特許7670638IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

希土類磁石及びその製造方法に関する。特に、Sm、Fe、及びNを含有し、少なくとも一部がTh2Zn17型及びTh2Ni17型のいずれかの結晶構造を有する磁性相を備える希土類磁石の製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

磁場成形体の焼結方法には、大別して、無加圧焼結法と加圧焼結法がある。いずれの焼結法においても、磁場成形体を焼結することによって、高密度の希土類磁石(焼結体)が得られる。無加圧焼結法においては、焼結中の磁場成形体に圧力を付与しないため、高密度の焼結体を得るには、900℃以上の高温で6時間以上の長時間にわたり磁場成形体を焼結することが一般的である。一方、加圧焼結法においては、焼結中の磁場成形体に圧力を付与するため、600~800℃の低温でも0.1~5時間の短時間で磁場成形体を焼結しても、高密度の焼結体を得られることが一般的である。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、目的を達成すべく、鋭意検討を重ね、本開示の希土類磁石の製造方法を完成させた。本開示の希土類磁石の製造方法は、次の態様を含む。 〈1〉Sm、Fe、及びNを含有し、少なくとも一部がTh2Zn17型及びTh2Ni17型のいずれかの結晶構造を有する磁性相を備える希土類磁石の製造方法であって、 第一粒子群及び第二粒子群を含む磁性粉末を準備すること、 前記磁性粉末の前記第一・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本開示によれば、第一粒子群(大粒子群)と第二粒子群(小粒子群)を含む磁性粉末を用いて焼結体(希土類磁石)の密度を向上させるとともに、焼結体の熱処理時に、第一粒子群の粒子の表面の改質を進行させ、かつ、第二粒子群の粒子の表面の改質を抑制する。その結果、焼結体の密度向上により、磁化が向上し、かつ、第一粒子群と第二粒子群とで改質を制御し、第一粒子群と第二粒子群それぞれに起因する保磁力差の縮小により、特に高温で減磁し難いSm-Fe-N系希土類磁石の製造方法を提供することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本開示の製造方法で得た希土類磁石の組織の一例を示す模式図である。
【図2】 図2は、熱処理前の焼結体中の組織の一例を示す模式図である。
【図3】 図3は、高温での、低保磁力粉末の成形体の減磁曲線と、低保磁力粉末と高保磁力粉末の混合粉末の成形体の減磁曲線とを示すグラフである。
【図4】 図4は、ロータリーキルン炉を用いて、SmFeN粉末(第一粒子群)の粒子の表面に、亜鉛を含有する被膜(第一被膜)を形成する方法の一例を示す説明図である。
【図5】 図5は、SmFeN粉末(第一粒子群)の粒子の表面に、亜鉛を含有する被膜(第一被膜)を蒸着法で形成する方法の一例を示す説明図である。
【図6】 図6は、比較例1~2の試料の組織を示す模式図である。
【図7】 図7は、比較例3~5の試料の組織を示す模式図である。
【図8】 図8は、比較例7の試料の組織を示す模式図である。
【図9】 図9は、比較例8~9の試料の組織を示す模式図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10 SmFeN粉末 11 第一粒子群 12 第二粒子群 20 改質相 30 焼結体 31 第一被覆磁性粉末 32 第二被覆磁性粉末 41 第一被膜 42 第二被膜 90 希土類磁石 100 ロータリーキルン炉 110 攪拌ドラム 120 材料格納部 130 回転軸 140 攪拌板 150 SmFeN粉末 160 亜鉛を含有する粉末 171 第1熱処理炉 172 第2熱処理炉 173 連結路 180 真空ポンプ 181 第1容器 182 第2容器

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