(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-18
(45)【発行日】2025-04-28
(54)【発明の名称】動画の処理方法、装置、及び不揮発性コンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/482 20110101AFI20250421BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20250421BHJP
G06F 3/04817 20220101ALI20250421BHJP
【FI】
H04N21/482
H04N21/431
G06F3/04817
(21)【出願番号】P 2024541152
(86)(22)【出願日】2023-01-03
(86)【国際出願番号】 CN2023070081
(87)【国際公開番号】W WO2023131112
(87)【国際公開日】2023-07-13
【審査請求日】2024-09-09
(31)【優先権主張番号】202210022120.6
(32)【優先日】2022-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】110004381
【氏名又は名称】弁理士法人ITOH
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ユエ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,アンチィ
【審査官】渡部 博樹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0229834(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0111681(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 ー 21/858
G06F 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1人のユーザのアバターを提示することと、
前記少なくとも1人のユーザに、所定の時間内に動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが存在する場合、前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で、前記動画コンテンツの関連映像である動的映像を再生することであって、前記領域はインタラクションインタフェースにおいて前記第1のユーザのアバターが表示される領域であることと、
第2のユーザによる前記動的映像に対する操作に応答して、前記第1のユーザが投稿した前記動画コンテンツを提示することと、を含み、
前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、
前記第1のユーザのアバターを前記動的映像に置き換えることを含む、動画の処理方法。
【請求項2】
前記第1のユーザが前記所定の時間内に投稿した前記動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成して、前記動的映像とすることをさらに含む、請求項1に記載の処理方法。
【請求項3】
前記第1のユーザが前記所定の時間内に投稿した前記動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成することは、
前記動画コンテンツの時間長が閾値を超えた場合、前記動画コンテンツから前記閾値に対応する時間長の動画クリップを切り出して前記プレビュー映像とすることと、
前記動画コンテンツの時間長が前記閾値を超えていない場合、前記動画コンテンツ全体を前記プレビュー映像とすることとを含む、請求項2に記載の処理方法。
【請求項4】
前記第1のユーザが前記所定の時間内に投稿した前記動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成することは、
前記動画コンテンツから複数の動画フレームを抽出することと、
前記複数の動画フレームに基づいて、動画像を生成して前記プレビュー映像とすることとを含む、請求項2に記載の処理方法。
【請求項5】
前記少なくとも1人のユーザのアバターを提示することは、
複数の第1のユーザを含む複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示することを含み、
前記ユーザに第1のユーザが存在する場合、前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、
前記ユーザリストにおける前記複数の第1のユーザの並び順に、前記複数の第1のユーザのアバターが位置する領域内で前記複数の第1のユーザに対応する動的映像を順次再生することを含む、請求項1に記載の処理方法。
【請求項6】
前記少なくとも1人のユーザのアバターを提示することは、
複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示することを含み、前記複数のユーザのうちの前記第1のユーザのアバターが位置する領域には、強調表示標識があり、前記強調表示標識は、前記複数のユーザのうちの前記第1のユーザを示すためのものである、請求項1に記載の処理方法。
【請求項7】
前記第2のユーザによる前記動的映像に対する操作に応答して、前記第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示することは、
第2のユーザによる前記動的映像に対する操作に応答して、前記第1のユーザが投稿した前記動画コンテンツを再生することを含む、請求項1に記載の処理方法。
【請求項8】
前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、
前記第1のユーザのアバターが位置する領域を拡大表示することと、
拡大表示された前記第1のユーザのアバターが位置する領域で、前記動的映像を再生することとを含む、請求項1に記載の処理方法。
【請求項9】
前記動的映像の再生が完了すると、拡大表示された前記第1のユーザのアバターが位置する領域を、拡大表示前の大きさに縮小することをさらに含む、請求項8に記載の処理方法。
【請求項10】
前記少なくとも1人のユーザのアバターを提示することは、
インタラクションインタフェースにおけるユーザ提示領域が前記第2のユーザによって開かれたことに応答して、前記第1のユーザのアバターを提示することを含む、請求項1に記載の処理方法。
【請求項11】
前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、
動画再生端末の性能に応じて、前記動的映像の再生フレームレートを決定し、前記動画再生端末の性能が高いほど、前記動的映像の再生フレームレートを高くすることを含む、請求項1に記載の処理方法。
【請求項12】
少なくとも1人のユーザのアバターを提示し、第2のユーザによる、動画コンテンツの関連映像である動的映像に対する操作に応答して、所定の時間内に前記動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示するためのディスプレイと、
少なくとも1人のユーザに前記第1のユーザが存在する場合、前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で前記動的映像を再生するためのプロセッサであって、前記領域はインタラクションインタフェースにおいて前記第1のユーザのアバターが表示される領域である、プロセッサと、
を含み、
前記プロセッサは前記第1のユーザのアバターを前記動的映像に置き換える、動画の処理装置。
【請求項13】
少なくとも1人のユーザのアバターを提示し、第2のユーザによる、動画コンテンツの関連映像である動的映像に対する操作に応答して、所定の時間内に前記動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示するための提示モジュールと、
少なくとも1人のユーザに前記第1のユーザが存在する場合、前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で前記動的映像を再生するための再生モジュールであって、前記領域はインタラクションインタフェースにおいて前記第1のユーザのアバターが表示される領域である、再生モジュールと、
を含み、
前記第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、
前記第1のユーザのアバターを前記動的映像に置き換えることを含む、動画の処理装置。
【請求項14】
メモリと、
前記メモリに結合され、前記メモリに記憶された命令に基づいて、請求項1~11のいずれか1項に記載の動画の処理方法を実行するように構成されたプロセッサとを含む、動画の処理装置。
【請求項15】
プロセッサによって実行されると、請求項1~11のいずれか1項に記載の動画の処理方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~11のいずれか1項に記載の動画の処理方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、出願番号がCN202210022120.6であり、出願日が2022年1月10日である出願を基礎としており、その優先権を主張し、該中国出願の全ての開示内容は参照により本出願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に動画の処理方法、動画の処理装置、及び不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術では、動画アップロードユーザアバターは、静止画の形を取り、動画閲覧ユーザは、アプリケーション内でアバターをタップしたら、動画アップロードユーザの個人のホームページにアクセスする。
【発明の概要】
【0004】
本開示の幾つかの実施例によれば、少なくとも1人のユーザのアバターを提示することと、少なくとも1人のユーザに、所定の時間内に動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で、前記動画コンテンツの関連映像である動的映像を再生することと、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示することと、を含む動画の処理方法を提供する。
【0005】
本開示の別の幾つかの実施例によれば、少なくとも1人のユーザのアバターを提示し、第2のユーザによる、動画コンテンツの関連映像である動的映像に対する操作に応答して、所定の時間内に前記動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示するためのディスプレイと、少なくとも1人のユーザに第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で前記動的映像を再生するためのプロセッサと、を含む動画の処理装置を提供する。
【0006】
本開示のまた別の幾つかの実施例によれば、少なくとも1人のユーザのアバターを提示し、第2のユーザによる、動画コンテンツの関連映像である動的映像に対する操作に応答して、所定の時間内に動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示するための提示モジュールと、少なくとも1人のユーザに第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生するための再生モジュールと、を含む動画の処理装置を提供する。
【0007】
本開示のまた別の幾つかの実施例によれば、メモリと、メモリに結合され、メモリデバイスに記憶された命令に基づいて、上記いずれか1つの実施例における動画の処理方法を実行するように構成されたプロセッサと、を含む動画の処理装置を提供する。
【0008】
本開示のさらに別の幾つかの実施例によれば、プロセッサによって実行されると、上記いずれか1つの実施例における動画の処理方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶された不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本開示のさらに別の幾つかの実施例によれば、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに上記いずれか1つの実施例における動画の処理方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
明細書の一部を構成する添付の図面には本開示の実施例が示されており、明細書とともに本開示の原理を説明するために用いられる。
本開示は、添付図面を参照して以下の詳細な説明によってより明確に理解される。
【
図1】本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例のフローチャートを示す。
【
図2a】本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図2b】本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図2c】本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図2d】本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図3a】本開示の動画の処理方法の別の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図3b】本開示の動画の処理方法の別の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図3c】本開示の動画の処理方法の別の幾つかの実施例の概略図を示す。
【
図4a】本開示の動画の処理装置の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【
図4b】本開示の動画の処理装置の別の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【
図5】本開示の動画の処理装置のまた別の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【
図6】本開示の動画の処理装置のさらに別の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の様々な例示的な実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、特に断らない限り、これら実施例に記載されている部材やステップの相対的配置、数式、数値は、本開示の範囲を制限しない。
【0011】
また、説明の便宜上、図面に示された各部分の寸法は、実際の比例関係で描かれていない。
以下、少なくとも1つの例示的な実施例に対する説明は、実際には、あくまで例示であり、決して本開示及びその適用又は使用に対する如何なる制限として解釈されるべきではない。
当業者に知られている技術、方法、及び機器については詳細に説明しないかもしれないが、適切な場合、前記技術、方法、及び機器は、明細書の一部とみなされるべきである。
ここで示され、説明された全ての例において、如何なる具体的な値は、制限的なものではなく、あくまで例示的なものとして解釈されるべきである。従って、例示的な実施例の他の例は、異なる値を有してもよい。
【0012】
なお、類似している符号及びアルファベットは以下の図面において類似している項目を表している。このため、ある項目がある図面において定義された限り、以降の図面においてそれをさらに説明する必要はない。
【0013】
動画閲覧ユーザは、静止画の形のアバターによって、動画アップロードユーザが新しい動画をアップロードしたことを知ることができない。たとえ静止画の外側に光輪をかけることにより、動画アップロードユーザが新しい動画をアップロードしたことを表すとしても、動画閲覧ユーザには、それが伝えようとする情報は分かり難い。このように、動画閲覧ユーザのクリック率が低いことを招く。
【0014】
また、アバターをタップして動画アップロードユーザの個人のホームページにアクセスする場合、動画閲覧ユーザのタップ後の期待を低下させるため、動画閲覧ユーザのクリック率を低下させる。
【0015】
上記の技術課題に対し、本開示は、動画アップロードユーザのアバターが位置する領域内で、該動画アップロードユーザが投稿した動画コンテンツを予め再生することにより、動画アップロードユーザが新しい動画をアップロードしたという情報をより良く動画閲覧ユーザに伝える。これにより、動画閲覧ユーザのクリック率を増やすことができる。
【0016】
また、本開示では、動画アップロードユーザのアバターをタップすると、アクセスするのは、動画アップロードユーザがアップロードした新しい動画である。これにより、動画閲覧ユーザに対して正確なクリック期待を立て、動画閲覧ユーザのクリック率を増やすことができる。
【0017】
図1は、本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例のフローチャートである。
【0018】
図1に示すように、ステップ110において、少なくとも1人のユーザのアバターを提示する。
【0019】
幾つかの実施例では、インタラクションインタフェースにおけるユーザ提示領域が前記第2のユーザによって開かれたことに応答して、第1のユーザのアバターを提示する。例えば、ユーザ提示領域は、インタラクションインタフェースの一方側に位置するサイドバーである。第2のユーザは、インタラクションインタフェース上のボタンをタップすることによって、サイドバーを開くことができる。
【0020】
幾つかの実施例では、複数の第1のユーザを含む複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示する。第1のユーザは、所定の時間内に動画コンテンツを投稿したユーザであり、動的映像は、動画コンテンツの関連映像である。
【0021】
幾つかの実施例では、複数のユーザのうちの第1のユーザのアバターが位置する領域には、強調表示標識があり、強調表示標識は、複数のユーザのうちの前記第1のユーザを示すためのものである。例えば、第2のユーザがサイドバーにアクセスすると、サイドバーにおけるユーザリストに第1のユーザが含まれている場合、全ての第1のユーザのアバターの外側に特定の色の丸が表示される。
【0022】
図2a、
図2bは、本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例の概略図を示す。
【0023】
図2aに示すように、第2のユーザは、インタラクションインタフェース20におけるボタン21をタップすることにより、ユーザリストを含むサイドバーにアクセスする。
【0024】
図2bに示すように、ユーザリストは、ユーザアバター22、ユーザアバター23、ユーザアバター24を含む。ユーザアバター22、ユーザアバター23に対応するユーザは、第1のユーザに属し、それらのアバターの外側に丸標識がある。
【0025】
ステップ120では、少なくとも1人のユーザに第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生する。
【0026】
例えば、第2のユーザが時間制限のあるステータスアップデートのサイドバーにアクセスすると、サイドバーにおけるユーザリストに第1のユーザが含まれている場合、全ての第1のユーザのアバターの外側に青い丸が表示される。第2のユーザのアバター領域内の表示コンテンツは、第2のユーザの動画アップロードリストにおける最初の動画コンテンツのプレビュー映像となる。
【0027】
幾つかの実施例では、第1のユーザが所定の時間内に投稿した動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成して、動的映像とする。
【0028】
例えば、動画コンテンツの時間長が閾値を超えた場合、動画コンテンツから閾値に対応する時間長の動画クリップを切り出してプレビュー映像とし、動画コンテンツの時間長が閾値を超えていない場合、動画コンテンツ全体をプレビュー映像とする。
【0029】
例えば、閾値は5秒である。動画をフェードインさせることにより、第2のユーザのアバター領域内の表示コンテンツを、元の静止画から時間長が5秒である動画クリップ又は時間長が5秒未満である動画コンテンツに変更させる。
【0030】
例えば、動画コンテンツから複数の動画フレームを抽出し、複数の動画フレームに基づいて、動画像を生成してプレビュー映像とする。
【0031】
例えば、新たにアップロードされた動画コンテンツから複数のキーフレームを抽出してGif(Graphics Interchange Format、グラフィックスインターチェンジフォーマット)動画像を形成することにより、プレビュー映像を取得してもよい。
【0032】
幾つかの実施例では、ユーザリストにおける複数の第1のユーザの並び順に、複数の第1のユーザのアバターが位置する領域内で複数の第1のユーザに対応する動的映像を順次再生する。
【0033】
図2c、
図2dは、本開示の動画の処理方法の幾つかの実施例の概略図を示す。
【0034】
図2cに示すように、第2のユーザがサイドバーにアクセスすると、システムは、ユーザアバター22領域内で、対応するユーザのプレビュー映像を自動的に再生する。ユーザアバター22は、プレビュー映像再生領域22’になる。
【0035】
図2dに示すように、プレビュー映像の再生が完了すると、プレビュー映像再生領域22’は、ユーザアバター22に戻る。ユーザアバター23領域内で、対応するユーザのプレビュー映像を自動的に再生する。ユーザアバター23は、プレビュー映像再生領域23’になる。
【0036】
幾つかの実施例では、前記第1のユーザのアバターが位置する領域を拡大表示する。拡大表示された第1のユーザのアバターが位置する領域で、動的映像を再生する。
【0037】
幾つかの実施例では、動的映像の再生が完了すると、拡大表示された第1のユーザのアバターが位置する領域を、拡大表示前の大きさに縮小する。例えば、ユーザリストにおける複数の第1のユーザの並び順に、複数の第1のユーザのアバターが位置する領域を順次拡大し、拡大されたアバターが位置する領域で複数の第1のユーザに対応する動的映像を順次再生する。
【0038】
例えば、第2のユーザがサイドバーにアクセスすると、第1のユーザのアバターを拡大し、そのアバター領域内で動画コンテンツのプレビュー映像を再生する。再生が完了すると、第1のユーザのアバター領域に元の静止画を表示し、そのアバター領域を元の大きさに戻す。
【0039】
図3a~
図3cは、本開示の動画の処理方法の別の幾つかの実施例の概略図を示す。
【0040】
図3aに示すように、インタラクションインタフェース30におけるユーザリストは、ユーザアバター31、ユーザアバター32、ユーザアバター33を含み、何れも静止画である。ユーザアバター31、ユーザアバター32に対応するユーザは、第1のユーザに属し、それらのアバターの外側に丸標識がある。
【0041】
図3bに示すように、第2のユーザがサイドバーにアクセスすると、システムは、ユーザアバター31が位置する領域を自動的に拡大して、拡大された領域内で対応するユーザのプレビュー映像を再生する。ユーザアバター31は、プレビュー映像再生領域31’になる。
【0042】
図3cに示すように、プレビュー映像の再生が完了すると、プレビュー映像再生領域31’は、ユーザアバター31に戻る。例えば、その後、システムは、アバターリストの並び順に、ユーザアバター32が位置する領域を自動的に拡大し、上記のステップを繰り返して、ユーザアバター32が位置する領域を拡大し、対応するユーザのプレビュー映像を再生する。
【0043】
ステップ130では、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示する。
【0044】
幾つかの実施例では、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを再生する。
【0045】
幾つかの実施例では、動画再生端末の性能に応じて、動的映像の再生フレームレートを決定し、動画再生端末の性能が高いほど、動的映像の再生フレームレートを高くする。例えば、動画再生端末が中高級携帯電話である場合、12フレーム/秒の再生フレームレートを採用する。動画再生端末が低級携帯電話である場合、6フレーム/秒の再生フレームレートを採用する。
【0046】
上記の実施例では、動画アップロードユーザのアバター内で、該ユーザが投稿した動画コンテンツの一部を予め再生し、動画閲覧ユーザが動画更新状況を把握することをより良く支援する。動画閲覧ユーザが動画を更新した動画アップロードユーザのアバターをタップするようにより良く案内できることで、クリック率を高めることができる。
また、アバターが位置する領域を拡大してプレビュー映像を再生することにより、プレビュー拡大という技術効果を奏し、普通の動的アバター又はライブ配信ユーザとの混同を避け、動画閲覧ユーザが動画更新状況を把握することをより良く支援する。
【0047】
本開示の幾つかの実施例によれば、少なくとも1人のユーザのアバターを提示することと、少なくとも1人のユーザに、所定の時間内に動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で、前記動画コンテンツの関連映像である動的映像を再生することと、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示することと、を含む動画の処理方法を提供する。
【0048】
幾つかの実施例では、処理方法は、第1のユーザが所定の時間内に投稿した動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成して、動的映像とすることをさらに含む。
【0049】
幾つかの実施例では、第1のユーザが所定の時間内に投稿した動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成することは、動画コンテンツの時間長が閾値を超えた場合、動画コンテンツから閾値に対応する時間長の動画クリップを切り出してプレビュー映像とし、動画コンテンツの時間長が前記閾値を超えていない場合、動画コンテンツ全体をプレビュー映像とすることを含む。
【0050】
幾つかの実施例では、第1のユーザが所定の時間内に投稿した動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成することは、動画コンテンツから複数の動画フレームを抽出することと、複数の動画フレームに基づいて、動画像を生成してプレビュー映像とすることとを含む。
【0051】
幾つかの実施例では、少なくとも1人のユーザのアバターを提示することは、複数の第1のユーザを含む複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示することを含み、ユーザに第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、ユーザリストにおける複数の第1のユーザの並び順に、複数の第1のユーザのアバターが位置する領域内で複数の第1のユーザに対応する動的映像を順次再生することを含む。
【0052】
幾つかの実施例では、少なくとも1人のユーザのアバターを提示することは、複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示することを含み、複数のユーザのうちの第1のユーザのアバターが位置する領域には、強調表示標識があり、強調表示標識は、複数のユーザのうちの第1のユーザを示すためのものである。
【0053】
幾つかの実施例では、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示することは、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを再生することを含む。
【0054】
幾つかの実施例では、第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、第1のユーザのアバターが位置する領域を拡大表示することと、拡大表示された前記第1のユーザのアバターが位置する領域で、動的映像を再生することとを含む。
【0055】
幾つかの実施例では、処理方法は、動的映像の再生が完了すると、拡大表示された第1のユーザのアバターが位置する領域を、拡大表示前の大きさに縮小することをさらに含む。
幾つかの実施例では、少なくとも1人のユーザのアバターを提示することは、インタラクションインタフェースにおけるユーザ提示領域が第2のユーザによって開かれたことに応答して、第1のユーザのアバターを提示することを含む。
【0056】
幾つかの実施例では、第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生することは、動画再生端末の性能に応じて、動的映像の再生フレームレートを決定し、動画再生端末の性能が高いほど、動的映像の再生フレームレートを高くすることを含む。
【0057】
図4aは、本開示の動画の処理装置の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【0058】
図4aに示すように、動画の処理装置4aは、少なくとも1人のユーザのアバターを提示し、第2のユーザによる、動画コンテンツの関連映像である動的映像に対する操作に応答して、所定の時間内に前記動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示するためのディスプレイ41aと、少なくとも1人のユーザに第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で前記動的映像を再生するためのプロセッサ42aと、を含む。
【0059】
幾つかの実施例では、プロセッサ42aは、第1のユーザが所定の時間内に投稿した動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成して、動的映像とする。
【0060】
幾つかの実施例では、プロセッサ42aは、動画コンテンツの時間長が閾値を超えた場合、動画コンテンツから閾値に対応する時間長の動画クリップを切り出してプレビュー映像とし、動画コンテンツの時間長が前記閾値を超えていない場合、動画コンテンツ全体をプレビュー映像とする。
【0061】
幾つかの実施例では、プロセッサ42aは、動画コンテンツから複数の動画フレームを抽出し、複数の動画フレームに基づいて、動画像を生成してプレビュー映像とする。
【0062】
幾つかの実施例では、ディスプレイ41aは、複数の第1のユーザを含む複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示し、プロセッサ42aは、ユーザリストにおける複数の第1のユーザの並び順に、複数の第1のユーザのアバターが位置する領域内で複数の第1のユーザに対応する動的映像を順次再生する。
【0063】
幾つかの実施例では、ディスプレイ41aは、複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示し、複数のユーザのうちの第1のユーザのアバターが位置する領域には、強調表示標識があり、強調表示標識は、複数のユーザのうちの第1のユーザを示すためのものである。
【0064】
幾つかの実施例では、プロセッサ42aは、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを再生する。
【0065】
幾つかの実施例では、ディスプレイ41aは、第1のユーザのアバターが位置する領域を拡大表示し、プロセッサ42aは、拡大表示された前記第1のユーザのアバターが位置する領域で、動的映像を再生する。
【0066】
幾つかの実施例では、ディスプレイ41aは、動的映像の再生が完了すると、拡大表示された第1のユーザのアバターが位置する領域を、拡大表示前の大きさに縮小する。
【0067】
幾つかの実施例では、ディスプレイ41aは、インタラクションインタフェースにおけるユーザ提示領域が第2のユーザによって開かれたことに応答して、第1のユーザのアバターを提示する。
【0068】
幾つかの実施例では、ディスプレイ41aは、動画再生端末の性能に応じて、動的映像の再生フレームレートを決定し、動画再生端末の性能が高いほど、動的映像の再生フレームレートを高くする。
【0069】
図4bは、本開示の動画の処理装置の別の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【0070】
図4bに示すように、動画の処理装置4bは、少なくとも1人のユーザのアバターを提示し、第2のユーザによる、動画コンテンツの関連映像である動的映像に対する操作に応答して、所定の時間内に動画コンテンツを投稿したユーザである第1のユーザが投稿した動画コンテンツを提示するための提示モジュール41bと、少なくとも1人のユーザに第1のユーザが存在する場合、第1のユーザのアバターが位置する領域内で動的映像を再生するための再生モジュール42bと、を含む。
【0071】
幾つかの実施例では、処理装置4bは、第1のユーザが所定の時間内に投稿した動画コンテンツに基づいて、プレビュー映像を生成して動的映像とするための生成モジュール43bをさらに含む。
【0072】
幾つかの実施例では、生成モジュール43bは、動画コンテンツの時間長が閾値を超えた場合、動画コンテンツから閾値に対応する時間長の動画クリップを切り出してプレビュー映像とし、生成モジュール43bは、動画コンテンツの時間長が前記閾値を超えていない場合、動画コンテンツ全体をプレビュー映像とする。
【0073】
幾つかの実施例では、生成モジュール43bは、動画コンテンツから複数の動画フレームを抽出し、複数の動画フレームに基づいて、動画像を生成してプレビュー映像とする。
【0074】
幾つかの実施例では、提示モジュール41bは、複数の第1のユーザを含む複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示し、再生モジュール42bは、ユーザリストにおける複数の第1のユーザの並び順に、複数の第1のユーザのアバターが位置する領域内で複数の第1のユーザに対応する動的映像を順次再生する。
【0075】
幾つかの実施例では、提示モジュール41bは、複数のユーザのアバターを含むユーザリストを提示し、複数のユーザのうちの第1のユーザのアバターが位置する領域には、強調表示標識があり、強調表示標識は、複数のユーザのうちの第1のユーザを示すためのものである。
【0076】
幾つかの実施例では、再生モジュール42bは、第2のユーザによる動的映像に対する操作に応答して、第1のユーザが投稿した動画コンテンツを再生する。
幾つかの実施例では、提示モジュール41bは、第1のユーザのアバターが位置する領域を拡大表示し、再生モジュール42bは、拡大表示された前記第1のユーザのアバターが位置する領域で、動的映像を再生する。
【0077】
幾つかの実施例では、提示モジュール41bは、動的映像の再生が完了すると、拡大表示された第1のユーザのアバターが位置する領域を、拡大表示前の大きさに縮小する。
【0078】
幾つかの実施例では、提示モジュール41bは、インタラクションインタフェースにおけるユーザ提示領域が第2のユーザによって開かれたことに応答して、第1のユーザのアバターを提示する。
【0079】
幾つかの実施例では、再生モジュール42bは、動画再生端末の性能に応じて、動的映像の再生フレームレートを決定し、動画再生端末の性能が高いほど、動的映像の再生フレームレートを高くする。
【0080】
図5は、本開示の動画の処理装置のまた別の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【0081】
図5に示すように、該実施例の動画の処理装置5は、メモリ51と、該メモリ51に結合され、メモリ51に記憶された命令に基づいて、本開示におけるいずれか1つの実施例における動画の処理方法を実行するように構成されたプロセッサ52と、を含む。
【0082】
ここで、メモリ51は、例えば、システムメモリ、固定不揮発性記憶媒体などを含んでもよい。システムメモリには、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ(Boot Loader)、データベース、その他のプログラムなどが記憶されている。
【0083】
図6は、本開示の動画の処理装置のさらに別の幾つかの実施例のブロック図を示す。
【0084】
図6に示すように、該実施例の動画の処理装置6は、メモリ610と、該メモリ610に結合され、メモリ610に記憶された命令に基づいて、前記いずれか1つの実施例における動画の処理方法を実行するように構成されたプロセッサ620と、を含む。
【0085】
メモリ610は、例えば、システムメモリ、固定不揮発性記憶媒体などを含んでもよい。システムメモリには、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ(Boot Loader)、その他のプログラムなどが記憶されている。
【0086】
動画の処理装置6は、入出力インタフェース630、ネットワークインタフェース640、ストレージインタフェース650などをさらに含んでもよい。これらのインタフェース630、640、650、及びメモリ610とプロセッサ620との間は、例えば、バス660を介して接続され得る。ここで、入出力インタフェース630は、ディスプレイ、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スピーカなどの入出力デバイスに接続インタフェースを提供する。ネットワークインタフェース640は、ネットワークに接続された様々なデバイスに接続インタフェースを提供する。ストレージインタフェース650は、SDカード、Uディスクなどの外付けのストレージデバイスに接続インタフェースを提供する。
【0087】
当業者であれば分かるように、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。従って、本開示は、完全なハードウェアの実施例、完全なソフトウェアの実施例、又はソフトウェア及びハードウェアを組み合わせた実施例の形態を採用してもよい。また、本開示は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ使用可能な非一時的な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されたコンピュータプログラム製品の形態を採用してもよい。
【0088】
以上、本開示による動画の処理方法、動画の処理装置、及び不揮発性コンピュータ可読記憶媒体について詳細に説明した。本開示の構想を遮らないように、本分野で公知の幾つかの詳細については説明されない。当業者は、上記の説明から、本明細書に開示される技術案をどのように実施するかを完全に理解することができる。
【0089】
本開示の方法及びシステムは、様々な方式で実現され得る。例えば、本開示の方法及びシステムは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアの任意の組み合わせによって実現されてもよい。前記方法のステップに用いられる上記の順序は、説明の目的だけに用いられ、特に説明されていない限り、本開示の方法のステップは、上述した具体的に説明された順序に限定されない。また、幾つかの実施例では、本開示は、本開示による方法を実現するための機械可読命令を含む記録媒体に記録されたプログラムとして実施されてもよい。従って、本開示には、本開示による方法を実行するためのプログラムを記憶した記録媒体も含まれる。
【0090】
例によって本開示の幾つかの特定の実施例について詳細に説明したが、当業者であれば理解できるように、上記の例は説明するためのものであり、本開示の範囲を制限するためのものではない。当業者であれば理解できるように、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、上記の実施例を変形してもよい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲に示されている。