(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-04-30
(45)【発行日】2025-05-12
(54)【発明の名称】セルラネットワークにおけるキャリア固有スケーリングファクタ
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20250501BHJP
H04B 17/24 20150101ALI20250501BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20250501BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20250501BHJP
【FI】
H04W24/10
H04B17/24
H04W16/32
H04W72/0457 110
(21)【出願番号】P 2023566719
(86)(22)【出願日】2021-05-06
(86)【国際出願番号】 CN2021091861
(87)【国際公開番号】W WO2022232979
(87)【国際公開日】2022-11-10
【審査請求日】2023-10-27
(73)【特許権者】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キュイ, ジエ
(72)【発明者】
【氏名】リ, キミン
(72)【発明者】
【氏名】チャン, ダウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヘ, ホン
(72)【発明者】
【氏名】ニウ, ファニン
(72)【発明者】
【氏名】ラガヴァン, マナサ
(72)【発明者】
【氏名】チェン, シアン
(72)【発明者】
【氏名】タン, ヤン
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/202396(WO,A1)
【文献】Huawei, HiSilicon,CR on CSSF definition for CSI-RS based measurement[online],3GPP TSG RAN WG4 #97_e R4-2015491,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG4_Radio/TSGR4_97_e/Docs/R4-2015491.zip>,2020年10月23日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC H04B 1/60
3/46-3/493
7/24-7/26
17/00-17/40
H04W 4/00-99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
少なくとも1つの基地局から、周波数範囲内のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)上の少なくとも1つの測定を含む1つ以上の測定であって、前記1つ以上の測定が、測定ギャップ外の測定手順の一部として実行されるように構成されている、1つ以上の測定を構成するために1つ以上の測定オブジェクト(MO)を受信することと、
前記1つ以上のMOが、前記測定手順のための前記SCC以外の前記周波数範囲内のSCC上の測定を構成せず、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOを含まないという判定に基づいて条件を検出することと、
前記1つ以上のMOがチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)上の測定を構成すると判定することと、
前記条件を検出
したことと、前記1つ以上のMOが前記CSI-RS上の前記測定を構成すると判定したこととに基づいて、前記SCCのためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)が2であると判定することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記方法は、ユーザ機器(UE)に搭載される処理回路によって実行され、前記UEが、進化型ノードB(eNB)をマスタノードとして、及び次世代ノードB(gNB)をセカンダリノード(SN)として、進化型ユニバーサル地上ネットワーク-新無線-二重接続性モード(EN-DC)モードでネットワークと接続される
間に、前記方法が実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、前記SCCが、FR2の第1の周波数帯域内にあり、プライマリセカンダリコンポーネントキャリア(PSCC)が、周波数範囲1(FR1)内又はFR2の第2の周波数帯域内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24250メガヘルツ(MHz)~52600MHzの範囲内の周波数を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、ユーザ機器(UE)に搭載される処理回路によって実行され、前記UEが、次世代ノードB(gNB)を含む前記少なくとも1つの基地局とのスタンドアロンモードでネットワークと接続される
間に、前記方法が実行される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、前記SCCが、FR2の第1の周波数帯域内にあり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、FR2の第2の周波数帯域内にあり、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、周波数範囲1(FR1)内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7,125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、ユーザ機器(UE)に搭載される処理回路によって実行され、前記UEが、次世代ノードB(gNB)をマスタノード(MN)として、及び進化型ノードB(eNB)をセカンダリノード(SN)として、新無線-進化型ユニバーサル地上アクセスネットワーク-二重接続性(NE-DC)モードでネットワークと接続される
間に、前記方法が実行される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、前記SCCが、FR2の第1の周波数帯域内にあり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、FR2の第2の周波数帯域内にあり、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、周波数範囲1(FR1)内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7,125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記SCCが、隣接セル測定を必要とするフルケイパビリティセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ以上のMOが、前記CSI-RS上の測定を構成するための第1のMOを含み、又は前記1つ以上のMOが、前記CSI-RS上の測定を構成するための第1のMOと、同期信号及び物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)上の測定を構成するための第2のMOとを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
装置であって、
周波数範囲内のプライマリセカンダリコンポーネントキャリア(PSCC)の少なくとも1つの測定を含む1つ以上の測定であって、前記1つ以上の測定が、測定ギャップ外で測定手順の一部として実行されるように構成されている、1つ以上の測定を構成する1つ以上の測定オブジェクト(MO)を記憶するためのメモリと、
前記メモリに結合された処理回路であって、
前記1つ以上のMOが、前記測定手順のための前記周波数範囲内のいずれのセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)上の測定も構成せず、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOを含まないという判定に基づいて条件を検出し、
前記1つ以上のMOがチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)上の測定を構成すると判定し、
前記条件を検出
したことと、前記1つ以上のMOが前記CSI-RS上の前記測定を構成すると判定したこととに基づいて、前記PSCCのためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)が2であると判定する、処理回路と、を備える、装置。
【請求項13】
前記装置は、ユーザ機器(UE)に搭載され、前記処理回路が、前記UEが新無線-二重接続(NR-DC)モードでネットワークと接続されている間に、前記CSSFを判定する、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、周波数範囲1(FR1)内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7,125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む、請求項12又は13に記載の装置。
【請求項15】
前記1つ以上のMOが、前記CSI-RS上の前記測定を構成するための第1のMOのみを含み、又は前記1つ以上のMOが、前記CSI-RS上の前記測定を構成するための第1のMOと、同期信号及び物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)上の測定を構成するための第2のMOとを含む、請求項12又は13に記載の装置。
【請求項16】
少なくとも1つの基地局から、周波数範囲内のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)上の少なくとも1つの測定を含む1つ以上の測定であって、前記1つ以上の測定が、測定ギャップ外の測定手順の一部として実行されるように構成されている、1つ以上の測定を構成するために1つ以上の測定オブジェクト(MO)を受信することと、
前記SCCのためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)に基づく測定期間内の少なくとも1つの測定を実行することであって、前記1つ以上のMOが、前記SCC上のチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)ベースのレイヤ3(L3)測定を構成し、前記測定手順のための前記SCC以外の前記周波数範囲内のSCC上の測定を構成せず、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOを含まないこと、に基づいて、前記CSSFは2である、実行することと、を含む、
方法。
【請求項17】
前記方法は、進化型ノードB(eNB)をマスタノードとして、及び次世代ノードB(gNB)をセカンダリノード(SN)として、進化型ユニバーサル地上ネットワーク-新無線-二重接続性モード(EN-DC)モードでネットワークと接続されるユーザ機器(UE)と関連付けられる、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、前記少なくとも1つの基地局とスタンドアロンモードでネットワークと接続されるユーザ機器(UE)と関連付けられ、前記少なくとも1つの基地局は、次世代ノードB(gNB)を含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は、次世代ノードB(gNB)をマスタノード(MN)として、及び進化型ノードB(eNB)をセカンダリノード(SN)として、新無線-進化型ユニバーサル地上アクセスネットワーク-二重接続性(NE-DC)モードでネットワークと接続されるユーザ機器(UE)と関連付けられる、
請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記方法は、前記SCCが、隣接セル測定を必要とするフルケイパビリティSCCである、
請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記方法は、前記SSC上の前記少なくとも1つの測定が、前記CSI-RSベースのL3測定のみ、あるいは、同期信号及び物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)ベースのL3測定及び前記CSI-RSベースのL3測定を含む、
請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)技術仕様書(Technical Specification、TS)は、ワイヤレスネットワークの規格を定義するものである。これらのTSは、ユーザ機器(UE)が複数の基地局から無線リソースを提供され得る二重接続性(Dual Connectivity、DC)に関する多数の詳細を含む。これらのTSはまた、UEが複数のコンポーネントキャリアによってリソースを提供され得るキャリアアグリゲーション(CA)動作に関する詳細を含む。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【
図1】いくつかの実施形態に係るネットワーク環境を示す図である。
【0003】
【
図2】いくつかの実施形態に係る測定手順を示す図である。
【0004】
【
図3】いくつかの実施形態に係る、キャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)計算を説明する表である。
【0005】
【
図4】いくつかの実施形態に係るCSSF計算を説明する別の表である。
【0006】
【
図5】いくつかの実施形態に係るCSSF計算を説明する別の表である。
【0007】
【
図6】いくつかの実施形態に係るCSSF計算を説明する別の表である。
【0008】
【
図7】いくつかの実施形態に係る動作フロー/アルゴリズム構造を示す図である。
【0009】
【
図8】いくつかの実施形態に係る別の動作フロー/アルゴリズム構造を示す図である。
【0010】
【
図9】いくつかの実施形態に係る別の動作フロー/アルゴリズム構造を示す図である。
【0011】
【
図10】いくつかの実施形態に係るユーザ機器を示す図である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号が、同じ又は類似の要素を識別するために、異なる図面において使用される場合がある。以下の記載において、限定するためでなく説明の目的のために、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、及び技術などの具体的な詳細を説明する。しかし、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱した他の例において実施され得ることは、本開示の利益を有する技術分野の当業者には明らかであろう。場合によっては、様々な実施形態の説明を不必要な詳細によって不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は省略される。本開示の目的のために、「A又はB」は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
【0014】
以下は、本開示で使用され得る用語の用語集である。
【0015】
本明細書で使用するとき、「回路」という用語は、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルシステムオンチップ(SoC))、又はデジタル信号プロセッサ(DSP)などの、説明した機能を提供するように構成されたハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、又は含む。いくつかの実施形態では、回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載された機能の少なくとも一部を提供することができる。「回路」という用語はまた、1つ以上のハードウェア要素(又は、電気システム若しくは電子システムにおいて使用される回路の組み合わせ)と、使用されるプログラムコードを組み合わせて、そのプログラムコードの機能を実行することを指すことができる。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と呼ばれ得る。
【0016】
本明細書で使用するとき、「プロセッサ回路」という用語は、一連の算術演算若しくは論理演算又はデジタルデータの記録、記憶又は転送を順次自動的に実行することができる回路を指すか、その一部であるか、又は含む。「プロセッサ回路」という用語は、アプリケーションプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアドコアプロセッサ、あるいはプログラムコード、ソフトウェアモジュール又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行する、又は他の方法で動作させることができる任意の他のデバイスを指し得る。
【0017】
本明細書で使用するとき、「インタフェース回路」という用語は、2つ以上の構成要素又はデバイス間の情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、又は含む。用語「インタフェース回路」は、1つ以上のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺構成要素インタフェース又はネットワークインタフェースカードを指し得る。
【0018】
本明細書で使用される「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表すことができる。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイル局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、遠隔局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信器、無線機器、再構成可能な無線機器、又は再構成可能なモバイルデバイスと同義であると見なされ得、またそのように呼ばれ得る。更に、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信インタフェースを含む任意の種類の無線/有線デバイス又は任意のコンピューティングデバイスを含み得る。
【0019】
本明細書で使用するとき、用語「コンピュータシステム」は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそれらの構成要素を指す。加えて、「コンピュータシステム」又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指すことができる。更に、「コンピュータシステム」又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングリソース又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
【0020】
本明細書で使用するとき、「リソース」という用語は、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用量、電力、入出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、あるいはワークロードユニットなど、物理デバイス又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理的構成要素又は仮想コンポーネント、あるいは、特定のデバイス内の物理的構成要素又は仮想コンポーネントを指す。「ハードウェアリソース」は、物理的ハードウェア要素(単数又は複数)によって提供される計算リソース、記憶リソース又はネットワークリソースを指し得る。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス又はシステムに提供される計算リソース、記憶リソース又はネットワークリソースを指し得る。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指し得る。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指し得、コンピューティングリソース又はネットワークリソースを含み得る。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、明確に識別可能であるサーバを介してアクセス可能である、コヒーレント機能、ネットワークデータオブジェクト又はサービスのセットと考えることができる。
【0021】
本明細書で使用するとき、用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用される有形又は非有形のいずれかの伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「高周波キャリア」又はデータが通信される経路又は媒体を示す任意の他の同様の用語と同義又は同等であり得る。加えて、本明細書で使用するとき、用語「リンク」は、情報を送受信する目的での2つのデバイス間の接続を指す。
【0022】
本明細書で使用するとき、「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
【0023】
「接続される」という用語は、共通の通信プロトコル層にある2つ以上の要素が、通信チャネル、リンク、インタフェース又は参照点を介して互いに確立されたシグナリング関係を有することを意味し得る。
【0024】
本明細書で使用するとき、「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的な又は仮想化された機器又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化コンピュータ、ネットワーク用ハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード又は仮想化ネットワーク機能と同義であると見なされ得、又はそのように呼ばれ得る。
【0025】
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素、又はコンテンツを含むデータ要素の個々のコンテンツを指す。情報要素は、1つ以上の更なる情報要素を含み得る。
【0026】
図1は、いくつかの実施形態に係るネットワーク環境100を示す。ネットワーク環境100は、例えば、基地局108及び基地局112などの、1つ以上の基地局と通信可能に結合されたUE104を含み得る。UE104と基地局は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)や第5世代(Fifth Generation、5G)新無線(New Radio、NR)システム規格を定義する3GPP TSなどに準拠したエアインタフェースを介して通信することができる。基地局108/112は、UE104に向けてE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンのプロトコル終端を提供するように1つ以上のLTE進化型ユニバーサル地上波無線アクセス(Evolved Universal Terrestrial Radio Access、E-UTRA)セルを提供するための進化型ノードB(eNB)を含み得る。基地局108/112は、UE104に向けてNRユーザプレーン及び制御プレーンのプロトコル終端を提供するように1つ以上の5G(NR)セルを提供するための次世代ノードB(gNB)を含み得る。
【0027】
ネットワーク環境100は、基地局108/112内に位置する別個のスケジューラによって提供される無線リソースを利用するようにUE104が構成され得る二重接続性(DC)動作をサポートし得る。基地局108/112がサービングセルに異なる無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)、例えば、E-UTRA及びNRセルを提供する場合、DC動作は、マルチRAT DC又はマルチ無線DC(Multi-Radio DC、MR DC)と呼ばれ得る。基地局は、理想的な又は非理想的なバックホール上でX2インタフェースを介して互いに結合され得る。
【0028】
基地局のうちの1つは、コアネットワーク116への制御プレーン接続を提供するためのマスタノード(Master Node、MN)として構成され得る。MNは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)配置においてプライマリセル(Primary Cell、SpCell)及び任意選択で1つ以上のセカンダリセル(Secondary Cell、SCell)を含む、マスタセルグループ(Master Cell Group、MCG)と呼ばれるサービングセルのグループに関連付けられ得る。MCGのSpCellはまた、プライマリサービングセル(PCell)と呼ばれ得る。本説明のいくつかの実施形態の目的のために、基地局108は、MNと見なされてもよく、また、単にMN108とも呼ばれ得る。
【0029】
他の基地局は、コアネットワーク116への制御プレーン接続を有しない可能性があるセカンダリノード(Secondary Node、SN)として構成され得る。SNは、UE104に追加のリソースを提供するために使用され得る。SNは、CA配置においてSpCellと1つ以上のSCellとを含むセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)と呼ばれるサービングセルのグループに関連付けられ得る。SCGのSpCellはまた、プライマリセカンダリサービングセルPSCellと呼ばれ得る。本説明の目的のために、基地局112は、SNと見なされてもよく、また、単にSN112と呼ばれ得る。
【0030】
MN108がeNBであり、SN112がgNBである場合、UE104は、E-UTRA-NR(EN)-DCモードで動作することができる。MN108がgNBであり、SN 112がeNBである場合、UE104は、NR-EUTRA(NE)-DCモードで動作することができる。MN108がgNBであり、SN 112がgNBである場合、UE104は、NR-DCモードで動作することができる。
【0031】
いくつかの実施形態では、1つの基地局のみが、UE104にカバレッジを提供し得る。基地局がgNBである場合、これは。スタンドアロン(SA)モードと呼ばれ得る。SAモードにおけるgNBは、PCell及び任意選択で1つ以上のSCellを通してサービスを提供することができる。
【0032】
基地局108/112によって提供されるセルは、周波数範囲410MHz~7125MHzに対応する周波数範囲1(FR1)、周波数範囲24,250MHz~52,600MHzに対応する周波数範囲2(FR2)、又は52,600MHz超の周波数範囲、例えば、52,600MHz~71,000MHzに対応するより高い周波数範囲(FRH)内にあり得る。
【0033】
DCモードでは、少なくともMN108は、S1インタフェースを介してコアネットワーク116と結合され得る。いくつかの実施形態では、SN112はまた、コアネットワーク116と結合され得る。いくつかの実施形態では、コアネットワーク116は、進化型パケットコア(EPC)又は5Gコアネットワーク(5GC)であり得る。
【0034】
基地局108/112は、トランスポートチャネル上に論理チャネルをマッピングし、物理チャネル上にトランスポートチャネルをマッピングすることによって、ダウンリンク方向に情報(例えば、データ及び制御シグナリング)を送信することができる。論理チャネルは、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層との間でデータを転送することができる。トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間でデータを転送することができ、物理チャネルは、エアインタフェースを介して情報を転送することができる。UE104は、MCG及びSCGとの通信を可能にするために2つのMACエンティティを含み得る。
【0035】
いくつかの実施形態では、基地局108/112は、UE104に対して測定オブジェクト(Measurement Object、MO)を構成することができる。MOは、測定されることになる、同期信号及び物理ブロードキャストチャネルブロック(Synchronization Signal Block、SSB)、並びにチャネル状態情報-基準信号(Channel State Information-Reference Signal、CSI-RS)リソースの時間及び周波数位置を識別することができる。
【0036】
いくつかの実施形態では、MOは、NRセル内のSSB/CSI-RSリソースを識別するNR MOを含み得る。これらのMOは、RAT内MOとRAT間MOとを含み得る。RAT内MOは、周波数間測定及び周波数内測定を含み得るRAT内測定を構成し得る。例えば、gNBは、NR周波数レイヤを測定するようにUE104を構成するために、RAT内MOをUE104に提供し得る。RAT間MOは、RAT間測定を構成し得る。例えば、eNBは、NR周波数レイヤを測定するようにUE104を構成するために、RAT間MOをUE104に提供し得る。
【0037】
いくつかの実施形態では、UE104が複数のMOをモニタリングするように構成されている場合、UE104は、測定遅延要件、NR測位基準信号(Positioning Reference Signal、PRS)ベースの測定、又はCSI-RSベースのレイヤ3(L3)測定をスケーリングするために、キャリア固有スケーリングファクタ(Carrier Specific Scaling Factor、CSSF)を使用し得る。測定遅延要件は、3GPP TS 38.133 v17.1.0(2021-03)の条項9.2、9.3、及び9.4において与えられるものと同様であり得る。NR PRSベースの測定は、例えば、TS 38.133の条項9.9において与えられるものと同様であり得る。また、CSI-RSベースのL3測定は、例えば、RRC_CONNECTED状態におけるCSI-RSベースの測定報告の基礎として機能し得るCSI-RSベースのL3測定のための一般的要件を提供する、3GPP TS 38.133の条項9.10において与えられるものと同様であり得る。L3測定値は、RRCレイヤにおいてフィルタリングされ、報告され、処理され得る。これらの測定は、チャネル状態の比較的長期の観点から利益を得る無線リソース管理(RRM)判定(例えば、ハンドオーバ手順)のための基礎として機能し得る。これは、PHYレイヤにおいて実行されるL1測定とは対照的であり、L1測定は、より低い遅延(例えば、ビームスイッチング)から利益を得る判定に有用である。
【0038】
CSSFoutside_gap,iは、測定ギャップ外で行われる測定オブジェクトiの測定のためのスケーリングファクタであり得る。CSSFoutside-gap,iは、測定ギャップを伴わない周波数内測定及び周波数間測定に適用され得る。
【0039】
測定ギャップ外のCSSFファクタは、SSB MOとCSI-RS L3 MOの両方を考慮に入れることができる。本開示の実施形態は、様々な状況においてSSB/CSI-RS L3 MOに適切に適応する更新されたCSSF定義を提供する。実施形態はまた、CSI-RS L3測定を考慮するために、測定ギャップ内のCSSFファクタの定義に対する更新を説明する。
【0040】
図2は、いくつかの実施形態に係る測定動作200を示す。
【0041】
測定動作200は、204において、基地局108が、様々なコンポーネントキャリアを測定するようにUE104を構成するためのMOを提供することを含み得る。コンポーネントキャリアは、PCellを提供するプライマリコンポーネントキャリア(PCC)と、それぞれのSCellを提供する1つ以上のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)の両方と、PSCellを提供するプライマリセカンダリコンポーネントキャリア(PSCC)と、それぞれのSCellを提供する1つ以上のSCCとを含み得る。
【0042】
測定動作200は、208において、基地局112が、様々なコンポーネントキャリアを測定するようにUE104を構成するためのMOを提供することを更に含み得る。コンポーネントキャリアは、PSCCと、それぞれのSCellを提供する1つ以上のSCCとを含み得る。
【0043】
212において、UE104は、測定ギャップ外のMOによって構成された測定のために使用すべきCSSFを計算し得る。CSSFは、SSB及びCSI-RS MOの両方が構成されているかどうかに基づいて計算され得る。計算は更に、DCモード(例えば、EN-DC、スタンドアロン、NR-DC、又はNE-DC)並びにキャリアアグリゲーションのタイプ(例えば、帯域間CAを伴うFR2のみ、又はFR1+FR2 CA)に基づき得る。これらの要因の様々な組み合わせを示す例が、
図3~
図6の表に示されている。
【0044】
計算されたCSSFは、異なるコンポーネントキャリア上の測定のためのUEの1つ以上のサーチャの共有を容易にするために使用され得る。いくつかの実施形態では、UE104は、対応する複数のコンポーネントキャリアを同時に測定することが可能な複数のサーチャを含み得る。サーチャは、測定動作に使用され得る無線周波数及びベースバンド処理リソースに対応し得る。いくつかの実施形態では、UE104は、2つのコンポーネントキャリアを同時に測定するケイパビリティをUE104に提供する2つのサーチャを含み得る。第1のサーチャは、SPCell(例えば、PCell又はPSCell)上で測定を実行することに専用であり得るが、第2のサーチャは、1つ以上のSCell上で測定を実行することに専用であり得る。UE104は、以下で説明される表300~600に関して記載されるようにCSSFを計算し得る。
【0045】
216において、基地局108/112は、様々なコンポーネントキャリア上でSSB又はCSI-RSを送信し得る。
【0046】
測定動作200は、218において、UE104が基地局108又は112によって送信されるRSを測定することを更に含み得る。測定は、基地局108/112から受信されたMOによって構成されるような測定ギャップ外で行われ得る。測定は、計算されたCSSFに基づいて判定される測定期間内に実行され得る。
【0047】
220において、UE104は、SSB/CSI-RSの測定に基づいてネットワークにレポートを送信し得る。報告は、基地局108/112に送信され得る。報告は、周期的、非周期的、又はイベントベースであり得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、基地局108/112はまた、測定が行われることになる期間を判定するためにCSSFを計算し得る。報告が所定の期間内に受信された場合、測定値は有効であると見なされ得る。そうでない場合、測定値は無効であると見なされ得る。
【0049】
図3~
図6は、いくつかの実施形態に係る、様々なDC/SAモードにおけるシナリオのためのCSSF計算を説明する表を示している。本明細書に別途に記載されていない限り、
図3~
図6の表は、3GPP TS 38.133 v17.1.0(2021-03)の条項9.1.5.1に記載されているものと同様であり得る。
【0050】
CSSFは、FR1 PCC/PSCCのためのCSSFoutside_gap,i、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,i、FR2 PSCCためのCSSFoutside_gap,i、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,i、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,i、及び測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,i、を含み得る。これらのCSSFは、その後の導入の際に、以下で更に詳細に記載される。
【0051】
図3は、いくつかの実施形態に係る、EN-DCモードにおける2つのシナリオのためのCSSF計算を説明する表300を示している。したがって、MN108はeNBであり、SN 112はgNBである。表300は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSF
outside_gap,iのためのCSSF計算を除いて、3GPP TS 38.133の表9.1.5.1.1-1と同様であり得る。
【0052】
第1のシナリオでは、UE104は、FR2のみの帯域間CAを伴うEN-DCモードのために構成され得る。例えば、NRコンポーネントキャリア(例えば、PSCC及びSCC)は、FR2内の異なる帯域内にあり得る。本明細書で使用される場合、周波数帯域は、周波数レイヤと同義であり得る。
【0053】
UE104の第1のサーチャは、MN eNBによって提供されるPCellに専用であり得、第2のサーチャは、PSCellと、SN gNBによって提供される任意のSCellとによって共有され得る。PSCellは、第2のサーチャの50%を有することができ、SCellは、第2のサーチャの他の50%を共有することができる。CSSFは、第2のサーチャの共有のために判定され得る。
【0054】
第1のシナリオに関連し得るCSSFは、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含み得る。
【0055】
FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR2内にあるPSCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。示されるように、UE104は、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iを1+NPSCC_CSIRSとして計算することができ、ここで、PSCCがSSB及びCSI-RS L3 MOの両方又はCSI-RSベースのL3 MOのみで構成される場合、NPSCC_CSIRSは「1」である。そうでない場合、NPSCC_CSIRSは「0」である。
【0056】
隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、特定のSCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。FR2において、隣接セル測定が必要とされるSCCは、フルケイパビリティSCCと呼ばれ得る。フルケイパビリティSCCは、PCCもPSCCも同じ帯域内にないとき、UE104がSSBベースの測定値を報告するように構成されたSCCであり得る。隣接セル測定がフルケイパビリティSCC上で実行される場合、フルケイパビリティSCCと同じ帯域内の追加の測定が測定される必要がない場合がある。したがって、フルケイパビリティSCCは、他のSCCよりも優先され得る。
【0057】
UE104は、条件(条件A)が真であるか偽であるかに基づいて、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iを判定し得る。条件Aは、1つのFR2 SCell/SCCのみがMOを用いて構成され、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOが構成されないときに真であり得る。条件Aが真であるとき、表300の最後の2つの列は適用可能でない場合があり、第2のサーチャの全てにフルケイパビリティSCCが与えられ得る。条件Aが真であるとき、UE104は、隣接セル測定(NCM)が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NSCC_CSIRS_FR2_NCMであると判定し得、ここで、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCが構成されたSSB及びCSI-RS MOの両方又は構成されたCSI-RS MOのみを含む場合、NSCC_CSIRS_FR2_NCMは「1」である。そうでない場合、NSCC_CSIRS_FR2_NCMは「0」である。したがって、たとえSCCが第2のサーチャの100%を有する場合であっても、UE104がSSBとCSI-RSの両方を検出/測定する必要があり得るようにCSI-RS MOが構成される場合、測定期間は依然として延長される必要があり得る。
【0058】
たとえSSBベースのMOが構成されることなく、CSI-RS MOのみが構成される場合であっても、UE104は、CSI-RSを測定するために必要とされるタイミングを判定するために、CSI-RS測定の前に関連付けられたSSBを依然として検出する必要があり得ることが留意され得る。したがって、たとえCSI-RS MOのみが構成される場合であっても、SSB及びCSI-RSの両方を処理するために必要とされる時間をUE104に提供するために、関連するCSSIは2になることになる。
【0059】
UE104は、2つ以上のSCell/SCCがMOを用いて構成されるか、又は測定ギャップを伴わない周波数間MOが構成される場合、条件Aが偽であると判定し得る。条件Aが偽である場合、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM)であると判定し得る。したがって、この場合、第2のサーチャは、表300の最後の2つの列に対応するMOなどの他のMOの間で共有され得る。
【0060】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、フルケイパビリティSCC以外の測定SCCのための測定期間を判定するために使用され得る。このCSSFは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得、ここで、NSCC_SSBは、SSBベースのL3測定のみが構成された、構成されたSCell(単数又は複数)の数であり、Yは、CA可能なUEのための測定ギャップ外で測定されている測定ギャップを伴わない、構成された周波数間MOの数であり、そうでない場合、Yは「0」であり、NSCC_CSIRSは、SSB及びCSI-RSベースのL3測定の両方が構成された、又はCSI-RSベースのL3測定のみが構成された、構成されたSCell(単数又は複数)の数であり、NSCC_CSIRS_NCMは、上述したNSCC_CSIRS_FR2_NCMと同じである。
【0061】
測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、測定ギャップ外の第2の周波数レイヤ上で測定を実行するために第1の周波数レイヤ中のノードによって構成されたMOのための測定期間を判定するために使用され得る。このCSSFは、すぐ上で説明した隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと同じであり得る。
【0062】
EN-DCモードのための表300によってカバーされる第2のシナリオは、PSCell/PSCCがFR1内にあり、NR SCell/SCCがFR1又はFR2内にある、FR1プラスFR2 CAを含み得る。第2のシナリオに関連し得るCSSFは、FR1 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iと、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含む。
【0063】
FR1 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1内にあるPSCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。これは、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iに関して上述したものと同様であり得る。特に、UE104は、FR1 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iを1+NPSCC_CSIRSとして計算することができ、ここで、PSCCがSSB及びCSI-RS L3 MOの両方又はCSI-RSベースのL3 MOのみで構成される場合、NPSCC_CSIRSは「1」である。そうでない場合、NPSCC_CSIRSは「0」である。
【0064】
FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1内にあるSCC(単数又は複数)上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。これは、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iに関して上述したものと同様であり得る。特に、UEは、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iを2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)として計算し得る。
【0065】
隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、上述したように、条件Aが真であるか偽であるかに基づいて判定され得る。特に、条件Aが真であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NSCC_CSIRS_FR2_NCMであると判定し得、条件Aが偽であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM)であると判定し得る。
【0066】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,i、及び測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、シナリオ1に関して上述した同様の名前のCSSFと同様であり得る。例えば、これらのCSSFは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に設定され得る。
【0067】
図4は、いくつかの実施形態に係る、SAモードにおける2つのシナリオのためのCSSF計算を説明する表400を示している。したがって、基地局108又は基地局112は、PCell/PCC及び1つ以上のSCell(単数又は複数)/SCC(単数又は複数)を提供するためのgNBであり得る。このインスタンスは、二重接続性接続を含まなくてもよい。表400は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSF
outside_gap,iのためのCSSF計算を除いて、TS 38.133の表9.1.5.1.2-1と同様であり得る。
【0068】
第1のシナリオでは、UE104は、FR2のみの帯域間CAを伴うSAモードのために構成され得る。例えば、NRコンポーネントキャリア(例えば、PCC及びSCC(単数又は複数))は、FR2内の異なる帯域内にあり得る。第1のシナリオに関連し得るCSSFは、FR2 PCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含み得る。
【0069】
FR2 PCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR2内にあるPCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。このCSSFは、PCCに第1のサーチャ全体を提供するために「1」であり得る。
【0070】
隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、上述したように、条件Aが真であるか偽であるかに基づいて判定され得る。特に、条件Aが真であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NSCC_CSIRS_FR2_NCMであると判定し得、条件Aが偽であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM)であると判定し得る。
【0071】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得る。
【0072】
測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得る。
【0073】
SAモードに対して表400によってカバーされる第2のシナリオは、PCell/PCCがFR1内にあり、1つ以上のSCell/SCCがFR1又はFR2内にある、FR1プラスFR2 CAを含み得る。第2のシナリオに関連し得るCSSFは、FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iと、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含む。
【0074】
FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1内にあるPCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。UE104は、FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iを1+NPCC_CSIRSとして計算することができ、ここで、PCCがSSB及びCSI-RS L3 MOの両方又はCSI-RSベースのL3 MOのみのいずれかで構成される場合、NPCC_CSIRSは「1」である。そうでない場合、NPCC_CSIRSは「0」である。
【0075】
FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1内にあるSCC(単数又は複数)上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。これは、表300の第2のシナリオにおけるFR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iに関して上述したものと同様であり得る。特に、UE104は、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iを、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)として計算し得る。
【0076】
隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、上述したように、条件Aが真であるか偽であるかに基づいて判定され得る。特に、条件Aが真であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NSCC_CSIRS_FR2_NCMであると判定し得、条件Aが偽であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM)であると判定し得る。
【0077】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,i、及び測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、第1のシナリオに関して上述した同様の名前のCSSFと同様であり得る。
【0078】
図5は、いくつかの実施形態に係る、NR-DCモードにおけるシナリオのためのCSSF計算を説明する表500を示している。したがって、MN108はgNBであり、SN 112はgNBである。表500は、FR2 PSCCのためのCSSF
outside_gap,iのためのCSSF計算を除いて、TS 38.133の表9.1.5.1.3-1と同様であり得る。
【0079】
このシナリオでは、UE104は、FR1内のPCell及びFR2内のPSCellを有する、FR1及びFR2 NR-DCを伴うNR-DCモードのために構成され得る。このシナリオに関連し得るCSSFは、FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iと、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含み得る。
【0080】
FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1内にあるPCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iは、1+NPCC_CSIRSに等しく設定され得、ここで、NPCC_CSIRSは、PCCがSSB及びCSI-RSベースのL3 MOの両方又はCSI-RSベースのL3 MOのみのいずれかで構成されている場合、「1」であり、そうでない場合、NPCC_CSIRSは「0」である。
【0081】
FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1上のSCell/SCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。UE104は、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS)に等しく設定されたFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iを設定し得る。
【0082】
FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR2内のPSCell/PSCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。UE104は、条件(条件B)が真であるか偽であるかに基づいて、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iを判定し得る。条件Bは、FR2 SCell/SCCがMOを用いて構成されず、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOが構成されないときに真であり得る。条件Bが真であるとき、表500の最後の2つの列は適用可能でない場合があり、PSCell/PCellは、(測定すべきSCG内のSCCがないため)第2のサーチャ全体を与えられ得る。条件Bが真であるとき、UE104は、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NPSCC_CSIRSであると判定し得、ここで、PSCCがSSB及びCSI-RSベースのL3 MOの両方又はCSI-RSベースのL3 MOのみのいずれかで構成される場合、NPSCC_CSIRSは「1」である。そうでない場合、NPSCC_CSIRSは「0」である。
【0083】
UE104は、1つ以上のSCell/SCCがMOを用いて構成されるか、又は測定ギャップを伴わない周波数間MOが構成される場合、条件Bが偽であると判定し得る。条件Bが偽である場合、UE104は、FR2 PSCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NPSCC_CSIRS)であると判定し得る。したがって、この場合、PSCell/PSCCは、表500の最後の2つの列に対応するMOなどの他のMOと第2のサーチャを共有し得る。
【0084】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,i、及び測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、表400の第1のシナリオに関して上述した同様の名前のCSSFと同様であり得る。
【0085】
図6は、いくつかの実施形態に係る、NE-DCモードにおける2つのシナリオのためのCSSF計算を説明する表600を示している。したがって、MN108はgNBであり、SN 112はeNBである。表600は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSF
outside_gap,iのためのCSSF計算を除いて、TS 38.133の表9.1.5.1.4-1と同様であり得る。
【0086】
第1のシナリオでは、UE104は、FR2のみの帯域間CAを伴うNE-DCモードのために構成され得る。例えば、NRコンポーネントキャリア(例えば、PCC及びSCC(単数又は複数))は、FR2内の異なる帯域内にあり得る。第1のシナリオに関連し得るCSSFは、FR2 PCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含み得る。
【0087】
FR2 PCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR2内にあるPCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。このCSSFは、1+NPCC_CSIRSであり得る。
【0088】
隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、上述したように、条件Aが真であるか偽であるかに基づいて判定され得る。特に、条件Aが真であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NSCC_CSIRS_FR2_NCMであると判定し得、条件Aが偽であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM)であると判定し得る。
【0089】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得る。
【0090】
測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得る。
【0091】
第2のシナリオでは、UE104は、FR1内のPCell/PCC及びFR1又はFR2内のNR SCell/SCCを有する、FR1プラスFR2 CAを伴うNE-DCモードのために構成され得る。第2のシナリオに関連し得るCSSFは、FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iと、FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iと、測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iと、を含み得る。
【0092】
FR1 PCCのためのCSSFoutside_gap,iは、FR1内にあるPCC上の測定のための測定期間を判定するために使用され得る。このCSSFは、1+NPCC_CSIRSであり得る。
【0093】
FR1 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に設定され得る。
【0094】
隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、上述したように、条件Aが真であるか偽であるかに基づいて判定され得る。特に、条件Aが真であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが1+NSCC_CSIRS_FR2_NCMであると判定し得、条件Aが偽であるとき、UE104は、隣接セル測定が必要とされるFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iが2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM)であると判定し得る。
【0095】
隣接セル測定が必要とされないFR2 SCCのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得る。
【0096】
測定ギャップを伴わない周波数間MOのためのCSSFoutside_gap,iは、表300に関して上述した方法と同様の方法で使用されて判定され得る。例えば、それは、2×(NSCC_SSB+Y+2×NSCC_CSIRS-1-NSCC_CSIRS_NCM)に等しく設定され得る。
【0097】
表300~600に関して上述した実施形態は、一般に、測定ギャップを伴わないで実行される測定を対象とする。他の実施形態は、測定ギャップ内で実行される測定、及び測定ギャップ内の関連付けられたCSSFがどのように判定されるかに関する。例えば、測定オブジェクトは、測定ギャップ内で同じサーチャを共有し得、測定ギャップを伴うCSSFは、測定ギャップを使用しているMOのための測定期間をスケーリングするために使用され得る。実施形態は、CSI-RSベースのL3測定を考慮するためのCSSF計算に対する修正を説明する。
【0098】
3GPP TS 38.133の条項9.1.5.2に記載されているように、測定オブジェクトiに対する測定ギャップ内のCSSF(CSSFwithin_gap,i)は、測定タイプの特定のセットに適用され得る。したがって、測定タイプの特定のセットの測定アクティビティは、測定ギャップ内で同じサーチャリソースを共有し得る。TS 38.133にリストされた測定タイプは、以下を含む。
-この周波数内測定オブジェクトの全てのSMTC機会が測定ギャップによって重複されるとき、条項9.2.5における測定ギャップを伴わないSSBベースの周波数内測定オブジェクト。
-条項9.2.6の測定ギャップを伴うSSBベースの周波数内測定オブジェクト。
-この周波数間測定オブジェクトのL3測定のためのCSI-RSリソースが測定ギャップによって重複されるとき、条項xxxにおけるCSI-RSベースの周波数間測定。
-この周波数間測定オブジェクトのL3測定のためのCSI-RSリソースが測定ギャップによって部分的に重複されるとき、条項xxxにおけるCSI-RSベースの周波数間測定。
-条項9.3.4における測定ギャップを伴うSSBベースの周波数間測定オブジェクト。
-UEがinterFrequencyMeas-NoGap-r16をサポートする場合、この周波数間測定オブジェクトのSMTC機会の全てが測定ギャップによって重複されるとき、測定ギャップを伴わない周波数間測定を含むこと。
-CA可能なUEでない場合、この周波数間測定オブジェクトのSMTC機会の一部が測定ギャップによって重複されるとき、測定ギャップを伴わない周波数間測定を含むこと。
-条項9.4.2及び条項9.4.3におけるE-UTRA RAT間測定オブジェクト。
-条項9.9における測位のためのNR PRSベースの測定。
-条項9.4.4及び9.4.5におけるE-UTRA RAT間RSTD及びE-CID測定。
-E-UTRAN PCellによって構成されたNR RAT間測定オブジェクト(TS 36.133[v17.1.0(2021-04-08)]条項8.17.4)。
-E-UTRAN PCell(TS 36.133.条項8.17.3)及びE-UTRAN PSCell(TS 36.133.条項8.19.3)によって構成されたE-UTRAN周波数間測定オブジェクト。
-E-UTRAN PCellによって構成されたE-UTRAN周波数間RSTD測定(TS 36.133...条項8.17.15)。
-E-UTRAN PCellによって構成されたUTRA RAT間測定オブジェクト(TS 36.133...条項8.17.5~8.17.12)。
-E-UTRAN PCellによって構成されたGSM RAT間測定(TS 36.133...条項8.17.13及び8.17.14)。
【0099】
本開示の実施形態は、CSSFwithin_gap,iが適用される測定タイプのセット内に2つの追加の測定タイプを含む。これらの追加の測定タイプは、この周波数内測定オブジェクトのL3測定のためのCSI-RSリソースが測定ギャップによって完全に重複されるときの、CSI-RSベースの周波数内測定と、この周波数間測定オブジェクトのL3測定のためのCSI-RSリソースが測定ギャップによって完全に重複されるときの、測定ギャップを伴わないCSI-RSベースの周波数間測定と、を含む。
【0100】
TS 38.133の条項9.10.2.1は、以下の場合、測定をCSI-RSベースの周波数内測定として定義する。
-測定のために構成された隣接セルのCSI-RSリソースの[サブキャリア間隔(SCS)]が、測定のために示されたサービングセル上のCSI-RSリソースのSCSと同じであり、
-測定のために構成された隣接セルのCSI-RSリソースの[サイクリックプレフィックス(CP)]タイプが、測定のために示されたサービングセルのCSI-RSリソースのCPタイプと同じであり、
○それが、SCS=60kHzに対して適用され、
-測定のために構成された隣接セルのCSI-RSリソースの中心周波数が、測定のために示されたサービングセルのCSI-RSリソースの中心周波数と同じである。
【0101】
通常、CSI-RSベースの周波数内測定を実行するために、測定ギャップは必要とされないが、L3測定のためのCSI-RSリソースが測定ギャップによって完全に重複される場合、UE104は、ギャップ内で測定を行わなければならない。したがって、この場合もまた、測定ギャップリソースを他の測定オブジェクトと共有することになる。
【0102】
CSI-RSベースの測定は、周波数内測定について上述した条件を満たさない場合、CSI-RSベースの周波数間測定として定義され得る。いくつかの例では、UE104は、測定ギャップを伴わないCSI-RSベースの周波数間測定に基づいて構成され得る。これは、例えば、UE104が、周波数間測定をカバーして、現在のサービングセル受信への中断を引き起こさないためのスペアRFチェーンを有するとき、又はUE104が、周波数間CSI-RSを含む現在アクティブな帯域幅部分を有するときに行われ得る。それにもかかわらず、この周波数間測定のCSI-RSリソースが測定ギャップによって完全に重複される場合、UE104は、他の測定オブジェクトとのギャップ内で測定を行う必要があることになる。
【0103】
図7は、いくつかの実施形態に係る動作フロー/アルゴリズム構造700を示している。動作フロー/アルゴリズム構造700は、例えば、UE104若しくはUE1000などのUEによって、又はその構成要素、例えば、ベースバンドプロセッサ1004Aによって実行又は実現され得る。
【0104】
動作フロー/アルゴリズム構造700は、704において、1つ以上の基地局から測定オブジェクト(MO)を受信すること、を含み得る。MOは、測定ギャップ外で測定手順の一部として実行されることになる周波数範囲内の測定を構成し得る。周波数範囲は、FR2又はより高い範囲、例えば、FRHであってもよい。UEがEN-DCモード、SAモード、又はNE-DCモードにある場合、1つ以上のMOは、周波数範囲内のSCell/SCC上で1つ以上の測定を構成し得る。UEがNR-DCモードにある場合、1つ以上のMOは、周波数範囲内のPSCell/PSCC上で1つ以上の測定を構成し得る。
【0105】
動作フロー/アルゴリズム構造700は、708において、条件A又はBが検出されたかどうかを判定することを更に含み得る。
【0106】
動作フロー/アルゴリズム構造700を実行しているUEが、EN-DCモード、SAモード、又はNE-DCモードでネットワークと接続されている場合、UEは、条件Aが検出されているかどうかを判定し得る。条件Aは、MOが1つのSCell/SCC上の測定のみを構成し、測定ギャップを伴わない周波数間MOを含まないことであり得る。
【0107】
動作フロー/アルゴリズム構造700を実行しているUEが、NR-DCモードでネットワークと接続されている場合、UEは、条件Bが検出されているかどうかを判定し得る。条件Bは、MOが周波数範囲内の任意のSCell/SCC上の測定を構成せず、測定ギャップを伴わない任意の周波数間MOを含まないことであり得る。
【0108】
708において条件A/Bが検出されていると判定された場合、動作フロー/アルゴリズム構造700は、712において、MOがCSI-RS MOを含むかどうかを判定することに進み得る。例えば、UEは、SCell/SCC(又はPSCell/PSCC)上のCSI-RSに基づいてMOがL3測定を構成するかどうかを判定し得る。これは、
図3~
図6に関して上述したN
SCC_CSIRS_FR2_NCM又はN
PSCC_CSIRSに対応し得る。
【0109】
712において、MOがCSI-RS MOを含まない(例えば、NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSが0に等しい)と判定された場合、動作フロー/アルゴリズム構造700は、720において、SCC又はPSCCのためのCSSFを1に設定することに(例えば、1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSから)進み得る。
【0110】
712において、MOがCSI-RS MOを含む(例えば、NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSが1に等しい)と判定された場合、動作フロー/アルゴリズム構造700は、724において、SCC又はPSCCのためのCSSFを2に設定することに(例えば、1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSから)進み得る。
【0111】
708において、条件A/Bが検出されていないと判定された場合、動作フロー/アルゴリズム構造700は、728において、MOがCSI-RS MOを含むかどうかを判定することに進み得る。これは、ブロック712と同様であり得る。
【0112】
728において、MOがCSI-RS MOを含まない(例えば、NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSが0に等しい)と判定された場合、動作フロー/アルゴリズム構造700は、724において、SCC又はPSCCのためのCSSFを2に設定することに(例えば、2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSから)進み得る。
【0113】
728において、MOがCSI-RS MOを含む(例えば、NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSが1に等しい)と判定された場合、動作フロー/アルゴリズム構造700は、732において、SCC又はPSCCのためのCSSFを4に設定することに(例えば、2×(1+NSCC_CSIRS_FR2_NCM又はNPSCC_CSIRSから)進み得る。
【0114】
図8は、いくつかの実施形態に係る動作フロー/アルゴリズム構造800を示している。動作フロー/アルゴリズム構造800は、例えば、UE104若しくはUE1000などのUEによって、又はその構成要素、例えば、ベースバンドプロセッサ1004Aによって実行又は実現され得る。
【0115】
動作フロー/アルゴリズム構造800は、804において、1つ以上の基地局からMOを受信することを含み得る。MOは、測定手順の一部として実行されることになる周波数範囲(例えば、FR2又はFRH)内のサービングセル/コンポーネントキャリア上の測定を構成し得る。MOは、CSI-RSベースの周波数内測定を構成するためのMO、又は測定ギャップを伴わないCSI-RSベースの周波数間測定を構成するためのMOを含み得る。
【0116】
動作フロー/アルゴリズム構造800は、808において、共有サーチャリソースを使用して測定ギャップ内で測定を実行することを含み得る。これは、CSI-RSベースの周波数内又は周波数間測定を構成するMOに対応するCSI-RSリソースが、測定ギャップによって完全に重複されるときに行われ得る。したがって、たとえCSI-RSベースの周波数内測定又は周波数間測定を構成するMOが、測定ギャップ内で測定が実行されることを必要としない場合でも、リソースが測定ギャップと完全に重複するとき、サーチャリソースは、測定ギャップのために構成された他の測定と共有される必要があり得る。
【0117】
図9は、いくつかの実施形態に係る動作フロー/アルゴリズム構造900を示している。動作フロー/アルゴリズム構造900は、例えば、基地局108、112、若しくは1100などの基地局、又はその構成要素、例えば、ベースバンドプロセッサ1104Aによって実行又は実現され得る。
【0118】
動作フロー/アルゴリズム構造900は、904において、UEが1つ以上の測定オブジェクトで構成されていると判定することを含み得る。測定オブジェクトは、測定ギャップ外で測定手順の一部として実行されることになる、SCell/SCC又はPSCell/PSCC上の測定を構成し得る。
【0119】
動作フロー/アルゴリズム構造900は、908において、周波数範囲内のSCCの第1の数と、測定ギャップを伴わない周波数間MOの第2の数との判定に基づいて条件を検出することを更に含み得る。UEがEN-DC、NE-DC、又はSAモードでネットワークと接続されている場合、測定オブジェクトは、SCell/SCC上の測定を構成し得、条件は、第1の数が1でありかつ第2の数が0である場合、検出され得る。UEがNR-DCモードでネットワークと接続されている場合、測定オブジェクトは、PSCell/PSCC上の測定を構成し得、条件は、第1の数と第2の数の両方が0である場合、検出され得る。
【0120】
動作フロー/アルゴリズム構造900は、912において、CSSFが1+Nであると判定することを更に含み得る。この実施形態では、1つ以上のMOがCSI-RSベースの測定を構成する場合、Nは1であり得、そうでない場合、Nは0であり得る。
【0121】
動作フロー/アルゴリズム構造900は、916において、CSSFに基づいてモビリティ測定値がUEから受信されることになる期間を判定することを更に含み得る。モビリティ測定値が、判定された期間内に受信される場合、基地局は、モビリティ判定が基づき得る有効な測定値として、その測定値を考慮し得る。モビリティ測定値が判定された期間内に受信されない場合、基地局は、その測定値を破棄されることになる無効な測定値とみなし得る。
【0122】
図10は、いくつかの実施形態に係るUE1000を示す。UE1000は、
図1のUE104と同様であり、実質的に交換可能であり得る。
【0123】
UE1000は、携帯電話、コンピュータ、タブレット、工業用無線センサ(例えば、マイクロフォン、二酸化炭素センサ、圧力センサ、湿度センサ、温度計、動きセンサ、加速度計、レーザスキャナ、流体レベルセンサ、在庫センサ、電圧/電流計、アクチュエータなど)、ビデオ監視/モニタリングデバイス(例えば、カメラ)、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ)、モノのインターネット(IoT)デバイスなどの、任意のモバイルコンピューティングデバイス又は非モバイルコンピューティングデバイスであり得る。
【0124】
UE1000は、プロセッサ1004、RFインタフェース回路1008、メモリ/ストレージ1012、ユーザインタフェース1016、センサ1020、ドライバ回路1022、電源管理用集積回路(PMIC)1024、アンテナ構造1026、及びバッテリ1028を含み得る。UE1000の構成要素は、集積回路(IC)、その一部分、別個の電子デバイス若しくは他のモジュール、ロジック、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせとして実装され得る。
図10のブロック図は、UE1000の構成要素の一部のハイレベル図を示すことを意図している。しかしながら、示されている構成要素のいくつかは省略されてもよく、追加の構成要素が存在してもよく、示されている構成要素の異なる配置が他の実施態様で発生してもよい。
【0125】
UE1000の構成要素は、1つ以上の相互接続部1032を介して、様々な他の構成要素と結合され得、1つ以上の相互接続部は、(共通の又は異なるチップ又はチップセット上の)様々な回路構成要素が互いに相互作用することを可能にする、任意の種類のインタフェース、入力/出力部、(ローカル、システム、若しくは拡張)バス、伝送線、トレース、又は光学接続部などを表し得る。
【0126】
プロセッサ1004は、例えば、ベースバンドプロセッサ回路(BB)1004A、中央処理装置回路(CPU)1004B及びグラフィック処理装置回路(GPU)1004Cなどのプロセッサ回路を含み得る。プロセッサ1004は、メモリ/ストレージ1012からのプログラムコード、ソフトウェアモジュール又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行する、又は他の方法で動作させて、本明細書に記載される動作をUE1000に実行させる、任意の種類の回路又はプロセッサ回路を含み得る。
【0127】
いくつかの実施形態では、ベースバンドプロセッサ回路1004Aは、3GPP準拠ネットワークを介して通信するために、メモリ/ストレージ1012内の通信プロトコルスタック1036にアクセスし得る。一般に、ベースバンドプロセッサ回路1004Aは、通信プロトコルスタックにアクセスして、PHY層、MAC層、RLC層、PDCP層、SDAP層及びPDU層にてユーザプレーン機能を実行し、またPHY層、MAC層、RLC層、PDCP層、RRC層及び非アクセス層にて制御プレーン機能を実行し得る。いくつかの実施形態では、PHY層の動作は、追加的/代替的に、RFインタフェース回路1008の構成要素によって実行され得る。
【0128】
ベースバンドプロセッサ回路1004Aは、3GPP準拠ネットワーク内で情報を搬送するベースバンド信号又は波形を生成又は処理し得る。いくつかの実施形態では、NRのための波形は、アップリンク又はダウンリンクにおけるサイクリックプレフィックスOFDM「CP-OFDM」、及びアップリンクにおける離散フーリエ変換スプレッドOFDM「DFT-S-OFDM」に基づき得る。
【0129】
メモリ/ストレージ1012は、本明細書に記載される様々な動作をUE1000に実行させるためにプロセッサ1004の1つ以上によって実行され得る命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、通信プロトコルスタック1036)を含み得る。更に、メモリ/ストレージ1012は、本明細書に記載された測定及びCSSF計算を容易にするためのデータ/構成情報を含み得る。
【0130】
メモリ/ストレージ1012は、UE1000の全体に分散され得る任意の種類の揮発性又は不揮発性メモリを含む。いくつかの実施形態では、メモリ/ストレージ1012のいくつかは、プロセッサ1004自体(例えば、L1及びL2キャッシュ)上に配置され得る一方で、他のメモリ/ストレージ1012は、プロセッサ1004の外部にあるが、メモリインタフェースを介してアクセス可能である。メモリ/ストレージ1012は、限定されないが、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、又は任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの、任意の好適な揮発性又は不揮発性メモリを含み得る。
【0131】
RFインタフェース回路1008は、無線アクセスネットワークを介してUE1000が他のデバイスと通信することを可能にする送受信器回路及び無線周波数フロントモジュール(RFEM)を含み得る。RFインタフェース回路1008は、送信経路又は受信経路に配置された様々な要素を含み得る。これらの要素には、例えば、スイッチ、混合器、増幅器、フィルタ、合成器回路、又は制御回路が含まれ得る。
【0132】
受信経路では、RFEMは、アンテナ構造1026を介してエアインタフェースから放射信号を受信し、(低ノイズ増幅器を用いて)信号をフィルタリング及び増幅することができる。信号は、RF信号を、プロセッサ1004のベースバンドプロセッサに提供されるベースバンド信号にダウンコンバートする送受信機の受信機に提供され得る。
【0133】
送信経路では、送受信機の送信機は、ベースバンドプロセッサから受信されたベースバンド信号をアップコンバートし、RF信号をRFEMに提供する。RFEMは、アンテナ1026を介してエアインタフェースにわたって信号が放射される前に、電力増幅器を介してRF信号を増幅することができる。
【0134】
様々な実施形態では、RFインタフェース回路1008は、NRアクセス技術に準拠した方法で信号を送受信するように構成され得る。
【0135】
アンテナ1026は、空気を介して伝わるように電気信号を電波に変換し、かつ受信された電波を電気信号に変換するアンテナ要素を含み得る。アンテナ要素は、1つ以上のアンテナパネルに配置され得る。アンテナ1026は、ビームフォーミング及びマルチ入力マルチ出力通信を可能にするために全方向性、指向性、又はそれらの組み合わせであるアンテナパネルを有し得る。アンテナ1026には、マイクロストリップアンテナ、1つ以上のプリント回路基板の表面上に組み立てられたプリントアンテナ、パッチアンテナ、又はフェーズドアレイアンテナが含まれ得る。アンテナ1026は、FR1又はFR2内の帯域を含む特定の周波数帯域のために設計された1つ以上のパネルを有し得る。
【0136】
ユーザインタフェース回路1016は、UE1000とのユーザ相互作用を可能にするように設計された様々な入力/出力(I/O)デバイスを含む。ユーザインタフェース1016は、入力デバイス回路及び出力デバイス回路を含む。入力デバイス回路は、特に、1つ以上の物理的又は仮想的ボタン(例えば、リセットボタン)、物理キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、マイクロフォン、スキャナ、又はヘッドセットを含む、入力を受け取るための任意の物理的又は仮想的手段を含む。出力デバイス回路は、センサ読み取り値、アクチュエータ位置(単数又は複数)、又は他の同様の情報などの情報を表示するか、又は他の方法で情報を伝達するための任意の物理的又は仮想的な手段を含む。出力デバイス回路は、特に、1つ以上の単純な視覚出力/インジケータ(例えば、発光ダイオード「LED」などのバイナリ状態インジケータ及び複数文字の視覚出力、又はディスプレイデバイス若しくはタッチスクリーン(例えば、液晶ディスプレイ「LCD」、LEDディスプレイ、量子ドットディスプレイ、プロジェクタ)などのより複雑な出力)を含む、任意の数又は組み合わせの音声ディスプレイ又は視覚ディスプレイを含んでもよく、UE1100の動作から、文字、グラフィック、又はマルチメディアオブジェクトの出力が発生又は生成される。
【0137】
センサ1020は、その目的がその環境内でのイベント又は変化を検出し、検出されたイベントに関する情報(センサデータ)をいくつかの他のデバイス、モジュール、又はサブシステムに送信することである、デバイス、モジュール、又はサブシステムを含み得る。そのようなセンサの例としては、例えば、加速度計、ジャイロスコープ若しくは磁力計を備える慣性測定ユニット;3軸加速度計、3軸ジャイロスコープ若しくは磁力計を備えるマイクロ電気機械システム又はナノ電気機械システム;レベルセンサ;流れセンサ;温度センサ(例えば、サーミスタ);圧力センサ;気圧センサ;重力計;高度計;画像キャプチャデバイス(例えば、カメラ又はレンズ無し絞り);光検出及び測距センサ;近接センサ(例えば、赤外線検出器);深度センサ;周囲光センサ;超音波送受信機、マイクロフォン、又は他の同様の音声キャプチャデバイス、が挙げられる。
【0138】
ドライバ回路1022は、UE1000に組み込まれた、UE1100に取り付けられた、又は他の方法でUE1000と通信可能に結合された特定のデバイスを制御するように動作するソフトウェア及びハードウェア要素を含むことができる。ドライバ回路1022は、他の構成要素が、UE1000内に存在し得るか、又はそれに接続され得る様々な入力/出力(I/O)デバイスと相互作用するか、又はそれらを制御することを可能にする個々のドライバを含み得る。例えば、ドライバ回路1022は、ディスプレイデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのディスプレイドライバと、タッチスクリーンインタフェースへのアクセスを制御及び許可するためのタッチスクリーンドライバと、センサ回路1020のセンサ読み取り値を取得してセンサ回路1020へのアクセスを制御及び許可するためのセンサドライバと、電子機械構成要素のアクチュエータ位置を取得するための、又は電気機械構成要素へのアクセスを制御及び許可するためのドライバと、埋め込み型画像キャプチャデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのカメラドライバと、1つ以上の音声デバイスへのアクセスを制御及び許可するための音声ドライバと、を含み得る。
【0139】
PMIC1024は、UE1000の様々な構成要素に提供される電力を管理し得る。特に、プロセッサ1004に関して、PMIC1024は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御し得る。
【0140】
いくつかの実施形態では、PMIC1024は、本明細書で論じるDRXを含む、UE1000の様々な省電力機構を制御してもよく、又は他の場合にはその一部であってもよい。
【0141】
バッテリ1028は、UE1000に電力を供給してもよいが、いくつかの例では、UE1000は、固定位置に装着され配備されてもよく、送電網に結合された電源を有してもよい。バッテリ1028は、リチウムイオンバッテリ又は金属-空気バッテリ(例えば、亜鉛-空気バッテリ、アルミニウム-空気バッテリ、又はリチウム-空気バッテリ)であってもよい。車両ベースのアプリケーションなどのいくつかの実装形態では、バッテリ1028は、典型的な自動車用鉛酸バッテリであってもよい。
【0142】
図11は、いくつかの実施形態に係るgNB1100を示す。gNB1100は、
図1の基地局108と同様であり、実質的に交換可能であり得る。
【0143】
gNB1100は、プロセッサ1104、RFインタフェース回路1108、コアネットワーク「CN」インタフェース回路1112、メモリ/ストレージ回路1116、及びアンテナ構造1126を含み得る。
【0144】
gNB1100の構成要素は、1つ以上の相互接続部1128を介して、その他の様々な構成要素と結合され得る。
【0145】
プロセッサ1104、RFインタフェース回路1108、メモリ/ストレージ回路1116(通信プロトコルスタック1110を含む)、アンテナ構造1126、及び相互接続部1128は、
図10に関して示されて説明された同様の名称の要素と同様であり得る。
【0146】
CNインタフェース回路1112は、コアネットワーク、例えば、第5世代コアネットワーク「5GC」に対する接続性を、キャリアイーサネットプロトコル又はいくつかの他の好適なプロトコルなどの5GC準拠ネットワークインタフェースプロトコルを使用して提供することができる。ネットワーク接続性は、光ファイバ又は無線バックホールを介してgNB1100に/から提供され得る。CNインタフェース回路1112は、前述したプロトコルのうちの1つ以上を使用して通信するための1つ以上の専用プロセッサ又はFPGAを含み得る。いくつかの実装形態では、CNインタフェース回路1112は、同じ又は異なるプロトコルを使用して他のネットワークへの接続性を提供するための複数のコントローラを含み得る。
【0147】
いくつかの実施形態では、gNB1100は、アンテナ構造1126、CNインタフェース回路、又は他のインタフェース回路を使用して、TRP112又は116などのTRPと結合され得る。
【0148】
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシ及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図されない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。
【0149】
1つ以上の実施形態については、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されているような1つ以上の動作、技術、プロセス又は方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されていてもよい。別の例の場合、先行する図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素に関連付けられた回路は、実施例セクションにおいて以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
実施例
【0150】
以下のセクションには、更なる例示的な実施形態が提供される。
【0151】
実施例1は、ユーザ機器(UE)を動作させる方法を含み、方法は、少なくとも1つの基地局から、周波数範囲内のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)上の少なくとも1つの測定を含む1つ以上の測定であって、1つ以上の測定が、測定ギャップ外の測定手順の一部として実行されるように構成されている、1つ以上の測定を構成するために1つ以上の測定オブジェクト(MO)を受信することと、1つ以上のMOが、測定手順のためのSCC以外の周波数範囲内のSCC上の測定を構成せず、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOを含まないという判定に基づいて条件を検出することと、1つ以上のMOがチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)上の測定を構成すると判定することと、条件を検出することと、1つ以上のMOがCSI-RS上の測定を構成すると判定したこととに基づいて、SCCのためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)が2であると判定することと、を含む。
【0152】
実施例2は、実施例1の方法を含み、UEが、進化型ノードB(eNB)をマスタノードとして、及び次世代ノードB(gNB)をセカンダリノード(SN)として、進化型ユニバーサル地上ネットワーク-新無線-二重接続性モード(EN-DC)モードでネットワークと接続される。
【0153】
実施例3は、実施例2の方法を含み、周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、SCCが、FR2の第1の周波数帯域内にあり、プライマリセカンダリコンポーネントキャリア(PSCC)が、周波数範囲1(FR1)内又はFR2の第2の周波数帯域内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24250メガヘルツ(MHz)~52600MHzの範囲内の周波数を含む。
【0154】
実施例4は、実施例1の方法を含み、UEが、次世代ノードB(gNB)を含む少なくとも1つの基地局とのスタンドアロンモードでネットワークと接続される。
【0155】
実施例5は、実施例4の方法を含み、周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、SCCが、FR2の第1の周波数帯域内にあり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、FR2の第2の周波数帯域内にあり、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む。
【0156】
実施例6は、実施例4の方法を含み、周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、周波数範囲1(FR1)内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7,125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む。
【0157】
実施例7は、実施例1の方法を含み、UEが、次世代ノードB(gNB)をマスタノード(MN)として、及び進化型ノードB(eNB)をセカンダリノード(SN)として、新無線-進化型ユニバーサル地上アクセスネットワーク-二重接続性(NE-DC)モードでネットワークと接続される。
【0158】
実施例8は、実施例7の方法を含み、周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、SCCが、FR2の第1の周波数帯域内にあり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、FR2の第2の周波数帯域内にあり、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む。
【0159】
実施例9は、実施例7の方法を含み、周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、周波数範囲1(FR1)内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7,125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む。
【0160】
実施例10は、実施例1の方法を含み、SCCが、隣接セル測定を必要とするフルケイパビリティセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)である。
【0161】
実施例11は、実施例1の方法を含み、1つ以上のMOが、CSI-RS上の測定を構成するための第1のMOを含み、又は1つ以上のMOが、CSI-RS上の測定を構成するための第1のMOと、同期信号及び物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)上の測定を構成するための第2のMOとを含む。
【0162】
実施例12は、ユーザ機器(UE)を動作させる方法を含み、方法は、少なくとも1つの基地局から、周波数範囲内のプライマリセカンダリコンポーネントキャリア(PSCC)上の少なくとも1つの測定を含む1つ以上の測定であって、1つ以上の測定が、測定ギャップ外の測定手順の一部として実行されるように構成されている、1つ以上の測定を構成するために1つ以上の測定オブジェクト(MO)を受信することと、1つ以上のMOが、測定手順のための周波数範囲内のいずれのセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)上の測定も構成せず、かつ測定ギャップを伴わない周波数間MOを含まないという判定に基づいて条件を検出することと、1つ以上のMOがチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)上の測定を構成すると判定することと、条件を検出することと、1つ以上のMOがCSI-RS上の測定を構成すると判定したこととに基づいて、PSCCのためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)が2であると判定することと、を含む。
【0163】
実施例13は、実施例12の方法を含み、UEは、新無線-二重接続(NR-DC)モードでネットワークと接続される。
【0164】
実施例14は、実施例12の方法を含み、周波数範囲が、周波数範囲2(FR2)であり、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)が、周波数範囲1(FR1)内にあり、FR1が、410メガヘルツ(MHz)~7,125MHzの範囲内の周波数を含み、FR2が、24,250メガヘルツ(MHz)~52,600MHzの範囲内の周波数を含む。
【0165】
実施例15は、実施例12の方法を含み、1つ以上のMOが、CSI-RS上の測定を構成するための第1のMOのみを含み、又は1つ以上のMOが、CSI-RS上の測定を構成するための第1のMOと、同期信号及び物理ブロードキャストチャネルブロック(SSB)上の測定を構成するための第2のMOとを含む。
【0166】
実施例16は、UEを動作させる方法を含み、方法は、1つ以上の基地局から、測定手順の一部として実行されることになる複数の測定であって、複数の測定が、測定ギャップを伴わないチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)ベースの周波数内測定又はCSI-RSベースの周波数間測定を含む、複数の測定を構成するための複数の測定オブジェクト(MO)を受信することと、共有サーチャリソースを使用して測定ギャップ内で測定手順の複数の測定を実行することと、を含む。
【0167】
実施例17は、実施例16の方法を含み、複数の測定が、測定ギャップによって完全に重複されるCSI-RSリソース上のレイヤ3(L3)測定であるCSI-RSベースの周波数内測定を含む。
【0168】
実施例18は、実施例16の方法を含み、複数の測定が、測定ギャップによって完全に重複されるCSI-RSリソース上のレイヤ3(L3)測定である、測定ギャップを伴わないCSI-RSベースの周波数間測定を含む。
【0169】
実施例19は、実施例16の方法を含み、測定ギャップ内の測定のためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)を計算することと、複数の測定を実行するための期間を判定することと、を更に含む。
【0170】
実施例20は、基地局を動作させる方法を含み、方法は、ユーザ機器(UE)が、周波数範囲内のセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)又はプライマリセカンダリコンポーネントキャリア(PSCC)上の少なくとも1つの測定であって、1つ以上の測定が、測定ギャップ外の測定手順の一部として実行されるように構成されている、1つの測定を含む1つ以上の測定を構成する1つ以上の測定オブジェクト(MO)で構成されていると判定することと、1つ以上のMOが測定手順のための測定を構成する周波数範囲内のSCCの数、及び測定手順のための測定ギャップを伴わない周波数間MOの数の判定に基づいて条件を検出することと、条件を検出したことに基づいて、PSCCのためのキャリア固有スケーリングファクタ(CSSF)が(1+N)であると判定することを含む方法であって、1つ以上のMOがチャネル状態情報-基準信号(CSI-RS)上の測定を構成する場合、Nが1であり、1つ以上のMOがCSI-RS上の測定を構成しない場合、Nが0であると判定する。
【0171】
実施例21は、実施例20の方法を含み、CSSFに基づいてモビリティ測定値がUEから受信されることになる期間を判定することを更に含む。
【0172】
実施例22は、実施例20の方法を含み、少なくとも1つの測定が、SCC上で行われ、UEが、進化型ユニバーサル地上ネットワーク-新無線-二重接続性モード(EN-DC)モード、新無線-進化型ユニバーサル地上ネットワーク(NE-DC)モード、又はスタンドアロンモードでネットワークと接続される。
【0173】
実施例23は、SCCがフルケイパビリティSCCである、実施例22の方法を含む。
【0174】
実施例24は、実施例22の方法を含み、少なくとも1つの測定が、PSCC上で行われ、UEが、進化型ノードB(eNB)をセカンダリノード(SN)として、及び次世代ノードB(gNB)をマスタノード(MN)として、新無線-進化型ユニバーサル地上ネットワーク-二重接続モード(NR-DC)モードでネットワークと接続される。
【0175】
実施例25は、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセス、のうちの1つ以上の要素を実行する手段を含む装置を含むことができる。
【0176】
実施例26は、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令が、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、電子デバイスに、実施例1~24のいずれかに記載された方法若しくはそれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセスのうちの1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。
【0177】
実施例27は、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する方法、又は本明細書に記載のいずれかの他の方法若しくはプロセスのうちの1つ以上の要素を実行するためのロジック、モジュール、又は回路を備える装置を含むことができる。
【0178】
実施例28は、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する方法、技術、若しくはプロセス、又はそれらの一部分若しくは部分を含むことができる。
【0179】
実施例29は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに実施例1~24のいずれかに記載された方法若しくはそれらに関連する方法、技術若しくはプロセス、又はそれらの一部分を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体とを備える装置を含むことができる。
【0180】
実施例30は、実施例1~24のいずれかに記載された信号若しくはそれらに関連する信号、又はその一部分若しくは部分を含むことができる。
【0181】
実施例31は、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する、又はその一部分若しくは部分である、又は別途本開示に記載された、データグラム、情報要素、パケット、フレーム、セグメント、PDU、又はメッセージを含むことができる。
【0182】
実施例32は、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する、又はその一部分若しくは部分である、又は別途本開示に記載されたデータを用いて符号化された信号を含むことができる。
【0183】
実施例33は、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する、又はその一部分若しくは部分である、又は別途本開示に記載された、データグラム、IE、パケット、フレーム、セグメント、PDU又はメッセージによって符号化された信号を含むことができる。
【0184】
実施例34は、コンピュータ可読命令を搬送する電磁信号であって、1つ以上のプロセッサによるコンピュータ可読命令の実行により、1つ以上のプロセッサに、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する、又はその一部分である、方法、技術、又はプロセスを実行させる、電磁信号を含むことができる。
【0185】
実施例35は、命令を含むコンピュータプログラムであって、処理要素によるプログラムの実行により、処理要素に、実施例1~24のいずれかに記載された若しくはそれらに関連する、又はその一部分である、方法、技術、又はプロセスを実行させる、コンピュータプログラムを含むことができる。
【0186】
実施例36は、本明細書に示されて説明された無線ネットワークにおける信号を含むことができる。
【0187】
実施例37は、本明細書に示されて説明された無線ネットワークにおける通信方法を含むことができる。
【0188】
実施例38は、本明細書に示されて説明された無線通信を提供するためのシステムを含むことができる。
【0189】
実施例39は、本明細書に示されて説明された無線通信を提供するためのデバイスを含むことができる。
【0190】
上記の実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実施形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえて可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得することができる。
【0191】
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、全てのそのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈されることが意図されている。