技術分野
樹脂部材の加工方法、樹脂部材の加工装置、および樹脂部品の製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
レーザー光の照射によって、樹脂を加熱するためには、樹脂が吸収可能な波長域のレーザー光を照射する必要がある。しかしながら、汎用樹脂(例えばポリスチレン(以下、「PS」とも称する)や、ポリメタクリル酸メチル(以下、「PMMA」とも称する)、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」とも称する)、ポリカーボネート(以下、PCとも称する))は、通常可視光域に吸収を有さない。例えば、PETは波長400nm~2200nmの広い範囲に亘って実質的な光吸収を有さない。さらに、ポリカーボネートも波長400nm~1600nmの広い範囲に亘って実質的な光吸収を有さない。したがって、PETやポリカーボネートの加工を行うためには、これらより波長の長いレーザー光を照射する必要がある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、以下の樹脂部材の加工方法を提供する。
樹脂を含む第1部材に、前記樹脂を電子励起させる第1波長の第1光を照射する工程と、前記第1光の照射により電子励起されている前記樹脂に、前記第1波長よりも長波長である第2波長の第2光を照射する工程と、を備え、前記第2波長の波長域は、前記樹脂が電子励起されることにより前記樹脂の光吸収率が増大する波長域に含まれる、樹脂部材の加工方法。
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の樹脂部材の加工方法では光照射によって、樹脂を含む部材を十分に昇温させ、加工することができる。
さらに、本発明の樹脂部材の加工装置によれば、2種類以上の光を所望の領域に照射して、樹脂の加工を行うことができる。
本発明の樹脂部品の製造方法では光照射によって、樹脂を含む部材を十分に昇温させ、樹脂部品を製造することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
図1は、本発明の樹脂部材の加工装置の一例を示す概略図である。
【図2】
図2Aは、電子励起に起因して樹脂が昇温することで、光吸収率が増大する波長域を模式的に示す図であり、図2Bは、電子励起に起因して、過渡的に出現する励起三重項状態によって光吸収率が増大する波長域を模式的に示す図である。
【図3】
図3は、樹脂部品の製造方法を説明する概略図である。
【図4】
図4は、本発明の実施例3において、PET板にレーザー光を照射したときの、レーザー光の総出力とPET板の温度との関係を示す図である。
【図5】
図5は、本発明の実施例3において、PC板にレーザー光を照射したときの、レーザー光の総出力とPC板の温度との関係を示す図である。
【図6】
図6は、本発明の実施例3において、PMMA板にレーザー光を照射したときの、レーザー光の総出力とPMMA板の温度との関係を示す図である。
100 加工装置
110 XYステージ
111、211 第1部材
112 第2部材
120 第1光照射系
121 第1レーザー光源
122 第1ミラー
123 第1光
130 第2光照射系
131 第2レーザー光源
132 第2ミラー
133 第2光
140 レンズ
150 温度測定部
160 光量制御部
200 樹脂部品の製造装置
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録