(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-01
(45)【発行日】2025-05-13
(54)【発明の名称】耳冷却具
(51)【国際特許分類】
A61F 7/10 20060101AFI20250502BHJP
【FI】
A61F7/10 330D
(21)【出願番号】P 2024164745
(22)【出願日】2024-09-24
【審査請求日】2024-09-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521205685
【氏名又は名称】山本 美恵
(73)【特許権者】
【識別番号】521205696
【氏名又は名称】山本 雄次
(74)【代理人】
【識別番号】100154184
【氏名又は名称】生富 成一
(74)【代理人】
【識別番号】100105795
【氏名又は名称】名塚 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100187377
【氏名又は名称】芳野 理之
(72)【発明者】
【氏名】山本 雄次
(72)【発明者】
【氏名】山本 美恵
【審査官】村上 勝見
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第07335222(US,B1)
【文献】特開2014-076159(JP,A)
【文献】特開2003-018687(JP,A)
【文献】特表2017-512111(JP,A)
【文献】特許第7535680(JP,B1)
【文献】登録実用新案第3114028(JP,U)
【文献】登録実用新案第3244154(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 7/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着者の耳を冷却する耳冷却具であって、
耳の穴に挿入する挿入部、又は、耳の穴に挿入する挿入部及び耳の全部又は一部を覆う被覆部を備えた一つ又は二つの冷却部と、前記冷却部に繋がる支持部からなり、
前記冷却部と前記支持部が
PCM(Phase Change Material)素材からなる冷却剤を充填したチューブにより一体形成され、
前記支持部が前記装着者の頭部に支持されて前記冷却部が前記耳に接触する
ことを特徴とする耳冷却具。
【請求項2】
前記冷却部を二つ備え、前記冷却部が前記支持部の両端にそれぞれ備えられた
ことを特徴とする請求項1記載の耳冷却具。
【請求項3】
装着者の耳を冷却する耳冷却具であって、
耳の穴に挿入する挿入部、又は、耳の穴に挿入する挿入部及び耳の全部又は一部を覆う被覆部を備えた一つ又は二つの冷却部と、前記冷却部に繋がる首冷却部からなり、
前記冷却部と前記首冷却部が
PCM(Phase Change Material)素材からなる冷却剤を充填したチューブにより一体形成され、
前記首冷却部が前記装着者の首の周囲に接触し、かつ前記冷却部が前記耳に接触する
ことを特徴とする耳冷却具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭部を冷却するための冷却具に関する。
【背景技術】
【0002】
夏場の猛暑が非常に厳しい近年の状況下、首を冷却する冷却具が広く普及している。
例えば、特許文献1には、2種の相変化部材の相互作用で冷却効果の持続時間を延長することの可能なネッククーラーが開示されている。
また、特許文献2には、首冷却具の構成を簡易にすると共に、首冷却具の首への装着を簡便に行うことができる首冷却具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3241849号公報
【文献】特許第6895671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らは、実は首よりも耳の穴を冷やした方が心地良く感じられ、また首を冷やすよりも耳の穴を冷やした方が頭が一層冷えるという気づきを得た。
そこで、本発明者らは、従来の首冷却具を改良し、ヘッドホン型やカチューシャ型などにして、耳の穴にイヤホンのような冷えた突起物を入れることができたり、あるいは耳を冷えたカバーで覆うことの可能な耳冷却具に想到して、抜群の冷え感を得ることの可能な本発明を創出するに至った。
【0005】
ここで、近年、耳の穴にイヤホンを入れていたり、耳にヘッドホンを装着している人が多く見受けられるものの、例えば歩行中に耳を冷やすことを可能にしているものは、これまで見当たらなかった。
また、このような耳を冷やすことを可能にする発明について記載された文献も見当たらなかった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、優れた冷え感を得ることの可能な耳冷却具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の耳冷却具は、装着者の耳を冷却する耳冷却具であって、一つ又は二つの冷却部と、前記冷却部に繋がる支持部と、を備え、前記冷却部が冷却剤を充填したチューブからなり、前記支持部が前記装着者の頭部に支持されて前記冷却部が前記耳に接触する構成としてある。
また、本発明の耳冷却具は、前記冷却部を二つ備え、前記冷却部が前記支持部の両端にそれぞれ備えられた構成とすることが好ましい。
【0008】
また、本発明の耳冷却具は、前記冷却部と前記支持部が冷却剤を充填したチューブにより一体形成された構成とすることが好ましい。
また、本発明の耳冷却具は、前記冷却部が、耳の穴に挿入する挿入部、及び/又は、耳の全部又は一部を覆う被覆部を備えた構成とすることが好ましい。
【0009】
本発明の耳冷却具の他の態様は、装着者の耳を冷却する耳冷却具であって、一つ又は二つの冷却部と、前記冷却部に繋がる首冷却部と、を備え、前記冷却部と前記首冷却部が冷却剤を充填したチューブからなり、前記首冷却部が前記装着者の首の周囲に接触し、かつ前記冷却部が前記耳に接触する構成としてある。
【0010】
また、本発明の耳冷却具の他の態様は、前記冷却部を二つ備え、前記冷却部が前記首冷却部の両端にそれぞれ備えられた構成とすることが好ましい。
また、本発明の耳冷却具の他の態様は、前記冷却部と前記首冷却部が冷却剤を充填したチューブにより一体形成された構成とすることが好ましい。
さらに、本発明の耳冷却具及び本発明の耳冷却具の他の態様を、上記の構成を様々に組み合わせたものとすることも好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、優れた冷え感を得ることの可能な耳冷却具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る耳冷却具の構成を示す模式図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る耳冷却具における冷却部の応用例の構成を示す模式図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る耳冷却具の他の態様の構成を示す模式図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る耳冷却具の装着例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の耳冷却具の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態の具体的な内容に限定されるものではない。
【0014】
図1に示すように、本実施形態の耳冷却具は、装着者の耳を冷却する耳冷却具1であって、一つ又は二つの冷却部10と、冷却部10に繋がる支持部11とを備え、冷却部10が冷却剤を充填したチューブ(管状容器)からなり、支持部11が装着者の頭部に支持されて冷却部10が耳に接触することを特徴とする。
【0015】
本実施形態の耳冷却具において、冷却部10は、二つ備えられることが好ましく、支持部11の両端にそれぞれ備えられることが好ましい。
なお、本実施形態の耳冷却具は、冷却部10を二つ備えたものに限定されず、支持部11の一端に一つのみ備えて、例えば他方の耳にイヤホンなどを装着可能にすることも好ましい。
【0016】
冷却部10に充填される冷却剤としては、PCM(Phase Change Material)素材などを用いることが好ましい。
PCM素材は、相交換物質や相転移物質、潜熱蓄熱材などとも呼ばれており、約28℃以下で固形化する性質を有している。
【0017】
このため、耳冷却具1を冷蔵庫に入れて冷却することによって冷却部10内のPCMを固形化して冷えた状態にすることができ、耳冷却具1の装着者の耳を介して頭部の熱を冷却部10が吸収してPCMが液体化すると、耳冷却具1を再度冷蔵庫に入れて冷却することによって、繰り返し頭部の冷却に使用することができるようになっている。
【0018】
冷却部10を構成するチューブとしては、TPU(可塑性ポリウレタンエラストマー)などからなるものを用いることが好ましい。
TPUは、ゴムのような弾力性と硬質プラスチックのような強さを合わせ持った素材であり、冷却部10の外層の材料として好適に用いることが可能である。
【0019】
本実施形態の耳冷却具において、支持部11は、装着者の頭部に支持されて冷却部10が耳に接触可能にするものであれば特に限定されないが、例えばヘッドホンのヘッドバンド部や、カチューシャ形状のものを好適の使用することができる。
支持部11は、例えばプラスチック、金属、布、革を用いて形成することができる。
【0020】
また、本実施形態の耳冷却具において、冷却部10及び支持部11をチューブにより一体形成し、このチューブに冷却剤を充填したものとすることも好ましい。
このような冷却部10及び支持部11を構成するチューブとしても、TPUなどからなるものを用いることが好ましい。
【0021】
本実施形態の耳冷却具をこのような構成にすれば、冷却部10によって耳を冷やすことができるのみならず、支持部11によって装着者の頭部を同時に冷却することが可能となる。
また、冷却部10及び支持部11を一体形成できるため、耳冷却具1を簡易に製造することが可能となる。
【0022】
さらに、本実施形態の耳冷却具において、冷却部10が、耳の穴に挿入される挿入部101を備えることが好ましい。
このような本実施形態の耳冷却具によれば、挿入部101によって耳の穴を冷やすことができ、耳の穴を通じて頭をより一層冷やすことが可能となる。
【0023】
本実施形態の耳冷却具において、挿入部101は、イヤホンのように様々な形状にすることができ、
図1に示すものに限定されず、耳の穴に挿入可能なものであれば、その他の形状であってもよい。
例えば、挿入部101は、
図2(A)の冷却部10aに備えられた挿入部101aのような括れ部を有する形状であってもよい。
【0024】
また、本実施形態の耳冷却具において、冷却部10が、耳の全部又は一部を覆う被覆部102を備えることも好ましい。
例えば、被覆部102は、
図2(B)の冷却部10bに備えられた被覆部102bのような耳全体を覆う形状であってもよい。
【0025】
本実施形態の耳冷却具において、被覆部102は、ヘッドホンのイヤーパッドのように様々な形状にすることができ、
図2(B)に示すものに限定されず、耳の全部又は一部を覆うことが可能なものであれば、その他の形状であってもよい。
このような本実施形態の耳冷却具によれば、被覆部102によって耳全体を冷やすことが可能となる。
【0026】
さらに、本実施形態の耳冷却具において、
図2(C)に示すように、冷却部10cが、耳の穴に挿入する挿入部101cと、耳の全部又は一部を覆う被覆部102cの両方を備えたものとすることも好ましい。
このような本実施形態の耳冷却具によれば、挿入部101cによって耳の穴を冷やすことができると同時に、被覆部102cによって耳全体を冷やすことができるため、耳を通じて装着者の頭部をより一層効果的に冷却することが可能である。
【0027】
図3(A)に示すように、本実施形態の耳冷却具の他の態様は、装着者の耳を冷却する耳冷却具1’aであって、一つ又は二つの冷却部10’aと、冷却部10’aに繋がる首冷却部12’aとを備え、冷却部10’aと首冷却部12’aが冷却剤を充填したチューブからなり、首冷却部12’aが装着者の首の周囲に接触し、かつ冷却部10’aが耳に接触することを特徴とする。
【0028】
本実施形態の耳冷却具の他の態様において、冷却部10’aは、二つ備えられることが好ましく、首冷却部12’aの両端にそれぞれ備えられることが好ましい。
勿論、本実施形態の耳冷却具の他の態様は、上述した本実施形態の耳冷却具と同様に、冷却部10’aを二つ備えたものに限定されず、首冷却部12’aの一端に一つのみ備えて、例えば他方の耳にイヤホンなどを装着可能にすることも好ましい。
【0029】
本実施形態の耳冷却具の他の態様において、冷却部10’aに充填される冷却剤、及び、冷却部10’aを構成するチューブとしては、上述した本実施形態の耳冷却具と同様にそれぞれPCM、TPU等を用いることが好ましい。
【0030】
また、本実施形態の耳冷却具の他の態様において、首冷却部12’aは、装着者の首の周囲に接触し、かつ冷却部10’aが耳に接触可能なものであれば特に限定されないが、例えば首の周囲に装着可能なネッククーラー形状のものを好適に使用することができる。
首冷却部12’aに充填される冷却剤、及び、首冷却部12’aを構成するチューブとしても、冷却部10’aと同様にそれぞれPCM、TPU等を用いることが好ましい。
【0031】
また、本実施形態の耳冷却具の他の態様において、冷却部10’a及び首冷却部12’aをチューブにより一体形成し、このチューブに冷却剤を充填したものとすることも好ましい。
このような冷却部10’a及び首冷却部12’aを構成するチューブとしても、TPUなどからなるものを用いることが好ましい。
【0032】
本実施形態の耳冷却具の他の態様をこのような構成にすれば、冷却部10’aによって耳を冷やすことができるのみならず、首冷却部12’aによって装着者の首を同時に冷却することが可能となる。
また、冷却部10’a及び首冷却部12’aを一体形成できるため、耳冷却具1’aを簡易に製造することが可能となる。
【0033】
また、本実施形態の耳冷却具の他の態様において、冷却部10’aが、耳の穴に挿入される挿入部101’aを備えることが好ましい。挿入部101’aは、イヤホンのように様々な形状にすることができ、
図3(A)に示すものに限定されず、耳の穴に挿入可能なものであれば、その他の形状であってもよい。
このような本実施形態の耳冷却具の他の態様によれば、挿入部101’aによって耳の穴を冷やすことができ、耳の穴を通じて頭をより一層冷やすことが可能となり、さらに首を冷やすことも可能となる。
【0034】
また、
図3(B)に示すように、本実施形態の耳冷却具の他の態様において、耳冷却具1’bが冷却部10’bと首冷却部12’bを備え、冷却部10’bが、耳の全部又は一部を覆う被覆部102’bを備えることも好ましい。
本実施形態の耳冷却具の他の態様において、被覆部102’bは、ヘッドホンのイヤーパッドのように様々な形状にすることができ、
図3(B)に示すものに限定されず、耳の全部又は一部を覆うことが可能なものであれば、その他の形状であってもよい。
このような本実施形態の耳冷却具の他の態様によれば、被覆部102’bによって耳全体を冷やすことができ、かつ首を冷やすことが可能となる。
【0035】
さらに、本実施形態の耳冷却具の他の態様において、図示しないが、冷却部が、耳の穴に挿入する挿入部と、耳の全部又は一部を覆う被覆部の両方を備えたものとすることも好ましい。
このような本実施形態の耳冷却具の他の態様によれば、挿入部によって耳の穴を冷やすことができると同時に、被覆部によって耳全体を冷やすことができ、さらに首を冷やすこともできるため、耳と首を通じて装着者の頭部をより一層効果的に冷却することが可能である。
【0036】
また、上述した本実施形態の耳冷却具と本実施形態の耳冷却具の他の態様を組み合わせて、上記の支持部と首冷却部と冷却部とを併せ持つ耳冷却具とすることも可能である。
具体的には、耳冷却具の支持部と首冷却部と冷却部を、支持部の両端及び首冷却部の両端に2つの冷却部をそれぞれ三つ叉で連通するようにチューブにより一体形成し、このチューブに冷却剤を充填したものとすることも好ましい。
【0037】
このような耳冷却具によれば、冷却部によって耳を冷やすことができると同時に、支持部により頭部を冷却することができ、さらに首冷却部により首の周囲を冷却することができるため、これらによって頭部をさらに一層効果的に冷やすことが可能である。
【0038】
本実施形態の耳冷却具の装着例を
図4に示す。
図4(A)において、装着者2は、挿入部101を有する冷却部10を備えた耳冷却具1を装着している。冷却部10と支持部11は、チューブにより一体形成されている。
耳冷却具1の支持部11が装着者2の頭部に支持されて、冷却部10が耳20に接触し、挿入部101が耳20の穴に挿入されている。
これにより、装着者2は、挿入部101により耳20の穴を冷やすことができ、耳20の穴を通じて、頭部に優れた冷え感を得ることが可能になっている。
【0039】
また、
図4(B)において、装着者2’は、被覆部102bを有する冷却部10bを備えた耳冷却具1bを装着している。冷却部10bと支持部11bは、チューブにより一体形成されている。
耳冷却具1bの支持部11bが装着者2’の頭部に支持されて、冷却部10bが耳20’に接触し、被覆部102bが耳20’を覆っている。
これにより、装着者2’は、被覆部102bにより耳20’全体を冷やすことができ、それによって頭部に優れた冷え感を得ることが可能になっている。
【0040】
さらに、図示しないが、本実施形態の耳冷却具の他の態様を装着者が装着する場合は、首冷却部をネッククーラーのように首の周囲に装着すると共に、冷却部の挿入部を耳の穴に挿入したり、冷却部の被覆部で耳を覆うことによって、耳と首を同時に冷やすことができ、装着者は、頭部により一層優れた冷え感を得ることが可能である。
【0041】
以上説明したように、本実施形態の耳冷却具によれば、ヘッドホンやカチューシャのように頭部に簡単に装着することによって、耳の穴や耳全体を冷やすことができるため、例えば歩行しながら耳を通じて頭部を冷やすことができ、これまでに無い新たな頭部の冷却用具として用いることが可能である。
また、本実施形態の耳冷却具の他の態様によれば、ネッククーラーように首に装着することで、耳と首を同時に冷やすことができるため、頭部により一層優れた冷え感を得ることが可能である。
【0042】
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。例えば、耳冷却具の冷却部における挿入部や被覆部、及び支持部などの形状をその他の形状にするなど適宜変更することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、頭部に抜群の冷え感を得ることの可能な冷却具を提供するために好適に利用することが可能である。
【符号の説明】
【0044】
1,1b,1’a,1’b 耳冷却具
10,10a,10b,10c,10’a,10’b 冷却部
101,101a,101c,101’a 挿入部
102,102b,102c,102’b 被覆部
11,11b 支持部
12’a,12’b 首冷却部
2,2’ 装着者
20,20’耳
【要約】
【課題】優れた冷え感を得ることの可能な耳冷却具を提供することを可能とする。
【解決手段】装着者の耳を冷却する耳冷却具1であって、一つ又は二つの冷却部10と、冷却部10に繋がる支持部11とを備え、冷却部10が冷却剤を充填したチューブからなり、支持部11が装着者の頭部に支持されて冷却部10が耳に固定される耳冷却具。冷却部10を二つ備え、冷却部10が支持部11の両端にそれぞれ備えられたものであることが好ましく、冷却部10と支持部11が冷却剤を充填したチューブにより一体形成されたものであることが好ましい。また、冷却部10が、耳の穴に挿入する挿入部101、及び/又は、耳の全部又は一部を覆う被覆部を備えたものであることがより好ましい。
【選択図】
図1