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特許7677458制御システム、制御方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-07
(45)【発行日】2025-05-15
(54)【発明の名称】制御システム、制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20250508BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023567419
(86)(22)【出願日】2021-12-16
(86)【国際出願番号】 JP2021046450
(87)【国際公開番号】W WO2023112240
(87)【国際公開日】2023-06-22
【審査請求日】2024-06-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100178216
【弁理士】
【氏名又は名称】浜野 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】池澤 るみ
(72)【発明者】
【氏名】横山 忠将
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-135675(JP,A)
【文献】特開2021-077095(JP,A)
【文献】特開2020-177520(JP,A)
【文献】特開2018-181383(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に表示させる画面を制御する制御システムであって、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録する登録手段と、
前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付けるモード受付手段と、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる表示制御手段と、
を備える制御システム。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記連続モードにおいて、前記読取画面において前記リストの表示指示を受け付けると、前記一覧画面を表示させ、前記一覧画面において読取指示を受け付けると、前記読取画面を表示させる、
請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記連続モードにおいて、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面に、読み取られた前記識別情報によって特定される前記商品の情報を表示させる、
請求項1または2に記載の制御システム。
【請求項4】
前記モード受付手段は、前記顧客の操作によって前記モードを受け付ける、
請求項1から3のいずれかに記載の制御システム。
【請求項5】
前記モード受付手段は、商品登録開始前に、前記モードを受け付ける、
請求項4に記載の制御システム。
【請求項6】
前記モード受付手段は、前記逐次確認モードにおいて前記読取画面の表示中に、前記連続モードを受け付ける、
請求項4に記載の制御システム。
【請求項7】
前記モード受付手段は、前記連続モードにおいて前記読取画面の表示中に、前記逐次確認モードを受け付ける、
請求項4に記載の制御システム。
【請求項8】
前記連続モードにおいて、前記読取画面が前記端末装置に表示されている際の前記顧客の動作が不審かを判定する判定手段、
を備え、
前記判定手段は、新たに商品の識別情報が所定時間以上読み取られていない場合、前記顧客の動作が不審であると判定し、
前記モード受付手段は、前記連続モードにおいて、前記顧客の動作が不審であると判定された場合に、前記逐次確認モードに切り替え
前記表示制御手段は、前記モード受付手段による切り替えに応じて、前記連続モードに応じた画面から前記逐次確認モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、
請求項1から7のいずれかに記載の制御システム。
【請求項9】
端末装置に表示させる画面を制御する制御方法であって、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、
前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、
制御方法。
【請求項10】
端末装置に表示させる画面を制御するコンピュータに、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、
前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、
処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御システムなどに関する。
【背景技術】
【0002】
端末装置に対して顧客の操作によって商品を登録するスキャンショッピングがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、携帯型の端末装置が、商品に付されたバーコードをスキャンし、商品コードを読み取ることが記載されている。そして、例えば、特許文献1には、カート識別情報及び商品コードを取引管理装置に送り、取引管理装置が、カート識別情報により当該取引のカート情報を特定し、特定したカート情報内の商品データを更新する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2021-128363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、商品の識別情報を読み取るときに、顧客によっては、連続して商品情報を読み取りたい場合もあれば、読み取るごとに登録した商品を確認したい場合もある。例えば、顧客が操作する端末装置の動作が一意に決められていると、顧客は買い物時に端末装置の操作に不便を感じる場合がある。
【0006】
本開示の目的の一例は、買い物時の利便性の向上を図ることができる制御システムなどを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様における制御システムは、前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録する登録手段と、前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付けるモード受付手段と、受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる表示制御手段と、を備える。
【0008】
本開示の一態様における制御方法は、端末装置に表示させる画面を制御する制御方法であって、前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる。
【0009】
本開示の一態様におけるプログラムは、端末装置に表示させる画面を制御するコンピュータに、前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、処理を実行させる。
【0010】
プログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体に記憶されていてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、買い物時の利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施の形態1にかかる制御システムの一構成例を示すブロック図である。
図2】実施の形態1にかかる制御システムの一動作例を示すフローチャートである。
図3】実施の形態2にかかる制御システムと各装置との接続例を示す説明図である。
図4】実施の形態2にかかる制御システムの一構成例を示すブロック図である。
図5】実施の形態2にかかる端末装置の一構成例を示すブロック図である。
図6】モードを受け付ける例を示す説明図である。
図7】逐次確認モードにおける端末装置の画面遷移例を示す説明図である。
図8】逐次確認モードにおける読取画面の他の例を示す説明図である。
図9】連続スキャンモードにおける画面遷移の一例を示す説明図である。
図10】連続スキャンモードにおける一覧画面の一例を示す説明図である。
図11】連続スキャンモードにおける読取画面の他の例を示す説明図である。
図12】読取画面の表示中にモードを受け付ける例を示す説明図である。
図13】読取画面に、モードを受け付ける画面を重畳して表示させる例を示す説明図である。
図14】実施の形態2にかかる制御システムの一動作例を示すフローチャートである。
図15】制御システムによる商品登録前の処理(ステップS201)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16】制御システムによる逐次確認モードの処理(ステップS204)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図17】制御システムによる連続スキャンモードの処理(ステップS203)の具体的な処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。
図18】制御システムによる連続スキャンモードの処理(ステップS203)の具体的な処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。
図19】端末装置による商品登録前の処理(ステップS211)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図20】端末装置による逐次確認モードの処理(ステップS214)の具体的な処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。
図21】端末装置による逐次確認モードの処理(ステップS214)の具体的な処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。
図22】端末装置による連続スキャンモードの処理(ステップS213)の具体的な処理手順の一例(その1)を示すフローチャートである。
図23】端末装置による連続スキャンモードの処理(ステップS213)の具体的な処理手順の一例(その2)を示すフローチャートである。
図24】制御システムによる不審かを判定する処理例1の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図25】制御システムによる不審かを判定する処理例2の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図26】制御システムによる不審かを判定する処理例3の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図27】制御システムによる不審かを判定する処理例4の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図28】コンピュータ装置のハードウェア構成例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に図面を参照して、本開示にかかる制御システム、制御方法、プログラム、およびプログラムを記録する非一時的な記録媒体の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、開示の技術を限定するものではない。
【0014】
(実施の形態1)
まず、実施の形態1では、制御システムの基本機能について説明する。図1は、実施の形態1にかかる制御システムの一構成例を示すブロック図である。制御システム10は、店舗において顧客が操作可能な端末装置に表示させる画面を制御する。
【0015】
ここで、店舗は、例えば、スーパーマーケット、スーパーセンタ、コンビニエンスストア、量販店、ホームセンター、ドラッグストア、アパレル商品を扱う店舗、パン屋や惣菜店などの個人商店のような店舗であってもよく、特に限定されない。
【0016】
登録部103は、端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において、識別情報が読み取られると、識別情報が表す商品をリストに登録する。ここで、商品の識別情報を読み取るとは、商品の識別情報を取得することをいう。リストとは、顧客が購入する商品のリストである。識別情報が表す商品をリストに登録するとは、例えば、リストに識別情報を追加することである。
【0017】
ここで、商品の識別情報は、商品を一意に識別可能であれば、特に限定されない。商品の識別情報は、例えば、商品コード、商品名、商品の画像などである。商品コードは、JAN(Japanese Article Number)コード、EAN(European Article Number)コード、UPC(Universal Product Code)などがあるが、特に限定されない。商品コードは、例えば、1次元コード(バーコード)と2次元コードで表されて商品に表示される場合もある。また、商品コードは、1次元コードや2次元コードとともに数字列で商品に表示される場合もある。
【0018】
モード受付部101は、逐次確認モードと連続モードとのいずれかのモードを受け付ける。ここで、モード受付部101がモードを受け付けるとは、モードの設定を受け付けることである。具体的に、例えば、モード受付部101は、モードを識別する情報を受け付けることにより、モードを受け付けてもよい。逐次確認モードは、端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において新たに識別情報が読み取られると、新たに読み取られた識別情報が登録された後のリストの一覧画面を表示させる。さらに、逐次確認モードは、一覧画面において読取指示を受け付けると、読取画面を表示させるモードである。ここで、読取指示とは、新たに商品の識別情報を読み取る指示である。なお、読取指示は、例えば、端末装置に対する顧客の操作によって受け付けられる。
【0019】
連続モードは、読取画面において新たに識別情報が読み取られると、読取画面を表示させるモードである。ここでの連続とは、一度の読取、および商品登録後に、新たな読取を行えることを呼ぶ。なお、以降の説明において、1次元コードの読み取りなどを用いる場合、連続モードを連続スキャンモードとも呼ぶ。
【0020】
モード受付部101がモードを受け付ける例について説明する。例えば、モード受付部101は、デフォルトとして設定されたモードを受け付けてもよい。または、例えば、モード受付部101は、端末操作に対するユーザの操作によって、モードを受け付けてもよい。モード受付部101がモードを受け付けるタイミングは、商品登録の開始前のタイミングであってもよいし、商品登録中のタイミングであってもよいし、特に限定されない。
【0021】
表示制御部102は、受け付けたモードに応じた画面を端末装置に表示させる。まず、逐次確認モードにおける表示制御部102の処理について説明する。表示制御部102は、端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面を表示させる。そして、表示制御部102は、読取画面において新たに識別情報が読み取られると、新たに読み取られた識別情報が登録された後のリストの一覧画面を表示させる。表示制御部102は、一覧画面において読取指示を受け付けると、読取画面を表示させる。表示制御部102は、商品登録が終了するまで、これらの表示の制御を繰り返す。
【0022】
つぎに、連続スキャンモードにおける表示制御部102の処理について説明する。表示制御部102は、端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面を表示させる。そして、表示制御部102は、読取画面において新たに識別情報が読み取られると、読取画面を表示させたままにする。表示制御部102は、商品登録が終了するまで、表示の制御を繰り返す。
【0023】
図2は、実施の形態1にかかる制御システム10の一動作例を示すフローチャートである。モード受付部101がモードを受け付けるタイミングは、特に限定されないが、説明の容易化のために一例として、商品登録前に最初にモードを受け付ける例を説明する。モード受付部101は、モードを受け付ける(ステップS101)。表示制御部102は、連続スキャンモードか逐次確認モードかを判定する(ステップS102)。逐次確認モードの場合(ステップS102:逐次確認モード)、表示制御部102は、端末装置に、読取画面を表示させる(ステップS103)。
【0024】
登録部103は、新たに識別情報が読み取られると、識別情報をリストに登録することにより、商品登録を行う(ステップS104)。つぎに、表示制御部102は、端末装置に、登録後のリストの一覧画面を表示させる(ステップS105)。
【0025】
つぎに、表示制御部102は、読取指示を受け付けたかを判定する(ステップS106)。読取指示を受け付けた場合(ステップS106:Yes)、表示制御部102は、ステップS103へ戻る。読取指示を受け付けていない場合(ステップS106:No)、表示制御部102は、商品登録が終了かを判定する(ステップS107)。商品登録が終了していない場合(ステップS107:No)、表示制御部102は、ステップS106へ戻る。これにより、制御システム10は、新たな読取または商品登録が終了するまで待機する。
【0026】
一方、商品登録が終了の場合(ステップS107:Yes)、制御システム10は、処理を終了する。
【0027】
また、連続スキャンモードの場合(ステップS102:連続スキャンモード)、表示制御部102は、端末装置に、読取画面を表示させる(ステップS108)。登録部103は、識別情報が読み取られると、識別情報をリストに登録することにより、商品登録を行う(ステップS109)。
【0028】
つぎに、表示制御部102は、商品登録が終了かを判定する(ステップS110)。商品登録が終了していない場合(ステップS110:No)、表示制御部102は、ステップS108へ戻る。商品登録が終了の場合(ステップS110:Yes)、制御システム10は、処理を終了する。
【0029】
なお、商品登録が終了した後に、決済などが行われる。また、ステップS107やステップS110において、例えば、商品登録が終了したかについては、支払いを行うための支払い指示などを受け付けたかによって判定される。
【0030】
以上、実施の形態1において、制御システム10は、商品登録を連続して行うことができる連続スキャンモードと、商品登録後に逐次リストを顧客に確認させる逐次確認モードと、を切り替えることができるようにする。これにより、顧客の好みに応じて、各モードを切り替えることができるため、買い物時の利便性の向上を図ることができる。
【0031】
実施の形態1については、上述した例に限られず、種々変更可能である。また、各機能部は、制御装置などのように1台の装置によって実現されてもよい。具体的に、例えば、各機能部は、1台のサーバまたはユーザが操作可能な1台の端末装置によって実現されてもよい。または、各機能部は、複数の装置によって実現されてもよい。例えば、各機能部は、複数のサーバによって実現されてもよい。
【0032】
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態2では、商品に付されたバーコードが読み取られる例を挙げて、各モードにおける具体的な表示例を説明する。以下、本実施の形態2の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
【0033】
図3は、実施の形態2にかかる制御システムと各装置との接続例を示す説明図である。制御システム20は、通信ネットワークNTを介して、端末装置21と接続される。また、制御システム20は、通信ネットワークNTを介して、ビーコンの機器22などと接続される。
【0034】
端末装置21は、顧客が操作可能な装置である。また、端末装置21は、顧客が可搬可能な装置である。なお、端末装置21は、カートなどに取り付けられていてもよい。端末装置21は、スマートフォン、タブレット型の装置、PC(Personal Computer)など特に限定されない。例えば、端末装置21は、特定のアプリケーションプログラムが予めインストールされていて、特定のアプリケーションプログラムを介して、各種情報の入出力が行われてもよい。
【0035】
例えば、顧客が操作可能な端末装置21は、端末装置21の撮像装置によって、1次元コードや2次元コードを撮像し、撮像された画像から商品コードを取得して制御システム20へ送信してもよい。または、例えば、顧客が操作可能な端末装置21は、端末装置21の撮像装置によって、1次元コードや2次元コードを撮像し、撮像された画像を制御システム20へ送信する。そして、制御システム20は、画像から商品コードを取得してもよい。以降の説明において、端末装置21が、画像から商品コードを取得し、取得したコードを制御システム20へ送信する例を用いて説明する。端末装置21の数は、特に限定されない。
【0036】
また、機器22は、端末装置21の位置を特定するために用いる機器である。機器22の数は、特に限定されない。機器22は、固定配置される。より具体的に、例えば、機器22は、店舗の天井や床、棚などに配置される。また、複数の機器22は、例えば、店舗において異なる位置に分散して配置される。例えば、機器22が、電波を発信する発信機の場合、端末装置21は、電波を受信する受信機となる。一方、機器22が、電波を受信する受信機の場合、端末装置21は、電波を発信する発信機である。機器22は、例えば、ビーコン機器である。例えば、機器22と端末装置21との間で送受信される電波の受信強度によって端末装置21の位置が推定される。
【0037】
図4は、実施の形態2にかかる制御システム20の一構成例を示すブロック図である。制御システム20は、モード受付部201と、表示制御部202と、登録部203と、判定部204と、位置情報取得部205と、決済部206と、報知部207と、を備える。実施の形態2にかかる制御システム20は、実施の形態1にかかる制御システム20に対して、さらに、判定部204と、位置情報取得部205と、決済部206と、報知部207と、が追加される。実施の形態2にかかるモード受付部201と、表示制御部202と、登録部203とは、それぞれ実施の形態1にかかるモード受付部201と、表示制御部202と、登録部203との基本機能を有する。
【0038】
また、制御システム20は、商品DB2001と、リストDB2002と、顧客DB2003と、設定モード2004と、を有する。設定モード2004は、受け付けたモードを記憶する。
【0039】
商品DB2001は、商品別に、商品を識別する識別情報と、商品の情報と、を関連付けて記憶する。例えば、商品識別情報が商品コードの場合、商品の情報は、商品の名称、商品の価格などの情報である。なお、商品の情報は、特に限定されない。
【0040】
リストDB2002は、顧客別に、決済が終了していない最新のリストを記憶する。リストは、例えば、顧客別に、顧客を識別する顧客識別情報と、顧客が購入する予定の商品の識別情報(例えば、商品コード)と、購入数量の情報と、を対応付けて記憶する。顧客識別情報は、例えば、顧客を一意に識別可能であればよく、特に限定されない。例えば、新たな顧客に対する商品の登録を開始する前に、顧客に顧客識別情報として顧客ID(Identifier)が付与される。なお、ポイントカードの番号などの会員IDを受け付ける場合、顧客IDとして会員IDが用いられてもよい。また、リストDB2002は、取引別に、リストを記憶してもよい。例えば、取引別の場合、顧客IDの代わりに、取引IDが付与されればよい。なお、リストを買い物かごと呼ぶ場合がある。
【0041】
顧客DB2003は、顧客別に、顧客の情報を記憶する。例えば、顧客DB2003は、顧客別に、顧客を識別する顧客識別情報と、顧客に関する情報と、を対応付けて記憶する。例えば、顧客に関する情報は、顧客の購入履歴であってもよいし、店舗における顧客の位置情報や顧客の移動履歴であってもよいし、後述するように過去に不審と判定されかを示すフラグなどであってもよく、特に限定されない。
【0042】
図5は、実施の形態2にかかる端末装置21の一構成例を示すブロック図である。端末装置21は、操作受付部211と、表示部212と、読取部213と、を含む
【0043】
操作受付部211は、入力装置に対する顧客による操作を受け付ける。入力装置の種類は、特に限定されないが、タッチパネルディスプレイなどの入出力装置を例に挙げて説明する。表示部212は、表示制御部202による制御に従って、端末装置21の表示装置に各画面を表示する。読取部213は、商品の識別情報を読み取る。以降、読取部213は、端末装置21の撮像装置に表示されたバーコードを撮像させ、撮像された画像から商品コードを得る例を挙げて説明する。
【0044】
図4の説明に戻って、モード受付部201は、逐次確認モードと、連続スキャンモードと、のいずれかを受け付ける。モード受付部201は、端末装置21に対する顧客の操作によってモードを受け付けてもよい。または、モード受付部201は、予め決められたデフォルトのモードを受け付けてもよい。
【0045】
モード受付部201がモードを受け付けるタイミングは、特に限定されない。例えば、このタイミングは、店舗に入店して買い物を開始するタイミングであってもよい。すなわち、このタイミングは、商品登録開始前である。このタイミングは、各モードにおいて読取画面や一覧画面を表示中であってもよい。このタイミングは、新たな読取指示を受け付けたタイミングであってもよい。ここで、店舗に入店して買い物を開始するタイミングでモードを受け付ける例を、図6を用いて説明する。また、読取画面を表示中にモードを受け付ける例は、後述する。
【0046】
<モードの選択を受け付ける例>
図6は、モードを受け付ける例を示す説明図である。図6において、表示制御部202は、逐次確認モードと、連続スキャンモードと、のいずれかを選択可能な画面d001を端末装置21に表示させる。そして、表示部212は、画面d001を端末装置21の表示装置に表示させる。画面d001は、逐次確認モードを選択可能なボタンと、連続スキャンモードを選択可能なボタンとを含む。また、画面d001は、「商品登録へ」ボタンを含む。
【0047】
例えば、操作受付部211は、いずれかのモードのボタンが選択され、「商品登録へ」ボタンがタップされると、選択されたボタンに対応するモードを受け付ける。そして、操作受付部211は、受け付けたモードを制御システム20へ送信する。モード受付部201は、モードを受信することにより、モードを受け付ける。モード受付部201は、受け付けたモードを設定モード2004に記憶する。そして、例えば、各モードにおいて、商品登録が開始されればよい。
【0048】
つぎに、表示制御部202は、モードに応じた画面を端末装置21に表示させる。
【0049】
<逐次確認モードの画面例>
まず、逐次確認モードについて説明する。表示制御部202は、端末装置21に対する顧客の操作によって商品コードを読み取り可能な読取画面を表示させる。そして、表示制御部202は、読取画面において新たに商品コードが読み取られると、新たに読み取られた商品コードが登録された後のリストの一覧画面を表示させる。表示制御部202は、一覧画面において読取指示を受け付けると、読取画面を表示させる。表示制御部202は、商品登録が終了するまで、これらの表示の制御を繰り返す。なお、読取画面には、逐次確認モードであることを示す情報を含んでもよい。
【0050】
図7を用いて、逐次確認モードにおける端末装置21の画面遷移例を説明する。図7は、逐次確認モードにおける端末装置21の画面遷移例を示す説明図である。表示制御部202は、バーコードを読み取り可能な読取画面d101を端末装置21に表示させる。そして、表示部212は、端末装置21の表示装置に読取画面d101を表示する。
【0051】
読取画面d101は、「逐次確認モード」のように、逐次確認モードであることを示す情報を含む。これにより、顧客は、自身がどのモードでスキャンしているかを確認することができる。
【0052】
図7において、端末装置21には撮像装置が起動されている。読取画面d101には、読み取り用の枠が表示されている。読み取り用の枠は、端末装置21の撮像装置がバーコードを読み取り可能な位置を示す。以下読み取り用の枠は、省略して枠と呼ぶ場合がある。例えば、バーコードが読取画面d101の枠内に入ると、読取部213は、画像から、バーコードを認識する。そして、読取部213は、バーコードが表す商品コードを制御システム20へ送信する。なお、読取部213は、顧客IDまたは取引IDとともに商品コードを送信してもよい。
【0053】
登録部203は、商品コードを受信すると、商品コードをリストへ登録する。登録する処理の具体例として、登録部203は、リストDB2002から、顧客IDに対応付けられたリストを検索する。そして、登録部203は、検索されたリストに、商品コードを登録する。
【0054】
表示制御部202は、登録後に、リストに商品コードが登録された商品の一覧画面d102を表示させる。そして、表示部212は、端末装置21の表示装置に一覧画面を表示する。図7において、一覧画面d102には、商品のリストが表示される。また、一覧画面d102は、商品の数量を変更可能なボタン、「商品追加」ボタン、「取引中止」ボタン、「支払い」ボタンを含んでもよい。「取引中止」ボタンは、取引を終了するためのボタンである。「支払い」ボタンは、商品登録を終了し、決済を行うためのボタンである。
【0055】
また、「商品追加」ボタンは、読取指示を受け付けるためのボタンである。例えば、操作受付部211が、「商品追加」ボタンがタップされると、読取指示を受け付けたとして、読取指示を制御システム20へ送信する。表示制御部202は、読取指示を受信すると、読取画面d101を表示させる。そして、表示部212は、端末装置21の表示装置に読取画面d101を表示する。
【0056】
図7の例では、読取画面d101において商品コードが読み取られると、登録部203によってリストに商品コードが登録されるが、これに限られない。読取画面において、商品コードが読み取られて、顧客の登録指示を受け付けた後に、登録部203によってリストに商品コードが登録されてもよい。ここで、登録指示とは、読み取られた商品コードである識別情報をリストに登録する指示である。図8を用いてこの例における読取画面を説明する。
【0057】
図8は、逐次確認モードにおける読取画面の他の例を示す説明図である。図8において、読取画面d103は、商品コードに対応する商品の情報の表示欄、および登録指示を受け付け可能な「買い物かごへ入れる」ボタンを含む。例えば、読取部213が、読み取った商品コードを制御システム20へ送信した後に、登録部203は、商品DB2001から商品コードに対応する商品の情報を特定する。そして、表示制御部202は、読取画面d103において、商品の情報を表示させる。商品の情報を表示させるために、表示制御部202は、商品の情報を端末装置21に送信すればよい。表示部212は、読取画面d103において、商品の情報を表示欄に表示させればよい。図8において、商品名と商品の価格とが表示される。
【0058】
そして、操作受付部211が、「買い物かごへ入れる」ボタンがタップされると、登録指示を受け付けたとして、登録指示を制御システム20へ送信する。そして、登録部203は、登録指示を受け付けると、商品コードをリストへ登録する。そして、表示制御部202は、登録後に、図7に示すようにリストの一覧画面d102を表示させる。
【0059】
このように、商品コードを読み取る読取操作と、読み取った後に商品コードを登録する登録操作との2段階の操作により、商品コードの読取から商品コードの登録が行われてもよい。
【0060】
なお、例えば、登録指示を受け付けずに、新たな商品コードが読み取られた場合に、直前の商品コードは、リストに登録されなくてもよい。
【0061】
<連続スキャンモードの画面例>
つぎに、連続スキャンモードについて説明する。表示制御部202は、端末装置21に対する顧客の操作によって商品コードを読み取り可能な読取画面を表示させる。そして、表示制御部202は、読取画面において新たに商品コードが読み取られると、読取画面を表示させたままにする。表示制御部202は、商品登録が終了するまで、表示の制御を繰り返す。ただし、表示制御部202は、連続スキャンモードにおいて、読取画面においてリストの表示指示を受け付けると、一覧画面を表示させ、一覧画面において読取指示を受け付けると、読取画面を表示させてもよい。表示指示は、リストを端末装置21に表示させる指示である。すなわち、表示指示は、リストの一覧画面を端末装置21に表示させる指示である。なお、読取画面には、連続スキャンモードであることを示す情報を含んでもよい。
【0062】
また、表示制御部202は、連続スキャンモードにおいて、商品コードが読み取られると、読取画面に、読み取られた商品コードによって特定される商品の情報を表示させてもよい。商品の情報は、例えば、商品DB2001に含まれる商品名、商品の価格などである。
【0063】
図9は、連続スキャンモードにおける画面遷移の一例を示す説明図である。図9において、例えば、連続スキャンモードにおいて、表示制御部202は、読取画面d201を端末装置21に表示させる。そして、表示部212は、読取画面d201を端末装置21の表示装置に表示する。
【0064】
読取画面d201は、「連続スキャンモード」のように、逐次確認モードであることを示す情報を含む。これにより、顧客は、自身がどのモードでスキャンしているかを確認することができる。
【0065】
図9において、端末装置21には撮像装置が起動されている。読取画面d201には、読み取り用の枠が表示されている。図9において、読取画面d201は、登録された商品の情報の表示欄、リストの表示指示を受け付け可能な「買い物かごを見る」ボタンを含む。
【0066】
例えば、バーコードが読取画面d201の枠内に入ると、読取部213は、画像から、バーコードを認識する。そして、読取部213は、バーコードが表す商品コードを制御システム20へ送信する。なお、読取部213は、顧客IDまたは取引IDとともに商品コードを送信してもよい。
【0067】
登録部203は、商品コードを受信すると、商品コードをリストへ登録する。登録する処理の具体例として、登録部203は、リストDB2002から、顧客IDに対応付けられたリストを検索する。そして、登録部203は、検索されたリストに、商品コードを登録する。
【0068】
つぎに、登録部203は、商品DB2001から、商品コードに対応付けられた商品の情報を特定する。そして、表示制御部202は、読取画面d201における商品の情報の表示欄に、商品の情報を表示させる。表示部212は、読取画面d201において、登録された商品の情報を表示する。図9において、読取画面d201には、登録された商品の名称として、「ZOOビスケット」と、価格として、「252円」とが表示欄に表示されている。
【0069】
登録された商品の情報が表示されると、読取画面d201では商品コードが読み取り可能な状態になる。これにより、次の読取が行われる。例えば、読取部213は、読取画面d201において、新たな商品コードを読み取り、新たな商品コードを制御システム20へ送信する。登録部203は、商品DB2001から、商品コードに対応付けられた商品の情報を特定する。そして、表示制御部202は、読取画面d201における商品の情報の表示欄に、商品の情報を表示させる。表示部212は、読取画面d201において、登録された商品の情報を表示する。図9において、読取画面d201には、登録された商品の名称として、「おいしい牛乳」と、価格として、「218円」とが表示欄に表示されている。
【0070】
このように、読取画面d201を表示させたまま、順次商品の登録を行うことができる。このため、商品の数が多い顧客、操作に慣れている顧客などが連続スキャンモードを用いると、商品登録に要する時間の短縮を図ることができ、顧客の利便性の向上を図ることができる。
【0071】
また、操作受付部211は、「買い物かごを見る」ボタンがタップされると、リストの表示指示を受け付けたとして、リストの表示指示を制御システム20へ送信する。そして、表示制御部202は、リストの表示指示を受信すると、リストの一覧画面を端末装置21に表示させる。
【0072】
図10は、連続スキャンモードにおける一覧画面の一例を示す説明図である。表示制御部202は、最新のリストに商品コードが登録された商品の一覧画面d202を表示させる。そして、表示部212は、端末装置21の表示装置に一覧画面d202を表示する。図10において、一覧画面d202には、商品のリストが表示される。また、一覧画面d202は、商品の数量を変更可能なボタン、「商品追加」ボタン、「取引中止」ボタン、「支払い」ボタンを含んでもよい。「取引中止」ボタンは、取引を終了するためのボタンである。「支払い」ボタンは、商品登録を終了し、決済を行うためのボタンである。図10において、一覧画面d202には、図9において商品登録された2つの商品の情報が表示される。
【0073】
また、「商品追加」ボタンは、読取指示を受け付けるためのボタンである。例えば、操作受付部211が、「商品追加」ボタンがタップされると、読取指示を受け付けたとして、読取指示を制御システム20へ送信する。表示制御部202は、読取指示を受信すると、端末装置21に、読取画面d201を表示させる。そして、表示部212は、端末装置21の表示装置に読取画面d201を表示する。
【0074】
なお、一覧画面については、連続スキャンモードと逐次確認モードとで同じであってよい。
【0075】
また、図示省略するが、前述のように、いずれのモードにおいても一覧画面において読取指示を受け付け後に、図6に示すようなモードを選択する画面d001を表示させてもよい。または、表示制御部202は、一覧画面において読取指示を所定回数受け付けるごとや商品登録を開始してから所定時間経過ごとに、図6に示すようなモードを選択する画面d001を端末装置21に表示させてもよい。
【0076】
また、図9に示す読取画面d201は、一例であり、特に限定されない。
【0077】
図11は、連続スキャンモードにおける読取画面の他の例を示す説明図である。図11において、例えば、連続スキャンモードにおいて、表示制御部202は、リストの表示指示を受け付け可能な読取画面d203を端末装置21に表示させる。そして、表示部212は、読取画面d203を端末装置21の表示装置に表示する。
【0078】
図11において、読取画面d203は、登録された商品の情報の表示欄、リストの表示指示を受け付け可能な「買い物かごを見る」ボタンを含む。
【0079】
例えば、読取部213は、商品コードを読み取ると、商品コードを制御システム20へ送信する。登録部203は、商品コードを受信すると、商品DB2001から、商品コードに対応付けられた商品の情報を取得する。そして、表示制御部202は、登録指示を受け付け可能な読取画面d204を表示する。この際、表示制御部202は、この読取画面d204における商品の情報の表示欄に、商品の情報を表示させる。表示部212は、読取画面d204において、商品の情報を表示する。図11において、商品名と商品の価格とが表示される。図11において、読取画面d204には、商品の名称として、「ZOOビスケット」と、価格として「252円」とが表示欄に表示されている。
【0080】
商品の情報を表示中の読取画面d204は、登録指示を受け付け可能な「買い物かごへ入れる」ボタンを含む。そして、操作受付部211が、「買い物かごへ入れる」ボタンがタップされると、登録指示を受け付けたとして、登録指示を制御システム20へ送信する。そして、登録部203は、登録指示を受け付けると、商品コードをリストへ登録する。そして、表示制御部202は、登録後に、リストの表示指示を受け付け可能な読取画面d203を表示させる。表示部212は、この読取画面d203を表示する
【0081】
このように、商品コードを読み取る読取操作と、読み取った後に商品コードを登録する登録操作との2段階の操作により、商品コードの読取から商品コードの登録が行われてもよい。
【0082】
(読取画面の表示中にモードを受け付ける例)
つぎに、モード受付部201が、各モードにおいて読取画面を表示中に、別のモードを受け付ける例を説明する。
【0083】
例えば、モード受付部201は、逐次確認モードの読取画面において、連続スキャンモードを受け付けてもよい。また、例えば、モード受付部201は、連続スキャンモードの読取画面において、連続スキャンモードを受け付けてもよい。なお、モード受付部201は、受け付けたモードを設定モード2004に記憶する。図12を用いて具体的な受付例を説明する。
【0084】
図12は、読取画面の表示中にモードを受け付ける例を示す説明図である。まず、逐次確認モードについて説明する。例えば、逐次確認モードの読取画面d301は、さらに、連続スキャンモードを受け付け可能なボタンを含んでもよい。図12において、このボタンは、「連続スキャンモードに切替」ボタンである。操作受付部211は、「連続スキャンモードに切替」ボタンがタップされると、連続スキャンモードを受け付けたとして、連続スキャンモードを制御システム20へ送信する。なお、モードを送信するとは、例えば、モードを識別する情報を送信することである。モード受付部201は、連続スキャンモードを受信することにより、連続スキャンモードを受け付ける。そして、表示制御部202は、連続スキャンモードを受け付けると、連続スキャンモードにおける読取画面d302を表示させる。
【0085】
つぎに、連続スキャンモードについて説明する。例えば、連続スキャンモードの読取画面d302は、さらに、逐次確認モードを受け付け可能なボタンを含んでもよい。図12において、このボタンは、「逐次確認モードに切替」ボタンである。操作受付部211は、「逐次確認モードに切替」ボタンがタップされると、逐次モードを受け付けたとして、逐次確認モードを制御システム20へ送信する。なお、モード受付部201は、逐次確認モードを受信することにより、逐次確認モードを受け付ける。そして、表示制御部202は、逐次確認モードを受け付けると、逐次確認モードにおける読取画面d301を表示させる。なお、逐次確認モードを受け付け後に、読取画面d301を表示させる例に限られず、表示制御部202は、逐次確認モードを受け付けると、逐次確認モードにおける一覧画面を表示させてもよい。
【0086】
このように、読取画面d301や読取画面d302のように、各読取画面により各モードを切り替えることが可能となる。
【0087】
また、各モードにおける読取画面の表示中にモードを受け付ける例は、これに限られない。例えば、表示制御部202は、読取画面に、モードを受け付け可能な画面を重畳して表示させてもよい。
【0088】
図13は、読取画面に、モードを受け付ける画面を重畳して表示させる例を示す説明図である。ここでは、連続スキャンモードを例に挙げる。表示制御部202は、連続スキャンモードにおいて、読取画面d201,d203に、所定のタイミングで、モードを受け付ける画面d401を重畳して表示させる。所定のタイミングは、後述するように顧客の操作が不審であると判定された場合であってもよいし、所定時間操作が行われなかった場合などのように、特に限定されない。
【0089】
そして、表示部212は、連続スキャンモードにおいて、読取画面d201,d203に、逐次確認モードを受け付け可能な画面d401を重畳して表示する。図13において、逐次確認モードを受け付け可能な画面d401は、「はい」ボタンと「いいえ」ボタンを含む。操作受付部211は、「はい」がタップされると、逐次確認モードを受け付けたとして、逐次確認モードを送信する。そして、モード受付部201は、逐次確認モードを受信することにより、逐次確認モードを受け付ける。
【0090】
また、図示省略するが、表示制御部202は、逐次確認モードにおける読取画面d101,d103に、所定のタイミングで、連続スキャンモードを受け付け可能な画面を重畳して表示させてもよい。所定のタイミングは、例えば、単位時間における商品の登録数が所定数以上である場合などであってもよいし、特に限定されない。
【0091】
このように、各モードにおいて読取画面の表示中に、モードを受け付ける例は、特に限定されない。例えば、モード受付部201は、連続スキャンモードにおいて、所定時間以上、新たな商品コードが読み取られない場合に、逐次確認モードに切り替えてもよい。
【0092】
また、表示制御部202は、連続スキャンモードにおいて、所定時間以上、新たな商品コードが読み取られない場合に、リストの一覧画面を表示させてもよい。そして、表示部212は、リストの一覧画面を表示する。この際、前述のように、モード受付部201が、所定時間以上、新たな商品コードが読み取られない場合に、連続スキャンモードから逐次確認モードに切り替えてもよい。または、表示制御部202は、連続スキャンモードのままで、リストの一覧画面を表示させてもよい。
【0093】
また、表示制御部202は、逐次確認モードにおいて、所定時間以上、新たな商品コードが読み取られない場合に、逐次確認モードのままで、リストの一覧画面を表示させてもよい。そして、表示部212は、リストの一覧画面を表示する。
【0094】
(顧客の不審な動作の判定例)
つぎに、連続スキャンモードでは、顧客が次々に商品を登録することができるため、顧客が、商品登録を行っているような動作をするが、実際には商品登録をせずに、万引きするようなことが考えられる。そこで、制御システム20は、商品登録を行ったと見せかける動作が行われたかを判定する。
【0095】
判定部204は、顧客の動作が不審かを判定する。判定方法は特に限定されないが、4通りの判定方法の例を説明する。
【0096】
<判定例1>
商品コードの桁数は、13桁や7桁のように予め決まっている。例えば、これらの桁数に満たないコードが何度も読み取られると、顧客は、商品登録を行ったと見せかけていることが考えられる。そこで、判定部204は、新たに読み取られた商品コードが所定の桁数かによって、顧客の動作が不審かを判定する。より具体的に、例えば、判定部204は、新たに読み取られた商品コードが、所定の桁数でない、または所定の桁数に満たないことが所定回数連続して判定された場合、顧客の動作が不審であると判定する。所定回数は、特に限定されない、店員によって決められてもよい。または、例えば、判定部204は、新たに読み取られた商品コードが、所定の桁数でない、または所定の桁数に満たないことが所定時間以上連続して判定された場合、顧客の動作が不審であると判定する。所定時間は、特に限定されず、店員によって決められてもよい。
【0097】
<判定例2>
商品登録を行ったと見せかける動作を行う場合、端末装置21の撮像装置に、各商品のバーコードをすばやくかざすことが考えられる。このため、各商品のバーコードを何度もすばやくかざすと、偶発的に商品コードが読み取られる場合がある。このような場合、読取に要した時間は短いことが推測される。
【0098】
そこで、判定部204は、新たに商品コードを読み取るのに要した時間が所定時間以内であるかによって顧客の動作が不審かを判定する。例えば、判定部204は、新たに商品コードを読み取るのに要した時間が所定時間以内である場合、顧客の動作が不審であると判定する。
【0099】
<判定例3>
例えば、商品登録を行ったと見せかける動作を行う場合、端末装置21の撮像装置にバーコードが写らないように、各商品を通過させる場合がある。このような場合、読取画面において、長時間、商品コードが読み取られないことが考えられる。そこで、判定部204は、新たな商品コードが所定時間以上読み取られていないかによって、顧客の動作が不審かを判定する。例えば、判定部204は、新たな商品コードが所定時間以上読み取られていない場合、顧客の動作が不審であると判定する。
【0100】
<判定例4>
例えば、商品登録を行ったと見せかける動作を行う場合、端末装置21の撮像装置にバーコードが写らないように、各商品を通過させる場合がある。このような場合、端末装置21の撮像装置に物体が写りこむ場合がある。そこで、判定部204は、所定時間以内に、所定回数以上、端末装置21の撮像装置の画角内に物体の通過が確認されたかによって、顧客の動作が不審かを判定する。具体的に、例えば、判定部204は、端末装置21の撮像装置による物体の通過が確認された場合、顧客の動作が不審であると判定する。
【0101】
以上で各判定方法の説明を終了する。
【0102】
<不審な場合の対応>
つぎに、顧客の動作が不審であると判定された場合に、制御システム20は、連続スキャンモードから逐次確認モードに切り替えてもよいし、店員に報知してもよい。
【0103】
例えば、モード受付部201は、連続スキャンモードにおいて、顧客の動作が不審であると判定された場合に逐次確認モードを受け付けたとしてもよい。これにより、不審な動作が検出された場合に、強制的に逐次確認モードに切り替えることができる。
【0104】
また、表示制御部202は、連続スキャンモードにおいて、顧客の動作が不審であると判定された場合に、図13に示すように、読取画面に、モードを受け付ける画面を重畳して表示させてもよい。
【0105】
また、表示制御部202は、連続スキャンモードにおいて、顧客の動作が不審であると判定された場合に、読取画面に、顧客への注意や顧客への問いかけなどを表示させてもよい。例えば、顧客への注意や問いかけとは、顧客の読取が上手くいっていないことを示唆するようなコメントであってもよい。例えば、顧客への注意や問いかけとは、顧客の読取が上手くいっていないので、店員の呼び出しの必要性の問いかけなどであってもよい。
【0106】
また、報知部207は、顧客の動作が不審であると判定された場合に、顧客の動作が不審であることを店員に報知してもよい。報知部207による報知方法は、電子メッセージ、電子メール、店員の端末装置の表示制御、店舗に設置された点灯装置や表示装置などの出力装置の出力制御など特に限定されない。なお、店員の端末装置は、図示省略する。例えば、報知部207は、店員の端末装置に報知する。
【0107】
また、報知部207は、顧客IDなどの顧客を識別する顧客識別情報とともに、店員に報知してもよい。
【0108】
また、報知部207は、報知する際に、顧客の位置情報を合わせて報知してもよい。具体的に、例えば、位置情報取得部205が、顧客の位置情報を取得する。顧客の位置情報の取得方法は、特に限定されない。位置情報の取得方法として、位置情報特定部は、店舗に設置された撮像装置によって、顧客の位置を特定することにより、顧客の位置情報を取得してもよい。または、他の取得方法として、位置情報特定部は、機器22と顧客の端末装置21との無線通信によって端末装置21の位置を特定することにより、顧客の位置情報を取得してよい。
【0109】
例えば、店員の端末装置は、店舗の地図上に、顧客の位置および顧客の動作が不審であることを表示してもよい。なお、表示制御部202が、店員の端末装置の表示を制御してもよい。
【0110】
例えば、複数の店員がいる場合、報知部207は、複数の店員のうち一部または全部の店員に報知する。また、例えば、報知部207は、顧客の位置からの距離が所定距離以内にいる店員に報知してもよい。または、例えば、複数の店員がいる場合、報知部207は、顧客の位置から最も近い店員に報知してもよい。なお、店員の位置情報は、店員の端末装置の位置情報であってもよいし、店舗に設置された撮像装置によって撮像された画像や映像から特定された位置情報であってもよい。店員の端末装置の位置情報の特定方法は、顧客の端末装置の位置情報と同様に、ビーコンなどを用いればよい。
【0111】
また、例えば、報知部207は、顧客の位置情報が示す位置の近傍に設置された点灯装置の点灯を制御してもよい。例えば、顧客の動作が不審であることを示す点灯または消灯を予め定めておき、例えば、報知部207は、その点灯装置を決められた点灯または消灯となるように制御してもよい。ここでの点灯とは、所定の間隔での点滅、常時点灯、所定の色で点灯などである。これにより、店員が、点灯装置を見ることで、不審な動作をする顧客が近くにいることを把握できる。
【0112】
また、例えば、判定部204は、不審であると判定された場合に、顧客DB2003にある過去に不審と判定されたかを示すフラグを、不審と判定されことがあることを示す値に設定すればよい。例えば、顧客DB2003は、過去に不審と判定されたかを示すフラグに限らず、過去に不審と判定された回数を記憶してもよい。この場合、判定部204は、不審であると判定された場合に、顧客DB2003にある過去に不審と判定された回数をカウントアップしてもよい。
【0113】
(決済)
例えば、決済については、端末装置21において行われてもよいし、他の精算装置などで行われてもよく、決済方法も特に限定されない。
【0114】
ここで、端末装置21において行われる一例をあげる。例えば、操作受付部211が、各モードにおいて一覧画面における「お支払い」ボタンがタップされると、商品登録が終了したとして、支払い指示を制御システム20へ送信する。そして、決済部206が、支払い指示を受信すると、リストに含まれる商品コードが表す商品の価格の税込みの合計値を含む精算情報を生成する。そして、表示制御部202は、精算情報を端末装置21に表示させる。表示部212は、精算情報を表示する。
【0115】
操作受付部211は、決済指示を受け付けると、決済指示を制御システム20へ送信する。決済部206は、決済指示を受け付けると、決済を行う。例えば、端末装置21を用いて行われる決済の方法は、クレジット決済、コード決済、電子マネー決済など特に限定されない。
【0116】
<制御システム20の動作例>
図14は、実施の形態2にかかる制御システム20の一動作例を示すフローチャートである。制御システム20は、商品登録前の処理を行う(ステップS201)。そして、制御システム20は、連続スキャンモードか逐次確認モードかを判定する(ステップS202)。
【0117】
連続スキャンモードの場合(ステップS202:連続スキャンモード)、制御システム20は、連続スキャンモードの処理を行う(ステップS203)。一方、逐次確認モードの場合(ステップS202:逐次確認モード)、制御システム20は、逐次確認モードの処理を置こう(ステップS204)。また、各モードにおける処理が終了すると、制御システム20は、処理を終了する。
【0118】
また、端末装置21は、制御システム20と同様に、図14に示すような順番で動作を行う。このため、端末装置21による全体の動作例の説明を省略するが、各処理の動作例について説明する。なお、( )内のステップS211、ステップS212、ステップS213、ステップS214、記号J、および記号Kは、端末装置21によるステップおよび記号であり、後述する端末装置21による各処理の説明で用いる。ただし、端末装置21は、現在のモードがいずれであるかを判定する(ステップS212)処理を行わなくてもよい。理由としては、端末装置21は、表示制御部202による制御に従って、各画面を表示し、顧客による各操作を受け付ければよいためである。
【0119】
図15は、制御システム20による商品登録前の処理(ステップS201)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。ここで、モードを受け付けるタイミングは、特に限定されないが、説明の容易化のために一例として、図15では、商品登録の開始前に、顧客の操作によってモードの選択を受け付ける例を示す。例えば、表示制御部202は、端末装置21に、空のリストの一覧画面を表示させる(ステップS301)。ここで、スキャンが開始されていないため、リストは、空である。表示制御部202は、読取指示を受信したかを判定する(ステップS302)。読取指示を受信していない場合(ステップS302:No)、表示制御部202は、ステップS302に戻る。
【0120】
読取指示を受信した場合(ステップS302:Yes)、表示制御部202は、モードの受け付け画面を表示させる(ステップS303)。この画面の一例は、図6に示す画面d001である。
【0121】
モード受付部201は、モードを受信したかを判定する(ステップS304)。なお、モード受付部201は、モードを受信することにより、モードを受け付ける。モードを受信していない場合(ステップS304:No)、モード受付部201は、ステップS304へ戻る。モードを受信した場合(ステップS304:Yes)、モード受付部201は、受け付けたモードを設定モード2004に記録する(ステップS305)。ステップS305のつぎに、制御システム20は、戻る。これにより、制御システム20は、選択されたモードに応じた処理を行う。
【0122】
なお、商品登録前に顧客の操作によるモードを受け付ける例に限らず、モード受付部201は、予め設定されたデフォルトのモード、顧客により過去に設定されたモードを受け付けてもよい。例えば、モード受付部201は、特定のアプリケーションプログラムの初期設定として、顧客の操作によってモードを受け付けてもよく、特に限定されない。
【0123】
図16は、制御システム20による逐次確認モードの処理(ステップS204)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。図16に示す例では、端末装置21において読み取られた商品コードを制御システム20が受信して商品を登録する例を挙げて説明する。表示制御部202は、端末装置21に、読取画面を表示させる(ステップS311)。ここでの読取画面の一例は、図7に示す読取画面d101、図12に示す読取画面d302などである。
【0124】
つぎに、登録部203は、商品コードを受信したかを判定する(ステップS312)。受信コードを受信していない場合(ステップS312:No)、モード受付部201は、連続スキャンモードを受信したかを判定する(ステップS320)。なお、ステップS320の判定が行われるのは、図12に示す読取画面d302のように、読取画面においてモードの切り替えが可能なボタンが表示されている場合が挙げられる。連続スキャンモードを受信していない場合(ステップS320:No)、登録部203は、ステップS312へ戻る。
【0125】
一方、連続スキャンモードを受信した場合(ステップS320:Yes)、モード受付部201は、受け付けたモードを設定モード2004に記録し(ステップS321)、ステップS203へ移行する。これにより、逐次確認モードから連続スキャンモードに切り替わり、連続スキャンモードの処理(ステップS203)が行われる。
【0126】
また、商品コードを受信した場合(ステップS312:Yes)、登録部203は、商品登録を行う(ステップS313)。表示制御部202は、登録後のリストの一覧画面を表示させる(ステップS314)。表示制御部202は、読取指示を受信したかを判定する(ステップS315)。読取指示を受信した場合(ステップS315:Yes)、表示制御部202は、ステップS311へ戻る。これにより、新たに読取画面が端末装置21に表示される。
【0127】
読取指示を受信していない場合(ステップS315:No)、表示制御部202は、支払い指示を受信したかを判定する(ステップS316)。支払い指示は、例えば、端末装置21において「支払い」ボタンなどがタップされた場合に、端末装置21から送信される。支払い指示を受信していない場合(ステップS316:No)、表示制御部202は、ステップS315へ戻る。これにより、制御システム20は、読取指示または支払い指示を待機する。
【0128】
一方、支払い指示を受信した場合(ステップS316:Yes)、決済部206は、精算情報を生成する(ステップS317)。ここで、表示制御部202は、精算情報を端末装置21に表示させる。
【0129】
そして、決済部206は、決済指示を受信したかを判定する(ステップS318)。例えば、クレジット決済の場合、決済指示は、端末装置21においてクレジットの決済に必要な情報が入力され、支払いの確定などのボタンがタップされると、端末装置21から送信される。そして、決済指示を受信していない場合(ステップS318:No)、決済部206は、ステップS318へ戻る。一方、決済指示を受信した場合(ステップS318:Yes)、決済部206は、決済を行う(ステップS319)。ステップS319のつぎに、制御システム20は、戻る。これにより、制御システム20は、一連の処理を終了する。
【0130】
なお、ステップS317からステップS319については、端末装置21を介して決済する場合の一例である。例えば、決済については、精算装置などを介して行われてもよい。
【0131】
各ステップの順番は、適宜変更可能である。例えば、ステップS312、ステップS320の順番は、特に限定されない。また、ステップS315、ステップS316の順番は特に限定されない。また、設定モード2004にモードが記憶されることにより、新たな取引が開始されるときに、新たに顧客の操作によってモードを受け付けずに、記憶されたモードが利用されてもよい。
【0132】
図17および図18は、制御システム20による連続スキャンモードの処理(ステップS203)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、表示制御部202は、読取画面を表示させる(ステップS331)。登録部203は、商品コードを受信したかを判定する(ステップS332)。商品コードを受信した場合(ステップS332:Yes)、登録部203は、商品登録を行い(ステップS333)、ステップS331へ戻る。これにより、読取画面が表示されたままになる。また、ステップS331において、商品登録後に、表示制御部202は、登録された商品の価格や商品名などの商品の情報などが読取画面の表示欄に表示させてもよい。
【0133】
一方、商品コードを受信していない場合(ステップS332:No)、モード受付部201は、逐次確認モードを受信したかを判定する(ステップS334)。なお、ステップS334の判定が行われるのは、図12に示す画面のように、読取画面においてモードの切り替えが可能なボタンが表示されている場合が挙げられる。
【0134】
逐次確認モードを受信した場合(ステップS334:Yes)、モード受付部201は、受け付けたモードを設定モード2004に記録し(ステップS335)、ステップS204へ移行する。これにより、連続スキャンモードから逐次確認モードに切り替わり、逐次確認モードの処理(ステップS204)が行われる。
【0135】
一方、逐次確認モードを受信していない場合(ステップS334:No)、表示制御部202は、リストの一覧を表示するかを判定する(ステップS336)。ステップS336において、表示制御部202は、図9に示す画面のように、「買い物かごを見る」ボタンなどがタップされると、リストの一覧を表示すると判定する。
【0136】
リストの一覧を表示しない場合(ステップS336:No)、表示制御部202は、ステップS332へ戻る。一方、リストの一覧を表示する場合(ステップS336:Yes)、表示制御部202は、端末装置21に、リストの一覧画面を表示させる(ステップS337)。表示制御部202は、読取指示を受信したかを判定する(ステップS338)。読取指示を受信した(ステップS338:Yes)、表示制御部202は、ステップS331へ戻る。これにより、連続スキャンモードにおける新たな読取画面が表示される。
【0137】
一方、読取指示を受信していない場合(ステップS338:No)、決済部206は、支払い指示を受信したかを判定する(ステップS339)。支払い指示を受信していない場合(ステップS339:No)、登録部203は、ステップS332へ戻る。支払い指示を受信した場合(ステップS339:Yes)、決済部206は、精算情報を生成する(ステップS340)。
【0138】
そして、決済部206は、決済指示を受信したかを判定する(ステップS341)。一方、決済指示を受信していない場合(ステップS341:No)、決済部206は、ステップS341へ戻る。決済指示を受信した場合(ステップS341:Yes)、決済部206は、決済を行う(ステップS342)。そして、制御システム20は、戻る。これにより、制御システム20は、一連の処理を終了する。
【0139】
各ステップの順番は、適宜変更可能である。ステップS332、ステップS334、ステップS336の順番は特に限定されない。また、ステップS338、ステップS339の順番は特に限定されない。また、設定モード2004にモードが記憶されることにより、新たな取引が開始されるときに、新たに顧客の操作によってモードを受け付けずに、記憶されたモードが利用されてもよい。
【0140】
<端末装置21の動作例>
前述の通り、端末装置21は、制御システム20と同様に、図14に示すような順番で動作を行う。このため、端末装置21における全体の動作例の説明を省略するが、各処理の動作例について説明する。
【0141】
図19は、端末装置21による商品登録前の処理(ステップS211)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。表示部212は、新たな画面を表示させるかを判定する(ステップS401)。画面を表示しない場合(ステップS401:No)、表示部212は、ステップS401へ戻る。すなわち、表示部212は、表示制御部202による制御の待機状態である。以降の説明においても、新たな画面を表示させるかを判定する処理において、Noの場合、表示部212は、表示制御部202による制御の待機状態である。
【0142】
画面を表示する場合(ステップS401:Yes)、表示部212は、空のリストの一覧画面を表示する(ステップS402)。
【0143】
つぎに、操作受付部211は、読取指示を受け付けたかを判定する(ステップS403)。ステップS403において、操作受付部211は、一覧画面において「商品追加」ボタンなどがタップされると、読取指示を受け付けたとする。読取指示を受け付けていない場合(ステップS403:No)、操作受付部211は、ステップS403へ戻る。一方、読取指示を受け付けた場合(ステップS403:Yes)、操作受付部211は、制御システム20へ読取指示を送信する(ステップS404)。これにより、制御システム20のモード受付部201が、読取指示を受信することにより、読取指示を受け付けることができる。
【0144】
そして、表示部212は、新たな画面を表示させるかを判定する(ステップS405)。画面を表示しない場合(ステップS405:No)、表示部212は、ステップS405へ戻る。
【0145】
画面を表示する場合(ステップS405:Yes)、表示部212は、表示制御部202の制御に従って、モードの受け付け画面を表示する(ステップS406)。そして、操作受付部211は、モードを受け付ける(ステップS407)。そして、操作受付部211は、受け付けたモードを送信し(ステップS408)、戻る。これにより、端末装置21は、商品登録前の処理を終了し、受け付けたモードに応じた処理を行う。
【0146】
図20および図21は、端末装置21による逐次確認モードの処理(ステップS214)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。表示部212は、新たな画面を表示するかを判定する(ステップS411)。画面を表示しない場合(ステップS411:No)、表示部212は、ステップS411へ戻る。画面を表示する場合(ステップS411:Yes)、表示部212は、読取画面を表示する(ステップS412)。読取部213は、バーコードを読み取ったかを判定する(ステップS413)。
【0147】
バーコードを読み取った場合(ステップS413:Yes)、読取部213は、バーコードが表す商品コードを制御システム20へ送信する(ステップS416)。
【0148】
バーコードを読み取っていない場合(ステップS413:No)、操作受付部211は、連続スキャンモードを受け付けたかを判定する(ステップS414)。ステップS414において、例えば、操作受付部211は、読取画面において、連続スキャンモードに切り替え可能なボタンがタップされると、連続スキャンモードを受け付けたとする。連続スキャンモードを受け付けていない場合(ステップS414:No)、操作受付部211は、ステップS413へ戻る。
【0149】
連続スキャンモードを受け付けた場合(ステップS414:Yes)、操作受付部211は、受け付けたモードを送信し(ステップS415)、ステップS213へ移行する。これにより、連続スキャンモードの処理が行われる。
【0150】
ステップS415のつぎに、表示部212は、新たな画面を表示させるかを判定する(ステップS417)。画面を表示しない場合(ステップS417:No)、表示部212は、ステップS417へ戻る。画面を表示する場合(ステップS417:Yes)、表示部212は、表示制御部202の制御に従って、一覧画面を表示する(ステップS418)。
【0151】
操作受付部211は、読取指示を受け付けたかを判定する(ステップS419)。例えば、一覧画面において、操作受付部211は、「商品追加」ボタンがタップされると、読取指示を受け付けたとする。読取指示を受け付けた場合(ステップS419:Yes)、操作受付部211は、読取指示を送信する(ステップS420)。ステップS420のつぎに、表示部212は、ステップS411へ戻る。これにより、端末装置21が、一覧画面の表示から読取画面の表示に切り替わる。
【0152】
一方、読取指示を受け付けていない(ステップS419:No)、操作受付部211は、支払い指示を受け付けたかを判定する(ステップS421)。支払い指示を受け付けていない場合(ステップS421:No)、操作受付部211は、ステップS419へ戻る。
【0153】
支払い指示を受け付けた場合(ステップS421:Yes)、操作受付部211は、支払い指示を送信する(ステップS422)。
【0154】
ステップS422のつぎに、表示部212は、新たな画面を表示させるかを判定する(ステップS423)。画面を表示しない場合(ステップS423:No)、表示部212は、ステップS417へ戻る。画面を表示する場合(ステップS423:Yes)、表示部212は、表示制御部202の制御に従って、精算情報を表示する(ステップS424)。操作受付部211は、決済指示を受け付けたかを判定する(ステップS425)。例えば、操作受付部211は、精算情報を含む画面に表示された「決済」や「確定」などの決済を確定するボタンがタップされると、決済指示を受け付けたと判定する。
【0155】
決済指示を受け付けた場合(ステップS425:No)、操作受付部211は、ステップS425へ戻る。決済指示を受け付けた場合(ステップS425:Yes)、操作受付部211は、決済指示を送信し(ステップS426)、戻る。これにより、端末装置21は、一連の処理を終了する。
【0156】
図22および図23は、端末装置21による連続スキャンモードの処理(ステップS213)の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。表示部212は、新たな画面を表示するかを判定する(ステップS431)。画面を表示しない場合(ステップS431:No)、表示部212は、ステップS431へ戻る。画面を表示する場合(ステップS431:Yes)、表示部212は、読取画面を表示する(ステップS432)。つぎに、読取部213は、バーコードを読み取ったかを判定する(ステップS433)。
【0157】
バーコードを読み取った場合(ステップS433:Yes)、読取部213は、バーコードが表す商品コードを制御システム20へ送信し(ステップS434)、ステップS431へ戻る。これにより、新たな読取画面を表示させることができる。なお、ステップS434のつぎに、ステップS433に戻ってもよい。これにより、同じ読取画面が、表示されたままになる。
【0158】
バーコードを読み取っていない場合(ステップS433:No)、操作受付部211は、逐次確認モードを受け付けたかを判定する(ステップS435)。ステップS435において、例えば、操作受付部211は、読取画面において、逐次確認モードに切り替え可能なボタンがタップされると、逐次確認モードを受け付けたとする。逐次確認モードを受け付けた場合(ステップS435:Yes)、操作受付部211は、モードを送信し(ステップS436)、ステップS214へ移行する。これにより、逐次確認モードの処理が行われる。
【0159】
逐次確認モードを受け付けていない場合(ステップS435:No)、操作受付部211は、一覧の表示指示を受け付けたかを判定する(ステップS437)。一覧の表示指示を受け付けていない場合(ステップS437:No)、読取部213は、ステップS433へ戻る。一覧の表示指示を受け付けた場合(ステップS437:Yes)、操作受付部211は、一覧表示指示を制御システム20へ送信する(ステップS438)。
【0160】
そして、表示部212は、新たな画面を表示するかを判定する(ステップS439)。画面を表示しない場合(ステップS439:No)、表示部212は、ステップS439へ戻る。画面を表示する場合(ステップS439:Yes)、表示部212は、一覧画面を表示する(ステップS440)。
【0161】
操作受付部211は、読取指示を受け付けたかを判定する(ステップS441)。例えば、一覧画面において、操作受付部211は、「商品追加」ボタンがタップされると、読取指示を受け付けたとする。読取指示を受け付けた場合(ステップS441:Yes)、操作受付部211は、読取指示を送信する(ステップS442)。ステップS442のつぎに、表示部212は、ステップS431へ戻る。これにより、端末装置21が、一覧画面の表示から読取画面の表示に切り替わる。
【0162】
読取指示を受け付けていない場合(ステップS441:No)、操作受付部211は、支払い指示を受け付けたかを判定する(ステップS443)。支払い指示を受け付けていない場合(ステップS443:No)、操作受付部211は、ステップS441へ戻る。
【0163】
支払い指示を受け付けた場合(ステップS443:Yes)、操作受付部211は、支払い指示を送信する(ステップS444)。
【0164】
ステップS444のつぎに、表示部212は、新たな画面を表示させるかを判定する(ステップS445)。画面を表示しない場合(ステップS445:No)、表示部212は、ステップS417へ戻る。画面を表示する場合(ステップS445:Yes)、表示部212は、表示制御部202の制御に従って、精算情報を表示する(ステップS446)。操作受付部211は、決済指示を受け付けたかを判定する(ステップS447)。
【0165】
決済指示を受け付けた場合(ステップS447:No)、操作受付部211は、ステップS447へ戻る。決済指示を受け付けた場合(ステップS447:Yes)、操作受付部211は、決済指示を送信し(ステップS448)、戻る。これにより、端末装置21は、一連の処理を終了する。
【0166】
<不審かを判定する処理の動作例>
つぎに、連続スキャンモードにおいて、制御システム20が、不審かを判定する処理の動作例について説明する。ここでは、各判定方法の動作例を説明する。また、連続スキャンモードにおいて、不審と判定された場合に、モードが逐次確認モードに切り替えられる例を挙げて説明する。
【0167】
図24は、制御システム20による不審かを判定する処理例1の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。処理例1は、商品コードの桁数に応じて不審かを判定する判定例1である。
【0168】
例えば、商品コードを受信した場合(ステップS332:Yes)、判定部204は、商品コードの桁数が規定された桁数かを判定する(ステップS501)。
【0169】
規定された桁数でない場合(ステップS501:No)、判定部204は、読み取られた商品コードの桁数が規定された桁数でないと判定された回数を計数する(ステップS503)。つぎに、判定部204は、この回数が所定回数以上かを判定する(ステップS504)。ここで、判定部204は、この回数が所定回数以上である場合、不審であると判定する。所定回数以上でない場合(ステップS504:No)、登録部203は、ステップS332へ戻る。
【0170】
所定回数以上である場合(ステップS504:Yes)、位置情報取得部205は、顧客の位置情報を取得する(ステップS505)。ステップS505において、位置情報取得部205は、ビーコンの機器22などを用いて、端末装置21を測位することにより、端末装置21の位置情報を、顧客の位置情報として取得する。つぎに、報知部207は、顧客の位置情報と不審であることを示す情報とを、店員に報知する(ステップS506)。ステップS506において、例えば、報知部207は、店員の端末装置に報知する。
【0171】
そして、モード受付部201は、逐次確認モードを、モードとして記録し(ステップS507)、ステップS204へ移行する。これにより、モードが逐次確認モードに切り替えられる。
【0172】
一方、規定された桁数である場合(ステップS501:Yes)、判定部204は、計数した回数をリセットし(ステップS502)、ステップS333へ戻る。
【0173】
図25は、制御システム20による不審かを判定する処理例2の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。処理例2は、読取時間が短いかによって不審かを判定する判定例2である。
【0174】
例えば、商品コードを受信した場合(ステップS332:Yes)、判定部204は、読取時間が所定時間以下かを判定する(ステップS511)。
【0175】
読取時間が所定時間以下である場合(ステップS511:Yes)、判定部204は、読取時間が短い回数を計数する(ステップS513)。判定部204は、この回数が所定回数以上かを判定する(ステップS514)。ここで、判定部204は、この回数が所定回数以上である場合、不審であると判定する。
【0176】
所定回数以上である場合(ステップS514:Yes)、位置情報取得部205は、顧客の位置情報を取得する(ステップS515)。ステップS515において、位置情報取得部205は、ビーコンの機器22などを用いて、端末装置21を測位することにより、端末装置21の位置情報を、顧客の位置情報として取得する。つぎに、報知部207は、顧客の位置情報と不審であることを示す情報とを、店員に報知する(ステップS516)。ステップS516において、例えば、報知部207は、店員の端末装置に報知する。
【0177】
そして、モード受付部201は、逐次確認モードを、モードとして、設定モード2004に記録し(ステップS517)、ステップS204へ移行する。これにより、モードが逐次確認モードに切り替えられる。
【0178】
読取時間が所定時間以下でない場合(ステップS511:No)、判定部204は、計数した回数をリセットし(ステップS512)、ステップS333へ戻る。また、所定回数以上でない場合(ステップS514:No)、ステップS333へ戻る。
【0179】
図26は、制御システム20による不審かを判定する処理例3の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。処理例3は、所定時間読取がないかによって不審かを判定する判定例3である。リストの一覧を表示しない場合(ステップS336:No)、判定部204は、所定時間以内に読取があったかを判定する(ステップS521)。ここで、判定部204は、所定時間読取がなければ、不審であると判定する。
【0180】
一方、所定時間読取がない場合(ステップS521:No)、位置情報取得部205は、顧客の位置情報を取得する(ステップS522)。ステップS522において、位置情報取得部205は、ビーコンの機器22などを用いて、端末装置21を測位することにより、端末装置21の位置情報を、顧客の位置情報として取得する。つぎに、報知部207は、顧客の位置情報と不審であることを示す情報とを、店員に報知する(ステップS523)。ステップS523において、例えば、報知部207は、店員の端末装置に報知する。
【0181】
そして、モード受付部201は、逐次確認モードを、モードとして記録し(ステップS524)、ステップS204へ移行する。これにより、モードが逐次確認モードに切り替えられる。
【0182】
一方、所定時間以内に読取があった場合(ステップS521:Yes)、登録部203は、ステップS332へ移行する。
【0183】
なお、逐次確認モードを受信しない場合(ステップS334:No)の後、ステップS521が開始されてもよい。逐次確認モードを受信しない場合(ステップS334:No)の後に、ステップS521を行う場合、ステップS521のNoであれば、ステップS336へ移行してもよい。商品コードを受信していない場合(ステップS332:No)の後に、ステップS521が開始されてもよい。商品コードを受信していない場合(ステップS332:No)の後に、ステップS521を行う場合、ステップS521のNoであれば、ステップS334へ移行してもよい、
【0184】
図27は、制御システム20による不審かを判定する処理例4の具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。ステップS331のつぎに、判定部204は、所定時間以内に、所定回数以上、端末装置21の撮像装置の画角内に物体が通過したかを判定する(ステップS531)。判定部204は、所定時間以内に、所定回数以上、物体が通過した場合に、不審であると判定する。
【0185】
所定時間以内に、所定回数以上、撮像装置の画角内に物体が通過していない場合(ステップS531:No)、登録部203は、ステップS332へ移行する。
【0186】
一方、所定時間以内に、所定回数以上、撮像装置の画角内に物体が通過した場合(ステップS531:Yes)、位置情報取得部205は、顧客の位置情報を取得する(ステップS532)。そして、報知部207は、ステップS522において、位置情報取得部205は、ビーコンの機器22などを用いて、端末装置21を測位することにより、端末装置21の位置情報を、顧客の位置情報として取得する。つぎに、報知部207は、顧客の位置情報と不審であることを示す情報とを、店員に報知する(ステップS533)。ステップS533において、例えば、報知部207は、店員の端末装置に報知する。
【0187】
そして、モード受付部201は、逐次確認モードを、モードとして記録し(ステップS534)、ステップS204へ移行する。これにより、モードが逐次確認モードに切り替えられる。
【0188】
以上、実施の形態2において、制御システム20は、連続スキャンモードにおいて、読取画面においてリストの表示指示を受け付けると、一覧画面を表示させ、一覧画面において読取指示を受け付けると、読取画面を表示させる。このように、連続でスキャン可能なモードであっても、顧客が、所望のタイミングで、リストを確認することができる。これにより、顧客の買い物時の利便性の向上を図ることができる。
【0189】
制御システム20は、連続スキャンモードにおいて、商品コードが読み取られると、読取画面に、読み取られた商品コードによって特定される商品の情報を表示させる。これにより、顧客は、新たに読み取った商品コードによって特定される商品の名称や価格などを確認することができる。これにより、顧客の買い物時の利便性の向上を図ることができる。
【0190】
制御システム20は、商品登録開始前に、モードを受け付ける。これにより、顧客は、スキャンショッピングの開始前に、自身の好みに応じたモードを選択することができる。これにより、顧客の買い物時の利便性の向上を図ることができる。
【0191】
制御システム20は、逐次確認モードにおいて、読取画面の表示中に、連続スキャンモードを受け付ける。これにより、顧客は、逐次確認モードから連続スキャンモードに簡単に切り替えることができる。
【0192】
制御システム20は、連続スキャンモードにおいて、読取画面の表示中に、逐次確認モードを受け付ける。これにより、顧客は、連続スキャンモードから逐次確認モードに簡単に切り替えることができる。これにより、顧客の買い物時の利便性の向上を図ることができる。
【0193】
制御システム20は、連続スキャンモードにおいて、読取画面が端末装置21に表示されている際の顧客の動作が不審かを判定する。具体的に、例えば、不審かを判定する例として、制御システム20は、新たに読み取られた商品コードが所定の桁数かによって、顧客の動作が不審かを判定してもよい。または、不審かを判定する他の例として、制御システム20は、新たに読み取られた商品コードが所定の桁数でないと所定回数連続して判定されたかによって、顧客の動作が不審かを判定する。または、不審かを判定する他の例として、制御システム20は、新たに商品コードを読み取るのに要した時間が所定時間以内であるかによって、顧客の動作が不審かを判定する。または、不審かを判定する他の例として、制御システム20は、新たな商品コードが所定時間以上読み取られるかによって、顧客の動作が不審かを判定する。または、不審かを判定する他の例として、端末装置21において商品コードを撮像装置によって撮像することにより商品コードを読み取る場合に、制御システム20は、撮像装置による物体の通過が確認されたかによって、顧客の動作が不審かを判定する。これにより、スキャンショッピングにおける顧客の不審な動作を監視することができる。
【0194】
また、制御システム20は、顧客の動作が不審であると判定された場合に、逐次確認モードに切り替える。このように、逐次確認モードに切り替えることにより、不審な動作を抑止することができる。
【0195】
また、制御システム20は、顧客の動作が不審であると判定された場合に、顧客の動作が不審であることを店員に報知する。この報知の際に、制御システム20は、顧客の位置情報とともに顧客の動作が不審であることを店員に報知する。これにより、店員が、不審な動作を行っている顧客を容易に把握することができる。
【0196】
なお、以上、実施の形態2は、上述した例に限られず、変形されて用いられてよく、変形例を以下に示す。
【0197】
<変形例1>
例えば、商品コードを商品に付されたバーコードから読み取る例に限られず、商品に付されたRFIDから、端末装置21のRFIDリーダが読み取ってもよい。
【0198】
<変形例2>
実施の形態2において、不審かの判定については、連続スキャンモードにおいて用いられる例を挙げたが、特に限定されない。例えば、不審かの判定については、逐次確認モードにおいて用いられてもよいし、一般的なスキャンショッピングにおいて用いられてもよい。例えば、逐次確認モードにおいて、不審であると判定された場合に、表示制御部202は、読取画面に、顧客への注意や顧客への問いかけなどを表示させてもよい。
【0199】
<変形例3>
実施の形態2では、「支払い」ボタンなどの決済指示を行うためのボタンが一覧画面に含まれる例を挙げて説明したが、これに限らず、このようなボタンが、読取画面に含まれてもよい。または、読取画面において所定時間読取が行われない場合に、表示制御部202が、このボタンを含むような画面を読取画面に重畳して表示させてもよい。
【0200】
以上、各実施の形態および各変形例の説明を終了する。なお、各実施の形態と各実施の形態で説明した変形例は組み合わせて用いられてもよい。
【0201】
また、以上、各実施の形態や変形例については、上述した例に限られず、種々変更可能である。また、各実施の形態における制御システムの構成は特に限定されない。制御システムは、一台の装置によって実現されてもよいし、情報または機能別に異なる装置によって実現されてもよい。例えば、一台の端末装置が、実施の形態2で説明した制御システム20の機能部の少なくとも一部を備えていてもよい。ここでの一台の端末装置とは、例えば、顧客の端末装置21であってもよい。例えば、顧客の端末装置21が、特定のアプリケーションプログラムに関する機能部を有してもよい。例えば、端末装置21が、モード受付部201と、表示制御部202と、登録部203と、判定部204と、位置情報取得部205と、報知部207と、を備え、サーバが決済部206を備えてもよい。また、端末装置21が備える機能部はこの例に限られない。
【0202】
また、制御システムは、いくつかのサーバで構成されてもよい。例えば、表示制御部などの端末装置の表示を制御する機能部については、アプリケーションサーバによって構成され、登録部などの機能については、POSサーバによって構成され、DBなどは、データベースサーバによって構成されてもよい。また、判定部204が顧客の端末装置21によって構成され、他の各機能部がサーバによって実現されてもよい。
【0203】
また、各種情報やDBは、データベースサーバなどの1台の装置の記憶手段に記憶されてもよいし、異なる複数の装置に分散されて記憶されてもよい。よって、各種情報やDBは、通信ネットワークなどを介して他の装置から取得されてもよいし、各実施の形態における制御システムの記憶手段に記憶されてもよい。
【0204】
また、各実施の形態における制御システムは、一部の機能部を有するように構成されてもよい。
【0205】
また、各実施の形態や変形例において説明した端末装置や制御システムなどの装置間において、送受信の対象は、情報そのものであってもよいし、情報を表す識別子であってもよい。
【0206】
各実施の形態や変形例において、各情報は、前述の情報の一部を含んでもよい。また、各情報やDBは、前述の情報以外の情報を含んでもよい。各情報やDBが、より詳細に、複数の情報に分けられてもよい。このように、各情報やDBの実現方法は、特に限定されない。
【0207】
また、各画面において、ボタン、入力欄、表示欄などの各項目の位置、色、サイズは、特に限定されない。各画面において、図示しないボタン、情報表示欄、入力欄などが追加されてもよい。また、画面の背景色などが、変更されてもよい。
【0208】
なお、例えば、各実施の形態において、顧客の端末装置の表示装置に表示させる画面の情報等を生成する処理は、制御システムによって行われてもよいし、顧客の端末装置によって行われてもよい。
【0209】
(コンピュータ装置)
つぎに、各実施の形態において説明した制御システム、端末装置などの各装置をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例について説明する。図28は、コンピュータ装置のハードウェア構成例を示す説明図である。例えば、各装置の一部又は全部は、例えば図28に示すようなコンピュータ装置80とプログラムとの任意の組み合わせを用いて実現することも可能である。
【0210】
コンピュータ装置80は、例えば、プロセッサ801と、ROM(Read Only Memory)802と、RAM(Random Access Memory)803と、記憶装置804と、通信インタフェース805と、入出力インタフェース806と、を有する。各構成部は、バス807を介してそれぞれ接続される。
【0211】
プロセッサ801は、コンピュータ装置80の全体を制御する。プロセッサ801としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などが挙げられる。プロセッサ801は、複数であってもよい。コンピュータ装置80は、記憶部として、ROM802、RAM803および記憶装置804などを有する。記憶装置804は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などが挙げられる。例えば、記憶装置804は、OS(Operating System)のプログラム、アプリケーションプログラム、各実施の形態にかかるプログラムなどを記憶する。または、ROM802は、アプリケーションプログラム、各実施の形態にかかるプログラムなどを記憶する。そして、RAM803は、プロセッサ801のワークエリアとして使用される。
【0212】
また、プロセッサ801は、記憶装置804、ROM802などに記憶されたプログラムをロードする。そして、プロセッサ801は、プログラムにコーディングされている各処理または各命令を実行する。また、プロセッサ801は、通信ネットワークNTを介して各種プログラムをダウンロードしてもよい。また、プロセッサ801は、コンピュータ装置80の一部または全部として機能する。そして、プロセッサ801は、プログラムに基づいて図示したフローチャートにおける処理または命令を実行してもよい。
【0213】
通信インタフェース805は、無線または有線の通信回線を通じて、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークNTに接続される。なお、通信ネットワークNTは複数の通信ネットワークによって構成されてもよい。これにより、コンピュータ装置80は、通信ネットワークNTを介して外部の装置や外部のコンピュータ装置80に接続される。通信インタフェース805は、通信ネットワークNTとコンピュータ装置80の内部とのインタフェースを司る。そして、通信インタフェース805は、外部の装置や外部のコンピュータ装置からのデータの入出力を制御する。
【0214】
また、入出力インタフェース806は、入力装置、出力装置、および入出力装置の少なくともいずれかに接続される。接続方法は、無線であってもよいし、有線であってもよい。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、マイクなどが挙げられる。出力装置は、例えば、表示装置、点灯装置、音声を出力する音声出力装置であるスピーカなどが挙げられる。また、入出力装置は、タッチパネルディスプレイなどが挙げられる。なお、入力装置、出力装置、および入出力装置などは、コンピュータ装置80に内蔵されていてもよいし、外付けであってもよい。
【0215】
コンピュータ装置80のハードウェア構成は一例である。コンピュータ装置80は、図28に示す一部の構成要素を有していてもよい。コンピュータ装置80は、図28に示す以外の構成要素を有していてもよい。例えば、コンピュータ装置80は、ドライブ装置などを有してもよい。そして、プロセッサ801は、ドライブ装置などに装着された記録媒体に記憶されたプログラムやデータをRAM803に読み出してもよい。非一時的な有形な記録媒体としては、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。また、前述の通り、例えば、コンピュータ装置80は、キーボードやマウスなどの入力装置を有してもよい。コンピュータ装置80は、ディスプレイなどの出力装置を有していてもよい。また、コンピュータ装置80は、入力装置および出力装置と、入出力装置とをそれぞれ有していてもよい。コンピュータ装置80は、撮像装置や各種読取装置を有していてもよい。
【0216】
コンピュータ装置80は、図示しない各種センサーを有してもよい。センサーの種類は特に限定されない。センサーは、例えば、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、GPS(Global Positioning System)、センサーなどが挙げられる。また、センサーは、指紋センサー、LiDAR(Light,Detection and Ranging)、近接センサー、環境光センサーなどが挙げられる。
【0217】
以上で、各装置のハードウェア構成の説明を終了する。また、各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、制御システムは、構成要素ごとにそれぞれ異なるコンピュータ装置とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータ装置とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0218】
また、各装置の各構成要素の一部または全部は、特定用途向けの回路で実現されてもよい。また、制御システムの一部または全部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)のようなプロセッサなどを含む汎用の回路によって実現されてもよい。また、制御システムの一部または全部は、特定用途向けの回路や汎用の回路などの組み合わせによって実現されてもよい。また、これらの回路は、単一の集積回路であってもよい。または、これらの回路は、複数の集積回路に分割されてもよい。そして、複数の集積回路は、バスなどを介して接続されることにより構成されてもよい。
【0219】
また、各装置の各構成要素の一部または全部が複数のコンピュータ装置や回路などにより実現される場合、複数のコンピュータ装置や回路などは、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
【0220】
各実施の形態で説明した制御方法は、制御システムが実行することにより実現される。また、制御方法は、予め用意されたプログラムを端末装置やサーバなどのコンピュータ装置が実行することにより実現される。各実施の形態で説明したプログラムは、HDD、SSD、フレキシブルディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USBメモリなどのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録される。そして、プログラムは、コンピュータ装置によって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、プログラムは、通信ネットワークNTを介して配布されてもよい。
【0221】
以上説明した、各実施の形態における制御システムの各構成要素は、コンピュータ装置のように、その機能をハードウェア的に実現されてもよい。または、各構成要素は、プログラム制御に基づくコンピュータ装置、ファームウェアで実現されてもよい。
【0222】
以上、各実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではない。各本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が把握し得る様々な変更を適用した実施の形態を含み得る。本開示は、本明細書に記載された事項を必要に応じて適宜に組み合わせ、または置換した実施の形態を含み得る。例えば、特定の実施の形態を用いて説明された事項は、矛盾を生じない範囲において、他の実施の形態に対しても適用され得る。例えば、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施の形態を実施するときには、その複数の動作の順番を内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0223】
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されることができる。ただし、上記の実施の形態の一部または全部は、以下に限られない。
【0224】
(付記1)
端末装置に表示させる画面を制御する制御システムであって、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録する登録手段と、
前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付けるモード受付手段と、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる表示制御手段と、
を備える制御システム。
(付記2)
前記表示制御手段は、前記連続モードにおいて、前記読取画面において前記リストの表示指示を受け付けると、前記一覧画面を表示させ、前記一覧画面において読取指示を受け付けると、前記読取画面を表示させる、
付記1に記載の制御システム。
(付記3)
前記表示制御手段は、前記連続モードにおいて、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面に、読み取られた前記識別情報によって特定される前記商品の情報を表示させる、
付記1または2に記載の制御システム。
(付記4)
前記モード受付手段は、前記顧客の操作によって前記モードを受け付ける、
付記1から3のいずれかに記載の制御システム。
(付記5)
前記モード受付手段は、商品登録開始前に、前記モードを受け付ける、
付記4に記載の制御システム。
(付記6)
前記モード受付手段は、前記逐次確認モードにおいて前記読取画面の表示中に、前記連続モードを受け付ける、
付記4に記載の制御システム。
(付記7)
前記モード受付手段は、前記連続モードにおいて前記読取画面の表示中に、前記逐次確認モードを受け付ける、
付記4に記載の制御システム。
(付記8)
前記連続モードにおいて、前記読取画面が前記端末装置に表示されている際の前記顧客の動作が不審かを判定する判定手段、
を備え、
前記モード受付手段は、前記連続モードにおいて、前記顧客の動作が不審であると判定された場合に、前記逐次確認モードを受け付ける、
付記1から7のいずれかに記載の制御システム。
(付記9)
前記連続モードにおいて、前記読取画面が前記端末装置に表示されている際の前記顧客の動作が不審かを判定する判定手段と、
前記連続モードにおいて、前記顧客の動作が不審であると判定された場合に、前記顧客の動作が不審であることを店員に報知する報知手段と、
を備える付記1から7のいずれかに記載の制御システム。
(付記10)
前記顧客の動作が不審であると判定された場合に、前記顧客の位置情報を取得する位置情報取得手段、
を備え、
前記報知手段は、取得された前記位置情報とともに、前記顧客の動作が不審であることを前記店員に報知する、
付記9に記載の制御システム。
(付記11)
前記識別情報は、コードであり、
前記判定手段は、新たに読み取られた前記コードが所定の桁数かによって、前記顧客の動作が不審かを判定する、
付記8から10のいずれかに記載の制御システム。
(付記12)
前記判定手段は、新たに読み取られた前記コードが所定の桁数でないと所定回数連続して判定されたかによって、前記顧客の動作が不審かを判定する、
付記11に記載の制御システム。
(付記13)
前記判定手段は、新たに前記識別情報を読み取るのに要した時間が所定時間以内であるかによって、前記顧客の動作が不審かを判定する、
付記8から10のいずれかに記載の制御システム。
(付記14)
前記判定手段は、新たな前記識別情報が所定時間以上読み取られるかによって、前記顧客の動作が不審かを判定する、
付記8から10のいずれかに記載の制御システム。
(付記15)
前記端末装置において前記識別情報を撮像装置によって撮像することにより前記識別情報を読み取る場合に、
前記判定手段は、前記撮像装置による物体の通過が確認されたかによって、前記顧客の動作が不審かを判定する、
付記8から10のいずれかに記載の制御システム。
(付記16)
受け付けた前記モードに応じた前記読取画面には、受け付けた前記モードを表す情報を含む、
付記1から15のいずれかに記載の制御システム。
(付記17)
端末装置に表示させる画面を制御する制御方法であって、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、 前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、
制御方法。
(付記18)
端末装置に表示させる画面を制御するコンピュータに、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、 前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、
処理を実行させるプログラムを記録する、前記コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体。
(付記19)
端末装置に表示させる画面を制御するコンピュータに、
前記端末装置に対する顧客の操作によって商品の識別情報を読み取り可能な読取画面において前記識別情報が読み取られると、前記識別情報が表す前記商品をリストに登録し、 前記識別情報が読み取られると、前記リストの一覧画面を表示させる逐次確認モードと、前記識別情報が読み取られると、前記読取画面を表示させる連続モードと、のうちのいずれかのモードを受け付け、
受け付けた前記モードに応じた画面を前記端末装置に表示させる、
前記読取画面において、新たに前記識別情報が読み取られると、前記識別情報を前記リストに登録する、
処理を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0225】
10,20 制御システム
21 端末装置
22 機器
80 コンピュータ装置
101,201 モード受付部
102,202 表示制御部
103,203 登録部
204 判定部
205 位置情報取得部
206 決済部
207 報知部
211 操作受付部
212 表示部
213 読取部
801 プロセッサ
802 ROM
803 RAM
804 記憶装置
805 通信インタフェース
806 入出力インタフェース
807 バス
d001 画面
d101 読取画面
d102 一覧画面
d103 読取画面
d201 読取画面
d202 一覧画面
d203 読取画面
d204 読取画面
d301 読取画面
d302 読取画面
d401 画面
2001 商品DB
2002 リストDB
2003 顧客DB
2004 設定モード
NT 通信ネットワーク
図1
図2
図3
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