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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-22
(45)【発行日】2025-05-01
(54)【発明の名称】入力装置およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0354 20130101AFI20250423BHJP
   A63F 13/213 20140101ALI20250423BHJP
【FI】
G06F3/0354 442
A63F13/213
【請求項の数】 31
(21)【出願番号】P 2025511663
(86)(22)【出願日】2023-08-01
(86)【国際出願番号】 JP2023028165
【審査請求日】2025-02-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】武井 誠也
(72)【発明者】
【氏名】郡山 和彦
【審査官】渡辺 慶人
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0077589(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0298713(US,A1)
【文献】米国特許第7407439(US,B1)
【文献】特開2017-000757(JP,A)
【文献】特表2017-535002(JP,A)
【文献】特開2006-031720(JP,A)
【文献】KIM, Dong-Il,JP D1634208,registered industrial design,日本,Japan Patent Office,2019年06月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/033 - 3/039
A63F 13/00 - 13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面と、上面と、左右方向の一方側にある第1側面と、左右方向の他方側にある第2側面と、
前記前面に設けられた方向入力部と、
前記上面に設けられ、左右方向の成分を含む方向に延びる第1回転軸を中心として押下可能な第1上面ボタンと、
前記第1側面および前記第2側面のうちの一方の側面が被検出面に載置された状態で当該被検出面上を移動することにより変化する当該被検出面からの反射光を検出するマウス操作用センサと、を備える入力装置。
【請求項2】
前記第1回転軸は、前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面に垂直な方向に対して前記入力装置の下方側に傾いた方向に延びる、請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面と前記第1回転軸とが成す角は、45°より大きい鋭角である、請求項2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面と前記第1回転軸とが成す角は、45°である、請求項2に記載の入力装置。
【請求項5】
前記第1回転軸は前記前面に平行な平面方向に沿う、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項6】
前記前面に設けられ直線方向に押下可能な前面ボタンをさらに備え、
前記第1回転軸は前記直線方向に対して垂直な平面方向に沿う、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項7】
前記上面であって前記第1上面ボタンの前方に設けられる第2上面ボタンをさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項8】
前記上面であって前記第1上面ボタンの前方に設けられ、直線方向に押し込み可能な第2上面ボタンをさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項9】
前記上面であって前記第1上面ボタンの前方に設けられ、前後方向の成分を含む方向に延びる第2回転軸を中心として回動可能な第2上面ボタンをさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項10】
前記上面であって前記第1上面ボタンの前方に設けられ、直線方向に押し込み可能かつ前後方向の成分を含む方向に延びる第2回転軸を中心として回動可能な第2上面ボタンをさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項11】
前記第2回転軸は、前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面に平行な方向に延びる、請求項9に記載の入力装置。
【請求項12】
前記第1回転軸は、前記第2上面ボタンが移動可能な平面方向に平行な方向に延びる、請求項7に記載の入力装置。
【請求項13】
上下方向において、前記第1上面ボタンの上端は、前記第2上面ボタンの上端よりも下方側に位置し、前記第1上面ボタンと前記第2上面ボタンとの間に段差がある、請求項7に記載の入力装置。
【請求項14】
前記第2上面ボタンが押下されることによって作動されるスイッチをさらに備え、
当該スイッチの支持面は、前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面に垂直な方向に対して前記入力装置の下方側に傾いた方向となるように構成される、請求項7に記載の入力装置。
【請求項15】
前記第2上面ボタンを上方に付勢する第1付勢部材および第2付勢部材をさらに備え、
前記スイッチは、左右方向において前記第1付勢部材と前記第2付勢部材との間に配置される、請求項14に記載の入力装置。
【請求項16】
前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面と前記支持面とが成す角は、45°より大きい、請求項14に記載の入力装置。
【請求項17】
前記一方の側面が前記被検出面上に載置されたときに当該被検出面と前記支持面とが成す角は、60°以上である、請求項16に記載の入力装置。
【請求項18】
前記第2上面ボタンは、第1軸穴と当該第1軸穴に配置される第1軸のいずれか一方と、第2軸穴と当該第2軸穴に配置される第2軸のいずれか一方とを有し、
前記入力装置は、前記第1軸穴と前記第1軸のいずれか他方と、前記第2軸穴と前記第2軸のいずれか他方とを有し、
前記第2軸穴は、前記第1軸穴よりも左右方向において前記一方の側面の反対側に設けられるとともに前記第1軸穴よりも左右方向に長い、請求項9に記載の入力装置。
【請求項19】
前記第1軸は前記第1軸穴内を上下方向に移動可能であり、かつ、前記第2軸は前記第2軸穴内を上下方向に移動可能である、請求項18に記載の入力装置。
【請求項20】
前後方向において、前記一方の側面から前記前面の前端までの長さよりも、前記一方の側面から前記前面の反対側にある後面の後端までの長さの方が長い、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項21】
前後方向において、前記第1上面ボタンの後端は、前記一方の側面の後端よりも後方に位置する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項22】
前記一方の側面の前後方向の長さよりも、前記一方の側面の上下方向の長さおよび前記前面の左右方向の長さの方が長い、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項23】
前記一方の側面に設けられ、前記反射光を前記マウス操作用センサに導く孔と、
前記前面に設けられる1組の4つボタンとをさらに備え、
上下方向において、前記孔は前記方向入力部であるスティックと前記1組の4つボタンの間に位置する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項24】
前記一方の側面の少なくとも一部は、他の機器に装着するための装着部を構成し、
前記孔は、前記装着部に設けられる、請求項23に記載の入力装置。
【請求項25】
前記入力装置は、他の入力装置に直接または間接的に固定される、請求項24に記載の入力装置。
【請求項26】
前記他の入力装置は、マウス操作用センサを備える、請求項25に記載の入力装置。
【請求項27】
上下方向において、前記第1上面ボタンの下端は、前記1組の4つボタンの上端と下端の間に設けられている、請求項23に記載の入力装置。
【請求項28】
前記1組の4つボタンは、上下方向において互いに離間する第1ボタンおよび第2ボタンと、左右方向に互いに離間しかつ上下方向において前記第1ボタンおよび前記第2ボタンの間に配置される第3ボタンおよび第4ボタンとを有し、
上下方向において、前記第1上面ボタンの下端は、前記第3ボタンおよび前記第4ボタンの各々の上端と下端の間に設けられている、請求項27に記載の入力装置。
【請求項29】
上下方向において、前記第1上面ボタンの下端は、前記スティックの上端と下端の間に設けられている、請求項23に記載の入力装置。
【請求項30】
前記入力装置は、本体装置に装着可能であり、
前記前面の反対側にある後面に設けられ、前記一方の側面から前記第1側面および前記第2側面の他方の側面に向かって移動可能なイジェクト操作レバーをさらに備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置。
【請求項31】
請求項1から請求項のいずれか1項に記載の入力装置と、
前記入力装置と通信する本体装置と、を備えた、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、入力装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特開2002-157085号公報(特許文献1)には、ワイヤレスマウスが開示されている。当該ワイヤレスマウスにおいては、マウスとしての使用しか想定されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-157085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の課題は、マウスとしての使用とマウス以外の使用が可能な新規な入力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る入力装置は、前面と、上面と、第1側面と、第2側面と、方向入力部と、第1上面ボタンと、マウス操作用センサと、を備える。第1側面は、左右方向の一方側にある。第2側面は、左右方向の他方側にある。方向入力部は、前面に設けられる。第1上面ボタンは、上面に設けられ、左右方向の成分を含む方向に延びる第1回転軸を中心として押下可能である。マウス操作用センサは、第1側面および第2側面のうちの一方の側面が被検出面に載置された状態で当該被検出面上を移動することにより変化する当該被検出面からの反射光を検出する。
【0006】
上記に係る入力装置において、第1回転軸は、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面に垂直な方向に対して入力装置の下方側に傾いた方向に延びてもよい。
【0007】
上記に係る入力装置において、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面と第1回転軸とが成す角は、45°より大きくてもよい。
【0008】
上記に係る入力装置において、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面と第1回転軸とが成す角は、45°であってもよい。
【0009】
上記に係る入力装置において、第1回転軸は、前面に平行な平面方向に沿ってもよい。
【0010】
上記に係る入力装置は、前面に設けられ直線方向に押下可能な前面ボタンをさらに備えてもよい。第1回転軸は直線方向に対して垂直な平面方向に沿ってもよい。
【0011】
上記に係る入力装置は、上面であって第1上面ボタンの前方に設けられる第2上面ボタンをさらに備えてもよい。
【0012】
上記に係る入力装置は、上面であって第1上面ボタンの前方に設けられ、直線方向に押し込み可能な第2上面ボタンをさらに備えてもよい。
【0013】
上記に係る入力装置は、上面であって第1上面ボタンの前方に設けられ、前後方向の成分を含む方向に延びる第2回転軸を中心として回動可能な第2上面ボタンをさらに備えてもよい。
【0014】
上記に係る入力装置は、上面であって第1上面ボタンの前方に設けられ、直線方向に押し込み可能かつ前後方向の成分を含む方向に延びる第2回転軸を中心として回動可能な第2上面ボタンをさらに備えてもよい。
【0015】
上記に係る入力装置において、第2回転軸は、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面に平行な方向に延びてもよい。
【0016】
上記に係る入力装置において、第1回転軸は、第2上面ボタンが移動可能な平面方向に平行な方向に延びてもよい。
【0017】
上記に係る入力装置において、上下方向において、第1上面ボタンの上端は、第2上面ボタンの上端よりも下方側に位置してもよい。第1上面ボタンと第2上面ボタンとの間に段差があってもよい。
【0018】
上記に係る入力装置は、第2上面ボタンが押下されることによって作動されるスイッチをさらに備えてもよい。当該スイッチの支持面は、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面に垂直な方向に対して入力装置の下方側に傾いた方向となるように構成されてもよい。
【0019】
上記に係る入力装置は、第2上面ボタンを上方に付勢する第1付勢部材および第2付勢部材をさらに備えてもよい。スイッチは、左右方向において第1付勢部材と第2付勢部材との間に配置されてもよい。
【0020】
上記に係る入力装置において、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面と支持面とが成す角は、45°より大きくてもよい。
【0021】
上記に係る入力装置において、一方の側面が被検出面上に載置されたときに当該被検出面と支持面とが成す角は、60°以上であってもよい。
【0022】
上記に係る入力装置において、第2上面ボタンは、第1軸穴と当該第1軸穴に配置される第1軸のいずれか一方と、第2軸穴と当該第2軸穴に配置される第2軸のいずれか一方とを有してもよい。入力装置は、第1軸穴と第1軸のいずれか他方と、第2軸穴と第2軸のいずれか他方とを有してもよい。第2軸穴は、第1軸穴よりも左右方向において一方の側面の反対側に設けられるとともに第1軸穴よりも左右方向に長くてもよい。
【0023】
上記に係る入力装置において、第1軸は第1軸穴内を上下方向に移動可能であり、かつ、第2軸は第2軸穴内を上下方向に移動可能であってもよい。
【0024】
上記に係る入力装置によれば、前後方向において、一方の側面から前面の前端までの長さよりも、一方の側面から前面の反対側にある後面の後端までの長さの方が長くてもよい。
【0025】
上記に係る入力装置によれば、前後方向において、第1上面ボタンの後端は、一方の側面の後端よりも後方に位置してもよい。
【0026】
上記に係る入力装置において、一方の側面の前後方向の長さよりも、一方の側面の上下方向の長さおよび前面の左右方向の長さの方が長くてもよい。
【0027】
上記に係る入力装置は、一方の側面に設けられ、反射光をマウス操作用センサに導く孔と、前面に設けられる1組の4つボタンとをさらに備えてもよい。上下方向において孔は方向入力部であるスティックと1組の4つボタンの間に位置してもよい。
【0028】
上記に係る入力装置において、一方の側面の少なくとも一部は、他の機器に装着するための装着部を構成してもよい。孔は、装着部に設けられてもよい。
【0029】
上記に係る入力装置は、他の入力装置に直接または間接的に固定されてもよい。
【0030】
上記に係る入力装置において、他の入力装置は、マウス操作用センサを備えてもよい。
【0031】
上記に係る入力装置において、上下方向において、第1上面ボタンの下端は、1組の4つボタンの上端と下端の間に設けられてもよい。
【0032】
上記に係る入力装置において、1組の4つボタンは、上下方向において互いに離間する第1ボタンおよび第2ボタンと、左右方向に互いに離間しかつ上下方向において第1ボタンおよび第2ボタンの間に配置される第3ボタンおよび第4ボタンとを有してもよい。上下方向において、第1上面ボタンの下端は、第3ボタンおよび第4ボタンの各々の上端と下端の間に設けられてもよい。
【0033】
上記に係る入力装置によれば、上下方向において、第1上面ボタンの下端は、スティックの上端と下端の間に設けられてもよい。
【0034】
上記に係る入力装置は、本体装置に装着可能であり、前面の反対側にある後面に設けられ、一方の側面から第1側面および第2側面の他方の側面に向かって移動可能なイジェクト操作レバーをさらに備えてもよい。
【0035】
本開示に係るシステムは、上記に係る入力装置と、入力装置と通信する本体装置とを備えている。
【発明の効果】
【0036】
本開示によれば、マウスとしての使用とマウス以外の使用が可能な新規な入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】第1実施形態に係る入力装置の構成を示す斜視模式図である。
図2A】第1実施形態に係る入力装置の構成を示す六面模式図である。
図2B図2Aにおける領域IIBの拡大図である。
図3図1のIII-III線に沿った凸部のみを示す断面模式図である。
図4】第1実施形態に係る入力装置の構成を示す正面模式図である。
図5図4の領域Vの拡大模式図である。
図6】第2入力装置の構成を示す六面模式図である。
図7】情報処理装置の一例の構成を示す正面模式図である。
図8】本体装置の一例の構成を示す正面模式図である。
図9】本体装置の右側面の構成を示す斜視模式図である。
図10】第1入力装置を本体装置に取り付けた状態を示す断面模式図である。
図11】イジェクト操作レバーが操作される前の態様を示す模式図である。
図12】イジェクト操作レバーが操作されているときの態様を示す模式図である。
図13】第1上面ボタン(右)の構成を示す斜視模式図である。
図14】第1入力装置の内部構造の一部を示す斜視模式図である。
図15図14に示す構成に第1上面ボタン(右)が取り付けられた状態を示す斜視模式図である。
図16】第1入力装置の内部構造の一部を示す第1断面模式図である。
図17A】ユーザが第1上面ボタン(右)を操作する前における第1上面ボタン(右)と第1スイッチとの位置関係を示す断面模式図である。
図17B】ユーザが第1上面ボタン(右)を操作した後における第1上面ボタン(右)と第1スイッチとの位置関係を示す断面模式図である。
図18】第1上面ボタン(右)の押下方向を示す右側面模式図および後面模式図である。
図19】第2上面ボタン(右)の構成を示す斜視模式図である。
図20】第1入力装置の内部構造の一部を示す第2断面模式図である。
図21】第1入力装置の内部構造の一部を示す第3断面模式図である。
図22】第2上面ボタン(右)が第1軸を中心として回動した状態を示す断面模式図である。
図23】第1上面ボタン(右)を取り除いた状態で第2上面ボタン(右)付近の構成を示す断面模式図である。
図24】入力装置を縦持ちした状態を示す斜視模式図である。
図25】入力装置をマウスとして使用する状態を示す前面模式図である。
図26】入力装置をマウスとして使用する状態を示す側面模式図である。
図27】両手で使用する第1状態を示す模式図である。
図28】両手で使用する第2状態を示す模式図である。
図29】入力装置を横持ちした状態を示す斜視模式図である。
図30】第1入力装置および第2入力装置が本体装置に装着された状態を示す正面模式図である。
図31】本開示に係るシステムの構成を示すブロック図である。
図32】第2実施形態に係る第1入力装置および第2入力装置の構成を示す正面模式図である。
図33】第2実施形態に係る第1入力装置の構成を示す左側面模式図である。
図34】第2実施形態に係る第1入力装置をマウスとして操作する状態を示す正面模式図である。
図35】第3実施形態に係る入力装置の構成を示す正面模式図である。
図36】第3実施形態に係る入力装置の構成を示す左側面模式図である。
図37】本体装置の構成を示す右側面模式図である。
図38】第1入力装置を本体装置に装着した状態を示す側面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本開示の実施形態(本実施形態とも称す)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[第1実施形態]
【0039】
図1は、第1実施形態に係る入力装置の構成を示す斜視模式図である。図1に示されるように、本実施形態の入力装置1は、例えばゲームコントローラである。ユーザは、入力装置1を縦持ちすることができる(例えば図24参照)。ユーザは、入力装置1をリフトアップした状態で把持し、入力装置1にある各種入力部を操作することができる。ユーザは、入力装置1をマウスとして使用することができる(例えば図25参照)。ユーザは、入力装置1を例えば机などの上に載置した状態で把持し、入力装置1にある各種入力部を操作することができる。
【0040】
図2Aは、第1実施形態に係る入力装置1の構成を示す六面模式図である。図1および図2Aに示されるように、本実施形態の入力装置1は、第1上面ボタン(右)140と、第2上面ボタン(右)130と、第1側面ボタン(右)110と、第2側面ボタン(右)120と、同期ボタン50と、方向入力部の一例であるジョイスティック31と、1組の4つボタン32と、+ボタン33(1)と、ホームボタン33(2)と、を有している。これらは入力部の一例である。入力装置1は、これらの入力部のうち少なくともいずれか一つ以上を備えていてもよい。入力装置1は、これらの入力部に代えてあるいは加えて、タッチパッドや圧力センサといった他の入力部を有してもよい。
【0041】
図1および図2Aに示されるように、入力装置1は、前面15と、後面16と、第1側面11と、上面12と、第2側面13と、下面14とを有する。前面15は、後述する一体把持状態、横持ち状態、縦持ち状態において、入力装置1を使用するユーザに対向する面である。前面15は、正面とも称する。後面16は、前面15の反対側にある。後面16は、背面とも称する。前面15および後面16は、それぞれ、第1側面11、上面12、第2側面13、下面14に連なる。
【0042】
第1側面11に向かう方向は、第1方向R1とも称する。第1方向R1は、左側または左方向とも称する。第1方向R1の反対方向は、第3方向R3とも称する。第3方向R3は、右側または右方向とも称する。第1方向R1と第3方向R3とを総称して左右方向とも称する。
【0043】
上面12側に向かう方向は、第2方向R2とも称する。第2方向R2は、上側、上方または上方側とも称する。第2方向R2の反対方向は、第4方向R4とも称する。第4方向R4は、下側、下方または下方側とも称する。第2方向R2と第4方向R4とを総称して上下方向とも称する。
【0044】
前面15に向かう方向は、第5方向R5とも称する。第5方向R5は、前方、前面側または正面側とも称する。第5方向の反対方向は、第6方向R6とも称する。第6方向R6は、後方、後面側または背面側とも称する。第5方向R5と第6方向R6とを総称して前後方向とも称する。
【0045】
第1側面11は、左右方向の一方側にある。第1側面11は、前面15に対して例えば左方向の側にある。第1側面11は、前面15の長手方向に延びる側面である。本実施形態において、前面15の長手方向は、前面15の上下方向である。第1側面11は、上下方向に延びる。別の態様として、第1側面11は、前面15に対して例えば右方向の側にあってもよい。
【0046】
第2側面13は、左右方向の他方側にある。第2側面13は、第1側面11の反対側に位置する。第2側面13は、前面15に対して例えば右方向の側にある。第2側面13は、第1側面11の、第3方向R3側にある。第2側面13は、上下方向に延びる。別の態様として、第2側面13は、前面15に対して例えば左方向の側にあってもよい。
【0047】
上面12は、第1側面11の上端に連なり、第1側面11から離れる方向に延びる側面である。上面12は、一体把持状態、縦持ち状態において、上側に配置される。上面12の、第1側面11から遠い端部は、第2側面13の上端に連なる。
【0048】
下面14は、第1側面11の下端に連なり、第1側面11から離れる方向に延びる側面である。下面14は、一体把持状態、縦持ち状態において、下側に配置される。下面14の、第1側面11から遠い端部は、第2側面13の下端に連なる。上面12は、下面14の、第2方向R2側にある。
【0049】
図1および図2Aに示されるように、方向入力部31は、前面15に設けられる。方向入力部31は、例えばジョイスティックである。前面15には、上下方向において、上側から、+ボタン33(1)、4つボタン32、ジョイスティック31、ホームボタン33(2)が設けられる。4つボタン32とは、1組の4つボタンである。4つボタン32、+ボタン33(1)およびホームボタン33(2)は、直線方向に押下可能な前面ボタンである。
【0050】
4つボタン32は、第1ボタン32(1)と、第2ボタン32(2)と、第3ボタン32(3)と、第4ボタン32(4)とを有している。第1ボタン32(1)および第2ボタン32(2)は、上下方向において互いに離間する。第3ボタン32(3)および第4ボタン32(4)は、左右方向に互いに離間しかつ上下方向において第1ボタン32(1)および第2ボタン32(2)の間に配置される。
【0051】
上下方向において、第1ボタン32(1)は、第2ボタン32(2)の上側に位置する。左右方向において、第4ボタン32(4)は、第3ボタン32(3)の左側に位置する。左右方向において、第3ボタン32(3)と第4ボタン32(4)の間に、ジョイスティック31は位置する。上下方向において、第1ボタン32(1)と第2ボタン32(2)を結んだ直線のほぼ延長上にジョイスティック31は位置する。
【0052】
ジョイスティック31は、360度の方向に傾倒可能なものであり、第1方向R1~第4方向R4を含むいずれの方向にも傾倒可能であってもよい。ジョイスティック31は、一部の方向にのみ傾倒可能であってもよい。ジョイスティック31は押し込み可能であってもよい。ジョイスティック31は、傾倒に代えて、各方向にスライド可能であってもよい。本体装置3は、ユーザによるジョイスティック31への操作により、実行されるプログラムにおいて、操作方向を示す信号に応じた処理を行ってもよい。
【0053】
第1上面ボタン(右)140は、上面12に設けられる。第1上面ボタン(右)140は、上面12に形成された孔に配置されていてもよいし、上面12上に配置されていてもよい。第1上面ボタン(右)140は、第1側面11から離れる方向に延びる。第1上面ボタン(右)140は、少なくとも一部が上面12に設けられていればよく、他の部分が上面12以外の面に設けられていてもよい。第1上面ボタン(右)140は、前面15から後面16に向かう方向に見て外側に凸となるように湾曲している操作面を有している。また、第1上面ボタン(右)140の操作面の後側部分は、第2側面13から第1側面11に向かう方向に見て、反りあがっている。
【0054】
上下方向において、第1上面ボタン(右)140の下端は、1組の4つボタンの上端と下端の間に設けられてもよい。上下方向において、第1上面ボタン(右)140の下端は、第3ボタン32(3)および第4ボタン32(4)の各々の上端と下端の間に設けられてもよい。上下方向において、第1上面ボタン(右)140の下端は、第1ボタン32(1)よりも下側に設けられていてもよいし、第2ボタン32(2)よりも上側に設けられていてもよい。
【0055】
第2上面ボタン(右)130は、上面12に設けられる。第2上面ボタン(右)130は、上面12に形成された孔に配置されていてもよいし、上面12上に配置されていてもよい。第2上面ボタン(右)130は、第1上面ボタン(右)140の前方に設けられる。第2上面ボタン(右)130は、第1上面ボタン(右)140よりも第5方向R5の側にある。第2上面ボタン(右)130は、第1側面11から離れる方向に延びる。第2上面ボタン(右)130は、少なくとも一部が上面12に設けられていればよく、他の部分が上面12以外の面に設けられていてもよい。第2上面ボタン(右)130は、前面15から後面16に向かう方向に見て外側に凸となるように湾曲している操作面を有している。
【0056】
上下方向において、第2上面ボタン(右)130の下端は、1組の4つボタンの上端と下端の間に設けられてもよい。上下方向において、第2上面ボタン(右)130の下端は、第3ボタン32(3)および第4ボタン32(4)の各々の上端と下端との間に設けられてもよい。上下方向において、第2上面ボタン(右)130の下端は、第1ボタン32(1)よりも下側に設けられていてもよいし、第2ボタン32(2)よりも上側に設けられていてもよい。
【0057】
図2Bに示されるように、上下方向において、第1上面ボタン(右)140の上端は、第2上面ボタン(右)130の上端よりも下方側に位置している。第1上面ボタン(右)140と第2上面ボタン(右)130との間に段差5が形成されている。なお、第2上面ボタン(右)130の操作面は、第1上面ボタン(右)140の操作面との間に段差を有さず、連続的に連なるように設けられもよい。第1上面ボタン(右)140と第2上面ボタン(右)130との間には、別の部品が挟まっていてもよい。
【0058】
入力装置1は、凸部100を有する。凸部100は、天面106と、天面106から右側に延びる外周面107とを有する。図1に示されるように、天面106は、第1天面領域101と、第2天面領域102と、第3天面領域103と、第4天面領域104と、第5天面領域105とを有している。第1天面領域101は、第3天面領域103と第4天面領域104との間に位置している。第2天面領域102は、第4天面領域104と第5天面領域105との間に位置している。第4天面領域104は、第1天面領域101と第2天面領域102との間に位置している。第1天面領域101は、第3天面領域103および第4天面領域104よりも第3方向R3側に位置している。第2天面領域102は、第5天面領域105および第4天面領域104よりも第3方向R3側に位置している。外周面107は、天面106の外縁を囲うように、天面106に連なる。凸部100は、上下方向に沿って延びる。天面106の上下方向の長さは、天面106の前後方向の長さよりも長い。
【0059】
第1側面11の上下方向の長さは、第1側面11の前後方向の長さよりも長い。第1側面11の上下方向の長さは、第2側面13の前後方向の長さよりも長い。第2側面13の上下方向の長さは、第2側面13の前後方向の長さよりも長い。第2側面13の上下方向の長さは、第1側面11の前後方向の長さよりも長い。
【0060】
前面15の上下方向の長さは、前面15の左右方向の長さよりも長い。前面15の上下方向の長さは、第1側面11の前後方向の長さよりも長い。前面15の上下方向の長さは、第2側面13の前後方向の長さよりも長い。後面16の上下方向の長さは、後面16の左右方向の長さよりも長い。後面16の上下方向の長さは、第1側面11の前後方向の長さよりも長い。後面16の上下方向の長さは、第2側面13の前後方向の長さよりも長い。
【0061】
前後方向において、第1上面ボタン(右)140の後端は、第1側面11の後端よりも後方に位置してもよい。前後方向において、第1上面ボタン(右)140の前端は、第1側面11の後端よりも前方に位置してもよい。
【0062】
前後方向において、第2上面ボタン(右)130の後端は、第1側面11の後端よりも前方に位置してもよい。前後方向において、第2上面ボタン(右)130の前端は、第1側面11の前端よりも後方に位置してもよい。
【0063】
前後方向において、第1側面11から前面15の前端までの長さよりも、第1側面11から後面16の後端までの長さの方が長くてもよい。本実施形態においては、前面15は平坦であり、第1側面11から前面15の前端までの長さは0である。本実施形態において、後面16の後端とは、後面16において第1上面ボタン(右)140と共に後方へ盛り上がっている部分の後端である。なお、前面15は、前方に盛り上がっている部分を有していてもよい。
【0064】
図1に示されるように、凸部100は、本体ハウジング10を構成する前面側ハウジング61と後面側ハウジング62に挟まれている。第1側面11には、前面側ハウジング61の端面と後面側ハウジング62の端面によって形成されるハウジング開口17が設けられる。凸部100は、本体ハウジング10の内部から、ハウジング開口17を貫通して突出する。すなわち、凸部100は、本体ハウジング10のうち第1側面11を構成する部分から左方向に突出している。
【0065】
図1および図2Aに示されるように、凸部100の外周面107は、長手方向端面のそれぞれに第1係合穴193と、第2係合穴194とを有する。第1係合穴193は、凸部100の第1端面に設けられる。第2係合穴194は、凸部100の第2端面に設けられる。第1係合穴193の形状は、第2係合穴194の形状と異なっている。前後方向において、第1係合穴193の長さは、第2係合穴194の長さと異なってもよい。左右方向において、第1係合穴193の長さは、第2係合穴194の長さと異なってもよい。
【0066】
入力装置1には、図示しない周辺機器が着脱自在に装着される。例えば、入力装置1を使用する際に手首に巻くストラップと当該ストラップが接続されるハウジングにより構成されるストラップアタッチメントなどである。周辺機器の内周面に第1係合穴193に対応する係合子を設け、および/または、他方端部の内周面に第2係合穴194に対応する係合子を設けることにより、入力装置1に周辺機器を強固に装着することができる。
【0067】
図1および図2Aに示されるように、第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120は、凸部100に設けられる。第1側面ボタン(右)110および第2側面ボタン(右)120は、ユーザが押し下げ操作するボタンであって、押し下げ操作により右方向に移動する部品である。また、第1側面ボタン(右)110および第2側面ボタン(右)120は、ユーザによって押し下げ操作されていない状態から、更に左方向にも移動可能である。本実施形態において、第1側面ボタン(右)110および第2側面ボタン(右)120の各々は、1つの部品であり、その全体が、磁石ではないが磁石に吸着可能な材質からなる。これらのボタンの材質は、特に限定されないが、例えば軟磁性材料からなってもよい。これらのボタンの材質は、例えば鉄であってもよく、一例として冷間圧延鋼板(SPCC)であってもよい。なお、これらのボタンは複数の材質を含んでもよく、軟磁性材料を含んでもよい。またこれらのボタンの材質は、磁石を含んでいてもよいし、磁石と軟磁性材料を含んでいてもよい。
【0068】
同期ボタン50は、凸部100に設けられる。同期ボタン50は、ユーザによって押下される。同期ボタン50は、上下方向において第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120の間に設けられる。より特定的には、同期ボタン50は、上下方向において第1端子160と第2側面ボタン(右)120の間に設けられる。同期ボタン50は、入力装置1と本体装置3との間の無線通信に関する設定処理の指示に用いられてもよい。
【0069】
入力装置1は、第1端子160を有する。第1端子160は、左右方向に沿って延びる複数の端子を含む。天面106には、第2開口196が設けられる。第2開口196は、天面106に開口する。第1端子160は、天面106の外方から第2開口196を通ってアクセス可能である。
【0070】
第2開口196は、天面106において、第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120の間に設けられる。第1端子160は、上下方向において第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120の間に設けられる。
【0071】
射光部150は、凸部100の外周面107に設けられる。より特定的には、射光部150は、外周面107の正面側に設けられる。別の観点から言えば、射光部150が設けられている外周面107の領域は、正面側を向いている。ユーザは、入力装置1の前面15を見た場合に、射光部150からの光を視認可能である。より具体的には、入力装置1の内部に設けられた光源から、射光部150を通って外部に放射される光を視認可能である。
【0072】
射光部150は、ユーザに対して所定の情報を通知することができる。射光部150は、本体装置3が複数のゲームコントローラと通信を行う場合に、各ゲームコントローラを識別する情報をユーザに示してもよい。射光部150は、その他の情報をユーザに示してもよい。射光部150の数は、特に限定されないが、例えば4である。本実施形態において、4つの射光部150は、上下方向に並んで配置される。例えば4つの射光部150の内、当該ゲームコントローラに付された識別番号に応じた部分あるいは個数の射光部150が点灯してもよい。
【0073】
射光部150は、上下方向において、第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120との間に設けられる。射光部150は、上下方向において、第1端子160と重なる位置に設けられる。別の観点から言えば、正面側から見て、射光部150は第2開口196の下側に位置する。
【0074】
凸部100の天面106には、第1開口170が設けられている。第1開口170は、反射光を後述するマウス操作用センサ174(図3参照)に導く孔である。第1開口170およびマウス操作用センサ174は、上下方向において第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120の間に設けられる。より特定的には、第1開口170は、上下方向において第1端子160と第1側面ボタン(右)110の間に設けられる。上下方向において、第1開口170は、スティック31の下端と4つボタン32の上端との間に設けられる。
【0075】
入力装置1は、凸部100の天面106が机の上などの被検出面に対向するように載置されることで、マウスとして使用することができる。前面15の面積は、第1側面11の面積よりも大きい。第1側面11を被検出面に載置した場合において、被検出面に垂直な方向から見た場合の入力装置1の投影面積よりも、被検出面に平行な方向かつ前面15から後面16に向かう方向に見た場合の入力装置1の投影面積の方が大きい。
【0076】
凸部100の天面106上には、第1マウスソール191および第2マウスソール192が載置される。第1マウスソール191および第2マウスソール192は、凸部100の天面の高さを嵩上している。本実施形態においては、第1マウスソール191の天面および第2マウスソール192の天面は、第1側面11の一部を構成している。なお、第1マウスソール191および第2マウスソール192は無くてもよい。入力装置1がマウスとして使用される際に、第1マウスソール191および第2マウスソール192は、それ自身が被検出面に接地することで、凸部100の天面106のうちマウスソールの無い部分が直接被検出面に接触することを抑制する。
【0077】
第1マウスソール191および第2マウスソール192の天面は、入力装置1において最も左側に位置する。第1マウスソール191および第2マウスソール192の形状は、特に限定されず、例えば円状、楕円状、矩形等いずれの形状であってもよい。第1マウスソール191および第2マウスソール192は貫通孔を有してもよい。第1マウスソール191および第2マウスソール192の形状は、同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。
【0078】
上下方向において、第1マウスソール191は、第1側面ボタン(右)110よりも上面12側に位置している。上下方向において、第1側面ボタン(右)110は、第1端子160と第1マウスソール191との間に位置している。より特定的には、上下方向において、第1側面ボタン(右)110は、第1開口170と第1マウスソール191との間に位置している。
【0079】
上下方向において、第2マウスソール192は、第2側面ボタン(右)120よりも下面14側に位置している。上下方向において、第2側面ボタン(右)120は、第1端子160と第2マウスソール192との間に位置している。より特定的には、上下方向において、第2側面ボタン(右)120は、同期ボタン50と第2マウスソール192との間に位置している。
【0080】
<マウス>
【0081】
図3は、図1のIII-III線に沿った凸部のみを示す断面模式図である。図3に示されるように、第1入力装置1は、マウス操作用センサ174を有している。マウス操作用センサ174は、凸部100の内部に配置されている。マウス操作用センサ174は、例えば光学式のセンサである。マウス操作用センサ174は、例えば光源171と、受光センサ172とを有している。なお、入力装置1は、光源171から放出される光およびまたは受光センサ172に導かれる光を集光するためのレンズを備えてもよい。
【0082】
図3に示されるように、光源171は、光を放出する。光は、例えば赤色光であってもよいし、青色光であってもよいし、レーザー光であってもよい。光の波長は、特に限定されない。光源171からの光は、第1開口170から被検出面Fに照射される。受光センサ172は、第1開口170から入り込む、被検出面Fに対する入力装置1の相対移動に伴って変化する、光源171から放射された光の被検出面Fからの反射光を検出する。後述する第2入力装置2も同様の構成を備える。
【0083】
図4は、第1実施形態に係る入力装置1の構成を示す正面模式図である。図4においては、入力装置1がマウスとして使用されるときの姿勢を示す。図5は、図4の領域Vの拡大模式図である。図5に示されるように、入力装置1を、凸部100の天面106を被検出面Fに対向するように被検出面Fに載置するときに、第1マウスソール191は、被検出面Fに接する。なお、図示しないが、第2マウスソール192も被検出面Fに接する。第1側面ボタン(右)110は、被検出面Fから離間している。第1側面ボタン(右)110の天面は、第1マウスソール191の天面よりも第3方向R3側に位置する。被検出面Fは、特に限定されないが、例えば机の表面である。入力装置1は、被検出面F上を移動可能である。
【0084】
第1マウスソール191は、第3天面領域103に設けられる。第1側面ボタン(右)110は、第1天面領域101に設けられる。上下方向において、第1マウスソール191のうち第3天面領域103から突出している部分の厚みは、例えば0.2mmである。第3天面領域103は、被検出面Fから離間している。左右方向において、被検出面Fと第3天面領域103との距離は、例えば0.2mmである。一方で、被検出面Fと第1側面ボタン(右)110の操作面との距離Gは、例えば0.3mmである。すなわち、被検出面Fから第1側面ボタン(右)110の操作面までの距離は、被検出面Fから第3天面領域103までの距離よりも長くてもよい。なお、図5には図示されないが、第2開口196が設けられる第4天面領域104も、被検出面Fから離間している。
【0085】
入力装置1は、マウス操作用センサ174を備えることによって、マウスとしても使うことができる。第1側面11の一部である天面106に第1開口170が設けられる。そのため、凸部100の天面106が被検出面Fに対向するように入力装置1を被検出面Fに載置した場合に、第1開口170は被検出面Fに対して近接する位置となる。そのため、第1開口170は被検出面Fからの反射光を効果的に取り込むことができる。
【0086】
マウス操作用センサ174の検出結果に基づいて、本体装置3の情報処理部により入力装置1の被検出面Fに対する移動に関する移動パラメータ(例えば、移動方向や移動距離)が算出されてもよい。また、本体装置3は、実行されるプログラムにおいて、決定された移動パラメータに基づく所定のゲーム処理を実行してもよい。なお、移動パラメータは、入力装置1内で(マウス操作用センサ174や入力装置1が備える情報処理部で)算出され、算出されたパラメータが本体装置3に伝送されてもよい。なお、入力装置1が被検出面Fから離間した状態で被検出面Fに対して移動した場合、被検出面Fに対する入力装置1の移動は正確には測定ができないようにされてもよい。例えば、入力装置1は、凸部100の天面106が被検出面Fから1cm以上、あるいは5mm以上、あるいは1mm以上離間した場合には、被検出面Fに対する移動を計測するための被検出面Fからの反射光を適切には検出できないように構成されてもよい。一例として、マウス操作用センサ174は、入力装置1の被検出面Fに対する移動の方向や距離を正確に検出可能な入力装置1の被検出面Fからの距離が、1cm以内、あるいは5mm以内、あるいは1mm以内となるように設計されてもよい。
【0087】
図6は、第2入力装置の構成を示す六面模式図である。図6に示されるように、第2入力装置2は、例えば、ゲームコントローラであり、方向入力部の一例であるジョイスティック41と、十字状に並ぶ1組の4つボタン42を備える。また、入力装置1は+ボタン33(1)およびホームボタン33(2)を備えていたが、第2入力装置2は、-ボタン43(1)、キャプチャボタン43(2)を備える。
【0088】
第2入力装置2は、第1上面ボタン(左)240と、第2上面ボタン(左)230と、第1側面ボタン(左)210と、第2側面ボタン(左)220とを有する。第1上面ボタン(左)240と第2上面ボタン(左)230とは、本体ハウジング20に設けられる。上下方向において、第1上面ボタン(左)240の下端は、スティック41の上端と下端の間に設けられている。第1側面ボタン(左)210と第2側面ボタン(左)220とは、凸部200に設けられる。さらに第2入力装置2は、射光部250と、本体装置3の本体第2端子341と接続される第2端子260と、マウス操作用センサ274に導光するための第1開口270と、第1マウスソール253と、第2マウスソール254と、凸部200を本体装置3から取り外すための取り外し機構を構成する操作部282を有する。各構成の構造や機能は実質的に入力装置1と同じである。なお、一部の機能は違ってもよい。例えば、キャプチャボタン43(2)は、ディスプレイ305に出力される画像を保存するために用いられてもよい。
【0089】
なお、横持ち状態において、第1入力装置1におけるジョイスティック31と4つボタン32との位置関係は、第2入力装置2におけるジョイスティック41と4つボタン42との位置関係と同じである(図29参照)。すなわち、横持ち状態では、第1入力装置1において、ジョイスティック31は、4つボタン32の左側に位置している。同様に、横持ち状態では、第2入力装置2において、ジョイスティック41は、4つボタン42の左側に位置している。一方で、横持ち状態において、第1入力装置1において、第2上面ボタン(右)130および第1上面ボタン(右)140は右側にある一方、第2入力装置2において、第2上面ボタン(左)230および第1上面ボタン(左)240は左側にある。
【0090】
一体把持状態において、第1入力装置1におけるジョイスティック31は4つボタン32の下側に位置するが、第2入力装置2におけるジョイスティック41は1組の4つボタン42の上側に位置する(図30)。一方で、一体把持状態において、第1入力装置1の第2上面ボタン(右)130および第1上面ボタン(右)140と、第2入力装置2の第2上面ボタン(左)230、第1上面ボタン(左)240とは、ともに上側にある。
【0091】
本実施形態に係る入力装置は、第1入力装置1と第2入力装置2とを含む入力装置セットであるともいえる。第1入力装置1は、前面15に方向入力部31を備え、前面15に対して左側に位置する第1側面11に第1開口170を備える右手用入力装置である。第2入力装置2は、前面215に方向入力部41を備え、前面215の右側に位置する第1側面に第1開口270を備える左手用入力装置である。
【0092】
<情報処理装置>
【0093】
次に、情報処理装置1000の一例の構成について説明する。図7は、情報処理装置1000の一例の構成を示す正面模式図である。
【0094】
図7に示されるように、情報処理装置1000は、第1入力装置1と、第2入力装置2と、本体装置3とを有している。以降、第1入力装置1または第2入力装置2を総称して、単にゲームコントローラとも称する。本体装置3は概略直方体形状であり、上側面および下側面の方が、右側面および左側面よりも長い。本体装置3は、ゲーム処理を実行可能である。ゲーム処理は、ゲームコントローラへの入力に基づいて実行される。第1入力装置1および第2入力装置2は、本体装置3に着脱可能である。図7に示される装着状態において、入力装置1は、本体装置3の右側面に装着され、第2入力装置2は、本体装置3の左側面に装着されている。第1入力装置1は、本体装置3を介して第2入力装置2と固定される。言い換えれば、第1入力装置1は、第2入力装置2に間接的に固定される。
【0095】
別の態様として、第1入力装置1は、本体装置3とは異なる装置を介して、第2入力装置2に間接的に固定されてもよい。また、別の態様として、第1入力装置1は、第2入力装置2に直接固定されてもよい。
【0096】
つまり、第1入力装置1は、第2入力装置2に直接的または間接的に固定される。互いに固定された第1入力装置1と第2入力装置2は、一体のゲームコントローラとして使用されてもよい。
【0097】
入力部の操作情報を含む各種の情報は、入力装置1が本体装置3に装着されているときは、後述する第1端子160を通じて本体装置3の本体第1端子331に伝達され、本体装置3のCPU(Central Processing Unit)によってプログラムに従った情報処理がされる。なお、ゲームコントローラが本体装置3に装着されていない使用態様においては、入力部の操作情報を含む各種の情報は、ゲームコントローラが備える無線チップ、および、本体装置3が備える無線チップを介して、本体装置3のCPUに伝達される。なお、ゲームコントローラが本体装置3に装着されている状態においても、無線チップを介した情報伝達がおこなわれてもよい。この場合、情報処理装置1000は第1端子160および本体第1端子331の少なくとも一方を備えなくてもよい。
【0098】
<本体装置>
【0099】
次に、本体装置3の一例の構成について説明する。図8は、本体装置3の一例の構成を示す正面模式図である。図8に示されるように、本体装置3は、本体ハウジング306と、第1プラグコネクタ330と、第2プラグコネクタ340と、第1磁性要素410と、第2磁性要素420と、第3磁性要素430と、第4磁性要素440とを有している。
【0100】
本体装置3は、本体右側面313において凹み310を有する。凹み310は、第1凹み底面311と、第1凹み側面312とにより構成される。凹み310は本体右側面313の長手方向に延びる。凹み310は本体右側面313の上下方向に沿って延びる。本体装置3の本体左側面314は凹み320を有する。凹み320は、第2凹み底面321と、第2凹み側面322とにより構成される。凹み320は、本体左側面314の長手方向に延びる。凹み320は、本体装置3の本体左側面314の上下方向に沿って延びる。
【0101】
図7および図8に示されるように、第1入力装置1は、凸部100が凹み310に嵌るように本体装置3に取り付けられる。第1入力装置1は、第1入力装置1の第1側面11が本体装置3の本体右側面313に対向し、第1入力装置1の第1側面11の長手方向と本体装置3の本体右側面313の長手方向が沿うように、本体装置3に取り付けられる。同様に、第2入力装置2は、凸部200が凹み320に嵌るように本体装置3に取り付けられる。第2入力装置2は、本体装置3の本体左側面314に取り付けられる。
【0102】
図8に示されるように、本体装置3の本体正面315には、ディスプレイ305が設けられる。ディスプレイ305は、本体正面315に設けられた開口から、その表示面が露出している。なお、ディスプレイ305は、本体正面315の表面上に載置されてもよい。ディスプレイ305は、液晶表示装置やOLEDなど、任意の表示装置であってもよい。ディスプレイ305の表示面上にはタッチパネルが備えられてもよい。タッチパネルは、任意のタッチ検出方式が採用されてもよい。ディスプレイ305は、例えば本体装置3が取得または生成した画像を表示する。画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
【0103】
本体装置3は、音声入出力端子301を有している。音声入出力端子301は、本体装置3の本体上側面316に設けられる。音声入出力端子301は、例えばイヤホンジャックである。音声入出力端子301には、イヤホンやマイクを装着することができる。また、本体装置3は、音声入出力端子301の隣に、音量ボタンを有してもよい。音量ボタンは、本体装置3によって出力される音量を調整する指示を行うためのボタンである。
【0104】
本体装置3は、下側端子303を有している。下側端子303は、本体装置3の本体下側面317に設けられる。下側端子303は、本体下側面317において左右方向中心に設けられてもよい。下側端子303は、例えば外部装置と通信を行う端子である。下側端子303は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタを構成する。本体装置3は、下側端子303により、外部から電力が供給されてもよい。本体装置3は、下側端子303により、外部に画像を出力してもよい。
【0105】
本体装置3は、上側端子302と、電源ボタン307と、記憶媒体スロット304とを有している。上側端子302と、電源ボタン307と、記憶媒体スロット304とは、本体上側面316に設けられる。本体装置3は、記憶媒体スロット304に挿入された記憶媒体が保存しているゲームアプリケーションを実行することで、ゲーム処理を実行してもよい。
【0106】
図8に示されるように、本体左側面314は、本体装置3の正面に対して、本体右側面313の反対側にある。本体左側面314は、本体右側面313と同様の構成とされている。凹み310には、第1プラグコネクタ330、第1磁性要素410、第2磁性要素420が設けられる。第1磁性要素410、第2磁性要素420は、磁石を含んでいる。凹み310の長手方向において、第1プラグコネクタ330は、第1磁性要素410と第2磁性要素420との間に配置されている。同様に、凹み320には、第2プラグコネクタ340、第3磁性要素430、第4磁性要素440が設けられる。第3磁性要素430、第4磁性要素440は、磁石を含んでいる。凹み320の長手方向において、第2プラグコネクタ340は、第3磁性要素430と第4磁性要素440との間に配置されている。
【0107】
凸部100は、凹み310および凹み320の各々に嵌まる形状である。同様に、凸部200は、凹み310および凹み320の各々に嵌まる形状である。凹み310の長手方向について、凹み310は実質的に対称であってもよい。凹み320の長手方向について、凹み320は実質的に対称であってもよい。凸部100の長手方向について、凸部100は実質的に対称であってもよい。凸部200の長手方向について、凸部200は実質的に対称であってもよい。
【0108】
凹み310の長手方向は、凹み320の長手方向と平行であってもよい。凹み310の長手方向および凹み320の長手方向の各々は、上下方向と平行であってもよい。凹み310の幅方向は、凹み320の幅方向と平行であってもよい。凹み310の幅方向および凹み320の幅方向の各々は、前後方向と平行であってもよい。
【0109】
図9は、本体装置3の右側面の構成を示す斜視模式図である。なお、本体装置3は同様の構成を左側面側にも備えている。
【0110】
図9に示されるように、第1プラグコネクタ330は、舌体332と、本体第1端子331とを有する。本体第1端子331は、舌体332の表面に沿って設けられる。本体装置3の本体右側面313には、凹み310が設けられている。凹み310は、本体右側面313において凹んでいる部分である。凹み310は、本体右側面313の長手方向に延びる。凹み310の第1凹み底面311の正面側の辺と背面側の辺とは、それぞれ実質的に直線であり、実質的に平行に延びる。本実施形態において、第1凹み底面311の上方領域と下方領域は、それぞれ端部に向かうにつれて幅が狭くなっている。より具体的には、第1凹み底面311の上方領域と下側領域は、曲線状に幅が狭くなっている。また、第1磁性要素410および第2磁性要素420は、第1凹み底面311から露出しないように設けられている。例えば、第1磁性要素410および第2磁性要素420は、一方の表面が第1凹み底面311を形成するカバーによって覆われてもよい。
【0111】
<接続構造>
【0112】
図10は、第1入力装置1を本体装置3に取り付けた状態を示す断面模式図である。図10に示される断面模式図は、上下方向および左右方向の各々に平行である。
【0113】
図10に示されるように、第1入力装置1の凸部100は、本体装置3の凹み310に嵌る。第1側面ボタン(右)110は、第1磁性要素410と磁力によって吸着する。このとき、第1側面ボタン(右)110は、第1磁性要素410に近づくように左方向に移動している。第1側面ボタン(右)110が第1磁性要素410に吸着している状態において、左右方向における第1側面ボタン(右)110の天面の位置は、凸部100の天面106の最高高さの位置と同じか、もしくは、最高高さの位置よりも第1方向R1側であってもよい。上下方向において、第1側面ボタン(右)110の天面の長さ(第3長さW3)は、第1磁性要素410の長さ(第1長さW1)よりも長くてもよい。
【0114】
第2側面ボタン(右)120は、第2磁性要素420と磁力によって吸着する。このとき、第2側面ボタン(右)120は、第2磁性要素420に近づくように左方向に移動している。第2側面ボタン(右)120が第2磁性要素420に吸着している状態において、左右方向における第2側面ボタン(右)120の天面の位置は、凸部100の天面106の最高高さの位置と同じか、もしくは、最高高さの位置よりも第1方向R1側であってもよい。上下方向において、第2側面ボタン(右)120の天面の長さ(第4長さW4)は、第2磁性要素420の長さ(第2長さW2)よりも長くてもよい。
【0115】
図11は、イジェクト操作レバーが操作される前の態様を示す模式図である。図12は、イジェクト操作レバーが操作されているときの態様を示す模式図である。
【0116】
図10から図12に示されるように、第1入力装置1は、プッシャー181と、イジェクト操作レバー182と、付勢部183と、を有している。これらは、取り外し機構を構成する。ユーザによってイジェクト操作レバー182が操作されることによって、凸部100の天面106からプッシャー181が突出する。第1入力装置1が本体装置3に装着されているとき、突出したプッシャー181は、凹み310の第1凹み底面311を押す。プッシャー181が第1凹み底面311を押すことにより、凸部100の天面106が第1凹み底面311から離れる方向に移動する。第1入力装置1は、プッシャー181が設けられている端部とは反対側の端部を支点として回転する。以上より、第1入力装置1を本体装置3から容易に取り外すことができる。
【0117】
なお、プッシャー181は、凸部100の長手方向において、操作部182よりも上側から突出してもよい。凸部100の長手方向において、プッシャー181の中心は、イジェクト操作レバー182の中心よりも上側に位置してもよい。
【0118】
また、プッシャー181の突出量は、プッシャー181が突出することによって、第1側面ボタン(右)110の操作面が第1凹み底面311から離間する大きさであってもよい。別の観点から言えば、プッシャー181の突出量は、第1側面ボタン(右)110が第1磁性要素410に吸着することで上方へ最大限移動したとしても、第1側面ボタン(右)110の操作面が第1凹み底面311から離間する大きさであってもよい。それにより、第1入力装置1を本体装置3から容易に取り外すことができる。なお、プッシャー181の突出量は、第2側面ボタン(右)120の操作面の少なくとも一部が第1凹み底面311から離間しない大きさであってもよい。それにより、第1入力装置1が本体装置3から急に取り外されることを抑制できる。
【0119】
また、プッシャー181の突出量は、プッシャー181が突出することによって、凸部100の天面106における上端(図11における第2方向R2側端部)が凹み310の開口から露出する大きさであってもよい。なお、プッシャー181の突出量は、プッシャー181が突出しても、天面106の上端が凹み310の開口から露出しない大きさであってもよい。また、プッシャー181の突出量は、プッシャー181が突出しても、外周面107に設けられた射光部150が凹み310の開口から露出しない大きさであってもよい。また、プッシャー181の突出量は、プッシャー181が突出することによって、第1側面11の上端(図11における第2方向R2側端部)と本体右側面313の上端とが、例えば、0.5mmから1cmの間の距離で離間する大きさであってもよい。なお、離間する距離は、例えば1mmから5mmの間であってもよい。離間する距離は、例えば2mmであってもよい。
【0120】
図11および図12に示されるように、イジェクト操作レバー182は、後面16に設けられている。イジェクト操作レバー182は、第1側面11から第2側面13に向かって押される。より具体的には、イジェクト操作レバー182は、第1側面11から第2側面13に向かい、かつ、後面16から前面15に向かう方向に、回動する。後面16は、突出部18を有している。突出部18は、イジェクト操作レバー182に対して第3方向R3側に位置していている。突出部18は、後面16において第6方向R6に突出している。イジェクト操作レバー182は、操作されると、第3方向R3および第5方向R5に移動し、突出部18に埋没される(図12)。
【0121】
なお、イジェクト操作レバー182は、全体が完全に埋没されなくてもよい。イジェクト操作レバー182が限界まで操作された状態において、イジェクト操作レバー182の一部は、突出部18から突出してもよい。操作されていないときのイジェクト操作レバー182の後面16からの最高高さは、突出部18の後面16からの最高高さよりも低い。操作されていないときのイジェクト操作レバー182の後端は、突出部18の後面16からの後端よりも前側に位置してもよい。第1側面11が被検出面Fに対向するように第1入力装置1が被検出面Fに載置されたとき、突出部18の端部が接地する一方で、イジェクト操作レバー182が被検出面Fに接触することを抑制できる。
【0122】
<第1上面ボタン>
【0123】
次に、第1上面ボタン(右)140の構成について説明する。図13は、第1上面ボタン(右)140の構成を示す斜視模式図である。
【0124】
図13に示されるように、第1上面ボタン(右)140は、第1本体部500と、軸受け520と、位置ずれ防止リブ510と、押し部507と、を有している。
【0125】
第1上面ボタン(右)140は、第1板状部501と、第2板状部502とを有している。第1板状部501および第2板状部502の各々は、第5方向R5の成分を含む方向に突出している。第1板状部501は、第2板状部502に対向して配置されている。
【0126】
位置ずれ防止リブ510は、第1リブ部511と、第2リブ部512とを有している。第1リブ部511および第2リブ部512の各々は、第1本体部500から第5方向R5の成分を含む方向に突出している。
【0127】
第1本体部500は、第1外側面591と、第1内側面592と、を有している。第1外側面591は、ユーザによって操作される面を含む。第1外側面591は、第1上面ボタン(右)140が本体ハウジング10に取り付けられた際に、本体ハウジング10の外部に位置する。第1内側面592は、第1外側面591の反対側にある。第1内側面592は、第1上面ボタン(右)140が本体ハウジング10に取り付けられた際に、本体ハウジング10の内部に位置する。
【0128】
図14は、第1入力装置1の内部構造の一部を示す斜視模式図である。図14に示されるように、第1入力装置1は、第1回転軸515と、第3付勢部530と、第1スイッチ581と、第1リブ収容部541と、第2リブ収容部542と、を有している。第1回転軸515は、例えば本体ハウジング10の一部により構成されている。第1回転軸515は、第3軸513と、第4軸514とを有している。第4軸514は、第3軸513から離間している。第4軸514と第3軸513とは、同一直線上に位置している。以降、第1回転軸515が延びる方向は、第1回転軸方向とも称する。
【0129】
第1スイッチ581は、例えばタクトスイッチである。別の態様として、第1スイッチ581は、ラバースイッチであってもよい。第1スイッチ581は、第1回転軸方向において、第3軸513の近くに位置していてもよい。別の観点から言えば、第1スイッチ581は、第3軸513と第4軸514との中間位置よりも第3軸513寄りに位置していてもよい。
【0130】
第3付勢部530は、第1上面ボタン(右)140を付勢する。第3付勢部530は、例えばダブルトーションバネである。第3付勢部530は、第1コイルバネ部531と、中央接続部533と、第2コイルバネ部532とを有している。中央接続部533は、第1コイルバネ部531と第2コイルバネ部532とを繋いでいる。中央接続部533は、第1コイルバネ部531と第2コイルバネ部532との間に位置している。第1コイルバネ部531は、第3軸513に取り付けられている。第2コイルバネ部532は、第4軸514に取り付けられている。
【0131】
第1リブ収容部541および第2リブ収容部542の各々は、例えば本体ハウジング10の一部により構成されている。第1リブ収容部541および第2リブ収容部542の各々は、前後方向に延びている。前後方向に見て、第1リブ収容部541および第2リブ収容部542の各々の形状は、略C字型である。別の観点から言えば、第1リブ収容部541および第2リブ収容部542の各々は、周方向の一部が開口している。
【0132】
図15は、図14に示す構成に第1上面ボタン(右)140が取り付けられた状態を示す斜視模式図である。図15に示されるように、第1内側面592は、第1側面領域592aと、第2側面領域592bとを有している。第2側面領域592bは、第1側面領域592aに連なっている。第2側面領域592bは、第1側面領域592aよりも凹んでいる。第2側面領域592bは、第1外側面591に向かって凹んでいる。イジェクト操作レバー182が操作されたとき、第2側面領域592bによって形成される凹みに、イジェクト操作レバー182の一部が配置されてもよい(図12参照)。
【0133】
図15に示されるように、第1上面ボタン(右)140は、押し部507を有している。押し部507は、第1側面領域592aに連なっている。押し部507は、第1側面領域592aから突出している。押し部507は、第1スイッチ581上に配置される。
【0134】
図16は、第1入力装置の内部構造の一部を示す第1断面模式図である。図16に示される断面は、第1入力装置1が被検出面Fに載置されたときに後方から見たときの断面であり、上下方向および左右方向に平行である。図16に示されるように、第1リブ部511は、第1リブ収容部541に収容される。第2リブ部512は、第2リブ収容部542に収容される。第1リブ部511および第2リブ部512の各々は、第1回転軸515が延びる方向に対して略垂直な方向に延びている。第1回転軸515が延びる方向において、第3軸513は、第1リブ部511と第4軸514との間に位置している。第1回転軸515が延びる方向において、第4軸514は、第2リブ部512と第3軸513との間に位置している。
【0135】
図16に示されるように、第1回転軸515は、左右方向の成分を含む方向に延びる。具体的には、第1回転軸515は、左右方向の成分と上下方向の成分とを含む方向に延びる。第1回転軸515が延びる方向は、左右方向と平行であってもよいし、左右方向に対して傾斜していてもよい。第1回転軸515が延びる方向は、例えば左右方向および上下方向の各々に対して傾斜している。
【0136】
軸受け520は、第1軸受け部521と、第2軸受け部522とを有している。第1軸受け部521は、第1板状部501に設けられた切り欠きである。第2軸受け部522は、第2板状部502に設けられた切り欠きである。第2軸受け部522は、第1軸受け部521に対向して配置されている。第3軸513は、第1軸受け部521に配置される。第1軸受け部521は、第3軸513を回転可能に支持している。第4軸514は、第2軸受け部522に配置される。第2軸受け部522は、第4軸514を回転可能に支持している。
【0137】
図16に示されるように、第1回転軸515は、第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fに垂直な方向に対して第1入力装置1の下方側に傾いた方向となるように構成されてもよい。第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fと第1回転軸515とが成す角は、第1角θ1とする。第1角θ1は、第1回転軸515に沿った第1直線L1と被検出面Fとにより成す角度に対応する。第1角θ1は、例えば45°である。ある一態様において、第1角θ1は、45°よりも小さくてもよい。別の態様において、第1角θ1は、45°より大きくてもよい。第1角θ1は、0より大きく90°未満の鋭角である。別の態様において、第1角θ1は、90°であってもよい。
【0138】
第1回転軸515は、前面15に平行な平面方向に沿っていてもよい。本実施形態において、第1回転軸515は、前後方向に垂直な平面方向に沿って延びている。別の観点から言えば、第1回転軸515は、第2上面ボタン(右)130が移動可能な平面方向に平行な方向に延びている。別の態様として、第1回転軸515は、前後方向に垂直な平面に対して傾斜した平面方向に沿って延びてもよい。言い換えれば、第1回転軸515は、上下方向および左右方向の各々に平行な平面に対して傾斜した平面に沿っていてもよい。
【0139】
図17Aは、ユーザが第1上面ボタン(右)140を操作する前における第1上面ボタン(右)140と第1スイッチ581との位置関係を示す断面模式図である。図17Aに示される断面は、第1回転軸515が延びる方向に対して垂直である。図17Aに示されるように、ユーザが第1上面ボタン(右)140を操作する前においては、第1上面ボタン(右)140の押し部507は、第1スイッチ581を押し下げていない。押し部507は、第1スイッチ581から離れていてもよい。ユーザが第1上面ボタン(右)140を操作する前においては、第1スイッチ581に対して入力が行われていなければよく、押し部507は第1スイッチ581に接していてもよい。
【0140】
図17Bは、ユーザが第1上面ボタン(右)140を操作した後における第1上面ボタン(右)140と第1スイッチ581との位置関係を示す断面模式図である。図17Bに示される断面は、第1回転軸515が延びる方向に対して垂直である。図17Bに示されるように、ユーザが第1上面ボタン(右)140を操作した後においては、第1上面ボタン(右)140の押し部507は、第1スイッチ581を押下する。押し部507は、第1スイッチ581に接触する。ユーザが第1上面ボタン(右)140を操作した後においては、第1スイッチ581に対して入力が行われる。第1スイッチ581に対してある閾値以上の荷重が印加されることにより、第1スイッチ581はオン状態となる。
【0141】
図18は、第1上面ボタン(右)の押下方向を示す右側面模式図および後面模式図である。第1上面ボタン(右)140は、ユーザにより押下される。第1上面ボタン(右)140の押下方向(第1矢印方向S1)は、上面12から下面14に向かう方向の成分を含む。第1上面ボタン(右)140の押下方向(第1矢印方向S1)は、前方向の成分と、下方向の成分と、左方向の成分を含む。第1上面ボタン(右)140は、第1回転軸515を中心として押下可能である。第1上面ボタン(右)140は、ユーザにより押下されることにより、第1回転軸515を中心として回動する。第1上面ボタン(右)140の可動角度は、特に限定されないが、例えば20°以下であってもよいし、15°以下であってもよいし、10°以下であってもよい。
【0142】
第1上面ボタン(右)140は、第3付勢部530により付勢されている。ユーザが第1上面ボタン(右)140を離すと、第1上面ボタン(右)140は、元の位置に戻る。第1上面ボタン(右)140の押し部507は、第1スイッチ581から離れてもよい。これにより、第1スイッチ581に対する入力が終了し、第1スイッチ581はオフ状態となる。
【0143】
本実施形態に係る入力装置1は、第1上面ボタン(右)140を有している。そのため、前面15を前方にしかつ上面12を上方にした第1使用状態において、ゲーム用コントローラのように入力装置1を使用できる。また第1上面ボタン(右)140は、左右方向の成分を含む方向に延びる第1回転軸515を中心として押下可能である。そのため、第1使用状態において、第1上面ボタン(右)140をショルダーボタンとして使用するにあたって人差し指や中指によって下方に向けて押下しやすい。
【0144】
さらに本実施形態に係る入力装置1は、マウス操作用センサ174を有している。そのため、第1側面11を下方にして入力装置1を被検出面Fに載置する第2使用状態においては、マウスとして入力装置1を使用できる。すなわち、ユーザは、第1側面11が被検出面Fに対向した状態で、入力装置1を被検出面F上で移動させることで、マウスとして入力装置1を使用できる。このとき、第1上面ボタン(右)140はクリックボタンのように用いることができる。また第1回転軸515は被検出面Fから離れる方向に延びる。そのため、第1使用状態と同様に、人差し指や中指で下方に向けて第1上面ボタン(右)140を押下できるため、入力装置1の操作が容易である。すなわち、本実施形態に係る入力装置1によれば、ゲーム用コントローラのような使用と、マウスとしての使用が可能である。さらに、第1上面ボタン(右)140は、第1回転軸515を中心として回転するため、ゲーム用コントローラとして使用するときにはショルダーボタンとしての操作性がよく、かつ、マウスとしての使用するときにもクリックボタンとしての操作性を損なわない。なお、入力装置1は、ユーザが支えなくとも、第1側面11を下方にして被検出面Fに自立してもよい。
【0145】
さらに第1回転軸515は、第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fに垂直な方向に対して入力装置1の下方側に傾いた方向となるように構成されてもよい。これにより、マウス操作時に第1上面ボタン(右)140を被検出面Fに向かう方向に押し下げることができるためクリック操作しやすくなる。
【0146】
さらに第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fと第1回転軸515とが成す鋭角は、45°より大きくてもよい。これにより、入力装置1をリフトアップした状態で把持する時に、第1上面ボタン(右)140を押しやすくなる。入力装置1をマウス操作する時には、第1上面ボタン(右)140を押すために指を上面に引っかけるように手を置くので、鋭角が45度より大きくても指を曲げるようにして容易に第1上面ボタン(右)140を押下できる。
【0147】
第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fと第1回転軸515とが成す角は、45°であってもよい。これにより、入力装置1をリフトアップした状態で把持する時およびマウス操作する時のいずれにおいても、第1上面ボタン(右)140を押しやすくなる。
【0148】
第1回転軸515は、被検出面Fに対して垂直な平面方向に沿ってもよい。これにより、入力装置1をマウス操作する時において、第1上面ボタン(右)140を押しやすくなる。
【0149】
<第2上面ボタン>
【0150】
次に、第2上面ボタン(右)130の構成について説明する。図19は、第2上面ボタン(右)130の構成を示す斜視模式図である。
【0151】
図19に示されるように、第2上面ボタン(右)130は、第2本体部553と、第1フランジ部551と、第2フランジ部552と、第2外側面131とを有している。第2本体部553には、第1軸穴138と、第2軸穴137とが設けられている。第2軸穴137は、第1軸穴138から離間している。第1軸穴138および第2軸穴137は、第2外側面131とは異なる側面に設けられている。第1軸穴138は、例えば貫通孔である。第1軸穴138は、有底穴であってもよい。第2軸穴137は、例えば貫通孔である。第2軸穴137は、有底穴であってもよい。
【0152】
第2外側面131は、ユーザにより操作される面である。第2外側面131は、外側に凸となるように湾曲している。第2外側面131は、第2本体部553により構成されている。第1フランジ部551は、第2本体部553の一方側に設けられている。第2フランジ部552は、第2本体部553の他方側に設けられている。第2本体部553は、第1フランジ部551と第2フランジ部552との間にある。
【0153】
図20は、第1入力装置1の内部構造の一部を示す第2断面模式図である。図20に示される断面は、上下方向および左右方向に平行である。図20に示されるように、入力装置1は、第1付勢部材141と、第2付勢部材142と、第2スイッチ143とを有している。第2上面ボタン(右)130は、第2内側面132と、第3突起部133と、第4突起部134と、第5突起部135とを有している。前後方向に見て、第2外側面131は、例えば円弧状である。第2内側面132は、第2外側面131の反対側にある。第1入力装置1は、内部部品148を有している。第2内側面132は、内部部品148に対向している。
【0154】
第3突起部133は、第2内側面132に設けられている。第3突起部133は、第2内側面132から第4方向R4に突出している。第4突起部134は、第2内側面132に設けられている。第4突起部134は、第2内側面132から第4方向R4に突出している。左右方向において、第4突起部134は、第3突起部133よりも第1方向R1側に位置している。
【0155】
第5突起部135は、第2内側面132に設けられている。第5突起部135は、第2内側面132から第4方向R4に突出している。左右方向において、第5突起部135は、第3突起部133よりも第1方向R1側であり、かつ、第4突起部134よりも第3方向R3側に位置している。左右方向において、第5突起部135は、第3突起部133と第4突起部134との間に位置している。上下方向において、第5突起部135の長さは、第3突起部133の長さよりも長くてもよい。上下方向において、第5突起部135の長さは、第4突起部134の長さよりも長くてもよい。上下方向において、第5突起部135は、第3突起部133と第4突起部134との間に位置していてもよい。
【0156】
第1付勢部材141は、第2上面ボタン(右)130を上方に付勢する。第1付勢部材141は、例えばコイルバネである。第1付勢部材141は、内部部品148に支持されている。第1付勢部材141は、例えば上下方向に沿って延びている。第1付勢部材141の第2方向R2側の端部は、例えば第4突起部134に取り付けられている。第1付勢部材141の第4方向R4側の端部は、例えば内部部品148の第1部分145に取り付けられている。
【0157】
第2付勢部材142は、第2上面ボタン(右)130を上方に付勢する。第2付勢部材142は、例えばコイルバネである。第2付勢部材142は、内部部品148に支持されている。第2付勢部材142は、例えば上下方向に沿って延びている。第2付勢部材142の第2方向R2側の端部は、例えば第3突起部133に取り付けられている。第2付勢部材142の第4方向R4側の端部は、例えば内部部品148の第2部分146に取り付けられている。
【0158】
左右方向において、第2付勢部材142は、第1付勢部材141よりも第3方向R3側に位置している。左右方向において、第5突起部135は、第2付勢部材142と第1付勢部材141との間に位置している。上下方向において、第2付勢部材142は、第1付勢部材141よりも第4方向R4側に位置している。上下方向において、第5突起部135は、第2付勢部材142と第1付勢部材141との間に位置していてもよい。
【0159】
第2上面ボタン(右)130は、直線方向に押し込み可能である。具体的には、第2上面ボタン(右)130は、第2矢印方向S2に押し込み可能である。第2矢印方向S2は、例えば第4方向R4である。第1付勢部材141および第2付勢部材142は、第2上面ボタン(右)130を上方に付勢している。そのため、ユーザが第2上面ボタン(右)130の押し込みをやめると、第2上面ボタン(右)130は、第2方向R2に移動する。つまり、上記の構成により、第2上面ボタン(右)130を上下方向に沿って移動させることができる。第2上面ボタン(右)130は、上下方向に沿った直線に沿って押し込み可能であってもよいし、上下方向に対して傾いた直線に沿って押し込み可能であってもよい。
【0160】
第2スイッチ143は、第2上面ボタン(右)130が押下されることによって作動する。第2スイッチ143は、例えばタクトスイッチである。別の態様として、第2スイッチ143は、例えばラバースイッチであってもよい。第2スイッチ143は、第2上面ボタン(右)130によって押される。
【0161】
第2スイッチ143は、内部部品148の第3部分147に支持されている。第2スイッチ143は、例えば第5突起部135に接するように配置されている。ユーザが第2上面ボタン(右)130を押下すると、第2上面ボタン(右)130が第2スイッチ143を押下する。第2上面ボタン(右)130の第5突起部135は、第2スイッチ143を押下する。これにより、第2スイッチ143に対して入力が行われる。第2スイッチ143に対してある閾値以上の荷重が印加されることにより、第2スイッチ143はオン状態となる。
【0162】
ユーザが第2上面ボタン(右)130を離すと、第1付勢部材141および第2付勢部材142の各々は、第2上面ボタン(右)130を押し上げる。これにより、第2上面ボタン(右)130は、元に位置に戻る。第2上面ボタン(右)130の第5突起部135は、第2スイッチ143から離れてもよい。これにより、第2スイッチ143に対する入力が終了し、第2スイッチ143はオフ状態となる。
【0163】
左右方向において、第2スイッチ143は、例えば、第1付勢部材141と第2付勢部材142との間に位置している。左右方向において、第2スイッチ143は、第3突起部133と第4突起部134との間に位置している。上下方向において、第2スイッチ143は、第5突起部135と内部部品148の第3部分147との間に位置している。
【0164】
図20に示されるように、第3部分147は、第2スイッチ143の支持面149を有している。支持面149は、第3部分147が第2スイッチ143を支持する面である。図5および図20に示されるように、第2スイッチ143の支持面149は、第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fに垂直な方向に対して入力装置1の下方側に傾いた方向となるように構成されている。第1側面11が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fと支持面149とが成す角は、第2角θ2である。第2角θ2は、支持面149に沿った第2直線L2と被検出面Fとにより成す角度に対応する。第2角θ2は、例えば45°より大きくてもよい。第2角θ2は、例えば60°以上であってもよいし、65°以上であってもよい。第2角θ2は、90°よりも小さくてもよい。第2角θ2は、特に限定されないが、例えば85°以下であってもよいし、80°以下であってもよい。
【0165】
第1フランジ部551は、前面側ハウジング61の内壁に対向している。第1フランジ部551は、前面側ハウジング61の内壁によって抜け止めされている。上下方向において、第2フランジ部552は、第1フランジ部551よりも第4方向R4側に位置している。第2フランジ部552は、前面側ハウジング61の内壁に対向している。第2フランジ部552は、前面側ハウジング61の内壁によって抜け止めされている。
【0166】
図21は、第1入力装置の内部構造の一部を示す第3断面模式図である。図21に示される断面模式図は、上下方向および左右方向の各々に平行であり、図2に示される断面模式図よりも前面側における断面模式図である。
【0167】
第1入力装置1は、第1軸81と、第2軸82とを有している。第1軸81(第2回転軸81)は、例えば前後方向の成分を含む方向に沿って延びている。第1軸81が延びる方向は、前後方向と平行であってもよいし、前後方向に対して傾斜していてもよい。別の観点から言えば、第1軸81は、第1側面11または第2側面13が被検出面F上に載置されたときに被検出面Fに平行な方向に延びている。第2軸82は、例えば前後方向の成分を含む方向に沿って延びている。第1軸81が延びる方向は、第2軸82が延びる方向と平行であってもよい。左右方向において、第1軸81および第2軸82の各々は、第1側面11と第2側面13との間に設けられる。左右方向において、第1軸81は、第1側面11と第2軸82との間に設けられる。左右方向において、第2軸82は、第1軸81と第2側面13との間に設けられる。第1軸81および第2軸82の各々は、例えば前面側ハウジング61により構成されている。本実施形態において、第1軸81および第2軸82の径は同じであるが、異なってもよい。例えば、第1軸81の径が第2軸82の径よりも大きくてもよい。
【0168】
図21に示されるように、第1軸81は、第1軸穴138内に配置される。第2軸82は、第2軸穴137内に配置される。図21に示されるように、前後方向に見て、第1軸81は、第1付勢部材141と重なっている。前後方向に見て、第2軸82は、第2付勢部材142と重なっている。左右方向における第1軸穴138の幅は、第1軸穴幅D1とする。左右方向における第2軸穴137の幅は、第2軸穴幅D2とする。第2軸穴幅D2は、第1軸穴幅D1よりも長い。また、上下方向において、第2軸穴137の幅が第2軸82の径よりも長い。これにより、第2上面ボタン(右)130は、第1軸81を中心として回動可能である。また第2軸穴137があるため、第2上面ボタン(右)130を左右方向に長い形状にしても、第2上面ボタン(右)130の移動をある程度画定することができる。さらに上下方向において、第1軸穴138の幅が第1軸81の径よりも長く、かつ、第2軸穴137の幅が第2軸82の径よりも長いため、第2上面ボタン(右)130を直線方向に押し込むことができる。
【0169】
第2軸穴137は、第1軸穴138よりも左右方向において第1側面11の反対側に設けられる。具体的には、左右方向において、第2軸穴137は、第1軸穴138と第2側面13との間に設けられる。左右方向において、第1軸穴138は、第1側面11と第2軸穴137との間に設けられる。
【0170】
図22は、第2上面ボタン(右)130が第1軸81を中心として回動した状態を示す断面模式図である。図22に示されるように、第2上面ボタン(右)130は、第1軸81を中心として回動可能である。第2上面ボタン(右)130は、ユーザにより押下される。第2上面ボタン(右)130は、第3矢印方向S3に押下される。第3矢印方向S3は、左方向の成分と下方向の成分とを含んでいる。第2上面ボタン(右)130は、ユーザにより押下されることにより、第1軸81(第2回転軸81)を中心として回動する。第2上面ボタン(右)130の可動角度は、例えば20°以下であってもよいし、15°以下であってもよいし、10°以下であってもよい。
【0171】
以上の通り、第2上面ボタン(右)130は、直線方向に押し込み可能であり、かつ第1軸81を中心として回動可能である。第1軸81は、第1軸穴138内を上下方向に移動可能である。第2軸82は、第2軸穴137内を上下方向に移動可能である。第2上面ボタン(右)130が直線方向に移動する場合には、第1軸81は、第1軸穴138内を上下方向に移動し、かつ、第2軸82は、第2軸穴137内を上下方向に移動する。第2上面ボタン(右)130が回動する場合には、第1軸81は、第1軸穴138内において停止した状態で、第2軸82は、第2軸穴137内を左右方向に移動する。また、第2上面ボタン(右)130は、直線方向に移動しつつ同時に回動することもできる。
【0172】
上記においては、第2上面ボタン(右)130は、第1軸穴138および第2軸穴137を有する場合について説明したが、本開示はこの態様に限定されない。例えば、第2上面ボタン(右)130は、第1軸81と、第2軸82とを有していてもよい。この場合、前面側ハウジング61は、第1軸81が配置される第1軸穴138と、第2軸82が配置される第2軸穴137とを有している。
【0173】
別の態様として、第2上面ボタン(右)130は、第1軸81と、第2軸穴137とを有していてもよい。この場合、前面側ハウジング61は、第1軸81が配置される第1軸穴138と、第2軸穴137に配置される第2軸82とを有している。
【0174】
さらに別の態様として、第2上面ボタン(右)130は、第1軸穴138と、第2軸82とを有していてもよい。この場合、前面側ハウジング61は、第1軸穴138に配置される第1軸81と、第2軸82が配置される第2軸穴137とを有している。
【0175】
つまり、第2上面ボタン(右)130は、第1軸穴138と第1軸穴138に配置される第1軸81のいずれか一方と、第2軸穴137と第2軸穴137に配置される第2軸82のいずれか一方とを有してもよい。第2上面ボタン(右)130以外の入力装置1は、第1軸穴138と第1軸81のいずれか他方と、第2軸穴137と第2軸82のいずれか他方とを有してもよい。第2上面ボタン(右)130以外の入力装置1は、前面側ハウジング61であってもよいし、内部部品148であってもよいし、その他の部材であってもよい。
【0176】
図23は、第1上面ボタン(右)140を取り除いた状態で第2上面ボタン(右)130付近の構成を示す断面模式図である。図23に示されるように、第1軸81は、前面側ハウジング61の一部であってもよい。第1軸81は、前後方向に沿って延びている。前後方向において、第1軸81は、第1付勢部材141と前面15との間に位置している。ユーザが第2上面ボタン(右)130を操作していない状態においては、第2上面ボタン(右)130は、第2方向R2側に付勢されている。上下方向において、第1軸81の下端が第2上面ボタン(右)130の第1軸穴138を構成する面と接触することで、第2上面ボタン(右)130は抜け止めされる。
【0177】
図23に示されるように、内部部品148は、前面側ハウジング61と後面側ハウジング62との間に位置している。第2上面ボタン(右)130は、前面側ハウジング61と後面側ハウジング62とに挟まれていてもよい。前後方向において、第1付勢部材141は、前面側ハウジング61と後面側ハウジング62との間に位置している。
<使用状態>
【0178】
図24は、入力装置1を縦持ちした状態を示す斜視模式図である。図24に示されるように、ユーザは、右手で第1入力装置1を把持し、左手で第2入力装置2を把持する。ユーザは、右手人差し指によって、第1上面ボタン(右)140および第2上面ボタン(右)130を操作可能である。ユーザは、右手中指によって、第1上面ボタン(右)140および第2上面ボタン(右)130を操作してもよい。ユーザは右手親指によって、正面の入力部を操作可能である。例えば、ユーザは、親指によって、ジョイスティック31、+ボタン33(1)、1組の4つボタン32を操作可能である。第1上面ボタン(左)240、第2上面ボタン(左)230、ジョイスティック41、-ボタン43(1)および1組の4つボタン42は、ユーザの左手により右手と同様に操作される。
【0179】
本実施形態に係る入力装置1の第1上面ボタン(右)140は、後方への回動により押下が容易である。一方で、第2上面ボタン(右)130は、下方向への直線方向または前後方向に延びる回転軸を中心とする回動方向に押し込み可能である。そのため、第2上面ボタン(右)130は、前後方向について省スペースで操作しやすい。回動方向の観点から言えば、第2上面ボタン(右)130の後方には第1上面ボタン(右)140があるため、第2上面ボタン(右)130を後方に回動するのは物理的に困難である。一方で、第2上面ボタン(右)130を前方に回動するのは、操作がしづらいおそれがある。本実施形態において、第2上面ボタン(右)130は、前後方向に延びる第2回転軸を中心として回動可能である。これにより、省スペースで第2上面ボタン(右)130の回動による押下が可能である。
【0180】
本実施形態に係る入力装置1によれば、前後方向において、第1側面11から前面15の前端までの長さよりも、第1側面11から前面15の反対側にある後面16の後端までの長さの方が長くてもよい。前面15には方向入力部があるため、入力装置1をコントローラ持ちリフトアップした状態で把持した際の握りやすさや操作性から、第1側面11からの突出量(厚み)を抑えることができる。一方で後面16側は後ろに回った指によって入力装置1を把持しやすいように後面16側へ突出している。第1側面11自体は前後方向の長さを短く(後面16の後端よりは前寄り)にすることで、入力装置1をコントローラ持ちリフトアップした状態で把持したときに例えば第1側面11も含めて握り込めれば把持性が良い。
【0181】
本実施形態に係る入力装置1によれば、第2上面ボタン(右)130を押しこみ切ったときの操作面の後端縁は、その後方にある第1上面ボタン(右)140の操作面の前端縁に対して、上下方向において同じまたは上方に位置する。第2上面ボタン(右)130は細い形状であるため、押し込んだときにボタンから漏れる指が、第1上面ボタン(右)140を押してしまうおそれがあるところ、最大限押し込んだとしても第2上面ボタン(右)130の操作面は第1上面ボタン(右)140の操作面と同じまたは上方に位置するので誤操作が抑制される。
【0182】
図25は、入力装置1をマウスとして使用する状態を示す前面模式図である。図26は、入力装置1をマウスとして使用する状態を示す側面模式図である。
【0183】
図25および図26に示されるように、ユーザの手のひらは、入力装置1の第2側面13を覆うように配置される。ユーザの右手親指は、前面15側に配置される。例えば、ユーザの右手親指は、ジョイスティック31に添えられる。ユーザの右手人差し指は、第2上面ボタン(右)130上に配置される。ユーザの右手中指は、第1上面ボタン(右)140上に配置される。
【0184】
ユーザは、右手人差し指によって、第2上面ボタン(右)130を操作可能である。ユーザは、右手中指によって、第1上面ボタン(右)140を操作可能である。ユーザは、右手人差し指によって第1上面ボタン(右)140を操作してもよい。ユーザは右親指によって、正面の入力部を操作可能である。例えば、ユーザは、親指によって、ジョイスティック31、+ボタン33(1)、1組の4つボタン32を操作可能である。第2入力装置2も、左手によって同様にマウスとして使用されてもよい。
【0185】
本実施形態に係る入力装置1は、第1上面ボタン(右)140と、第1上面ボタン(右)140の前方に設けられる第2上面ボタン(右)130を有している。これにより、入力装置1をリフトアップした状態で把持した時に、第1上面ボタン(右)140および第2上面ボタン(右)130を両方とも操作しやすい。さらに第1側面11を下にして入力装置1をマウス操作するときには、第1上面ボタン(右)140および第2上面ボタン(右)130をそれぞれ例えば右クリックボタンおよび左クリックボタンのようにして操作可能である。なお、第1上面ボタン(右)140と第2上面ボタン(右)130が操作されることによって実行される処理は、情報処理装置1000によって実行されるアプリケーションによって決定されてもよく、それぞれ異なってもよいし同じでもよい。また、いずれか一方のボタンは、操作がされたとしても処理は実行されなくてもよい。
【0186】
本実施形態において、第1開口170は、凸部100の天面106の長手方向において第1側面ボタン(右)110と第2側面ボタン(右)120の間に位置する。すなわち、第1開口170は、入力装置1の長手方向において比較的中央寄りに位置する。そのため、ユーザの意図に沿ったマウス操作が容易となる。
【0187】
本実施形態に係る入力装置1によれば、第2上面ボタン(右)130が押下されることによって作動されるスイッチの支持面149は、被検出面Fに垂直な方向に対して入力装置1の下方側に傾いてもよい。そのため、入力装置1をマウスとして使用する際に、第2上面ボタン(右)130を操作しやすくなる。
【0188】
本実施形態に係る入力装置1によれば、被検出面Fと支持面149とが成す鋭角は、45°より大きくてよいし、60°以上であってもよい。角度が過度に小さい場合、入力装置1をコントローラ持ちリフトアップした状態で把持した状態で上方から指で第2上面ボタン(右)130を押したときに、第2上面ボタン(右)130がスイッチに対して横滑りする可能性がある。角度を比較的大きくすることにより、第2上面ボタン(右)130がスイッチに対して横滑りすることを抑制できる。なお、入力装置1をマウスとして操作するときにおいては、第2上面ボタン(右)130は必ずしも被検出面Fに垂直な方向からしか押下されないわけではなく、コントローラ持ちリフトアップした状態で把持した時のように第2上面ボタン(右)130に指をかけて下方に(つまり被検出面Fと平行に)向けて押すこともできるため、角度が比較的大きい場合であっても操作性を良好に維持できる。
【0189】
本実施形態に係る入力装置1によれば、前後方向において、第1上面ボタン(右)140の後端は、第1側面11の後端よりも後方に位置してもよい。これにより、入力装置1をコントローラ持ちリフトアップした状態で把持したときの把持性がよく、かつ、第1ボタン32(1)を押下しやすい。マウス操作時にも、第1ボタン32(1)をクリック操作しやすい。
【0190】
本実施形態に係る入力装置1によれば、第1側面11の前後方向の長さよりも、第1側面11の上下方向の長さおよび前面15の左右方向の長さの方が長くてもよい。これにより、入力装置1を握り混むようなコントローラ持ちリフトアップした状態で把持がしやすく、第1上面ボタン(右)140および第2上面ボタン(右)130を人差し指または中指で操作しやすくかつ前面15にある入力操作部を親指で操作しやすい。また、第1側面11は前後方向の長さは短いが上下方向の長さは長い。そのため、マウス操作時に前後に入力装置1を移動させるときにも安定性がよい。マウス操作時において、被検出面に対する左右方向の移動については、少しの移動であれば手首が支点となるのでブレにくい。また入力装置1を大きく移動する際においても、前面15と後面16をそれぞれ挟みこむように入力装置1を把持できるので倒れにくい。
【0191】
本実施形態に係る入力装置1によれば、上下方向においてスティックと4つボタンの間に反射光をマウス操作用センサ174に導く第1開口170が設けられてもよい。これにより、入力装置1をマウスとして使用する場合において、スティックまたは4つボタンを親指で操作可能な態様で把持した場合に、被検出面から垂直な方向から見たときに比較的手の中心側に第1開口170が位置するため、ユーザの意図に沿ったマウス操作が容易となる。
【0192】
本実施形態に係る入力装置1によれば、第1開口170は、凸部100に設けられる。凸部100は、本体装置3の凹み310に装着される部分である。第1上面ボタン(右)140と、第2上面ボタン(右)130と、方向入力部とは、凸部100以外の部分に設けられている。そのため、凸部100が凹み310に装着される場合において、ユーザは第1上面ボタン(右)140と、第2上面ボタン(右)130と、方向入力部とを使用可能である。また凸部100が凹み310に装着される場合において、第1開口170は、凹み310の内部に配置される。そのため、入力装置1をマウスとして使用しない場合において、第1開口170を本体装置3で塞ぐことができる。
【0193】
図27は、両手で使用する第1状態を示す模式図である。図27に示されるように、第1入力装置1が右手でマウスとして操作され、第2入力装置2が左手でマウスとして操作される。第1入力装置1および第2入力装置2の各々がマウス操作用センサを有する場合には、第1入力装置1および第2入力装置2の各々をマウスとして使用することができる。
【0194】
図28は、両手で使用する第2状態を示す模式図である。ユーザは、第1入力装置1と第2入力装置2のうちの一方をマウスとして使用し、第1入力装置1と第2入力装置2のうちの他方を縦持ちの入力装置1として使用してもよい。図28に示されるように、第1入力装置1は右手でマウス操作されてもよい。第2入力装置2は左手で縦持ち操作されてもよい。反対に、第2入力装置2は左手でマウス操作されてもよい。第1入力装置1は右手で縦持ち操作されてもよい。
【0195】
図29は、入力装置1を横持ちした状態を示す斜視模式図である。図29に示されるように、第1ユーザは、両手で第1入力装置1を把持し、第2ユーザは、両手で第2入力装置2を把持する。第1ユーザは、右手人差し指によって第1側面ボタン(右)110を操作し、右手親指によって1組の4つボタン32を操作可能である。第1ユーザは、左手人差し指によって第2側面ボタン(右)120を操作し、左手親指によってジョイスティック31を操作可能である。第2ユーザは、右手人差し指によって第2側面ボタン(左)220を操作し、右手親指によって1組の4つボタン42を操作可能である。第2ユーザは、左手人差し指によって第1側面ボタン(左)210を操作し、左手親指によってジョイスティック41を操作可能である。
【0196】
入力装置が横持ち状態で操作されるとき、第2開口196は、一方側を第1側面ボタン(右)110と第1開口170に、他方側を同期ボタン50と第2側面ボタン(右)120に挟まれているため、ユーザの指が第2開口196に触れにくい。また、ユーザが同期ボタン50を操作しようとする場合、第1開口170は第2開口196を挟んで反対側に位置するため、ユーザの指が第1開口170に触れにくい。
【0197】
本実施形態においては、入力装置1は、本体装置3から取り外された状態において、第1側面11が横を向いた状態で縦持ちの入力装置1として用いられ、第1側面11が上や前を向いた状態で横持ちの入力装置1として用いられ、第1側面11が下を向いた状態でマウスとして用いられる。すなわち、1つの入力装置1でありながら、把持される方向を3方向に変えることによって、3つの用いられ方が可能となる。
【0198】
別の態様として、第1ユーザは、両手で第1入力装置1を把持し、第2ユーザは、片手で第2入力装置2を把持してもよい。例えば、第2ユーザは、右手で第2入力装置2を把持し、マウスとして使用してもよい。この場合、第2ユーザは、右手人差し指で第1上面ボタン(左)240を操作し、右手中指で第2上面ボタン(左)230を操作し、右手親指は、後面16に添えるだけでもよい。
【0199】
図30は、第1入力装置1および第2入力装置2が本体装置3に装着された状態を示す正面模式図である。第1入力装置1および第2入力装置2は、本体装置3に装着された状態でも使用可能である。
【0200】
図30に示されるように、第1入力装置1および第2入力装置2が本体装置3に装着された状態においては、第1入力装置1および第2入力装置2の各々の長手方向が上下方向になるように使用される。図30に示される状態を、一体把持状態と呼ぶ。
【0201】
第1上面ボタン(右)140および第2上面ボタン(右)130は、一体把持状態において入力装置1の右上部に配置されるボタンである。第1上面ボタン(左)240および第2上面ボタン(左)230は一体把持状態において入力装置の左上部に配置されるボタンである。第1上面ボタン(右)140、第2上面ボタン(右)130、第1上面ボタン(左)240および第2上面ボタン(左)230は、一体把持状態においても使用されてもよい。
【0202】
一方、図24から図29に示されるように、第1入力装置1および第2入力装置2は、本体装置3から外された状態においても使用可能である。つまり、第1入力装置1および第2入力装置2は、本体装置3に装着された状態、および、本体装置3から外された状態のいずれの状態でも使用可能である。
【0203】
第1入力装置1が凸部100を有しない場合、本体ハウジング10の左側面4が第1側面11に対応する。この場合、左側面4が被検出面Fに載置された状態で、第1入力装置1がマウスとして使用されてもよい。
【0204】
<システム>
【0205】
次に、本開示に係るシステムの構成について説明する。図31は、本開示に係るシステムの構成を示すブロック図である。
【0206】
図31に示されるように、本開示に係るシステム800は、入力装置1と、本体装置3とを有している。
【0207】
本体装置3は、例えばCPU(図示せず)と、無線通信部(図示せず)とを有している。CPUは、情報処理を実行可能である。入力装置1は、無線通信部を介して、入力部に対する操作に関する情報や検出した反射光に関する情報などを、本体装置3に送信する。本体装置3は、受信した情報に基づいて、CPUによって各種の処理を実行する。本体装置3は、処理の結果に基づいて、各種の出力をする。例えば画像データを出力したり、入力装置1を発光させるための信号を出力したりする。
【0208】
なお、入力装置1が本体装置3に装着されたときには、それぞれが有する端子を通じて有線通信がされてもよいし、無線通信がされてもよい。また、入力装置1と本体装置3との間で電力の授受が行われてもよい。
[第2実施形態]
【0209】
次に、第2実施形態に係る入力装置の構成について説明する。図32は、第2実施形態に係る第1入力装置および第2入力装置の構成を示す正面模式図である。
【0210】
図32に示されるように、第1入力装置601は、第1主部610aと、第1グリップ部610bとを有している。第1主部610aの正面には、4つボタン632aと、ジョイスティック631aとが設けられる。ジョイスティック631aは、4つボタン632aの左下側に設けられる。第1グリップ部610bは、ユーザがグリップする部分である。第1グリップ部610bは、第1主部610aの右下部分に連なっている。第1グリップ部610bは、第1主部610aから下方向に延びる。第1グリップ部610bは、下方向かつ右方向または後方に延びてもよい。第1主部610aは、第1グリップ部610bの上方において、左方向に延びる形状を有する。
【0211】
第2入力装置602は、第2主部620aと、第2グリップ部620bとを有している。第2主部620aの正面には、4つボタン632bと、ジョイスティック631bとが設けられる。ジョイスティック631bは、4つボタン632aの左上側に設けられる。なお、ジョイスティック631bの位置と、4つボタン632aの位置とは、入れ替えらえてもよい。第2グリップ部620bは、例えばユーザがグリップする部分である。第2グリップ部620bは、第2主部620aの左下部分に連なっている第2グリップ部620bは、第2主部620aから下方向に延びる。第2グリップ部620bは、下方向かつ左方向または後方に延びてもよい。第2主部620aは、第2グリップ部620bの上方において、右方向に延びる形状を有する。本実施形態においては、第1入力装置601の外形と第2入力装602置の外形とは左右対称である。
【0212】
本実施形態によれば、第1入力装置601と第2入力装置602とは互いに固定されない。なお、第1入力装置601および第2入力装置602は、それぞれ装着部(図示せず)を備えており、当該装着部を用いて互いに直接的または間接的に装着されてもよい。この場合、第1入力装置601および第2入力装置602は、ユーザの両手で把持される一体のコントローラとして使用されてもよい。第1入力装置601および第2入力装置602は、それぞれに周辺機器が装着されてもよい。
【0213】
図33は、第2実施形態に係る第1入力装置601の構成を示す左側面模式図である。図34は、第2実施形態に係る第1入力装置601をマウスとして操作する状態を示す正面模式図である。第1入力装置601の上面612には、第1上面ボタン(右)640と第2上面ボタン(右)630(右)が設けられる。第1上面ボタン(右)640は、第1回転軸(図示せず)を中心として回動する。第1回転軸は、左右方向の成分を含む方向に延びる。図3に示されるように、第1側面611が被検出面Fに対向するように載置された場合において、被検出面Fと第1回転軸とが成す角度は、例えば70°である。第2上面ボタン(右)630(右)は、上下方向に沿って直動する。
【0214】
第1開口670は、第1入力装置601において左側の側面である第1側面611に設けられる。第1開口670は、第1主部610aの左側側面に設けられる。第1開口670の内部には、マウス操作用センサ671が設けられる。
【0215】
図34に示されるように、第1側面11が被検出面Fに対向するように第1入力装置601がユーザにより把持される。このとき、第1グリップ部610bは被検出面Fから離間する。そのため、ユーザは、例えば右手の中指、薬指および小指によって第1グリップ部610bを握り込むように把持しつつ、第1側面11を被検出面Fに対向させて、第1入力装置601を被検出面F上において移動させることができる。ユーザの右手の親指は、4つボタン632aおよび/またはジョイスティック631aを操作可能である。ユーザの右手の人差し指は、第1上面ボタン(右)640および/または第2上面ボタン(右)630を操作可能である。第1上面ボタン(右)640および/または第2上面ボタン(右)630はユーザの右手の中指によって操作されてもよい。また、ユーザは、第1入力装置601を被検出面Fからリフトアップしつつ、上面を上方にして把持することもできる。
【0216】
なお、第1入力装置601は、ユーザが手を離しても、第1側面11が被検出面Fに対向した状態で被検出面Fに載置されるような形状であってもよい。
【0217】
上記においては、第1入力装置601の外形と第2入力装置602の外形とは左右対称であるが、左右対称でなくてもよい。例えば、一組の入力装置セットは、第1実施形態に係る第1入力装置601と、第2実施形態に係る第2入力装置602を有していてもよい。第2実施形態に係る第2入力装置602は、マウス操作用センサ671を有していなくてもよい。また、入力装置はセットでなくてもよい。また、主部およびグリップ部の形状は上記に限らない。
[第3実施形態]
【0218】
次に、第3実施形態に係る入力装置の構成について説明する。図35は、第3実施形態に係る入力装置の構成を示す正面模式図である。第3実施形態に係る入力装置は、スライダ装着部を用いて本体装置に装着される点で、第1実施形態と異なる。以下、主に相違点に関して説明する。
【0219】
図35に示されるように、第3実施形態に係る入力装置700は、スライダ装着部760を有している。スライダ装着部760は、支持部702と、板状部701と、を有している。スライダ装着部760は、第1側面711を形成している。スライダ装着部760は、例えば上下方向に沿って延びている。
【0220】
支持部702は、本体ハウジング705から突出するように設けられている。支持部702は、本体ハウジング705から第1方向R1に突出している。板状部701は、支持部702の上に位置する。板状部701は、例えば上下方向に沿って延びている。板状部701は、支持部702に対して第1方向R1側に位置している。別の観点から言えば、支持部702は、本体ハウジング705と、板状部701との間に位置している。
【0221】
図36は、第3実施形態に係る入力装置の構成を示す左側面模式図である。図36に示されるように、第3実施形態に係る入力装置700は、上面712と、第1上面ボタン(右)740と、第2上面ボタン(右)730と、第1側面ボタン(右)710と、第2側面ボタン(右)720と、射光部750と、第1開口770と、マウス操作用センサ774と、同期ボタン751とを有していてもよい。第1上面ボタン(右)740および第2上面ボタン(右)730は、上面712に設けられている。
【0222】
第1開口770は、被検出面Fからの反射光を導入する孔である。被検出面Fからの反射光は、第1開口770の奥に配置されているマウス操作用センサ774により検出される。
【0223】
図37は、本体装置3の構成を示す右側面模式図である。図37に示されるように、本体装置3は、レール部材723を有している。レール部材723は、上下方向に沿って延びている。レール部材723は、互いに離間した2つの第1レール部703aと、互いに離間した2つの第2レール部703bと、ストッパ704を有している。2つの第1レール部703aは、2つの第2レール部703bと対向している。2つの第1レール部703aの間には、第1切り欠き部702aが設けられている。2つの第2レール部703bの間には、第2切り欠き部702bが設けられている。
【0224】
図38は、第1入力装置601を本体装置3に装着した状態を示す側面模式図である。図38に示されるように、左右方向および前後方向の各々に沿った断面において、スライダ装着部760は、略T字型であり、レール部材723はスライダ装着部760を覆うように設けられる。第1レール部703aと第2レール部703bは、板状部701と本体ハウジング705との間に配置される。スライダ装着部760は、第2方向R2側から第4方向R4側に沿ってレール部材723に挿入される。ストッパ704は、スライダ装着部760と当接することにより、スライダ装着部760の移動を停止させる。
【0225】
スライダ装着部760は、図示しない係合部を有している。スライダ装着部760がレール部材723に挿入されると、係合部は第2切り欠き部702bに係合する。これにより、第1入力装置601のスライダ装着部760は、本体装置3のレール部材723に装着される。以上のように、第1入力装置601において、第1側面11の少なくとも一部は、他の機器(例えば本体装置3)に装着するための装着部を構成してもよい。
【0226】
<変形例>
【0227】
上記においては、第1入力装置1および第2入力装置2が、それぞれマウス操作用センサ174を有している場合について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、第1入力装置1および第2入力装置2の一方は、マウス操作用センサ174を有し、かつ、第1入力装置1および第2入力装置2の他方は、マウス操作用センサ174を有していなくてもよい。 第1入力装置1および第2入力装置2は、本体装置3に装着されず、本体装置3に対して独立した状態でのみ用いられる構造であってもよい。なお、このとき、第1入力装置1と第2入力装置2とは、直接的または間接的に互いに固定されてもよい。
【0228】
第1実施例や第3実施例に示されるように、入力装置を本体装置に装着するための機構は限定されない。なお、第1および第3実施例に開示されるように、入力装置は、被検出面からの反射光をマウス操作用センサ174に導くための第1開口を、本体装置に装着されたときに本体装置に対向する面に有している。また、入力装置は、第1開口を、本体装置に装着されたときに外部に露出しない領域に有している。なお、入力装置は、第1開口を、本体装置に装着されたときにも外部に露出する領域に有してもよい。
【0229】
第1上面ボタン(右)140は回動に加えて直動もできてもよい。
【0230】
第2上面ボタン(右)130は、回動できず、直動のみできてもよい。
【0231】
第2上面ボタン(右)130は、直動できず、回動のみできてもよい。
【0232】
第1上面ボタン(右)140が操作されたことを検出するための機構は、上記の構造に限定されない。例えば、第1入力装置1は、第1スイッチ581を有していなくてもよい。この場合、例えば第1回転軸515の回転量を検出することにより、第1上面ボタン(右)140の操作が検知されてもよい。第2上面ボタン(右)130が操作されたことを検出するための機構も、同様に上記に限定されない。
【0233】
上記においては、第2上面ボタン(右)130は、第1付勢部材141と第2付勢部材142とによって付勢されていたが、いずれか一方のみによって付勢されてもよい。あるいは、異なる付勢構造を有してもよい。
【0234】
前後方向において、第1上面ボタン(右)140の後端は、第1側面11の後端よりも前方に位置してもよい。前後方向において、第1上面ボタン(右)140の前端は、第1側面11の後端よりも後方に位置してもよい。
【0235】
前後方向において、第2上面ボタン(右)130の後端は、第1側面11の後端よりも後方に位置してもよい。前後方向において、第2上面ボタン(右)130の前端は、第1側面11の前端よりも前方に位置してもよい。
【0236】
第1回転軸の構成は、上記の構造に限定されない。第1回転軸は、任意の構造によって機能としての回転軸が実現されていればよい。
【0237】
本体装置3は、ゲーム以外の処理を実行可能であってもよい。また、本体装置3は、タブレット等の電子機器を収容可能なケースであってもよい。このとき、本体装置3は、電子機器と電気的に接続してもよいし、しなくてもよい。本体装置3は、入力装置と電気的に接続してもよいし、しなくてもよい。本体装置3は、電子部品を含まなくてもよい。
【0238】
入力装置は、変形可能であってもよい。例えば、マウスとして使用されるときと、リフトアップした状態で使用されるときとで、それぞれ形状が異なるように変形可能であってもよい。例えば、マウスとして使用されるときに被検出面Fと対向する部分が大きくなるように変形可能であってもよい。
【0239】
他の態様においては、第1上面ボタン(右)140は、回動しなくてもよい。第1上面ボタンは、直動のみが可能であってもよい。あるいは、第1スイッチと第2スイッチをともに覆う、例えば1枚の板状のボタンを有し、押される場所に応じてその下にあるスイッチがオンされる構造であってもよい。これらのような場合においても、入力装置は上記した各構造の少なくとも一部を備えてもよい。例えば、入力装置は、本体装置に装着可能であって、第1開口を、本体装置に装着されたときに外部に露出しない領域に有してもよい。
【0240】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0241】
1,700 入力装置
1,601 第1入力装置
2,602 第2入力装置
3 本体装置
4 左側面
5 段差
10,20,705 本体ハウジング
11,611,711 第1側面
12,612,712 上面
13 第2側面
14 下面
15,715 前面
16 後面
17 ハウジング開口
18 突出部
31,41,631a,631b,731 ジョイスティック、スティック、方向入力部
32,42,632a,632b,732 4つボタン
32(1) 第1ボタン
32(2) 第2ボタン
32(3) 第3ボタン
32(4) 第4ボタン
33(2) ホームボタン
33(1) +ボタン
43(2) キャプチャボタン
43(1) -ボタン
50,751 同期ボタン
61 前面側ハウジング
62 後面側ハウジング
81 第1軸、第2回転軸
82 第2軸
100,200 凸部
101 第1天面領域
103 第3天面領域
106 天面
107 外周面
110,710 第1側面ボタン(右)
120,720 第2側面ボタン(右)
130,630,730 第2上面ボタン(右)
131 第2外側面
132 第2内側面
133 第3突起部
134 第4突起部
135 第5突起部
137 第2軸穴
138 第1軸穴
140,640,740 第1上面ボタン(右)
141 第1付勢部材
142 第2付勢部材
143 第2スイッチ
145 第1部分
146 第2部分
147 第3部分
148 内部部品
149 支持面
150,250,750 射光部
160 第1端子
170,270,670 第1開口
171 光源
172 受光センサ
174,274,671,774 マウス操作用センサ
181 プッシャー
182 イジェクト操作レバー
183 付勢部
191,253 第1マウスソール
192,254 第2マウスソール
193 第1係合穴
194 第2係合穴
196 第2開口
210 第1側面ボタン(左)
220 第2側面ボタン(左)
230 第2上面ボタン(左)
240 第1上面ボタン(左)
260 第2端子
282 操作部
301 音声入出力端子
302 上側端子
303 下側端子
304 記憶媒体スロット
305 ディスプレイ
307 電源ボタン
310,320 凹み
311 第1凹み底面
312 第1凹み側面
313 本体右側面
314 本体左側面
315 本体正面
316 本体上側面
317 本体下側面
321 第2凹み底面
322 第2凹み側面
330 第1プラグコネクタ
331 本体第1端子
332 舌体
340 第2プラグコネクタ
341 本体第2端子
410 第1磁性要素
420 第2磁性要素
430 第3磁性要素
440 第4磁性要素
500 第1本体部
501 第1板状部
502 第2板状部
505 第1本体凹み
507 押し部
510 位置ずれ防止リブ
511 第1リブ部
512 第2リブ部
513 第3軸
514 第4軸
515 第1回転軸
520 軸受け
521 第1軸受け部
522 第2軸受け部
530 第3付勢部
531 第1コイルバネ部
532 第2コイルバネ部
533 中央接続部
541 第1リブ収容部
542 第2リブ収容部
551 第1フランジ部
552 第2フランジ部
553 第2本体部
581 第1スイッチ
591 第1外側面
592 第1内側面
592a 第1側面領域
592b 第2側面領域
610a 第1主部
610b 第1グリップ部
620a 第2主部
620b 第2グリップ部
701 板状部
702 支持部
702a 第1切り欠き部
702b 第2切り欠き部
703a 第1レール部
703b 第2レール部
704 ストッパ
723 レール部材
760 スライダ装着部
770 第1開口
800 システム
1000 情報処理装置
D1 第1軸穴幅
D2 第2軸穴幅
F 被検出面
G 距離
L1 第1直線
L2 第2直線
R1 第1方向
R2 第2方向
R3 第3方向
R4 第4方向
R5 第5方向
R6 第6方向
S1 第1矢印方向
S2 第2矢印方向
S3 第3矢印方向
W1 第1長さ
W2 第2長さ
W3 第3長さ
W4 第4長さ
【要約】
入力装置は、前面と、上面と、第1側面と、第2側面と、方向入力部と、第1上面ボタンと、マウス操作用センサと、を備える。第1側面は、左右方向の一方側にある。第2側面は、左右方向の他方側にある。方向入力部は、前面に設けられる。第1上面ボタンは、上面に設けられ、左右方向の成分を含む方向に延びる第1回転軸を中心として押下可能である。マウス操作用センサは、第1側面および第2側面のうちの一方の側面が被検出面に載置された状態で当該被検出面上を移動することにより変化する当該被検出面からの反射光を検出する。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17A
図17B
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38