(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-07
(45)【発行日】2025-05-15
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20240101AFI20250508BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
(21)【出願番号】P 2023565676
(86)(22)【出願日】2021-12-06
(86)【国際出願番号】 JP2021044705
(87)【国際公開番号】W WO2023105568
(87)【国際公開日】2023-06-15
【審査請求日】2024-05-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】児島 一郁
(72)【発明者】
【氏名】谷 真宏
(72)【発明者】
【氏名】池田 圭佑
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/255407(WO,A1)
【文献】特開2017-151574(JP,A)
【文献】特開2020-060833(JP,A)
【文献】特開2005-352170(JP,A)
【文献】小久保 千裕,イベント参加地域推定のための単語埋め込み表現の拡張,第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (第18回日本データベース学会年次大会) [,日本,2020年05月14日
【文献】Jeffrey Heer, Danah Boyd,Vizster: Visualizing Online Social Networks,IEEE Symposium on Information Visualization (InfoVis 05),2005年10月25日,https://ieeexplore.iee.org/document/1532124
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類のSNS(social networking service)各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得手段と、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定手段と、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定手段と、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化手段と、
を有する情報提供装置。
【請求項2】
前記可視化手段は、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、複数の前記アカウント各々に対応したノードと、互いに繋がりのあるアカウントの前記ノードを繋ぐ線とを示す画面を表示し、
前記画面において、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントに対応して1つの前記ノードを表示する請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの活動エリアを推定する活動エリア推定手段をさらに有し、
前記可視化手段は、前記活動エリアに基づき複数の前記アカウントをグループ化し、前記画面において、前記グループ毎に前記ノードをまとめて表示する請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの活動エリアを推定する活動エリア推定手段をさらに有し、
前記可視化手段は、地図上に前記ノードが表示された前記画面であって、前記ノードが前記活動エリアに対応した地図上の位置に表示されている前記画面を表示する請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの活動エリアを推定する活動エリア推定手段をさらに有し、
前記可視化手段は、2つの前記ノードを繋ぐ線の太さを、前記アカウントのユーザの前記活動エリア間の距離に応じた太さとする請求項2から4のいずれか1項に記載の情報提供装置。
【請求項6】
期間を指定する入力を受付ける入力受付手段をさらに有し、
前記活動エリア推定手段は、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの前記活動エリアを推定し、
前記可視化手段は、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき推定された前記アカウントのユーザの前記活動エリアに基づき、前記画面の表示を行う請求項3から5のいずれか1項に記載の情報提供装置。
【請求項7】
期間を指定する入力を受付ける入力受付手段をさらに有し、
前記繋がり特定手段は、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定し、
前記可視化手段は、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき特定されたそのユーザが所有する前記アカウントと他の前記アカウントとの繋がりを表示する請求項1から6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記可視化手段は、
前記ノードに紐付けて、前記ノードに対応する1つ又は複数の前記アカウントが存在するSNSを示すマークを表示し、
前記マークの表示態様は、そのSNSの利用頻度に応じて変化する請求項
2から
6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
【請求項9】
コンピュータが、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得工程と、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定工程と、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定工程と、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化工程と、
を実行
する情報提供方法。
【請求項10】
コンピュータを、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得手段、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定手段、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定手段、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化手段、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連する技術が、特許文献1乃至5、非特許文献1乃至8に開示されている。
【0003】
特許文献1、非特許文献1乃至非特許文献4、及び非特許文献8は、SNS(social networking service)にアカウントを有するユーザの活動範囲を、友人関係等に基づき推定する技術を開示している。
【0004】
特許文献2乃至特許文献4、非特許文献5及び非特許文献6は、同一ユーザによって所有されているSNSのアカウントを特定する技術を開示している。
【0005】
特許文献5は、SNSにテキストデータ等を投稿した時のユーザの位置を特定する技術を開示している。
【0006】
非特許文献7は、ある特定の1つのSNS上でのアカウント間の繋がりを、複数のノードと、ノード間を繋ぐ線とで可視化する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】国際公開第2021/028988号公報
【文献】国際公開第2019/187107号公報
【文献】国際公開第2019/234827号公報
【文献】特開2013-122630号公報
【文献】特開2018-010378号公報
【非特許文献】
【0008】
【文献】池田 圭佑、児島 一郁、谷 真宏著「友人群の地理的近接性に着目した居住エリア推定手法の検討」、電子情報通信学会、信学技報、Vol. 119、No. 317、pp. 37-42、AI2019-36、2019年11月
【文献】Dan Xu, Peng Cui, Wenwu Zhu, Shiqiang Yang著, "Graph-based residence location inference for social media users", IEEE Computer Society, IEEE MultiMedia, Volume 21, Issue 4, pp 76-83, 2014年10月
【文献】Backstrom Lars, Eric Sun, Cameron Marlow著, "Find me if you can: Improving geographical prediction with social and spatial proximity" Proceedings of the 19th international conference on World Wide Web, 2010, pp.61-70
【文献】Liu Zhi, Yan Huang 著, "Closeness and structure of friends help to estimate user locations", International Conference on Database Systems for Advanced Applications, Springer, pp. 33-48
【文献】Y. Li, Y. Peng、W. Ji, Z. Zhang、及び Q. Xu、"User Identification Based on Display Names Across Online Social Networks"、IEEE Access、vol. 5、pp. 17342-17353、2017年8月25日
【文献】X. Han, X Liang and et al. "Linking social network accounts by modeling user spatiotemporal habits", Intelligence and Security Informatics (ISI), IEEE International Conference on, 2017
【文献】"whotwiとはツイッター分析ツールである:使い方や機能を解析!",[online],One Million Labo Keywords only,[令和3年11月10日検索],インターネット
【文献】池田 圭佑、児島 一郁、谷 真宏著「カーネル密度推定を用いたソーシャルメディアユーザーの活動エリア推定手法」、電子情報通信学会、信学技報、Vol. 120、No. 379、pp. 18-23、AI2020-42、2021年2月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年、多くのユーザが複数のSNSのアカウントを所有している。また、1つのSNS上で複数のアカウントを所有するユーザもいる。非特許文献7に記載の技術は、あるユーザが特定の1つのSNS上で所有している1つのアカウントと他のアカウントとの繋がりを表示するに過ぎない。そのユーザが複数のアカウントを所有する場合、非特許文献7に記載の技術の表示は、その複数のアカウントで形成されるそのユーザと他のユーザとの繋がりの中の一部を表示しているに過ぎない。
【0010】
本発明は、SNS上でのユーザ間の繋がりをより詳細に把握する技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得手段と、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定手段と、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定手段と、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化手段と、
を有する情報提供装置が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、
コンピュータが、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得工程と、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定工程と、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定工程と、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化工程と、
を実行情報提供方法が提供される。
【0013】
また、本発明によれば、
コンピュータを、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得手段、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定手段、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定手段、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化手段、
として機能させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、SNS上でのユーザ間の繋がりをより詳細に把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本実施形態の情報提供装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
【
図2】本実施形態の情報提供装置の機能ブロック図の一例である。
【
図3】本実施形態の情報提供装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。
【
図4】本実施形態の情報提供装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。
【
図5】本実施形態の情報提供装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図6】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図7】本実施形態の情報提供装置の機能ブロック図の一例である。
【
図8】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図9】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図10】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図11】本実施形態の情報提供装置の機能ブロック図の一例である。
【
図12】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図13】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図14】本実施形態の情報提供装置の機能ブロック図の一例である。
【
図15】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【
図16】本実施形態の情報提供装置が表示する画面の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0017】
<第1の実施形態>
「概要」
本実施形態の情報提供装置は、複数種類のSNS各々に存在する複数のユーザの複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する。次いで、情報提供装置は、取得した公開情報に基づき、複数のアカウント間の繋がりを特定する。また、情報提供装置は、取得した公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定する。そして、情報提供装置は、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する。
【0018】
このような本実施形態の情報提供装置によれば、SNS上でのユーザと他のユーザとの繋がりをより詳細に把握することが可能となる。
【0019】
「ハードウエア構成」
次に、情報提供装置のハードウエア構成の一例を説明する。情報提供装置の各機能部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
【0020】
図1は、情報提供装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図1に示すように、情報提供装置は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。情報提供装置は周辺回路4Aを有さなくてもよい。なお、情報提供装置は物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成されてもよい。この場合、複数の装置各々が上記ハードウエア構成を備えることができる。
【0021】
バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU、GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、入力装置、外部装置、外部サーバ、外部センサ、カメラ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。入力装置は、例えばキーボード、マウス、マイク、物理ボタン、タッチパネル等である。出力装置は、例えばディスプレイ、スピーカ、プリンター、メーラ等である。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。
【0022】
「機能構成」
次に、情報提供装置の機能構成を説明する。
図2に、情報提供装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、情報提供装置10は、取得部11と、繋がり特定部12と、同一ユーザ所有アカウント特定部13と、可視化部14とを有する。
【0023】
取得部11は、複数種類のSNS各々に存在する複数のユーザの複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する。取得部11は、各種SNSのサーバ各々から、アカウント識別情報に紐付けて公開情報を取得する。取得部11は、取得した情報を、情報提供装置10の記憶部に記憶させる。
図3に、取得部11が取得し、記憶部に記憶された情報の一例を模式的に示す。図示する例では、SNS毎に、アカウント識別情報と公開情報とのペアが多数記憶されている。
【0024】
「アカウント識別情報」は、複数のアカウントを互いに識別する情報である。
【0025】
「公開情報」は、SNS上で各アカウントに紐付けて公開されているあらゆる情報を含むことができる。例えば、公開情報は、各アカウントのユーザのプロフィール、各アカウントのユーザが投稿した投稿物、SNS上での他のアカウントのユーザとの関係を示す関係情報、SNS上で各アカウントのユーザと所定の関係を有する他のアカウントのユーザのプロフィール、当該他のアカウントのユーザが投稿した投稿物の中の少なくとも一つを含む。
【0026】
「プロフィール」に含まれる項目はSNS毎に異なり得るが、例えば、ユーザ名、ニックネーム、性別、生年月日、国籍、年齢(又は年代)、出身地、現在の居住地、所属(会社名、学校名)、出身校等を含んでもよい。
【0027】
「投稿物」は、メッセージ、静止画像、動画像、音声、またこれらの組み合わせによるコンテンツ等である。
【0028】
「関係情報」は、SNS上での他のアカウントとの繋がりを示す情報である。例えば、関係情報は、各アカウントと相互フォローの関係にある他のアカウント、各アカウントがフォローしている他のアカウント、各アカウントをフォローしている他のアカウント、各アカウントとメッセージの交換歴のある他のアカウントの中の少なくとも1つを示してもよい。
【0029】
図2に戻り、繋がり特定部12は、取得部11が取得した公開情報に基づき、複数のアカウント間の繋がりを特定する。繋がり特定部12は、SNS毎に、各SNS上に存在する複数のアカウント間の繋がりを特定する。
【0030】
「あるアカウントと繋がりのあるアカウント」は、例えば、あるアカウントと相互フォローの関係にあるアカウント、あるアカウントがフォローしているアカウント、あるアカウントをフォローしているアカウント、あるアカウントとメッセージの交換歴のあるアカウント、及びあるアカウントのユーザと同じタイミングで同じ場所にいたことがあるユーザのアカウントの中の少なくとも1つである。なお、ここでの例示は一例であり、これらに限定されない。
【0031】
「メッセージの交換歴がある」とは、少なくとも一方のユーザが他方のユーザにテキストデータ、絵文字、写真、動画、音声、アイコン等を送ったり、いいねボタンの押下でアクションを行ったりしたことがある状態であってもよい。その他、「メッセージの交換歴がある」とは、両方のユーザが互いにテキストデータ、絵文字、写真、動画、音声、アイコン等を送ったり、いいねボタンの押下でアクションを行ったりしたことがある状態であってもよい。
【0032】
「あるアカウントのユーザと同じタイミングで同じ場所にいたことがあるユーザ」は、例えば投稿場所及び投稿日時に基づき特定されてもよい。あるアカウントのユーザと他のアカウントのユーザの投稿において、投稿日時の差が基準値以内であり、かつ、投稿場所が同じか又はその差が基準値以内である場合、その2人のユーザは、同じタイミングで同じ場所にいたと判断されてもよい。その他、GPS(Global Positioning System)で各アカウントのユーザの位置を追跡している場合、互いの距離が閾値以内になったことがある2人のユーザ、又は互いの距離が閾値以内になった状態が所定時間以上継続したことがある2人のユーザは、同じタイミングで同じ場所にいたと判断されてもよい。その他、各ユーザが利用した施設(店舗等)及び利用した日時が取得できた場合、同じ施設を利用しており、かつ利用日時の差が基準値以内である2人のユーザは、同じタイミングで同じ場所にいたと判断されてもよい。各ユーザが利用した施設(店舗等)及び利用した日時は、各ユーザの投稿物に基づき特定してもよいし、その他の手法で特定してもよい。
【0033】
同一ユーザ所有アカウント特定部13は、取得部11が取得した公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定する。同一ユーザ所有アカウント特定部13による当該処理を実現する手段は特段制限されない。例えば、特許文献2乃至特許文献4、非特許文献5及び非特許文献6等に開示されている技術を用いて実現してもよい。
【0034】
可視化部14は、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する。例えば、あるユーザが第1乃至第3のアカウント(合計3つのアカウント)を所有する場合、可視化部14は、そのユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、第1のアカウントと他のアカウントとの繋がり、第2のアカウントと他のアカウントとの繋がり、及び第3のアカウントと他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する。なお、可視化部14は、情報提供装置10が備える出力装置、又は情報提供装置10と通信する外部装置を介して、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報を表示する。
【0035】
例えば、可視化部14は、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報を情報提供装置10が備える出力装置に入力し、情報提供装置10が備える出力装置を介して当該情報を表示してもよい。この場合、情報提供装置10が備える入力装置を介して、あるユーザを指定するユーザ入力が受付けられる。出力装置は、ディスプレイ、投影装置、メーラ、プリンター等が例示されるが、これらに限定されない。入力装置は、キーボード、タッチパネル、マイク、物理ボタン、マウス、ジェスチャー入力装置等が例示されるが、これらに限定されない。
【0036】
その他、情報提供装置10はサーバであってもよい。そして、可視化部14は、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報をクライアント端末に送信し、クライアント端末を介して当該情報を表示してもよい。この場合、クライアント端末が備える入力装置を介して、あるユーザを指定するユーザ入力が受付けられる。クライアント端末は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートウォッチ、インターネット接続機能を備えたテレビ等が例示されるが、これらに限定されない。
【0037】
例えば、可視化部14は、複数のノードと、ノード間を繋ぐ線とで、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報を出力してもよい。以下の実施形態で、この例を詳細に説明する。
【0038】
その他、可視化部14は、
図4に示すように、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数のアカウント各々と繋がりのあるアカウントを一覧表示してもよい。
【0039】
図4の情報は、あるユーザ(以下、「対象ユーザ」という場合がある)のSNS上での繋がりを示す。まず、図の上方に、対象ユーザが所有する3つのアカウント各々のアカウント識別情報が表示されている。そして、3つのアカウント識別情報各々に紐付けて、各アカウントが存在するSNSが示されている(図の場合、第1及び第2のSNSのいずれか)。なお、ここでは対象ユーザが3つのアカウントを所有するものとしたが、これはあくまで一例であり、所有するアカウントの数はユーザ毎に異なり得る。
【0040】
図4の情報では、さらに、対象ユーザが所有する複数のアカウント各々と繋がりのあるアカウントが一覧表示されている。一覧表示では、アカウント識別情報、SNS種、及び対応アカウントの欄が設けられている。
【0041】
アカウント識別情報の欄には、対象ユーザが所有する複数のアカウント各々と繋がりのあるアカウントのアカウント識別情報が示されている。
【0042】
SNS種の欄には、各アカウントが存在するSNSが示されている(図の場合、第1及び第2のSNSのいずれか)。
【0043】
対応アカウントの欄には、対象ユーザが所有する複数のアカウントの中のいずれと繋がりがあるかを示す情報が示されている。図中、当該欄に表示されているかっこ数字は、対象ユーザが所有する3つのアカウント各々に紐付けられたかっこ数字に対応する。
【0044】
例えば、アカウント識別情報「2211511」のアカウントは、第1のSNSに存在するアカウントであり、対象ユーザのアカウント識別情報「1187219」のアカウントと繋がりがあることを示している。
【0045】
なお、当該一覧表示において、その他の情報をさらに表示してもよい。
【0046】
次に、
図5のフローチャートを用いて、情報提供装置10の処理の流れの一例を説明する。
【0047】
まず、情報提供装置10は、複数種類のSNS各々に存在する複数のユーザの複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する(S10)。
【0048】
次いで、情報提供装置10は、S10で取得した公開情報に基づき、複数のアカウント間の繋がりを特定する(S11)。また、情報提供装置10は、S10で取得した公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定する(S12)。S11とS12の処理順は、
図5に示す順でもよいし、逆でもよいし、並行して行われてもよい。
【0049】
その後、情報提供装置10は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する(S13)。
【0050】
「作用効果」
本実施形態の情報提供装置10によれば、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが1つ又は複数のSNS上で所有している複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示することができる。結果、1つのSNS上での1つのアカウントと他のアカウントとの繋がりだけを示す従来技術に比べて、SNS上でのそのユーザと他のユーザとの繋がりをより詳細に把握することが可能となる。
【0051】
<第2の実施形態>
本実施形態の情報提供装置10は、複数のノードと、ノード間を繋ぐ線とで、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報を出力する。以下、詳細に説明する。
【0052】
可視化部14は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、複数のアカウント各々に対応したノードと、互いに繋がりのあるアカウントのノードを繋ぐ線とを示す画面を表示する。そして、可視化部14は、当該画面において、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントに対応して1つのノードを表示する。換言すれば、可視化部14は、同一ユーザによって所有されている複数のアカウント各々に対応する複数のノードを、1つのノードに統合する。
【0053】
情報提供装置10が備える出力装置や、情報提供装置10(サーバ)と通信するクライアント端末を介して可視化部14が表示する画面の一例を、
図6に示す。
図6の画面は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す。当該画面では、対象ユーザに対応したノードP
1と、対象ユーザが所有する複数のアカウント各々と繋がりのあるアカウント各々に対応したノードP
2とが表示されている。ノードの中には、各SNS上で設定されているアイコン画像が表示されている。なお、ノードの中の表示は、これに限定されない。また、互いに繋がりのあるアカウントに対応したノード同士を繋ぐ線Rが表示されている。
【0054】
そして、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントに対応して1つのノードが表示されている。
図6の例の場合、対象ユーザは、2つのSNS各々において1つのアカウントを所有しており(合計2つのアカウントを所有)、そのことが同一ユーザ所有アカウント特定部13に特定されている。図では、対象ユーザが所有する2つのアカウントに対応する1つのノードP
1が表示されている。また、対象ユーザ以外のユーザにおいて、所有している複数のアカウントが特定されている場合、そのユーザが所有している複数のアカウントに対応して1つのノードP
2を表示してもよい。図中、右上に位置する女性のアイコン画像が表示されたノードP
2は、1人のユーザによって所有されている2つのアカウントに対応している。
【0055】
なお、可視化部14は、
図6に示すように、各ノードP
1及びP
2に紐付けて、各ノードP
1及びP
2のアカウントが存在するSNS種を示す情報を表示してもよい。図示するマークQが、各ノードP
1及びP
2のアカウントが存在するSNS種を示している。
【0056】
また、可視化部14は、各SNS上でのユーザ特性に応じて、マークQの表示態様を変えてもよい。当該ユーザ特性は、各SNSの使用頻度(投稿数、閲覧数、ログイン回数、最終ログイン日時等)、や使用期間(アカウント作成時点からの経過時間)等が例示される。例えば、使用頻度や使用期間に応じて、マークQの大きさ、色、形等が変わってもよい。
【0057】
また、可視化部14は、
図6に示すように、各ノードP
1及びP
2の輪郭線の種類を、各ノードP
1及びP
2のアカウントが存在するSNS種に応じたものにしてもよい。図示する例では、あるSNSのアカウントに対応したノードP
1及びP
2の輪郭線は実線で、他のSNSのアカウントに対応したノードP
1及びP
2の輪郭線は点線で、複数種類のSNSのアカウントに対応したノードP
1及びP
2の輪郭線はそれらの混合となっている。
【0058】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0059】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、
図6に示すような画面を表示することができる。このような画面表示により、あるユーザのSNS上での繋がりを直感的に把握できるようになる。
【0060】
<第3の実施形態>
本実施形態の情報提供装置10は、各アカウントのユーザの活動エリアを推定する。そして、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報(
図4、6参照)を表示する際に、そのユーザのアカウントと繋がりのある複数のアカウントを活動エリアに基づきグループ化し、グループ毎にまとめて表示する。以下、詳細に説明する。
【0061】
図7に、本実施形態の情報提供装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、情報提供装置10は、取得部11と、繋がり特定部12と、同一ユーザ所有アカウント特定部13と、可視化部14と、活動エリア推定部15とを有する。
【0062】
活動エリア推定部15は、取得部11が取得した公開情報に基づき、各アカウントのユーザの活動エリアを推定する。
【0063】
「活動エリア」は、実世界においてアカウントのユーザが活動するエリアであり、市区町村やそれよりも広いエリア、又はそれよりも狭いエリアで示される。各アカウントのユーザの活動エリアの推定の仕方は特段制限されず、例えば特許文献1、非特許文献1乃至非特許文献4、非特許文献8に開示されている技術等のあらゆる技術を採用することができる。
【0064】
可視化部14は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報(
図4、6参照)を表示する際に、対象ユーザのアカウントと繋がりのある複数のアカウントを活動エリアに基づきグループ化し、グループ毎にまとめて表示する。
【0065】
グループ化においては、活動エリアが近いもの同士でまとめられる。グループ化の基準は様々である。例えば、活動エリアが位置する大陸が一致するもの同士でまとめてもよい。その他、活動エリアが位置する国が一致するもの同士でまとめてもよい。その他、活動エリアが位置する八地方区分(関東、関西等)が一致するもの同士でまとめてもよい。その他、活動エリアが位置する都道府県が一致するもの同士でまとめてもよい。その他、活動エリアが位置する市区町村が一致するもの同士でまとめてもよい。その他、活動エリアが位置する州が一致するもの同士でまとめてもよい。グループ化の粒度は、ユーザが設定できてもよい。
【0066】
図8に、情報提供装置10が備える出力装置や、情報提供装置10(サーバ)と通信するクライアント端末を介して可視化部14が表示する情報の一例を模式的に示す。
図8では、対象ユーザ(ノードP
1に対応するユーザ)と繋がりのあるアカウントに対応したノードP
2を、活動エリアに基づきグループ化し、グループ毎にまとめて表示している。
図8では、活動エリアが位置する都道府県が一致するもの同士でまとめて表示(同一の枠S内に表示)している。
【0067】
図9に、情報提供装置10が備える出力装置や、情報提供装置10(サーバ)と通信するクライアント端末を介して可視化部14が表示する情報の他の一例を模式的に示す。
図8に示す例と比べて、グループ化の粒度が異なっている。
図8の例では、活動エリアが位置する都道府県が一致するもの同士でまとめて表示(同一の枠S内に表示)していたが、
図9の例では、活動エリアが位置する市区町村が一致するもの同士でまとめて表示(同一の枠S内に表示)している。
図8及び
図9を比較すると、グループ化の粒度が異なると、グループ化の結果が異なり得ることがわかる。
【0068】
例えば、
図8や
図9に示す画面を表示している状態において、情報提供装置10は、グループ化の粒度を変更するユーザ入力を受付けてもよい。そして、情報提供装置10は、グループ化の粒度の変更に応じて、画面の表示を切り替えてもよい。
【0069】
なお、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報を
図4のように一覧表示する場合、一覧表示内で、同一グループに属する複数のアカウントを一塊にして表示してもよい。すなわち、表の1行目からN
1行目までは第1のグループに属するアカウントの情報を表示し、N
1行目からN
2行目までは第2のグループに属するアカウントの情報を表示するという表示形態としてもよい。
【0070】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。
【0071】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報において、そのユーザと繋がりのある複数のアカウントのユーザを活動エリアに基づき分類して認識することができる。結果、あるユーザのSNS上での繋がりを直感的に把握できるようになる。
【0072】
<第4の実施形態>
本実施形態の情報提供装置10は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、地図上に、
図6に示すようなノードP
1及びP
2と線Rとを位置させた情報を表示する。そして、情報提供装置10は、各アカウントに対応したノードP
1及びP
2を、各アカウントのユーザの活動エリア上に位置させる。以下、詳細に説明する。
【0073】
本実施形態の情報提供装置10の機能ブロック図の一例は、
図7で示される。
【0074】
可視化部14は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報(
図6参照)として、地図上に、
図6に示すようなノードP
1及びP
2と線Rとを位置させた情報を表示する。そして、可視化部14は、各アカウントに対応したノードP
1及びP
2を、各アカウントのユーザの活動エリア上に位置させる。すなわち、可視化部14は、地図上にノードP
1及びP
2が表示された画面であって、ノードP
1及びP
2が活動エリアに対応した地図上の位置に表示されている画面を、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報として表示する。活動エリアが東京都と推定されたユーザのアカウントに対応するノードP
2は、地図内の東京都の上に表示される。
【0075】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。
【0076】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報において、各アカウントのユーザの活動エリアを直感的に認識することができる。結果、あるユーザのSNS上での繋がりを直感的に把握できるようになる。
【0077】
<第5の実施形態>
本実施形態の情報提供装置10は、
図6に示す手法で、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報を表示する際に、線Rの表示態様を、その線Rで繋がれた2つのノードP
1及びP
2に対応するアカウントのユーザの活動エリア間の関係に応じて変える。以下、詳細に説明する。
【0078】
本実施形態の情報提供装置10の機能ブロック図の一例は、
図7で示される。
【0079】
可視化部14は、
図6に示す手法で、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報を表示する際に、2つのノードP
1及びP
2を繋ぐ線Rの太さを、その2つのノードP
1及びP
2に対応するアカウントのユーザの活動エリア間の距離に応じた太さとする。例えば、距離が近いほど線Rを太くしてもよい。シグモイド関数を用いて距離に応じた線Rの太さを決定してもよいし、その他の手法で距離に応じた線Rの太さを決定してもよい。
【0080】
可視化部14は、
図6に示す表示において、当該線Rの太さを調整する手法を採用してもよいし、
図6に示す手法をベースにした第3の実施形態の表示(
図8及び
図9参照)において、当該線Rの太さを調整する手法を採用してもよいし、
図6に示す手法をベースにした第4の実施形態の表示(地図上の表示)において、当該線Rの太さを調整する手法を採用してもよい。
【0081】
本実施形態の変形例として、2つのノードP1及びP2に対応するアカウントのユーザの活動エリア間の距離に応じて線Rの色を変えてもよいし、線Rの種類(実線、点線等)を変えてもよいし、線Rの濃淡を変えてもよいし、その他の手法で線Rの表示形態を変えてもよい。
【0082】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1乃至第4の実施形態と同様である。
【0083】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1乃至第4の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、線Rの表示態様に基づき、ユーザの活動エリア間の距離を直感的に認識することができる。結果、あるユーザのSNS上での繋がりを直感的に把握できるようになる。
【0084】
<第6の実施形態>
本実施形態では、情報提供装置10が備える出力装置や、情報提供装置10(サーバ)と通信するクライアント端末を介して可視化部14が表示する画面の遷移が具体化される。以下、詳細に説明する。
【0085】
-第1の例-
図10に、画面の遷移の一例を示す。まず、ユーザが、1つのSNSの1つのアカウントを指定する操作を行う。当該操作は、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。以下、ここで指定したSNSを第1のSNSと呼び、ここで指定したアカウントを第1のアカウントと呼ぶ。可視化部14は、当該操作に応じて、
図10(1)に示すように、第1のSNSの第1のアカウントに対応したノードP
1を画面に表示する。
【0086】
次いで、ユーザが、第1のSNS上での第1のアカウントと他のアカウントの繋がりを示す情報を表示する操作を行う。当該操作は、例えば
図10(1)の画面に表示されたノードP
1を選択する操作であってもよいし、ノードP
1を選択した後に所定の指示を入力する操作であってもよいし、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。可視化部14は、当該操作に応じて、
図10(2)に示すように、第1のSNS上で第1のアカウントと繋がりのあるアカウント各々に対応するノードP
2と、ノードP
1及びノードP
2を繋ぐ線Rとを表示する。
【0087】
次いで、ユーザが、第1のアカウントのユーザが所有する第1のアカウント以外のアカウントと他のアカウントとの繋がりを示す情報をさらに表示する操作を行う。当該操作は、例えば
図10(2)の画面に表示されたノードP
1を選択する操作であってもよいし、ノードP
1を選択した後に所定の指示を入力する操作であってもよいし、メニュー画面から所定の入力を行うものであってもよいし、その他であってもよい。可視化部14は、当該操作に応じて、
図10(3)に示すように、第1のアカウントのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する。なお、
図10(3)の表示は、第2の実施形態で説明した
図6の表示と同じである。
【0088】
次いで、ユーザが、他のアカウントのユーザを活動エリアに基づき分類して表示する操作を行う。当該操作は、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。可視化部14は、当該操作に応じて、
図10(4)に示すように、活動エリアに基づき複数のアカウントをグループ化し、グループ毎にノードP
2をまとめて表示する。なお、
図10(4)の表示は、第3の実施形態で説明した
図8や
図9の表示と同じである。
【0089】
-第2の例-
まず、ユーザが、1つのSNSの1つのアカウントを指定する操作を行う。当該操作は、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。以下、ここで指定したSNSを第1のSNSと呼び、ここで指定したアカウントを第1のアカウントと呼ぶ。可視化部14は、当該操作に応じて、
図10(1)に示すように、第1のSNSの第1のアカウントに対応したノードP
1を画面に表示する。
【0090】
その後、ユーザが、第1のアカウントのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示し、かつ他のアカウントのユーザを活動エリアに基づき分類して表示する操作を行う。当該操作は、例えば
図10(1)の画面に表示されたノードP
1を選択する操作であってもよいし、ノードP
1を選択した後に所定の指示を入力する操作であってもよいし、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。
【0091】
可視化部14は、当該操作に応じて、画面を自動的に遷移する。具体的には、
図10(1)の画面をスタートとし、その後、
図10(2)の画面を表示し、その後、
図10(3)の画面を表示し、その後、
図10(4)の画面を表示し、
図10(4)の画面で遷移を終了する。
図10(2)及び
図10(3)の画面を表示する時間の長さは設計的事項である。
【0092】
-第3の例-
まず、ユーザが、1つのSNSの1つのアカウントを指定する操作を行う。当該操作は、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。以下、ここで指定したSNSを第1のSNSと呼び、ここで指定したアカウントを第1のアカウントと呼ぶ。可視化部14は、当該操作に応じて、
図10(1)に示すように、第1のSNSの第1のアカウントに対応したノードP
1を画面に表示する。
【0093】
次いで、ユーザが、「第1のSNS上での第1のアカウントと他のアカウントの繋がりを示す情報を表示する操作」、「第1のアカウントのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する操作」、又は「第1のアカウントのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示し、かつ他のアカウントのユーザを活動エリアに基づき分類して表示する操作」を行う。当該操作は、例えば
図10(1)の画面に表示されたノードP
1を選択する操作であってもよいし、ノードP
1を選択した後に所定の指示を入力する操作であってもよいし、メニュー画面から所定の入力を行う操作であってもよいし、その他であってもよい。
【0094】
可視化部14は、当該操作に応じて、指定された画面を表示する。例えば、「第1のSNS上での第1のアカウントと他のアカウントの繋がりを示す情報を表示する操作」が行われた場合、可視化部14は、
図10(1)の画面から
図10(2)の画面に遷移し、そこで遷移を終了する。
【0095】
その他、「第1のアカウントのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示する操作」が行われた場合、可視化部14は、
図10(1)の画面から
図10(3)の画面に遷移し、そこで遷移を終了する。その他、可視化部14は、
図10(1)の画面から
図10(2)の画面に遷移し、その後、
図10(2)の画面から
図10(3)の画面に遷移し、そこで遷移を終了してもよい。
【0096】
その他、「第1のアカウントのユーザが所有する複数のアカウント各々と他のアカウントとの繋がりをまとめて表示し、かつ他のアカウントのユーザを活動エリアに基づき分類して表示する操作」が行われた場合、可視化部14は、
図10(1)の画面から
図10(4)の画面に遷移し、そこで遷移を終了する。その他、可視化部14は、
図10(1)の画面から
図10(2)の画面に遷移し、その後、
図10(2)の画面から
図10(3)の画面に遷移し、その後、
図10(3)の画面から
図10(4)の画面に遷移し、そこで遷移を終了してもよい。
【0097】
なお、上述のような対象ユーザのSNS上での繋がりを示す画面において、他のユーザのアカウントに対応するノードP2に対する所定の操作を受付けると、そのノードP2に対応するアカウントのユーザのSNS上での繋がりを示す情報がさらに表示されてもよい。この場合、対象ユーザのSNS上での繋がりと、他のユーザのSNS上での繋がりが1つの画面上で同時に表示されることとなる。そこで、ノードP1及びP2や線Rの色分け等により、対象ユーザのSNS上での繋がりと、他のユーザのSNS上での繋がりが識別可能に表示してもよい。
【0098】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1乃至第5の実施形態と同様である。
【0099】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1乃至第5の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、様々な手法で、ユーザと他のユーザとの繋がりを示す画面を遷移させることができる。結果、あるユーザのSNS上での繋がりを、ユーザが分かり易い態様で表示できるようになる。
【0100】
<第7の実施形態>
本実施形態の情報提供装置10は、第1乃至第6の実施形態で説明した処理において参照する公開情報を絞り込むことができる。具体的には、情報提供装置10は、期間を指定するユーザ入力を受付ける。そして、情報提供装置10は、指定された期間内に公開された公開情報に基づき、第1乃至第6の実施形態で説明した処理を行う。以下、詳細に説明する。
【0101】
図11に、本実施形態の情報提供装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、情報提供装置10は、取得部11と、繋がり特定部12と、同一ユーザ所有アカウント特定部13と、可視化部14と、活動エリア推定部15と、入力受付部16とを有する。
【0102】
入力受付部16は、期間を指定する入力を受付ける。例えば、入力受付部16は、
図12及び
図13に示すようなUI(user interface)部品Tを表示し、当該UI部品Tを介して期間を指定するユーザ入力を受付けてもよい。図示するUI部品Tはスライダーであり、つまみの位置をスライドさせることで期間を指定可能である。
【0103】
繋がり特定部12及び活動エリア推定部15の少なくとも一方は、指定された期間内に公開された公開情報に基づき、第1乃至第6の実施形態で説明した処理を行う。すなわち、繋がり特定部12及び活動エリア推定部15の少なくとも一方は、指定された期間外に公開された公開情報は参照せずに、第1乃至第6の実施形態で説明した処理を行う。
【0104】
例えば、繋がり特定部12は、指定された期間内に公開された公開情報に基づき、複数のアカウント間の繋がりを特定してもよい。この場合、可視化部14は、対象ユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、指定された期間内に公開された公開情報に基づき特定された「そのユーザが所有するアカウントと他のアカウントとの繋がり」を表示する。参照する公開情報が異なれば、特定される複数のアカウント間の繋がりの結果も異なり得る。
【0105】
また、活動エリア推定部15は、指定された期間内に公開された公開情報に基づき、各アカウントのユーザの活動エリアを推定してもよい。この場合、可視化部14は、指定された期間内に公開された公開情報に基づき推定された各アカウントのユーザの活動エリアに基づき、
図8、
図9、
図10(4)のような画面の表示を行う。
図12及び
図13に示すように、参照する公開情報が異なれば、推定される活動エリアの結果も異なり得る。
【0106】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1乃至第6の実施形態と同様である。
【0107】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1乃至第6の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、参照する公開情報を公開時期で絞り込むことができる。結果、あるユーザのSNS上での繋がりとして、現時点の状態だけでなく、過去の時点における状態を把握したり、状態の遷移を把握したりできるようになる。
【0108】
ここで、本実施形態の変形例を説明する。
図14に、本実施形態の変形例の情報提供装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、情報提供装置10は、取得部11と、繋がり特定部12と、同一ユーザ所有アカウント特定部13と、可視化部14と、入力受付部16とを有する。すなわち、本実施形態の変形例の情報提供装置10は、活動エリア推定部15を有さない。本実施形態の変形例の情報提供装置10のその他の構成は、上述した本実施形態の情報提供装置10の構成と同様である。変形例においても、本実施形態の情報提供装置10と同様の作用効果が実現される。
【0109】
<第8の実施形態>
本実施形態の情報提供装置10は、第1乃至第7の実施形態の手段に加えて、さらに、ユーザ入力に基づき、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定することができる。以下、詳細に説明する。
【0110】
同一ユーザ所有アカウント特定部13は、公開情報に基づき同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定する手段(第1乃至第7の実施形態の手段)に加えて、ユーザ入力に基づき、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定する手段を備える。
【0111】
例えば、同一ユーザ所有アカウント特定部13は、
図15に示すような対象ユーザのSNS上での繋がりを示す画面上で、同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定するユーザ入力を受付けてもよい。同一ユーザによって所有されている複数のアカウントを特定するユーザ入力は、例えば同一ユーザによって所有されている複数のアカウントに対応する複数のノードP
2を互いに近接させる(互いの距離を閾値以内にする)入力であってもよい。例えば、
図15中のノードP
2-1とノードP
2-2が同一ユーザによって所有されているアカウントに対応する場合、ユーザは、ノードP
2-1とノードP
2-2を互いに近接させる入力を行う。当該入力は、例えばドラッグアンドドロップ等のあらゆる技術を用いて実現できる。
【0112】
可視化部14は、上述のような手法で得られた「同一ユーザによって所有されている複数のアカウントの特定結果」に基づき、第1乃至第7の実施形態で説明した処理を行う。
【0113】
本実施形態の情報提供装置10のその他の構成は、第1乃至第7の実施形態と同様である。
【0114】
本実施形態の情報提供装置10によれば、第1乃至第7の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報提供装置10によれば、公開情報で特定されなかった「同一ユーザによって所有されている複数のアカウント」を、ユーザ入力により特定できるようになる。結果、特定漏れを軽減することができる。
【0115】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。上述した実施形態の構成は、互いに組み合わせたり、一部の構成を他の構成に入れ替えたりしてもよい。また、上述した実施形態の構成は、趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。また、上述した各実施形態や変形例に開示される構成や処理を互いに組み合わせてもよい。
【0116】
なお、本明細書において、「取得」とは、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータを取りに行くこと(能動的な取得)」、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置に他の装置から出力されるデータを入力すること(受動的な取得)」、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータを受信すること、また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、及び、「データを編集(テキスト化、データの並び替え、一部データの抽出、ファイル形式の変更等)などして新たなデータを生成し、当該新たなデータを取得すること」の少なくともいずれか一方を含む。
【0117】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得手段と、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定手段と、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定手段と、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化手段と、
を有する情報提供装置。
2. 前記可視化手段は、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、複数の前記アカウント各々に対応したノードと、互いに繋がりのあるアカウントの前記ノードを繋ぐ線とを示す画面を表示し、
前記画面において、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントに対応して1つの前記ノードを表示する1に記載の情報提供装置。
3. 前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの活動エリアを推定する活動エリア推定手段をさらに有し、
前記可視化手段は、前記活動エリアに基づき複数の前記アカウントをグループ化し、前記画面において、前記グループ毎に前記ノードをまとめて表示する2に記載の情報提供装置。
4. 前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの活動エリアを推定する活動エリア推定手段をさらに有し、
前記可視化手段は、地図上に前記ノードが表示された前記画面であって、前記ノードが前記活動エリアに対応した地図上の位置に表示されている前記画面を表示する2に記載の情報提供装置。
5. 前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの活動エリアを推定する活動エリア推定手段をさらに有し、
前記可視化手段は、2つの前記ノードを繋ぐ線の太さを、前記アカウントのユーザの前記活動エリア間の距離に応じた太さとする2から4のいずれかに記載の情報提供装置。
6. 期間を指定する入力を受付ける入力受付手段をさらに有し、
前記活動エリア推定手段は、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき、前記アカウントのユーザの前記活動エリアを推定し、
前記可視化手段は、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき推定された前記アカウントのユーザの前記活動エリアに基づき、前記画面の表示を行う3から5のいずれかに記載の情報提供装置。
7. 期間を指定する入力を受付ける入力受付手段をさらに有し、
前記繋がり特定手段は、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定し、
前記可視化手段は、あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、前記期間内に公開された前記公開情報に基づき特定されたそのユーザが所有する前記アカウントと他の前記アカウントとの繋がりを表示する1から6のいずれかに記載の情報提供装置。
8. 前記可視化手段は、
前記ノードに紐付けて、前記ノードに対応する1つ又は複数の前記アカウントが存在するSNSを示すマークを表示し、
前記マークの表示態様は、そのSNSの利用頻度に応じて変化する1から7のいずれかに記載の情報提供装置。
9. コンピュータが、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得工程と、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定工程と、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定工程と、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化工程と、
を実行情報提供方法。
10. コンピュータを、
複数種類のSNS各々に存在する複数のアカウント各々に紐付いた公開情報を取得する取得手段、
前記公開情報に基づき、複数の前記アカウント間の繋がりを特定する繋がり特定手段、
前記公開情報に基づき、同一ユーザによって所有されている複数の前記アカウントを特定する同一ユーザ所有アカウント特定手段、
あるユーザのSNS上での繋がりを示す情報として、そのユーザが所有する複数の前記アカウント各々と他の前記アカウントとの繋がりをまとめて表示する可視化手段、
として機能させるプログラム。
【符号の説明】
【0118】
10 情報提供装置
11 取得部
12 繋がり特定部
13 同一ユーザ所有アカウント特定部
14 可視化部
15 活動エリア推定部
16 入力受付部
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力I/F
4A 周辺回路
5A バス