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特許7679635情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-12
(45)【発行日】2025-05-20
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01D 21/00 20060101AFI20250513BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20250513BHJP
【FI】
G01D21/00 M
G08B25/04 F
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021023259
(22)【出願日】2021-02-17
(65)【公開番号】P2022125589
(43)【公開日】2022-08-29
【審査請求日】2024-01-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100178216
【弁理士】
【氏名又は名称】浜野 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】谷岡 洵
【審査官】菅藤 政明
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-109473(JP,A)
【文献】特開2013-195314(JP,A)
【文献】特開2001-42759(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 21/00-21/02
G08B 25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得する取得手段と、
前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する計算手段と、
前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する表示手段と
を備え
前記計算手段は、前記センサによる検知の対象点を全て包含するような前記候補位置の組み合わせを特定し、
前記表示手段は、前記候補位置の前記組み合わせを表示する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記取得手段は、前記センサに関する仕様情報をさらに取得し、
前記計算手段は、前記仕様情報を用いて、前記検知可能なエリアを計算する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記計算手段は、前記仕様情報に基づいて、前記候補位置の適否を判定し、
前記表示手段は、前記候補位置の適否に関する判定結果を表示する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記候補位置および前記検知可能なエリアを表示する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記候補位置を指定するための入力操作を受け付ける入力手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記入力操作により指定された前記候補位置を示す情報を取得する
ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得し、
前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算し、
前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する情報処理方法であって、
前記センサによる検知の対象点を全て包含するような前記候補位置の組み合わせを特定し、
前記候補位置の前記組み合わせを表示する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得する処理と、
前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する処理と、
前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記センサによる検知の対象点を全て包含するような前記候補位置の組み合わせを特定する処理と、
前記候補位置の前記組み合わせを表示する処理と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、センサから収集したデータを分析する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
多様な技術領域において、センサが活用されている。例えば、住居内に配置した人感センサから、通信ネットワークを介してデータを収集し、収集したデータを分析するIoT(Internet of Things)システムが開発されている(特許文献1)。
【0003】
また、会議室や教室などの閉空間内、あるいは、立ち入り制限区域などの監視エリア内に、センサを適切に配置することを補助するための関連する技術が存在する。
【0004】
例えば、特許文献2には、監視エリアを示す2次元マップ上に、センサを表すシンボルと、ユーザが指定した検知対象エリアとを表示することが記載されている。さらに、特許文献2には、ユーザが検知対象エリアを修正可能にするUI(User Interface)を提供することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-165899号公報
【文献】特開2009-282641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に記載の関連する技術では、センサの配置は予め決定されている。そのため、センサをどこに置けば、ユーザが指定した検知対象エリアをカバーできるのかを、ユーザが判断することが難しい。さらに、検知対象エリアが分断されている場合、センサが検知可能なエリアは、どの検知対象エリアを包含しているのかが不明である。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサを適切に配置することを補助することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係わる情報処理装置は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得する取得手段と、前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する計算手段と、前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する表示手段とを備えている。
【0009】
本発明の一態様に係わる情報処理方法は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得し、前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算し、前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。
【0010】
本発明の一態様に係わるプログラムは、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得する処理と、前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する処理と、前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する処理とをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の一態様によれば、センサを適切に配置することを補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態1に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図2】実施形態1に係わる情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
図3】実施形態2に係わる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図4】実施形態2に係わる情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
図5】実施形態3に係わるシステムの構成の一例を概略的に示す図である。
図6】実施形態3に係わるシステムが備えた情報処理装置が表示する部屋のイメージの一例を示す図である。
図7】実施形態3に係わるシステムが備えた情報処理装置が表示する部屋のイメージの一例を示す他の図である。
図8】実施形態3に係わるシステムが備えた情報処理装置が表示する部屋のイメージの一例を示すさらに他の図である。
図9】実施形態1または2に係わる情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
〔実施形態1〕
図1から図2を参照して、実施形態1について説明する。なお、以下の説明において、「部屋」とは、外部から物理的に隔絶された空間だけではなく、施設内の立ち入り禁止区域など、外部と明示的に又は非明示的に区別された空間も含む。
【0014】
ある部屋内にセンサを配置する際には、部屋の構造、障害物の有無、及び通信環境など、その部屋に固有の条件を考慮する必要がある。そのため、専門知識あるいは十分な経験を有するユーザでなければ、センサを適切に配置することは困難であるケースがある。加えて、センサを手配した後で、必要なセンサが足りないことに気がついたり、センサの配置の計画が不適切であったことに気づいたりする。その結果、センサを配置する作業に遅延が生じる。
【0015】
本実施形態1では、センサを適切に配置することを補助する情報処理装置の一例を説明する。
【0016】
(情報処理装置10)
図1は、本実施形態1に係わる情報処理装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理装置10は、取得部11、計算部12、および表示部13を備えている。
【0017】
取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、およびセンサを配置する候補位置を示す情報を取得する。取得部11は、取得手段の一例である。
【0018】
一例では、取得部11は、入出力デバイス300(図5)から情報処理装置10へ入力された、センサによる検知の対象点の位置を示す情報を取得する。センサによる検知の対象点の位置を示す情報は、センサが配置される部屋の大きさを示す情報と、その部屋内における検知の対象点の3次元位置を表す座標値とを含む。センサによる検知の対象点の位置を示す情報は、例えば、ユーザが検知を希望する3次元位置を示す座標値であり、あらかじめ入力装置によるユーザの操作により設定されてもよい。センサが配置される部屋の大きさとは、具体的には、部屋の奥行き、幅、及び高さを表す。
【0019】
また、取得部11は、情報処理装置10へ入力された、センサを配置する候補位置を示す情報を取得する。センサを配置する候補位置を示す情報は、センサが配置される部屋の大きさを示す情報と、その部屋内におけるセンサの候補位置の3次元位置を表す座標値とを含む。
【0020】
あるいは、取得部11は、図示しない記憶装置に予め格納された、センサの初期位置を示す情報を取得してもよい。センサの初期位置を示す情報は、センサが配置される部屋の大きさを示す情報と、その部屋内におけるセンサの初期位置を表す3次元の座標値とを含む。この場合、取得部11は、記憶装置から取得したセンサの初期位置を、センサを配置する候補位置に設定する。
【0021】
あるいは、取得部11は、情報処理装置10へ入力された、センサが配置される部屋の大きさを示す情報を取得して、センサが配置される部屋内において、センサを配置する候補位置をランダムに設定してもよい。
【0022】
取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報を、計算部12および表示部13へ出力する。また、取得部11は、センサを配置する候補位置を示す情報を、計算部12へ出力する。
【0023】
計算部12は、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。計算部12は、計算手段の一例である。
【0024】
一例では、計算部12は、取得部11から、センサを配置する候補位置を示す情報を受信する。また、計算部12は、情報処理装置10へ入力された、センサが配置される部屋の大きさを示す情報を取得する。
【0025】
さらに、計算部12は、図示しない記憶装置から、センサの仕様情報を取得する。センサの仕様情報とは、センサが持つ機能、センサの構造、センサのデザイン、および通信方式など、センサのスペックに関する情報である。一例では、センサの仕様情報は、センサの種類、センサの検知距離、センサの検知角度、およびセンサの高さの標準値を示す各情報を含む。
【0026】
計算部12は、センサを配置する候補位置を示す情報、およびセンサの仕様情報に基づいて、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。具体的には、計算部12は、センサが部屋内の候補位置に配置された場合において、センサが部屋内で検知可能なエリアを計算する。センサが部屋内で検知可能なエリアとは、部屋の一部と対応する3次元領域を表す。そして、計算部12は、検知可能なエリアを示す3次元領域を表す情報を生成する。
【0027】
また、計算部12は、取得部11から、センサによる検知の対象点の位置を示す情報を受信する。計算部12は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報と、上述の検知可能なエリアを示す3次元領域を表す情報とを比較することによって、センサによる検知の対象点のうち、上述の検知可能なエリアに包含される対象点を検出する。そして、計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を、表示部13へ出力する。
【0028】
表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。表示部13は、表示手段の一例である。
【0029】
一例では、表示部13は、取得部11から、センサによる検知の対象点の位置を示す情報を受信する。また、表示部13は、計算部12から、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を受信する。
【0030】
そして、表示部13は、取得部11から受信した情報に基づいて、センサによる検知の対象点の位置を表示する。例えば、表示部13は、センサが配置される部屋のイメージ中に、検知の対象点を表示する(例えば、図6)。
【0031】
加えて、表示部13は、計算部12から受信した情報に基づいて、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。例えば、表示部13は、センサが配置される部屋のイメージとともに、検知可能なエリアにどの対象点が包含されるのかを示す(例えば、図7および図8)。
【0032】
(情報処理装置10の動作)
図2を参照して、本実施形態1に係わる情報処理装置10の動作を説明する。図2は、情報処理装置10の各部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【0033】
図2に示すように、取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、およびセンサを配置する候補位置を示す情報を取得する(S1)。取得部11は、センサを配置する候補位置を示す情報を、計算部12へ出力する。
【0034】
次に、計算部12は、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する(S2)。そして、計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を検出する。
【0035】
計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を、表示部13へ出力する。
【0036】
その後、表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する(S3)。
【0037】
以上で、本実施形態1に係わる情報処理装置10の動作は終了する。
【0038】
(変形例)
複数の互いに異なる種類のセンサを組み合わせて、同じ部屋で使用されるケースが想定される。例えば、人感センサと照度センサとを組み合わせて、部屋内の照度を調整するシステムを構築するケースである。このような場合、センサの種類ごとに、センサの用途、および、センサが検知可能なエリアが異なる。そこで、一変形例では、取得部11は、センサの種類ごとに、センサを配置する候補位置を示す情報を取得する。
【0039】
本変形例では、取得部11は、入出力デバイス(図5)から情報処理装置10へ入力された、センサによる検知の対象点の位置を示す情報を取得する。これとともに、取得部11は、センサの仕様情報も取得する。上述したように、センサの仕様情報には、センサの種類を示す情報が含まれる。
【0040】
取得部11は、センサの仕様情報に基づいて、センサの種類を判別する。そして、取得部11は、判別したセンサの種類を示す情報とともに、センサによる検知の対象点の位置を示す情報を、計算部12および表示部13へ出力する。また、取得部11は、判別したセンサの種類を示す情報とともに、センサを配置する候補位置を示す情報を、計算部12へ出力する。
【0041】
計算部12は、取得部11から受信した、センサの種類を示す情報を確認する。そして、計算部12は、センサの種類ごとに、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。
【0042】
また、計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を検出する。そして、計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を、表示部13へ出力する。それとともに、計算部12は、センサの種類を示す情報も、表示部13へ出力する。
【0043】
表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。このとき、表示部13は、センサの種類ごとに異なる態様で、情報を表示してもよい。これにより、ユーザは、センサの種類を一目で認識することができる。
【0044】
本変形例の構成によれば、取得部11は、センサの種類ごとに、センサを配置する候補位置を示す情報を取得する。計算部12は、センサの種類ごとに、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。そのため、複数の互いに異なる種類のセンサを組み合わせて、同じ部屋内で使用されるケースに対応することができる。
【0045】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、およびセンサを配置する候補位置を示す情報を取得する。計算部12は、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。ユーザは、表示された情報を参照することによって、センサが候補位置に配置された場合、そのセンサはどの対象点を検知可能であるかを知ることができる。これにより、センサを適切に配置することを補助することができる。
【0046】
〔実施形態2〕
図3から図4を参照して、実施形態2について説明する。本実施形態2では、前記実施形態1と共通する構成に対して、同じ符号を付して、その構成に関する説明を省略する。
【0047】
(情報処理装置20)
図3は、本実施形態2に係わる情報処理装置20の構成を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理装置20は、取得部11、計算部12、および表示部13を備えている。加えて、情報処理装置20は、入力部24をさらに備えている。
【0048】
入力部24は、候補位置を指定するための入力操作を受け付ける。入力部24は、入力手段の一例である。
【0049】
一例では、入力部24は、情報処理装置20と接続された入出力デバイス(図5)、例えばキーボード、タッチパネル、マウス、またはマイクロフォン等に対するための入力操作に基づく入力信号を受信する。入力部24は、候補位置を入力するための所定の入力操作を受け付ける。入力部24は、入力操作により入力された候補位置を示す情報を、取得部11へ出力する。
【0050】
本実施形態2に係わる取得部11は、入力された候補位置を示す情報を取得する。そして、取得部11は、センサを配置する候補位置を示す情報を、計算部12へ出力する。
【0051】
(情報処理装置20の動作)
図4を参照して、本実施形態2に係わる情報処理装置20の動作を説明する。図4は、情報処理装置20の各部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【0052】
図4に示すように、入力部24は、候補位置を入力するための入力操作を受け付ける(S21)。
【0053】
次に、取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、およびセンサを配置する候補位置を示す情報を取得する(S22)。取得部11は、センサを配置する候補位置を示す情報を、計算部12へ出力する。
【0054】
次に、計算部12は、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する(S23)。そして、計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を検出する。
【0055】
計算部12は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を、表示部13へ出力する。
【0056】
その後、表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する(S24)。
【0057】
以上で、本実施形態2に係わる情報処理装置20の動作は終了する。
【0058】
(変形例)
センサの仕様によって、センサの適切な配置は少し又は大きく異なる。例えば、壁掛け型センサを天井に配置することは不適切である。しかしながら、ユーザは、センサの仕様を十分に理解していない場合がある。そのような場合、ユーザは、不適切な候補位置を入力する可能性がある。その他の例では、センサに対して、高さの標準値が規定されている場合、標準値からかけ離れた高さに配置されたセンサは、正常に機能しない可能性がある。
【0059】
本変形例では、計算部12は、センサを配置する候補位置を示す情報、およびセンサの仕様情報に基づいて、センサの候補位置が適切であるかどうかを判定する。
【0060】
一例では、計算部12は、センサの仕様情報が示すセンサの高さの標準値と、センサの候補位置の高さ座標とを比較する。そして、センサの候補位置の高さ座標が、センサの高さの標準値±50%の範囲外である場合、計算部12は、センサの候補位置は不適切であると判定する。
【0061】
他の例では、計算部12は、センサを候補位置に配置した場合、センサが検知可能なエリア内に、センサによる検知の対象点の全てが包含されるかどうかを判定する。そして、計算部12は、センサが検知可能なエリア内に、センサによる検知の対象点のうち少なくとも1つが包含されない場合、計算部12は、センサの候補位置は不適切であると判定する。
【0062】
その代わりに、計算部12は、センサの候補位置のセンサが検知可能なエリア内に、センサによる検知の対象点の全てが包含されるような適切な候補位置を、ユーザに提案してもよい。例えば、計算部12は、適切な候補位置を表示部13に表示させる。ひとつのセンサのみでは、検知の対象点の全てをカバーできない場合、計算部12は、複数のセンサの候補位置の組み合わせをユーザに提案してもよい。
【0063】
本変形例の構成によれば、計算部12は、センサを配置する候補位置を示す情報、およびセンサの仕様情報に基づいて、センサの候補位置が適切であるかどうかを判定する。表示部13は、候補位置の適否に関する判定結果を表示する。これにより、センサの仕様に見合わない不適切な場所に、センサが配置されることを防止することができる。
【0064】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、およびセンサを配置する候補位置を示す情報を取得する。計算部12は、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。ユーザは、表示された情報を参照することによって、センサが候補位置に配置された場合、そのセンサはどの対象点を検知可能であるかを知ることができる。これにより、センサを適切に配置することを補助することができる。
【0065】
さらに、本実施形態の構成によれば、入力部24は、候補位置を指定するための入力操作を受け付ける。取得部11は、入力操作により指定された候補位置を示す情報を取得する。そのため、ユーザは、要望に応じて、候補位置を自由に変更することができる。
【0066】
〔実施形態3〕
図5から図8を参照して、実施形態3について説明する。本実施形態3では、前記実施形態1に係わる情報処理装置10、および、前記実施形態2に係わる情報処理装置20のどちらも適用可能なシステムの一例を説明する。
【0067】
(システム1)
図5は、本実施形態3に係わるシステム1の構成の一例を概略的に示す図である。図5に示すように、システム1は、情報処理装置10(20)、センサ100、表示装置200、および入出力デバイス300を備えている。
【0068】
情報処理装置10(20)は、前記実施形態1に係わる情報処理装置10、および、前記実施形態2に係わる情報処理装置20のどちらか一方である。本実施形態3では、「情報処理装置10(20)」がこの意味で用いられる。
【0069】
センサ100は、ネットワークを介して、情報処理装置10(20)と接続されている。センサ100は、一例では、いわゆるIoTセンサである。センサ100は、一例では、人感センサである。しかしながら、センサ100の種類は特に限定されない。また、センサ100は、互いに異なる複数の種類のセンサを含んでいてもよい。図5に示す例では、センサ100は2つ示されている。しかし、システム1は、センサ100を1つだけあるいは3つ以上備えていてもよい。
【0070】
センサ100は、会議室や教室などの閉空間内、あるいは、立ち入り制限区域などの監視エリア内に配置されることが計画されている。ここでは、センサ100は、まだ実際には部屋に配置されていない状態である。
【0071】
表示装置200は、情報処理装置10(20)が情報を表示して、センサ100の適切な配置をユーザに提供するために使用される。表示装置200は、テレビジョン装置またはモニタなど、一般的なディスプレイ機器であってよい。表示装置200は、有線又は無線のネットワークを介して、情報処理装置10(20)と接続されている。なお、表示装置200の画面に表示される画像の例を、後で図6から図8を参照して説明する。
【0072】
入出力デバイス300は、情報処理装置10(20)へデータを入出力するために使用される。入出力デバイス300は、例えば、マウス、タッチパッド、キーボード、及びその他の入力操作用の電子機器である。入出力デバイス300は、有線又は無線のネットワークによって、情報処理装置10(20)と接続されている。
【0073】
(入出力デバイス300への入力操作)
ここでは、図6から図8を参照しつつ、入出力デバイス300への入力操作について、具体的に説明する。
【0074】
まず、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、センサ100を配置する部屋(例えば、会議室)の大きさを示す情報を入力する。部屋の大きさとは、具体的には、部屋の奥行き、幅、及び高さを表す。
【0075】
あるいは、図示しない記憶装置に、部屋の間取りのデータが格納されている場合、ユーザは、部屋の大きさを示す情報として、記憶装置に格納された間取りのデータを参照する情報(例えば、「部屋番号:1」など)を入力してもよい。入出力デバイス300は、ユーザに入力された情報を、情報処理装置10(20)へ送信する。前記実施形態1および2で説明したように、情報処理装置10(20)の表示部13が、表示装置200に部屋のイメージを表示する。
【0076】
図6は、表示装置200の画面に表示される部屋のイメージの一例を示す。図6に示す一例では、部屋の奥行きが紙面の垂直方向と対応する。なお、部屋の大きさを表示する手法は特に限定されない。
【0077】
次に、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、センサ100による検知の対象点を示す情報、およびセンサ100の候補位置を示す情報を入力する。
【0078】
例えば、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、センサ100が配置される部屋内で、センサ100による検知の対象点を入力する。一例では、ユーザは、図6に示すように、マウス又はタッチパッドなどの入出力デバイス300を用いて、表示装置200の画面に表示された部屋のイメージ上で、検知の対象点Pを指定するための入力操作を行う。検知の対象点は、一例では、人が通る頻度が高い通路、または、人が着席する座席である。
【0079】
続いて、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、センサ100の仕様情報を入力する。センサ100の仕様情報は、センサ100の種類、センサ100の検知距離、センサ100の検知角度、およびセンサ100の高さの標準値を示す各情報を含む。
【0080】
あるいは、図示しない記憶装置に、センサ100の仕様情報が格納されている場合、ユーザは、入出力デバイス300に対して、記憶装置に格納されたセンサ100の仕様情報を指定するための入力操作を行ってもよい。
【0081】
さらに、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、センサ100の候補位置を示す情報を入力する。
【0082】
図7は、表示装置200の画面に表示される部屋のイメージの一例を示す。図7に示す一例では、センサ100の候補位置Cが、メッシュ矢印の先端によって指定されている。センサ100の候補位置Cは、図7に示す一例のように、1つに限られず、図8に示す一例のように、複数あってもよい。
【0083】
ユーザは、マウス又はタッチパッドなどの入出力デバイス300を用いて、表示装置200の画面に表示された部屋のイメージ上で、メッシュ矢印を移動させる入力操作、又は、別の候補位置Cを追加するための入力操作を行う。そして、ユーザは、メッシュ矢印の先端により、センサ100の候補位置Cを指定する。
【0084】
最後に、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、センサ100の候補位置Cの中から1つ、あるいは複数を選択するための入力操作を行う。入出力デバイス300は、センサ100の候補位置Cを示す情報を、情報処理装置10(20)へ送信する。
【0085】
前記実施形態1または2で説明したように、情報処理装置10(20)の計算部12は、候補位置Cに配置されたセンサ100が検知可能なエリアを計算する。その後、表示部13は、候補位置Cに配置されたセンサ100が検知可能なエリアを表示装置200に表示させる。加えて、表示部13は、センサ100による検知の対象点のうち、センサ100が検知可能なエリアに包含される対象点Pを示す情報を表示する。
【0086】
図7および図8にそれぞれ示す一例では、候補位置Cに配置されたセンサ100が検知可能なエリアが部屋のイメージの上部に、吹き出しが付加されている。吹き出し内には、候補位置Cに配置されたセンサ100が検知可能なエリアに包含される対象点Pの数(図7および図8では「検知可能」と表記されている)と、部屋内にある検知の対象点の総数(図7および図8では「全対象点」と表記されている)とが対比されている。この吹き出しは、上述した、センサ100が検知可能なエリアに包含される対象点Pを示す情報の一例である。
【0087】
ユーザは、センサ100が検知可能なエリアが好ましくない場合、センサ100の候補位置Cを変更または追加することができる。具体的には、ユーザは、入出力デバイス300を用いて、表示装置200の画面に表示された部屋のイメージ上で、候補位置Cを移動または追加するための入力操作を行う。
【0088】
この場合、入出力デバイス300は、変更された候補位置Cを示す情報を、情報処理装置10(20)へ送信する。情報処理装置10(20)の計算部12は、変更された候補位置Cに配置されたセンサ100が検知可能なエリアを再計算する。表示部13は、変更された候補位置Cに配置されたセンサ100が検知可能なエリアと、センサ100が検知可能なエリアに包含される対象点Pとを表示装置200に表示させる。
【0089】
ユーザは、センサ100が検知可能なエリアに、部屋内の全ての対象点が包含されるまで、表示装置200の画面に表示される部屋のイメージ(例えば、図7図8)を確認しながら、センサ100の候補位置Cを試行錯誤することができる。その結果、ユーザは、必要なセンサ100の個数および候補位置Cの情報を入手することができる。
【0090】
(変形例)
一変形例では、システム1は、図示しない購買システムと連携する。情報処理装置10(20)は、候補位置Cの情報に基づいて、必要なセンサ100の個数を確定し、購買システムにセンサ100を自動発注してもよい。これにより、ユーザが必要なセンサを手配する手間を省略することができる。
【0091】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、センサによる検知の対象点の位置を示す情報、およびセンサを配置する候補位置を示す情報を取得する。計算部12は、候補位置に配置されたセンサが検知可能なエリアを計算する。表示部13は、センサによる検知の対象点のうち、検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する。ユーザは、表示された情報を参照することによって、センサが候補位置に配置された場合、そのセンサはどの対象点を検知可能であるかを知ることができる。これにより、センサを適切に配置することを補助することができる。
【0092】
さらに、本実施形態の構成によれば、表示装置200は、情報処理装置10(20)が情報を表示させる。入出力デバイス300は、情報処理装置10(20)へデータを入出力する入出力する。ユーザは、入出力デバイス300を用いて、必要な情報を入力する。表示装置200には、情報処理装置10(20)による情報処理の結果として、上述の情報が表示される。
【0093】
これにより、ユーザは、実際にセンサを配置することなしに、センサの適切な候補位置を試行錯誤することができる。ユーザは、センサを入手する前に、センサの適切な配置及び必要な個数を把握することができるので、センサを実際に入手した後に、作業を円滑に行うことができる。
【0094】
(ハードウェア構成について)
前記実施形態1~2で説明した情報処理装置10,20の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。これらの構成要素の一部又は全部は、例えば図9に示すような情報処理装置900により実現される。図9は、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0095】
図9に示すように、情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
【0096】
・CPU(Central Processing Unit)901
・ROM(Read Only Memory)902
・RAM(Random Access Memory)903
・RAM903にロードされるプログラム904
・プログラム904を格納する記憶装置905
・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
・データの入出力を行う入出力インタフェース910
・各構成要素を接続するバス911
前記実施形態1~2で説明した情報処理装置10,20の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が読み込んで実行することで実現される。各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901がRAM903にロードして実行される。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
【0097】
上記の構成によれば、前記実施形態1~2において説明した情報処理装置10,20が、ハードウェアとして実現される。したがって、前記実施形態において説明した効果と同様の効果を奏することができる。
【0098】
(付記)
本発明の一態様は、以下の付記のようにも記載されるが、以下に限定されない。
【0099】
(付記1)
センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得する取得手段と、
前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する計算手段と、
前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する表示手段と
を備えた情報処理装置。
【0100】
(付記2)
前記取得手段は、前記センサに関する仕様情報をさらに取得し、
前記計算手段は、前記仕様情報を用いて、前記検知可能なエリアを計算する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0101】
(付記3)
前記計算手段は、前記仕様情報に基づいて、前記候補位置の適否を判定し、
前記表示手段は、前記候補位置の適否に関する判定結果を表示する
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
【0102】
(付記4)
前記表示手段は、前記候補位置および前記検知可能なエリアを表示する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0103】
(付記5)
前記計算手段は、前記センサによる検知の対象点を全て包含するような前記候補位置の組み合わせを特定し、
前記表示手段は、前記候補位置の前記組み合わせを表示する
ことを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0104】
(付記6)
前記候補位置を指定するための入力操作を受け付ける入力手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記入力操作により指定された前記候補位置を示す情報を取得する
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0105】
(付記7)
センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得し、
前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算し、
前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する
情報処理方法。
【0106】
(付記8)
センサによる検知の対象点の位置を示す情報、および前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得する処理と、
前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する処理と、
前記センサによる検知の対象点のうち、前記検知可能なエリアに包含される対象点を示す情報を表示する処理と
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0107】
(付記9)
前記仕様情報は、前記センサの種類、前記センサの検知距離、前記センサの検知角度、および前記センサの高さの標準値を示す各情報を含む
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
【0108】
(付記10)
前記計算手段は、前記仕様情報が示す前記センサの高さの標準値から、前記候補位置が一定値以上外れている場合、前記候補位置は不適切であると判定する
ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
【0109】
(付記11)
前記入力手段は、前記センサが配置される部屋の大きさを示す情報を入力することをさらに受け付け、
前記表示手段は、前記部屋のイメージを表示する
ことを特徴とする付記6に記載の情報処理装置。
【0110】
(付記12)
前記取得手段は、前記センサの種類ごとに、前記センサを配置する候補位置を示す情報を取得し、
前記計算手段は、前記センサの種類ごとに、前記候補位置に配置された前記センサが検知可能なエリアを計算する
ことを特徴とする付記1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0111】
(付記13)
付記1から12のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置と、ネットワークを介して接続された1または複数のセンサと、
前記情報処理装置が情報を表示させる表示装置と、
前記情報処理装置へデータを入出力する入出力するための入出力デバイスと
を備えたシステム。
【産業上の利用可能性】
【0112】
本発明は、例えば、人感センサを用いて、監視エリア内または立ち入り制限区域内への人物の入室を監視するIoTシステムに利用することができる。
【符号の説明】
【0113】
1 システム
10 情報処理装置
11 取得部
12 計算部
13 表示部
20 情報処理装置
24 入力部
100 センサ
200 表示装置
300 入出力デバイス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9