)、紹介サーバ11bの第一の判定制御部102は、当該入力された紹介者のメールアドレスが、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1に存在するか否かを判定する(
図2:S104)。
【0048】
ここで、第一の判定制御部102の判定方法に特に限定は無いが、例えば、
図4Cに示すように、第一の判定制御部102は、ネットワーク12を介して、紹介サーバ11bと予め連携しているサービスサイトサーバ11aにアクセスし、サービスサイトサーバ11aのデータベース11a1を参照する。
【0049】
ここで、紹介サーバ11bとサービスサイトサーバ11aとの連携形態に特に限定は無いが、例えば、相互にデータをやり取り可能なAPI(Application Programming Interface)連携形態を挙げることが出来る。
【0050】
そして、第一の判定制御部102は、参照したデータベース11a1のうち、ログインテーブル308を参照し、入力された紹介者のメールアドレス415aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在するか否かを判定する。
【0051】
判定の結果、入力された紹介者のメールアドレス415aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在しない場合、第一の判定制御部102は、入力された紹介者のメールアドレス415aがサービスサイトサーバ11aに登録されていない旨の入力エラー画面を紹介者のユーザ端末10aに表示し、サービスサイト画面400においてメールアドレスの登録を促す(
図2:S104NO)。言い換えると、第一の判定制御部102は、紹介者にサービスサイトサーバ11aでの会員登録を促す。
【0052】
ここで、入力エラー画面500の表示方法に特に限定は無いが、例えば、入力エラー画面500には、
図5Aに示すように、入力エラー画面500のアドレス501(例えば、「https://www/uvw1」)と、紹介キャンペーンの参加を示すメッセージ502(「紹介キャンペーンのエントリー」)と、サービスサイト(「ABCサイト」)での識別情報が登録されていない旨のメッセージ503(例えば、「ABCサイトにメールアドレスが登録されていないようです。」)と、サービスサイトに識別情報を登録してから参加を再度促す旨のメッセージ504(例えば、「メールアドレスを登録してから再度エントリーしてください。」)と、終了キー505とが表示される。これにより、紹介者にサービスサイトでのメールアドレスの登録を促すことが可能となる。
【0053】
一方、判定の結果、入力された紹介者のメールアドレス415aが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在する場合、第一の判定制御部102は、紹介者を紹介キャンペーンに参加させることが出来ると判定し(
図2:S104YES)、紹介サーバ11bの発行制御部103は、紹介者識別情報を含む紹介情報を紹介者のユーザ端末10aへ発行する(
図2:S105)。
【0054】
ここで、発行制御部103の発行方法に特に限定は無いが、例えば、発行制御部103は、先ず、所定の紹介者被紹介者テーブルに、紹介者識別情報(ここでは、メールアドレス)と、紹介者であることを示す紹介者情報を関連付けて記憶させる。具体的には、発行制御部103は、紹介サーバ11bのデータベースに予め記憶された紹介者被紹介者テーブルを参照する。
【0055】
ここで、紹介者被紹介者テーブル506には、
図5Bに示すように、登録メールアドレス507と、ユーザ情報508と、申込者ID(subscriberID)509と、紹介ID(referralID)510と、紹介キャンペーン情報511とが関連付けて記憶されている。申込者ID509とは、紹介キャンペーンに参加の申し込みをしたユーザを一義的に識別するための識別情報を意味し、紹介ID510とは、紹介キャンペーンを紹介した紹介者の申込者IDを意味する。
【0056】
そこで、発行制御部103は、紹介者被紹介者テーブル506の登録メールアドレス507に、先ほど存在した紹介者のメールアドレス(「abc@def」)を記憶させる。ここで、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1のうち、紹介者のメールアドレス(「abc@def」)以外に、紹介者に関連付けられたユーザ情報(例えば、氏名「abc」、生年月日等)が存在する場合は、発行制御部103は、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1から、紹介者のメールアドレス(「abc@def」)に関連付けられたユーザ情報(「abc」)を取得して、紹介者被紹介者テーブル506のユーザ情報508に、取得したユーザ情報(「abc」)を記憶させても良い。
【0057】
又、発行制御部103は、所定の識別情報生成部を用いて、紹介者のメールアドレス(「abc@def」)に対して一義的な識別情報(例えば、「a01」)を生成識別情報として生成し、紹介者被紹介者テーブル506の申込者ID509に、生成識別情報(「a01」)を記憶させる。これにより、生成識別情報の申込者ID509から、紹介者のメールアドレス(「abc@def」)やユーザ情報を識別することが可能となる。又、生成識別情報(「a01」)を紹介者識別情報(「abc@def」)に代えて取り扱うことで、生成識別情報を公開しても、紹介者識別情報と紐づけることが出来るのは、紹介者被紹介者テーブル506を保有する紹介システム1だけとなることから、紹介者識別情報を秘匿して、紹介情報を発行することが出来る。
【0058】
ここで、紹介キャンペーンについて、誰か紹介した紹介者の識別情報が組み込まれていた場合は、発行制御部103は、紹介者被紹介者テーブル506の紹介ID510に、組み込まれた識別情報を記憶させるが、今回は、誰かが紹介者に紹介キャンペーンを紹介した訳ではないため、発行制御部103は、紹介ID510に、何ら識別情報を記憶させない。そして、紹介キャンペーンについて、紹介キャンペーンを識別するためのキャンペーンID(例えば、「c01」)や紹介キャンペーンを実施する店舗ID(例えば、「s01」)が存在する場合は、発行制御部103は、紹介者被紹介者テーブル506の紹介キャンペーン情報511に、キャンペーンID(「c01」)や店舗ID(「s01」)を記憶させる。これにより、紹介キャンペーンや紹介キャンペーンを実施している店舗を識別することが可能となる。尚、紹介キャンペーン情報511には、上述の他に、例えば、紹介キャンペーンの参加を決めたサービスサイトの情報、紹介情報を発行した日時等、紹介キャンペーンを具体的に特定する情報を関連付けて記憶させても構わない。
【0059】
次に、発行制御部103は、紹介キャンペーンの紹介URLを紹介情報として生成する。ここで、紹介URLは、紹介キャンペーンの紹介情報画面を表示するためのアドレスであるが、本発明では、紹介サーバ11bが紹介者識別情報を特定出来るように生成される。例えば、発行制御部103が、所定の文字列を組み合わせて、紹介キャンペーンの紹介情報画面のURL(紹介情報)を紹介URLとして生成する。次に、発行制御部103は、生成識別情報の申込者ID(「a01」)を紹介URLにパラメータとして付加することで、紹介URLを生成する。ここでは、例えば、紹介URLは、「https://www/abc2」であり、申込者IDは、「a01」である場合、申込者IDが付加された紹介URLは、「https://www/abc2?sid=a01」とされる。この紹介URLでは、生成識別情報の申込者ID(「a01」)を取得することが出来ることから、これにより、紹介URLから、紹介者を特定することが可能となる。このような処理は、複数の紹介者が同一の紹介キャンペーンを紹介する場合に、どの紹介者がどの紹介URLを発行したかを容易に特定することが出来るため、特に有効である。
【0060】
尚、上述では、紹介URLに付加される情報に、生成識別情報の申込者ID(「a01」)を用いたが、これらに限らず、例えば、紹介者のメールアドレス415a(「abc@def」)又は生成識別情報の申込者ID(「a01」)を所定の暗号化方法により暗号化し、その暗号を紹介キャンペーンの紹介情報画面のURLに付加しても良い。ここで、暗号化の方法に特に限定はなく、例えば、所定の計算関数又は計算手法に基づいて、紹介者のメールアドレス415a(「abc@def」)又は生成識別情報の申込者ID(「a01」)を、不規則な文字列に置換するハッシュ化を挙げることが出来る。これにより、紹介者識別情報の秘匿性を高めることが可能である。
【0061】
次に、発行制御部103は、発行した紹介URLを用いて、
図5Cに示すように、紹介情報画面512を紹介者のユーザ端末10aに表示させる。ここで、紹介情報画面512には、例えば、紹介情報画面512のアドレス513(例えば、「https://www/uvw2」)と、紹介キャンペーンの紹介を促すメッセージ514(例えば、「お友達に紹介メッセージを送ろう。」)と、紹介キャンペーンの紹介情報を示す紹介URL515(例えば、「URL、、、」)と、紹介情報の紹介方法を示す紹介方法キー516とが表示される。ここで、例えば、生成識別情報の申込者ID(「a01」)が紹介者識別情報として使用された場合、紹介URL515は、「https://www/abc2?sid=a01」を挙げることが出来る。これにより、紹介キャンペーンの紹介活動を容易に行うことが出来る。
【0062】
ここで、紹介方法キー516は、例えば、SNSで紹介URLを送るための「SNSで送る」キー516aと、メールで紹介URLを送るための「メールで送る」キー516bと、紹介URLをユーザ端末10aのメモリにコピーするための「紹介URLをコピーする」キー516cとを挙げることが出来る。これにより、紹介者は、紹介方法キー516を選択することで、様々な紹介方法で紹介活動を行うことが出来る。
【0063】
さて、紹介情報画面512を確認した紹介者は、例えば、「SNSで送る」キー516aを選択すると、発行制御部103が、「SNSで送る」キー516aの選択を受け付けて、SNSのアプリケーションを起動させる。すると、紹介者のユーザ端末10aが、SNSのアプリケーションを起動させて、SNSサーバ11cにアクセスし、SNSサーバ11cは、紹介者のSNS画面600を表示させる。
【0064】
ここで、紹介者のSNS画面600に特に限定は無いが、例えば、
図6Aに示すように、紹介者のSNS画面600には、紹介者のSNS画面600のアドレス601(例えば、「https://www/hij1」)と、SNSのタイトル602と、紹介URL603aを含む紹介メッセージ603(例えば、「紹介キャンペーンを紹介します。紹介URL、、、」)と、紹介メッセージ603を送信するための送信キー604と、紹介メッセージ603の送信先一覧605とが表示される。ここで、送信先一覧605は、SNSサーバ11cのSNSの紹介者に予め関連付けられた友人や家族、同僚や上司等の他人の送り先の一覧が表示される。
【0065】
そして、紹介者が、SNS画面600を見ながら、送信先一覧605から、特定の送信先605aを選択し、送信キー604を選択すると、紹介者のユーザ端末10aが、送信キー604の選択を受け付けて、SNSサーバ11cが、選択された送信先605aに紹介メッセージ603を送信する。これにより、紹介者は、SNSを活用して、自身と関係する他人に紹介メッセージ603を簡単に送ることが可能となる。
【0066】
さて、送信先605aの被紹介者は、SNSサーバ11cを介して、紹介者からの紹介メッセージ603を被紹介者のユーザ端末10bで受信する。
【0067】
例えば、送信先605aの被紹介者は、被紹介者のユーザ端末10bを使ってSNSサーバ11cにアクセスすると、SNSサーバ11cが、紹介者からの紹介メッセージ603を含む被紹介者のSNS画面を被紹介者のユーザ端末10bに表示させる。
【0068】
ここで、被紹介者のSNS画面606に特に限定は無いが、例えば、
図6Aに示すように、被紹介者のSNS画面606には、被紹介者のSNS画面606のアドレス607(例えば、「https://www/hij2」)と、SNSのタイトル608と、紹介者を示す送信元情報609と、紹介URL610aを含む紹介メッセージ610(例えば、「紹介キャンペーンを紹介します。紹介URL、、、」)とが表示される。これにより、被紹介者は、SNSを介して、紹介者の紹介メッセージ610を確認することが可能となる。
【0069】
尚、上述では、紹介方法キー510として、「SNSで送る」キー516aが選択された場合について説明したが、これに限らず、例えば、「メールで送る」キー516bが選択された場合は、紹介者のユーザ端末10aが、メールのアプリケーションを起動させることで、紹介者は、メールのアプリケーションを使って、紹介URLを含む紹介メッセージを他者に送信することが可能となる。又、例えば、「紹介URLをコピーする」キー516cが選択された場合は、紹介URLが紹介者のユーザ端末10aの所定のメモリに一時的に記憶されることになるため、紹介者は、一時的に記憶された紹介URLを、ユーザ端末10aを操作して、他者に送信することが可能となる。
【0070】
さて、被紹介者が、紹介者からの紹介メッセージ610を確認し、紹介URL610aを選択すると、被紹介者のユーザ端末10bが、紹介URL610aの選択を受け付けて、紹介URL610aに基づいて、紹介サーバ11bにアクセスし、紹介サーバ11bの一時記憶制御部104が、紹介キャンペーン画面を被紹介者のユーザ端末10bに表示させる(
図2:S201)。紹介URL515は、「https://www/abc2?sid=a01」を挙げることが出来る。
【0071】
ここで、紹介キャンペーン画面611に特に限定は無いが、例えば、
図6Bに示すように、紹介キャンペーン画面611には、紹介キャンペーン画面611のアドレス612(例えば、「https://www/abc2?sid=a01」)と、タイトル613(例えば、「ABCサイト」)と、紹介キャンペーンのタイトル614(例えば、「紹介キャンペーン」)と、紹介キャンペーンの詳細情報615(例えば、所定のサービスを想定して、「まずは体験予約」)と、紹介キャンペーンで紹介されたサービス又は商品を試すための試験キー616(例えば、「体験予約はこちら」)と、紹介キャンペーンでサービス又は商品を試した後の特典を受け取るための詳細情報617(例えば、「入会後の特典申請」)と、特典を受け取るための特典申請キー618(例えば、「特典申請はこちら」)とが表示される。これにより、被紹介者は、紹介キャンペーンで紹介されたサービス又は商品を試すことが可能となる。尚、ここでは、紹介キャンペーン画面611のアドレス612が、紹介URL610aに対応する。
【0072】
次に、一時記憶制御部104が、紹介キャンペーン画面611を被紹介者のユーザ端末10bに表示させると、紹介URL610aに含まれた紹介者識別情報を被紹介者のユーザ端末10b又は紹介サーバ11bに一時的に記憶させる(
図2:S202)。
【0073】
ここで、一時記憶制御部104の一時記憶方法に特に限定は無い。例えば、紹介キャンペーン画面611の一部に、被紹介者のユーザ端末10bのブラウザのクッキーを動作させるタグT1を埋め込んでおき、被紹介者のユーザ端末10bが、自身のブラウザで紹介キャンペーン画面611を表示させると、タグT1が動作して、紹介キャンペーン画面611のアドレス612(「https://www/abc2?sid=a01」)に含まれる紹介者識別情報(「a01」)を被紹介者のユーザ端末10bのブラウザのクッキーに一時的に記憶させる。これにより、紹介者識別情報を被紹介者のユーザ端末10bに記憶させることが可能となる。
【0074】
その他に、例えば、被紹介者のユーザ端末10bが紹介キャンペーン画面611にアクセスすると、一時記憶制御部104が、紹介キャンペーン画面611への被紹介者のユーザ端末10bのアクセスを検知して、検知した紹介キャンペーン画面611のアドレス612(「https://www/abc2?sid=a01」)に含まれる紹介者識別情報(「a01」)を、被紹介者のユーザ端末10bの識別情報とともに紹介サーバ11bのメモリに一時的に記憶させても構わない。
【0075】
さて、被紹介者が、紹介キャンペーンのサービスに興味を持ち、試験キー616を選択すると、一時記憶制御部104は、被紹介者のユーザ端末10bから、試験キー616の選択を受け付けて、被紹介者のユーザ端末10bをサービスサイトサーバ11aにアクセスさせる。そして、サービスサイトサーバ11aは、紹介キャンペーンの試験画面(ここでは、例えば、体験予約画面)を被紹介者のユーザ端末10bに表示する。ここで、被紹介者が、試験画面を操作して、体験予約を申し込むことで、紹介キャンペーンのサービスを体験することが可能となる。
【0076】
ここで、被紹介者が、紹介キャンペーンのサービスを気に入って、このサービスの会員に入会しようと思い、被紹介者のユーザ端末10bを操作して、紹介キャンペーンの試験画面やサービス提供画面を介して、入会画面を被紹介者のユーザ端末10bに表示させる。
【0077】
ここで、入会画面619に特に限定は無いが、例えば、
図6Bに示すように、入会画面619には、入会画面619のアドレス620(例えば、「https://www/abc3」)と、タイトル621(例えば、「サービス」)と、入会の詳細情報622(例えば、「入会には、、、、」)と、入会キー623とが表示される。これにより、被紹介者は、サービスの会員に入会することが出来る。
【0078】
さて、被紹介者が、入会キー623を選択して、このサービスの入会手続きを済ませて、再度、サービスサイト画面を閲覧し、被紹介者のユーザ端末10bを用いて、サービスサイトの会員登録画面を表示させる。
【0079】
ここで、会員登録画面300に特に限定は無いが、例えば、
図7Aに示すように、会員登録画面300には、会員登録サイト300のアドレス301(「https://www/abc」)と、タイトル302(例えば、「ABCサイト」)と、会員登録の表示(「会員登録」)303と、メールアドレスの入力欄304と、パスワードの入力欄305と、新規登録キー306と、ログインキー307とが表示される。
【0080】
ここで、被紹介者が、既に会員登録をしている場合、所定のメールアドレス304b(例えば、「ghi@jkl」)とパスワード305b(例えば、「456」)を入力し、ログインキー307を選択すると、サービスサイトサーバ11aは、ログインキー307の選択を受け付けて、所定のデータベース11a1に予め記憶されたログインテーブル308を参照する。
【0081】
そして、上述のように、被紹介者のメールアドレス304b(「ghi@jkl」)とパスワード305b(「456」)がログインテーブル308に関連付けて記憶されていれば、サービスサイトサーバ11aは、被紹介者のユーザ端末10bをログインさせる。
【0082】
一方、被紹介者のメールアドレス304b(「ghi@jkl」)とパスワード305b(「456」)がログインテーブル308に関連付けて記憶されていなければ、サービスサイトサーバ11aは、被紹介者のユーザ端末10bにエラー画面を表示させる。
【0083】
又、被紹介者が、サービスサイトで会員登録を未だ行っていない場合は、所定のメールアドレス304b(「ghi@jkl」)とパスワード305b(「456」)を入力し、新規登録キー306を選択すると、サービスサイトサーバ11aは、新規登録キー306の選択を受け付けて、ログインテーブル308を参照する。
【0084】
そして、上述のように、被紹介者のメールアドレス304b(「ghi@jkl」)がログインテーブル308に存在すれば、サービスサイトサーバ11aは、被紹介者のユーザ端末10bにエラー画面を表示させる。
【0085】
一方、被紹介者のメールアドレス304b(「ghi@jkl」)がログインテーブル308に存在しなければ、サービスサイトサーバ11aは、
図7Bに示すように、入力メールアドレス304b(「ghi@jkl」)と入力パスワード305b(「456」)とをログインテーブル308に関連付けて記憶させて、被紹介者のユーザ端末10aをログインさせる。これにより、被紹介者の会員登録が完了する。
【0086】
そして、被紹介者の会員登録が完了すると、サービスサイトサーバ11aは、データベース11a1に予め記憶された実績テーブル800を参照する。ここで、実績テーブル800には、
図8Aに示すように、登録メールアドレス801と、登録実績情報802とが関連付けて記憶されている。そして、サービスサイトサーバ11aは、実績テーブル800の登録メールアドレス801と登録実績情報802とのそれぞれに、入会した被紹介者のメールアドレス304b(「ghi@jkl」)と、被紹介者が紹介キャンペーンのサービスを試して入会したことを示す実績情報802b(例えば、紹介キャンペーンのアドレスを示す「紹介URL」、「紹介キャンペーンの試しと入会」)とを関連付けて記憶させる。ここで、実績情報802bには、サービスサイトサーバ11aで、被紹介者が何らかのサービスを受けたり商品を購入したりしたことを示す情報が記憶されればよい。これにより、被紹介者の識別情報や実績情報を記憶させることが可能となる。
【0087】
さて、被紹介者が、紹介キャンペーンのサービスを試験して、紹介キャンペーンのサービスサイトの会員登録を済ませると、特典申請を行おうと思い、被紹介者のユーザ端末10bに紹介キャンペーン画面611を再表示させる。すると、被紹介者のユーザ端末10bは、紹介サーバ11bにアクセスし、一時記憶制御部104は、紹介キャンペーン画面611を被紹介者のユーザ端末10bに表示させる(
図2:S201)。
【0088】
ここで、一時記憶制御部104は、紹介URL610aに含まれた紹介者識別情報を既に一時的に記憶させているため(
図2:S202)、その処理は、省略される。
【0089】
次に、被紹介者が、紹介キャンペーン画面611を介して(経由して)、特典申請キー618を選択すると、第二の情報受付制御部105は、特典申請キー618の選択を受け付けて(
図2:S203YES)、サービスサイトサーバ11aで登録された被紹介者識別情報(メールアドレス)の入力を受け付ける(
図2:S204)。
【0090】
ここで、第二の情報受付制御部105の受付方法に特に限定は無いが、例えば、第二の情報受付制御部105は、特典申請画面803を被紹介者のユーザ端末10bに表示する。特典申請画面803には、
図8Bに示すように、特典申請画面803のアドレス804(例えば、「https://www/xyz」)と、紹介キャンペーンの特典申請を示すメッセージ805(例えば、「紹介キャンペーンの特典申請」)と、所定のサービスサイト(「ABCサイト」)での識別情報の入力を促す旨のメッセージ806(例えば、「ABCサイトに登録されているメールアドレスを入力してください。」)と、メールアドレスの入力欄807と、個人情報の取扱注意事項808(例えば、「個人情報について、、、」)と、同意する旨のチェックボックス809と、申請実行キー810とが表示される。
【0091】
ここで、特典申請画面803を見た被紹介者は、サービスサイト(「ABCサイト」)で登録されているメールアドレス807b(ここでは、「ghi@jkl」)を入力し、チェックボックス809をチェックして、申請実行キー810を選択する。すると、第二の情報受付制御部105は、入力された被紹介者のメールアドレス807b(「ghi@jkl」)とチェックボックス809のチェックと申請実行キー810の選択を受け付け(
図2:S204YES)、紹介サーバ11bの第二の判定制御部105は、当該入力された被紹介者のメールアドレスが、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1に存在するか否かを判定する(
図2:S205)。
【0092】
ここで、第二の判定制御部106の判定方法に特に限定は無いが、例えば、
図8Aに示すように、第二の判定制御部106は、ネットワーク12を介して、紹介サーバ11bと連携しているサービスサイトサーバ11aにアクセスし、サービスサイトサーバ11aのデータベース11a1を参照する。ここで、紹介サーバ11bとサービスサイトサーバ11aとの連携形態は、上述のように、例えば、API連携形態である。
【0093】
そして、第二の判定制御部106は、参照したデータベース11a1のうち、ログインテーブル308を参照し、入力された被紹介者のメールアドレス807bが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在するか否かを判定する。
【0094】
判定の結果、入力された被紹介者のメールアドレス807bが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在しない場合、第二の判定制御部106は、被紹介者は特典申請の要件を満たさない旨の要件不適合画面を被紹介者のユーザ端末10bに表示し、被紹介者が要件を満たすように促す(
図2:S205NO)。これにより、被紹介者がサービスサイトで会員登録していない場合は、特典申請を行うことが出来ないようにすることが出来る。
【0095】
ここで、要件不適合画面900の表示方法に特に限定は無いが、例えば、要件不適合画面900には、
図9Aに示すように、要件不適合画面900のアドレス901(例えば、「https://www/uvw3」)と、紹介キャンペーンの特典申請を示すメッセージ902(「紹介キャンペーンの特典申請」)と、特典申請の要件を満たしていない旨のメッセージ903(例えば、「特典申請の要件を満たしていないようです。」)と、特典申請の要件を満たしてから特典申請を促す旨のメッセージ904(例えば、「メールアドレスを登録してから再度エントリーしてください。」)と、終了キー905とが表示される。これにより、被紹介者に特典申請の要件を満たすように促すことが可能となる。
【0096】
一方、判定の結果、入力された被紹介者のメールアドレス807bが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在する場合、第二の判定制御部106は、被紹介者に特典の申請が可能であると判定する(
図2:S205YES)。この場合は、特典申請の要件は、サービスサイトで会員登録していることであるため、被紹介者は、特典の申請が可能となる。
【0097】
ところで、上述では、特典申請の要件がサービスサイトで会員登録していることであったが、これに他の要件を追加しても構わない。例えば、第二の判定制御部106は、当該入力された被紹介者のメールアドレスが、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1に存在し、且つ、被紹介者がサービスサイトを利用した実績が存在するか否かを判定して、被紹介者にサービスサイトへの利用実績を特典申請の要件として加えても構わない。この場合は、例えば、入力された被紹介者のメールアドレス807bが、ログインテーブル308の登録メールアドレス309に存在する場合、次に、第二の判定制御部106は、被紹介者がサービスサイトを利用した実績が存在するか否かを判定する。
【0098】
ここで、第二の判定制御部106が、ネットワーク12を介して、サービスサイトサーバ11aにアクセスし、サービスサイトサーバ11aのデータベース11a1を参照する。そして、第二の判定制御部106は、参照したデータベース11a1のうち、今度は、実績テーブル800を参照し、入力された被紹介者のメールアドレス807bが、実績テーブル800の登録メールアドレス801に存在し、且つ、存在した登録メールアドレス801の登録実績情報802に、実績情報が存在するか否かを判定する。
【0099】
判定の結果、被紹介者のメールアドレス807bが、実績テーブル800の登録メールアドレス801に存在しなかった場合、第二の判定制御部106は、上述と同様に、要件不適合画面900を被紹介者のユーザ端末10bに表示し、メールアドレスの登録を促す(
図2:S205NO)。
【0100】
又、被紹介者のメールアドレス807bが、実績テーブル800の登録メールアドレス801に存在したものの、存在した登録メールアドレス801の登録実績情報802に、実績情報が存在しなかった場合、第二の判定制御部106は、上述と同様に、要件不適合画面900を被紹介者のユーザ端末10bに表示し、紹介キャンペーンのサービスの実績を促す(
図2:S205NO)。これにより、被紹介者に特典申請の要件を満たすように促すことが可能となる。
【0101】
一方、判定の結果、入力された被紹介者のメールアドレス807bが、実績テーブル800の登録メールアドレス801に存在し、且つ、存在した登録メールアドレス801の登録実績情報802に、実績情報が存在する場合、第二の判定制御部106は、被紹介者に特典の申請が可能であると判定する(
図2:S205YES)。これにより、被紹介者の利用実績も踏まえて、特典申請の要件を確認することが可能となる。
【0102】
さて、第二の判定制御部106は、被紹介者に特典の申請が可能であると判定すると(
図2:S205YES)、紹介サーバ11bの提供制御部107は、被紹介者のユーザ端末10bに一時的に記憶された紹介者識別情報を用いて、紹介者と、被紹介者とを関連付け、紹介者と被紹介者のいずれか又は両方に特典を提供する(
図2:S206)。
【0103】
ここで、提供制御部107の提供方法に特に限定は無いが、例えば、
図9Bに示すように、提供制御部107は、特典申請完了画面906を被紹介者のユーザ端末10bに表示させる。特典申請完了画面906には、例えば、特典申請完了画面906のアドレス907(例えば、「https://www/uvw4」)と、特典申請が完了した旨のメッセージ908(例えば、「特典申請完了しました。」)と、特典申請の内容情報909(例えば、紹介者と被紹介者の両方に特典が提供される場合は、「紹介者にも被紹介者にも特典が提供されます。」)と、終了キー910とが表示される。これにより、被紹介者は、特典申請完了を認識することが出来る。
【0104】
次に、提供制御部107が、特典申請完了画面906を被紹介者のユーザ端末10bに表示させると、被紹介者のユーザ端末10bに一時的に記憶された紹介者識別情報を取得する。
【0105】
ここで、提供制御部107の取得方法に特に限定は無い。例えば、特典申請完了画面906の一部に、被紹介者のユーザ端末10bのブラウザのクッキーから情報を取得するタグT2を埋め込んでおき、被紹介者のユーザ端末10bが、自身のブラウザで特典申請完了画面906を表示させると、タグT2が動作して、被紹介者のユーザ端末10bのブラウザのクッキーに一時的に記憶された紹介者識別情報(「a01」)を取得する。これにより、被紹介者が、特典申請を完了すれば、被紹介者の操作に対応して、被紹介者に紹介キャンペーンを紹介した紹介者の紹介者識別情報(「a01」)を取得することが可能となる。
【0106】
尚、被紹介者のユーザ端末10bのブラウザのクッキーに一時的に記憶された紹介者識別情報は、所定のタイミングや紹介システム1からの指示により消去されるように構成されても良い。
【0107】
その他に、例えば、被紹介者のユーザ端末10bが特典申請完了画面906にアクセスすると、提供制御部107が、特典申請完了画面906への被紹介者のユーザ端末10bのアクセスを検知して、検知した被紹介者のユーザ端末10bの識別情報を用いて、S202において、紹介サーバ11bのメモリに一時的に記憶された紹介者識別情報(「a01」)を取得しても構わない。
【0108】
次に、提供制御部107は、
図9Cに示すように、先ず、紹介者被紹介者テーブル506に、被紹介者の識別情報(ここでは、メールアドレス)と、紹介者が紹介キャンペーンを紹介した被紹介者であることを示す被紹介者情報を関連付けて記憶させる。具体的には、提供制御部107は、紹介サーバ11bのデータベースに予め記憶された紹介者被紹介者テーブル506を参照する。
【0109】
ここで、紹介者被紹介者テーブル506には、
図9Cに示すように、登録メールアドレス507と、ユーザ情報508と、申込者ID509と、紹介ID510と、紹介キャンペーン情報511とが関連付けて記憶されている。
【0110】
そこで、提供制御部107は、紹介者被紹介者テーブル506の登録メールアドレス507に、先ほど存在した被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)を記憶させる。ここで、上述と同様に、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1のうち、被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)以外に、紹介者に関連付けられたユーザ情報(例えば、氏名「ghi」、生年月日等)が存在する場合は、提供制御部107は、外部のサービスサイトサーバ11aのデータベース11a1から、被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)に関連付けられたユーザ情報(「ghi」)を取得して、紹介者被紹介者テーブル506のユーザ情報508に、取得したユーザ情報(「ghi」)を記憶させる。
【0111】
又、提供制御部107は、所定の識別情報生成部を用いて、被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)に対して一義的な識別情報(例えば、「a02」)を生成識別情報として生成し、紹介者被紹介者テーブル506の申込者ID509に、生成識別情報(「a02」)を記憶させる。これにより、上述と同様に、申込者ID509から、被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)やユーザ情報を識別することが可能となる。
【0112】
そして、提供制御部107は、
図9Cに示すように、申込者ID509(「a02」)における紹介者被紹介者テーブル506の紹介ID510に、先ほど取得した紹介者識別情報(「a01」)を記憶させる。これにより、被紹介者と紹介者とを関連付けることが可能となる。尚、上述では、取得される紹介者識別情報が、生成識別情報の申込者ID(「a01」)であったが、これに限らず、紹介者のメールアドレス415a(「abc@def」)の一部又は全部の選択部分であっても構わない。又、紹介者のメールアドレス415a(「abc@def」)又は生成識別情報の申込者ID(「a01」)を所定の暗号化方法により暗号化されている場合は、提供制御部107は、暗号を取得することになるため、取得した暗号を復号化して、紹介者の識別情報であるメールアドレス415a(「abc@def」)又は紹介者の申込者ID(「a01」)を復元し、復元したメールアドレス415a(「abc@def」)又は紹介者の申込者ID(「a01」)を紹介者識別情報として用いれば良い。
【0113】
そして、提供制御部107は、紹介者被紹介者テーブル506の紹介ID510を参照して、被紹介者の紹介ID510(「a01」)に対応する申込者ID(「a01」)の紹介者を特定し、特定した申込者ID(「a01」)の紹介者に関連付けられた登録メールアドレス512の紹介者のメールアドレス(「abc@def」)を取得する。そして、提供制御部107は、取得した紹介者のメールアドレス(「abc@def」)に基づいて、紹介者のユーザ端末10aに特典提供のメッセージをメールで通知する。
【0114】
例えば、紹介者が、紹介者のユーザ端末10aで特典提供のメッセージを開封すると、メッセージ1000には、
図10Aに示すように、タイトル1001(例えば、「メッセージ」)と、紹介キャンペーンで被紹介者が特典申請された旨を示すメッセージ1002(例えば、「紹介キャンペーンで紹介された方が特典申請されました。」)と、被紹介者のサービスの実績により紹介者に特典が提供される旨のメッセージ1003(例えば、「プレゼントを送ります。」)と、OKキー1004とが表示される。これにより、紹介者は、紹介キャンペーンの被紹介者の特典申請により、特典を受け取ることが出来る。
【0115】
ここで、提供制御部107の通知方法に特に限定は無く、上述の他に、SNSサーバ11cを介して、SNSの紹介者に特典提供のメッセージを送信しても良い。又、ログインテーブル303に、登録メールアドレス304の他に、紹介者や被紹介者の携帯電話番号が登録された場合は、紹介者の携帯電話番号を使って、ショートメッセージサービスで紹介者に特典提供のメッセージを直接送信しても構わない。
【0116】
又、特典の種類に特に限定は無く、上述のように、サービスサイトのサービス又は商品でも良いし、他のサービスサイトのサービス又は商品でも良いし、サービスサイトや他のサービスサイトで使用可能なギフトカードや電子マネー、ポイント等であっても構わない。更に、ログインテーブル303に、登録メールアドレス304の他に、紹介者や被紹介者の住所が登録された場合は、その紹介者の住所に、配送センタから、商品を直接配送しても構わない。
【0117】
更に、上述では、提供制御部107は、紹介者のみに特典を提供しているが、被紹介者が紹介者の紹介を受けて購入した場合に、紹介者とともに被紹介者にも特典を提供しても構わない。
【0118】
例えば、提供制御部107は、紹介者被紹介者テーブル506の紹介ID510を参照して、被紹介者の紹介ID510(「a01」)に対応する申込者ID(「a02」)の被紹介者を特定し、特定した申込者ID(「a02」)の被紹介者に関連付けられた登録メールアドレス512の被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)を取得する。そして、提供制御部107は、取得した被紹介者のメールアドレス(「ghi@jkl」)に基づいて、被紹介者のユーザ端末10bに特典提供のメッセージをメールで通知する。
【0119】
例えば、被紹介者が、被紹介者のユーザ端末10bで特典提供のメッセージを開封すると、メッセージ1005には、
図10Bに示すように、タイトル1006(例えば、「メッセージ」)と、紹介キャンペーンで特典申請が完了した旨を示すメッセージ1007(例えば、「紹介キャンペーンの特典申請が完了しました。」)と、被紹介者のサービスの実績により被紹介者に特典が提供される旨のメッセージ1008(例えば、「プレゼントを送ります。」)と、OKキー1009とが表示される。これにより、被紹介者も、紹介キャンペーンに参加することで、特典を受け取ることが出来る。
【0120】
ここで、上述のように、メールによるメッセージの他に、SNSサーバ11cを介したメッセージ、被紹介者の携帯電話番号を使ったショートメッセージ等を挙げることが出来る。又、特典の種類や特典の提供方法は、上述と同様である。
【0121】
このように、本発明では、サービスサイトに登録されている会員情報を活用して、紹介キャンペーンを紹介した紹介者と、当該紹介者から紹介キャンペーンを紹介された被紹介者とを関連付けることが可能であり、紹介サーバ11bが、紹介者や被紹介者を含むユーザの個人情報を全て保有・管理する必要が無くなる。そのため、紹介サーバ11b側の負担を軽減することが出来る。
【0122】
又、紹介者や被紹介者を含むユーザの窓口となるサービスサイトサーバ11aを前面に出して、紹介キャンペーンを告知することが出来るため、ユーザにとっても、自身が既に会員登録しているサービスサイトサーバ11aを介して紹介キャンペーンを取り扱うことが可能となり、自身の個人情報を紹介サーバ11bに新たに登録し直すという手間が解消され、紹介キャンペーンを気軽に実施することが出来るのである。
【0123】
又、本発明の実施形態では、紹介者被紹介者テーブル506を活用することで、紹介キャンペーンを頻繁に紹介してくれる紹介者を特定したり、紹介キャンペーンを頻繁に利用してくれる被紹介者を特定したりすることが出来る。例えば、
図10Cに示すように、紹介者被紹介者テーブル506において、特定の紹介ID510(「a01」)や特定の紹介キャンペーン情報511のキャンペーンID(「c01」)や店舗ID(「s01」)について、紹介キャンペーンを頻繁に紹介する紹介者(例えば、「abc@def」)に対して、特定の紹介キャンペーンを告知することで、特定の紹介キャンペーンの実施を促進することが出来る。
【0124】
一方、紹介者被紹介者テーブル506において、特定の申込者ID509(「a02」)と特定の紹介ID510(「a02」)の組み合わせや特定の紹介キャンペーン情報511のキャンペーンID(「c01」)や店舗ID(「s01」)について、紹介キャンペーンを紹介された後に、他のユーザに頻繁に紹介した被紹介者(例えば、「ghi@jkl」)に対して、特定の紹介キャンペーンを告知することで、特定の紹介キャンペーンの実施を促進することが出来る。このように、紹介キャンペーンを頻繁に紹介する頻繁紹介者や紹介キャンペーンの紹介を受けて、その後頻繁に紹介する頻繁被紹介者を特定する方法として、例えば、紹介者被紹介者テーブル506の申込者ID509、紹介ID510、紹介キャンペーン情報511に基づいて、機械学習部に頻繁紹介者や頻繁紹介者を学習させて、機械学習部から、頻繁紹介者や頻繁被紹介者になる可能性のあるユーザを特定する方法を挙げることが出来る。
【0125】
又、本発明の実施形態では、紹介システム1が各制御部を備えるよう構成したが、当該各制御部を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、プログラムを装置に読み出させ、当該装置が各制御部を実現する。その場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各制御部が実行する工程をハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0126】
以上のように、本発明に係る紹介システム及び紹介方法は、ネットワークを利用した紹介キャンペーを実施するあらゆるサービス提供者やサービスサイト運営者、管理者等に有用であり、サービスサイトに登録されている会員情報を活用して、紹介キャンペーンを紹介した紹介者と、当該紹介者から紹介キャンペーンを紹介された被紹介者とを関連付けることが可能な紹介システム及び紹介方法として有効である。
【符号の説明】
【0127】
1 紹介システム
10 ユーザ端末
11 サーバ
11a サービスサイトサーバ
11b 紹介サーバ
12 ネットワーク
101 第一の情報受付制御部
102 第一の判定制御部
103 発行制御部
104 一時記憶制御部
105 第二の情報受付制御部
106 第二の判定制御部
107 提供制御部
【要約】 (修正有)
【課題】会員情報を活用して紹介者と被紹介者とを関連付ける紹介システム及び方法を提供する。
【解決手段】紹介システム1において、紹介サーバの第一の情報受付制御部はサービスサイトで登録された紹介者識別情報の入力を受け付ける。第一の判定制御部は、入力された紹介者識別情報が外部のサービスサイトのデータベースに存在するか否かを判定し、発行制御部は紹介者識別情報を含む紹介情報を紹介者のユーザ端末へ発行し、一時記憶制御部は紹介情報に含まれた紹介者識別情報を被紹介者のユーザ端末又はサーバに一時的に記憶させ、第二の情報受付制御部はサービスサイトで登録された被紹介者識別情報の入力を受け付け、第二の判定制御部は入力された被紹介者識別情報が、データベースに存在するか否かを判定し、提供制御部は被紹介者識別情報がデータベースに存在する場合、一時的に記憶された紹介者識別情報を用いて、紹介者と被紹介者とを関連付ける。
【選択図】
図1