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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-05-12
(45)【発行日】2025-05-20
(54)【発明の名称】フェイスマスク基布及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/22 20060101AFI20250513BHJP
   A61Q 1/00 20060101ALI20250513BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20250513BHJP
   A61K 8/02 20060101ALI20250513BHJP
   D04H 1/4374 20120101ALI20250513BHJP
   D04H 1/498 20120101ALI20250513BHJP
   D04H 1/74 20060101ALI20250513BHJP
   B32B 5/26 20060101ALI20250513BHJP
【FI】
A45D44/22 C
A61Q1/00
A61Q19/00
A61K8/02
D04H1/4374
D04H1/498
D04H1/74
B32B5/26
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021111509
(22)【出願日】2021-07-05
(65)【公開番号】P2023008168
(43)【公開日】2023-01-19
【審査請求日】2024-06-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000004503
【氏名又は名称】ユニチカ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089152
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】松永 篤
(72)【発明者】
【氏名】古瀬 直樹
(72)【発明者】
【氏名】平松 真由美
(72)【発明者】
【氏名】石黒 圭二
【審査官】新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】再公表特許第2018/047810(JP,A1)
【文献】特開2010-275643(JP,A)
【文献】特開2019-198620(JP,A)
【文献】国際公開第2016/000988(WO,A1)
【文献】特開2002-285464(JP,A)
【文献】特表平08-500642(JP,A)
【文献】特開2000-160464(JP,A)
【文献】特表2009-530506(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 44/22
A61Q 1/00
A61Q 19/00
A61K 8/02
D04H 1/4374
D04H 1/498
D04H 1/74
B32B 5/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面にコットン繊維群が偏在し、裏面に捲縮繊維群が偏在してなる不織布よりなるフェイスマスク基布であって、
前記コットン繊維群は実質的に顔の上下方向に配列しており、前記捲縮繊維群は無作為に配列しており、
前記コットン繊維群同士、前記捲縮繊維群同士及び前記コットン繊維群と前記捲縮繊維群とは交絡しており、
顔の上下方向に比べて顔の幅方向に高伸長であるフェイスマスク基布。
【請求項2】
表面が皮膚に当接する面となる請求項1記載のフェイスマスク基布。
【請求項3】
捲縮繊維がポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂及びポリアミド樹脂よりなる群から選ばれた熱可塑性樹脂で形成されている請求項1記載のフェイスマスク基布。
【請求項4】
捲縮繊維の捲縮形態が螺旋形態である請求項1記載のフェイスマスク基布。
【請求項5】
顎又は顎下から顔の上方を覆う形態に打ち抜かれてなる請求項1記載のフェイスマスク基布。
【請求項6】
請求項1記載のフェイスマスク基布に化粧料が含浸されてなるフェイスマスク。
【請求項7】
機械方向に実質的に配列されてなるコットン繊維群を集積して、コットン繊維ウェブを形成する工程、
無作為に配列されてなる捲縮繊維群を集積して、捲縮繊維ウェブを形成する工程、
前記コットン繊維ウェブと前記捲縮繊維ウェブを積層して、積層ウェブを形成する工程並びに
前記積層ウェブに高圧水流を付与して、前記コットン繊維群同士、前記捲縮繊維群同士及び前記コットン繊維群と前記捲縮繊維群とを交絡して不織布を形成する工程とを具備することを特徴とするフェイスマスク基布の製造方法。
【請求項8】
捲縮繊維ウェブ中にコットン繊維群が混合されている請求項7記載のフェイスマスク基布の製造方法。
【請求項9】
コットン繊維ウェブを形成する工程が、フラットカード機を用いて、コットン繊維群を開繊及び集積する工程である請求項7記載のフェイスマスク基布の製造方法。
【請求項10】
コットン繊維ウェブを形成する工程が、ローラカード機を用いて、コットン繊維群を開繊及び集積した後、これを機械方向に伸ばす工程である請求項7記載のフェイスマスク基布の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧用フェイスマスクとして適用するためのフェイスマスク基布に関し、特にすっきりとしたフェイスラインを実現するのに適したフェイスマスク基布に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、化粧用フェイスマスクの基布の素材として不織布が用いられている。そして、この不織布が種々の形態に打ち抜かれて、フェイスマスク基布として用いられている。フェイスマスク基布の形態としては、顔全体を覆う形態、顎下及び顔全体を覆う形態、顎下及び顎のみを覆う形態、顎下のみを覆う形態、顎のみを覆う形態、目元のみを覆う形態並びに鼻下及び口元を覆う形態等の種々のものが採用されている。このフェイスマフク基布に、保湿成分、クレンジング成分又は美白成分等の美容成分を含む化粧料を含浸してフェイスマスクとし、顔に貼付して、皮膚の美容を図ることが行われている。
【0003】
近年、フェイスマスクに顔の皮膚の美容を図る機能だけでなく、顔の皮膚をリフトアップする機能を付与することが要求されている。リフトアップ機能とは、頬の皮膚のたるみにより、顎からこめかみに亙る顔の輪郭であるフェイスラインもたるむので、顎から頬に亙る皮膚を上方に引っ張り上げて、フェンスラインをすっきりさせようというものである。このため、フェイスマスク基布に、伸縮性を付与することが提案されている。
【0004】
たとえば、特許文献1には、熱可塑性エラストマーで形成された繊維を集積してなる不織布(具体的にはメルトブローン不織布)を含むフェイスマスク基布が提案されている。しかしながら、繊維自体が熱可塑性エラストマーで形成されていると伸縮性が過大となり、リフトアップした皮膚が徐々に戻りやすくなるということがあった。また、メルトブローン不織布の場合は、構成繊維が無作為に配列しているため、伸縮性及び伸長性に方向性がなく、フェイスラインを沿ってリフトアップしにくいということがあった。
【0005】
【文献】特許第5324403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、フェイスラインに沿って適度にリフトアップしやすいフェイスマスク基布を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、熱可塑性エラストマーで形成された繊維を用いずに、繊維形態及び繊維配列を工夫することにより、上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、表面にコットン繊維群が偏在し、裏面に捲縮繊維群が偏在してなる不織布よりなるフェイスマスク基布であって、前記コットン繊維群は実質的に顔の上下方向に配列しており、前記捲縮繊維群は無作為に配列しており、前記コットン繊維群同士、前記捲縮繊維群同士及び前記コットン繊維群と前記捲縮繊維群とは交絡しており、顔の上下方向に比べて顔の幅方向に高伸長であるフェイスマスク基布及びその製造方法に関するものである。
【0008】
本発明に係るフェイスマスク基布は、表面にコットン繊維群が偏在し、裏面に捲縮繊維群が偏在してなる不織布よりなる。一般的に、表面が皮膚に当接する面となるが、裏面を皮膚に当接して用いても差し替えない。親水性であるコットン繊維群が偏在している表面を、皮膚に当接する面とした方が、化粧料が多く含浸され、皮膚に化粧料をより多く供給させることができる。また、皮膚に当接する面が天然素材であるコットン繊維であるため、皮膚(肌)にやさしいという利点もある。
【0009】
裏面に捲縮繊維群をより多く存在させることにより、適度な伸縮性及び伸長性を付与する。捲縮繊維は、その形態が一般的に螺旋形態又はジクザグ形態となっており、この形態が外力によって変形することにより、適度な伸縮性及び伸長性を実現するものである。捲縮繊維としては、従来公知のものが用いられる。たとえば、熱可塑性樹脂で形成された繊維に熱を与えて機械的に加工することにより、螺旋形態又はジクザグ形態の捲縮繊維とすることができる。また、熱収縮率の異なる二種の熱可塑性樹脂よりなるサイドバイサイド型複合繊維又は偏在芯鞘型複合繊維に、熱を与えることにより、二種の熱可塑性樹脂の熱収縮率差により、螺旋形態の捲縮繊維とすることができる。熱可塑性樹脂としては、従来公知のものを用いうるが、一般的に、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂及びポリアミド樹脂よりなる群から選ばれた熱可塑性樹脂を用いる。なお、捲縮繊維の繊度は1~10デシテックス程度である。
【0010】
表面に偏在しているコットン繊維群は、実質的に顔の上下方向に配列している。この配列により、フェイスマスク基布が顔の上下方向に伸長しにくくなっている。一方、裏面に偏在している捲縮繊維群は、無作為に配列している。無作為に配列していると、伸縮性又は伸長性に方向性はない。しかし、本発明に係るフェイスマスク基布は、コットン繊維群同士、捲縮繊維群同士及びコットン繊維群と捲縮繊維群とは交絡しているため、顔の上下方向には伸長しにくく、顔の幅方向に伸長しやすくなっている。
【0011】
本発明に係るフェイスマスク基布の質量は、50~150g/m2程度である。また、コットン繊維群と捲縮繊維群の質量比は、コットン繊維群:捲縮繊維群=1:1.5~4程度である。コットン繊維群が少な過ぎると、顔の皮膚に供給する化粧料の含浸量が低下する傾向が生じる。一方、コットン繊維群が多過ぎると、捲縮繊維群による伸縮性及び伸長性が低下し、適度な伸縮性及び伸長性を与えにくくなる傾向が生じる。
【0012】
本発明に係るフェイスマスク基布の形態は任意であるが、フェイスラインのリフトアップ機能を有効に発揮させるためには、顎又は顎下から顔の上方を覆う形態とするのが好ましい。具体的には、顎下から顔全体に亙る形態、顎下から頬に亙る形態又は顎下から目元に亙る形態であるのが好ましい。
【0013】
本発明に係るフェイスマスク基布は、たとえば、以下の製造方法により得ることができる。すなわち、機械方向に実質的に配列されてなるコットン繊維群を集積して、コットン繊維ウェブを形成する工程、無作為に配列されてなる捲縮繊維群を集積して、捲縮繊維ウェブを形成する工程、前記コットン繊維ウェブと前記捲縮繊維ウェブを積層して、積層ウェブを形成する工程並びに前記積層ウェブに高圧水流を付与して、前記コットン繊維群同士、前記捲縮繊維群同士及び前記コットン繊維群と前記捲縮繊維群とを交絡して不織布を形成する工程とを具備する方法により、得ることができる。
【0014】
コットン繊維ウェブを形成するには、コットン繊維群をカード機を用いて開繊及び集積すればよい。この際、コットン繊維群が機械方向(製造工程の流れ方向のことであり、MD方向ともいう。また、MD方向に直交する方向をCD方向ともいう。)に実質的に配列するようにする。この配列は、たとえばカード機としてフラットカード機を用いて、コットン繊維群を開繊及び集積することにより、達成することができる。また、ローラカード機を用いて、コットン繊維群を開繊及び集積した後、搬送方向(MD方向)に伸ばすことにより、達成することもできる。コットン繊維ウェブの目付は15~40g/m2程度であるのが好ましい。
【0015】
捲縮繊維ウェブを形成するには、開繊させた捲縮繊維群をエアレイ法又はランダムウェッバー法で集積すればよい。捲縮繊維群は作為なく集積されるため、この捲縮繊維ウェブ中の捲縮繊維群は無作為に配列されており、配列に方向性はなく概ね等方性である。捲縮繊維ウェブ中にはコットン繊維群が混合されていてもよい。混合割合は10~35質量%程度である。コットン繊維群が混合された捲縮繊維ウェブを形成するには、開繊させた捲縮繊維群と開繊させたコットン繊維群をエアレイ法又はランダムウェッバー法で集積すればよい。捲縮繊維ウェブの目付は、30~80g/m2程度であるのが好ましい。
【0016】
コットン繊維ウェブと捲縮繊維ウェブは積層され積層ウェブが形成される。積層ウェブの目付は40~120g/m2程度であるのが好ましい。そして、この積層ウェブに高圧水流が付与され、コットン繊維群同士、捲縮繊維群同士及びコットン繊維群と捲縮繊維群が交絡せしめられる。高圧水流は、コットン繊維ウェブ側から付与してもよいし、捲縮繊維ウェブ側から付与してもよい。好ましくは、得られるフェイスマスク基布の地合を均質にするために、両ウェブ側から付与するのがよい。高圧水流を付与した後、乾燥して水を除去し不織布を得る。
【0017】
この不織布を所定の形態に打ち抜けば、フェイスマスク基布が得られる。そして、所望の化粧料を含浸し、顔に貼付してフェイスマスクとするのである。顔にフェイスマスクを貼付する際、コットン繊維群が偏在している表面を皮膚に当接するのが好ましい。そして、フェイスマスクを顎から斜め上方に引き延ばしながら貼付することにより、リフトアップ機能が発揮されるのである。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係るフェイスマスク基布は、表面に偏在しているコットン繊維群が顔の上下方向に配列しており、裏面に偏在している捲縮繊維群が無作為に配列しており、両繊維群が交絡した不織布よりなる。したがって、化粧料を含浸させてフェイスマスクとすれば、顎からこめかみに亙るフェイスラインに沿って適度に伸長しながら、顔に貼付することができる。よって、本発明に係るフェイスマスク基布を用いれば、フェイスラインのリフトアップ機能が実現しうるという効果を奏する。
【実施例
【0019】
実施例1
[コットン繊維ウェブの準備]
平均繊維長25mmのコットン繊維群を、フラットカード機を用いて開繊及び集積して、コットン繊維群がMD方向に実質的に配列してなる、目付20g/m2のコットン繊維ウェブを準備した。
【0020】
[捲縮繊維ウェブの準備]
繊度3.3デシテックスで繊維長51mmの螺旋形態の捲縮を有するポリエステル系捲縮繊維群を開繊し、エアレイ法で集積して、捲縮繊維群が無作為に配列してなる、目付45g/m2の捲縮繊維ウェブを準備した。なお、この捲縮繊維は、ポリエチレンテレフタレートとポリテトラメチレンテレフタレートよりなるサイドバイサイド型複合繊維である。
【0021】
コットン繊維ウェブと捲縮繊維ウェブとを積層して、積層ウェブを得た。この積層ウェブに、コットン繊維ウェブ側から噴出圧力3MPaの高圧水流を付与した後、さらに噴出圧力6MPaの高圧水流を付与した。次いで、捲縮繊維ウェブ側から噴出圧力6MPaの高圧水流を付与した後、120℃で120秒間加熱して水分を蒸発させ、目付65g/m2の不織布を得た。なお、高圧水流は、孔径0.1mmの噴出孔が孔間隔0.6mmで横一列(積層ウェブの幅方向に一列)に並んでいる高圧水流噴出装置を用いて噴出させたものである。得られた不織布中のコットン繊維群の配列方向であるMD方向が顔の上下方向となるようにして打ち抜き、所定の形態のフェイスマスク基布を得た。
【0022】
実施例2
コットン繊維ウェブの目付を27g/m2に変更し、捲縮繊維ウェブの目付を43g/m2に変更した他は、実施例1と同一の方法により、目付70g/m2の不織布及びフェイスマスク基布を得た。
【0023】
実施例3
実施例1で用いた捲縮繊維ウェブに代えて、以下の捲縮繊維ウェブを用いた他は、実施例1と同一の方法により、目付80g/m2の不織布及びフェイスマスク基布を得た。
[捲縮繊維ウェブの準備]
実施例1で用いたポリエステル系捲縮繊維群75質量%と実施例1で用いたコットン繊維群25質量%の混合繊維群を開繊し、エアレイ法で集積して、捲縮繊維群及びコットン繊維群が無作為に配列してなる、目付60g/m2の捲縮繊維ウェブを準備した。
【0024】
実施例1~3で得られた不織布から、幅5cmで長さ15cmの試験片を採取し、処理無し時及び含水処理時のMD方向及びCD方向の機械的物性を測定した。この機械的物性は表1に示したとおりであった。含水処理時の機械的物性は、試験片を水に5分間浸漬した後、試験片を取り出し3分間吊るしたものを測定した。なお、MD方向の機械的物性を測定するときは試験片の長さ方向がMD方向となるようにし、CD方向の機械的物性を測定するときは試験片の長さ方向がCD方向となるようにした。
【0025】
[表1]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 実施例2 実施例3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5%伸長時応力(N/5cm)
処理無し時
MD方向 1.4 1.6 1.5
CD方向 0.4 0.6 0.7
含水処理時
MD方向 1.3 0.6 0.8
CD方向 0.4 0.4 0.5
10%伸長時応力(N/5cm)
処理無し時
MD方向 2.5 2.8 2.8
CD方向 0.6 1.0 1.1
含水処理時
MD方向 2.7 1.0 1.6
CD方向 0.5 0.5 0.7
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引張強力(N/5cm)
処理無し時
MD方向 11.4 11.3 10.4
CD方向 5.1 7.0 16.7
含水処理時
MD方向 23.3 11.5 31.3
CD方向 7.7 6.9 24.5
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引張伸度(%)
処理無し時
MD方向 44.7 47.8 53.6
CD方向 120.8 106.7 120.6
含水処理時
MD方向 50.1 70.7 87.5
CD方向 117.3 111.2 107.8
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0026】
表1の結果から分かるように、実施例で得られたフェイスマスク基布に液体(化粧料)を含浸させた場合でも、CD方向(顔の幅方向)に伸長しやすいものである。