(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-28
(45)【発行日】2025-05-09
(54)【発明の名称】ネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
H04W 88/14 20090101AFI20250430BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20250430BHJP
【FI】
H04W88/14
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2023506668
(86)(22)【出願日】2021-03-19
(86)【国際出願番号】 JP2021011385
(87)【国際公開番号】W WO2022195851
(87)【国際公開日】2022-09-22
【審査請求日】2023-08-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】星野 佳彦
【審査官】井上 和俊
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111246478(CN,A)
【文献】国際公開第2020/083516(WO,A1)
【文献】China Telecom, Orange,Pseudo-CR on Solution for KI SBI-based SM MT[online],3GPP TSG CT WG4 #101e C4-205724,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG4_protocollars_ex-CN4/TSGCT4_101e_meeting/Docs/C4-205724.zip>,2020年11月12日
【文献】Ericsson,Implication of not requiring S6b from PGW-C+SMF for ePDGsupport[online],3GPP TSG SA WG2 #133 S2-1905073,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_133_Reno/Docs/S2-1905073.zip>,2019年05月07日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 88/14
H04W 92/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置であって、
SBI(Service Based Interface)プロトコルに対応する第1のメッセージを第1のノードから受信する手段と、
前記第1のメッセージをDiameterプロトコルに対応する第2のメッセージに変換する手段と、
前記第2のメッセージを第2のノードに送信する手段と、を備え、
前記第1のノードは、SMF(Session Management Function)、PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)を含む、
ネットワーク装置。
【請求項2】
前記ネットワーク装置は、コンバータであり、
前記第1のノードは、SMF+PGW-C combo/PCFであり、
前記第2のノードは、PCRF(Policy and Charging Rule Function)である、
請求項1に記載のネットワーク装置。
【請求項3】
前記第1のメッセージは、Npcf_SMPolicyControl_Requestメッセージであり、
前記第2のメッセージは、Credit Control Requestメッセージである、
請求項
1又は2に記載のネットワーク装置。
【請求項4】
前記ネットワーク装置は、コンバータであり、
前記第1のノードは、SMF+PGW-C combo/PCFであり、
前記第2のノードは、Gi-LAN(Local Area Network)である、
請求項1
に記載のネットワーク装置。
【請求項5】
前記第1のメッセージは、Ack(Acknowledgement)メッセージであり、
前記第2のメッセージは、Ackメッセージである、
請求項1又は4に記載のネットワーク装置。
【請求項6】
ネットワーク装置であって、
Diameterプロトコルに対応する第1のメッセージを第1のノードから受信する手段と、
前記第1のメッセージをSBI(Service Based Interface)プロトコルに対応する第2のメッセージに変換する手段と、
前記第2のメッセージを第2のノードに送信する手段と、を備え、
前記第2のノードは、SMF(Session Management Function)、PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)を含む、
ネットワーク装置。
【請求項7】
前記ネットワーク装置は、コンバータであり、
前記第1のノードは、PCRF(Policy and Charging Rule Function)であり、
前記第2のノードは、SMF+PGW-C combo/PCFである、
請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項8】
前記第1のメッセージは、Ack(Acknowledgement)メッセージであり、
前記第2のメッセージは、Ackメッセージである、
請求項
6又は7に記載のネットワーク装置。
【請求項9】
前記ネットワーク装置は、コンバータであり、
前記第1のノードは、Gi-LAN(Local Area Network)であり、
前記第2のノードは、SMF+PGW-C combo/PCFである、
請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項10】
前記第1のメッセージは、Credit Control Requestメッセージであり、
前記第2のメッセージは、Npcf_SMPolicyControl_Requestメッセージである、
請求項6又は9に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
ネットワーク装置であって、
SBI(Service Based Interface)プロトコルに対応する第1のメッセージを第1のノードから受信する手段と、
前記第1のメッセージをDiameterプロトコルに対応する第2のメッセージに変換する手段と、
前記第2のメッセージを第2のノードに送信する手段と、を備え、
前記ネットワーク装置は、SMF(Session Management Function)、PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)を含む、
ネットワーク装置。
【請求項12】
前記ネットワーク装置は、SMF+PGW-C combo/PCFであり、
前記第1のノードは、SGW(Serving Gateway)であり、
前記第2のノードは、PCRF(Policy and Charging Rule Function)である、
請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項13】
前記第1のメッセージは、Create Session Requestメッセージであり、
前記第2のメッセージは、Credit Control Requestメッセージである、
請求項11又は12に記載のネットワーク装置。
【請求項14】
ネットワーク装置であって、
Diameterプロトコルに対応する第1のメッセージを第1のノードから受信する手段と、
前記第1のメッセージをSBI(Service Based Interface)プロトコルに対応する第2のメッセージに変換する手段と、
前記第2のメッセージを第2のノードに送信する手段と、を備え、
前記ネットワーク装置は、SMF(Session Management Function)、PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)を含む、
ネットワーク装置。
【請求項15】
前記ネットワーク装置は、SMF+PGW-C combo/PCFであり、
前記第1のノードは、PCRF(Policy and Charging Rule Function)であり、
前記第2のノードは、SGW(Serving Gateway)である、
請求項14に記載のネットワーク装置。
【請求項16】
前記第1のメッセージは、Ack(Acknowledgement)メッセージであり、
前記第2のメッセージは、Ackメッセージである、
請求項14又は15に記載のネットワーク装置。
【請求項17】
前記Diameterプロトコルに対応する第3のメッセージを第3のノードから受信する手段と、
前記第3のメッセージを前記SBI(Service Based Interface)プロトコルに対応する第4のメッセージに変換する手段と、
前記Diameterプロトコルに対応する第5のメッセージを前記第3のノードに送信する手段と、を備える、
請求項11から16のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【請求項18】
前記第3のノードは、Gi-LAN(Local Area Network)である、
請求項17に記載のネットワーク装置。
【請求項19】
前記第3のメッセージは、Credit Control Requestメッセージであり、
前記第5のメッセージは、Ack(Acknowledgement)メッセージである、
請求項17又は18に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ネットワーク装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)の双方に対応する無線通信システムの検討が進められている。
例えば、特許文献1には、4Gに従った無線通信システムと、5Gに従った無線通信システムと、で構成される無線通信システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、5GC(5th Generation Core network)においては、SMF(Session Management Function)+PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)がPCF(Policy Control Function)とcomboすることが定義されており、SMF+PGW-Cは、PCFとSBI(Service Based Interface)で接続可能である。
【0005】
しかし、SMF+PGW-Cが4GでPCRF(Policy and Charging Rule Function)との接続に用いていたDiameterプロトコルは、標準上定義されていない。そのため、SMF+PGW-Cは、PCRFと接続できなかった。その結果、4GのエリアにUE(User Equipment)が在圏していたとしても、そのUEに対して、4Gのサービスポリシーを適用できないという問題があった。
【0006】
また、5GCにおいては、Gi-LAN(Local Area Network)装置がPCRFと接続し、柔軟なポリシー制御を実施することが、一般的又はデファクトな事項として想定されていた。
【0007】
しかし、上述したように、Diameterプロトコルが標準上定義されていないため、PCFは、Gi-LAN装置と接続できなかった。その結果、5GのエリアにUEが在圏していたとしても、そのUEに対して、5Gのサービスポリシーを適用できないという問題があった。
【0008】
そこで本開示の目的は、上述した課題を解決し、4Gのエリアに在圏しているUEに対して、4Gのサービスポリシーを適用し、5Gのエリアに在圏しているUEに対して、5Gのサービスポリシーを適用することが可能なネットワーク装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様によるネットワーク装置は、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
Diameterプロトコル対応のメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換する機能、及び、前記SBIプロトコル対応のメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージに変換する機能を備える。
【0010】
一態様による方法は、
ネットワーク装置によって実行される方法であって、
Diameterプロトコル対応のメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換するステップと、
前記SBIプロトコル対応のメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージに変換するステップと、
を含む。
【0011】
一態様による非一時的なコンピュータ可読媒体は、
コンピュータに、
Diameterプロトコル対応のメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換する手順と、
前記SBIプロトコル対応のメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージに変換する手順と、
を実行させるためのプログラムが格納される。
【発明の効果】
【0012】
上述の態様によれば、4Gのエリアに在圏しているUEに対して、4Gのサービスポリシーを適用し、5Gのエリアに在圏しているUEに対して、5Gのサービスポリシーを適用することが可能なネットワーク装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施の形態1に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。
【
図2】関連技術に係る無線通信システムにおいて、4Gのエリアに在圏するUEがアタッチをするときの動作例を説明するシーケンス図である。
【
図3】関連技術に係る無線通信システムにおいて、5Gのエリアに在圏するUEがアタッチをするときの動作例を説明するシーケンス図である。
【
図4】実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、4Gのエリアに在圏するUEがアタッチをするときの動作例を説明するシーケンス図である。
【
図5】実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、5Gのエリアに在圏するUEがアタッチをするときの動作例を説明するシーケンス図である。
【
図6】実施の形態2に係る無線通信システムの全体構成例を示す図である。
【
図7】実施の形態2に係る無線通信システムにおいて、4Gのエリアに在圏するUEがアタッチをするときの動作例を説明するシーケンス図である。
【
図8】実施の形態2に係る無線通信システムにおいて、5Gのエリアに在圏するUEがアタッチをするときの動作例を説明するシーケンス図である。
【
図9】実施の形態1,2に係るネットワーク装置を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、以下の各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0015】
<実施の形態1>
まず、
図1を参照して、本実施の形態1に係る無線通信システムの全体構成例について説明する。
【0016】
図1に示されるように、本実施の形態1に係る無線通信システムは、SBI-Diameter変換装置であるコンバータ114,115(図中、「Conv」と表記)を新規導入している点に特徴がある。すなわち、本実施の形態1においては、本開示に係るネットワーク装置は、コンバータ114,115となる。
【0017】
コンバータ114,115は、Diameterプロトコル対応のメッセージをSBIプロトコル対応のメッセージに変換する機能、及び、SBIプロトコル対応のメッセージをDiameterプロトコル対応のメッセージに変換する機能を備える。
【0018】
本実施の形態1に係る無線通信システムは、上述したコンバータ114,115を備える他、HSS(Home Subscriber Server)+UDM(Unified Data Management)101と、PCF102と、Gi-LAN装置103と、SMF+PGW-C104と、PCRF105と、UPF(User Plane Function)+PGW-U(Packet data network Gateway-User plane)106と、SGW(Serving Gateway)107と、MME(Mobility Management Entity)108と、E-UTRAN(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access Network)109と、AMF(Access and Mobility Management Function)110と、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)111と、UE112,113と、を備えている。なお、SMF+PGW-C104は、PCF102とcomboしている。そのため、以下では、SMF+PGW-C104及びPCF102がcomboした装置を、SMF+PGW-C104 combo/PCF102と適宜称する。
【0019】
ここで、コンバータ114は、SMF+PGW-C104 combo/PCF102、及び、PCRF105等に接続されている。
コンバータ114は、SMF+PGW-C104 combo/PCF102から、SBIプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを受信すると、このNpcf_SMPolicyControl_RequestメッセージをDiameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージ(図中、「CC Req.」と表記)に変換する。そして、コンバータ114は、このCredit Control Requestメッセージを、PCRF105に送信する。
【0020】
また、コンバータ114は、PCRF105から、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAck(Acknowledgement)メッセージを受信すると、このAckメッセージをSBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換する。そして、コンバータ114は、このAckメッセージを、SMF+PGW-C104 combo/PCF102に送信する。
【0021】
一方、コンバータ115は、SMF+PGW-C104 combo/PCF102、及び、Gi-LAN装置103等に接続されている。
コンバータ115は、Gi-LAN装置103から、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを受信すると、このCredit Control Requestメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージに変換する。そして、コンバータ115は、このNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、SMF+PGW-C104 combo/PCF102に送信する。
【0022】
また、コンバータ115は、SMF+PGW-C104 combo/PCF102から、SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを受信すると、このAckメッセージを、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換する。そして、コンバータ115は、このAckメッセージを、Gi-LAN装置103に送信する。
【0023】
以下、本実施の形態1に係る無線通信システムの動作について説明する前に、本実施の形態1の関連技術に係る、コンバータ114,115が導入されていない無線通信システムの動作を説明する。
【0024】
まず、
図2を参照して、関連技術に係る無線通信システムにおいて、4Gのエリアに在圏するUE112がアタッチをするときの動作例について説明する。なお、
図2において、HSS1011は、
図1のHSS+UDM101におけるHSSの部分に相当する(以下で説明する
図4及び
図7において同じ)。
【0025】
図2に示されるように、UE112は、4Gのエリア、すなわち、E-UTRAN109のエリアに在圏している(ステップS101)。この場合、MME108は、HSS1011に登録されている認証情報を用いて、UE112を認証し(ステップS102)、UE112の位置情報をHSS1011に登録する(ステップS103)。
【0026】
次に、MME108は、Create Session RequestメッセージをSGW107に送信し(ステップS104)、SGW107は、Create Session RequestメッセージをSMF+PGW-C104に送信する(ステップS105)。
【0027】
次に、SMF+PGW-C104は、SIBプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、PCF102に送信する(ステップS106)。
【0028】
また、SMF+PGW-C104は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを、PCRF105に送信すべきである。
【0029】
しかし、Diameterプロトコルは、標準上定義されていない。そのため、SMF+PGW-C104は、PCRF105と接続できず、Credit Control RequestメッセージをPCRF105に送信できなかった(ステップS107)。なお、この場合、Ackメッセージは、PCF102から、SMF+PGW-C104、SGW107、MME108、及びE-UTRAN109経由で、UE112に送信される(ステップS108~S112)。
【0030】
その結果、関連技術に係る無線通信システムにおいては、UE112が4Gのエリアに在圏していたとしても、PCRF105からUE112に対して、4Gのサービスポリシーを適用できないという問題があった。
【0031】
続いて、
図3を参照して、関連技術に係る無線通信システムにおいて、5Gのエリアに在圏するUE113がアタッチをするときの動作例について説明する。なお、
図3において、AUSF(Authentication Server Function)/UDM1012は、
図1のHSS+UDM101におけるUDMの部分と
図1では不図示のAUSFとの組に相当する。また、Radius116は、
図1では不図示である(以下で説明する
図5及び
図8において同じ)。
【0032】
図3に示されるように、UE113は、5Gのエリア、すなわち、NG-RAN111のエリアに在圏している(ステップS201)。この場合、AMF110は、AUSF/UDM1012に登録されている認証情報を用いて、UE113を認証し(ステップS202)、UE113の位置情報をAUSF/UDM1012に登録する(ステップS203)。
【0033】
次に、AMF110は、Nsmf_PDUSession_Create SM Context RequestメッセージをSMF+PGW-C104に送信し(ステップS204)、SMF+PGW-C104は、Nudm_SubscriberDataManagement_GETメッセージをAUSF/UDM1012に送信し(ステップS205)、AUSF/UDM1012は、AckメッセージをSMF+PGW-C104に送信する(ステップS206)。
【0034】
次に、SMF+PGW-C104は、Access RequestメッセージをRadius116に送信し(ステップS207)、Radius116は、AckメッセージをSMF+PGW-C104に送信する(ステップS208)。
【0035】
次に、SMF+PGW-C104は、Npcf_SMPolicyControl_RequestメッセージをPCF102に送信し(ステップS209)、PCF102は、AckメッセージをSMF+PGW-C104に送信する(ステップS210)。
【0036】
次に、SMF+PGW-C104は、Accounting RequestメッセージをRadius116及びGi-LAN装置103に送信し(ステップS211,S212)、Radius116及びGi-LAN装置103は、AckメッセージをSMF+PGW-C104に送信する(ステップS213,S214)。
【0037】
次に、Gi-LAN装置103は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを、PCF102に送信すべきである。
【0038】
しかし、Diameterプロトコルは、標準上定義されていない。そのため、Gi-LAN装置103は、PCF102と接続できず、Credit Control RequestメッセージをPCF102に送信できなかった(ステップS215)。なお、この場合、Ackメッセージは、SMF+PGW-C104から、AMF110及びNG-RAN111経由で、UE113に送信される(ステップS216~S218)。
【0039】
その結果、関連技術に係る無線通信システムにおいては、UE113が5Gのエリアに在圏していたとしても、Gi-LAN装置103からUE113に対して、5Gのサービスポリシーを適用できないという問題があった。
【0040】
以上の通り、関連技術に係る無線通信システムにおいては、4Gのエリアに在圏しているUE112に対して、PCRF105からの4Gのサービスポリシーを適用できないという問題や、5Gのエリアに在圏しているUE113に対して、Gi-LAN装置103からの5Gのサービスポリシーを適用できないという問題があった。
【0041】
続いて以下では、本実施の形態1に係る無線通信システムの動作について説明する。
まず、
図4を参照して、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、4Gのエリアに在圏するUE112がアタッチをするときの動作例について説明する。
【0042】
図4に示されるように、まず、
図2のステップS101~S105と同様のステップS301~S305の動作が行われる。
次に、SMF+PGW-C104は、SBIプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、コンバータ114に送信する(ステップS306)。
【0043】
次に、コンバータ114は、SMF+PGW-C104から受信したNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージに変換し、このCredit Control Requestメッセージを、PCRF105に送信する(ステップS307)。
【0044】
次に、PCRF105は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを、コンバータ114に送信する(ステップS308)。
次に、コンバータ114は、PCRF105から受信したAckメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換し、このAckメッセージを、SMF+PGW-C104に送信する(ステップS309)。
【0045】
以降、SMF+PGW-C104から、SGW107、MME108、及びE-UTRAN109経由で、UE112にAckメッセージが送信される(ステップS310~S313)。
【0046】
このように、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいては、SBI-Diameter変換装置であるコンバータ114を設けているため、SMF+PGW-C104は、PCRF105と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCRF105に送信することが可能となる。
【0047】
その結果、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいては、4Gのエリアに在圏しているUE112に対して、PCRF105からの4Gのサービスポリシーを適用できるようになる。
【0048】
続いて、
図5を参照して、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、5Gのエリアに在圏するUE113がアタッチをするときの動作例について説明する。
図5に示されるように、まず、
図3のステップS201~S214と同様のステップS401~S414の動作が行われる。
【0049】
次に、Gi-LAN装置103は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを、コンバータ115に送信する(ステップS415)。
【0050】
次に、コンバータ115は、Gi-LAN装置103から受信したCredit Control Requestメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージに変換し、このNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、PCF102に送信する(ステップS416)。
【0051】
次に、PCF102は、SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを、コンバータ115に送信する(ステップS417)。
次に、コンバータ115は、PCF102から受信したAckメッセージを、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換し、このAckメッセージを、Gi-LAN装置103に送信する(ステップS418)。
以降、SMF+PGW-C104から、AMF110及びNG-RAN111経由で、UE113にAckメッセージが送信される(ステップS419~S421)。
【0052】
このように、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいては、SBI-Diameter変換装置であるコンバータ115を設けているため、Gi-LAN装置103は、PCF102と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCF102に送信することが可能となる。
【0053】
その結果、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいては、5Gのエリアに在圏しているUE113に対して、Gi-LAN装置103からの5Gのサービスポリシーを適用できるようになる。
【0054】
上述したように、本実施の形態1に係る無線通信システムにおいては、SBI-Diameter変換装置であるコンバータ114,115を設けている。そのため、SMF+PGW-C104は、PCRF105と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCRF105に送信することが可能となる。また、Gi-LAN装置103は、PCF102と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCF102に送信することが可能となる。
【0055】
その結果、4Gのエリアに在圏しているUE112に対して、PCRF105からの4Gのサービスポリシーを適用できるようになると共に、5Gのエリアに在圏しているUE113に対して、Gi-LAN装置103からの5Gのサービスポリシーを適用できるようになる。
【0056】
<実施の形態2>
続いて、
図6を参照して、本実施の形態2に係る無線通信システムの全体構成例について説明する。
【0057】
図6に示されるように、本実施の形態2に係る無線通信システムは、SMF+PGW-C104 combo/PCF102が、Diameterプロトコルに対応している点に特徴がある。すなわち、本実施の形態2においては、本開示に係るネットワーク装置は、SMF+PGW-C104 combo/PCF102となる。
【0058】
SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、Diameterプロトコル対応のメッセージをSBIプロトコル対応のメッセージに変換する機能、及び、SBIプロトコル対応のメッセージをDiameterプロトコル対応のメッセージに変換する機能を備える。
【0059】
本実施の形態2に係る無線通信システムは、SMF+PGW-C104 combo/PCF102が、Diameterプロトコルに対応している。そのため、本実施の形態2に係る無線通信システムの全体構成は、上述した実施の形態1と比較して、コンバータ114,115を除去した点が異なる。
【0060】
ここで、SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、SGW107、PCRF105、及び、Gi-LAN装置103等に接続されている。
SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、SGW107から、SBIプロトコル対応のメッセージであるCreate Session Requestメッセージを受信すると、このCreate Session Requestメッセージを、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージに変換する。そして、SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、このCredit Control Requestメッセージを、PCRF105に送信する。
【0061】
また、SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、PCRF105から、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを受信すると、このAckメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換する。そして、SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、このAckメッセージを、SGW107に送信する。
【0062】
また、SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、Gi-LAN装置103から、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを受信すると、このCredit Control Requestメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換する。また、SMF+PGW-C104 combo/PCF102は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを、Gi-LAN装置103に送信する。
【0063】
続いて以下では、本実施の形態2に係る無線通信システムの動作について説明する。
なお、本実施の形態2の関連技術に係る、SMF+PGW-C104 combo/PCF102が、Diameterプロトコルに非対応の無線通信システムの動作は、
図2及び
図3で説明した動作と同様であるため、説明を省略する。
【0064】
まず、
図7を参照して、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいて、4Gのエリアに在圏するUE112がアタッチをするときの動作例について説明する。
図7に示されるように、まず、
図2のステップS101~S105と同様のステップS501~S505の動作が行われる。
【0065】
次に、SMF+PGW-C104は、SGW107から受信した、SBIプロトコル対応のメッセージであるCreate Session Requestメッセージを、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージに変換し、このCredit Control Requestメッセージを、PCRF105に送信する(ステップS506)。
【0066】
次に、PCRF105は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを、SMF+PGW-C104に送信する(ステップS507)。
次に、SMF+PGW-C104は、PCRF105から受信したAckメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換し、このAckメッセージを、SGW107に送信する(ステップS508)。
【0067】
以降、SGW107から、MME108及びE-UTRAN109経由で、UE112にAckメッセージが送信される(ステップS509~S511)。
【0068】
このように、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいては、SMF+PGW-C104 combo/PCF102が、Diameterプロトコルに対応しているため、SMF+PGW-C104は、PCRF105と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCRF105に送信することが可能となる。
その結果、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいては、4Gのエリアに在圏しているUE112に対して、PCRF105からの4Gのサービスポリシーを適用できるようになる。
【0069】
続いて、
図8を参照して、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいて、5Gのエリアに在圏するUE113がアタッチをするときの動作例について説明する。
図8に示されるように、まず、
図3のステップS201~S214と同様のステップS601~S614の動作が行われる。
【0070】
次に、Gi-LAN装置103は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを、PCF102に送信する(ステップS615)。
【0071】
次に、PCF102は、Gi-LAN装置103から受信したCredit Control Requestメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換する。そして、PCF102は、Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージを、Gi-LAN装置103に送信する(ステップS616)。
以降、SMF+PGW-C104から、AMF110及びNG-RAN111経由で、UE113にAckメッセージが送信される(ステップS617~S619)。
【0072】
このように、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいては、SMF+PGW-C104 combo/PCF102が、Diameterプロトコルに対応しているため、Gi-LAN装置103は、PCF102と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCF102に送信することが可能となる。
【0073】
その結果、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいては、5Gのエリアに在圏しているUE113に対して、Gi-LAN装置103からの5Gのサービスポリシーを適用できるようになる。
【0074】
上述したように、本実施の形態2に係る無線通信システムにおいては、SMF+PGW-C104 combo/PCF102が、Diameterプロトコルに対応している。そのため、SMF+PGW-C104は、PCRF105と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCRF105に送信することが可能となる。また、Gi-LAN装置103は、PCF102と接続し、Credit Control RequestメッセージをPCF102に送信することが可能となる。
【0075】
その結果、4Gのエリアに在圏しているUE112に対して、PCRF105からの4Gのサービスポリシーを適用できるようになると共に、5Gのエリアに在圏しているUE113に対して、Gi-LAN装置103からの5Gのサービスポリシーを適用できるようになる。
【0076】
<実施の形態に係るネットワーク装置のハードウェア構成>
続いて、
図9を参照して、上述した実施の形態1に係るネットワーク装置(コンバータ114,115)及び上述した実施の形態2に係るネットワーク装置(SMF+PGW-C104 combo/PCF102)を実現するコンピュータ900のハードウェア構成例について説明する。
図9に示されるコンピュータ900は、プロセッサ901及びメモリ902を備えている。プロセッサ901及びメモリ902は、互いに結合されている。
【0077】
プロセッサ901は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であっても良い。プロセッサ901は、複数のプロセッサを含んでも良い。
【0078】
メモリ902は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ902は、プロセッサ901から離れて配置されたストレージを含んでも良い。この場合、プロセッサ901は、図示されていないI(Input)/O(Output)インタフェースを介してメモリ902にアクセスしても良い。
【0079】
メモリ902は、上述した実施の形態1,2で説明されたネットワーク装置による処理を行うための命令群及びデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納しても良い。
【0080】
また、いくつかの実装において、プロセッサ901は、メモリ902からソフトウェアモジュールを読み出して実行することで、上述した実施の形態1,2で説明されたネットワーク装置の処理を行うよう構成されても良い。
【0081】
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、CD-R(CD-Recordable)、CD-R/W(CD-ReWritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバなどの有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0082】
以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述した実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0083】
また、上述した実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
Diameterプロトコル対応のメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換する機能、及び、前記SBIプロトコル対応のメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージに変換する機能を備える、
ネットワーク装置。
(付記2)
前記ネットワーク装置は、
コンバータであり、
SMF(Session Management Function)+PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)がcomboしたSMF+PGW-C combo/PCFと、PCRF(Policy and Charging Rule Function)と、に接続される、
付記1に記載のネットワーク装置。
(付記3)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SMF+PGW-C combo/PCFから、前記SBIプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを受信すると、該Npcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージに変換し、該Credit Control Requestメッセージを、前記PCRFに送信する、
付記2に記載のネットワーク装置。
(付記4)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記PCRFから、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるAck(Acknowledgement)メッセージを受信すると、該Ackメッセージを、前記SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換し、該Ackメッセージを、前記SMF+PGW-C combo/PCFに送信する。
付記3に記載のネットワーク装置。
(付記5)
前記ネットワーク装置は、
コンバータであり、
SMF(Session Management Function)+PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)がcomboしたSMF+PGW-C combo/PCFと、Gi-LAN(Local Area Network)装置と、に接続される、
付記1に記載のネットワーク装置。
(付記6)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記Gi-LAN装置から、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを受信すると、該Credit Control Requestメッセージを、前記SBIプロトコル対応のメッセージであるNpcf_SMPolicyControl_Requestメッセージに変換し、該Npcf_SMPolicyControl_Requestメッセージを、前記SMF+PGW-C combo/PCFに送信する、
付記5に記載のネットワーク装置。
(付記7)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SMF+PGW-C combo/PCFから、前記SBIプロトコル対応のメッセージであるAck(Acknowledgement)メッセージを受信すると、該Ackメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換し、該Ackメッセージを、前記Gi-LAN装置に送信する、
付記6に記載のネットワーク装置。
(付記8)
前記ネットワーク装置は、
SMF(Session Management Function)+PGW-C(Packet data network Gateway-Control plane)及びPCF(Policy Control Function)がcomboしたSMF+PGW-C combo/PCFであり、
SGW(Serving Gateway)と、PCRF(Policy and Charging Rule Function)と、に接続される、
付記1に記載のネットワーク装置。
(付記9)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SGWから、前記SBIプロトコル対応のメッセージであるCreate Session Requestメッセージを受信すると、該Create Session Requestメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージに変換し、該Credit Control Requestメッセージを、前記PCRFに送信する、
付記8に記載のネットワーク装置。
(付記10)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記PCRFから、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるAck(Acknowledgement)メッセージを受信すると、該Ackメッセージを、前記SBIプロトコル対応のメッセージであるAckメッセージに変換し、該Ackメッセージを、前記SGWに送信する。
付記9に記載のネットワーク装置。
(付記11)
前記ネットワーク装置は、Gi-LAN(Local Area Network)装置にさらに接続される、
付記8から10のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
(付記12)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記Gi-LAN装置から、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるCredit Control Requestメッセージを受信すると、該Credit Control Requestメッセージを、前記SBIプロトコル対応のメッセージに変換し、前記Diameterプロトコル対応のメッセージであるAck(Acknowledgement)メッセージを、前記Gi-LAN装置に送信する、
付記11に記載のネットワーク装置。
(付記13)
ネットワーク装置によって実行される方法であって、
Diameterプロトコル対応のメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換するステップと、
前記SBIプロトコル対応のメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージに変換するステップと、
を含む、方法。
(付記14)
コンピュータに、
Diameterプロトコル対応のメッセージを、SBIプロトコル対応のメッセージに変換する手順と、
前記SBIプロトコル対応のメッセージを、前記Diameterプロトコル対応のメッセージに変換する手順と、
を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0084】
101 HSS+UDM
1011 HSS
1012 AUSF/UDM
102 PCF
103 Gi-LAN装置
104 SMF+PGW-C
105 PCRF
106 UPF+PGW-U
107 SGW
108 MME
109 E-UTRAN
110 AMF
111 NG-RAN
112,113 UE
114,115 コンバータ
116 Radius
900 コンピュータ
901 プロセッサ
902 メモリ