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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-21
(45)【発行日】2025-04-30
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/48 20060101AFI20250422BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20250422BHJP
   H01L 25/18 20230101ALI20250422BHJP
【FI】
H01L23/48 P
H01L25/04 C
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022098596
(22)【出願日】2022-06-20
(65)【公開番号】P2024000071
(43)【公開日】2024-01-05
【審査請求日】2024-06-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【弁理士】
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(74)【代理人】
【識別番号】100116643
【弁理士】
【氏名又は名称】伊達 研郎
(74)【代理人】
【識別番号】100184022
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 美保
(72)【発明者】
【氏名】鹿野 武敏
(72)【発明者】
【氏名】西原 孝太郎
(72)【発明者】
【氏名】新井 規由
(72)【発明者】
【氏名】曽根田 真也
【審査官】清水 稔
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-089681(JP,A)
【文献】実開平01-116421(JP,U)
【文献】特開平08-288427(JP,A)
【文献】特開2010-027813(JP,A)
【文献】特開2011-233753(JP,A)
【文献】国際公開第2019/239771(WO,A1)
【文献】特開2000-333476(JP,A)
【文献】国際公開第2018/143429(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/48
H01L 25/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記突起は、前記電極端子の前記接触部に設けられる第3の突起を含み、
前記開口部は、前記第3の突起が係合する凹部を有する半導体装置。
【請求項2】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記開口部は、
前記開口部の底部から前記モールド樹脂の外周に向かって断面積が同一に形成されたストレート部と、
前記ストレート部から前記モールド樹脂の外周に向かって断面積が大きくなるようテーパ状に形成されたテーパ部と、
を有する半導体装置。
【請求項3】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記電極端子は、前記接触部に貫通穴を有する半導体装置。
【請求項4】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記電極端子は、前記電極端子の幅方向における前記接触部の断面が、前記電極に向かって凸反り形状である半導体装置。
【請求項5】
前記電極端子の前記接触部の幅方向の両端と前記電極との間に段差部をさらに備えた請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記電極端子は、前記電極端子の延伸方向の上方または下方に反った形状である半導体装置。
【請求項7】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記電極は、第1の貫通穴を有し、
前記電極端子は、前記接触部に前記第1の貫通穴と連通する第2の貫通穴を有し、
前記モールド樹脂は、前記第1の貫通穴および前記第2の貫通穴を貫通する貫通突起をさらに備えた半導体装置。
【請求項8】
半導体チップと、
前記半導体チップを内包するモールド樹脂と、
前記半導体チップに電気的に接続され、前記モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、
前記電極を覆うとともに前記電極と電気的に接触する接触部と、前記接触部を囲むように形成されるとともに前記開口部の側面および前記接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、前記接触部のある接触端部と前記接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え
前記電極端子は前記接触部と前記開放端部との間に凸部を有し、
前記モールド樹脂は、前記凸部と係合する段差状突起を有する半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電極端子を電極に後付けするトランスファーモールド型パワーモジュール等の半導体装置に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のリードフレームがモールド樹脂に封止されたパワー半導体チップと電気的に接続され、さらに上記パワー半導体チップと共にモールド樹脂によって封止してなる筐体から複数の上記リードフレームが筐体の外部に突出したパワー半導体装置が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-165281号公報(段落0031-0034、図1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トランスファー型パワーモジュール(TPM:Transfer molded―Power Module)を生産する際、電極の位置は上記トランスファー型パワーモジュールの金型の内部に固定される。モジュールの電極位置が変更になるとトランスファーモールド型パワーモジュールの形状変更が必要になる。このため、金型および当該金型に対応した電極を作成するためのフレームの形状および製造プロセス全体の変更などが発生し、当該変更に伴うコストなど発生することが問題であった。
【0005】
本開示は、上述のような問題を解決するためになされたもので、パワーモジュールの電極端子を電極から分離し、分離した電極端子を電極に精度よく後付けすることにより、モジュールの電極位置の変更を容易にする半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る半導体装置は、半導体チップと、半導体チップを内包するモールド樹脂と、半導体チップに電気的に接続され、モールド樹脂に設けられた開口部に露出する電極と、電極を覆うとともに電極と電気的に接触する接触部と、接触部を囲むように形成されるとともに開口部の側面および接触部との間に設けられた複数の突起と、を有し、接触部のある接触端部と接触端部とは異なる端部である開放端部と有する電極端子と、を備え、突起は、電極端子の接触部に設けられる第3の突起を含み、開口部は、第3の突起が係合する凹部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る半導体装置によれば、モジュールの電極位置が変更になっても当該変更に伴うコスト等の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1に係る半導体装置の斜視図である。
図2】実施の形態1に係る半導体装置の電極端子を拡大した平面図である
図3】実施の形態1に係る半導体装置における電極端子の変形例である。
図4】実施の形態1に係る半導体装置における電極端子の変形例である。
図5】実施の形態1に係る半導体装置における電極端子の変形例である。
図6】実施の形態1に係る半導体装置における電極端子の変形例である。
図7】実施の形態1に係る半導体装置における電極端子の変形例である。。
図8】実施の形態1に係る電極端子の接合部分を示す図である。
図9】実施の形態1に係る電極端子の接合部分を示す図である。
図10】実施の形態1において開口部を封止剤により封止した図である。
図11】実施の形態2に係る半導体装置の電極端子を拡大した図である。
図12】実施の形態2に係る電極端子の変形例を示す図である。
図13】実施の形態3に係る半導体装置の開口部の断面を示す図である。
図14】実施の形態4に係る電極端子を示す図である。
図15】実施の形態4に係る電極端子を拡大した図である。
図16】実施の形態4に係る電極端子を拡大した図である。
図17】実施の形態5に係る電極端子を拡大した図である
図18】実施の形態5に係る電極端子の開口部の断面を示す図である。
図19】実施の形態6に係る電極端子を拡大した図である。
図20】実施の形態6に係る電極端子の開口部の断面を示す図である。
図21】実施の形態6に係る電極端子の変形例である。
図22】実施の形態6に係る電極端子の変形例である。
図23】実施の形態6に係る電極端子の変形例である。
図24】実施の形態7に係る電極端子を拡大した図である。
図25】実施の形態8に係る半導体装置を示す図である
図26】実施の形態9にかかる電力変換装置を適用した電力変換システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1に係る半導体装置を図1により説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置の斜視図である。実施の形態1に係る半導体装置1はトランスファーモールド型モジュールである。トランスファーモールド型モジュールは、例えば、半導体チップおよび当該半導体チップに接続される電極を金型内に固定し、当該金型の内部にモールド樹脂を流し込み硬化させることにより形成されるモジュールを指す。
【0011】
図1に示すように、半導体装置1は図示しない半導体チップと、半導体チップを内包するモールド樹脂2と、モールド樹脂2に一部内包されるとともに一部がモールド樹脂2の開口部5に露出する電極3と、電極3と分離されるとともに、はんだ接合、US接合、あるいはAg接合などの金属接合等により電極3に接合される電極端子4とを含む。また、図示しないが半導体チップは、電極3と電気的に接続されている。
【0012】
モールド樹脂2は、例えば、6つの平面を有する直方体であり、複数の矩形開口部5を有する。開口部5はモールド樹脂2の上面において対向する1組の辺にそれぞれ設けられている。開口部5は、モールド樹脂2の上面および、当該上面に隣接し上記辺を含む側面にそれぞれ開放した形状となっている。
【0013】
開口部5は、本実施例では2つ設けられているが、例えば、開口部が2つ以上設けられていてもよい。また、開口部5はモールド樹脂2の任意の位置に設けられていてもよい。また、開口部5は、図1に示すようにモジュールの上部から見た平面視で矩形の形状をしていてもよいが、電極端子4の形状に合わせて半円形、多角形等の形状に変更してもよい。
【0014】
開口部5は底面6を有する。底面6は、例えば、モールド樹脂2の上面と平行な面を有するとともにモールド樹脂2の上面と底面との間に位置する。底面6には、半導体チップと電気的に接続した電極が露出している。言い換えれば、開口部5は半導体モジュール1の電極3の部分に段差を設け電極3を局部的に露出している。
【0015】
開口部5は、底面6からモールド樹脂2の外側へ向かう方向に電極3と平行な面における断面積が大きくなるようなテーパ形状をしていてもよい。または、開口部5は底面6からモールド樹脂2の外側へ向かう方向に電極3と平行な面における断面積が一定となるようなストレート形状でもよい。
【0016】
電極端子4は、電極3を覆うとともに開口部5の内部に位置し電極3と接触する接触部9に複数の突起7および8を備えている。図1では、モールド樹脂2に設けられた2つの開口部5にそれぞれ電極端子4が同様に接続されている。ここで、突起7を第1の突起、突起8を第2の突起とする。ただし、ここでいう第1および第2の記載は構成の機能的な優先順位等を示すものでなく、単に、突起という構成を区別するためのものである。電極端子4について図2を用いてさらに詳しく説明する。図1に示すように、電極端子4は電極3と接する側とは異なる端部にねじ締穴10を備えている。
【0017】
図2は、実施の形態1に係る半導体装置1の開口部5および開口部5に露出する電極3と接続される電極端子4を拡大した平面図である。図2に示すように、電極端子4は、電極3を覆うとともに電極3と電気的に接触する接触部9を有する。また、電極端子4は、接触部9のある接触端部11と接触端部11とは異なる端部である開放端部12とを有する。複数の第1の突起7は接触部9を囲むように形成されるとともに開口部5の側面13および接触部9との間に設けられる。また、複数の第1の突起7は、電極端子4の幅方向で接触部9の両端にそれぞれ設けられる。
【0018】
電極端子4は、接触部9において接触端部11に第2の突起8を備える。図2では第1の突起7を、電極端子4の幅方向の両端にそれぞれ2つ設け、第2の突起8を接触端部11に1つ設けた例を示しているが、第1の突起7および第2の突起8の個数はこれに限らない。例えば、第2の突起8を設けず、第1の突起7を電極端子4の幅方向の両端にそれぞれ1つ設けることにより電極端子4の周囲のクリアランスを確保してもよい。第1の突起7および第2の突起8により開口部5の側面13および接触部9との間のクリアランスが10μm以上のクリアランスを確保することができる。
【0019】
このように、電極端子4に第1の突起7および第2の突起8を設けることで、開口部5の側面13と突起を有する電極端子4による外形整合により電極端子4の電極3との接合位置を精度良く位置決めし実装することができる。また、接合材となるはんだなどの側面這い上がりが可能になる。
【0020】
また、図2に示すように、半導体装置装置1を上位のシステムへ接続するため電極端子4の開放端部12にねじ締穴10(貫通孔)を有する。半導体装置1を上位のシステムへ開放端部12により接続する方法としては、ネジ締め以外にも、US(Ultrasonic)接合、溶接、接合材による接合などねじ締穴10がないパターンもあり得る。
【0021】
図3は、実施の形態1に係る電極端子4の変形例を示したものである。図3は、図2に示したネジ締め穴10を省略したものである。半導体装置装置1を上位のシステムへ開放端部12をUS接合、溶接、接合材による接合をする場合は電極端子4を図3のように構成する。この場合、図2に示したねじ締穴10を省略することができ電極端子4の製造プロセスを簡略化できる。
【0022】
図4は、実施の形態1に係る電極端子4の変形例を示したものである。図4に示すように電極端子14は当該電極端子14の延伸する面において開放端部12が接触部9における電極端子とは異なる方向に延伸している。電極端子の三次元での位置(x、y、z)が決まることで上位のシステムへ接続する開放端部12の位置精度が確保できるため、例えば、長方形の電極端子4とは異なる形状、及びさまざまなサイズの電極端子を自由にレイアウトが可能である。
【0023】
図5は、実施の形態1に係る電極端子4の変形例を示したものである。図5に示すように、電極端子14は接触部9において貫通孔16を有してもよい。なお、貫通孔16は1つに限らず複数設けてもよい。また、貫通孔16の形状は円形に限らず、矩形形状、二次曲線で規定される形状でも構わない。貫通孔16を設けることで、電極端子14と電極3とのはんだなどの接合剤による接合性を向上させるとともに、接合有無のチェックが可能になる。
【0024】
図6および図7は、実施の形態1に係る電極端子の変形例を示したものである。より詳細には、図6図4に示す電極端子14の開放端部12の側を上方に屈曲させたものである。図6は、図4における半導体装置1を、接触部9における電極端子14の延伸方向についてモールド樹脂2の外側から半導体装置1を見た図である。
【0025】
図7は、図6に示した電極端子14をモールド樹脂2の上面よりも上方でかつ電極3を覆うように電極端子14をさらに屈曲させた変形例を示したものである。図7は、屈曲した電極端子14を見やすくするため、電極3の辺うち、接触部9における電極端子14の延伸方向と平行な辺における断面を示したものである。具体的には、図6は、図2におけるA-A´断面に対応する断面を示している。
【0026】
図7では、電極端子14は2か所の屈曲部15を有することにより開放端12が9接触部の上面に位置している。図7に示すように屈曲部15は電極端子15の接触部9と開放端部12との間に2か所設けられ、それぞれの屈曲部15が約90°屈曲することで開放端12が9接触部の上面に位置するよう構成される。屈曲部15の例はこれに限らず、開放端12が9接触部の下面に位置するように屈曲させてもよい。
【0027】
図6および図7のように電極端子14を任意の方向に屈曲させることで、電極端子14の開放端子12の自由なレイアウトが可能であり、トランスファーモールド型パワーモジュール上面に電極端子の取り付け部を配置することも可能である。
【0028】
トランスファー型パワーモジュールは、一般的な使い方として同種のモジュールを複数連結させた連結モジュールとして使う場合があるが、金型で成形されるため端子の位置、サイズは固定されるため自由なレイアウトが難しいためモジュールの電極位置が変更になるとトランスファーモールド型パワーモジュールの形状を変更が必要になり、金型、フレームの形状を変更し製造プロセス全体をみなすなど制約がある。
【0029】
本実施例によれば、パワーモジュールの電極端子を電極から分離し、分離した電極端子を電極に精度よく後付けすることにより、モジュールの電極位置の変更を容易にする半導体装置を提供することが可能となる。
【0030】
図8および図9は、実施の形態1に係る電極端子4の接合部分を示すものである。図8に示すように、電極端子4を電極3に接合する際にはんだ、または、溶剤等の接着剤17で接着したものである。接着剤17は、第1の突起7および第2の突起8と開口部5の側面13との間でかつ電極3の表面に逃げ出す。電極端子4は、US接合などの金属接合することも可能であるが、はんだ、導電性接着剤などによる接合では、開口部5の側面13と電極端子4との間に突起によるクリアランスができるため、溶剤等のガス成分の排出が容易にできる。また、電極端子4の側面に接合材のフィレットなどの形成ができることで接合強度向上を図ることが可能である。端子接合の品質チェックにおいては、電極端子4と電極3との搭載位置ずれなどは、自動外観にて、第1の突起7および第2の突起8の箇所の位置をチェックすればよい。これにより、認識性が向上し判定も容易になるため半導体装置製造の工数低減が図れる。
【0031】
図10は、実施の形態1の変形例として開口部5を封止剤20により封止した図である。電極端子4を電極3に接合した後、開口部5にゲル、あるいは樹脂などの封止剤20により埋没させる。これにより、電極端子4の電極3との接合部を外部と絶縁することができ、さらに品質、機能面の向上が図れる。また、電極端子4の沿面、空間絶縁を保った製品設計が容易になる。
【0032】
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係る半導体装置を示す図である。より詳細には、図11は、実施の形態2に係る半導体装置の電極端子21を拡大したものである。図11において実施の形態1に対応する構成については同一の符号で示している。図11に示すように実施の形態2に係る電極端子21は、接触部9において電極端子21の幅方向の両端に第3の突起22を有する。
【0033】
開口部5の側面13のうち、上記第3の突起に対応する位置に凹部23を有する。すなわち、開口部5は接触部9の電極端子21の幅方向の両端の側に凹部23を有している。そして、第3の突起22と凹部23とは係合している。
【0034】
開口部5に第3の突起22と係合する凹部23を有するため、電極端子21の電極3への位置決めの精度がさらに向上する。実施の形態2では第3の突起22および凹部23は矩形の形状であるが、この形状に限ったものではない。また、第3の突起22の大きさを凹部23よりも小さく形成することにより電極端子21の開口部5への挿入がさらにスムーズになり生産性が向上する。
【0035】
図12は、実施の形態2に係る電極端子の変形例を示す図である。図12は、図11に示す電極端子21にさらに、実施の形態1で説明した第1の突起7および第2の突起8を備えたものである。より詳細には、図12に示す電極端子26は、接触部9において、電極端子26の幅方向の両端それぞれに第1の突起7を有し、さらに、電極端子26の接触端部11に第2の突起8を有する。本開示では、接触部9に第1の突起7が2か所、第2の突起8が1か所設けられている例を示しているが、突起の個数はこれ以上でもよい。
【0036】
凹部23に係合する第3の突起22に加え、開口部5の側面13と接触部9との間に第1の突起7および第2の突起8を有することによって、電極端子26の電極3への位置決めの精度がさらに向上する。
【0037】
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係る半導体装置の開口部の断面を示すものである。より詳細には、図2に示す半導体装置のB-B´の断面に対応した図である。ただし、図2に示す開口部5の形状が図13では異なっている。なお、実施の形態3に示す構成において実施の形態1または2と同符号のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
【0038】
図13に示すように、開口部28は、開口部28の底部31から樹脂モールド2の外側へ向かう方向に開口部28の断面が一定であるストレート部29と、ストレート部29からモールド樹脂2の外側へ向かう方向に開口部28の断面が大きくなるテーパ部30とを備える。ここで、開口部28の断面とは電極3および電極端子4と平行な面を指す。
【0039】
ストレート部28の深さは、例えば、電極3の厚みよりも大きい。ここで、ストレート部28の深さとは電極3または電極端子4の厚み方向における底部31からの距離である。トランスファーモールド型パワーモジュール開口部は通常の金型成形上抜き角が発生するため、当該上抜き角がテーパ部30に対応している。
【0040】
なお、ストレート部28の深さは、例えば、1mm程度とすることができる。また、テーパ部30の垂直方向に対する角度は、例えば、10°と設定することができる。また、端子電極4とストレート部28との間隔は0~5μm程度とすることもできる。このように、開口部28に、ストレート部29およびテーパ部30を設けることにより、電極端子4の第1の突起7、第2の突起8および第3の突起22による開口部28への位置決め精度を向上させることができる。
【0041】
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る電極端子を示す図である。図14に示すように、電極端子はフラット形状、すなわち同一平面上に形成されているのではなく、電極端子の延伸方向の上方または下方に反った形状である。すなわち、電極端子32は、電極端子の延伸方向に対し下に凸となるように湾曲している。一方、電極端子33は、電極端子33の延伸方向に対し上に凸となるように湾曲している。なお、ここでいう上とは、各電極端子32、33が電極3に設置された際の、電極3とは異なる側を指す。なお、実施の形態4で示す構成において実施の形態1~3と同符号のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
【0042】
また、図14には示していないが、電極端子32、33は電極端子の幅方向について下に凸の形状となるように反った形状をしている。すなわち、電極端子32、33は、電極端子の幅方向において、少なくとも接触部9の断面が、電極3に向かって凸反り形状である。なお、上記凸反り形状は接触部9の部分だけでなく電極端子32、33の延伸方向全体に渡っていてもよい。電極端子32、33の断面形状については後述の図16で説明する。
【0043】
図14に示すように電極端子をフラット形状だけでなくあらかじめ反らせたもの(凸、凹)を電極3に接合することで、接合点におけるヒューズの効果を得ることができる。例えば、モジュールが設備などに設置された状態で何らかの原因によりモジュール内部がショートした場合、電極端子32、33が高温になり電極端子32、33を接合したはんだが溶融する。これにより、あらかじめ曲げて反らせておいた電極端子32、33の反発により電極端子32、33自体が跳ね上がり、電極3との接合状態が解消することで電気的に電極3と電極端子32、33とが断線する。電極端子32、33に厚みとしては、例えば、0.4mm~2mmとすることができる。
【0044】
図15および図16は、実施の形態4に係る電極端子を拡大した図である。図16は、実施の形態4に係る半導体装置の開口部の断面を示すものである。より詳細には、図2に示す半導体装置のB-B´の断面に対応した図である。図15および図16では、電極端子として、電極端子の延伸方向に対し下に凸となるように湾曲した電極端子32を示すが、これに限らず電極端子の延伸方向に対し上に凸となるように湾曲した電極端子33であってもよい。
【0045】
図15および図16に示すように、電極端子32の接触部9の幅方向の両端と電極3との間に段差部34が設けられている。段差部34は、例えば、第1の突起7と電極34との間に設置され、電極端子32の延伸方向に長い矩形の厚みを有する形状である。段差部34は、モールド樹脂2と同一の素材であっても、電極等に使用される導体で構成されてもよい。このように、開口部5の内部、すなわち、電極端子32の幅方向の両端と電極3とのに段差部34を設けることにより電極端子32と電極3にあらかじめクリアランスを確保でき、ショート時に積極的に端子がはずれ易い、すなわち、断線され易いように構成することができる。なお、段差部34の厚みは0.05mm~1.00mmとすることができる。
【0046】
実施の形態5.
図17は、実施の形態5に係る電極端子35を示す図である。図18は、図17におけるC-C´断面に対応した図である。すなわち、図18は、モールド樹脂2、開口部5および電極端子35の断面を示す図である。図17および図18に示すように、電極端子35は、電極端子35の接触部9と開放端部12との間に凸部36を有する。なお、実施の形態5に示す構成において実施の形態1~4と同符号のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
【0047】
また、図18に示すようにモールド樹脂2は、凸部36と係合する段差状突起37を有する。電極端子35の凸部36は電極端子の折り曲げにて形成する。電極端子35に凸部36を設け、凸部36と係合する段差状突起37ことで電極端子の位置決めを行う。段差状突起37は、例えば、モールド樹脂の一部を電極3の端部に沿って上に凸の形状で形成するため精度が高い。これにより、電極端子35の電極3への位置決め精度がさらに向上する。
【0048】
実施の形態6.
図19および図20は実施の形態6に係る電極端子38を示す図である。図20は、図19の断面D-D´に対応したモールド樹脂2、開口部5および電極端子38の断面を示したものである。実施の形態6では、電極および電極端子に貫通穴を有する点及び、当該貫通穴を貫通する貫通突起が設けられている点がこれまでの実施例とは異なっている。なお、実施の形態6に示す構成において実施の形態1~5と同符号のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
【0049】
図20に示すように、電極3は、電極端子38の接触部9に接する位置に貫通穴41を有する。また、電極端子38は、貫通穴41に対応する位置に貫通穴40を有する。すなわち、貫通穴40および貫通穴41は電極3または電極端子38の厚み方向に連通している。ここで、貫通穴41を第1の貫通穴41、貫通穴40を第2の貫通穴40とも表す。樹脂モールド2は貫通穴40および貫通穴41を貫通する貫通突起42が一体的に形成されている。これにより、電極端子38の電極3に対する位置決め精度がさらに向上する。
【0050】
図19および図20に示すように、貫通穴40および41と当該貫通穴を貫通する貫通突起42はそれぞれ2か所に設けられる例を示しているが、これに限らず任意の個数設けてもよい。例えば、貫通穴およびこれに対応する貫通突起を2か所以上設けることにより、電極端子38の電極3の上でのずれ、特に電極端子38の平面内での電極端子の回転を抑止することができ、電極端子38の電極3に対する位置決め精度がさらに向上する。
【0051】
図21は、実施の形態6に係る貫通穴および貫通突起の変形例である。図19および図20では貫通穴40、41およびこれらに対応する貫通突起42は円形である構成を示しているが、図21に示すように、電極端子38に設けられる貫通穴43およびこれに対応する貫通突起44は矩形でもよい。なお、図示しないが、この場合電極3に設けられる貫通穴も矩形であることが望ましい。
【0052】
図22および図23は、実施の形態6に係る電極端子の変形例である。図22および23は図19および図21においてそれぞれ、第1の突起7および第2の突起8を省略したものである。それ以外の構成については、同符号は同一の構成を示している。すなわち、図22においては、第1の突起7および第2の突起8を有さない電極端子47が、電極3に接合されている。そして、電極端子47は円形の貫通穴41を有している。
【0053】
また、図23においては、第1の突起7および第2の突起8を有さない電極端子48が、電極3に接合されている。そして、電極端子48は矩形の貫通穴43を有している。図22および図23において、貫通穴41、43に対応する電極3の貫通穴およびモールド樹脂2に一体的に設けられる貫通突起の形状については図19図20の構成と同様なため説明を省略する。
【0054】
図22および図23に示すように、第1の突起7および第2の突起8を省略することにより、電極端子47、48の位置決め精度を担保するとともに、電極端子47、48の製造プロセスが簡略化し、半導体装置の製造コストを低減できる。
【0055】
実施の形態7.
図24は実施の形態7に係る電極端子50を拡大した図である。図24に示すように電極端子50は、図2における第1の突起7および第2の突起8を省略するとともに、モールド樹脂2の開口部5の側面13と電極端子50の接触部9との間に、モールド樹脂2と一体に形成された複数の突起51を備えたものである。なお、実施の形態7に示す構成において実施の形態1~6と同符号のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
【0056】
図24に示すように、電極端子50を電極3に接合する際の位置決め精度をモールド樹脂2に設けることによって、電極端子50に突起を設けた場合と同様の位置決め精度を確保できる。また、突起を有さない電極端子を利用することができる。突起51の開口部5と端子電極50との間の距離は、例えば、10μmとすることができる。
【0057】
実施の形態8.
図25は、実施の形態8に係る半導体装置を示す図である。図25に示すように、複数の半導体装置としてのトランスファーモールド型パワーモジュールを連結して利用する際の構成を示している。なお、実施の形態8に示す構成において実施の形態1~7と同符号のものは同一の構成を示すため説明を省略する。
【0058】
複数の半導体装置1は、電極端子の開放端部がそれぞれ接続された連結電極端子52によって、電気的に互いに接続されている。連結電極端子52はねじ締穴10を有しており上位のシステムと電気的に接続される。このように構成することにより、トランスファーモールド型パワーモジュールの容量を増加することができる。なお、図25では、3つの半導体装置1の一方が並列に接続された例を示しているが、これに限らず3つ以上の半導体装置を並列に接続しても構わない。
【0059】
実施の形態1~8では、半導体装置がトランスファーモールド型モジュールである例を説明したが、これに限らず例えば、ケース型モジュール構造に対しても適応可能である。
【0060】
実施の形態9.
本実施の形態は、上述した実施の形態1~8にかかる半導体装置を電力変換装置に適用したものである。本発明は特定の電力変換装置に限定されるものではないが、以下、実施の形態9として、三相のインバータに本発明を適用した場合について説明する。
【0061】
図26は、実施の形態9にかかる電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
【0062】
図26に示す電力変換システムは、電源100、電力変換装置200、負荷300を有する。電源100は、直流電源であり、電力変換装置200に直流電力を供給する。電源100は種々のもので構成することが可能であり、例えば、直流系統、太陽電池、蓄電池で構成することができるし、交流系統に接続された整流回路やAC/DCコンバータで構成することとしてもよい。また、電源100を、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC/DCコンバータによって構成することとしてもよい。
【0063】
電力変換装置200は、電源100と負荷300の間に接続された三相のインバータであり、電源100から供給された直流電力を交流電力に変換し、負荷300に交流電力を供給する。電力変換装置200は、図26に示すように、直流電力を交流電力に変換して出力する主変換回路201と、主変換回路201を制御する制御信号を主変換回路201に出力する制御回路203とを備えている。
【0064】
負荷300は、電力変換装置200から供給された交流電力によって駆動される三相の電動機である。なお、負荷300は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載された電動機であり、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車、鉄道車両、エレベーター、もしくは、空調機器向けの電動機として用いられる。
【0065】
以下、電力変換装置200の詳細を説明する。主変換回路201は、スイッチング素子と還流ダイオードを備えており(図示せず)、スイッチング素子がスイッチングすることによって、電源100から供給される直流電力を交流電力に変換し、負荷300に供給する。主変換回路201の具体的な回路構成は種々のものがあるが、本実施の形態にかかる主変換回路201は2レベルの三相フルブリッジ回路であり、6つのスイッチング素子とそれぞれのスイッチング素子に逆並列された6つの還流ダイオードから構成することができる。
【0066】
主変換回路201の各スイッチング素子や各還流ダイオードは、上述した実施の形態1~8のいずれかに相当する半導体装置202によって構成する。6つのスイッチング素子は2つのスイッチング素子ごとに直列接続され上下アームを構成し、各上下アームはフルブリッジ回路の各相(U相、V相、W相)を構成する。そして、各上下アームの出力端子、すなわち主変換回路201の3つの出力端子は、負荷300に接続される。
【0067】
また、主変換回路201は、各スイッチング素子を駆動する駆動回路(図示なし)を備えているが、駆動回路は半導体装置202に内蔵されていてもよいし、半導体装置202とは別に駆動回路を備える構成であってもよい。駆動回路は、主変換回路201のスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、主変換回路201のスイッチング素子の制御電極に供給する。
【0068】
具体的には、後述する制御回路203からの制御信号に従い、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号とスイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とを各スイッチング素子の制御電極に出力する。スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(オン信号)であり、スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以下の電圧信号(オフ信号)となる。
【0069】
制御回路203は、負荷300に所望の電力が供給されるよう主変換回路201のスイッチング素子を制御する。具体的には、負荷300に供給すべき電力に基づいて主変換回路201の各スイッチング素子がオン状態となるべき時間(オン時間)を算出する。
【0070】
例えば、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調するPWM制御によって主変換回路201を制御することができる。そして、各時点においてオン状態となるべきスイッチング素子にはオン信号を、オフ状態となるべきスイッチング素子にはオフ信号が出力されるよう、主変換回路201が備える駆動回路に制御指令(制御信号)を出力する。駆動回路は、この制御信号に従い、各スイッチング素子の制御電極にオン信号又はオフ信号を駆動信号として出力する。
【0071】
本実施の形態に係る電力変換装置では、主変換回路201のスイッチング素子と還流ダイオードとして実施の形態1~8にかかる半導体装置を適用するため、モジュールの電極位置が変更になっても当該変更に伴うコスト等の発生を回避することができる。
【0072】
本実施の形態では、2レベルの三相インバータに本発明を適用する例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、種々の電力変換装置に適用することができる。本実施の形態では、2レベルの電力変換装置としたが3レベルやマルチレベルの電力変換装置であっても構わないし、単相負荷に電力を供給する場合には単相のインバータに本発明を適用しても構わない。また、直流負荷等に電力を供給する場合にはDC/DCコンバータやAC/DCコンバータに本発明を適用することも可能である。
【0073】
また、本発明を適用した電力変換装置は、上述した負荷が電動機の場合に限定されるものではなく、例えば、放電加工機やレーザー加工機、又は誘導加熱調理器や非接触器給電システムの電源装置として用いることもでき、さらには太陽光発電システムや蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いることも可能である。
【0074】
以上説明した図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当する構成を示したものであり、このことは、明細書の全文において共通することである。また、本開示は、開示の範囲内において開示内容を自由に組み合わせることや、適宜、変形、省略することが可能である。また、以上のように本開示の実施の形態について説明したが、本開示はこれらの実施の形態に限るものではない。
【符号の説明】
【0075】
半導体装置1、モールド樹脂2、電極3、電極端子4、開口部5、底面6、第1の突起7、第2の突起8、接触部9、ネジ締め穴10、接触端部11、開放端部12、開口部の側面13、電極端子14、屈曲部15、貫通孔16、接着剤17、封止剤20、電極端子、第3の突起22、凹部23、端子電極26、開口部28、ストレート部29、テーパ部30、底部31、電極端子32 33、段差部34、電極端子35、凸部36、段差状突起37、電極端子38 39、貫通穴40 41、貫通突起42、貫通穴43、貫通突起44、電極端子47 48 50、連結電極端子52、電源100、電力変換装置200、主変換回路201、半導体装置202、制御回路203、負荷300
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
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図26